JPH06199811A - ジアザ化合物 - Google Patents
ジアザ化合物Info
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- JPH06199811A JPH06199811A JP2418572A JP41857290A JPH06199811A JP H06199811 A JPH06199811 A JP H06199811A JP 2418572 A JP2418572 A JP 2418572A JP 41857290 A JP41857290 A JP 41857290A JP H06199811 A JPH06199811 A JP H06199811A
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- alkyl
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- unsubstituted
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D239/00—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
- C07D239/02—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings
- C07D239/24—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D239/28—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms
- C07D239/32—One oxygen, sulfur or nitrogen atom
- C07D239/34—One oxygen atom
- C07D239/36—One oxygen atom as doubly bound oxygen atom or as unsubstituted hydroxy radical
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/12—Antihypertensives
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D403/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】
〔R1及びR2の一方は脂肪族炭化水素基又は脂環族又
は芳香族脂肪族の炭化水素基であり、他方は の基であり、R3はハロゲン、アシル、5−テトラゾリ
ルなど、R4は脂肪族炭化水素基を示す〕で表される遊
離形態又は塩の形態である化合物。具体的一例を示す
と、4−(n−ブチル)−1,2−ジメチル−6−オキ
ソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフ
ェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミ
ジンまたはその塩になる。 【効果】上記化合物は、顕著なアンギオテンシンII拮抗
作用をもち、高血圧及び心不全の処置に使用できる。
は芳香族脂肪族の炭化水素基であり、他方は の基であり、R3はハロゲン、アシル、5−テトラゾリ
ルなど、R4は脂肪族炭化水素基を示す〕で表される遊
離形態又は塩の形態である化合物。具体的一例を示す
と、4−(n−ブチル)−1,2−ジメチル−6−オキ
ソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフ
ェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミ
ジンまたはその塩になる。 【効果】上記化合物は、顕著なアンギオテンシンII拮抗
作用をもち、高血圧及び心不全の処置に使用できる。
Description
【0001】本発明は、式
【化8】 (式中、基R1およびR2の一方は脂肪族炭化水素基
(これは置換されていないか、あるいはハロゲンまたは
ヒドロキシにより置換されている)または脂環族または
芳香族脂肪族の炭化水素基であり、そして基R1および
R2の他方は式
(これは置換されていないか、あるいはハロゲンまたは
ヒドロキシにより置換されている)または脂環族または
芳香族脂肪族の炭化水素基であり、そして基R1および
R2の他方は式
【化9】 の基であり、ここでZ1はアルキレン、O,S(O)m
またはN(R)であり、R5はカルボキシル、ハロアル
カンスルホニルアミノ、SO3H,PO2H2、PO3
H2または5−テトラゾリルであり、そして環Aおよび
Bは互いに独立に置換されていないか、あるいは脂肪族
炭化水素基(これは、必要に応じて、Oにより中断され
ており、そして置換されていないか、あるいはヒドロキ
シルまたはハロゲン置換されている)、ヒドロキシル
(これは、必要に応じて、脂肪族アルコールによりエー
テル化されている)、ハロゲン、カルボキシル(これ
は、必要に応じて、エステル化またはアミド化されてい
る)、または5−テトラゾリルであり、そしてR3はハ
ロゲン、アシル、芳香族炭化水素基、カルボキシル(こ
れは、必要に応じて、エステル化またはアミド化されて
いる)、シアノ、SO3H,PO2H2,PO3H2、
5−テトラゾリル、置換もしくは非置換のスルファモイ
ルまたはアシルアミノであるか、あるいは−Z2−R′
であり、ここでZ2は結合またはO,S(O)mまたは
N(R)であり、そしてR′は水素または脂肪族炭化水
素基であり、前記脂肪族炭化水素基は、必要に応じて、
OまたはS(O)mにより中断されており、そして置換
されていないか、あるいはハロゲン、ヒドロキシル、置
換もしくは非置換のアミノまたはカルボキシル(これ
は、必要に応じて、エステル化またはアミド化されてい
る)により置換されており、そしてR4は脂肪族炭化水
素基であり、これは、必要に応じて、OまたはS(O)
mにより中断されており、そして置換されていないか、
あるいはカルボキシル(これは、必要に応じて、エステ
ル化またはアミド化されている)、ヒドロキシル(これ
は、必要に応じて、芳香族アルコールによりエーテル化
されている)、置換もしくは非置換のアミノ、S(O)
m−Rまたは芳香族炭化水素基であるか、あるいはR3
およびR4は一緒になってアルキレンであり、Rは各場
合において水素または脂肪族炭化水素基であり、そして
mは0,1または2である)を有する、遊離または塩の
形態の化合物に関する。
またはN(R)であり、R5はカルボキシル、ハロアル
カンスルホニルアミノ、SO3H,PO2H2、PO3
H2または5−テトラゾリルであり、そして環Aおよび
Bは互いに独立に置換されていないか、あるいは脂肪族
炭化水素基(これは、必要に応じて、Oにより中断され
ており、そして置換されていないか、あるいはヒドロキ
シルまたはハロゲン置換されている)、ヒドロキシル
(これは、必要に応じて、脂肪族アルコールによりエー
テル化されている)、ハロゲン、カルボキシル(これ
は、必要に応じて、エステル化またはアミド化されてい
る)、または5−テトラゾリルであり、そしてR3はハ
ロゲン、アシル、芳香族炭化水素基、カルボキシル(こ
れは、必要に応じて、エステル化またはアミド化されて
いる)、シアノ、SO3H,PO2H2,PO3H2、
5−テトラゾリル、置換もしくは非置換のスルファモイ
ルまたはアシルアミノであるか、あるいは−Z2−R′
であり、ここでZ2は結合またはO,S(O)mまたは
N(R)であり、そしてR′は水素または脂肪族炭化水
素基であり、前記脂肪族炭化水素基は、必要に応じて、
OまたはS(O)mにより中断されており、そして置換
されていないか、あるいはハロゲン、ヒドロキシル、置
換もしくは非置換のアミノまたはカルボキシル(これ
は、必要に応じて、エステル化またはアミド化されてい
る)により置換されており、そしてR4は脂肪族炭化水
素基であり、これは、必要に応じて、OまたはS(O)
mにより中断されており、そして置換されていないか、
あるいはカルボキシル(これは、必要に応じて、エステ
ル化またはアミド化されている)、ヒドロキシル(これ
は、必要に応じて、芳香族アルコールによりエーテル化
されている)、置換もしくは非置換のアミノ、S(O)
m−Rまたは芳香族炭化水素基であるか、あるいはR3
およびR4は一緒になってアルキレンであり、Rは各場
合において水素または脂肪族炭化水素基であり、そして
mは0,1または2である)を有する、遊離または塩の
形態の化合物に関する。
【0002】化合物Iは塩、とくに製剤学的に許容され
うる塩として存在することができる。化合物Iが、例え
ば、少なくとも1つの塩基性の中心を有する場合、それ
らは酸付加塩を形成することができる。これらは、例え
ば、次の酸と形成される:強い無機酸、例えば、鉱酸、
例えば、硫酸、リン酸またはハロゲン化水素酸、強い有
機カルボン酸、例えば、C1−C4アルカンカルボン酸
(これは置換されていないか、あるいは、例えば、ハロ
ゲンにより置換されている)、例えば、酢酸、例えば、
飽和もしくは不飽和のジカルボン酸、例えば、シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、フタ
ル酸またはテレフタル酸、例えば、ヒドロキシカルボン
酸、例えば、アスコルビン酸、グリコール酸、乳酸、リ
ンゴ酸、酒石酸またはクエン酸、例えば、アミノ酸、例
えば、アスパラギン酸またはグルタミン酸、または、例
えば、安息香酸、有機スルホン酸、例えば、C1−C4
アルカン−またはアリールスルホン酸(これは、例え
ば、置換されていないか、あるいはハロゲンにより置換
されている)、例えば、メタンスルホン酸またはp−ト
ルエンスルホン酸。追加の存在する塩基性中心を有する
対応する酸付加塩は、また、必要に応じて、形成するこ
とができる。少なくとも1つの酸性基(例えば、COO
Hまたは5−テトラゾリル)を有する化合物Iは、ま
た、塩基との塩を形成することができる。塩基との適当
な塩は、例えば、金属塩、例えば、アルカリ金属または
アルカリ土類金属の塩、例えば、ナトリウム、カリウム
またはマグネシウムの塩、あるいはアンモニアまたは有
機アミン、例えば、モルホリン、チオモルホリン、ピペ
リジン、ピロリジン、モノ−、ジ−またはトリ−低級ア
ルキルアミン、例えば、エチル−、t−ブチル−、ジエ
チル−、ジイソプロピル−、トリエチル−、トリブチル
−またはジメチルプロピルアミン、またはモノ−、ジ−
またはトリヒドロキシ低級アルキルアミン、例えば、モ
ノ−、ジ−またはトリエタノールアミンとの塩である。
対応する内部塩をさらに形成することができる。製剤学
的使用に不適当であるが、例えば、遊離化合物Iまたは
それらの製剤学的に許容されうる塩の単離または精製に
使用することができる塩は、また、不含される。
うる塩として存在することができる。化合物Iが、例え
ば、少なくとも1つの塩基性の中心を有する場合、それ
らは酸付加塩を形成することができる。これらは、例え
ば、次の酸と形成される:強い無機酸、例えば、鉱酸、
例えば、硫酸、リン酸またはハロゲン化水素酸、強い有
機カルボン酸、例えば、C1−C4アルカンカルボン酸
(これは置換されていないか、あるいは、例えば、ハロ
ゲンにより置換されている)、例えば、酢酸、例えば、
飽和もしくは不飽和のジカルボン酸、例えば、シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、フタ
ル酸またはテレフタル酸、例えば、ヒドロキシカルボン
酸、例えば、アスコルビン酸、グリコール酸、乳酸、リ
ンゴ酸、酒石酸またはクエン酸、例えば、アミノ酸、例
えば、アスパラギン酸またはグルタミン酸、または、例
えば、安息香酸、有機スルホン酸、例えば、C1−C4
アルカン−またはアリールスルホン酸(これは、例え
ば、置換されていないか、あるいはハロゲンにより置換
されている)、例えば、メタンスルホン酸またはp−ト
ルエンスルホン酸。追加の存在する塩基性中心を有する
対応する酸付加塩は、また、必要に応じて、形成するこ
とができる。少なくとも1つの酸性基(例えば、COO
Hまたは5−テトラゾリル)を有する化合物Iは、ま
た、塩基との塩を形成することができる。塩基との適当
な塩は、例えば、金属塩、例えば、アルカリ金属または
アルカリ土類金属の塩、例えば、ナトリウム、カリウム
またはマグネシウムの塩、あるいはアンモニアまたは有
機アミン、例えば、モルホリン、チオモルホリン、ピペ
リジン、ピロリジン、モノ−、ジ−またはトリ−低級ア
ルキルアミン、例えば、エチル−、t−ブチル−、ジエ
チル−、ジイソプロピル−、トリエチル−、トリブチル
−またはジメチルプロピルアミン、またはモノ−、ジ−
またはトリヒドロキシ低級アルキルアミン、例えば、モ
ノ−、ジ−またはトリエタノールアミンとの塩である。
対応する内部塩をさらに形成することができる。製剤学
的使用に不適当であるが、例えば、遊離化合物Iまたは
それらの製剤学的に許容されうる塩の単離または精製に
使用することができる塩は、また、不含される。
【0003】芳香族炭化水素基は、とくに、フェニルで
ある。アシルは、とくに、アルカノイルである。エステ
ル化カルボキシルは、例えば、脂肪族炭化水素基、例え
ば、低級アルキル、低級アルケニルまたは、第二低級ア
ルキル(これはOにより中断されていてもよい)、例え
ば、低級アルコキシ−低級アルキル、−低級アルケニル
または−低級アルキニルから誘導された脂肪族アルコ−
ルによりエステル化されているカルボキシルである。
ある。アシルは、とくに、アルカノイルである。エステ
ル化カルボキシルは、例えば、脂肪族炭化水素基、例え
ば、低級アルキル、低級アルケニルまたは、第二低級ア
ルキル(これはOにより中断されていてもよい)、例え
ば、低級アルコキシ−低級アルキル、−低級アルケニル
または−低級アルキニルから誘導された脂肪族アルコ−
ルによりエステル化されているカルボキシルである。
【0004】アミド化カルボキシルは、例えば、アミノ
基が置換されていないか、あるいは互いに独立に脂肪族
または芳香族脂肪族炭化水素基、例えば、低級アルキ
ル、低級アルケニル、低級アルキニルまたはフェニル−
低級アルキル、−低級アルケニルまたは−低級アルキニ
ルにより一置換または二置換されているか、あるいはO
により中断されていてもよい二価の低級アルキレンまた
は低級アルキレンオキシ−低級アルキレンにより二置換
されているカルバモイルである。
基が置換されていないか、あるいは互いに独立に脂肪族
または芳香族脂肪族炭化水素基、例えば、低級アルキ
ル、低級アルケニル、低級アルキニルまたはフェニル−
低級アルキル、−低級アルケニルまたは−低級アルキニ
ルにより一置換または二置換されているか、あるいはO
により中断されていてもよい二価の低級アルキレンまた
は低級アルキレンオキシ−低級アルキレンにより二置換
されているカルバモイルである。
【0005】置換アミノは、例えば、互いに独立に、脂
肪族または芳香族脂肪族炭化水素基、例えば、低級アル
キル、低級アルケニル、低級アルキニルまたはフェニル
−低級アルキル、−低級アルケニルまたは−低級アルキ
ニルにより一置換または二置換されているか、あるいは
Oにより中断されていてもよい二価の炭化水素基、例え
ば、低級アルキレンまたは低級アルキレンオキシ−低級
アルキレンにより二置換されている。例は次の通りであ
る:低級アルキル−、低級アルケニル−、低級アルキニ
ル−、フェニル−低級アルキル−、フェニル−低級アル
ケニル−、フェニル−低級アルキニル−、ジ−低級アル
キル−、N−低級アルキル−N−フェニル−低級アルキ
ル−およびジ(フェニル−低級アルキル)−アミノ。脂
肪族炭化水素基は、例えば、低級アルキル、低級アルキ
ニルまたは、第二、低級アルキニルである。
肪族または芳香族脂肪族炭化水素基、例えば、低級アル
キル、低級アルケニル、低級アルキニルまたはフェニル
−低級アルキル、−低級アルケニルまたは−低級アルキ
ニルにより一置換または二置換されているか、あるいは
Oにより中断されていてもよい二価の炭化水素基、例え
ば、低級アルキレンまたは低級アルキレンオキシ−低級
アルキレンにより二置換されている。例は次の通りであ
る:低級アルキル−、低級アルケニル−、低級アルキニ
ル−、フェニル−低級アルキル−、フェニル−低級アル
ケニル−、フェニル−低級アルキニル−、ジ−低級アル
キル−、N−低級アルキル−N−フェニル−低級アルキ
ル−およびジ(フェニル−低級アルキル)−アミノ。脂
肪族炭化水素基は、例えば、低級アルキル、低級アルキ
ニルまたは、第二、低級アルキニルである。
【0006】Oにより中断された脂肪族炭化水素基は、
とくに、低級アルコキシ−低級アルキニルまたは−低級
アルキニル、低級アルケニルオキシ−低級アルキル、−
低級アルケニルまたは−低級アルキニルまたは低級アル
コキシ−低級アルコキシ−低級アルキルであるが、S
(O)mにより中断された脂肪族炭化水素基は、とく
に、低級アルキル−チオ−低級アルキル、−低級アルケ
ニルまたは−低級アルキニル、低級アルカン−スルフィ
ニル−低級アルキルまたは−スルホニル−低級アルキ
ル、低級アルケニル−チオ−低級アルキル、−スルフィ
ニル−低級アルキルまたは−スルホニル−低級アルキ
ル、または低級アルキニル−チオ−低級アルキル−、ス
ルフィニル−低級アルキルまたは−スルホニル−低級ア
ルキルである。
とくに、低級アルコキシ−低級アルキニルまたは−低級
アルキニル、低級アルケニルオキシ−低級アルキル、−
低級アルケニルまたは−低級アルキニルまたは低級アル
コキシ−低級アルコキシ−低級アルキルであるが、S
(O)mにより中断された脂肪族炭化水素基は、とく
に、低級アルキル−チオ−低級アルキル、−低級アルケ
ニルまたは−低級アルキニル、低級アルカン−スルフィ
ニル−低級アルキルまたは−スルホニル−低級アルキ
ル、低級アルケニル−チオ−低級アルキル、−スルフィ
ニル−低級アルキルまたは−スルホニル−低級アルキ
ル、または低級アルキニル−チオ−低級アルキル−、ス
ルフィニル−低級アルキルまたは−スルホニル−低級ア
ルキルである。
【0007】ハロゲンまたはヒドロキシルにより置換さ
れた脂肪族炭化水素基は、例えば、ハロゲノ−低級アル
キル、−低級アルケニルまたは−低級アルキニルまたは
ヒドロキシル−低級アルキル、一低級アルケニルまたは
−低級アルキニルである。ハロゲンまたはヒドロキシル
により置換されかつOまたはS(O)mにより中断され
た脂肪族炭化水素基は、ハロゲンまたはヒドロキシルに
より置換された上に定義した対応する基である。
れた脂肪族炭化水素基は、例えば、ハロゲノ−低級アル
キル、−低級アルケニルまたは−低級アルキニルまたは
ヒドロキシル−低級アルキル、一低級アルケニルまたは
−低級アルキニルである。ハロゲンまたはヒドロキシル
により置換されかつOまたはS(O)mにより中断され
た脂肪族炭化水素基は、ハロゲンまたはヒドロキシルに
より置換された上に定義した対応する基である。
【0008】非置換もしくは置換のアミノ、S(O)m
−R、芳香族炭化水素基、芳香族アルコールでエーテル
化されたヒドロキシ、または遊離の、エステル化または
アミド化カルボキシルにより置換されかつOまたはS
(O)mにより中断されていてもよい脂肪族炭化水素基
は、アミノ、上に定義したように置換されたアミノ、S
(O)m−R、上に定義した芳香族炭化水素基、下に定
義する芳香族アルコール、カルボキシル、上に定義した
ようにエステル化したカルボキシルまたは上に定義した
ようにアミド化したカルボキシルにより置換された、上
に定義した対応する基である。
−R、芳香族炭化水素基、芳香族アルコールでエーテル
化されたヒドロキシ、または遊離の、エステル化または
アミド化カルボキシルにより置換されかつOまたはS
(O)mにより中断されていてもよい脂肪族炭化水素基
は、アミノ、上に定義したように置換されたアミノ、S
(O)m−R、上に定義した芳香族炭化水素基、下に定
義する芳香族アルコール、カルボキシル、上に定義した
ようにエステル化したカルボキシルまたは上に定義した
ようにアミド化したカルボキシルにより置換された、上
に定義した対応する基である。
【0009】脂環族炭化水素基、例えば、シクロアルキ
ルまたは、第二、シクロアルキルである。適当な芳香族
脂肪族炭化水素基は、とくに、フェニル−低級アルキル
およびさらにフェニル−低級アルケニルおよび−低級ア
ルキニルである。脂肪族アルコールによりエーテル化さ
れたヒドロキシルは、とくに、低級アルコキシまたは低
級アルケニルオキシである。アルキレンはメチレンまた
は低級アルキレンである。置換スルファモイルは低級ア
ルキル−またはジ−低級アルキル−スルファモイルであ
る。アシルアミノ中のアシルは、有機カルボン酸または
有機スルホン酸から誘導される。対応するアシルの例
は、低級アルカノイル、非置換もしくは置換のベンゾイ
ル、低級アルカンスルホニル、ハロゲノ−低級アルカン
スルホニルまたは非置換もしくは置換のベンゼンスルホ
ニルである。芳香族アルコールによりエーテル化された
ヒドロキシルは、とくに、フェノキシ、またナフチルオ
キシである。
ルまたは、第二、シクロアルキルである。適当な芳香族
脂肪族炭化水素基は、とくに、フェニル−低級アルキル
およびさらにフェニル−低級アルケニルおよび−低級ア
ルキニルである。脂肪族アルコールによりエーテル化さ
れたヒドロキシルは、とくに、低級アルコキシまたは低
級アルケニルオキシである。アルキレンはメチレンまた
は低級アルキレンである。置換スルファモイルは低級ア
ルキル−またはジ−低級アルキル−スルファモイルであ
る。アシルアミノ中のアシルは、有機カルボン酸または
有機スルホン酸から誘導される。対応するアシルの例
は、低級アルカノイル、非置換もしくは置換のベンゾイ
ル、低級アルカンスルホニル、ハロゲノ−低級アルカン
スルホニルまたは非置換もしくは置換のベンゼンスルホ
ニルである。芳香族アルコールによりエーテル化された
ヒドロキシルは、とくに、フェノキシ、またナフチルオ
キシである。
【0010】上および下の非置換の脂肪族、脂環族およ
び芳香族脂肪族の置換基は、とくに、多重結合が出発す
るC原子を経て芳香族基に結合されていない。
び芳香族脂肪族の置換基は、とくに、多重結合が出発す
るC原子を経て芳香族基に結合されていない。
【0011】異なって定義しないかぎり、芳香族基は各
場合において置換されていないか、あるいは、例えば、
低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、トリフルオ
ロメチルおよびヒドロキシルから成る群より選択される
置換基により一または多置換、例えば、二または三置換
されている。環AおよびBはビフェニリルを形成し、対
応する4−ビフェニリルは好ましい。上および下で使用
する一般用語は、特記しない限り、次の意味を有する:
用語「低級」は、対応する基および化合物が各場合にお
いて、とくに7以下、好ましくは4以下の炭素原子を含
有することを意味する。低級アルキルスルホニルは、と
くにC1−C7アルキルスルホニル、例えば、メタン
−、エタン−、n−プロパン−またはイソプロパン−ス
ルホニルである。C1−C4アルカンスルホニルは好ま
しい。ハロゲノ−低級アルカンスルホニルはハロゲノ−
C1−C7−アルカンスルホニル、例えば、トリフルオ
ロメタンスルホニルである。低級アルカンスルファモイ
ルはC1−C7アルカンスルファモイル、例えば、メタ
ン−、エタン−、n−プロパン−、イソプロパン−、n
−ブタン−またはt−ブタンスルファモイルである。C
1−C4アルカンスルファモイルは好ましい。ジ−低級
アルカンスルファモイルはジ−C1−C7アルカンスル
ファモイル、例えば、ジメタン−、メタン−エタン−ま
たはジ−(n−プロパン)−スルファモイルである。ジ
−C1−C4アルカンスルファモイルは好ましい。ハロ
ゲンは、とくに、35以下の原子番号を有するハロゲ
ン、すなわち、フッ素、塩素または臭素であり、そして
さらにヨウ素を包含する。ハロゲノアルカンスルホニル
アミノは、とくにハロゲノ−C1−C7アルカンスルホ
ニルアミノでありそして、例えば、ジフルオロメタン
−、トリフルオロメタン−、2−クロロエタン−、1,
1,2−トリフルオロエタン−、1,1,2−トリクロ
ロエタン−、ペンタフルオロエタン−またはヘプタフル
オロプロパン−スルホニルアミノである。ハロゲノ−C
1−C4−アルカンスルホニルアミノは好ましい。
場合において置換されていないか、あるいは、例えば、
低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、トリフルオ
ロメチルおよびヒドロキシルから成る群より選択される
置換基により一または多置換、例えば、二または三置換
されている。環AおよびBはビフェニリルを形成し、対
応する4−ビフェニリルは好ましい。上および下で使用
する一般用語は、特記しない限り、次の意味を有する:
用語「低級」は、対応する基および化合物が各場合にお
いて、とくに7以下、好ましくは4以下の炭素原子を含
有することを意味する。低級アルキルスルホニルは、と
くにC1−C7アルキルスルホニル、例えば、メタン
−、エタン−、n−プロパン−またはイソプロパン−ス
ルホニルである。C1−C4アルカンスルホニルは好ま
しい。ハロゲノ−低級アルカンスルホニルはハロゲノ−
C1−C7−アルカンスルホニル、例えば、トリフルオ
ロメタンスルホニルである。低級アルカンスルファモイ
ルはC1−C7アルカンスルファモイル、例えば、メタ
ン−、エタン−、n−プロパン−、イソプロパン−、n
−ブタン−またはt−ブタンスルファモイルである。C
1−C4アルカンスルファモイルは好ましい。ジ−低級
アルカンスルファモイルはジ−C1−C7アルカンスル
ファモイル、例えば、ジメタン−、メタン−エタン−ま
たはジ−(n−プロパン)−スルファモイルである。ジ
−C1−C4アルカンスルファモイルは好ましい。ハロ
ゲンは、とくに、35以下の原子番号を有するハロゲ
ン、すなわち、フッ素、塩素または臭素であり、そして
さらにヨウ素を包含する。ハロゲノアルカンスルホニル
アミノは、とくにハロゲノ−C1−C7アルカンスルホ
ニルアミノでありそして、例えば、ジフルオロメタン
−、トリフルオロメタン−、2−クロロエタン−、1,
1,2−トリフルオロエタン−、1,1,2−トリクロ
ロエタン−、ペンタフルオロエタン−またはヘプタフル
オロプロパン−スルホニルアミノである。ハロゲノ−C
1−C4−アルカンスルホニルアミノは好ましい。
【0012】低級アルカノイルは、とくに、C1−C7
アルカノイルでありそして、例えば、ホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリルまたはピバ
ロイルである。C2−C5アルカノイルは好ましい。低
級アルキルは、とくに、C1−C7アルキル、すなわ
ち、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチルまたは
対応するペンチル、ヘキシルまたはヘプチル基である。
C1−C4アルキルは好ましい。低級アルケニルは、と
くに、C3−C7アルケニルでありそして、例えば、プ
ロペン−2−イル、アリルまたはブト−1−エン−3−
イル、−1−エン−4−イル、−2−エン−1−イルま
たは−2−エン−2−イルである。C3−C5アルケニ
ルは好ましい。低級アルキニルは、とくに、C3−C7
アルキニルでありそして、好ましくは、プロパルギルで
ある。低級アルコキシは、とくに、C1−C7アルコキ
シ、すなわち、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、
イソプロポキシ、n−ブトキシ、s−ブトキシ、t−ブ
トキシまたは対応するペンチルオキシ、ヘキシルオキシ
またはヘプチルオキシである。C1−C4アルコキシは
好ましい。
アルカノイルでありそして、例えば、ホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリルまたはピバ
ロイルである。C2−C5アルカノイルは好ましい。低
級アルキルは、とくに、C1−C7アルキル、すなわ
ち、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチルまたは
対応するペンチル、ヘキシルまたはヘプチル基である。
C1−C4アルキルは好ましい。低級アルケニルは、と
くに、C3−C7アルケニルでありそして、例えば、プ
ロペン−2−イル、アリルまたはブト−1−エン−3−
イル、−1−エン−4−イル、−2−エン−1−イルま
たは−2−エン−2−イルである。C3−C5アルケニ
ルは好ましい。低級アルキニルは、とくに、C3−C7
アルキニルでありそして、好ましくは、プロパルギルで
ある。低級アルコキシは、とくに、C1−C7アルコキ
シ、すなわち、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、
イソプロポキシ、n−ブトキシ、s−ブトキシ、t−ブ
トキシまたは対応するペンチルオキシ、ヘキシルオキシ
またはヘプチルオキシである。C1−C4アルコキシは
好ましい。
【0013】低級アルコキシ−低級アルキルは、とく
に、C1−C4アルコキシ−C1−C4アルキル、例え
ば、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、2−
(n−プロポキシ)エチルまたはエトキシメチルであ
る。低級アルコキシ−低級アルケニルまたは−低級アル
キニルは、とくに、C1−C4アルコキシ−C3−C5
アルケニルまたは−アルキニルである。低級アルケニル
オキシは、とくに、C3−C7アルケニルオキシであり
そして、例えば、アリルオキシ、ブト−2−エン−1−
イルオキシまたはブト−3−エン−1−イルオキシであ
る。C3−C5アルケニルオキシは好ましい。ハロゲノ
−低級アルキルは、とくに、ハロゲノ−C1−C4アル
キル、例えば、トリフルオロメチル、1,1,2−トリ
フルオロ−2−クロロ−エチル、クロロメチルまたはn
−ヘプタフルオロプロピルである。ハロゲノ−低級アル
ケニルは、とくに、ハロゲノ−C3−C5アルケニル、
例えば、2−クロロアリルである。ハロゲノ−低級アル
キニルは、とくに、ハロゲノ−C3−C5アルキニル、
例えば、3−クロロプロパルギルである。ヒドロキシ−
低級アルキルは、とくに、ヒドロキシ−C1−C4アル
キル、例えば、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチ
ルまたは3−ヒドロキシプロピルである。ヒドロキシ−
低級アルケニルは、とくに、ヒドロキシ−C3−C5ア
ルケニル、例えば、3−ヒドロキシアリルである。ヒド
ロキシ−低級アルキニルは、とくに、ヒドロキシ−C3
−C5アルキニル、例えば、3−ヒドロキシプロパルギ
ルである。フェニル−低級アルキルは、とくに、フェニ
ル−C1−C4アルキルであり、そして好ましくはベン
ジルまたは1−または2−フェネチルであるが、フェニ
ル−低級アルケニルまたはフェニル−低級アルキニル
は、とくに、フェニル−C3−C5アルケニルまたは−
アルキニル、とくに、3−フェニルアリルまたは3−フ
ェニルプロパルギルである。
に、C1−C4アルコキシ−C1−C4アルキル、例え
ば、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、2−
(n−プロポキシ)エチルまたはエトキシメチルであ
る。低級アルコキシ−低級アルケニルまたは−低級アル
キニルは、とくに、C1−C4アルコキシ−C3−C5
アルケニルまたは−アルキニルである。低級アルケニル
オキシは、とくに、C3−C7アルケニルオキシであり
そして、例えば、アリルオキシ、ブト−2−エン−1−
イルオキシまたはブト−3−エン−1−イルオキシであ
る。C3−C5アルケニルオキシは好ましい。ハロゲノ
−低級アルキルは、とくに、ハロゲノ−C1−C4アル
キル、例えば、トリフルオロメチル、1,1,2−トリ
フルオロ−2−クロロ−エチル、クロロメチルまたはn
−ヘプタフルオロプロピルである。ハロゲノ−低級アル
ケニルは、とくに、ハロゲノ−C3−C5アルケニル、
例えば、2−クロロアリルである。ハロゲノ−低級アル
キニルは、とくに、ハロゲノ−C3−C5アルキニル、
例えば、3−クロロプロパルギルである。ヒドロキシ−
低級アルキルは、とくに、ヒドロキシ−C1−C4アル
キル、例えば、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチ
ルまたは3−ヒドロキシプロピルである。ヒドロキシ−
低級アルケニルは、とくに、ヒドロキシ−C3−C5ア
ルケニル、例えば、3−ヒドロキシアリルである。ヒド
ロキシ−低級アルキニルは、とくに、ヒドロキシ−C3
−C5アルキニル、例えば、3−ヒドロキシプロパルギ
ルである。フェニル−低級アルキルは、とくに、フェニ
ル−C1−C4アルキルであり、そして好ましくはベン
ジルまたは1−または2−フェネチルであるが、フェニ
ル−低級アルケニルまたはフェニル−低級アルキニル
は、とくに、フェニル−C3−C5アルケニルまたは−
アルキニル、とくに、3−フェニルアリルまたは3−フ
ェニルプロパルギルである。
【0014】低級アルキレンは、とくに、C2−C7ア
ルキレンであり、直鎖状もしくは分枝鎖状でありそし
て、とくに、エチレン、1,3−プロピレン、1,4−
ブチレン、1,2−プロピレン、2−メチル−1,3−
プロピレンまたは2,2−ジメチル−1,3−プロピレ
ンである。C2−C5アルキレンは好ましい。低級アル
キレンオキシ−低級アルキレンは、とくに、C2−C4
アルキレンオキシ−C2−C4アルキレン、好ましくは
エチレンオキシエチレンである。低級アルキルアミノ
は、とくに、C1−C7アルキルアミノでありそして、
例えば、メチル−、エチル−、n−プロピル−またはイ
ソプロピル−アミノである。C1−C4アルキルアミノ
は好ましい。低級アルケニルアミノは、好ましくは、C
3−C5アルケニルアミノ、例えば、アリル−またはメ
タリル−アミノである。低級アルキニルアミノは、好ま
しくは、C3−C5アルキニルアミノ、例えば、プロパ
ルギルアミノである。フェニル−低級アルキルアミノ
は、好ましくは、フエニル−C1−C4アルキルアミ
ノ、とくにべンジル−または1−または2−フェニルエ
チル−アミノである。
ルキレンであり、直鎖状もしくは分枝鎖状でありそし
て、とくに、エチレン、1,3−プロピレン、1,4−
ブチレン、1,2−プロピレン、2−メチル−1,3−
プロピレンまたは2,2−ジメチル−1,3−プロピレ
ンである。C2−C5アルキレンは好ましい。低級アル
キレンオキシ−低級アルキレンは、とくに、C2−C4
アルキレンオキシ−C2−C4アルキレン、好ましくは
エチレンオキシエチレンである。低級アルキルアミノ
は、とくに、C1−C7アルキルアミノでありそして、
例えば、メチル−、エチル−、n−プロピル−またはイ
ソプロピル−アミノである。C1−C4アルキルアミノ
は好ましい。低級アルケニルアミノは、好ましくは、C
3−C5アルケニルアミノ、例えば、アリル−またはメ
タリル−アミノである。低級アルキニルアミノは、好ま
しくは、C3−C5アルキニルアミノ、例えば、プロパ
ルギルアミノである。フェニル−低級アルキルアミノ
は、好ましくは、フエニル−C1−C4アルキルアミ
ノ、とくにべンジル−または1−または2−フェニルエ
チル−アミノである。
【0015】フェニル−低級アルケニルアミノは好まし
くはフェニル−C3−C5アルケニルアミノ、とくにフ
ェニルアリルアミノまたは3−フェニルメタリルアミノ
である。フェニル−低級アルキニルアミノは好ましくは
フェニル−C3−C5アルキニルアミノ、とくにフェニ
ルプロパルギルアミノである。ジ−低級アルキルアミノ
は、とくに、ジ−C1−C4アルキルアミノ、例えば、
ジメチル−、ジエチル−、ジ(n−プロピル)−、メチ
ル−プロピル−、メチル−エチル−、メチル−ブチル−
またはジブチル−アミノである。N−低級アルキル−N
−フェニル−低級アルキル−アミノは、とくに、N−C
1−C4アルキル−N−フェニル−C1−C4アルキル
−アミノ、好ましくはメチル−ベンジル−アミノまたは
エチル−べンジル−アミノである。ジ(フェニル−低級
アルキル)−アミノは、とくに、ジ(フェニル−C1−
C4アルキル)アミノ、好ましくはジベンジルアミノで
ある。低級アルケニルオキシ−低級アルキルは、とく
に、C3−C5アルケニルオキシ−C1−C4アルキ
ル、例えば、2−アリルオキシエチルであり、そして低
級アルケニルオキシ−低級アルケニルまたは−低級アル
キニルは、とくに、C3−C5アルケニルオキシ−C3
−C5アルケニルまたは−アルキニルである。
くはフェニル−C3−C5アルケニルアミノ、とくにフ
ェニルアリルアミノまたは3−フェニルメタリルアミノ
である。フェニル−低級アルキニルアミノは好ましくは
フェニル−C3−C5アルキニルアミノ、とくにフェニ
ルプロパルギルアミノである。ジ−低級アルキルアミノ
は、とくに、ジ−C1−C4アルキルアミノ、例えば、
ジメチル−、ジエチル−、ジ(n−プロピル)−、メチ
ル−プロピル−、メチル−エチル−、メチル−ブチル−
またはジブチル−アミノである。N−低級アルキル−N
−フェニル−低級アルキル−アミノは、とくに、N−C
1−C4アルキル−N−フェニル−C1−C4アルキル
−アミノ、好ましくはメチル−ベンジル−アミノまたは
エチル−べンジル−アミノである。ジ(フェニル−低級
アルキル)−アミノは、とくに、ジ(フェニル−C1−
C4アルキル)アミノ、好ましくはジベンジルアミノで
ある。低級アルケニルオキシ−低級アルキルは、とく
に、C3−C5アルケニルオキシ−C1−C4アルキ
ル、例えば、2−アリルオキシエチルであり、そして低
級アルケニルオキシ−低級アルケニルまたは−低級アル
キニルは、とくに、C3−C5アルケニルオキシ−C3
−C5アルケニルまたは−アルキニルである。
【0016】低級アルキルチオ−低級アルケニルまたは
−低級アルキニルは、とくに、C1−C4アルキルチオ
−C3−C5アルケニルまたは−アルキニルである。低
級アルキルチオ−低級アルキルは、とくに、C1−C4
アルキルチオ−C1−C4アルキル、例えば、エチルチ
オメチル、2−エサルチオエチル、2−メチルチオエチ
ルまたは2−イソプロピルチオエチルであるが、とくに
適当な低級アルカン−スルフィニル−低級アルキルまた
は−スルホニル−低級アルキルは対応するC1−C4ア
ルカン−スルフィニル基または−スルホニル−C1−C
4アルキル基である。
−低級アルキニルは、とくに、C1−C4アルキルチオ
−C3−C5アルケニルまたは−アルキニルである。低
級アルキルチオ−低級アルキルは、とくに、C1−C4
アルキルチオ−C1−C4アルキル、例えば、エチルチ
オメチル、2−エサルチオエチル、2−メチルチオエチ
ルまたは2−イソプロピルチオエチルであるが、とくに
適当な低級アルカン−スルフィニル−低級アルキルまた
は−スルホニル−低級アルキルは対応するC1−C4ア
ルカン−スルフィニル基または−スルホニル−C1−C
4アルキル基である。
【0017】低級アルケニルチオ−低級アルキルは、と
くに、C3−C5アルケニルチオ−C1−C4アルキ
ル、例えば、1−アリルチオエチルまたは3−アリルチ
オプロピルであるが、低級アルケニル−スルフィニル−
低級アルキルまたは−スルホニル−低級アルキルは、と
くに、C3−C5アルケニル−スルフィニル−C1−C
4アルキルまたは−スルホニル−C1−C4アルキルで
ある。低級アルキルチオ−低級アルキルは、とくに、C
3−C5アルキニルチオ−C1−C4アルキル、例え
ば、2−プロパルギルチオエチルまたは3−プロパルギ
ルチオプロピルであるが、低級アルキニル−スルフィニ
ル−低級アルキルまたは−スルホニル−低級アルキルは
とくにC3−C5アルキニル−スルフィニル−C1−C
4アルキルまたは−スルホニル−C1−C4アルキルで
ある。シクロアルキルは、とくに、C3−C7シクロア
ルキル、すなわち、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルで
ある。シクロペンチルおよびシクロヘキシルは好まし
い。シクロアルケニルは、とくに、C3−C7シクロア
ルケニルでありそして好ましくはシクロペント−2−エ
ニルまたは−3−エニルまたはシクロヘキシ−2−エニ
ルである。低級アルコキシ−低級アルコキシ−低級アル
キルは、とくに、C1−C4アルコキシ−C1−C4ア
ルキル、例えば、2−(2−メトキシエトキシ)エチル
である。
くに、C3−C5アルケニルチオ−C1−C4アルキ
ル、例えば、1−アリルチオエチルまたは3−アリルチ
オプロピルであるが、低級アルケニル−スルフィニル−
低級アルキルまたは−スルホニル−低級アルキルは、と
くに、C3−C5アルケニル−スルフィニル−C1−C
4アルキルまたは−スルホニル−C1−C4アルキルで
ある。低級アルキルチオ−低級アルキルは、とくに、C
3−C5アルキニルチオ−C1−C4アルキル、例え
ば、2−プロパルギルチオエチルまたは3−プロパルギ
ルチオプロピルであるが、低級アルキニル−スルフィニ
ル−低級アルキルまたは−スルホニル−低級アルキルは
とくにC3−C5アルキニル−スルフィニル−C1−C
4アルキルまたは−スルホニル−C1−C4アルキルで
ある。シクロアルキルは、とくに、C3−C7シクロア
ルキル、すなわち、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルで
ある。シクロペンチルおよびシクロヘキシルは好まし
い。シクロアルケニルは、とくに、C3−C7シクロア
ルケニルでありそして好ましくはシクロペント−2−エ
ニルまたは−3−エニルまたはシクロヘキシ−2−エニ
ルである。低級アルコキシ−低級アルコキシ−低級アル
キルは、とくに、C1−C4アルコキシ−C1−C4ア
ルキル、例えば、2−(2−メトキシエトキシ)エチル
である。
【0018】広範な製剤学的研究により、化合物Iおよ
びそれらの製剤学的に許容されうる塩類は、例えば、顕
著なアンギオテンシンII拮抗性質を有する。知られて
いる様に、アンギオテンシンIIは強い脈管収縮性質を
有し、さらにアルデステロンの分泌を刺激し、こうして
明確なナトリウム/水の保持を引き起こす。アンギオテ
ンシンIIの活性の結果は、なかでも、血圧の増加で現
れる。アンギオテンシンII拮抗剤の重要性は、受容体
へのアンギオテンシンIIの結合の拮抗的阻害により、
アンギオテンシンIIにより引き起こされる脈管収縮剤
およびアルデステロン分泌刺激作用の抑制においてであ
る。式Iの化合物およびそれらの製剤学的に許容されう
る塩類のアンギオテンシンII拮抗性質は、アンギオテ
ンシンII結合タイロード溶液において検出することが
できる。均質化したラットの大動脈からのラットの平滑
筋の細胞を、ペプチダーゼ阻害因子を使用して、50ミ
リモルの緩衝液(pH7.4)中に懸濁する。試料は2
5℃において125I−アンギオテンシンII(0.1
75ナノモル)および変化する濃度のアンギオテンシン
IIまたは試験物質とともに60分間インキュベーショ
ンする。次いで、氷冷リン酸塩で緩衝化した塩類溶液の
添加によりインキュベーションを終了し、そしてこの混
合物をワットマン(Whatman)CF/Fフィルタ
ーを通して濾過する。IC50値を投与量−作用曲線か
ら決定する。抗体10ナノモルからのIC50を、式I
の化合物およびそれらの製剤学的に許容されうる塩類に
ついて決定する。こうして、例えば、アンギオテンシン
II結合試験において、次のIC50値(μモル/1)
が決定される:
びそれらの製剤学的に許容されうる塩類は、例えば、顕
著なアンギオテンシンII拮抗性質を有する。知られて
いる様に、アンギオテンシンIIは強い脈管収縮性質を
有し、さらにアルデステロンの分泌を刺激し、こうして
明確なナトリウム/水の保持を引き起こす。アンギオテ
ンシンIIの活性の結果は、なかでも、血圧の増加で現
れる。アンギオテンシンII拮抗剤の重要性は、受容体
へのアンギオテンシンIIの結合の拮抗的阻害により、
アンギオテンシンIIにより引き起こされる脈管収縮剤
およびアルデステロン分泌刺激作用の抑制においてであ
る。式Iの化合物およびそれらの製剤学的に許容されう
る塩類のアンギオテンシンII拮抗性質は、アンギオテ
ンシンII結合タイロード溶液において検出することが
できる。均質化したラットの大動脈からのラットの平滑
筋の細胞を、ペプチダーゼ阻害因子を使用して、50ミ
リモルの緩衝液(pH7.4)中に懸濁する。試料は2
5℃において125I−アンギオテンシンII(0.1
75ナノモル)および変化する濃度のアンギオテンシン
IIまたは試験物質とともに60分間インキュベーショ
ンする。次いで、氷冷リン酸塩で緩衝化した塩類溶液の
添加によりインキュベーションを終了し、そしてこの混
合物をワットマン(Whatman)CF/Fフィルタ
ーを通して濾過する。IC50値を投与量−作用曲線か
ら決定する。抗体10ナノモルからのIC50を、式I
の化合物およびそれらの製剤学的に許容されうる塩類に
ついて決定する。こうして、例えば、アンギオテンシン
II結合試験において、次のIC50値(μモル/1)
が決定される:
【0019】4−(n−ブチル)−1,2−ジメチル−
6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン:0.0035;4−(n−ブチル)−1
−エチル−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1
H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチ
ル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.002;4
−(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−1−(n
−プロピル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジン:0.0012;4−(n−ブチル)−
1−エトキシカルボニルメチル−2−メチル−6−オキ
ソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフ
ェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミ
ジン:0.0009;4−(n−ブチル)−1−(2−
エトキシエチル)−2−メチル−6−オキソ−5−
〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−
4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:
0.005;4−(n−ブチル)−2−メチル−1−
〔N,N−(3−オキサペント−1,5−イレン)アミ
ノカルボニルメチル〕−6−オキソ−5−〔2′−(1
H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチ
ル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.0003;
1,4−ジ(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−
5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニ
ル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ン:0.001;1−ベンジル−4−(n−ブチル)−
2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラ
ゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,
6−ジヒドロ−ピリミジン:0.0013;4−(n−
ブチル)−2−メチル−6−オキソ−1−(2−フェニ
ルエチル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.00
1;4−(n−ブチル)−1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−
テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕
−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.0012;4−
(n−ブチル)−1−〔2−(2−メトキシエトキシ)
エチル〕−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1
H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチ
ル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.001;4
−(n−ブチル)−1−メチル−6−オキソ−2−(n
−プロピル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジン:0.002;1−ベンジルアミノカル
ボニルメチル−4−(n−ブチル)−2−メチル−6−
オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)
ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジン:0.0015;4−(n−ブチル)−2−メ
チル−6−オキソ−1−(2−フェニルエチルアミノカ
ルボニルメチル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−
5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジ
ヒドロ−ピリミジン:0.0015;4−(n−ブチ
ル)−1−(n−ブチルアミノカルボニルメチル)−2
−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾ
ル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6
−ジヒドロ−ピリミジン:0.0015;4−(n−ブ
チル)−2−メチル−1−メチルアミノカルボニルメチ
ル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5
−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒ
ドロ−ピリミジン:0.0015;4−(n−ブチル)
−1−ジメチルアミノカルボニルメチル2−メチル−6
−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン:0.0008;4−(n−ブチル)−6
−オキソ−1,2−テトラメチレン−5−〔2′−(1
H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチ
ル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.0024;
および4−(n−ブチル)−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,2−トリメチレン−1,6−ジヒドロ−
ピリミジン:0.0032。
6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン:0.0035;4−(n−ブチル)−1
−エチル−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1
H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチ
ル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.002;4
−(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−1−(n
−プロピル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジン:0.0012;4−(n−ブチル)−
1−エトキシカルボニルメチル−2−メチル−6−オキ
ソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフ
ェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミ
ジン:0.0009;4−(n−ブチル)−1−(2−
エトキシエチル)−2−メチル−6−オキソ−5−
〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−
4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:
0.005;4−(n−ブチル)−2−メチル−1−
〔N,N−(3−オキサペント−1,5−イレン)アミ
ノカルボニルメチル〕−6−オキソ−5−〔2′−(1
H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチ
ル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.0003;
1,4−ジ(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−
5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニ
ル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ン:0.001;1−ベンジル−4−(n−ブチル)−
2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラ
ゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,
6−ジヒドロ−ピリミジン:0.0013;4−(n−
ブチル)−2−メチル−6−オキソ−1−(2−フェニ
ルエチル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.00
1;4−(n−ブチル)−1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−
テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕
−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.0012;4−
(n−ブチル)−1−〔2−(2−メトキシエトキシ)
エチル〕−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1
H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチ
ル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.001;4
−(n−ブチル)−1−メチル−6−オキソ−2−(n
−プロピル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジン:0.002;1−ベンジルアミノカル
ボニルメチル−4−(n−ブチル)−2−メチル−6−
オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)
ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジン:0.0015;4−(n−ブチル)−2−メ
チル−6−オキソ−1−(2−フェニルエチルアミノカ
ルボニルメチル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−
5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジ
ヒドロ−ピリミジン:0.0015;4−(n−ブチ
ル)−1−(n−ブチルアミノカルボニルメチル)−2
−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾ
ル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6
−ジヒドロ−ピリミジン:0.0015;4−(n−ブ
チル)−2−メチル−1−メチルアミノカルボニルメチ
ル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5
−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒ
ドロ−ピリミジン:0.0015;4−(n−ブチル)
−1−ジメチルアミノカルボニルメチル2−メチル−6
−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン:0.0008;4−(n−ブチル)−6
−オキソ−1,2−テトラメチレン−5−〔2′−(1
H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチ
ル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.0024;
および4−(n−ブチル)−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,2−トリメチレン−1,6−ジヒドロ−
ピリミジン:0.0032。
【0020】アンギオテンシンII誘発脈管収縮の決定
のために、分離したラットの大動脈の輪についての研究
を使用することができる。この目的で、大動脈の輪を各
胸から切除し、そして2つの平行なクランプの間に2g
の張力で固定する。次いで、20mlの組織浴中に37
℃において浸漬し、そして95%のO2および5%のC
O2の混合物で通気する。20分の間隔で、輪を10ナ
ノモルのアンギオテンシンII(Hypertensi
n−CIBA)および5ナノモルの塩化ノラドレナリン
で交互に刺激する。次いで、輪を選択した濃度の試験物
質とともにインキュベーションした後、作用薬で処理す
る。ブクスコ(Buxco)ディジタルコンピューター
を使用してデータを分析する。初期の対照値の50%を
阻害する濃度をIC50として与える。約5ナノモルか
らのIC50を、式Iの化合物およびそれらの製剤学的
に許容されうる塩類について決定する。こうして、例え
ば、この分雛したラット大動脈の輪の試験のモデルにお
いて、次のIC50値(μモル/1)が決定される:
のために、分離したラットの大動脈の輪についての研究
を使用することができる。この目的で、大動脈の輪を各
胸から切除し、そして2つの平行なクランプの間に2g
の張力で固定する。次いで、20mlの組織浴中に37
℃において浸漬し、そして95%のO2および5%のC
O2の混合物で通気する。20分の間隔で、輪を10ナ
ノモルのアンギオテンシンII(Hypertensi
n−CIBA)および5ナノモルの塩化ノラドレナリン
で交互に刺激する。次いで、輪を選択した濃度の試験物
質とともにインキュベーションした後、作用薬で処理す
る。ブクスコ(Buxco)ディジタルコンピューター
を使用してデータを分析する。初期の対照値の50%を
阻害する濃度をIC50として与える。約5ナノモルか
らのIC50を、式Iの化合物およびそれらの製剤学的
に許容されうる塩類について決定する。こうして、例え
ば、この分雛したラット大動脈の輪の試験のモデルにお
いて、次のIC50値(μモル/1)が決定される:
【0021】4−(n−ブチル)−1,2−ジメチル−
6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン:0.008;4−(n−ブチル)−1−
エチル−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H
−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチ
ル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.009;4
−(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−1−(n
−プロピル)−5−〔2′−(1H,テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジン:0.009;4−(n−ブチル)−1
−エトキシカルボニルメチル−2−メチル−6−オキソ
−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェ
ニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ン:0.002;4−(n−ブチル)−1−(2−エト
キシエチル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.00
5;4−(n−ブチル)−2−メチル−1−〔N,N−
(3−オキサペント−1,5−イレン)アミノカルボニ
ルメチル〕−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラ
ゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,
6−ジヒドロ−ピリミジン:0.001;1,4−ジ
(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′
−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イ
ルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.00
5;1−ベンジル−4−(n−ブチル)−2−メチル−
6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン:0.013;4−(n−ブチル)−2−
メチル−6−オキソ−1−(2−フェニルエチル)−2
−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾ
ル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6
−ジヒドロ−ピリミジン:0.009;4−(n−ブチ
ル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチル−6
−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン:0.004;4−(n−ブチル)−1−
〔2−(2−メトキシエトキシ)エチル〕−2−メチル
−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジン:0.004;4−(n−ブチル)−1
−メチル−6−オキソ−2−(n−プロピル)−5−
〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−
4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:
0.008;1−ベンジルアミノカルボニルメチル−4
−(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−5−
〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−
4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:
0.001;4−(n−ブチル)−2−メチル−6−オ
キソ−1−(2−フェニルエチルアミノカルボニルメチ
ル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリ
ミジン:0.003;4−(n−ブチル)−1−(n−
ブチルアミノカルボニルメチル)−2−メチル−6−オ
キソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリ
ミジン:0.001;4−(n−ブチル)−2−メチル
−1−メチルアミノカルボニルメチル−6−オキソ−5
−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル
−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ,ピリミジン:
0.001;4−(n−ブチル)−1−ジメチルアミノ
カルボニルメチル2−メチル−6−オキソ−5−〔2′
−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イ
ルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.00
1;4−(n−ブチル)−6−オキソ−1,2−テトラ
メチレン−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン:0.007;および4−(n−ブチル)
−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,2−トリメ
チレン−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.005。
6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン:0.008;4−(n−ブチル)−1−
エチル−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H
−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチ
ル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.009;4
−(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−1−(n
−プロピル)−5−〔2′−(1H,テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジン:0.009;4−(n−ブチル)−1
−エトキシカルボニルメチル−2−メチル−6−オキソ
−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェ
ニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ン:0.002;4−(n−ブチル)−1−(2−エト
キシエチル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.00
5;4−(n−ブチル)−2−メチル−1−〔N,N−
(3−オキサペント−1,5−イレン)アミノカルボニ
ルメチル〕−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラ
ゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,
6−ジヒドロ−ピリミジン:0.001;1,4−ジ
(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′
−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イ
ルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.00
5;1−ベンジル−4−(n−ブチル)−2−メチル−
6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン:0.013;4−(n−ブチル)−2−
メチル−6−オキソ−1−(2−フェニルエチル)−2
−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾ
ル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6
−ジヒドロ−ピリミジン:0.009;4−(n−ブチ
ル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチル−6
−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン:0.004;4−(n−ブチル)−1−
〔2−(2−メトキシエトキシ)エチル〕−2−メチル
−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジン:0.004;4−(n−ブチル)−1
−メチル−6−オキソ−2−(n−プロピル)−5−
〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−
4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:
0.008;1−ベンジルアミノカルボニルメチル−4
−(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−5−
〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−
4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:
0.001;4−(n−ブチル)−2−メチル−6−オ
キソ−1−(2−フェニルエチルアミノカルボニルメチ
ル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリ
ミジン:0.003;4−(n−ブチル)−1−(n−
ブチルアミノカルボニルメチル)−2−メチル−6−オ
キソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリ
ミジン:0.001;4−(n−ブチル)−2−メチル
−1−メチルアミノカルボニルメチル−6−オキソ−5
−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル
−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ,ピリミジン:
0.001;4−(n−ブチル)−1−ジメチルアミノ
カルボニルメチル2−メチル−6−オキソ−5−〔2′
−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イ
ルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.00
1;4−(n−ブチル)−6−オキソ−1,2−テトラ
メチレン−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン:0.007;および4−(n−ブチル)
−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,2−トリメ
チレン−1,6−ジヒドロ−ピリミジン:0.005。
【0022】式Iの化合物およびそれらの製剤学的に許
容されうる塩類がアンギオテンシンIIにより誘発され
る高い血圧を減少することができるという事実は、正常
血圧性の麻酔したラットの試験モデルにおいて評価する
ことができる。各場合において、0.9%のNaCl
(1ml/kg静脈内)、ノラドレナリン(1μg/k
g静脈内)またはアンギオテンシンII(0.3μg/
kg静脈内)で調製物の目盛り定め後、増加する投与量
(3〜6)の試験物質をボーラス注射により静脈内注射
し、次いでアンギオテンシンIIまたはノラドレナリン
を各投与後5分の間隔で投与する。血圧を頸動脈におい
て直接測定し、そしてオンラインのデータ記録システム
(Buxco)を使用して記録する。アンギオテンシン
II拮抗の特異性は、アンギオテンシンIIにより生成
する圧力の作用の選択的阻害により示されるが、ノラド
レナリンにより生成するものによっては示されない。こ
の試験モデルにおいて、式Iの化合物およびそれらの製
剤学的に許容されうる塩類は約0.3mg/kg静脈内
の投与量からの阻害作用を示す。
容されうる塩類がアンギオテンシンIIにより誘発され
る高い血圧を減少することができるという事実は、正常
血圧性の麻酔したラットの試験モデルにおいて評価する
ことができる。各場合において、0.9%のNaCl
(1ml/kg静脈内)、ノラドレナリン(1μg/k
g静脈内)またはアンギオテンシンII(0.3μg/
kg静脈内)で調製物の目盛り定め後、増加する投与量
(3〜6)の試験物質をボーラス注射により静脈内注射
し、次いでアンギオテンシンIIまたはノラドレナリン
を各投与後5分の間隔で投与する。血圧を頸動脈におい
て直接測定し、そしてオンラインのデータ記録システム
(Buxco)を使用して記録する。アンギオテンシン
II拮抗の特異性は、アンギオテンシンIIにより生成
する圧力の作用の選択的阻害により示されるが、ノラド
レナリンにより生成するものによっては示されない。こ
の試験モデルにおいて、式Iの化合物およびそれらの製
剤学的に許容されうる塩類は約0.3mg/kg静脈内
の投与量からの阻害作用を示す。
【0023】式Iの化合物およびそれらの製剤学的に許
容されうる塩類の温度において抗高血圧活性は、また、
腎高血圧のラットの試験モデルにおいて発現させること
ができる。高血圧は、雄のラットにおいて、ゴールドブ
ラット(Goldblatt)法に従い腎大動脈を収縮
することによって生成する。試験物質の投与量を胃管に
よりラットに投与する。対照動物に等しい体積の溶媒を
与える。試験物質または溶媒の投与の前および実験の過
程の間に、ゲロルド(Gerold)らの尾の方法〔H
elv.Physiol.Act.24(1966)5
8〕により、血圧および心拍を意識のある動物において
間隔を置いて間接的に測定する。約30mg/kg経口
的から顕著な抗高血圧作用を検出することができた。
容されうる塩類の温度において抗高血圧活性は、また、
腎高血圧のラットの試験モデルにおいて発現させること
ができる。高血圧は、雄のラットにおいて、ゴールドブ
ラット(Goldblatt)法に従い腎大動脈を収縮
することによって生成する。試験物質の投与量を胃管に
よりラットに投与する。対照動物に等しい体積の溶媒を
与える。試験物質または溶媒の投与の前および実験の過
程の間に、ゲロルド(Gerold)らの尾の方法〔H
elv.Physiol.Act.24(1966)5
8〕により、血圧および心拍を意識のある動物において
間隔を置いて間接的に測定する。約30mg/kg経口
的から顕著な抗高血圧作用を検出することができた。
【0024】したがって、式Iの化合物およびそれらの
製剤学的に許容されうる塩類を、例えば、抗高血圧剤中
の製剤学的に活性な成分として使用することができ、こ
の抗高血圧剤は、例えば、高血圧および心不全の処置に
使用される。こうして、本発明は、本発明による化合物
およびそれらの製剤学的に許容されうる塩類を適当な薬
物の調製のために使用することおよび高血圧および心不
全の治療学的処置に関する。活性物質の工業的製造は、
また、製剤の調製に包含される。
製剤学的に許容されうる塩類を、例えば、抗高血圧剤中
の製剤学的に活性な成分として使用することができ、こ
の抗高血圧剤は、例えば、高血圧および心不全の処置に
使用される。こうして、本発明は、本発明による化合物
およびそれらの製剤学的に許容されうる塩類を適当な薬
物の調製のために使用することおよび高血圧および心不
全の治療学的処置に関する。活性物質の工業的製造は、
また、製剤の調製に包含される。
【0025】本発明は、とくに、基R1およびR2の一
方は低級アルキル、低級アルケニルまたは低級アルキニ
ル(各場合において、置換されていないか、あるいはハ
ロゲンまたはヒドロキシルにより置換されている)、各
場合において3〜7員のシクロアルキルまたはシクロア
ルケニル、フェニル−低級アルキル、フェニル−低級ア
ルケニルまたはフェニル−低級アルキニルであり、基R
1およびR2の他方は基Iaであり、ここでZ1はメチ
レン、低級アルキレン、O,S(O)mまたはN(R)
であり、R5はカルボキシル、ハロ−低級アルカンスル
ホニルアミノ、SO3H,PO2H2,PO3H2また
は5−テトラゾリルであり、そして環AおよびBは互い
に独立に置換されていないか、あるいはハロゲンによ
り、あるいは低級アルキル、低級アルケニル、低級アル
キニル、低級アルコキシ−低級アルキル、低級アルコキ
シ−低級アルケニル、低級アルコキシ−低級アルキニ
ル、低級アルケニルオキシ−低級アルキル、低級アルケ
ニルオキシ−低級アルケニル、低級アルケニルオキシ−
低級アルキニルまたは低級アルコキシ−低級アルコキシ
−低級アルキル(各場合において置換されていないか、
あるいはヒドロキシルまたはハロゲンにより置換されて
いる)、ヒドロキシにより、低級アルコキシにより、低
級アルケニルオキシにより、カルボキシル(これは、必
要に応じて、低級アルキル、低級アルケニル、低級アル
キニル、低級アルコキシ−低級アルキル、低級アルコキ
シ−低級アルケニルまたは低級アルコキシ−低級アルキ
ニルにより誘導されたアルコールによりエステル化され
ている)により、カルバモイル(ここでアミノ基は置換
されていないか、あるいは互いに独立に低級アルキル、
低級アルケニル、低級アルキニル、フェニル−低級アル
キル、フェニル−低級アルケニルまたはフェニル−低級
アルキニルにより一または二置換されているか、あるい
は低級アルキレンまたは低級アルキレンオキシ−低級ア
ルキレンにより二置換されている)により、あるいは5
−テトラゾリルにより置換されており、そしてR3はハ
ロゲン、低級アルカノイル、置換もしくは非置換のフェ
ニル、カルボキシル(これは、必要に応じて、低級アル
キル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコキ
シ−低級アルキル、低級アルコキシ−低級アルケニルま
たは低級アルコキシ−低級アルキニルから誘導されたア
ルコールによりエステル化されている)、カルバモイル
(ここでアミノ基は置換されていないか、あるいは互い
に独立に低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニ
ル、フェニル−低級アルキル、フェニル−低級アルケニ
ルまたはフェニル−低級アルキニルにより一または二置
換されているか、あるいは低級アルキレンまたは低級ア
ルキレンオキシ−低級アルキレンにより二置換されてい
る)、シアノ、SO3H,PO2H2,PO3H2、5
−テトラゾリル、スルファモイル(ここでアミノ基は置
換されていないか、あるいは低級アルキルにより一置換
または二置換されている)、低級アルカンスルホニルア
ミノ、ハロ−低級アルカンスルホニルアミノ、低級アル
カノイルアミノ、置換もしくは非置換のベンゾイルアミ
ノ、置換もしくは非置換のベンゼンスルホニルアミノで
あるか、あるいは−Z2−R′であり、ここでZ2は結
合であるか、あるいはO,S(O)mまたはN(R)で
あり、そしてR′は水素または低級アルキル、低級アル
ケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ−低級アルキ
ル、低級アルコキシ−低級アルケニル、低級アルコキシ
−低級アルキニル、低級アルケニルオキシ−低級アルキ
ル、低級アルケニルオキシ−低級アルケニル、低級アル
ケニルオキシ−低級アルキニル、低級アルコキシ−低級
アルコキシ−低級アルキル、低級アルキル−チオ−低級
アルキル、−低級アルケニルまたは−低級アルキニル、
低級アルカン−スルフィニル−低級アルキルまたは−ス
ルホニル−低級アルキル、低級アルケニル−チオ−低級
アルキル、−スルフィニル−低級アルキルまたは−スル
ホニル−低級アルキニル、または低級アルキニル−チオ
−低級アルキル、−スルフィニル−低級アルキルまたは
−スルホニル−低級アルキル(各場合において置換され
ていないか、あるいはヒドロキシルにより置換されてい
る)、ハロゲン、低級アルキレンアミノ、低級アルキレ
ンオキシ−低級アルキレンアミノ、低級アルキルアミ
ノ、低級アルケニルアミノ、低級アルキニルアミノ、フ
ェニル−低級アルキルアミノ、フェニル−低級アルケニ
ルアミノ、フェニル−低級アルキニルアミノ、ジ−低級
アルキルアミノ、N−低級アルキル−N−フェニル−低
級アルキル−アミノ、ジ(フェニル−低級アルキル)−
アミノ、カルボキシル(これは遊離であるか、あるいは
低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級
アルコキシ−低級アルキル、低級アルコキシ−低級アル
ケニルまたは低級アルコキシ−低級アルキニルにより誘
導されたアルコールによりエステル化されている)、ま
たはカルバモイル(ここでアミノ基は置換されていない
か、あるいは、互いに独立に、低級アルキル、低級アル
ケニル、低級アルキニル、フェニル−低級アルキル、フ
ェニル−低級アルケニルまたはフェニル−低級アルキニ
ルにより一置換または二置換されているか、あるいは低
級アルキレンまたは低級アルキレンオキシ−低級アルキ
レンにより二置換されている)であり、そしてR4は低
級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級ア
ルコキシ−低級アルキル、低級アルコキシ−低級アルケ
ニル、低級アルコキシ−低級アルキニル、低級アルケニ
ルオキシ−低級アルキル、低級アルケニルオキシ−低級
アルケニル、低級アルケニルオキシ−低級アルキニル、
低級アルコキシ−低級アルコキシ−低級アルキル、低級
アルキル−チオ−低級アルキル、−低級アルケニルまた
は−低級アルキニル、低級アルカン−スルフィニル−低
級アルキルまたは−スルホニル−低級アルキル、低級ア
ルケニル−チオ−低級アルキル、−スルフィニル−低級
アルキルまたは−スルホニル−低級アルキル、または低
級アルキニル−チオ−低級アルキル、−スルフィニル−
低級アルキルまたは−スルホニル−低級アルキル(各場
合において置換されていないか、あるいはヒドロキシル
により置換されている)、S(O)m−R、置換もしく
は非置換のフェニル、置換もしくは非置換のフェノキ
シ、置換もしくは非置換のナフチルオキシ、アミノ、低
級アルキレンアミノ、低級アルキレンオキシ−低級アル
キレンアミノ、低級アルキルアミノ、低級アルケニルア
ミノ、低級アルキニルアミノ、フェニル−低級アルキル
アミノ、フェニル−低級アルケニルアミノ、フェニル−
低級アルキニルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、N−
低級アルキル−N−フェニル−低級アルキル−アミノ、
ジ(フェニル−低級アルキル)−アミノ、カルボキシル
(これは遊離であるか、あるいは低級アルキル、低級ア
ルケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ−低級アル
コキシ−低級アルキル、低級アルコキシ−低級アルケニ
ルまたは低級アルコキシ−低級アルキニルから誘導され
たアルコ−ルによりエステル化されている)、またはカ
ルバモイル(ここでアミノ基は置換されていないか、あ
るいは、互いに独立に、低級アルキル、低級アルケニ
ル、低級アルキニル、フェニル−低級アルキル、フェニ
ル−低級アルケニルまたはフェニル−低級アルキニルに
より一置換または二置換されているか、あるいは低級ア
ルキレンまたは低級アルキレンオキシまたは低級アルキ
レンにより二置換されている)であるか、あるいはR3
およびR4は一緒になってメチレンまたは低級アルキレ
ンであり、Rは各場合において水素、低級アルキル、低
級アルケニルまたは低級アルキニルであり、mは各場合
において0,1または2であり、そして芳香族基は各場
合において置換されていないか、あるいは低級アルキ
ル、低級アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルお
よび/またはヒドロキシルにより置換されている、遊離
の形態または塩の形態である、式Iの化合物に関する。
方は低級アルキル、低級アルケニルまたは低級アルキニ
ル(各場合において、置換されていないか、あるいはハ
ロゲンまたはヒドロキシルにより置換されている)、各
場合において3〜7員のシクロアルキルまたはシクロア
ルケニル、フェニル−低級アルキル、フェニル−低級ア
ルケニルまたはフェニル−低級アルキニルであり、基R
1およびR2の他方は基Iaであり、ここでZ1はメチ
レン、低級アルキレン、O,S(O)mまたはN(R)
であり、R5はカルボキシル、ハロ−低級アルカンスル
ホニルアミノ、SO3H,PO2H2,PO3H2また
は5−テトラゾリルであり、そして環AおよびBは互い
に独立に置換されていないか、あるいはハロゲンによ
り、あるいは低級アルキル、低級アルケニル、低級アル
キニル、低級アルコキシ−低級アルキル、低級アルコキ
シ−低級アルケニル、低級アルコキシ−低級アルキニ
ル、低級アルケニルオキシ−低級アルキル、低級アルケ
ニルオキシ−低級アルケニル、低級アルケニルオキシ−
低級アルキニルまたは低級アルコキシ−低級アルコキシ
−低級アルキル(各場合において置換されていないか、
あるいはヒドロキシルまたはハロゲンにより置換されて
いる)、ヒドロキシにより、低級アルコキシにより、低
級アルケニルオキシにより、カルボキシル(これは、必
要に応じて、低級アルキル、低級アルケニル、低級アル
キニル、低級アルコキシ−低級アルキル、低級アルコキ
シ−低級アルケニルまたは低級アルコキシ−低級アルキ
ニルにより誘導されたアルコールによりエステル化され
ている)により、カルバモイル(ここでアミノ基は置換
されていないか、あるいは互いに独立に低級アルキル、
低級アルケニル、低級アルキニル、フェニル−低級アル
キル、フェニル−低級アルケニルまたはフェニル−低級
アルキニルにより一または二置換されているか、あるい
は低級アルキレンまたは低級アルキレンオキシ−低級ア
ルキレンにより二置換されている)により、あるいは5
−テトラゾリルにより置換されており、そしてR3はハ
ロゲン、低級アルカノイル、置換もしくは非置換のフェ
ニル、カルボキシル(これは、必要に応じて、低級アル
キル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコキ
シ−低級アルキル、低級アルコキシ−低級アルケニルま
たは低級アルコキシ−低級アルキニルから誘導されたア
ルコールによりエステル化されている)、カルバモイル
(ここでアミノ基は置換されていないか、あるいは互い
に独立に低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニ
ル、フェニル−低級アルキル、フェニル−低級アルケニ
ルまたはフェニル−低級アルキニルにより一または二置
換されているか、あるいは低級アルキレンまたは低級ア
ルキレンオキシ−低級アルキレンにより二置換されてい
る)、シアノ、SO3H,PO2H2,PO3H2、5
−テトラゾリル、スルファモイル(ここでアミノ基は置
換されていないか、あるいは低級アルキルにより一置換
または二置換されている)、低級アルカンスルホニルア
ミノ、ハロ−低級アルカンスルホニルアミノ、低級アル
カノイルアミノ、置換もしくは非置換のベンゾイルアミ
ノ、置換もしくは非置換のベンゼンスルホニルアミノで
あるか、あるいは−Z2−R′であり、ここでZ2は結
合であるか、あるいはO,S(O)mまたはN(R)で
あり、そしてR′は水素または低級アルキル、低級アル
ケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ−低級アルキ
ル、低級アルコキシ−低級アルケニル、低級アルコキシ
−低級アルキニル、低級アルケニルオキシ−低級アルキ
ル、低級アルケニルオキシ−低級アルケニル、低級アル
ケニルオキシ−低級アルキニル、低級アルコキシ−低級
アルコキシ−低級アルキル、低級アルキル−チオ−低級
アルキル、−低級アルケニルまたは−低級アルキニル、
低級アルカン−スルフィニル−低級アルキルまたは−ス
ルホニル−低級アルキル、低級アルケニル−チオ−低級
アルキル、−スルフィニル−低級アルキルまたは−スル
ホニル−低級アルキニル、または低級アルキニル−チオ
−低級アルキル、−スルフィニル−低級アルキルまたは
−スルホニル−低級アルキル(各場合において置換され
ていないか、あるいはヒドロキシルにより置換されてい
る)、ハロゲン、低級アルキレンアミノ、低級アルキレ
ンオキシ−低級アルキレンアミノ、低級アルキルアミ
ノ、低級アルケニルアミノ、低級アルキニルアミノ、フ
ェニル−低級アルキルアミノ、フェニル−低級アルケニ
ルアミノ、フェニル−低級アルキニルアミノ、ジ−低級
アルキルアミノ、N−低級アルキル−N−フェニル−低
級アルキル−アミノ、ジ(フェニル−低級アルキル)−
アミノ、カルボキシル(これは遊離であるか、あるいは
低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級
アルコキシ−低級アルキル、低級アルコキシ−低級アル
ケニルまたは低級アルコキシ−低級アルキニルにより誘
導されたアルコールによりエステル化されている)、ま
たはカルバモイル(ここでアミノ基は置換されていない
か、あるいは、互いに独立に、低級アルキル、低級アル
ケニル、低級アルキニル、フェニル−低級アルキル、フ
ェニル−低級アルケニルまたはフェニル−低級アルキニ
ルにより一置換または二置換されているか、あるいは低
級アルキレンまたは低級アルキレンオキシ−低級アルキ
レンにより二置換されている)であり、そしてR4は低
級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級ア
ルコキシ−低級アルキル、低級アルコキシ−低級アルケ
ニル、低級アルコキシ−低級アルキニル、低級アルケニ
ルオキシ−低級アルキル、低級アルケニルオキシ−低級
アルケニル、低級アルケニルオキシ−低級アルキニル、
低級アルコキシ−低級アルコキシ−低級アルキル、低級
アルキル−チオ−低級アルキル、−低級アルケニルまた
は−低級アルキニル、低級アルカン−スルフィニル−低
級アルキルまたは−スルホニル−低級アルキル、低級ア
ルケニル−チオ−低級アルキル、−スルフィニル−低級
アルキルまたは−スルホニル−低級アルキル、または低
級アルキニル−チオ−低級アルキル、−スルフィニル−
低級アルキルまたは−スルホニル−低級アルキル(各場
合において置換されていないか、あるいはヒドロキシル
により置換されている)、S(O)m−R、置換もしく
は非置換のフェニル、置換もしくは非置換のフェノキ
シ、置換もしくは非置換のナフチルオキシ、アミノ、低
級アルキレンアミノ、低級アルキレンオキシ−低級アル
キレンアミノ、低級アルキルアミノ、低級アルケニルア
ミノ、低級アルキニルアミノ、フェニル−低級アルキル
アミノ、フェニル−低級アルケニルアミノ、フェニル−
低級アルキニルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、N−
低級アルキル−N−フェニル−低級アルキル−アミノ、
ジ(フェニル−低級アルキル)−アミノ、カルボキシル
(これは遊離であるか、あるいは低級アルキル、低級ア
ルケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ−低級アル
コキシ−低級アルキル、低級アルコキシ−低級アルケニ
ルまたは低級アルコキシ−低級アルキニルから誘導され
たアルコ−ルによりエステル化されている)、またはカ
ルバモイル(ここでアミノ基は置換されていないか、あ
るいは、互いに独立に、低級アルキル、低級アルケニ
ル、低級アルキニル、フェニル−低級アルキル、フェニ
ル−低級アルケニルまたはフェニル−低級アルキニルに
より一置換または二置換されているか、あるいは低級ア
ルキレンまたは低級アルキレンオキシまたは低級アルキ
レンにより二置換されている)であるか、あるいはR3
およびR4は一緒になってメチレンまたは低級アルキレ
ンであり、Rは各場合において水素、低級アルキル、低
級アルケニルまたは低級アルキニルであり、mは各場合
において0,1または2であり、そして芳香族基は各場
合において置換されていないか、あるいは低級アルキ
ル、低級アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルお
よび/またはヒドロキシルにより置換されている、遊離
の形態または塩の形態である、式Iの化合物に関する。
【0026】本発明は、とくに、R1は基Iaであり、
ここでZ1はメチレン、低級アルキレン、O,S(O)
mまたはN(R)であり、R5はカルボキシルまたは5
−テトラゾリルであり、そして環AおよびBは互いに独
立に置換されていないか、あるいはハロゲン、低級アル
キル、低級アルコキシ、カルボキシル、低級アルコキシ
カルボニルまたは5−テトラゾリルにより置換されてお
り、R2は低級アルキルまたは低級アルケニルであり、
各場合において置換されていないか、あるいはヒドロキ
シルまたはハロゲンにより置換されており、そしてR3
はハロゲン、カルボキシル(これは、必要に応じて、低
級アルキルまたは低級アルコキシ−低級アルキルにより
誘導されたアルコールによりエステル化されている)、
カルバモイル、シアノ、PO3H2、5−テトラゾリ
ル、低級アルカンスルファモイル、低級アルカノイルア
ミノまたは低級アルカンスルホニルアミノであるか、あ
るいは−Z2−R′であり、ここでZ2は結合である
か、あるいはO,S(O)mまたはN(R)であり、そ
してR′は水素または低級アルキルまたは低級アルコキ
シ−低級アルキルであり、各場合において置換されてい
ないか、あるいはカルボキシル、低級アルコキシカルボ
ニル、低級アルコキシ−低級アルコキシカルボニルまた
はヒドロキシルにより置換されており、そしてR4は低
級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ−低級ア
ルキル、カルボキシ−低級アルキル、低級アルコキシカ
ルボニル−低級アルキル、低級アルコキシ−低級アルコ
キシカルボニル−低級アルキル、カルバモイル−、低級
アルキルカルバモイル−またはジ−低級アルキルカルバ
モイル−低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、置
換もしくは非置換のフェノキシ−低級アルキル、アミノ
−、低級アルキルアミノ−またはジ−低級アルキルアミ
ノ−低級アルキルまたは置換もしくは非置換のフェニル
−低級アルキルであるか、あるいはR3およびR4は一
緒になってメチレンまたは低級アルキレンであり、Rは
各場合において水素または低級アルキルであり、mは各
場合において0,1または2であり、そして芳香族基は
置換されていないか、あるいは低級アルキル、低級アル
コキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルおよび/または
ヒドロキシルにより置換されている、遊離の形態または
塩の形態である、式Iの化合物に関する。
ここでZ1はメチレン、低級アルキレン、O,S(O)
mまたはN(R)であり、R5はカルボキシルまたは5
−テトラゾリルであり、そして環AおよびBは互いに独
立に置換されていないか、あるいはハロゲン、低級アル
キル、低級アルコキシ、カルボキシル、低級アルコキシ
カルボニルまたは5−テトラゾリルにより置換されてお
り、R2は低級アルキルまたは低級アルケニルであり、
各場合において置換されていないか、あるいはヒドロキ
シルまたはハロゲンにより置換されており、そしてR3
はハロゲン、カルボキシル(これは、必要に応じて、低
級アルキルまたは低級アルコキシ−低級アルキルにより
誘導されたアルコールによりエステル化されている)、
カルバモイル、シアノ、PO3H2、5−テトラゾリ
ル、低級アルカンスルファモイル、低級アルカノイルア
ミノまたは低級アルカンスルホニルアミノであるか、あ
るいは−Z2−R′であり、ここでZ2は結合である
か、あるいはO,S(O)mまたはN(R)であり、そ
してR′は水素または低級アルキルまたは低級アルコキ
シ−低級アルキルであり、各場合において置換されてい
ないか、あるいはカルボキシル、低級アルコキシカルボ
ニル、低級アルコキシ−低級アルコキシカルボニルまた
はヒドロキシルにより置換されており、そしてR4は低
級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ−低級ア
ルキル、カルボキシ−低級アルキル、低級アルコキシカ
ルボニル−低級アルキル、低級アルコキシ−低級アルコ
キシカルボニル−低級アルキル、カルバモイル−、低級
アルキルカルバモイル−またはジ−低級アルキルカルバ
モイル−低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、置
換もしくは非置換のフェノキシ−低級アルキル、アミノ
−、低級アルキルアミノ−またはジ−低級アルキルアミ
ノ−低級アルキルまたは置換もしくは非置換のフェニル
−低級アルキルであるか、あるいはR3およびR4は一
緒になってメチレンまたは低級アルキレンであり、Rは
各場合において水素または低級アルキルであり、mは各
場合において0,1または2であり、そして芳香族基は
置換されていないか、あるいは低級アルキル、低級アル
コキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルおよび/または
ヒドロキシルにより置換されている、遊離の形態または
塩の形態である、式Iの化合物に関する。
【0027】本発明は、とくに、R1は基Iaであり、
ここでZ1はメチレン、低級アルキレン、例えば、エチ
レン、O,S(O)mまたはN(R)であり、R5はカ
ルボキシルまたは5−テトラゾリルであり、そして環A
およびBは互いに独立に置換されていないか、あるいは
ハロゲン、低級アルキル、例えば、メチル、ハロゲン、
とくに原子番号が35以下のもの、例えば、塩素、また
は低級アルコキシ、メトキシにより置換されており、R
2は低級アルキルまたは低級アルケニル、例えば、n−
プロピル、n−ブチルまたはアリルであり、各場合にお
いて置換されていないか、あるいはヒドロキシルまたは
ハロゲン、とくに原子番号が35以下のもの、例えば、
塩素、により置換されており、そしてR3はハロゲン、
とくに原子番号が35以下のもの、例えば、塩素、カル
ボキシル、低級アルコキシカルボニル、例えば、メトキ
シ−またはエトキシカルボニル、PO3H2、5−テト
ラゾリル、低級アルカノイルアミノ、例えば、アセチル
アミノ、または低級アルカンスルホニルアミノ、例え
ば、メタンスルホニルアミノ、水素、低級アルキル、例
えば、メチル、低級アルコキシ−低級アルキル、例え
ば、2−メトキシエチル、カルボキシ−低級アルキル、
例えば、カルボキシメチル、低級アルコキシカルボニル
−低級アルキル、例えば、エトキシカルボニルメチル、
ヒドロキシ−低級アルキル、例えば、ヒドロキシメチ
ル、ヒドロキシ−低級アルコキシ−低級アルキル、例え
ば、ヒドロキシエトキシメチル、ヒドロキシル、低級ア
ルコキシ、例えば、メトキシ、低級アルコキシ−低級ア
ルコキシ、例えば、2−メトキシエチル、カルボキシ−
低級アルコキシ、例えば、カルボキシメトキシ、低級ア
ルコキシカルボニル−低級アルコキシ、例えば、エトキ
シカルボニルメトキシ、ヒドロキシ−低級アルコキシ、
例えば、2−ヒドロキシエトキシ、メルカプト、低級ア
ルキルチオ、例えば、メチルチオ、低級アルカンスルフ
ィニル、例えば、メタンスルフィニル、低級アルカンス
ルホニル、例えば、メタンスルホニル、アミノ、低級ア
ルキルアミノ、例えば、メチルアミノ、またはジ−低級
アルキルアミノ、例えば、ジメチルアミノであり、そし
てR4は低級アルキル、例えば、メチル、エチルまたは
n−ブチル、ヒドロキシ低級アルキル、例えば、ヒドロ
キシメチル、カルボキシ−低級アルキル、例えば、カル
ボキシメチル、または低級アルコキシカルボニル−低級
アルキル、例えば、エトキシカルボニルメチルである
か、あるいはR3およびR4は一緒になってメチレンま
たは低級アルキレンであり、Rは各場合において水素ま
たは低級アルキルであり、mは各場合において0,1ま
たは2であり、そして各場合において「低級」により表
示される部分の構造はとくに7以下、好ましくは4以下
のC原子を含む、遊離の形態または塩の形態である、式
Iの化合物に関する。
ここでZ1はメチレン、低級アルキレン、例えば、エチ
レン、O,S(O)mまたはN(R)であり、R5はカ
ルボキシルまたは5−テトラゾリルであり、そして環A
およびBは互いに独立に置換されていないか、あるいは
ハロゲン、低級アルキル、例えば、メチル、ハロゲン、
とくに原子番号が35以下のもの、例えば、塩素、また
は低級アルコキシ、メトキシにより置換されており、R
2は低級アルキルまたは低級アルケニル、例えば、n−
プロピル、n−ブチルまたはアリルであり、各場合にお
いて置換されていないか、あるいはヒドロキシルまたは
ハロゲン、とくに原子番号が35以下のもの、例えば、
塩素、により置換されており、そしてR3はハロゲン、
とくに原子番号が35以下のもの、例えば、塩素、カル
ボキシル、低級アルコキシカルボニル、例えば、メトキ
シ−またはエトキシカルボニル、PO3H2、5−テト
ラゾリル、低級アルカノイルアミノ、例えば、アセチル
アミノ、または低級アルカンスルホニルアミノ、例え
ば、メタンスルホニルアミノ、水素、低級アルキル、例
えば、メチル、低級アルコキシ−低級アルキル、例え
ば、2−メトキシエチル、カルボキシ−低級アルキル、
例えば、カルボキシメチル、低級アルコキシカルボニル
−低級アルキル、例えば、エトキシカルボニルメチル、
ヒドロキシ−低級アルキル、例えば、ヒドロキシメチ
ル、ヒドロキシ−低級アルコキシ−低級アルキル、例え
ば、ヒドロキシエトキシメチル、ヒドロキシル、低級ア
ルコキシ、例えば、メトキシ、低級アルコキシ−低級ア
ルコキシ、例えば、2−メトキシエチル、カルボキシ−
低級アルコキシ、例えば、カルボキシメトキシ、低級ア
ルコキシカルボニル−低級アルコキシ、例えば、エトキ
シカルボニルメトキシ、ヒドロキシ−低級アルコキシ、
例えば、2−ヒドロキシエトキシ、メルカプト、低級ア
ルキルチオ、例えば、メチルチオ、低級アルカンスルフ
ィニル、例えば、メタンスルフィニル、低級アルカンス
ルホニル、例えば、メタンスルホニル、アミノ、低級ア
ルキルアミノ、例えば、メチルアミノ、またはジ−低級
アルキルアミノ、例えば、ジメチルアミノであり、そし
てR4は低級アルキル、例えば、メチル、エチルまたは
n−ブチル、ヒドロキシ低級アルキル、例えば、ヒドロ
キシメチル、カルボキシ−低級アルキル、例えば、カル
ボキシメチル、または低級アルコキシカルボニル−低級
アルキル、例えば、エトキシカルボニルメチルである
か、あるいはR3およびR4は一緒になってメチレンま
たは低級アルキレンであり、Rは各場合において水素ま
たは低級アルキルであり、mは各場合において0,1ま
たは2であり、そして各場合において「低級」により表
示される部分の構造はとくに7以下、好ましくは4以下
のC原子を含む、遊離の形態または塩の形態である、式
Iの化合物に関する。
【0028】本発明は、とくに、R1は基Iaであり、
ここでZ1はメチレン、低級アルキレン、例えば、エチ
レン、O,S(O)mまたはN(R)であり、R5はカ
ルボキシルまたは5−テトラゾリルであり、そして環A
およびBは互いに独立に置換されていないか、あるいは
ハロゲン、低級アルキル、例えば、メチル、ハロゲン、
とくに原子番号が35以下のもの、例えば、塩素、また
は低級アルコキシ、メトキシにより置換されており、R
2は低級アルキル、例えば、n−プロピルまたはn−ブ
チルであり、そしてR3はハロゲン、とくに原子番号が
35以下のもの、例えば、塩素、水素、低級アルキル、
例えば、メチル、低級アルコキシ−低級アルキル、例え
ば、2−メトキシエチル、カルボキシ−低級アルキル、
例えば、カルボキシメチル、低級アルコキシカルボニル
−低級アルキル、例えば、エトキシカルボニルメチル、
ヒドロキシ−低級アルキル、例えば、ヒドロキシメチ
ル、ヒドロキシ−低級アルコキシ−低級アルキル、例え
ば、ヒドロキシエトキシメチル、ヒドロキシル、低級ア
ルコキシ、例えば、メトキシ、低級アルコキシ−低級ア
ルコキシ、例えば、2−メトキシエチル、カルボキシ−
低級アルコキシ、例えば、カルボキシメトキシ、低級ア
ルコキシカルボニル−低級アルコキシ、例えば、エトキ
シカルボニルメトキシ、ヒドロキシ−低級アルコキシ、
例えば、2−ヒドロキシエトキシ、または低級アルコキ
シ−低級アルコキシ、例えば、2−メトキシ−低級アル
コキシ、例えば、2−メトキシ−低級アルコキシであ
り、そしてR4は低級アルキル、例えば、メチル、エチ
ルまたはn−ブチル、ヒドロキシ低級アルキル、例え
ば、ヒドロキシメチル、カルボキシ−低級アルキル、例
えば、カルボキシメチル、または低級アルコキシカルボ
ニル−低級アルキル、例えば、エトキシカルボニルメチ
ルであり、そして各場合において「低級」により表示さ
れる部分の構造はとくに7以下、好ましくは4以下のC
原子を含む、遊離の形態または塩の形態である、式Iの
化合物に関する。
ここでZ1はメチレン、低級アルキレン、例えば、エチ
レン、O,S(O)mまたはN(R)であり、R5はカ
ルボキシルまたは5−テトラゾリルであり、そして環A
およびBは互いに独立に置換されていないか、あるいは
ハロゲン、低級アルキル、例えば、メチル、ハロゲン、
とくに原子番号が35以下のもの、例えば、塩素、また
は低級アルコキシ、メトキシにより置換されており、R
2は低級アルキル、例えば、n−プロピルまたはn−ブ
チルであり、そしてR3はハロゲン、とくに原子番号が
35以下のもの、例えば、塩素、水素、低級アルキル、
例えば、メチル、低級アルコキシ−低級アルキル、例え
ば、2−メトキシエチル、カルボキシ−低級アルキル、
例えば、カルボキシメチル、低級アルコキシカルボニル
−低級アルキル、例えば、エトキシカルボニルメチル、
ヒドロキシ−低級アルキル、例えば、ヒドロキシメチ
ル、ヒドロキシ−低級アルコキシ−低級アルキル、例え
ば、ヒドロキシエトキシメチル、ヒドロキシル、低級ア
ルコキシ、例えば、メトキシ、低級アルコキシ−低級ア
ルコキシ、例えば、2−メトキシエチル、カルボキシ−
低級アルコキシ、例えば、カルボキシメトキシ、低級ア
ルコキシカルボニル−低級アルコキシ、例えば、エトキ
シカルボニルメトキシ、ヒドロキシ−低級アルコキシ、
例えば、2−ヒドロキシエトキシ、または低級アルコキ
シ−低級アルコキシ、例えば、2−メトキシ−低級アル
コキシ、例えば、2−メトキシ−低級アルコキシであ
り、そしてR4は低級アルキル、例えば、メチル、エチ
ルまたはn−ブチル、ヒドロキシ低級アルキル、例え
ば、ヒドロキシメチル、カルボキシ−低級アルキル、例
えば、カルボキシメチル、または低級アルコキシカルボ
ニル−低級アルキル、例えば、エトキシカルボニルメチ
ルであり、そして各場合において「低級」により表示さ
れる部分の構造はとくに7以下、好ましくは4以下のC
原子を含む、遊離の形態または塩の形態である、式Iの
化合物に関する。
【0029】本発明は、主として、R1が式
【化10】 の基である、遊離の形態または塩の形態の式Iの化合物
に関する。本発明は、主として、R1は基Ibであり、
ここでZ1はメチレンであり、R5はカルボキシまたは
とくに5−テトラゾリルであり、そして環AおよびBが
非置換であり、R2がC3−C7アルキル、とくにC3
−C5アルキル、例えば、n−プロピルまたはn−ブチ
ルであり、R5が水素またはC1−C4アルキル、例え
ば、メチルまたはn−ブチルであり、そしてR4がC1
−C4アルキル、例えば、メチル、エチルまたはプロピ
ル、カルボキシ−C1−C4アルキル、例えば、カルボ
キシメチル、C1−C4アルコキシカルボニル−C1−
C4アルキル、例えば、エトキシカルボニルメチル、ま
たはヒドロキシ−C1−C4アルキル、例えば、ヒドロ
キシメチルである、遊離の形態または塩の形態である、
式Iの化合物に関する。本発明は、主として、R1は基
Ibであり、ここでZ1はメチレンであり、R5はカル
ボキシルまたはテトラゾリルであり、そして環Aおよび
Bは非置換であり、R2はC3−C5アルキルであり、
R3は水素またはC1−C4アルキルであり、そしR4
はC1−C4アルキルである、遊離の形態または塩の形
態である、式Iの化合物に関する。
に関する。本発明は、主として、R1は基Ibであり、
ここでZ1はメチレンであり、R5はカルボキシまたは
とくに5−テトラゾリルであり、そして環AおよびBが
非置換であり、R2がC3−C7アルキル、とくにC3
−C5アルキル、例えば、n−プロピルまたはn−ブチ
ルであり、R5が水素またはC1−C4アルキル、例え
ば、メチルまたはn−ブチルであり、そしてR4がC1
−C4アルキル、例えば、メチル、エチルまたはプロピ
ル、カルボキシ−C1−C4アルキル、例えば、カルボ
キシメチル、C1−C4アルコキシカルボニル−C1−
C4アルキル、例えば、エトキシカルボニルメチル、ま
たはヒドロキシ−C1−C4アルキル、例えば、ヒドロ
キシメチルである、遊離の形態または塩の形態である、
式Iの化合物に関する。本発明は、主として、R1は基
Ibであり、ここでZ1はメチレンであり、R5はカル
ボキシルまたはテトラゾリルであり、そして環Aおよび
Bは非置換であり、R2はC3−C5アルキルであり、
R3は水素またはC1−C4アルキルであり、そしR4
はC1−C4アルキルである、遊離の形態または塩の形
態である、式Iの化合物に関する。
【0030】本発明は、事実、実施例において述べた遊
離の形態または塩の形態の式Iの新規な化合物に関す
る。
離の形態または塩の形態の式Iの新規な化合物に関す
る。
【0031】本発明は、さらに、式
【化11】 式中、基R′1またはR′2の一方は式
【化12】 の基であり、そしてX1はR5に転化することができる
基である、の化合物またはその塩の中のX1をR5に転
化しそして、必要に応じて、この方法に従いまたは他の
方法において得られた化合物Iを、遊離の形態または塩
の形態で、他の化合物Iに転化し、この方法に従い得る
ことができる異性体の混合物を分離し、そして所望の異
性体を単離しおよび/またはこの方法に従い得ることが
できる遊離の化合物Iを塩に転化するか、あるいはこの
方法に従い得ることができる化合物Iの塩を遊離の化合
物または他の塩に転化することからなる、遊離の形態ま
たは塩の形態の式Iの化合物を調製する方法に関する。
式Iの化合物の塩に関して前述したものは出発物質の塩
にまた同様に適用される。
基である、の化合物またはその塩の中のX1をR5に転
化しそして、必要に応じて、この方法に従いまたは他の
方法において得られた化合物Iを、遊離の形態または塩
の形態で、他の化合物Iに転化し、この方法に従い得る
ことができる異性体の混合物を分離し、そして所望の異
性体を単離しおよび/またはこの方法に従い得ることが
できる遊離の化合物Iを塩に転化するか、あるいはこの
方法に従い得ることができる化合物Iの塩を遊離の化合
物または他の塩に転化することからなる、遊離の形態ま
たは塩の形態の式Iの化合物を調製する方法に関する。
式Iの化合物の塩に関して前述したものは出発物質の塩
にまた同様に適用される。
【0032】上および下に記載する反応は、それ自体既
知の方法に従い、例えば、適当な溶媒または希釈剤また
はそれらの混合物の不存在下にあるいは通常その存在下
に実施し、この反応は、必要に応じて、冷却しながら、
室温においてまたは加熱しながら、例えば、約−80℃
〜反応媒質の沸点まで、好ましくは約−10℃〜+20
0℃の温度においてそして、必要に応じて、閉じた容器
中で、圧力下に、不活性雰囲気中でおよび/または無水
条件下に実施する。
知の方法に従い、例えば、適当な溶媒または希釈剤また
はそれらの混合物の不存在下にあるいは通常その存在下
に実施し、この反応は、必要に応じて、冷却しながら、
室温においてまたは加熱しながら、例えば、約−80℃
〜反応媒質の沸点まで、好ましくは約−10℃〜+20
0℃の温度においてそして、必要に応じて、閉じた容器
中で、圧力下に、不活性雰囲気中でおよび/または無水
条件下に実施する。
【0033】可変の基R5に転化することができる基X
1は、例えば、シアノ、メルカプト、ハロゲン、基−N
2 +A−(ここでA−は酸、アミノ、COOH,SO3
H,PO3H2およびPO2H2の官能性誘導体から誘
導されるアニオンである)およびN−保護5−テトラゾ
リルである。官能的に変性されたカルボキシルは、例え
ば、シアノまたはエステル化またはアミド化カルボキシ
ルである。5−テトラゾリルR5に転化することができ
る基X1は、例えば、シアノおよびN−保護5−テトラ
ゾリルである。R5が5−テトラゾリルである、式Iの
化合物を調製するために、この方法はX1がシアノであ
る出発物質から出発し、そしてこれはアジド、例えば、
HN3または、とくに、その塩、例えば、アルカリ金属
塩と、または有機スズアジド、例えば、トリ−低級アル
キル−またはトリ−アリール−スズアジドと反応させ
る。好ましいアジドは、例えば、ナトリウムアジドおよ
びカリウムアジドおよびトリ−C1−C4アルキル−、
例えば、トリエチル−スズアジド、およびトリフェニル
スズアジドと反応させる。
1は、例えば、シアノ、メルカプト、ハロゲン、基−N
2 +A−(ここでA−は酸、アミノ、COOH,SO3
H,PO3H2およびPO2H2の官能性誘導体から誘
導されるアニオンである)およびN−保護5−テトラゾ
リルである。官能的に変性されたカルボキシルは、例え
ば、シアノまたはエステル化またはアミド化カルボキシ
ルである。5−テトラゾリルR5に転化することができ
る基X1は、例えば、シアノおよびN−保護5−テトラ
ゾリルである。R5が5−テトラゾリルである、式Iの
化合物を調製するために、この方法はX1がシアノであ
る出発物質から出発し、そしてこれはアジド、例えば、
HN3または、とくに、その塩、例えば、アルカリ金属
塩と、または有機スズアジド、例えば、トリ−低級アル
キル−またはトリ−アリール−スズアジドと反応させ
る。好ましいアジドは、例えば、ナトリウムアジドおよ
びカリウムアジドおよびトリ−C1−C4アルキル−、
例えば、トリエチル−スズアジド、およびトリフェニル
スズアジドと反応させる。
【0034】N−保護5−テトラゾリルのために適当な
保護基は、テトラゾール化学において普通に使用される
基保護基、とくにトリフェニルメチル、ベンジル(これ
は置換されていないか、あるいは、例えば、ニトロによ
り置換されている)、例えば、4−ニトロベンジル、低
級アルコキシメチル、例えば、メトキシ−またはエトキ
シ−メチル、低級アルキルチオメチル、例えば、メチル
チオメチル、ならびに2−シアノエチル、およびさらに
低級アルコキシ−低級アルコキシメチル、例えば、2−
メトキシエトキシメチル、ベンジルオキシメチル、ベン
ジルオキシメチルおよびフェナシルである。こうして、
例えば、トリフェニルメチルは加水分解により、とくに
酸の存在下に、あるいは水素化触媒の存在下に水添分解
により普通に除去され、4−ニトロフェニルは、例え
ば、水素化触媒の存在下に水添分解により除去され、メ
トキシ−またはエトキシ−メチルは、例えば、トリ低級
アルキルスズブロミド、例えば、トリエチル−またはト
リブチル−スズブロミドで処理することによって除去さ
れ、メチルチオメチルは、例えば、トリフルオロ酢酸で
処理することによって除去され、2−シアノエチルは、
例えば、加水分解により、例えば、水酸化ナトリウムを
使用して除去され、2−メトキシエトキシメチルは、例
えば、加水分解により、例えば、塩酸を使用して除去さ
れ、そしてベンジルオキシメチルおよびフェナシルは、
例えば、水添分解により水素化触媒の存在下に除去され
る。
保護基は、テトラゾール化学において普通に使用される
基保護基、とくにトリフェニルメチル、ベンジル(これ
は置換されていないか、あるいは、例えば、ニトロによ
り置換されている)、例えば、4−ニトロベンジル、低
級アルコキシメチル、例えば、メトキシ−またはエトキ
シ−メチル、低級アルキルチオメチル、例えば、メチル
チオメチル、ならびに2−シアノエチル、およびさらに
低級アルコキシ−低級アルコキシメチル、例えば、2−
メトキシエトキシメチル、ベンジルオキシメチル、ベン
ジルオキシメチルおよびフェナシルである。こうして、
例えば、トリフェニルメチルは加水分解により、とくに
酸の存在下に、あるいは水素化触媒の存在下に水添分解
により普通に除去され、4−ニトロフェニルは、例え
ば、水素化触媒の存在下に水添分解により除去され、メ
トキシ−またはエトキシ−メチルは、例えば、トリ低級
アルキルスズブロミド、例えば、トリエチル−またはト
リブチル−スズブロミドで処理することによって除去さ
れ、メチルチオメチルは、例えば、トリフルオロ酢酸で
処理することによって除去され、2−シアノエチルは、
例えば、加水分解により、例えば、水酸化ナトリウムを
使用して除去され、2−メトキシエトキシメチルは、例
えば、加水分解により、例えば、塩酸を使用して除去さ
れ、そしてベンジルオキシメチルおよびフェナシルは、
例えば、水添分解により水素化触媒の存在下に除去され
る。
【0035】SO3HのR5に転化することができる基
X1は、例えば、メルカプトである。この型の基を含有
する式IIaの出発化合物は、例えば、R5がSO3H
である式Iの化合物に対してそれ自体既知の酸化方法に
より酸化する。適当な酸化剤は、例えば、無機過酸、例
えば、鉱酸の過酸、例えば、過ヨウ素酸または過硫酸、
有機過酸、例えば、過カルボン酸または過スルホン酸、
例えば、過ギ酸、トリフルオロ酢酸、過安息香酸または
p−トルエン過スルホン酸、または過酸化水素および酢
酸の混合物である。酸化は普通に適当な触媒、例えば、
適当な酸、例えば、置換もしくは非置換のカルボン酸、
例えば、酢酸またはトリフルオロ酢酸、または遷移金属
の酸化物、例えば、亜族VIの元素の酸化物、例えば、
酸化モリブデンまたは酸化タングステンの存在下に実施
する。酸化は温和な条件下に、例えば、約−50℃〜+
100℃の温度において実施する。PO3H2のR5に
転化することができる基X1は、例えば、基−N2 +A
−(ここでA−は酸、例えば、鉱酸のアニオンである)
を意味するとして理解すべきである。この型の対応する
ジアゾニウム化合物は、例えば、それ自体既知の方法に
従い、ハロゲン化P(III)、例えば、PCl3また
はPBr3と反応させ、そして加水分解により仕上げ、
R5がPO3H2である式Iの化合物を得ることができ
る。R5がPO2H2である式Iの化合物は、例えば、
X1がPO2H2の官能性誘導体である化合物IIa中
のX1を慣用方法でPO2H2に転化することによって
得られる。ハロアルカンスルホニルアミノR5に転化す
ることができる適当な基X1は、例えば、アミノであ
る。R5がハロアルカンスルホニルアミノである式Iの
化合物を調製するために、対応するアニリンを、例え
ば、普通に反応的にエステル化されたハロアルカンスル
ホン酸と反応させ、この反応は、必要に応じて、塩基の
存在下に実施する。適当な好ましい反応的にエステル化
されたハロアルカンスルホン酸は対応するハライド、例
えば、塩化物または臭化物である。
X1は、例えば、メルカプトである。この型の基を含有
する式IIaの出発化合物は、例えば、R5がSO3H
である式Iの化合物に対してそれ自体既知の酸化方法に
より酸化する。適当な酸化剤は、例えば、無機過酸、例
えば、鉱酸の過酸、例えば、過ヨウ素酸または過硫酸、
有機過酸、例えば、過カルボン酸または過スルホン酸、
例えば、過ギ酸、トリフルオロ酢酸、過安息香酸または
p−トルエン過スルホン酸、または過酸化水素および酢
酸の混合物である。酸化は普通に適当な触媒、例えば、
適当な酸、例えば、置換もしくは非置換のカルボン酸、
例えば、酢酸またはトリフルオロ酢酸、または遷移金属
の酸化物、例えば、亜族VIの元素の酸化物、例えば、
酸化モリブデンまたは酸化タングステンの存在下に実施
する。酸化は温和な条件下に、例えば、約−50℃〜+
100℃の温度において実施する。PO3H2のR5に
転化することができる基X1は、例えば、基−N2 +A
−(ここでA−は酸、例えば、鉱酸のアニオンである)
を意味するとして理解すべきである。この型の対応する
ジアゾニウム化合物は、例えば、それ自体既知の方法に
従い、ハロゲン化P(III)、例えば、PCl3また
はPBr3と反応させ、そして加水分解により仕上げ、
R5がPO3H2である式Iの化合物を得ることができ
る。R5がPO2H2である式Iの化合物は、例えば、
X1がPO2H2の官能性誘導体である化合物IIa中
のX1を慣用方法でPO2H2に転化することによって
得られる。ハロアルカンスルホニルアミノR5に転化す
ることができる適当な基X1は、例えば、アミノであ
る。R5がハロアルカンスルホニルアミノである式Iの
化合物を調製するために、対応するアニリンを、例え
ば、普通に反応的にエステル化されたハロアルカンスル
ホン酸と反応させ、この反応は、必要に応じて、塩基の
存在下に実施する。適当な好ましい反応的にエステル化
されたハロアルカンスルホン酸は対応するハライド、例
えば、塩化物または臭化物である。
【0036】COOHのR5に転化することができる基
X1は、例えば、官能的に変性されたカルボキシル、例
えば、シアノ、エステル化またはアミド化カルボキシ
ル、ヒドロキシメチルまたはホルミルである。エステル
化カルボキシルは、例えば、置換もしくは非置換の脂肪
族、脂環族または芳香族アルコールでエステル化された
カルボキシルである。脂肪族アルコールは、例えば、低
級アルカノール、例えば、メタノール、n−プロパノー
ル、s−ブタノールまたはt−ブタノールであるが、適
当な脂環族アルコールは、例えば、3〜8員のシクロア
ルカノール、例えば、シクロ−ペンタノール、−ヘキサ
ノールまたは−ヘプタノールである。芳香族アルコール
は、例えば、フェノールまたは複素環族アルコールであ
る、これらは各場合において置換もしくは非置換である
ことができ、例えば、2−,3−または4−ヒドロキシ
ピリジンである。
X1は、例えば、官能的に変性されたカルボキシル、例
えば、シアノ、エステル化またはアミド化カルボキシ
ル、ヒドロキシメチルまたはホルミルである。エステル
化カルボキシルは、例えば、置換もしくは非置換の脂肪
族、脂環族または芳香族アルコールでエステル化された
カルボキシルである。脂肪族アルコールは、例えば、低
級アルカノール、例えば、メタノール、n−プロパノー
ル、s−ブタノールまたはt−ブタノールであるが、適
当な脂環族アルコールは、例えば、3〜8員のシクロア
ルカノール、例えば、シクロ−ペンタノール、−ヘキサ
ノールまたは−ヘプタノールである。芳香族アルコール
は、例えば、フェノールまたは複素環族アルコールであ
る、これらは各場合において置換もしくは非置換である
ことができ、例えば、2−,3−または4−ヒドロキシ
ピリジンである。
【0037】アミド化カルボキシルは、例えば、カルバ
モイル、カルバモイル(これはヒドロキシル、アミノま
たは置換もしくは非置換のフェニルにより一置換されて
いる)、カルバモイル(これは低級アルキルにより一置
換または二置換されている)またはカルバモイル(これ
は4〜7員のアルキレンまたは3−アザ−、3−低級ア
ルキルアザ−、3−オキサ−または3−チアアルキレン
により二置換されている)である。述べることのできる
例は、次の通りである:N−モノ−またはN,N−ジ−
(低級アルキル)カルバモイル、例えば、N−メチル
−、N−エチル−、N,N−ジエチル−およびN,N−
ジプロピル−カルバモイル、プロリジノ−およびピペリ
ジノ−カルボニル、モルホリノ−、ピペラジノ−、4−
metlピペラジノ−およびチオモルホリノ−カルボニ
ル、アニリノカルボニルおよび置換アニリノカルボニル
(低級アルキル、低級アルコキシおよび/またはハロゲ
ンにより置換された)。
モイル、カルバモイル(これはヒドロキシル、アミノま
たは置換もしくは非置換のフェニルにより一置換されて
いる)、カルバモイル(これは低級アルキルにより一置
換または二置換されている)またはカルバモイル(これ
は4〜7員のアルキレンまたは3−アザ−、3−低級ア
ルキルアザ−、3−オキサ−または3−チアアルキレン
により二置換されている)である。述べることのできる
例は、次の通りである:N−モノ−またはN,N−ジ−
(低級アルキル)カルバモイル、例えば、N−メチル
−、N−エチル−、N,N−ジエチル−およびN,N−
ジプロピル−カルバモイル、プロリジノ−およびピペリ
ジノ−カルボニル、モルホリノ−、ピペラジノ−、4−
metlピペラジノ−およびチオモルホリノ−カルボニ
ル、アニリノカルボニルおよび置換アニリノカルボニル
(低級アルキル、低級アルコキシおよび/またはハロゲ
ンにより置換された)。
【0038】好ましい官能的に変性されたカルボキシル
は、例えば、低級アルコキシカルボニル、例えば、メト
キシ−またはシアノである。R5がカルボキシルである
式Iの化合物は、例えば、X1がシアノまたはエステル
化またはアミド化カルボキシルである式IIaの化合物
から出発して、加水分解により、とくに塩基の存在下に
調製することができるか、あるいはX1がヒドロキシメ
チルまたはホルミルである式IIaの化合物から出発し
て酸化により調製することができる。酸化は、例えば、
溶媒、例えば、低いアルカンカルボン酸、例えば、アシ
ル化剤中で、ケトン、例えば、アセトン中で、エーテ
ル、例えば、テトラヒドロフラン中で、複素環族芳香
族、例えば、ピリジン中で、あるいは水中で、またはそ
れの混合物中で、必要に応じて冷却または加温しなが
ら、例えば、約0℃〜約+150℃の温度において実施
する。適当な酸化剤は、例えば、酸化性遷移金属化合
物、とくに亜族I,VIまたはVIIの元素をもつもの
である。述べることのできる例は、次の通りである:銀
化合物、例えば、硝酸銀、酸化銀およびピコリン酸銀、
クロム化合物、例えば、三酸化クロムおよび重クロム酸
カリウム、およびマンガン化合物、例えば、過マンガン
酸カリウム、過マンガン酸テトラブチルアンモニウムお
よび過マンガン酸べンジルトリ(エチル)アンモニウ
ム。他の酸化剤は、例えば、主族IVの元素の適当な化
合物、例えば、二酸化鉛、またはハロゲン−酸素化合
物、例えば、ヨウ素酸ナトリウムまたは過ヨウ素酸カリ
ウムである。
は、例えば、低級アルコキシカルボニル、例えば、メト
キシ−またはシアノである。R5がカルボキシルである
式Iの化合物は、例えば、X1がシアノまたはエステル
化またはアミド化カルボキシルである式IIaの化合物
から出発して、加水分解により、とくに塩基の存在下に
調製することができるか、あるいはX1がヒドロキシメ
チルまたはホルミルである式IIaの化合物から出発し
て酸化により調製することができる。酸化は、例えば、
溶媒、例えば、低いアルカンカルボン酸、例えば、アシ
ル化剤中で、ケトン、例えば、アセトン中で、エーテ
ル、例えば、テトラヒドロフラン中で、複素環族芳香
族、例えば、ピリジン中で、あるいは水中で、またはそ
れの混合物中で、必要に応じて冷却または加温しなが
ら、例えば、約0℃〜約+150℃の温度において実施
する。適当な酸化剤は、例えば、酸化性遷移金属化合
物、とくに亜族I,VIまたはVIIの元素をもつもの
である。述べることのできる例は、次の通りである:銀
化合物、例えば、硝酸銀、酸化銀およびピコリン酸銀、
クロム化合物、例えば、三酸化クロムおよび重クロム酸
カリウム、およびマンガン化合物、例えば、過マンガン
酸カリウム、過マンガン酸テトラブチルアンモニウムお
よび過マンガン酸べンジルトリ(エチル)アンモニウ
ム。他の酸化剤は、例えば、主族IVの元素の適当な化
合物、例えば、二酸化鉛、またはハロゲン−酸素化合
物、例えば、ヨウ素酸ナトリウムまたは過ヨウ素酸カリ
ウムである。
【0039】出発物質IIaは、例えば、式
【化13】 式中、X2はカルボキシルであり、これは必要に応じて
官能的に変性する、の化合物から出発し、化合物IIC
の調製はそれ自体既知の方法に従い実施し、そしてこれ
を式
官能的に変性する、の化合物から出発し、化合物IIC
の調製はそれ自体既知の方法に従い実施し、そしてこれ
を式
【化14】 の化合物またはその塩と反応させることによって得るこ
とができる。必要に応じて、この反応は塩基の存在下に
実施する。適当な塩基は、例えば、アルカリの水酸化
物、水素化物、アミド、アルコラート、炭酸塩、トリフ
ェニルメチリド、ジ−低級アルキルアミド、アミノアル
キルアミドまたは低級アルキルシリルアミド、ナフタレ
ンアミン、低級アルキルアミン、塩基性複素環族化合
物、水酸化アンモニウムおよび炭素環式アミンである。
例は次の通りである:ナトリウムの水酸化物、水素化物
およびアミド、カリウムのt−ブチラートおよびカーボ
ネート、リチウムトリフェニルメチリドおよびジイソプ
ロピルアミド、カリウム3−(アミノプロピル)−アミ
ドおよびビス−(トリメチルシリル)−アミド、ジメチ
ルアミノフタレート、ジ−またはトリエチルアミンまた
はエチル−ジイソプロピルアミン、N−メチルーピペリ
ジン、ピリジン、ベンジルトリメチル−アンモニウムヒ
ドロキシド、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノ
ン−5−エン(DBN)および1,8−ジアザビシクロ
〔5.4.0〕ウンデク−7−エン(DBU)。
とができる。必要に応じて、この反応は塩基の存在下に
実施する。適当な塩基は、例えば、アルカリの水酸化
物、水素化物、アミド、アルコラート、炭酸塩、トリフ
ェニルメチリド、ジ−低級アルキルアミド、アミノアル
キルアミドまたは低級アルキルシリルアミド、ナフタレ
ンアミン、低級アルキルアミン、塩基性複素環族化合
物、水酸化アンモニウムおよび炭素環式アミンである。
例は次の通りである:ナトリウムの水酸化物、水素化物
およびアミド、カリウムのt−ブチラートおよびカーボ
ネート、リチウムトリフェニルメチリドおよびジイソプ
ロピルアミド、カリウム3−(アミノプロピル)−アミ
ドおよびビス−(トリメチルシリル)−アミド、ジメチ
ルアミノフタレート、ジ−またはトリエチルアミンまた
はエチル−ジイソプロピルアミン、N−メチルーピペリ
ジン、ピリジン、ベンジルトリメチル−アンモニウムヒ
ドロキシド、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノ
ン−5−エン(DBN)および1,8−ジアザビシクロ
〔5.4.0〕ウンデク−7−エン(DBU)。
【0040】R4が水素である化合物IIaにおいて、
基R4はそれ自体既知の方法に従い、適当なアルキル化
試薬を使用するアルキル化により導入することができ
る。化合物IIaは、また、化合物IICから出発し、
そしてこれらの化合物を式R3−C(=NH)−NH−
R4(IIe)の化合物またはその塩、とくに酸付加塩
と、塩基の存在下に反応させることによって調製するこ
とができる。次いで、化合物IIeは、例えば、化合物
IIdまたはその塩、とくに酸付加塩を式R4−NH2
(IIf)のアミンまたはその塩、とくに酸付加塩と反
応させることによって得ることができる。この方法に従
いまたは他の方法において得ることができる化合物I
は、それ自体既知の方法に従い他の化合物Iに転化する
ことができる。
基R4はそれ自体既知の方法に従い、適当なアルキル化
試薬を使用するアルキル化により導入することができ
る。化合物IIaは、また、化合物IICから出発し、
そしてこれらの化合物を式R3−C(=NH)−NH−
R4(IIe)の化合物またはその塩、とくに酸付加塩
と、塩基の存在下に反応させることによって調製するこ
とができる。次いで、化合物IIeは、例えば、化合物
IIdまたはその塩、とくに酸付加塩を式R4−NH2
(IIf)のアミンまたはその塩、とくに酸付加塩と反
応させることによって得ることができる。この方法に従
いまたは他の方法において得ることができる化合物I
は、それ自体既知の方法に従い他の化合物Iに転化する
ことができる。
【0041】ヒドロキシルを含有する化合物Iは、例え
ば、それ自体既知の方法に従いエーテル化することがで
きる。このエーテル化は、例えば、アルコール、例え
ば、置換されていてもよい低級アルコール、またはその
反応性エステルを使用して実施することができる。所望
のアルコールの適当な反応性エステルは、例えば、強無
機酸または強有機酸とのエステル、例えば、対応するハ
ライド、サルフェート、低級アルカンスルホネートまた
は非置換もしくは置換のベンゼンスルホネート、例え
ば、クロライド、ブロミド、イオダイドまたはメタン
−、ベンゼン−またはp−トルエンスルホネートであ
る。エーテル化は、例えば、塩基、例えば、アルカリ金
属の水素化物、水酸化物または炭酸塩、または塩基性ア
ミンの存在下に実施することができる。逆に、対応する
エーテル、例えば、低級アルコキシ化合物は、例えば、
強酸、例えば、鉱酸、例えば、臭化水素酸または塩酸
(これは有利にはピリジニウムハライド)によるか、あ
るいはルイス酸、例えば、主族IIIまたは対応する亜
族の元素のハライドにより分割することができる。必要
に応じて、これらの反応は冷却または加熱しながら、例
えば、約−20℃〜約+100℃の温度において溶媒ま
たは希釈剤の存在または不存在下に、不活性雰囲気下に
および/または圧力下におよび適当ならば閉じた容器中
で実施することができる。
ば、それ自体既知の方法に従いエーテル化することがで
きる。このエーテル化は、例えば、アルコール、例え
ば、置換されていてもよい低級アルコール、またはその
反応性エステルを使用して実施することができる。所望
のアルコールの適当な反応性エステルは、例えば、強無
機酸または強有機酸とのエステル、例えば、対応するハ
ライド、サルフェート、低級アルカンスルホネートまた
は非置換もしくは置換のベンゼンスルホネート、例え
ば、クロライド、ブロミド、イオダイドまたはメタン
−、ベンゼン−またはp−トルエンスルホネートであ
る。エーテル化は、例えば、塩基、例えば、アルカリ金
属の水素化物、水酸化物または炭酸塩、または塩基性ア
ミンの存在下に実施することができる。逆に、対応する
エーテル、例えば、低級アルコキシ化合物は、例えば、
強酸、例えば、鉱酸、例えば、臭化水素酸または塩酸
(これは有利にはピリジニウムハライド)によるか、あ
るいはルイス酸、例えば、主族IIIまたは対応する亜
族の元素のハライドにより分割することができる。必要
に応じて、これらの反応は冷却または加熱しながら、例
えば、約−20℃〜約+100℃の温度において溶媒ま
たは希釈剤の存在または不存在下に、不活性雰囲気下に
および/または圧力下におよび適当ならば閉じた容器中
で実施することができる。
【0042】ヒドロキシメチル基を含有する化合物I
は、例えば、対応するカルボキシルまたはエステル化カ
ルボキシルを含有する化合物から出発して調製すること
ができ、対応する化合物はそれ自体既知の方法に従い、
例えば、水素で後述する水素化触媒の1つの存在下に水
素化するか、あるいはとくに元素の周期律表の第1およ
び第3主族の元素から形成した、必要に応じて、コンプ
レックス化されていることができる、水素化物、例え
ば、ホウ水素化物またはアルミノ水素化物、例えば、ホ
ウ水素化ナトリウム、水素化リチウムアルミニウムまた
はジイソブチル水素化アルミニウム、およびまたジボラ
ンから形成した水素化物で還元することによって還元さ
れる。
は、例えば、対応するカルボキシルまたはエステル化カ
ルボキシルを含有する化合物から出発して調製すること
ができ、対応する化合物はそれ自体既知の方法に従い、
例えば、水素で後述する水素化触媒の1つの存在下に水
素化するか、あるいはとくに元素の周期律表の第1およ
び第3主族の元素から形成した、必要に応じて、コンプ
レックス化されていることができる、水素化物、例え
ば、ホウ水素化物またはアルミノ水素化物、例えば、ホ
ウ水素化ナトリウム、水素化リチウムアルミニウムまた
はジイソブチル水素化アルミニウム、およびまたジボラ
ンから形成した水素化物で還元することによって還元さ
れる。
【0043】芳香族構造の構成体を低級アルキルチオに
より置換する場合、これは対応する低級アルカン−スル
フィニルまたは−スルホニルに慣用方法で酸化すること
ができる。スルホキシドのレべルへの酸化のための適当
な酸化剤は、例えば、次の通りである:有機過酸、例え
ば、鉱酸の過酸、例えば、過ヨウ素酸または過硫酸、有
機過酸、例えば、過カルボン酸または過スルホン酸、例
えば、過ギ酸、過酢酸、トリフルオロ過酢酸、過安息香
酸またはp−トルエン過スルホン酸または過酸化水素お
よび酸の混合物、例えば、過酸化水素および酢酸の混合
物である。酸化は、しばしば、適当な触媒の存在下に実
施し、触媒は適当な酸、例えば、非置換もしくは置換の
カルボン酸、例えば、酢酸またはトリフルオロ酢酸、ま
たは遷移金属の酸化物、例えば、亜族VIの元素の酸化
物、例えば、酸化モリブデンまたは酸化タングステンで
ある。酸化は温和な条件下に、例えば、約−50℃〜+
100℃の温度において実施する。スルホンレベルへの
それ以上の酸化は、相応して、触媒としてN2O3を使
用して酸素の存在下に低温において実施することがで
き、同様に低級アルキルチオの低級アルカンスルホニル
への酸化を実施することができる。
より置換する場合、これは対応する低級アルカン−スル
フィニルまたは−スルホニルに慣用方法で酸化すること
ができる。スルホキシドのレべルへの酸化のための適当
な酸化剤は、例えば、次の通りである:有機過酸、例え
ば、鉱酸の過酸、例えば、過ヨウ素酸または過硫酸、有
機過酸、例えば、過カルボン酸または過スルホン酸、例
えば、過ギ酸、過酢酸、トリフルオロ過酢酸、過安息香
酸またはp−トルエン過スルホン酸または過酸化水素お
よび酸の混合物、例えば、過酸化水素および酢酸の混合
物である。酸化は、しばしば、適当な触媒の存在下に実
施し、触媒は適当な酸、例えば、非置換もしくは置換の
カルボン酸、例えば、酢酸またはトリフルオロ酢酸、ま
たは遷移金属の酸化物、例えば、亜族VIの元素の酸化
物、例えば、酸化モリブデンまたは酸化タングステンで
ある。酸化は温和な条件下に、例えば、約−50℃〜+
100℃の温度において実施する。スルホンレベルへの
それ以上の酸化は、相応して、触媒としてN2O3を使
用して酸素の存在下に低温において実施することがで
き、同様に低級アルキルチオの低級アルカンスルホニル
への酸化を実施することができる。
【0044】変化可能な因子の1つがアミノを含有する
場合、対応する化合物Iはそれ自体既知の方法に従いN
−(アラルキル)アルキル化することができる;カルバ
モイルまたはカルバモイルを含有する基は同様にN−
(アラルキル)アルキル化することができる。N−(ア
ラルキル)アルキル化は、例えば、(アリール)C1−
C7アルキルハライド、例えば、ブロミドまたはイオダ
イド、(アリール)C1−C7アルカンスルホネート、
例えば、メタンスルホネートまたはp−トルエンスルホ
ネート、またはジ−C1−C7アルキルサルフェート、
例えば、ジメチルサルフェートを使用して、好ましくは
塩基性条件下に、例えば、水酸化ナトリウム溶液または
水酸化カリウム溶液の存在下に、そして有利には転相触
媒、例えば、テトラブチルアンモニウムブロミドまたは
ベンジルトリメチルアンモニウムクロライドの存在下に
実施し、この場合においてより強く塩基性の縮合剤、例
えば、アルカリ金属アミドまたはアルコラート、例え
ば、ナトリウムアミド、水素化ナトリウムまたはナトリ
ウムエタノレートが必要であることがある。置換基とし
てエステル化またはアミド化カルボキシル基を含有する
式Iの化合物において、このような基は遊離カルボキシ
ル基に、例えば、加水分解により、例えば、塩基性剤ま
たは酸性剤、例えば、鉱酸の存在下に転化することがで
きる。
場合、対応する化合物Iはそれ自体既知の方法に従いN
−(アラルキル)アルキル化することができる;カルバ
モイルまたはカルバモイルを含有する基は同様にN−
(アラルキル)アルキル化することができる。N−(ア
ラルキル)アルキル化は、例えば、(アリール)C1−
C7アルキルハライド、例えば、ブロミドまたはイオダ
イド、(アリール)C1−C7アルカンスルホネート、
例えば、メタンスルホネートまたはp−トルエンスルホ
ネート、またはジ−C1−C7アルキルサルフェート、
例えば、ジメチルサルフェートを使用して、好ましくは
塩基性条件下に、例えば、水酸化ナトリウム溶液または
水酸化カリウム溶液の存在下に、そして有利には転相触
媒、例えば、テトラブチルアンモニウムブロミドまたは
ベンジルトリメチルアンモニウムクロライドの存在下に
実施し、この場合においてより強く塩基性の縮合剤、例
えば、アルカリ金属アミドまたはアルコラート、例え
ば、ナトリウムアミド、水素化ナトリウムまたはナトリ
ウムエタノレートが必要であることがある。置換基とし
てエステル化またはアミド化カルボキシル基を含有する
式Iの化合物において、このような基は遊離カルボキシ
ル基に、例えば、加水分解により、例えば、塩基性剤ま
たは酸性剤、例えば、鉱酸の存在下に転化することがで
きる。
【0045】さらに、置換基としてカルボキシル基を含
有する式Iの化合物において(ことにR5がカルボキシ
ル以外である場合)、これはエステル化カルボキシル基
に、例えば、アルコール、例えば、低級アルカノールで
適当なエステル化剤、例えば、酸性試薬、例えば、無機
酸または有機酸またはルイス酸、例えば、塩化亜鉛また
は水結合縮合剤、例えば、カーボジイミド、例えば、
N,N′−ジシクロヘキシルカーボジイミドの存在下に
処理するか、あるいはジアゾ試薬、例えば、ジアゾ−低
級アルカン、例えば、ジアゾメタンで処理することによ
って転化することができる。カルボキシル基が遊離の形
態または塩の形態、例えば、アンモニウムまたは金属、
アルカリ金属、例えば、ナトリウムまたはカリウムの塩
の形態で存在する式Iの化合物をC1−C7アルキルハ
ライド、例えば、メチルまたはエチルブロミドまたはイ
オダイド、または有機スルホン酸エステル、例えば、対
応するC1−C7アルキルエステル、例えば、メチルま
たはエチルメタンスルホネートまたはp−トルエンスル
ホネートで処理する場合、このエステル化したカルボキ
シル基は、また、得ることができる。
有する式Iの化合物において(ことにR5がカルボキシ
ル以外である場合)、これはエステル化カルボキシル基
に、例えば、アルコール、例えば、低級アルカノールで
適当なエステル化剤、例えば、酸性試薬、例えば、無機
酸または有機酸またはルイス酸、例えば、塩化亜鉛また
は水結合縮合剤、例えば、カーボジイミド、例えば、
N,N′−ジシクロヘキシルカーボジイミドの存在下に
処理するか、あるいはジアゾ試薬、例えば、ジアゾ−低
級アルカン、例えば、ジアゾメタンで処理することによ
って転化することができる。カルボキシル基が遊離の形
態または塩の形態、例えば、アンモニウムまたは金属、
アルカリ金属、例えば、ナトリウムまたはカリウムの塩
の形態で存在する式Iの化合物をC1−C7アルキルハ
ライド、例えば、メチルまたはエチルブロミドまたはイ
オダイド、または有機スルホン酸エステル、例えば、対
応するC1−C7アルキルエステル、例えば、メチルま
たはエチルメタンスルホネートまたはp−トルエンスル
ホネートで処理する場合、このエステル化したカルボキ
シル基は、また、得ることができる。
【0046】置換基としてエステル化カルボキシル基を
含有する式Iの化合物は、エステル交換反応により、例
えば、アルコールで、通常出発物質中のエステル化カル
ボキシル基に相当するより高級であるアルコールで、適
当なエステル交換剤、例えば、塩基性剤、例えば、アル
カリ金属C1−C7アルカノエート、C1−C7アルカ
ノラートまたはシアニド、例えば、酢酸ナトリウム、ナ
トリウムメタノラート、エタノラート、t−ブタノラー
トまたはシアニド、または適当な酸媒質の存在下に処理
することによって式Iの他のエステル化合物転化するこ
とができ、形成するアルコールは、適当ならば、蒸留に
より除去する。置換基として活性化エステルカルボキシ
ル基を含有する式Iの対応するいわゆる活性化エステル
(下を参照)は、また、出発物質として使用することが
でき、そしてこれらはC1−C7アルカノールで処理す
ることによって他のエステルに転化することができる。
含有する式Iの化合物は、エステル交換反応により、例
えば、アルコールで、通常出発物質中のエステル化カル
ボキシル基に相当するより高級であるアルコールで、適
当なエステル交換剤、例えば、塩基性剤、例えば、アル
カリ金属C1−C7アルカノエート、C1−C7アルカ
ノラートまたはシアニド、例えば、酢酸ナトリウム、ナ
トリウムメタノラート、エタノラート、t−ブタノラー
トまたはシアニド、または適当な酸媒質の存在下に処理
することによって式Iの他のエステル化合物転化するこ
とができ、形成するアルコールは、適当ならば、蒸留に
より除去する。置換基として活性化エステルカルボキシ
ル基を含有する式Iの対応するいわゆる活性化エステル
(下を参照)は、また、出発物質として使用することが
でき、そしてこれらはC1−C7アルカノールで処理す
ることによって他のエステルに転化することができる。
【0047】置換基としてカルボキシル基を含有する式
Iの化合物において、これは、また、反応性誘導体、例
えば、無水物(混合無水物)、酸ハライド、例えば、ク
ロライドに(例えば、チオニルハライド、例えば、クロ
ライドで処理することによって)、ギ酸エステル、例え
ば、C1−C7アルキルエステルとの無水物に(例え
ば、塩、例えば、アンモニウムまたはアルカリ金属塩を
ハロゲノ−、例えば、クロロ−ギ酸エステル、例えば、
C1−C7アルキルエステルで処理することによっ
て)、あるいは活性化エステル、例えば、シアノメチ
ル、ニトロフェニル、例えば、4−ニトロ−フェニルま
たはポリハロゲノフェニル、例えば、ペンタクロロフェ
ニル、エステルに(例えば、対応するヒドロキシル化合
物で適当な縮合剤、例えば、N,N′−ジシクロヘキシ
ルカーボジイミドの存在下に処理することによって)転
化することができ、次いで反応性誘導体をアミンと反応
させて、このようにして置換基としてアミド化カルボキ
シル基を含有する式Iのアミド化合物を生成することが
できる。この場合において、これらの化合物は直接また
は中間体化合物を経て得ることができる;こうして、例
えば、カルボキシル基を有する式Iの化合物の活性化エ
ステル、例えば、4−ニトロエステルを、まず、1−非
置換イミダゾールと反応させ、そしてこうして形成した
1−イミダゾリルカルボニル化合物をアミンと反応させ
ることができる。しかしながら、式Iの化合物の他の非
活性化エステル、例えば、C1−C7アルキルエステル
をアミンと反応させることができる。
Iの化合物において、これは、また、反応性誘導体、例
えば、無水物(混合無水物)、酸ハライド、例えば、ク
ロライドに(例えば、チオニルハライド、例えば、クロ
ライドで処理することによって)、ギ酸エステル、例え
ば、C1−C7アルキルエステルとの無水物に(例え
ば、塩、例えば、アンモニウムまたはアルカリ金属塩を
ハロゲノ−、例えば、クロロ−ギ酸エステル、例えば、
C1−C7アルキルエステルで処理することによっ
て)、あるいは活性化エステル、例えば、シアノメチ
ル、ニトロフェニル、例えば、4−ニトロ−フェニルま
たはポリハロゲノフェニル、例えば、ペンタクロロフェ
ニル、エステルに(例えば、対応するヒドロキシル化合
物で適当な縮合剤、例えば、N,N′−ジシクロヘキシ
ルカーボジイミドの存在下に処理することによって)転
化することができ、次いで反応性誘導体をアミンと反応
させて、このようにして置換基としてアミド化カルボキ
シル基を含有する式Iのアミド化合物を生成することが
できる。この場合において、これらの化合物は直接また
は中間体化合物を経て得ることができる;こうして、例
えば、カルボキシル基を有する式Iの化合物の活性化エ
ステル、例えば、4−ニトロエステルを、まず、1−非
置換イミダゾールと反応させ、そしてこうして形成した
1−イミダゾリルカルボニル化合物をアミンと反応させ
ることができる。しかしながら、式Iの化合物の他の非
活性化エステル、例えば、C1−C7アルキルエステル
をアミンと反応させることができる。
【0048】芳香族環が置換基として水素原子を含有す
るとき、これはハロゲンとハロゲン化剤の助けにより慣
用方法で、例えば、臭素、臭化水素酸、アシルハイポブ
ロマイトまたは他の有機臭素化合物、例えば、N−ブロ
モスクシンイミド、N−ブロモアセトアミド、N−ブロ
モフタルイミド、ピリジニウムパーブロミド、ジオキサ
ンブロミド、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダ
ントインまたは2,4,4,6−テトラブロモ−2,5
−シクロヘキサンジエン−1−オンを使用してブロモで
置換するか、あるいは元素状塩素を使用して、例えば、
ハロゲン化炭化水素、例えば、クロロホルム中で冷却し
ながら、例えば、約−10℃に冷却して塩素で置換する
ことができる。芳香族環がアミノ基を含有する場合、こ
れは慣用方法において、例えば、亜硝酸、例えば、亜硝
酸ナトリウムで、適当なプロトン酸、例えば、鉱酸の存
在下に処理することによってジアゾ化し、反応温度は有
利には約5℃以下に保持する。こうして得ることができ
るジアゾニウム基は、塩の形態で存在し、慣用方法によ
り、例えば、次のようにして置換することができる:水
の存在下に沸騰するフェノールに類似するようにヒドロ
キシル基で置換する;対応するアルコールで処理するこ
とによってアルコキシ基で置換する、この場合において
エネルギーを供給しなくてはならない;対応するジアゾ
ニウムテトラフルオボレートの場合においてシーマン
(Schiemann)反応に類似するようにフッ素原
子で置換する;あるいはサンドマイヤー(Sandme
yer)反応と同様に、対応するCu(I)塩との反応
により、最初に、例えば、約5℃以下に冷却し、引き続
いて、例えば、約60℃〜約150℃に加熱して、塩
素、臭素、ヨウ素またはシアノ基で置換する。
るとき、これはハロゲンとハロゲン化剤の助けにより慣
用方法で、例えば、臭素、臭化水素酸、アシルハイポブ
ロマイトまたは他の有機臭素化合物、例えば、N−ブロ
モスクシンイミド、N−ブロモアセトアミド、N−ブロ
モフタルイミド、ピリジニウムパーブロミド、ジオキサ
ンブロミド、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダ
ントインまたは2,4,4,6−テトラブロモ−2,5
−シクロヘキサンジエン−1−オンを使用してブロモで
置換するか、あるいは元素状塩素を使用して、例えば、
ハロゲン化炭化水素、例えば、クロロホルム中で冷却し
ながら、例えば、約−10℃に冷却して塩素で置換する
ことができる。芳香族環がアミノ基を含有する場合、こ
れは慣用方法において、例えば、亜硝酸、例えば、亜硝
酸ナトリウムで、適当なプロトン酸、例えば、鉱酸の存
在下に処理することによってジアゾ化し、反応温度は有
利には約5℃以下に保持する。こうして得ることができ
るジアゾニウム基は、塩の形態で存在し、慣用方法によ
り、例えば、次のようにして置換することができる:水
の存在下に沸騰するフェノールに類似するようにヒドロ
キシル基で置換する;対応するアルコールで処理するこ
とによってアルコキシ基で置換する、この場合において
エネルギーを供給しなくてはならない;対応するジアゾ
ニウムテトラフルオボレートの場合においてシーマン
(Schiemann)反応に類似するようにフッ素原
子で置換する;あるいはサンドマイヤー(Sandme
yer)反応と同様に、対応するCu(I)塩との反応
により、最初に、例えば、約5℃以下に冷却し、引き続
いて、例えば、約60℃〜約150℃に加熱して、塩
素、臭素、ヨウ素またはシアノ基で置換する。
【0049】式Iの化合物が不飽和低級アルケニルまた
は低級アルキニル基を含有する場合、これらはそれ自体
既知の方法に従い飽和基に転化することができる。こう
して、例えば、多重結合の水素化は触媒水素化により水
素化触媒の存在下に実施し、そのために、例えば、ニッ
ケル、例えば、ラネーニッケル、および貴金属またはそ
の誘導体、例えば、酸化物、例えば、酸化パラジウムま
たは酸化白金は適当であり、これらは適当ならば支持材
料、例えば、木炭または炭酸カルシウム上に吸収させる
ことができる。水素化は、好ましくは、約1〜約100
気圧の圧力下に約−80℃〜約+200℃、とくに室温
〜約100℃の温度において実施することができる。こ
の反応は有利には溶媒、例えば、水、低級アルカノー
ル、例えば、エタノール、イソプロパノールまたはn−
ブタノール、エーテル、例えば、ジオキサン、または低
級アルカンカルボン酸、例えば、酢酸中で実施する。
は低級アルキニル基を含有する場合、これらはそれ自体
既知の方法に従い飽和基に転化することができる。こう
して、例えば、多重結合の水素化は触媒水素化により水
素化触媒の存在下に実施し、そのために、例えば、ニッ
ケル、例えば、ラネーニッケル、および貴金属またはそ
の誘導体、例えば、酸化物、例えば、酸化パラジウムま
たは酸化白金は適当であり、これらは適当ならば支持材
料、例えば、木炭または炭酸カルシウム上に吸収させる
ことができる。水素化は、好ましくは、約1〜約100
気圧の圧力下に約−80℃〜約+200℃、とくに室温
〜約100℃の温度において実施することができる。こ
の反応は有利には溶媒、例えば、水、低級アルカノー
ル、例えば、エタノール、イソプロパノールまたはn−
ブタノール、エーテル、例えば、ジオキサン、または低
級アルカンカルボン酸、例えば、酢酸中で実施する。
【0050】例えば、基R1,R2,R3およびR4の
1つがハロゲン、例えば、塩素である式Iの化合物にお
いて、ハロゲンは非置換もしくは置換のアミンまたはア
ルコールまたはメルカプタンとの反応により置換するこ
とができる。
1つがハロゲン、例えば、塩素である式Iの化合物にお
いて、ハロゲンは非置換もしくは置換のアミンまたはア
ルコールまたはメルカプタンとの反応により置換するこ
とができる。
【0051】本発明は、とくに、実施例に記載されてい
る方法に関する。化合物Iの塩はそれ自体既知の方法に
従い調製することができる。こうして、例えば、式Iの
化合物の酸付加塩は適当な酸または適当なイオン交換試
薬で処理することによって得られる。化合物Iの塩は遊
離の化合物Iに慣用方法により転化することができ、酸
付加塩は、例えば、適当な塩基性剤または適当なイオン
交換試薬で処理することによって転化することができ
る。化合物Iの塩は、それ自体既知の方法に従い化合物
Iの他の塩に転化することができる。
る方法に関する。化合物Iの塩はそれ自体既知の方法に
従い調製することができる。こうして、例えば、式Iの
化合物の酸付加塩は適当な酸または適当なイオン交換試
薬で処理することによって得られる。化合物Iの塩は遊
離の化合物Iに慣用方法により転化することができ、酸
付加塩は、例えば、適当な塩基性剤または適当なイオン
交換試薬で処理することによって転化することができ
る。化合物Iの塩は、それ自体既知の方法に従い化合物
Iの他の塩に転化することができる。
【0052】塩形成性質、とくに塩基の性質をもつ化合
物Iは、手順および反応条件に依存して、遊離の形態ま
たは塩の形態で得ることができる。遊離の形態および塩
の形態の化合物Iの間の密接な関係の結果、上および下
の遊離の化合物Iまたはその塩は、一般の意味および適
当には、関係する場合、対応する塩および遊離の化合物
Iとして理解すべきである。化合物Iは、それらの塩形
成化合物の塩を包含して、また、それらの水和物の形態
で得ることができおよび/または他の溶媒、例えば、結
晶化に使用したものを含むことができる。
物Iは、手順および反応条件に依存して、遊離の形態ま
たは塩の形態で得ることができる。遊離の形態および塩
の形態の化合物Iの間の密接な関係の結果、上および下
の遊離の化合物Iまたはその塩は、一般の意味および適
当には、関係する場合、対応する塩および遊離の化合物
Iとして理解すべきである。化合物Iは、それらの塩形
成化合物の塩を包含して、また、それらの水和物の形態
で得ることができおよび/または他の溶媒、例えば、結
晶化に使用したものを含むことができる。
【0053】化合物Iおよびそれらの塩は、出発物質お
よび手順に依存して、可能な異性体の1つの形態で、あ
るいはそれらの混合物として、例えば、純粋な異性体、
例えば、対掌体および/またはジアステレオマーとし
て、あるいは異性体混合物、例えば、対掌体の混合物、
例えば、ラセミ体、ジアステレオマーの混合物またはラ
セミ体の混合物として、非対称炭素原子の数および絶対
的および相対的立体配置に依存して存在することができ
る。
よび手順に依存して、可能な異性体の1つの形態で、あ
るいはそれらの混合物として、例えば、純粋な異性体、
例えば、対掌体および/またはジアステレオマーとし
て、あるいは異性体混合物、例えば、対掌体の混合物、
例えば、ラセミ体、ジアステレオマーの混合物またはラ
セミ体の混合物として、非対称炭素原子の数および絶対
的および相対的立体配置に依存して存在することができ
る。
【0054】得られるジアステレオマー混合物およびラ
セミ体混合物は、既知の方法で、例えば、分別結晶化に
より、構成成分の物理化学的差に基づいて、純粋なジア
ステレオマーまたはラセミ体に分割することができる。
得られる対掌体混合物、例えば、ラセミ体は既知の方法
により、例えば、光学的に活性な溶媒からの再結晶化ま
たはキラル吸着剤を使用するクロマトグラフィーによ
り、適当な微生物の助けにより、特異的固定化酵素を使
用する切り放しにより、包接化合物の形成を経て、例え
ば、キラルクラウンエーテルを使用して、1つのみの対
掌体が錯体化される、あるいは塩基性末端のラセミ体と
光学的に活性な酸、例えば、カルボン酸、例えば、酒石
酸またはリンゴ酸、またはスルホン酸、例えば、ショウ
ノウスルホン酸との反応、および、例えば、所望の対掌
体を適当な試薬の作用により遊離することができる、そ
の異なる溶解度に基づいて、この方法で得られたジアス
テレオマー混合物のジアステレオマーへの分割により、
光学的対掌体に分割することができる。
セミ体混合物は、既知の方法で、例えば、分別結晶化に
より、構成成分の物理化学的差に基づいて、純粋なジア
ステレオマーまたはラセミ体に分割することができる。
得られる対掌体混合物、例えば、ラセミ体は既知の方法
により、例えば、光学的に活性な溶媒からの再結晶化ま
たはキラル吸着剤を使用するクロマトグラフィーによ
り、適当な微生物の助けにより、特異的固定化酵素を使
用する切り放しにより、包接化合物の形成を経て、例え
ば、キラルクラウンエーテルを使用して、1つのみの対
掌体が錯体化される、あるいは塩基性末端のラセミ体と
光学的に活性な酸、例えば、カルボン酸、例えば、酒石
酸またはリンゴ酸、またはスルホン酸、例えば、ショウ
ノウスルホン酸との反応、および、例えば、所望の対掌
体を適当な試薬の作用により遊離することができる、そ
の異なる溶解度に基づいて、この方法で得られたジアス
テレオマー混合物のジアステレオマーへの分割により、
光学的対掌体に分割することができる。
【0055】本発明は、また、この任意の段階において
中間体として得ることができる化合物を出発物質として
使用し、そして失った段階を実施するか、あるいは出発
物質を使用するか、あるいはとくに反応条件下に、その
誘導体または塩および/またはそのラセミ体または対掌
体の形態で使用する方法の実施態様に関する。とくに有
用として前述の化合物Iに導く出発物質および中間体
は、好ましくは、本発明の方法に従い方法において使用
する。本発明は、同様に、可変のR1、R2、R3およ
びR4が化合物Iについて定義した通りである、化合物
Iの調製に使用する新規な出発物質および中間体、それ
らの使用および調製方法に関する。
中間体として得ることができる化合物を出発物質として
使用し、そして失った段階を実施するか、あるいは出発
物質を使用するか、あるいはとくに反応条件下に、その
誘導体または塩および/またはそのラセミ体または対掌
体の形態で使用する方法の実施態様に関する。とくに有
用として前述の化合物Iに導く出発物質および中間体
は、好ましくは、本発明の方法に従い方法において使用
する。本発明は、同様に、可変のR1、R2、R3およ
びR4が化合物Iについて定義した通りである、化合物
Iの調製に使用する新規な出発物質および中間体、それ
らの使用および調製方法に関する。
【0056】式Iの化合物およびそれらの製剤学的に許
容されうる塩類は、好ましくは、動物またはヒトの体の
予防および/または治療学的処置の方法において、とく
に抗高血圧剤として、製剤学的に許容されうる配合物の
形態で使用することができる。
容されうる塩類は、好ましくは、動物またはヒトの体の
予防および/または治療学的処置の方法において、とく
に抗高血圧剤として、製剤学的に許容されうる配合物の
形態で使用することができる。
【0057】本発明は、同様に、式Iの化合物を活性成
分として遊離の形態でまたは製剤学的に許容されうる塩
の形態で含有する製剤学的調製物およびそれらの調製方
法に関する。これらの製剤学的調製物は、温血動物への
腸内、例えば、経口的、およびさらに経直腸的または非
経口的投与のためのもの、薬理学的活性成分それ自体を
含有するか、あるいはそれを普通の製剤学的補助薬を含
有する調製物である。製剤学的調製物は、例えば、約
0.1〜100%、好ましくは約1〜約60%の活性成
分を含有する。腸内のまたは非経口的投与のための製剤
学的調製物は、例えば、投与量単位形態、例えば、糖被
覆錠剤、錠剤、カプセル剤または座薬である。これらは
それ自体既知の方法によって、例えば、普通の混合、造
粒、糖被覆、溶解または凍結乾燥により調製される。こ
うして、経口的投与に適当である製剤学的調製物は、活
性成分を固体の担体と組み合わせ、適当ならば生ずる混
合物を造粒し、そして望む場合または必要に応じて、適
当なアジュバントを錠剤または糖被覆した錠剤のコアに
添加した後、混合物または粒体を処理することによって
得ることができる。
分として遊離の形態でまたは製剤学的に許容されうる塩
の形態で含有する製剤学的調製物およびそれらの調製方
法に関する。これらの製剤学的調製物は、温血動物への
腸内、例えば、経口的、およびさらに経直腸的または非
経口的投与のためのもの、薬理学的活性成分それ自体を
含有するか、あるいはそれを普通の製剤学的補助薬を含
有する調製物である。製剤学的調製物は、例えば、約
0.1〜100%、好ましくは約1〜約60%の活性成
分を含有する。腸内のまたは非経口的投与のための製剤
学的調製物は、例えば、投与量単位形態、例えば、糖被
覆錠剤、錠剤、カプセル剤または座薬である。これらは
それ自体既知の方法によって、例えば、普通の混合、造
粒、糖被覆、溶解または凍結乾燥により調製される。こ
うして、経口的投与に適当である製剤学的調製物は、活
性成分を固体の担体と組み合わせ、適当ならば生ずる混
合物を造粒し、そして望む場合または必要に応じて、適
当なアジュバントを錠剤または糖被覆した錠剤のコアに
添加した後、混合物または粒体を処理することによって
得ることができる。
【0058】適当な担体は、とくに充填剤、例えば、
糖、例えば、ラクトース、スクロース、マンニトールま
たはソルビトールの調製物および/またはカルシウムリ
ン酸塩、例えば、リン酸三カルシウムまたはリン酸水素
カルシウム、およびまた、結合剤、例えば、澱粉糊、例
えば、トウモロコシ、コムギ澱粉、コメ澱粉またはジャ
ガイモ澱粉、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロー
スおよび/またはポリビニルピロリドン、および、必要
に応じて、崩壊剤、例えば、前述の澱粉、およびまた、
カルボキシメチル−澱粉、架橋したポリビニルピロリド
ン、寒天またはアルギン酸またはそれらの塩、例えば、
アルギン酸ナトリウムである。アジュバントは主として
グリダント、例えば、ケイ酸、タルク、ステアリン酸ま
たはその塩、例えば、ステアリン酸マグネシウムまたは
ステアリン酸カルシウム、および/またはポリエチレン
グリコールである。糖被覆した錠剤のコアは胃液に対し
て抵抗性である適当な被膜を有し、これは、なかでも、
濃糖溶液を使用して形成され、およびこれは溶媒または
溶媒混合物中のアラビアゴム、タルク、ポリビニルピロ
リドン、ポリエチレングリコールおよび/または二酸化
チタン、セラックの溶液を含有することができ、そして
胃液に対して抵抗性の被覆、適当なセルロース調製物、
例えば、アセチルセルロースフタレートまたはヒドロキ
シプロピルセルロースフタレートの溶液の調製に使用さ
れる。色素または顔料は錠剤または糖被覆に添加して、
例えば、活性成分の異なる投与量を識別または示すこと
ができる。
糖、例えば、ラクトース、スクロース、マンニトールま
たはソルビトールの調製物および/またはカルシウムリ
ン酸塩、例えば、リン酸三カルシウムまたはリン酸水素
カルシウム、およびまた、結合剤、例えば、澱粉糊、例
えば、トウモロコシ、コムギ澱粉、コメ澱粉またはジャ
ガイモ澱粉、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロー
スおよび/またはポリビニルピロリドン、および、必要
に応じて、崩壊剤、例えば、前述の澱粉、およびまた、
カルボキシメチル−澱粉、架橋したポリビニルピロリド
ン、寒天またはアルギン酸またはそれらの塩、例えば、
アルギン酸ナトリウムである。アジュバントは主として
グリダント、例えば、ケイ酸、タルク、ステアリン酸ま
たはその塩、例えば、ステアリン酸マグネシウムまたは
ステアリン酸カルシウム、および/またはポリエチレン
グリコールである。糖被覆した錠剤のコアは胃液に対し
て抵抗性である適当な被膜を有し、これは、なかでも、
濃糖溶液を使用して形成され、およびこれは溶媒または
溶媒混合物中のアラビアゴム、タルク、ポリビニルピロ
リドン、ポリエチレングリコールおよび/または二酸化
チタン、セラックの溶液を含有することができ、そして
胃液に対して抵抗性の被覆、適当なセルロース調製物、
例えば、アセチルセルロースフタレートまたはヒドロキ
シプロピルセルロースフタレートの溶液の調製に使用さ
れる。色素または顔料は錠剤または糖被覆に添加して、
例えば、活性成分の異なる投与量を識別または示すこと
ができる。
【0059】経口的投与のためのそれ以上の製剤学的調
製物は、セラチンおよび可塑剤、例えば、グリセロール
またはソルビトールから作られたゼラチンの乾式充填カ
プセル剤およびまた軟質密閉カプセル剤である。乾式充
填カプセル剤は活性成分を顆粒の形態で、例えば、充填
剤、例えば、ラクトース、結合剤、例えば、澱粉、およ
び/または滑剤、例えば、タルクまたはステアリン酸マ
グネシウム、および適当ならば安定剤と混合して、含有
することができる。軟質カプセル剤において、活性成分
は好ましくは適当な液体、例えば、脂肪油、パラフィン
または液状ポリエチレングリコール中に溶解または懸濁
し、これに安定剤をまた添加することができる。
製物は、セラチンおよび可塑剤、例えば、グリセロール
またはソルビトールから作られたゼラチンの乾式充填カ
プセル剤およびまた軟質密閉カプセル剤である。乾式充
填カプセル剤は活性成分を顆粒の形態で、例えば、充填
剤、例えば、ラクトース、結合剤、例えば、澱粉、およ
び/または滑剤、例えば、タルクまたはステアリン酸マ
グネシウム、および適当ならば安定剤と混合して、含有
することができる。軟質カプセル剤において、活性成分
は好ましくは適当な液体、例えば、脂肪油、パラフィン
または液状ポリエチレングリコール中に溶解または懸濁
し、これに安定剤をまた添加することができる。
【0060】経直腸的投与のために適当な製剤学的調製
物は、例えば、座薬であり、これは活性成分と座薬基剤
との組み合わせから成る。適当な座薬の基剤の例は、天
然または合成のトリグリセリド、パラフィン炭化水素、
ポリエチレングリコールおよび高級アルカノールであ
る。活性成分と基剤物質との組み合わせを含有するゼラ
チンの経直腸的カプセル剤は、さらにまた、使用するこ
とができる。適当な基剤物質は、例えば、液状トリグリ
セリド、ポリエチレングリコールおよびパラフィン炭化
水素である。
物は、例えば、座薬であり、これは活性成分と座薬基剤
との組み合わせから成る。適当な座薬の基剤の例は、天
然または合成のトリグリセリド、パラフィン炭化水素、
ポリエチレングリコールおよび高級アルカノールであ
る。活性成分と基剤物質との組み合わせを含有するゼラ
チンの経直腸的カプセル剤は、さらにまた、使用するこ
とができる。適当な基剤物質は、例えば、液状トリグリ
セリド、ポリエチレングリコールおよびパラフィン炭化
水素である。
【0061】非経口的投与のために適当な形態は、とく
に、水溶性の形態、例えば、水溶性塩の活性成分の水溶
液、およびさらに活性成分の懸濁液、例えば、対応する
油状注射用懸濁液であり、この場合において、適当な親
油性溶媒または賦形剤、例えば、脂肪油、例えば、ゴマ
油、または合成脂肪酸エステル、例えば、オレイン酸エ
チルまたはトリグリセリドを使用し、あるいはこの非経
口的投与のために適当な形態は水性注射用懸濁液であ
り、これは粘度を増加する物質、例えば、ナトリウムカ
ルボキシメチルセルロース、ソルビトールおよび/また
はデキストラン、および適当ならば、また、安定剤を含
有する。
に、水溶性の形態、例えば、水溶性塩の活性成分の水溶
液、およびさらに活性成分の懸濁液、例えば、対応する
油状注射用懸濁液であり、この場合において、適当な親
油性溶媒または賦形剤、例えば、脂肪油、例えば、ゴマ
油、または合成脂肪酸エステル、例えば、オレイン酸エ
チルまたはトリグリセリドを使用し、あるいはこの非経
口的投与のために適当な形態は水性注射用懸濁液であ
り、これは粘度を増加する物質、例えば、ナトリウムカ
ルボキシメチルセルロース、ソルビトールおよび/また
はデキストラン、および適当ならば、また、安定剤を含
有する。
【0062】活性成分の投与量は、種々の因子、例え
ば、投与のモード、温血動物の種、年令および/または
個体の状態に依存することがある。通常の場合におい
て、約10mg〜約250mgの大体の1日量は約75
kgの体重の患者への経口的投与のために推定される。
次の実施例によって、前述の本発明を説明する;しかし
ながら、実施例は本発明の範囲をいかなる方法において
も限定することを意図しない。温度はセ氏度である。
ば、投与のモード、温血動物の種、年令および/または
個体の状態に依存することがある。通常の場合におい
て、約10mg〜約250mgの大体の1日量は約75
kgの体重の患者への経口的投与のために推定される。
次の実施例によって、前述の本発明を説明する;しかし
ながら、実施例は本発明の範囲をいかなる方法において
も限定することを意図しない。温度はセ氏度である。
【0063】実施例1 870mg(2.34ミリモル)の4−(n−ブチル)
−5−(2′−シアノビフェニル−4−イルメチル)−
1,2−ジメチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジン、1.55g(4.68ミリモル)のトリブチ
ルスズアジドおよび30mlのo−キシレンの混合物を
還流下に加熱しそして24時間撹拌する。引き続いて、
反応混合物を真空蒸発し、残留物を50mlのジクロロ
メタン/メタノール/アンモニア混合物(5:3:1)
中に取り、そしてこの混合物を30分間撹拌する。再び
真空蒸発後、残留物をフラッシュクロマトグラフィー
〔シリカゲル60(40〜63μm)、ジクロロメタン
/メタノール/アンモニア(80:10)〕により分離
する。4−(n−ブチル)−1,2−ジメチル−6−オ
キソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリ
ミジンが、このようにして、非晶質固体の形態で得ら
れ、これはアセトニトリルから結晶化する〔融点:16
5−169℃(分解)〕。
−5−(2′−シアノビフェニル−4−イルメチル)−
1,2−ジメチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジン、1.55g(4.68ミリモル)のトリブチ
ルスズアジドおよび30mlのo−キシレンの混合物を
還流下に加熱しそして24時間撹拌する。引き続いて、
反応混合物を真空蒸発し、残留物を50mlのジクロロ
メタン/メタノール/アンモニア混合物(5:3:1)
中に取り、そしてこの混合物を30分間撹拌する。再び
真空蒸発後、残留物をフラッシュクロマトグラフィー
〔シリカゲル60(40〜63μm)、ジクロロメタン
/メタノール/アンモニア(80:10)〕により分離
する。4−(n−ブチル)−1,2−ジメチル−6−オ
キソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリ
ミジンが、このようにして、非晶質固体の形態で得ら
れ、これはアセトニトリルから結晶化する〔融点:16
5−169℃(分解)〕。
【0064】出発物質は、例えば、次のようにして調製
することができる:a)84mg(2.8ミリモル)の
水素化ナトリウム(ホワイトオイル中の80%)を、室
温において、20mlのN,N−ジメチルホルムアミド
中の1.0g(2.8ミリモル)の6−(n−ブチル)
−5−(2′−シアノビフェニル−4−イルメチル)−
4−ヒドロキシ−2−メチル−ピリミジンの溶液に添加
する。添加の完結後、反応混合物をさらに30分間撹拌
する。引き続いて、0.23ml(3.7ミリモル)の
ヨウ化メチルを滴々添加する。次いで、反応混合物を室
温において3時間撹拌し、そして引き続いて真空濃縮す
る。残留物を酢酸エチルと水との間に分配し、そして有
機相を水および飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥し、そして真空濃縮する。フラッシュ
クロマトグラフィー〔シリカゲル60(40〜60μ
m)、ジクロロメタン/メタノール(99:1)〕によ
り、4−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニ
ル−4−イルメチル)−1,2−ジメチル−6−オキソ
−1,6−ジヒドロ−ピリミジンが得られ、これを精製
しないでさらに処理する。
することができる:a)84mg(2.8ミリモル)の
水素化ナトリウム(ホワイトオイル中の80%)を、室
温において、20mlのN,N−ジメチルホルムアミド
中の1.0g(2.8ミリモル)の6−(n−ブチル)
−5−(2′−シアノビフェニル−4−イルメチル)−
4−ヒドロキシ−2−メチル−ピリミジンの溶液に添加
する。添加の完結後、反応混合物をさらに30分間撹拌
する。引き続いて、0.23ml(3.7ミリモル)の
ヨウ化メチルを滴々添加する。次いで、反応混合物を室
温において3時間撹拌し、そして引き続いて真空濃縮す
る。残留物を酢酸エチルと水との間に分配し、そして有
機相を水および飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥し、そして真空濃縮する。フラッシュ
クロマトグラフィー〔シリカゲル60(40〜60μ
m)、ジクロロメタン/メタノール(99:1)〕によ
り、4−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニ
ル−4−イルメチル)−1,2−ジメチル−6−オキソ
−1,6−ジヒドロ−ピリミジンが得られ、これを精製
しないでさらに処理する。
【0065】実施例2 4−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニル−
4−イルメチル)−1−エチル−2−メチル−6−オキ
ソ−1,6−ジヒドロ−ピリミジンおよびトリブチルス
ズアジドから出発して、4−(n−ブチル)−1−エチ
ル−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テ
トラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−
1,6−ジヒドロ−ピリミジンが得られ、これはアセト
ニトリルから白色結晶の形態で結晶化し〔融点180〜
182℃(分解)〕が実施例1に記載する方法に類似す
る方法で得られる。出発物質は、例えば、次のようにし
て調製することができる: a)6−(n−ブチル)−5−(2´−シアノビフェニ
ル−4−イルメチル)−4−ヒドロキシ−2−メチル−
ピリミジンをヨウ化エチルで、実施例1a)に記載する
方法でアルキル化しそしてフラッシュクロマトグラフィ
ー〔シリカゲル60(40〜63μm)、ヘキサン/酢
酸エチル(1:1)〕にかけることによって、4−(n
−ブチル)−5−〔2′−シアノビフェニル−4−イル
メチル)−1−エチル−2−メチル−6−オキソ−1,
6−ジヒドロ−ピリミジンが得られ、そしてこれを直接
さらに処理する。
4−イルメチル)−1−エチル−2−メチル−6−オキ
ソ−1,6−ジヒドロ−ピリミジンおよびトリブチルス
ズアジドから出発して、4−(n−ブチル)−1−エチ
ル−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テ
トラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−
1,6−ジヒドロ−ピリミジンが得られ、これはアセト
ニトリルから白色結晶の形態で結晶化し〔融点180〜
182℃(分解)〕が実施例1に記載する方法に類似す
る方法で得られる。出発物質は、例えば、次のようにし
て調製することができる: a)6−(n−ブチル)−5−(2´−シアノビフェニ
ル−4−イルメチル)−4−ヒドロキシ−2−メチル−
ピリミジンをヨウ化エチルで、実施例1a)に記載する
方法でアルキル化しそしてフラッシュクロマトグラフィ
ー〔シリカゲル60(40〜63μm)、ヘキサン/酢
酸エチル(1:1)〕にかけることによって、4−(n
−ブチル)−5−〔2′−シアノビフェニル−4−イル
メチル)−1−エチル−2−メチル−6−オキソ−1,
6−ジヒドロ−ピリミジンが得られ、そしてこれを直接
さらに処理する。
【0066】実施例3 4−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニル−
4−イルメチル)−2−メチル−6−オキソ−1−(n
−プロピル)−1,6−ジヒドロ−ピリミジンおよびト
リブチルスズアジドから出発して、実施例1に記載する
方法に類似する方法において4−(n−ブチル)−2−
メチル−6−オキソ−1−(n−プロピル)−5−
〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−
4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジンが、
酢酸/水から結晶化すると、白色結晶〔融点:168−
170℃〕の形態で得られる。出発物質は、例えば、次
のようにして調製することができる: a)6−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニ
ル−4−イルメチル)−4−ヒドロキシ−2−メチル−
ピリミジンをヨウ化n−プロピルで、実施例1a)に記
載する方法でアルキル化しそしてフラッシュクロマトグ
ラフィー〔シリカゲル60(40〜63μm)、ヘキサ
ン/酢酸エチル(1:1)〕にかけることによって、4
−(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−1−(n
−プロピル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジンが得られ、そしてこれを直接さらに処理
する。
4−イルメチル)−2−メチル−6−オキソ−1−(n
−プロピル)−1,6−ジヒドロ−ピリミジンおよびト
リブチルスズアジドから出発して、実施例1に記載する
方法に類似する方法において4−(n−ブチル)−2−
メチル−6−オキソ−1−(n−プロピル)−5−
〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−
4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジンが、
酢酸/水から結晶化すると、白色結晶〔融点:168−
170℃〕の形態で得られる。出発物質は、例えば、次
のようにして調製することができる: a)6−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニ
ル−4−イルメチル)−4−ヒドロキシ−2−メチル−
ピリミジンをヨウ化n−プロピルで、実施例1a)に記
載する方法でアルキル化しそしてフラッシュクロマトグ
ラフィー〔シリカゲル60(40〜63μm)、ヘキサ
ン/酢酸エチル(1:1)〕にかけることによって、4
−(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−1−(n
−プロピル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジンが得られ、そしてこれを直接さらに処理
する。
【0067】実施例4 4−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニル−
4−イルメチル)−1−エトキシカルボニルメチル−2
−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリミジン
から出発して、実施例1に記載する方法に類似する方法
において4−(n−ブチル)−1−エトキシカルボニル
メチル−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H
−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチ
ル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジンが、ジイソプロピ
ルエーテルから結晶化すると、白色結晶〔融点:150
−155℃〕の形態で得られる。出発物質は、例えば、
次のようにして調製することができる: a)6−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニ
ル−4−イルメチル)−4−ヒドロキシ−2−メチル−
ピリミジンをエチルブロモアセテートで、実施例1a)
に記載する方法でアルキル化しそしてフラッシュクロマ
トグラフィー〔シリカゲル60(40〜63μm)、ヘ
キサン/酢酸エチル(1:1)〕にかけることによっ
て、4−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニ
ル−4−イルメチル)−1−エトキシカルボニルメチル
−2−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリミ
ジンが得られ、そしてこれを直接さらに処理する。
4−イルメチル)−1−エトキシカルボニルメチル−2
−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリミジン
から出発して、実施例1に記載する方法に類似する方法
において4−(n−ブチル)−1−エトキシカルボニル
メチル−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H
−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチ
ル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジンが、ジイソプロピ
ルエーテルから結晶化すると、白色結晶〔融点:150
−155℃〕の形態で得られる。出発物質は、例えば、
次のようにして調製することができる: a)6−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニ
ル−4−イルメチル)−4−ヒドロキシ−2−メチル−
ピリミジンをエチルブロモアセテートで、実施例1a)
に記載する方法でアルキル化しそしてフラッシュクロマ
トグラフィー〔シリカゲル60(40〜63μm)、ヘ
キサン/酢酸エチル(1:1)〕にかけることによっ
て、4−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニ
ル−4−イルメチル)−1−エトキシカルボニルメチル
−2−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリミ
ジンが得られ、そしてこれを直接さらに処理する。
【0068】実施例5 973mg(2ミリモル)の4−(n−ブチル)−1−
エトキシカルボニルメチル−2−メチル−6−オキソ−
5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニ
ル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン
を、室温において、4ml(4ミリモル)の1Nの水酸
化ナトリウム溶液中で12時間撹拌する。この混合物を
氷冷しながら1N塩酸でpH2に酸性化し、そして沈澱
を濾過する。アセトニトリル/水から再結晶化すると、
純粋な4−(n−ブチル)−1−カルボニルメチル−2
−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾ
ル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6
−ジヒドロ−ピリミジン、融点:137−140℃、が
得られる。
エトキシカルボニルメチル−2−メチル−6−オキソ−
5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニ
ル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン
を、室温において、4ml(4ミリモル)の1Nの水酸
化ナトリウム溶液中で12時間撹拌する。この混合物を
氷冷しながら1N塩酸でpH2に酸性化し、そして沈澱
を濾過する。アセトニトリル/水から再結晶化すると、
純粋な4−(n−ブチル)−1−カルボニルメチル−2
−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾ
ル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6
−ジヒドロ−ピリミジン、融点:137−140℃、が
得られる。
【0069】実施例6 870mg(2.34ミリモル)の4−(n−ブチル)
−5−(2′−シアノビフェニル−4−イルメチル)−
1,2−ジメチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジンを、3mlの1Nの水酸化カリウム溶液および
3mlのn−プロパノール中で、還流下に48時間撹拌
する。反応混合物を真空濃縮後、残留物を水中に溶解
し、そしてこの溶液をジクロロメタンで抽出する。水性
相を4n塩酸で酸性化し、そして沈澱を濾過し、そして
五酸化リンで乾燥真空する。4−(n−ブチル)−5−
(2′−カルボキシビフェニル−4−イルメチル)−
1,2−ジメチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジンがこのようにして得られる。
−5−(2′−シアノビフェニル−4−イルメチル)−
1,2−ジメチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジンを、3mlの1Nの水酸化カリウム溶液および
3mlのn−プロパノール中で、還流下に48時間撹拌
する。反応混合物を真空濃縮後、残留物を水中に溶解
し、そしてこの溶液をジクロロメタンで抽出する。水性
相を4n塩酸で酸性化し、そして沈澱を濾過し、そして
五酸化リンで乾燥真空する。4−(n−ブチル)−5−
(2′−カルボキシビフェニル−4−イルメチル)−
1,2−ジメチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジンがこのようにして得られる。
【0070】実施例7 4−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニル−
4−イルメチル)−1−(2−エトキシエチル)−2−
メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリミジンお
よびトリブチルアジドから出発して、実施例1に記載す
る方法において、4−(n−ブチル)−1−(2−エト
キシエチル)−2−メチル−5−〔2′−(1H−テト
ラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−
1,6−ジヒドロ−ピリミジン〔融点:167−179
℃(酢酸エチルから)〕が得られる。出発物質は、例え
ば、次のようにして調製することができる: a)6−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニ
ル−4−イルメチル)−4−ヒドロキシ−2−メチル−
ピリミジンをブロモエチルエチルエーテルで、実施例1
a)に記載する方法でアルキル化しそしてフラッシュク
ロマトグラフィー〔シリカゲル60(40〜63μ
m)、ヘキサン/酢酸エチル(1;1)〕にかけること
によって、4−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビ
フェニル−4,イルメチル)−1−(2−エトキシエチ
ル)−2−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジンが得られ、そしてこれを直接さらに処理する。
4−イルメチル)−1−(2−エトキシエチル)−2−
メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリミジンお
よびトリブチルアジドから出発して、実施例1に記載す
る方法において、4−(n−ブチル)−1−(2−エト
キシエチル)−2−メチル−5−〔2′−(1H−テト
ラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−
1,6−ジヒドロ−ピリミジン〔融点:167−179
℃(酢酸エチルから)〕が得られる。出発物質は、例え
ば、次のようにして調製することができる: a)6−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニ
ル−4−イルメチル)−4−ヒドロキシ−2−メチル−
ピリミジンをブロモエチルエチルエーテルで、実施例1
a)に記載する方法でアルキル化しそしてフラッシュク
ロマトグラフィー〔シリカゲル60(40〜63μ
m)、ヘキサン/酢酸エチル(1;1)〕にかけること
によって、4−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビ
フェニル−4,イルメチル)−1−(2−エトキシエチ
ル)−2−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジンが得られ、そしてこれを直接さらに処理する。
【0071】実施例8 4−(n−ブチル)−5−(2′−シアノビフェニル−
4−イルメチル)−2−メチル−1−〔N,N−(3−
オキサペント−1,5−イレン)アミノカルボニルメチ
ル〕−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリミジンおよ
びトリブチルアジドから出発して、実施例1に記載する
方法において、4−(n−ブチル)−1−〔N,N−
(3−オキサペント−1,5−イレン)アミノカルボニ
ルメチル〕−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラ
ゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,
6−ジヒドロ−ピリミジン〔融点:218−221℃
(からイソプロパノール/ジエチルエーテル)〕が得ら
れる。出発物質は、例えば、次のようにして調製するこ
とができる: a)150mlのエタノール中の7.3g(16.46
ミリモル)の4−(n−ブチル)−5−(2′−シアノ
ビフェニル−4−イルメチル)−1−エトキシカルボニ
ルメチル−2−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ
−ピリミジンの溶液を、33mlの1N水酸化ナトリウ
ム溶液で処理する。エタノールを真空除去した後、水性
相を1N塩酸でpH2酸性化する。沈澱した結晶を濾過
する。4−(n−ブチル)−1−カルボキシメチル−5
−(2′−シアノビフェニル−4−イルメチル)−2−
メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリミジン
〔融点:146−148℃(酢酸エチルから)〕がこの
ようにして得られる。
4−イルメチル)−2−メチル−1−〔N,N−(3−
オキサペント−1,5−イレン)アミノカルボニルメチ
ル〕−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリミジンおよ
びトリブチルアジドから出発して、実施例1に記載する
方法において、4−(n−ブチル)−1−〔N,N−
(3−オキサペント−1,5−イレン)アミノカルボニ
ルメチル〕−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラ
ゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,
6−ジヒドロ−ピリミジン〔融点:218−221℃
(からイソプロパノール/ジエチルエーテル)〕が得ら
れる。出発物質は、例えば、次のようにして調製するこ
とができる: a)150mlのエタノール中の7.3g(16.46
ミリモル)の4−(n−ブチル)−5−(2′−シアノ
ビフェニル−4−イルメチル)−1−エトキシカルボニ
ルメチル−2−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ
−ピリミジンの溶液を、33mlの1N水酸化ナトリウ
ム溶液で処理する。エタノールを真空除去した後、水性
相を1N塩酸でpH2酸性化する。沈澱した結晶を濾過
する。4−(n−ブチル)−1−カルボキシメチル−5
−(2′−シアノビフェニル−4−イルメチル)−2−
メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−ピリミジン
〔融点:146−148℃(酢酸エチルから)〕がこの
ようにして得られる。
【0072】b)230mg(1.2ミリモル)のN−
(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチル−カー
ボジイミド塩酸塩、203mg(1.5ミリモル)のヒ
ドロキシベンズトリアゾールおよび0.175ml(2
ミリモル)のモルホリンを、5mlのN,N−ジメチル
ホルムアミド中の415mg(1ミリモル)の4−(n
−ブチル)−1−カルボキシメチル−5−(2′−シア
ノビフェニル−4−イルメチル)−2−メチル−6−オ
キソ−1,6−ジヒドロ−ピリミジンの溶液に0℃にお
いて添加する。反応混合物を室温において12時間撹拌
し、次いで真空濃縮する。残留物を酢酸エチル中に溶解
し、そしてこの溶液を0.1N塩酸、飽和NaHCO3
溶液および飽和NaCl溶液で洗浄し、乾燥(Na2S
O4)し、そして真空濃縮する。4−(n−ブチル)−
5−(2′−シアノビフェニル−4−イルメチル)−2
−メチル−1−〔N,N−(3−オキサペント−1,5
−イレン)アミノカルボニルメチル〕−6−オキソ−
1,6−ジヒドロ−ピリミジンがこのようにして得ら
れ、そして直接さらに処理する。
(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチル−カー
ボジイミド塩酸塩、203mg(1.5ミリモル)のヒ
ドロキシベンズトリアゾールおよび0.175ml(2
ミリモル)のモルホリンを、5mlのN,N−ジメチル
ホルムアミド中の415mg(1ミリモル)の4−(n
−ブチル)−1−カルボキシメチル−5−(2′−シア
ノビフェニル−4−イルメチル)−2−メチル−6−オ
キソ−1,6−ジヒドロ−ピリミジンの溶液に0℃にお
いて添加する。反応混合物を室温において12時間撹拌
し、次いで真空濃縮する。残留物を酢酸エチル中に溶解
し、そしてこの溶液を0.1N塩酸、飽和NaHCO3
溶液および飽和NaCl溶液で洗浄し、乾燥(Na2S
O4)し、そして真空濃縮する。4−(n−ブチル)−
5−(2′−シアノビフェニル−4−イルメチル)−2
−メチル−1−〔N,N−(3−オキサペント−1,5
−イレン)アミノカルボニルメチル〕−6−オキソ−
1,6−ジヒドロ−ピリミジンがこのようにして得ら
れ、そして直接さらに処理する。
【0073】実施例9 上の実施例の1つに記載する方法に類似する方法におい
て、次の化合物をまた調製することができる: 1.1,4−ジ(n−ブチル)−2−メチル−6−オキ
ソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフ
ェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミ
ジン、融点:140−142℃、 2.1−ベンジル−4−(n−ブチル)−2−メチル−
6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン、非晶質、 3.4−(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−1
−(2−フェニルエチル)−2−メチル−6−オキソ−
5−〔2’−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニ
ル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ン、非晶質、 4.4−(n−ブチル)−1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−
テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕
−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、融点:188−19
1、 5.4−(n−ブチル)−1−〔2−(2−メトキシエ
トキシ)エチル〕−2−メチル−6−オキソ−5−
〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−
4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、融
点:132−134℃、 6.4−(n−ブチル)−2−エチル−1−メチル−6
−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン、 7.4−(n−ブチル)−1−メチル−6−オキソ−2
−(n−プロピル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル
−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−
ジヒドロ−ピリミジン、融点:161−163℃、 8.2,4−ジ−(n−ブチル)−1−メチル−6−オ
キソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリ
ミジン、融点:157−159℃、 9.4−(n−ブチル)−2−イソプロピル−1−メチ
ル−6−オキソ−5−〔2′−(1H,テトラゾル−5
−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒ
ドロ−ピリミジン、 10.4−(n−ブチル)−1,2−ジメチル−6−オ
キソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリ
ミジン、 11.4−(n−ブチル)−1−エチル−6−オキソ−
5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニ
ル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ン、 12.2,4−ジ−(n−ブチル)−1−エチル−6−
オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)
ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジン、融点:113−116℃、 13.4−(n−ブチル)−1−エチル−2−イソプロ
ピル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−
5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジ
ヒドロ−ピリミジン、 14.4−(n−ブチル)−2−エチル−6−オキソ−
1−(n−プロピル)−5−〔2′−(1H−テトラゾ
ル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6
−ジヒドロ−ピリミジン、 15.4−(n−ブチル)−1,2−(n−プロピル)
−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジン、 16.2,4−ジ−(n−ブチル)−6−オキソ−1−
(n−プロピル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−
5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジ
ヒドロ−ピリミジン、 17.4−(n−ブチル)−2−イソプロピル−6−オ
キソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリ
ミジン 18.1,4−ジ−(n−ブチル)−2−エチル−6−
オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)
ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジン、 19.1,4−ジ−(n,ブチル)−6−オキソ−2−
(n−プロピル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−
5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジ
ヒドロ−ピリミジン、 20.6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−
5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,2,4
−トリ−(n−ブチル)−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ン、 21.1,4−ジ−(n−ブチル)−2−イソプロピル
−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジン、 22.1,2−ジメチル−6−オキソ−4−(n−プロ
ピル)−5−(2′−シアノビフェニル−4−イルメチ
ル)−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、 23.1−ベンジルアミノカルボニルメチル−4−(n
−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、融点:21
5−221℃、 24.4−(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−
1−(2−フェニルエチルアミノカルボニルメチル)−
5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニ
ル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ン、融点;121−126℃、 25.4−(n−ブチル)−1−(n−ブチルアミノカ
ルボニルメチル)−2−メチル−6−オキソ−5−
〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−
4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、融
点:239−241℃、 26.4−(n−ブチル)−2−メチル−1−メチルア
ミノカルボニルmt−6−オキソ−5−〔2′−(1H
−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチ
ル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、融点:245−
247℃、 27.4−(n−ブチル)−1−ジメチルアミノカルボ
ニルメチル−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、融点:21
9−222℃、 28.4−(n−ブチル)−6−オキソ−1,2−テト
ラメチレン−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン、融点:205−206℃、および 29.4−(n−ブチル)−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,2−トリメチレン−1,6−ジヒドロ−
ピリミジン、融点:222−224℃。
て、次の化合物をまた調製することができる: 1.1,4−ジ(n−ブチル)−2−メチル−6−オキ
ソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフ
ェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミ
ジン、融点:140−142℃、 2.1−ベンジル−4−(n−ブチル)−2−メチル−
6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン、非晶質、 3.4−(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−1
−(2−フェニルエチル)−2−メチル−6−オキソ−
5−〔2’−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニ
ル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ン、非晶質、 4.4−(n−ブチル)−1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−
テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕
−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、融点:188−19
1、 5.4−(n−ブチル)−1−〔2−(2−メトキシエ
トキシ)エチル〕−2−メチル−6−オキソ−5−
〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−
4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、融
点:132−134℃、 6.4−(n−ブチル)−2−エチル−1−メチル−6
−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン、 7.4−(n−ブチル)−1−メチル−6−オキソ−2
−(n−プロピル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル
−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−
ジヒドロ−ピリミジン、融点:161−163℃、 8.2,4−ジ−(n−ブチル)−1−メチル−6−オ
キソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリ
ミジン、融点:157−159℃、 9.4−(n−ブチル)−2−イソプロピル−1−メチ
ル−6−オキソ−5−〔2′−(1H,テトラゾル−5
−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒ
ドロ−ピリミジン、 10.4−(n−ブチル)−1,2−ジメチル−6−オ
キソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリ
ミジン、 11.4−(n−ブチル)−1−エチル−6−オキソ−
5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニ
ル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ン、 12.2,4−ジ−(n−ブチル)−1−エチル−6−
オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)
ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジン、融点:113−116℃、 13.4−(n−ブチル)−1−エチル−2−イソプロ
ピル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−
5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジ
ヒドロ−ピリミジン、 14.4−(n−ブチル)−2−エチル−6−オキソ−
1−(n−プロピル)−5−〔2′−(1H−テトラゾ
ル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6
−ジヒドロ−ピリミジン、 15.4−(n−ブチル)−1,2−(n−プロピル)
−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジン、 16.2,4−ジ−(n−ブチル)−6−オキソ−1−
(n−プロピル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−
5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジ
ヒドロ−ピリミジン、 17.4−(n−ブチル)−2−イソプロピル−6−オ
キソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビ
フェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリ
ミジン 18.1,4−ジ−(n−ブチル)−2−エチル−6−
オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)
ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジン、 19.1,4−ジ−(n,ブチル)−6−オキソ−2−
(n−プロピル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−
5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジ
ヒドロ−ピリミジン、 20.6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−
5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,2,4
−トリ−(n−ブチル)−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ン、 21.1,4−ジ−(n−ブチル)−2−イソプロピル
−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジン、 22.1,2−ジメチル−6−オキソ−4−(n−プロ
ピル)−5−(2′−シアノビフェニル−4−イルメチ
ル)−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、 23.1−ベンジルアミノカルボニルメチル−4−(n
−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、融点:21
5−221℃、 24.4−(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−
1−(2−フェニルエチルアミノカルボニルメチル)−
5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニ
ル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ン、融点;121−126℃、 25.4−(n−ブチル)−1−(n−ブチルアミノカ
ルボニルメチル)−2−メチル−6−オキソ−5−
〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−
4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、融
点:239−241℃、 26.4−(n−ブチル)−2−メチル−1−メチルア
ミノカルボニルmt−6−オキソ−5−〔2′−(1H
−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチ
ル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、融点:245−
247℃、 27.4−(n−ブチル)−1−ジメチルアミノカルボ
ニルメチル−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、融点:21
9−222℃、 28.4−(n−ブチル)−6−オキソ−1,2−テト
ラメチレン−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン、融点:205−206℃、および 29.4−(n−ブチル)−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,2−トリメチレン−1,6−ジヒドロ−
ピリミジン、融点:222−224℃。
【0074】実施例10 各々が50mgの活性成分、例えば、4−(n−ブチ
ル)−1,2−ジメチル−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジンを含有する錠
剤を次のようにして調製することができる:
ル)−1,2−ジメチル−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジンを含有する錠
剤を次のようにして調製することができる:
【0075】組成(10,000個の錠剤について)
【0076】活性成分をラクトースおよび292gのジ
ャガイモ澱粉と混合し、そしてこの混合物をゼラチンの
アルコール溶液を使用して湿潤し、そして篩により造粒
する。乾燥後、ジャガイモ澱粉の残部、タルク、ステア
リン酸マグネシウムおよび高度に分散性のシリカを混合
し、そしてこの混合物を圧縮して各々145.0mgの
重量および50.0mgの活性成分の含量の錠剤を製造
し、これに、必要に応じて、投与の調節のための分割の
ノッチを形成することができる。
ャガイモ澱粉と混合し、そしてこの混合物をゼラチンの
アルコール溶液を使用して湿潤し、そして篩により造粒
する。乾燥後、ジャガイモ澱粉の残部、タルク、ステア
リン酸マグネシウムおよび高度に分散性のシリカを混合
し、そしてこの混合物を圧縮して各々145.0mgの
重量および50.0mgの活性成分の含量の錠剤を製造
し、これに、必要に応じて、投与の調節のための分割の
ノッチを形成することができる。
【0077】実施例11 各々が100mgの活性成分、例えば、4−(n−ブチ
ル)−1,2−ジメチル−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジンを含有する錠
剤を次のようにして調製することができる: 組成(10,000個の錠剤について)
ル)−1,2−ジメチル−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジンを含有する錠
剤を次のようにして調製することができる: 組成(10,000個の錠剤について)
【0078】活性成分、ラクトースおよび40gのコー
ンスターチを混合し、そして15gのコーンスターチお
よび水から調製したペースト(加温しながら)で加湿か
つ造粒する。粒体を乾燥し、コーンスターチの残部、タ
ルクおよびステアリン酸カルシウムを添加し、そして粒
体と混合する。この混合物を圧縮すると、錠剤(重量:
280mg)が得られ、そしてこれらをジクロロメタン
中のヒドロキシメチルセルロースおよびセラックの溶液
で被覆する(被覆した錠剤の最終の重量:283g)。 実施例12 式Iの他の化合物または式Iの化合物の製剤学的に許容
されうる塩、例えば、実施例1〜9の1つを含有する錠
剤および被覆した錠剤は、また、実施例10および11
に記載する方法に類似する方法で調製することができ
る。
ンスターチを混合し、そして15gのコーンスターチお
よび水から調製したペースト(加温しながら)で加湿か
つ造粒する。粒体を乾燥し、コーンスターチの残部、タ
ルクおよびステアリン酸カルシウムを添加し、そして粒
体と混合する。この混合物を圧縮すると、錠剤(重量:
280mg)が得られ、そしてこれらをジクロロメタン
中のヒドロキシメチルセルロースおよびセラックの溶液
で被覆する(被覆した錠剤の最終の重量:283g)。 実施例12 式Iの他の化合物または式Iの化合物の製剤学的に許容
されうる塩、例えば、実施例1〜9の1つを含有する錠
剤および被覆した錠剤は、また、実施例10および11
に記載する方法に類似する方法で調製することができ
る。
Claims (14)
- 【請求項1】 式 【化1】 (式中、基R1およびR2の一方は脂肪族炭化水素基
(これは置換されていないか、あるいはハロゲンまたは
ヒドロキシにより置換されている)または脂環族または
芳香族脂肪族の炭化水素基であり、そして基R1および
R2の他方は式 【化2】 の基であり、ここでZ1はアルキレン、O,S(O)m
またはN(R)であり、R5はカルボキシル、ハロアル
カンスルホニルアミノ、SO3H,PO2H2,PO3
H2または5−テトラゾリルであり、そして環Aおよび
Bは互いに独立に置換されていないか、あるいは脂肪族
炭化水素基(これは、必要に応じて、Oにより中断され
ており、そして置換されていないか、あるいはヒドロキ
シルまたはハロゲン置換されている)、ヒドロキシル
(これは、必要に応じて、脂肪族アルコールによりエー
テル化されている)、ハロゲン、カルボキシル(これ
は、必要に応じて、エステル化またはアミド化されてい
る)、または5−テトラゾリルであり、そしてR3はハ
ロゲン、アシル、芳香族炭化水素基、カルボキシル(こ
れは、必要に応じて、エステル化またはアミド化されて
いる)、シアノ、SO3H,PO2H2,PO3H2、
5−テトラゾリル、置換もしくは非置換のスルファモイ
ルまたはアシルアミノであるか、あるいは−Z2−R′
であり、ここでZ2は結合またはO,S(O)mまたは
N(R)であり、そしてR′は水素または脂肪族炭化水
素基であり、前記脂肪族炭化水素基は、必要に応じて、
OまたはS(O)mにより中断されており、そして置換
されていないか、あるいはハロゲン、ヒドロキシル、置
換もしくは非置換のアミノまたはカルボキシル(これ
は、必要に応じて、エステル化またはアミド化されてい
る)により置換されており、そしてR4は脂肪族炭化水
素基であり、これは、必要に応じて、OまたはS(O)
mにより中断されており、そして置換されていないか、
あるいはカルボキシル(これは、必要に応じて、エステ
ル化またはアミド化されている)、ヒドロキシル(これ
は、必要に応じて、芳香族アルコールによりエーテル化
されている)、置換もしくは非置換のアミノ、S(O)
m−Rまたは芳香族炭化水素基であるか、あるいはR3
およびR4は一緒になってアルキレンであり、Rは各場
合において水素または脂肪族炭化水素基である)そして
mは0,1または2である)を有する、遊離または塩の
形態の化合物。 - 【請求項2】 基R1およびR2の一方は低級アルキ
ル、低級アルケニルまたは低級アルキニル(各場合にお
いて、置換されていないか、あるいはハロゲンまたはヒ
ドロキシルにより置換されている)、各場合において3
〜7員のシクロアルキルまたはシクロアルケニル、フェ
ニル−低級アルキル、フェニル−低級アルケニルまたは
フェニル−低級アルキニルであり、基R1およびR2の
他方は基Iaであり、ここでZ1はメチレン、低級アル
キレン、O,S(O)mまたはN(R)であり、R5は
カルボキシル、ハロ−低級アルカンスルホニルアミノ、
SO3H,PO2H2,PO3H2または5−テトラゾ
リルであり、そして環AおよびBは互いに独立に置換さ
れていないか、あるいはハロゲンにより、あるいは低級
アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アル
コキシ−低級アルキル、低級アルコキシ−低級アルケニ
ル、低級アルコキシ−低級アルキニル、低級アルケニル
オキシ−低級アルキル、低級アルケニルオキシ−低級ア
ルケニル、低級アルケニルオキシ−低級アルキニルまた
は低級アルコキシ−低級アルコキシ−低級アルキル(各
場合において置換されていないか、あるいはヒドロキシ
ルまたはハロゲンにより置換されている)、ヒドロキシ
により、低級アルコキシにより、低級アルケニルオキシ
により、カルボキシル(これは、必要に応じて、低級ア
ルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコ
キシ−低級アルキル、低級アルコキシ−低級アルケニル
または低級アルコキシ−低級アルキニルにより誘導され
たアルコールによりエステル化されている)により、カ
ルバモイル(ここでアミノ基は置換されていないか、あ
るいは互いに独立に低級アルキル、低級アルケニル、低
級アルキニル、フェニル−低級アルキル、フェニル−低
級アルケニルまたはフェニル−低級アルキニルにより一
または二置換されているか、あるいは低級アルキレンま
たは低級アルキレンオキシ−低級アルキレンにより二置
換さている)により、あるいは5−テトラゾリルにより
置換されており、そしてR3はハロゲン、低級アルカノ
イル、置換もしくは非置換のフェニル、カルボキシル
(これは、必要に応じて、低級アルキル、低級アルケニ
ル、低級アルキニル、低級アルコキシ−低級アルキル、
低級アルコキシ−低級アルケニルまたは低級アルコキシ
−低級アルキニルから誘導されたアルコールによりエス
テル化されている)、カルバモイル(ここでアミノ基は
置換されていないか、あるいは互いに独立に低級アルキ
ル、低級アルケニル、低級アルキニル、フェニル−低級
アルキル、フェニル−低級アルケニルまたはフェニル−
低級アルキニルにより一または二置換されているか、あ
るいは低級アルキレンまたは低級アルキレンオキシ−低
級アルキレンにより二置換されている)、シアノ、SO
3H,PO2H2,PO3H2、5−テトラゾリル、ス
ルファモイル(ここでアミノ基は置換されていないか、
あるいは低級アルキルにより一置換または二置換されて
いる)、低級アルカンスルホニルアミノ、ハロ−低級ア
ルカンスルホニルアミノ、低級アルカノイルアミノ、置
換もしくは非置換のベンゾイルアミノ、置換もしくは非
置換のベンゼンスルホニルアミノであるか、あるいは−
Z2−R′であり、ここでZ2は結合であるか、あるい
はO,S(O)mまたはN(R)であり、そしてR′は
水素または低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキ
ニル、低級アルコキシ−低級アルキル、低級アルコキシ
−低級アルケニル、低級アルコキシ−低級アルキニル、
低級アルケニルオキシ−低級アルキル、低級アルケニル
オキシ−低級アルケニル、低級アルケニルオキシ−低級
アルキニル、低級アルコキシ−低級アルコキシ−低級ア
ルキル、低級アルキル−チオ−低級アルキル、−低級ア
ルケニルまたは−低級アルキニル、低級アルカン−スル
フィニル−低級アルキルまたは−スルホニル−低級アル
キル、低級アルケニル−チオ−低級アルキル、−スルフ
ィニル−低級アルキルまたは−スルホニル−低級アルキ
ニル、または低級アルキニル−チオ−低級アルキル、−
スルフィニル−低級アルキルまたは−スルホニル−低級
アルキル(各場合において置換されていないか、あるい
はヒドロキシルにより置換されている)、ハロゲン、低
級アルキレンアミノ、低級アルキレンオキシ−低級アル
キレンアミノ、低級アルキルアミノ、低級アルケニルア
ミノ、低級アルキニルアミノ、フェニル−低級アルキル
アミノ、フェニル−低級アルケニルアミノ、フェニル−
低級アルキニルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、N−
低級アルキル−N−フェニル−低級アルキル−アミノ、
ジ(フェニル−低級アルキル)−アミノ、カルボキシル
(これは遊離であるか、あるいは低級アルキル、低級ア
ルケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ−低級アル
キル、低級アルコキシ−低級アルケニルまたは低級アル
コキシ−低級アルキニルにより誘導されたアルコールに
よりエステル化されている)、またはカルバモイル(こ
こでアミノ基は置換されていないか、あるいは、互いに
独立に、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニ
ル、フェニル−低級アルキル、フェニル−低級アルケニ
ルまたはフェニル−低級アルキニルにより一置換または
二置換されているか、あるいは低級アルキレンまたは低
級アルキレンオキシ−低級アルキレンにより二置換され
ている)であり、そしてR4は低級アルキル、低級アル
ケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ−低級アルキ
ル、低級アルコキシ−低級アルケニル、低級アルコキシ
−低級アルキニル、低級アルケニルオキシ−低級アルキ
ル、低級アルケニルオキシ−低級アルケニル、低級アル
ケニルオキシ−低級アルキニル、低級アルコキシ−低級
アルコキシ−低級アルキル、低級アルキル−チオ−低級
アルキル、−低級アルケニルまたは−低級アルキニル、
低級アルカン−スルフィニル−低級アルキルまたは−ス
ルホニル−低級アルキル、低級アルケニル−チオ−低級
アルキル、−スルフィニル−低級アルキルまたは−スル
ホニル−低級アルキル、または低級アルキニル−チオ−
低級アルキル、−スルフィニル−低級アルキルまたは−
スルホニル−低級アルキル(各場合において置換されて
いないか、あるいはヒドロキシルにより置換されてい
る)、S(O)m−R、置換もしくは非置換のフェニ
ル、置換もしくは非置換のフェノキシ、置換もしくは非
置換のナフチルオキシ、アミノ、低級アルキレンアミ
ノ、低級アルキレンオキシ−低級アルキレンアミノ、低
級アルキルアミノ、低級アルケニルアミノ、低級アルキ
ニルアミノ、フエニル−低級アルキルアミノ、フェニル
−低級アルケニルアミノ、フェニル−低級アルキニルア
ミノ、ジ−低級アルキルアミノ、N−低級アルキル−N
−フェニル−低級アルキル−アミノ、ジ(フェニル−低
級アルキル)−アミノ、カルボキシル(これは遊離であ
るか、あるいは低級アルキル、低級アルケニル、低級ア
ルキニル、低級アルコキシ−低級アルコキシ−低級アル
キル、低級アルコキシ−低級アルケニルまたは低級アル
コキシ−低級アルキニルから誘導されたアルコールによ
りエステル化されている)、またはカルバモイル(ここ
でアミノ基は置換されていないか、あるいは、互いに独
立に、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニ
ル、フェニル−低級アルキル、フェニル−低級アルケニ
ルまたはフェニル−低級アルキニルにより一置換または
二置換されているか、あるいは低級アルキレンまたは低
級アルキレンオキシまたは低級アルキレンにより二置換
されている)であるか、あるいはR3およびR4は一緒
になってメチレンまたは低級アルキレンであり、Rは各
場合において水素、低級アルキル、低級アルケニルまた
は低級アルキニルであり、mは各場合において0,1ま
たは2であり、そして芳香族基は各場合において置換さ
れていないか、あるいは低級アルキル、低級アルコキ
シ、ハロゲン、トリフルオロメチルおよび/またはヒド
ロキシルにより置換されている、遊離の形態または塩の
形態である、請求項1の化合物。 - 【請求項3】 R1は基Iaであり、ここでZ1はメチ
レン、低級アルキレン、O,S(O)mまたはN(R)
であり、R5はカルボキシルまたは5−テトラゾリルで
あり、そして環AおよびBは互いに独立に置換されてい
ないか、あるいはハロゲン、低級アルキル、低級アルコ
キシ、カルボキシル、低級アルコキシカルボニルまたは
5−テトラゾリルにより置換されており、R2は低級ア
ルキルまたは低級アルケニルであり、各場合において置
換されていないか、あるいはヒドロキシルまたはハロゲ
ンにより置換されており、そしてR3はハロゲン、カル
ボキシル(これは、必要に応じて、低級アルキルまたは
低級アルコキシ−低級アルキルにより誘導されたアルコ
ールによりエステル化されている)、カルバモイル、シ
アノ、PO3H2、5−テトラゾリル、低級アルカンス
ルファモイル、低級アルカノイルアミノまたは低級アル
カンスルホニルアミノであるか、あるいは−Z2−R′
であり、ここでZ2は結合であるか、あるいはO,S
(O)mまたはN(R)であり、そしてR′は水素また
は低級アルキルまたは低級アルコキシ−低級アルキルで
あり、各場合において置換されていないか、あるいはカ
ルボキシル、低級アルコキシカルボニル、低級アルコキ
シ−低級アルコキシカルボニルまたはヒドロキシルによ
り置換されており、そしてR4は低級アルキル、低級ア
ルケニル、低級アルコキシ−低級アルキル、カルボキシ
−低級アルキル、低級アルコキシカルボニル−低級アル
キル、低級アルコキシ−低級アルコキシカルボニル−低
級アルキル、カルバモイル−、低級アルキルカルバモイ
ル−またはジ−低級アルキルカルバモイル−低級アルキ
ル、ヒドロキシ−低級アルキル、置換もしくは非置換の
フェノキシ−低級アルキル、アミノ−、低級アルキルア
ミノ−またはジ−低級アルキルアミノ−低級アルキルま
たは置換もしくは非置換のフェニル−低級アルキルであ
るか、あるいはR3およびR4は一緒になってメチレン
または低級アルキレンであり、Rは各場合において水素
または低級アルキルであり、mは各場合において0,1
または2であり、そして芳香族基は置換されていない
か、あるいは低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
ン、トリフルオロメチルおよび/またはヒドロキシルに
より置換されている、遊離の形態または塩の形態であ
る、請求項1の化合物。 - 【請求項4】 R1は式 【化3】 の基である、遊離の形態または塩の形態である請求項1
〜3のいずれかの化合物。 - 【請求項5】 R1は基Ibであり、ここでZ1はメチ
レンであり、R5カルボキシルまたはテトラゾリルであ
り、そして環AおよびBは非置換であり、R2はC3−
C5アルキルであり、R3は水素またはC1−C4アル
キルであり、そしてR4はC1−C4アルキルである、
遊離の形態または塩の形態である、請求項1の化合物。 - 【請求項6】 4−(n−ブチル)−1,2−ジメチル
−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−
イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒド
ロ−ピリミジンまたはその塩。 - 【請求項7】 4−(n−ブチル)−1−エチル−2−
メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル
−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−
ジヒドロ−ピリミジンまたはその塩。 - 【請求項8】 4−(n−ブチル)−2−メチル−6−
オキソ−1−(n−プロピル)−5−〔2′−(1H−
テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕
−1,6−ジヒドロ−ピリミジンまたはその塩。 - 【請求項9】 4−(n−ブチル)−1−エトキシカル
ボニルメチル−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジンまたはその
塩。 - 【請求項10】 4−(n−ブチル)−1−(2−エト
キシエチル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、1,4−ジ
(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′
−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イ
ルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、1−ベン
ジル−4−(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−
5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニ
ル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ン、4−(n−ブチル)−2−メチル−6−オキソ−1
−(2−フェニルエチル)−2−メチル−6−オキソ−
5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニ
ル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ン、4−(n−ブチル)−1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−
テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕
−1,6−ジヒドロ−ピリミジンまたは4−(n−ブチ
ル)−1−メチル−6−オキソ−2−(n−プロピル)
−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェ
ニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジ
ンまたは各場合においてその塩。 - 【請求項11】 4−(n−ブチル)−2−メチル−1
−〔N,N−(3−オキサペント−1,5−イレン)ア
ミノカルボニルメチル〕−6−オキソ−5−〔2′−
(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イル
メチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、4−(n−
ブチル)−1−〔2−(2−メトキシエトキシ)エチ
ル〕−2−メチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−
テトラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕
−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、1−ベンジルアミノ
カルボニルメチル−4−(n−ブチル)−2−メチル−
6−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ
−ピリミジン、4−(n−ブチル)−2−メチル−6−
オキソ−1−(2−フェニルエチルアミノカルボニルメ
チル)−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)
ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジン、4−(n−ブチル)−1−(n−ブチルアミ
ノカルボニルメチル)−2−メチル−6−オキソ−5−
〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフェニル−
4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピリミジン、4
−(n−ブチル)−2−メチル−1−メチルアミノカル
ボニルメチル−6−オキソ−5−〔2′−(1H−テト
ラゾル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−
1,6−ジヒドロ−ピリミジン、4−(n−ブチル)−
1−ジメチルアミノカルボニルメチル2−メチル−6−
オキソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)
ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒドロ−ピ
リミジン、4−(n−ブチル)−6−オキソ−1,2−
テトラメチレン−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5
−イル)ビフェニル−4−イルメチル〕−1,6−ジヒ
ドロ−ピリミジンまたは4−(n−ブチル)−6−オキ
ソ−5−〔2′−(1H−テトラゾル−5−イル)ビフ
ェニル−4−イルメチル〕−1,2−トリメチレン−
1,6−ジヒドロ−ピリミジンまたは各場合においてそ
の塩。 - 【請求項12】 活性成分として、請求項1〜11のい
ずれかの化合物を遊離の形態でまたは製剤学的に許容さ
れうる塩の形態で、適当ならば、普通の製剤学的補助薬
とともに含有する製剤。 - 【請求項13】 式 【化4】 (式中、基R1およびR2の一方は脂肪族炭化水素基
(これは置換されていないか、あるいはハロゲンまたは
ヒドロキシにより置換されている)または脂環族または
芳香族脂肪族の炭化水素基であり、そして基R1および
R2の他方は式 【化5】 の基であり、ここでZ1はアルキレン、O,S(O)m
またはN(R)であり、R5はカルボキシル、ハロアル
カンスルホニルアミノ、SO3H,PO2H2,PO3
H2または5−テトラゾリルであり、そして環Aおよび
Bは互いに独立に置換されていないか、あるいは脂肪族
炭化水素基(これは、必要に応じて、Oにより中断され
ており、そして置換されていないか、あるいはヒドロキ
シルまたはハロゲン置換されている)、ヒドロキシル
(これは、必要に応じて、脂肪族アルコールによりエー
テル化されている)、ハロゲン、カルボキシル(これ
は、必要に応じて、エステル化またはアミド化されてい
る)、または5−テトラゾリルであり、そしてR3はハ
ロゲン、カルボキシル、アシル、芳香族炭化水素基、カ
ルボキシル(これは、必要に応じて、エステル化または
アミド化されている)、シアノ、SO3H,PO
2H2,PO3H2、5−テトラゾリル、置換もしくは
非置換のスルファモイルまたはアシルアミノであるか、
あるいは−Z2−R′であり、ここでZ2は結合または
O,S(O)mまたはN(R)であり、そしてR′は水
素または脂肪族炭化水素基であり、前記脂肪族炭化水素
基は、必要に応じて、OまたはS(O)mにより中断さ
れており、そして置換されていないか、あるいはハロゲ
ン、ヒドロキシル、置換もしくは非置換のアミノまたは
カルボキシル(これは、必要に応じて、エステル化また
はアミド化されている)により置換されており、そして
R4は脂肪族炭化水素基であり、これは、必要に応じ
て、OまたはS(O)mにより中断されており、そして
置換されていないか、あるいはカルボキシル(これは、
必要に応じて、エステル化またはアミド化されてい
る)、ヒドロキシル(これは、必要に応じて、芳香族ア
ルコールによりエーテル化されている)、置換もしくは
非置換のアミノ、S(O)m−Rまたは芳香族炭化水素
基であるか、あるいはR3およびR4は一緒になってア
ルキレンであり、Rは各場合において水素または脂肪族
炭化水素基であり、そしてmは0,1または2である)
を有する、遊離または塩の形態の化合物を調製する方法
であって、式 【化6】 (式中、基R′1またはR′2の一方は式 【化7】 の基であり、そしてX1はR5に転化することができる
基である)の化合物またはその塩の中のX1をR5に転
化しそして、必要に応じて、この方法に従いまたは他の
方法において得られた化合物Iを、遊離の形態または塩
の形態で、他の化合物Iに転化し、この方法に従い得る
ことができる異性体の混合物を分離し、そして所望の異
性体を単離しおよび/またはこの方法に従い得ることが
できる遊離の化合物Iを塩に転化するか、あるいはこの
方法に従い得ることができる化合物Iの塩を遊離の化合
物または他の塩に転化することからなる方法。 - 【請求項14】 活性成分を製剤に処理し、適当ならば
普通のアジュバントを混合する、ことからなる請求項1
2の製剤を調製する方法。
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