JPH0620150Y2 - 超音波式自動焦点機構付カメラ - Google Patents
超音波式自動焦点機構付カメラInfo
- Publication number
- JPH0620150Y2 JPH0620150Y2 JP1984010165U JP1016584U JPH0620150Y2 JP H0620150 Y2 JPH0620150 Y2 JP H0620150Y2 JP 1984010165 U JP1984010165 U JP 1984010165U JP 1016584 U JP1016584 U JP 1016584U JP H0620150 Y2 JPH0620150 Y2 JP H0620150Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- receiver
- camera
- optical system
- ultrasonic wave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Focusing (AREA)
- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、超音波を利用して被写体と光学系との間の距
離を検出して光学系の焦点を自動調整する超音波式自動
焦点機構付カメラに関する。
離を検出して光学系の焦点を自動調整する超音波式自動
焦点機構付カメラに関する。
(考案の背景) 最近、超音波を用いて被写体とカメラの光学系との間の
距離を検出する超音波式自動焦点機構付カメラが提案さ
れている。従来この種の超音波式自動焦点機構付カメラ
においては、超音波ビームを少なくとも10度以下にす
ることが望まれている。従来はこれを実現するために、
直径50mm程度以上の開口部を有する大口径の超音波送
受波器を用いるか、あるいは第1図に示すごとく超音波
送受波器1にホーン2を組み合わせ、これにより必要な
超音波ビームの指向特性を確保するようにしていた。第
1図において、使用する超音波の波長をλとしたとき、
ホーン2の開口径Dは約5λ乃至10λであり奥行き寸
法Lは約10λである。しかし、大口径の超音波送受波
器を用いたり、ホーンと組み合わせて用いる構成では、
形状寸法が極めて大型化してしまい実用的でない嫌いが
あった。また、ホーンを用いない小径の超音波送受波器
では、第2図の指向角と音圧との関係を示すグラフより
判るごとく、超音波のビームはブロードであり位置分解
能が悪い欠点があった。
距離を検出する超音波式自動焦点機構付カメラが提案さ
れている。従来この種の超音波式自動焦点機構付カメラ
においては、超音波ビームを少なくとも10度以下にす
ることが望まれている。従来はこれを実現するために、
直径50mm程度以上の開口部を有する大口径の超音波送
受波器を用いるか、あるいは第1図に示すごとく超音波
送受波器1にホーン2を組み合わせ、これにより必要な
超音波ビームの指向特性を確保するようにしていた。第
1図において、使用する超音波の波長をλとしたとき、
ホーン2の開口径Dは約5λ乃至10λであり奥行き寸
法Lは約10λである。しかし、大口径の超音波送受波
器を用いたり、ホーンと組み合わせて用いる構成では、
形状寸法が極めて大型化してしまい実用的でない嫌いが
あった。また、ホーンを用いない小径の超音波送受波器
では、第2図の指向角と音圧との関係を示すグラフより
判るごとく、超音波のビームはブロードであり位置分解
能が悪い欠点があった。
(考案の目的) 本考案は、上記の点に鑑み、屈曲型圧電振動子を単数又
は複数の正三角形の各頂点にそれぞれ位置する如く3個
以上面配列し、かつ各屈曲型振動子相互間の配列間隔を
それぞれ接することなく超音波の波長の3倍未満に設定
した超音波送受波器を用いることにより、小形軽量にし
て鋭い超音波ビームを形成可能で位置分解能の良好な超
音波式自動焦点機構付カメラを提供しようとするもので
ある。
は複数の正三角形の各頂点にそれぞれ位置する如く3個
以上面配列し、かつ各屈曲型振動子相互間の配列間隔を
それぞれ接することなく超音波の波長の3倍未満に設定
した超音波送受波器を用いることにより、小形軽量にし
て鋭い超音波ビームを形成可能で位置分解能の良好な超
音波式自動焦点機構付カメラを提供しようとするもので
ある。
(考案の構成) 本考案は、超音波送受波器と光学系とを有し、前記超音
波送受波器による超音波ビームを用いて前記光学系の焦
点の自動調整を行う超音波式自動焦点機構付カメラにお
いて、 圧電素子あるいは圧電素子と金属板とより成る屈曲型圧
電振動子を、単数又は複数の正三角形の各頂点にそれぞ
れ位置する如く3個以上面配列し、かつ各屈曲型振動子
相互間の配列間隔をそれぞれ接することなく超音波の波
長の3倍未満に設定して前記超音波送受波器を構成し、
少なくとも同一の正三角形の各頂点に配列した前記屈曲
型圧電振動子3個を並列駆動して前記超音波ビームを発
生することにより被写体と前記光学系との間の距離を検
出することを特徴としている。
波送受波器による超音波ビームを用いて前記光学系の焦
点の自動調整を行う超音波式自動焦点機構付カメラにお
いて、 圧電素子あるいは圧電素子と金属板とより成る屈曲型圧
電振動子を、単数又は複数の正三角形の各頂点にそれぞ
れ位置する如く3個以上面配列し、かつ各屈曲型振動子
相互間の配列間隔をそれぞれ接することなく超音波の波
長の3倍未満に設定して前記超音波送受波器を構成し、
少なくとも同一の正三角形の各頂点に配列した前記屈曲
型圧電振動子3個を並列駆動して前記超音波ビームを発
生することにより被写体と前記光学系との間の距離を検
出することを特徴としている。
(考案の実施例) 以下、本考案に係る超音波式自動焦点機構付カメラの実
施例を図面に従って説明する。
施例を図面に従って説明する。
第3図は実施例の全体的構成を示すものであり、カメラ
の筐体10の前面にはレンズ11を含む光学系が配設さ
れ、筐体10の上部に3個の超音波送受波素子12の組
み合わせ構造体である超音波送受波器20が配置され
る。
の筐体10の前面にはレンズ11を含む光学系が配設さ
れ、筐体10の上部に3個の超音波送受波素子12の組
み合わせ構造体である超音波送受波器20が配置され
る。
この超音波送受波器20は、第4図及び第5図に示すご
とく、超音波送受波素子12をそれぞれ接することなく
正三角形の頂点に配置したものであり、各超音波送受波
素子12の配列間隔Xは3λ未満であって好ましくは約
2λ、奥行き寸法Yは約1.5λである。
とく、超音波送受波素子12をそれぞれ接することなく
正三角形の頂点に配置したものであり、各超音波送受波
素子12の配列間隔Xは3λ未満であって好ましくは約
2λ、奥行き寸法Yは約1.5λである。
それぞれの超音波送受波素子12の構造の一例を第6図
に示す。この図において、基板21上に支持リング22
が形成され、該支持リング22により圧電素子を2枚張
り合わせたバイモルフ構造の屈曲型圧電振動子23が支
持され、さらにその屈曲型圧電振動子23の超音波送受
波面に整合器24が取り付けられている。前記屈曲型圧
電振動子23の上下面の電極は端子ピン25A,25B
にそれぞれ接続されている。
に示す。この図において、基板21上に支持リング22
が形成され、該支持リング22により圧電素子を2枚張
り合わせたバイモルフ構造の屈曲型圧電振動子23が支
持され、さらにその屈曲型圧電振動子23の超音波送受
波面に整合器24が取り付けられている。前記屈曲型圧
電振動子23の上下面の電極は端子ピン25A,25B
にそれぞれ接続されている。
第7図は実施例で用いた超音波送受波器20の各屈曲型
圧電振動子23を第8図のように3個電気的に並列接続
して駆動回路26で励振したときの指向特性であり、超
音波ビームを10度以下にシャープにすることが可能な
ことが判かる。この特性は大型のホーンを用いたときの
指向特性にほぼ匹敵するものである。
圧電振動子23を第8図のように3個電気的に並列接続
して駆動回路26で励振したときの指向特性であり、超
音波ビームを10度以下にシャープにすることが可能な
ことが判かる。この特性は大型のホーンを用いたときの
指向特性にほぼ匹敵するものである。
このようなシャープな指向特性が得られる理由としては
次のことが考えられる。すなわち、屈曲振動の場合、中
央部と周辺部で振動子の振動の向きが逆相になる。逆相
分が存在する場合、打ち消し成分が存在することになる
ため、単なる直線配列や四角配列では指向性が悪くなる
が、正三角形の各頂点に屈曲型圧電振動子を配列し、か
つ各屈曲型振動子相互間の配列間隔をそれぞれ接するこ
となく超音波の波長の3倍未満に設定したとき、それら
の逆相成分が調整され、指向性が良くなる。すなわち、
3倍未満では前記振動子相互の距離が短く、逆相成分の
打ち消しが良好に行われ、3倍以上では前記距離が長く
なって逆相成分の打ち消し効果が殆どなくなるからであ
る。
次のことが考えられる。すなわち、屈曲振動の場合、中
央部と周辺部で振動子の振動の向きが逆相になる。逆相
分が存在する場合、打ち消し成分が存在することになる
ため、単なる直線配列や四角配列では指向性が悪くなる
が、正三角形の各頂点に屈曲型圧電振動子を配列し、か
つ各屈曲型振動子相互間の配列間隔をそれぞれ接するこ
となく超音波の波長の3倍未満に設定したとき、それら
の逆相成分が調整され、指向性が良くなる。すなわち、
3倍未満では前記振動子相互の距離が短く、逆相成分の
打ち消しが良好に行われ、3倍以上では前記距離が長く
なって逆相成分の打ち消し効果が殆どなくなるからであ
る。
(実施例の補足説明) 尚、各超音波送受波素子の構成は第6図のものに限定さ
れることはなく、例えば屈曲型圧電振動子として金属板
に圧電素子を貼付けたユニモルフ構造のものを使用でき
る。さらに、ホーンを用いて指向性をよりいっそうシャ
ープにすることもできる。
れることはなく、例えば屈曲型圧電振動子として金属板
に圧電素子を貼付けたユニモルフ構造のものを使用でき
る。さらに、ホーンを用いて指向性をよりいっそうシャ
ープにすることもできる。
本考案は、通常のカメラはもちろん、ビデオカメラにも
適用可能である。
適用可能である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の超音波式自動焦点機構付
カメラによれば、屈曲型圧電振動子を単数又は複数の正
三角形の各頂点にそれぞれ位置する如く3個以上面配列
し、かつ各屈曲型振動子相互間の配列間隔をそれぞれ接
することなく超音波の波長の3倍未満に設定した超音波
送受波器を用いて被写体とカメラの光学系との間の距離
を検出するようにしているため、小型軽量にしてシャー
プな超音波ビームを実現でき、このため位置分解能を向
上させることができ、障害物等による測定距離の誤りを
防止することができる。
カメラによれば、屈曲型圧電振動子を単数又は複数の正
三角形の各頂点にそれぞれ位置する如く3個以上面配列
し、かつ各屈曲型振動子相互間の配列間隔をそれぞれ接
することなく超音波の波長の3倍未満に設定した超音波
送受波器を用いて被写体とカメラの光学系との間の距離
を検出するようにしているため、小型軽量にしてシャー
プな超音波ビームを実現でき、このため位置分解能を向
上させることができ、障害物等による測定距離の誤りを
防止することができる。
第1図は従来のホーンを用いた超音波送受波器の一例を
示す斜視図、第2図はホーンを用いない従来の小径の超
音波送受波器の指向特性を示すグラフ、第3図は本考案
に係る超音波式自動焦点機構付カメラの実施例の全体構
成を示す斜視図、第4図は実施例で用いる超音波送受波
器を示す斜視図、第5図は同正面図、第6図は各々の超
音波送受波素子の一例を示す斜視図、第7図は実施例で
用いた超音波送受波器の指向特性を示すグラフ、第8図
は超音波送受波器の各屈曲型圧電振動子と駆動回路との
接続関係を示す回路図である。 10…筐体、11…レンズ、12…超音波送受波素子、
20…超音波送受波器、23…屈曲型圧電振動子、26
…駆動回路。
示す斜視図、第2図はホーンを用いない従来の小径の超
音波送受波器の指向特性を示すグラフ、第3図は本考案
に係る超音波式自動焦点機構付カメラの実施例の全体構
成を示す斜視図、第4図は実施例で用いる超音波送受波
器を示す斜視図、第5図は同正面図、第6図は各々の超
音波送受波素子の一例を示す斜視図、第7図は実施例で
用いた超音波送受波器の指向特性を示すグラフ、第8図
は超音波送受波器の各屈曲型圧電振動子と駆動回路との
接続関係を示す回路図である。 10…筐体、11…レンズ、12…超音波送受波素子、
20…超音波送受波器、23…屈曲型圧電振動子、26
…駆動回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 3/00 13/36 H04R 17/10 7406−5H 330 A 7406−5H 7316−2K G03B 3/00 Z (56)参考文献 特開 昭56−159619(JP,A) 特開 昭57−157166(JP,A) 特開 昭57−97800(JP,A) 特開 昭58−50896(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】超音波送受波器と光学系とを有し、前記超
音波送受波器による超音波ビームを用いて前記光学系の
焦点の自動調整を行う超音波式自動焦点機構付カメラに
おいて、 圧電素子あるいは圧電素子と金属板とより成る屈曲型圧
電振動子を、単数又は複数の正三角形の各頂点にそれぞ
れ位置する如く3個以上面配列し、かつ各屈曲型振動子
相互間の配列間隔をそれぞれ接することなく超音波の波
長の3倍未満に設定して前記超音波送受波器を構成し、
少なくとも同一の正三角形の各頂点に配列した前記屈曲
型圧電振動子3個を並列駆動して前記超音波ビームを発
生することにより被写体と前記光学系との間の距離を検
出することを特徴とする超音波式自動焦点機構付カメ
ラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984010165U JPH0620150Y2 (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 超音波式自動焦点機構付カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984010165U JPH0620150Y2 (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 超音波式自動焦点機構付カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60123678U JPS60123678U (ja) | 1985-08-20 |
JPH0620150Y2 true JPH0620150Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=30491093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984010165U Expired - Lifetime JPH0620150Y2 (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 超音波式自動焦点機構付カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620150Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56159619A (en) * | 1980-05-13 | 1981-12-09 | West Electric Co Ltd | Autofocus camera |
JPS57157166A (en) * | 1981-03-25 | 1982-09-28 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Wave transmitter/receiver |
-
1984
- 1984-01-30 JP JP1984010165U patent/JPH0620150Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60123678U (ja) | 1985-08-20 |
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