JPH0619974Y2 - オイルクーラ装置 - Google Patents

オイルクーラ装置

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JPH0619974Y2
JPH0619974Y2 JP1988087427U JP8742788U JPH0619974Y2 JP H0619974 Y2 JPH0619974 Y2 JP H0619974Y2 JP 1988087427 U JP1988087427 U JP 1988087427U JP 8742788 U JP8742788 U JP 8742788U JP H0619974 Y2 JPH0619974 Y2 JP H0619974Y2
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JP
Japan
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cooler
oil
flange
cooler element
rising
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JP1988087427U
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JPH027481U (ja
Inventor
武二 余湖
孝之 市原
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、熱交換器、特に、オイルフィルタに隣接して
配置されかつプレート間の部屋に座屈を生じさせないオ
イルクーラ装置に関連する。
(従来の技術) 従来のオイルクーラは、ハウジング内に多数のプレート
を設けて、各プレート間にオイル室と水室とを交互に形
成するハウジング型構造を有する。このハウジング型構
造は、ハウジングの側部に水を供給及び排出する給水部
及び排水部を設けることができるので、高さの低いオイ
ルクーラを得ることができると共に、高い剛性のハウジ
ングにより圧縮強度が大きい利点がある。オイルクーラ
は、コネクタパイプによりエンジンブラケットに取付け
た後、このコネクタパイプにオイルフィルタを取付け
る。この場合、オイルフィルタをねじ込むため、オイル
クーラには高さ方向に対する圧縮強度が必要になる。こ
の点で、ハウジング型構造のオイルクーラは、環状に形
成されたハウジングにより大きい座屈強度が得られる。
ところで、ハウジング型オイルクーラは、構造が複雑で
かつ製造工程での加工工数が多いため、製造価格が高い
欠点がある。そこで、ハウジングを使用しない例えば実
開昭61−144379号公報に示されるハウジングレス型オイ
ルクーラを使用することが考えられる。このオイルクー
ラは、外周縁と中央開口周縁とに傾斜したフランジを設
けた環状の皿形プレートを積層して形成される各積層空
間を、それぞれ交互にオイル通路と水通路とにしてなる
クーラエレメントの上端面に、中央開口が設けられた環
状上端板を配設し、それらの中央開口内に一端にフラン
ジ部が形成されたセンタパイプを垂下し、さらに上端板
にオイル出口を穿設し内部がオイル通路に連通する環状
のカバーを固着し、クーラエレメントの下端面に、中央
通口を有し外周形状が前記クーラエレメントと略同一の
環状のケースを固着し、ケース内にオイル入口を設けて
オイル室とし、オイル室と隔絶され、ケース側壁に設け
た水入出口パイプを有している。さらにコネクタパイプ
をクーラエレメントとケースの中央通口に貫通させてエ
ンジンブラケットに取り付けたものである。
(考案が解決しようとする課題) しかし、1個のコネクタパイプにオイルフィルタと共に
取付けるフィルター体型オイルクーラにおいて、多数の
プレートを積層しロー付けして製造するハウジングレス
型オイルクーラでは、コネクタパイプによってオイルク
ーラをシリンダーブロックに固定する際に、コネクタパ
イプの座でセンタパイプのフランジ部が押圧され、この
押圧力がクーラエレメントのプレート中央開口周縁に伝
達され、各々のプレートの中央開口周縁および傾斜フラ
ンジが変形し、プレート間隔が変わり熱交換効率が低下
したり、傾斜フランジが破損して液体間での漏洩を来た
しオイルクーラの機能が損なわれる。
(課題を解決するための手段) 内外周に立上げフランジを有する多数のプレートの積層
及びロー付けにより形成されかつオイルと水との間で熱
交換を行なうクーラエレメントと、クーラエレメントの
上部に固定されたカバーと、クーラエレメントの底部に
配設されたケースとクーラエレメントの中心に形成され
た中央開口及びケースの中央開口内を貫通して配置され
かつカバーの上部にオイルフィルタを取付けるコネクタ
パイプとを有するオイルクーラ装置において、ケースの
中央開口に中央立上げ部を形成する一方、クーラエレメ
ントの中央開口を形成するプレート内周縁の立上げフラ
ンジを直角に屈曲させて隣接するプレートの内周縁に固
着し、さらに、一端にフランジ部が形成され他端に切り
落し部が形成されたセンタパイプを前記クーラエレメン
トの中央開口内に垂設するとともにフランジ部下面をカ
バーの中央開口周縁に固着し、前記ケースの中央立上げ
部にセンタパイプの切り落とし部とクーラエレメント下
端の立上げフランジとを当接させた。
(作用) オイルはシリンダブロックの入口からクーラのケースの
油室に入り、プレートの通孔を通過しながらオイル通路
を流れ、カバーの通孔からオイルフィルタに入り、濾過
された後、コネクタパイプ内を通ってエンジン内に流れ
る、一方水はケースの水室からプレートの水通路を流
れ、オイルと熱交換した後に再びケースに戻り出口から
でていく。
シリンダブロックに固定されたオイルクーラには、コネ
クタパイプの座から押圧力がセンタパイプのフランジ部
上面に加わる。この押圧力は、主にセンタパイプに伝達
されるとともに一部が分散しクーラエレメント中央開口
周縁の直角に曲折された立ち上げフランジに伝達され、
積層空間を形成するプレートの平面に軸方向にかかる力
を与えず変形を生じない。
(実施例) 第1〜第2図のオイルクーラ装置はオイルクーラ1とコ
ネクタパイプ5とからなる。オイルクーラ1はクーラエ
レメント2とカバー3およびケース4とからなる。クー
ラエレメント2は中央に開口21を有しその周りに四つ
の通孔22が穿設された皿形プレート23を90度ずらせて重
ね合わせたもので、中央開口21の内周縁にはほぼ90°の
角度で屈曲された立上げフランジ24が、そして外周縁に
は下側に屈曲した傾斜面25が形成されており、前記立上
げフランジ24を隣接するプレート23の内周縁に当接させ
外周縁の傾斜面25を隣接するプレート23の傾斜面25にオ
ーバラップさせて複数のプレート23を重ね合せてロー付
けし、上下に形成された積層空間をオイル通路6と水通
路7にしている。各々のオイル通路6および各々の水通
路7はプレート23の通孔22の周縁に立上げられたフラン
ジを結合することで連通されている。尚、クーラエレメ
ント2の最上段は厚肉となったプレートで通孔26の数は
1つでプレート23内のオイル通路6と連通しており、か
つ内周縁に立上げを有していない。クーラエレメント2
の上端面には中央開口31を有するかまぼこ型の環状のカ
バー3が固定されている。カバー3の内部はクーラエレ
メント2の最上段のプレートの通孔26と連通し、環状内
壁に複数の通孔32が穿設されている。
そして一端にフランジ部34が形成され他端に切り落し部
35が形成されたセンタパイプ33を、クーラエレメント2
の中央開口21とカバー3の中央開口31に切り落し部35を
先に挿入し、カバー3の中央開口31内周縁にフランジ部
34を載置固着させる。センタパイプ33の長さはクーラエ
レメント2の段数によって決まる。センタパイプ33とプ
レート23の内周の立上げフランジ24とは密着されながら
ロー付けされている。
クーラエレメント2の下端面には、円筒状のケース4が
固着されている。このケースは中央に開口41を有する環
状室が形成され、外周形状はクーラエレメント2と同じ
円形をしている。中央開口41の中央立上げ部42は前記セ
ンタパイプ33の内径と同径で、その上端内周縁にクーラ
エレメント2のプレート23の立上げフランジ24と同じ深
さになるように、外周側が高い段部43が形成されてお
り、クーラエレメント2下端のプレート23の立上げフラ
ンジ24と前記センタパイプ33の切り落し部35とが立上げ
フランジ24を外周側にして当接している。環状室は四つ
の部屋に各々独立して壁44で区画され、一対の油室45と
水室46になっている。水室46は図示しないラジエータ等
に連結された入口パイプ47と出口パイプ48が外周壁に設
けられており、油室45はケース4の底壁に穿設された孔
49により図示しないオイルパンに接続されている。また
ケース4の底壁はパッキン溝に嵌合されたパッキンを介
してエンジンブロックに接することになる。コネクタパ
イプ5はクーラエレメント2の中央開口21径より多少細
い径をした中空のパイプであって、両端にネジが螺刻さ
れ、一方のネジはエンジンブロックのネジ溝に螺着さ
れ、他方のネジは図示しないオイルフィルタに設けられ
たネジ溝に螺着され、このネジの近傍にはセンタパイプ
33のフランジ34の径と同径の座51が設けられている。
シリンダーブロックの所定位置にガスケットを介してオ
イルクーラ1を載置した後、オイルクーラの中央開口21
にコネクタパイプ5を貫入し、シリンダブロックにネジ
締めしてオイルクーラ1を固定する。オイルクーラ1に
はコネクタパイプ5の座51からの押圧力がセンタパイプ
33のフランジ部34に加わり、押圧力はセンタパイプ33の
切り落し部に35に達するとともに一部が分散しカバー3
を介してクーラエレメント2の中央開口21周縁の直角に
曲折された立上げフランジ24に順次伝わり下端の立上げ
フランジ24に到達する。これら分散した押圧力は、セン
タパイプ33の切り落し部35と立上げフランジ24とが当接
したケース4の中央立上げ部42の段部43が受けプレート
23の重ね合せによってオイル通路および水通路である積
層空間を形成するプレート23平面に力を加わらせないよ
うにする。
(考案の効果) 以上のように本考案は、多数のプレートを積層してオイ
ルと水の間で熱交換するクーラエレメントの中央開口を
形成するプレート内周縁の立上げフランジを直角に屈曲
させて隣接プレートの内周縁に固着し、一方にフランジ
部が形成され他方に切り落し部が形成されたセンタパイ
プを前記クーラエレメントの中央開口内に垂設し、ケー
スに形成された中央立上げ部にセンタパイプの切り落し
部とクーラエレメント下端の立上げフランジとを当接さ
せたので、コネクタパイプをシリンダブロックに強く締
付けた際に、中央立上げ部が受部となりセンタパイプが
支柱となるとともに積層されたプレートの立上げフラン
ジもまた支柱となってコネクタパイプからの押圧力に抗
し、プレートの変形や立上げフランジの破損が妨げ、オ
イルクーラの熱交換効率が低下したり、オイルの漏洩が
発生することがない。またセンタパイプによりプレート
の相対的固定位置が正確に決まるので、コネクタパイプ
に対しクーラエレメントが偏心状態で取付けられること
はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のオイルクーラの断面図、第2図はその
部分詳細図そして第3図はケースの平面図である。 2……クーラエレメント、3……カバー 4……ケース、5……コネクタパイプ 23……プレート、24……立上げフランジ 33……センタパイプ、34……フランジ部 35……切り落し部、42……中央立上げ部 43……段部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内外周に立上げフランジを有する多数のプ
    レートを積層しロー付けにより形成され、かつオイルと
    水との間で熱交換を行うクーラエレメントと、クーラエ
    レメントの上部に固定されたカバーと、クーラエレメン
    トの底部に固定されたケースと、クーラエレメントの中
    心に形成された中央開口及びケースの中央開口内を貫通
    して配置され、かつカバーの上部にオイルフィルタを取
    付けるコネクタパイプとを有するオイルクーラ装置にお
    いて、ケースの中央開口に中央立上げ部を形成する一
    方、クーラエレメントの中央開口を形成するプレート内
    周縁の立上げフランジを直角に屈曲させて隣接するプレ
    ートの内周縁に固着し、さらに一端にフランジ部が形成
    され他端に切り落し部が形成されたセンタパイプを前記
    クーラエレメントの中央開口内に垂設するとともにフラ
    ンジ部下面をカバーの中央開口周縁に固着し、前記ケー
    スの中央立上げ部にセンタパイプの切り落し部と、クー
    ラエレメント下端の立上げフランジとを当接させたこと
    を特徴とするオイルクーラ装置。
JP1988087427U 1988-06-30 1988-06-30 オイルクーラ装置 Expired - Lifetime JPH0619974Y2 (ja)

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JP1988087427U JPH0619974Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 オイルクーラ装置

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JPH027481U JPH027481U (ja) 1990-01-18
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JPH087253Y2 (ja) * 1985-02-28 1996-03-04 株式会社土屋製作所 オイルクーラのクーラコア

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JPH027481U (ja) 1990-01-18

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