JPH06198232A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JPH06198232A
JPH06198232A JP34910192A JP34910192A JPH06198232A JP H06198232 A JPH06198232 A JP H06198232A JP 34910192 A JP34910192 A JP 34910192A JP 34910192 A JP34910192 A JP 34910192A JP H06198232 A JPH06198232 A JP H06198232A
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outer peripheral
brush
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Takayasu Iwai
孝泰 岩井
Akio Tamaoki
章男 玉置
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒状のワークの外周面に対し塗布剤を容易
かつ能率的に塗布できるとともに、外周面全体に亘り塗
布ムラのない均一な塗布層を形成できる塗布装置を提供
する。 【構成】 回転機構2により円筒状のワークWを支持し
てその軸心を中心に回転させる。ワークWの外周面に対
向して設けられた外面塗布機構4の外面用刷毛37によ
り、ワークWの外周面に塗布剤を塗布する。この塗布剤
の塗布動作は、重ね塗り機構70によりワークWの外周
面に対する塗布剤の塗布を、例えば下塗り、本塗り、仕
上げ塗りのように、複数回繰り返すことによって行われ
る。これにより、切削加工時等においてワークWの外周
面に小さな凹凸等が形成されている場合でも、ワークW
の外周面と塗布層との間に気泡が混入するのを防止し
て、塗布ムラのない塗布層を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば耐雷碍子にお
ける耐圧絶縁筒のように、円筒状をなすワークの外周面
等に、接着剤等の塗布剤を塗布する塗布装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、耐雷ホーンの組み立てに際して
は、耐圧絶縁筒の内周面と外周面と端面とに接着剤を塗
布する。そして、耐圧絶縁筒の内部には酸化亜鉛を主材
とする限流素子を収容固定するとともに、耐圧絶縁筒の
外周面にはゴム製の絶縁外套体を接着固定している。
【0003】そして、従来ではこの種の円筒状をなす耐
圧絶縁筒等のワークの内周面と外周面と端面とに、接着
剤等の塗布剤を塗布する場合には、それぞれ別工程にお
いて手作業に近い作業により塗布を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来技
術においては、特にワークの外周面に手作業で塗布剤を
塗布しているため、塗布作業が面倒で時間がかかるとと
もに、ワークの外周面に塗布層を均一に形成することが
できないという問題があった。
【0005】また、切削加工時等においてワークの外周
面に小さな凹凸等が形成されている場合には、塗布剤を
塗布した際に、ワークの外周面と塗布層との間に気泡が
混入して、塗布ムラが生じるという問題があった。
【0006】さらに、ワークの内周面と外周面と端面と
に、接着剤等の塗布剤を塗布する場合には、それぞれ別
工程において手作業に近い作業により塗布を行っている
ため、作業工程が複雑になるとともに、塗布作業に時間
がかかるという問題があった。
【0007】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
は、手作業によることなく、円筒状のワークの外周面に
対して塗布剤を容易かつ能率的に塗布することができる
とともに、外周面全体に亘って均一な塗布層を形成する
ことができる塗布装置を提供することにある。
【0008】また、この発明の目的は、切削加工時等に
おいてワークの外周面に小さな凹凸等が形成されている
場合でも、ワークの外周面と塗布層との間に気泡が混入
するのを防止して、塗布ムラのない塗布層を形成するこ
とができる塗布装置を提供することにある。
【0009】さらに、この発明の目的は、円筒状のワー
クを一箇所に支持した状態で、その内周面と外周面と端
面とに塗布剤をほぼ同時に塗布することができて、装置
全体を小型にすることができるとともに、塗布作業を容
易かつ能率的に行うことができる塗布装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、この発明においては、円筒状のワークを支
持して、そのワークを軸心を中心にして回転させる回転
機構と、ワークの外周面に対向して設けられ、ワークの
外周面に塗布剤を塗布するための刷毛を有する外面塗布
機構とを備え、外面塗布機構の刷毛によるワーク外周面
への塗布剤の塗布を、複数回繰り返して行わせるための
重ね塗り機構を設けたものである。
【0011】
【作用】この発明の塗装装置においては、回転機構によ
り円筒状のワークがその軸線を中心に支持されて回転さ
れる。この状態でワークの外周面に対向して設けられた
外面塗布機構の刷毛により、ワークの外周面に塗布剤が
塗布される。この塗布剤の塗布動作は、重ね塗り機構に
よりワーク外周面に対する塗布剤の塗布を、例えば下塗
り、本塗り、仕上げ塗りのように、複数回繰り返すこと
によって行われる。
【0012】従って、手作業によることなく、円筒状の
ワークの外周面に対して塗布剤を容易かつ能率的に塗布
することができるとともに、外周面全体に亘って均一な
塗布層を形成することができる。また、切削加工時等に
おいてワークの外周面に小さな凹凸等が形成されている
場合でも、ワークの外周面と塗布層との間に気泡が混入
するのを防止して、塗布ムラのない塗布層を形成するこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明を具体化した塗布装置の一実
施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1及び図2に示すように、この塗布装置
は装置フレーム1を備え、その上部には円筒状のワーク
Wを支持してその軸心を中心に一方向へ回転させるため
の回転機構2が設けられている。ワークWは例えば耐雷
ホーンにおける耐圧絶縁筒等からなり、その一端には有
蓋円筒状の口金Waが嵌着されるとともに、他端にはフ
ランジ部を有する円筒状の口金Wbが嵌着されている。
【0015】内面塗装機構3は前記装置フレーム1上に
おいて、ワークWの一端部から内部へ出し入れ可能に配
設され、この内面塗布機構3によりワークWの内周面に
接着剤等の塗布剤が塗布される。外面塗布機構4はワー
クWの外周面に対向して配設され、この外面塗布機構4
によりワークWの外周面に塗布剤が塗布される。端面塗
布機構5はワークWの口金Wa,Wbの端面に対向して
配設され、この端面塗布機構5により口金Wa,Wbの
端面に塗布剤が塗布される。
【0016】重ね塗り機構70は前記装置フレーム1上
に設けられ、外面塗布機構4に連係されている。そし
て、この重ね塗り機構70によって、ワークWの外周面
に対する塗布剤の塗布量が変更されながら、外面塗布機
構4による塗布動作が、下塗り、本塗り、仕上げ塗りの
ように、複数回繰り返して行われるようになっている。
【0017】そこで、まず前記回転機構2について詳述
すると、図1〜図3に示すように、回転用モータ6は前
記装置フレーム1上に配設され、そのモータ軸の先端に
はワークWの一端側の口金Waを装着支持するためのチ
ャック7が設けられている。レール8はワークWの下方
において装置フレーム1上に敷設され、ワークWの軸線
と同方向に延びている。支持体9はレール8上に移動調
節可能に支持され、その上部にはワークWの他端側の口
金Wbのフランジ部を支持するための一対の支持ローラ
10が設けられている。
【0018】そして、ワークWの一端側の口金Waをチ
ャック7に装着支持するとともに、他端側の口金Wbの
フランジ部を支持ローラ10上に支持した状態で、回転
用モータ6が回転されることにより、ワークWが図3の
時計方向に所定の速度で回転される。
【0019】次に、前記内面塗布機構3について詳述す
ると、図1、図2及び図4〜図6に示すように、スプラ
イン軸11はワークWの他端側の口金Wbの側方におい
て、装置フレーム1にスプライン受12を介して移動可
能及び回動可能に支持され、その先端には内面用刷毛1
3が取り付けられている。ネジ棒14はスプライン軸1
1と平行に延びるように装置フレーム1に回転可能に支
持され、移動用モータ15により歯車16,17を介し
て回転される。雌ネジ体18はネジ棒14上に螺合さ
れ、連結体19を介してスプライン軸11に連結されて
いる。
【0020】そして、常には図1及び図2に示すよう
に、前記内面用刷毛13がワークWの外側方の退避位置
に配置されている。また、移動用モータ15によりネジ
棒14が一方向に回転されたときには、連結体19を介
してスプライン軸11がワークW側に移動されて、内面
用刷毛13がワークW内の作用位置に進入配置される。
さらに、移動用モータ15によりネジ棒14が他方向に
回転されたときには、スプライン軸11がワークWから
離間する方向に移動されて、内面用刷毛13がワークW
内の作用位置から退避位置に移動される。
【0021】回動レバー20は前記スプライン軸11上
に、一体回動可能及び相対移動可能に設けられている。
回動用シリンダ21は装置フレーム1上に配設され、そ
のロッドの先端が回動レバー20に連結されている。そ
して、前記内面用刷毛13がワークW内の作用位置に進
入配置された状態で、回動用シリンダ21が突出作動さ
れたとき、回動レバー20を介してスプライン軸11が
図5の時計方向に回動され、内面用刷毛13が図6に実
線で示す垂下位置から鎖線で示す傾斜位置に回動され
て、一方向に回転されているワークWの内周面に接触さ
れ、その内周面に接着剤等の塗布剤が塗布される。
【0022】図1、図2及び図7に示すように、塗布剤
槽22は前記装置フレーム1上に昇降装置23を介して
昇降可能に支持され、その内部には接着剤等の塗布剤が
収容されている。昇降用モータ24は装置フレーム1上
に配設され、作動軸25を介して昇降装置23に作動連
結されている。そして、この昇降用モータ24にて昇降
装置23が作動さることにより、塗布剤槽22が上端位
置、中間位置及び下端位置の3位置へ選択的に昇降配置
されて、退避位置にある内面用刷毛13に対して塗布剤
が付けられる。
【0023】溶剤槽26は前記塗布剤槽22の近傍にお
いて装置フレーム1上に配設され、その内部には溶剤が
収容されている。レール27は溶剤槽26の側部におい
て装置フレーム1上に敷設され、内面用刷毛13の移動
方向と直交する方向に延びている。移動台28はレール
27に沿って移動可能に支持され、装置フレーム1上に
設けられた移動用シリンダ29により内面用刷毛13と
接離する方向へ移動される。
【0024】垂れ切り板30は前記移動台28上に回動
可能に支持され、移動台28上に設けられた回動用シリ
ンダ31により回動レバー32を介して回動される。そ
して、常には移動台28が図7に実線で示す退避位置に
配置されるとともに、垂れ切り板30が同図に鎖線で示
す傾動位置に配置されて、溶剤槽26内の溶剤に浸漬し
た状態に保持されている。これにより、垂れ切り板30
の表面に塗布剤が付着硬化しないようになっている。
【0025】また、前記塗布剤槽22の昇降に伴い、内
面用刷毛13に塗布剤が付けられたときには、回動用シ
リンダ31により垂れ切り板30が鎖線で示す傾動位置
から実線で示す水平位置に回動された後、移動台28が
移動用シリンダ29により内面用刷毛13側に接近移動
される。これにより、内面用刷毛13に付けられた余分
な塗布剤が垂れ切り板30との係合にて垂れ切りされ、
内面用刷毛13から塗布剤が滴り落ちるのが防止され
る。
【0026】次に、前記外面塗布機構4及び端面塗布機
構5について詳述すると、図1、図2及び図8〜図10
に示すように、回動軸33は前記装置フレーム1に回動
可能に支持され、ワークWの後方において平行に延びて
いる。取付ブロック34は回動軸33に嵌合支持され、
その両側面には一対の取付板35,36が固定されてい
る。外面用刷毛37は一方の取付板35に位置調節可能
に取り付けられ、回動軸33の回動に伴い、図8及び図
16に示すように、この外面用刷毛37がワークWの外
周面に異なった接触状態で接触される。そして、これら
の接触状態において、ワークWの外周面に下塗り、本塗
り及び仕上げ塗りの塗布が行われる。
【0027】3個の支持体38はワークWの一方の口金
Waの一端面及び他方の口金Wbの両端面とそれぞれ対
応するように、前記他方の取付板36に位置調節可能に
取り付けられ、それらの先端には端面用刷毛39が回動
可能に支持されている。回動用シリンダ40は各支持体
38上に設けられ、ラック41及びピニオン42を介し
て端面用刷毛39に作動連結されている。
【0028】そして、常には前記端面用刷毛39が図1
0に実線で示す垂下状態の不作用位置に配置されてい
る。また、この状態で回動軸33が所定角度回動された
ときには、図8に鎖線で示すように、各端面用刷毛39
が口金Wa,Wbの端面と近接対向する位置に配置され
る。さらに、この状態から回動用シリンダ40が突出作
動されたときは、各端面用刷毛39が図10に実線で示
す不作用位置から鎖線で示す傾斜状態の作用位置に回動
されて、口金Wa,Wbの端面と接触対向する位置に配
置される。
【0029】図13〜図15に示すように、ロータリア
クチュエータ80は前記回動軸33の近傍において装置
フレーム1上に配設され、このロータリアクチュエータ
80の回動により、ギヤ81,82を介して軸83上の
カム84が回動される。従動体85はローラ86を介し
てカム84に係合され、カム84の回動に伴い従動体8
5が回動軸33と平行に移動される。そして、この従動
体85は前記取付ブロック34に相対回動可能に連結さ
れ、従動体85の移動に伴い、取付ブロック34がスプ
リング87の作用に抗してまたは作用に従って移動され
る。これにより、図15に示すように、端面用刷毛39
がワークWと平行に往復移動されて、各口金Wa,Wb
の端面に塗布剤が塗布される。
【0030】次に、前記重ね塗り機構70の構成につい
て詳述すると、図1、図2、図11及び図12に示すよ
うに、一対のレール43は前記装置フレーム1上に敷設
され、回動軸33と平行に延びている。移動板44はレ
ール43に沿って移動可能に支持され、装置フレーム1
上に設けられた移動用シリンダ45により図11及び図
12の左右方向に移動される。ラック46は移動板44
の上面に移動方向へ延びるように固定され、このラック
46と噛合するように装置フレーム1上にはピニオン4
7が回転可能に配設されている。歯車伝達装置48はピ
ニオン47と回動軸33との間に設けられ、移動板44
の移動に伴いラック46を介してピニオン47が回転さ
れたとき、この歯車伝達装置48を介して回動軸33が
回動される。
【0031】また、この実施例においては、前記移動用
シリンダ45が作動速度を切り替えできるように構成さ
れている。そして、この移動用シリンダ45が図11及
び図12に示す状態から突出作動される際の初期には、
所定時間だけ高速で作動されて、回動軸33上に支持さ
れた外面用刷毛37及び端面用刷毛39が、図8に実線
で示す垂下位置P1から鎖線で示す傾斜位置P2まで所
定角度R1だけ早送りで回動される。その後、移動用シ
リンダ45の作動速度が低速に切り替えられて、外面用
刷毛37及び端面用刷毛39が、前記の傾斜位置P2か
らほぼ水平な作用位置P3,P4,P5まで遅送りで回
動される。
【0032】第1ストップネジ49は前記移動板44の
上面に位置調節可能に取り付けられている。第1ストッ
パ50は第1ストップネジ49に対向するように、装置
フレーム1上に支持体51を介して昇降可能に支持さ
れ、昇降用シリンダ52により図12に実線で示す下降
位置と鎖線で示す上昇位置とに移動配置される。第2ス
トップネジ53は移動板44の上面に位置調節可能に取
り付けられている。第2ストッパ54は第2ストップネ
ジ53と対向するように、装置フレーム1上に支持体6
4を介して昇降可能に支持され、昇降用シリンダ65に
より図12に実線で示す下降位置と鎖線で示す上昇位置
とに移動配置される。
【0033】そして、前記第1ストッパ50が上昇位置
に配置された状態で、移動板44が図12に示す原位置
から移動されたときには、第1ストップネジ49が第1
ストッパ50に係合して、移動板44の移動量が所定距
離L1で規制される。これにより、外面用刷毛37及び
端面用刷毛39が、図8に示す垂下位置P1から傾斜位
置P2に早送り回動された後、第1作用位置P3まで更
に所定角度R2だけ遅送り回動される。そして、この状
態で図16aに示すように、端面用刷毛39がワークW
の口金Wa,Wbの端面に対向配置されて、それらの端
面への塗布剤の塗布が行われると同時に、外面用刷毛3
7がワークWの外周面に局部的に接触されて、その外周
面への塗布剤の下塗りが行われる。
【0034】また、この塗布動作の終了後に、外面用刷
毛37及び端面用刷毛39が、図8に示す傾斜位置P2
まで遅戻し回動された後、第1ストッパ50及び第2ス
トッパ54が下降位置に配置された状態で、移動板44
がストッパ50,54側に移動されたときには、その移
動板44の最大限の移動が許容される。これにより、外
面用刷毛37及び端面用刷毛39が、図8に示す傾斜位
置P2から第2作用位置P4まで所定角度R3だけ遅送
り回動される。そして、この状態で図16bに示すよう
に、外面用刷毛37がワークWの外周面に完全に接触さ
れて、その外周面への塗布剤の本塗りが行われる。
【0035】さらに、この塗布動作の終了後に、外面用
刷毛37及び端面用刷毛39が、図8に示す垂下位置P
1まで復帰回動された後、第2ストッパ54が上昇位置
に配置された状態で、移動板44が図12に示す原位置
から再び移動されたときには、第2ストップネジ53が
第2ストッパ54に係合して、移動板44の移動量が所
定距離L2で規制される。これにより、外面用刷毛37
及び端面用刷毛39が、図8の垂下位置P1から傾斜位
置P2に早送り回動された後、第3作用位置P5まで更
に所定角度R4だけ遅送り回動される。そして、この状
態で図16cに示すように、外面用刷毛37がワークW
の外周面に軽く接触されて、その外周面への塗布剤の仕
上げ塗りが行われる。
【0036】図2に示すように、塗布剤槽55は前記装
置フレーム1上に昇降装置56を介して昇降可能に支持
され、その内部には接着剤等の塗布剤が収容されてい
る。昇降用モータ57は装置フレーム1上に配設され、
作動軸58を介して昇降装置56に作動連結されてい
る。そして、この昇降用モータ57にて昇降装置56が
作動さることにより、塗布剤槽55が上端位置、中間位
置及び下端位置の3位置へ選択的に昇降配置されて、図
2、図8及び図10に示すように垂下位置に配置されて
いる外面用刷毛37及び端面用刷毛39に対して塗布剤
が付けられる。
【0037】図1に示すように、垂れ切り板59,60
は前記外面用刷毛37及び端面用刷毛39に対向して、
装置フレーム1上に回動可能及び移動可能に配設されて
いる。そして、前述した内面用刷毛13の垂れ切り板3
0と同様に、この垂れ切り板59,60が回動用シリン
ダ61により溶剤槽内の溶剤に浸漬した傾斜位置から、
水平位置に回動配置された後、移動用シリンダ62によ
り移動板63とともに退避位置から外面用刷毛37及び
端面用刷毛39側に接近移動される。これにより、各刷
毛37,39に付けられた余分な塗布剤が垂れ切りさ
れ、刷毛37,39から塗布剤が滴り落ちるのが防止さ
れる。
【0038】次に、前記のように構成された塗布装置の
制御回路について説明する。図17に示すように、中央
処理装置(CPU)90は制御手段を構成し、各種の作
動時間を設定するためのタイマ91を内蔵している。入
力インタフェース92はCPU90の入力側に設けら
れ、この入力インタフェース92には操作盤93が接続
されている。出力インタフェース94はCPU90の出
力側に設けられ、この出力インタフェース94には、前
述した各種モータ6,15,24,57及びロータリア
クチュエータ80が、ドライバ6a,15a,24a,
57a,80aを介して接続されている。
【0039】また、出力インタフェース94には、前述
した各種シリンダ21,29,31,40,45,5
2,61,62,65のための切換バルブ用ソレノイド
21b,29b,31b,40b,45b,52b,6
1b,62b,65bが、ドライバ21a,29a,3
1a,40a,45a,52a,61a,62a,65
aを介して接続されている。
【0040】次に、前記のように構成された塗布装置の
動作を、図18〜図21に示すフローチャートに従って
説明する。さて、この実施例の塗布装置において、円筒
状のワークWを回転機構2のチャック7と支持ローラ1
0との間に支持した状態で装置を起動させると、回転機
構2の回転用モータ6により、ワークWがその軸心を中
心にして一方向に回転される(図18のステップS
1)。その後、昇降用モータ24,57の回転により、
昇降装置23,56を介して塗布剤槽22,55が上端
位置から中間位置に下降され、内面用刷毛13、外面用
刷毛37及び端面用刷毛39が塗布剤の浸漬状態から引
き上げられる(ステップS2)。この状態で、垂れ切り
板30,59,60が、回動用シリンダ31,61によ
り傾動位置から水平位置に回動された後、移動用シリン
ダ29,62により前進移動されて、各刷毛13,3
7,39に付いている余分な塗布剤が垂れ切りされる
(ステップS3〜S4)。
【0041】そして、この状態で所定時間経過すると、
垂れ切り板30,59,60が、移動用シリンダ29,
62により後退移動された後、回動用シリンダ31,6
1により水平位置から傾動位置に回動されて、溶剤槽2
6内の溶剤に浸漬される(ステップS5〜S7)。ま
た、昇降用モータ24,57の回転により、昇降装置2
3,56を介して塗布剤槽22,55が中間位置から下
端位置に下降される(ステップS8)。
【0042】その後、移動用モータ15の回転により、
内面塗布機構3の内面用刷毛13がワークWの一端部か
らワークW内へ進入移動されて、図6に実線で示すよう
に、ワークWの内周面を塗布可能な状態に待機保持され
る(図19のステップS9)。また、昇降用シリンダ5
2により第1ストッパ50が上昇され、この状態で移動
用シリンダ45により、外面用刷毛37及び端面用刷毛
39が、図8に示す垂下位置P1から傾斜位置P2に早
送り回動された後、第1作用位置P3まで遅送り回動さ
れる(ステップS10〜S12)。これにより、図16
aに示すように、端面用刷毛39がワークWの口金W
a,Wbの端面に対向配置されるとともに、外面用刷毛
37がワークWの外周面に局部的に接触される。
【0043】そして、回動用シリンダ40により、図1
0に鎖線で示すように、端面用刷毛39が口金Wa,W
bの端面と接触する位置に回動されるとともに、図13
に示すロータリアクチュエータ80により、端面用刷毛
39が往復移動される(ステップS13〜S14)。こ
れにより、端面用刷毛39にて各口金Wa,Wbの端面
に塗布剤が塗布されると同時に、外面用刷毛37にてワ
ークWの外周面に塗布剤が下塗りされる。
【0044】この状態で、塗布動作が所定時間行われた
後、回動用シリンダ40により、端面用刷毛39が口金
Wa,Wbの端面から離間する位置に回動される(ステ
ップS15〜S16)。そして、移動用シリンダ45に
より、外面用刷毛37及び端面用刷毛39が第1作用位
置P3から傾斜位置P2に遅戻し回動されるとともに、
昇降用シリンダ52により第1ストッパ50が下降され
る(ステップS17〜S18)。
【0045】その後、回動用シリンダ21により、図6
に鎖線で示すように、内面用刷毛13がワークWの内周
面と接触する位置に回動され、その内周面に塗布剤が塗
布される(図20のステップS19)。また、第1及び
第2ストッパ50,54が下降された状態で、移動用シ
リンダ45により、図16bに示すように外面用刷毛3
7が傾斜位置P2から第2作用位置P4に遅送り回動さ
れる(ステップS20)。これにより、外面用刷毛37
がワークWの外周面に完全に接触され、その外周面に対
して塗布剤が本塗りされる。
【0046】この状態で、塗布動作が所定時間行われた
後、内面用刷毛13が、回動用シリンダ21によりワー
クWの内周面から離間する位置に復帰回動されるととも
に、移動用モータ15によりワークW内から外方へ後退
移動される(ステップS21〜S22)。また、移動用
シリンダ45により外面用刷毛37が、第2作用位置P
4から傾斜位置P2に遅戻し回動された後、その傾斜位
置P2から垂下位置P1に早戻しされる(ステップS2
3)。
【0047】そして、昇降用モータ24,57により、
昇降装置23,56を介して塗布剤槽22,55が下端
位置から上端位置に上昇され、内面用刷毛13、外面用
刷毛37及び端面用刷毛39が塗布剤に浸漬される(ス
テップS24)。この浸漬状態で所定時間経過すると、
昇降用モータ57により、昇降装置56を介して塗布剤
槽55のみが上端位置から中間位置に下降され、外面用
刷毛37及び端面用刷毛39が塗布剤の浸漬状態から引
き上げられる(ステップS25〜S26)。
【0048】その後、垂れ切り板59,60のみについ
て、前述したステップS3からステップS7までの動作
が繰り返し行われ、各刷毛37,39に付いている余分
な塗布剤が垂れ切りされる(ステップS27)。そし
て、昇降用モータ57により、昇降装置56を介して塗
布剤槽55が中間位置から下端位置に下降される(ステ
ップS28)。
【0049】次に、昇降用シリンダ65により第2スト
ッパ54が上昇され、この状態で移動用シリンダ45に
より、外面用刷毛37及び端面用刷毛39が、図8に示
す垂下位置P1から傾斜位置P2に早送り回動された
後、第3作用位置P5まで遅送り回動される(図21の
ステップS29〜S31)。これにより、図16cに示
すように、外面用刷毛37がワークWの外周面に軽く接
触され、その外周面に対して塗布剤が仕上げ塗りされ
る。
【0050】この状態で、塗布動作が所定時間行われる
と、移動用シリンダ45により外面用刷毛37が、第3
作用位置P5から傾斜位置P2に遅戻し回動された後、
その傾斜位置P2から垂下位置P1に早戻しされる(ス
テップS32〜S33)。その後、昇降用シリンダ65
により第2ストッパ54が下降されるとともに、回転用
モータ6によるワークWの回転が停止される(ステップ
S34〜S35)。そして、昇降用モータ57により、
昇降装置56を介して塗布剤槽55が下端位置から上端
位置に上昇され、外面用刷毛37及び端面用刷毛39が
塗布剤に浸漬されて、全動作が終了する(ステップS3
6)。
【0051】以上のように、この実施例の塗布装置にお
いては、円筒状のワークWが軸心の周りで回転されなが
ら、ワークWの外周面に外面塗布機構4の外面用刷毛3
7が接触されて、接着剤等の塗布剤が塗布されるように
なっている。このため、ワークWの外周面に対して手作
業によることなく、塗布剤を容易かつ能率的に塗布する
ことができるとともに、外周面全体に亘って均一な塗布
層を形成することができる。
【0052】また、この実施例の塗布装置においては、
ワークWの外周面に対する塗布動作が、重ね塗り機構7
0により塗布剤の塗布を、下塗り、本塗り、仕上げ塗り
のように、複数回繰り返すことによって行われるように
なっている。このため、切削加工時等においてワークW
の外周面に小さな凹凸等が形成されている場合でも、そ
の凹凸部を下塗りにより埋め込んで、本塗りに際してワ
ークWの外周面と塗布層との間に気泡が混入するのを防
止することができる。また、本塗り時に塗布層の表面に
塗り溜りが生じることがあっても、その塗り溜り部を仕
上げ塗りにより平滑にすることができる。従って、塗布
ムラのない塗布層を形成することができる。
【0053】さらに、この実施例の塗布装置において
は、円筒状のワークWが軸心の周りで回転されながら、
ワークWの内周面、外周面及び口金Wa,Wbの端面に
対し、内面、外面及び端面塗布機構3,4,5の各刷毛
13,37,39が接触されて、接着剤等の塗布剤が塗
布されるようになっている。このため、ワークWを一箇
所に支持した状態で、その内周面と外周面と端面とに塗
布剤をほぼ同時に塗布することができる。従って、装置
全体を小型にすることができるとともに、塗布作業を容
易かつ能率的に行うことができる。
【0054】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない範
囲で、次のように変更して具体化することも可能であ
る。 (1)重ね塗り機構70として、外面塗布機構4の外面
用刷毛37に対する塗布剤の含浸量を加減することによ
り、ワークWの外周面に対する塗布剤の塗布量を変更す
るように構成すること。 (2)前述した実施例の耐圧絶縁筒とは異なった円筒状
のワークWに対して、そのワークWの内周面や外周面や
端面に、接着剤や塗料等を塗布するように構成するこ
と。
【0055】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、次のような優れた効果を奏する。
【0056】すなわち、この発明によれば、手作業によ
ることなく、円筒状のワークの外周面に対して塗布剤を
容易かつ能率的に塗布することができるとともに、外周
面全体に亘って均一な塗布層を形成する。
【0057】また、この発明によれば、切削加工時等に
おいてワークの外周面に小さな凹凸等が形成されている
場合でも、ワークの外周面と塗布層との間に気泡が混入
するのを防止して、塗布ムラのない塗布層を形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した塗布装置の一実施例を、
部分的に断面にして示す平面図である。
【図2】その塗布装置を部分的に断面にして示す正面図
である。
【図3】図2のA−A線における部分拡大断面図であ
る。
【図4】図2の塗布装置において、内面塗布機構を拡大
して示す部分断面図である。
【図5】図4のB−B線における部分拡大断面図であ
る。
【図6】図4のC−C線における部分拡大断面図であ
る。
【図7】図2のD−D線における部分拡大断面図であ
る。
【図8】図2のE−E線における部分拡大断面図であ
る。
【図9】図8のF−F線における部分断面図である。
【図10】図8のG−G線における部分断面図である。
【図11】図1の塗布装置において、外面塗布機構に連
係した重ね塗り機構の構成を拡大して示す部分平面図で
ある。
【図12】図11のH−H線における部分断面図であ
る。
【図13】端面用刷毛の往復移動機構を示す部分断面図
である。
【図14】同じく端面用刷毛の往復移動機構を示す側面
図である。
【図15】端面用刷毛の作用を示す説明図である。
【図16】(a)〜(c)は、外面用刷毛の作用を示す
説明図である。
【図17】塗布装置の制御回路を示すブロック図であ
る。
【図18】塗布装置の動作の一部を示すフローチャート
である。
【図19】図18に引き続く動作を示すフローチャート
である。
【図20】図19に引き続く動作を示すフローチャート
である。
【図21】図20に引き続く動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1…装置フレーム、2…回転機構、3…内面塗布機構、
4…外面塗布機構、5…端面塗布機構、6…回転用モー
タ、7…チャック、10…支持ローラ、11…スプライ
ン軸、13…内面用刷毛、15…移動用モータ、21…
回動用シリンダ、22…塗布剤槽、37…外面用刷毛、
39…端面用刷毛、40…回動用シリンダ、50…第1
ストッパ、54…第2ストッパ、55…塗布剤槽、70
…重ね塗り機構、W…ワーク、Wa…一端側の口金、W
b…他端側の口金。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のワークを支持して、そのワーク
    を軸心を中心にして回転させる回転機構と、ワークの外
    周面に対向して設けられ、ワークの外周面に塗布剤を塗
    布するための刷毛を有する外面塗布機構とを備え、 外面塗布機構の刷毛によるワーク外周面への塗布剤の塗
    布を、複数回繰り返して行わせるための重ね塗り機構を
    設けたことを特徴とする塗布装置。
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CN110773364A (zh) * 2019-10-24 2020-02-11 浙江工贸职业技术学院 一种数学教育用数学玩具刷漆设备

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