JPH0619997U - 粉末成形装置 - Google Patents

粉末成形装置

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JPH0619997U
JPH0619997U JP1455792U JP1455792U JPH0619997U JP H0619997 U JPH0619997 U JP H0619997U JP 1455792 U JP1455792 U JP 1455792U JP 1455792 U JP1455792 U JP 1455792U JP H0619997 U JPH0619997 U JP H0619997U
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侃 富田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一部または全部が一方側で厚く他方側で薄く
なるように変化したり傾斜面を有する圧粉体を均一な密
度に成形するものである。 【構成】 ダイス12及びテーブル17の上面はフイー
ダー23の移動方向と直角方向に一方側に上昇するよう
に傾斜した部分を有する所望な断面形状であり、かつフ
イーダーはその移動方向を横切る部分がダイスとテーブ
ルの上面に沿うようにした形状であることを特徴とする
粉末成形装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は粉末成形装置に関するもので、特に一部又は全部が一方側で厚く他 方側で薄くなるように変化したり傾斜面を有する圧粉体を成形するのに適するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来の粉末成形装置はダイス及びテーブルの上面が水平な平面になつているた め、例えば図7〜12に示すような一部又は全部が一方側で厚く他方側で薄くな るように変化したり傾斜面を有する圧粉体91,92,93等を成形する場合に は加圧面が傾斜していて粉末の圧縮比が均一にならなく肉厚の薄い部分は密度が 高くかつ肉厚の厚い部分は密度が低くなり完全な圧粉体が得られなかつた。これ を解決するため下パンチを複数にして各々の段差によりその上に充填する粉末の 量を調整して均一な密度にしようとしたり、あるいは粉末を供給するフイーダー の前面部に穴をあけてダイス上部に粉末を盛り上がるように残しかつ必要に応じ 一部分はダイスに掘り込みの溝を作り加圧時粉末を逃がすことにより成形するこ となどが行われている。しかしながら、いずれも均一で安定した密度が得られな くかつ装置が複雑になるものであつた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は簡単な構造で一部又は全部が一方側で厚く他方側で薄くなるように 変化したり傾斜面を有する圧粉体を均一な密度に成形できるようにした粉末成形 装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は昇降可能にした下パンチと、この下パンチを貫通させることができ かつ下パンチの下降時に粉末を収容する穴を有するダイスと、このダイスの周囲 を囲むテーブルと、前記ダイスとテーブルの上面に沿つて所定方向に往復移動し て前記ダイスの穴に粉末を供給するフイーダーと、昇降可能になつており前記ダ イスの穴に上方から挿入されて下パンチと共同して粉末を圧縮し圧粉体とする上 パンチとを有するものにおいて、前記ダイス及びテーブルの上面はフイーダーの 移動方向と直角方向に少なくとも一方側に上昇するように傾斜した部分を有する 所望な断面形状であり、かつ前記フイーダーはその移動方向を横切る部分が前記 ダイスとテーブルの上面に沿うようにした形状であることを特徴とする粉末成形 装置を提供するものである。
【0005】
【実施例】
以下図面を参照しながらこの考案の実施例について説明する。 図1〜6に示すこの考案の一実施例において、10は本体、12はこの本体の 上部にボルト13により取付部材15を用いて固着したダイス、16はこのダイ スの中央部に上下方向に貫通してあけた穴である。17は本体10に図示してな い手段により取り外し可能に固着したテーブルで、ダイス12を囲むようになつ ている。18は上端面20を例えば第7,8図に示す圧粉体91を成形するのに 適するような所望の形状として穴16内へ挿入した下パンチで、下ラム21の上 端部にメネジ部材22を用いて固着してある。23は粉末90を供給するフイー ダーで、図示してないホツパーからホース24を介して粉末90が送られ第3図 の矢印方向に実線と鎖線の範囲で往復運動するようになつており、かつこの運動 方向を横切る方向に延びる仕切部材25及び26がネジ27により両側に取り外 し可能に取り付けてある。前記ダイス12とこれに続くテーブル17の上面は圧 粉体91を成形する場合に適するように傾斜部28と溝30が形成してある。こ の傾斜部28と溝30はフイーダー23の運動方向と直交して同一断面形状にな るように形成してある。フイーダー23にはこの傾斜部28と溝30に沿つて移 動できるように仕切部材25,26に傾斜部31及び突出部32が形成してある 。
【0006】 33は下端面35を所望の形状にした上パンチで、昇降可能にした図示してな い上ラムの下端部に固着してある。 粉末90としては種々のものを用いてもよいが、例えばFe粉末94.3%, Cu粉末2%,Ni粉末3%,黒鉛0.7%に対し固形パラフインを重量比で2 %混合し流動性がありかつ崩壊し難い混合粉を用いることができる。
【0007】 前記フイーダー23が図3に鎖線で示す位置から実線で示す位置へ移動して再 び最初の位置へ復帰すると粉末90は図4に示すように穴16内において下パン チ18の上に残つて充填されることになる。次に図5に示すように上パンチ33 が下降して下パンチ18との間で粉末90を加圧成形して圧粉体91とする。次 に上パンチ33が上昇し、これに続いて下パンチ18が上昇して図6に示すよう に圧粉体91を持ち上げて取り出すようになつている。その後、下パンチ18が 下降しかつフイーダー23が穴16の上方に移動してきて同様な動作を繰り返す ようになつている。このようにして得られた圧粉体91は各部の密度差が2%以 内のものであつた。
【0008】 この考案においては例えば図9,10に92で示す圧粉体や図11,12に9 3で示す圧粉体等種々の圧粉体を成形することができる。このうち圧粉体93に は中央に穴があるため、図13に示すように下パンチ18を中空にしこれを貫通 して固定したコアロツド38を設け、かつ図示してない上パンチにはコアロツド の上端部を挿入する穴をあけたものを用いるようになつている。一般に圧粉体の 各形状ごとにダイス12,テーブル17,下パンチ18,フイーダー26の仕切 部材25,26,及び上パンチ33は交換するものである。
【0009】
【考案の効果】
この考案は前述したようにダイス12とテーブル17の上面が水平な平面では なくフイーダー23の運動方向と直交する方向に圧粉体の形状に基づき適当な形 状にしてあるため、極めて簡単な構造で凹凸面や傾斜面等を有する圧粉体でも均 一な密度に成形できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の要部を示す縦断正面図で
ある。
【図2】その正面図である。
【図3】図1におけるAーA断面図である。
【図4】粉末を充填した状態を示す縦断面図である。
【図5】成形状態を示す縦断面図である。
【図6】圧粉体を取り出す状態を示す縦断面図である。
【図7】圧粉体の一例を示す正面図である。
【図8】その側面図である。
【図9】他の圧粉体を示す平面図である。
【図10】その正面図である。
【図11】更に異なつた他の圧粉体を示す平面図であ
る。
【図12】その正面図である。
【図13】図11,12に示す圧粉体を成形する装置の
要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
12 ダイス 16 穴 17 テーブル 18 下パンチ 23 フイーダー 25 仕切部材 26 仕切部材 28 傾斜部 30 溝 31 傾斜部 32 突出部 33 上パンチ 90 粉末 91 圧粉体 92 圧粉体 93 圧粉体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降可能にした下パンチと、この下パン
    チを貫通させることができかつ下パンチの下降時に粉末
    を収容する穴を有するダイスと、このダイスの周囲を囲
    むテーブルと、前記ダイスとテーブルの上面に沿つて所
    定方向に往復移動して前記ダイスの穴に粉末を供給する
    フイーダーと、昇降可能になつており前記ダイスの穴に
    上方から挿入されて下パンチと共同して粉末を圧縮し圧
    粉体とする上パンチとを有するものにおいて、前記ダイ
    ス及びテーブルの上面はフイーダーの移動方向と直角方
    向に少なくとも一方側に上昇するように傾斜した部分を
    有する所望な断面形状であり、かつ前記フイーダーはそ
    の移動方向を横切る部分が前記ダイスとテーブルの上面
    に沿うようにした形状であることを特徴とする粉末成形
    装置。
JP1455792U 1992-02-17 1992-02-17 粉末成形装置 Expired - Lifetime JPH0735678Y2 (ja)

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JP1455792U JPH0735678Y2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 粉末成形装置

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JP1455792U JPH0735678Y2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 粉末成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0619997U true JPH0619997U (ja) 1994-03-15
JPH0735678Y2 JPH0735678Y2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=11864456

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JP1455792U Expired - Lifetime JPH0735678Y2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 粉末成形装置

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JP (1) JPH0735678Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010528876A (ja) * 2007-06-11 2010-08-26 デグテック エルティーディー エンドミル製造装置及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010528876A (ja) * 2007-06-11 2010-08-26 デグテック エルティーディー エンドミル製造装置及び方法

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Publication number Publication date
JPH0735678Y2 (ja) 1995-08-16

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