JPH06203694A - 円筒状電気接点の製造方法 - Google Patents

円筒状電気接点の製造方法

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JPH06203694A
JPH06203694A JP35821992A JP35821992A JPH06203694A JP H06203694 A JPH06203694 A JP H06203694A JP 35821992 A JP35821992 A JP 35821992A JP 35821992 A JP35821992 A JP 35821992A JP H06203694 A JPH06203694 A JP H06203694A
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JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical
contact
cylindrical body
contact material
electrical contact
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Pending
Application number
JP35821992A
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English (en)
Inventor
Hiromutsu Satou
啓六 佐藤
Mitsuyoshi Sayama
光義 佐山
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Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒体の閉塞先端面に、必要最小限の薄さの
接点材を安定した高い溶接強度で溶接できる円筒状電気
接点の製造方法を提供する。 【構成】 板材を絞り加工して得た円筒体の閉塞先端面
に、線条プロジェクションを少なくとも２本平行に設け
た接点フープ材をパンチ抜きして得た円板接点材をプロ
ジェクション溶接する円筒状電気接点の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、放熱性に優れた円筒状
電気接点の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、円筒状電気接点を製造するには、
板材を絞り加工して図５に示す円筒体１を成形し、次に
ヘッダー加工又はプレス抜き加工して得た図６に示す円
板接点材２の一面に、図７に示すようにプレス成形によ
りプロジェクション３を三点形成し、然る後円板接点材
２を円筒体１の閉塞先端面１ａにプロジェクション溶接
して、図８に示す円筒状電気接点４を製造していた。と
ころで、かかる円筒状電気接点４の製造方法は、円板接
点材２の厚さが使用貴金属削減の為に薄くなされている
ので、この円板接点材２の一面に形成される三点のプロ
ジェクション３は均一な高さ、均一な直径にすることが
極めて困難で寸法精度が悪い。この為、プロジェクショ
ン溶接した円板接点材２の溶接強度が低く且つばらつき
が大きくて不安定であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、円筒
体の閉塞先端面に、必要最小限の薄さの接点材を安定し
た高い溶接強度で溶接できる円筒状電気接点の製造方法
を提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の円筒状電気接点の製造方法は、板材を絞り加
工して得た円筒体の閉塞先端面に、線条プロジェクショ
ンを少なくとも２本平行に設けた接点フープ材をパンチ
抜きして得た円板接点材をプロジェクション溶接するこ
とを特徴とするものである。
【０００５】
【作用】上記のように本発明の円筒状電気接点の製造方
法では、線条プロジェクションを少なくとも２本平行に
設けた接点フープ材をパンチ抜きして円板接点材を作る
ので、薄い接点材でも寸法精度の良い線条プロジェクシ
ョンを少なくとも２本平行に容易に設けることができ、
従って、この線条プロジェクションにて円筒体の閉塞先
端面にプロジェクション溶接した円板接点材は、厚さが
薄くとも溶接強度が高く、安定したものとなる。
【０００６】
【実施例】本発明の円筒状電気接点の製造方法の実施例
と従来例について説明する。先ず実施例について説明す
ると、厚さ 0.1mmの洋白よりなる板材を絞り加工して図
１に示す外径 6.7mm、内径 6.5mm、長さ12.5mmの円筒体
１を成形し、次に図２に示すように幅0.15mm、高さ0.05
mmの断面円弧状の線条プロジェクション５を２本下面中
央部長手方向に平行に設けたＡｕＡｇ８％／ＡｇＰｄ60
％／燐青銅よりなる厚さ 0.5mm、幅７mmの接点フープ材
６をパンチ抜きして図３に示すように外径６mm、厚さ
0.5mmの円板接点材７を作り、然る後円筒体１の閉塞先
端面１ａに円板接点材７を２本の線条プロジェクション
５にてプロジェクション溶接して図４に示す円筒状電気
接点８を得た。次に従来例について説明すると、厚さ
0.1mmの洋白よりなる板材を絞り加工して図５に示す外
径 6.7mm、内径 6.5mm、長さ12.5mmの円筒体１を成形
し、次にプレス抜き加工して得た図６に示す外径６mm、
厚さ 0.5mmのＡｕＡｇ８％／ ＡｇＰｄ60％／燐青銅よ
りなる円板接点材２の一面に、図７に示すようにプレス
成形により直径 0.3mm、高さ0.08mmの球面状のプロジェ
クション３を三点形成し、然る後円板接点材２を円筒体
１の閉塞先端面１ａにプロジェクション溶接して、図８
に示す円筒状電気接点４を得た。こうして得た実施例及
び従来例の円筒状電気接点に於ける円板接点材の溶接強
度を測定した処、下記の表１に示すような結果を得た。
【０００７】
【表１】
【０００８】上記の表１で明らかなように従来例の円筒
状電気接点は、円板接点材の厚さが厚いのにもかかわら
ず溶接強度が低く、ばらつきが多くて不安定であるのに
対し、実施例の円筒状電気接点は、円板接点材の厚さが
薄いのにもかかわらず溶接強度が高く、ばらつきが少な
くて安定している。
【０００９】
【発明の効果】以上の通り本発明の円筒状電気接点の製
造方法は、線条プロジェクションを少なくとも２本平行
に有する円板接点材を、円筒体の閉塞先端面にプロジェ
クション溶接するのであるから、精度の高い必要最小限
の薄さの接点材が安定した高い溶接強度で溶接された円
筒状電気接点を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の円筒状電気接点の製造方法の実施例の
工程を示す図である。
【図２】本発明の円筒状電気接点の製造方法の実施例の
工程を示す図である。
【図３】本発明の円筒状電気接点の製造方法の実施例の
工程を示す図である。
【図４】本発明の円筒状電気接点の製造方法の実施例の
工程を示す図である。
【図５】従来の円筒状電気接点の製造方法の工程を示す
図である。
【図６】従来の円筒状電気接点の製造方法の工程を示す
図である。
【図７】従来の円筒状電気接点の製造方法の工程を示す
図である。
【図８】従来の円筒状電気接点の製造方法の工程を示す
図である。
【符号の説明】
１ 円筒体 １ａ 閉塞先端面 ５ 線条プロジェクション ６ 接点フープ材 ７ 円板接点材 ８ 円筒状電気接点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 板材を絞り加工して得た円筒体の閉塞先
    端面に、線条プロジェクションを少なくとも２本平行に
    設けた接点フープ材をパンチ抜きして得た円板接点材を
    プロジェクション溶接する円筒状電気接点の製造方法。
JP35821992A 1992-12-25 1992-12-25 円筒状電気接点の製造方法 Pending JPH06203694A (ja)

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