JPH06203129A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH06203129A
JPH06203129A JP4361248A JP36124892A JPH06203129A JP H06203129 A JPH06203129 A JP H06203129A JP 4361248 A JP4361248 A JP 4361248A JP 36124892 A JP36124892 A JP 36124892A JP H06203129 A JPH06203129 A JP H06203129A
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Yoshiyuki Murata
嘉行 村田
Masahito Ariizumi
雅仁 有泉
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、例えば顔の各部位毎のパーツパタ
ーンの組合せでモンタージュ表示を行なう表示装置にお
いて、上記パーツパターンROM以外にそのシルエット
パターンのROMを予め要することなく、容易にモンタ
ージュパターンに対応するシルエット表示を行なうこと
を目的とする。 【構成】 基本パーツパターンROM33に例えば顔の各
部位(パーツ:輪郭,髪型,目,鼻,口,首肩)毎に複
数種類記憶されるパーツパターンの組合せ合成により構
成されるモンタージュのシルエット表示を行なう際に、
該モンタージュの外形を構成する各パーツパターン(輪
郭,髪型,首肩)を、それぞれそのパターン内データの
“0”→“1”反転処理によりシルエットパターンに変
換してシルエットRAM35に格納すると共に、この各パ
ーツ毎のシルエットパターンを合成RAM37で組合せ合
成して表示部24にシルエット表示させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子機器の一機
能として搭載され、人物モンタージュ等を作成して表示
する際に使用される表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子機器において、氏名,住所,
電話番号等の名刺的個人情報と共に、その人物のモンタ
ージュ(似顔絵)を作成し登録させておくモンタージュ
作成装置が実用されている。
【0003】モンタージュ作成装置は、髪,眉,目,
鼻,口,輪郭等の顔の各部位を、その部位毎に複数種類
のパーツパターンとして記憶したパーツROMを有し、
この個々の部位のパーツパターンを選択的に呼出して表
示部上に合成表示させ、任意のモンタージュを作成する
もので、このモンタージュデータを上記氏名,住所等の
個人情報と共に記憶させることで、名刺交換等を行なっ
た相手の顔を容易に思い出すことができるようになる。
【0004】ここで、従来のモンタージュ作成装置を備
えた電子機器では、例えばある特定の個人情報を検索す
る場合、その検索対象となる人の氏名や住所を入力し
て、一致該当する個人情報とそのモンタージュとを呼出
し表示させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
モンタージュ作成装置を備えた電子機器において、既に
作成登録されたモンタージュを検索して表示させる際、
その検索に係わる人物モンタージュを他人には分らない
ように表示させたい場合がある。
【0006】そこで、検索に係わる人物モンタージュを
シルエット(影絵)状態にして表示することが考えられ
るが、従来のモンタージュ作成装置では、人物モンター
ジュを構成するべく各パーツパターンに対応させたシル
エットパターンを、パーツROM以外の他のROMに予
め記憶させておき、シルエット表示が指示された場合に
は、現表示モンタージュを構成する各パーツパターンに
対応するシルエットパターンを読出してシルエットモン
タージュを作成表示している。
【0007】このため、モンタージュの基本構成パーツ
を記憶するパーツROM以外に、シルエットパターン記
憶用のROMを備えなければならない欠点がある。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
予めROMとしてシルエットパターンを記憶保存してお
く必要なく、容易に生命体の外観パターンに対応するシ
ルエット表示を行なうことが可能になる表示装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の本発明に係わる表示装置は、表示手段と、表示対象物
の外観の一部または全部を表す外観データを記憶する外
観データ記憶手段と、この外観データ記憶手段に記憶さ
れている外観データをシルエットデータに変換するシル
エット変換手段と、このシルエット変換手段により変換
されたシルエットデータに基づき、上記表示対象物の外
観の一部または全部をシルエット状態にして上記表示手
段に表示させる表示制御手段とを備えて構成したもので
ある。
【0010】また、請求項2記載の本発明に係わる表示
装置は、表示手段と、複数の表示対象物の外観の一部ま
たは全部を表す外観データを記憶する外観データ記憶手
段と、この外観データ記憶手段に記憶されている複数の
表示対象物の外観データのうち任意の外観データに対し
てその外観データが秘密であることを示すシークレット
データを設定するシークレット設定手段と、上記外観デ
ータ記憶手段に記憶されている複数の表示対象物の外観
データにそれぞれ対応するシルエットデータを記憶する
シルエットデータ記憶手段と、上記外観データ記憶手段
に記憶されている複数の表示対象物の外観データのうち
任意の外観データを検索する検索手段と、この検索手段
により検索された表示対象物の外観データに対し上記シ
ークレットデータが設定されている場合にはその外観デ
ータに対応して上記シルエットデータ記憶手段に記憶さ
れているシルエットデータに基づき上記検索された表示
対象物の外観の一部または全部をシルエット状態にして
上記表示手段に表示させ、該シークレットデータが設定
されてない場合にはその外観データに基づき上記検索さ
れた表示対象物の外観の一部または全部をそのまま上記
表示手段に表示させる表示制御手段とを備えて構成した
ものである。
【0011】また、請求項3記載の本発明に係わる表示
装置は、表示手段と、複数の表示対象物それぞれの固有
の情報を記憶する表示対象物情報記憶手段と、この表示
対象物情報記憶手段に記憶されている複数の表示対象物
それぞれの固有の情報に対応してその表示対象物の外観
の一部または全部を表す外観データを記憶する外観デー
タ記憶手段と、この外観データ記憶手段に記憶されてい
る複数の表示対象物の外観データのうち任意の少なくと
も1つの表示対象物の外観データに対してその外観デー
タが秘密であることを示すシークレットデータを設定す
るシークレット設定手段と、上記外観データ記憶手段に
に記憶されている複数の表示対象物の外観データにそれ
ぞれ対応するシルエットデータを記憶するシルエットデ
ータ記憶手段と、上記表示対象物情報記憶手段に記憶さ
れている複数の表示対象物それぞれの固有の情報に基づ
き任意の表示対象物を検索する検索手段と、この検索手
段により検索された表示対象物の外観データに対し上記
シークレットデータが設定されている場合にはその外観
データに対応して上記シルエットデータ記憶手段に記憶
されているシルエットデータに基づき上記検索された表
示対象物の外観の一部または全部をシルエット状態にし
て上記表示手段に表示させ、該シークレットデータが設
定されてない場合にはその外観データに基づき上記検索
された表示対象物の外観の一部または全部をそのまま上
記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えて構成し
たものである。
【0012】また、請求項4記載の本発明に係わる表示
装置は、データ入力手段と、予め設定された特定のデー
タを記憶する特定データ記憶手段と、表示手段と、複数
の表示対象物の外観の一部または全部を表す外観データ
を記憶する外観データ記憶手段と、この外観データ記憶
手段に記憶されている複数の表示対象物の外観データの
うち任意の少なくとも1つの表示対象物の外観データに
対してその外観データが秘密であることを示すシークレ
ットデータを設定するシークレット設定手段と、上記外
観データ記憶手段に記憶されている複数の表示対象物の
外観データにそれぞれ対応するシルエットデータを記憶
するシルエットデータ記憶手段と、上記外観データ記憶
手段に記憶されている複数の表示対象物の外観データの
うち任意の1つの表示対象物の外観データを検索する検
索手段と、この検索手段により検索された表示対象物の
外観データに対し上記シークレットデータが設定されて
いる場合にはその外観データに対応して上記シルエット
データ記憶手段に記憶されているシルエットデータに基
づき上記検索された表示対象物の外観の一部または全部
をシルエット状態にして上記表示手段に表示させ、該シ
ークレットデータが設定されてない場合にはその外観デ
ータに基づき上記検索された表示対象物の外観の一部ま
たは全部をそのまま上記表示手段に表示させる表示制御
手段と、この表示制御手段により上記検索された表示対
象物の外観の一部または全部がシルエット状態で表示さ
れた際、上記データ入力手段により入力されたデータと
上記特定データ記憶手段に記憶されている特定データと
が一致した場合には、そのシルエット状態を解除し上記
検索された表示対象物の外観の一部または全部をそのま
ま表示させるシルエット解除手段とを備えて構成したも
のである。
【0013】また、請求項5記載の本発明に係わる表示
装置は、データ入力手段と、予め設定された特定のデー
タを記憶する特定データ記憶手段と、表示手段と、複数
の表示対象物それぞれの固有の情報を記憶する表示対象
物情報記憶手段と、この表示対象物情報記憶手段に記憶
されている複数の表示対象物それぞれの固有の情報に対
応してその表示対象物の外観の一部または全部を表す外
観データを記憶する外観データ記憶手段と、この外観デ
ータ記憶手段に記憶されている複数の表示対象物の外観
データのうち任意の少なくとも1つの表示対象物の外観
データに対してその外観データが秘密であることを示す
シークレットデータを設定するシークレット設定手段
と、上記外観データ記憶手段にに記憶されている複数の
表示対象物の外観データにそれぞれ対応するシルエット
データを記憶するシルエットデータ記憶手段と、上記表
示対象物情報記憶手段に記憶されている複数の表示対象
物それぞれの固有の情報に基づき上記外観データ記憶手
段に記憶されている表示対象物の外観データを検索する
検索手段と、この検索手段により検索された表示対象物
の外観データに対し上記シークレットデータが設定され
ている場合にはその外観データに対応して上記シルエッ
トデータ記憶手段に記憶されているシルエットデータに
基づき上記検索された表示対象物の外観の一部または全
部をシルエット状態にして上記表示手段に表示させ、該
シークレットデータが設定されてない場合にはその外観
データに基づき上記検索された表示対象物の外観の一部
または全部をそのまま上記表示手段に表示させる表示制
御手段と、この表示制御手段により上記検索された表示
対象物の外観の一部または全部がシルエット状態で表示
された際、上記データ入力手段により入力されたデータ
と上記特定データ記憶手段に記憶されている特定データ
とが一致した場合には、そのシルエット状態を解除し上
記検索された表示対象物の外観の一部または全部をその
まま表示させるシルエット解除手段とを備えて構成した
ものである。
【0014】そして、請求項6記載の本発明に係わる表
示装置は、情報入力手段と、表示手段と、複数の表示対
象物それぞれの固有の情報を記憶する表示対象物情報記
憶手段と、この表示対象物情報記憶手段に記憶されてい
る複数の表示対象物それぞれの固有の情報に対応してそ
の表示対象物の外観の一部分または全部分を表すシルエ
ットデータを記憶するシルエットデータ記憶手段と、こ
のシルエットデータ記憶手段に記憶される複数の表示対
象物のシルエットデータをランダムに選択し、該選択さ
れたシルエットデータに基づきその表示対象物の外観の
一部分または全部分をシルエット状態にして上記表示手
段に表示させるシルエットランダム表示手段と、このシ
ルエットランダム表示手段によりランダム選択された表
示対象物の外観の一部分または全部分がシルエット状態
で表示された際、該ランダム選択された表示対象物の固
有の情報と上記情報入力手段により入力された情報との
一致/不一致を比較判定する情報比較手段と、この情報
比較手段による一致/不一致の比較判定結果を上記表示
手段に表示させる結果表示手段とを備えて構成したもの
である。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明によれば、表示対象物(例
えば人間,動物,宇宙人等の生命体または建造物や置物
等の非生命体)の外観を表す外観データは、シルエット
変換手段による、例えば反転処理によりシルエットデー
タに変換されて表示される。
【0016】請求項2記載の発明によれば、複数の表示
対象物の外観データのうち任意の外観データに対してシ
ークレットデータを設定し、このシークレットデータが
設定された表示対象物の外観データが検索された場合に
は、その外観データに対応するシルエットデータが表示
される。
【0017】請求項3記載の発明によれば、複数の表示
対象物それぞれの固有の情報に対応して記憶される上記
複数の表示対象物の外観データを、該表示対象物の固有
の情報に基づき検索した際に、その検索された表示対象
物の外観データに対してシークレットデータが設定され
ている場合には、その外観データに対応するシルエット
データが表示される。
【0018】請求項4記載の発明によれば、複数の表示
対象物の外観データを検索した際に、その検索された表
示対象物の外観データに対してシークレットデータが設
定されている場合には、その外観データに対応するシル
エットデータが表示され、このシルエットデータの表示
状態において入力されたデータが、予め設定された特定
データ(例えばユーザパスワード)と一致した場合に
は、そのシルエット状態は解除され、上記検索された表
示対象物の外観データはそのまま表示される。
【0019】請求項5記載の発明によれば、複数の表示
対象物それぞれの固有の情報に対応して記憶される上記
複数の表示対象物の外観データを、該表示対象物の固有
の情報に基づき検索した際に、その検索された表示対象
物の外観データに対してシークレットデータが設定され
ている場合には、その外観データに対応するシルエット
データが表示され、このシルエットデータの表示状態に
おいて入力されたデータが、予め設定された特定データ
(例えばユーザパスワード)と一致した場合には、その
シルエット状態は解除され、上記検索された表示対象物
の外観データはそのまま表示される。
【0020】請求項6記載の発明によれば、複数の表示
対象物それぞれの固有の情報に対応して記憶される上記
複数の表示対象物のシルエットデータをランダム選択し
て表示させ、このシルエットデータの表示状態において
入力された情報が、該シルエットデータに対応する固有
の情報と一致した場合にはその一致を示す情報が表示さ
れ、また、不一致の場合にはその不一致を示す情報が表
示される。
【0021】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。
【0022】図1は本発明の表示装置を人物モンタージ
ュ用の表示装置として搭載した電子手帳の外観構成を示
す図である。
【0023】電子手帳本体11は、左右に開く手帳式の
筐体を有しており、左操作面12aには、電源のオン,
オフを行なう「ON」キー13a,「OFF」キー13
bの他、モンタージュ作成モードを設定する際に操作さ
れる「モンタージュ作成」キー14、上記モンタージュ
作成モードにおいてその側面モンタージュを作成する際
に操作される「側面」キー15、正面モンタージュの作
成に際し予め記憶された各パーツパターンの基本的組合
せからなる基本モンタージュを選択するための基本モン
タージュ選択キー「▽,△」16a,16b、正面ある
いは側面モンタージュ作成に際し変更対象となるパーツ
を指定するためのパーツ指定キー「↑,↓」17a,1
7b、上記変更対象として指定された被変更パーツのパ
ーツパターンを選択するためのパターン選択キー「←,
→」18a,18b、シルエット作成モードを設定する
際に操作される「シルエット作成」キー19、個人デー
タ等のデータ入力モードを設定する際に操作される「デ
ータ入力」キー20、上記データ入力モードにおいて個
人データに係わるモンタージュをユーザ以外に秘密設定
する際に操作される「シークレット」キー20a、上記
モンタージュ作成モード及びデータ入力モードのそれぞ
れにおいて、作成あるいは入力されたモンタージュデー
タ,個人データ等を保存登録する際に操作される「登
録」キー21、データ検索モードを設定する際に操作さ
れる「検索」キー22、シルエットゲームモードを設定
する際に操作される「シルエットゲーム」キー23が設
けられる。
【0024】また、上記電子手帳本体11の左操作面1
2aには、液晶ドットマトリクス表示部24が設けられ
る。
【0025】一方、上記電子手帳本体11の右操作面1
2bには、数値入力を行なう際に操作されるテンキー
「0〜9」25、演算子キー「+,−,×,÷,=」2
6、そして、各種データ入力用のアルファベットキー
「A〜Z」27が設けられる。
【0026】図2は上記モンタージュ表示装置を搭載し
た電子手帳の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0027】このモンタージュ表示装置を搭載した電子
手帳の電子回路は、CPU(中央処理装置)31を備え
ている。
【0028】上記CPU31は、前記電子手帳本体11
の左右操作面12a,12bに設けられた入力部32か
ら供給されるキー操作信号に基づき、予め記憶されたプ
ログラムに従って回路各部の動作制御を行なうもので、
CPU31には、上記入力部32の他、基本パーツパタ
ーンROM33,モンタージュRAM34,シルエット
RAM35,個人データRAM36,合成RAM37,
乱数発生回路38,パスワード記憶部39、及び表示駆
動回路40を介して前記液晶ドットマトリクス表示部2
4が接続される。
【0029】図3は上記モンタージュ表示装置を搭載し
た電子手帳の基本パーツパターンROM33における正
面モンタージュ用基本パーツパターンの格納状態を示す
図である。
【0030】上記正面モンタージュ用の基本パーツパタ
ーンとしては、正面モンタージュを構成する各部が人
間,動物,宇宙人等の生命体の顔の輪郭,髪型,目,
鼻,口,首肩のパーツ(部位)に分けられ、各パーツ毎
に20種類のパーツパターンが何れもビットマップデー
タとして所定の記憶位置(No,1〜No,20)に番
号付けられて記憶される。
【0031】図4は上記モンタージュ表示装置を搭載し
た電子手帳の基本パーツパターンROM33における側
面モンタージュ用基本パーツパターンの格納状態を示す
図である。
【0032】上記側面モンタージュ用の基本パーツパタ
ーンとしては、側面モンタージュを構成する各部が輪
郭,髪型,目,首肩のパーツ(部位)に分けられ、各パ
ーツ毎に多種類の側面パーツパターンが何れもビットマ
ップデータとして所定の記憶位置(No,1a、No,
1b、…)に番号付けられて記憶されるもので、この場
合、上記正面パーツパターンにおける輪郭,髪型,目,
首肩のそれぞれ個々のパーツパターンに対応して、予想
される輪郭,髪型,目,首肩それぞれの側面パーツパタ
ーンが多種類、例えば正面パーツパターンの輪郭の「N
o,1」に対応する側面パターンとして「No1a,N
o1b,…」が予め用意される。
【0033】図5は上記モンタージュ表示装置を搭載し
た電子手帳の基本パーツパターンROM33における全
身モンタージュ用基本パーツパターンの格納状態を示す
図である。
【0034】上記全身モンタージュ用の基本パーツパタ
ーンとしては、全身モンタージュを構成する各部が顔,
胴体,両手,両足のパーツ(部位)に分けられ、各パー
ツ毎に多種類のパーツパターンが何れもビットマップデ
ータとして所定の記憶位置(No,1、No,2、…)
に番号付けられて記憶される。
【0035】この場合、図示はしないが、上記全身モン
タージュ用の基本パーツパターンに対しても、側面モン
タージュ用の基本パーツパターンが備えられる。
【0036】つまり、上記基本パーツパターンROM3
3における正面モンタージュ用基本パーツパターンN
o,1〜No,20のそれぞれにおいて、その各パーツ
(輪郭,髪型,目,鼻,口,首肩)のパターンを組合せ
ることで、予め定められた20種類の基本正面モンター
ジュが得られることになる。
【0037】また、上記正面モンタージュを構成する各
パーツパターン(輪郭,髪型,目,首肩)に対応して側
面モンタージュ用の基本パーツパターンを選択的に組合
わせることで、当該正面モンタージュに対応した側面モ
ンタージュが得られることになる。
【0038】さらに、上記基本パーツパターンROM3
3における全身モンタージュ用基本パーツパターンN
o,1、No,2、…のそれぞれにおいて、その各パー
ツ(顔,胴体,両手,両足)のパターンを組合せること
で、予め定められた多種類の基本全身モンタージュが得
られることになる。
【0039】図6は上記モンタージュ表示装置を搭載し
た電子手帳のモンタージュRAM34に登録された正面
及びその側面モンタージュを構成する各パーツパターン
番号の格納状態を示す図である。
【0040】上記モンタージュRAM34の正面モンタ
ージュデータとしては、正面モンタージュの作成に際
し、ユーザにより選択された正面モンタージュを構成す
る各パーツ(輪郭,髪型,鼻,目,口,首肩)それぞれ
のパターン番号が記憶される。
【0041】つまり、例えば上記正面モンタージュデー
タによれば、ユーザにより作成された正面モンタージュ
は、輪郭パターンが基本パーツパターンROM33にお
ける正面モンタージュ用の「No,1」、髪型パターン
が同ROM33における正面用の「No,2」、鼻パタ
ーンが同ROM33における正面用の「No,2」、目
パターンが同ROM33における正面用の「No,
1」、口パターンが同ROM33における正面用の「N
o,1」、首肩パターンが同ROM33における正面用
の「No,1」の組合せにより構成されることになる
(図14(A)参照)。
【0042】また、上記モンタージュRAM34の側面
モンタージュデータとしては、正面モンタージュに対応
する側面モンタージュの作成に際し、ユーザにより選択
された側面モンタージュを構成する各パーツ(輪郭,髪
型,目,首肩)それぞれのパターン番号が記憶される。
【0043】つまり、例えば上記側面モンタージュデー
タによれば、ユーザにより作成された側面モンタージュ
は、輪郭パターンが基本パーツパターンROM33にお
ける側面モンタージュ用の「No,1a」、髪型パター
ンが同ROM33における側面用の「No,1b」、目
パターンが同ROM33における側面用の「No,1
a」、首肩パターンが同ROM33における側面用の
「No,1a」の組合せにより構成されることになる
(図14(C)参照)。
【0044】図7は上記モンタージュ表示装置を搭載し
た電子手帳のシルエットRAM35におけるシルエット
パターンの格納状態を示す図である。
【0045】上記シルエットRAM35では、上記正面
モンタージュあるいは側面モンタージュに応じて、その
モンタージュを構成する各パーツパターンのうちの輪郭
パターン,髪型パターン,首肩パターンが与えられる
と、そのそれぞれのパターンが反転処理されてシルエッ
トパターンとして変換記憶される。
【0046】図8は上記モンタージュ表示装置を搭載し
た電子手帳の個人データRAM36における個人情報の
格納状態を示す図である。
【0047】上記個人データRAM36には、氏名,住
所,電話番号等からなる個人データがその人物のモンタ
ージュを現わすモンタージュデータと共に、例えば50
人分記憶されるもので、この場合、モンタージュデータ
は、上記基本パーツパターンROM33に記憶された各
パーツパターンを示す番号で記憶され、このモンタージ
ュデータに対してはそのシルエット表示の有無“1”
“0”を設定するシルエットフラグFが付加される。
【0048】つまり、上記個人データRAM36におけ
る各個人情報それぞれのモンタージュデータは、その個
人のモンタージュを構成する各部位毎のパーツパターン
番号とシルエットフラグFとからなっている。
【0049】上記合成RAM37は、上記モンタージュ
RAM34や個人データRAM36に格納されたモンタ
ージュデータを構成する各パーツ毎のパターン番号に対
応して、上記基本パーツパターンROM33から読出さ
れた各パーツパターンを合成したり、また、上記シルエ
ットRAM35に記憶された各シルエットパターンを合
成したりするもので、この合成RAM37における各パ
ーツパターンの合成により得られたモンタージュ、ある
いは各シルエットパターンの合成により得られたモンタ
ージュのシルエットは、上記表示駆動回路40を介して
液晶ドットマトリクス表示部24に表示される。
【0050】上記乱数発生回路38は、上記個人データ
RAM36における個人情報の登録番号(1〜50)を
ランダムに発生するもので、シルエットゲームモードの
設定時においては、この乱数発生回路38により発生さ
れた乱数値に従って上記個人データRAM36に記憶さ
れた個人のモンタージュデータが読出される。
【0051】上記パスワード記憶部39には、ユーザ固
有のパスワードがセットされるもので、上記個人データ
の検索モードにおいて、その検索に係わるモンタージュ
がシルエット表示された際に、このユーザパスワードに
対しキー入力データが一致した場合には、上記シルエッ
ト表示は解除されその検索に係わる個人データ及びその
モンタージュが表示される。
【0052】次に、上記構成によるモンタージュ表示装
置を搭載した電子手帳の動作について説明する。
【0053】図9は上記モンタージュ表示装置を搭載し
た電子手帳におけるモンタージュ作成シルエット表示の
基本処理を示すフローチャートである。
【0054】すなわち、モンタージュ作成モードにおい
て所望のモンタージュを作成した後に、シルエット作成
モードにおいて、上記作成モンタージュを構成する各パ
ーツパターンをシルエットパターンに変換して表示する
ことで、モンタージュの作成及びそのシルエット表示が
行なえる。
【0055】図10は上記モンタージュ表示装置を搭載
した電子手帳の正面モンタージュ作成処理を示すフロー
チャートである。
【0056】図11は上記モンタージュ表示装置を搭載
した電子手帳の側面モンタージュ作成処理を示すフロー
チャートである。
【0057】図12は上記モンタージュ表示装置を搭載
した電子手帳のモンタージュ作成処理に伴うデータ合成
表示処理を示すフローチャートである。
【0058】図13は上記モンタージュ表示装置を搭載
した電子手帳のシルエット変換表示処理を示すフローチ
ャートである。
【0059】図14は上記モンタージュ表示装置を搭載
した電子手帳のモンタージュ作成処理及びそのシルエッ
ト変換処理に伴う作成モンタージュ及びそのシルエット
の表示状態を示す図である。
【0060】すなわち、図10に示すように、正面モン
タージュの作成処理において、入力部32における「モ
ンタージュ作成」キー14を操作すると、CPU31が
モンタージュ作成モードに設定される(ステップS
1)。
【0061】ここで、まず、基本パーツパターンROM
33の正面用パーツパターン(図3参照)に対して第1
の基本正面モンタージュを構成する各パーツパターン
「No,1」が指示設定されると共に、パターン変更の
対象パーツとして第1パーツ(この場合、輪郭)が設定
される(ステップS2)。
【0062】すると、上記第1の基本正面モンタージュ
として設定された上記基本パーツパターンROM33の
正面用パーツパターン(図3参照)における各パーツパ
ターン「No,1」が読出され合成RAM37に転送さ
れて合成され、表示部24に第1基本正面モンタージュ
として表示される(ステップS3,S4)。
【0063】すなわち、上記データ合成処理において、
基本パーツパターンROM33に対し、モンタージュを
構成すべく各パーツのパターン番号が指定されると、そ
のパターン番号に対応したパーツパターンが基本パーツ
パターンROM33から読出されて合成RAM37に転
送される(図12のステップA1〜A5)。
【0064】この場合、合成RAM37では、第1の基
本正面モンタージュを構成する正面用の各パーツパター
ンが順次合成されるもので、これにより、まず、各正面
パーツ共に「No,1」のパーツパターンで構成された
第1の基本正面モンタージュが表示部24に表示される
(図12のステップA6)。
【0065】ここで、入力部32における基本モンター
ジュ選択キー「▽」16aを操作すると、基本パーツパ
ターンRAM33の正面用(図3参照)に対する基本正
面モンタージュを指示する各パーツパターン番号がそれ
ぞれ「No,1」から「No,2」に変更される(ステ
ップS5,S6)。
【0066】すると、上記基本正面モンタージュとして
指定された各パーツのパーツパターンを示す番号「N
o,2」に応じて、基本パーツパターンROM33の正
面用(図3参照)に記憶された各パーツパターン(この
場合、全て「No,2」)の読出し及び合成RAM37
に対するパターン転送合成処理が実行され、このモンタ
ージュの場合、輪郭パターンから首肩パターンまで全て
「No,2」に相当するパーツパターンで構成された第
2の基本正面モンタージュが表示部24に表示される
(ステップS3,S4)。
【0067】すなわち、入力部32における基本モンタ
ージュ選択キー「▽,△」16a,16bを操作する
と、上記ステップS3〜S6の処理が繰返され、基本パ
ーツパターンROM33に予め「No,1」〜「No,
20」として記憶された20種類の基本正面モンタージ
ュが、順次変更合成されて表示される。
【0068】これにより、ユーザは、自分の希望する正
面モンタージュに近い基本正面モンタージュを予め選択
して表示部24に表示させる。
【0069】ここで、入力部32におけるパーツ指定キ
ー「↑,↓」17a,17bを操作すると、パターン変
更の対象パーツが任意に変更されるもので、例えば上記
ステップS3〜S6の処理により表示部24に予め希望
の正面モンタージュに近いモンタージュとして選択表示
された基本正面モンタージュのうち、ある特定のパーツ
(例えば輪郭)を他のパーツ(例えば髪型)に変更した
い場合には、上記パーツ指定キー「↑,↓」17a,1
7bを操作することで、上記変更対象パーツを変更させ
る(ステップS7,S8)。
【0070】そして、そのあとパターン選択キー「←,
→」18a,18bを操作すると、上記変更対象パーツ
として指示されているパーツのなかの基本パーツパター
ンROM33内の対応する正面用パーツのパーツパター
ンが変更選択され、この変更選択されたパーツパターン
が該基本パーツパターンROM33の正面用(図3参
照)から読出されて合成RAM37に転送され表示部2
4に入替え表示される(ステップS9,S10→S3,
S4)。
【0071】これにより、ユーザは、表示部24に予め
選択表示させた基本正面モンタージュのうち、希望の正
面モンタージュのパーツと異なるパーツ部分についての
み任意に他のパーツパターンを選択して変更表示させ
る。
【0072】ここで、さらに、他のパーツ部分に対して
パーツパターン変更を行ないたい場合には、上記パーツ
指定キー「↑,↓」17a,17bを操作して、変更対
象パーツを変更させた後、上記パターン選択キー「←,
→」18a,18bを操作して、基本パーツパターンR
OM33に対する正面用の任意のパーツエリアのパーツ
パターン番号を変更させることで、合成表示された基本
モンタージュのあらゆるパーツが任意のパーツパターン
に選択的に変更され、希望の正面モンタージュが作成さ
れる(ステップS7〜S10→S3,S4)。
【0073】そして、正面モンタージュを構成する各パ
ーツパターンとして、例えば輪郭パターン「No,
1」、髪型パターン「No,2」、目パターン「No,
2」、鼻パターン「No,1」、口パターン「No,
1」、首肩パターン「No,1」が選択合成され、図1
4(A)に示すように、ユーザが希望する正面モンター
ジュが得られた場合には、入力部32の「登録」キー2
1を操作することで、正面モンタージュの合成処理が完
了し、合成RAM37にて合成保持されている正面モン
タージュに対応する各パーツパターン番号が、正面モン
タージュデータとしてモンタージュRAM34(図6参
照)内に保存登録されるようになる(ステップS4→S
11,S12)。
【0074】一方、上記正面モンタージュに対応する側
面モンタージュを作成したい場合には、図11に示すよ
うに、「側面」キー15を操作して側面モンタージュの
作成モードを設定すると、上記ステップS3〜S12に
おける正面モンタージュの選択登録処理により上記モン
タージュRAM34(図6参照)に対し既に作成登録さ
れた正面モンタージュを構成する各パーツパターン番号
に対応して、基本パーツパターンROM33における側
面用(図4参照)の基本パーツパターンが指示設定され
る(ステップS13,S14)。
【0075】すると、上記ステップS14において前記
正面モンタージュに対応する基本側面モンタージュとし
て指示設定された上記基本パーツパターンROM33の
側面用パーツパターン(図4参照)における各パーツパ
ターン「No,…a」が読出され合成RAM37に転送
されて合成され、表示部24に基本側面モンタージュと
して表示される「ステップS15,S16(図12のス
テップA1〜A6)」。
【0076】そして、前記正面モンタージュの作成時と
同様にして、パーツ指定キー「↑,↓」17a,17b
による変更対象パーツの指定操作、及びパターン選択キ
ー「←,→」18a,18bによるパーツパターンの選
択操作を繰返すことで、所望の側面モンタージュに対応
する各パーツパターンが基本パーツパターンROM33
の側面用(図4参照)から読出されて合成RAM37に
転送され表示部24に表示される(ステップS17〜S
20→S15,S16)。
【0077】こうして、側面モンタージュを構成する各
パーツパターンとして、例えば輪郭パターン「No,1
a」、髪型パターン「No,2b」、目パターン「N
o,2a」、首肩パターン「No,1a」が選択合成さ
れ、図14(C)に示すように、ユーザが希望する側面
モンタージュが得られた場合には、入力部32の「登
録」キー21を操作することで、側面モンタージュの合
成処理が完了し、合成RAM37にて合成保持されてい
る側面モンタージュに対応する各パーツパターン番号
が、側面モンタージュデータとしてモンタージュRAM
34(図6参照)内に保存登録されるようになる(ステ
ップS16→S21,S22)。
【0078】次に、シルエット変換表示処理(図13参
照)において、例えば前記ステップS1〜S12(図1
0参照)における正面モンタージュ作成処理により作成
された正面モンタージュに対応するシルエットを作成し
たい場合に、入力部32における「シルエット作成」キ
ー19を操作すると、CPU31がシルエット作成モー
ドに設定される(ステップB1)。
【0079】すると、モンタージュRAM34(図6参
照)に既に登録されている正面モンタージュデータの輪
郭パターン番号に対応する輪郭パーツパターン「No,
1」が基本パーツパターンROM33から読出され、シ
ルエットRAM35(図7参照)内における正面輪郭エ
リア70aに格納される(ステップB2,B3)。
【0080】ここで、上記シルエットRAM35の正面
輪郭エリア70aに格納された正面モンタージュの輪郭
パターンはCPU31に読出され、該輪郭内データの
“0”→“1”反転処理によりシルエットパターンに変
換され、再びシルエットRAM35(図7参照)内にお
けるシルエット作成済の正面輪郭エリア70bに格納さ
れる(ステップB4)。
【0081】続いて、上記モンタージュRAM34(図
6参照)に既に登録されている正面モンタージュデータ
の首肩パターン番号に対応する首肩パーツパターン「N
o,1」が基本パーツパターンROM33から読出さ
れ、シルエットRAM35(図7参照)内における正面
首肩エリア72aに格納される(ステップB5,B
6)。
【0082】ここで、上記シルエットRAM35の正面
首肩エリア72aに格納された正面モンタージュの首肩
パターンはCPU31に読出され、該首肩内データの
“0”→“1”反転処理によりシルエットパターンに変
換され、再びシルエットRAM35(図7参照)内にお
けるシルエット作成済の正面首肩エリア72bに格納さ
れる(ステップB7)。
【0083】さらに、上記モンタージュRAM34(図
6参照)に既に登録されている正面モンタージュデータ
の髪型パターン番号に対応する髪型パーツパターン「N
o,2」が基本パーツパターンROM33から読出さ
れ、シルエットRAM35(図7参照)内における正面
髪型エリア71aに格納されると共に、該髪型パーツパ
ターンはそのままシルエット作成済みの正面髪型エリア
71aにも格納される(ステップB8,B9)。
【0084】すると、上記シルエットRAM35におけ
るシルエット作成済の各パーツエリア70b,71b,
72bに格納されたそれぞれのシルエットパターンがC
PU31に読出されると共に、合成RAM37に転送さ
れて合成され、例えば図14(B)に示すように、前記
正面モンタージュの作成モードにおいて得られた正面モ
ンタージュに対応するシルエットとして表示される(ス
テップB10,B11)。
【0085】この場合、上記ステップB1〜B11の処
理を経て作成表示されたシルエットパターンは、上記シ
ルエットRAM35内の各シルエット作成済の正面パー
ツエリア70b,71b,72bにそのまま保存登録さ
れる(ステップB12)。
【0086】一方、前記ステップS13〜S22(図1
1参照)における側面モンタージュ作成処理により作成
された側面モンタージュに対応するシルエットを作成し
たい場合にも、上記同様のシルエット変換表示処理(図
13参照)を行なうことで、順次各側面パーツエリア7
0c,71c,72cに格納されている側面モンタージ
ュデータに対応する各パーツ毎のシルエットパターンデ
ータが変換作成され、例えば図14(D)に示すように
表示されると共に、上記シルエットRAM35(図7参
照)内の各シルエット作成済の側面パーツエリア70
d,71d,72dに保存登録される。
【0087】図15は上記モンタージュ表示装置を搭載
した電子手帳のデータ入力登録処理を示すフローチャー
トである。
【0088】すなわち、個人データRAM36(図8参
照)に対し、個人データ及びそのモンタージュデータを
登録するのに、入力部32における「データ入力」キー
20を操作すると、CPU31はデータ入力モードに設
定される。
【0089】ここで、各種文字入力キー25,26,2
7を操作して、氏名,住所,電話番号,生年月日等の個
人データを入力すると、順次、その入力された各個人デ
ータは個人データRAM36(図8参照)内の個人デー
タエリア80に対し格納記憶される(ステップC1,C
2)。
【0090】そして、上記個人データRAM36内の個
人データエリア80に記憶させた個人データに対応する
正面モンタージュを、前記モンタージュ作成登録処理
(図10〜図12)を経て作成し、モンタージュRAM
34に対して予め登録させる(ステップC3,C4)。
【0091】ここで、上記モンタージュ作成処理により
作成された個人モンタージュを、ユーザ以外の他人に対
し秘密にしたい場合に、「シークレット」キー20aを
操作すると、そのモンタージュデータの格納エリア81
に対応して設けられたシークレットフラグエリア82に
シークレットフラグF“1”がセットされる(ステップ
C5,C6)。
【0092】こうして、各種個人データ及びそのモンタ
ージュデータを入力作成すると共に、該モンタージュデ
ータに対するシークレットフラグFの有無を設定した後
に、「登録」キー21を操作すると、上記個人データを
記憶させた個人データRAM36内の個人データエリア
80に対応するモンタージュエリア81に対して、上記
ステップC3,C4における正面モンタージュの作成処
理により予め作成されたモンタージュデータが、上記モ
ンタージュRAM34から読出されて転送され保存登録
される(ステップC7,C8)。
【0093】これにより、個人データRAM36には、
所望の個人データ及びそのモンタージュデータからなる
個人情報が登録されたことになる。
【0094】図16は上記モンタージュ表示装置を搭載
した電子手帳の個人データ検索表示処理を示すフローチ
ャートである。
【0095】図17は上記モンタージュ表示装置を搭載
した電子手帳の個人データ検索表示処理に伴う個人情報
の表示状態を示す図である。
【0096】すなわち、前記データ入力登録処理(図1
5参照)により個人データRAM36内に予め登録させ
た所望の個人情報を検索するのに、「検索」キー22を
操作すると、CPU31はデータ検索モードに設定さ
れ、そのあと、アルファベットキー「A〜Z」や上記テ
ンキー等の操作により人物の「氏名」を入力すると、そ
の「氏名」に対応した個人データRAM36(図8参
照)内の個人情報が読出される(ステップD1,D
2)。
【0097】ここで、例えば上記個人データRAM36
内の個人データエリア80における登録番号「1」に対
応する個人情報が読出された際に、そのモンタージュデ
ータに付加されたシークレットフラグFに“1”がセッ
トされていることがCPU31にて判断されると、その
モンタージュデータは前記シルエット変換表示処理(図
13参照)を経てシルエットデータに変換され、例えば
図17(A)に示すように、検索に係わる個人モンター
ジュはシルエットとして表示部24に表示される(ステ
ップD3〜D5)。
【0098】つまり、予めシークレットフラグFを設定
して登録された個人情報が検索されると、その個人情報
に係わるモンタージュは、まず、シルエット状態で表示
されるようになる。
【0099】ここで、上記モンタージュのシルエット状
態を解除すべく、テンキー25を操作してパスワードを
入力した際に、この入力されたパスワードが前記パスワ
ード記憶部39に予め記憶されているユーザ固有のパス
ワードと一致することがCPU31により判断される
と、現表示シルエットはその各パーツ(輪郭,髪型,首
肩)毎のシルエットパターンに対応してシルエットRA
M35(図7参照)に格納されている基本パーツパター
ンに再変換され、図17(B)に示すように、シルエッ
ト状態が解除される(ステップD6〜D8)。
【0100】そして、上記シルエット解除された個人モ
ンタージュと共に、前記ステップD2において予め読出
された個人データの「氏名」「住所」「電話番号」等の
内容が表示部24に表示されるようになる(ステップD
9)。
【0101】一方、上記ステップD2において、検索対
象となる個人情報が読出された際に、例えば、登録番号
「2」に示すように、そのモンタージュデータに対しシ
ークレットフラグFがフラグエリア82にセットされて
ない場合には、該読出された個人情報と共に、モンター
ジュデータに対応する各パーツパターンが基本パーツパ
ターンROM33から読出されて合成RAM37にて合
成され、図17(B)に示すように、表示部24に同時
表示される(ステップD3→D10)。
【0102】したがって、ユーザ以外に知られたくない
個人情報及びモンタージュは、ユーザパスワードが一致
した場合にのみ、明確に表示されることになる。
【0103】図18は上記モンタージュ表示装置を搭載
した電子手帳のシルエットゲーム処理を示すフローチャ
ートである。
【0104】すなわち、個人データROM36に予め登
録された個人情報を利用してシルエット当てゲームを行
なう際に、「シルエットゲーム」キー23を操作する
と、CPU31はシルエットゲームモードに設定される
(ステップE1)。
【0105】すると、乱数発生回路38により、個人デ
ータRAM36(図8参照)における個人情報登録番号
(1〜50)に対応する乱数値が発生されるもので、こ
の乱数発生回路38により発生された乱数値に応じた個
人情報登録番号に係わる個人情報と共に登録されたモン
タージュデータがCPU31に読出される(ステップE
2,E3)。
【0106】ここで、CPU31に読出されたモンター
ジュデータにシークレットフラグF“1”がセットされ
ている場合には、そのモンタージュデータは秘密にすべ
きものとして表示部24にて表示されることなく、再び
乱数発生回路38により他の乱数値が発生され、その他
の乱数値に対応した個人情報登録番号に係わるモンター
ジュデータが読出される(ステップE4→E5→E2,
E3)。
【0107】そして、上記ステップE3においてCPU
31に読出されたモンタージュデータにシークレットフ
ラグFがセットされてない場合には、後述するシルエッ
ト表示が一度行なわれたことを示すために、該読出され
たモンタージュデータに対してシークレットフラグF
“1”がセットされ、前記シルエット変換表示処理(図
13参照)を経て前記シルエットRAM35(図7参
照)に対し上記読出しモンタージュのシルエットパター
ンが変換記憶される(ステップE4→E6,E7)。
【0108】すると、上記シルエットRAM35に得ら
れた各パーツ毎のシルエットパターンは合成RAM37
にて合成され表示部24にシルエット表示される(ステ
ップE8)。
【0109】ここで、上記表示部24に表示されたシル
エットに基づき予想される個人データ(例えば、氏名)
をキー入力した際に、そのキー入力データ(氏名)が、
上記ステップE6において個人データRAM36から読
出された現表示シルエットのモンタージュデータに対応
する個人データ(氏名)と一致すると判断されると、現
表示シルエットはその各パーツ毎のシルエットパターン
に対応してシルエットRAM35(図7参照)に格納さ
れている基本パーツパターンに再変換されシルエット状
態が解除されると共に、そのシルエット解除された個人
モンタージュと共に「当たり」のメッセージが表示され
るようになる(ステップE9,E10→E11)。
【0110】すると、再び乱数発生回路38により他の
乱数値が発生され、その乱数値に対応した他の個人情報
として登録されたモンタージュデータが読出される(ス
テップE11→E2,E3)。
【0111】一方、上記ステップE9において、現表示
シルエットに基づき予想される個人データ(例えば、氏
名)をキー入力した際に、そのキー入力データ(氏名)
が、現表示シルエットのモンタージュデータに対応する
個人データ(氏名)と一致しないと判断されると、現表
示シルエットはその各パーツ毎のシルエットパターンに
対応してシルエットRAM35(図7参照)に格納され
ている基本パーツパターンに再変換されシルエット状態
が解除されると共に、そのシルエット解除された個人モ
ンタージュと共に「ゲーム終了」のメッセージが表示さ
れるようになる(ステップE9,E10→E12,E1
3)。
【0112】この後、上記ステップE2〜E13の繰返
しにより、個人データRAM36における全ての個人情
報に対応するモンタージュのシルエット当てゲームが行
なわれ、前記ステップE5において「YES」、つま
り、全ての個人情報(1〜50)に対応するモンタージ
ュデータにシークレットフラグF“1”がセットされた
と判断されると、表示部24に対し「ゲーム全終了」の
メッセージが表示されるようになる(ステップE5→E
14)。
【0113】したがって、上記構成のモンタージュ表示
装置を搭載した電子手帳によれば、基本パーツパターン
ROM33に例えば顔の各部位(パーツ:輪郭,髪型,
目,鼻,口,首肩)毎に複数種類記憶されるパーツパタ
ーンの組合せ合成により構成されるモンタージュのシル
エット表示を行なう際に、該モンタージュの外形を構成
する各パーツパターン(輪郭,髪型,首肩)を、それぞ
れそのパターン内データの“0”→“1”反転処理によ
りシルエットパターンに変換してシルエットRAM35
に格納すると共に、この各パーツ毎のシルエットパター
ンを合成RAM37で組合せ合成して表示部24にシル
エット表示させるので、上記モンタージュの基本構成パ
ーツを記憶する基本パーツパターンROM33以外に、
別途シルエットパターン記憶用のROMを備えるは必要
なく、容易にモンタージュパターンに一致するシルエッ
ト表示を行なうことができる。
【0114】また、上記構成のモンタージュ表示装置を
搭載した電子手帳によれば、個人データRAM36に複
数人数分、氏名,住所等の個人データとそのモンタージ
ュデータとの組合せにより登録された個人情報を検索す
る際に、検索された個人情報のモンタージュデータに対
応してシークレットフラグFが付加されている場合に
は、そのモンタージュを構成する各パーツパターンを基
本パーツパターンROM33からシルエットRAM35
に読出してシルエットパターンに変換し合成RAM37
にて合成して表示部24にシルエット表示させると共
に、入力部32からのキー入力データがパスワード記憶
部39に予め設定されたユーザ固有のパスワードと一致
すれば、上記シルエットパターンを基本パーツパターン
に再変換してシルエット状態を解除しそのモンタージュ
と共に対応する個人データを合成して表示部24に表示
させるので、個人情報の検索に係わる表示の可否を上記
シークレットフラグFにより設定でき、しかも、ユーザ
パスワードの一致判断によりそのシークレット状態を解
除することができる。
【0115】さらに、上記構成のモンタージュ表示装置
を搭載した電子手帳によれば、個人データRAM36に
複数人数分、氏名,住所等の個人データと共に登録され
たモンタージュデータをランダムに検索すると共に、該
検索されたモンタージュを構成する各パーツパターンを
基本パーツパターンROM33からシルエットRAM3
5に読出してシルエットパターンに変換し合成RAM3
7にて合成して表示部24にシルエット表示させ、入力
部32からのキー入力データがそのシルエットに係わる
個人データと一致した場合には、上記シルエットパター
ンを基本パーツパターンに再変換してシルエット状態を
解除しそのモンタージュと共に「当たり」のメッセージ
を合成して表示部24に表示させ、また、一致しない場
合には、同モンタージュと共に「ゲーム終了」のメッセ
ージを合成して表示部24に表示させるので、モンター
ジュデータを対応付けた個人情報の登録,検索が行なえ
るだけでなく、その登録された個人情報を利用してシル
エット当てゲームを行なうことができ、より付加価値の
ある電子手帳を実現できる。
【0116】なお、前記実施例では、表示対象物として
人間の顔を例示して説明しているが、これに限らず、人
間以外の動物,宇宙人等の生命体や、生命体以外の建造
物や置物等の非生命体についても適用可能である。
【0117】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の本発明によ
れば、表示手段と、表示対象物の外観の一部または全部
を表す外観データを記憶する外観データ記憶手段と、こ
の外観データ記憶手段に記憶されている外観データをシ
ルエットデータに変換するシルエット変換手段と、この
シルエット変換手段により変換されたシルエットデータ
に基づき、上記表示対象物の外観の一部または全部をシ
ルエット状態にして上記表示手段に表示させる表示制御
手段とを備えて構成したので、予めROM等の記憶媒体
に外観データとは別個に、外観データと対応したシルエ
ットデータを記憶保存しておく必要なく、容易に表示対
象物の外観データに基づいてこの外観データに対応した
シルエットデータを生成し、このシルエットデータに基
づき対応するシルエット表示を行なうことが可能にな
る。
【0118】また、請求項2記載の本発明よれば、表示
手段と、複数の表示対象物の外観の一部または全部を表
す外観データを記憶する外観データ記憶手段と、この外
観データ記憶手段に記憶されている複数の表示対象物の
外観データのうち任意の外観データに対してその外観デ
ータが秘密であることを示すシークレットデータを設定
するシークレット設定手段と、上記外観データ記憶手段
に記憶されている複数の表示対象物の外観データにそれ
ぞれ対応するシルエットデータを記憶するシルエットデ
ータ記憶手段と、上記外観データ記憶手段に記憶されて
いる複数の表示対象物の外観データのうち任意の外観デ
ータを検索する検索手段と、この検索手段により検索さ
れた表示対象物の外観データに対し上記シークレットデ
ータが設定されている場合にはその外観データに対応し
て上記シルエットデータ記憶手段に記憶されているシル
エットデータに基づき上記検索された表示対象物の外観
の一部または全部をシルエット状態にして上記表示手段
に表示させ、該シークレットデータが設定されてない場
合にはその外観データに基づき上記検索された表示対象
物の外観の一部または全部をそのまま上記表示手段に表
示させる表示制御手段とを備えて構成したので、予め秘
密にするべくシークレットデータが設定された表示対象
物の外観データが検索された場合には、その外観データ
を対応するシルエットデータとして表示することが可能
になる。
【0119】また、請求項3記載の本発明によれば、表
示手段と、複数の表示対象物それぞれの固有の情報を記
憶する表示対象物情報記憶手段と、この表示対象物情報
記憶手段に記憶されている複数の表示対象物それぞれの
固有の情報に対応してその表示対象物の外観の一部また
は全部を表す外観データを記憶する外観データ記憶手段
と、この外観データ記憶手段に記憶されている複数の表
示対象物の外観データのうち任意の少なくとも1つの表
示対象物の外観データに対してその外観データが秘密で
あることを示すシークレットデータを設定するシークレ
ット設定手段と、上記外観データ記憶手段にに記憶され
ている複数の表示対象物の外観データにそれぞれ対応す
るシルエットデータを記憶するシルエットデータ記憶手
段と、上記表示対象物情報記憶手段に記憶されている複
数の表示対象物それぞれの固有の情報に基づき任意の表
示対象物を検索する検索手段と、この検索手段により検
索された表示対象物の外観データに対し上記シークレッ
トデータが設定されている場合にはその外観データに対
応して上記シルエットデータ記憶手段に記憶されている
シルエットデータに基づき上記検索された表示対象物の
外観の一部または全部をシルエット状態にして上記表示
手段に表示させ、該シークレットデータが設定されてな
い場合にはその外観データに基づき上記検索された表示
対象物の外観の一部または全部をそのまま上記表示手段
に表示させる表示制御手段とを備えて構成したので、複
数の表示対象物の外観データを、該表示対象物の固有の
情報に基づき検索した際に、その検索された表示対象物
の外観データに対して予め秘密にするべくシークレット
データが設定されている場合には、その外観データを対
応するシルエットデータとして表示することが可能にな
る。
【0120】また、請求項4記載の本発明によれば、デ
ータ入力手段と、予め設定された特定のデータを記憶す
る特定データ記憶手段と、表示手段と、複数の表示対象
物の外観の一部または全部を表す外観データを記憶する
外観データ記憶手段と、この外観データ記憶手段に記憶
されている複数の表示対象物の外観データのうち任意の
少なくとも1つの表示対象物の外観データに対してその
外観データが秘密であることを示すシークレットデータ
を設定するシークレット設定手段と、上記外観データ記
憶手段に記憶されている複数の表示対象物の外観データ
にそれぞれ対応するシルエットデータを記憶するシルエ
ットデータ記憶手段と、上記外観データ記憶手段に記憶
されている複数の表示対象物の外観データのうち任意の
1つの表示対象物の外観データを検索する検索手段と、
この検索手段により検索された表示対象物の外観データ
に対し上記シークレットデータが設定されている場合に
はその外観データに対応して上記シルエットデータ記憶
手段に記憶されているシルエットデータに基づき上記検
索された表示対象物の外観の一部または全部をシルエッ
ト状態にして上記表示手段に表示させ、該シークレット
データが設定されてない場合にはその外観データに基づ
き上記検索された表示対象物の外観の一部または全部を
そのまま上記表示手段に表示させる表示制御手段と、こ
の表示制御手段により上記検索された表示対象物の外観
の一部または全部がシルエット状態で表示された際、上
記データ入力手段により入力されたデータと上記特定デ
ータ記憶手段に記憶されている特定データとが一致した
場合には、そのシルエット状態を解除し上記検索された
表示対象物の外観の一部または全部をそのまま表示させ
るシルエット解除手段とを備えて構成したので、複数の
表示対象物の外観データを検索した際に、その検索され
た表示対象物の外観データに対して予め秘密にすべくシ
ークレットデータが設定されている場合には、その外観
データを対応するシルエットデータとして表示すると共
に、このシルエットデータの表示状態において入力され
たデータが、予め設定された特定データ(例えばユーザ
パスワード)と一致した場合には、そのシルエット状態
が解除され、上記検索された表示対象物の外観データを
そのまま表示することが可能になる。
【0121】また、請求項5記載の本発明によれば、デ
ータ入力手段と、予め設定された特定のデータを記憶す
る特定データ記憶手段と、表示手段と、複数の表示対象
物それぞれの固有の情報を記憶する表示対象物情報記憶
手段と、この表示対象物情報記憶手段に記憶されている
複数の表示対象物それぞれの固有の情報に対応してその
表示対象物の外観の一部または全部を表す外観データを
記憶する外観データ記憶手段と、この外観データ記憶手
段に記憶されている複数の表示対象物の外観データのう
ち任意の少なくとも1つの表示対象物の外観データに対
してその外観データが秘密であることを示すシークレッ
トデータを設定するシークレット設定手段と、上記外観
データ記憶手段にに記憶されている複数の表示対象物の
外観データにそれぞれ対応するシルエットデータを記憶
するシルエットデータ記憶手段と、上記表示対象物情報
記憶手段に記憶されている複数の表示対象物それぞれの
固有の情報に基づき上記外観データ記憶手段に記憶され
ている表示対象物の外観データを検索する検索手段と、
この検索手段により検索された表示対象物の外観データ
に対し上記シークレットデータが設定されている場合に
はその外観データに対応して上記シルエットデータ記憶
手段に記憶されているシルエットデータに基づき上記検
索された表示対象物の外観の一部または全部をシルエッ
ト状態にして上記表示手段に表示させ、該シークレット
データが設定されてない場合にはその外観データに基づ
き上記検索された表示対象物の外観の一部または全部を
そのまま上記表示手段に表示させる表示制御手段と、こ
の表示制御手段により上記検索された表示対象物の外観
の一部または全部がシルエット状態で表示された際、上
記データ入力手段により入力されたデータと上記特定デ
ータ記憶手段に記憶されている特定データとが一致した
場合には、そのシルエット状態を解除し上記検索された
表示対象物の外観の一部または全部をそのまま表示させ
るシルエット解除手段とを備えて構成したので、複数の
表示対象物の外観データを、該表示対象物の固有の情報
に基づき検索した際に、その検索された表示対象物の外
観データに対して予め秘密にすべくシークレットデータ
が設定されている場合には、その外観データに対応する
シルエットデータを表示すると共に、このシルエットデ
ータの表示状態において入力されたデータが、予め設定
された特定データ(例えばユーザパスワード)と一致し
た場合には、そのシルエット状態が解除され、上記検索
された表示対象物の外観データをそのまま表示すること
が可能になる。
【0122】そして、請求項6記載の本発明によれば、
情報入力手段と、表示手段と、複数の表示対象物それぞ
れの固有の情報を記憶する表示対象物情報記憶手段と、
この表示対象物情報記憶手段に記憶されている複数の表
示対象物それぞれの固有の情報に対応してその表示対象
物の外観の一部分または全部分を表すシルエットデータ
を記憶するシルエットデータ記憶手段と、このシルエッ
トデータ記憶手段に記憶される複数の表示対象物のシル
エットデータをランダムに選択し、該選択されたシルエ
ットデータに基づきその表示対象物の外観の一部分また
は全部分をシルエット状態にして上記表示手段に表示さ
せるシルエットランダム表示手段と、このシルエットラ
ンダム表示手段によりランダム選択された表示対象物の
外観の一部分または全部分がシルエット状態で表示され
た際、該ランダム選択された表示対象物の固有の情報と
上記情報入力手段により入力された情報との一致/不一
致を比較判定する情報比較手段と、この情報比較手段に
よる一致/不一致の比較判定結果を上記表示手段に表示
させる結果表示手段とを備えて構成したので、複数の表
示対象物のシルエットデータをランダム選択して表示さ
せた際に、このシルエットデータに基づき想定入力され
た情報が、該シルエットデータに対応する固有の情報と
一致した場合にはその一致を示す情報を表示でき、ま
た、不一致の場合にはその不一致を示す情報を表示する
ことができ、シルエット当てゲームとして利用すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置の一実施例に係わるモンター
ジュ表示装置を搭載した電子手帳の外観構成を示す図。
【図2】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手帳
の電子回路の構成を示すブロック図。
【図3】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手帳
の基本パーツパターンROMにおける正面モンタージュ
用基本パーツパターンの格納状態を示す図。
【図4】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手帳
の基本パーツパターンROMにおける側面モンタージュ
用基本パーツパターンの格納状態を示す図。
【図5】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手帳
の基本パーツパターンROMにおける全身モンタージュ
用基本パーツパターンの格納状態を示す図。
【図6】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手帳
のモンタージュRAMに登録された正面及びその側面モ
ンタージュを構成する各パーツパターン番号の格納状態
を示す図。
【図7】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手帳
のシルエットRAMにおけるシルエットパターンの格納
状態を示す図。
【図8】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手帳
の個人データRAMにおける個人情報の格納状態を示す
図。
【図9】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手帳
におけるモンタージュ作成シルエット表示の基本処理を
示すフローチャート。
【図10】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手
帳の正面モンタージュ作成処理を示すフローチャート。
【図11】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手
帳の側面モンタージュ作成処理を示すフローチャート。
【図12】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手
帳のモンタージュ作成処理に伴うデータ合成表示処理を
示すフローチャート。
【図13】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手
帳のシルエット変換表示処理を示すフローチャート。
【図14】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手
帳のモンタージュ作成処理及びそのシルエット変換処理
に伴う作成モンタージュ及びそのシルエットの表示状態
を示す図。
【図15】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手
帳のデータ入力登録処理を示すフローチャート。
【図16】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手
帳の個人データ検索表示処理を示すフローチャート。
【図17】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手
帳の個人データ検索表示処理に伴う個人情報の表示状態
を示す図。
【図18】上記モンタージュ表示装置を搭載した電子手
帳のシルエットゲーム処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…電子手帳本体、12a…左操作面、12b…右操
作面、13a…「ON」キー、13b…「OFF」キ
ー、14…「モンタージュ作成」キー、15…「側面」
キー、16a,16b「▽,△」…基本モンタージュ選
択キー、17a,17b「↑,↓」…パーツ指定キー、
18a,18b「←,→」…パターン選択キー、19…
「シルエット作成」キー、20…「データ入力」キー、
20a…「シークレット」キー、21…「登録」キー、
22…「検索」キー、23…「シルエットゲーム」キ
ー、24…液晶ドットマトリクス表示部、25「0〜
9」…テンキー、26「+,−,×,÷,=」…演算子
キー、27「A〜Z」…アルファベットキー、31…C
PU、32…入力部、33…基本パーツパターンRO
M、34…モンタージュRAM、35…シルエットRA
M、36…個人データRAM、37…合成RAM、38
…乱数発生回路、39…パスワード記憶部、40…表示
駆動回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段と、 表示対象物の外観の一部または全部を表す外観データを
    記憶する外観データ記憶手段と、 この外観データ記憶手段に記憶されている外観データを
    シルエットデータに変換するシルエット変換手段と、 このシルエット変換手段により変換されたシルエットデ
    ータに基づき、上記表示対象物の外観の一部または全部
    をシルエット状態にして上記表示手段に表示させる表示
    制御手段とを具備したことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 表示手段と、 複数の表示対象物の外観の一部または全部を表す外観デ
    ータを記憶する外観データ記憶手段と、 この外観データ記憶手段に記憶されている複数の表示対
    象物の外観データのうち任意の外観データに対してその
    外観データが秘密であることを示すシークレットデータ
    を設定するシークレット設定手段と、 上記外観データ記憶手段に記憶されている複数の表示対
    象物の外観データにそれぞれ対応するシルエットデータ
    を記憶するシルエットデータ記憶手段と、 上記外観データ記憶手段に記憶されている複数の表示対
    象物の外観データのうち任意の外観データを検索する検
    索手段と、 この検索手段により検索された表示対象物の外観データ
    に対し上記シークレットデータが設定されている場合に
    はその外観データに対応して上記シルエットデータ記憶
    手段に記憶されているシルエットデータに基づき上記検
    索された表示対象物の外観の一部または全部をシルエッ
    ト状態にして上記表示手段に表示させ、該シークレット
    データが設定されてない場合にはその外観データに基づ
    き上記検索された表示対象物の外観の一部または全部を
    そのまま上記表示手段に表示させる表示制御手段とを具
    備したことを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 表示手段と、 複数の表示対象物それぞれの固有の情報を記憶する表示
    対象物情報記憶手段と、 この表示対象物情報記憶手段に記憶されている複数の表
    示対象物それぞれの固有の情報に対応してその表示対象
    物の外観の一部または全部を表す外観データを記憶する
    外観データ記憶手段と、 この外観データ記憶手段に記憶されている複数の表示対
    象物の外観データのうち任意の少なくとも1つの表示対
    象物の外観データに対してその外観データが秘密である
    ことを示すシークレットデータを設定するシークレット
    設定手段と、 上記外観データ記憶手段にに記憶されている複数の表示
    対象物の外観データにそれぞれ対応するシルエットデー
    タを記憶するシルエットデータ記憶手段と、 上記表示対象物情報記憶手段に記憶されている複数の表
    示対象物それぞれの固有の情報に基づき任意の表示対象
    物を検索する検索手段と、 この検索手段により検索された表示対象物の外観データ
    に対し上記シークレットデータが設定されている場合に
    はその外観データに対応して上記シルエットデータ記憶
    手段に記憶されているシルエットデータに基づき上記検
    索された表示対象物の外観の一部または全部をシルエッ
    ト状態にして上記表示手段に表示させ、該シークレット
    データが設定されてない場合にはその外観データに基づ
    き上記検索された表示対象物の外観の一部または全部を
    そのまま上記表示手段に表示させる表示制御手段とを具
    備したことを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 データ入力手段と、 予め設定された特定のデータを記憶する特定データ記憶
    手段と、 表示手段と、 複数の表示対象物の外観の一部または全部を表す外観デ
    ータを記憶する外観データ記憶手段と、 この外観データ記憶手段に記憶されている複数の表示対
    象物の外観データのうち任意の少なくとも1つの表示対
    象物の外観データに対してその外観データが秘密である
    ことを示すシークレットデータを設定するシークレット
    設定手段と、 上記外観データ記憶手段に記憶されている複数の表示対
    象物の外観データにそれぞれ対応するシルエットデータ
    を記憶するシルエットデータ記憶手段と、 上記外観データ記憶手段に記憶されている複数の表示対
    象物の外観データのうち任意の1つの表示対象物の外観
    データを検索する検索手段と、 この検索手段により検索された表示対象物の外観データ
    に対し上記シークレットデータが設定されている場合に
    はその外観データに対応して上記シルエットデータ記憶
    手段に記憶されているシルエットデータに基づき上記検
    索された表示対象物の外観の一部または全部をシルエッ
    ト状態にして上記表示手段に表示させ、該シークレット
    データが設定されてない場合にはその外観データに基づ
    き上記検索された表示対象物の外観の一部または全部を
    そのまま上記表示手段に表示させる表示制御手段と、 この表示制御手段により上記検索された表示対象物の外
    観の一部または全部がシルエット状態で表示された際、
    上記データ入力手段により入力されたデータと上記特定
    データ記憶手段に記憶されている特定データとが一致し
    た場合には、そのシルエット状態を解除し上記検索され
    た表示対象物の外観の一部または全部をそのまま表示さ
    せるシルエット解除手段とを具備したことを特徴とする
    表示装置。
  5. 【請求項5】 データ入力手段と、 予め設定された特定のデータを記憶する特定データ記憶
    手段と、 表示手段と、 複数の表示対象物それぞれの固有の情報を記憶する表示
    対象物情報記憶手段と、 この表示対象物情報記憶手段に記憶されている複数の表
    示対象物それぞれの固有の情報に対応してその表示対象
    物の外観の一部または全部を表す外観データを記憶する
    外観データ記憶手段と、 この外観データ記憶手段に記憶されている複数の表示対
    象物の外観データのうち任意の少なくとも1つの表示対
    象物の外観データに対してその外観データが秘密である
    ことを示すシークレットデータを設定するシークレット
    設定手段と、 上記外観データ記憶手段にに記憶されている複数の表示
    対象物の外観データにそれぞれ対応するシルエットデー
    タを記憶するシルエットデータ記憶手段と、 上記表示対象物情報記憶手段に記憶されている複数の表
    示対象物それぞれの固有の情報に基づき上記外観データ
    記憶手段に記憶されている表示対象物の外観データを検
    索する検索手段と、 この検索手段により検索された表示対象物の外観データ
    に対し上記シークレットデータが設定されている場合に
    はその外観データに対応して上記シルエットデータ記憶
    手段に記憶されているシルエットデータに基づき上記検
    索された表示対象物の外観の一部または全部をシルエッ
    ト状態にして上記表示手段に表示させ、該シークレット
    データが設定されてない場合にはその外観データに基づ
    き上記検索された表示対象物の外観の一部または全部を
    そのまま上記表示手段に表示させる表示制御手段と、 この表示制御手段により上記検索された表示対象物の外
    観の一部または全部がシルエット状態で表示された際、
    上記データ入力手段により入力されたデータと上記特定
    データ記憶手段に記憶されている特定データとが一致し
    た場合には、そのシルエット状態を解除し上記検索され
    た表示対象物の外観の一部または全部をそのまま表示さ
    せるシルエット解除手段とを具備したことを特徴とする
    表示装置。
  6. 【請求項6】 情報入力手段と、 表示手段と、 複数の表示対象物それぞれの固有の情報を記憶する表示
    対象物情報記憶手段と、 この表示対象物情報記憶手段に記憶されている複数の表
    示対象物それぞれの固有の情報に対応してその表示対象
    物の外観の一部分または全部分を表すシルエットデータ
    を記憶するシルエットデータ記憶手段と、 このシルエットデータ記憶手段に記憶される複数の表示
    対象物のシルエットデータをランダムに選択し、該選択
    されたシルエットデータに基づきその表示対象物の外観
    の一部分または全部分をシルエット状態にして上記表示
    手段に表示させるシルエットランダム表示手段と、 このシルエットランダム表示手段によりランダム選択さ
    れた表示対象物の外観の一部分または全部分がシルエッ
    ト状態で表示された際、該ランダム選択された表示対象
    物の固有の情報と上記情報入力手段により入力された情
    報との一致/不一致を比較判定する情報比較手段と、 この情報比較手段による一致/不一致の比較判定結果を
    上記表示手段に表示させる結果表示手段とを具備したこ
    とを特徴とする表示装置。
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