JPH0619959B2 - 電子放出システム - Google Patents

電子放出システム

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JPH0619959B2
JPH0619959B2 JP59502448A JP50244884A JPH0619959B2 JP H0619959 B2 JPH0619959 B2 JP H0619959B2 JP 59502448 A JP59502448 A JP 59502448A JP 50244884 A JP50244884 A JP 50244884A JP H0619959 B2 JPH0619959 B2 JP H0619959B2
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electron
emission system
emitter
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    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement or ion-optical arrangement
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    • H01J37/073Electron guns using field emission, photo emission, or secondary emission electron sources
    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J1/00Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
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    • H01J1/30Cold cathodes, e.g. field-emissive cathode
    • H01J1/304Field-emissive cathodes
    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は電子放出システム関係し、特に高輝度電界放出
形電子源を有するシステムに関係する。
電子源が実際に重要となる多くの分野では、安定な高輝
度電子源が必要である。これ等の応用には、例えば集積
回路の製造に利用されるような電子ビーム露光システム
が考えられる。これ等のシステムの初期のものは熱電子
トリウムタングステン電子源を用いていた。更に最近
は、より輝度の高い電子源の需要が高まり、ランタン六
硼化物(La B6)からなる熱電子放射体が提案されてい
る。LaB6からなる通常の放射体は一般に、トリウレタン
グステン電子源と比べると輝度が少なくとも約4倍高
い。
しかしながら、新しい世代の超高速電子ビーム露光シス
テムの設計段階で、LaB6電子源でもこのような装置に必
要な電子放出要件を満足しないことが明らかになつて来
た。この場合、トリウレタングステン源の約100倍の
輝度を与え得る電子源が必要であつた。又、電界放出形
の超高輝度電子源を得ることが出来ることは知られてい
たが、かかる公知の電子源の動作特性は市販装置に適し
た信頼性の高い電子ビーム露光システム厳しい放出安定
性要件を満足するものではなかつた。
従つて、電界放出電子源の動作及びかかる電子源を含む
全体のシステムの動作を改良しようとする努力が払われ
て来ている。このような努力が実れば、超高速電子ビー
ム露光システムなどの電子放出装置の市販装置としての
設計に成功する重要な基盤を与えることが確認されて来
ている。他方、このようなシステムを実現出来れば、超
大規模集積回路装置の製造コストを低減させることが出
来る。
発明の要約 従つて、本発明は改良式電子放出システムを与えること
を目的とする。特に、本発明の目的は、電界放出形の信
頼出来る高輝度放出安定電子源からなるシステムにあ
る。本発明の他の目的は、電子放出源に作用する静電界
力が、全体にわたるシステムが設計された電子ビームエ
ネルギーの値を変えずに十分に安定な動作条件を確立す
るように調節出来るシステムを与えることにある。本発
明の更に他の目的は、書込み面におけるビームの電流密
度を、電子放出源の一定の動作パラメータを変えずに選
択的に変更出来る、高信頼度電子放出源を含む、電子ビ
ームシステムを与えることにある。
要約すると、本発明のこれ等の目的及びその他の目的は
特定の例示としての電子放出システムで実現され、該シ
ステムは表面張力が惹起する構造変化を最小にする形状
の先端を持つ電界放出カソードを有するものである。更
に、カソードに関係し、2アノード構成を有する、電極
アセンブリが、先端に作用する表面張力に少なくともほ
ぼ等しくかつ、対向する電界力を確立するように設計さ
れる。
特に、例示としてのシステムは、単結晶要素の(10
0)面い〔注:物体の主結晶面の1つを示す国際的に認
められた用語〕に垂直な主長手軸線を有する単結晶要素
からなる。この要素は電子を放出する先の細い端部を有
する。この要素の他端部は支持部材に固定される。特
に、先の細い端部は、その放出先端から支持部材に向か
つて順に:中央に位置する(100)平坦放出領域を有
する一般に半球状の端部部分と、円筒状部分、テーパ部
分、及び支持部材に向けて延在する主要脚部分とからな
る。従つて、表面張力に起因する先細端部の形状変化は
これにより最小になる。
更に、放出要素に関する電極アセンブリは、対向し、且
つ端部部分に作用する表面引張力に少なくともほぼ等し
い静電界力を結晶要素の端部に対して確立するように設
計される。電極アセンブリは2アノード構成を含み、こ
れにより結晶要素の端部に作用する静電界力はシステム
の予め設計されたビームエネルギー特性を変えずに安定
な動作条件を確立するように調節することが出来る。同
時に、システムはレンズを備え、該レンズは、電子ビー
ム線量(即ち、書込み面におけるビームの電流密度)が
放出要素の端部に作用する静電界力を乱さずに変更され
ることを許容するものである。
図面の簡単な説明 本発明の完全な理解、及び上記の、並びにその他の特徴
の完全な理解は、添付図面(一定の比較関係では描いて
ないが)に関連して以下に与えられる次の詳細な説明に
ついての検討から得ることが出来、ここに: 第1図は本発明の原理による特定の例示としての放出要
素を示し、 第2図は、出願者の発明原理を具体化する、第1図の要
素を含む、電子放出システムの概略図である。
詳細な説明 第1図に示した特定の例示としてのカソードは単結晶ロ
ツド要素10からなる。要素10の1端は支持部材12
に取付けられる。要素10の放出先端部の拡大図を第1
図に示す。
例示の方法によると、第1図の要素10は要素の(10
0)面に垂直な主要長手軸線14を持つ単結晶タングス
テンロツドからなる。公知のエツチング手順に従つて、
該ロツドは第1図の拡大図に示した独自の先端部を有す
る要素を形成するようにエツチングされる。
図示のごとく、第1図に示した支持部材12はタングス
テン製のいわゆるヘアピン又はU字形ワイヤからなる。
該部材は要素10の機械的な支持をなす。更に、この部
材12は、一定直流電流が流されるフイラメントとして
利用される。この場合、カソード要素10は実際には比
較的高温で、例えば約1700〜1850゜Kの範囲の
温度で動作される。従つて、ここに記載したいわゆる電
界放出カソードは電界放出と熱電子放出の両者により特
徴づけられる。これにより、カソードが加熱されず放出
が高電界力にのみ基づいている場合に比べて放出特性を
より安定し、寿命をより長くすることとなる。かかるカ
ソードはここでは熱電界放出形の電子放出体として引用
される。
第1図に示した要素10の主軸部には仕事関数低減成分
を有する材料16が形成される。これ等の成分は例えば
シルコニウム及び酸素からなる。
要素10により示される形の電子放出体は熱力学的推進
力により大きく影響される。これは、要素10の放出先
端が微小サイズであり、またかかる要素が通常は、先端
物質の急速な表面拡散が生じるような比較的高温度で動
作されるためである。
熱電界放出体の先端に影響を与える熱力学的推進力は: 1. 先端を丸くして表面エネルギーを最小にしようとす
る表面張力と、 2. 先端を鋭くしようとする応力を誘起する静電力と、 3. 推進力1及び2に比べて効果が小さい電気移動力と
からなる。
熱電界放出体形の従来の要素では、その先端から放出さ
れる電流の角度分布は実際には時間と共に変化する傾向
があつた。これ等の変動は被加工物面における書込みス
ポツトの電流密度を変化させる。このような変動は、例
えば、高精度リングラフイーにおいては、例え許容不可
能ではないにしても、望ましいものではない。
従つて、十分に安定な放出特性を示す熱電界放出体要素
を有するシステム設計はかなり大変な仕事である。この
種の安定なシステムを設計する際に考慮するべき諸因子
としては:電子放出先端部の物質組成と結晶配向、先端
部の全体にわたる形状、及び先端に作用する静電場力な
どが考えられる。これ等の諸因子を注意深く選択し、制
御することにより、高輝度電子源を含む有効なシステム
が得られる。長期にわたつて十分に安定な放出特性を示
すような特定の例示としてのシステムをここでは説明す
る。
第1図の拡大図に示したように、特定の例示としての要
素10の最先端部分はいくつかの異なる部分からなる。
先ず、要素10の端部は半径を有するほぼ半球状の領
域18からなり、該半径は通常は少なくとも約0.5マ
イクロメートルである。領域18は、その先端に、中央
に位置する(100)平坦部分20を有する。この部分
20から放出された電子は図示のカソードを含む放出シ
ステムを有効ビーム流を構成する。
第1図の拡大図に示した先端部分は又ほぼ円筒状の部分
22を有する。この先端部分は更にテーパ部分24から
なり、このテーパ部分は、円筒状領域22と前述の先端
部残部のほぼ円錐形状部との間の遷移領域である。
電子放出システムの実際の動作中に、第1図の拡大図に
示されるごとき形状の先端部分は特に都合の良い形状で
あるように決定されている。これは、図示した特定の構
造における表面張力が比較的小さいためである。従つ
て、長期の安定製を得るのに必要な対応する静電場力も
比較的小さくて済む。次に、構造体の先端部分に作用す
る表面張力に対向し少なくとも等しくなければならない
静電場力の必要とされる大きさが要素10に結合される
電極に印加されるべき電圧の大きさを決定する。この様
にして、これ等の電圧の大きさは、第1図の拡大図に示
したような形状を有する先端部分を含むシステムでは最
小となる。このことは、例えば、システムに含まれる電
源の設計を簡単にし、又システムにマーキングが生じる
可能性を最小にする。更に、特定のシステム設計におい
て電極に印加出来る最大電圧を与えるために、図示した
先端はより大きな先端の使用を許容する。このことは、
先端が大きい程実際には頑丈であり、ノイズが少ないた
め、一般的に望ましいものである。
従つて、第1図の拡大図に示した都合の良い形態の先端
部分は、以下に規定する特定の形の電子放出システムに
含まれる時は、構造的な変化から生じる先端部分の電子
放出特性の変化が長期にわたつて比較的ゆつくりと発生
する。従つて、電子ビームリソグラフイーなどの高精度
の用途に適した十分に安定な長寿命電子放出システムが
これにより可能になる。
第2図は本発明の原理に従つて構成した特定の例示とし
ての電子放出システムの概略図である。電子がシステム
内を伝搬してターゲツト表面に入射する径路は従来の真
空室(図略)内に収容され、その内圧は、例えば10
−7Torrに維持される。
第2図のシステムの電子源は第1図に示した前記カソー
ド要素10からなる。直流電源26は要素10を支承す
る部材12に接続される。実際には、直流電源26が与
える比較的一定の電流が要素10の先端部分を1700
〜1850゜Kの範囲の温度に加熱するのに有効であ
る。更に電源27は要素10を接地などの基準電位点に
対して−20キロボルトの電位に維持する。
要素10の半球領域18の先端の平坦電子放出面20
(第1図)は円筒状バイアス電極30の底面28(第2
図)より下に(又は下流に)延在する。この電極30は
中央にある開口32を有する。例えば、電極30の機能
は部材12と要素10の脚とからの熱電子放出を低減す
ることにあるが、電極30は電源33により要素10に
対して約−500ボルトの電位に維持される。
電極34と36よりなる2アノード構成が第2図のシス
テムに含まれる。第1電極34は中央に位置する開口3
8を含む抽出器アノードを構成する。例えば、抽出器ア
ノード34は要素10に対して約+10〜+12キロボ
ルトの電位に電源40により維持される。
第2図の抽出器アノード34の開口38を通る電子は更
に第2アノード電極36により加速される。開口41を
有する電極36は通常は接地電位に確立される。このよ
うにして加速アノード36の下流の第2図の長手軸線4
2に沿つて伝搬する電子ビームのエネルギーは20キロ
電子ボルトである。又、この特定の電極構成が与えられ
ると、抽出電圧(電源40の値により決定される)はビ
ームエネルギーの予め規定された値を変えずに十分に安
定な動作条件を確立するように調節可能になるが、これ
は意義あるものである。更に、ここに検討した配置によ
り被加工物表面に与えられるビームの電流密度は、電源
40がセツトした抽出電圧の値を変える必要なしに、例
えば、特定のレジスト材料の要件を満足するように逐次
変更することが出来る。電源40の値を変えることは望
ましくなく、何故なら、それにより、長期の安定性を得
るように予め選択していた所定の電界分布が変更される
からである。
本出願者の発明の特徴によれば、一担第2図に示した形
態のシステムのビームエネルギー特性が規定され、且
つ、その観点から全体にわたるシステム設計が希望通り
に得られた場合でも、(例えば、システムに新しい放出
要素を設けた後も)なお、規定したビームエネルギーを
変えずに抽出電圧を変える柔軟性が与えられる。換言す
ると、放出要素に印加する抽出電圧は、システム内を伝
搬するビームエネルギーに影響を与えることなく、安定
な動作条件が得られるように初めに調整することが出来
る。ここに示したように、このような安定な動作条件に
は、放出要素の端部に作用する静電場力がそれに作用す
る表面張力に少なくともほぼ等しいということが必要で
ある。特定の放出要素に対して長期安定であるためのこ
の条件が得られたら、その後抽出電圧値を変えることは
望ましくない。
要素10の先端に作用する電場構成は主として要素10
と電極30及び34とにより決定される。特に、要素1
0の形状、要素10と電極30及び34との間の間隔、
及びこれ等に印加される電位は主としてこの電界構成の
決定要素をなす。
本出願者の発明の特徴によると、要素10の先端に作用
する電界分布は、一旦セツトされると、実際には比較的
長期にわたつて一定である。例えば、この電界配置は先
端に作用する表面張力に少なくともほぼ等しく、反対の
力を与えるように設計される。又既に規定したように、
先端は、比較的小さな表面張力を示すように独自に形状
付けられると都合がよい。従つて、要求された静電気力
を得るには、先端に関して電極に印加する電圧は比較的
小さくて済む。動作に際しては、かかる先端の形状は比
較的安定であり、又、動作時間が数千時間でも十分に安
定な電子放出特性を持つ信頼出来るシステムの基礎を与
える。
第2図に概略図示した電子コラムのアノード34と36
の間には電磁集束レンズ44が介在配置される。更に、
コラムは貫通するビーム画定開口48を有する板46を
有する。電磁レンズ50と52による下流の脱磁化の
後、開口48を通して伝搬した電子ビームは、小径書込
みスポツトとしてレジスト塗膜ワークピーク54の表面
に現われる。(例示としてのあるシステムでは、書込み
スポツトの直径は0.125マイクロメートルであ
る。)第2図に示すように、ワークピーク54はテーブ
ル56上に固定され、該テーブルの運動はマイクロポジ
シヨナ58により制御される。
第2図に示したコラムには、静電デフレクタ60と当該
ビームブランキング板62とからなるビームブランキン
グユニツトが含まれる。書込みシーケンスの各々の連続
する時間区間の間に、デフレクタ60は、軸線42に沿
つて伝搬するビームが板62の開口を通るか、或いは板
62に入射するように偏向されて下流への伝搬が阻止さ
れるかを制御する。伝搬ビームは板62で交さ点を持つ
ように制御される。
第2図のワークピース面上での電子ビームの運動は従来
の偏向アセンブリ66により制御される。次に、第2図
に概略図示した各種ユニツトの全体にわたる調整はシス
テム70により制御される。
以上のように、個別の抽出、加速アノード34と36と
共に設計した電子放出システムは、各々、全体にわたる
システムが設計されたビームエネルギーの値を変えず
に、安定な放出動作条件を得るのに必要な柔軟性を与え
る。更に、抽出電圧が、安定な動作条件を得るために特
定の放出要素に対して固定されると、ここに記載したシ
ステムは、抽出電圧を変えずに、ワークピース面におけ
るビーム電流密度又は線量を変えるように、例えばレジ
スト材料の特定要件を満足するように適合される。可変
線量電子ビームシステムの安定な動作がこれにより保証
される。
第2図のコラムでは、電流密度制御はユニツト44を制
御してビーム直径を、従つて板46における電流密度を
変えることにより達成される。板46の開口48を通し
て伝搬する一定直径ビームの電流密度がこれにより変更
される。同時に、ユニツト44と50の組合わせ作用
が、ビーム電流密度が変更された時でも、板62におけ
るビーム交さ点を維持するのに有効である。
最後に、上記の配置は本発明の原理を例示するだけのも
のであることが理解されるべきである。これ等の原理に
従つて、当業者は、本発明の精神と範囲から逸脱するこ
となく、多くの修正と変更が可能である。例えば、要素
10はタングステン以外の材料、例えば単結晶のモリブ
デンからも形成可能である。更に、要素10の放出特性
を増強するために、ハフニウムなどの他の公知の仕事関
数低減材料を利用することが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−88233(JP,A) 特開 昭49−38100(JP,A) 特開 昭54−37685(JP,A)

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定のエネルギーの電子ビームを与えるよ
    うに設計され、電極装置と、平坦な電子放出端部領域を
    含む端部を有する熱電界放出形の電子放出体とを備える
    電子放出システムにおいて、 前記放出体は、その中央に位置する前記平坦な電子放出
    端部領域(20)を有するほぼ半球状の領域(18)で
    終端し、前記電極装置は、特定のビームエネルギーを変
    えずに、前記放出体の端部領域(18)に作用する表面
    張力に対抗するとともに少なくとも値がほぼ等しい静電
    界力を前記端部領域(18)に対して確立することを特
    徴とする電子放出システム。
  2. 【請求項2】前記電極装置はアノードアセンブリを備
    え、該アセンブリは、 放出体(10)の端部領域(18)から隔置された第1
    アノード電極(34)と、 該第1アノード電極(34)から隔置された第2アノー
    ド電極(36)とからなることを特徴とする請求の範囲
    第1項に記載の電子放出システム。
  3. 【請求項3】電極装置は更に、放出体(10)と、端部
    領域(18)に隣接する第1アノード領域(34)との
    間に位置するバイアス電極(30)を含むことを特徴と
    する請求の範囲第1項または2項に記載の電子放出シス
    テム。
  4. 【請求項4】放出体(10)とバイアス電極(30)と
    の間に接続されて、放出体(10)に対して負電位のバ
    イアス電極を確立する電子源(33)を特徴とする請求
    の範囲第3項に記載の電子放出システム。
  5. 【請求項5】放出体(10)に接続されて接地などの基
    準電位点に対して負の電位にある放出体を確立する電子
    源(27)を特徴とする請求の範囲第4項に記載の電子
    放出システム。
  6. 【請求項6】電子源(40)が第1アノード電極(3
    4)と放出体(10)との間に接続され、これにより該
    放出体(10)に対して正電位にある第1アノード電極
    (34)を確立することを更に特徴とする請求の範囲第
    2項〜第5項のいずれか一項に記載の電子放出システ
    ム。
  7. 【請求項7】第2アノード電極(36)を基準電位点に
    接続する手段を更に特徴とする請求の範囲第2項〜第6
    項のいずれか一項に記載の電子放出システム。
  8. 【請求項8】放出体(10)の端部領域に作用する静電
    界力を変えずに、前記システム内でワークピース面に向
    けて伝播する電子の電流密度を変える手段(44)を更
    に特徴とする請求の範囲第1項に記載の電子放出システ
    ム。
  9. 【請求項9】電流密度変更手段(44)は、 放出体(10)から隔置された開口を有するビーム直径
    画定板(46)と、 この板(46)から隔置された開口付きビームプランキ
    ング板(62)と、 放出体(10)と前記板(46)との間に位置付けられ
    た第1磁気レンズ(44)と、前記2つの板(46、6
    2)の間に位置付けられて、ビーム直径画定板(46)
    において方向付けられた電子ビームの直径を選択的に変
    えるとともに、ビームブランキング板(62)において
    ビーム交差が生じることを保証する第2磁気レンズ(5
    0)とを備えることを特徴とする請求の範囲第8項に記
    載の電子放出システム。
  10. 【請求項10】放出体(10)は更に、一般に湾曲した
    端部(18)の先端でほぼ中央にある電子放出端部領域
    (20)を有する前記湾曲端部を備えることを特徴とす
    る請求の範囲第1項〜第9項のいずれか一項に記載の電
    子放出システム。
  11. 【請求項11】前記端部部分(18)の半径(r)は少
    なくともほぼ0.5マイクロメートルであることを特徴
    とする請求の範囲第10項に記載の電子放出システム。
  12. 【請求項12】電子放出体は更に、 単結晶延在要素の(100)面に垂直な主長手軸線と、
    該要素の一端部で形成された平坦放出領域(20)とを
    有する単結晶延在要素(10)と、 該要素上の仕事関数低減材料(16)の層と、 前記要素(10)の他端部を支承する手段(12)とを
    備えることを特徴とする請求の範囲第11項に記載の電
    子放出システム。
  13. 【請求項13】前記要素がタングステンからなることを
    特徴とする請求の範囲第12項に記載の電子放出システ
    ム。
  14. 【請求項14】前記材料(16)はジルコニウム及び酸
    素からなることを特徴とする請求の範囲第13項に記載
    の電子放出システム。
  15. 【請求項15】前記材料は前記要素(10)の主要脚部
    上に配置されることを特徴とする請求の範囲第14項に
    記載の電子放出システム。
  16. 【請求項16】支承手段(12)はタングステンからな
    るU字形部材(12)を備えることを特徴とする請求の
    範囲第15項に記載の電子放出システム。
  17. 【請求項17】前記U字形部材に接続され、これを通し
    て電流を導通せしめ、これにより前記要素(10)の放
    出端部領域(20)を加熱する電子源(26)を更に特
    徴とする請求の範囲第16項に記載の電子放出システ
    ム。
  18. 【請求項18】放出端部領域(20)を含む放出体の先
    端は表面張力を最小にするように形状付けられたことを
    特徴とする請求の範囲第1項に記載の電子放出システ
    ム。
  19. 【請求項19】電子源(26)は1700から1850
    ゜Kの範囲の温度に放出体の先端を加熱するようにされ
    たことを特徴とする請求の範囲第17項に記載の電子放
    出システム。
  20. 【請求項20】放出体は更に、 要素の(100)面に垂直な主長手軸線を有し、要素の
    一端部に形成され、かつその(100)結晶面を構成す
    る平坦放出領域を有する単結晶伸長要素(10)と、 該要素上の仕事関数低減材料層と、 前記要素の他の端部を支承する手段(12)とを備える
    ことを特徴とする請求の範囲第12項〜第19項のいず
    れか一項に記載の電子放出システム。
  21. 【請求項21】単結晶延在要素(10)はタングステン
    からなることを特徴とする請求の範囲第20項に記載の
    電子放出システム。
  22. 【請求項22】単結晶延在要素は、その一端部から支承
    手段に向けて順に、 先端部に前記(100)平坦放出領域(20)を有する
    ほぼ半球状の端部部分と、 テーパ部分と、 支承手段(12)に向けて延在する主脚部部分とを備え
    ることを特徴とする請求の範囲第12項〜第21項のい
    ずれか一項に記載の電子放出システム。
  23. 【請求項23】ほぼ半球状の端部部分は少なくともほぼ
    0.5マイクロメータの半径を有することを特徴とする
    請求の範囲第22項に記載の電子放出システム。
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