JPH087253Y2 - オイルクーラのクーラコア - Google Patents

オイルクーラのクーラコア

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JPH087253Y2
JPH087253Y2 JP1985028283U JP2828385U JPH087253Y2 JP H087253 Y2 JPH087253 Y2 JP H087253Y2 JP 1985028283 U JP1985028283 U JP 1985028283U JP 2828385 U JP2828385 U JP 2828385U JP H087253 Y2 JPH087253 Y2 JP H087253Y2
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oil
water
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plate
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JP1985028283U
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Inventor
武二 余湖
昭綱 中垣
昭雄 宮沢
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株式会社土屋製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は内燃機関などに装着されるオイルクーラの
クーラコアに関する。
(従来の技術) 内燃機関などに装着されるオイルクーラには、プレー
トを重ねてプレート間の間隙にオイル流路と水流路を交
互に形成させたものがあり、実公昭59-28219号に開示さ
れている。第4図、第5図にその例を示す。これは底壁
に凸部または凹部を段差を付けて設けた1対のプレート
31、32を重ね合わせ、さらにこれを積み重ねて、段差に
よって生ずる隙間をオイル室33および水室34とし、これ
らが層状に交互に配列されるようにしたものである。各
プレートは、ほぼ円形をなす水室またはオイル室の部分
から1対の舌片状の突出部37、38を突出させた外郭形状
をしている。この突出部37、38が各水室と連通する給水
分配部および排水集合部になっている。各プレートは前
記凸部または凹部の突き合わせ部分が一体的にろう付け
されてクーラコアを形成し、さらに給水パイプ35、排水
パイプ36およびオイルの通路を形成するカバー等が取付
けられてオイルクーラを形成する。
(考案が解決しようとする課題) 上記のような従来のオイルクーラのクーラコアは、各
プレートに突出部があって外郭形状が単純な形状となら
ず、また底壁は段差を付した凹凸状になっているので、
プレートを平板の素材から成形する場合正確な形状寸法
のものが得難く、そのためろう付けが不完全になってオ
イル洩れなどを発生させやすい。またこのクーラコアは
各プレートの凹部凸部の突き合わせ面でオイル室と水室
との境界を形成させるので、突き合わされた面積だけは
2流体の境界となる伝熱面と(以下伝熱面という)とな
らない。従って外郭形状の大きさの割には直接熱の授受
を行う伝熱面積(以下伝熱面積という)が少なくなって
しまう。さらに給水分配部と排水集合部が突出している
のでオイルクーラを内燃機関へ取付けるレイアウト上不
利であり特に自動車のエンジンルームなどのようにスペ
ースに余裕のない場所では支障を生じやすい。
(課題を解決するための手段) この考案のオイルクーラのクーラコアは、底壁の外周
縁に円錐形状の立上りフランジを、底壁に設けた中央開
口の周縁に立上りフランジを設けた円形環状の皿形のプ
レートを積層して層状の空室を形成し、対向する底壁間
に第1オイル通路、第2オイル通路と第1水通路、第2
水通路とを交互に筒状に設けて前記空室を1層おきに連
通するオイル室および水室とし、前記積層されたプレー
トの上下端面に、上下端板を固着し、前記第1オイル通
路、第2オイル通路、第1水通路および第2水通路にそ
れぞれ連通する開口を上端板または下端板に設け、前記
第1オイル通路、第2オイル通路、第1水通路および第
2水通路が各プレートの底壁に設けた通孔と、1層おき
に通孔の周縁に設けたホールフランジとにより形成さ
れ、前記各プレートが一体にろう付けして形成したもの
である。
(作用) この考案のクーラコアは上下端板に設けられた開口に
オイルおよび水の適宜の出入路手段が取付けられてオイ
ルクーラを構成し、内燃機関などに装着される。オイル
および水はそれぞれ第1オイル通路、第1水通路から流
入しおのおの層別のオイル室、水室に分かれて流れ、こ
の間に底壁を介して熱交換が行なわれ、第2オイル通
路、第2水通路に集まり、クーラコアから排出される。
このクーラコアは皿形プレートの底壁がオイルと水お
のおのの第1、第2通路部分を除いてすべて伝熱面とし
て作用する。また上記オイルと水の通路を底壁の中に設
けているから、プレートは単純で突出部のない形状とな
る。従ってプレートの成形にあたり形状寸法の正確なも
のが得られ、積層時接合部分の密着がよい。またクーラ
コアも外郭形状に突出部がなく単純なものとなるので、
無駄なスペースを要しない。
(実施例) 第1〜第2図にこの考案のクーラコア1を用いたオイ
ルクーラ24を示す。クーラコア1はプレート2を積層
し、その上下端面に上端板12、下端板26を固着したもの
である。プレート2は、中央開口2aを有する環状の底壁
2dの外周縁に円錐形状すなわち下向きでしかも下方が末
広がりになるように形成された立上りフランジ2cが、ま
た中央開口2aの周縁に立上りフランジ2bが設けられ、該
立上りフランジ2bは中央開口が逆円錐形状、すなわち下
向きでしかも中央開口の中心線から見て下方が小径にな
るように形成されている。プレート2は積層され(第1
図、第2図では伏せた状態である。)て、内外の立上り
フランジ2c、2bは、それぞれ、その上下のプレート2、
2の立上りフランジ2c、2cおよび2b、2bの一部分と互い
に重なり合っている。そして各底壁2dの間に層状の空室
が形成される。各空室は第1オイル通路5、第2オイル
通路6によって連通されるオイル室3と、第1水通路
7、第2水通路8によって連通される水室4とが1層お
きに配列される。第1オイル通路5は各底壁2dに設けた
通孔5aが同軸上に配列され、1つおきの通孔5aに筒状の
ホールフランジ5bが設けられ対向する通孔5aと連結され
て形成される。第2オイル通路6、第1、第2水通路
7、8も同様に底壁2dに設けられた通孔6a、7a、8aがそ
れぞれ同軸上に配列され、各通孔の1つおきに設けた筒
状のホールフランジ6b、7b、8bで連結されて形成され
る。積層されたプレート2の上端面に、第2オイル通路
6と同軸に設けたオイル出口開口11を有する上端板12が
固着される。また下端面には下端板26が固着される。下
端板26は中央開口が設けられて環状をなし、第1オイル
通路5と同軸にオイル入口開口27、第1水通路7と同軸
に水入口開口19、第2水通路8と同軸に水出口開口21が
穿設される。上記のようなこの考案のクーラコア1に
は、上面に中央開口10aを有する環状の排油室10が設け
られ、下面にはカバー15が設けられてオイルクーラ24を
形成する。カバー15は下端板26の周縁から垂下させた筒
状側壁15bの内側を中央開口15aを有する下蓋15dで被
い、下端板26と下蓋15dとの間隔部分を隔壁15c(第3
図)によって給水室17、給油室16、排水室18に区画した
ものである。給油室16は開口27によって第1オイル通路
5に連通し、給水室17は開口19によって第1水通路7
に、また排水室18は開口21によって第2水通路8に連通
する。給水室17の側壁15bには水入口パイプ20が、また
排水室18の側壁15bには水出口パイプ22が取付けられ
る。第1図、第2図において13は中央開口に挿設される
補強用のパイプ、14は取付け面の環状シールパッキンで
ある。
オイルは給油室16から第1オイル通路5を経てオイル
室3に入り第2オイル通路6を経て排油室10に至る。排
油室10の排油孔10bから外方へ出て図示しないオイルフ
ィルタを経由し、パイプ13内を通ってエンジン側に戻さ
れる。冷却水は給水室17から第1水通路7、各水室4、
第2水通路8を経て排水室18に至る。
(考案の効果) 上記の構成でなるので、この考案のクーラコアは側方
に突出した通路部分などが無く単純な外郭形状をなし、
オイルや水の出入路手段は上面または下面に取付けてオ
イルクーラを構成することができる。従ってオイルクー
ラ装着にあたって、実公昭59-28219号公報に開示された
もののような側方へ突出した通路部分が不要で、無駄な
スペースを必要とせずレイアウト上有利である。
またプレート形状が単純であるから正確な形状寸法の
ものが得られ、しかもプレートの外周縁の立上りフラン
ジが円錐形状のものであるから、その上下のプレートと
の積み重ねが容易かつ確実であるので、積層時の密着度
がよく、ろう付けが確実となるためオイル洩れ等が発生
し難い。さらにプレートは底壁を貫通する通路部分を除
き底壁の全面積が伝熱面積となり無効な部分がないの
で、このクーラコアは比較的小型で所要の伝熱面積を得
ることができオイルクーラの小型化を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の水通路側断面図、第2図は実施例のオ
イル通路側断面図、第3図は第1、第2図のIII-III線
断面のカバーの図である。第4図は従来のオイルクーラ
の断面図、第5図はその平面図である。 1……クーラコア、2……プレート 3……オイル室、4……水室 5……第1オイル通路、6……第2オイル通路 7……第1水通路、8……第2水通路 12……上端板 11、19、21、27……開口 26……下端板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁の外周縁に円錐形状の立上りフランジ
    を、底壁に設けた中央開口の周縁に立上りフランジを設
    けた円形環状の皿形のプレートを積層して層状の空室を
    形成し、対向する底壁間に第1オイル通路、第2オイル
    通路と第1水通路、第2水通路とを交互に筒状に設けて
    前記空室を1層おきに連通するオイル室および水室と
    し、前記積層されたプレートの上下端面に、上下端板を
    固着し、前記第1オイル通路、第2オイル通路、第1水
    通路および第2水通路にそれぞれ連通する開口を上端板
    または下端板に設け、前記第1オイル通路、第2オイル
    通路、第1水通路および第2水通路が各プレートの底壁
    に設けた通孔と、1層おきに通孔の周縁に設けたホール
    フランジとにより形成され、前記各プレートが一体にろ
    う付けされてなるオイルクーラのクーラコア。
JP1985028283U 1985-02-28 1985-02-28 オイルクーラのクーラコア Expired - Lifetime JPH087253Y2 (ja)

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JPS61144379U JPS61144379U (ja) 1986-09-05
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Families Citing this family (4)

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JPH0619974Y2 (ja) * 1988-06-30 1994-05-25 株式会社土屋製作所 オイルクーラ装置
JP2511153Y2 (ja) * 1989-06-30 1996-09-18 株式会社土屋製作所 熱交換器
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