JPH0620240Y2 - 視界補助装置 - Google Patents

視界補助装置

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JPH0620240Y2
JPH0620240Y2 JP7618888U JP7618888U JPH0620240Y2 JP H0620240 Y2 JPH0620240 Y2 JP H0620240Y2 JP 7618888 U JP7618888 U JP 7618888U JP 7618888 U JP7618888 U JP 7618888U JP H0620240 Y2 JPH0620240 Y2 JP H0620240Y2
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JP
Japan
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blind spot
obstacle
detection sensor
driver
range
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JP7618888U
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友子 斉藤
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、死角内の障害物を検出して運転者に警報を発
する視界補助装置に関する。
従来の技術 従来、運転者の視界を補助し死角の減少を図る装置とし
ては、第8図に示した構造のものが提案されている(実
開昭58−185821号公報参照)。すなわち車体1
のウインドウシールド2には、運転席の前方上縁に視界
拡大レンズ部3が設けられている。該視界拡大レンズ部
3、は凹レンズを略半分に切断し、厚肉部4を上部に薄
肉部5下部に配設した構造であって、ウインドウシール
ド2と一体に成形されている。
かかる構造において、一点鎖線出示した車室内Rの点X
でのみ視認可能な目標物Aは、入射光を厚肉部4方向に
屈折させる凹レンズの原理により、P点まで屈折され該
P点での視認が可能となる。したがって、これを運転者
側から見た場合、当該運転者の視界は視界拡大レンズ部
3がない状態における最大上方視界Lと、視界拡大レ
ンズ部3がある状態におけ最大上方視界Lの差である
斜線で示した死角範囲において拡大されることとなり、
運転者の視界を補助し得るものである。
考案が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の構造にあっては、凹レン
ズにより、目標物Aの像を屈折させるものであることか
ら、当該像が歪んでしまい目標物Aに対する遠近感が不
明瞭となってしまう。
このため超音波を用いて障害物を検出し、警報音の大き
さ等により距離感を認識させる装置も提案されるに至っ
ている。しかしこの装置にあっては、車体の周部に超音
波を発しその反射波により障害物を検出するものである
ことから、死角内に障害物がある場合のみならず、視認
可能な範囲に障害物がある場合にも、超音波によって障
害物が検出され警報音が発せられてしまう。
したがって運転者にあっては、警報音が鳴っても当該警
報音が現在運転者が視認している障害物に対するもので
あるか、死角内にある未確認の障害物に対するものであ
るかを判別することが難しく、死角内における障害物の
有無を明瞭に認識し得るものではなかった。
本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、死角内における障害物のみを確実に認識するこ
とを可能にした視界補助装置を提供することを目的とす
るものである。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するために本考案にあっては、運転者の
アイポイントを検出するアイポイント検出センサと、前
記アイポイントに基づいて車両外界の死角範囲を演算す
る死角範囲演算手段と、前記死角範囲内における障害物
を検出する障害物検出センサと、該障害物検出センサの
出力信号に基づいて警報を発する警報手段とを備えてい
る。
作用 前記構成において、アイポイント検出センサが車室内に
着座する運転者のアイポイントを検出すると、死角範囲
演算手段は車体のフロントピラー等によって車両外界に
生ずる死角範囲を演算する。すると障害物検出センサ
は、この演算された死角範囲内における障害物の有無を
検出し、障害物が存在する場合には警報手段に信号を出
力する。これによって該警報手段は警報を発し、該警報
により運転者は死角範囲内に障害物が存在することを認
識する。
実施例 以下本考案の一実施例について図面に従って説明する。
すなわち第2図に示したように、車体10にはフロント
ピラー11、センタピラー12、リアピラー13が設け
られており、これによって車体10の外界には、センタ
ピラー12の前方に運転者のアイポイント位置Pに対す
る死角範囲θが形成されている。
一方第1図に示したように、この車体10内に配設され
た視界補助装置14は、前記運転者のアイポイントPを
検出するアイポイント検出センサ15が設けられてお
り、該アイポイント検出センサ15は、例えば特開昭6
1−77705号公報に開示されているように、運転者
を照射する発光部16と、運転者からの反射光を受けて
運転者の顔面部を画像データとして検出する画像検出部
17と、該検出された画像データを演算処理し、運転者
の目の3次元位置を求める画像処理部18とから構成さ
れている。
このアイポイント検出センサ15の出力側には、後述す
る演算を実行する死角範囲演算回路19が設けられてお
り、該死角範囲演算回路19の出力側には、障害物検出
センサ21を駆動する駆動回路20が設けられている。
前記障害物検出センサ21は、レーザ光を発射しかつ障
害物からの反射光を受光するレーザレーダ構成されてお
り、この障害物検出センサ21の出力側には、適宜の警
報音を発する警報手段たる警報装置22が設けられてい
る。
次に以上の構成に斯かる本実施例の作動について、第3
図に示したフローチャートに従って説明する。すなわち
アイポイント検出センサ15は、車室内に着座する運転
者のアイポイント位置Pを検出し、死角演算回路19に
入力する(ステップ101)。すると死角演算回路19
では、先ず既にアイポイント位置Pが入力されているか
否かを判別し(ステップ102)、入力済み(u=1)
ならば前回のアイポイント位置P′を入力する(ステッ
プ103)。そして、前回に比べ現在のアイポイント位
置Pがずれたか否かを認識するため、前回のアイポイン
ト位置P′との差P−P′からアイポイント移動量Δ
を算出する(ステップ104)。この移動量Δが予め
設定されている基準値′よりも大であれば(ステップ
105)、新しいアイポイント位置Pからの死角範囲θ
を求め(ステップ106)、一方基準値′より小であ
れば、ステップ106の処理を行うことなくステップ1
08に進む。
他方前記ステップ102の判別が未入力(u≠1)であ
れば、u=1として今回のアイポイント位置Pを入力
し、ステップ106でアイポイント位置Pから死角範囲
θを求める。
このステップ106の処理においては、下記に示したよ
うな演算を実行する。すなわち第4図に示したようにこ
の演算に際しては、 アイポイント位置P(x,y,z), フロントピラー11の右端上下の2点、 O(x,y,z), Q(x,y,z), フロントピラー11の左端上下の2点 R(x,y,z) S(x,y,z) とする。
するとフロントピラー11による死角範囲は、POQを
通る平面とPRSを通る平面とに囲まれた範囲となる。
平面POQの方程式は、 ax+by+cz+d=0……… 3点POQを通ることにより、 ax+by+cz+d=0…… ax+by+cz+d=0…… ax+by+cz+d=0…… の連立方程式を解きa,b,c,dをx
,zで表す。
a=(y−y)(z−z)−(y−y) (z−z) b=(x−x)(z−z)−(x−x) (z−z) c=(x−x)(y−y)−(x−x) (y−y) d=x(y−y) +y(x−x) +z(x−x) に代入すると、 {(y−y)(z−z)−(y−y) (z−z)}x +{(x−x)(z−z)−(x−x) (z−z)}y +{(x−x)(y−y)−(x−x) (y−y)}z +{x(y−y) +y(x−x) +z(x−x)}=0…… 故に、POQ位置をに代入すると平面POQが示され
る。
同様にして、 平面PRSの方程式は、 a′x+b′x+c′z+d′=0 a′,b′,c′,d′にx,y,zを代入す
る。
{(y−y)(z−z)−(y−y) (z−z)}x +{x−x)(z−z)−(x−x) (z−z)}y +{(x−x)(y−y)−(x−x) (y−y)}z +{x(y−y) +y(x−x) +z(x−x)}=0…… 故に、PRSに位置をに代入すると、平面PRSが示
される。
よって2平面POQとPRSによって囲まれる領域は、 ax+by+cz+d≧0…… ax′+by′+cz′+d′≦0…… したがって死角範囲θはの不等式を満たす点とな
る。
そして、ステップ106に続くステップ108では、前
記障害物センサ21の検出信号を入力し、前述した演算
により求められた死角範囲θ内における障害物の有無を
判別し(ステップ109)、障害物が存在しない場合に
は警報装置22のスイッチをOFFセットする一方、障
害物が存在する場合には警報装置22のスイッチをON
にセットする(ステップ110、111)。
したがって運転者にあっては、警報装置22のスイッチ
がONとなって、警報音が発せられた場合には、当該警
報音が現在運転者が視認している障害物以外の、死角内
にある未確認の障害物に対するものであることを判別す
ることができ、死角内における障害物の有無を明瞭に認
識し得るのである。
なお前記実施例においては、フロントピラー11の死角
及び該死角内の障害物を検出するようにしたが、センタ
ーピラー12やリアピラー13に関しても同様にして、
死角及び死角内の障害物を検出することが可能である。
第5〜7図は、本考案の第2実施例を示すものであり、
任意の車速で走行中に、t秒間連続して死角となる範囲
内に存在する障害物を検出するようにしたものである。
すなわち、第5図に示したように死角範囲演算回路19
の入力部には、前記実施例と同様の構成にかかるアイポ
イント検出センサ15とともに、車速検出センサ23と
操舵角検出センサ24が接続されている。
かかる第2実施例において、第6図のフローチャートに
示したように、ステップ101〜107、及び108〜
111は前記第1実施例と同様の処理、判別がなされ
る。そしてステップ106に続くステップ201では車
速検出センサ23より車速信号が入力され、次に操舵角
検出センサ24からタイヤの切れ角が入力される(ステ
ップ202)。さらに前記車速信号やタイヤの切れ角に
基づいて算出されるt秒後の車両移動位置が入力され
(ステップ203)、このt秒後におけるアイポイント
からの死角範囲θが算出され(ステップ204)、しか
る後に現在の死角範囲とt秒後の死角範囲の重なる領域
θ′が算出される。
すなわち第7図に例示したように、A地点を車速40km
/hで走行中の車両Mが約2秒後に、B地点に到達するも
のとすると、図中斜線で示した領域θ′が、A地点とB
地点とでともに死角となる範囲である。換言すれば前記
領域θ′は当該車速と操舵角において2秒間連続して死
角となる範囲であって、本例では約78m2となる。
したがって前記ステップ201〜205において、t秒
間死角となる領域θ′を算出し、ステップ205に続く
ステップ108で前記領域θ′内の障害物を検出するこ
とにより、時間的に連続する死角範囲内の障害物の有無
を予知することが可能となるのである。
なお、A地点とB地点とでともに死角となる範囲θ′
は、A地点での死角範囲を示す前記式と、B地点で
のアイポイント位置及びフロントピラー位置を式に
代入した式′′との4つの平面に囲まれた範囲とし
てもとめることができる。
またこの実施例においては、車両Mのt秒後における位
置算出を、車速と操舵角を用いておこなったが、高速時
にはヨーレイトや横G等をも用いて算出するようにすれ
ば、より正確にB地点を算出することができる。
さらに車両の横方向からレーザーを発して道路幅Wを検
出し、該道路幅Wが狭くて死角範囲が道路外に生ずる場
合には、死角範囲内の障害物が、走行上支障となる虞れ
はないことから、視界補助装置14の作動を停止させる
構造としてもよい。
考案の効果 以上説明したように本考案は、運転者のアイポイントを
検出し、該アイポイントに基づいて車両外界の死角範囲
を演算するとともに、該死角範囲内における障害物を検
出して警報を発するようにした。よって運転者にあって
は、警報音が発せられた場合には、当該警報音が現在運
転者が視認している障害物以外の、死角内にある未確認
の障害物に対するものであることを判別することがで
き、死角内における障害物の有無を明瞭に認識して、安
全運転の励行を可能にするものである。
加えて前記第2実施例にあっては、走行中t秒間連続的
に死角となる範囲内に存在する障害物を検出し得ること
から、車両の旋回時における死角内の障害物を予測検出
することを可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示すブロック図、第2図
は同実施例にかかる車体の死角範囲を示す説明図、第3
図は同実施例の作動を示すフローチャート、第4図は同
実施例のフロントピラーにおける死角範囲を示す説明
図、第5図は本考案の第2実施例示すブロック図、第6
図は同実施例の作動を示すフローチャート、第7図は同
実施例のA地点とB地点の死角範囲の重なる領域を示す
説明図、第8図は従来の装置を示す説明図である。 14……視界補助装置、15……アイポイント検出セン
サ、16……死角演算回路(死角演算手段)、19……
死角検出センサ、21……障害物検出センサ、22……
警報装置(警報手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転者のアイポイントを検出するアイポイ
    ント検出センサと、前記アイポイントに基づいて車両外
    界の死角範囲を演算する死角範囲演算手段と、前記死角
    範囲内における障害物を検出する障害物検出センサと、
    該障害物検出センサの出力信号に基づいて警報を発する
    警報手段とを備えたことを特徴とする視界補助装置。
JP7618888U 1988-06-08 1988-06-08 視界補助装置 Expired - Lifetime JPH0620240Y2 (ja)

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JP7618888U JPH0620240Y2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 視界補助装置

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Publication Number Publication Date
JPH01178700U JPH01178700U (ja) 1989-12-21
JPH0620240Y2 true JPH0620240Y2 (ja) 1994-05-25

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ID=31301230

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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