JP3270307B2 - ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

ポリウレタンフォームの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリオールに金属酸
化物の微粒子を安定分散させ、このポリオール成分を用
いて連通性の高いポリウレタンフォームを製造する方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、添加剤を用いて連通性の高いポリ
ウレタンフォームを製造する方法としては、ポリオール
に金属酸化物の微粒子を分散する方法(特開昭54−1
54498)、ポリオールに金属酸化物の微粒子または
ゾルを分散する方法(特開平5−239169)、ポリ
オールにアルミナゾルを分散する方法(特開平5−59
143)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ポリオールに金属酸化物の微粒子を分散する方法では金
属酸化物の微粒子が均一分散せずに分離沈降し、保存容
器の底部に再分散困難なハードケーキが生じるという問
題点があった。一方金属酸化物のゾルをポリオールに分
散する方法では分離沈降の問題は解決されているが、金
属酸化物のゾルが金属酸化物の微粒子に比べて高価であ
るという問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題点を解決するポリウレタンフォームの製造方法につ
いて鋭意検討した結果、ポリオールの添加剤として金属
酸化物の微粒子を使用し、且つ金属酸化物の微粒子のポ
リオールへの分散剤として多価アルコールの部分エステ
ルの中から選ばれる界面活性剤を使用することで、金属
酸化物の微粒子の分離沈降を防止し、このポリオール成
分を用いて連通性の高いポリウレタンフォームを製造で
きることを見いだし、本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、ポリオール(a)と有
機ポリイソシアネート(b)とを、水を発泡剤に用いて
整泡剤(c)と触媒(d)の存在下で反応させてポリウ
レタンフォームを製造する方法において、(a)中に、
平均粒径10000nm以下の金属酸化物の微粒子
(e)を、(a)の重量に対して0.01〜15重量%
添加分散せしめ、且つ該(e)の(a)への分散剤とし
て多価アルコールと炭素数10以上の脂肪酸との部分エ
ステル化物からなる界面活性剤(f)を使用することを
特徴とするポリウレタンフォームの製造方法である。
【0006】本発明に用いられるポリオール(a)とし
ては、ポリウレタンに通常使用できるものが用いられ、
例えばポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、ひまし油およびこれらのポリオール中でビニルモノ
マーを重合させて得られる重合体ポリオールが挙げられ
る。
【0007】ポリエーテルポリオールとしては、例え
ば、アルコール類、アミン類、アンモニア等のアルキレ
ンオキシド付加物が挙げられる。アルコール類として
は、例えば、1価アルコール類(メタノール、エタノー
ル、ブタノール等);2価アルコール類(エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1、6−ヘキサンジオ
ール等);3価アルコール類(グリセリン、トリメチロ
ールプロパン等);4価アルコール類(ペンタエリスリ
トール、メチルグルコシド等);8価アルコール類(シ
ョ糖等)等が挙げられる。アミン類としては、1価アミ
ン類(ジメチルアミン、ジエチルアミン等);2価アミ
ン類(メチルアミン、エチルアミン、アニリン等);3
価アミン類(モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン
等);4価アミン類(エチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン等)等が挙げられる。アルキレンオキシドと
しては、エチレンオキシドと、プロピレンオキシド、
1,2−、1,4−および2,3−ブチレンオキシドお
よびこれらの2種以上の併用が挙げられる。
【0008】ポリエステルポリオールとしては、低分子
ポリオール類[前記の2価アルコール、トリメチロール
プロパン、グリセリン等]とポリカルボン酸[コハク
酸、アジピン酸、フタル酸、テレフタル酸等]とを反応
させて得られる縮合ポリエステルポリオール、ラクトン
類[ε−カプロラクタム等]の開環重合により得られる
ポリエステルポリオールおよびポリエステル樹脂成形品
を分解して得られる回収ポリエステルポリオールが挙げ
られる。
【0009】重合体ポリオールとしては、上記に例示し
たポリオールの少なくとも一種中で、ラジカル開始剤存
在下、アクリロニトリル、スチレン等のビニルモノマー
を重合し安定分散させたものが挙げられる。重合体ポリ
オール中のビニルポリマーの含有量は、通常10〜50
重量%である。
【0010】以上(a)として例示したもののうち好ま
しいものは、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポ
リオール、重合体ポリオールおよびこれらの2種以上の
併用である。
【0011】有機ポリイソシアネート(b)としては、
ポリウレタンに通常使用される公知のもの、例えば炭素
数(NCO基中の炭素数を除く)6〜20の芳香族ポリ
イソシアネート[2,4−もしくは2,6−トリレンジ
イソシアネート(TDI)、粗製TDI、2,4’−も
しくは4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)、粗製MDI等];炭素数2〜18の脂肪族
イソシアネート(ヘキサメチレンジイソシアネート、リ
ジンジイソシアネート等);炭素数4〜15の脂環式ポ
リイソシアネート(イソフォロンジイソシアネート、ジ
シクロヘキシルジイソシアネート等);これらのポリイ
ソシアネートの変性物(ウレタン基、カルボジイミド
基、アロファネート基、ウレア基、ウレトジオン基、ビ
ュウレット基、ウレトンイミン基、イソシアヌレート
基、オキサゾリドン基含有変性物等);およびこれらの
2種以上の併用が挙げられる。
【0012】これら(b)として例示したもののうち好
ましいものは、TDI、MDI、粗製MDIおよびこれ
らの2種以上の併用である。
【0013】整泡剤(c)としてはポリウレタンに通常
使用できるものが用いられ、具体例としてはジメチルシ
ロキサン系整泡剤、例えば、日本ユニカー(株)製の
「L−5309」、「SZ−1306」、「L−52
0」および「L−540」;トーレ・ダウコーニング・
シリコーン(株)製の「SH−190」、「SH−19
3」および「SRX−274C」などが挙げられる。
【0014】触媒(d)としては、ポリウレタンに通常
使用される公知のもの、例えばカルボン酸の金属塩(酢
酸ナトリウム、オクチル酸鉛、オクチル酸亜鉛、ナフテ
ン酸コバルト、スタナスオクトエート等);アルカリ金
属もしくはアルカリ土類金属のアルコキシドもしくはフ
ェノキシド(ナトリウムメトキシド、ナトリウムフェノ
キシド等);3級アミン類(トリエチルアミン、トリエ
チレンジアミン、N−メチルモルホリン、ジメチルアミ
ノメチルフェノール、ピリジン等);4級アンモニウム
塩(テトラエチルヒドロキシルアンモニウム等);イミ
ダゾール類(イミダゾール、2−エチル−4−メチルイ
ミダゾール等);並びに、スズ、アンチモン等の金属を
含有する有機金属化合物(テトラフェニルスズ、トリブ
チルアンチモンオキサイド等)等が挙げられる。これら
のうち好ましいものは、3級アミン類およびスズまたは
アンチモンを含有するカルボン酸の金属塩または有機金
属化合物である。
【0015】(a)中に添加分散される金属酸化物の微
粒子(e)としては、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸
化亜鉛、酸化アンチモン等の微粒子が挙げられ、これら
のうち好ましいものは、酸化アルミニウム、酸化珪素で
あり、とくに好ましいものは酸化アルミニウムである。
(e)の粒系は通常10000nm以下、好ましくは1
000nm以下である。粒系が10000nmを超える
とポリオール(a)への分散安定性が悪くなる。
【0016】(e)を安定分散させた(a)をポリオー
ル成分に用いて発泡させたポリウレタンフォームは連通
性が高いため、軟質ポリウレタンフォームでは成形収縮
率が小さい、反発弾性率が高い、圧縮残留ひずみ率およ
び湿熱残留ひずみ率が小さいといった効果があり、一方
硬質ポリウレタンフォームでは寸法安定性が良好である
という効果がある。
【0017】(e)の(a)への分散剤として用いられ
る界面活性剤(f)としては、多価アルコール(ソルビ
ット、ソルビタン、ショ糖等)と炭素数10以上の脂肪
酸との部分エステル化物が挙げられ、これらのうち好ま
しいものはソルビタンと炭素数が10以上の脂肪酸との
部分エステル化物であり、特に好ましいものはソルビタ
ン1モルと炭素数16〜20の脂肪酸1モルとからなる
部分エステル化物である。
【0018】本発明において界面活性剤(f)を使用し
ない場合はポリオール中で(e)が均一分散せずに分離
沈降してしまい保存容器の底部にハードケーキが生じて
しまう。このハードケーキはポリオール成分を攪拌して
も再分散困難である。
【0019】一方(f)を使用するとポリオール中に
(e)を均一分散でき分離沈降を防止できる。またこの
場合、万一(e)が分離沈降しても保存容器の底部に生
じるのはソフトケーキであり、このソフトケーキはポリ
オール成分を攪拌すると容易に再分散が可能である。ま
た、該(f)は水酸基を有するのでウレタン発泡反応段
階で(b)と反応し、フォームから経時的にブリードア
ウトすることがない。
【0020】本発明の方法において、必要により鎖延長
剤および/または架橋剤(g)を使用することができ
る。該(g)としては、ポリウレタンに通常使用できる
ものが用いられ、具体例としてはエチレングリコール、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、グリセリ
ン、トリオメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、D−ソルビット等が挙げられ、さらにはこれらのも
のに活性水素当量が150以下となるようにプロピレン
オキシドおよび/またはエチレンオキシドを付加させた
ものも包含される。
【0021】本発明の製法における水、(b)、
(c)、(d)、(e)および(f)各成分の使用量は
次の通りである。水の量は、(a)100重量部当り通
常1〜8重量部であり、水の使用量によってポリウレタ
ンフォームの密度を調整できる。ただし1重量部未満で
は発熱量が小さいために硬化時間が長くなって生産性が
低下し、8重量部を超えると発泡が不安定となり実用に
適さない。(b)の量は、NCO指数[ポリオール成分
の活性水素1当量に対する(b)のイソシアネート基の
当量×100]が通常70〜500、好ましくは90〜
300となる量である。NCO指数が70未満では硬化
時間が長くなって生産性が低下したり、フォームの硬さ
が小さくなり、500を超えると発泡したポリウレタン
フォームが脆くなり実用に適さない。(c)の量は、
(a)100重量部当り通常0.1〜5重量部、好まし
くは0.3〜2.0重量部である。(d)の量は、
(a)100重量部当り通常0.1〜5重量部である。
(e)の量は、(a)100重量部当り通常0.01〜
15重量部、好ましくは0.1〜10重量部である。
(e)が0.01重量部未満の場合は通気性向上の効果
が得られず、15重量部を超えるとポリウレタンフォー
ム発泡時にセルが不安定となり実用に適さない。(f)
の量は、(e)の量に対して通常の2〜100重量%で
ある。2重量%未満では(e)の安定分散効果が小さ
く、100重量%を超えると得られるポリウレタンフォ
ームの硬さが低下するなどフォーム物性に悪影響を及ぼ
す場合がある。
【0022】(a)、(c)、(d)、水、(e)およ
び(f)の各成分を所定量混合したものと(b)とを通
常の方法により攪拌、混合して発泡させることにより、
ポリウレタンフォームが得られる。
【0023】本発明の方法を用いたポリウレタンフォー
ムの成形方式としてはスラブ発泡方式およびモールド発
泡方式が挙げられる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明をさら
に説明するが、本発明はこれにより限定されるものでは
ない。なお、実施例および比較例中の発泡処方欄の数値
は重量部を示す。
【0025】
【実施例】
実施例1および比較例1 表1に示した発泡処方に従って、金型内で軟質ポリウレ
タンフォームをモールド発泡し、金型から取り出して、
一昼夜放置後ポリウレタンフォームを切断して、その物
性を測定した。その結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】実施例2および比較例2 表2に示した発泡処方に従って、箱内で硬質ポリウレタ
ンフォームをスラブ発泡し、箱から取り出して、一昼夜
放置後ポリウレタンフォームを切断して、その物性を測
定した。その結果を表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】実施例3〜6および比較例3〜5 表3に示した配合処方に従って(a)に(e)を分散さ
せその分散安定性(外観判定;分散直後、20日後)お
よび分散性(実施例6と比較例5の比較)を測定した。
その結果を表3および表4にそれぞれ示す。なお、分散
性は粒度分布グラフは(株)堀場製作所製レーザー回析
/散乱式粒度分布測定装置「LA−700」にて測定し
た。
【0030】
【表3】
【0031】表3における分散安定性の評価基準は下記
の通りである。 ;白色均一分散 ;上層;白色均一分散、下層;ソフトケーキ(攪拌す
ると容易に均一に再分散できる) ;白色不均一分散(粗大粒子が多数視認される) ;上層;白色均一分散、下層;ハードケーキ(攪拌し
ても均一分散困難) ;上層;透明、中間層;白色均一分散、下層;ハード
ケーキ(攪拌しても均一分散困難)
【0032】
【表4】
【0033】表4から明らかなように、分散安定剤使用
の有無により初期分散性に顕著な差異が認められる。
【0034】(使用原料の記号の説明) ポリエーテルポリオール(a) a−1:グリセリンのプロピレンオキシド−エチレンオ
キシド付加物、活性水素当量=1600、エチレンオキ
シドの末端含有量16重量% a−2:a−1中でアクリロニトリルおよびスチレンを
共重合して得た重合体ポリオール、アクリロニトリル含
有量20重量%、スチレン含有量20重量% a−3:ショ糖のプロピレンオキシド付加物、活性水素
当量=134 a−4:グリセリンのプロピレンオキシド付加物、活性
水素当量=1000 有機ポリイソシアネート(b) b−1:(TDI/粗製MDI=80/20混合物、N
CO%=44.7) b−2:日本ポリウレタン工業(株)製MR−200
(NCO%=31) 整泡剤(c) c−1:日本ユニカー(株)製L−5309 c−2:トーレダウコーニングシリコーン(株)製SH
−193 触媒(d) d−1:活剤ケミカル(株)製ミニコールL−1020
(トリエチレンジアミンの33%ジプロピレングリコー
ル溶液) d−2:東ソー(株)製TOYOCAT ET(ビス−
N,N−ジメチルアミノエチルエーテルの70%ジプロ
ピレングリコール溶液) 金属酸化物の微粒子(e) e−1:酸化アルミニウム、粒径400〜2000nm 界面活性剤(f) f−1:三洋化成工業(株)製イオネット S−80
(モノオレイン酸ソルビタン) 鎖延長剤、架橋剤(g) g−1:ジエタノールアミン その他の助剤(h) h−1:トリスクロロプロピルフォスフェート (モールド発泡条件) 金型形状:400mm×400mm×100mm 材質 :アルミニウム製 金型温度:62±2℃ 発泡方法:(a)、水、(c)、(d)、(e)、
(f)の各成分をプレックスした後、(b)を加えて6
秒間攪拌し金型に注入した。 ミキシング方法:ハンドミキシング 攪拌羽回転数:5000回転/分 原料温度:25±1℃ (スラブ発泡条件) 金型形状:300mm×300mm×250mm 材質 :アルミニウム製 発泡方法:(a)、水、(c)、(d)、(e)、
(f)の各成分をプレミックスした後、(b)を加えて
6秒間攪拌し金型に注入した。 ミキシング方法:ハンドミキシング 攪拌羽回転数:5000回転/分 原料温度:25±1℃
【0035】(表1〜3における物性欄の記号の説明) イ:軟質ポリウレタンフォームの見かけ密度を示す。単
位はkg/m3。 ロ:軟質ポリウレタンフォームの硬さを示す。単位はk
gf。 ハ:軟質ポリウレタンフォームの反発弾性率を示す。単
位は%。 ニ:軟質ポリウレタンフォームの圧縮残留ひずみ率を示
す。単位は%。 ホ:軟質ポリウレタンフォームの湿熱残留ひずみ率を示
す。単位は%。 (上記イ〜ホのフォーム物性の測定はJIS K 64
01に準拠した。ただし湿熱残留ひずみ率の測定は圧縮
残留ひずみ率測定時の条件70℃×22時間を50℃、
95%R.H.×22時間にして測定した。) ヘ:軟質ポリウレタンフォームの通気度を示す。単位は
ft3/min.。 (上記ヘのフォーム物性はダウ式エアーフローメーター
MODEL DAにて測定した。) ト:軟質ポリウレタンフォームの成形収縮率を示す。単
位は%。 (上記トの測定方法:脱型直後のウレタンフォームをク
ラッシングしたのち成形品中央部の厚みAmmを測定し
次式により計算した。 成形収縮率=(100−A)/100×100 ) チ:硬質ポリウレタンフォームの密度を示す。単位はk
g/m3。 リ:硬質ポリウレタンフォームの圧縮強度を示す。単位
はkgf/cm2。 (上記チ〜リのフォーム物性の測定はJIS A 95
14に準拠した。) ヌ:硬質ポリウレタンフォームの独泡率を示す。単位は
%。 (上記リのフォーム物性の測定はASTM D−285
6−70に準拠した。) ル:硬質ポリウレタンフォームの寸法安定性を示す。 (上記ヌの測定方法:発泡後30日間25℃で放置した
フォームサンプルの変形の有無を表す。変形無しを○、
変形有りを×で表した。)
【0036】
【発明の効果】本発明の方法を用いることにより、金属
酸化物の微粒子をポリオールに安定分散させることが可
能となる。金属酸化物の微粒子を安定分散させたポリオ
ールを用いて発泡されたポリウレタンフォームは連通性
が高いため、軟質ポリウレタンフォームでは成形収縮率
が小さい、反発弾性率が高い、圧縮残留ひずみ率および
湿熱残留ひずみ率が小さいといった効果があり、一方硬
質ポリウレタンフォームでは寸法安定性が良好であると
いう効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08G 101:00) C08G 101:00) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87 C08K 3/22,5/103 C08L 75/04 - 75/12 C08J 9/00 - 9/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオール(a)と有機ポリイソシアネ
    ート(b)とを、水を発泡剤に用いて整泡剤(c)と触
    媒(d)の存在下で反応させてポリウレタンフォームを
    製造する方法において、(a)中に、平均粒径1000
    0nm以下の金属酸化物の微粒子(e)を、(a)の重
    量に対して0.01〜15重量%添加分散せしめ、且つ
    該(e)の(a)への分散剤として多価アルコールと炭
    素数10以上の脂肪酸との部分エステル化物からなる界
    面活性剤(f)を使用することを特徴とするポリウレタ
    ンフォームの製造方法。
  2. 【請求項2】 (e)が酸化アルミニウムの微粒子であ
    る請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 (f)がソルビタン1モルと炭素数16
    〜18の脂肪酸1モルとの部分エステル化物からなる界
    面活性剤である請求項1または2記載の製造方法。
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