JPH06203213A - オンライン文字認識装置 - Google Patents

オンライン文字認識装置

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JPH06203213A
JPH06203213A JP125093A JP125093A JPH06203213A JP H06203213 A JPH06203213 A JP H06203213A JP 125093 A JP125093 A JP 125093A JP 125093 A JP125093 A JP 125093A JP H06203213 A JPH06203213 A JP H06203213A
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character
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frame
writing
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Application number
JP125093A
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English (en)
Inventor
Satonori Kawamura
聡典 河村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH06203213A publication Critical patent/JPH06203213A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】文字を入力(表示)しようとする位置に直接文
字を筆記入力し、一定の文字列を生成することを可能と
する。 【構成】挿入位置決め処理部18は、指示された位置を
文書ウィンドウに表示された文書に対する文字挿入位置
とする。また、文字枠表示制御部26は、文字挿入位置
に文字筆記枠を設定し表示させる。文字認識部22は、
文字筆記枠内で入力された筆記データについて文字認識
を行ない、認識結果を文字挿入位置に入力する。この
際、文書表示制御部28は、文書ウィンドウ中の文書
を、文字入力後の文字挿入位置が文字筆記枠と一致する
ように画面をスクロールさせる。これにより、文字筆記
位置が固定されると共に、表示された文書に対する文字
入力位置に直接文字を入力することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示一体型タブレット
を介して筆記入力された文字パターンについて認識を行
なうことによって文字入力を行なうオンライン文字認識
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理技術の発達に伴って各種
の文字認識装置が開発されている。タブレット等の座標
入力装置を介して筆記入力された文字を認識して文書作
成等に供する、いわゆるオンライン文字認識装置もその
1つである。
【0003】この種、オンライン文字認識装置は、基本
的には座標入力装置を介して筆記入力された文字パター
ン(筆跡)を座標値の系列として入力する。そして、こ
の座標値系列を解析することで筆記ストロークの特徴や
その位置関係、さらには筆順等を文字パターンの特徴情
報として抽出し、認識辞書に予め登録されている認識対
象文字についての特徴情報と比較照合することによっ
て、文字パターンを認識するものとなっている。
【0004】筆記によって文字を入力する場合、紙に鉛
筆で文字を書くようなノート感覚で出来ることが望まし
い。従来のオンライン文字認識装置では、文字入力を行
なう方式として、大別して2つの方式が用いられてい
る。
【0005】すなわち、文書表示画面中の文字を入力し
たい位置に直接文字を筆記することによって認識結果が
その位置に表示される第1の方式と、文書表示画面とは
別に用意された文字筆記領域に文字を筆記入力し、文書
表示画面中の任意の位置を指定することによって、その
指定位置に認識結果が表示される第2の方式である。
【0006】第1の方式では、文書表示画面中の文字を
入力(表示)したい位置に直接文字を筆記することがで
きるためノート感覚に近い操作性が得られる。しかし、
人間が文字列を筆記する場合、文字の大きさ、文字間ピ
ッチ等を一定にすることは困難である。従って、筆記さ
れた文字に応じて認識結果を表示すると、文字列が不揃
いなものとなってしまう。この場合、後に文字列の修正
等の作業がさらに必要となってしまう。
【0007】また、第2の方式では、文字の筆記入力す
る操作だけについては第1の方式と同様であるが、文字
を筆記する位置と認識結果を入力(表示)する位置が異
なるため、違和感が生じ、ノート感覚の操作性とはいえ
なかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のオ
ンライン文字認識装置では、第1の方式を用いた場合に
は、表示文字列が不揃いとなってしまい、文字列の修正
等の作業がさらに必要となってしまう。また、第2の方
式を用いた場合には、文字を入力(表示)しようとする
位置に直接文字を筆記することができず操作性が悪かっ
た。
【0009】本発明は前記のような点に鑑みてなされた
もので、文字を入力(表示)しようとする位置に直接文
字を筆記入力し、一定の文字列を生成することが可能な
オンライン文字認識装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、座標データ入
力用のタブレットと表示ディスプレイとが重ね合わされ
て構成された表示一体型タブレットを備え、前記表示一
体型タブレットを介して筆記入力された文字パターンに
ついて認識を行なうことによって文字入力を行なうオン
ライン文字認識装置において、前記表示一体型タブレッ
トに設けられた文書表示領域を含む所定の領域毎に、入
力された座標データを分配する入力データ分配手段と、
前記入力データ分配手段によって前記文書表示領域内の
座標データが分配された場合に、同座標データに応じて
前記文書表示領域に対する文字入力位置を決定する位置
決め手段と、前記位置決め手段によって決定された文字
入力位置に応じて、前記文書表示領域に文字を筆記入力
するための文字筆記領域を設定する文字筆記領域設定手
段と、前記文字筆記領域設定手段によって設定された文
字筆記領域内で筆記入力された文字パターンについて文
字認識を行ない、この結果得られた文字を前記位置決め
手段によって決定された文字入力位置に入力する文字認
識手段と、前記文字認識手段によって文字が入力された
際に、文字入力後の文字入力位置に応じて、同文字入力
位置と前記文字筆記領域との位置関係を固定し、前記文
書表示領域に対する前記文字筆記領域の位置を一定とす
るように、前記文書表示領域中に文書を表示させる文書
表示制御手段とを具備して構成するものである。
【0011】
【作用】このような構成によれば、文書表示領域に対す
る文字入力(挿入)位置を指定すると共に文字を筆記入
力するための文字筆記領域(文字筆記枠42)を任意に
設定することができる。
【0012】また、設定された文字筆記領域は、文字入
力を行なっても文書表示領域中での位置が固定される。
そして、文字入力に応じて、文書表示領域における文書
の表示を、文字入力位置と文字筆記領域との位置関係が
固定となるように文書の表示が制御(文字入力分スクロ
ール)される。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は同実施例に係わるオンライン文字認識装
置の構成を示すブロック図である。図1において、表示
一体型タブレット10は、例えば平面形状の表示ディス
プレイと座標入力装置であるタブレットが重ね合わされ
て構成され、ペンを用いてタブレットから入力された所
定領域内の座標位置が表示装置に直ちに表示されるよう
になっている。従って、所定の領域内で文字を筆記する
ことにより、筆跡が表示される。
【0014】入力データ分配部12は、座標検出(タブ
レット)面上のペン先が示す座標値に応じて、後述する
処理部14〜20の何れを起動するか判別すると共に、
入力された座標データを所定の処理部に分配するもので
ある。
【0015】ボタン処理部14は、画面(座標入力面)
中に設けられる(後述する図2参照)枠消去ボタン4
8、終了ボタン49がペン先で触れられた場合に、その
指示に応じた処理を行なうものである。
【0016】スクロール処理部16は、画面(座標入力
面)中に設けられるスクロールバー44,46がペン先
で触れられた場合や、文字筆記枠42から文字を筆記入
力した場合等に、必要に応じた画面のスクロールを後述
する文書表示制御部28に指示するものである。
【0017】挿入位置決め処理部18は、文書表示ウィ
ンドウ40中に表示された文書に対する文字挿入位置、
すなわち文字筆記枠42の設定位置を、入力された座標
データに基づいて決定するものである。筆記データ処理
部20は、文字筆記枠42内で筆記入力された筆記デー
タを処理するものである。文字認識部22は、筆記デー
タ処理部20によって処理された筆記データをもとに、
図示せぬ辞書データを参照して文字の認識を行なうもの
である。
【0018】内部文書データ格納部24は、文字認識部
22による認識結果(文字)を文書として格納するため
のものである。内部文書データ格納部24には、挿入位
置決め処理部18によって決定された位置に文字が挿入
(入力)され格納される。
【0019】文字枠表示制御部26は、表示一体型タブ
レット10の表示画面中に、挿入位置決め処理部18に
よって決定された文字挿入位置に応じて、文字筆記枠4
2の表示制御を行なうものである。
【0020】文書表示制御部28は、内部文書データ格
納部24に格納された文書を表示すするものである。ま
た、文書表示制御部28は、スクロール制御処理部16
からの指示に応じて画面をスクロールさせるものであ
る。筆跡表示制御部30は、筆記データ処理部20から
の筆記データに応じて、筆跡の表示制御を行なうもので
ある。
【0021】図2は、表示一体型タブレット10の座標
入力面(表示画面)に設けられた各種領域を示す図であ
る。図2において、最も広い領域を占める部分が文書の
表示を行なうための文書表示ウィンドウ40である。文
書表示ウィンドウ40中には、表示/非表示、表示位置
が任意に指示することが可能な、文字を筆記入力する際
の指定領域となる文字筆記枠42が設けられる。なお、
同実施例では、文字筆記枠42に3文字分の枠(左から
順に文字枠1,文字枠2,文字枠3)が設けられている
ものとする。
【0022】文書表示ウィンドウ40の四辺端部には、
文書表示ウィンドウ40中に表示された文書をスクロー
ルさせる指示を入力するための横方向スクロールバー4
4、縦方向スクロールバー46が設けられている。
【0023】文書表示ウィンドウ40外の領域には、文
字筆記枠42の消去を指示するための枠消去ボタン4
8、システムの終了を指示するための終了ボタン49が
設けられている。次に、同実施例の動作について説明す
る。
【0024】ここでは、内部文書データ格納部24に、
入力済みの文書データが格納されているものとする。例
えば、図3に示すように、内部文書データが格納されて
いる場合、文書表示制御部28は、文書表示ウィンドウ
40中に表示すべき文書の一部を切り出して表示する。
【0025】文書表示ウィンドウ40中に文書が表示さ
れている状態で、ペン先によってスクロールバー44,
46内の領域が指示されると、入力データ分配部12
は、スクロール処理部16に座標データを出力する。
【0026】スクロール処理部16は、横方向スクロー
ルバー44、または縦方向スクロールバー46の何れが
指示されたかに応じて、文書表示制御部28に画面スク
ロールを指示する。
【0027】文書表示制御部28は、スクロール処理部
16からの指示に応じて、内部文書データ格納部24か
ら表示すべき文書データを切り出して表示を行ない、文
書表示ウィンドウ40の文書をスクロールさせる。
【0028】次に、各種処理について説明する。まず、
図4のフローチャートに示すように、システムが起動さ
れると各種初期化が行われ(ステップA1)、座標デー
タ入力待ち状態、すなわちペン先がタブレットに触れて
いるか否かを検出する(ステップA2)。
【0029】ここで、入力された座標データ(ペン先の
位置)に応じて、各種処理が起動される(ステップA
3)。まず、ペン先の位置が文書表示ウィンドウ40内
であった場合について説明する(ステップA4)。入力
データ分配部12は、挿入位置決め処理部18を起動
し、座標データを出力する。挿入位置決め処理部18
は、図5のフローチャートに示す手順に従って挿入位置
決め処理を実行する。
【0030】なお、図6(a)に示す内部文書データか
ら文書が切り出され、図6(b)に示す文書が文書表示
ウィンドウ40内に表示されているものとする。ここで
は、表示されている文書中の「入力することが…」の文
字列の前に、「認識結果を」という文字列を挿入する場
合を例にして、文字列入力、表示動作を含む挿入位置決
め処理を説明する。
【0031】まず、ステップA2,A3において、文書
表示ウィンドウ40中の文字挿入位置を示す座標データ
が任意に入力されると、挿入位置決め処理部18は、現
在、文字筆記枠42が表示されている否かを判別する
(ステップB1)。
【0032】文字筆記枠42が表示されていない場合に
は、state1=state2=state3=“CLEAR”とする
(ステップB2)。すなわち、文字筆記枠42内の文字
枠Nの筆記データの状態を表す変数 stateN(N=1〜
3)を、空白状態(CLEAR)であるものとする。
【0033】挿入位置決め処理部18は、ペン先で指示
された位置からの文字筆記枠42の表示を文字枠表示制
御部26に通知する。文字枠表示制御部26は、ペン先
で指示された文字位置を左端とする文字筆記枠42を表
示する(ステップB3)。また、挿入位置決め処理部1
8は、内部文書データに対する文字挿入位置を示す挿入
ポインタを設定し(ステップB4)、挿入位置決め処理
を終了する。
【0034】例えば、図7(b)に示すように、ペンに
よって文字位置が指示されると、指示された文字位置を
反転表示し、ペン先が座標入力面から離されると、図8
(b)に示すように文字筆記枠42を文書上に表示す
る。文字挿入ポインタは、図7(a),図8(a)に示
すように、文字「入」の位置を示す。
【0035】なお、ステップB1において、既に文字筆
記枠42が表示されていると判別された場合には、文字
枠内で文字が筆記されて入力された未認識データがある
か否かを判別する(ステップB5)。
【0036】未認識データがない場合には、挿入位置決
め処理部18は、文字枠表示制御部26に文字筆記枠4
2の消去を指示する。文字枠表示制御部26は、文字筆
記枠42を消去する(ステップB6)。以下、ステップ
B2に移り、前述した処理を実行する。
【0037】また、ステップB5において、未認識デー
タがあると判別された場合、すなわち文字筆記枠42内
に筆記データが入力された状態で文字筆記枠42の表示
位置(文字挿入位置)が変更された場合には、未認識デ
ータに対する認識処理サブプロセスを起動し、文字認識
を行った後に(ステップB7)、文字筆記枠42の消去
を行なう(ステップB6)。認識処理サブプロセスの処
理手順の詳細については後述する。
【0038】次に、文字筆記枠42が表示された状態
で、入力枠内に筆記データが入力された場合の処理につ
いて説明する(図4,ステップA5)。入力データ分配
部12は、筆記データ処理部20を起動し、座標データ
を出力する。筆記データ処理部20は、図9乃至図12
のフローチャートに示す手順に従って挿入位置決め処理
を実行する。なお、図10は文字枠1に関する処理、図
11は文字枠2に関する処理、図12は文字枠3に関す
る処理の手順についてそれぞれ示している。
【0039】ここでは、文字筆記枠42に対して、文字
枠1、文字枠2、文字枠3、文字枠1、…の順に、表示
されている文書に挿入しようとする文字が筆記入力され
るものとする。
【0040】筆記データ処理が開始されると、筆記デー
タ処理部20は、入力データ分配部12からの座標デー
タから、ペン先が示す文字枠が何れに含まれるか判別し
(図9,ステップC1)、文字枠に応じた筆記データ処
理を行なう。
【0041】ここで、図13に示すように、文字筆記枠
42の文字枠1に文字が筆記入力されるものとする。筆
記データ処理部20は、文字枠1に関する処理を開始す
る(ステップC2)。
【0042】まず、筆記データ処理部20は、文字枠1
の状態(state1)を判別する(ステップD1)。はじめ
は、state1=“CLEAR”であるが、このstate1を筆
記状態を表す“DRAWING”に設定する(ステップ
D2)。
【0043】また、文字枠2,文字枠3の状態(state
2,state3)も“CLEAR”であると判別し、筆記デ
ータ処理部20は、筆跡表示制御部30にペン先で指示
された座標データを出力し、ペン先位置の点を描画させ
る。つまり、筆跡を文字枠1内に表示させる。
【0044】最初に入力された座標データ以降は、stat
e1=“DRAWING”となっているため、図13に示
すように、筆記入力される文字の筆跡を表示する(ステ
ップD1,D5)。
【0045】次に、図14(b)に示すように、文字筆
記枠42の文字枠2に文字が筆記入力されるものとす
る。筆記データ処理部20は、文字枠2に関する処理を
開始する(図9,ステップC2)。
【0046】まず、筆記データ処理部20は、文字枠2
の状態(state2)を判別する(ステップE1)。はじめ
は、state2=“CLEAR”であるが、このstate2を筆
記状態を表す“DRAWING”に設定する(ステップ
E2)。
【0047】ここで、文字枠1の状態(state1)を判別
する(ステップE3)。文字枠1には筆記データが入力
されており、state1=“DRAWING”となっている
ため、筆記データ処理部20は、文字枠1内部の筆記デ
ータに対する認識処理サブプロセスを起動する(ステッ
プE1)。
【0048】ここで、認識処理サブプロセスについて、
図15に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、 stateN=“RECOGNIZING”(ここで
はstate1)とする(ステップG1)。これにより、認識
処理サブプロセス中での文字筆記枠42に対する筆記デ
ータ処理を制御する。
【0049】文字認識部22は、文字枠1内で筆記入力
された筆記データをもとに文字認識を行なう(ステップ
G2)。文字認識部22は、内部文書データ格納部24
中の挿入位置決め処理部18によって設定された挿入ポ
インタが示す位置に、図14(a)に示すように認識結
果を挿入する(ステップG3)。
【0050】また、文書表示制御部28は、挿入ポイン
タの指す文字、すなわち挿入された文字が文字筆記枠4
2の左端に重なるように内部文書データ格納部24から
文書データを切り出して表示を行なう(ステップG
4)。すなわち、図16(a)に示すように、切り出し
範囲が1文字分右にシフトされる。ただし、文字挿入ポ
インタが内部文書データ中で、右端から左端に移動する
場合については、内部文書データの左端が表示されるよ
うにシフトを行なう。
【0051】そして、筆跡表示制御部30は、認識処理
が終了した文字枠1の内部に描画されていた筆跡を、図
16(b)に示すように消去する(ステップG5)。こ
うして、文字の挿入、及び画面のスクロールが完了する
と、 stateN=“CLEAR”(ここではstate1)と
し、認識処理サブプロセスを終了する。文字枠2には、
入力された座標データに応じて、ペン先位置に点(筆
跡)を描画する(図11,ステップE5)。
【0052】次に、文字筆記枠42の文字枠3に文字
「結」が筆記入力されると、筆記データ処理部20は、
文字枠3に関する処理を開始する(図9,ステップC
4)。文字枠3に関する処理(図12のフローチャート
に示す)は、文字枠1、文字枠2に関する処理とほぼ同
様であるので詳細な説明を省略する。
【0053】なお、例えば文字枠1内部の筆記データに
対する認識処理サブプロセスの実行中に、文字枠1に対
して筆記データが入力された場合には(図9,ステップ
C1,C2)、state1=“RECOGNIZING”と
なっているため(図15,ステップG1)、入力データ
は無視される(図10,ステップD1)。
【0054】このように、文字枠1において筆記入力さ
れた筆記データについては、文字枠2に筆記データの入
力が開始されることにより文字認識が実行される。同様
に、文字枠2において入力された筆記データは、文字枠
3への筆記データ入力が開始された時に、また文字枠3
において入力された筆記データは、文字枠1への筆記デ
ータ入力が開始された時に認識が開始される。
【0055】従って、文字枠1に「認」,文字枠2に
「識」,文字枠3に「結」,文字枠1に「果」,文字枠
2に「を」と、順に文字が筆記されることにより、文字
筆記枠42が表示されている位置に認識結果「認識結果
を」が挿入される。
【0056】また、各文字が認識され、文書中に挿入さ
れる毎に、文字挿入位置と文字筆記枠42の表示位置の
相対関係が一定に保たれるように画面がスクロールされ
る。このため、文字を筆記するための操作範囲が文字筆
記枠42の範囲内だけで良く、操作性が良い。
【0057】文字筆記枠42を用いた文字挿入が完了し
た際には、図2に示す画面中の枠消去ボタン48がペン
先によって指示される(図4,ステップA3,A6)。
入力データ分配部12は、ボタン処理部14を起動し、
座標データを出力する。ボタン処理部14は、図17の
フローチャートに示す手順に従ってボタン処理を実行す
る。
【0058】ボタン処理部14は、ペン先が示す座標デ
ータが枠消去ボタン48内であれば(ステップH1)、
文字筆記枠42が文書表示ウィンドウ40中に表示され
ているか否かを判別する(ステップH2)。文字筆記枠
42が表示されている状態であれば、ボタン処理部14
は、文字枠表示制御部26に文字筆記枠42の消去を指
示する。文字枠表示制御部26は、指示に応じて文字筆
記枠42を消去する(ステップH3)。
【0059】さらに、システム終了の際には、ペン先に
よって終了ボタン49が指示される。ボタン処理部14
は、終了処理を行ない(ステップH4)、システムを終
了させる。
【0060】なお、枠消去ボタン48がペン先によって
指示された際のボタン処理において、文字筆記枠42が
表示されていると判別された際に(ステップH2)、未
認識データがあるか判別し、未認識データがある場合に
は認識処理を行なった後に文字筆記枠42の消去(ステ
ップH3)を行うようにしても良い。
【0061】このようにして、文書表示ウィンドウ40
内に表示されている文書に対する文字筆記枠42の位置
が、常に文字を挿入しようとする位置に保たれるので、
文字を筆記した位置の近傍に認識文字を入力することが
できノート感覚に近い操作性を得ることができる。ま
た、文字筆記枠42内で文字の筆記入力が行なわれ、そ
の認識結果が文書中の所定の位置に入力されるため表示
文字列が不揃いとなることがない。さらに、筆記者に対
する文字筆記枠42の位置が固定されているため、筆記
者は、文字を筆記する手を自然に進めることができる。
【0062】なお、前記実施例においては、文字筆記枠
42を3文字分としたが、2文字以上であればいくつで
あっても良い。また、文字筆記枠42を1文字分毎に区
切っているが、文字認識部22を、文字区切りを必要と
せず、自動の文字区切り、文字認識が可能とすることに
より、枠なしとすることもできる。
【0063】また、文書表示ウィンドウ40中に表示さ
れる文書が横書きであり、文字筆記枠42を用いて左か
ら右方向に筆記するものとして説明したが、縦書きに応
用することも可能である。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、文字を入
力(表示)しようとする位置に直接文字を筆記入力し、
一定の文字列を生成することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるオンライン文字認識
装置の構成を示すブロック図。
【図2】表示一体型タブレット10の座標入力面(表示
画面)に設けられた各種領域を示す図。
【図3】内部文書データと文書表示ウィンドウ40中に
表示される文書との関係を説明するための図。
【図4】各種処理を起動するための処理手順を説明する
ためのフローチャート。
【図5】挿入位置決め処理の処理手順を説明するための
フローチャート。
【図6】初期画面における内部文書データと文書表示ウ
ィンドウ42に表示される画面との対応関係を示す図。
【図7】文字挿入位置が指定された際の内部文書データ
と文書表示ウィンドウ42に表示される画面との対応関
係を示す図。
【図8】文字筆記枠42が設定された際の内部文書デー
タと文書表示ウィンドウ42に表示される画面との対応
関係を示す図。
【図9】筆記データ処理の処理手順を説明するためのフ
ローチャート。
【図10】文字筆記枠42中の文字枠1に関する処理の
処理手順を説明するためのフローチャート。
【図11】文字筆記枠42中の文字枠2に関する処理の
処理手順を説明するためのフローチャート。
【図12】文字筆記枠42中の文字枠3に関する処理の
処理手順を説明するためのフローチャート。
【図13】文字枠1に文字が筆記入力された際の内部文
書データと文書表示ウィンドウ42に表示される画面と
の対応関係を示す図。
【図14】文字枠2に文字が筆記入力された際の内部文
書データと文書表示ウィンドウ42に表示される画面と
の対応関係を示す図。
【図15】認識処理サブプロセスの処理手順を説明する
ためのフローチャート。
【図16】文字枠1に筆記入力された文字の認識後の内
部文書データと文書表示ウィンドウ42に表示される画
面との対応関係を示す図。
【図17】ボタン処理の処理手順を説明するためのフロ
ーチャート。
【符号の説明】
10…表示一体型タブレット、12…入力データ分配
部、14…ボタン処理部、16…スクロール処理部、1
8…挿入位置決め処理部、20…筆記データ処理部、2
2…文字認識部、24…内部文書データ格納部、26…
文字枠表示制御部、28…文書表示制御部、30…筆跡
表示制御部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標データ入力用のタブレットと表示デ
    ィスプレイとが重ね合わされて構成された表示一体型タ
    ブレットを備え、前記表示一体型タブレットを介して筆
    記入力された文字パターンについて認識を行なうことに
    よって文字入力を行なうオンライン文字認識装置におい
    て、 前記表示一体型タブレットに設けられた文書表示領域を
    含む所定の領域毎に、入力された座標データを分配する
    入力データ分配手段と、 前記入力データ分配手段によって前記文書表示領域内の
    座標データが分配された場合に、同座標データに応じて
    前記文書表示領域に対する文字入力位置を決定する位置
    決め手段と、 前記位置決め手段によって決定された文字入力位置に応
    じて、前記文書表示領域に文字を筆記入力するための文
    字筆記領域を設定する文字筆記領域設定手段と、 前記文字筆記領域設定手段によって設定された文字筆記
    領域内で筆記入力された文字パターンについて文字認識
    を行ない、この結果得られた文字を前記位置決め手段に
    よって決定された文字入力位置に入力する文字認識手段
    と、 前記文字認識手段によって文字が入力された際に、文字
    入力後の文字入力位置に応じて、同文字入力位置と前記
    文字筆記領域との位置関係を固定し、前記文書表示領域
    に対する前記文字筆記領域の位置を一定とするように、
    前記文書表示領域中に文書を表示させる文書表示制御手
    段と、 を具備したことを特徴とするオンライン文字認識装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002132445A (ja) * 2000-10-26 2002-05-10 Toshiba Corp 入力装置

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JP2002132445A (ja) * 2000-10-26 2002-05-10 Toshiba Corp 入力装置

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