JPH0620121B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH0620121B2
JPH0620121B2 JP59106666A JP10666684A JPH0620121B2 JP H0620121 B2 JPH0620121 B2 JP H0620121B2 JP 59106666 A JP59106666 A JP 59106666A JP 10666684 A JP10666684 A JP 10666684A JP H0620121 B2 JPH0620121 B2 JP H0620121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
semiconductor
semiconductor device
manufacturing
conductivity type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59106666A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60251660A (ja
Inventor
信義 田中
繁幸 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP59106666A priority Critical patent/JPH0620121B2/ja
Publication of JPS60251660A publication Critical patent/JPS60251660A/ja
Priority to US07/120,786 priority patent/US4794443A/en
Publication of JPH0620121B2 publication Critical patent/JPH0620121B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/76Making of isolation regions between components
    • H01L21/761PN junctions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は素子分離領域を有する半導体装置の製造方法に
係り、特に周辺素子を同時に効率良く製造する半導体装
置の製造方法に関する。
本発明は、たとえば光励起により発生したキャリアを蓄
積し、蓄積されたキャリアにより発生した蓄積電圧を読
出す方式の光電変換装置等の製造方法に適用される。
〔従来技術〕
第1図は、特願昭58-120755号公報に記載されている光
電変換装置を示し、第1図(a)は光センサセルを二次元
的に配列した光電変換装置の平面図、第1図(b)はその
A−A′線断面図である。
第1図(a)および(b)において、n+シリコン基板101上
に光センサセルが配列されており、各光センサセルは、
SiO2,Si3N4,又はポリシリコン等より成る素子分離領
域102によって隣りの光センサセルから電気的に絶縁
されている。
各光センサセルは、エピタキシャル技術等で形成される
不純物濃度の低いn-領域103、その上にpタイプの不
純物(たとえばボロン等)をドープしたバイポーラトラ
ンジスタのベースおよびPチャネルMOSトランジスタの
ソースとなるp領域104と、PチャネルMOSトランジ
スタのドレインとなるp領域105、前記バイポーラト
ランジスタのエミッタとなるn+領域106、酸化膜107
を挾んでPチャネルMOSトランジスタのゲート電極10
8、酸化膜107を通してp領域104にパルスを印加
するためのMOSキャパシタ電極109、エミッタ電極11
0、そしてp領域105に所定電位を与える電極111
等で構成されている。
このような構成を有する光センサセルの動作を説明す
る。
まず、電荷蓄積動作では、ベースであるp領域104を
n+領域106に対して負電圧にバイアスし、光によって
発生したホールを蓄積する。ホールの蓄積によって、p
領域104の電位は正の方向に向って変化するが、光の
強さに応じて各光センサセルのp領域104の電位は異
なってくる。
この状態で読出し動作が行われる。すなわち読出しパル
ス電圧VRがMOSキャパシタ電極109に印加されると、
p領域104が正電位となり、p領域104に蓄積され
た情報がエミッタであるn+領域106側に読出される。
そして、読出しパルス電圧VRが接地電位にされ、n+領域
106からエミッタ電極110を通して外部へ情報が出
力される。
次に、p領域104の電位が光の強度に応じて異なって
いる状態で、ゲート電極108に負のパルスを印加して
リフレッシュ動作を行う。この負のパルスによってPチ
ャネルMOSトランジスタは導通状態となり、p領域10
4に蓄積されているホールが除去されるとともにp領域
104が所定の負電圧に固定される。すなわち、このリ
フレッシュ動作によって、ベースであるp領域104の
完全な初期化が行われたことにより、以後上述の蓄積、
読出し、リフレッシュという各動作が繰返えされる。
このように、リフレッシュ動作時にベースであるp領域
104を所定の負電圧に固定することで、光の強弱に関
係なく光情報を完全に、かつ高速で消去することができ
る。
しかしながら、特に光電変換装置では、感度の向上およ
び高解像度化の要請等に伴って、素子表面を有効に利用
することが望ましい。
この点で、従来の光電変換装置は十分ではなかった。す
なわち、第1図に示すように、絶縁材より成る素子分離
領域102を有しているために、この領域分だけ素子が
大きくなり、しかもリフレッシュ時に導通状態となるP
チャネルMOSトランジスタの一方の主電極領域に所定の
負電圧を印加するための配線を特別に設ける必要があ
る。
また、絶縁材より成る素子分離領域を形成する工程が独
立して必要であるために、特に周辺素子を同一チップに
形成する場合、製造工程が複雑になるという問題点があ
った。又、特開昭 55-30855 号公報には静電誘電トラン
ジスタのゲートに蓄積されているキャリアを引き抜く為
のクリア領域を名画素の一部を囲む構成のイメージセン
サが記載されている。しかしながら、該イメージセンサ
ではクリア動作がゲートと集積化されたMOSトランジ
スタのみで行われる為、該MOSトランジスタのオン・
オフによるノイズが出力信号に現われてしまうことがあ
った。
〔発明の目的〕
本発明は上記従来の問題点に鑑み成されたものであり、
その目的は素子表面を有効に利用するとともに、周辺素
子を同時に形成して製造工程を簡略化する半導体装置の
製造方法を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明による半導体装置の製造方法は、第一導電型の半
導体からなり光エネルギーを受けることによりキャリア
を蓄積可能な制御電極領域と、前記第一導電型とは異な
る第二導電型の半導体からなる第一及び第二の主電極領
域と、を有する光トランジスタと、 第一導電型の半導体からなる素子分離領域と、 前記制御電極領域と前記素子分離領域とを主電極領域と
して有し、前記光トランジスタをリフレッシュする為の
絶縁ゲート型トランジスタと、 第一導電型の半導体領域内に形成された周辺素子と、を
具備する半導体装置の製造方法において、 第一導電型の半導体からなる素子分離領域を形成する工
程が、前記半導体領域を形成する工程と同じ第1の工
程、及び前記制御電極領域を形成する工程と同じ第2の
工程を含むことを特徴とする。
本発明によれば、絶縁ゲート型トランジスタより制御電
極領域の電位を一定電位にすると共に、第一の主電極領
域をも一定電位にすることにより、制御電極領域と主電
極領域との間に電流が流れてリフレッシュ動作が行われ
る。従って絶縁ゲート型トランジスタによるノイズが出
力回路側に現われることが防止できる。しかも絶縁ゲー
ト型トランジスタとして素子分離領域を利用することで
高集積化が可能となる。
即ち、特開昭 55-30855 号公報の技術では、MOSトラ
ンジスタのオンによりゲートの電位は、一旦、一定電位
(V)にそろうが、MOSトランジスタのゲート要量
によりオフの時にゲート電位がV+αに変動する。こ
の変動分αは各セルのゲート容量のバラツキに大きく依
存するので、リセット動作を行なうとはいえ、固定パタ
ーンノイズがゲートの初期電位として残るのである。
これに対して、信号出力回路側の主電極領域を所定電位
に固定するリセット動作を併用すれば、制御電極領域と
概主電極領域との接合に電流が流れ、変動分αのバラツ
キは収束されて各セルの制御電極領域の電位(初期電
位)は一定になるのである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
第2図は本発明による半導体装置の製造方法の一実施例
の製造工程図であり、本実施例では光電変換装置の場合
を取り上げる。
まず、第2図(a)に示されるように、不純物濃度1×10
15〜5×1017cm-3のn型基盤1の裏面に、不純物濃度1
×1017〜1×1020cm-3のオーミックコンタクト用のn+
2をP,As又はSbの拡散によって形成する。続いて、n+
層2上に厚さ3000〜7000Åの酸化膜3(たとえばSiO
2膜)をCVD法によって形成する。
酸化膜3はバックコートと呼ばれ、基板1が熱処理され
る際の不純物蒸気の発生を防止するものである。
次に、基板1の表面を、温度1000℃、HClを2/min、H
2を60/minの条件で約1.5分間エッチングした後、
ソースガスSiH2Cl2(100%)を1.2/min、ドー
ピングガス(H2希釈PH3 ,20PPM)を100CC流
し、成長温度1000℃、120〜180Torrの減圧下において、
n-エピタキシャル層4(以下、n-層4とする)を形成す
る。この時の単結晶成長速度は0.5μm/min、厚さは
2〜10μm、そして不純物濃度は1×1012〜1016cm
-3、好ましくは1012〜1014cm-3である〔第2図
(b)〕。
なお、n-層4の品質を向上させるためには、基板をまず
1150〜1250℃程度の高温処理で表面近傍から酸素を除去
して、その後800℃程度の長時間処理により基板内部
にマイクロディフェクトを多数発生させ、デヌーデット
ゾーンを有するイントリンシックゲッタリングの行える
基板にしておくこともきわめて有効である。
続いて、n-4上に厚さ4000〜8000Åの酸化膜5をパイロ
ジェネック酸化(H2+O2)、ウェット酸化(O2+H
2O)、又はスチーム酸化(N2+H2O)により形成する。
更に、積層欠陥等のない良好な酸化膜を得るには、800
〜1000℃の温度で高圧酸化が適している。
そして、酸素分離領域および周辺素子のためのp型半導
体領域(以下、pウエルとする)を形成するために、酸
化膜5の一部をフォトリソグラフィ法によって選択的に
除去し、続いて、バッファ用の酸化膜6を厚さ500〜150
0Å形成する〔第2図(c)〕。
次に、酸化膜5をマスクとして、B+のイオン注入を行う
(イオン注入量1〜10×1012cm-2)。そして、1150〜12
00℃の熱処理を5〜10時間行い、不純物を押し込み
(ドライブイン)、pウエル7、素子分離領域8および
9を同時に形成する〔第2図(d)〕。このように周辺素
子が形成される半導体領域となるpウエル7と素子分離
領域8,9とが同時形成される工程が第1の工程であ
る。
続いて、酸化膜5および6を除去した後、厚さ500〜150
0Åの酸化膜10、その上に窒化膜11(Si3N4)を各々形
成する。そして、周辺素子を分離する領域(チャネルス
トッパー)を形成するために窒化膜11のパターニング
を行う〔第2図(e)〕。
続いて、窒化膜11をマスクとして、B+のイオン注入を
行い(イオン注入量1〜10×1013cm-2)、その後1000
℃、10分間の熱処理によってチャネルストップのため
のp領域12を形成する。そして1000℃でパイロジェネ
ック酸化を行い、厚さ8000〜12000 Åの分離領域13を
形成する〔第2図(f)〕。
続いて、窒化膜11を除去して、厚さ0.7〜1.2μ
mのレジスト14を酸化膜10上に塗布し、ベース領域
の形成と、重ねて形成する素子分離領域のためのレジス
トパターニングを行う〔第2図(g)〕。
次に、レジスト14をマスクとして、B+をイオン注入す
る(イオン注入量7×1011〜1×1015cm-2)。続いて、
レジスト14を除去した後、N2雰囲気中で1000℃〜1100
℃の熱処理を行い、素子分離領域8および9に重ねてp
領域15および16、そしてベース領域17が形成され
る。続いて、(H2+O2)ガス、1000℃で1〜2時間の酸
化を行い、厚さ3000〜5000Åの酸化膜18を形成する。
ただし、酸化膜18は酸化膜10を含んでいる〔第2図
(h)〕。このように、制御電極領域となるベース領域1
7と素子分離領域となるp領域15,16とが同時形成
される工程が第2の工程である。
ベース領域17の深さはたとえば0.6〜1μm程度で
あるが、ベース領域17およびp領域15,16を形成
する方法としては、BSGをウエハ上に堆積させて、1100
〜1200℃の熱拡散によって不純物Bを所定の深さまで拡
散させて形成する方法もある。
次に、PチャネルMOSトランジスタおよびコンデンサの
部分とエミッタの部分、そして周辺素子(ここではNチ
ャネルMOSトランジスタ)の部分のパターニングを行
い、ゲート酸化膜19を厚さ数十〜数百Å形成する〔第
2図(i)〕。
酸化膜19を形成すると、B+のイオン注入を行う(イオ
ン注入量5×1010〜1×1012cm-2)。このイオン注入は
ベース領域17と素子分離領域(p領域)15との間に
形成されるPチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧
thを決定するために行われる。
次に、エミッタ部分の酸化膜19とNチャネルMOS トラ
ンジスタのソースおよびドレイン部分の酸化膜19との
パターニングを行い、その上に、Asドープのポリシリコ
ンを(N2+SiH4+AsH3)又は(H2+SiH4+AsH3)ガスで
CVD法により厚さ2000〜7000Å堆積させる。むろん、ノ
ンドープのポリシリコンをCVD法で堆積しておいて、そ
の後As又はPを拡散しても良い。
そして、堆積したポリシリコン膜をマスク合わせフォト
リソググラフィ工程の後エッチングで除去し、ポリシリ
コン20,21,そして22を形成する。ただし、堆積
したポリシリコンのエッチングはC2Cl2F4、(CBrF3+Cl
2)等のガス系で行う。
続いて、熱処理を行うことで、ポリシリコン21から不
純物(As)をベース領域17の内部に拡散させ、n+エミ
ッタ領域23を形成する。
続いて、P+,As+イオンを1×1014〜1×1016cm-2イオ
ン注入する。イオンは、フィールド酸化膜18及びポリ
シリコン20,21,22によってマスクされ、所定の
部分にのみ打ち込まれる。更に、熱処理を行なうことに
よりNMOSのソースドレイン24,25が形成される〔第
2図(j)〕。
次に、厚さ3000〜7000 ÅのPSG膜26をCVD法で堆積
し、続いて、マスクを合せ工程とエッチング工程とによ
りポリシリコン20上にコンタクトホールを開ける。こ
のコンタクトホールに電極27(Al,Al-Si,Al-Cu-Si
等の金属)を真空蒸着又はスパッタリングによって堆積
させる。
続いて、PSG膜又はSiO2の層間絶縁膜28をCVD法で厚さ
3000〜6000Å堆積させる。そして、マスク合わせおよび
エッチング工程により、ポリシリコン21および22上
にコンタクトホールを開け、電極29および30(Al,
Al-Si,Al-Cu-Si等の金属)を形成する。
そして最後に、パッシベーション膜31(PSG膜又はSi3
N4膜等)をCVD法によって形成し、ウエハ裏面に電極(A
l,Al-Si,Au等の金属)を形成し完成する〔第2図
(k)〕。
なお、本実施例では周辺素子としてNチャネルMOS トラ
ンジスタを取り上げたが、むろんこれに限定されず、CM
OS等でも良い。すなわち、素子分離領域8および9と同
一導電型の半導体領域を必要とする周辺素子であればよ
い。
第3図は、第2図(k)に示される光センサセルを2次元
的に配列した光電変換装置の平面図である。
次に、第2図(K)および第3図を参照しながら、本実施
例の構成および動作を説明する。
第2図(K)および第3図における光センサセルにおい
て、n型シリコンの基板1上にn-エピタキシャル層4が
形成され、その中にp+素子分離領域15,16(ただ
し、ここでは8および9を含む)によって相互に電気的
に絶縁されて光センサセルが形成されている。
各光センサセルは、n-エピタキシャル層4上に光トラン
ジスタとなるバイポーラトランジスタの制御電極領域と
なるpベース領域17、第1の主電極領域となるn+エミ
ッタ領域23、酸化膜18を挾んで、絶縁ゲート型トラ
ンジスタとなるp−MOSトランジスタのゲートとpベ
ース領域17にパルスを印加するためのコンデンサCox
の電極とを兼ねている電極用のポリシリコン20、n+
ミッタ領域23に接続している電極用のポリシリコン2
1、そして、ポリシリコン21に接続した電極29およ
びポリシリコン20に接続した電極27等で構成されて
いる。なお、n型シリコン基板1及びn- エピタキシャ
ル層4の一部は光トランジスタの第二の主電極領域とな
る。また、P+ 素子分離領域15,8とpベース領域1
7とは絶縁ゲート型トランジスタの主電極領域(ソース
・ドレイン領域)となる。
このような構成を有する光センサセルの基本的動作を次
に説明する。
まず、電荷蓄積動作は、pベース領域17にn+エミッタ
領域23に対して逆バイアス電位を与えた後、ポリシリ
コン20の電位をP-MOS トランジスタのしきい値電圧以
上の正電位に保ち、P-MOS トランジスタをオフ状態とし
て、pベース領域17に光によって発生したホールを蓄積
する。
ホールの蓄積によって、pベース領域17の電位は正の
方向に向かって変化するが、光の強さによって各光セン
サセルのpベース領域17の電位は異なってくる。
この状態で、正の読出しパルス電圧VRが電極27からポリ
シリコン20に印加される。電圧VRは正であるから、P-
MOS トランジスタをオフ状態のままである。
読出しパルス電圧VRがポリシリコン20に印加される
と、Pベース領域17がn+エミッタ領域23に対して順方
向バイアス状態となり、n+エミッタ領域23からpベース
領域17へ電子の注入が起こり、n+エミッタ領域23の電
位が次第に正電位方向に変化する。すなわち、pベース
領域17に蓄積された情報がエミッタ側へ読出される。
ある一定時間読出しパルス電圧VR が印加された後、ポ
リシリコン20が接地電位になると、pベース領域17
はn+エミッタ領域23に対して逆バイアス状態となり、
n+エミッタ領域23の電位変化は停止する。
この状態で、エミッタ側の情報がポリシリコン21およ
び電極29を通って外部へ読出される。
この読出しが終了すると、電極29が接地され、n+エミ
ッタ領域23は接地電位となる。しかし、この状態で
は、pベース領域17に光の強度に対応した電位、すな
わち光情報が蓄積されたままであるから、この光情報を
除去する必要がある。
そこで、電極27を通じて、ポリシリコン20にP-MOS
トランジスタのしきい値電圧Vth を超える負のパルス電
圧VRH印加する。これによってP-MOS トランジスタは導
通状態となり、pベース領域17に蓄積されたホールは
除去され、pベース領域17の電位はp+素子分離領域1
5に印加されている所定の負電圧に固定される。
このリフレッシュ動作によって、pベース領域17は完
全な初期状態となり、以後上述した蓄積、読出し、リフ
レッシュの各動作が繰返えされる。
ところで、第3図のように光センサセルが配列された光
電変換装置の一部に強い光が当った場合、その部分の光
センサセルのpベース領域17がn+エミッタ領域23に
対して順方向バイアス状態となり、エミッタ側に信号が
読出されてブルーミング現象が生起する。
これを防止するために、蓄積動作時にポリシリコン20
の電位を、pベース領域17の電位がゼロ電位に近ずい
た状態で、すなわちエミッタ側に信号が読出される前
に、P-MOS トランジスタが導通状態となるように設定し
ても良い。
このようにポリシリコン20の電位を設定することで、
pベース領域17とn+エミッタ領域23とが順方向バイ
アス状態になる前に、P-MOS トランジスタが導通状態と
なり、過剰電荷はp+素子分離領域15側へ流出し、ブル
ーミング現象が防止される。
第4図は本実施例の回路図である。ただし、ここでは画
素数2×2=4の場合を一例として取り上げるが、任意
の画素数n×nの回路は同図の回路から容易に構成され
うる。
同図において、各光センサセルE11〜E22は第2図(k)
および第3図に示される構成を有している。すなわち、
バイポーラトランジスタ301のpベース領域17と、
酸化膜18を挾んで対向しているポリシリコン20とに
よってコンデンサCox302が形成され、pベース領域
17、p+素子分離領域15、そしてポリシリコン20に
よって絶縁ゲート型トランジスタとなるP−MOSトラ
ンジスタ303が形成される。本実施例では、ポリシリ
コン20が、コンデンサCox302の一方の電極とP-MO
S トランジスタ303のゲートとを兼ねているが、従来
例(第1図)のように別々に構成することもできる。
光センサセルE11およびE12の各電極27は、スイッチ
ングトランジスタ(以下、SWTとする)304を介して
シフトレジスタAの第1の並列出力端子に接続され、さ
らにSWT305を介して端子T3 に接続されている。
光センサセルE21およびE22の各電極27は、SWT30
6を介してシフトレジスタAの第2の並列出力端子に接
続され、さらにSWT307を介して端子T3 に接続され
ている。
また、SWT304および306の各ゲート端子は端子T1
に、SWT305および307の各ゲート端子は端子T2
に各々接続されている。
光センサセルE11およびE21の各バイポーラトランジス
タ301のエミッタ電極29は、SWT308を介して出
力端子に接続され、さらにSWT309を介して接地され
ている。
光センサセルE12およびE22の各エミッタ電極29は、
SWT310を介て出力端子に接続され、さらにSWT311
を介して接地されている。
また、SWT308および310の各ゲート端子は、シフ
トレジスタBの第1および第2の並列出力端子にそれぞ
れ接続され、SWT309および311の各ゲート端子は
端子T4 に接続されている。
各光センサセルのP-MOS トランジスタ303のソース領
域、すなわちp+素子分離領域15には所定の負電圧VBB
が印加され、また各光センサセルのバイポーラトランジ
スタ301のコレクタ電極には所定の正電圧VCC が印加
されている。
また、各端子T1 〜T4 には、所定のタイミングで電圧
が印加され、対応するSWTをオン状態にする。
シフトレジスタAおよびBには、所定のタイミングでシ
フトパルスが入力し、各並列出力端子から順次ハイレベ
ル(正電圧VR)が出力される。
ここでは、SWT304〜311が周辺素子ということに
なる。
このような構成を有する本実施例の回路の動作を簡単に
説明する。
まず、SWT304,306,308,そして310をオ
フ状態、SWT305,307,309,そして311を
オン状態として、リフレッシュのための負電圧パルスを
端子T3 に印加する。これによって全光センサセルE11
〜E22のリフレッシュ動作が行われる。
続いて、SWT305および307をオフ状態にして、電
荷蓄積動作を行う。これによって、各pベース領域17
にその場所における光情報が蓄積される。
次に、SWT309および311をオフ状態、SWT304お
よび306をオン状態にして、蓄積された情報を順次読
出す動作を行う。
まず、シフトレジスタAの第1の並列出力端子をハイレ
ベルにすることで、光センサセルE11およびE12の各電
極27に正電圧VR を印加し、pベース領域17に蓄積
されている情報をエミッタ側へ読出す。続いて、シフト
レジスタBの第1および第2の並列出力端子を順次ハイ
レベルとして、SWT308、そしてSWT310を順次オン
状態にする。この動作によって、光センサセルE11とE
12とに蓄積された情報が順次外部へ出力される。
次に、シフトレジスタAの第2の並列出力端子をハイレ
ベルとし、上述したようにシフトレジスタBを動作させ
ることで、光センサセルE21とE22とに蓄積された情報
を同様に順次外部へ出力する。
こうして読出しが終了すると、上述のリフレッシュ動作
を行い、以後蓄積、読出し、リフレッシュの各動作を繰
返えす。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明による半導体装置の
製造方法は素子分離領域と周辺素子を形成するための半
導体領域を同時に形成するために、製造工程が簡略化さ
れる。
また、半導体トランジスタのベース領域を形成する際
に、素子分離領域を重ねて形成するために、素子分離領
域のシート抵抗を低下させることができ、素子分離領域
に電位を与えた場合の電位分布の発生を抑えることがで
きる。
さらに、素子分離領域とベース領域とを主電極領域とす
る絶縁ゲート型トランジスタを構成する場合、両主電極
領域の距離はセルフアライン的に決められるために、絶
縁ゲート型トランジスタの動作しきい値電圧を均一にす
ることができ、ベース領域を確実に所定電位に固定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は従来の光電変換装置の平面図、第1図(b)は
そのA−A′線断面図、 第2図(a)〜(k)は本発明による半導体装置の製造方法の
一実施例の製造工程図、 第3図は本実施例により製造された装置の平面図、 第4図は本実施例により製造された装置の動作を説明す
るための回路図である。 1……基板、4……n-エピタキシャル層、8,15,
9,16……素子分離領域、17……p+ベース領域、2
3……n+エミッタ領域。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一導電型の半導体からなり光エネルギー
    を受けることによりキャリアを蓄積可能な制御電極領域
    と、前記第一導電型とは異なる第二導電型の半導体から
    なる第一及び第二の主電極領域と、を有する光トランジ
    スタと、 第一導電型の半導体からなる素子分離領域と、 前記制御電極領域と前記素子分離領域とを主電極領域と
    して有し、前記光トランジスタをリフレッシュする為の
    絶縁ゲート型トランジスタと、 第一導電型の半導体領域内に形成された周辺素子と、を
    具備する半導体装置の製造方法において、 第一導電型の半導体からなる素子分離領域を形成する工
    程が、前記半導体領域を形成する工程と同じ第1の工
    程、及び前記制御電極領域を形成する工程と同じ第2の
    工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の半導体装置の
    製造方法において、前記第1の工程と前記第2の工程と
    の間に、前記素子分離領域と前記半導体領域との間に配
    されるチャネルストッパーを形成する工程を含むことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の半導体装置の
    製造方法において、前記周辺素子はMOSトランジスタ
    である半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載の半導体装置の
    製造方法において、前記光トランジスタはバイポーラト
    ランジスタである半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項記載の半導体装置の
    製造方法において、前記第一導電型はP型であり、前記
    第二導電型はN型である半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項記載の半導体装置の
    製造方法において、前記第2の工程はマスク材を用いた
    イオン注入工程と熱処理工程とを含む半導体装置の製造
    方法。
JP59106666A 1984-05-28 1984-05-28 半導体装置の製造方法 Expired - Lifetime JPH0620121B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59106666A JPH0620121B2 (ja) 1984-05-28 1984-05-28 半導体装置の製造方法
US07/120,786 US4794443A (en) 1984-05-28 1987-11-16 Semiconductor device and process for producing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59106666A JPH0620121B2 (ja) 1984-05-28 1984-05-28 半導体装置の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5213551A Division JPH07123160B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60251660A JPS60251660A (ja) 1985-12-12
JPH0620121B2 true JPH0620121B2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=14439399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59106666A Expired - Lifetime JPH0620121B2 (ja) 1984-05-28 1984-05-28 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0620121B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014011336A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2014207361A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置及びその製造方法
JP6281297B2 (ja) * 2014-01-27 2018-02-21 株式会社リコー フォトトランジスタ、及び半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60251660A (ja) 1985-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5880495A (en) Active pixel with a pinned photodiode
US5341008A (en) Bulk charge modulated device photocell with lateral charge drain
US5317174A (en) Bulk charge modulated device photocell
JPH07176781A (ja) 光電変換素子
US4796072A (en) Solid-state imaging device with potential barriers between pixels
US4041519A (en) Low transient effect switching device and method
JPH0620121B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0878663A (ja) Ccdの電荷検出ノード
JP2005019636A (ja) 薄膜ダイオード及び薄膜トランジスタ
US5204544A (en) Photoelectric conversion device with stabilizing electrode
JPH07123160B2 (ja) 半導体装置
JPH0620120B2 (ja) 半導体装置
JPH0566745B2 (ja)
JP2641416B2 (ja) 光電変換装置
JPS61114572A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS6393149A (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
KR100741881B1 (ko) 시모스 이미지 센서의 트랜지스터 및 그의 제조방법
JPH069232B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0650771B2 (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
EP0201270A2 (en) Photoelectric converting device
JPS61144063A (ja) 光電変換装置
JPH0459828B2 (ja)
JPS63224373A (ja) 増幅機能を有する受光素子およびその製作法
JPH069234B2 (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
JPH069233B2 (ja) 固体撮像装置及びその製造方法