JP2009247476A - 店舗サーバ、ゲームシステム、プログラム、および情報記憶媒体 - Google Patents

店舗サーバ、ゲームシステム、プログラム、および情報記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数種類の機種を用いて大当たり用のゲーム媒体を貯留することで、複数種類のいずれの機種に対してもプレーヤのゲーム意欲を高めることができる店舗サーバ、ゲームシステム、プログラム、および情報記憶媒体を提供する。
【解決手段】店舗5に配置された複数種類のゲーム装置のいずれかにメダルが投入されたことに基づいて、特殊払い出し用のメダルの蓄積数を管理する第1のカウント値を更新し、メダルの特殊払い出し条件が成立した後に、店舗5に配置されている複数種類のゲーム装置を抽選対象として、特殊払い出しを行うゲーム装置を決定する特殊払出決定抽選を行い、特殊払出決定抽選に当選したゲーム装置に、第1のカウント値が管理する蓄積数の範囲内でメダルの特殊払い出しを行わせる。
【選択図】図10

Description

本発明は、店舗サーバ、ゲームシステム、プログラム、および情報記憶媒体に関する。
従来から、メダル(ゲーム媒体)がベットされたことを条件に所定のゲームを実行し、ゲーム結果に応じた配当分のメダルを払い出すゲーム装置が知られている。このようなゲーム装置では、ベットされたメダルの一部を大当たり用のメダルとして貯留しておき、この貯留されたメダルを特定の条件が成立した場合に(例えば、特定の役に入賞した場合に)一気に払い出す機種(いわゆるジャックポットを行う機種)の人気が高い(例えば、特許文献1)。
また、大当たり用(ジャックポット用)のメダルの貯留方式としては、例えば、ゲーム装置単体で貯留する方式や、店舗内に設置された同種の機種で貯留する方式などがある。
特開2006−68221号公報
ところで、店舗内に設置された同種の機種のみでジャックポットを行うと、ジャックポットを行わない他の機種に対するプレーヤのゲーム意欲が低下してしまうことになる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数種類の機種を用いて大当たり用のゲーム媒体を貯留することで、複数種類のいずれの機種に対してもプレーヤのゲーム意欲を高めることができる店舗サーバ、ゲームシステム、プログラム、および情報記憶媒体を提供することにある。
(1)本発明は、ゲーム媒体の投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてゲーム媒体の払い出しを行うゲーム装置を管理する店舗サーバであって、店舗に配置された複数種類の前記ゲーム装置のいずれかにゲーム媒体が投入されたことに基づいて、特殊払い出し用のゲーム媒体の蓄積数を管理する第1のカウント値を更新する第1のカウント部と、ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立した後に、店舗に配置されている複数種類の前記ゲーム装置を抽選対象として、特殊払い出しを行う前記ゲーム装置を決定する特殊払出決定抽選を行う特殊払出抽選部と、前記特殊払出決定抽選に当選した前記ゲーム装置に、前記第1のカウント値が管理する蓄積数の範囲内でゲーム媒体の特殊払い出しを行わせる払出指示部を含む店舗サーバに関する。
また本発明は、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラム、および上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に関する。
本発明によれば、複数種類の機種を用いて大当たり用のゲーム媒体を貯留しているため、複数種類のいずれの機種に対してもプレーヤのゲーム意欲を高めることができる。
(2)また本発明の店舗サーバ、プログラム、および情報記憶媒体では、ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立したことに基づいて、店舗に配置された複数種類の前記ゲーム装置へのゲーム媒体の投入状況を一定期間監視する投入監視部を更に含み、前記特殊払出抽選部が、前記一定期間内に所定の投入条件を満たした前記ゲーム装置を抽選対象として、前記特殊払出決定抽選を行うようにしてもよい。
(3)また本発明の店舗サーバ、プログラム、および情報記憶媒体では、前記投入監視部が、ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立したことに基づいて、店舗に配置された複数種類の前記ゲーム装置へのゲーム媒体の投入回数を一定期間監視し、前記特殊払出抽選部が、前記一定期間内に所定回数以上の投入が行われた前記ゲーム装置を抽選対象として、前記特殊払出決定抽選を行うようにしてもよい。
(4)また本発明の店舗サーバ、プログラム、および情報記憶媒体では、前記特殊払出抽選部が、前記投入回数を参照して前記特殊払出決定抽選の当選確率を決定し、当該当選確率で前記特殊払出決定抽選を行うようにしてもよい。
(5)また本発明の店舗サーバ、プログラム、および情報記憶媒体では、前記ゲーム装置が、認証用データを記憶した情報記憶媒体を用いてプレーヤ認証を行い、前記特殊払出抽選部が、ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立した後に、前記プレーヤ認証が行われている複数種類の前記ゲーム装置を抽選対象として、前記特殊払出決定抽選を行うようにしてもよい。
(6)また本発明は、上記のいずれかの店舗サーバと、各店舗の前記店舗サーバとネットワークを介して接続される中央管理サーバとを含むゲームシステムであって、前記店舗サーバが、前記第1のカウント値を前記中央管理サーバに送信する処理と、前記中央管理サーバから特殊払い出しを指示する指示データを受信する処理と、前記中央管理サーバから全店舗におけるゲーム媒体の総蓄積数のダミー数を管理する第2のカウント値を受信する処理とを行う店舗サーバ側通信制御部を更に含み、前記特殊払出抽選部が、前記指示データを受信した後に、店舗に配置されている複数種類の前記ゲーム装置を抽選対象として前記特殊払出決定抽選を行い、前記払出指示部が、前記特殊払出決定抽選に当選した前記ゲーム装置に、前記ダミー数分のゲーム媒体の特殊払い出しを行わせ、前記中央管理サーバが、前記第2のカウント値を所定速度でカウントする第2のカウント部と、前記第1のカウント値と前記第2のカウント値とに基づいて、店舗において前記ダミー数分のゲーム媒体が担保されたか否かを判定する判定部と、前記ダミー数分のゲーム媒体が担保された店舗を抽選対象として、特殊払い出しを行う店舗を決定する特殊払出店舗決定抽選を行う特殊払出店舗抽選部と、各店舗の前記店舗サーバから前記第1のカウント値を受信する処理と、前記特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗の前記店舗サーバに前記指示データを送信する処理と、前記特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗の前記店舗サーバに前記第2のカウント値を送信する処理とを行う中央管理サーバ側通信制御部とを含むゲームシステムに関する。
本発明では、全店舗におけるゲーム媒体の総蓄積数のダミー数分のゲーム媒体が担保された店舗を抽選対象として、特殊払い出しを行う店舗を決定しているため、単一店舗のゲーム装置を用いて大当たり用のゲーム媒体を貯留しているにも関わらず、複数店舗のゲーム装置を用いて大当たり用のメダルを貯留しているようにプレーヤに思わせることで、プレーヤのゲーム意欲をより高めつつ、各店舗間の公平性を担保することができる。
(7)また本発明は、ゲーム媒体の投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてゲーム媒体の払い出しを行うゲーム装置を管理する店舗サーバであって、店舗に配置された複数種類の前記ゲーム装置のいずれかにゲーム媒体が投入されたことに基づいて、特殊払い出し用のゲーム媒体の蓄積数を管理する第1のカウント値を更新する第1のカウント部と、ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立した後に、店舗に配置されている複数種類の前記ゲーム装置の中から最初に所定のゲーム結果を得た前記ゲーム装置に、前記第1のカウント値が管理する蓄積数の範囲内でゲーム媒体の特殊払い出しを行わせる払出指示部を含む店舗サーバに関する。
また本発明は、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラム、および上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に関する。
本発明によれば、複数種類の機種を用いて大当たり用のゲーム媒体を貯留しているため、複数種類のいずれの機種に対してもプレーヤのゲーム意欲を高めることができる。
(8)また本発明は、上記のいずれかの店舗サーバと、各店舗の前記店舗サーバとネットワークを介して接続される中央管理サーバとを含むゲームシステムであって、前記店舗サーバが、前記第1のカウント値を前記中央管理サーバに送信する処理と、前記中央管理サーバから特殊払い出しを指示する指示データを受信する処理と、前記中央管理サーバから全店舗におけるゲーム媒体の総蓄積数のダミー数を管理する第2のカウント値を受信する処理とを行う店舗サーバ側通信制御部を更に含み、前記払出指示部が、前記指示データを受信した後に、店舗に配置されている複数種類の前記ゲーム装置の中から最初に所定のゲーム結果を得た前記ゲーム装置に、前記ダミー数分のゲーム媒体の特殊払い出しを行わせ、前記中央管理サーバが、前記第2のカウント値を所定速度でカウントする第2のカウント部と、前記第1のカウント値と前記第2のカウント値とに基づいて、店舗において前記ダミー数分のゲーム媒体が担保されたか否かを判定する判定部と、前記ダミー数分のゲーム媒体が担保された店舗を抽選対象として、特殊払い出しを行う店舗を決定する特殊払出店舗決定抽選を行う特殊払出店舗抽選部と、各店舗の前記店舗サーバから前記第1のカウント値を受信する処理と、前記特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗の前記店舗サーバに前記指示データを送信する処理と、前記特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗の前記店舗サーバに前記第2のカウント値を送信する処理とを行う中央管理サーバ側通信制御部とを含むゲームシステムに関する。
本発明では、全店舗におけるゲーム媒体の総蓄積数のダミー数分のゲーム媒体が担保された店舗を抽選対象として、特殊払い出しを行う店舗を決定しているため、単一店舗のゲーム装置を用いて大当たり用のゲーム媒体を貯留しているにも関わらず、複数店舗のゲーム装置を用いて大当たり用のメダルを貯留しているようにプレーヤに思わせることで、プレーヤのゲーム意欲をより高めつつ、各店舗間の公平性を担保することができる。
(9)また本発明は、ゲーム媒体の投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてゲーム媒体の通常払い出しを行う第1のゲーム装置と、ゲーム媒体の投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてゲーム媒体の特殊払い出しを行う第2のゲーム装置とを管理する店舗サーバであって、店舗に配置された複数種類の前記第1のゲーム装置のいずれかにゲーム媒体が投入されたことに基づいて、特殊払い出し用のゲーム媒体の蓄積数を管理する第1のカウント値を更新する第1のカウント部と、ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立したことに基づいて、店舗に配置されている前記第2のゲーム装置に所定のゲーム結果を得たことを条件に前記第1のカウント値が管理する蓄積数の範囲内でゲーム媒体の特殊払い出しを行わせるゲームを開始させる払出指示部を含む店舗サーバに関する。
また本発明は、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラム、および上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に関する。
本発明によれば、複数種類の機種を用いて大当たり用のゲーム媒体を貯留しているため、複数種類のいずれの機種に対してもプレーヤのゲーム意欲を高めることができる。
(10)また本発明は、上記のいずれかの店舗サーバと、各店舗の前記店舗サーバとネットワークを介して接続される中央管理サーバとを含むゲームシステムであって、前記店舗サーバが、前記第1のカウント値を前記中央管理サーバに送信する処理と、前記中央管理サーバから特殊払い出しを指示する指示データを受信する処理と、前記中央管理サーバから全店舗におけるゲーム媒体の総蓄積数のダミー数を管理する第2のカウント値を受信する処理とを行う店舗サーバ側通信制御部を更に含み、前記払出指示部が、前記指示データを受信したことに基づいて、店舗に配置されている前記第2のゲーム装置に所定のゲーム結果を得たことを条件に前記ダミー数分のゲーム媒体の特殊払い出しを行わせるゲームを開始させ、前記中央管理サーバが、前記第2のカウント値を所定速度でカウントする第2のカウント部と、前記第1のカウント値と前記第2のカウント値とに基づいて、店舗において前記ダミー数分のゲーム媒体が担保されたか否かを判定する判定部と、前記ダミー数分のゲーム媒体が担保された店舗を抽選対象として、特殊払い出しを行う店舗を決定する特殊払出店舗決定抽選を行う特殊払出店舗抽選部と、各店舗の前記店舗サーバから前記第1のカウント値を受信する処理と、前記特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗の前記店舗サーバに前記指示データを送信する処理と、前記特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗の前記店舗サーバに前記第2のカウント値を送信する処理とを行う中央管理サーバ側通信制御部とを含むゲームシステムに関する。
本発明では、全店舗におけるゲーム媒体の総蓄積数のダミー数分のゲーム媒体が担保された店舗を抽選対象として、特殊払い出しを行う店舗を決定しているため、単一店舗のゲーム装置を用いて大当たり用のゲーム媒体を貯留しているにも関わらず、複数店舗のゲーム装置を用いて大当たり用のメダルを貯留しているようにプレーヤに思わせることで、プレーヤのゲーム意欲をより高めつつ、各店舗間の公平性を担保することができる。
以下、本発明の実施の形態(本実施形態)について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.ゲームシステムの構成
図1は、本実施形態のゲームシステム1の概略構成図の一例である。
本実施形態のゲームシステム1は、店舗5に配置されたゲーム装置等(ゲーム装置10、ゲーム装置20、および報知装置38など)を管理する店舗サーバ40と、各店舗5の店舗サーバ40(詳細には、店舗サーバ40−1〜店舗サーバ40−n(nは2以上の自然数))とネットワーク60を介して接続される中央管理サーバ50とを含んで構成される。
ゲーム装置10およびゲーム装置20は、メダル(ゲーム媒体の一例)の投入(ベット)を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてメダルの払い出しを行う。
なお図1に示す例では、各店舗5にゲーム装置10およびゲーム装置20が配置されているが、メダルの投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてメダルの払い出しを行うゲーム装置であれば、ゲーム装置10およびゲーム装置20以外の機種のゲーム装置を更に配置してもよいし、また、ゲーム装置10やゲーム装置20を配置しないようにしてもよい。つまり本実施形態では、メダルの投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてメダルの払い出しを行うゲーム装置であれば、各店舗5で選択した機種を配置することができ、各店舗5間でゲーム装置の機種を揃える必要もない。
また図1に示す例では記載を省略しているが、実際には、ゲーム装置10およびゲーム装置20は、各店舗5に複数台ずつ配置されている。例えば店舗5−1では、実際には、複数のゲーム装置10−1(詳細には、ゲーム装置10−1−1〜ゲーム装置10−1−m、mは2以上の自然数)と、複数のゲーム装置20−1(詳細には、ゲーム装置20−1−1〜ゲーム装置20−1−l、lは2以上の自然数)とが配置されている。なお、図1に示す通り1台のみとしてもよい。
このように本実施形態では、メダルの投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてメダルの払い出しを行うゲーム装置が各店舗5に複数配置されていればよく、
複数の機種を複数台配置するだけでなく、1機種のみを複数台配置するようにしてもよいし、複数の機種を1台ずつ配置するようにしてもよい。
店舗サーバ40は、自身の店舗5に配置された複数のゲーム装置10および複数のゲーム装置20に投入(ベット)されたメダルの一部を大当たり用(以下、「ジャックポット用」という)のメダルとして貯留(管理)しており、この貯留されたメダルの枚数を中央管理サーバ50に送信する。また、ジャックポット用のメダルの払い出しを指示する指示データを中央管理サーバ50から受信したことに基づいて、自身の店舗5に配置されているいずれかのゲーム装置に、ジャックポット用のメダルの払い出しを行わせる。
中央管理サーバ50は、各店舗5のプレーヤに対して全店舗を跨いだジャックポットを行っているように思わせるためのダミーの貯留枚数(以下、「ダミー枚数」という)を管理しており、各店舗サーバ40から受信するジャックポット用のメダルの枚数が、このダミー枚数を上回った店舗5を対象として、ジャックポット用のメダルの払い出しを行う店舗を決定する抽選を行い、当選した店舗5の店舗サーバ40にジャックポット用のメダルの払い出しを指示する指示データを送信する。また中央管理サーバ50は、全店舗の店舗サーバ40に対してダミー枚数を定期的に送信する。
報知装置38は、プレーヤに対するダミーの枚数の報知や、ジャックポットに関する演出を実行するものであり、大型ディスプレイやスピーカなどが該当する。なお、報知装置38は各店舗5に配置されており、店舗サーバ40により制御される。
図2は、本実施形態のゲーム装置10の外観構成図の一例である。
本実施形態のゲーム装置10は、筐体11の正面上部にタッチパネル式のディスプレイ19が設けられ、筐体11の正面上部であってディスプレイ19の上方に複数のスピーカ18とデジタルカメラ17が設けられ、筐体11の上下方向ほぼ中央前方に操作プレート12が設けられ、筐体11の前面であって操作プレート12の上方に筐体11内のメダル8を払い出すための払出口13が設けられている。
ディスプレイ19は、ゲーム装置10で行われるゲームに関する各種の画像を表示するとともに、プレーヤの操作に関する各種の入力を行うことができるようになっている。またスピーカ18は、ゲームに関する各種の音声を出力する。またデジタルカメラ17は、ゲーム装置10で行われるゲームをプレイするプレーヤを撮像する。
操作プレート12には、払出口13から払い出されたメダル8を貯留するメダル貯留部14、およびメダル8を投入するメダル投入口15が設けられている。
そしてゲーム装置10は、メダル投入口15にメダルが投入されると、メダルの投入を検出し、各種の制御を行ってゲームを実行するとともに、ゲームの結果、払い出すメダル(配当)がある場合には、筐体11内に設置されたメダル払出用の払出ホッパ(図示省略)から配当メダルの払い出しが行われ、払出口13から払い出されたメダルが貯留部14に貯留されるようになっている。
なお、筐体11の側部で操作プレート12の下部には、メダル投入口15から投入されたメダル8が返却される返却口16が設けられている。
図3は、本実施形態のゲーム装置20の外観構成図の一例であり、図4は、本実施形態のゲーム装置20の側面方向からの概略断面図の一例である。
本実施形態のゲーム装置20は、図3および図4に示すように、筐体21内にメダル払い出し用の払い出しホッパ(図示省略)が設置されており、払い出しホッパから払い出されたメダル8が放出される放出口32が筐体21内の中央に設けられ、筐体21内であって放出口32の下端位置に、メダル8を一時的に貯留するためのゲームフィールド33と、ゲームフィールド33上を前後方向で往復移動するプッシャープレート34が設けられている。
また、筐体21の前面にはタッチパネル27が配設され、筐体21内であって放出口32が設けられた面(以下、「放出口面」)32aとタッチパネル27との間には、所定の傾斜角度を有するハーフミラー35が設けられ、ハーフミラー35の上方にはディスプレイ29が設置されている。
ハーフミラー35は、例えば45゜で下降傾斜されており、ディスプレイ29に表示された各種のゲーム画像をプレーヤ方向に反射表示するとともに、ハーフミラー35を透過して放出口32およびゲームフィールド33を視認できるようになっている。つまり、プレーヤが筐体21を視認すると、放出口面32aにディスプレイ29のゲーム画像が映し出されているように見えるとともに、ゲームフィールド33におけるメダルの状況を視認することができるようになっている。
また、筐体21の正面上部にゲームに関する各種の音声を出力する複数のスピーカ28とゲーム装置20で行われるゲームをプレイするプレーヤを撮像するデジタルカメラ37とが設けられ、筐体21の上下方向ほぼ中央前方に操作プレート22が設けられ、筐体21の前面であって操作プレート22の上方に筐体11内のメダル8を払い出すための払出口23が設けられている。
操作プレート22には、払出口23から払い出されたメダル8を貯留するメダル貯留部24、およびメダル8を投入するメダル投入口25が設けられている。
ゲーム装置10は、メダル投入口25にメダルが投入されると、投入されたメダルを検出し、各種の制御を行ってゲームを実行するとともに、ゲームの結果、払い出すメダル(配当)がある場合には、筐体11内に設置されたメダル払出用の払出ホッパ(図示省略)から配当メダルの払い出しが行われ、プッシャープレート34やゲームフィールド33にメダル8が放出される。
そして、プッシャープレート34の往復移動により、ゲームフィールド33上に堆積されたメダル8が押し出され、押し出されたメダル8が案内ガイド36を介して払出口23から払い出され、メダル貯留部25に貯留されるようになっている。
なお、筐体21の側部で操作プレート22の下部には、メダル投入口25から投入されたメダル8が返却される返却口26が設けられている。
2.機能ブロック
図5を参照しながら、本実施形態のゲーム装置10およびゲーム装置20の機能ブロックについて説明する。図5は、本実施形態のゲーム装置10の機能ブロック図の一例である。なお本実施形態のゲーム装置10では、図5の構成要素(各部)を全て含む必要はなく、その一部を省略した構成としてもよい。
操作部160は、プレーヤが行った操作を操作情報として入力するためのものであり、本実施形態では、その機能をタッチパネル式のディスプレイ19により実現している。なお、コントローラ、レバー、ボタン、マウス、キーボード、マイク、トラックボール、などによりその機能を実現してもよい。
投入メダル検出部165は、メダル投入口15に投入されたメダル8を検出するものであり、その機能は、フォトセンサなどの各種センサにより実現できる。
撮像部168は、ゲーム装置10で行われるゲームをプレイするプレーヤを撮像したり、ゲーム装置10がジャックポット用のメダルの払い出しを行う場合に、そのジャックポット用のメダルの払い出しを受けるプレーヤを撮像するものであり、本実施形態では、その機能をデジタルカメラ17により実現している。
情報記憶媒体180(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータ(具体的には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラムやデータ)などを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD等)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などのハードウェアにより実現できる。
記憶部170は、処理部100や通信部194などのワーク領域や、情報記憶媒体180から展開されたプログラムやデータの格納領域となるもので、その機能はRAM(VRAM)などのハードウェアにより実現できる。
表示部190は、処理部100により生成された画像を出力するものであり、本実施形態では、その機能をタッチパネル式のディスプレイ19により実現している。なお、CRTディスプレイ、LCD(液晶ディスプレイ)、OELD(有機ELディスプレイ)、PDP(プラズマディスプレイパネル)などによりその機能を実現してもよい。
メダル払出部185は、メダル8を払い出すためのものであり、その機能は、メダル払出用の払出ホッパなどにより実現できる。
払出メダル検出部188は、メダル払出部185から払い出されたメダル8を検出するものであり、その機能は、フォトセンサなどの各種センサにより実現できる。
音出力部192は、処理部100により生成された音を出力するものであり、本実施形態では、その機能をスピーカ18により実現している。なお、ヘッドフォンなどによりその機能を実現してもよい。
通信部194は、外部(例えば店舗サーバ40)との間で通信を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどにより実現できる。
処理部100(プロセッサ)は、操作部160からの操作情報、情報記憶媒体180から記憶部170に展開されたプログラムやデータなどに基づいて、ゲーム処理、画像生成処理、あるいは音生成処理などの各種処理を行う。なお処理部100の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。
そして処理部100は、ゲーム処理部110、払出制御部112、通信制御部114、
描画部140、音生成部150を含んで構成される。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
ゲーム処理部110は、メダルの投入(ベット)を条件にゲーム処理を行う。例えば、競馬ゲームであれば、レースに出走する競争馬に対してメダルがベットされると、記憶部170に記憶されている抽選テーブルの中からペイアウト率に応じた抽選テーブルを選択し、この選択された抽選テーブルを用いた抽選を行って出走馬の順位を決定し、この順位になるようにレースを進行させる処理を行う。
また例えば、スロットであれば、規定ベット数のメダルがベットされ、プレーヤの開始操作が行われると、ディスプレイ19に映し出される複数の図柄が配列された映像上のリールを回転させるとともに、記憶部170に記憶されている抽選テーブルの中からペイアウト率に応じた抽選テーブルを選択し、この選択された抽選テーブルを用いて役の当否を決定する抽選を行う。そして、プレーヤの停止操作に基づいて映像上のリールの回転を停止させ、リールの停止時に抽選結果に応じた図柄組合せが表示されると役の入賞となる。
なお上述したゲーム以外にも、例えば、ビンゴゲーム、カードゲーム、麻雀などのゲーム処理を行うこともできる。
払出制御部112は、メダルの払い出しに関する払出制御を行う。具体的には、ゲーム処理部110のゲーム結果に応じた枚数のメダルの払い出しをメダル払出部185に行わせる。例えば競馬ゲームであれば、レースに勝利した(1位になった)競争馬にメダルをベットしたプレーヤに対する配当メダルの払い出しを、メダル払出部185に行わせる。また例えばスロットであれば、役を入賞させたプレーヤに対する配当メダルの払い出しを、メダル払出部185に行わせる。
また払出制御部112は、店舗サーバ40からジャックポット用のメダルの払い出しを指示された場合にも、指示された枚数のメダルの払い出しを、メダル払出部185に行わせる。
通信制御部114は、データ(パケット)の送受信に関する通信部194の制御として、店舗サーバ40に送信するデータを生成する処理、データ送信先のネットワークアドレスを指定する処理、受信したデータを記憶部170に保存する処理、受信したデータを解析する処理などを行う。例えば、投入されたメダルの枚数を店舗サーバ40に送信する処理、ジャックポット用のメダルの払い出しを受けるプレーヤの撮像データを店舗サーバ40に送信する処理、あるいは店舗サーバ40からジャックポット用メダルの払い出し指示データを受信する処理を行う。
描画部140は、処理部100で行われるゲーム処理などの結果に基づいて描画処理を行い、これにより画像を生成し、表示部190に出力する。なお、描画部140が生成する画像は、いわゆる2次元画像であってもよいし、3次元画像であってもよい。
2次元画像を生成する場合には、優先度の高いオブジェクトが優先度の低いオブジェクトの前面に表示されるようにオブジェクトを合成して描画データを作成する。そして、この描画データに基づいて、合成後のオブジェクトを描画バッファ(フレームバッファあるいは中間バッファなどのピクセル単位で画像情報を記憶できるバッファ。VRAM)に描画して、2次元画像を生成する。
3次元画像を生成する場合には、まず、座標変換(ワールド座標変換、カメラ座標変換)、クリッピング処理、或いは透視変換等のジオメトリ処理を行い、その処理結果に基づいて、描画データ(プリミティブの頂点の位置座標、テクスチャ座標、色データ、法線ベクトル或いはα値等)を作成する。そして、この描画データ(プリミティブデータ)に基づいて、透視変換後(ジオメトリ処理後)のオブジェクト(1又は複数プリミティブ)を描画バッファに描画する。これにより、ゲーム空間内において仮想カメラ(所与の視点)から見える画像を生成する。
音生成部150は、処理部100で行われるゲーム処理などの結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、音出力部192に出力する。
なお、本実施形態のゲーム装置10は、1人のプレーヤのみがプレイできるシングルプレーヤモード専用のゲーム装置にしてもよいし、複数のプレーヤがプレイできるマルチプレーヤモードも備えるゲーム装置にしてもよい。また複数のプレーヤがプレイする場合に、これらの複数のプレーヤに提供するゲーム画像やゲーム音を、サーバあるいは1つのゲーム装置10を用いて生成してもよいし、サーバや複数のゲーム装置10を用いて分散処理により生成してもよい。
本実施形態のゲーム装置20の機能ブロックは、プッシャープレート駆動機構部を有している点を除き、ゲーム装置10の機能ブロックと同様の構成を有しているため詳細な説明は省略する。なお、プッシャープレート駆動機構部は、筐体21の前面と放出口面32aとの間でプッシャープレート34を所定のタイミングで往復移動させる制御を行う。
図6を参照しながら、本実施形態の店舗サーバ40の機能ブロックについて説明する。図6は、本実施形態の店舗サーバ40の機能ブロック図の一例である。なお本実施形態の店舗サーバ40では、図6の構成要素(各部)を全て含む必要はなく、その一部を省略した構成としてもよい。
操作部460は、管理者が行った操作を操作情報として入力するためのものであり、その機能は、キーボード、マウス、ボタン、トラックボール、タッチパネルなどにより実現できる。
情報記憶媒体480(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータ(具体的には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラムやデータ)などを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD等)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などのハードウェアにより実現できる。
記憶部470は、処理部400や通信部494などのワーク領域や、情報記憶媒体480から展開されたプログラムやデータの格納領域となるもので、その機能はRAM(VRAM)などのハードウェアにより実現できる。
報知装置38は、処理部400により生成された画像を出力したり、処理部400により生成された音を出力するものであり、画像の出力機能は、CRTディスプレイ、LCD(液晶ディスプレイ)、OELD(有機ELディスプレイ)、PDP(プラズマディスプレイパネル)などにより実現でき、音の出力機能は、スピーカやヘッドフォンなどにより実現できる。
通信部494は、外部(中央管理サーバ50、ゲーム装置10、ゲーム装置20など)との間で通信を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどにより実現できる。
処理部400(プロセッサ)は、操作部460からの操作情報、情報記憶媒体480から記憶部470に展開されたプログラムやデータなどに基づいて、ゲーム処理、画像生成処理、あるいは音生成処理などの各種処理を行う。なお処理部400の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。
そして処理部400は、第1のカウント部410、通信制御部412、演出制御部414、払出指示部416、特殊払出抽選部418、投入監視部420を含んで構成される。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
第1のカウント部410は、自身の店舗5に配置された複数のゲーム装置のいずれかにメダルが投入されたことに基づいて、ジャックポット用のメダル(特殊払い出し用のゲーム媒体の一例)の蓄積数を管理する第1のカウント値を更新する処理を行う。なお「第1のカウント値」は、店舗内でジャックポット用に貯留されたメダルの枚数を管理できる値であればよく、本実施形態では、店舗内でジャックポット用に貯留されたメダルの枚数そのものを示す値となっている。例えば、ジャックポット比率が1%に設定されている場合には、メダルが1枚投入される毎に、0.01枚分のメダルがジャックポット用に貯留(蓄積)されることになり、第1のカウント値に+0.01が加算される。
通信制御部412は、データ(パケット)の送受信に関する通信部494の制御として、中央管理サーバ50、ゲーム装置10、およびゲーム装置10などに送信するデータを生成する処理、データ送信先のネットワークアドレスを指定する処理、受信したデータを記憶部470に保存する処理、受信したデータを解析する処理などを行う。
具体的には、第1のカウント値を中央管理サーバ50に送信する処理、ジャックポット用メダルの払い出しを店舗5に指示する指示データを中央管理サーバ50から受信する処理、全店舗におけるメダルの総蓄積数のダミー枚数を管理する第2のカウント値を中央管理サーバ50から受信する処理、ジャックポット用メダルの払い出しを行う店舗5をプレーヤに報知するための特殊払出店舗決定演出データを中央管理サーバ50から受信する処理などを行う。
なお通信制御部412は、第1のカウント値を中央管理サーバ50に所定の契機毎に送信する。具体的には、ゲーム装置から投入されたメダルの枚数が通知される毎、即ち、ゲーム装置において投入されたメダルを用いたゲームが開始され、投入されたメダルの枚数が確定する毎に送信する。
演出制御部414は、第2のカウント値に基づいて、ダミー枚数を報知する演出を報知装置38に行わせる。具体的には、通信制御部412が第2のカウント値を受信する毎にダミー枚数を更新し、更新したダミー枚数を報知装置38に表示出力させたり、音声出力させる。なお、店舗5内に配置されたゲーム装置を用いて行ってもよい。
このようにすると、あたかも複数の店舗を跨いでジャックポットを行っているかのような印象をプレーヤに与えることができる。
また演出制御部414は、中央管理サーバ50から受信した特殊払出店舗決定演出データを用いて、ジャックポット用メダルの払い出しを行う店舗5を報知する演出を報知装置38に行わせる。なお、記憶部170に特殊払出店舗決定演出データを記憶する場合には、この特殊払出店舗決定演出データを用いて、ジャックポット用メダルの払い出しを行う店舗5を報知する演出を報知装置38に行わせてもよい。また、店舗5内に配置されたゲーム装置に行わせてもよい。
また演出制御部414は、記憶部170に記憶された特殊払出ゲーム装置決定演出データやゲーム装置から受信したジャックポット用のメダルの払い出しを受けるプレーヤの撮像データを用いて、店舗5に配置されている複数のゲーム装置の中からジャックポット用メダルの払い出しを行うゲーム装置やジャックポット用メダルの払い出しを受けるプレーヤを報知する演出を報知装置38に行わせる。なお、店舗5内に配置されたゲーム装置に行わせてもよい。
払出指示部416は、通信制御部412が指示データを受信したことに基づいて、店舗5に配置されている複数のゲーム装置の少なくともいずれかにジャックポット用メダルの中からダミー枚数分(貯留されたジャックポット用メダルの範囲内の一例)のメダルの払い出しを行わせる。
例えば、通信制御部412が指示データを受信した後(ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立した後の一例)に、店舗5に配置されている複数のゲーム装置の中から最初に所定のゲーム結果を得たゲーム装置(例えば競馬ゲームであれば、レースで1位になった競争馬を当てたゲーム装置、また例えばスロットであれば、特定の役を入賞させたゲーム装置)に、ジャックポット用メダルの中からダミー枚数分のメダルの払い出しを行わせるようにしてもよい。
このようにすると、あたかも複数の店舗を跨いでジャックポットを行っているかのような印象をプレーヤに与えることができる。
また例えば、店舗5にジャックポット専用のゲーム装置(第2のゲーム装置の一例)を配置している場合には、通信制御部412が指示データを受信したこと(ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立したことの一例)に基づいて、ジャックポット専用のゲーム装置において所定のゲーム結果を得たこと(例えば競馬ゲームであれば、レースで1位になった競争馬を当てたこと、また例えばスロットであれば特定の役を入賞させたこと)を条件にジャックポット用メダルの中からダミー枚数分のメダルの払い出しを行うゲームを開始させるようにしてもよい。
このようにすると、プレーヤ全員が均一な条件の下でジャックポット用メダルの払い出しに挑戦することができる。
なおゲーム装置が、認証用データを記憶した情報記憶媒体を用いてプレーヤ認証を行う場合には、通信制御部412が指示データを受信した後に、プレーヤ認証が行われているゲーム装置の少なくともいずれかにジャックポット用メダルの中からダミー枚数分のメダルの払い出しを行わせるようにしてもよい。
このようにすると、その店舗5の会員にならないとジャックポット用メダルの払い出しに挑戦することができないため、会員への入会を促すことができるとともに、普段その店舗5でプレイすることが多いプレーヤがジャックポット用メダルの払い出しを受ける期待値を高めることができる。
また店舗サーバ40入力された操作データに基づいてジャックポット用メダルの中からダミー枚数分のメダルの払い出しを行わせるゲーム装置を決定するようにしてもよい。
そして払出指示部416は、特殊払出抽選部418、投入監視部420を含んで構成されている。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
特殊払出抽選部416は、通信制御部412が指示データを受信した後に、店舗5に配置されている複数のゲーム装置を抽選対象として、ジャックポット用メダルの中からダミー枚数分のメダルの払い出しを行うゲーム装置を決定する特殊払出決定抽選を行う。この場合払出指示部416は、特殊払出決定抽選に当選したゲーム装置に、ダミー枚数分のメダルの払い出しを行わせる。このようにすると、店舗5にいるプレーヤをジャックポット用メダルの払い出しに挑戦させることができる。なおゲーム装置が、認証用データを記憶した情報記憶媒体を用いてプレーヤ認証を行う場合には、通信制御部412が指示データを受信した後に、プレーヤ認証が行われているゲーム装置を抽選対象として、特殊払出決定抽選を行うようにしてもよい。
投入監視部418は、通信制御部412が指示データを受信したことに基づいて、店舗5に配置された複数のゲーム装置へのメダルの投入状況(例えば、投入回数)を一定期間監視する。この場合、特殊払出抽選部416は、一定期間内に所定の投入条件(例えば、所定回数以上の投入)を満たしたゲーム装置を抽選対象として、特殊払出決定抽選を行う。なお、投入回数を参照して特殊払出決定抽選の当選確率を決定し、この当選確率で特殊払出決定抽選を行うようにしてもよい。このようにすると、継続してプレイしていたプレーヤがジャックポット用メダルの払い出しを受ける期待値を高めることができる。
図7を参照しながら、本実施形態の中央管理サーバ50の機能ブロックについて説明する。図7は、本実施形態の中央管理サーバ50の機能ブロック図の一例である。なお本実施形態の中央管理サーバ50では、図7の構成要素(各部)を全て含む必要はなく、その一部を省略した構成としてもよい。
操作部560は、管理者が行った操作を操作情報として入力するためのものであり、その機能は、キーボード、マウス、ボタン、トラックボール、タッチパネルなどにより実現できる。
情報記憶媒体580(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータ(具体的には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラムやデータ)などを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD等)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などのハードウェアにより実現できる。
記憶部570は、処理部500や通信部594などのワーク領域や、情報記憶媒体580から展開されたプログラムやデータの格納領域となるもので、その機能はRAM(VRAM)などのハードウェアにより実現できる。
通信部594は、外部(例えば、店舗サーバ40)との間で通信を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどにより実現できる。
処理部500(プロセッサ)は、操作部560からの操作情報、情報記憶媒体580から記憶部570に展開されたプログラムやデータなどに基づいて、ゲーム処理、画像生成処理、あるいは音生成処理などの各種処理を行う。なお処理部500の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。
そして処理部500は、第2のカウント部510、判定部512、特殊払出店舗抽選部514、通信制御部516を含んで構成される。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
第2のカウント部510は、全店舗におけるメダルの総蓄積数のダミー枚数を管理する第2のカウント値を所定速度で更新する処理(例えば、1分間に1枚のペースで第2のカウント値に+1を加算する処理)を行う。なお、「第2のカウント値」は、ダミー枚数を管理できる値であればよく、本実施形態では、ダミー枚数そのものを示す値となっている。また、第1のカウント値の変化率に基づいて第2のカウント値のカウント速度を決定し、このカウント速度で第2のカウント値をカウントするようにしてもよい。例えば、全店舗の第1のカウント値の変化率から第1のカウント値の平均カウント速度を算出し、この平均カウント速度で第2のカウント値を更新するようにしてもよい。このようにすると、実際のメダルの推移に合わせたカウントを行い易くすることができる。
判定部512は、第1のカウント値と第2のカウント値とに基づいて、店舗5においてダミー数分のメダルが担保されたか否かを判定する。つまり、店舗5内でジャックポット用に貯留されたメダルの枚数とダミー枚数とを比較し、ダミー枚数以上のジャックポット用メダルが店舗5において貯留されているか否かを判定する。そして、ダミー枚数以上のジャックポット用メダルが店舗5において貯留されている場合には、その店舗5の特殊払出店舗抽選フラグがオン状態(抽選可能状態)に設定される。また、ダミー枚数以上のジャックポット用メダルが店舗5において貯留されていない場合には、その店舗5の特殊払出店舗抽選フラグがオフ状態(抽選不可状態)に設定される。なお、特殊払出店舗抽選フラグは記憶部570に記憶されている。
特殊払出店舗抽選部514は、ダミー枚数分のメダルが担保された店舗5を抽選対象として、ジャックポット用メダルの払い出しを行う店舗を決定する特殊払出店舗決定抽選を行う。具体的には、抽選フラグがオン状態に設定されている店舗5を抽選対象として、特殊払出店舗決定抽選を行う。なお、抽選対象となった店舗の過去の当選回数を記憶部570に記憶する場合には、この過去の当選回数を参照して特殊払出店舗決定抽選の当選確率を決定し、この当選確率で特殊払出店舗決定抽選を行うようにしてもよい。例えば、過去の当選回数が多い店舗5ほど当選確率が低くなるようにしてもよい。このようにすると、各店舗満遍なく特殊払出店舗決定抽選に当選させやすくすることができる。
通信制御部516は、データ(パケット)の送受信に関する通信部594の制御として、店舗サーバ40などに送信するデータを生成する処理、データ送信先のネットワークアドレスを指定する処理、受信したデータを記憶部570に保存する処理、受信したデータを解析する処理などを行う。
具体的には、各店舗5の店舗サーバ40から第1のカウント値を受信する処理、特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗5の店舗サーバ40に指示データを送信する処理、特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗5の店舗サーバ40に第2のカウント値を送信する処理、記憶部570に記憶されている特殊払出店舗決定抽選の結果に基づく特殊払出店舗決定演出データを全店舗の前記店舗サーバ40に送信する処理などを行う。
なお通信制御部516は、第2のカウント値を全店舗の店舗サーバ40に定期的(例えば、第2のカウント値が更新される毎)に送信する。
3.本実施形態の手法
図8〜図13を参照しながら本実施形態のゲームシステム1で行われるジャックポット用メダルの払い出し制御手法について説明する。
図8は、中央管理サーバ50の処理手順の一例を説明するためのフローチャート図である。
まず中央管理サーバ50は、第2のカウント値をカウントする契機であるか否かを確認する(ステップS100)。なお本実施形態では、1分間に1枚のペースで第2のカウント値をカウントするため、1分毎に第2のカウント値をカウントする契機となる。また本実施形態では、第2のカウント値の初期値を3000枚に設定している。
第2のカウント値をカウントする契機である場合には(ステップS100でY)、第2のカウント値を更新し(ステップS102)、更新された第2のカウント値を全店舗の店舗サーバ40に送信する(ステップS104)。なお第2のカウント値をカウントする契機でない場合には(ステップS100でN)、ステップS102、ステップS104の処理は行わない。
続いて、中央管理サーバ50は、各店舗5から第1のカウント値を受信したか否かを確認する(ステップS106)。
いずれかの店舗5から第1のカウント値を受信した場合には(ステップS106でY)、受信した第1のカウント値と第2のカウント値とを比較する(ステップS108)。そして、第1のカウント値が第2のカウント値以上である場合には、この店舗の特殊払出抽選フラグをオン状態に設定する(ステップS108でY、ステップS110)。一方、第2のカウント値が第1のカウント値以上である場合には、この店舗の特殊払出抽選フラグをオフ状態に設定する(ステップS108でN、ステップS112)。なお、第1のカウント値を受信しなかった場合には(ステップS106でN)、ステップS108〜ステップS112の処理は行わない。
続いて、中央管理サーバ50は、特殊払出店舗抽選契機か否かを確認する(ステップS114)。なお本実施形態では、1時間(所定間隔の一例)毎に特殊払出店舗抽選を行うため、1時間毎に特殊払出店舗抽選契機となる。
特殊払出店舗抽選契機である場合には(ステップS114でY)、抽選フラグがオン状態に設定されている店舗5を抽選対象として、特殊払出店舗決定抽選を行う(ステップS116)。例えば図9に示す例では、店舗5−1、店舗5−2の抽選フラグがオン状態に設定されているため、この2店舗を抽選対象として特殊払出店舗決定抽選が行われる。なお、特殊払出店舗決定抽選には「ハズレ」も含まれているため、必ずしも特殊払出店舗が決定するとは限らない。また過去の当選回数を参照し、過去の当選回数が多い店舗5ほど当選確率が低くなるようにしてもよい。
そして、いずれかの店舗5が特殊払出店舗決定抽選に当選した場合には(ステップS118でY)、全店舗のプレーヤに特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗を報知するための特殊払出店舗決定演出データを送信し(ステップS120)、特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗に特殊払出指示データを送信する(ステップS122)。なお、特殊払出店舗抽選契機でない場合には(ステップS114でN)、ステップS116〜ステップS122の処理は行わない。また、特殊払出店舗決定抽選に当選しなかった場合には(ステップS118でN)、ステップS120、ステップS122の処理は行わない。
図10は、店舗サーバ40の処理手順の一例を説明するためのフローチャート図である。
まず店舗サーバ40は、中央管理サーバ50から第2のカウント値を受信したか否かを確認する(ステップS200)。第2のカウント値を受信しなかった場合には、第2のカウント値をそのまま報知装置38に報知させ(ステップS200でN、ステップS202)、第2のカウント値を受信した場合には、受信した第2のカウント値に更新して報知装置38に報知させる(ステップS200でY、ステップS204)。
続いて、店舗サーバ40は、店舗5に配置されている複数のゲーム装置のいずれかにメダルが投入されたか否かを確認する(ステップS206)。なお本実施形態では、ゲーム装置において投入されたメダルを用いたゲームが開始され、投入されたメダルの枚数が確定した場合に、ゲーム装置から投入されたメダルの枚数が通知されるため、ゲーム装置から投入されたメダルの枚数が通知された場合に、店舗5に配置されている複数のゲーム装置のいずれかにメダルが投入されたことになる。
店舗5に配置されている複数のゲーム装置のいずれかにメダルが投入された場合には(ステップS206でY)、第1のカウント値を更新し(ステップS208)、更新された第1のカウント値を中央管理サーバ50に送信する(ステップS210)。なお店舗5に配置されている複数のゲーム装置のいずれにもメダルが投入されなかった場合には(ステップS206でN)、ステップS208、ステップS210の処理は行わない。
続いて店舗サーバ40は、中央管理サーバ50から特殊払出店舗決定演出データを受信したか否かを確認する(ステップS212)。特殊払出店舗決定演出データを受信した場合には(ステップS212でY)、この特殊払出店舗決定演出データを用いて店舗内のプレーヤに特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗を報知する演出を行う(ステップS214)。なお、この演出は全店舗で行われる。演出としては、例えば図11に示す例のようなルーレット型の演出を行う。図11に示す例では、店舗5−1において3500枚の特殊払い出し(ジャックポット用メダルの払い出し)が行われることが報知されている。なお、特殊払出店舗決定演出データを受信しなかった場合には(ステップS212でN)、ステップS214の処理は行わない。
続いて店舗サーバ40は、中央管理サーバ50から指示データを受信したか否かを確認する(ステップS216)。指示データを受信した場合には(ステップS216でY)、特殊払い出し(ジャックポット用メダルの払い出し)を行う(ステップS222)。なお、指示データを受信しなかった場合には(ステップS216でN)、ステップS222の処理は行わない。
図12は、特殊払い出し処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャート図である。
まず店舗サーバ40は、自身の店舗5に配置されている複数のゲーム装置を抽選対象として、ジャックポット用メダルの中からダミー枚数分のメダルの払い出しを行うゲーム装置を決定する特殊払出決定抽選を行う(ステップS310)。
続いて店舗サーバ40は、特殊払出ゲーム装置決定演出データを用いて、店舗内のプレーヤに特殊払出決定抽選に当選したゲーム装置を報知する演出を行う(ステップS312)。なお、演出としては、S214で行ったようなルーレット型の演出を行う。
続いて店舗サーバ40は、特殊払出決定抽選に当選したゲーム装置に、特殊払い出し(ダミー枚数分のメダルの払い出し)を指示し(ステップS314)、指示されたゲーム装置がメダルの払い出しを行う(ステップS316)。
図13は、特殊払い出し処理の処理手順の他の例を説明するためのフローチャート図である。
まず店舗サーバ40は、自身の店舗5に配置されている複数のゲーム装置へのメダルの投入を5分間(一定時間の一例)監視する(ステップS320)。
続いて店舗サーバ40は、5分間の投入状況から各ゲーム装置に対する当選確率を決定する(ステップS322)。例えば、この5分間の投入回数や投入枚数が多いほど当選確率を高くし、投入回数が所定回数に達していない場合や投入枚数が所定枚数に達していない場合には抽選対象としないようにしてもよい。なお機種に応じて所定期間内におけるメダルの投入回数、投入枚数は異なるので、この条件は機種毎に設定するようにしてもよい。
続いて店舗サーバ40は、ステップS322で決定されたゲーム装置を抽選対象として、ステップS322で決定された当選確率でジャックポット用メダルの中からダミー枚数分のメダルの払い出しを行うゲーム装置を決定する特殊払出決定抽選を行う(ステップS324)。
続いて店舗サーバ40は、特殊払出ゲーム装置決定演出データを用いて、店舗内のプレーヤに特殊払出決定抽選に当選したゲーム装置を報知する演出を行う(ステップS326)。なお、演出としては、S214で行ったようなルーレット型の演出を行う。
続いて店舗サーバ40は、特殊払出決定抽選に当選したゲーム装置に、特殊払い出し(ダミー枚数分のメダルの払い出し)を指示し(ステップS328)、指示されたゲーム装置がメダルの払い出しを行う(ステップS330)。
このように本実施形態によれば、単一店舗のゲーム装置を用いてジャックポット用のメダルを貯留しているにも関わらず、複数店舗のゲーム装置を用いてジャックポット用のメダルを貯留しているようにプレーヤに思わせることができるため、プレーヤのゲーム意欲をより高めつつ、各店舗間の公平性を担保することができる。
4.変形例
本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。また上記実施形態で説明した構成は、一例を示したに過ぎず、上記実施形態の構成と同様の効果を奏する均等な手法を採用した場合においても本発明の範囲に含めることができる。
以下では、上記実施形態の変形例について説明する。なお、上述した実施形態と共通の構成および手法については詳細な説明を省略し、主要な相違点を中心に説明する。
図14は、変形実施形態の店舗サーバ40の機能ブロック図の一例である。以下では、払出指示部416、判定部422、ペイアウト率変更部424について説明する。
払出指示部416は、通信制御部412が指示データを受信したことに基づいて、店舗5に配置されている複数のゲーム装置の少なくともいずれかにダミー枚数分のメダルの払い出しを行わせる。
判定部422は、第1のカウント値と第2のカウント値とに基づいて、ダミー枚数分のメダルが担保されているか否かを判定する。つまり、ジャックポット用に貯留されたメダルの枚数とダミー枚数とを比較し、ダミー枚数以上のジャックポット用メダルが貯留されているか否かを判定する。
ペイアウト率変更部424は、ダミー枚数分のメダルが担保されていない場合に、店舗5に配置された複数のゲーム装置の少なくともいずれかのペイアウト率を減少させる処理を行う。例えば、ジャックポット比率が90%に設定されている場合には、店舗5に配置された複数のゲーム装置の少なくともいずれかのペイアウト率を45%に減少させる処理を行う。なお、ダミー枚数分のメダルが担保されている場合に、店舗5に配置された複数のゲーム装置の少なくともいずれかのペイアウト率を上昇させる処理を行うようにしてもよい。
図15は、変形実施形態の中央管理サーバ50の機能ブロック図の一例である。なお変形実施形態の中央管理サーバ50の機能ブロックは、上記実施形態の中央管理サーバ50から判定部512、特殊払出店舗抽選部514を削除したものであるため詳細な説明については省略する。
図16は、変形実施形態の中央管理サーバ50の処理手順の一例を説明するためのフローチャート図である。なお変形実施形態の中央管理サーバ50の処理手順は、上記実施形態の中央管理サーバ50の処理手順のステップS106〜ステップS112を削除したものであるため詳細な説明については省略する。
図17は、変形実施形態の店舗サーバ40の処理手順の一例を説明するためのフローチャート図である。以下では、ステップS216〜ステップS222について説明する。
店舗サーバ40は、中央管理サーバ50から指示データを受信したか否かを確認する(ステップS216)。指示データを受信した場合には(ステップS216でY)、第1のカウント値と第2のカウント値とを比較する(ステップS218)。第2のカウント値の方が第1のカウント値よりも大きい場合には(ステップS218でY)、ペイアウト率を減少させて(ステップS220)、特殊払い出し(ジャックポット用メダルの払い出し)を行う(ステップS222)。なお、指示データを受信しなかった場合には(ステップS216でN)、ステップS218〜ステップS222の処理は行わない。また、第1のカウント値の方が第2のカウント値よりも大きい場合には(ステップS218でN)、ステップS220の処理は行わない。
このように変形施形態によれば、全店舗におけるメダルの総蓄積数のダミー数分のメダルが担保されていない場合にダミー数分のメダルの払い出しを行わせた場合であっても、ペイアウト調整を行っているため各店舗間の公平性を担保することができる。
なお、上記実施形態および変形実施形態の各部(各手段)の処理は、その全てをハードウェアのみにより実現してもよいし、情報記憶媒体に格納されるプログラムや通信インターフェースを介して配信されるプログラムにより実現してもよい。或いは、ハードウェアとプログラムの両方により実現してもよい。そして、本実施形態の各部の処理をハードウェアとプログラムの両方により実現する場合には、情報記憶媒体には、ハードウェア(コンピュータ)を本実施形態の各部として機能させるためのプログラムが格納される。
また本発明は、業務用ゲームシステム、家庭用ゲームシステム、携帯型ゲームシステム、多数のプレーヤが参加する大型アトラクションシステム、シミュレータ、マルチメディア端末、携帯電話等の種々のゲームシステムに適用できる。
本実施形態のゲームシステム1の概略構成図の一例を示す図。 本実施形態のゲーム装置10の外観構成図の一例を示す図。 本実施形態のゲーム装置20の外観構成図の一例を示す図。 本実施形態のゲーム装置20の側面方向からの概略断面図の一例を示す図。 本実施形態のゲーム装置10の機能ブロック図の一例を示す図。 本実施形態の店舗サーバ40の機能ブロック図の一例を示す図。 本実施形態の中央管理サーバ50の機能ブロック図の一例を示す図。 中央管理サーバ50の処理手順の一例を説明するためのフローチャートを示す図。 本実施形態の制御手法の一例を説明するための図。 店舗サーバ40の処理手順の一例を説明するためのフローチャートを示す図。 本実施形態の制御手法の一例を説明するための図。 特殊払い出し処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートを示す図。 特殊払い出し処理の処理手順の他の例を説明するためのフローチャートを示す図。 変形実施形態の店舗サーバ40の機能ブロック図の一例を示す図。 変形実施形態の中央管理サーバ50の機能ブロック図の一例を示す図。 変形実施形態の中央管理サーバ50の処理手順の一例を説明するためのフローチャートを示す図。 変形実施形態の店舗サーバ40の処理手順の一例を説明するためのフローチャートを示す図。
符号の説明
1 ゲームシステム、5(5−1〜5−n) 店舗、
10(10−1〜10−n)、20(20−1〜20−n) ゲーム装置、
38(38−1〜38−n) 報知装置、
40(40−1〜40−n) 店舗管理サーバ、50 中央管理サーバ、
60 ネットワーク、8 メダル、
11、21 筐体、12、22 操作プレート、13、23 払出口、
14、24 メダル貯留部、15、25 メダル投入口、16、26 返却口、
18、28 スピーカ、19、29 ディスプレイ、27 タッチパネル、
32 放出口、32a 放出口面、33 ゲームフィールド、
34 プッシャープレート、35 ハーフミラー、36 案内ガイド、
17、37 デジタルカメラ、
100 処理部、110 ゲーム処理部、112 払出制御部、114 通信制御部、
140 描画部、150 音生成部、
160 操作部、165 投入メダル検出部、168 撮像部、170 記憶部、
180 情報記憶媒体、185 メダル払出部、188 払出メダル検出部、
190 表示部、192 音出力部、194 通信部、
400 処理部、410 第1のカウント部、412 通信制御部、
414 演出制御部、416 払出指示部、418 特殊払出抽選部、
420 投入監視部、422 判定部、424 ペイアウト率変更部、
460 操作部、470 記憶部、480 情報記憶媒体、494 通信部、
500 処理部、510 第2のカウント部、512 判定部、
514 特殊払出店舗抽選部、516 通信制御部、
560 操作部、570 記憶部、580 情報記憶媒体、594 通信部

Claims (14)

  1. ゲーム媒体の投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてゲーム媒体の払い出しを行うゲーム装置を管理する店舗サーバであって、
    店舗に配置された複数種類の前記ゲーム装置のいずれかにゲーム媒体が投入されたことに基づいて、特殊払い出し用のゲーム媒体の蓄積数を管理する第1のカウント値を更新する第1のカウント部と、
    ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立した後に、店舗に配置されている複数種類の前記ゲーム装置を抽選対象として、特殊払い出しを行う前記ゲーム装置を決定する特殊払出決定抽選を行う特殊払出抽選部と、
    前記特殊払出決定抽選に当選した前記ゲーム装置に、前記第1のカウント値が管理する蓄積数の範囲内でゲーム媒体の特殊払い出しを行わせる払出指示部を含むことを特徴とする店舗サーバ。
  2. 請求項1において、
    ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立したことに基づいて、店舗に配置された複数種類の前記ゲーム装置へのゲーム媒体の投入状況を一定期間監視する投入監視部を更に含み、
    前記特殊払出抽選部が、
    前記一定期間内に所定の投入条件を満たした前記ゲーム装置を抽選対象として、前記特殊払出決定抽選を行うことを特徴とする店舗サーバ。
  3. 請求項2において、
    前記投入監視部が、
    ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立したことに基づいて、店舗に配置された複数種類の前記ゲーム装置へのゲーム媒体の投入回数を一定期間監視し、
    前記特殊払出抽選部が、
    前記一定期間内に所定回数以上の投入が行われた前記ゲーム装置を抽選対象として、前記特殊払出決定抽選を行うことを特徴とする店舗サーバ。
  4. 請求項3において、
    前記特殊払出抽選部が、
    前記投入回数を参照して前記特殊払出決定抽選の当選確率を決定し、当該当選確率で前記特殊払出決定抽選を行うことを特徴とする店舗サーバ。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記ゲーム装置では、認証用データを記憶した情報記憶媒体を用いてプレーヤ認証が行われ、
    前記特殊払出抽選部が、
    ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立した後に、前記プレーヤ認証が行われている複数種類の前記ゲーム装置を抽選対象として、前記特殊払出決定抽選を行うことを特徴とする店舗サーバ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の店舗サーバと、各店舗の前記店舗サーバとネットワークを介して接続される中央管理サーバとを含むゲームシステムであって、
    前記店舗サーバが、
    前記第1のカウント値を前記中央管理サーバに送信する処理と、前記中央管理サーバから特殊払い出しを指示する指示データを受信する処理と、前記中央管理サーバから全店舗におけるゲーム媒体の総蓄積数のダミー数を管理する第2のカウント値を受信する処理とを行う店舗サーバ側通信制御部を更に含み、
    前記特殊払出抽選部が、
    前記指示データを受信した後に、店舗に配置されている複数種類の前記ゲーム装置を抽選対象として前記特殊払出決定抽選を行い、
    前記払出指示部が、
    前記特殊払出決定抽選に当選した前記ゲーム装置に、前記ダミー数分のゲーム媒体の特殊払い出しを行わせ、
    前記中央管理サーバが、
    前記第2のカウント値を所定速度でカウントする第2のカウント部と、
    前記第1のカウント値と前記第2のカウント値とに基づいて、店舗において前記ダミー数分のゲーム媒体が担保されたか否かを判定する判定部と、
    前記ダミー数分のゲーム媒体が担保された店舗を抽選対象として、特殊払い出しを行う店舗を決定する特殊払出店舗決定抽選を行う特殊払出店舗抽選部と、
    各店舗の前記店舗サーバから前記第1のカウント値を受信する処理と、前記特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗の前記店舗サーバに前記指示データを送信する処理と、前記特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗の前記店舗サーバに前記第2のカウント値を送信する処理とを行う中央管理サーバ側通信制御部とを含むことを特徴とするゲームシステム。
  7. ゲーム媒体の投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてゲーム媒体の払い出しを行うゲーム装置を管理する店舗サーバであって、
    店舗に配置された複数種類の前記ゲーム装置のいずれかにゲーム媒体が投入されたことに基づいて、特殊払い出し用のゲーム媒体の蓄積数を管理する第1のカウント値を更新する第1のカウント部と、
    ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立した後に、店舗に配置されている複数種類の前記ゲーム装置の中から最初に所定のゲーム結果を得た前記ゲーム装置に、前記第1のカウント値が管理する蓄積数の範囲内でゲーム媒体の特殊払い出しを行わせる払出指示部を含むことを特徴とする店舗サーバ。
  8. 請求項7に記載の店舗サーバと、各店舗の前記店舗サーバとネットワークを介して接続される中央管理サーバとを含むゲームシステムであって、
    前記店舗サーバが、
    前記第1のカウント値を前記中央管理サーバに送信する処理と、前記中央管理サーバから特殊払い出しを指示する指示データを受信する処理と、前記中央管理サーバから全店舗におけるゲーム媒体の総蓄積数のダミー数を管理する第2のカウント値を受信する処理とを行う店舗サーバ側通信制御部を更に含み、
    前記払出指示部が、
    前記指示データを受信した後に、店舗に配置されている複数種類の前記ゲーム装置の中から最初に所定のゲーム結果を得た前記ゲーム装置に、前記ダミー数分のゲーム媒体の特殊払い出しを行わせ、
    前記中央管理サーバが、
    前記第2のカウント値を所定速度でカウントする第2のカウント部と、
    前記第1のカウント値と前記第2のカウント値とに基づいて、店舗において前記ダミー数分のゲーム媒体が担保されたか否かを判定する判定部と、
    前記ダミー数分のゲーム媒体が担保された店舗を抽選対象として、特殊払い出しを行う店舗を決定する特殊払出店舗決定抽選を行う特殊払出店舗抽選部と、
    各店舗の前記店舗サーバから前記第1のカウント値を受信する処理と、前記特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗の前記店舗サーバに前記指示データを送信する処理と、前記特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗の前記店舗サーバに前記第2のカウント値を送信する処理とを行う中央管理サーバ側通信制御部とを含むことを特徴とするゲームシステム。
  9. ゲーム媒体の投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてゲーム媒体の通常払い出しを行う第1のゲーム装置と、ゲーム媒体の投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてゲーム媒体の特殊払い出しを行う第2のゲーム装置とを管理する店舗サーバであって、
    店舗に配置された複数種類の前記第1のゲーム装置のいずれかにゲーム媒体が投入されたことに基づいて、特殊払い出し用のゲーム媒体の蓄積数を管理する第1のカウント値を更新する第1のカウント部と、
    ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立したことに基づいて、店舗に配置されている前記第2のゲーム装置に所定のゲーム結果を得たことを条件に前記第1のカウント値が管理する蓄積数の範囲内でゲーム媒体の特殊払い出しを行わせるゲームを開始させる払出指示部を含むことを特徴とする店舗サーバ。
  10. 請求項9に記載の店舗サーバと、各店舗の前記店舗サーバとネットワークを介して接続される中央管理サーバとを含むゲームシステムであって、
    前記店舗サーバが、
    前記第1のカウント値を前記中央管理サーバに送信する処理と、前記中央管理サーバから特殊払い出しを指示する指示データを受信する処理と、前記中央管理サーバから全店舗におけるゲーム媒体の総蓄積数のダミー数を管理する第2のカウント値を受信する処理とを行う店舗サーバ側通信制御部を更に含み、
    前記払出指示部が、
    前記指示データを受信したことに基づいて、店舗に配置されている前記第2のゲーム装置に所定のゲーム結果を得たことを条件に前記ダミー数分のゲーム媒体の特殊払い出しを行わせるゲームを開始させ、
    前記中央管理サーバが、
    前記第2のカウント値を所定速度でカウントする第2のカウント部と、
    前記第1のカウント値と前記第2のカウント値とに基づいて、店舗において前記ダミー数分のゲーム媒体が担保されたか否かを判定する判定部と、
    前記ダミー数分のゲーム媒体が担保された店舗を抽選対象として、特殊払い出しを行う店舗を決定する特殊払出店舗決定抽選を行う特殊払出店舗抽選部と、
    各店舗の前記店舗サーバから前記第1のカウント値を受信する処理と、前記特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗の前記店舗サーバに前記指示データを送信する処理と、前記特殊払出店舗決定抽選に当選した店舗の前記店舗サーバに前記第2のカウント値を送信する処理とを行う中央管理サーバ側通信制御部とを含むことを特徴とするゲームシステム。
  11. ゲーム媒体の投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてゲーム媒体の払い出しを行うゲーム装置を管理する店舗サーバのためのプログラムであって、
    店舗に配置された複数種類の前記ゲーム装置のいずれかにゲーム媒体が投入されたことに基づいて、特殊払い出し用のゲーム媒体の蓄積数を管理する第1のカウント値を更新する第1のカウント部と、
    ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立した後に、店舗に配置されている複数種類の前記ゲーム装置を抽選対象として、特殊払い出しを行う前記ゲーム装置を決定する特殊払出決定抽選を行う特殊払出抽選部と、
    前記特殊払出決定抽選に当選した前記ゲーム装置に、前記第1のカウント値が管理する蓄積数の範囲内でゲーム媒体の特殊払い出しを行わせる払出指示部としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  12. ゲーム媒体の投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてゲーム媒体の払い出しを行うゲーム装置を管理する店舗サーバのためのプログラムであって、
    店舗に配置された複数種類の前記ゲーム装置のいずれかにゲーム媒体が投入されたことに基づいて、特殊払い出し用のゲーム媒体の蓄積数を管理する第1のカウント値を更新する第1のカウント部と、
    ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立した後に、店舗に配置されている複数種類の前記ゲーム装置の中から最初に所定のゲーム結果を得た前記ゲーム装置に、前記第1のカウント値が管理する蓄積数の範囲内でゲーム媒体の特殊払い出しを行わせる払出指示部としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  13. ゲーム媒体の投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてゲーム媒体の通常払い出しを行う第1のゲーム装置と、ゲーム媒体の投入を条件にゲームを実行するとともにゲーム結果に応じてゲーム媒体の特殊払い出しを行う第2のゲーム装置とを管理する店舗サーバのためのプログラムであって、
    店舗に配置された複数種類の前記第1のゲーム装置のいずれかにゲーム媒体が投入されたことに基づいて、特殊払い出し用のゲーム媒体の蓄積数を管理する第1のカウント値を更新する第1のカウント部と、
    ゲーム媒体の特殊払い出し条件が成立したことに基づいて、店舗に配置されている前記第2のゲーム装置に所定のゲーム結果を得たことを条件に前記第1のカウント値が管理する蓄積数の範囲内でゲーム媒体の特殊払い出しを行わせるゲームを開始させる払出指示部としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  14. コンピュータにより読取可能な情報記憶媒体であって、請求項11〜13のいずれかに記載のプログラムを記憶することを特徴とする情報記憶媒体。
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