JPH06198428A - 発泡式フラックス塗布装置 - Google Patents

発泡式フラックス塗布装置

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JPH06198428A
JPH06198428A JP36028792A JP36028792A JPH06198428A JP H06198428 A JPH06198428 A JP H06198428A JP 36028792 A JP36028792 A JP 36028792A JP 36028792 A JP36028792 A JP 36028792A JP H06198428 A JPH06198428 A JP H06198428A
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JP
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foaming
gas supply
pressurized gas
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width
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Application number
JP36028792A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Shimizu
義昭 清水
Junji Nishiwaki
純治 西脇
Katsutoshi Tanabe
克利 田辺
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の加圧気体供給室からなる発泡手段への
加圧気体の供給を気体供給開閉手段により各加圧気体供
給室ごとに切り換え制御することにより、自動搬送され
てくる回路基板の基板幅に合わせた必要最小限の気泡の
噴流幅を形成することができる。 【構成】 発泡手段5は仕切部材9により区画形成した
複数の加圧気体供給室10と、これら加圧気体供給室1
0に対応して気泡BUを発生させる多孔質材料からなる
発泡部6とにより構成する。加圧気体供給室10に対応
した仕切板13を発泡槽4内部に設けて発泡室14を形
成する。気体供給開閉手段15により各加圧気体供給室
10に加圧気体を切り換えて導き、回路基板28の基板
幅に応じて気泡BUの噴流幅を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動はんだ付装置にお
けるフラックス塗布工程において、回路基板のはんだ付
面にフラックスを塗布するための発泡式フラックス塗布
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な発泡式フラックス塗布装
置は、液体のフラックスを収納しているフラックス槽の
内部に開口部を有した発泡槽を設け、この発泡槽の内部
に多孔質材料よりなる筒状の発泡部を設け、この発泡部
に加圧気体を導入して発泡槽の内部のフラックスを発泡
させ、この発泡した気泡がフラックス液中を浮上し、発
泡槽の開口部に噴流して気泡層を形成している。そし
て、回路基板は、その両端部が搬送キャリヤの搬送爪の
保持されて自動搬送されており、発泡槽の開口部上方を
通過する際に、フラックスの気泡層が回路基板のはんだ
付面に塗布される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の一般的な
発泡式フラックス塗布装置において、発泡槽から気泡を
噴流する開口部の口幅すなわち気泡の噴流幅は、大小各
種の回路基板のはんだ付面にフラックス塗布を可能とす
るために、発泡式フラックスの塗布工程及びその他の工
程を含めた自動はんだ付装置において搬送され得る最も
基板幅の大きな回路基板に合わせて設定している。
【0004】このため、開口部の口幅すなわち気泡の噴
流幅よりも基板幅の小さい回路基板が搬送されてくる場
合、回路基板のはんだ付面に直接塗布され得ないフラッ
クスの気泡が回路基板の側縁を回り込むように塗布され
たり、搬送キャリヤの搬送爪に付着したりして回路基板
のはんだ付面以外の不必要な個所にフラックスの気泡が
塗布されてしまうことにより、回路基板自体に悪影響を
及ぼすとともに搬送不良の原因となることも考えられ
る。
【0005】また、回路基板に塗布されない噴流のみの
フラックスの気泡は、空気の接触により劣化したり、あ
るいは周囲に飛散して不要な個所に付着してしまうこと
も考えられる。
【0006】このような問題点を解決するものとして、
実公昭59−43752号公報が開示されている。この
公報に示されているものは、回路基板等のはんだ付対象
物の基板幅の大きさに合わせて、気泡の噴流幅を調節可
能とするもので、はんだ付対象物の基板幅に応じて噴流
幅を調節でき、必要最小限の噴流幅を得るためには有効
である。
【0007】しかしながら、発泡槽の開口部に形成され
る気泡層の気泡高さが常に安定的であるとは限らず、回
路基板のはんだ付面に均一的にフラックスを塗布するこ
とが不可能である場合が生じる。
【0008】これは、多孔質材料からなる筒状の発泡部
の一端を閉じ、他端に気体導入口を設け、この気体導入
口を介して順次発泡部の奥行き方向に加圧気体を導入し
ているため、気体導入口から遠ざかるにつれて微量では
あるが除々に気体量が減衰していき、そのために発泡部
から発泡する気泡量も気体導入口から遠ざかるにつれて
徐々に少なくなっており、発泡部外周の無数の小孔から
均等な気泡量が発生せずに、さらに、発泡槽の内部を浮
上する気泡が乱流などにより広範囲にバラツキながら開
口部に到達して気泡層を形成するために、気泡層の表面
が回路基板の幅方向に沿って泡の気泡高さが凹凸状態と
なりやすく、この結果、回路基板に塗布するフラックス
の塗布厚が一定に保てなくなるという問題が生じるため
である。
【0009】本発明は、上記問題点に着目して、基板幅
の異なる大小各種の回路基板に対応して発泡槽の開口部
から噴流している気泡の噴流幅を調整可能とし、さらに
噴流するフラックスの気泡層の表面の気泡高さをほぼ均
一な状態に保つことにより、回路基板のはんだ付面にほ
ぼ均一なフラックスを塗布することが可能となる発泡式
フラックス塗布装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、フラックス液を収容するフラックス槽
と、このフラックス槽の内部に配設され上面に開口部を
有する発泡槽と、この発泡槽内に配設されるとともに加
圧気体を供給することにより気泡を発生させ、この気泡
を前記発泡槽の開口部から噴流させて自動搬送されてく
る回路基板にフラックスを塗布する発泡手段と、この発
泡手段に加圧気体を供給する気体供給手段と、この気体
供給手段と前記発泡手段との間に介在して前記気体供給
手段からの加圧気体を前記発泡手段に導く気体供給開閉
手段とを有し、前記発泡手段は仕切部材により区画形成
した複数の加圧気体供給室と、これら複数の加圧気体供
給室に対応して前記気泡を発生させる多孔質材料からな
る発泡部とにより形成するとともに、さらに前記各加圧
気体供給室に対応した仕切板を前記発泡槽内部に設けて
発泡室を形成し、前記気体供給開閉手段により前記各加
圧気体供給室に加圧気体を切り換えて導き、回路基板の
基板幅に応じて前記気泡の噴流幅を設定するものであ
る。
【0011】さらに、自動搬送されてくる回路基板の流
れ方向に対して、前記発泡槽の開口部よりも上流側に回
路基板の基板幅を検出するためのセンサを設け、このセ
ンサの信号により前記気体供給開閉手段を切り換え制御
するものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、複数の加圧気体供給室からな
る発泡手段への加圧気体の供給が気体供給開閉手段によ
り各加圧気体供給室ごとに切り換え制御される。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。
【0014】図1は、自動はんだ付装置を示す図であ
る。この自動はんだ付装置の機枠A内に、ここでは図示
していない回路基板が搬入コンベヤBによって搬送され
る。機枠A内には、回路基板のはんだ付面にフラックス
付けを行う発泡式フラックス塗布装置Cと、回路基板を
予備加熱するプリヒータDと、回路基板に対し噴流はん
だによりはんだ付けを行うはんだ槽Eと、回路基板を冷
却する冷却ファンFとが順次配設され、この機枠A内を
搬送する搬送キャリアGにより回路基板にフラックス塗
布工程、予備加熱工程、はんだ付け工程、冷却工程の各
工程を順次自動で行い、搬送コンベヤHにより機枠A内
から搬出するよう構成されている。
【0015】以下、前記した自動はんだ付装置のフラッ
クス塗布工程に適応される発泡式フラックス塗布装置C
について詳細に説明する。
【0016】図2〜図4は、本発明の第一実施例に係る
発泡式フラックス塗布装置Cを示しており、液体のフラ
ックス1が収容されるフラックス槽2内部には、上方に
開口部3を有した発泡槽4が設けられており、この発泡
槽4の内部には発泡手段5がフラックス1に浸漬状態に
設けられている。
【0017】この発泡手段5は、図3に示すように、多
孔質材料からなるトンネル型をした筒状の発泡部6と、
平板状の固定板7上に一定間隔にて一体に立設形成され
た仕切壁8を有する仕切部材9とから構成されており、
発泡部6に仕切部材9を横方向から差し込み装着して、
発泡部6の内面及び固定板7、仕切壁8から成る仕切部
材9の内面により、各々が独立した複数の加圧気体供給
室10が区画形成されており、これら各加圧気体供給室
10ごとに加圧気体を供給するための穴部11が固定板
7に形成されている。
【0018】また、発泡槽4の内部には、発泡手段5の
長手方向とほぼ直交し、かつ発泡手段5の上方位置にお
いて発泡槽4の側板12とほぼ同一な外形形状を有した
仕切板13が、仕切部材9の各仕切壁8位置に対応して
設けられており、この仕切板13によって各加圧供給室
10と同数の発泡室14を形成している。
【0019】気体供給開閉手段15は、発泡手段5から
の複数の加圧気体供給室10の部屋数と同数の加圧気体
供給パイプ16と、この加圧気体供給パイプ16の先端
に設けられ、発泡手段5の穴部11に取り付け固定され
る加圧気体供給用のノズル17と、各加圧気体供給パイ
プ16の途中に電磁弁等の気体供給開閉弁18とを設け
ている。
【0020】気体供給手段19は、各加圧気体供給パイ
プ16に対応した出力部20及び単一の入力部21を有
し、内部に加圧気体をいったん蓄積して発泡手段5への
加圧気体供給圧を一定に調整するアキュムレータ等の蓄
圧器22と、この蓄圧器22の入力部21に加圧気体を
供給する加圧気体供給管23と、この加圧気体供給管2
3の途中に設けられ加圧気体の供給圧を調整する減圧調
整弁24と、加圧気体供給管23に加圧気体を供給する
加圧気体の発生源であるコンプレッサー等の圧縮機25
とを設けている。
【0021】次に、前記構成における発泡式フラックス
塗布装置Cの作用を説明する。
【0022】まず、圧縮機25によって供給された加圧
気体は、加圧気体供給管23に設けられた減圧調整弁2
4を通過する過程で所定の供給圧に減圧された後、入力
部21を介して蓄圧器22に至り、いったん蓄積(蓄
圧)され、供給圧のバラツキが緩衝される。
【0023】次に、蓄圧された加圧気体は、蓄圧器22
の出力部20から各加圧気体供給室10に対応するそれ
ぞれの加圧気体供給パイプ16にほぼ一定の供給圧で供
給され、この加圧気体供給パイプ16の途中にそれぞれ
設けた気体供給開閉弁18を通過し、ノズル17を介し
て各加圧気体供給室10に独立して一定の供給圧である
加圧気体が供給される。この時、気体供給開閉弁18を
図示しない切換スイッチによって通常オン状態で設定さ
れているものをオフ状態にすれば、これに対応する加圧
気体供給室10には加圧気体は供給されない。
【0024】各加圧気体供給室10ごとに独立して供給
された加圧気体は、発泡部6の無数の小孔を通り抜け、
発泡槽4の内部に設けた仕切板13により小さな室内に
区画形成された各発泡室14にフラックス1の気泡BU
を発泡する。この発泡した気泡BUは、各発泡室14の
内部を開口部3に向かって浮上し、開口部3の上部に気
泡層26を形成する。この気泡層26に両端部を搬送キ
ャリヤGの搬送爪27に保持されて搬送されてくる回路
基板28のはんだ付面29が接触してフラックス1が塗
布される。
【0025】この場合、各加圧気体供給室10には、前
述したようにそれぞれにほぼ一定な供給圧の加圧気体が
独立して供給されるように構成したから、発泡部6全体
にわたってほぼ一定の気体供給圧を得ることができ、こ
の結果、発泡部6の表面全体からほぼ一定の気体量を放
出することが可能となるため、発泡槽4の内部全域にお
いてバラツキの少ない気泡BUを発生できる。
【0026】さらに、前述したように、発泡槽4の内部
には、各加圧気体供給室10に対応した小さな部屋であ
る発泡室14を仕切板13により形成したことにより、
発泡部6から発生した気泡BUは、各発泡室14の内部
を乱流等を起こすことが抑えられほぼ垂直にバラツキな
く浮上できるため、開口部3に噴流し形成される気泡層
26の表面の気泡高さをほぼ一定状態に保つことが可能
となり、自動搬送されてくる回路基板28のはんだ付面
29にほぼ均一な塗膜圧でフラックス1を塗布すること
ができ、次工程のはんだ付作業も良好に行えるという効
果が生じる。
【0027】また、気体供給開閉弁18を設けたことに
より、自動搬送されてくる大小各種の回路基板28の基
板幅に合わせた必要最小限の気泡BUの噴流の噴流幅に
調整することが可能となる。
【0028】これは、例えば図2に示すような、基板幅
L1である回路基板28が搬送されてくる場合、右から
数えて3番目までの発泡室14に対応する加圧供給室1
0には、気体供給開閉弁18の図示しない切換スイッチ
をオフ状態にする。これにより、加圧気体の供給が遮断
されるため回路基板28の基板幅L1に合わせた必要最
小限の気泡BUの噴流幅を形成することができる。
【0029】図4における回路基板28の基板幅L2
は、発泡槽4の開口部3の口幅すなわち気泡BUの最大
噴流幅とほぼ等しい大きさであるから、全ての気体供給
開閉弁18を通常設定されているオン状態のままにして
おけば、回路基板28の基板幅L2に合った噴流幅が形
成される。
【0030】以上、詳述したように本実施例によれば、
仕切部材9により形成される複数の加圧気体供給室10
及びこれら加圧気体供給室10に対応した発泡部6によ
り発泡手段5を構成し、この発泡手段5の各加圧気体供
給質10に対応した同数の加圧気体供給パイプ16の途
中にそれぞれ気体供給開閉弁18を設け、この気体供給
開閉弁18の通常オン設定されている切換スイッチのう
ち、任意数の切換スイッチをオフ状態に切り換えると、
これに対応する加圧気体供給室10への加圧気体の供給
を遮断させることができる。
【0031】この遮断された加圧気体供給室10に対応
する発泡室14の上部に形成される発泡槽4の開口部3
には、気泡BUが噴流することがなく、切換スイッチが
オン状態で加圧気体が供給される加圧気体供給室10に
対応した開口部3だけ気泡BUが噴流する構成であるた
め、各気体供給開閉弁18の切換スイッチを開閉操作す
ることにより、自動搬送されてくる回路基板28の基板
幅に合わせた必要最小限の気泡BUの噴流幅を形成する
ことができるために、回路基板28のはんだ付面29に
直接塗布し得ない無駄な気泡BUの噴流がなくなること
から、回路基板28の側縁に周り込んで塗布したり、搬
送爪27に付着することもなく、また、空気との接触に
よるフラックス1液の劣化等、従来技術が抱える問題を
解消することができる。
【0032】さらに、前述したように、各加圧気体供給
室10に供給された気体圧はほぼ一定であり、発泡部6
から発生する気泡BU量も発泡部6前面においてほぼ均
一な量で発泡され、この発泡した気泡BUは発泡槽4の
内部に設けた複数の仕切板13により小さな部屋に区画
形成される各発泡室14の内部をそのまま浮上して開口
部3に導かれることにより、浮上する過程において生じ
やすい気泡BUの乱流等を防ぐことができるために、開
口部3の上部に形成されるフラックス1の気泡層26の
気泡高さを回路基板28の幅方向に沿ってほぼ一定かつ
安定した高さに保て、自動搬送されてくる回路基板28
のはんだ付面29にほぼ均一なフラックス1を塗布する
ことが可能となる。
【0033】図5及び図6は、本発明の第2実施例を示
しており、第1実施例と同一もしくは相当個所には同一
符号を付して詳しい説明は省略する。
【0034】Gは前述したように機枠A内において回路
基板28を搬送しつつフラックスの塗布、はんだ付等の
工程へと搬送する搬送キャリヤであり、この搬送キャリ
ヤGは、左右平行に並べられている2本のレール30に
各々軸支されている2個のスプロケット31と、このス
プロケット31に掛装されているチェーン32と、この
チェーン32の下部に等間隔に設けられており回路基板
28を保持するための搬送爪27と、前記レール30の
下部に設けた受け部材33と、この受け部材33に螺合
させた螺子棒34と、前記チェーン32を保護するため
に設けたチェーンカバー35により構成されている。
【0035】この場合、左右一対の前記レール30の一
方を固定して、他方のレール30を可動するように設け
ており、これは図示しないハンドルを回転駆動すること
によって前記螺子棒34を回転させ、この螺子棒34の
回転が受け部材33を介してレール30を軸線方向に移
動可能とし、回路基板28の基板幅に合わせて調節でき
るように構成する。
【0036】また、前記チェーンカバー35の一端面に
は、銀テープ等反射率の高いテープによって反射体36
を貼り付けており、その周縁には黒色印刷等によって遮
光体37を形成している。そして、前記反射体36及び
遮光体37と対向して前記レール30の移動調整方向に
沿うように発光部及び受光部(何れも図示しない)を備
えたセンサSを複数個並べて設けており、このセンサS
の前記発光部からの光を反射体36によって反射させて
前記受光部で読み取るようにしている。
【0037】従って、図5で示すように、回路基板28
の基板幅がL1の場合にあっては、図示しないハンドル
を回転駆動して前記螺子棒34を回転させ、この螺子棒
34の回転により受け部材33を螺子棒34に沿ってス
ライド移動させ、受け部材33に取り付けられた可動側
のレール30を回路基板28の基板幅L1位置まで移動
して固定側のレール30と可動側のレール30とにそれ
ぞれ設けられた搬送爪27の間隔を基板幅L1に設定す
る。
【0038】この設定と同時に、前記可動側のレール3
0のチェーンカバー35に設けられた反射体36と対向
して配置されたセンサSのみが受光して作動し、このセ
ンサSの信号を受けて図2で示した右から数えて3番目
までの気体供給開閉弁18が自動的に切り換え制御され
てオフ状態となり、これに対応する加圧気体供給室10
には、加圧気体の供給が遮断されるために、この加圧気
体供給室10に対応する発泡室14の開口部3から気泡
BUは噴流せず、基板幅L1に合った必要最小限の噴流
幅を形成することができる。
【0039】また、図5において、想像線で示した回路
基板28の基板幅L2は前記発泡槽4の開口部3の口幅
とほぼ等しい大きさであり、図1で示した自動はんだ付
装置において搬送され得る最も大きな基板幅を有してい
る。この場合も、前述したように、図示しないハンドル
を回転駆動して可動側のレール30を回路基板28の基
板幅L2位置まで移動して固定側のレール30と可動側
のレール30とにそれぞれ設けられた搬送爪27の間隔
を基板幅L2に設定する。
【0040】この設定と同時に、複数設けられたセンサ
Sのうち、右側端部に設けられ反射体36に対向した位
置にあるセンサSが受光して作動し、このセンサSの信
号を受けて図4で示すように気体供給開閉弁18の全て
が通常設定されているオン状態のままであり、このため
全ての加圧気体供給室10に加圧気体が供給され、前記
発泡槽4(各発泡室14)の開口部3の全域から気泡B
Uが噴流し、基板幅L2に合った噴流幅を形成すること
ができる。
【0041】上記詳細に説明したように、第2実施例で
は、大小各種の回路基板28の基板幅を前記センサSで
検知し、自動的に気体供給開閉弁18を切り換え制御す
ることにより、自動搬送されてくる回路基板28の基板
幅に合わせた気泡BUの噴流幅を形成できるため、第1
実施例で示したように個々の気体供給開閉弁18に対応
した切換スイッチによる切り換え制御の設定に要する時
間よりも短い時間で設定できるため作業性がより向上で
きる。また、この第2実施例においても第1実施例同様
の効果を得ることができる。
【0042】また、図1において示した自動はんだ付装
置の機枠A内に搬入する搬入コンベヤBにおいて、回路
基板28の基板幅を検知することにより、気泡BUの噴
流幅を自動的に切り換え可能にすることもできる。これ
は、例えば前記搬入コンベヤBを形成する左右一対の無
端状ベルトの一方の可動側ベルトの位置を光センサや磁
気センサあるいは接点式センサ等を用いて基板幅を読み
取り回路基板の基板幅に合わせて前記気体供給開閉弁1
8を切り換え制御して気泡BUの噴流幅を設定するよう
にしても良い。
【0043】この場合、搬入コンベヤBによって回路基
板28の基板幅を検知して、この検知した信号に基づい
て前記搬送キャリヤGの搬送爪27を案内する可動側レ
ール30を基板幅に合わせて自動的に制御するようにし
ても良い。
【0044】なお、本実施例では、搬送キャリヤGを構
成する2本の左右一対であり搬送爪27を備えたレール
30の一方を固定し、他方のレール30を可動するよう
に設けたものを示したが、2本のレール30両方を可動
可能に設けて回路基板28の基板幅を保持できるように
しても良い。
【発明の効果】
【0045】本発明は、前記構成により、複数の加圧気
体供給室からなる発泡手段への加圧気体の供給が気体供
給開閉手段により各加圧気体供給室ごとに切り換え制御
できる。このため、自動搬送されてくる回路基板の基板
幅に合わせた必要最小限の気泡の噴流幅を形成すること
ができるために、回路基板のはんだ付面に直接塗布し得
ない無駄な気泡の噴流がなくなり、回路基板の側縁に周
り込んで塗布したり、搬送爪に付着することもなく、ま
た、空気との接触によるフラックス液の劣化等を解消す
ることができる。
【0046】また、各加圧気体供給室に供給された気体
圧はほぼ一定であり、発泡部から発生する気泡量も発泡
部前面においてほぼ均一な量で発泡され、この発泡した
気泡は発泡槽の内部に設けた複数の仕切板により小さな
部屋に区画形成される各発泡室の内部をそのまま浮上し
て開口部に導かれることにより、浮上する過程において
生じやすい気泡の乱流等を防ぐことができるために、開
口部の上部に形成されるフラックスの気泡層の気泡高さ
を回路基板の幅方向に沿ってほぼ一定かつ安定した高さ
に保て、自動搬送されてくる回路基板のはんだ付面にほ
ぼ均一なフラックスを塗布することが可能となる。
【0047】また、自動搬送されてくる回路基板の流れ
方向に対して、前記発泡槽の開口部よりも上流側に回路
基板の基板幅を検出するためのセンサを設け、このセン
サの信号により前記気体供給開閉手段を切り換え制御す
ることにより、自動搬送されてくる回路基板の基板幅に
合わせた気泡の噴流幅の設定に要する時間を短い時間で
設定できるため作業性がより向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を説明する断面図。
【図2】同上実施例の要部説明図。
【図3】同上実施例の要部斜視図。
【図4】同上実施例の要部説明図。
【図5】本発明の第2実施例の要部説明図。
【図6】同上実施例の要部斜視図。
【符号の説明】 1 フラックス 2 フラックス槽 3 開口部 4 発泡槽 5 発泡手段 6 発泡部 9 仕切部材 10 加圧気体供給室 13 仕切板 14 発泡室 15 気体供給開閉手段 19 気体供給手段 28 回路基板 S センサ BU 気泡

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラックス液を収容するフラックス槽
    と、このフラックス槽の内部に配設され上面に開口部を
    有する発泡槽と、この発泡槽内に配設されるとともに加
    圧気体を供給することにより気泡を発生させ、この気泡
    を前記発泡槽の開口部から噴流させて自動搬送されてく
    る回路基板にフラックスを塗布する発泡手段と、この発
    泡手段に加圧気体を供給する気体供給手段と、この気体
    供給手段と前記発泡手段との間に介在して前記気体供給
    手段からの加圧気体を前記発泡手段に導く気体供給開閉
    手段とを有し、前記発泡手段は仕切部材により区画形成
    した複数の加圧気体供給室と、これら複数の加圧気体供
    給室に対応して前記気泡を発生させる多孔質材料からな
    る発泡部とにより形成するとともに、さらに前記各加圧
    気体供給室に対応した仕切板を前記発泡槽内部に設けて
    発泡室を形成し、前記気体供給開閉手段により前記各加
    圧気体供給室に加圧気体を切り換えて導き、回路基板の
    基板幅に応じて前記気泡の噴流幅を設定することを特徴
    とする発泡式フラックス塗布装置。
  2. 【請求項2】 自動搬送されてくる回路基板の流れ方向
    に対して、前記発泡槽の開口部よりも上流側に回路基板
    の基板幅を検出するためのセンサを設け、このセンサの
    信号により前記気体供給開閉手段を切り換え制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の発泡式フラックス塗布装
    置。
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