JPH06197276A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH06197276A
JPH06197276A JP34642392A JP34642392A JPH06197276A JP H06197276 A JPH06197276 A JP H06197276A JP 34642392 A JP34642392 A JP 34642392A JP 34642392 A JP34642392 A JP 34642392A JP H06197276 A JPH06197276 A JP H06197276A
Authority
JP
Japan
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horizontal
circuit
signal
deflection
vertical
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Application number
JP34642392A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kawamura
善夫 河村
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な回路構成で映像信号の拡大表示を行わ
せる画像表示装置を得る。 【構成】 垂直偏向回路と水平偏向回路を備えた画像表
示装置において、垂直偏向回路の垂直出力をn倍に制御
する垂直偏向出力制御回路と、水平偏向回路の水平走査
周波数をn倍に制御する水平走査周波数制御回路と、水
平偏向回路の電源電圧をn倍に制御する電源電圧制御回
路を設けた構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機やパ
ーソナルコンピュータ端末として用いられるディスプレ
イ等の画像表示装置に係り、特に画面に表示される表示
画像を拡大することができるようにした画像表示装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画面に表示する表示画像を拡大或
いは縮小する装置としては、例えば実開昭59−616
66等に開示されているようなものが知られている。こ
の装置においては、水平偏向回路の電源電圧を変化させ
ることによって水平方向の偏向幅を変化させ水平方向の
画像の拡大或いは縮小を行わせている。しかしこの場
合、水平偏向回路の電源電圧を変化させると、通常の回
路においては水平偏向ヨークと水平フライバックトラン
スが一つの水平出力回路に設けられているので、水平フ
ライバックトランスからの高圧も同時に変化するという
問題が生ずる。
【0003】これを解決するため水平偏向ヨークと水平
フライバックトランス用にそれぞれ別個の水平出力回路
を設け、水平偏向ヨーク用の水平出力回路の電源電圧を
変化させて水平方向の偏向幅を変え、上記電源電圧の変
化が水平フライバックトランスの高圧出力に影響を与え
ないようにしている。
【0004】また、垂直偏向回路は図8に示すような構
成にしている。この垂直偏向回路は垂直発振回路70か
らの発振出力に基づいて垂直偏向ヨーク71に垂直偏向
電流を流し、上記垂直偏向ヨーク71に直列に設けた帰
還抵抗72より導出する帰還信号を交流帰還ループ76
を介して上記垂直発振回路70に帰還するようにした従
来から広く用いられている垂直偏向回路の交流帰還ルー
プ76に点線で囲む増幅器74を設け、そのゲインを可
変抵抗器73で調整して帰還量を調整し垂直方向の振幅
を調整するようにしている。図中75は直流帰還ループ
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置におい
ては、水平偏向系の供給電圧を変化させて水平偏向ヨー
クによる水平振幅を変化させる場合、フライバックトラ
ンスによる水平高圧電圧が変化しないようにするため、
水平偏向ヨークとフライバックトランス用に個別に水平
出力回路を設けているので回路構成が複雑になると共に
取り扱う電力が増大し、回路のコストアップ要因になっ
ていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するため、映像信号より同期信号を分離する同期分離
手段と、映像信号を復調して処理する映像信号処理回路
と、上記映像信号の表示させない不要部分をブランキン
グするブランキング手段と、水平偏向手段と、垂直偏向
手段と、画像表示手段とを設けた画像表示装置におい
て、表示画像をn倍に拡大させるための画像拡大指示信
号を導出する画像拡大指示手段と、上記画像拡大指示信
号に基づき、上記垂直偏向手段の帰還量を制御して垂直
出力をn倍に制御する垂直偏向出力制御手段と、上記画
像拡大指示信号に基づき上記水平偏向手段へ供給する電
源電圧をn倍に制御する電源電圧制御手段と、上記画像
拡大指示信号に基づき、上記水平偏向手段の走査周波数
をn倍に制御する水平走査周波数制御手段とを設けた構
成にする。
【0007】
【作用】上記の構成により画像拡大指示手段より画像拡
大指示信号が出力されない状態では、画像表示手段全面
に通常の拡大されていない画像が表示される。画像拡大
指示手段に画像の拡大表示を指示すると、この画像拡大
指示手段より画像拡大指示信号が導出される。その結
果、上記画像拡大指示信号により垂直偏向出力制御手段
が作動して垂直偏向手段の帰還量を制御し、垂直出力を
n倍にして垂直方向をn倍に拡大する。
【0008】同時に上記画像拡大指示信号により電源電
圧制御手段及び水平走査周波数制御手段が作動し、水平
偏向手段に供給する電源電圧をn倍に制御すると共に水
平偏向手段の走査周波数をn倍に制御して水平方向をn
倍に拡大する。従って、垂直方向及び水平方向共にn倍
に拡大された映像が画像表示手段全面に表示される。こ
の場合、拡大により表示されなくなる領域の映像信号は
ブランキング手段によりブランキングされる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
る。同図において、1は入力端子T1より供給されるテ
レビジョン信号又はVTR再生信号等の映像信号を増幅
する映像信号増幅回路であり、該映像信号増幅回路1の
出力は同期分離回路5に導かれて垂直同期信号及び水平
同期信号を分離すると共にYC分離回路2に導かれて輝
度信号Yと色信号Cに分離される。
【0010】上記YC分離回路2より導出される輝度信
号Yは輝度信号増幅回路4で増幅され、また色信号Cは
クロマ復調回路3で色差信号に復調されてそれぞれRG
Bインターフェース回路17に供給され、ここでRGB
原色信号となる。
【0011】一方、パーソナルコンピュータからのRG
B信号はRGB入力回路16に導かれ、該RGB入力回
路16を介して上記RGBインターフェース回路17に
供給される。そして、RGBインターフェース回路17
ではテレビジョン信号とパーソナルコンピュータからの
信号を切り換えるTV/CPU切換回路26からの切換
信号により、上記輝度信号増幅回路4と上記クロマ復調
回路3からの輝度信号Yと色差信号より成るテレビジョ
ン信号と、上記RGB入力回路16より供給されるパー
ソナルコンピュータ出力とを選択的に切り換えその出力
信号を表示駆動回路18に供給し、該表示駆動回路18
の出力でCRT等の表示装置15を駆動する。
【0012】上記同期分離回路5より導出されるテレビ
ジョン信号の垂直及び水平同期信号と、上記RGB入力
回路16より導出されるパーソナルコンピュータ画像信
号の垂直及び水平同期信号はそれぞれ同期切換回路6に
供給され、上記TV/CPU切換回路26からの切換信
号でテレビジョン信号かパーソナルコンピュータ画像信
号のいずれかの同期信号が選択的に出力される。
【0013】上記同期切換回路6より出力される垂直同
期信号は垂直同期遅延回路19を介して垂直発振回路2
0に供給され、所定の垂直発振周波数の信号を垂直偏向
出力回路21に与える。そして、この垂直偏向出力回路
21より表示装置15の垂直偏向ヨーク22に所定の垂
直偏向信号を供給する。
【0014】また、上記同期切換回路6より出力される
水平同期信号は水平同期遅延回路7を介して水平ドライ
ブ回路12と水平出力回路13間に設けられたAFC回
路11に供給され、上記水平ドライブ回路12及び水平
偏向出力回路13を介して上記表示装置15の水平偏向
ヨーク14に所定の水平偏向出力信号を供給する。
【0015】一方、23は拡大画像を表示したい時に操
作する画像拡大切換スイッチであり、この画像拡大切換
スイッチ23は表示モニタがコンピュータモードを選択
していない時、即ち換言すればテレビジョン受信モード
を選択している場合のみ動作が有効になるようにロジッ
クが組まれており、トグル動作をする構成になってい
る。従って、コンピュータモードを選択している場合は
画像拡大切換スイッチ23は作動せず、コンピュータモ
ードの画像情報は所定の走査モードで拡大されることな
く通常の状態で表示装置15に表示される。
【0016】上記TV/CPU切換回路26によりテレ
ビジョン受信モードが選択され、上記画像拡大切換スイ
ッチ23がOFF状態にあると、通常のテレビジョン放
送受信状態となり、上記AFC回路11、水平ドライブ
回路12及び水平偏向出力回路13が15Kモードで動
作すると共に、垂直同期遅延回路19、垂直発振回路2
0及び垂直偏向出力回路21より成る垂直偏向系が通常
のテレビジョン信号受信状態で動作し、表示装置15に
通常のテレビジョン映像を表示する。
【0017】テレビジョン受信モードが選択された状態
で画像拡大切換スイッチ23がONになると、テレビジ
ョン映像信号の水平同期周波数は15.734KHzで
あるが、画像拡大切換スイッチ23からの信号により表
示モード検出回路8が拡大モードであることを検出し、
制御信号を導出する。この制御信号は水平発振周波数切
換回路10に供給され、該水平発振周波数切換回路10
により、AFC回路11、水平ドライブ回路12及び水
平偏向出力回路13より成る水平偏向系の水平発振周波
数を変化させる。
【0018】今、テレビジョン映像信号の再生画像を実
施例に示した2倍に拡大する場合について説明すると、
上記水平偏向系はテレビジョン映像信号の水平同期周波
数15.734KHzの2倍に当る31.47KHzで
同期をかけた状態で動作し、同時に表示モード検出回路
8からの制御信号により水平偏向電源電圧切換回路9か
ら水平偏向出力回路13に供給する電源電圧が2倍に切
り換わる。その結果、テレビジョン映像信号における水
平方向の1/2の映像信号が表示画面の横方向いっぱい
に表示されることなり画像は横方向に2倍に拡大された
ものとなる。
【0019】ここで、水平走査周波数を2倍にして水平
方向を2倍に拡大しているが、この場合水平偏向電源電
圧を2倍に上げているのは次の理由による。水平偏向回
路は一般に図2にその回路図を示すように、水平発振回
路10と水平ドライブトランジスタTr1、水平ドライ
ブトランスL1等より成る水平ドライブ回路12及び水
平出力トランジスタTr2、フライバックトランスFB
等より成る水平偏向出力回路13と帰還回路で構成され
ている。
【0020】水平偏向コイル電流ippは
【0021】
【数1】
【0022】で表わされる。
【0023】ここで、
【0024】
【数2】
【0025】であり、各係数及び変換は ipp:水平偏向コイル電流;icp:水平出力トラン
ジスタコレクタ電流 idp:ダンパーダイオード電流;th:水平偏向繰返
し周期 tr:水平偏向帰線期間:Ly:水平偏向コイルインダ
クタンス である。
【0026】今、水平発振周波数を2倍にする場合を想
定すると、水平偏向コイル14に流れる電流を一定に保
つためには電源電圧+B(Vcc)を2倍にすれば良い
ことは上述の式より明らかである。
【0027】この場合、電源電圧+Bを2倍にしてもフ
ライバックトランスFBの水平高圧はVcpのn倍(1
次巻線と高圧巻線の巻数比)で決まるため、
【0028】
【数3】
【0029】で与えられる。
【0030】
【数4】
【0031】の場合Vccは水平偏向周波数が2倍の時
120Vになる。FBTの共振点を変えることにより
【0032】
【数5】
【0033】の場合でも2倍に合わせることが可能とな
る。従ってこの場合、電源電圧の上昇に伴うブラウン管
の輝度変化が起きることもないので、その補償を考慮す
る必要がない。
【0034】また、上記の場合垂直方向も2倍に拡大さ
せることが必要になる。この垂直方向の拡大は画像拡大
切換スイッチ23からの制御信号により垂直偏向出力回
路21を制御して行うが、上記図8で説明した従来例の
場合と同一であるので説明を省略する。
【0035】上記のようにして表示画像を2倍に拡大さ
せると、表示させない残り1/2の映像信号は次の水平
走査ライン上に表われる。これを消去するため、ブラン
キング信号発生回路25は上記表示モード検出回路8か
らの制御信号を受けて垂直偏向出力回路21及び水平偏
向出力回路13から供給される垂直及び水平偏向出力信
号に基づき、上記表示させない残り1/2の映像信号
と、帰線期間を消去するためのブランキング信号を導出
し、このブランキング信号を上記RGBインターフェー
ス回路17に供給して映像信号の表示させない部分のブ
ランキングを行う。
【0036】図3は図1に示す装置の表示状態を示す図
である。図3において、(a)は受信したテレビジョン
映像信号を通常の状態で表示している場合を示してお
り、オーバースキャン100%のとき表示期間Aは5
1.5μsとなり、ブランキング期間は12μsとな
る。同図(b)は中央部を2倍に拡大したものである。
受信したテレビジョン映像信号の水平走査期間は51.
5μs存在しているので、表示画面上ではその1/2の
25.75μsの映像信号が見られることになる。円で
表示する画像Pの直径方向に対する時間経過は(a)の
場合と同じであるが水平偏向系での走査速度が2倍にな
っているため、表示画面上では横方向に2倍に拡大され
たものとなる。
【0037】同図(c)はテレビジョン映像信号の垂直
方向の中央部の中心に水平方向には、左端より中央部ま
でを表示画面全面に拡大したものであり、(d)はテレ
ビジョン映像信号の垂直方向の中央部を中心に水平方向
に中央部より右端までを表示画面全面に拡大させたもの
である。この場合、いずれも垂直方向にもサイズを2倍
に拡大しているが、これは垂直方向の偏向電流を2倍に
することで達成しており、図8に示す従来例の場合と同
様であるので説明は省略する。
【0038】図4は図1に示すブランキング信号発生回
路25により映像信号の不要な部分をブランキングする
ブランキング部の動作説明図である。同図において、
(a)はテレビジョン映像信号の1水平期間の信号を簡
略化して示した図であり、Lは水平偏向周波数の1周期
(63.5μs)、Mは画像信号が存在する期間(5
1.5μs)、Nはブランキング期間、Qは上記画像信
号Mの左端から中央部までの期間(25.75μs)を
示す。
【0039】図4(b)(c)(d)に示す波形は、図
3(c)に示すようにテレビジョン映像信号の左端から
中央部までの映像信号を表示画面全面に2倍に拡大して
表示させる場合の信号波形図である。図4(b)は図1
に示す水平同期遅延回路7により水平同期信号Rを所定
時間遅延させ、図4(a)に示すテレビジョン映像信号
の水平方向における開始位置に立ち下りを一致させるよ
うにした水平駆動信号であり、同図(c)は上記水平駆
動信号(図4(b))に同期し且つ表示画像を2倍に拡
大するために、上記テレビジョン映像信号の2倍の周波
数を持つようにした水平偏向出力回路13より導出され
る水平偏向電流波形である。また同図(d)は上記水平
偏向電流波形(図4(c))に同期し、表示すべきでな
い部分の映像信号と帰線消去期間Nをブランキングする
ブランキング信号であり、このブランキング信号は図1
に示すブランキング信号発生回路25より導出される。
【0040】従って、図4(a)に示す映像信号の開始
位置に同期して、水平駆動信号(図4(b))が立ち下
るので、これに同期して水平偏向電流波形(図4
(c))による水平方向の走査が行われる。この場合、
水平偏向電流波形(図4(c))は映像信号の2倍の周
波数を持っているので、映像信号の前半分が一水平走査
期間内に走査されることになる。また図1に示す水平偏
向電源電圧切換回路9により水平偏向出力回路13の電
源電圧が2倍に切り換えられるので、水平偏向の振幅は
通常の場合と同一にすることができ、表示画面を水平方
向全面に走査することができる。従って、表示画面は図
3(c)に示すように左端より中央部までの水平方向に
1/2の映像信号を表示画面全面に表示させ、2倍に拡
大した映像表示が行われる。
【0041】この場合、図4(d)に示すブランキング
信号により期間Qの映像信号が表示されるがそれ以外の
映像信号及び帰線消去期間Nの信号は上記ブランキング
信号によりブランキングされるので表示されることはな
い。
【0042】図4(e)(f)(g)は図3(b)に示
すように映像信号の中央部を2倍に拡大して表示させる
場合の信号波形図であり、図4(h)(i)(j)は図
3(d)に示すように映像信号の中央部より右端までを
2倍に拡大して表示させる場合の信号波形図である。い
ずれも図4(b)(c)(d)に示す場合に比べ映像信
号の表示開始位置を変えたものであるが、映像信号の水
平方向における表示開始位置は図1の水平同期遅延回路
7の遅延時間を適宜設定し、図4(b)(e)(h)に
示す水平駆動信号の立ち下り位置を所定の位置に設定す
ることで自由に変更することが可能になる。
【0043】図5はインターレース方式によりテレビジ
ョン映像信号を通常の状態で表示させる場合の説明図で
あり水平方向については走査期間のみを表示し、垂直方
向については帰線期間も含めて表示している。図5にお
いて、奇数フィールドは実線で示すように画面の左端よ
り右端(H〜J)までで、それぞれ1〜262本目を、
また画面の左端から中央(K〜L)までで263本目前
半を走査し、続く偶数フィールドは点線で示すように画
面の中央より右端で263本目後半を、また左端から右
端(H〜J)で264本目から525本目までを飛び越
し走査している。
【0044】図6は上記図5に示す通常の表示に比べ、
映像信号の左端から中央部までを画面の全面に表示さ
せ、水平方向に画像を2倍に拡大した場合の走査線の状
態を説明するものである。図中奇数フィールドは実線
で、また偶数フィールドは点線で表示している。画面の
N〜O間で奇数フィールドの1本目前半が走査され、続
いて1本目後半、2本目前半、2本目後半、・・・の走
査が行われ画面のP〜Q間で262本目後半、263本
目前半が走査される。この場合、各走査線の後半のもの
はブランキング信号によりブランキングされるので表示
されず、各走査線の前半のものだけが表示される。
【0045】偶数フィールドにおいては、上記奇数フィ
ールドの1本目前半が走査された位置に263本目後半
が走査され、続いて264本目前半、264本目後半、
・・・、525本目前半、525本目後半がそれぞれ上
記奇数フィールドの1本目後半、2本目前半、・・・、
262本目後半、263本目前半の走査された位置に走
査される。そしてこの場合も、各後半の走査はブランキ
ング信号によりブランキングされるので表示されたそれ
ぞれ前半の走査ラインのみが表示される。
【0046】その結果、奇数フィールドでは1本目、2
本目、・・・、263本目の各前半が表示され、偶数フ
ィールドでは上記奇数フィールドの走査線間に264本
目、265本目、・・・、525本目の各前半が飛び越
し走査されるので、水平方向には2倍に拡大された画像
表示が行われる。なお、図6に示すものは説明を判り易
くするため水平方向のみを2倍に拡大したものである
が、垂直方向についても同倍率で拡大するようにすれば
よい。
【0047】図7はブランキング信号を作る場合の説明
図である。テレビジョン映像信号(a)の同期成分より
抽出した水平駆動信号(b)の立ち下りを利用してワン
ショットマルチバイブレータを駆動し、水平帰線期間N
の1/2のパルス幅を持つ図7(c)に示す信号を作
る。この信号の立ち下りでワンショットマルチバイブレ
ータを駆動し、映像信号の1/2のパルス幅を持つ負論
理の図7(d)に示すような信号を導出する。これをブ
ランキング信号として用いている。このブランキング信
号を用いると映像信号の各水平ラインの前半を水平方向
いっぱいに表示させ、映像信号の残りの部分をブランキ
ングすることができる。
【0048】以上説明した実施例は映像を2倍に拡大す
るものであるが、同様にして任意の倍率に拡大すること
も可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上のように、映像信号の拡大
表示を行わせる場合、水平偏向系の発振周波数と電源電
圧を同時に同じ割合で上昇させるようにしているので、
電源電圧を変化させても実質的に輝度変化が抑制されて
おり、輝度変化の補償回路を別に設ける必要がなく、簡
単且つ安価な装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のブロック図。
【図2】 図1の要部の回路図。
【図3】 本発明による表示画面の説明図。
【図4】 本発明の動作を説明するための信号波形図。
【図5】 表示画面における画面走査の説明図。
【図6】 本発明における表示画面の画面走査の一例を
示す図。
【図7】 本発明におけるブランキング信号の説明図。
【図8】 従来例における垂直偏向回路の回路図。
【符号の説明】
5 同期分離回路 9 水平偏向電源電圧切換回路 10 水平発振周波数切換回路 13 水平偏向出力回路 15 表示装置 21 垂直偏向出力回路 23 画像拡大切換スイッチ 25 ブランキング信号発生回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号より同期信号を分離する同期分
    離手段と、映像信号を復調して処理する映像信号処理回
    路と、上記映像信号の表示させない不要部分をブランキ
    ングするブランキング手段と、水平偏向手段と、垂直偏
    向手段と、画像表示手段とを設けた画像表示装置におい
    て、表示画像をn倍に拡大させるための画像拡大指示信
    号を導出する画像拡大指示手段と、上記画像拡大指示信
    号に基づき上記垂直偏向手段の帰還量を制御して垂直出
    力をn倍に制御する垂直偏向出力制御手段と、上記画像
    拡大指示信号に基づき上記水平偏向手段へ供給する電源
    電圧をn倍に制御する電源電圧制御手段と、上記画像拡
    大指示信号に基づき上記水平偏向手段の走査周波数をn
    倍に制御する水平走査周波数制御手段とを設けたことを
    特徴とする画像表示装置。
JP34642392A 1992-12-25 1992-12-25 画像表示装置 Pending JPH06197276A (ja)

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