JPH0619944A - 遊戯装置 - Google Patents

遊戯装置

Info

Publication number
JPH0619944A
JPH0619944A JP17429692A JP17429692A JPH0619944A JP H0619944 A JPH0619944 A JP H0619944A JP 17429692 A JP17429692 A JP 17429692A JP 17429692 A JP17429692 A JP 17429692A JP H0619944 A JPH0619944 A JP H0619944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bet
player
bets
event
payout rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17429692A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3145191B2 (ja
Inventor
Hiroshi Yamana
寛 山名
Keiji Yano
慶二 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sigma Corp
Original Assignee
Sigma Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sigma Corp filed Critical Sigma Corp
Priority to JP17429692A priority Critical patent/JP3145191B2/ja
Publication of JPH0619944A publication Critical patent/JPH0619944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3145191B2 publication Critical patent/JP3145191B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はペイアウト率及び配当倍率が遊戯者
のベット数に応じて変動する、実物に近い娯楽性を体感
できる遊戯装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明に係る遊戯装置は遊戯者からベットを
募る前に、イベントにおける全てのベット対象物に一定
数量のダミーベットを暫定的に設定する空オッズ設定手
段(21)と、イベントに対する遊戯者のベット数量を
ベット対象物毎に集計し、ベット総数量を計算する計算
手段(22)と、ベット総数量に応じて、遊戯者に対す
るペイアウト率を設定するペイアウト率設定手段(2
3)と、ベット締切後において、ベット総数量からダミ
ーベットの総数量を引いた修正ベット総数量およびベッ
ト対象物毎にベット数量からダミーベット数量を引いた
修正ベット数量に基づき、ベット対象物毎に最終的な配
当倍率を決定する空オッズ処理手段(24)(26)と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のフレームが勝敗
を競うイベントに対し遊戯者からベットを募り、イベン
トの結果を予想した遊戯者にベット数量に応じた配当を
付与する遊戯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊戯装置のオーナに対し、短期的、中期
的にも一定の利益を保障する手段として、複数の払い戻
し配当スケジュール(ペイアウト率、配当倍率など)を
記憶するメモリと払い戻しの実績の合計を記憶するメモ
リとを設けた遊戯機が知られている(特公平1ー340
69)。
【0003】この遊戯装置によると、従前の払い戻し実
績に応じていずれかの払い戻しスケジュールを選択する
ことができるので、短期的、中期的に遊戯機の所有者に
損失を与えたり遊戯者の楽しみを奪ったりすることのな
い遊戯機を提供することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した遊戯
機は、ゲーム(競馬ゲームなど)が始まってから終わる
までは単一のペイアウト率が適用され、ゲームのベット
対象物(競走馬など)には固定された配当倍率が適用さ
れている。その為、実際の遊戯(競馬など)とは掛け離
れたものになり、娯楽性は半減していた。
【0005】そこで、本発明はペイアウト率及び配当倍
率が遊戯者のベット数に応じて変動する、実物に近い娯
楽性を体感できる遊戯装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る遊戯装置は遊戯者からベットを募る前
に、イベントにおける全てのベット対象物に一定数量の
ダミーベットを暫定的に設定する空オッズ設定手段と、
イベントに対する遊戯者のベット数量をベット対象物毎
に集計し、ベット総数量を計算する計算手段と、ベット
総数量に応じて、遊戯者に対するペイアウト率を設定す
るペイアウト率設定手段と、ベット締切後において、ベ
ット総数量からダミーベットの総数量を引いた修正ベッ
ト総数量およびベット対象物毎にベット数量からダミー
ベット数量を引いた修正ベット数量に基づき、ベット対
象物毎に最終的な配当倍率を決定する空オッズ処理手段
とを備える。
【0007】
【作用】本発明は、遊戯者からベットを募った時点で、
空オッズ設定手段により全てのベット対象物にベットが
設定された状態になる。さらに、ペイアウト率設定手段
により、時事刻々と変化する遊戯者からのベット総数量
に基づき、ペイアウト率が計算される。その為、ベット
を募った時点から配当倍率の計算が可能になる。
【0008】しかし、ベット締切後においては当初設定
したダミーベットの総数量はベット総数量から減じら
れ、ベット対象物毎にベット数量からダミーベット数量
が減じられるので、最終配当に対するダミーベットの影
響はなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る遊戯装置を説
明する。なお、説明において同一要素には同一符号を用
い、重複する説明は省略する。
【0010】図1は本発明に係る遊戯装置の基本構成を
示す機能ブロック図、図2及び図3は本発明を実現する
ハードウエア構成例を示すブロック図であり、図2では
パーソナルコンピュータ(パソコン)を用いた例、図3
ではオフィスコンピュータ(オフコン)を用いた例を示
す。
【0011】まず、図2、図3を参照して、本発明を実
現する基本的ハードウエアを説明する。ハードウエアに
は、パソコン、オフコンなどのコンピュータ1、6、C
RTなどの表示装置2、3、7、8、キーボード、マウ
スなどの入力装置4、9、プリンタなどの出力装置5、
10、11を含む。オペレータ側には、表示装置2、7
と入力装置4、9が備え付けられており、オペレータに
よるオペレータのID登録、イベント及びベット対象物
(以下、「フレーム」という。)に関するデータ入力、
空オッズの入力、ベット受付/終了に関するデータの入
力、遊戯者の名前、暗証番号の入力、空オッズ分のベッ
トの削除などが実行される。一方、遊戯者側には表示装
置3、8が備え付けられており、イベント番号、フレー
ム番号、ベット枚数などが表示される。
【0012】上述したコンピュータ1、6には、記憶装
置、CPU、ソフトウエアなどが含まれ、図1に示す複
数の機能(空オッズ設定手段21、ベット手段(計算手
段)22、ペイアウト率設定手段23、空オッズ処理手
段24)が含まれている。
【0013】次に、コンピュータ1、6に前述した複数
の機能を実現するソフトウエアを入力した一例を説明す
る。図4は、本発明に係る遊戯装置を実現するコンピュ
ータにおける画面構成をツリー構造で示す図である。こ
こで、空オッズ入力画面12は空オッズ設定手段21を
使用できる環境を提供し、BET画面13はベット手段
(計算手段)22を使用できる環境を提供し、基礎登録
画面14はペイアウト率設定手段23を使用できる環境
を提供し、イベント登録画面15は空オッズ処理手段2
4を使用できる環境を提供する。従って、メニュー画面
16からキーボードあるいはマウスで選択することによ
り、所望の機能を簡単に引き出すことができる。以下、
各機能の詳細を説明する。
【0014】空オッズ設定手段21は、遊戯者からベッ
トを募る前に、一定量のベットを各フレームに割り振
る。すなわち、全フレームに同数のダミーベットを行
う。この場合、フレーム毎のダミーベットが同数になる
場合もあるが、各フレーム毎にばらばらにベットされる
場合もある(図8(d)参照)。これにより、受付開始
当初にベットがないことから配当倍率が付かないことが
避けられる。例えば、ベットの予想入力枚数が7000
枚の場合、空オッズを設定する為のベット枚数は140
0枚にすることができる。この場合、イベントにおける
フレーム数が10であれば、各フレームのベット枚数は
140(=1400/10)になる。このダミーベット
枚数は、通常、予想入力枚数の20%程度に設定される
が、各フレームとの差異、バランスなどを考慮し、ある
程度の幅で変化させることができる。
【0015】ベット手段22は、イベントに対する遊戯
者のベット数量をフレーム毎に集計し、ベット総数量を
計算する。このイベントにおけるベット総数量に基づ
き、ペイアウト率設定手段23はペイアウト率を設定す
る。例えば、最低入力枚数(=N1 )を1000枚、目
標入力枚数(=N3 )を7000枚に設定したとき、現
実の入力枚数(=N2 )が1000枚以下のときにはペ
イアウト率(=X1 )を80%、入力枚数が7000枚
を越えるときにはペイアウト率(=X3 )を90%に設
定する。また、入力枚数が1000枚を越え7000枚
以下のときには、以下の(1)式により算出する。
【0016】 x2 =X1 +(X3 −X1 )(n2 −N1 )/(N3 −N1 )…(1) したがって、入力枚数が2000枚だとすれば、(x2
)は83.3%になる。なお、最低入力枚数における
ペイアウト率は、短期的、中期的な的中状況を考慮し、
変えることができる。例えば、遊戯装置が短期的、中期
的に勝ち過ぎている場合には最低入力枚数のペイアウト
率(X1 )を80%から85%に変更する。この場合、
( x2 )は86.6%になり、遊戯者に対するペイアウ
ト率は増加する。
【0017】空オッズ処理手段24は、遊戯者からベッ
トを募る前に設定したダミーベットの影響を削除する処
理を実行する。具体的には、ベット締切後において、各
フレーム毎に集計されたベット数量からダミーベットの
数量を引き、各フレーム毎に修正ベット数量を求める。
これらを全フレームについて合計し、修正ベット総数量
を求める。但し、1つでもベットのないフレームが存在
する場合には空オッズの大小に関係なく、オペレータの
ベットとして、全てのフレームに1枚ずつベットを残
し、残りのダミーベットを削除する。その後、最終オッ
ズを決定する。
【0018】例えば、空オッズ用ダミーベットとして、
フレーム1から10まで各5枚、フレーム11から15
まで各10枚、総計100枚のダミーベットを設定す
る。イベントの結果、遊戯者によるフレーム2のベット
が0であった場合、フレーム1から15まで各1枚のベ
ットを残し、ダミーベット85枚を削除する。その後、
最終オッズを計算する。
【0019】本発明の遊戯装置は、他の機能として、設
定されたペイアウト率を記憶する入力ペイアウト率設定
ファイル25、ペイアウト率に基づきオッズを設定する
オッズ設定手段26、イベントを登録するイベント登録
手段27、登録されたイベントを記録するイベントファ
イル28、イベント結果を決定するイベント結果決定手
段29、ベット数の記録やイベント結果を記録するベッ
トファイル30、遊戯者の登録を行う遊戯者登録手段3
1、登録された内容を記録する名簿ファイル32、登録
された遊戯者に払い戻しを行う払い戻し手段33を備え
ている。
【0020】以下、図5を参照して、上述した複数の機
能の関係を説明する。図5は空オッズ設定、削除機能を
示すフローチャートである。
【0021】まず、イベント内容とフレーム数を決定し
た後、空オッズすなわち空ベットの総枚数を決定する
(ステップ101)。例えば、イベントの予想入力枚数
が1000枚の場合、200枚のダミーベット総数を設
定する。次に、このダミーベット総枚数を各フレームに
割り振る(ステップ102)。上述した例において、フ
レーム数を10とすれば、各フレーム毎のダミーベット
は20枚になる。これらのベット数量に基づき、各フレ
ーム毎の空オッズを決定する(ステップ103)。
【0022】この段階で、遊戯者にオッズを告知しても
よい。その後、ベットの受付を行い、遊戯者によるベッ
トを集め、ベットを締切る(ステップ104)。このベ
ットを募る期間は、数時間でも数日でもよい。ベットを
締め切った後、空オッズの削除、すなわち、ダミーベッ
トをベット入力枚数から削除する(ステップ105)。
【0023】この場合、各フレームの投票枚数を確認し
(ステップ106)、1つでもフレームの投票枚数がゼ
ロのフレームがあれば、各フレームに1枚ずつベットを
置く(ステップ107)。その後、各フレームの最終オ
ッズを決定する(ステップ108)。
【0024】次に、遊戯者に払い戻しを行う際に適用さ
れる最終オッズの計算例を示す。最終オッズは、イベン
トにおける的中フレームの数により変化する。
【0025】的中フレームが1つの場合、(2)式を用
いて、その的中率に応じて配当を決定する。
【0026】Yi =N・A/ni …(2) Yi:各フレーム毎のオッズ(i:フレームの番号) N:総入力枚数 A:変動式ペイアウト率 ni :各フレーム毎の入力枚数(i:フレームの番号) 的中フレームが2つ以上の場合、(3)式を用いて、的
中率に応じて配当を決定する。
【0027】 Yij=(N・A−ni1−ni2…−nim)/(m・nij)+1…(3) Yij: 各的中フレーム毎のオッズ(j:的中フレームの一
つ) N:総入力枚数 A:変動式ペイアウト率 nim:第m番目の的中フレームの入力枚数 nij:的中フレームの入力枚数(j:的中フレームの一
つ) m:的中フレームの数 このように、変動式ペイアウト率が決定されると、的中
フレームにおけるオッズを算出することができる。な
お、ベット締切前はダミーベットを含めた状態で各フレ
ーム毎にペイアウト率、オッズを計算するが、ベット締
切後はダミーベットを削除した数が入力枚数として計算
されるので、正確なオッズが算出される。
【0028】次に、図6〜図11を参照し、本発明の一
実施例に係る遊戯装置(ブッキングシステム)を説明す
る。以下の説明では、イベントの登録、空オッズの設
定、遊戯者(お客様)の登録、ベットの受付、ベットの
締切、空オッズの処理、最終オッズの決定の順に説明す
る。
【0029】ここで、ブッキングシステム(BOOKING SY
STEM) とは、オペレータが予め選定したイベントの結果
を遊戯者に予想させ、的中者には的中率に応じた配当を
払い出すシステムである。
【0030】まず、スタート画面でオペレータのIDを
入力し(図7(a))、基礎登録画面で目標入力枚数、
ペイアウト率の設定などを行う。次に、オペレータはイ
ベント登録手段27を使用できる環境にする為、コンピ
ュータ1、6からイベント登録画面15を呼び出し、イ
ベントおよび各フレームを選定する(ステップ20
1)。具体的にはイベント番号、イベント名称、フレー
ム数、締切時間、空オッズ総数を設定する(図8
(a)、(b))。イベントとしては競艇、競馬、競輪
などの娯楽やプロ野球、相撲、サッカ−、バレーボール
などのスポーツを選定できる。さらに、これらのイベン
トを構成するフレームとして、選手やチームを選定す
る。これらは、現実に行われる予定のイベントでもよ
い。
【0031】次に、オペレータは空オッズ入力画面にて
空オッズを設定する(ステップ202)。前述したよう
に、空オッズは受付開始当初にベットがないことからオ
ッズが付かないことを防止する為に、全てのフレームに
ダミーベットを投入する。すなわち、全フレームに同数
のダミーベットを行う。この場合、フレーム毎のダミー
ベットが同数になる場合もあるが、各フレーム毎にばら
ばらにベットされる場合もある(図8(d)参照)。通
常、最低入力枚数の20%に設定する。従って、例えば
最低入力枚数が1000枚、フレーム数が10の場合、
ダミーベットの総数量は200枚、各フレームに対し2
0枚のダミーベットが投入される。
【0032】イベントに関する情報は、告知シートなど
により、受付カウンタで表示する。
【0033】これにより、遊戯者の登録、ベット受付を
開始する(ステップ203)。遊戯者の登録は、登録カ
ードなどに必要な情報(名前、暗証番号など)を遊戯者
に記入してもらい、これらの情報をオペレータが入力装
置4、9から名簿ファイル32に記録する。この場合、
オペレータは遊戯者登録手段31を使用する為に、コン
ピュータ1、6からお客様登録画面を呼び出す(図
9)。以上の登録により、払い戻し時に遊戯者を確認す
ることができる。
【0034】次に、オペレータはベット受付の入力を促
す旨を表示装置2、7に表示する。遊戯者に対しては、
続けてベットを行うかを問い合せる画面が表示装置3、
8に表示される。遊戯者によるベットは、申込用紙に必
要事項(名前、暗証番号、イベント番号、フレーム番
号、ベット枚数)を記入することで実行される。オペレ
ータは、コンピュータ1、6上でベット手段22を使用
する為に、BET画面13を呼び出し(図10(a)、
(b))、この申込用紙に記入されたデータを入力装置
4、9を用いてベットファイル30に記憶する。この場
合、暗証番号を除く入力データは遊戯者側の表示装置
3、8にも表示されるので、遊戯者は入力データを確認
することができる。その後、オペレータは遊戯者からベ
ット枚数分のメダル、コイン、紙幣などを受け取る。さ
らに、ベット明細票をプリンタで印刷し(図10
(c)、(d))、これに遊戯者の確認サインをもら
う。この場合、予め、遊戯者のサインをコンピュータに
登録しておき、明細票上のサインを照合してもよい。
【0035】最初に設定した締切時間は、コンピュータ
1、6におけるタイマ割込みにより通知される。締切時
間に達したら、遊戯者によるベットの受付は終了する
(ステップ204)。その後、空オッズ処理手段24を
使用する為に、コンピュータ1、6からイベント登録画
面15を呼び出し、空オッズ処理を実行する(ステップ
205)。この空オッズ処理により、ダミーベットはベ
ット入力総枚数から削除され、本来のベット入力枚数が
出現する。この修正済みのベット入力枚数に基づき、各
フレーム毎の最終配当倍率を決定する(ステップ20
6)。その後、イベントが終了し結果が決定した後(ス
テップ207、208)、的中フレームにベットを行っ
た的中者の配当を決定する(ステップ209)。遊戯者
に対しては、「的中ベット有り」を名簿ファイルを使用
することにより告知するので、遊戯者は遊戯装置が設置
されている店で払い戻しを受ける(ステップ210)。
遊戯者に対する払い戻しは、オペレータが払戻画面を呼
び出し(図11)、払い戻し額を確認する。この場合、
入力した遊戯者が見当らない場合、結果が確定前の場合
には、その旨の表示が表示装置2、7に表示される。
【0036】本実施例に係る遊戯装置は、以上のように
構成されているので、次に示す効果を有する。
【0037】第1に、従来の遊戯機は空オッズ設定手段
を持たないので、ベット受付開始後はオッズを表示する
ことは不可能であった。その為、遊戯者はベットを控
え、ゲーム意欲が沸かないという問題があった。しか
し、本実施例によると、ベット受付開始直後にもオッズ
を算出でき、遊戯者に表示することが可能である。その
為、受付時点から遊戯者のゲーム意欲を刺激することが
できる。
【0038】第2に、本実施例では空オッズ処理手段に
より、ベット受付前に加えたダミーベットを削除してい
るので、遊戯者のベットのみでオッズが決定される公正
なゲームになる。万が一、ベット数がゼロのフレームが
存在する場合であっても、オペレータが投入するベット
数は最少限の1枚にとどまるので、その影響は僅かであ
る。例えば、最低入力枚数を1000枚、フレーム数を
10とし、その半数の5フレームの入力枚数がゼロだっ
たとしても、ダミーベットの影響は全体に対し0.5%
である。また、投入するダミーベット数は最大でフレー
ム総数なので、オペレータのリスクは小さい。
【0039】第3に、イベントの人気度によってベット
のないフレームが生じ、そのフレームが的中すると、遊
戯者の中には「的中者なし」となり、遊戯者にゲームの
難しさを印象付ける場合がある。しかし、本実施例では
ダミーベットを採用することから全フレームにベットが
投入され、受付締切後、各フレームには少なくとも1枚
のベットが置かれる。なお、オペレータが1枚投入した
フレームが偶然にも的中する場合、配当倍率は高くなる
ことが予想されるので、他の遊戯者に対するゲーム意欲
は一層刺激される。
【0040】第4に、本実施例ではペイアウト率の上
限、下限を設定でき、その間で変化させることができる
ので、遊戯者による特質、店舗規模、オペレータの要望
などを加味した設定が可能である。例えば、ベット入力
枚数の少ない小規模店舗では、ベット枚数の少ない時点
ではペイアウト率を低く設定することにより、ある程
度、ハウスゲイン(オペレータ側の利益)を増やすこと
ができる。
【0041】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、多種多様な変形が可能である。本発明は、
従来から採用され続けてきた固定ペイアウト、固定オッ
ズの概念を打破る画期的なシステムを実現するものであ
り、オッズ、ペイアウト率が関係する全てのゲーム(競
馬ゲーム、競輪ゲーム、競艇ゲーム、ドッグレースな
ど)に適用される。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、現実の競馬、競艇、競輪等の娯楽ギャンブルに近
い状況をゲームで体感することができ、ゲーム意欲を一
段と向上させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】本発明を実現するパソコンを用いたハードウエ
ア構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明を実現するオフコンを用いたハードウエ
ア構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る遊戯装置を実現するコンピュータ
における画面構成をツリー構造で示す図である。
【図5】本発明に係る遊戯装置の空オッズ設定及び削除
機能を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例に係る遊戯装置の処理工程を
示す工程図である。
【図7】本発明の一実施例に係る遊戯装置に使用できる
コンピュータの画面(スタート画面、メニュー画面)を
示す説明図である。
【図8】本発明の一実施例に係る遊戯装置に使用できる
コンピュータの画面(イベント登録画面)を示す説明図
である。
【図9】本発明の一実施例に係る遊戯装置に使用できる
コンピュータの画面(お客様登録画面)を示す説明図で
ある。
【図10】本発明の一実施例に係る遊戯装置に使用でき
るコンピュータの画面(ベット受付画面)を示す説明図
である。
【図11】本発明の一実施例に係る遊戯装置に使用でき
るコンピュータの画面(払戻画面)を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1、6…コンピュータ、2、3、7、8…表示装置、
4、9…入力装置、5、10、11…出力装置、12…
空オッズ入力画面、13…BET画面、14…基礎登録
画面、15…イベント登録画面、16…メニュー画面、
21…空オッズ設定手段、22…ベット手段、23…ペ
イアウト率設定手段、24…空オッズ処理手段、25…
ペイアウト率設定ファイル、26…オッズ設定手段、2
7…イベント登録手段、28…イベントファイル、29
…イベント結果決定手段、30…ベットファイル、31
…遊戯者登録手段、32…名簿ファイル、33…払い戻
し手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のベット対象物が勝敗を競うイベン
    トに対し遊戯者からベットを募り、イベントの結果を予
    想した遊戯者にベット数量に応じた配当を付与する遊戯
    装置において、 遊戯者からベットを募る前に、前記イベントにおける全
    てのベット対象物に一定数量のダミーベットを暫定的に
    設定する空オッズ設定手段と、 前記イベントに対する遊戯者のベット数量をベット対象
    物毎に集計し、ベット総数量を計算する計算手段と、 前記ベット総数量に応じて、遊戯者に対するペイアウト
    率を設定するペイアウト率設定手段と、 ベット締切後において、前記ベット総数量から前記ダミ
    ーベットの総数量を引いた修正ベット総数量およびベッ
    ト対象物毎にベット数量からダミーベット数量を引いた
    修正ベット数量に基づき、ベット対象物毎に最終的な配
    当倍率を決定する空オッズ処理手段と、を備えて構成さ
    れる遊戯装置。
  2. 【請求項2】 前記イベント及び前記ベット対象物を遊
    戯者に表示する表示装置をさらに含んでいる請求項1記
    載の遊戯装置。
  3. 【請求項3】 前記表示装置は、配当倍率を前記遊戯者
    に表示する請求項2記載の遊戯装置。
  4. 【請求項4】 前記計算手段は、ベット締切前に、ベッ
    ト総数量、ベット対象物毎のベット数量およびペイアウ
    ト率に基づき、各ベット対象物における中間的配当倍率
    を計算し、 前記表示手段は、前記中間的配当倍率を表示することを
    特徴とする請求項3記載の遊戯装置。
  5. 【請求項5】 前記ペイアウト率設定手段は、遊戯者か
    らベットを募る前に下限値と上値値を設定する為に使用
    され、ベット受付以降の遊戯者によるベット総数量に基
    づき、前記下限値と前記上限値の間でペイアウト率を変
    化させる請求項1記載の遊戯装置。
JP17429692A 1992-07-01 1992-07-01 遊戯装置 Expired - Lifetime JP3145191B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17429692A JP3145191B2 (ja) 1992-07-01 1992-07-01 遊戯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17429692A JP3145191B2 (ja) 1992-07-01 1992-07-01 遊戯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0619944A true JPH0619944A (ja) 1994-01-28
JP3145191B2 JP3145191B2 (ja) 2001-03-12

Family

ID=15976189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17429692A Expired - Lifetime JP3145191B2 (ja) 1992-07-01 1992-07-01 遊戯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3145191B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100589098B1 (ko) * 2000-10-19 2006-06-13 고나미 가부시끼가이샤 불출 제어 장치, 불출 제어 방법, 게임 장치, 아케이드게임기 및 기록 매체
JP2006175197A (ja) * 2004-11-25 2006-07-06 Aruze Corp ゲームシステム、ゲーム管理装置及びゲーム方法
WO2007052546A1 (ja) * 2005-10-31 2007-05-10 Konami Digital Entertainment Co., Ltd. 抽選装置及びこれを用いるゲーム装置
KR100819009B1 (ko) 2006-04-27 2008-04-02 주식회사 안다미로 이벤트 설정이 가능한 게임 장치 및 방법
JP2009247475A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Namco Bandai Games Inc ゲームシステム、プログラム、および情報記憶媒体
JP2009247476A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Namco Bandai Games Inc 店舗サーバ、ゲームシステム、プログラム、および情報記憶媒体
JP2022025735A (ja) * 2020-07-30 2022-02-10 株式会社カプコン 配当分配システム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100589098B1 (ko) * 2000-10-19 2006-06-13 고나미 가부시끼가이샤 불출 제어 장치, 불출 제어 방법, 게임 장치, 아케이드게임기 및 기록 매체
JP2006175197A (ja) * 2004-11-25 2006-07-06 Aruze Corp ゲームシステム、ゲーム管理装置及びゲーム方法
WO2007052546A1 (ja) * 2005-10-31 2007-05-10 Konami Digital Entertainment Co., Ltd. 抽選装置及びこれを用いるゲーム装置
US8221235B2 (en) 2005-10-31 2012-07-17 Konami Digital Entertainment Co., Ltd. Drawing machine and game apparatus using the same
KR100819009B1 (ko) 2006-04-27 2008-04-02 주식회사 안다미로 이벤트 설정이 가능한 게임 장치 및 방법
JP2009247475A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Namco Bandai Games Inc ゲームシステム、プログラム、および情報記憶媒体
JP2009247476A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Namco Bandai Games Inc 店舗サーバ、ゲームシステム、プログラム、および情報記憶媒体
JP2022025735A (ja) * 2020-07-30 2022-02-10 株式会社カプコン 配当分配システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3145191B2 (ja) 2001-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100333968B1 (ko) 환급결정기
JP3096330B2 (ja) コンピュータ化ゲーム装置及び方法
US6425823B1 (en) Super keno
US8414379B2 (en) Gaming device providing an award based on a count of outcomes which meets a condition
JPS5997686A (ja) 遊戯機の制御装置
JP6346708B1 (ja) サーバ装置、遊興提供システム、遊興提供方法及びプログラム
JP7332921B2 (ja) 情報処理装置、投票券購入方法、及び投票券購入プログラム
US8641500B2 (en) System and method for an interactive lottery game over a network
JP2002524163A (ja) くじ引きを開催する方法並びにそれを実現するためのシステム
JPH0619944A (ja) 遊戯装置
JP2024028420A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
US8075378B2 (en) Horse race gaming machine
JP5144335B2 (ja) 遊技情報表示システム
US8277296B2 (en) Horse race gaming machine
JP2005230371A (ja) 情報配信装置及び情報配信方法
JP5580176B2 (ja) 遊技場用システム
US8888599B2 (en) Gaming terminal having a prize fulfillment mechanism
JP3858518B2 (ja) 投票券発券システム及び装置
JP7460900B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び情報処理システム
JP2012088844A (ja) 様々な種類の賭け金をプールするシステムと方法
CN101156149A (zh) 比赛和赛马投注系统
JP6499501B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP2009230639A (ja) くじ販売システム、くじ当選金配当サーバ、くじ当選金配当方法および配当計算プログラム
JP2020201813A (ja) サーバ装置、遊興提供システム、遊興提供方法及びプログラム
US20160314653A1 (en) Systems and Methods for Hosting User-Defined Proposition Games

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080105

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090105

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090105

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 12