JPH06199973A - ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

ポリウレタンフォームの製造方法

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JPH06199973A
JPH06199973A JP4356148A JP35614892A JPH06199973A JP H06199973 A JPH06199973 A JP H06199973A JP 4356148 A JP4356148 A JP 4356148A JP 35614892 A JP35614892 A JP 35614892A JP H06199973 A JPH06199973 A JP H06199973A
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polyurethane foam
foam
foaming
compound
weight
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English (en)
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Motonao Kaku
基直 賀久
Kosaburo Nagata
更三郎 永田
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリオールと有機ポリイソシアネートと水
とを触媒の存在下で反応させるポリウレタンフォームの
製造において、80〜200℃の融点または軟化点を有
する化合物(ポリエチレンワックス等)をポリオール1
00重量部に対して3〜100重量部加えて発泡させ
る。 【効果】 オゾン層を破壊するフロンを使用せずに、
発泡時のポリウレタンフォームの内部発熱をポリエチレ
ンワックス等の融解熱で低下させることによりスコーチ
を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリウレタンフォームの
製造方法に関し、さらに詳しくは発泡時の内部発熱を抑
制することによりスコーチ(発泡時の発熱によるフォー
ム内部の焼け)のないポリウレタンフォームを製造する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリウレタンフォームの発泡時に
発泡助剤としてフロン11、フロン123等の低沸点の
フロン化合物を、発泡剤である水と併用することにより
フロン化合物の蒸発潜熱を利用して、発泡時の内部温度
を低下させてポリウレタンフォームのスコーチを防止す
る方法が一般に行われている。また、フロン化合物を使
用せずに発泡剤として水単独でポリウレタンフォームを
発泡する場合は、発泡倍率を維持するために水の使用量
を増加する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フロン
化合物の使用ははオゾン層を破壊するという地球環境問
題がある。また、フロン化合物を使用せずに発泡剤とし
て水単独でポリウレタンフォームを発泡する場合は、発
泡時のポリウレタンフォーム内部温度が高くなりスコー
チが発生したり、場合によっては異常発熱して火災が発
生するという問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題点を解決するポリウレタンフォームの製造方法につ
いて鋭意検討した結果、特定の化合物の存在下で発泡を
行うことにより該化合物が融解または軟化する時の融解
熱を利用して内部温度を低下させてスコーチを防止でき
ることを見いだし、本発明に到達した。
【0005】すなわち、本発明は、活性水素含有化合物
(A)と有機ポリイソシアネート(B)と水とを触媒
(C)の存在下で反応させるポリウレタンフォームの製
造において、80〜270℃の融点または軟化点を有す
る化合物(D)を加えて発泡させることを特徴とするポ
リウレタンフォームの製造方法である。
【0006】本発明に用いられる活性水素含有化合物
(A)としては、ポリウレタンに通常使用できるものが
用いられる。例えばポリエーテルポリオール、ポリエス
テルポリオール、ひまし油およびこれらのポリオールの
中でビニルモノマーを重合させて得られる重合体ポリオ
ールが挙げられる。
【0007】ポリエーテルポリオールとしては、アルコ
ール類、フェノール類、アミン類、ポリカルボン酸類等
のアルキレンオキサイド付加物が挙げられる。アルコー
ル類としては、例えば、1価アルコール類[メタノー
ル、エタノール、n−またはiso−プロパノール、ブ
タノール、2−エチルヘキシルアルコール、シクロヘキ
サノール、ベンジルアルコール等];2価アルコール類
[エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4
−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチ
レングリコール、ネオペンチルグリコール等];並び
に、3価以上のアルコール類[グリセリン、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、
ショ糖等]が挙げられる。フェノール類としては、アル
キルフェノール類[フェノールおよびノニルフェノール
等]が挙げられる。アミン類としては、アンモニア;ア
ルカノールアミン類[モノ−、ジ−もしくはトリエタノ
ールアミン、イソプロパノールアミン、アミノエチルエ
タノールアミン等];炭素数1〜20のアルキルアミン
類[トリメチルアミン、トリエチルアミン等];炭素数
2〜6のアルキレンジアミン類[エチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン等];ポリアルキレンポリアミン
類[ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン
等];芳香族アミン類[アニリン、フェニレンジアミ
ン、ジアミノトルエン、キシリレンジアミン、メチレン
ジアニリン、ジフェニルエーテルジアミン等];脂環式
アミン類[イソホロンジアミン、シクロヘキシレンジア
ミン等];並びにアミノエチルピペラジン、特公昭55
−21044号公報記載の複素環式アミン類が挙げられ
る。ポリカルボン酸類としては、脂肪族ポリカルボン酸
類[コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、
フマル酸等];芳香族ポリカルボン酸類[フタル酸、テ
レフタル酸、トリメリト酸等]が挙げられる。アルキレ
ンオキサイドとしては、エチレンオキサイド(以下EO
と略記)、プロピレンオキサイド(以下POと略記)、
1,2−、1,4−、2,3−ブチレンオキサイド等お
よびこれらの2種以上の併用が挙げられる。これらのう
ち好ましいものは、POおよびPOとEOの併用であ
り、併用の場合の付加形式はブロックもしくはランダム
いずれでもよい。
【0008】ポリエステルポリオールとしては、低分子
ポリオール類[前記の2価アルコール、トリメチロール
プロパン、グリセリン等]と前記ポリカルボン酸類とを
反応させて得られる縮合ポリエステルポリオール、ラク
トン類[ε−カプロラクタム等]の開環重合により得ら
れるポリエステルポリオールおよびポリエステル成形品
をグリコール分解して得られる回収ポリエステルポリオ
ールが挙げられる。
【0009】重合体ポリオールとしては、上記に例示し
たポリオールの少なくとも一種中で、ラジカル開始剤存
在下、アクリロニトリル、スチレン等のビニルモノマー
を重合し安定分散させたものが挙げられる。重合体ポリ
オール中のビニルポリマーの含量は、通常10〜50重
量%である。
【0010】以上(A)として例示したもののうち好ま
しいものは、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポ
リオール、重合体ポリオールおよびこれらの2種以上の
併用である。
【0011】有機ポリイソシアネート(B)としては、
ポリウレタンに通常使用できるものが用いられる。例え
ば、炭素数(NCO基中の炭素数を除く)6〜20の芳
香族ポリイソシアネート[2,4−、2,6−トリレン
ジイソシアネート(TDI)、粗製TDI、2,4’
−、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(M
DI)、粗製MDI、ポリアリールポリイソシアネート
(PAPI)等];炭素数2〜18の脂肪族イソシアネ
ート[ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソ
シアネート等];炭素数4〜15の脂環式ポリイソシア
ネート[イソフォロンジイソシアネート、ジシクロヘキ
シルジイソシアネート等];炭素数8〜15の芳香脂肪
族ポリイソシアネート[キシリレンジイソシアネート
等];これらのポリイソシアネートの変性物[ウレタン
基、カルボジイミド基、アロファネート基、ウレア基、
ビュウレット基、ウレトジオン基、ウレトンイミン基、
イソシアヌレート基、オキサゾリドン基含有変性物
等];特願昭59−199160号公報明細書に記載の
上記以外のポリイソシアネート;およびこれらの2種以
上の併用が挙げられる。これらのうち好ましいものは、
TDI、MDI、粗製MDIおよびこれらの2種以上の
併用である。
【0012】触媒(C)としては、ポリウレタンに通常
使用できるものが用いられる。(C)の具体例として
は、例えばカルボン酸の金属塩[酢酸ナトリウム、オク
チル酸鉛、オクチル酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、スタ
ナスオクトエート等];アルカリ金属もしくはアルカリ
土類金属のアルコキシドもしくはフェノキシド[ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムフェノキシド等];3級ア
ミン類[トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、N
−メチルモルホリン、ジメチルアミノメチルフェノー
ル、ピリジン等];4級アンモニウム塩[テトラエチル
ヒドロキシアンモニウム等];イミダゾール類[イミダ
ゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール等];並
びに、スズ、アンチモン等の金属を含有する有機金属化
合物[テトラフェニルスズ、トリブチルアンチモンオキ
サイド等]が挙げられる。これらのうち好ましいもの
は、3級アミン類およびスズまたはアンチモンを含有す
るカルボン酸の金属塩または有機金属化合物である。
【0013】(D)は前記(B)に対して不活性であっ
て、通常のポリウレタンフォームが使用される温度以上
かつ、通常のポリウレタンフォーム発泡時の発熱により
ポリウレタンフォームが変色する温度未満の融点または
軟化点を有する化合物である。すなわち該(D)の融点
または軟化点として好ましくは80〜200℃であり、
さらに好ましくは90〜180℃である。(D)の融点
または軟化点が80℃未満では得られるポリウレタンフ
ォームの耐熱性が悪化し、200℃を超えると該(D)
の融解または軟化の時の融解熱によるフォーム内部温度
低下の効果が得られずスコーチを防止できない。該
(D)の融点または軟化点は、例えばセイコー電子工業
(株)製DSC(differential scan
ning calorimeter)を用いて測定する
ことができる。
【0014】(D)の具体例としては、例えば天然また
は合成アスファルト(ギルソナイト、石油アスファルト
等)、合成ワックス(パラフィン系合成ワックス、ポリ
エチレンワックス等)、熱可塑性のポリマーまたはオリ
ゴマー(ケトン樹脂、クマロン樹脂、石油樹脂、ポリテ
ルペン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン11、ナイロン1
2、ポリメタクリル酸メチル等)およびこれらの2種以
上の混合物が挙げられる。これらのうち好ましいもの
は、合成ワックス、熱可塑性ポリマーおよびオリゴマー
であり、特に好ましいものは、ポリエチレンワックス、
低分子量ポリプロピレン、ポリスチレンおよびナイロン
12である。
【0015】本発明の方法において、必要により整泡剤
(E)を使用することができる。(E)としては、ポリ
ウレタンに通常使用できるものが用いられ、具体例とし
てはジメチルシロキサン系整泡剤、例えば、日本ユニカ
ー(株)製のSZ−1306、L−520、L−54
0、トーレシリコン(株)製のSH−190、SH−1
93およびSRX−274Cが挙げられる。
【0016】本発明の製法における(B)〜(E)の使
用量は次の通りである。(B)は、活性水素量に対する
NCO指数が通常20〜1000、好ましくは70〜3
00となる量である。NCO指数が20未満ではフォー
ムの圧縮残留歪率が悪くなり、また硬化時間が長くなっ
て生産性が低下し、1000を超えると発泡したポリウ
レタンフォームが脆くなり実用に適さない。(C)は
(A)100重量部に対して通常0.01〜5重量部、
好ましくは0.05〜3重量部である。(D)は(A)
100重量部に対いて通常3〜100重量部、好ましく
は5〜50重量部である。(D)が3重量部未満ではス
コーチ防止効果が不十分であり、100重量部を超える
と発泡時の混合液の粘度が高くなり正常なポリウレタン
フォームを得ることが困難となる。(E)は(A)10
0重量部に対いて通常0〜10重量部、好ましくは1〜
5重量部である。
【0017】本発明における(D)の配合方法として
は、例えば溶融した(D)を、(A)または(A)、
(C)、水および必要により(E)の配合物(以下、ポ
リオール成分という)と混合分散し、冷却晶出させたも
のを用いる方法、(D)の有機溶剤溶液をポリオール
成分と混合したのち、該溶剤をストリッピングしたもの
を用いる方法、粉末状の(D)をポリオール成分に分
散させて用いる方法、粉末状の(D)を(B)に分散
させて用いる方法、粉末状の(D)とポリオール成分
と(B)とを同時に混合して発泡させる方法、が挙げら
れる。これらのうち好ましいのは、およびの方法
である。
【0018】本発明の方法を用いたポリウレタンフォー
ムの生産方式としては、従来公知の方式、例えばスラブ
方式、ホットキュアー方式、コールドキュアー方式等の
いずれの方式でもよい。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれにより限定されるものではない。な
お、下記表1および表2における実施例および比較例の
発泡処方欄の数値は重量部を示す。
【0020】実施例1〜7および比較例1〜7 表1および表2に示した発泡処方にて、上部が解放され
た型内でポリウレタンフォームをスラブ発泡し、一昼夜
放置後ポリウレタンフォームを切断して、その物性およ
び性状を測定した。その結果を表1および表2に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】(使用原料の記号の説明) ・活性水素含有化合物(A) A−1:グリセリンのPO付加物、数平均分子量300
0 A−2:グリセリンのPO−EO付加物、EOの末端含
有量16重量%、数平均分子量4800 A−3:グリセリンのPO−EO付加物、EOの末端含
有量14重量%、数平均分子量5000のポリオール中
でビニル系モノマーを重合して得た重合体ポリオール、
ビニル系ポリマー含有量20重量% A−4:エチレンジアミンのPO付加物、数平均分子量
290 A−5:エチレンジアミンのPO付加物、数平均分子量
400 A−6:トリエタノールアミン ・イソシアネート(B) B−1:日本ポリウレタン工業(株)製コロネートT−
80(トリレンジイソシアネート) B−2:日本ポリウレタン工業(株)製MILLION
ATE MR−100(粗製MDI) ・触媒(C) C−1:日本乳化剤(株)製DABCO(トリエチレン
ジアミン) C−2:日本乳化剤(株)製ミニコールL−1020
(トリエチレンジアミンの33重量%ジプロピレングリ
コール溶液) C−3:日東化成(株)製ネオスタンU−28(スタナ
スオクトエート) C−4:東ソー(株)製TOYOCAT ET(ビス−
N、N−ジメチルアミノエチルエーテルの70重量%ジ
プロピレングリコール溶液) C−5:三共有機合成(株)製Stann KT−70
(マレイン酸ジブチルスズ) ・熱可塑性化合物(D) D−1:三洋化成工業(株)製サンワックス151−P
(ポリエチレンワックス、融点107℃) D−2:三洋化成工業(株)製ビスコール550−P
(低分子量ポリプロピレン、融点150℃) D−3:宇部興産(株)製UBEナイロン3035U
(ナイロン12、融点178℃) D−4:日本合成ゴム(株)製STANY TS300
(ナイロン46、融点300℃) ・整泡剤(E) E−1:日本ユニカー(株)製L−520(ジメチルシ
ロキサン系整泡剤) E−2:日本ユニカー(株)製L−5309(ジメチル
シロキサン系整泡剤) E−3:トーレシリコン(株)製SH−193(ジメチ
ルシロキサン系整泡剤) ・発泡助剤(F) F−1:ダイキン工業(株)製ダイフロン−11U(ト
リクロロモノフルオロメタン)
【0024】(発泡条件) 型形状 :(1)500mm×500mm×500mm
(実施例1〜5および比較例1〜4) (2)270mm×270mm×270mm(実施例6〜8およ
び比較例5〜9) 材質 :木製 型温度 :25±1℃ 発泡方法 :(D)は500ミクロン以下の粉末に
し発泡前にポリオール成分にあらかじめ添加し攪拌分散
した。これに(B)を添加し攪拌混合して発泡した。 ミキシング方法:ハンドミキシング 攪拌羽回転数 :5000回転/分 攪拌時間 :7秒 原料温度 :25±1℃
【0025】(表1および表2における性状、物性欄の
記号の説明) イ:ライズタイムを示す。単位は秒。 ロ:ポリウレタンフォーム発泡時のフォーム内部の最高
到達温度を示す。単位は℃。ポリウレタンフォーム発泡
時にフォーム中心部に熱電対を挿入して測定した。 ハ:ポリウレタンフォーム中心部のハンター白度を示
す。ポリウレタンフォーム発泡1日後にフォームをカッ
トしフォーム中心部のハンター白度を日本電色工業
(株)製色差直読デジタル測色色差計ND−540DE
型で測定した。ハンター白度は数値が小さいもの程サン
プルの着色の度合(スコーチ)が大きい。 ニ:ポリウレタンフォームの見掛け密度を示す。単位は
kg/m3。 ホ:ポリウレタンフォームのフォーム硬さを示す。単位
はkgf/314cm2。 ヘ:ポリウレタンフォームの圧縮残留歪率を示す。単位
は%。 ト:ポリウレタンフォームの反発弾性率を示す。単位は
%。(上記ニ〜トのフォーム物性の測定は、JIS K
6401に準拠) チ:ポリウレタンフォームの密度を示す。単位はkg/
3。 リ:ポリウレタンフォームの圧縮強さを示す。単位はk
gf/cm2。 ヌ:ポリウレタンフォームの熱伝導率を示す。単位はk
cal/m・hr・℃。ANCON(株)製熱伝導率測
定機MODEL 88で測定した。(上記チ〜ヌのフォ
ーム物性の測定は、JIS A 9514に準拠)
【0026】
【発明の効果】本発明の方法は、従来のフロン11やフ
ロン123等のオゾン層を破壊するフロンを使用するこ
となく発泡時のポリウレタンフォーム内部温度を低下さ
せてスコーチを防止することが可能である。また本発明
の方法は、ポリウレタンフォームの硬さ向上のために活
性水素化合物の活性水素基含有量を高くした発泡処方に
おいても発泡時のフォーム内部温度を低下させてスコー
チを防止する効果があり、しかも安価に実施できるの
で、工業的に極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C08G 18/06 101:00)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性水素含有化合物(A)と有機ポリイ
    ソシアネート(B)と水とを触媒(C)の存在下で反応
    させるポリウレタンフォームの製造において、80〜2
    00℃の融点または軟化点を有する化合物(D)を加え
    て発泡させることを特徴とするポリウレタンフォームの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 (D)がポリエチレン、ポリプロピレ
    ン、ポリスチレンおよびナイロン−12から選ばれる少
    なくとも一種である請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 溶融した(D)を(A)と混合分散し、
    冷却晶出させたものを用いる請求項1または2記載の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 (D)の粉体を(A)に分散させて用い
    る請求項1または2記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 (D)の量が(A)100重量部に対し
    て3〜100重量部である請求項1〜4いずれか記載の
    ポリウレタンフォームの製造方法。
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