JPH0323209Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0323209Y2 JPH0323209Y2 JP1984093687U JP9368784U JPH0323209Y2 JP H0323209 Y2 JPH0323209 Y2 JP H0323209Y2 JP 1984093687 U JP1984093687 U JP 1984093687U JP 9368784 U JP9368784 U JP 9368784U JP H0323209 Y2 JPH0323209 Y2 JP H0323209Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- ultrasonic
- piezoelectric element
- ultrasonic probe
- ultrasonic waves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000523 sample Substances 0.000 claims description 14
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 2
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- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この考案は、超音波を利用する装置において用
いられる超音波を送受するための超音波プローブ
に関する。 (従来の技術) 従来の超音波プローブの一構成例を第4図に示
す。同図において、矩形状の圧電素子1の相対向
する面上にはそれぞれ、圧電素子1と同一の長さ
L及び幅Wを有する電極2と3が焼付け、蒸着又
はスパツタリング等により設けられ、超音波変換
素子が形成されている。これらの超音波変換素子
は、担体4の一表面上に一定の距離を隔てて複数
個接着されて配列されている。尚、図示しない
が、圧電素子1と接する面に相対向する電極3の
一表面上には、音響インピーダンスを整合させる
ためのコーテイング層が通常設けられている。 このような構成の超音波プローブにおいて、電
極2と3の間に所定の電気信号を与えると、矢印
Aで示す如く、電極面にほぼ垂直な方向に超音波
が放出される。しかしながら、この超音波はビー
ム幅が広く集束性がないので、例えば近接する2
つの反射物体を識別することができない。 従つて、従来の超音波プローブはシリコンゴム
等で形成された音響レンズを用いて、超音波変換
素子から放出されるビーム幅の広い超音波を直線
状に集束させている。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の超音波プロー
ブにあつては、超音波を集束させるために音響レ
ンズを用いているので、超音波の減衰が大きく、
しかも構成が複雑となり従つて組み立ても煩雑で
あり、またコスト高であるという問題点があつ
た。 従つて、この考案はこれらの問題点を解消し、
音響レンズを用いることなく超音波変換素子から
放出される超音波を集束させることができる超音
波プローブを提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するためのこの考案の手段
は、担体の一面に一列に複数個ほぼ等間隔で離間
配置される第1の電極と、該第1の電極とほぼ同
一の長さで各第1の電極の他方の面に設けられる
圧電素子と、前記第1の電極が設けられた面と相
対向する各圧電素子の一面に設けられる第2の電
極とを有し、第1の電極及び第2の電極の長手方
向の長さをL1及びL2としたとき、0.4<L2/L1<
0.85であることにある。 (実施例) 以下、この考案を一実施例に基づき図面を参照
して詳細に説明する。 第1図はこの考案による超音波プローブの一実
施例を示す斜視図である。尚、第3図と同一要素
には同一の参照番号を付してある。同図におい
て、PbTiO3,BaTiO3,Pb(ZrTi)O3等の圧電
物質で構成される圧電素子1の一面には、第3図
の場合と同様に、圧電素子1とほぼ同一の長さ
L1と幅Wを有する電極2が蒸着、スパツタリン
グ又は焼付け等により設けられている。一方、電
極2が設けられている面に相対向する圧電素子の
一面上には、幅がWで、長さL2が0.4<L2/L1<
0.85となる条件を満足する電極5が、圧電素子1
の他方の面に図示の如く設けられている。以上の
ように構成される超音波変換素子は、担体4の一
表面上に一定の距離を隔てて複数個接着されて配
列されている。尚、図示しないが、電極5の表面
上に音響インピーダンスを整合させるためのコー
テイング層を設けた方が好ましい。 この構成の超音波プローブにおいて、電極2と
5の間に電気信号を与えると、矢印Bに示す如
く、放出される超音波は集束し直線状の焦点が得
られる。 次に、被観測物体側の電極5の長さL2を上記
条件にする理由について説明する。第2図は、電
極2の長さL1と電極5の長さL2との比L2/L1と、
いられる超音波を送受するための超音波プローブ
に関する。 (従来の技術) 従来の超音波プローブの一構成例を第4図に示
す。同図において、矩形状の圧電素子1の相対向
する面上にはそれぞれ、圧電素子1と同一の長さ
L及び幅Wを有する電極2と3が焼付け、蒸着又
はスパツタリング等により設けられ、超音波変換
素子が形成されている。これらの超音波変換素子
は、担体4の一表面上に一定の距離を隔てて複数
個接着されて配列されている。尚、図示しない
が、圧電素子1と接する面に相対向する電極3の
一表面上には、音響インピーダンスを整合させる
ためのコーテイング層が通常設けられている。 このような構成の超音波プローブにおいて、電
極2と3の間に所定の電気信号を与えると、矢印
Aで示す如く、電極面にほぼ垂直な方向に超音波
が放出される。しかしながら、この超音波はビー
ム幅が広く集束性がないので、例えば近接する2
つの反射物体を識別することができない。 従つて、従来の超音波プローブはシリコンゴム
等で形成された音響レンズを用いて、超音波変換
素子から放出されるビーム幅の広い超音波を直線
状に集束させている。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の超音波プロー
ブにあつては、超音波を集束させるために音響レ
ンズを用いているので、超音波の減衰が大きく、
しかも構成が複雑となり従つて組み立ても煩雑で
あり、またコスト高であるという問題点があつ
た。 従つて、この考案はこれらの問題点を解消し、
音響レンズを用いることなく超音波変換素子から
放出される超音波を集束させることができる超音
波プローブを提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するためのこの考案の手段
は、担体の一面に一列に複数個ほぼ等間隔で離間
配置される第1の電極と、該第1の電極とほぼ同
一の長さで各第1の電極の他方の面に設けられる
圧電素子と、前記第1の電極が設けられた面と相
対向する各圧電素子の一面に設けられる第2の電
極とを有し、第1の電極及び第2の電極の長手方
向の長さをL1及びL2としたとき、0.4<L2/L1<
0.85であることにある。 (実施例) 以下、この考案を一実施例に基づき図面を参照
して詳細に説明する。 第1図はこの考案による超音波プローブの一実
施例を示す斜視図である。尚、第3図と同一要素
には同一の参照番号を付してある。同図におい
て、PbTiO3,BaTiO3,Pb(ZrTi)O3等の圧電
物質で構成される圧電素子1の一面には、第3図
の場合と同様に、圧電素子1とほぼ同一の長さ
L1と幅Wを有する電極2が蒸着、スパツタリン
グ又は焼付け等により設けられている。一方、電
極2が設けられている面に相対向する圧電素子の
一面上には、幅がWで、長さL2が0.4<L2/L1<
0.85となる条件を満足する電極5が、圧電素子1
の他方の面に図示の如く設けられている。以上の
ように構成される超音波変換素子は、担体4の一
表面上に一定の距離を隔てて複数個接着されて配
列されている。尚、図示しないが、電極5の表面
上に音響インピーダンスを整合させるためのコー
テイング層を設けた方が好ましい。 この構成の超音波プローブにおいて、電極2と
5の間に電気信号を与えると、矢印Bに示す如
く、放出される超音波は集束し直線状の焦点が得
られる。 次に、被観測物体側の電極5の長さL2を上記
条件にする理由について説明する。第2図は、電
極2の長さL1と電極5の長さL2との比L2/L1と、
【表】
第3図A〜Cからわかるように、この考案によ
る超音波プローブは、放出される超音波の集束性
が良好である (考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、音響
レンズを用いることなく超音波変換素子から放出
される超音波を集束させることができ、超音波減
衰が小さく、構成及び組立が簡単で安価な超音波
プローブを提供することができる。 この考案は超音波を利用して診断及び治療を行
うための超音波探触子、水中音波探傷機又は水中
レーダー等に用いることができる。
る超音波プローブは、放出される超音波の集束性
が良好である (考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、音響
レンズを用いることなく超音波変換素子から放出
される超音波を集束させることができ、超音波減
衰が小さく、構成及び組立が簡単で安価な超音波
プローブを提供することができる。 この考案は超音波を利用して診断及び治療を行
うための超音波探触子、水中音波探傷機又は水中
レーダー等に用いることができる。
第1図はこの考案の一実施例の斜視図、第2図
は電極の長さの比L2/L1とビーム幅との関係を
示す図、第3図A〜Cはこの考案による超音波プ
ローブの実験により得られたビーム方向と音圧と
の関係を示す図、及び第4図は従来の超音波プロ
ーブの斜視図である。 1…圧電素子、2,3,5…電極、4…担体。
は電極の長さの比L2/L1とビーム幅との関係を
示す図、第3図A〜Cはこの考案による超音波プ
ローブの実験により得られたビーム方向と音圧と
の関係を示す図、及び第4図は従来の超音波プロ
ーブの斜視図である。 1…圧電素子、2,3,5…電極、4…担体。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 担体の一面に一列に複数個ほぼ等間隔で離間配
置される第1の電極と、 該第1の電極とほぼ同一の長さで各第1の電極
の他方の面に設けられる圧電素子と、 前記第1の電極が設けられた面と相対向する各
圧電素子の一面に設けられる第2の電極とを有
し、 第1の電極及び第2の電極の長手方向の長さを
それぞれL1及びL2としたとき、0.4<L2/L1<
0.85であることを特徴とする超音波プローブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9368784U JPS6110707U (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 超音波プロ−ブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9368784U JPS6110707U (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 超音波プロ−ブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6110707U JPS6110707U (ja) | 1986-01-22 |
JPH0323209Y2 true JPH0323209Y2 (ja) | 1991-05-21 |
Family
ID=30651586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9368784U Granted JPS6110707U (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 超音波プロ−ブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6110707U (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5385976U (ja) * | 1976-12-16 | 1978-07-15 | ||
JPS57164463U (ja) * | 1981-04-10 | 1982-10-16 | ||
JPS58131806U (ja) * | 1982-02-28 | 1983-09-06 | 株式会社島津製作所 | 超音波探触子 |
-
1984
- 1984-06-25 JP JP9368784U patent/JPS6110707U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6110707U (ja) | 1986-01-22 |
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