JPH06197215A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH06197215A
JPH06197215A JP5255133A JP25513393A JPH06197215A JP H06197215 A JPH06197215 A JP H06197215A JP 5255133 A JP5255133 A JP 5255133A JP 25513393 A JP25513393 A JP 25513393A JP H06197215 A JPH06197215 A JP H06197215A
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JP5255133A
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Takehiro Yoshida
武弘 吉田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定型サイズの記録紙を用いて受信画像の記録
を行うファクシミリ装置であって、上記定型サイズより
大きい画像を受信した場合には、その受信画像を縮小し
て記録を行うファクシミリ装置において、等倍記録の確
率を高くするとともに、ユーザにとって見やすい記録情
報を提供することを目的とする。 【構成】 受信情報を定型サイズの記録紙に出力するに
際して、受信情報の有効情報エリアと記録紙サイズまた
は記録紙の有効エリアとを比較することにより、受信画
像を縮小する必要性の有無や縮小率を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カット紙に画像記録を
行うファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の定型紙サイズの記録紙に記録する
ファクシミリ装置は、相手送信機から送信されるライン
数をカウントし、このライン数に基づいて受信画像を等
倍で記録するか、縮小して記録するかを決定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、画像の先端や後端にある余白情報も含
めて画像サイズを判断していたため、実際には不要な縮
小記録(例えば90%縮小)を行うことが多く、文字等
がみにくくなるという欠点があった。
【0004】本発明の目的は、実質的に等倍記録可能な
受信画像については、できるだけ等倍記録を行えるよう
にして、画像劣化率を低減することができるファクシミ
リ装置を提供することにある。
【0005】本発明の目的は、受信情報を定型サイズの
記録紙に出力するに際して、受信情報の有効情報エリア
を基に縮小する必要性の有無や縮小率を決定し、また、
実際に記録できるエリアと有効受信エリアとを比較する
ことにより、有効情報エリアの欠落をなくすことができ
るファクシミリ装置を提供することにある。
【0006】また、本発明の目的は、1通信の受信画像
の中で最も長いライン数を基に縮小率を決定し、原則と
して1通信において全て同じ縮小率で記録できるファク
シミリ装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の目的は、受信情報の有効情
報エリアに着目し、縮小、拡大記録を行ない、受信情報
が大きい時には、等倍で記録し、また、受信情報の有効
情報エリアが小さい時には、拡大して記録するファクシ
ミリ装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の目的は、送信機側から有効
情報エリアを通知し、これによって受信側における縮小
率を決定するファクシミリ装置を提供することにある。
【0009】また、本発明の目的は、短尺の情報を受信
した場合に、その複数ページを1ページの記録紙にまと
めて受信できるファクシミリ装置を提供することにあ
る。
【0010】また、本発明の目的は、記録紙サイズの副
走査方向に半分程度の大きさの情報を伝送する場合、そ
の情報を受信側または送信側で縦横変換することによ
り、2ページ分の伝送情報を1枚の記録紙に出力するこ
とができるファクシミリ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信画像の有
効情報エリアを認識し、その有効情報エリアと記録しサ
イズや記録可能エリアとの条件に基づいて受信画像の縮
小率を決定することから、受信画像中の余白等による不
要な縮小を低減することができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例を示すブロック
図である。
【0013】NCU(網制御装置)2は、電話網をデー
タ通信等に使用するために、その回線の端末に接続し、
電話交換網の接続制御を行なったり、データ通信路への
切換えを行なったり、ループの保持を行なうものであ
る。また、NCU2は、制御回路38からの信号レベル
(信号線38a)が「0」であれば、電話回線2aを電
話機4側に接続し、信号レベルが「1」であれば、電話
回線2aをファクシミリ装置側に接続するものである。
なお、通常状態では、電話回線2aは電話機4側に接続
されている。
【0014】ハイブリッド回路6は、送信系の信号と受
信系の信号とを分離し、加算回路16からの送信信号を
NCU2経由で電話回線2aに送出し、相手側からの信
号をNCU2経由で受取り、信号線6a経由でV21復
調器18およびV27ter またはV29復調器20に送
るものである。
【0015】V21変調器8は、公知のCCITT勧告
V21に基づいた変調を行なう変調器であり、制御回路
38からの手順信号(信号線38b)を変調し、信号線
8aを通して加算回路16に送出するものである。
【0016】読取回路10は、送信原稿から主走査方向
1ライン分の画像信号を順次読み取り、白、黒の2値を
表す信号列を作成し、この2値化データを信号線10a
から符号化回路12に送るものであり、CCD(電荷結
合素子)等の撮像素子と光学系とで構成されている。
【0017】符号化回路12は、読取データを符号化
(MH(モディファイドハフマン)符号化またはMR
(モディファイドリード)符号化)して信号線12aよ
り変調器14に出力するものである。
【0018】V27ter またはV29変調器14は、符
号化回路12の信号線12aから出力される符号化デー
タを入力し、公知のCCITT勧告V27ter (差動位
相変調)またはV29(直交変調)に基づいた変調を行
なう。この変調器14の出力変調データは、信号線14
aを通して加算回路16に送られる。
【0019】加算回路16は、変調器8、14の出力を
加算する回路である。加算回路16の出力は、信号線1
6aを介してハイブリッド回路6に送られる。
【0020】V21復調器18は、公知のCCITT勧
告V21に基づいた復調を行なうものである。この復調
器18は、信号線6aによりハイブリッド回路6からの
手順信号を入力し、V21復調を行い、復調データを信
号線18aを通して制御回路38に送る。
【0021】V27ter またはV29復調器20は、公
知のCCITT勧告V27ter またはV29に基づいた
復調を行なうものである。この復調器20は、ハイブリ
ッド回路6からの変調画像信号を入力し、復調を行って
復調データを信号線20aよりメモリ回路22および復
号化回路32に送る。
【0022】メモリ回路22は、信号線38cの制御に
より、信号線20aに出力された復調データを蓄積する
とともに、この蓄積データを信号線22aより復号化回
路24に出力する。
【0023】復号化回路24は、メモリ回路22からの
データを復号化(MH復号化あるいはMR復号化)する
回路である。この復号化データは、信号線24aを介し
て縮小回路26に出力される。
【0024】縮小回路26は、信号線24aに出力され
ている信号を入力し、制御回路38より信号線38dに
出力されている縮小率に従って、主走査方向および副走
査方向に縮小したデータを信号線26aより記録回路2
8に出力する回路である。
【0025】記録回路28は、信号線26aに出力され
ている信号と、信号線30aに出力されている信号を入
力し、加算したデータを順次1ライン毎に記録するもの
である。
【0026】縮小率パターン作成回路30は、制御回路
38より信号線38fに縮小率のパターン出力スタート
パルスが発生したときに、制御回路38より信号線38
eに出力されている縮小率を入力し、この縮小率のパタ
ーンを作成して、ライン情報として信号線30aに出力
する回路である。縮小率パターン作成回路30は、縮小
率パターンの出力が終了すると、信号線30bに終了パ
ルスを発生する。
【0027】復号化回路32は、信号線20aの信号を
入力し、復号化(MH(モディファイトハフコン)復号
化あるいはMR(モディファイトリード)復号化)した
データを信号線32aに出力する回路である。また、復
号化回路32は、1ラインのデータを検出する毎に、信
号線32bにパルスを発生するとともに、この信号線3
2bにパルスを発生するタイミングで、今回検出したラ
イン情報に黒ドットがあれば、信号線32cにパルスを
発生する。
【0028】両端黒ドット数記憶回路34は、制御回路
38が信号線38gにスタートパルスを発生すると、そ
れ以降の信号線32aに出力されるライン情報を入力
し、最も左端にあった黒情報のドット番号を信号線34
aに出力し、最も右端にあった黒情報のドット番号を信
号線34bに出力する。すなわち、主走査方向の有効ド
ット数を認識する回路である。
【0029】ライン数カウント回路36は、制御回路3
8が信号線38gにスタートパルスを発生すると、カウ
ント値をリセットし、信号線36aに「0」を出力する
とともに、信号線32bにパルスが発生するタイミング
(すなわち、1ラインのデータを符号化したとき)で、
信号線32cにパルスが発生した場合に、カウント値を
カウントアップする。また、出力については、信号線3
2bだけにパルスが発生したときは、信号線36aには
出力を出さずに、信号線32bと信号線32cの両方に
パルスが発生したときに、カウントアップされたカウン
ト値を信号線36aに出力する。すなわち、最初の黒ド
ット有のラインから、最後の黒ドット有のライン数、す
なわち副走査方向の有効ライン数をカウントするもので
ある。
【0030】制御回路38は、本実施例において、主に
以下のような処理を行う。まず、受信動作が選択される
と、受信情報をメモリ回路22に格納しながら、復号化
回路32により複号化して、副走査方向の有効ライン
数、すなわち、最初に黒ドットがあったラインから最後
に黒ドットのあったラインまでのライン数をカウント回
路36により認識し、また、主走査方向の有効ドット
数、すなわち、最も左端に黒ドットのあるドット数から
最も右端に黒ドットのあるドット数までのドット数を両
端黒ドット数記憶回路34により認識し、有効エリアを
認識する。
【0031】また、1ページのメモリ受信が終了して、
次ページの受信をしている時に、現在、受信終了した情
報の有効エリアと記録紙の紙サイズより、主走査、副走
査方向に対して、縮小率を1%単位で求め、縮小率の小
さい値が90%以上の時は、その縮小率で、主走査方
向、副走査方向に対して縮小して記録する。さらに、次
ページの受信時にも、回路34、36により主走査方向
の有効ドット数と、副走査方向の有効ライン数を求め
る。
【0032】また、主走査、副走査方向に対して、縮小
率を1%単位でもとめ、縮小率の小さい値が90%未満
の時は、複数ページに分けて、等倍で記録する。
【0033】図2〜図4は、この第1実施例の動作を示
すフローチャートである。
【0034】まず、S42においては、信号線38a
に、信号レベル「0」の信号を出力してCMLをオフ
し、S44においては信号線38dに「1」を出力し縮
小回路26に等倍記録を指示する。
【0035】また、S46においては、受信が選択され
たか否かを判断し、受信が選択されるとS50に進み、
受信が選択されていないとS48に進み、その他の処理
を行う。
【0036】S50においては、信号線38aに信号レ
ベル「1」の信号を出力し、CMLをオンし、S52で
前手順を行い、S54において信号線38gにスタート
パルスを発生し、主走査方向の黒ドット数の検出回路3
4、ライン数カウント回路36をクリアする。
【0037】次に、S56においては、制御線38cを
介して、受信情報をメモリ回路22に格納していき、S
58において1ページの受信が終了したか否かを判断す
る。そして、1ページの受信が終了するとS60に進
み、1ページの受信が終了していないとS56に戻る。
【0038】S60では、中間手順を行い、次いでS6
2では、次ページがあるか否かを判断する。そして、次
ページがある場合にはS86に進み、次ページがないと
S64に進む。
【0039】S64では後手順を行い、S66におい
て、信号線38aに信号レベル「0」の信号を出力し、
CMLをオフする。
【0040】次に、S68においては、記録サイズはA
4かB4かを判断し、A4サイズの時にはS70に進
み、B4サイズの時はS72に進む。
【0041】S70では、信号線34bの情報(最も右
端にある黒ドットのドット番号)から、信号線34aの
情報(最も左端にある黒ドットのドット番号)を引いた
値(主走査方向の有効エリアのドット数)を210×8
で割った値をaとする。また、信号線36aの情報(最
初に黒ドットのあったライン数から、最後に黒ドットの
あったライン数、すなわち、副走査方向の有効エリアの
ライン数)を297×(標準なら、3.85、ファイン
なら7.7、スーパーファインなら15.4)で割った
値をbとする。そして、aとbの大きい方の値をcとす
る。ここでaは1/0.9より大きことはありえない。
ここで、A4用紙の主走査方向の幅は、210mmであ
り、副走査方向の長さは、297mmである。
【0042】一方、S72においては、S70における
210を257、297を364に変えて同様の演算を
行う。
【0043】そして、S74においては、cが1/0.
9より大きいか、すなわち縮小率が90%以下になるか
否かを判断する。そして、cが1/0.9より大きいと
S76に進み、cが1/0.9より小さいとS80に進
む。
【0044】S76においては、信号線38dに、
「1」を出力し、信号線38cの制御によりメモリ回路
22に格納されたデータを等倍で記録する。ここでは、
複数ページに分割されて記録される。
【0045】S78においては、1ページの記録が終了
したか否かを判断する。そして、1ページの記録が終了
するとS42に戻り、1ページの記録が終了していない
とS76に戻る。
【0046】また、S80においては、1/cを%単位
で求め、これを信号線38d、38eに出力する。次
に、S82においては、信号線38cの制御により、メ
モリ回路22に格納されたデータを入力し、順次所定の
縮小率で記録する。ここで、A4の時は287mm、B
4の時は354mm記録終了後、信号線38fにスター
トパルスを発生し、信号線30aに縮小率のパターンを
出力し、記録紙の後端10mmのエリアに縮小率を記録
する。
【0047】そして、S84では、1ページの記録が終
了したか否かを判断し、1ページの記録が終了するとS
42に進み、1ページの記録が終了していないとS82
に進む。
【0048】一方、S86以降では、メモリ回路22へ
の受信動作、そして、1ページ前に受信した情報の記録
動作を行う。
【0049】まず、S86は、上記S68からS72ま
での制御と同じで、上記cを決定する。次に、S88で
は、上記S74の制御と同じで、複数ページに分けて記
録する時にはS90に進み、縮小率90%以上で記録す
る時にはS100に進む。
【0050】S90は、上記S54と同じであり、主走
査方向、副走査方向の有効エリアをカウントするため各
回路34、36をクリアする。次に、S92は、上記S
56と同じで、受信情報をメモリ回路22へ格納する。
さらに、S94は、上記S58と同じで、1ページの受
信が終了していると上記S60に進み、終了していない
とS96に進む。
【0051】S96は、上記S78と同じで、1ページ
の記録が終了しているとS92に戻り、終了していない
とS98に進む。S98は、上記S76と同じで、メモ
リ回路22に格納されている情報を等倍で記録する。
【0052】一方、S100は、上記S80の制御と同
じで、1/cを%単位で求め、これを信号線38d、3
8eに出力する。次に、S102は、上記S54と同じ
で、主走査方向、副走査方向の有効エリアをカウントす
るため各回路34、36をクリアする。さらに、S10
4は、上記S56と同じで、受信情報をメモリ回路22
へ格納する。
【0053】次に、S106は、上記S58と同じで、
1ページの受信が終了しているとS60に進み、終了し
ていないとS108に進む。
【0054】S108は、上記S84と同じで、1ペー
ジの記録が終了しているとS104に戻り、終了してい
ないとS110に進む。
【0055】S110は、上記S82と同じで、メモリ
回路22に格納されている情報を、所定の縮小率で記録
する。
【0056】以上のようにして、この第1実施例によれ
ば、等倍で記録する確率が増え、ユーザは記録情報を見
やすくなった。また、実際に記録できるエリアと有効受
信エリアを比較することにより、有効情報エリアの欠落
をなくすことができる。
【0057】なお、以上の第1実施例においては、1ペ
ージメモリに受信終了後、次ページの受信中に前ページ
の記録をすることを考えた。しかし、1通信分を全てメ
モリに受信終了後、記録動作を行ってもよい。
【0058】また、前記第1実施例においては、主走
査、副走査方向に着目して有効エリア(黒ドットのある
エリア)を検出するようにしたが、副走査方向にのみ着
目して有効エリアを検出してもよい。
【0059】また、前記第1実施例においては、記録画
像の後端10mmのエリアに縮小率を書くことを考え
た。しかし他の位置に書いてもよく、また、書かないよ
うにしてもよい。
【0060】また、前記第1実施例においては、受信情
報の有効エリアと記録紙サイズを比較して縮小率を決定
した。しかし、記録紙サイズのうち、所定領域は、記録
不可となるケースがある。このため受信情報の有効エリ
アと記録可能エリアとの比較により縮小率を求めてもよ
い。例えば、先端2mm、後端3mm、左端1mm、右
端1mmが記録不可であるとすると、A4サイズに対し
ては、S70において210の代わりに208、297
の代わりに292、B4サイズに対しては、257の代
わりに255、364の代わりに359を与えて処理す
ればよい。
【0061】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0062】従来の定型紙を用いたファクシミリ装置に
おいては、例えばA4サイズより少し長尺の受信情報で
ある場合、その副走査方向の長さが、A4サイズ定型紙
の副走査方向の長さより、所定長a(例えば1cm)以
内の長さである場合には、後端の情報を捨てて、定型紙
サイズの記録紙に等倍で記録するようになっている。ま
た、同様にA4サイズ定型紙の副走査方向の長さより、
上記所定長aを越えて所定長b(例えば3cm)以内の
長さである場合には、受信情報を主走査方向、副走査方
向ともに90%縮小して記録する。さらに、A4サイズ
定型紙の副走査方向の長さより上記所定長bを越えると
きは、受信情報を複数枚に分けて等倍で記録する。
【0063】ところで、受信情報の先端に付加されるヘ
ッダは、約1cm程度である。また、原稿の自動搬送の
精度により、受信情報は、定型紙A4サイズの原稿の受
信画像の副走査方向長がA4より1cm以内長いものに
なったり、A4より1cmを越える長さになることがあ
る。これにより、A4原稿の受信画像が等倍で記録され
たり、90%縮小で記録されたりしてしまう。このた
め、例えば受信情報が表等である場合、そのサイズがペ
ージ毎に異なったりすることが生じ、オペレータにとっ
て見にくいという欠点があった。
【0064】そこで、この第2実施例では、受信画像の
縮小出力が必要な場合に、1通信の中で最も長いライン
数をもつページから縮小率を決定し、その縮小率により
1通信の全ページの縮小出力を行うにより、1通信でま
とまった縮小処理を行うことができ、見やすい受信画像
を得るようにしたものである。
【0065】図5は、この第2実施例の構成を示すブロ
ック図である。なお、上述した第1実施例(図1)と共
通の構成については同一符号を付し、重複する説明は省
略する。
【0066】図5において、復調器20の出力信号(信
号線20a)は、メモリ回路22と復号化回路24に入
力されており、復号化回路24は、制御回路38から信
号線36cに信号レベル「1」が出力された場合には、
メモリ回路22の信号を入力して復号化を行い、信号線
36cに「0」が出力された場合には、復調器20の信
号を直接入力して復号化を行い、復号化データを信号線
24aより出力する。また、この復号化回路24は、1
ラインのデータを検出する毎に、検出パルスを信号線2
4bよりライン数カウント回路36に出力する。ライン
数カウント回路36は、この検出パルスをカウントし
て、そのカウント値を信号線36aより出力する。
【0067】ライン数記憶回路40は、1通信における
各ページのライン数を記憶する回路である。このライン
数記憶回路40にライン数を記憶するときには、信号線
40aにページ番号(例えば、01)、スペースを出力
後、ページ番号に対応したライン数(例えば、115
5)を出力し、さらに信号線36hにライトパルスを発
生する。また、ライン数記憶回路40に記憶されている
ページ番号に対応したライン数を読み出すときには、信
号線40aにページ番号(例えば、01)を出力後、信
号線36iにリードパルスを発生する。そうすると、信
号線40aにページ番号に対応して記憶してあるライン
数(例えば1155)が出力される。
【0068】制御回路38は、この第2実施例におい
て、主に以下の制御を行う。まず、受信動作が選択され
ると、受信情報を全てメモリ回路22に格納する。この
際、全てのページ情報のライン数をライン数カウント回
路36によりカウントし、その結果をライン数記憶回路
40に記憶する。
【0069】そして、受信動作が終了すると、定型紙サ
イズの記録紙の副走査長より1.15倍以内の長さに対
応するライン数の最大値を求め、これにより縮小率を決
定し、縮小回路26により受信情報の全てのページを同
一の縮小率で記録する。
【0070】ここで全ての情報が定型紙サイズの記録紙
の副走査長より1.15倍以内に入った場合には、全て
の情報は同一の縮小率で記録されるが、この縮小率を1
ページ目に記録する。なお、等倍の時は記録しない。
【0071】また、定型紙サイズの記録紙の副走査長よ
り1.15倍以上の情報は複数ページに分けて等倍で記
録する。
【0072】図6〜図9は、本実施例の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0073】まず、S242においては、信号線38a
に信号レベル「0」の信号を出力してCMLをオフし、
S244においては、信号線36cに信号レベル「1」
の信号を出力し、復号化回路24は信号線22aの信号
を入力する。また、S246においては、信号線38d
に「1」を出力し、縮小回路26に等倍記録を指示す
る。
【0074】S248においては、受信が選択されたか
否かを判断し、受信が選択されるとS252に進み、受
信が選択されていないと、S250において、その他の
処理を行う。
【0075】S252においては、信号線38aに信号
レベル「1」の信号を出力し、CMLをオンし、S25
4においては、ページカウンタに「1」をセットする。
そして、S256で前手順を行う。
【0076】次に、S258においては、信号線38g
にライン数カウントのスタートパルスを出力し、カウン
ト回路36をクリアする。
【0077】S260では、制御線38cにより受信情
報をメモリ回路22に格納し、S262において1ペー
ジの受信が終了したか否かを判断し、1ページの受信が
終了するとS264に進み、1ページの受信が終了して
いないとS260に進む。
【0078】S264においては、信号線36aの信号
を入力し、1ページのライン数を入力し、ページカウン
タとともにライン数記憶回路40に記憶する。そして、
S266においてページカウンタを1つインクリメント
し、S268で中間手順を行う。
【0079】S270においては、次ページがあるか否
かを判断し、次ページがあると、S272に進み、中間
手順を行う。また、次ページがないとS274に進み、
後手順を行い、S276においては、信号線38aに、
信号レベル「0」の信号を出力し、CMLをオフし、S
278においては、記録紙がA4サイズであるか否かを
判断する。そして、A4サイズである場合にはS280
に進み、B4サイズである場合にはS294に進む。
【0080】S280においては、比較値Aとして、A
4サイズの副走査長(297mm)に1.15を掛け、
そして標準モードなら3.85、ファインモードなら
7.7、スパーファインモードなら15.4倍し、それ
ぞれのモードでのライン数を求める。
【0081】また、S282においては、比較値Bとし
て、A4サイズの副走査長(297mm)に標準モード
なら3.85、ファインモードなら7.7、スパーファ
インモードなら15.4倍し、それぞれのモードでのラ
イン数を求める。
【0082】次に、S284においては、ライン数記憶
回路40の記憶値を入力し、受信情報の全てのページ情
報のライン数は比較値A以下であるか否かを判断する。
そして、全てのページ情報のライン数が、比較値A以下
であるとS286に進み同一縮小率にて記録する。ま
た、全てのページ情報のライン数が比較値A以下でない
とS298に進む。
【0083】S286においては、ライン数記憶回路4
0の記憶値を入力し、受信情報の最も長いライン数を求
め、この逆数に比較値Bを掛け、%単位で小数点以下を
切りすて(すなわち**%の2桁が有効となる)、この
値を信号線38d、38eに出力する。
【0084】S288においては、信号線38cの制御
によりメモリ回路22に格納されたデータを入力し、順
次、所定の縮小率において記録する。ここで、1ページ
目の記録時は、等倍記録でなければA4は287mm、
B4は354mm記録終了後、信号線38fに縮小率の
パターン出力スタートパルスを発生し、記録紙の右側の
後端に縮小率のパターンを記録する。
【0085】S290においては、1ページの記録が終
了したか否かを判断し、終了しているとS292に進
み、終了していないとS288に戻る。
【0086】S292においては、全てページの記録が
終了したか否かを判断し、終了しているとS242に進
み、終了していないとS288に戻る。
【0087】S294においては、比較値AとしてB4
サイズの副走査長(364mm)に1.15を掛け、そ
して標準モードなら3.85、ファインモードなら7.
7、スーパーファインモードなら15.4倍し、それぞ
れのモードでのライン数を求める。
【0088】S296においては、比較値BとしてB4
サイズの副走査長(364mm)に標準モードなら3.
85、ファインモードなら7.7、スーパーファインモ
ードなら15.4倍し、それぞれのモードでのライン数
を求める。
【0089】S298においては、ライン数記憶回路3
6のデータを入力し、比較値Aよりも短いライン数の中
で最も長いライン数を求め、この逆数に比較値Bを掛
け、%単位で小数点以下を切り捨て、この縮小率Cを記
憶する。
【0090】S300においては、記録ページカウンタ
として1をセットし、S302においては、ページカウ
ンタに対応するページのライン数をライン数記憶回路4
0から入力し比較値A以上であるかどうかを判断する。
そして、比較値A以上である時には、S304に進み、
等倍での記録を行う。ここで複数ページに分割して記録
する。
【0091】また、比較値A未満である時には、S30
8に進み、縮小率を信号線38eに出力し、信号線38
cの制御によりメモリ回路22に格納されたデータを順
次入力し、順次所定の縮小率において記録する。
【0092】S306においては、1ページの記録が終
了したか否かを判断し、終了しているとS312に進
み、終了していないとS304に戻る。
【0093】S310においては、1ページの記録が終
了したか否かを判断し、終了しているとS312に進
み、終了していないとS308に戻る。
【0094】S312においては、全てページの記録が
終了したか否かを判断し、終了しているとS242に戻
り、終了していないとページカウンタを1つインクリメ
ントする(S314)。
【0095】以上のようにして、この第2実施例によれ
ば、本当の長尺原稿を除き、ヘッダ等により少し長くな
った定型紙サイズの原稿が送られてきた場合は、1通信
において全て同じ縮小率で記録できるようになり、オペ
レータは記録画像を見やすくなるという効果がある。
【0096】なお、以上の第2実施例においては、全て
ページが所定の縮小率で縮小された時に縮小率を1ペー
ジ目に書くことを考えたが、全てのページに縮小率を記
録してもよい。また、等倍のページと所定の縮小率での
縮小がまざった時においても、全てのページに対して縮
小率、等倍のパターンを記録してもよい。
【0097】また、前記第2実施例においては、主走査
方向および副走査方向の縮小を考えたが、副走査方向の
み縮小してもよい。
【0098】また、1ページの情報の後端に関しては、
1ドット以上の黒ドットがあるライン情報を有効ライン
情報と考えて、縮小率を決定してもよい。これにより、
後半に余白の多い受信情報に対しては、等倍で記録され
るチャンスが増えてくるという効果もある。
【0099】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0100】従来のファクシミリ装置においては、受信
画像を縮小する場合に、縮小率を求める基準として、受
信画像の先端や後端の余白部分を含めたサイズを基準と
していたため、その分縮小率が大きくなってしまい、文
字等が読みづらくなったり、無駄な余白が残って記録紙
の無駄となる欠点があった。そこで、この第3実施例で
は、受信画像の有効情報エリアを認識し、それを基準と
して縮小を行うようにしたものである。
【0101】図10は、この第3実施例の構成を示すブ
ロック図である。なお、上記第1実施例と共通の構成に
ついては同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0102】倍率回路44は、復号化回路24からのデ
ータを入力し、主走査方向については信号線36dに出
力されている倍率で、副走査方向については信号線36
eに出力されている倍率で復号化データを加工し、信号
線44aより記録回路28に出力するものである。
【0103】制御回路38は、この第3実施例におい
て、主に以下のような処理を行う。まず、受信動作が選
択されると、受信情報をメモリ回路22に格納しながら
復号化回路32により復号化して副走査方向の有効ライ
ン数(最初に黒ドットがあったラインから最後に黒ドッ
トのあったラインまでのライン数)をライン数カウント
回路36により認識し、また、主走査方向の有効ドット
数(最も左端に黒ドットのあるドット番号から最も右端
に黒ドットのあるドット番号までのドット数)を両端黒
ドット数記憶回路34により認識し、有効情報エリアを
決定する。
【0104】そして、あるページのメモリ受信が終了し
て、次ページの受信をしているときに、既に受信終了し
た情報の有効エリアと記録可能エリアとから副走査方向
の倍率を%単位で求め、この値が90%以上の時は、主
走査方向、副走査方向に対して独立して受信情報の有効
エリアと記録可能エリアから倍率を求め、受信情報を有
効記録エリア一杯に記録する。
【0105】また、受信情報の有効エリアと記録可能エ
リアから副走査方向の倍率を%単位で求め、この値が9
0%未満の時は、複数ページに分けて副走査方向に対し
ては、等倍で記録する。この時、主走査方向は受信情報
の有効エリアと記録可能エリアから主走査方向の倍率を
%単位で求め、これに従い記録する。
【0106】図11〜図14は、この第3実施例の動作
を示すフローチャートである。
【0107】まず、S442においては、信号線38a
に、信号レベル「0」の信号を出力してCMLをオフ
し、S444においては信号線36d、36eに「1」
を出力し、倍率回路44に主走査、副走査ともに等倍記
録を指示する。
【0108】また、S446においては、受信が選択さ
れたか否かを判断し、受信が選択されるとS450に進
み、受信が選択されていないとS448に進み、その他
の処理を行う。
【0109】S450においては、信号線38aに信号
レベル「1」の信号を出力し、CMLをオンし、S45
2で前手順を行い、S454において信号線38gにス
タートパルスを発生し、主走査方向の黒ドット数の検出
回路34、ライン数カウント回路36をクリアする。
【0110】次に、S456においては、制御線38c
を介して、受信情報をメモリ回路22に格納していき、
S458において1ページの受信が終了したか否かを判
断する。そして、1ページの受信が終了するとS460
に進み、1ページの受信が終了していないとS456に
戻る。
【0111】S460では、中間手順を行い、次いでS
462では、次ページがあるか否かを判断する。そし
て、次ページがある場合にはS492に進み、次ページ
がないとS464に進む。
【0112】S464では後手順を行い、S466にお
いて、信号線38aに信号レベル「0」の信号を出力
し、CMLをオフする。
【0113】次に、S468においては、記録サイズは
A4かB4かを判断し、A4サイズの時にはS470に
進み、B4サイズの時はS472に進む。
【0114】S470では、信号線36aの情報(ライ
ン数)を(297−4)×(標準なら3.85、ファイ
ンなら7.7、スーパーファインなら15.4)で割っ
た値をaとする。つまり、A4サイズの副走査線長は2
97mmであるが、先端と後端は、それぞれ2mmだけ
記録不可能領域であるため、(297−4)mmを想定
している。
【0115】また、S472では、信号線36aの情報
(ライン数)を(364−4)×(標準なら3.85、
ファインなら7.7、スーパーファインなら15.4)
で割った値をaとする。つまり、この場合も、B4サイ
ズの副走査線長は364mmであるが、先端と後端は、
それぞれ2mmだけ記録不可能領域であるため、(36
4−4)mmを想定している。
【0116】そして、S474においては、aが1/
0.9より大きいか、すなわち縮小率が90%以下にな
るか否かを判断する。そして、aが1/0.9より大き
いときには、S476以降の処理で副走査方向に等倍
で、複数ページに分割して出力する。また、aが1/
0.9より小さいときには、S478以降の処理で、主
走査および副走査方向ともに、独立して所定の倍率で記
録紙の記録有効エリア一杯に記録する。
【0117】図15は、この実施例における記録状態の
具体例を従来と対比して示す模式図である。図示のよう
に、外枠は記録紙サイズ、内枠は記録可能エリアであ
る。従来は、縮小時に受信画像の余白を考慮しているた
め、記録紙に一杯に記録することができないが、本実施
例では、記録紙一杯に記録することができる。
【0118】S476では、信号線36eに「1」を出
力し、副走査方向に等倍をセットする。また、S478
では、信号線36eに「1/a」を出力し、副走査方向
の倍率をセットする。
【0119】次に、S480においては、記録サイズが
A4かB4かを判断し、A4ならばS482に進み、B
4ならばS484に進む。
【0120】S482では、信号線34bの情報(右端
ドット数)から信号線34aの情報(左端ドット数)を
引いた値を(210−2)×8で割った値をbとする。
つまり、A4サイズの主走査線長は210mmである
が、右端と左端は、それぞれ1mmだけ記録不可能領域
であるため、(210−2)mmを想定している。
【0121】S484では、信号線34bの情報(右端
ドット数)から信号線34aの情報(左端ドット数)を
引いた値を(257−2)×8で割った値をbとする。
つまり、B4サイズの主走査線長は257mmである
が、右端と左端は、それぞれ1mmだけ記録不可能領域
であるため、(257−2)mmを想定している。
【0122】次に、S486においては、信号線36d
に「1/b」を出力し、主走査方向の倍率をセットす
る。そして、S488において、信号線38cの制御に
より、メモリ回路22に格納されたデータを入力し、順
次所定の倍率で記録する。
【0123】そして、S490では、1ページの記録が
終了したか否かを判断し、1ページの記録が終了すると
S442に進み、1ページの記録が終了していないとS
488に進む。
【0124】一方、S492では、上記S468からS
486までの制御と同じで、副走査方向と主走査方向の
倍率を倍率回路44にセットする。また、S494は、
上記454の制御と同じで、副走査方向と主走査方向の
有効エリアをカウントするため回路34、36のクリア
を行う。次にS496は、上記S456と同じで、受信
情報をメモリ回路22へ格納する。さらに、S498
は、上記S458と同じで、1ページの受信が終了して
いると上記S460に進み、終了していないとS500
に進む。
【0125】S500は、上記S490と同じで、1ペ
ージの記録が終了しているとS496に戻り、終了して
いないとS502に進む。S502は、上記S488と
同じで、メモリ回路22に格納されている情報を所定の
倍率で記録する。
【0126】以上のように、この第3実施例によれば、
有効情報エリアに着目し、縮小、拡大記録を行なってい
るので、受信情報が大きい時には、従来に比べ、等倍記
録のチャンスが増え、また、受信情報の有効情報エリア
が小さい時には、拡大して記録するので、ユーザにとっ
て見やすい受信画像を提供できる。また、ユーザにとっ
て記録画像の大きさが常に同じになり、記録紙の有効利
用も可能になる。
【0127】なお、以上の第3実施例においては、記録
紙に記録倍率を記録することは考えなかったが、例えば
上記第2実施例にようにして、記録紙に記録倍率を記録
してもよい。
【0128】また、前記第3実施例においては、記録不
可領域として、先端と後端は2mm、左端と右端は1m
mを考えたが、この値は記録方式により異なるものであ
り、適宜選択することができる。
【0129】また、前記第3実施例においては、受信画
像が副走査方向に等倍で複数ページに分割される場合、
主走査方向は有効ドット数と記録可能長とを比較して所
定倍率で変倍記録することを考えた。しかし、このよう
な分割出力の際には、主走査方向も等倍で記録するよう
にしてもよい。
【0130】これは上記S476の後に、信号線36d
に「1」を出力し、主走査方向に等倍で記録するセット
を行う制御を追加し、その後、S488に進めばよい。
【0131】また、前記実施例においては、有効記録エ
リア一杯に記録することを考え、副走査方向の記録倍率
が所定値以上の時、主走査方向の倍率と副走査方向の倍
率を独立して決定したが、主走査方向の倍率と副走査方
向の倍率の小さい方の倍率により、主走査方向、副走査
方向をともに記録してもよい。
【0132】これは上記S476の後、信号線36dに
「1」を出力し、主走査方向に対して等倍で記録するセ
ットをした後、S488に進む。また、上記S474に
おいてNOのときには、S480からS484の制御を
行ない、aとbの大きい方をcとする。そして、信号線
36d、36eに1/cを出力し、主走査、副走査とも
に同じ倍率で記録することをセットし、S488に進
む。
【0133】また、このようにした場合、複数ページに
分割して記録する場合には、主走査方向は等倍で記録す
ることになるが、これを縮小時に限り、主走査方向の有
効ドット数、記録可能エリアより縮小率を求めて記録し
てもよい。
【0134】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。
【0135】この第4実施例は、上記第3実施例のよう
に受信側で受信情報の有効情報エリアを求めて変倍を行
うのではなく、送信側で1物理ページ情報における有効
情報エリアを求め、これを受信側に通知することによ
り、余白を排除した変倍を行うようにしたものである。
【0136】図16は、この第4実施例の構成を示すブ
ロック図である。なお、上記第1実施例(図1)と共通
の構成については、重複する説明は省略する。
【0137】発信元情報作成回路50は、予め設定され
た発信元情報ををライン情報として信号線50aに出力
するものである。
【0138】読取回路52は、第1実施例(図1)の読
取回路10と同様に、原稿の画像を読み取って画信号を
信号線52aより出力するものである。
【0139】加算回路54は、発信元情報作成回路50
から信号線50aに出力されたデータと、読取回路52
から信号線52aに出力されたデータとを入力して加算
し、この加算結果を信号線54aより出力するものであ
る。
【0140】符号化回路56は、信号線54aに出力さ
れている読取データまたは発信元データを入力して、符
号化(k=8のMR符号化)を行い、その符号化データ
を信号線56aより出力するものである。また、この符
号化回路56は、1ラインのデータを符号化したときに
信号線56bにパルスを出力するとともに、そのライン
が黒ドットのあるラインであれば、信号線56bにパル
スを出力するタイミングで信号線56cにパルスを発生
する。
【0141】メモリ回路62は、信号線40dの制御に
基づいて信号線56aに出力されているデータを蓄積す
るとともに、この蓄積データを信号線62aに出力する
ものである。
【0142】復号化/符号化回路64は、信号線40e
に出力される符号化モードおよび原稿サイズの設定に従
い、信号線62aに出力されている符号化データを入力
して復号化し、この復号化データに対して再符号化を行
うことにより、符号化モード変換、原稿サイズ変換を行
い、この変換データを信号線64aに出力するものであ
る。
【0143】両端ドット数記憶回路58は、上記両端ド
ット数記憶回路34と同様に、制御回路38が信号線4
0cにスタートパルスを発生すると、それ以降の信号線
54aに出力されるライン情報を入力し、最も左端にあ
った黒情報のドット番号を信号線58aに出力し、最も
右端にあった黒情報のドット番号を信号線58bに出力
する。すなわち、主走査方向の有効ドット数を認識する
回路である。
【0144】ライン数カウント回路60は、第1実施例
(図1)の上記ライン数カウント回路36と同様に、制
御回路38が信号線40cにスタートパルスを発生する
と、カウント値をリセットし、信号線60aに「0」を
出力する。このカウント値は、最初に信号線56cにパ
ルスが発生した以降のライン数を信号線56bのパルス
入力によりカウントしていき、信号線56bにパルスが
発生し、かつ信号線56cにパルスが発生したとき、カ
ウントアップされたカウント値を信号線60aに出力す
る。すなわち、最初の黒ドット有のラインから、最後の
黒ドット有のライン数、すなわち副走査方向の有効ライ
ン数をカウントするものである。
【0145】倍率回路44は、信号線24aに出力され
ている信号を入力し、信号線40fに出力されている倍
率に従い、主走査方向および副走査方向に変倍されたデ
ータを信号線44aに出力するものである。
【0146】制御回路38は、この第4実施例におい
て、主に以下のような制御を行う。まず、送信機側にお
いては送信動作が選択されたメモリ送信を行なう。この
メモリ送信は、まず送信原稿をメモリ回路62に記憶す
る。この時、各ページ毎にメモリ回路62に格納する時
に副走査方向の有効ライン数(最初に黒ドットがあった
ラインから最後に黒ドットのあったラインまでのライン
数)をカウント回路60により認識し、また主走査方向
の有効ドット数(最も左端に黒ドットのあるドット数か
ら最も右端に黒ドットのあるドット数までのドット数)
を記憶回路58により認識し、有効情報のエリアを認識
する。
【0147】そして、送信原稿をすべてメモリ回路62
に格納後、指定された相手先へ発呼する。そして、前手
順において、相手受信機に各ページ毎の主走査方向の有
効ドット数と副走査方向の有効ライン数を通知する。受
信機においては、各ページ毎の有効情報エリアと記録紙
サイズにより、主走査方向、副走査方向に対して、倍率
を1%単位で求め、主走査方向、副走査方向に対しての
倍率の大きい方が1/0.9以下の時には、その大きい
倍率の逆数で主走査方向、副走査方向に対して縮小して
記録する。ここで縮小率が1を越えた時には等倍で記録
する。また、主走査方向、副走査方向に対しての倍率の
大きい方が1/0.9を越える時には、複数ページに分
割して等倍で記録する。
【0148】図17〜図20は、この第4実施例の動作
を示すフローチャートである。
【0149】S652においては、信号線38aに信号
レベル「0」の信号を出力してCMLをオフし、S65
4においては、信号線40eを介して復号化/符号化回
路64をA4サイズ、MRの設定とする。
【0150】また、S656においては、信号線40f
に信号「1」を出力し、倍率回路44の倍率を等倍とす
る。
【0151】次に、S658においては、送信が選択さ
れたか否かを判断し、送信が選択されるとS664に進
み、送信が選択されていないとS660に進む。
【0152】S660においては、受信が選択されたか
否かを判断し、受信が選択されるとS692に進み、受
信が選択されていないとS662に進み、その他の処理
を行なう。
【0153】また、S664においては、ページカウン
タに1をセットする。そして、S666においては、信
号線40cにスタートパルスを発生し、両端黒ドット数
記憶回路58、ライン数カウント回路60をクリアし、
S668においては、制御線40dを介して送信情報を
メモリ回路62に格納する。
【0154】そして、S670で1ページのメモリへの
格納が終了したか否かを判断し、終了していないと、S
668に戻り、終了するとS672に進む。
【0155】S672においては、ページカウンタに対
応して副走査方向の有効情報ライン長(具体的には信号
線60aの信号を入力する)、主走査方向の有効情報ド
ット数(具体的には信号線58bの右端ドット番号から
信号線58aの左端ドット番号を引いた数)を記憶す
る。
【0156】次に、S674においては、ページカウン
タを1つインクリメントし、S676においては、次原
稿があるか否かを判断する。次原稿があるとS666に
戻り、次原稿がないとS678に進む。
【0157】S678においては、信号線38aに信号
レベル「1」の信号を出力し、CMLをオンし、S68
0では前手順を行なう。ここで相手機が本発明の機能を
有している時にはNSS信号により、ページ番号に対応
して主走査方向の有効ドット数と副走査方向の有効ドッ
ト長を受信機へ通知する。ここで相手機の記録紙サイズ
が読取りサイズより小さい時(ここではB4読み取り
で、A4記録紙の場合しかない)、主走査方向は216
/257、副走査方向は297/364倍した値とす
る。また、相手機の符号化方法、記録紙サイズにより、
その設定を信号線40eに対して行う。
【0158】S682においては、信号線40dの制御
によりメモリ送信を行い、S684においては、1ペー
ジの送信が終了したか否かを判断する。そして、1ペー
ジの送信が終了するとS686に進み、1ページの送信
が終了していないとS682に戻る。
【0159】S686では中間手順を行い、S688で
は全ページの送信が終了したか否かを判断する。そし
て、全ページの送信が終了するとS690に進み、全ペ
ージの送信が終了していないとS682に戻る。S69
0では、後手順を行う。
【0160】また、S692においては、信号線38a
に信号レベル「1」の信号を出力しCMLをオンし、S
694では、前手順を行う。ここで本発明の機能がある
ことを相手機に通知する。そして送信機から受信したペ
ージ番号に対応した主走査方向の有効ドット数と副走査
方向の有効ライン数を記憶する。S696においては、
ページカウンタを1にセットする。
【0161】次に、S698においては、記録紙サイズ
はA4であるかB4であるかを判断し、A4サイズであ
ればS700に進み、B4サイズであればS702に進
む。S700においては、ページカウンタに対応した主
走査方向の有効ドット数を210×8で割った値をaと
する。そして、ページカウンタに対応した副走査方向の
有効ライン数を297×(標準なら3.85、ファイン
なら7.7、スーパーファインなら15.4)で割った
値をbとする。そして、aとbの大きい値をcとする。
【0162】一方、S702においては、ページカウン
タに対応した主走査方向の有効ドット数を257×8で
割った値をaとする。そして、ページカウンタに対応し
た副走査方向の有効ライン数を364×(標準なら3.
85、ファインなら7.7、スーパーファインなら1
5.4)で割った値をbとする。そして、aとbの大き
い値をcとする。
【0163】S704においては、cが1/0.9より
大きいか、すなわち、記録倍率が90%以下になるか否
かを判断する。そして、cが1/0.9より大きいとS
706に進み、cが1/0.9より小さいとS710に
進む。
【0164】S706においては、信号線40fに
「1」を出力し、受信を行いながら等倍記録を行う。こ
こで複数ページに分割して記録される。S708におい
ては、1ページの記録が終了したか否かを判断し、終了
していないとS706に進み、終了しているとS714
に進む。
【0165】また、S710においては、1/cを%単
位で求め、これを信号線40fに出力する。そして、受
信とともに所定倍率での記録を行う。
【0166】S712においては、1ページの記録が終
了したか否かを判断し、終了していないとS710に進
み、終了しているとS714に進む。
【0167】S714では、中間手順を行い、S716
においては、次ページがあるか否かを判断し、次ページ
があるとS720に進んでページカウンタの値を1つイ
ンクリメントし、次ページがないとS718に進んで後
手順を行う。
【0168】以上のようにして、この第4実施例によれ
ば、特に受信機側にてメモリ回路を持たず、リアルタイ
ムの記録が可能な簡略化されたシステムにおいて、送信
機側から有効情報エリアが通知されるので等倍で記録す
る確率が増え、ユーザにとって記録情報を見やすくなる
効果がある。
【0169】なお、以上の第4実施例においては、前手
順にて、全てのページ番号に対応した主走査方向の有効
ドット長、および副走査方向の有効ライン長を通知する
ことを考えた。しかし各ページの伝送に先立ち、そのペ
ージ番号に対応した主走査方向の有効ドット長、および
副走査方向の有効ライン長を通知してもよい。
【0170】また、前述のページ番号に対応した主走査
方向の有効ドット長、および副走査方向の有効ライン長
の通知は、ECM通信等の場合は、高速データに含ませ
て伝送してもよい。
【0171】さらに、前記第4実施例においては、主走
査方向、副走査方向に対して有効エリア(黒ドットのあ
るエリア)を検出することを考えた。しかし、副走査方
向にのみ有効エリアを着目してもよい。
【0172】また、前記第4実施例においては、受信情
報の有効エリアと記録紙サイズを比較して倍率を決定し
た。しかし、記録紙サイズのうち所定領域は記録不可と
なるケースがある。このため受信情報の有効エリアと記
録可能エリアで記録倍率を決定してもよい。例えば、先
端2mm、後端2mm、左端1mm、右端1mmが記録
不可のケースを考える。そうすると、A4サイズに対し
ては、S700において、210の代わりに208、2
97の代わりに293、B4サイズに対してはS702
において、257の代わりに255、364の代わりに
360を与えて処理する。
【0173】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。
【0174】従来の定型記録紙を用いたファクシミリ装
置においては、記録紙サイズの半分程度の大きさの情報
を2枚受信した場合、定型記録紙2枚に記録され、余白
が無駄であるとともに、記録紙の消耗が大きいという欠
点がある。
【0175】そこで、この第5実施例においては、小さ
い画像を受信した場合には、まとめて1つの記録紙に出
力することにより、無駄を省くようにしたものである。
【0176】図21は、この第5実施例の構成を示すブ
ロック図である。なお、上記第3実施例(図10)と共
通の構成については、同一符号を付して重複する説明は
省略する。
【0177】登録回路66は、所定割合aを登録する回
路である。この登録回路66に所定割合aを登録する時
には、信号線66aに所定割合aを出力後、信号線44
gにライトパルスを発生する。また、登録回路66に記
憶されている所定割合aを読み出す時には、信号線44
hにリードパルスを発生する。そうすると、登録回路6
6は、記憶されている所定割合aを信号線66aに出力
する。
【0178】登録回路68は、所定割合bを登録する回
路である。この登録回路68に所定割合bを登録する時
には、信号線68aに所定割合bを出力後、信号線44
iにライトパルスを発生する。また、登録回路68に記
憶されている所定割合bを読み出す時には、信号線44
jにリードパルスを発生する。そうすると、登録回路6
8は、記憶されている所定割合bを信号線38aに出力
する。
【0179】登録回路70は、所定割合cを登録する回
路である。この登録回路70に所定割合cを登録する時
には、信号線70aに所定割合cを出力後、信号線44
kにライトパルスを発生する。また、登録回路70に記
憶されている所定割合cを読み出す時には、信号線44
lにリードパルスを発生する。そうすると、登録回路7
0は、記憶されている所定割合cを信号線40aに出力
する。
【0180】オペレーション部72は、テンキー、ワン
タッチキー、短縮ダイヤルキー、*キー、#キー、所定
割合a、b、cの登録ボタン等を有し、これらが押下さ
れると、押下情報は、信号線72aに出力される。
【0181】制御回路38は、この第5実施例におい
て、主に以下のような制御を行う。まず、受信動作が選
択されると、受信情報をメモリ回路22に格納しなが
ら、復号化回路32により復号化して、副走査方向の受
信ライン数をカウント回路36により認識する。
【0182】ここで1枚のメモリ受信が終了した時点
で、今受信した副走査長と記録紙サイズの副走査長を比
較し、所定割合a以下の時は、次ページのメモリ受信へ
移行するとともに、今受信したページ情報の副走査長を
記憶しておく。
【0183】また、1枚のメモリ受信が終了した時点
で、上記比較の結果が所定割合b以上の時は、次ページ
のメモリ受信をしながら、受信したページの記録動作を
開始する。
【0184】この際、所定割合c以下の時には、送信機
側から送信された副走査長と記録紙サイズの副走査長よ
り、副走査方向の記録倍率を決定(主走査方向は等倍と
する)し、所定割合cを越える時には、複数ページに分
けて等倍記録する。
【0185】また、1枚のメモリ受信が終了した時点
で、所定割合a以下の場合、次ページのメモリ受信終了
時に、前に受信した物理ページおよび今受信した物理ペ
ージの副走査長と記録紙サイズの副走査長とを比較し、
なお所定割合a以下である時には、次のページのメモリ
受信へ移行するとともに、今受信したページ情報の副走
査長を記憶しておく。そして、これ以後、同様の動作を
くり返す。
【0186】また、次ページのメモリ受信終了時に所定
割合b以上となった時には、さらに次のページのメモリ
受信をしながら1枚前と今受信したページの記録動作を
開始する。
【0187】また、この際、所定割合b以上で所定割合
c以下の時には、送信機側から送信された副走査長と記
録紙サイズの副走査長より、副走査方向の記録倍率を決
定する(主走査方向は等倍とする)。また、所定割合c
を越える時には、送信機側の複数物理ページに分割して
記録する。
【0188】また、送信機側の最終物理ページに対して
は、所定割合c以下の時には送信機側から送信された副
走査長と記録紙サイズの副走査長より、副走査方向の記
録倍率を決定(主走査方向は等倍とする)し、所定割合
cを越える時には、複数ページに分けて等倍記録する。
【0189】図22〜図26は、本実施例の動作を示す
フローチャートである。
【0190】まず、S852においては、信号線38a
に信号レベル「0」の信号を出力しCMLをオフし、S
854においては、信号線36dに信号「1」を出力し
主走査方向に対して等倍記録、信号線36eに信号
「1」を出力し副走査方向に対して等倍記録することを
倍率回路44に対してセットする。
【0191】次に、S856においては、信号線72a
の信号を入力し,オペレーション部72から所定割合a
の登録が選択されたか否かを判断する。所定割合aの登
録が選択されると、S858において所定割合aの登録
を行う。
【0192】S860においては、信号線72aの信号
を入力しオペレーション部72から所定割合bの登録が
選択されたか否かを判断する。所定割合bの登録が選択
されると、S862に進み、所定割合bの登録を行う。
【0193】また、S864においては、信号線72a
の信号を入力しオペレーション部72から所定割合cの
登録が選択されたか否かを判断する。所定割合cの登録
が選択されると、S866に進み、所定割合cの登録を
行う。
【0194】S868においては、受信が選択されたか
否かを判断し、受信が選択されるとS872に進み、受
信が選択されていないとS870に進み、その他の処理
を行う。
【0195】S872においては、信号線38aに信号
レベル「1」の信号を出力し、CMLをオンし、S87
4では、前手順を行う。
【0196】S876においては、信号線38gにスタ
ートパルスを発生し、両端黒ドット数記憶回路34、ラ
イン数カウント回路36をクリアする。
【0197】S878においては、制御線38cを介し
て、受信情報をメモリ回路22に格納し、S880にお
いては、1ページの受信が終了したか否かを判断する。
そして1ページの受信が終了していないとS878に戻
り、1ページの受信が終了するとS882において、信
号線36bに出力されている受信ライン数から、線密度
を考慮して、受信情報の副走査長を求め、この長さを記
憶する。
【0198】次にS884では、中間手順を行い、S8
86においては、次ページがあるか否かを判断し、次ペ
ージがある時には、S918に進む。また、次ページが
ない時には、S888で後手順を行った後、S890に
おいて信号線38aに信号レベル「0」の信号を出力し
CMLをオフする。
【0199】そして、S892においては、記録紙サイ
ズがA4であるかB4であるかを判断し、A4である時
にはS894に進み、B4である時にはS896に進
む。
【0200】S894においては、未記録情報(1ペー
ジの場合も、複数ページの場合もある)の副走査長の合
計を297mm(A4記録紙の副走査長)で割り、結果
をx%とする。
【0201】S896においては、未記録情報(1ペー
ジの場合も複数ページの場合もある)の副走査長の合計
を364mm(B4記録紙の副走査長)で割り、結果を
x%とする。
【0202】次に、S898においては、上記x%が前
述のc%以下であるか否かを判断する。そして、c%以
下である時には、送信機側から送信された副走査長(1
ページの場合も複数ページの場合もある)と記録紙サイ
ズの副走査長より、副走査方向の記録倍率を決定(主走
査方向は等倍とする)して記録するので、S900にて
信号線36eにx/100を出力(xが100%以下の
時にはxとして100を与える)し、副走査方向の倍率
をセットする。ここで主走査方向は等倍記録のため、信
号線36dは信号「1」を出力したままとする。また、
上記x%が前述のc%を越える時にはS906に進む。
【0203】S902においては、信号線38cの制御
によりメモリ回路22に格納された未記録情報をすべて
記録出力する。そして、S904においては、1ページ
の記録が終了したか否かを判断し、1ページの記録が終
了していないとS902に戻り、1ページの記録が終了
しているとS852に戻る。
【0204】一方、S906においては、未記録ページ
は1枚であるか否かを判断する。未記録ページが1枚で
ある時にはS908に進み、未記録ページが複数ページ
の時にはS914に進む。
【0205】S908においては、信号線36eに信号
「1」を出力し、副走査方向に対して等倍記録すること
を倍率回路44にセットする。そして、S910におい
て、信号線38cを介して送信機側にて1枚の物理的原
稿を複数ページに分割して記録し、S912において、
全ての記録が終了したか否かを判断する。そして、すべ
ての記録が終了するとS852に戻り、全ての記録が終
了していないとS910に戻る。
【0206】また、S914においては、信号線36e
に信号「1」を出力し、副走査方向に対して等倍記録す
ることを倍率回路44にセットする。
【0207】そして、S916においては、送信機側に
おける最終ページの1ページ前までは必ず受信機側の1
ページに記録できるので、最終ページの1ページ前まで
を信号線38cを介して副走査方向に対して等倍記録を
行う。この後、S892に戻る。
【0208】また、S918においては、S892から
S896までの制御を行い、各記録紙サイズに応じて、
未記録情報の副走査長を記録紙サイズの副走査長で割
り、前述のx%を求める。
【0209】次に、S920においては、x%が所定割
合a%以下であるか否かを判断する。そして、x%が所
定割合a%以下である時には、今受信した副走査長を記
憶しておき、次ページのメモリ受信へ移行する。このた
めS876に戻る。
【0210】また、x%が所定割合a%を越える時に
は、S922において、x%が所定割合b%以下である
か否かを判断する。この実施例においては、x%が所定
割合b%以上であっても、x%が所定割合b%未満であ
ってもS924に進む。
【0211】S924においては、x%が所定割合c%
以下であるか否かを判断する。そして、x%が所定割合
c%以下である時には、次ページのメモリ受信を行いな
がら送信機側から送信された副走査長と記録紙サイズの
副走査長より副走査方向の記録倍率を決定(主走査方向
は等倍とする)するが、この時S926に進む。x%が
所定割合c%を越える時には、次ページのメモリ受信を
行いながら複数ページに分けて等倍記録する。
【0212】S926においては、S876と同一の制
御を実行し、信号線38gにスタートパルスを発生し、
両端黒ドット数記憶回路34、ライン数カウント回路3
6をクリアする。
【0213】S928においては、S900と同一の制
御を実行し、信号線36eにx/100を出力(xが1
00以下の時には100とする)し、副走査方向の倍率
をセットする。
【0214】S930においては、S878と同一の制
御を実行し、制御線38cを介して受信情報をメモリ回
路22に格納する。
【0215】S932においては、S880と同一の制
御を実行し、1ページの受信が終了するとS882に進
み、1ページの受信が終了していないとS934に進
む。S934においては、S904と同一の制御を実行
し、1ページの記録が終了していないとS930に進
み、1ページの記録が終了しているとS936に進む。
【0216】S936においては、S902と同一の制
御を実行し、信号線38cの制御によりメモリ回路22
に格納された未記録情報を全て記録する。S938にお
いては、S876と同一の制御を実行し、信号線38g
にスタートパルスを発生し、両端黒ドット数記憶回路3
4、ライン数カウント回路36をクリアする。
【0217】S940においては、S906と同一の制
御を実行し、未記録ページが1枚であるとS942に進
み、複数ページであるとS952に進む。
【0218】S942においては、S908と同一の制
御を実行し、信号線36eに信号「1」を出力し、副走
査方向に対して等倍記録することを倍率回路44にセッ
トする。
【0219】S944においては、S878と同一の制
御を実行し、制御線38cを介して受信情報をメモリ回
路22に格納する。S946においては、S880と同
一の制御を実行し、1ページの受信が終了するとS88
2に進み、1ページの受信が終了していないとS948
に進む。
【0220】S948においては、S912と同一の制
御を実行し、全ての記録が終了するとS944に進み、
全ての記録が終了していないとS950に進む。S95
0においては、S910と同一の制御を実行し、信号線
38cを介して送信機側の1枚の物理的原稿を複数ペー
ジに分割して記録する。
【0221】S952においては、S914と同一の制
御を実行し、信号線36eに信号「1」を出力し、副走
査方向に対して等倍記録することを倍率回路44にセッ
トする。S954においては、S878と同一の制御を
実行し、制御線38cを介して受信情報をメモリ回路2
2に格納する。S956においては、S880と同一の
制御を実行し、1ページの受信が終了していないとS9
58に進み、1ページの受信が終了しているとS882
に進む。
【0222】S958においては、未記録の全ページの
記録が終了したか否かを判断する。そして、未記録の全
ページの記録が終了するとS954に進み、未記録の全
ページの記録が終了していないとS960に進む。
【0223】S960においては、未記録の最終ページ
の記録を行おうとしているか否かを判断する。未記録の
最終ページの記録を行おうとしているとS964に進
み、未記録の最終ページの記録を行おうとしていないと
S962に進む。
【0224】S962においては、S916と同一の制
御を実行して、送信機側における最終ページの1ページ
前までを信号線38cを介して副走査方向に対して等倍
記録する。
【0225】S964においては、S892からS89
6と同一の制御を実行し、記録紙サイズに応じて、未記
録情報の副走査長の合計を記録紙サイズの副走査長で割
り、その結果のx%を求める。
【0226】以上のようにして、この第5実施例によれ
ば、記録紙サイズの副走査方向に半分程度の大きさの情
報を受信した時、複数の受信ページを1枚の記録紙に記
録することが可能になり、記録紙の有効利用が可能にな
る。
【0227】なお、以上の第5実施例において、縮小し
て記録する場合に、記録紙に記録倍率を記録してもよ
い。
【0228】また、前記第5実施例においては、副走査
方向のみ縮小することを考えたが、主走査方向と副走査
方向の縮小率を同じにしてもよい。
【0229】また、前記第5実施例においては、1枚の
メモリ受信が終了した時点で、今までに受信した副走査
長と記録紙サイズとを比較して、所定割合a以下の時
は、記録動作へ移行せず、次ページのメモリ受信のみを
行い、所定割合aを越え、所定割合c以下の時には、次
ページのメモリ受信とともに、送信機側から送信された
副走査長と記録紙サイズの副走査長より副走査方向の記
録倍率を決定し、記録動作も行い、所定割合cをこえる
時には、次ページのメモリ受信とともに、複数ページに
分けて等倍記録するようにした。しかし、ここで、所定
割合aを越え、所定割合b以下の時は、メモリ受信を行
いながら、1ページの等倍記録を行うようにしてもよ
い。具体的にはS922において、NOの時には、S9
26に進めばよい。
【0230】また、前記第5実施例においては、受信情
報の副走査長と、記録紙サイズの副走査長に対する記録
方法を考えた。しかし、送信情報の有効情報エリアの副
走査長と記録紙サイズの副走査長に着目して、記録方法
を考えてもよい。具体的には、S882において、受信
情報の副走査長を記憶する代わりに、信号線36aに出
力されている副走査方向の有効情報長を記録し、以後、
この副走査長をもとにして、記録サイズを決定する。
【0231】また、前記第5実施例においては、受信情
報の副走査長と、記録紙サイズの副走査長に対して記録
方法を考えた。しかし、受信情報の副走査長と記録可能
な副走査長に着目して、記録方法を考えてもよい。具体
的には、S894において297mmの代わりにA4記
録紙の記録可能な副走査長(例えば287mm、つまり
先端と後端を5mmずつ記録不可とする)を考える。ま
た、S896においては364mmの代わりに、B4記
録紙の記録可能な副走査長(例えば354mmつまり先
端と後端を5mmずつ記録不可とする)を考える。
【0232】また、前記第5実施例においては、副走査
方向のみ縮小することを考えた。しかし、副走査方向を
縮小する時に、同一サイズによって主走査方向を縮小し
てもよい。
【0233】また、前記第5実施例においては、副走査
方向のみを考えた。しかし、副走査方向と主走査方向を
考慮して、縮小率を決定し、倍率の小さい方向にもう一
方の方向を合わせて記録してもよい。
【0234】さらに、所定ライン以上連続して全白情報
の時、その後の全白ライン情報は、メモリに格納せず、
除去するようにしてもよい。
【0235】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。
【0236】従来のファクシミリ装置においては、例え
ばA4サイズとB4サイズの定型紙を有していて、A5
サイズの原稿あるいはB5サイズの原稿が伝送される
と、A4サイズの定型紙サイズの記録紙に記録してい
た。このため記録紙の余白部分が多く、記録紙が無駄に
なるという欠点があった。
【0237】そこで、この第6実施例では、定型紙のほ
ぼ半分の画像が送られてきた場合には、これを縦横変換
して、2つの受信画像を1枚の記録紙にまとめて出力す
ることにより、記録紙の節約を図るようにしたものであ
る。
【0238】図27は、この第6実施例の構成を示すブ
ロック図である。なお、上記第3実施例と共通の構成に
ついては、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0239】図27において、復号化回路24と倍率回
路44の間にはメモリ回路/縦横変換回路76が設けら
れている。このメモリ回路/縦横変換回路76は、信号
線38cの制御により、信号線24aに出力されている
データを入力し、信号線46mに信号「0」が出力され
ているときには、そのまま入力データを信号線76aよ
り出力し、信号線46mに信号「1」が出力されている
ときには、入力データを縦横変換し、その変換データを
信号線76aより出力する。なお、この縦横変換の際に
は、主走査方向と副走査方向で解像度が異なるので、解
像度の変換も行う。
【0240】A4サイズ記録回路78は、信号線46f
に信号「1」が出力されているときに、信号線44aの
信号を入力して、A4サイズ画像の記録を行う回路であ
り、B4サイズ記録回路80は、信号線46gに信号
「1」が出力されているときに、信号線44aの信号を
入力して、B4サイズ画像の記録を行う回路である。
【0241】ページの区切り発生回路82は、ページの
区切り情報を発生する回路であり、信号線46jに信号
「0」が発生して、信号線46iにスタートパルスが発
生すると、信号線82aにA4サイズのページ区切り情
報を出力し、信号線46jに信号「1」が発生して、信
号線46iにスタートパルスが発生すると、信号線82
aにB4サイズのページ区切り情報を出力する。
【0242】所定割合登録回路84は、2つの受信情報
を縦横変換して1つの記録紙に出力する場合の受信原稿
の大きさの許容値(すなわち所定割合)を登録する回路
である。その登録を行う場合には、信号線84aに所定
割合を出力後、信号線46hにライトパルスを出力す
る。また、登録された所定割合を読み出すときには、信
号線46lにリードパルスを出力することにより、信号
線84aに登録所定割合を出力される。
【0243】オペレーション部86は、テンキー、ワン
タッチキー、短縮ダイヤルキー、*キー、#キー、所定
割合の登録ボタン等の各種キーを設けたもので、その押
下情報を信号線86aより出力する。
【0244】制御回路38は、この第6実施例におい
て、主に以下のような処理を行う。まず、受信動作が選
択されると、受信情報をメモリ回路22に格納しなが
ら、復号化回路32により復号化して、副走査方向の有
効情報長をカウンタ回路36により求め、また主走査方
向の有効情報長を記憶回路36により求める。ここで有
効情報長としては2値記録においては、黒情報のあるエ
リアを想定している。
【0245】そして、受信したページ情報の主走査方向
の有効情報がセットしてある定型紙サイズの記録紙(例
えばA4記録紙とB4記録紙)のどちらかの記録紙の副
走査方向の長さの半分程度の長さで、かつ、受信したペ
ージ情報の副走査方向の有効情報長が決定した記録紙サ
イズの主走査方向の長さの半分程度である時、引き続
き、次ページのメモリ受信に移行する。
【0246】そして、次ページも同一記録紙サイズに対
して受信情報の主走査方向の有効情報長が記録紙の副走
査方向の半分程度の長さで、かつ受信情報の副走査方向
の有効情報長が記録紙サイズの主走査方向の長さの半分
程度である時には、まず、前ページの受信情報を縦横変
換して記録して、ページの区切り線を入れる。そして、
引き続き次ページの受信情報を縦横変換して記録する。
この具体例を図37に示す。
【0247】図37において、例えばB5情報が2枚伝
送されてきてカット紙の記録紙としてA4とB4サイズ
がある場合、B4サイズの記録紙に1ページとして記録
される。これにより記録紙の有効利用が可能になる。な
お、ここでは詳述しないが、通信ページ番号としては、
送信機側と受信機側にて、独立してカウントして、通信
結果レポートに記録することが大切である。また、送信
機側に対してページ再送等を要求する時は、送信機側の
ページ番号で考える。
【0248】また、以上において半分程度とは、1ペー
ジに記録する2ページの受信情報に対して所定割合増し
まで許容し、2ページの受信情報の中で主副走査方向に
おいて、最も割合の大きい方で、縮小率(倍率が1以上
の時は1とする)を決定し、2ページの受信情報を同一
の縮小率で縮小し、1枚の記録紙に記録する。
【0249】また、受信情報を2ページ連続して縦横変
換し、1枚の記録紙に納まらない場合には、縦横変換せ
ずにそのまま記録する。なお、複数ページが伝送された
場合は、物理的な最終ページ(この場合は、縦横変換し
て、記録紙の上半分に納めておいた方がそれ以前のペー
ジとの関連で見やすいため)は、縦横変換して1枚の記
録紙に1ページを記録する。
【0250】図28〜図36は、本実施例の動作を示す
フローチャートである。
【0251】まず、S162においては、信号線38a
に信号レベル「0」の信号を出力してCMLをオフし、
S164においては、信号線36d、36eに、ともに
信号「1」を出力し、主走査方向、副走査方向ともに等
倍で記録することを回路44に指示する。
【0252】S166においては、信号線46mに信号
レベル「0」の信号を出力し、受信情報を縦横変換しな
い設定とする。S168においては、信号線46f、4
6gに信号レベル「0」の信号を出力し、A4サイズ記
録回路78、B4サイズ記録回路80ともに記録動作を
しない設定とする。
【0253】S170においては、オペレーション部8
6からの情報を入力し、前述の所定割合の登録が選択さ
れたか否かを判断する。そして、所定割合の登録が選択
されるとS172に進み、回路84に所定割合の登録を
行う。
【0254】また、S174においては、受信が選択さ
れたか否かを判断する。そして、受信が選択されるとS
178に進み、受信が選択されていないと、その他の処
理(S176)を行う。
【0255】S178においては、信号線38aに信号
レベル「1」の信号を出力してCMLをオンし、S18
0においては、送信機側のページカウンタに0をセット
し、S182においては、受信機側のページカウンタに
0をセットする。
【0256】次にS184においては、縦横変換するた
めの2枚カウンタをクリアする。このカウンタは、すで
にメモリに1枚目のデータが格納されている時に、
「1」にセットされるものである。
【0257】そして、S186で前手順を実行し、S1
88において、信号線38gにスタートパルスを発生
し、主走査方向の有効長を測定する記憶回路34と、副
走査方向の有効長を測定するカウンタ回路36をクリア
する。
【0258】次にS190では、制御線38cを介し
て、受信情報をメモリ回路22に格納する。そして、S
192では、1ページの受信が終了したか否かを判断
し、終了していないとS190に戻り、終了していると
S194において送信機側のページカウンタを1つイン
クリメントする。
【0259】S196においては、送信機側のページカ
ウンタに対応して、有効受信情報の主走査長(信号線3
4b−信号線34aによる)、副走査長(信号線36a
による)を記憶する。また、縦横変換する時に必要とな
るので主走査方向と副走査方向の線密度を同時に記憶す
る。
【0260】S198においては、受信情報の主走査長
が(A4サイズの記録紙の副走査の半分の長さ=149
mm)×(1+回路84に記憶されている所定割合)以
下かどうか判断し、以下の時にはS200に進み、越え
る時にはS230に進む。また、S200においては、
受信情報の副走査長が(A4サイズの記録紙の主走査長
の長さ=210mm)×(1+所定割合)以下かどうか
判断し、以下の時にはS202に進み、越える時にはS
232に進む。
【0261】S198とS200において、ともにYE
Sの時には、有効受信情報が約A5サイズである。従っ
て、このような情報が2枚連続して受信した場合には、
これらを縦横変換して、A4サイズのカット紙1枚に2
枚の受信情報を印字し、まん中にページの区切りをつけ
る。
【0262】S202においては、2枚カウンタが0で
あるか、すなわち縦横変換するための受信情報がメモリ
に格納されていないかどうか判断する。そして、2枚カ
ウンタが0の時は、2枚カウンタを1とし(S20
4)、2枚情報にA4を格納する(S206)。これは
縦横変換してA4サイズの半分に記録するための情報が
メモリ回路22に格納されていることを表す。またS2
02において、2枚カウンタが0でない時には、S21
2に進む。
【0263】次に、S208では、中間手順を行い、S
210においては、次ページがあるか否かを判断し、次
ページがあるとS188に戻り、次ページがないとS3
48に進む。
【0264】一方S212においては、2枚情報はA4
か、すなわちメモリ回路22に格納されているデータ
は、縦横変換してA4サイズの半分に記録するデータで
あるか否かを判断する。2枚情報がA4である時には、
S224に進み、A4記録紙(カット紙)に、2枚の受
信情報を記録する。
【0265】また、2枚情報がB4である時にはS21
4に進み、メモリに格納されている情報は、縦横変換せ
ずにA4サイズの記録紙に等倍記録する(S214〜S
220)。
【0266】また、S222においては、受信機側のペ
ージカウンタを1つインクリメントし、S224におい
ては、信号線46fに信号レベル「1」の信号を出力す
るとともに、信号線46gに信号レベル「0」の信号を
出力し、A4サイズの記録紙への記録を選択する。
【0267】S226においては、信号線46mに信号
レベル「1」の信号を出力し、回路44に縦横変換を行
うことを指示する。ここで、主走査方向の線密度と、副
走査方向の線密度が逆になるので、回路44により解像
度変換を行う。
【0268】S228においては、前ページの受信情報
の主走査長/A4記録紙サイズの副走査長の半分=14
9mm、今受信した情報の主走査長/A4記録紙サイズ
の副走査長の半分=149mm、前ページの受信情報長
の副走査長/A4記録紙サイズの主走査長=210m
m、今受信した情報の副走査長/A4記録紙サイズの主
走査長=210mmの4つの値の中で、最大の値を求
め、1以上の時は逆数を、1未満の時は1を、信号線3
6d、36eに出力し、倍率の設定を行う。ここでは1
ページの記録紙に記録する2枚の受信情報の主走査、副
走査ともに同じ倍率で記録する。
【0269】S230においては、受信情報の主走査長
が(B4記録紙の副走査長の半分=182mm)×(1
+所定割合)以下であるか否かを判断し、以下の時には
S232に進み、越える時にはS402に進み、縦横変
換せず等倍記録する。
【0270】S232においては、受信情報の副走査長
が、(B4記録紙の主走査方向長=257mm)×(1
+所定割合)以下であるか否かを判断し、以下の時には
有効受信情報がB5サイズである。従って、2枚連続し
てこの情報の時には縦横変換してB4サイズのカット紙
1枚に2枚の受信情報を印字し、まん中にページの区切
りをつける。また、越える時には、S402に進む。
【0271】S234においては、S202と同様の制
御で2枚カウンタが0の時にはS236に進み、2枚カ
ウンタが0でない時にはS372に進む。
【0272】S236では、S204と同じ制御で2枚
カウンタに1をセットし、S238において、縦横変換
してB4サイズの半分に記録するための情報がメモリ回
路22に格納されていることを表すために2枚情報にB
4をセットする。そして、S240において、S208
と同じ、中間手順を行う。
【0273】S342においては、制御線38cによ
り、まず前ページの受信情報の記録ページの区切り線、
今受信した情報の記録のトリガをかける。これ以降の処
理をしながら独立して記録を行う。この後、S344に
おいて、受信機側のページカウンタを1つインクリメン
トし、S346において、2枚カウンタの値をクリアす
る。
【0274】また、S348では、後手順を行い、S3
50において、信号線38aに信号レベル「0」の信号
を出力しCMLをオフする。
【0275】そして、S352において、2枚カウンタ
が0か、すなわち、未記録の情報がメモリに格納されて
いないかどうか判断し、2枚カウンタが0の時には、S
354に進み、今記録している情報の記録終了を待って
S356に進む。また、2枚カウンタが0でない時には
S358に進む。
【0276】S356においては、1通信が終了したの
で通信番号、通信日時刻、相手先電話番号、相手先略
称、通信時間等とともに、受信枚数として送信機側のペ
ージカウンタ、記録枚数として、受信機側のページカウ
ンタ値を通信結果レポート、通信管理レポートに記録す
る。
【0277】S358においては、送信機側のページカ
ウンタが2以上であるか否かを判断し、2以上である時
には、S360に進み、縦横変換して記録を行う。ま
た、送信機側のページカウンタが2未満である時には、
S370に進み、縦横変換しないでA4サイズの記録紙
に等倍で記録し、受信機側のページカウンタをカウント
アップする。
【0278】S360においては、信号線46fに信号
レベル「1」の信号、信号線46gに信号レベル「0」
の信号を出力し、A4サイズ記録回路78を動作状態と
し、S362において、信号線46mに信号レベル
「1」の信号を出力し、倍率回路44に縦横変換を行う
ことを指定する。ここで、主走査方向の線密度と副走査
方向の線密度が逆になるので倍率回路44により解像度
変換を行う。
【0279】次に、S364においては、今受信した情
報の主走査長/A4記録紙サイズの副走査長の半分=1
49mm、今受信した情報の副走査長/A4記録紙サイ
ズの主走査長=210mmの2つの値の中で大きい値を
信号線36d、36eに出力し、倍率の設定を行う。こ
こで主走査、副走査ともに同じ倍率とする。
【0280】そして、S366では、制御線38cによ
り、今受信した情報の記録のトリガをかける。これ以降
の処理をしながら独立して記録する。S368は、S2
22と同様の制御で、受信機側のページカウンタの値を
1つインクリメントする。
【0281】一方、S372においては、2枚情報がB
4か、すなわち、メモリ回路22に格納されているデー
タは、縦横変換してB4サイズの半分に記録するデータ
であるか否かを判断する。2枚情報がB4である時に
は、S376に進み、A4である時には、S374に進
み、メモリに格納されている情報は縦横変換せずに、A
4サイズの記録紙に等倍記録する。そして、受信機側の
ページカウンタを1つインクリメントする。
【0282】S376においては、信号線46fに信号
レベル「0」の信号を出力するとともに、信号線46g
に信号レベル「1」」の信号を出力し、B4サイズの記
録紙への記録を選択する。
【0283】次に、S378は、S226の制御と同様
で、倍率回路44に縦横変換する指示を行う。また、主
走査方向の線密度と副走査方向の線密度が逆になるので
倍率回路44により解像度変換を行う。
【0284】さらに、S380においては、前ページの
受信情報の主走査長/B4記録紙サイズの副走査長の半
分=182mm、今受信した情報の主走査長/B4記録
紙サイズの副走査長の半分=182mm、前ページの受
信情報長の副走査長/B4記録紙サイズの主走査長=2
57mm、今受信した情報の副走査長/B4記録紙サイ
ズの主走査長=257mmの4つの値の中で、最大の値
を求め、1以上の時は、逆数を、1未満の時は1を信号
線36d、36eに出力し倍率の設定を行う。ここで、
1ページの記録紙に記録する2枚の受信情報の主走査、
副走査ともに同じ倍率で記録する。
【0285】次に、S382では、S342からS34
6と同様の制御で、1ページのB4記録紙の中央にペー
ジの区切線を入れて、縦横変換した2枚の受信情報の記
録を行う。そして、受信機側のページカウンタを1つイ
ンクリメントし、2枚カウンタに0をセットする。
【0286】また、S384においては、S210と同
様の制御を行う。そして、次ページがある時には、S1
88に進み、次ページがない時には、S386におい
て、S348からS350と同様の制御を行い、後手順
とCMLのオフを実行する。
【0287】S388においては、S352と同様の制
御を行い、2枚カウンタが0の時には、S354に進
み、2枚カウンタが0でない時には、S390に進む。
【0288】S390においては、S358と同様の制
御を行い、送信機側のページカウンタが2以上の時に
は、S392に進む、2未満の時にはS400に進む。
【0289】S392においては、信号線46fに信号
レベル「0」の信号を出力するとともに、信号線46g
に信号レベル「1」の信号を出力し、B4サイズ記録回
路80を動作状態とする。
【0290】次に、S394ではS362と同様に、信
号線46mに信号レベル「1」の信号を出力し、倍率回
路44に縦横変換を行うことを指定する。ここで、主走
査方向の線密度と副走査方向の線密度が逆になるので、
倍率回路44により解像度変換を行う。
【0291】さらに、S396においては、今受信した
情報の主走査長/B4記録紙サイズの副走査長の半分=
182mm、今受信した情報の副走査長/B4記録紙サ
イズの主走査長=257mmの2つの値の中で、最大の
値を信号線36d、36eに出力し、信号の設定を行
う。ここでは、主走査、副走査方向ともに同じ倍率とす
る。
【0292】次に、S398はS366からS368と
同様の動作で、受信情報の記録の指示と、受信機側のペ
ージカウンタの値を1つインクリメントする。
【0293】また、S400では、S214からS22
2と同様の制御で、A4サイズの記録紙に縦横変換せ
ず、等倍で記録し、受信機側のページカウンタを1つイ
ンクリメントする。そして、S402において、受信情
報の主走査長が217mm以上であるか否かを判断し、
217mm以上の時には、S404に進み、B4記録紙
に縦横変換なしで等倍記録し、217mm未満の時に
は、S416に進み、A4記録紙に縦横変換なしで、等
倍記録する。
【0294】S404においては、2枚カウンタは0
か、メモリ回路22に前ページの受信情報が格納されて
いないかを判断する。そして、2枚カウンタが0の時に
は、S406に進み、0でない時にはS412に進む。
【0295】S406においては、信号線46fに信号
レベル「0」の信号、信号線46gに信号レベル「1」
の信号を出力し、B4サイズでの記録を記録回路80に
対して指示する。
【0296】S408においては、S216からS22
2と同様の制御で、B4サイズの記録紙に縦横変換せ
ず、等倍で記録し、受信機側のページカウンタを1つイ
ンクリメントし、S410において2枚カウンタをクリ
アする。
【0297】また、S412においては、S214から
S220と同様の制御で、前ページの情報をA4サイズ
の記録紙に縦横変換せず、等倍で記録する。そして、S
414では、前ページの記録動作終了後、B4サイズの
記録紙に縦横変換せず、等倍で記録することを記憶す
る。
【0298】また、S416においては、2枚カウンタ
は0か、すなわちメモリ回路22に前ページの受信情報
が格納されていないかどうかを判断する。そして、2枚
カウンタが0の時にはS418に進み、2枚カウンタが
0でない時にはS420に進む。
【0299】S418では、S214からS222と同
様の制御で、A4サイズの記録紙に縦横変換せず、等倍
で記録し、受信機側のページカウンタを1つインクリメ
ントする。
【0300】また、S420においては、S214から
S220と同様の制御で、前ページの情報をA4サイズ
の記録紙に縦横変換せず、等倍で記録する。次に、S4
22では、前ページの記録動作終了後、A4サイズの記
録紙に縦横変換せず、等倍で記録することを記憶する。
【0301】このようにして、A4サイズとB4サイズ
の定型紙を有する場合、A5サイズの原稿が伝送される
と、縦横変換し、A4サイズの記録紙に送信原稿をそれ
ぞれ2枚記録し、また、B5サイズの原稿が伝送される
と縦横変換し、B4サイズの記録紙に送信原稿をそれぞ
れ2枚記録することが可能になり記録紙の有効利用を図
ることができる。
【0302】なお、以上の第6実施例においては、記録
倍率が1以上の時でも、等倍記録することを考えた。し
かし、この場合に拡大記録するようにしてもよい。
【0303】また、前記第6実施例においては、2ペー
ジの送信情報を縦横変換し、1ページのカット紙に記録
する時、その縮小率を主走査、副走査方向ともに2ペー
ジの送信情報を同一縮小率で記録することを考えた。し
かし、同一ページに記録する2つの送信情報を独立して
考え、それぞれ所定割合増しまで許容して、それぞれの
主走査、副走査方向のうちの大きい値で縮小率を決定し
てもよい。具体的にはS228、S380において、前
ページと今受信したページ情報で、それぞれ倍率を決定
して記録すればよい。
【0304】また、これをさらに変形して、前半のペー
ジ、後半のページともに、許容されているエリア一杯に
記録されるように、主走査方向と副走査方向の倍率をそ
れぞれ求めて決定してもよい。
【0305】また、全ての情報をメモリ受信して、その
中に1ページでも縦横変換して所定の記録紙の半分の大
きさにならない時には、全体の統一をとるべく、全て縦
横変換せずに、等倍で記録してもよい。
【0306】また、以上においては、有効受信サイズを
求めて制御を行ってきた。しかし、有効受信サイズの代
わりに受信情報サイズを用いてもよい。
【0307】次に、本発明の第7実施例について説明す
る。
【0308】上記第6実施例においては、記録紙サイズ
のほぼ半分の受信画像を縦横変換することにより、2ペ
ージ分の受信情報を1枚の記録紙に記録するようにした
が、この第7実施例では、同様の処理を送信側で行い、
読取情報2ページを1ページの送信情報として送信する
ことにより、上記第6実施例における効果に加えて、通
信コストの低減という効果を得るようにしたものであ
る。
【0309】図38は、この第7実施例の構成を示すブ
ロック図である。なお、第1実施例(図1)と共通の構
成については同一符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0310】図38において、有効情報エリア検出回路
90は、信号線42bにクリアパルスが発生すると、こ
れ以降信号線10aに出力される読取データを入力し、
黒ドットのあったエリアを検出し、最も左の黒ドットの
ドット番号、最も右の黒ドットのドット番号、最も上の
黒ドットのライン番号、最も下の黒ドットのライン番号
を検出して、検出信号を信号線90aより出力するもの
である。
【0311】符号化回路92は、信号線10aからの読
取データをk=8のMR符号に符号化して信号線92a
より出力するものであり、メモリ回路94は、信号線4
2cの制御に基づいて、信号線92aからのMR符号化
データを蓄積するとともに、この蓄積データを信号線9
4aより出力するものである。
【0312】復号化回路96は、信号線94aに出力さ
れている信号(k=8のMR符号化データ)を入力して
復号化し、この復号化したデータを信号線96aに出力
するものである。
【0313】また、倍率変換回路98は、信号線42d
に出力される倍率データに基づき、復号化回路96から
のデータを主走査および副走査方向ともに縮小して信号
線98aより出力するものであり、縦横変換回路100
は、信号線42eのレベルが「0」のときには、倍率変
換回路98からのデータをそのまま通し、信号線42e
のレベルが「1」のときには、倍率変換回路98からの
データを縦横変換して信号線100aへ出力するもので
ある。
【0314】符号化回路12は、信号線100a、信号
線102a、信号線104aの信号を入力し、加算した
情報を符号化(MH符号化あるいはMR符号化)して信
号線12aに出力するものである。
【0315】発信元情報作成回路102は、発信元情報
を作成して信号線102aより出力するものである。発
信元情報の追加形態としては、信号線42gに出力命令
パルスが発生した場合に、信号線42fに信号レベル
「0」が出力されているときには、原稿の上に発信元情
報を付加するタイプ(図45の(a);ここではページ
カウンタとして送信ページ数を用いる)と、信号線42
fに信号レベル「1」が出力されているときには、縦横
変換した発信元情報を付加するタイプ(図45の
(b);ここではページカウンタとして読取ページ数を
用いる)とを有する。
【0316】破線情報作成回路104は、信号線42h
に読取情報の区切りを表す破線情報発生パルスが発生し
た場合に、信号線104aより破線情報を出力するもの
である。
【0317】レポート作成回路106は、信号線42k
に通信管理レポートまたは通信結果レポートの出力パル
スが発生すると、信号線42jに出力されている通信管
理レポートまたは通信結果レポートのデータを入力し、
これらのレポートを作成するものである。
【0318】制御回路38は、この第6実施例におい
て、主に以下のような処理を行う。まず、送信動作が選
択されると、送信情報をメモリ回路94に格納するとと
もに各読取情報のページ番号に対応して、信号線90a
の情報を入力して、有効情報エリアを認識する。ここで
全てのページ情報の有効情報エリアを認識する。
【0319】そして、メモリ回路94への格納が全て終
了後、指定された相手先の発呼を行う。ここで相手機の
有している記録紙サイズが全ての読取情報の有効情報サ
イズの約2倍(例えば、相手機の記録紙サイズがA4で
読取サイズがA5、あるいは相手機の記録紙サイズがB
4で読取サイズがB5)であれば、2枚の読取情報をそ
れぞれ縦横変換し、読取情報のページの区切りとして、
送信情報のまん中に破線情報を付加して送信する。
【0320】ここで、奇数ページの時には、最終ページ
も縦横変換して送信し、読取情報ページの区切まで送信
し、下半分は全白情報として送信する。なお、ここで読
取情報の有効サイズが記録紙の約1/2倍の時と述べた
が、全ての読取情報の主走査、副走査方向の有効情報長
を求め、この最も大きい値が、規定値の1割増しまで許
容し、一番大きい値で全ての読取情報を主走査、副走査
方向ともに同一倍率で縮小する。また、有効情報エリア
が規定値より全て小さい時は等倍とする。また読取情報
の有効情報エリアが規定値より1割を越える時には、全
ての情報を縦横変換しないで送信する。
【0321】また、このような送信処理において、読取
情報のページ数カウントと、送信情報のページ数カウン
トを行うことができる。そこで、このページ数をそれぞ
れ通信管理レポートあるいは通信結果レポートに記録す
る。
【0322】また、発信元情報は通常の位置に追加する
タイプ(送信情報のページ数の情報が発信元情報に含ま
れる)、あるいは縦横変換した位置に追加するタイプ
(読取情報のページ数の情報が発信元情報に含まれる)
を選択することができる。
【0323】図39〜図44は、本実施例の動作を示す
フローチャートである。
【0324】S552においては、信号線42fに信号
レベル「0」の信号を出力し、発信元情報は通常の位置
に出力する設定にする。また、S554においては、信
号線38aに信号レベル「0」の信号を出力し、CML
をオフする。
【0325】S556においては、信号線42dに信号
「1」を出力し、倍率変換回路98は等倍出力の設定と
する。S558においては、信号線42eに信号レベル
「0」の信号を出力し、縦横変換回路100は縦横変換
しない設定とする。
【0326】S560においては、発信元情報の追加タ
イプの設定が選択されたか否かを判断し、選択される
と、S562において、発信元情報を指定された位置に
追加する設定とする。具体的には、信号線42fに発信
元情報の追加タイプをセットする。
【0327】S564においては、送信が選択されたか
否かを判断する。送信が選択されるとS568に進み、
送信が選択されていないと、S566において、その他
の処理を行う。
【0328】S568からS580では、読取情報のメ
モリ回路94への格納を行う。すなわち、S568にお
いては、読取ページ数をカウントするカウンタである読
取ページカウンタに1をセットし、S570において
は、信号線42bにクリアパルスを発生し、有効情報エ
リアの検出回路90をクリアする。
【0329】S572においては、読取回路10、符号
化回路92を介して、信号線42cの制御のもとに、読
取情報をK=8のMR符号化で符号化してメモリ回路9
4に格納する。
【0330】S574においては、1ページの読み取り
が終了したか否かを判断する。そして、1ページの読取
りが終了するとS576に進み、1ページの読取りが終
了していないとS572に進む。
【0331】S576においては、信号線90aに出力
されている有効情報エリアを入力し、読取ページカウン
タに対応して有効情報エリアを記憶する。
【0332】S578においては、読取ページカウンタ
を1つインクリメントし、S580において次ページが
あるか否かを判断し、次ページがあるとS570に進
み、次ページがないとS582に進む。
【0333】S582では、全ての読取情報の有効サイ
ズがA5であるか否かを判断する。これは具体的には、
全ての読取情報の主走査方向の長さが148mm×1.
1以内、副走査方向の長さが210mm×1.1以内で
あるか否かを判断する。そして、全ての読取情報の有効
サイズがA5である時には、A5フラグに1(S58
6)、B5フラグに0(S588)をセットする。ま
た、全ての読取情報の有効サイズがA5でない時にはS
584に進む。
【0334】S584では、全ての読取情報の有効サイ
ズはB5であるか否かを判断する。これは具体的には、
全ての読取情報の主走査方向の長さが182mm×1.
1以内、副走査方向の長さが256mm×1.1以内で
あるか否かを判断する。そして、全ての読取情報の有効
サイズがB5である時には、B5フラグに1(S59
0)、A5フラグに0(S592)をセットする。全て
の読取情報の有効サイズがB5でない時には、B5フラ
グに0(S594)、A5フラグに0(S592)をセ
ットする。
【0335】次に、S596においては、指定された相
手先へ発呼し、S598では、前手順を行う。
【0336】S600においては、A5フラグが1であ
るか、すなわち、全ての読取情報の有効サイズがA5で
あるか否かを判断する。そして、A5フラグが1の時に
はS602に進み、A5フラグが0の時にはS742に
進む。
【0337】S602においては、発信元情報は通常の
位置に追加するタイプが選択されたか否かを判断し、こ
のタイプが選択されている時には、S604に進み、信
号線42fに信号レベル「0」の信号を出力し、発信元
情報を信号線102aに出力する。ここで、ページカウ
ンタは、送信ページカウンタの情報とする。
【0338】一方、通常の位置に追加するタイプが選択
されていない時には、S606に進み信号線42fに信
号レベル「1」の信号を出力し、発信元情報は縦横変換
した位置に出力することとともに、信号線42gに発信
元情報出力パルスを発生し、発信元情報を信号線102
aに出力する。ここでページカウンタは読取ページカウ
ンタの情報とする。
【0339】次に、S608では残りの前手順を行う。
ここでA4サイズの原稿を送信することを指示する。ま
た、S610においては、読取情報の主走査長の最大値
と148mmを比較するとともに、読取情報の副走査長
の最大値と210mmを比較し、主走査、副走査の縮小
率の小さい値で全ての読取情報を主走査、副走査方向と
もに縮小するための縮小率を決定して信号線42dに出
力する。
【0340】S612においては、信号線42eに信号
レベル「1」の信号を出力し、信号線98aの信号を縦
横変換し、そのデータを信号線100aに出力する。
【0341】次に、S614においては、読取ページ数
をカウントするカウンタ、読取ページカウンタを1にセ
ットし、S616においては、送信ページ数をカウント
するカウンタ、送信ページカウンタを1にセットする。
【0342】そして、S618では、読取ページカウン
タのページ番号の情報を縦横変換し、相手機に合わせた
符号化を実行して読取ページ1ページ分の送信を行い、
S620においては、信号線42hにパルスを発生し、
ページの区切りを表わす破線情報を送信する。
【0343】S622においては、読取ページカウンタ
を1つインクリメントし、S624においては、メモリ
に格納されている情報があるか否かを判断し、情報があ
る時には、S626に進み、情報がない時にはS634
に進み、残り半ページ分の全白情報を送信する。
【0344】S626では、読取ページカウンタのペー
ジ番号の情報を縦横変換し、相手機に合わせた符号化を
して読取ページ1ページ分の送信を行う。そして、S6
28においては、読取ページカウンタを1つインクリメ
ントし、S630においては、送信ページカウンタを1
つインクリメントする。
【0345】S632においては、メモリに格納されて
いる情報があるか否かを判断し、情報がある時には、S
618に進み、情報がない時には、S636に進む。
【0346】S636では、後手順を行い、S638に
おいては、信号線38aに信号レベル「0」の信号を出
力し、CMLをオフする。
【0347】S640においては、通信管理情報、通信
結果情報として、読取ページカウンタ、送信ページカウ
ンタからともに1引いた値を記憶する。
【0348】一方、S742においては、B5フラグが
1であるか、すなわち、全ての読取情報の有効サイズが
B5であるか否かを判断する。そして、B5フラグが1
の時にはS766に進み、B5フラグが0の時にはS7
44に進む。
【0349】S744においては、残りの前手順を実行
し、S746においては、信号線42fに信号レベル
「0」の信号を出力し、発信元情報は通常の位置に出力
する設定とともに、信号線42gに発信元情報出力パル
スを発生し、発信元情報を信号線102aに出力する。
【0350】S748においては、信号線42dに信号
「1」を出力し、倍率変換回路98は、信号線96aの
信号を等倍で信号線98aに出力する。
【0351】S750においては、信号線42eに信号
「0」を出力し、信号線98aの信号を縦横変換しない
で、そのまま信号線100aに出力する。S752にお
いては、送信ページ数をカウントするカウンタである送
信ページカウンタに1をセットする。
【0352】S754では画信号の送信を行い、S75
6においては、メモリ回路94に情報が格納されている
か否かを判断する。メモリ回路94に情報が格納されて
いる時にはS758に進み、送信ページカウンタを1つ
インクリメントする。
【0353】S760では、後手順を行い、S762に
おいては、信号線38aに信号レベル「0」の信号を出
力し、CMLをオフする。
【0354】S764においては、通信管理情報、通信
結果情報として送信ページカウンタの値を記憶する。
【0355】一方、S766においては、相手受信機は
B4記録紙を有しているか否かを判断する。そして、相
手受信機がB4記録紙を有している時にはS768に進
み、B4記録紙を有していない時にはS744に進む。
【0356】S768においては、発信元情報は通常の
位置に追加するタイプが選択されたか否かを判断し、選
択されている時には、S770に進み、、信号線42f
に信号レベル「0」の信号を出力し、発信元情報は通常
の位置に出力する設定とともに信号線42gに発信元情
報出力パルスを発生し、発信元情報を信号線102aに
出力する。ここでページカウンタは送信ページカウンタ
の情報とする。
【0357】また、選択されていない時にはS772に
進み、信号線42fに信号レベル「1」の信号を出力
し、発信元情報は縦横変換した位置に出力するととも
に、信号線42gに発信元情報出力パルスを発生し、発
信元情報を信号線102aに出力する。ここでページカ
ウンタは読取ページカウンタの情報とする。
【0358】S774では、残りの前手順を行う。ここ
で、B4サイズの原稿を送信することを指示する。そし
て、S776においては、読取情報の主走査長の最大値
と182mmを比較するとともに、読取情報の副走査長
の最大値と256mmを比較し、主走査、副走査の縮小
率の小さい値で、全ての読取情報を主走査、副走査方向
ともに縮小するための縮小率を決定して信号線42dに
出力する。
【0359】以上のようにして、この第7実施例によれ
ば、定型紙サイズの記録紙として、例えばA4サイズと
B4サイズを有する場合、送信機側にてA5サイズの原
稿を送信する時、2枚を1ページとしてA4サイズの定
型紙サイズとして送信することが可能となる。また、送
信機側にてB5サイズの原稿を送信する時、2枚を1ペ
ージとしてB4サイズの定型紙サイズとして送信するこ
とが可能となる。これにより、伝送時間の節約および記
録紙の無駄をなくすことができる効果が得られる。
【0360】なお、前記第7実施例においては、全ての
読取情報の主走査方向と副走査方向の最大長より、全て
の読取情報の縮小率を決定した。しかし、1ページの送
信情報として送信する2ページの読取情報から縮小率を
決定してもよい。
【0361】また、前記第7実施例においては、例えば
A5サイズの情報2ページを縦横変換して、A4情報1
ページとして送信することを考えた。ここでA5サイズ
の情報が原稿をセットする位置で、90度回転してセッ
トされている時には、この原稿は、縦横変換せずに、そ
のまま2ページ分を送信情報1ページとして送信すれば
よい。この場合においても、読取情報のページ間の区切
りでは、破線の情報を送信する。もちろんB5サイズの
情報の送信に対しても同じである。
【0362】前記第7実施例においては、1宛先へのメ
モリ送信を考えた。しかし、複数宛先の同報送信に対し
て適用してもよい。また、通信管理レポートあるいは、
通信結果レポートの出力が選択された時、2ページの読
取情報を1ページの送信情報として送信した時には、送
信ページ数と読取ページ数をそれぞれ記録するようにし
てもよい。
【0363】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
〜請求項4によれば、受信情報を定型サイズの記録紙に
出力するに際して、受信情報の有効情報エリアを基に縮
小する必要性の有無や縮小率を決定することから、等倍
で記録する確率が増えるとともに、ユーザにとって見や
すい記録情報を提供できる効果がある。また、実際に記
録できるエリアと有効受信エリアとを比較することによ
り、有効情報エリアの欠落をなくすことができる。
【0364】また、本発明の請求項5〜請求項7によれ
ば、1通信の受信画像の中で最も長いライン数を基に縮
小率を決定することから、原則として1通信において全
て同じ縮小率で記録できるようになり、ユーザにとって
見やすい記録情報を提供できる効果がある。
【0365】また、本発明の請求項8〜請求項12によ
れば、受信情報の有効情報エリアに着目し、縮小、拡大
記録を行なうことから、受信情報が大きい時には、従来
に比べ、等倍記録の確率が増え、また、受信情報の有効
情報エリアが小さい時には、拡大して記録するので、ユ
ーザにとって見やすい受信画像を提供できる効果があ
る。
【0366】また、本発明の請求項13〜請求項17に
よれば、送信機側から有効情報エリアを通知し、これに
よって受信側における縮小率を決定することから、特に
受信機側にてメモリ回路をもたず、リアルタイムの記録
が可能な簡略化されたシステムにおいて、等倍で記録す
る確率が増え、ユーザにとって見やすい受信画像を提供
できる効果がある。
【0367】また、本発明の請求項18〜請求項22に
よれば、短尺の情報を受信した場合に、その複数ページ
を1ページの記録紙にまとめて受信でき、記録紙の有効
利用が可能となる効果がある。
【0368】また、本発明の請求項23〜請求項32に
よれば、記録紙サイズの副走査方向に半分程度の大きさ
の情報を伝送する場合、その情報を受信側または送信側
で縦横変換することにより、2ページ分の伝送情報を1
枚の記録紙に出力することが可能になり、記録紙の有効
利用を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】上記第2実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】上記第2実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】上記第2実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】上記第2実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】本発明の第3実施例の構成を示すブロック図
である。
【図11】上記第3実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図12】上記第3実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図13】上記第3実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図14】上記第3実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図15】上記第3実施例の画像出力例を従来と対比し
て説明する模式図である。
【図16】本発明の第4実施例の構成を示すブロック図
である。
【図17】上記第4実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図18】上記第4実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図19】上記第4実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図20】上記第4実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図21】本発明の第5実施例の構成を示すブロック図
である。
【図22】上記第5実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図23】上記第5実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図24】上記第5実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図25】上記第5実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図26】上記第5実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図27】本発明の第6実施例の構成を示すブロック図
である。
【図28】上記第6実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図29】上記第6実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図30】上記第6実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図31】上記第6実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図32】上記第6実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図33】上記第6実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図34】上記第6実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図35】上記第6実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図36】上記第6実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図37】上記第6実施例の画像出力例を説明する模式
図である。
【図38】本発明の第7実施例の構成を示すブロック図
である。
【図39】上記第7実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図40】上記第7実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図41】上記第7実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図42】上記第7実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図43】上記第7実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図44】上記第7実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図45】上記第7実施例の画像出力例を説明する模式
図である。
【符号の説明】
2…NCU、 4…電話機、 6…ハイブリッド回路、 8、14…変調器、 10、52…読取回路、 12、56、92…符号化回路、 16、54…加算回路、 18、20…復調器、 22、62、94…メモリ回路、 24、32、96…復号化回路、 26…縮小回路、 28、78、80…記録回路、 30…縮小パターン作成回路、 34、58…両端黒ドット数記憶回路、 36、60…ライン数カウント回路、 38…制御回路、 40…ライン数記憶回路、 44…倍率回路、 50…発信元情報作成回路、 64…復号化/符号化回路、 66、68、70、84…所定割合登録回路、 72、86…オペレーション部、 76…メモリ回路/縦横変換回路、 82…ページの区切り発生回路、 90…有効情報エリア検出回路、 98…倍率変換回路、 100…縦横変換回路、 102…発信元情報作成回路、 104…破線情報作成回路、 106…レポート作成回路。

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定型紙サイズの記録紙に画像の記録を行
    うファクシミリ装置において、 受信画像を記憶する記憶手段と、受信画像の有効情報エ
    リアを求める有効情報エリア認識手段と、上記有効情報
    エリアと記録紙サイズとの比較に基づいて、受信画像の
    変倍率を決定する変倍手段とを有することを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 記録紙の記録可能エリアを求める記録可能エリア認識手
    段とを有し、上記有効情報エリアと上記記録可能エリア
    との比較に基づいて受信画像の縮小率を決定することを
    特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 縮小率が所定値以下の場合には、複数ページに分けて等
    倍にて記録する記録手段を有することを特徴とするファ
    クシミリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 上記変倍手段は、主走査方向と副走査方向の縮小率を同
    一とすることを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 定型紙サイズの記録紙に画像の記録を行
    うファクシミリ装置において、 複数ページの受信画像を記憶する記憶手段と、上記受信
    画像の各ページにおけるライン数をカウントしてそのカ
    ウント値を記憶するカウント手段と、上記受信画像を任
    意の倍率で縮小する縮小手段と、1通信の各ページのラ
    イン数の中で最も多いライン数から縮小率を決定する倍
    率決定手段と、この倍率決定手段で決定された縮小率で
    1通信の全ページの受信画像の記録を行う記録手段とを
    有することを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 上記記録手段は、上記縮小率が所定値以下の場合は、複
    数ページに分けて等倍にて記録することを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において、 上記縮小率を示す画像を、少なくとも第1ページの所定
    位置に付加する付加手段を有することを特徴とするファ
    クシミリ装置。
  8. 【請求項8】 定型紙サイズの記録紙に画像の記録を行
    うファクシミリ装置において、 受信画像を記憶する記憶手段と、受信画像の1ページ情
    報の有効情報エリアを主走査方向、副走査方向に分けて
    求める有効情報エリア認識手段と、受信画像を記録紙サ
    イズより小さい記録可能エリアに記録する記録手段と、
    上記有効情報エリアを記録可能エリアと比較して、変倍
    率を決定する倍率決定手段と、副走査方向の倍率が所定
    値未満の場合には、複数ページに分割して記録させ、副
    走査方向の倍率が所定値以上の場合には、主走査方向、
    副走査方向とも記録可能エリア一杯となるように記録さ
    せる制御手段とを有することを特徴とするファクシミリ
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 上記倍率決定手段は、受信画像を記録する場合に、副走
    査方向の倍率と主走査方向の倍率とを独立して決定する
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 定型紙サイズの記録紙に画像の記録を
    行うファクシミリ装置において、 受信画像を記憶する記憶手段と、受信画像の1ページの
    有効情報エリアを主走査方向、副走査方向に分けて求め
    る有効情報エリア認識手段と、受信画像を記録紙サイズ
    より小さい記録可能エリアに記録する記録手段と、上記
    有効情報エリアを記録可能エリアと比較して、変倍率を
    決定する倍率決定手段と、副走査方向の倍率が所定値以
    下の場合には、複数ページに分割して記録させ、副走査
    方向の倍率が所定値より大きい場合には、主走査方向の
    倍率と副走査方向の倍率のうち小さい倍率で主走査方
    向、副走査方向とも変倍記録させる制御手段とを有する
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 複数の受信画像を1ページに記録する場合、上記制御手
    段は、副走査方向と主走査方向ともに同一倍率で記録さ
    せることを特徴とするファクシミリ装置。
  12. 【請求項12】 請求項8または10において、 1ページの受信画像を複数記録紙に分割記録する場合に
    は、上記制御手段は、副走査方向は等倍で記録させるこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  13. 【請求項13】 送信機側において送信すべき物理的な
    1ページの画像における有効情報のエリアを求める有効
    情報エリア認識手段と、その有効情報エリアを相手受信
    機に通知する通知手段と有することを特徴とするファク
    シミリ装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 受信機は、送信機から通知された有効情報エリアと記録
    紙サイズにより縮小率を決定することを特徴とするファ
    クシミリ装置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 受信機は、上記縮小率が所定以下の場合には、複数ペー
    ジに分けて等倍にて記録することを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  16. 【請求項16】 請求項14において、 受信機は、主走査方向と副走査方向の縮小率を同一とす
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  17. 【請求項17】 請求項13において、 受信機は、送信機から通知された有効情報エリアと受信
    機側で使用する記録紙サイズより小さな記録可能エリア
    により縮小率を決定することを特徴とするファクシミリ
    装置。
  18. 【請求項18】 定型紙サイズの記録紙に画像の記録を
    行うファクシミリ装置において、 受信画像を記憶する記憶手段と、受信画像の1ページの
    サイズを求めるサイズ認識手段と、受信画像1ページの
    副走査方向の長さが記録紙サイズの副走査方向の長さの
    所定割合以下の場合は、次ページの受信へ移行し、そう
    でない場合は、該ページの記録動作を行わせる制御手段
    とを有することを特徴とするファクシミリ装置。
  19. 【請求項19】 請求項18において、 次ページの受信への移行時に、前ページに受信した物理
    的な1ページと今回受信した物理的な1ページ情報の副
    走査方向の長さの和が記録紙サイズの副走査方向の長さ
    の所定割合以下の場合は、次ページの受信へ移行し、そ
    うでない場合は、前ページの記録動作を行うことを特徴
    とするファクシミリ装置。
  20. 【請求項20】 請求項18または19において、 上記制御手段は、上記受信画像の1ページの有効エリア
    が所定割合以下の場合には、受信画像の有効エリアと記
    録紙サイズとにより決定した縮小率が所定割合を越える
    場合には、受信画像が1ページであれば、複数ページに
    分けて等倍記録させ、受信画像が複数ページであれば、
    各ページを1枚の記録紙に記録させることを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  21. 【請求項21】 請求項18〜20のいずれか1項にお
    いて、 上記受信画像のサイズは、有効情報エリアのサイズであ
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  22. 【請求項22】 請求項18〜21のいずれか1項にお
    いて、 上記紙サイズは、記録不能な部分を除いた記録可能エリ
    アのサイズであることを特徴とするファクシミリ装置。
  23. 【請求項23】 定型紙サイズの記録紙に画像の記録を
    行うファクシミリ装置において、 受信画像を記憶する記憶手段と、受信画像の有効情報の
    エリアを求める有効情報エリア認識手段と、受信画像を
    縦横変換する縦横変換手段と、ページの区切を表わす情
    報を付加する区切情報付加手段と、受信画像の主走査方
    向の有効情報長が記録紙サイズの副走査方向の半分の長
    さより長い所定長以下で、かつ、副走査方向の有効情報
    が、当該記録紙サイズの主走査方向の長さより長い所定
    長以下である場合、その受信画像を縦横変換して記録紙
    の半分の領域に記録させ、次いでページの区切りを表わ
    す付加情報を記録させた後、次のページの受信画像を縦
    横変換して記録紙の残りの半分の領域に記録させる制御
    手段とを有することを特徴とするファクシミリ装置。
  24. 【請求項24】 請求項23において、 上記制御手段は、各受信ページについて使用する記録紙
    の半分の大きさの所定割合増しの大きさまでの場合、当
    該受信画像の主走査および副走査方向における割合増し
    率の大きいほうの値を基準に縮小率を決定し、記録させ
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  25. 【請求項25】 請求項23において、 上記制御手段は、各受信ページについて使用する記録紙
    の半分の所定割合増しの大きさまでの場合、1枚の記録
    紙に2ページの受信画像を記録させ、その受信画像の各
    ページの主走査および副走査方向で受信画像のサイズの
    最も大きい値を基準に縮小率を決定し、記録することを
    特徴とするファクシミリ装置。
  26. 【請求項26】 請求項23〜25のいずれか1項にお
    いて、 上記制御手段は、連続する受信画像を縦横変換して1ペ
    ージの記録紙に納まらない場合には、全ページ縦横変換
    せずに記録させることを特徴とするファクシミリ装置。
  27. 【請求項27】 1ページの読取画像の有効情報エリア
    を求める有効情報エリア認識手段と、読取画像をメモリ
    に格納する記憶手段と、読取画像を縦横変換する縦横変
    換手段と、ページの区切を表す情報を追加する区切情報
    追加手段と、読取画像を送信画像として送信する送信手
    段と、読取画像の有効情報エリアの副走査方向の長さが
    受信機から通知された記録紙の主走査方向の長さと等し
    い場合は、読取画像を縦横変換して符号化し、ページの
    区切を表す情報を追加後、次ページの読取画像を縦横変
    換して符号化し、読取画像2ページを1ページの送信画
    像として送信させる制御手段とを有することを特徴とす
    るファクシミリ装置。
  28. 【請求項28】 請求項27において、 上記制御手段は、送信画像の有効情報エリアの副走査方
    向の長さが記録紙サイズの主走査方向の長さより長い所
    定長以下で、かつ、送信画像の有効情報エリアの主走査
    方向の長さが記録紙サイズの副走査方向の半分の長さよ
    り長い所定長以下であった場合、2ページの読取画像を
    縦横変換し、これらのページの間にページの区切情報を
    追加して1ページの情報として送信させることを特徴と
    するファクシミリ装置。
  29. 【請求項29】 請求項28において、 上記制御手段は、読取画像の主走査長および副走査長
    を、それぞれ記録紙サイズの所定割合増しまで許容する
    ものとし、2ページの読取画像を1ページの送信画像と
    して送信する場合、2ページの読取画像の中の主走査お
    よび副走査方向長のうち大きい方を基準とする縮小率で
    2ページの読取画像を縮小し、1ページとして送信する
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  30. 【請求項30】 請求項28において、 上記制御手段は、読取画像の主走査長および副走査長
    を、それぞれ記録紙サイズの所定割合増しまで許容する
    ものとし、全ての読取画像の中の主走査および副走査方
    向長のうち最も大きい値を基準とする縮小率で全ての読
    取画像を縮小し、2ページの読取画像を1ページの送信
    画像として送信することを特徴とするファクシミリ装
    置。
  31. 【請求項31】 請求項27〜30のいずれか1項にお
    いて、 上記制御手段は、読取画像を縦横変換して2ページの読
    取画像を1ページの送信画像として送信する場合、読取
    画像枚数と送信画像枚数を別々のカウンタでカウントす
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  32. 【請求項32】 請求項27において、 送信画像枚数を含んだ発信元情報を通常の位置に付加す
    る手段と、縦横変換した読取画像における読取画像枚数
    を含んだ発信元情報を縦横変換した位置に付加する手段
    と、どちらの発信元情報を付加するかを選択する手段を
    有することを特徴とするファクシミリ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016010091A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理装置およびファクシミリ装置

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