JPH0620023A - 図形処理方法および装置 - Google Patents

図形処理方法および装置

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JPH0620023A
JPH0620023A JP4197852A JP19785292A JPH0620023A JP H0620023 A JPH0620023 A JP H0620023A JP 4197852 A JP4197852 A JP 4197852A JP 19785292 A JP19785292 A JP 19785292A JP H0620023 A JPH0620023 A JP H0620023A
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JP4197852A
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Tsuyoshi Kawamoto
剛志 河本
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Mutoh Industries Ltd
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Mutoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】別途に指示入力された図形を構成する2点を簡
単な操作で同一点化する。 【構成】データ判定部15は、対象点指定部14により
指示された結合元および結合先の点と、これらを含む図
形との関係を判定する。逆チェイン処理部16は、デー
タ判定部15の判定結果に応じて、結合元の図形の指定
されていない端点を閉点結合を行った後の始点にするた
めに必要な図形ベクタの逆チェイン処理を行う。チェイ
ン処理部17は、逆チェイン処理部16の処理を経た後
あるいは逆チェイン処理部16の処理をスキップした後
に機能し、結合元の点を結合先の点に吸収させるための
チェイン処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字図形作成システ
ム、CAD(computer-aided design)システム、DT
P(desktop publishing)システム等のごとく文字およ
び図形を含むデータを処理する文字図形処理システムに
係り、特に看板等の作成に使用される文字図形作成シス
テムに好適な図形処理方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DTPシステムあるいはCADシステム
に類似したシステムとして、文字および図形を所望に応
じて形成配置して図形データを作成し、その輪郭線に従
ってカッティングプロッタにより例えばカラー粘着シー
ト(背面に粘着用接着剤のついたカラーシート)をカッ
トし、文字シートを作成して看板、標識等の文字として
用いる文字図形作成システムがある。この文字図形作成
システムでは、主として文字およびロゴマーク等のよう
な簡単な図形を取り扱う。このような文字図形作成シス
テムでは、文字データおよび図形データの双方を取扱
い、文字データおよび図形データの両者について編集等
の処理を行う。従来、この種の文字図形作成システムに
おいて、図形の作成編集の際の入力点の位置合わせ等を
容易にするための機能としては、予め補助線を作図して
おき、この補助線近傍の点入力を前記補助線上の点に引
き込む面合わせ機能、および予め格子すなわちグリッド
を設定しておき、点入力をその入力位置に最も近い格子
点に引き込む格子合わせ機能等があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の文字図形作成システムにおける図形の作成編集の際の
入力点の位置合わせ等を容易にするための機能として
は、面合わせ機能および格子合わせ機能等があるに過ぎ
なかった。このため、例えば、デジタイザによる閉図形
の図形入力等に際して、図形入力作業を中断した後に再
度入力作業を継続するような場合に、閉図形を完成させ
るためには、既に作図された図形の端点を正確に指示入
力しなければならなかった。このように、実質的に図形
を連結して連続する図形を形成しようとする場合、既に
作図された図形の端点が、格子点に一致していれば、既
に述べた格子点合わせ機能により、既に作図された図形
の端点を容易に且つ正確に指示入力することができる。
しかしながら、既に作図された図形の端点が、格子点等
に一致していない場合には、この点を正確に指示入力す
ることは、非常に煩雑で且つ困難であった。また、この
ため、連続するように作図したつもりであっても、実際
は連続しておらず、途中で分離していることが、後でわ
かった場合には、それを適切に修正するのはさらに煩雑
な作業となる。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ベクタデータからなる図形データを編集処理
するにあたり、別途に指示入力された図形を構成する2
点を簡単な操作で同一点化することができ、閉図形の作
成および図形の結合が容易な図形処理方法および装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る図形処理方
法は、ベクタデータからなる図形データを編集処理する
にあたり、閉点結合を指示する結合指示ステップと、閉
点結合のための結合元の点および結合先の点をそれぞれ
指示する結合点指示ステップと、前記結合元の点および
結合先の点をそれぞれ含む図形ならびに該図形における
前記結合元の点および結合先の点の情報を判定する図形
判定ステップと、前記図形判定ステップにおける判定の
結果に応じて図形ベクタのチェイン処理を行うチェイン
処理ステップと、前記チェイン処理の結果に応じて前記
図形データを更新するデータ更新ステップとを有するこ
とを特徴としている。
【0006】本発明に係る図形処理装置は、ベクタデー
タからなる図形データを編集処理する図形処理装置にお
いて、閉点結合を指示するコマンドを含むコマンドを入
力するためのコマンド入力手段と、閉点結合のための結
合元の点および結合先の点をそれぞれ指示するための結
合点指示手段と、前記結合元の点および結合先の点をそ
れぞれ含む図形ならびに該図形における前記結合元の点
および結合先の点の情報を判定するための図形判定手段
と、前記図形判定手段における判定の結果に応じて図形
ベクタのチェイン処理を行うためのチェイン処理手段
と、前記チェイン処理の結果に応じて前記図形データを
更新するためのデータ更新手段とを具備することを特徴
としている。
【0007】
【作用】本発明の図形処理方法および装置においては、
ベクタデータからなる図形データを編集処理するにあた
り、閉点結合のための結合元の点および結合先の点をそ
れぞれ指示し、前記結合元の点および結合先の点をそれ
ぞれ含む図形ならびに該図形における前記結合元の点お
よび結合先の点の情報を判定し、その判定の結果に応じ
て図形ベクタのチェイン処理を行うようにしたので、別
途に指示入力された図形を構成する2点を簡単な操作で
同一点化することができ、閉図形の作成および図形の結
合を容易に行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る図形処理装置
が組み込まれた文字図形作成システムの概略的な構成を
示している。本実施例の文字図形作成システムでは、ベ
クタデータからなる図形データを編集するに際し、閉点
結合のための結合元の点および結合先の点をそれぞれ指
示し、これら結合元の点および結合先の点の情報に応じ
て、結合元の点を含む図形および結合先の点を含む図形
のチェイン処理を行い、結合元の点を結合先の点に吸収
させて閉図形を形成する図形処理機能を有する。図1に
示す文字図形作成システムは、文字図形処理部1、入力
装置2、ディスプレイ3、出力装置4および記憶装置5
を備えている。
【0009】文字図形処理部1は、CPU(中央処理装
置)(図示していない)を含んでおり、図形の編集、図
形データの閉点結合のための処理を含む文字図形処理を
実行する。入力装置2は、キーボード等の操作入力装
置、マウス等のポインティングデバイス、およびイメー
ジスキャナ等の画像読み取り装置を含み、オペレータに
よる操作入力情報および文字図形処理に必要なその他の
外部情報を文字図形処理部1に入力する。ディスプレイ
3は、文字図形処理部1による文字図形処理にかかわる
画像情報、入力装置2による入力に関連した情報等の必
要な情報を表示する。出力装置4は、カッティングプロ
ッタ、プロッタまたはプリンタ等の少なくともいずれか
を含み、文字図形処理部1により処理された文字図形情
報によりカラー粘着シート等をカッティングし、あるい
は文字図形情報をハードコピーとして出力する。記憶装
置5は、例えばハードディスク装置のようなディスク装
置等からなり、文字図形処理部1と関連して動作して、
処理前、処理後および処理中の文字図形情報、画像情報
等のデータを必要に応じて格納する。
【0010】文字図形処理部1は、この場合、文字図形
データの編集等の文字図形処理を実行するための構成に
加えて、本発明実施例に係る図形データの閉点結合を行
うための図形処理を実行するためのメモリ・表示制御部
11、編集処理部12、閉点結合指示部13、対象点指
定部14、データ判定部15、逆チェイン処理部16、
チェイン処理部17、データ更新部18およびメモリ1
9を含んでいる。
【0011】メモリ・表示制御部11は、メモリ19の
読出し/書込みおよびディスプレイ3による表示を制御
する。このメモリ・表示制御部11の制御により、メモ
リ19に対する編集中の文字図形情報の読出し/書込み
(削除および書換を含む)が行われるとともに、ディス
プレイ3の画面への図面データ等の表示が行われる。編
集処理部12は、文字図形処理の間、随時機能し、例え
ばディスプレイ3の画面との対話的操作等によって、入
力処理、カーソル制御処理、コマンド選択処理、文字編
集処理、および図形編集処理等の編集処理、ならびに終
了処理の各処理を制御/実行する。このため、編集処理
部12は必要に応じてメモリ・表示制御部11を制御す
る。
【0012】閉点結合指示部13は、図形編集処理の過
程で、本発明による閉点結合処理を行うことを指示する
ための制御を行う。閉点結合指示部13による閉点結合
の指示は、編集処理部12およびメモリ・表示制御部1
1を介してのディスプレイ3の表示と関連して、入力装
置2の例えばマウスをオペレータが操作することによ
り、例えば「図形修正」コマンドのメニューの中からサ
ブコマンドとしての「閉点結合」コマンドを選択する等
して対話的に行われる。対象点指定部14は、閉点結合
コマンドが選択されたときに、編集処理部12と関連し
て動作し、この場合、閉点結合処理の対象となる結合元
の点および結合先の点を指定するための制御を行う。対
象点指定部14による結合元の点および結合先の点の指
定処理は、例えば、編集処理部12およびメモリ・表示
制御部11を介してディスプレイ3に表示される結合元
の点および結合先の点の指示の要求メッセージに応答
し、入力装置2のマウスをオペレータが操作して、画面
上の任意の点を指示することにより、対話的に行われ
る。
【0013】データ判定部15は、対象点指定部14に
より指示された結合元の点および結合先の点と、これら
の点をそれぞれを含む図形との関係を判定し、その判定
結果を逆チェイン処理部16およびチェイン処理部17
に与える。逆チェイン処理部16は、データ判定部15
の判定結果に応じて、結合元の図形の指定されていない
端点を閉点結合を行った後の始点にするために必要な図
形ベクタの逆チェイン処理を行う。逆チェイン処理部1
6は、結合元の点および結合先の点が同一の図形に含ま
れる場合には機能せず、および結合元の点および結合先
の点をそれぞれを含む図形が同一でない場合にのみ機能
する。また、逆チェイン処理部16は、結合元の点およ
び結合先の点をそれぞれを含む図形が同一でない場合で
あっても、結合元の点がそれを含む図形の終点で、結合
先の点がそれを含む図形の始点である場合には実質的に
は何もしない。したがって、逆チェイン処理部16は、
結合元の点および結合先の点をそれぞれを含む図形が同
一でなく、且つ結合元の点がそれを含む図形の終点、結
合先の点がそれを含む図形の始点でない場合に実質的に
機能する。結合元の点および結合先の点をそれぞれを含
む図形が同一でなく、且つ結合元の点がそれを含む図形
の終点、結合先の点がそれを含む図形の始点でない場合
以外には、逆チェイン処理部16は、処理をスキップし
直ちにチェイン処理部17が機能する。
【0014】すなわち、逆チェイン処理部16は、結合
元の点および結合先の点が共にそれぞれを含む図形の終
点である場合には、結合先の点を含む図形に図形ベクタ
の逆チェイン処理を施し、結合元の点がそれを含む図形
の始点、結合先の点がそれを含む図形の終点である場合
には、結合元の点および結合先の点を含む両図形に図形
ベクタの逆チェイン処理を施し、結合元の点および結合
先の点が共にそれぞれを含む図形の始点である場合に
は、結合元の点を含む図形に図形ベクタの逆チェイン処
理を施す。チェイン処理部17は、逆チェイン処理部1
6の処理を経た後あるいは逆チェイン処理部16の処理
をスキップした後に機能し、結合元の点を含む図形の結
合元の点に隣接する有意点を、結合元の点に代えて結合
先の点にチェインさせることにより、結合元の点を結合
先の点に吸収させる。
【0015】データ更新部18は、逆チェイン処理部1
6およびチェイン処理部17の処理によって閉点結合処
理された結果により、メモリ・表示制御部11を介して
メモリ19に保持され且つディスプレイ3に表示された
文字図形データを書き換え更新するための処理を行う。
メモリ19は、メモリ・表示制御部11により、読出し
/書込みが行われて、編集処理部12による処理中の文
字図形データ等を保持し、また保持された文字図形デー
タはデータ更新部15によって、逆チェイン処理部16
およびチェイン処理部17による処理の結果に従って書
き換えられる。
【0016】次に、このような構成の文字図形作成シス
テムにおける特に閉点結合処理に係る動作を、それぞれ
図2および図3に示すフローチャートを参照して詳細に
説明する。図2に示す処理は図1に示した文字図形作成
システムにおける閉点結合処理を示しており、この閉点
結合処理は、文字図形データの編集における図形修正処
理の一環として、閉点結合が選択指示されたときに実行
される処理である。すなわち、この図2の閉点結合処理
は、編集処理部12の制御による文字図形データの編集
中に「図形修正」が選択され、さらに「閉点結合」が選
択されたときに、その都度実行される。
【0017】閉点結合の指示は、閉点結合指示部13の
制御により行われ、例えば入力装置2のマウスをオペレ
ータが操作することにより画面上のカーソル(マウスカ
ーソル)を移動させて、画面上のコマンドのアイコン
(icon)を指示することにより、「図形修正」コマンド
を選択し、さらに「図形修正」コマンドのサブコマンド
メニューから「閉点結合」コマンドを選択することによ
り、対話的に行われる。このように、「閉点結合」コマ
ンドが選択されると、対象点指定部14の制御による対
象点の入力から閉点結合処理が開始される。
【0018】閉点結合処理が開始されると、まず、対象
点指定部14の制御により、閉点結合処理の第1の対象
点である結合元の点の入力が、ディスプレイ3の表示を
介してオペレータに促され、オペレータは、それに応じ
て入力装置2のマウスの操作またはキーボードの操作に
より結合元の点を入力する(ステップS11)。このと
き、対象点指定部14は、入力点が閉点結合処理の結合
元として適切な点(例えば図形の端点)か否かを判定し
(ステップS12)、入力点が閉点結合処理の結合元と
して適切な点でなければ再度ステップS11に戻り、結
合元の点の入力をオペレータに促す。
【0019】ステップS11で入力された点が閉点結合
処理の結合元として適切な点であるとステップS12で
判定されれば、対象点指定部14の制御により、閉点結
合処理の第2の対象点である結合先の点の入力が、ディ
スプレイ3の表示を介してオペレータに促され、オペレ
ータは、それに応じて入力装置2のマウスの操作または
キーボードの操作により結合先の点を入力する(ステッ
プS13)。この場合も対象点指定部14は、入力点が
閉点結合処理の結合先として適切な点か否かを判定し
(ステップS14)、入力点が閉点結合処理の結合先と
して適切な点でなければ再度ステップS13に戻り、結
合先の点の入力をオペレータに促す。
【0020】ステップS13で入力された点が閉点結合
処理の結合先として適切な点であるとステップS14で
判定されれば、データ判定部15により、結合元の点を
含む図形と結合先の点を含む図形とが同一の図形である
か否かが判定され(ステップS15)、結合元の点を含
む図形と結合先の点を含む図形とが同一の図形であれ
ば、チェイン処理部17により、結合元の点を結合先の
点に吸収させるべく、結合元の点を含む図形の結合元の
点に隣接する有意点を、結合元の点に代えて結合先の点
にチェインさせる処理が行われる(ステップS16)。
ステップS15で、結合元の点を含む図形と結合先の点
を含む図形とが同一の図形でないと判定された場合は、
ベクタの逆チェイン処理を行ってから(ステップS1
7)、ステップS16のベクタのチェイン処理に移行す
る。ステップS17のベクタの逆チェイン処理は、結合
元の図形の指定されていない端点を、閉点結合を行った
後の始点にするために、データ判定部15の判定結果に
基づいて必要に応じて行われる処理であり、詳細は後述
する。
【0021】ステップS17でベクタの逆チェイン処理
が必要に応じて行われ、ステップS16でベクタのチェ
イン処理が行われると、その処理結果に従って、データ
更新部18により図形データおよびその関連データが更
新される(ステップS18)。このステップS18によ
るデータの更新結果に基づいて、ディスプレイ3に処理
後の図形が再表示され(ステップS19)、閉点結合処
理を終了して次の処理へ移る。
【0022】図3に示す処理は図2の閉点結合処理にお
けるステップS17のベクタの逆チェイン処理を詳細に
示している。このベクタの逆チェイン処理は、データ判
定部15の判定結果に関連して、逆チェイン処理部16
で行われる。図2のステップS15で、結合元の点を含
む図形と結合先の点を含む図形とが同一の図形でないと
判定された場合に、図3のベクタの逆チェイン処理が開
始され、まず、結合元の点はそれを含む図形の終点であ
るか否かが判定され(ステップS21)、結合元の点が
図形の終点である場合には、さらに、結合先の点はそれ
を含む図形の終点であるか否かが判定され(ステップS
22)、結合先の点が図形の終点でない場合、すなわち
図形の始点である場合には、逆チェインを行わずに、そ
のまま結合子Aを経て図2のステップS16へ移行す
る。
【0023】ステップS22で、結合先の点はそれを含
む図形の終点であると判定された場合には、結合先の点
を含む図形ベクタを逆チェイン処理して(ステップS2
3)、図形ベクトルの向きを合わせて、結合子Aを経て
図2のステップS16へ移行する。ステップS21で、
結合元の点はそれを含む図形の終点でないと判定された
場合には、結合元の点を含む図形ベクタを逆チェイン処
理してから(ステップS24)、ステップS22へ移行
し、結合先の点がそれを含む図形の終点であるか否かが
判定される。
【0024】ここで、このような文字図形作成システム
における具体的な閉点結合の操作および処理の例を詳細
に説明する。閉点結合を行うには、まず、編集画面上に
おいて、「図形修正」コマンドを選択指示し、図形修正
のサブコマンドの中から「閉点結合」コマンドを選択指
示する。「閉点結合」コマンドが選択されると、『結合
元の点を入力して下さい』なるメッセージが画面上に表
示されて結合元の点の指示入力が促される。これに対し
てマウス等の操作により結合元の点をオペレータが入力
すると、次は『結合先の点を入力して下さい』なるメッ
セージが画面上に表示されて結合先の点の指示入力が促
される。これに対してマウス等の操作により結合元の点
をオペレータが入力することにより、両入力点について
の閉点結合処理が行われる。
【0025】例えば、図4に示すように、閉点結合の結
合元の点P1 および結合先の点P2として、単一の図形
を形成する一連の線分からなる折線図形の始点と終点の
一方および他方がそれぞれ入力された場合、結合元の点
1 を含む図形と結合先の点P2 を含む図形とは同一図
形であるので、図2のステップS15およびS16よ
り、図5に示すように単に結合元の点P1 を結合先の点
2 に吸収させて両者を同一点とすべく図形ベクタのチ
ェイン処理が行われる。この場合、閉点結合後の図形は
完全な閉図形であり、始点と終点が一致するので、結合
元の図形の指定されていない端点を閉点結合を行った後
の始点とするための図形ベクタの逆チェイン処理は不要
であり、行われない。
【0026】例えば、図6に示すように、閉点結合の結
合元の点P1 として第1の図形D1の終点が、そして閉
点結合の結合先の点P2 として第1の図形D1 とは異な
る第2の図形D2 の終点がそれぞれ入力された場合、結
合元の点P1 を含む第1の図形D1 の指定されていない
端点を閉点結合を行った後の始点とするためには結合先
の点P2 を含む第2の図形D2 の図形ベクタのチェイン
は逆順であるので、図2のステップS15、S17およ
びS16、ならびに図3のステップS21、S22およ
びS23によって、図7に示すように、結合先の点P2
を含む第2の図形D2 の図形ベクタの逆チェイン処理が
行われた後に、結合元の点P1 を結合先の点P2 に吸収
させて両者を同一点とすべく図形ベクタのチェイン処理
が行われる。
【0027】例えば、図8に示すように、閉点結合の結
合元の点P1 として第1の図形D1の終点が、そして閉
点結合の結合先の点P2 として第1の図形D1 とは異な
る第2の図形D2 の始点がそれぞれ入力された場合、結
合元の点P1 を含む第1の図形D1 の指定されていない
端点を閉点結合を行った後の始点とするためには、第1
の図形D1 も結合先の点P2 を含む第2の図形D2 も共
にベクタのチェインは正順であるので、図2のステップ
S15、S17およびS16、ならびに図3のステップ
S21およびS22によって、図9に示すように、単に
結合元の点P1を結合先の点P2 に吸収させて両者を同
一点とすべく図形ベクタのチェイン処理が行われる。し
たがって、この場合も、実質的な図形ベクタの逆チェイ
ンは不要であり、行われない。
【0028】例えば、図10に示すように、閉点結合の
結合元の点P1 として第1の図形D1 の始点が、そして
閉点結合の結合先の点P2 として第1の図形D1 とは異
なる第2の図形D2 の始点がそれぞれ入力された場合、
結合元の点P1 を含む第1の図形D1 の指定されていな
い端点を閉点結合を行った後の始点とするためには、第
1の図形D1 および結合先の点P2 を含む第2の図形D
2 の図形ベクタのチェインは共に逆順であるので、図2
のステップS15、S17およびS16、ならびに図3
のステップS21、S24、S22およびS23によっ
て、図11に示すように、第1の図形D1 および第2の
図形D2 の図形ベクタの逆チェイン処理が行われた後
に、結合元の点P1 を結合先の点P2 に吸収させて両者
を同一点とすべく図形ベクタのチェイン処理が行われ
る。
【0029】例えば、図12に示すように、閉点結合の
結合元の点P1 として第1の図形D1 の始点が、そして
閉点結合の結合先の点P2 として第1の図形D1 とは異
なる第2の図形D2 の始点がそれぞれ入力された場合、
結合元の点P1 を含む第1の図形D1 の指定されていな
い端点を閉点結合を行った後の始点とするためには第1
の図形D1 の図形ベクタのチェインは逆順であるので、
図2のステップS15、S17およびS16、ならびに
図3のステップS21、S24およびS22によって、
図13に示すように、結合元の点P1 を含む第1の図形
1 の図形ベクタの逆チェイン処理が行われた後に、結
合元の点P1 を結合先の点P2 に吸収させて両者を同一
点とすべく図形ベクタのチェイン処理が行われる。
【0030】このような閉点結合処理を用いることによ
り、簡単な操作であるにもかかわらず、離間した2点の
一方を他方に吸収させて1点に結合することができ、図
形要素を効果的に結合することができる。したがって、
部分的に作成された複数の図形を結合して、1つの閉図
形を完成させること、デジタイザによる図形入力等に際
して、図形入力作業を中断した場合に図形を完成させる
こと、および線対称図形を作成する場合に、ほぼ半分の
図形を作成し、ミラー処理によって既に作成されたほぼ
半分の図形から他のほぼ半分の図形を作成して、これら
一対の半図形を結合して線対称図形を作成すること等を
容易に行うことができる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ベ
クタデータからなる図形データを編集処理するにあた
り、閉点結合のための結合元の点および結合先の点をそ
れぞれ指示し、前記結合元の点および結合先の点をそれ
ぞれ含む図形ならびに該図形における前記結合元の点お
よび結合先の点の情報を判定し、その判定の結果に応じ
て図形ベクタのチェイン処理を行うようにして、別途に
指示入力された図形を構成する2点を簡単な操作で同一
点化することが可能で、閉図形の作成および図形の結合
を容易に行うことができる図形処理方法および装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る図形処理装置が組み
込まれた文字図形作成システムの概略的な構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 図1の文字図形作成システムの閉点結合処理
の概略的な動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図3】 図2におけるベクタの逆チェイン処理を詳細
に説明するためのフローチャートである。
【図4】 図1の文字図形作成システムにおける閉点結
合処理の第1の例の処理前の図形データを示す模式図で
ある。
【図5】 図1の文字図形作成システムにおける閉点結
合処理の第1の例の処理後の図形データを示す模式図で
ある。
【図6】 図1の文字図形作成システムにおける閉点結
合処理の第2の例の処理前の図形データを示す模式図で
ある。
【図7】 図1の文字図形作成システムにおける閉点結
合処理の第2の例の処理後の図形データを示す模式図で
ある。
【図8】 図1の文字図形作成システムにおける閉点結
合処理の第3の例の処理前の図形データを示す模式図で
ある。
【図9】 図1の文字図形作成システムにおける閉点結
合処理の第3の例の処理後の図形データを示す模式図で
ある。
【図10】 図1の文字図形作成システムにおける閉点
結合処理の第4の例の処理前の図形データを示す模式図
である。
【図11】 図1の文字図形作成システムにおける閉点
結合処理の第4の例の処理後の図形データを示す模式図
である。
【図12】 図1の文字図形作成システムにおける閉点
結合処理の第5の例の処理前の図形データを示す模式図
である。
【図13】 図1の文字図形作成システムにおける閉点
結合処理の第5の例の処理後の図形データを示す模式図
である。
【符号の説明】
1…文字図形処理部、2…入力装置、3…ディスプレ
イ、4…出力装置、5…記憶装置、11…メモリ・表示
制御部、12…編集処理部、13…閉点結合指示部、1
4…対象点指定部、15…データ判定部、16…逆チェ
イン処理部、17…チェイン処理部、18…データ更新
部、19…メモリ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベクタデータからなる図形データを編集
    処理するにあたり、 閉点結合を指示する結合指示ステップと、 閉点結合のための結合元の点および結合先の点をそれぞ
    れ指示する結合点指示ステップと、 前記結合元の点および結合先の点をそれぞれ含む図形な
    らびに該図形における前記結合元の点および結合先の点
    の情報を判定する図形判定ステップと、 前記図形判定ステップにおける判定の結果に応じて図形
    ベクタのチェイン処理を行うチェイン処理ステップと、 前記チェイン処理の結果に応じて前記図形データを更新
    するデータ更新ステップとを有することを特徴とする図
    形処理方法。
  2. 【請求項2】 図形判定ステップは、結合元の点および
    結合先の点をそれぞれ含む図形が同一の図形か否かを判
    定する同一判定ステップと、前記同一判定ステップで同
    一でないと判定されたときは、前記結合元の点および結
    合先の点についてそれぞれを含む各図形の始点か終点か
    を判定する始終点判定ステップとを含み、且つチェイン
    処理ステップは、前記同一判定ステップおよび始終点判
    定ステップの判定結果に応じてそれぞれの状況に対応し
    て適宜図形ベクタのチェイン処理を行う適応チェインス
    テップを含むことを特徴とする請求項1に記載の図形処
    理方法。
  3. 【請求項3】 適応チェインステップは、同一判定ステ
    ップで結合元の点および結合先の点をそれぞれ含む図形
    が同一の図形であると判定された場合、および始終点判
    定ステップで前記結合元の点がそれを含む図形の終点で
    且つ前記結合先の点がそれを含む図形の始点であると判
    定された場合には、そのまま前記結合元および結合先に
    従ってベクタをチェインし、前記始終点判定ステップで
    前記結合元の点および前記結合先の点が共にそれぞれを
    含む図形の終点であると判定された場合には、前記結合
    先の点を含む図形にベクタの逆チェイン処理を施してか
    ら前記結合元および結合先に従ってベクタをチェイン
    し、前記始終点判定ステップで前記結合元の点がそれを
    含む図形の始点で且つ前記結合先の点がそれを含む図形
    の終点であると判定された場合には、前記結合元の点を
    含む図形および前記結合先の点を含む図形の両者にベク
    タの逆チェイン処理を施してから前記結合元および結合
    先に従ってベクタをチェインし、前記始終点判定ステッ
    プで前記結合元の点および前記結合先の点が共にそれぞ
    れを含む図形の始点であると判定された場合には、前記
    結合元の点を含む図形にベクタの逆チェイン処理を施し
    てから前記結合元および結合先に従ってベクタをチェイ
    ンするステップを含むことを特徴とする請求項2に記載
    の図形処理方法。
  4. 【請求項4】 ベクタデータからなる図形データを編集
    処理する図形処理装置において、 閉点結合を指示するコマンドを含むコマンドを入力する
    ためのコマンド入力手段と、 閉点結合のための結合元の点および結合先の点をそれぞ
    れ指示するための結合点指示手段と、 前記結合元の点および結合先の点をそれぞれ含む図形な
    らびに該図形における前記結合元の点および結合先の点
    の情報を判定するための図形判定手段と、 前記図形判定手段における判定の結果に応じて図形ベク
    タのチェイン処理を行うためのチェイン処理手段と、 前記チェイン処理の結果に応じて前記図形データを更新
    するためのデータ更新手段とを具備することを特徴とす
    る図形処理装置。
  5. 【請求項5】 図形判定手段は、結合元の点および結合
    先の点をそれぞれ含む図形が同一の図形か否かを判定す
    るための同一判定手段と、前記同一判定手段で同一でな
    いと判定されたときに、前記結合元の点および結合先の
    点についてそれぞれを含む各図形の始点か終点かを判定
    するための始終点判定手段とを含み、且つチェイン処理
    手段は、前記同一判定手段および始終点判定手段の判定
    結果に応じてそれぞれの状況に対応して適宜図形ベクタ
    のチェイン処理を行うための適応チェイン手段を含むこ
    とを特徴とする請求項4に記載の図形処理装置。
  6. 【請求項6】 適応チェイン手段は、同一判定手段で結
    合元の点および結合先の点をそれぞれ含む図形が同一の
    図形であると判定された場合、および始終点判定手段で
    前記結合元の点がそれを含む図形の終点で且つ前記結合
    先の点がそれを含む図形の始点であると判定された場合
    には、そのまま前記結合元および結合先に従ってベクタ
    をチェインし、前記始終点判定手段で前記結合元の点お
    よび前記結合先の点が共にそれぞれを含む図形の終点で
    あると判定された場合には、前記結合先の点を含む図形
    にベクタの逆チェイン処理を施してから前記結合元およ
    び結合先に従ってベクタをチェインし、前記始終点判定
    手段で前記結合元の点がそれを含む図形の始点で且つ前
    記結合先の点がそれを含む図形の終点であると判定され
    た場合には、前記結合元の点を含む図形および前記結合
    先の点を含む図形の両者にベクタの逆チェイン処理を施
    してから前記結合元および結合先に従ってベクタをチェ
    インし、前記始終点判定手段で前記結合元の点および前
    記結合先の点が共にそれぞれを含む図形の始点であると
    判定された場合には、前記結合元の点を含む図形にベク
    タの逆チェイン処理を施してから前記結合元および結合
    先に従ってベクタをチェインするための手段を含むこと
    を特徴とする請求項5に記載の図形処理装置。
JP4197852A 1992-07-01 1992-07-01 図形処理方法および装置 Pending JPH0620023A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007048648A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Nisshin Giken Kk 電子源装置におけるスキャン方法および電子源装置

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