JP2519896Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2519896Y2
JP2519896Y2 JP3648289U JP3648289U JP2519896Y2 JP 2519896 Y2 JP2519896 Y2 JP 2519896Y2 JP 3648289 U JP3648289 U JP 3648289U JP 3648289 U JP3648289 U JP 3648289U JP 2519896 Y2 JP2519896 Y2 JP 2519896Y2
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孝之 市原
仁文 高橋
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株式会社土屋製作所
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は熱交換器、特に変形力に対し抵抗力のある
熱交換器に関連する。
従来の技術 自動車のエンジンブロックに固定したブラケットにオ
イルクーラとオイルフィルタとを取り付ける熱交換ろ過
装置は公知である。この熱交換ろ過装置は第12図に示す
ようにハウジングレス型オイルクーラにオイルフィルタ
を隣接して設けた構造を有する。エンジンブロック1に
固定したブラケット2にはオイルクーラ3及びオイルフ
ィルタ4が装着されている。潤滑油の流れはエンジンブ
ロック1からブラケット2に連通して形成された導入通
路5を経て入口8aからオイルクーラ3に導入される。入
口8aからオイルクーラ3に流入したオイルは第13図に示
すように多数のプレートを積層して形成されたコア11を
有する。図示の例では、プレートの詳細は省略する。コ
ア11内で熱交換が行われた後、オイルは出口8bからコア
11とカバー9との間に形成された流出室10に流れ、流出
室10からコネクタパイプ12に形成された孔13内に流入す
る。コネクタパイプ12の中心孔14内を通るオイルはオイ
ルフィルタ4に送られる。オイルフィルタ4内で濾過さ
れた後、導出通路6を介してエンジンブロック1側のメ
インギャラリへ排出される。
詳細には図示しないが、オイルクーラ3のコア11を構
成するプレート3aには特開昭61−223213号公報に示され
るように複数の突起、即ちエンボスが形成される。これ
らのエンボスは、各プレート間では配列を異にし、異な
る位置に配置される。隣接するプレートを互いにずらせ
た角度で配置することにより各プレートに設けられたエ
ンボスを隣接する他のプレートに当接する。このように
エンボスを形成することによりオイルクーラ内部の流体
を撹乱して熱交換効率を向上することができる。オイル
クーラ3は中心に挿入されるコネクタパイプ12によりブ
ラケット2に取り付けられかつ締め付けられる。
考案が解決しようとする課題 ところで、上記従来のオイルクーラではコネクタパイ
プ12をブラケット2に対し締め付けるとき、各プレート
3aに形成したエンボスに圧縮荷重が加えられる。各プレ
ートに形成したエンボスの頂部面積は流体の流れる通路
の断面積を十分に確保するために通常が小さく形成され
る。このため、コネクタパイプ12を締め付けたときに発
生する圧縮荷重によりエンボスが潰れる欠点がある。ま
た、エンボスの頂部を隣接するプレート3aにロウ材で固
着した場合には流体内に発生する圧力によりエンボスの
頂部が隣接する他のプレート3aから剥離する欠点があ
る。このため、高圧のエンジンオイルを使用するディー
ゼルエンジンには使用することができない。
そこで、この考案は変形力に対し抵抗力のある熱交換
器を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この考案による複数のプレート(50、51)を順次積層
して形成されかつ第一の流体と第二の流体とが流入する
熱交換室(25、26)を形成すると共に、第一の流体と第
二の流体との間で熱交換を行うコア(21)と、コア(2
1)の端部に固定されたカバー(22、23)と、コア(2
1))及びカバー(22、23)の中心孔(21a、29、34)に
貫通して配置されるコネクタパイプ(12)とを備えてい
る。コネクタパイプ(12)の締め付けによりエンジンブ
ロック(1)のブラケット(2)に固定される。各プレ
ート(50、51)に形成した孔(58、66)にパイプ(75)
を挿入すると共に、各孔(58、66)の周囲に形成したフ
ランジ部(60、68)をパイプ(75)に固定し、コネクタ
パイプ(12)の締め付けの際に発生する締め付け荷重を
パイプ(75)により支持する。
この考案の実施例では、カバー(22、23)は、ブラケ
ット(2)とコア(21)の一端との間に配置される第一
のカバー(22)と、第一のカバー(22)とは反対側のコ
ア(21)の他端に配置される第二のカバー(23)とを備
えている。第一のカバー(22)はブラケット(2)から
の第一の流体が流入する流入口(30)と、コア(21)の
流入通路(70)と流入口(30)とに連絡する流入室(3
1)と、コア(21)のパイプ(75)及び流出通路(73)
に連絡する流通室(32)とを備えている。第二のカバー
(23)はコア(21)の流出通路(71)に連絡する流入室
(36)と、パイプ(75)及び排水管(45)に接続された
流出口(41)に連絡する流出室(38)と、給水管(44)
及び流入通路(72)に連絡する第二の流入室(37)とを
備えている。
作用 コネクタパイプ(12)により熱交換器をブラケット
(2)に取り付けるときに発生する圧縮力は、カバー
(22、23)及びコア(21)からパイプ(75)に伝達さ
れ、パイプ(75)に圧縮力の一部が支持され、プレート
(50、51)への圧縮力が軽減される。また、各プレート
(50、51)間に形成された熱交換室(25、26)内に発生
する流体の圧力は、パイプ(75)に伝達され、プレート
(50、51)に伝達される圧力は軽減されるため、コア
(21)の耐久性が大幅に向上する。このため、コネクタ
パイプ(12)を締め付けたときに発生する圧縮荷重によ
りエンボスが潰れない。流体内に発生する圧力によりエ
ンボスの頂部が隣接する他のプレート(50、51)から剥
離しない利点がある。
実施例 以下、この考案による熱交換器の実施例を第1図〜第
11図について説明する。
第1図〜第3図に示すように、この考案による熱交換
器20はコア21と、コア21の両端に固定された一対のカバ
ー22、23とを有する。第4図に示すようにコア21は複数
のプレート24を順次積層して形成されかつ第一の流体と
してのオイルと第二の流体としての冷却水とが流入する
熱交換室25及び26を有して、オイルと冷却水との間で熱
交換を行う。
コア21の一端である下端には第一のカバー22が固定さ
れ、他端である上端に第二のカバー23が固定される。第
一のカバー22は第5図に示すように隔壁28及びコネクタ
パイプ12が挿通される中心孔29を有する。また、第一の
カバー22は、オイルが流入する流入口30及び流入室31
と、コア21から流れる冷却水が通過する流通室32とに隔
壁28によって分割される。また、第二のカバー23は第6
図に示すように隔壁33及びコネクタパイプ12が挿通され
る中心孔34を有する。また、第二のカバー23は、隔壁33
によってオイルが流入する流入室36と、冷却水が流入す
る第二の流入室37と、冷却水が流出する流出室38とを有
する。
第二の流入室37にはコア21に冷却水を供給する流入口
40が形成され、また流出室38にはコア21から戻る冷却水
が通過する流出口41が設けられる。また、第3図に示す
ように第二の流入室37に冷却水を供給する給水管44がカ
バー23に取り付けられ、流出室38から冷却水を他の部分
に供給するため第二のカバー23に排水管45が取り付けら
れる。
第4図に示すようにコア21を構成するプレート50は第
7図、第9図及び第10図に示すように下向きの孔54及び
55と、上向きの孔56及び57と、下向きの複数の孔58と、
外周部に形成されたフランジ部59とを有する。孔58には
第4図及び第6図に示すようにフランジ部60が形成され
る。プレート50に隣接して配置されるプレート51は第8
図に示すように、第7図に示すプレート50を90度の角度
で回転したものである。プレート51もプレート50と同様
に下向きの孔64及び65と、上向きの孔62及び63と、下向
きの複数の孔66と、外周部に形成されたフランジ部67と
を有する。孔66には第4図に示すようにフランジ部68が
形成される。
プレート50の孔54及び55と、プレート51の孔62及び63
並にプレート50の孔56及び57と、プレート51の孔64及び
65は互いに組み合わされて、第2図及び第3図に示すオ
イルの流入通路70及び流出通路71と、冷却水の流入通路
72及び流出通路73とを形成する。更に、第4図に示すよ
うに、プレート50と51の孔58及び66の周囲に形成された
フランジ部60と68は孔58及び66内に挿通されたパイプ75
にロウ材で固着される。
上記の構成において、オイルはエンジンブロック1に
固定されたブラケット2から第一のカバー22の流入口30
から流入室31及びコア21の流入通路70を通り熱交換室25
に流入する。その後、熱交換室25から流出通路71及びカ
バー23の流入室36を通り、第13図に示すようにコネクタ
パイプ12の中心孔14を通りブラケット2に流出する。ま
た、冷却水は給水管44から第二の流入室37及びコア21の
流入通路72を通り熱交換室26に流入する。ここで、熱交
換室25内に流入したオイルと熱交換を行った後、流出通
路73を通り第一のカバー22の流通室32に流入する。流通
室32からパイプ75内を通りカバー23の流出室38から流出
口41及び排水管45から流出する。
この考案では、コア21の中心孔21a、カバー22の中心
孔29及びカバー23の中心孔34に貫通して配置されるコネ
クタパイプ12により熱交換器を取り付けるときに発生す
る圧縮力の一部はコア21の端部からパイプ75に伝達され
かつパイプ75により支持される。各プレート50、51間に
形成された熱交換室25、26内に発生する流体の圧力は、
パイプ75に伝達され、プレート50、51への機械的負荷荷
重が軽減されから、コア21の耐久性が大幅に向上する。
また、パイプ75内に冷却水が流れるので、オイルと冷却
水との接触面積が大きくなり、熱交換効率も向上する。
この考案の上記実施例では変更が可能である。例え
ば、上記の例ではパイプ75内に第二の流体としての冷却
水を通す例を示したが、第一の流体としてのオイルをパ
イプ75内に通すように構成してもよい。また、コア21を
構成するプレート50、51は90度の角度でずらせて積層す
る形式以外のものも使用できる。プレート50、51に形成
するフランジ部は上下逆方向でもよい。
考案の効果 従って、この考案ではコネクタパイプの締め付けによ
る変形力に対し抵抗力のあるコアが形成され、コネクタ
パイプを締め付けたときに発生する圧縮荷重によりエン
ボスが潰れない。また、流体内に発生する圧力によりエ
ンボスの頂部が隣接する他のプレートから剥離せず、熱
交換器の寿命を延長できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による熱交換器の断面図、第2図は他
の断面図、第3図は更に他の断面図、第4図はコアの部
分的拡大断面図、第5図は第一のカバーの平面図、第6
図は第二のプレートの平面図、第7図はプレートの底面
図、第8図は他のプレートの底面図、第9図は第7図の
A−A線に沿う断面図、第10図は第7図のB−B線に沿
う断面図、第11図は第7図のC−C線に沿う断面図、第
12図はオイルフィルタと共にブラケットに取り付けた従
来の熱交換器の取付状態図、第13図は従来の熱交換器の
断面図である。 20……熱交換器、21……コア、50、51……プレート、2
2、23……カバー、25、26……熱交換室、58……孔、60
……フランジ部、75……パイプ、

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のプレート(50、51)を順次積層して
    形成されかつ第一の流体と第二の流体とが流入する熱交
    換室(25、26)を形成すると共に、第一の流体と第二の
    流体との間で熱交換を行うコア(21)と、コア(21)の
    端部に固定されたカバー(22、23)と、コア(21)及び
    カバー(22、23)の中心孔(21a、29、34)に貫通して
    配置されるコネクタパイプ(12)とを備え、コネクタパ
    イプ(12)の締め付けによりエンジンブロック(1)の
    ブラケット(2)に固定される熱交換器において、 各プレート(50、51)に形成した孔(58、66)にパイプ
    (75)を挿入すると共に、各孔(58、66)の周囲に形成
    したフランジ部(60、68)をパイプ(75)に固定し、コ
    ネクタパイプ(12)の締め付けの際に発生する締め付け
    荷重をパイプ(75)により支持することを特徴とする熱
    交換器。
  2. 【請求項2】カバー(22、23)は、ブラケット(2)と
    コア(21)の一端との間に配置される第一のカバー(2
    2)と、第一のカバー(22)とは反対側のコア(21)の
    他端に配置される第二のカバー(23)とを備え、 第一のカバー(22)はブラケット(2)からの第一の流
    体が流入する流入口(30)と、コア(21)の流入通路
    (70)と流入口(30)とに連絡する流入室(31)と、コ
    ア(21)のパイプ(75)及び流出通路(73)に連絡する
    流通室(32)とを備え、 第二のカバー(23)はコア(21)の流出通路(71)に連
    絡する流入室(36)と、パイプ(75)及び排水管(45)
    に接続された流出口(41)に連絡する流出室(38)と、
    給水管(44)及び流入通路(72)に連絡する第二の流入
    室(37)とを備えた請求項1に記載の熱交換器。
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