JPH06203298A6 - ナビゲ−ションシステム - Google Patents

Abstract

【目的】ユ−ザ−がビ−コンから送信される多種類の情報の中から必要とする情報を容易に選択することができる選択手段を備え、システムの一環としての路車間情報通信システムを機能的に作動させることができるナビゲ−ションシステムを提供すること。
【構成】ディスプレイ１６を備え、ＲＡＣＳ受信機１１が接続されたナビゲ−ションシステムにおいて、ビ−コンからの信号をＲＡＣＳ受信機１１が受信すると、受信情報の区分名称をディスプレイ１６に表示する名称表示手段を備え、ディスプレイ１６上の名称表示部がタッチスイッチにおけるスイッチパッド部となっているナビゲ−ションシステム。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明はナビゲ−ションシステムに関し、より詳細には、ＲＡＣＳ（路車間情報通信システム）受信機を備えたナビゲ−ションシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
現在、建設省の指導の下に、路車間情報通信システム（ＲＡＣＳ）の開発が進められている。路車間情報通信システムとは、全国の主要道路に路上ビ−コンを設置し、ＲＡＣＳ受信機を搭載した車両が前記ビ−コンの下を通過する時に、前記ビ−コンからドライバ−にとって走行に必要な情報、例えば、現在位置情報、道路の案内情報および駐車場、交通渋滞、交通規制などに関するリアルタイムの情報等を前記車両に提供しようとするシステムである。現在構想されているシステムでは、表１に示したように、ビ−コンから静的情報と動的情報とを併せて約４０種類の大区分情報が送信される予定になっている。なお、表１、表２において、種別番号１〜３の情報はすべてのビ−コンから送信される情報であるが、種別番号１〜３以外の情報は各ビ−コンの設置場所に応じて送信されたりされなかったりする。
【０００３】
【表１】
【０００４】
【表２】
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように路車間情報通信システムの全体的構想は考えられているが、表１に示したビ−コンから送信される予定になっている多種類の情報をいかに選択するかという具体的選択手段は、現在のところ提案されていない。ナビゲ−ションシステムの一環としての路車間情報通信システムを機能的に作動させるためには、ユ−ザ−が前記多種類の情報の中から必要とする情報を容易に選択することができる選択手段を前記システムに備えておく必要がある。
【０００６】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ユ−ザ−がビ−コンから送信される多種類の情報の中から必要とする情報を容易に選択することができる選択手段を備え、システムの一環としての路車間情報通信システムを機能的に作動させることができるナビゲ−ションシステムを提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明に係るナビゲ−ションシステムは、ディスプレイを備え、ＲＡＣＳ受信機が接続されたナビゲ−ションシステムにおいて、ビ−コンからの信号を前記ＲＡＣＳ受信機が受信すると、受信情報の区分名称を前記ディスプレイに表示する名称表示手段を備え、前記ディスプレイ上の名称表示部がタッチスイッチにおけるスイッチパッド部となっていることを特徴としている。
【０００８】
【作用】
本発明に係るナビゲ−ションシステムにおいては、ビ−コンから送信される情報がＲＡＣＳ受信機で受信されると、前記名称表示手段により前記情報の区分名称がディスプレイ上のタッチスイッチ機能を有する名称表示部に表示される。そしてユ−ザ−により、ディスプレイ上の名称表示部に表示された前記区分名称が確認され、必要とする区分名称が表示された名称表示部、すなわちタッチスイッチパッド部がオンされる。名称表示部がオンされると、該名称表示部に表示されていた区分名称で示される情報がディスプレイ上に表示される。その際、地図表示が適切である情報の場合には地図画面上に表示され、文章表示が適切である情報の場合には文字表示される。
【０００９】
【実施例】
以下、本発明に係るナビゲ−ションシステムの実施例を図面に基づいて説明する。図１は実施例に係るナビゲ−ションシステムの構成を概略的に示したブロック図である。図１において、１０はナビゲ−ションシステム・コントロ−ラを示している。
【００１０】
ナビゲ−ションシステム・コントロ−ラ１０はメインコントロ−ラ１２、ＧＰＳ受信機１３及び描画コントロ−ラ１４等で構成されている。メインコントロ−ラ１２にはＣＤ−ＲＯＭ１５が接続されており、ＧＰＳ受信機１３にはアンテナ１３ａが接続され、描画コントロ−ラ１４はＬＣＤ等のディスプレイ１６に接続されている。また、メインコントロ−ラ１２にはＲＡＣＳ受信機１１が接続されており、ＲＡＣＳ受信機１１にはアンテナ１１ａが接続されている。
【００１１】
上記の如く構成されたナビゲ−ションシステムの動作を図２及び図３に基づいて説明する。図２はＲＡＣＳ受信機１１で受信された情報の伝達過程及びディスプレイ１６上における前記情報の表示方法を説明した摸式図であり、図３はメインコントロ−ラ１２の動作を示したフロ−チャ−トである。
【００１２】
まず、ステップ１において、ＲＡＣＳ受信機１１でビ−コンから送信されてくる情報が受信されたかどうかが判断される。該情報が受信されなかった場合はステップ３に移り、前記情報が受信された場合はステップ２を介してステップ３に進む。ステップ２では、図２に示したように、ＲＡＣＳ受信機１１で受信されてメインコントロ−ラ１２に伝送された前記情報がメインコントロ−ラ１２によりディスプレイ１６上の名称表示部１７に表示される。例えば、ＲＡＣＳ受信機１１で種別番号１の情報を受信した場合には、名称表示部１７ａに「現在位置Ａ」と表示され、種別番号２１の情報を受信した場合には、名称表示部１７ｂに「渋滞情報Ａ」と表示される。
【００１３】
ステップ３では名称表示部１７がオンされたかどうかが判断される。すなわち、ディスプレイ１６上に表示された前記区分名称の内、いずれかの区分名称が選択され、選択された区分名称が表示されている名称表示部１７（＝タッチスイッチとなっているスイッチパッド部）がオンされたかどうかが判断される。オンされなかった場合はステップ５に移り、オンされた場合はステップ４を介してステップ５に進み、ナビゲ−ションに関するメイン処理を行なった後、ステップ１に戻る。ステップ４では、図２に示したように、選択された区分名称で示される情報の内容がディスプレイ１６上に表示される。例えば、名称表示部１７ａの「渋滞情報Ａ」が選択されたとすると、地図画面上に自車の現在位置を示すマ−カ−黒塗りの△と共に、渋滞中であることを示すマ−ク黒塗りの□□□が表示される。
【００１４】
以上説明したように実施例に係るナビゲ−ションシステムにあっては、ビ−コンからの信号を受信すると受信情報の区分名称がディスプレイ１６上の名称表示部１７に表示され、また、名称表示部１７はタッチスイッチにおけるスイッチパッド部となっているので、ユ−ザ−はビ−コンから提供される情報の区分名称をディスプレイ１６上で確認することができ、名称表示部１７をオンすることにより必要とする情報を選択することができる。
【００１５】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明に係るナビゲ−ションシステムを用いれば、ユ−ザ−は、ビ−コンからどのような種別の情報が送信されてきているのかをディスプレイ上の名称表示部に表示される区分名称により確認することができ、また、タッチスイッチにおけるスイッチパッド部となっている名称表示部をオンすることにより、必要とする種別の情報を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るナビゲ−ションシステムの実施例を概略的に示したブロック図である。
【図２】ＲＡＣＳ受信機で受信された情報の区分名称がディスプレイ上の名称表示部に表示される過程および前記区分名称の選択・表示方法を示した模式図である。
【図３】メインコントロ−ラの動作を示したフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
１０ ナビゲ−ションシステム・コントロ−ラ
１１ ＲＡＣＳ受信機
１２ メインコントロ−ラ
１６ ディスプレイ
１７ 名称表示部

Claims (1)

1. ディスプレイを備え、ＲＡＣＳ受信機が接続されたナビゲ−ションシステムにおいて、ビ−コンからの信号を前記ＲＡＣＳ受信機が受信すると、受信情報の区分名称を前記ディスプレイに表示する名称表示手段を備え、前記ディスプレイ上の名称表示部がタッチスイッチにおけるスイッチパッド部となっていることを特徴とするナビゲ−ションシステム。