JPH06202510A - 加熱体、加熱装置、及び画像形成装置 - Google Patents

加熱体、加熱装置、及び画像形成装置

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JPH06202510A
JPH06202510A JP36159692A JP36159692A JPH06202510A JP H06202510 A JPH06202510 A JP H06202510A JP 36159692 A JP36159692 A JP 36159692A JP 36159692 A JP36159692 A JP 36159692A JP H06202510 A JPH06202510 A JP H06202510A
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heating
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康裕 中田
Toshio Yoshimoto
敏生 善本
Yasumasa Nashida
安昌 梨子田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミック基板と、該基板上に形成された通
電により発熱する抵抗体と、検温素子を備え、前記抵抗
体に電力が供給されて発熱し、前記検温素子の検温情報
に基づいて前記抵抗体に対する供給電力の制御がなされ
る加熱体について、熱容量が小さく、耐久性のある、ば
らつきの小さい、信頼性の高い、加熱体を構成するこ
と。 【構成】 セラミック基板31と、該基板31上に印刷
・焼成を経て形成された厚膜抵抗体32と、該セラミッ
ク基板31上に薄膜形成された感温抵抗体52を備え、
前記厚膜抵抗体32に電力が供給されて発熱し、前記感
温抵抗体52の検温情報に基づいて前記厚膜抵抗体32
に対する供給電力の制御がなされることを特徴とする加
熱体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱体、加熱装置、及
び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被加熱材の加熱装置として、特開昭63
−313182号公報・特開平1−263679号公報
・特開平2−157878号公報・特開平4−4407
5〜44083号公報等でフィルム加熱方式の加熱装置
が知られている。
【0003】この加熱装置は、被加熱材を加熱体と耐熱
フィルムを介して密着させ加熱体と耐熱フィルムとを相
対移動させて加熱体の熱を耐熱フィルムを介して被加熱
材へ与える方式・構成のものであり、電子写真複写機・
プリンタ・ファクシミリ等の画像形成装置における画像
加熱定着装置(熱定着器)、即ち電子写真・静電記録・
磁気記録等の適宜の画像形成プロセス手段により加熱溶
融性の樹脂等よりなるトナーを用いて記録材(エレクト
ロファックスシート・静電記録シート・転写材シート・
印刷紙など)の面に直接方式もしくは間接(転写)方式
で形成した目的の画像情報に対応した未定着トナー画像
を該画像を担持している記録材面に永久固着画像として
加熱定着処理する手段として活用できる。
【0004】また、例えば、画像担持した記録材を加熱
して表面性(艶など)を改質する装置、仮定着処理する
装置など、その他、被加熱材を加熱処理する手段として
広く使用できる。
【0005】このようなフィルム加熱方式の加熱装置
は、昇温の速い低熱容量の加熱体や薄膜のフィルムを用
いることができるため、省電力化やウェイトタイムの短
縮化(クイックスタート性)が可能となる、画像形成装
置等の本機の機内昇温を低めることができる等の利点を
有し、効果的なものである。
【0006】加熱体としては、耐熱性・絶縁性のセラミ
ック基板と、該基板に印刷・焼成を経て形成された厚膜
抵抗体を基本構成とし、該抵抗体に電力を供給して発熱
させる所謂セラミックヒータが用いられている。
【0007】図7・図8に、特開平4−44075〜4
4083号公報等に開示の、画像加熱定着装置としての
フィルム加熱方式の加熱装置を示した。図7は要部の概
略の横断面図、図8は要部の一部切欠き分解斜視図であ
る。
【0008】1はフィルム内面ガイド部材(ガイドステ
ー部材)、3はこのフィルム内面ガイド部材の下面に耐
熱・断熱材製のヒータホルダ2を介して配設した加熱体
としてのセラミックヒータ、4はこのヒータ3付のフィ
ルム内面ガイド部材1にルーズに外嵌させた円筒型の耐
熱性フィルム(定着フィルム)、5は該フィルム4を介
してヒータ3に対して圧接させた加圧部材としての加圧
ローラである。
【0009】加熱体としてのセラミックヒータ3は被加
熱材としての記録材Pの搬送方向に直交する方向(図7
において図面に垂直な方向)を長手とする絶縁性・高耐
熱性・低熱容量のアルミナ等のセラミック基板31と、
この基板31の表面側(フィルム擦動面側)に長手に沿
って印刷・焼成を経て形成されたPdAg等の線状或い
は細帯状の発熱源としての厚膜抵抗体(通電発熱抵抗
体)32を基本構成とする全体的に低熱容量のものであ
る。厚膜抵抗体32を形成した側の基板表面側はガラス
・フッ素樹脂等の薄い表面保護層33を設けてある。ま
た基板裏面側には検温素子(温度測定器、例えばサーミ
スタ)34・過熱保護手段(過熱防止部材、例えば温度
ヒューズ)35等を設けてある。
【0010】該セラミックヒータ3は厚膜抵抗体32の
長手両端間に通電がなされて該抵抗体32が発熱し全体
が急速昇温する。そしてその昇温が検温素子34で検知
されその検知情報に基づいて通電制御系により厚膜抵抗
体32への通電が制御され、ヒータ3の温度が所定の定
着温度に制御される。
【0011】8(図8)は厚膜抵抗体32に対する通電
コネクタであり、ヒータ3の長手一端部に嵌着されて厚
膜抵抗体32と通電回路とを接続化する。9はサーミス
タ34の信号を取り出すコネクタであり、ヒータ3の長
手他端部に嵌着されて検温素子であるサーミスタ34と
制御回路とを接続化する。
【0012】フィルム4は熱容量を小さくしてクイック
スタート性を向上させるためにフィルム膜厚は100μ
m以下、好ましくは50μm以下、20μm以上の、耐
熱性・トナー離型性・強靭性を有するPTFE、PF
A、FEP等の単層フィルム、あるいはポリイミド、ポ
リアミドイミド、PEEK、PES、PPE等の円筒型
フィルムの外周表面にPTFE、PFA、FEP等をコ
ーティングした複合層フィルムを使用できる。
【0013】加圧ローラ5は芯金に同心一体にシリコン
ゴム等の離型性の良い耐熱ゴム層を形成したものなどで
ある。
【0014】この加圧ローラ5とヒータ3との間にフィ
ルム4を挟ませて加圧ローラ5とヒータ3とを所定の押
圧力で圧接させてある。Nはフィルム4を挟んでヒータ
3と加圧ローラ5との圧接で形成されるニップ部(定着
ニップ部)である。
【0015】加圧ローラ5はその一方の軸端に固着した
ギヤ(不図示)が画像形成装置本体の駆動系のギヤ(不
図示)に噛合しており、所定の周速度をもって回転駆動
されることで加圧ローラ5の表面摩擦力で円筒型の定着
フィルム4がヒータ3の表面に密着摺動してフィルム内
面ガイド部材1の回りを回転駆動される。
【0016】フィルム4が加圧ローラ5の回転駆動によ
り回転しており、またヒータ3の加熱状態において、不
図示の画像形成プロセス手段部から搬送された、被加熱
材としての未定着トナー画像を上面に担持した記録材P
が入口ガイド6で定着ニップ部Nの回転フィルム4と回
転加圧ローラ5との間に導入される。
【0017】定着ニップ部Nに導入された記録材Pは回
転するフィルム4の面に密着して該フィルム4と一緒に
定着ニップ部Nを通過することで、記録材Pが定着ニッ
プ部Nを通過する過程で、ヒータ3の熱エネルギーがフ
ィルム4を介して記録材Pに与えられてトナー画像の加
熱定着がなされる。
【0018】定着ニップ部Nを通過した記録材Pは排出
ガイド7を通過して所定の排出トレイ(不図示)へ出力
される。
【0019】図9はヒータ3に対する通電系のブロック
回路図である。ヒータ3の一端部に通電用コネクタ8が
嵌着されるので、商用電源102→トライアック等の抵
抗体通電手段101→ヒータ3の表面側の厚膜抵抗体3
2→ヒータ3の裏面側の過熱保護手段としての温度ヒュ
ーズ35、の通電回路が構成され、通電手段101で制
御された電力がヒータ3の厚膜抵抗体32へ供給されて
ヒータが加熱される。
【0020】またヒータ3の他端部に信号取り出し用コ
ネクタ9が嵌着されることで、ヒータ3の裏面側の検温
素子であるサーミスタ34と制御系のA/Dコンバータ
103とが接続化され、分圧抵抗104でサーミスタ電
圧が取り出されてA/Dコンバータ103へ入力され、
8ビットのディジタルデータS1 としてCPU100へ
取り込まれる。
【0021】CPU100はその入力ディジタルデータ
1 を基にヒータ3を所定の一定温度に制御すべく通電
手段101を制御する。
【0022】またCPU100は所定の制御信号群S2
で画像データ処理ユニット(コントローラ)105と接
続され、さらに該ユニット105はインターフェース信
号S3 により画像形成装置外のホストコンピュータ10
6と接続される。
【0023】ヒータ3の過熱保護手段35は、ヒータ3
の暴走でヒータが所定の温度以上に過熱されると厚膜抵
抗体32に対する通電を緊急遮断する役目をする。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
(A)上述例のようなフィルム加熱方式の加熱装置にお
いて加熱体3として使用されるセラミックヒータ、即ち
セラミック基板と、該基板に印刷・焼成を経て形成され
た厚膜抵抗体を基本構成とし、該抵抗体に電力を供給し
て発熱させる加熱体は、熱容量の小さい加熱装置を実現
でき、装置の温度を素早く変化させることができる。ま
た突入電流が無い。これらの特徴は上述例のような画像
加熱定着装置等の発熱源として有利であり、画像加熱定
着装置の発熱源として従来主流であるハロゲンヒータに
比べて優れている。
【0025】しかし、加熱体の熱容量の小ささは加熱装
置の温度制御を難しくする。特に温度制御の要となる検
温素子34の熱容量は温度制御に悪影響を与える。
【0026】この問題を解決するため従来は図10或い
は図11のような検温素子配設形態を用いていた。
【0027】図10のものにおいて、32はセラミック
基板31の表面側に長手に沿って細帯状に形成した厚膜
抵抗体あり、ガラス入りPdAg等を印刷・焼成して作
られている。
【0028】32aはこの厚膜抵抗体32の図面上右端
側のセラミック基板表面部分に該厚膜抵抗体32に導通
させて形成した電気的接点である電極である。32bは
該厚膜抵抗体32に略並行させてセラミック基板表面に
形成した通電路としての導電層である。この導電層32
bの左端部と厚膜抵抗体32の左端部とは導通させてあ
る。
【0029】またこの導電層32bの右端部は導電性ス
ルーホール32cを介してセラミック基板31の裏面側
に形成した通電路としての導電層32dの左端部と導通
している。32eはこの導電層32dの右端部に一連に
形成した電気的接点である電極である。
【0030】上記の電極32a・32e、導電路32b
・32dはAg、PdAg等を印刷・焼成して作られて
いる。
【0031】このヒータ3の右端部に通電用コネクタ8
(図8・図9)を嵌着することで上記の電極32a・3
2eに対してそれぞれ該コネクタ8側の給電電極が接触
してヒータ3と通電回路101・102が接続化する。
【0032】34は検温素子としてのサーミスタであ
り、ヒータ3のセラミック基板裏面に対して、サーミス
タ電極と、サーミスタをセラミック基板31に押し付け
るバネの役割を合わせ持ったバネ電極34a・34bで
もって押圧接触状態に保持させてある。
【0033】図11のものは、サーミスタ34をセラミ
ック基板31の裏面に直に実装したものである。即ち、
セラミック基板31の裏面側に一対の通電路としての並
行2本の導電層34c・34dを形成し、この2本の導
電層34c・34dの右端部間にサーミスタ34を配置
し、導電性接着剤34eにより導電層34c・34dに
導通させてセラミック基板裏面に設けたものである。
【0034】上記2本の導電層34c・34dの左端側
は、それぞれ導電性のスルーホール34f・34gを介
して、セラミック基板表面の左端側の形成した2つの電
気的接点としての電極34h・34iに導通させてあ
る。
【0035】該ヒータ3の左端部に信号取り出し用コネ
クタ9(図8・図9)を嵌着することで上記の電極34
h・34iに対してそれぞれ該コネクタ9側の電極が接
触してサーミスタ3と制御系のA/Dコンバータ103
とが接続化される。
【0036】導電層34c・34d、電極34h・34
iはAg、PdAg等を印刷・焼成して作られている。
また厚膜抵抗体32、電極32a・32e、導電層32
b・32d、スルーホール32cは前記図10のものと
同様である。
【0037】しかし、前述図10のサーミスタ押圧接触
式のものは熱容量を小さくするには限界があり、十分小
さくできない。またバネ34a・34bの押圧のばらつ
きにより検出温度に差異が出る等の問題が存在する。
【0038】また前述図11のサーミスタ接着式のもの
は接着剤34eを使用するため耐久性に劣るという問題
があった。
【0039】そこで本発明の第1の目的は、この種の加
熱体もしくは加熱装置について、熱容量が小さく、耐久
性のある、ばらつきの小さい、信頼性の高いものを構成
することにある。
【0040】(B)従来、画像形成装置において画像定
着用の加熱装置としての画像加熱定着装置の最も一般的
なものは、ハロゲンヒータを内装した加熱ローラ(定着
ローラ)を所定の温度に制御し、この加熱ローラと加圧
ローラとの圧接ニップ部に未定着画像を形成担持させた
記録材を導入して挟持搬送することで画像を加熱定着す
る熱ローラ方式のものである。
【0041】このような装置の場合は、加熱手段である
加熱ローラの熱容量がフィルム加熱方式で用いられる前
記のような加熱体に比べて大きいため、記録材の通過す
る加熱ローラ部分(通紙部)と、通過しない加熱ローラ
部分(被通紙部)との加熱ローラ表面の温度差(非通紙
部昇温)はさほど大きくならない。
【0042】記録材の定着ニップ部通過スピードや加熱
ローラの制御温度等の条件により異なるが、大むね上記
の温度差は20deg〜50deg程度である。
【0043】しかし、前述のようなフィルム加熱方式の
加熱装置では、加熱手段としてのヒータ3と、被加熱材
としての記録材Pとの間には耐熱性フィルム4しかな
く、加圧ローラ5を含めた加熱系の熱容量が小さいの
で、耐熱性フィルム表面の記録材通紙部と非通紙部との
温度差は最悪条件では100deg位となってしまう。
【0044】図12にCPU100(図9)が加熱体3
を一定温度に制御したときの、幅広Waの記録材Pを通
紙したときと、幅狭Wbの記録材Pを通紙したときとに
おける、フィルム4と加圧ローラ5との間(定着ニップ
部N)の長手に沿う温度分布を示した。(b)が幅広W
aの記録材Pを通紙したとき、(c)が幅狭Wbの記録
材Pを通紙した時のものである。(c)では通紙部と被
通紙部の温度差△Tは最悪100degにもなる。
【0045】(c)の様な状態では、非通紙部の温度T
が200°Cをこえるため、加熱手段であるヒータ3の
過熱保護手段35がその取り付け位置によっては画像形
成装置の使い方には問題ないのに切れてしまうことがあ
る。
【0046】又、切れてしまわない様に過熱保護部材3
5をヒータ3から遠ざけて配設することが必要となる。
このような場合、ヒータ3が画像形成装置内の何らかの
不具合により過熱したときに、過熱保護部材35が作動
する温度が上がってしまうため、画像形成装置の安全性
が低下してしまう。
【0047】そこで本発明の第2の目的は、この種の加
熱装置について、過熱保護部材35の誤作動を防ぐとと
もに、安全性の高い、信頼性のあるものにすることにあ
る。また該加熱装置を画像形成定着装置として備えた安
全性の高い画像形成装置を提供することにある。
【0048】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする、加熱体、加熱装置、及び画像形成装置であ
る。
【0049】(1)セラミック基板と、該基板上に印刷
・焼成を経て形成された厚膜抵抗体と、該セラミック基
板上に薄膜形成された感温抵抗体を備え、前記厚膜抵抗
体に電力が供給されて発熱し、前記感温抵抗体の検温情
報に基づいて前記厚膜抵抗体に対する供給電力の制御が
なされることを特徴とする加熱体。
【0050】(2)感温抵抗体がスパッタプロセスによ
り形成されたSiCであることを特徴とする(1)の加
熱体。
【0051】(3)感温抵抗体がスパッツタプロセスに
より形成されたMn/Co/Ni/Oであることを特徴
とする(1)の加熱体。
【0052】(4)感温抵抗体の電極として印刷・焼成
を経て形成された厚膜導電体を有し、電気接点部の積層
構造が、セラミック基板、厚膜導電体、感温抵抗体の順
の層構成をなすことを特徴とする(1)の加熱体。
【0053】(5)セラミック基板と薄膜形成された感
温抵抗体との間にSiO2 層を備えたことを特徴とする
(1)の加熱体。
【0054】(6)感温抵抗体がスパッタプロセスによ
り形成されたSiCであることを特徴とする(5)の加
熱体。
【0055】(7)感温抵抗体がスパッツタプロセスに
より形成されたMn/Co/Ni/Oであることを特徴
とする(5)の加熱体。
【0056】(8)感温抵抗体の電極として印刷・焼成
を経て形成された厚膜導電体を有し、SiO2 層がスパ
ッタプロセスにより薄膜形成されたものであり、電気接
点部の積層構造が、セラミック基板、厚膜導電体、Si
2 層、感温抵抗体の順の層構成をなすことを特徴とす
る(5)の加熱体。
【0057】(9)感温抵抗体の電極として印刷・焼成
を経て形成された厚膜導電体を有し、SiO2 層が印刷
・焼成により厚膜形成されたものであり、電気接点部の
積層構造が、セラミック基板、SiO2 層、厚膜導電
体、感温抵抗体の順の層構成をなすことを特徴とする
(5)の加熱体。
【0058】(10)被加熱材を加熱体に耐熱性フィル
ムを介して密着させ加熱体と耐熱性フィルムとを相対移
動させ、加熱体の熱を耐熱性フィルムを介して被加熱材
へ与える加熱装置において、前記加熱体が、セラミック
基板と、該基板上に印刷・焼成を経て形成された厚膜抵
抗体と、該セラミック基板上に薄膜形成された感温抵抗
体を備え、前記厚膜抵抗体に電力が供給されて発熱し、
前記感温抵抗体の検温情報に基づいて前記厚膜抵抗体に
対する供給電力の制御がなされることを特徴とする加熱
装置。
【0059】(11)画像形成装置の画像加熱定着装置
であることを特徴とする(10)に記載の加熱装置。
【0060】(12)記録材を加熱体に耐熱性フィルム
を介して密着させ加熱体と耐熱性フィルムとを相対移動
させ、加熱体の熱を耐熱性フィルムを介して記録材へ与
える加熱手段を有する画像形成装置において、前記加熱
手段に設けた過熱保護手段と記録材搬送基準との両者の
記録材搬送方向と直交する方向の距離L1 と、画像形成
装置内の記録材搬送路上に配置した記録材有無検出手段
と記録材搬送基準との両者の記録材搬送方向と直交する
方向の距離L2 との関係がL1 <L2 であることを特徴
とする画像形成装置。
【0061】(13)記録材有無検出手段は画像形成装
置の画像形成動作が開始されるトリガとなることを特徴
とする(12)の画像形成装置。
【0062】(14)加熱手段の加熱体が、セラミック
基板と、該基板上に印刷・焼成を経て形成された厚膜抵
抗体と、該セラミック基板上に薄膜形成された感温抵抗
体を備え、前記厚膜抵抗体に電力が供給されて発熱し、
前記感温抵抗体の検温情報に基づいて前記厚膜抵抗体に
対する供給電力の制御がなされることを特徴とする(1
2)の画像形成装置。
【0063】
【作用】上記(1)乃至(11)の構成の加熱体もしく
は加熱装置は、加熱体の検温素子がセラミック基板面に
直接に又はSiO2 層を介して一体に均一に密着して薄
膜形成された感温抵抗体であるから、該感温抵抗自体の
熱容量は小さく、また前述図10のサーミスタ押圧接触
式のものにおけるような押圧のばらつきによる検出温度
差を生ぜず、前述図11のサーミスタ接着式のものにお
けるような耐久性の低下の問題がなく、耐久性・信頼性
の高いもとなる。
【0064】セラミック基板にSiO2 層を形成して基
板面の平坦性を向上させ、その上に感温抵抗体を形成す
ることに信頼性がより向上する。
【0065】また上記(12)乃至(14)の構成のフ
ィルム加熱方式の加熱手段を有する画像形成装置におい
て、加熱手段の過熱保護手段の取付位置と記録材有無検
出手段の搬送基準位置からの距離L1 とL2 の関係をL
1 <L2 とすることにより、過熱保護手段は加熱手段の
通紙部に対応し、過熱保護手段の誤動作を防ぐととも
に、安全性の高い画像形成装置を構成することが可能と
なる。
【0066】さらに、画像形成部の上流に接続したコン
トローラへの画像印字可能信号を上記記録材有無検出手
段信号を基に生成することにより、フィルム加熱方式の
加熱手段とその周辺の温度を不用意に上昇させることな
く耐熱性の高くない部材で加熱手段を構成することが可
能となる。
【0067】
【実施例】
I.下記の第1及び第2の実施例は前記(1)乃至(1
1)の構成を特徴とする加熱体もしくは加熱装置の実施
例である。
【0068】〈第1の実施例〉(図1) 図1の(a)は加熱体の表面側の平面図、(b)は裏面
側の平面図、(c)は感温抵抗体部分の拡大図、(d)
は(c)のd−d線に沿う断面図である。
【0069】前述図11の加熱体3もしくは加熱装置
(画像加熱定着装置)と共通する構成部材・部分は同一
の符号を付して再度の説明を省略する。本実施例の加熱
体3は検温素子部を下記の構成としてある点で前述図1
1の加熱体3と異なる。
【0070】即ち、セラミック基板31の裏面側に形成
した並行2本の導電層34c・34dの右端部間にスパ
ッタプロセスにてSiO2 層(膜)51を形成し、この
SiO2 層51の上に、スパッタプロセスによりSi
C,Mn/Co/Ni/O等の感温抵抗体52を形成
し、該感温抵抗体52と一方の導電層34c、及び該感
温抵抗体52と他方の導電層34dとにそれぞれまたが
らせてスパッタプロセスもしくは蒸着によりAg,P
t,AgPt,Au,AuPt,AgPd等の電極53
・54を形成して感温抵抗体52と導電層34c・34
dを電気的に導通させて検温素子部をセラミック基板3
1の裏面に実装したものである。
【0071】この加熱体3の作成は、まず本工程とし
て、無垢のセラミック基板31の表面側及び裏面側に対
して、厚膜抵抗体32、電極32a・32e・34h・
34i、導電層32b・32d・34c・34d、スル
ーホール32c・34f・34gが厚膜作成工程により
作成される。この本工程は印刷工程・焼成工程よりな
る。
【0072】上記の本工程を行なった後に、薄膜作成工
程により、前記の検温素子部としてのSiO2 層51,
感温抵抗体52,電極53・54の作成がなされる。
【0073】本工程においては必ず厚膜工程を先に行な
わなければならない。これは厚膜作成工程における焼成
工程は〜600℃程度になるため、感温抵抗体52や電
極53・54がダメージを受けてしまうからである。
【0074】本実施例において検温素子部のSiO2
51は、感温抵抗体52を形成するにあたっての、セラ
ミック基板31上の平坦性改善、感温抵抗体52の汚染
防止のために設けられているもので、従ってこの両者の
問題が解決できるのであれば省いても差し支えない。ま
た感温抵抗体52の抵抗値の精度が充分であれば電極5
3・54も不要である。感温抵抗体52と電極53・5
4の作成の順番、層構造の上下は逆でも差し支えない。
【0075】〈第2の実施例〉(図2) 本実施例は、前記の第1の実施例の検温素子部のSiO
2 層51については、無垢のセラミック基板31の表面
側及び裏面側に厚膜抵抗体32、電極32a・32e・
34h・34i、導電層32b・32d・34c・34
d、スルーホール32c・34f・34gを厚膜作成工
程により作成する本工程で導電層34c・34dの右端
部の下にして予め作成しておく。
【0076】上記の本工程を行なった後に、薄膜作成工
程により、導電層34c・34dの間のSiO2 層51
上に、スパッタプロセスによりSiC,Mn/Co/N
i/O等の感温抵抗体52を形成し、該感温抵抗体52
と一方の導電層34c、及び該感温抵抗体52と他方の
導電層34dとにそれぞれまたがらせてスパッタプロセ
スもしくは蒸着によりAg,Pt,AgPt,Au,A
uPt,AgPd等の電極53・54を形成して感温抵
抗体52と導電層34c・34dを電気的に導通させて
検温素子部をセラミック基板31の裏面に実装したもの
である。
【0077】本実施例の場合も、検温素子部のSiO2
層51は、感温抵抗体52を形成するにあたっての、セ
ラミック基板31上の平坦性改善、感温抵抗体52の汚
染防止のために設けられているもので、従ってこの両者
の問題が解決できるのであれば省いても差し支えない。
また感温抵抗体52の抵抗値の精度が充分であれば電極
53・54も不要である。感温抵抗体52と電極53・
54の作成の順番、層構造の上下は逆でも差し支えな
い。
【0078】第1の実施例の加熱体も、第2の実施例の
加熱体も、検温素子はセラミック基板31面に直接に又
はSiO2 層51を介して一体に均一に密着して薄膜形
成された感温抵抗体52であるから、該感温抵抗52自
体の熱容量は小さく、また前述図10のサーミスタ押圧
接触式のものにおけるような押圧のばらつきによる検出
温度差を生ぜず、前述図11のサーミスタ接着式のもの
におけるような耐久性の低下の問題がなく、耐久性・信
頼性の高いものであった。
【0079】セラミック基板31にSiO2 層51を形
成して基板31面の平坦性を向上させ、その上に感温抵
抗体52を形成することに信頼性がより向上する。
【0080】II.下記の第3及び第4の実施例は前記
(12)乃至(14)の構成を特徴とする画像形成装置
の実施例である。
【0081】〈第3の実施例〉(図3・図4) 図3は画像形成装置内の画像加熱手段である前記フィル
ム加熱方式の定着装置のヒータ3と、該ヒータ3に設け
た過熱保護手段としての温度ヒューズ35と、記録材有
無センサ60との位置関係を示している。
【0082】不図示の画像形成プロセス手段部からの画
像定着すべき記録材Pは記録材搬送基準線O(本例では
片側基準搬送)に沿って矢印a方向に搬送されて定着装
置の定着ニップ部Nへ導入される。
【0083】センサ60は定着装置よりも記録材搬送方
向上流側の記録材搬送路上に配設してある。
【0084】そしてヒータ3の温度ヒューズ35と記録
材搬送基準線Oとの両者の記録材搬送方向と直交する方
向の距離L1 と、センサ60と記録材搬送基準線Oとの
両者の記録材搬送方向と直交する方向の距離L2 はL1
<L2 の関係となるように構成してある。記録材Pは紙
幅がWaの場合とWbの場合を示している。
【0085】図4は前述図9と同様の、ヒータ3に対す
る通電系のブロック回路図である。この回路図におい
て、上記の記録材有無検出センサ60の記録材検出信号
4 がCPU100へ取り込まれる。他の回路構成は前
述図9と同じであるから再度の説明は省略する。
【0086】CPUは100はセンサ60の信号S4
紙有状態になったときに、コントローラ105に対して
画像形成可能信号をインターフェースを介して出力し、
コントローラ105はホストコンピュータ19へ同様に
画像データ受信可能信号をインターフェースを介して出
力する。
【0087】記録材Pの紙幅がL2 より小さくなると、
センサ60で紙有状態が検出できないので、画像形成動
作には入らなく、ヒータ3の抵抗体32への通電が開始
されない。紙巾がL2 より大きくなると、紙有を検出し
て抵抗体32への通電を行ない一連の印字動作を開始す
る。
【0088】〈第4の実施例〉(図5) 図5は本実施例における、ヒータ3の過熱保護手段とし
ての温度ヒューズ35と、記録材有無センサ60との位
置関係を示しており、本実施例は記録材搬送を中央基準
搬送Oとしている場合である。この場合も前述第3の実
施例の場合と同様にL1 <L2 の関係構成としてある。
【0089】〈第5の実施例〉(図6) 図6は本実施例のヒータ3に対する通電系のブロック回
路図である。通電系の制御は前述第3の実施例の図4の
回路と同じであるが、本実施例では、記録材有無検出セ
ンサ60の信号を画像形成装置外部の別構成ユニット2
00へ供給するようにしてある。
【0090】該別構成ユニット200は例えばオプショ
ナルカセットであり、画像形成装置が有する手差し口へ
紙を供給する封筒フィーダであってもよい。
【0091】201は該ユニット200内のコントロー
ルCPUであり、不図示のモータ・ソレノイド等を制御
し、自動的に手差し口へ紙を供給する。
【0092】今まで説明した実施例では過熱保護手段3
5として温度ヒューズを用いたが、他のいかなるもので
あってもよい。又、画像形成装置内の過熱保護手段35
と記録材有無検出センサ60の位置を記述したが、L1
<L2 の関係が保たれるならどのような配置でもかまわ
ない。
【0093】以上の第3〜第5の実施例のように、画像
加熱定着のためにフィルム加熱方式の加熱手段を有する
画像形成装置において、加熱手段3の過熱保護手段35
の取付位置と紙有無検出手段60の搬送基準位置0から
の距離L1 とL2 の関係をL1 <L2 とすることによ
り、過熱保護手段35は加熱手段の通紙部に対応し、過
熱保護手段35の誤動作を防ぐとともに、安全性の高い
画像形成装置を構成することが可能となる。
【0094】さらに、画像形成部の上流に接続したコン
トローラへの画像印字可能信号を上記記録材有無検出手
段60信号を基に生成することにより、フィルム加熱方
式の加熱手段とその周辺の温度を不用意に上昇させるこ
となく耐熱性の高くない部材で加熱手段を構成すること
が可能となった。
【0095】
【発明の効果】以上のように本発明に依れば、セラミッ
ク基板と、該基板上に形成された通電により発熱する抵
抗体と、検温素子を備え、前記抵抗体に電力が供給され
て発熱し、前記検温素子の検温情報に基づいて前記抵抗
体に対する供給電力の制御がなされる加熱体について、
熱容量が小さく、耐久性のある、ばらつきの小さい、信
頼性の高い、加熱体もしくは加熱装置を構成することが
できる。
【0096】また加熱保護手段の誤動作を防ぐととも
に、安全性の高い、加熱装置ないしは画像形成装置を構
成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の加熱体の構成を示すもので、
(a)は加熱体の表面側の平面図、(b)は裏面側の平
面図、(c)は要部の部分的拡大図、(d)は(c)の
d−d線に沿う断面図
【図2】 第2の実施例の加熱体の構成を示すもので、
(a)は加熱体の表面側の平面図、(b)は裏面側の平
面図、(c)は要部の部分的拡大図、(d)は(c)の
d−d線に沿う断面図
【図3】 第3の実施例の画像形成装置の構成説明図
【図4】 加熱体に対する通電制御系のブロック回路図
【図5】 第4の実施例の画像形成装置の構成説明図
【図6】 第5の実施例の画像形成装置の加熱体に対す
る通電制御系のブロック回路図
【図7】 フィルム加熱方式の加熱装置(画像加熱定着
装置)の要部の概略の横断面図
【図8】 要部の一部切欠き分解斜視図
【図9】 加熱体に対する通電制御系のブロック回路図
【図10】 サーミスタ押圧接触式の加熱体を示すもの
で、(a)は加熱体表面側を見た斜視図、(b)は裏面
側を見た斜視図
【図11】 サーミスタ接着式の加熱体を示すもので、
(a)は加熱体表面側の平面図、(b)は裏面側の平面
図、(c)はサーミスタ部分の拡大斜視図
【図12】 (a)・(b)・(c)は非通紙部昇温の
説明図
【符号の説明】
1 フィルム内面ガイド部材(ガイドステー部材) 2 ヒータホルダ 3 加熱体 31 セラミック基板 32 膜厚抵抗体 52 感温抵抗体 4 耐熱性フィルム 5 加圧ローラ P 被加熱材(記録材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 3/20 328

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック基板と、該基板上に印刷・焼
    成を経て形成された厚膜抵抗体と、該セラミック基板上
    に薄膜形成された感温抵抗体を備え、前記厚膜抵抗体に
    電力が供給されて発熱し、前記感温抵抗体の検温情報に
    基づいて前記厚膜抵抗体に対する供給電力の制御がなさ
    れることを特徴とする加熱体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、感温抵抗体がスパッ
    タプロセスにより形成されたSiCであることを特徴と
    する加熱体。
  3. 【請求項3】 請求項1において、感温抵抗体がスパッ
    ツタプロセスにより形成されたMn/Co/Ni/Oで
    あることを特徴とする加熱体。
  4. 【請求項4】 請求項1において、感温抵抗体の電極と
    して印刷・焼成を経て形成された厚膜導電体を有し、電
    気接点部の積層構造が、セラミック基板、厚膜導電体、
    感温抵抗体の順の層構成をなすことを特徴とする加熱
    体。
  5. 【請求項5】 請求項1において、セラミック基板と薄
    膜形成された感温抵抗体との間にSiO2 層を備えたこ
    とを特徴とする加熱体。
  6. 【請求項6】 請求項5において、感温抵抗体がスパッ
    タプロセスにより形成されたSiCであることを特徴と
    する加熱体。
  7. 【請求項7】 請求項5において、感温抵抗体がスパッ
    ツタプロセスにより形成されたMn/Co/Ni/Oで
    あることを特徴とする加熱体。
  8. 【請求項8】 請求項5において、感温抵抗体の電極と
    して印刷・焼成を経て形成された厚膜導電体を有し、S
    iO2 層がスパッタプロセスにより薄膜形成されたもの
    であり、電気接点部の積層構造が、セラミック基板、厚
    膜導電体、SiO2 層、感温抵抗体の順の層構成をなす
    ことを特徴とする加熱体。
  9. 【請求項9】 請求項5において、感温抵抗体の電極と
    して印刷・焼成を経て形成された厚膜導電体を有し、S
    iO2 層が印刷・焼成により厚膜形成されたものであ
    り、電気接点部の積層構造が、セラミック基板、SiO
    2 層、厚膜導電体、感温抵抗体の順の層構成をなすこと
    を特徴とする加熱体。
  10. 【請求項10】 被加熱材を加熱体に耐熱性フィルムを
    介して密着させ加熱体と耐熱性フィルムとを相対移動さ
    せ、加熱体の熱を耐熱性フィルムを介して被加熱材へ与
    える加熱装置において、 前記加熱体が、セラミック基板と、該基板上に印刷・焼
    成を経て形成された厚膜抵抗体と、該セラミック基板上
    に薄膜形成された感温抵抗体を備え、前記厚膜抵抗体に
    電力が供給されて発熱し、前記感温抵抗体の検温情報に
    基づいて前記厚膜抵抗体に対する供給電力の制御がなさ
    れることを特徴とする加熱装置。
  11. 【請求項11】 画像形成装置の画像加熱定着装置であ
    ることを特徴とする請求項10に記載の加熱装置。
  12. 【請求項12】 記録材を加熱体に耐熱性フィルムを介
    して密着させ加熱体と耐熱性フィルムとを相対移動さ
    せ、加熱体の熱を耐熱性フィルムを介して記録材へ与え
    る加熱手段を有する画像形成装置において、 前記加熱手段に設けた過熱保護手段と記録材搬送基準と
    の両者の記録材搬送方向と直交する方向の距離L1 と、
    画像形成装置内の記録材搬送路上に配置した記録材有無
    検出手段と記録材搬送基準との両者の記録材搬送方向と
    直交する方向の距離L2 との関係がL1 <L2 であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、記録材有無検出
    手段は画像形成装置の画像形成動作が開始されるトリガ
    となることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項12において、加熱手段の加熱
    体が、セラミック基板と、該基板上に印刷・焼成を経て
    形成された厚膜抵抗体と、該セラミック基板上に薄膜形
    成された感温抵抗体を備え、前記厚膜抵抗体に電力が供
    給されて発熱し、前記感温抵抗体の検温情報に基づいて
    前記厚膜抵抗体に対する供給電力の制御がなされること
    を特徴とする画像形成装置。
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KR20170116128A (ko) * 2015-02-19 2017-10-18 캐논 가부시끼가이샤 정착 장치

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