JPH069233B2 - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置及びその製造方法

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JPH069233B2
JPH069233B2 JP61216198A JP21619886A JPH069233B2 JP H069233 B2 JPH069233 B2 JP H069233B2 JP 61216198 A JP61216198 A JP 61216198A JP 21619886 A JP21619886 A JP 21619886A JP H069233 B2 JPH069233 B2 JP H069233B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は固体撮像装置及びその製造方法に関するもの
で、本発明による固体撮像装置は高感度・低雑音で小型
なもので家庭用ムービーカメラから放送用のテレビカメ
ラなどへの応用及びその高感度なことを利用した天体観
測用ビデオカメラなどの利用ができる。
〔従来の技術〕
従来の固体撮像装置の内SIT型イメージセンサはn+
板を用いて構成されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
縦型静電誘導トランジスタ(以下SITと称す)をアレ
イ状に並べて構成される固体撮像装置では、高感度・低
雑音・高速・高集積度といった特長があった。さらにそ
の撮像装置の読み出し回路をSITとは異なるMOSト
ランジスタで構成し、その読み出し回路を同一基板上へ
つくることは非常に長い工程を必要とした。
〔問題点を解決するための手段〕
各画素を構成するSITをポリシリコンが充填されたU
溝分離領域でとり囲むことで画素間分離を行い、さらに
nチャンネルSITをp基板上に製作することで基板の
深いところでキャリアを発生させる長波長光での感度を
下げることができる。
読み出し回路を構成するMOSトランジスタをSITと
同時プロセスで共通に形成できる部分は共通のマスクを
使って形成する工程を発明した。
〔作用〕
各画素を構成するSITをU溝分離することで画素間の
分離は十分となり更に高集積化ができる。長波長光に対
する感度をカットすることでブルーミングなどの現像を
抑制することができる。
SITとMOSトランジスタを同時プロセスとすること
でマスク工程を16回と少ない回数にすることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の固体撮像装置の実施例を構成する一画
素分のSITの概略断面図と、そのSITから成る光検
出部の読み出し回路を構成するMOSトランジスタの1
つの概略断面図である。
第1図のSITにおいて、p型半導体基板1の上に、S
ITのドレイン又はソースとなる、全てのSITに共通
なn+埋め込み層2が形成されており、さらにその上に低
不純物密度のn-型エピタキシャル層5が形成されてお
り、このn-エピタキシャル層5の表面部分にp+ゲート領
域4及びそのp+ゲート領域4の間にドレイン又はソース
となるn+領域3がp+ゲート領域4の方がn+領域3よりも
深くなるように形成されている。ここで本発明の縦型構
造のSITではn+領域3又はn+埋め込み層2のどちらを
ソースとしても動作が可能であり、読み出し方法の違い
によりそれは決定される。
さらに一画素を構成するSITはU溝分離領域13によっ
てそれぞれ分離されている。p+ゲート領域4の上にはSi
O24によって絶縁されたポリシリコンゲート電極4′が
p+ゲート領域4とキャパシタを構成するように形成され
ている。n+3はポリシリコン電極3′によって電極がと
られ、そのポリシリコン3′の一部分の上にAl電極3″が
形成されている。
前記U溝分離領域13は前記n+埋め込み層2に至ってい
る。
前記n+埋め込み層2はSITの主電極となるのでSi基板
の表面からそのn+埋め込み層2に至るn+の領域が形成さ
れ、Alによって電極2″が形成されている。
以上が本発明の固体撮像装置の光検出部の一画素を構成
するSITの構造上の特徴である。
第1図はさらに上で説明したSITと同時プロセスによ
って作られる、読み出し回路を構成するMOSトランジ
スタの1つの概略断面図が示してあるが、これは通常の
MOSトランジスタで、n-型エピタキシャル層5上にpw
ell領域6がその下面がp型半導体基板1に接するよう
に形成されその中にソース又はドレインとなるn+領域
8、9が、又そのpwell上面にゲート酸化膜となるSiO21
1が、そのSiO211上に絶縁ゲートとなるポリシリコンゲ
ート12などが形成されている。
p型半導体基板1にはAl電極1″が全面に形成されてお
り、n+埋め込み層2に対してバイアスをかけられるよう
になっている。
第1図に示されるp型半導体基板上に製作されU溝分離
されたSITを一画素とし、そのSITから成る光検出
部の読み出し回路を、その光検出部と同一基板上に製作
されたMOSトランジスタによって構成される固体撮像
装置は、第2図を参照して以下に説明する本発明の製造
方法の実施例により得ることができる。
まず、比抵抗4〜6Ω・cmのp型(100)Si基板1を準備
する。ウェット酸化により膜厚2000Å程度のSiO216を形
成し、n+埋込層のマスク工程を経てSiO216をマスクとし
てAsを1×1016cm-2の不純物ドーズ量で80keVの加速電
圧でイオン注入し(第2図(a))、アニーリングしn+
め込み層2を形成するが後の工程を考えてAsの熱拡散深
さは所望のn+埋め込み層よりは、浅くなっている。表面
のSiO2をエッチング除去し、さらに膜厚600Å程度のSiO
218をウェット酸化により形成する(第2図(b))。n-
エピタキシャル層6を成長する前にそのn-型エピタキシ
ャル層6のp基板からのオートドープによるp反転を防
ぐためにMOSトランジスタのpwellとなる部分の上面
以外をマスク工程によりレジスト19をマスクとしSiO218
を通してpを5×1011cm-2の不純物ドーズ量で100keV
の加速電圧でイオン注入し(第2図(c))、アニーリン
グしn型の層20を形成する。さらに表面を酸化しSiO218
の厚さを1500Å程度としておく。このとき裏面には保護
のためのポリシリコン21を例えばLPCVD法などによ
り形成しておく(第2図(d))。
次に表面のSiO218を全面にわたってエッチング除去し、
厚さ5〜6μm程度の低不純物密度のn-型エピタキシャ
ル層5を形成する。このn-型エピタキシャル層5の厚さ
は光検出器となるSITの電気的特性と分光感度特性な
どを考慮して決定される(第2図(e))。
裏面のポリシリコン21をエッチング除去する。pwellマ
スクのマスク工程によりpwell以外の部分を覆うレジス
ト22をマスクとして600Å程度の厚さのSiO223を通して
B(ボロン)を2×1013cm-2の不純物ドーズ量で100ke
Vの加速電圧でイオン注入し(第2図(f))、アニーリ
ングしpwell7を形成するが、後の工程を考えてBの熱
拡散深さは所定のpwell7よりは、浅くなっている。さ
らにウェット酸化によりSiO223の膜厚を5000Å程度とし
ておく。
マスク工程を経てレジスト25をマスクとしてSiO2エッチ
ング、Siのプラズマエッチングによって深さ4〜5μ
m、幅2〜3μmのU溝26を形成する(第2図(g))。
レジストを洗浄により取り除きSiO224をエッチング除去
した後、Siのスライトエッチングを行う。ドライ酸化を
1100℃で100分間行うことによってSiO227を形成し、L
PCVDによってポリシリコン28をデポジション形成す
る(第2図(h))。
ポリシリコン28の表面部分のみをエッチング除去した
後、厚さ5000Å程度のSiO229を形成する(第2図
(i))。
n+ドレインのマスク工程によってn+埋め込み層2のコン
タクトのためのn+領域の部分の上面がエッチング除去さ
れたSiO229をマスクとして、Pをデポジションさせ、P
を熱拡散法により拡散しn+領域30を形成するが、後の工
程を考えてpの拡散深さはn+埋め込み層2に達する程で
はない(第2図(j))。
PSG31、SiO229をエッチング除去した後、膜厚600Å
程度のSiO232を形成し、MOSトランジスタのp+チャン
ネルストッパ領域9となる領域に、マスク工程を経てp+
チャンネルストッパ領域9となる部分の上面の部分が取
り除かれたレジスト34及びSi3N433をマスクとしてBを
不純物ドーズ量5×1013cm-2で加速電圧100keVでイオ
ン注入する。Si3N433は例えばCVD法などによって形
成する(第2図(k))。
マスク工程を経てMOSトランジスタを形成するところ
を除いてSi3N433をプラズマエッチングで取り除く(第
2図(1))。
Si3N433をマスクとしてLOCOSによってフィールド
酸化膜14を形成し、Si3N433をプラズマエッチングで除
去し、マスク工程を経て、SITのp+ゲート4及びn+
レイン又はソース3となるそれぞれの領域の上面のSiO2
をエッチング除去する。さらに前記LOCOSとそれに
つづくアニーリングによってn+領域30、pwell6、p+
ャンネルストッパ領域7が熱拡散によって所定の深さに
形成される(第2図(m))。
ウェット酸化によって600Å程度の厚さのSiO2が上記エ
ッチング除去されたSiO214の部分(SITのp+ゲート4
及びn+ドレイン又はソース3となるそれぞれの領域の上
面)に形成する。次にAlを全面に蒸着し、MOSトラン
ジスタの領域とSITのn+ドレイン又はソース3となる
それぞれの領域の上面36を除いてマスク工程を経てエッ
チング除去する。
このAl36とSiO214をマスクとしてBを不純物ドーズ量5
×1015cm-2で加速電圧50keVでイオン注入し、Al36をエ
ッチング除去した後、アニーリングしてSITのp+ゲー
ト4を深さ3μm程度に形成する。このp+ゲート4の間
隔及び深さがSITの特性を最も良く決めるものの1つ
であり、あらかじめ光検出器として最適なSITとなる
よう決められる(第2図(n))。
SiO237をスライトエッチングにより除去する(第2図
(o))。
SITのp+ゲート4上のゲート酸化膜4及びMOSト
ランジスタのゲート酸化膜11を形成するが、これは例え
ば1100℃において、O+HClの雰囲気中で約13分酸
化することにより得られた厚さ700Å程度のSiO2膜であ
る(第2図(p))。
次にMOSトランジスタをデプレション型とするか、エ
ンハンスメント型とするかによってマスク工程を経てイ
オン注入によりチャンネルドープを行う。
第2図(p)ではE/D MOSインバータの負荷トラン
ジスタとなるデプレション型のMOSトランジスタを形
成する場合を示している。このときはPを例えば不純物
ドーズ量2.0×1012cm-2で加速電圧120keVでイオン
注入する。エンハンスメント型とする場合はBを例えば
不純物ドーズ量で加速電圧60keVでイオン注入する。
マスク工程を経てレジスト39をマスクとして、SITの
n+ドレイン又はソース5の電極をとるためのコンタクト
ホールとMOSトランジスタの電極をとるためのコンタ
クトホールを、SiO2をエッチング除去して形成する(第
2図(q))。
Pがドープされたn型ポリシリコン(DOPOS)をC
VD法によって表面に形成し、SITのp+ゲート4上に
ポリシリコン電極4′、SITのドレイン又はソースの
ポリシリコン電極5′MOSトランジスタのポリシリコ
ン電極13、MOSトランジスタのドレイン電極10′及び
図中には示されていないが、配線として用いるポリシリ
コンなどを除いて、マスク工程を経てレジストをマスク
としてDOPOSをプラズマエッチングによって取り除
く(第2図(r))。
SiO214とDOPOSをマスクとしてSiO211を通してPを
不純物ドーズ量3×1015cm-2で加速電圧110keVでイオ
ン注入し、PSGをCVDによって厚さ4000Å程度に形
成した後、アニーリングによってMOSトランジスタの
n+ソース9及びn+ドレイン10を深さ約1.5μmに、S
ITのn+ドレイン又はソース3を深さ約1μmに形成す
る(第2図(s))。
Al電極をとるためにコンタクトホール40を形成するが、
2回のマスク工程を経てPSG、SiO2の順にエッチング
して形成する(第2図(t))。
裏面のSiO2をエッチング除去し、表面と裏面にAlを蒸着
し、マスク工程を経て不要なAlをエッチング除去する
(第2図(u))。
以上、第2図を参照して説明した本発明の製造方法はp
基板上につくられた光検出器となるnチャンネルSIT
と、読み出し回路を構成するnチャンネルMOSトラン
ジスタを同時に同一の半導体基板上に製作するのに適し
た製造方法で、使用するマスクも16枚と少なくてすむ。
特に第2図(c)の工程でn-型エピタキシャル層のp反転
を防止する工程を導入することで良好なn-型エピタキシ
ャル層をつくれること、第2図(m)以降の工程でSIT
のゲート及びドレイン又はソースをセルフアラインで形
成する工程はゲートとドレイン又はソースの間隔を一定
になるように製作することができる。
次に本発明の固体撮像装置を構成する光検出器であるS
ITのマトリクスの構成方法とその光検出部の読み出し
方法と回路例を上げて、本発明の固体撮像装置の動作を
あわせて簡単に説明する。
第3図(a)に、本発明の固体撮像装置の構成と読み出し
回路、第3図(b)に読み出しパルスのタイミングチャー
トを示す。
第1図に示した本発明による光検出器となるSIT50は
n+埋め込み層2をソースとし、nエピタキシャル層5
の表面に設けられたn+領域3をドレインとする倒立動作
のSITで全てのソースが共通でゲートが垂直アドレス
線80に、ドレインが水平出力線81に接続されている。第
3図(b)のパルスタイミングに従ってφによってトラ
ンスファーMOSトランジスタ53がON状態のときにφ
によって水平出力線81はプリチャージ電源57によって
ある電位(それはSITの動作点によって決められる)
に充電され、その後垂直アドレス線80の1つにφなる
パルスが加えられることによってその垂直アドレス線に
接線されている一列のSITは、一定の期間にSITに
入射した光によってチャンネル内の空乏層で発生したホ
ールがp+ゲートに蓄積されてゲートのポテンシャルは下
がっているが、チャンネルを流れるソースからの電子に
よる電流が検知しうるほどには大きくないようなノーマ
リーオフ型のSITで、かつそのφなるパルスが加わ
るとそのパルスがキャパシタ51を通して入射光量に対応
して発生したホールによるゲート電位の変化に加わっ
て、入射光量に応じた放電を起す。このときP+ゲートに
蓄積されたホールはソースにはき出されゲートはリフレ
ッシュされる。
φの立ち下りとともにトランスファーMOSトランジ
スタ53をOFF状態にすることによってSITの放電電
荷量がトランスファーキャパシタ55の放電量としてその
トランスファーキャパシタ55に記憶される。水平シフト
レジスタからφなるパルスを第3図(b)のタイミング
によって発生させ、そのφによってスイッチMOSト
ランジスタ54を順次ON状態にすることによってトラン
スファーキャパシタ55に記憶されていた光情報がトラン
スファーキャパシタ55のビデオ電源58による充電によっ
て出力端子60に順次電気信号となって出力される。以下
順次垂直アドレス線を選択していく。
プリチャージMOSトランジスタ52、トランスファーM
OSトランジスタ53、スイッチMOSトランジスタ54及
び垂直シフトレジスタ70、水平シフトレジスタ71が同時
プロセスによってSITと同一基板上につくられたMO
Sトランジスタから成っている。
トランスファーキャパシタ55を大きくすることで出力を
大きくすることができるが、このトランスファーキャパ
シタはMOSトランジスタのp well6のp+領域7を用
いてSITのP+ゲート12の絶縁ポリシリコンゲートをつ
くる工程とまったく同じ工程でキャパシタを製作するこ
とで大きくすることができる。
垂直シフトレジスタ70及び水平シフトレジスタ71は例え
ばE/D MOSインバータによるシフトレジスタとス
ーパーバッファによって構成することができる。
第3図(c)に、本発明の半固体撮像装置の構成と読み出
し回路例を第3図(d)に読み出しパルスのタイミングチ
ャートを示す。
この読み出し例では第1図に示した本発明による光検出
器となるSITは正立動作である。すなわちn+埋め込み
層2をドレインとし、n-エピタキシャル層5の表面に設
けられたn+領域3をソースとして用いる。したがってド
レインが共通となり、垂直アドレス線80にはゲートが、
水平出力線81にはソースが接続される。
第3図(d)のパルスタイミングに従って、垂直アドレス
線80の1つがφなるパルスによって選択されると、そ
の垂直アドレス線80に接続されたSITは一定の期間に
SITに入射した光によってチャンネル内の空乏層で発
生したホールがp+ゲートに蓄積されてゲートのポテンシ
ャルは下がっているがチャンネルを流れるソースからの
電子による電流が検知しうるほどには大きくないような
ノーマリーオフ型のSITで、かつそのφなるパルス
がMOSキャパシタ51を通して加わると、そのパルスが
入射光量に対応して発生したホールによるゲート電位の
変化に加わって、入射光量に応じた放電をして水平水力
線81のそれぞれの電位を決める。φの高いレベルの期
間内に水平シフトレジスタ71からφなるパルスを発生
することによってスイッチMOSトランジスタ54を順次
ON状態にすることによって垂直アドレス線上のSIT
に入射した光情報を電気信号として出力端子60に取り出
すことができる。水平アドレスの終った後φのパルス
をφのパルスと同時にあるリフレッシュレベルにする
ことで、SITのリフレッシュと水平出力線のリフレッ
シュをφのパルスによってリフレッシュMOSトラン
ジスタ52′をON状態にすることで同時に行う。
以下順次垂直アドレス線を選択していく。
MOSトランジスタ52′及び54、垂直シフトレジスタ7
0、水平シフトレジスタ71が同時プロセスによってSI
Tと同一基板上につくられたMOSトランジスタから成
ることは前に述べた読み出し方法例と同様である。
〔発明の効果〕
本発明のSIT撮像装置を構成するSITはp基板上の
n+埋め込み層をSITの主電極の1つとするもので、基
板の深いところまで侵入しキャリアを発生させる長波長
光の感度をカットし、相対的に短波長光の感度を上げる
ことになる。つまりp基板内部で発生したホールはSI
Tのp+ゲートへ拡散せず、SITのゲートに蓄積される
有効なキャリアとはならない。さらに各画素セルがU溝
によって分離されており、従って画素セルを微細化する
ことが可能で、開口率も大きくなる。
第4図・第5図は、本発明の効果を示す図面である。
第4図は本発明とn+基板につくられた従来のSIT撮像
装置の分光感度の比較の一例である。n+基板につくられ
た従来のSIT撮像装置では波長感度のピークが750n
mにあって長波長光に感度をもつのに対して本発明では
波長感度のピークが630nmにあって、短波長光に感度
をもつことがわかる。
第5図は本発明の撮像装置の光電変換特性の一例であ
る。第3図(c)による読み出し方法で、TLI(光蓄積時
間)は11msecの例である。オプティカルゲインは104〜1
05と非常に高感度である。
【図面の簡単な説明】
第1図はSITとMOSトランジスタの概略断面図、第
2図はSITとMOSトランジスタの同時プロセスを説
明するための概略断面図、第3図は本発明の固体撮像装
置の動作の説明のための図、第4図・第5図は本発明の
効果を説明するための図でそれぞれ分光感度特性の比
較、光電変換特性を示す。 1…p型Si基板、2…n+埋め込み層、3…SITのn+
レイン又はソース、3′…SITのn+ドレイン又はソー
スのポリシリコン電極、4…SITのp+ゲート、4′…
SITのp+ゲート4の絶縁ポリシリコン電極、4…S
ITのp+ゲート上のMOSキャパシタのSiO2、5…低不
純物密度n-領域、6…pwell、7…p+チャンネルストッ
パ、8、9…MOSトランジスタのn+ドレイン又はソー
ス、9′…9のポリシリコン電極、10…MOSトランジ
スタのドープされたチャンネル、11…MOSトランジス
タのゲート酸化膜、12…MOSトランジスタのポリシリ
コンゲート、13…U溝分離、14…フィールド酸化膜、20
…p反転防止n層、26…U溝、50SIT、51……MOS
キャパシタ、52…プリチャージMOSトランジスタ、5
2′…リフレッシュMOSトランジスタ、53…トランス
ファーMOSトランジスタ、54…スイッチMOSトラン
ジスタ、70…垂直シフトレジスタ、71…水平シフトレジ
スタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低不純物密度な第1の層とその第1の層と
    は、導電型の異なる高不純物密度な第2の層からなるシ
    リコンウェハの前記第1の層の表面に形成された少なく
    とも1つの第1の主電極領域、その第1の主電極領域を
    はさむように形成されたゲート領域、そのゲート領域の
    上面に少なくともその一部分に第1の絶縁物によって絶
    縁され、前記ゲート領域とキャパシタを形成するよう設
    けられた第1の絶縁ゲート領域を備えた縦型静電誘導ト
    ランジスタで、第2の主電極領域が前記第1の層と前記
    第2の層との間の一部分に前記第2の層とは、導電型の
    異なる前記第1の主電極と対向して設けられた第3の
    層、前記縦型静電誘導トランジスタから成る光検出器が
    二次元配列された固体撮像装置において、隣接した前記
    縦型静電誘導トランジスタを分離するために、各縦型静
    電誘導トランジスタを取り囲むように形成されたポリシ
    リコンが充填されたU溝領域、前記固体撮像装置の走査
    のためのMOSトランジスタと、前記固体撮像装置の読
    み出しのための走査パルスを発生させるシフトレジスタ
    を構成するMOSトランジスタが前記固体撮像装置の前
    記第1の層にウェルが第2の層に接するように設けら
    れ、前記MOSトランジスタの第3の主電極及び第4の
    主電極が前記ウェルの上面に形成され、第2の絶縁物に
    よって絶縁されたポリシリコンが前記MOSトランジス
    タの第2の絶縁ゲート領域となるように製作されて、前
    記固体撮像装置の読み出し回路となっていることを特徴
    とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】p型Si基板上に複数の二次元配列の縦型
    静電誘導トランジスタとMOSトランジスタとを形成す
    る固体撮像装置の製造方法において、 (i)第2の層となる前記p型シリコン基板上に第3の
    層となるn埋め込み領域を形成した後、前記p型シリ
    コン基板からのオートドープを防ぐために、第4のn層
    を前記第2の層の前記第3の層と同じ面に形成してお
    き、前記p型シリコン基板上に前記第3の層をはさむよ
    うに第1の低不純物密度層をエピタキシャル成長させる
    工程。 (ii)前記第1の層の上面から前記第1の層中にウェル
    を形成するための第1の不純物ドーピングを行う工程。 (iii)U溝を第1のエッチングによって前記第3の層
    に達する深さに形成し、前記p型シリコン基板の全面を
    前記U溝も含めて酸化し、第1のポリシリコンを前記U
    溝を埋めるまでデポジションさせ、第2のエッチングに
    よって前記ポリシリコンを前記U溝の部分を除いて取り
    除き、前記第3の層に達する前記第3の層と同じ導電型
    の第2の主電極のコンタクトのための第1の領域を形成
    するための第2の不純物ドーピングを行う工程。 (iv)MOSトランジスタのチャンネルストッパを形成
    するための第3の不純物ドーピングを行い、熱処理によ
    ってウェル領域、第1の領域、チャンネルストッパ領域
    を形成する工程。 (v)前記MOSトランジスタを形成する部分以外の前
    記第1の層の上面にLOCOSによってフィールド酸化
    膜を形成し、前記縦型静電誘導トランジスタの前記ゲー
    ト領域と前記第2の主電極領域をセルフアラインによっ
    て形成するため、前記フィールド酸化膜の前記ゲート領
    域の上面部分と前記フィールド酸化膜の前記第2の主電
    極領域の上面部分を同時に第3のエッチングによって除
    去する工程。 (vi)前記縦型静電誘導トランジスタの前記ゲート領域
    の形成後、前記MOSトランジスタの第2の酸化膜を前
    記縦型静電誘導トランジスタの前記ゲート領域上に前記
    キャパシタを構成するための前記第1の酸化膜と同時に
    形成し、前記MOSトランジスタのチャンネルドープを
    行う工程。 (vii)前記縦型静電誘導トランジスタの前記ゲート領
    域と前記キャパシタを構成するための前記第1の絶縁ゲ
    ート領域及び前記第1の主電極の第1の電極領域と、前
    記MOSトランジスタの前記第2の絶縁ゲート領域及び
    前記第3の主電極の第2の電極領域及び前記第4の主電
    極の第3の電極領域としてDOPOSを同時に形成する
    工程。 (viii)前記縦型静電誘導トランジスタの第1の主電極
    領域と、前記MOSトランジスタの前記第3の主電極及
    び前記第4の主電極を同時に形成する工程。 を少なくとも有することを特徴とする固体撮像装置の製
    造方法。
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