JP2002281268A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2002281268A
JP2002281268A JP2002012128A JP2002012128A JP2002281268A JP 2002281268 A JP2002281268 A JP 2002281268A JP 2002012128 A JP2002012128 A JP 2002012128A JP 2002012128 A JP2002012128 A JP 2002012128A JP 2002281268 A JP2002281268 A JP 2002281268A
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JP2002012128A
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Takehiro Yoshida
武弘 吉田
Naoki Sugawara
尚樹 菅原
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信情報や読取情報をカット紙に出力した場
合に、そのままファイリングしても、とじ代によって情
報が欠落させることがないファクシミリ装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 受信情報や記録情報を移動して記録する機能
を設けることにより、記録出力した原稿にファイリング
用の余白を設けるようにする。また、原稿の読取りと記
録についての片面モードと両面モードとの組み合わせに
応じて、原稿の読取り位置をずらすことにより、記録出
力した原稿にファイリング用の余白を設けるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信情報あるいは読取
情報を記録し、この記録出力紙をファイリングするファ
クシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置においては、受
信情報あるいは読取情報の所定エリアをそのまま記録紙
に記録していた。
【0003】一方、最近はカット紙(定型紙サイズの記
録紙)に記録を行うファクシミリ装置が多くなってき
た。そして、カット紙は、感熱紙でなく普通紙であるの
で、受信情報を再度複写機によりコピーし直すという必
要がなく、保存性に優れるという特質を有する。このた
め、このカット紙に出力した情報は、そのままファイリ
ングできることが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファクシミリ装置においては、受信情報あるいは読取情
報の所定のエリアをそのまま記録していたので、例え
ば、記録紙の左端に余白、つまり有効情報がこないエリ
アが存在しない場合が多く、ファイリングのために記録
紙の左端等に穴をあけると、情報が欠落してしまうこと
があるという欠点があった。
【0005】本発明は、受信情報や読取情報をカット紙
に出力した場合に、そのままファイリングしても、とじ
代によって情報が欠落させることがないファクシミリ装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信画像情報
中または読取画像情報中の有効エリアを検出する検出手
段と、オペレータが余白として残したい余白エリアを指
定する指定手段と、この指定された余白エリアに上記有
効エリアがこないように受信情報または読取情報を移動
して記録する記録制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例を示すブロック
図である。
【0008】NCU(網制御装置)2は、電話網をデー
タ通信等に使用するために、その回線の端末に接続し、
電話交換網の接続制御を行なったり、データ通信路への
切換えを行なったり、ループの保持を行なうものであ
る。また、NCU2は、制御回路64からの信号レベル
(信号線64a)が「0」であれば、電話回線2aを電
話機4側に接続し、信号レベルが「1」であれば、電話
回線2aをファクシミリ装置側に接続するものである。
なお、通常状態では、電話回線2aは電話機4側に接続
されている。
【0009】ハイブリッド回路6は、送信系の信号と受
信系の信号とを分離し、加算回路16からの送信信号を
NCU2経由で電話回線2aに送出し、相手側からの信
号をNCU2経由で受取り、信号線6a経由でV29復
調器20およびV21復調器18に送るものである。
【0010】V21変調器8は、公知のCCITT勧告
V21に基づいた変調を行なう変調器であり、制御回路
64からの手順信号(信号線64b)を変調し、信号線
8aを通して加算回路16に送出するものである。
【0011】読取回路10は、送信原稿から主走査方向
1ライン分の画像信号を順次読み取り、白、黒の2値を
表す信号列を作成し、このデータを信号線10aから符
号化回路12に送るものであり、CCD(電荷結合素
子)等の撮像素子と光学系とで構成されている。
【0012】符号化回路12は、信号線10aに出力さ
れている読取データを入力して、符号化(MH符号化あ
るいはMR符号化)を行い、信号線12aより出力する
ものである。
【0013】V27ter またはV29変調器14は、信
号線12aからの符号化データを入力し、公知のCCI
TT勧告V27ter (差動位相変調)またはV29(直
交変調)に基づいた変調を行ない、この変調データを信
号線14aを通して加算回路16に出力する。
【0014】加算回路16は、変調器8、14の出力を
加算する回路である。加算回路16の出力は、ハイブリ
ッド回路6に送られる。
【0015】V21復調器18は、公知のCCITT勧
告V21に基づいた復調を行なうものである。この復調
器18は、信号線6aによりハイブリッド回路6からの
手順信号を入力し、V21復調を行い、復調データを信
号線18aを通して制御回路64に送る。
【0016】V27ter またはV29復調器20は、公
知のCCITT勧告V27ter またはV29に基づいた
復調を行なうものである。この復調器20は、ハイブリ
ッド回路6からの変調画像信号を入力し、復調を行って
復調データを信号線20aよりメモリ回路22および復
号化回路30に送出する。
【0017】メモリ回路22は、制御回路64からの信
号線64cによる制御に基づいて、信号線20aあるい
は信号線12aに出力されている復調データを格納する
とともに、この格納したデータを信号線22aより復号
化回路24に送出するものである。
【0018】復号化回路24は、信号線22aからのデ
ータの復号化(MH復号化あるいはMR復号化)を行う
回路であり、その復号化したデータを、信号線24aを
介して受信情報移動回路26に出力する。
【0019】受信情報移動回路26は、信号線24aに
出力されている復号化データを入力し、このデータを信
号線64eに出力されている主走査方向の移動量と副走
査方向の移動量の分だけ移動し、この移動後のデータを
信号線26aに出力するものである。
【0020】記録回路28は、信号線64fに信号
「1」が出力されている時には、信号線26aの信号を
入力し、受信情報あるいは読取情報の記録を行い、ま
た、信号線64fに信号「2」が出力されている時に
は、信号線64gに出力されている通信結果レポートあ
るいは通信管理レポートの情報を入力し、その記録を行
うものである。なお、この記録回路28は、信号線64
fに信号「0」が出力されている時には動作しない。
【0021】復号化回路30は、復調器20より信号線
20aに出力されている信号を入力し、復号化(MH復
号化またはMR復号化)したデータを信号線30aに出
力するものである。
【0022】有効エリア検出回路32は、信号線60o
にクリアパルスが発生した以降の信号線30aの信号を
入力し、主走査方向の最も左端の黒ドット数のあるドッ
ト番号、および主走査方向の最も右端の黒ドット数のあ
るドット番号、および、副走査方向の最も上端の黒ドッ
ト数のあるライン番号、および、副走査方向の最も下端
の黒ドット数のあるライン番号の情報を、それぞれ信号
線32aに出力する回路である。
【0023】ファイリングスタンプ押下回路34は、信
号線64pにファイリング不可スタンプ押下命令パルス
が発生すると、信号線34aを介して、ファイリング不
可を表すスタンプを記録紙の裏面に押下する回路であ
る。
【0024】ファイリング選択ボタン36は、ファイリ
ング選択を行う時に押下するボタンであり、このボタン
が押下されると、信号線36aに押下パルスを発生す
る。
【0025】ファイリングランプ38は、このランプが
点灯していると、余白エリアに有効エリアがこないよう
に受信情報、あるいは読取情報を移動して、記録する制
御を行うようになっている。このファイリングランプ3
8は、信号線64hにクリアパルスが発生すると、ファ
イリングランプ38を消灯し、以後、信号線36aにフ
ァイリング選択ボタン押下パルスが発生する毎に、ファ
イリングランプ38の点灯→消灯→点灯を繰り返す。そ
して、このファイリングランプ38は、消灯している状
態で信号線38aに信号レベル「0」の信号を出力し、
点灯している状態で信号線38aに信号レベル「1」の
信号を出力する。
【0026】余白エリア登録ボタン40は、余白エリア
を登録する時に使用するボタンである。このボタンが押
下されると、信号線40aに押下パルスを発生する。
【0027】左端ボタン42は、余白エリアは左端であ
ることを指定するボタンである。このボタン42が押下
されると、信号線42aに押下パルスを発生する。
【0028】右端ボタン44は、余白エリアは右端であ
ることを指定するボタンである。このボタン44が押下
されると、信号線44aに押下パルスを発生する。
【0029】上端ボタン46は、余白エリアは上端であ
ることを指定するボタンである。このボタン46が押下
されると、信号線46aに押下パルスを発生する。
【0030】下端ボタン48は、余白エリアは下端であ
ることを指定するボタンである。このボタン48が押下
されると、信号線48aに押下パルスを発生する。
【0031】セットキー50は、余白エリアの登録時に
使用するキーである。このキー50が押下されると、信
号線50aに押下パルスを発生する。
【0032】テンキー52は、余白エリアの長さを設定
する時に使用するキーである。押下されたテンキー情報
は、信号線52aに出力される。
【0033】余白エリア登録回路54は、予めユーザが
必要とする余白エリアを登録するための回路である。こ
の回路54に登録する時には、信号線54aに、上、
下、左、右端に対応する情報を、それぞれに付された番
号0、1、2、3に対応して出力し(例えば左端:
2)、スペースを出力後、その長さをmm単位(例えば
10mm)で出力後、さらに信号線64iにライトパル
スを発生する。一方、この回路54に登録された情報を
読み出す時には、信号線64jにリードパルスを発生す
る。そうすると、信号線54aに登録されている情報、
例えば、2、スペース、1、0(すなわち、左端10m
m)を出力する。
【0034】表示部56は、制御回路64から信号線6
4kに出力されている情報を入力し、表示するものであ
る。
【0035】ファイリング不可表示ランプ58は、今の
受信、あるいは読取において、ファイリング不可であっ
たページが含まれていたことを表す表示ランプである。
このファイリング不可表示ランプ58は、信号線64l
に、信号レベル「1」の信号が出力されている時には、
このランプを点灯し、信号レベル「0」の信号が出力さ
れている時には、このランプを消灯する。
【0036】ファイリング不可ページ表示回路60は、
今の受信、あるいは読取において、ファイリング不可で
あったページが含まれていた時、そのページ数を表示す
る表示回路である。この表示回路60は、信号線64m
に出力されているページ数を入力し、表示する。
【0037】アラーム回路62は、信号線64nに信号
レベル「1」の信号が出力されている時には、アラーム
を発生し、信号レベル「0」の信号が出力されている時
には、アラームを発生しない。
【0038】制御回路64は、この実施例において、受
信時や読取時に、受信情報中または読取情報中の有効エ
リア(黒ドットの含まれるエリアを有効ドットとする)
を検出し、また、ファイリングのための余白エリアを登
録し、余白エリアに有効エリアがこないように受信情報
を移動して記録するものである。
【0039】図2〜図8は、この第1実施例の動作を示
すフローチャートである。
【0040】まず、S72においては、信号線64aに
信号レベル「0」の信号を出力し、CMLをオフし、S
74においては、信号線64fに信号「0」を出力し、
記録回路28は記録をしない設定とする。また、S76
においては、信号線64hにクリアパルスを発生してフ
ァイリングランプ38を消灯し、S78においては、信
号線64lに信号レベル「0」の信号を出力し、ファイ
リング不可表示ランプ58を消灯する。さらに、S80
においては、信号線64mを介して、ファイリング不可
ページ表示回路60を表示しない状態とし、S82にお
いては、信号線64nに信号レベル「0」の信号を出力
し、アラーム発生回路62がアラームを発生しない状態
とする。
【0041】次に、S84においては、信号線40aの
信号を入力し、余白エリアの登録が選択されたか否かを
判断する。ここで余白エリア登録ボタン40が押下さ
れ、余白エリアの登録が選択されるとS90に進み、余
白エリア登録ボタン40が押下されていないとS86に
進む。
【0042】S86においては、受信が選択されたか否
かを判断する。そして、受信が選択されるとS100に
進み、受信が選択されていないとS88に進み、その他
の処理を行う。
【0043】S90においては、信号線64kに「上、
下、左、右の指定をしてください」という情報を出力
し、表示部56に表示した後、S92において、左端ボ
タン42、右端ボタン44、上端ボタン46、下端ボタ
ン48の情報を入力し、余白が上端あるいは下端、ある
いは左端、あるいは右端であるかを認識する。
【0044】次に、S94においては、信号線64k
に、「長さを入力してください」という情報を出力し、
表示部56に表示した後、S96において、テンキー5
2の情報を入力し、余白の長さを認識する。
【0045】そして、S98においては、余白エリアの
上端、下端、左端、右端の情報と、その長さを余白エリ
ア登録回路54に登録し、S86にもどる。
【0046】また、S100においては、信号線64a
に信号レベル「1」の信号を出力してCMLをオンし、
S102で、前手順を実行する。この後、S104にお
いては、信号線64oにクリアパルスを発生し、有効エ
リア検出回路32をクリアするとともに、S106にお
いて、信号線64fに信号「1」を出力し、記録回路2
8は信号線26aの情報を入力して記録し、また、信号
線34aを介して送られるスタンプの押下を有効とす
る。
【0047】そして、S108においては、信号線64
eに主走査方向、副走査方向ともに移動しないで記録す
るように受信情報移動回路26に設定し、S110で
は、信号線64cを介して信号線20aに出力されてい
る受信情報をメモリ回路22に格納する。
【0048】S112においては、1ページの受信が終
了したか否かを判断する。そして、1ページの受信が終
了すると、S114に進み、1ページの受信が終了して
いないと、S110に進む。
【0049】S114においては、信号線32aの情報
を入力し、黒ドットのあった有効エリアを認識する。そ
して、S116からS120においては、余白エリアと
して、どの端が登録されているかを判断し、上端が登録
されている時には、S122に進み、下端が登録されて
いる時には、S166に進み、左端が登録されている時
には、S180に進み、右端が登録されている時には、
S208に進む。
【0050】本実施例においては、A4サイズの定型紙
へ記録する場合について説明する。ここで、図9は、受
信情報と記録紙の位置関係を示している。図9(1)に
おいては、主走査方向210mm、副走査方向297m
mの長方形がA4の記録紙を表している。そして、記録
紙の全ての端から1mmずつ内側の主走査方向208m
m、副走査方向295mmの長方形が記録エリアを表し
ている。
【0051】一方、受信情報は、主走査方向は216m
mであり、副走査方向は決まらない状態で送られる。図
9(2)は、受信情報移動回路26により、受信情報を
移動しない時の受信情報と記録位置との関係を示してい
る。
【0052】図9(2)において、主走査方向は、1ラ
イン216バイト(1バイト/1mm)のデータを受信
する。ここで、受信情報の最初の4バイトと最後の4バ
イトのデータは捨てて、中央の208バイトのデータを
記録紙の中央の208mmのところに記録する。記録紙
は、210mmであるので、左端、右端はそれぞれ1m
mの白情報となる。また、副走査方向には、1ライン目
に受信した情報を記録紙の先端より1mmのところから
記録する。また、記録紙の後端にも1mmの非印字エリ
ア、すなわち、白情報エリアを設けている。
【0053】図2に戻り、S122においては、上端に
余白1mmがあるので、登録されている長さから1mm
を引き、変数aとして記憶し、S124においては、各
モードでの変数aに対応するライン数を求める。具体的
には、1ページ前の受信モードが標準モードなら、変数
aに3.85を掛けた値を変数aとして格納し、ファイ
ンモードであれば、変数aに7.7を掛けた値を変数a
として格納し、スーパーファインモードであれば、変数
aに15.4を掛けた値を変数aとして格納する。
【0054】S126においては、副走査方向の最も上
端のライン番号が変数a以上であるか、すなわち、受信
情報を移動しなくても上端に登録されている余白が確保
されているか否かを判断する。そして、受信情報を移動
しなくても余白が確保されている場合はS148に進
み、余白が確保されていない場合はS128に進む。
【0055】次に、S128からS134においては、
受信情報を移動すれば、上端に余白が確保できるか否か
を判断し、できる場合はS136に進み、できない場合
はS138に進む。
【0056】まず、S128においては、副走査方向の
記録長に、上端余白の1mmを加え、それから余白分と
して登録されている長さを引いた値を変数bとして格納
し、S130においては、その長さに対応する各モード
でのライン数を求める。
【0057】また、S132においては、副走査方向の
最も下端の黒ドットのあるライン番号から、副走査方向
の最も上端の黒ドットのあるライン番号を引き、副走査
方向の有効エリアライン数を求めて、これを変数cとし
て格納する。
【0058】S134においては、ライン数bがライン
数c以上であるか否かを判断し、bがc以上である時に
は、受信情報の移動により上端に余白を確保できるの
で、S136に進み、また、bがc未満である時には、
受信情報の移動により上端に余白を確保できないので、
S138に進む。
【0059】S136においては、受信情報をaから副
走査方向の最も上端の黒ドットのライン番号を引いた分
のライン数だけ副走査方向に移動することを受信情報移
動回路26に設定して、S148に進む。
【0060】また、S138においては、副走査方向の
有効記録長295mmを変数dとして格納し、S140
においては、各モードに対応したライン数を変数dとし
て格納する。そして、S142においては、副走査方向
の最も下端の黒ドットのライン番号を変数eとして格納
する。
【0061】次に、S144においては、ライン数dが
ライン数e以上の時には、S146において副走査方向
の受信情報を(d−e)分のライン数だけ下側に移動す
ることを受信情報移動回路26に設定し、上端に登録さ
れていた長さ分は、余白を確保できないが、普通に記録
した場合より多く上端に余白を確保する。また、ライン
数dがライン数e未満の時には、受信情報を下側にずら
せないので、S148に進み、そのまま記録する。
【0062】次に、S148では、中間手順を実行し、
S150においては、次ページがあるか否かを判断し、
次ページがある時にはS152に進み、次ページがない
時にはS160に進む。
【0063】S152においては、信号線64dにクリ
アパルスを発生し、有効エリア検出回路32をクリアす
る。そして、S154においては、信号線64cを介し
て前ページの受信情報を出力し、受信情報移動回路26
において所定長移動し、記録回路28により記録する。
【0064】次に、S156においては、信号線64c
の制御により、信号線20aに出力されている受信情報
をメモリ回路22に格納する。
【0065】S158においては、1ページの受信が終
了したか否かを判断し、1ページの受信が終了すると、
S114に進み、1ページの受信が終了していないと、
S154にもどる。
【0066】また、S160では、後手順を実行し、S
162において、信号線64aに信号レベル「0」の信
号を出力し、CMLをオフする。そして、S164で、
信号線64cを介して前ページの受信情報を出力し、受
信情報移動回路26において所定長移動して、記録回路
28により記録する。
【0067】次に、S166からS170においては、
受信情報を移動しないで下端に余白を確保できるか否か
を判断し、余白を確保できる時には、S148に進み、
余白を確保できない時には、S172に進む。
【0068】まず、S166においては、副走査方向の
有効記録長に後端余白の1mmを加えた値から登録され
ている下端の長さを引いた値を変数aにセットする。
【0069】そして、S168においては、変数aの長
さに対応する各モードでのライン数を求め、これを変数
aに格納する。
【0070】次に、S170においては、変数aが副走
査方向の最も下端の黒ドットのライン番号以上であるか
否かを判断し、以上である場合にはS148に進み、未
満である場合にはS172に進む。
【0071】S172においては、副走査方向の最も下
端の黒ドットのライン番号から副走査方向の最も上端の
黒ドットのライン番号を引き、副走査方向の有効エリア
ライン数を求め、変数bに格納する。
【0072】S174においては、ライン数aはライン
数b以上であるか否かを判断し、ライン数aがライン数
b以上の場合には、受信情報を移動することにより、下
端に登録されている余白がとれるので、S176に進
む。また、ライン数aがライン数b未満の時には、受信
情報を移動することにより、下端に登録されている余白
がとれないので、S178に進む。
【0073】S176においては、副走査方向に受信情
報を(副走査方向の最も下端のライン番号)からライン
数aを引いたライン数分だけ上側に移動することを受信
情報移動回路26に設定する。
【0074】また、S178においては、副走査方向の
受信情報を副走査方向の最も上端の黒ドットのライン番
号のライン数分だけ上側に移動することを受信情報移動
回路26に設定する。ここで、副走査方向の最も上端の
黒ドットのライン番号が0の時には、受信情報を何も移
動しない。
【0075】S180からS184においては、受信情
報を何も移動しないで、左端に登録されている余白が確
保できるか否かを判断し、余白が確保できる場合はS1
48に進み、余白が確保できない場合はS186に進
む。
【0076】S180においては、変数aに登録されて
いる左端の余白の長さに、受信情報に対しては4バイト
の余白が生じるので、この4mmを加えた長さを格納
し、S182においては、この長さに対応するドット数
を変数aに格納する。ここでは、8ドット/mmであ
る。
【0077】S184においては、主走査方向の最も左
端の黒ドット番号が、変数a以上であるか否かを判断
し、以上である場合はS148に進み、未満である場合
はS186に進む。
【0078】S186からS196においては、受信情
報を移動すれば、左端に登録されている余白が確保でき
るか否かを判断し、確保できる場合はS198に進み、
確保できない場合はS200に進む。
【0079】まず、S186においては、主走査方向の
最も左端の黒ドットのドット番号が32ドット以下の時
には、32ドットとする。次に、S188においては、
主走査方向の最も右端の黒ドットのドット番号が169
6ドット以上の時には、1696ドットとする。
【0080】S190においては、主走査の有効記録長
に、左端の白情報の1mmを加え、さらに、登録されて
いる左端の余白長を引いた値を変数bに格納する。ま
た、S192においては、bに対応するドット数を8を
掛けることにより求める。
【0081】S194においては、主走査方向の最も右
端の黒ドットのドット番号から、主走査方向の左端の黒
ドットのドット番号を引いた値を変数cに格納する。
【0082】S196においては、ドット数bは、ドッ
ト数c以上であるか否かを判断し、ドット数bがドット
数c以上の時には、受信情報の移動により左端の余白を
完全に確保できるのでS198に進み、ドット数bがド
ット数c未満の時には、受信情報の移動により、左端の
余白を完全に確保できないのでS200に進む。
【0083】S198においては、主走査方向の受信情
報をドット数aから(主走査方向の最も左端のドット番
号)分のドット数だけ右側に移動することを受信情報移
動回路26に設定する。
【0084】S200においては、主走査方向の有効長
208mmを変数dに格納し、そして、S202におい
ては、この長さ分のドット数を求める。そして、S20
4においては、主走査方向の最も右端の黒ドットの番号
から32を引いた値を変数eに格納する。
【0085】S206においては、主走査方向の受信情
報を(d−e)分のドット数だけ右側に移動することを
受信情報移動回路26に設定する。なお、ここで、d=
eの時には、受信情報を全く移動しない。
【0086】S208からS214においては、受信情
報を何も移動しないで、右端に登録されている余白が確
保できるか否かを判断し、余白が確保できる場合はS1
48に進み、余白が確保できない場合はS216に進
む。
【0087】S208においては、主走査方向の有効長
208mmに右端の余白の1mmを加えたものから、右
端の余白長として登録されている長さを引いたものを変
数aに格納する。次に、S210においては、この長さ
のドット数を求め、変数aに格納し、S212において
は、主走査方向の最も右端のドット番号から32ドット
引いた値を変数bに格納する。
【0088】次に、S214においては、ドット数aが
ドット数b以上であるか否かを判断し、ドット数aがド
ット数b以上である場合はS148に進み、ドット数a
がドット数b未満である場合はS216に進む。
【0089】そして、S216からS222において
は、受信情報を移動することにより、右端に登録されて
いる余白を確保できるか否かを判断し、余白を確保でき
る場合はS224に進み、余白を確保できない場合はS
224に進む。
【0090】S216においては、主走査方向の最も左
端の黒ドットのドット番号が32ドット以下の時には、
32ドットとする。そして、S218においては、主走
査方向の最も右端の黒ドットのドット番号が1696ド
ット以上の時には1696ドットとする。さらに、S2
20においては、主走査方向の最も右端の黒ドットのド
ット番号から、主走査方向の最も左端の黒ドットのドッ
ト番号を引き、変数cに格納する。
【0091】次に、S222においては、ドット数aは
ドット数c以上であるか否かを判断する。そして、ドッ
ト数aがドット数c以上である場合はS224に進み、
ドット数aがドット数c未満である場合はS226に進
む。
【0092】S224においては、主走査方向に受信情
報を主走査方向の最も右端のドット番号からドット数a
を引いた分のドット数分だけ左側に移動することを受信
情報移動回路26に設定する。
【0093】また、S226においては、主走査方向に
受信情報と主走査方向の最も左側のドット番号から32
ドット引いた分だけ左側に移動することを受信情報移動
回路26に設定する。
【0094】なお、本発明は、以上の第1実施例に限定
されず、以下のような変形例を構成することが可能であ
る。
【0095】まず、上記第1実施例では、ユーザのファ
イリング選択とは無関係に、余白エリアに有効情報がこ
ないように受信情報を移動するようにしたが、図1に示
したファイリングランプ38が点灯している時にのみ、
以上の制御を実行するようにしてもよい。
【0096】図10は、この場合の動作のうち、図2〜
図8と異なる部分を示すフローチャートである。
【0097】図10において、S230は上記S108
を表しており、次いでS232においては、信号線38
aの信号を入力し、ファイリングランプ38が点灯して
いるか否かを判断し、点灯している時には、S234
(S110)に進み、受信情報の有効情報が余白エリア
にこない制御を行う。また、ファイリングランプ38が
消灯している時には、S236においてメモリへの受信
を行い、S238において1ページの受信終了を確認
し、S240において中間手順を行う。
【0098】次に、S242においては、次ページがあ
るか否かを判断し、次ページがある時には、S246
(S152からS158)において、前ページの記録と
メモリへの受信を行う。また、次ページがない時には、
S244(S160)に進み、最終ページの記録を行
う。
【0099】また、上記第1実施例の有効エリアとして
は、主走査方向に対しては、黒ドットのある最も左端の
ドットと黒ドットのある最も右端のドット、副走査方向
に対しては、黒ドットのある最も上端のラインと黒ドッ
トのある最も下端のラインを考えた。
【0100】しかし、有効エリアとしては、2ドット以
上の黒ドットのあるエリアを考えてもよい。また、ファ
イリング用の穴、影等を読み取った場合に、これを有効
情報でないと判断してもよい。
【0101】また、上記第1実施例においては、A4サ
イズのカット紙を扱う場合を想定したが、レター、リー
ガル、B4等のカット紙に対しても同様に適用し得るも
のである。また、これらの記録紙を複数有している場合
に対しても同様に適用することが可能である。
【0102】また、前記第1実施例においては、主走査
方向は8ドット/mm、副走査方向は3.85l/m
m、7.7l/mm、15.4l/mmを考えたが、他
の線密度を考えてもよい。
【0103】また、受信情報を移動しても、余白エリア
に有効情報が入ってしまう受信動作である場合、その旨
を表示し、アラームを発生してもよい。さらには、この
ように余白エリアに有効情報が入ってしまうページ番号
を表示してもよい。
【0104】図11、図12は、この場合の動作のう
ち、図2〜図8と異なる部分を示すフローチャートであ
る。
【0105】S250は、上記S108を表している。
そして、S252においては、記録しているページ数を
カウントする記録ページカウンタをイニシャライズし、
S254において、ファイリングできないページ、すな
わち、余白エリアに有効情報が入ってしまうページが、
この受信であったか否かを表すファイリング不可フラグ
をクリアする。
【0106】さらに、S256においては、ファイリン
グできないページ、すなわち余白エリアに有効情報の入
っていないページを記憶するファイリング不可ページの
内容をクリアする。この後、S258において、上記S
110に進む。
【0107】また、S260は、上記S114を表して
いる。そして、S262において、記録ページカウンタ
の値を1つインクリメントし、S264で、上記S11
6に進む。
【0108】また、S226は、上記S134のNoを
表している。そして、S268においては、ファイリン
グ不可であるページがこの受信に存在するので、ファイ
リング不可フラグに1をセットする。さらに、S270
においては、記録ページカウンタの値もファイリング不
可ページに記憶し、S272で上記S138に以降す
る。
【0109】また、S274は、上記S174のNoを
表している。そして、S276においては、上記S26
8、S270の制御を実行し、S278では、上記S1
78に移行する。
【0110】また、S280は、上記S196のNoを
表している。そして、S282においては、上記S26
8、S270の制御を実行し、S284において、上記
S200に移行する。
【0111】また、S286は、上記S222のNoを
表している。そして、S288においては、S268、
S270の制御を実行し、S290において、上記S2
26を実行する。
【0112】また、S292は、上記S164を表して
いる。そして、S294において、ファイリング不可フ
ラグが1であるか、すなわち、この受信において、受信
情報を移動しても余白エリアに有効情報がきてしまうペ
ージが存在するか否かを判断する。そして、ファイリン
グ不可フラグが1である場合はS296に進み、ファイ
リング不可フラグが0である場合はS304で上記S7
2に進む。
【0113】S296においては、信号線64lに信号
レベル「1」の信号を出力し、ファイリング不可ランプ
58の点灯を行う。また、S298においては、信号線
64mにファイリング不可ページの情報を順次出力し、
ファイリング不可ページをファイリング不可ページ表示
回路60に表示する。
【0114】さらに、S300においては、信号線64
nに信号レベル「1」の信号を出力し、アラームを発生
する。S302においては、30秒間ウェイトする。そ
して、このウェイト後、S304で上記S72に進む。
【0115】また、以上の図11、図12に示す動作に
おいて、ファイリング不可、およびファイリング不可ペ
ージの通知は、表示部に表示することにより行うように
したが、記録回路28を信号線64gの信号を入力する
モードとして、通信結果レポートあるいは通信回路レポ
ート等として記録するようにしてもよい。
【0116】図13は、この場合の動作のうち、図1
1、図12と異なる部分を示すフローチャートである。
【0117】S306は、上記S294のYesを表し
ている。そして、S308においては、信号線64fに
信号「2」を出力し、記録回路28は信号線64gのレ
ポート情報を入力する設定とする。
【0118】S310においては、信号線64gに通信
結果レポート、通信管理レポート等の情報を出力し、こ
れらのレポートを作成する。そして、S312におい
て、上記S72に進む。
【0119】また、受信情報を移動しても余白エリアに
有効情報がきてしまうページが含まれる時、図11、図
12に示すように、この旨の情報を表示し、かつ、図1
3に示すように、通信結果レポート、通信管理レポート
等により記録してもよい。
【0120】また、ファイリング不可ページ情報には、
その旨を表すスタンプを記録紙の裏面に押下してもよ
い。これにより、ユーザは、必要に応じて再度コピーし
直してファイルしたり、その部分には必要な情報はない
と判断し、ファイルすることが可能になる。
【0121】図14は、その場合の動作のうち、図1
1、図12と異なる部分を示すフローチャートである。
【0122】S320は、上記S270を表している。
そして、S322においては、信号線64pにファイリ
ング不可スタンプ押下命令パルスを発生し、記録紙の裏
面にファイリング不可である旨を表すスタンプを押下す
る。次に、S324〜S342は、上記S272、S2
76、S322、S278、S282、S322、S2
84、S288、S332を表している。
【0123】また、以上の図14に示す例においては、
受信情報を移動しても、余白エリアに有効情報がきてし
まうページの裏面に、その旨を表すスタンプを押下する
ようにしたが、このように該当するページの裏面にスタ
ンプを押下するのでなく、該当するページの表面にスタ
ンプを押下するようにしてもよい。
【0124】また、上記実施例においては、受信情報を
記録する場合について説明したが、同様にして、読取情
報を移動することにより、記録紙の余白エリアに有効情
報がこないように記録するようにしてもよい。
【0125】また、上端余白、下端余白が選択されてい
る時には、受信情報が長い場合でも、これを2ページに
分割して記録することとし、必ず上端余白、または下端
余白を設けるようにしてもよい。
【0126】また、受信情報を移動しても余白エリアに
有効情報がきてしまう場合には、受信情報を縮小して記
録し、余白エリアを確保してもよい。
【0127】さらに、以上説明した各変形例の処理を任
意に組み合わせて実施することが可能である。
【0128】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0129】従来の片面読取り、片面記録によるファク
シミリ装置においては、ファイルされているバインド用
紙の原稿を送信して、この情報を受信機側でバインドし
てもバインド用の穴の位置は、原稿、記録紙のともに左
端部にあるため、特に問題はない。
【0130】しかしながら、両面情報の読取り、伝送、
両面記録可能なファクシミリ装置においては、(1)片
面情報の読取り、片面記録に加え、(2)片面情報の読
取り、両面記録、(3)両面情報の読取り、片面記録、
(4)両面情報の読取り、両面記録の4通り組み合わせ
が発生する。
【0131】ここで、(4)の両面情報の読取り、両面
記録の場合においては、バインド用の穴の位置は、原
稿、記録紙ともに、表面は左端部、裏面は右端部であ
り、問題はない。
【0132】しかし、(2)の片面情報の読取り、両面
記録の場合、片面情報の偶数ページは、原稿は左端部に
バインド用の穴があり、記録紙の裏面情報は右端部にバ
インド用の穴があるため、受信側でバインド時に、原稿
の右端部の情報がみえなくなるという欠点があった。
【0133】また、(3)の両面情報の読取り、片面記
録の時、両面情報の裏面ページは、原稿は右端部にバイ
ンド用の穴があり、記録紙は、左端部にバインド用の穴
があるため、受信側でバインド時、両面原稿の裏面の左
端部の情報がみえなくなるという欠点があった。
【0134】そこで、この第2実施例では、送信側にお
ける原稿読取モードと受信側における画像記録モードの
組み合わせに基づいて、バインド用原稿の最適な伝送を
行うことができるファクシミリ装置を提供することを目
的とする。
【0135】図15は、この第2実施例を示すブロック
図である。
【0136】NCU(網制御装置)102は、電話網を
データ通信等に使用するために、その回線の端末に接続
し、電話交換網の接続制御を行なったり、データ通信路
への切換えを行なったり、ループの保持を行なうもので
ある。また、NCU102は、制御回路142からの信
号レベル(信号線142a)が「0」であれば、電話回
線102aを電話機104側に接続し、信号レベルが
「1」であれば、電話回線102aをファクシミリ装置
側に接続するものである。なお、通常状態では、電話回
線102aは電話機104側に接続されている。
【0137】ハイブリッド回路106は、送信系の信号
と受信系の信号とを分離し、加算回路124からの送信
信号をNCU102経由で電話回線102aに送出し、
相手側からの信号をNCU102経由で受取り、信号線
106a経由でV29復調器128およびV21復調器
126に送るものである。
【0138】V21変調器108は、公知のCCITT
勧告V21に基づいた変調を行なう変調器であり、制御
回路142からの手順信号(信号線142b)を変調
し、信号線108aを通して加算回路124に送出する
ものである。
【0139】表面読取回路110は、原稿の表面を読み
取る回路であり、送信原稿の表面から主走査方向1ライ
ン分の画像信号を順次読み取り、白、黒の2値を表す信
号列を作成し、このデータを信号線110aから後述す
る検出回路114および符号化回路120に送るもので
あり、CCD(電荷結合素子)等の撮像素子と光学系と
で構成されている。この表面読取回路110は、制御回
路142から信号線142cに信号レベル「1」の信号
が発生した時に、読取り動作を実行し、信号線142c
に信号レベル「0」の信号が発生した時には、何も動作
しない。
【0140】裏面読取回路112は、原稿の裏面を読み
取る回路であり、送信原稿の裏面から主走査方向1ライ
ン分の画像信号を順次読み取り、白、黒の2値を表す信
号列を作成し、このデータを信号線112aから後述す
る検出回路116およびメモリ回路118に送るもので
あり、CCD(電荷結合素子)等の撮像素子と光学系と
で構成されている。この裏面読取回路112は、制御回
路142から信号線142dに信号レベル「1」の信号
が発生した時に、読取り動作を実行し、信号線142d
に信号レベル「0」の信号が発生した時には、何も動作
しない。
【0141】検出回路114は、信号線110aからの
信号を入力し、パターン認識等によりバインド用の穴を
検出すると、信号線114aに信号レベル「1」の信号
を出力し、信号線114bにバインド用の穴を検出した
エリア情報、例えば左端8mmというような情報を出力
する。また、バインド用の穴を検出していないと、信号
線114aに信号レベル「0」の信号を出力する。
【0142】検出回路116は、信号線112aからの
信号を入力し、パターン認識等によりバインド用の穴を
検出すると、信号線116aに信号レベル「1」の信号
を出力し、信号線116bにバインド用の穴を検出した
エリア情報、例えば右端8mmというような情報を出力
する。また、バインド用の穴を検出していないと、信号
線116aに信号レベル「0」の信号を出力する。
【0143】メモリ回路118は、制御回路142から
の信号線142eによる制御に基づいて、信号線112
aに出力されている原稿の裏面の読取りデータを格納す
るとともに、この格納したデータを信号線118aより
符号化回路120に送出するものである。
【0144】符号化回路120は、信号線110aおよ
び信号線118aに出力されている読取データを入力
し、符号化(MH符号化あるいはMR符号化)を行い、
信号線120aより出力するものである。
【0145】V27ter またはV29変調器122は、
信号線120aからの符号化データを入力し、公知のC
CITT勧告V27ter (差動位相変調)またはV29
(直交変調)に基づいた変調を行ない、この変調データ
を信号線122aを通して加算回路124に出力する。
【0146】加算回路124は、変調器108、122
の出力を加算する回路である。加算回路124の出力
は、ハイブリッド回路106に送られる。
【0147】V21復調器126は、公知のCCITT
勧告V21に基づいた復調を行なうものである。この復
調器126は、信号線106aによりハイブリッド回路
106からの手順信号を入力し、V21復調を行い、復
調データを信号線126aを通して制御回路142に送
る。
【0148】V27ter またはV29復調器128は、
公知のCCITT勧告V27ter またはV29に基づい
た復調を行なうものである。この復調器128は、ハイ
ブリッド回路106からの変調画像信号を入力し、復調
を行って復調データを信号線128aよりメモリ回路1
30に送出する。
【0149】メモリ回路130は、制御回路142から
の信号線142fによる制御に基づいて、信号線128
aに出力されている復調データを格納するとともに、こ
の格納したデータを信号線130aより復号化回路13
2に送出するものである。
【0150】復号化回路132は、信号線130aから
のデータの復号化(MH復号化あるいはMR復号化)を
行う回路であり、その復号化したデータを、信号線13
2aを介して表面記録回路134および裏面記録回路1
36に出力する。
【0151】表面記録回路134は、信号線142gに
信号レベル「1」の信号が出力されている時には、信号
線132aに出力されている復調データを入力し、順
次、1ラインずつ記録紙の表面に記録するものである。
なお、この表面記録回路134は、信号線142gに信
号レベル「0」の信号が出力されている時には、記録動
作をしない。
【0152】裏面記録回路136は、信号線142hに
信号レベル「1」の信号が出力されている時には、信号
線132aに出力されている復調データを入力し、順
次、1ラインずつ記録紙の裏面に記録する記録紙の裏面
記録回路である。信号線142hに信号レベル「0」の
信号が出力されている時には、記録動作をしない。
【0153】バインド用紙送信ボタン138は、バイン
ド穴のあいた用紙の送信を行う時に押下する送信ボタン
であり、このボタン138が押下されると、信号線13
8aに押下パルスを発生する。
【0154】バインド用紙送信ランプ140は、バイン
ド穴のあいた用紙の送信を行う時に点灯させて送信動作
を行うランプである。このランプ140は、信号線14
2iにクリアパルスが発生すると消灯し、以後、信号線
138aに押下パルスが発生する毎に、点灯、消灯、点
灯を繰り返す。このランプ140は、その点灯時におい
ては、信号線140aに信号レベル「1」の信号を出力
し、消灯時においては、信号線140aに信号レベル
「0」の信号を出力する。
【0155】制御回路142は、この実施例のファクシ
ミリ装置において、主に以下のような制御を行う。すな
わち、この実施例において、受信機は両面記録可能であ
る旨を送信機に通知し、送信機は、両面記録を行うか否
かの指示を受信機に対して行い、送信機は、原稿の読取
り位置を任意長ずらして伝送でき、原稿の片面/両面情
報、片面記録/両面記録に従い、原稿の読取り位置をず
らして伝送する。具体的には、両面情報の読取り、両面
記録の場合は原稿の読取り位置をずらさない。また、片
面情報の読取り、片面記録の場合は、原稿の読取り位置
をずらさない。また、片面情報の読取り、両面記録の場
合は、奇数ページの原稿の読取り位置はずらさず、偶数
ページの原稿の読取り位置は右端側に、例えば8mmず
らす。また、両面情報の読取り、片面記録の場合は、表
面の原稿の読取り位置はずらさず、裏面の原稿の読取り
位置は左端側に、例えば8mmずらす。
【0156】図16〜図19は、この第2実施例の動作
を示すフローチャートである。
【0157】S452においては、信号線142aに信
号レベル「0」の信号を出力してCMLをオフし、S4
54においては、信号線142cに信号レベル「0」の
信号を出力し、原稿の表面の読取りをしない状態とす
る。また、S456においては、信号線142dに信号
レベル「0」の信号を出力し、原稿の裏面の読取りをし
ない状態とする。
【0158】また、S458においては、信号線142
gに信号レベル「0」の信号を出力し、記録紙の表面の
記録をしない状態とし、また、S460においては、信
号線142hに信号レベル「0」の信号を出力し、記録
紙の裏面の記録をしない状態とする。さらにS462に
おいては、信号線142iにクリアパルスを発生し、バ
インド用紙送信ランプ140を消灯状態に設定する。
【0159】次に、S464においては、ファクシミリ
送信が選択されたか否かを判断するを判断する。そし
て、ファクシミリ送信が選択されるとS468に進み、
ファクシミリ送信が選択されていないとS466に進
む。このS466では、その他の処理を行う。
【0160】また、S468においては、信号線142
aに信号レベル「1」の信号を出力し、CMLをオン
し、S470で、前手順を開始する。
【0161】次に、S472においては、前手順により
相手機から通知された情報から、受信機は両面記録が可
能であるか否かを判断する。そして、両面記録が可能で
あればS474に進み、両面記録が不可能であればS4
76に進む。
【0162】S474においては、原稿は両面情報であ
るか否かを判断し、両面情報である場合はS482に進
み、片面情報である場合はS494に進む。また、S4
76においては、原稿は両面情報であるか否かを判断
し、両面情報である場合はS488に進み、片面情報で
ある場合はS478に進む。
【0163】S478では、残りの前手順において、片
面記録を行う指示と片面情報である旨を通知する。この
後、S480において、信号線142cに信号レベル
「1」の信号を出力し、原稿の表面の読取りを行う。そ
して、S498に進む。
【0164】また、S482では、残りの前手順におい
て、両面記録を行う指示と、両面情報である旨を通知す
る。この後、S484において、信号線142cに信号
レベル「1」の信号を出力し、原稿の表面の読取りを行
い、さらに、S486において、信号線142dに信号
レベル「1」の信号を出力し、原稿の裏面の読取りを行
う。そして、S502に進む。
【0165】また、S488では、残りの前手順におい
て、片面記録を行う指示と、両面情報である旨を通知す
る。この後、S490において、信号線142cに信号
レベル「1」の信号を出力し、原稿の表面の読取りを行
い、さらに、S492において、信号線142dに信号
レベル「1」の信号を出力し、原稿の裏面の読取りを行
う。そして、S506に進む。
【0166】また、S494では、残りの前手順におい
て、両面記録を行う指示と、片面情報である旨を通知す
る。この後、S496においては、信号線142cに信
号レベル「1」の信号を出力し、原稿の表面の読取りを
行う。そして、S510に進む。
【0167】次に、S498では、画信号の読取り、送
信において、原稿の表面のみ読取るが、以下の読取り位
置で送信する。例えばA4原稿であれば、まず4mmの
白、次に原稿中央の208mmのデータ、さらに4mm
の白を順次送信する。また、B4原稿であれば、まず1
mmの白、次に原稿中央の254mmのデータ、さらに
1mmの白を順次送信する。そして、S500におい
て、後手順を実行し、S452にもどる。
【0168】また、S502では、画信号の読取り、送
信において、原稿の表面、裏面とも、S498で述べた
読取り位置で読取り、送信する。そして、S504にお
いて、後手順を実行し、S452にもどる。
【0169】また、S506では、画信号の読取り、送
信において、原稿の表面はS498で述べた読取り位置
で読取り、送信する。また、原稿の裏面の読取り位置
は、以下のようにする。例えばA4原稿であれば、まず
11mmの白、次に原稿の左端から205mmのデータ
を送信する。また、B4原稿であれば、まず7.5mm
の白、次に原稿の左端から248.5mmのデータを送
信する。そして、S508において、後手順を実行し、
S452にもどる。
【0170】また、S510では、画信号の読取り、送
信において、奇数ページは、S498で示した読取り位
置で読取り、送信する。また、偶数ページの読取り位置
は、以下のようにする。例えばA4原稿であれば、ま
ず、原稿の左端より5mm内側のデータから205mm
のデータ、そして11mmの白を送信する。また、B4
原稿であれば、まず原稿の左端より8.5mm内側のデ
ータから248.5mmのデータ、そして7.5mmの
白を送信する。そして、S512において、後手順を実
行し、S452にもどる。
【0171】なお、以上の第2実施例においては、バイ
ンド用に穴のあいてある原稿を送信する、しないとは無
関係に、読取り位置の制御を行っていた。しかし、その
変形例として、バインド用に穴のあいている原稿を送信
する場合にのみ、読取り位置の制御をして、バインド用
に穴のあいていない原稿を送信する場合には、原稿のセ
ンターを中心にして読み取るようにしてもよい。具体的
には、バインド用紙送信ランプ140が点灯している時
には、読取り位置の制御をして、バインド用紙送信ラン
プ140が消灯している時には、原稿のセンターを中心
に読取る。図20は、この制御のうち、上記第2実施例
(図16〜図19)と異なる部分のみを示している。
【0172】まず、S520は、上記S492を表して
いる。そして、S522において、信号線140aの信
号を入力し、バインド用紙送信ランプ140が点灯して
いるか否かを判断し、点灯していると、S524(S5
06)に進み、読取り位置の制御をして、消灯している
と、S526(S502)に進み、原稿のセンターを中
心に読取る。
【0173】また、S528は、上記S496を表して
いる。そして、S530において、信号線140aの信
号を入力し、バインド用紙送信ランプ140が点灯して
いるか否かを判断し、点灯していると、S532(S5
10)に進み、読取り位置の制御をして、消灯している
と、S534(S498)に進み、原稿のセンターを中
心に読取る。
【0174】また、この変形例においては、バインド用
紙を送信しているという指示は、オペレータが行うよう
にした。しかし、このバインド用紙であるかどうかを装
置が自動的に判断してもよい。これを実行するために
は、上述した信号線114a、114b、116a、1
16bの情報を入力して、バインド用紙の送信であるか
否かを判断する。すなわち、図20におけるS522、
S530の制御において、信号線114a、114b、
116a、116bの情報を入力して、バインド用紙で
あるか否かを判断する点のみを変更すれば良い。
【0175】また、検出回路114、116を使用し
て、バインド用紙であるか否かを判断する場合、バイン
ド用の穴のエリアの大きさに従って、読取り位置の制御
を行ってもよい。さらに、受信機側で希望するバインド
用の穴の大きさを受信機から送信機に前手順にて通知
し、これに基づいて、読取り位置を調整してもよい。
【0176】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0177】従来の片面情報のみを読取り可能なファク
シミリ装置を使用して、両面原稿の送信をしようとした
場合、送信原稿については、まず、表面の情報を送信し
た後、裏面の情報を送信する。そして、この送信ととも
に、両面原稿を送信したことを受信機側に伝えるため、
例えばその旨を文章に書いてファクシミリ伝送するか、
電話で口頭により伝えるようにしていた。
【0178】特に、最近は複写機の両面記録機能の増加
に伴い、公的資料においても両面原稿の情報が使用され
るようになってきている。しかし、従来のような方法に
より、表面と裏面を別々に伝送すると、受信機側のオペ
レータは、受信情報のページ順を変えなければならず、
大変な手間であり、また、発信元情報に含まれるページ
情報は誤ったものとなり、みにくくなるという欠点があ
った。
【0179】そこで、この第3実施例は、片面情報のみ
を読取り可能な構成において、両面原稿を有効に送信す
ることができるファクシミリ装置を提供するものであ
る。
【0180】図21は、この第3実施例を示すブロック
図である。
【0181】NCU(網制御装置)202は、電話網を
データ通信等に使用するために、その回線の端末に接続
し、電話交換網の接続制御を行なったり、データ通信路
への切換えを行なったり、ループの保持を行なうもので
ある。また、NCU202は、制御回路250からの信
号レベル(信号線250a)が「0」であれば、電話回
線202aを電話機204側に接続し、信号レベルが
「1」であれば、電話回線202aをファクシミリ装置
側に接続するものである。なお、通常状態では、電話回
線202aは電話機204側に接続されている。
【0182】ハイブリッド回路206は、送信系の信号
と受信系の信号とを分離し、加算回路16からの送信信
号をNCU206経由で電話回線202aに送出し、相
手側からの信号をNCU202経由で受取り、信号線2
06a経由でV29復調器226およびV21復調器2
24に送るものである。
【0183】V21変調器208は、公知のCCITT
勧告V21に基づいた変調を行なう変調器であり、制御
回路250からの手順信号(信号線250b)を変調
し、信号線208aを通して加算回路222に送出する
ものである。
【0184】読取回路210は、送信原稿から主走査方
向1ライン分の画像信号を順次読み取り、白、黒の2値
を表す信号列を作成し、このデータを信号線210aか
ら白紙検出回路212および符号化回路214に送るも
のであり、CCD(電荷結合素子)等の撮像素子と光学
系とで構成されている。
【0185】白紙検出回路212は、信号線250cに
クリアパルスが発生した時に、それ以降の信号線210
aに出力されている読取データを入力し、1ページにつ
いて所定ドット(例えば100ドット)以上の黒ドット
を検出しない場合は、この情報が白紙であると判断する
ものである。そして、この白紙検出回路212では、白
紙であると判断した場合は信号線212aより信号レベ
ル「1」の信号を出力し、白紙でないと判断した場合は
信号線212aより信号レベル「0」の信号を出力す
る。
【0186】符号化回路214は、信号線210aに出
力されている読取データを入力して、符号化(MH符号
化あるいはMR符号化)を行い、信号線214aより出
力するものである。
【0187】メモリ回路216は、制御回路250から
の信号線250dによる制御に基づいて、信号線214
aに出力されている符号化データを格納するとともに、
この格納したデータを信号線216aより復号化/符号
化回路218および復号化回路228に送出するもので
ある。
【0188】復号化/符号化回路218は、制御回路2
50からの信号線250qによる制御に基づいて、信号
線216aに出力されているデータを入力して復号化
し、線密度変換、サイズ変換を行い、再び符号化したデ
ータを信号線218aより出力するものである。
【0189】V27ter またはV29変調器220は、
信号線118aからの符号化データを入力し、公知のC
CITT勧告V27ter (差動位相変調)またはV29
(直交変調)に基づいた変調を行ない、この変調データ
を信号線220aを通して加算回路222に出力する。
【0190】加算回路222は、変調器208、220
の出力を加算する回路である。加算回路222の出力
は、ハイブリッド回路206に送られる。
【0191】V21復調器224は、公知のCCITT
勧告V21に基づいた復調を行なうものである。この復
調器224は、信号線206aによりハイブリッド回路
206からの手順信号を入力し、V21復調を行い、復
調データを信号線224aを通して制御回路250に送
る。
【0192】V27ter またはV29復調器226は、
公知のCCITT勧告V27ter またはV29に基づい
た復調を行なうものである。この復調器226は、ハイ
ブリッド回路206からの変調画像信号を入力し、復調
を行って復調データを信号線226aより復号化回路2
28に送出する。
【0193】復号化回路228は、制御回路250から
信号線250eに信号レベル「0」の信号が出力されて
いるときには、信号線226aに出力されている信号を
入力し、信号線250eに信号レベル「1」の信号が出
力されているときには、信号線216aに出力されてい
る信号を入力し、データの復号化(MH復号化あるいは
MR復号化)を行う回路であり、その復号化したデータ
を、信号線228aを介して記録回路230に出力す
る。
【0194】記録回路230は、信号線228aに出力
されているデータを入力し、順次1ラインずつ記録を行
う回路である。
【0195】両面原稿ボタン232は、両面情報を送信
する時に使用するボタンである。この両面原稿ボタン2
32が押下されると、信号線232aに押下パルスが発
生する。
【0196】両面原稿ランプ234は、両面情報を送信
する時に点灯させるランプである。この両面原稿ランプ
234は、信号線250fにクリアパルスが発生する
と、このランプを消灯し、以後、信号線232aに押下
パルスが発生する毎に、点灯→消灯→点灯を繰り返す。
また、両面原稿ランプ234は、消灯している時は、信
号線234aに信号レベル「0」の信号を出力し、点灯
している時は、信号線234aに信号レベル「1」の信
号を出力する。
【0197】表示回路236は、両面原稿の表面の情報
と裏面の情報を読み取る際に、その表面のページ数と裏
面のページ数とが異なる場合に、その旨を表示するため
のものである。表示回路236は、制御回路250より
信号線250gに信号レベル「0」の信号が出力されて
いる時には、表示を行わず、信号線250fに信号レベ
ル「1」の信号が出力されている時には、表示を行う。
【0198】表示部238は、制御回路250より信号
線250hに出力されている信号を入力して表示を行う
ものである。ここで、表示部238は、両面原稿の送信
時に表示する。例えば「原稿の表面の情報を最初のペー
ジからセットして下さい」、「原稿の裏面の情報を最後
のページからセットして下さい」等の表示を行う。
【0199】スタートキー240は、送信動作の開始等
を指示するためのキーであり、このキー240が押下さ
れると、信号線240aに押下パルスが発生する。
【0200】表面ページカウンタ242は、表面のペー
ジ数をカウントするものである。このカウンタ242
は、信号線250iにクリアパルスが発生すると、カウ
ンタ値を0とし、これ以降、信号線250jにインクリ
メントパルスが発生する毎に、カウンタ値を1つインク
リメントする。なお、カウンタ値は、信号線242aに
出力される。
【0201】裏面ページカウンタ244は、裏面のペー
ジ数をカウンタするものである。このカウンタ244
は、信号線250kにクリアパルスが発生すると、カウ
ンタ値を0とし、これ以降、信号線250lにインクリ
メントパルスが発生する毎に、カウンタ値を1つインク
リメントする。なお、カウンタ値は、信号線244aに
出力される。
【0202】登録回路246は、表面のページカウンタ
に対応してメモリ回路216に格納した先頭アドレス、
白紙であるか否かの情報を登録する回路である。この登
録回路246に登録する時には、信号線246aに、表
面のページカウンタ値(例えば、01)、スペース、メ
モリ回路216に格納した先頭アドレス(例えば、10
0000H)、スペース、白紙であるか否かの情報(白
紙でないなら0、白紙であれば1)を出力後、信号線2
50mにライトパルスを出力する。また、登録回路24
6に記憶されているデータを読み出す時には、信号線2
46aに表面のページカウンタ値(例えば、01)を出
力後、信号線250nにリードパルスを発生する。そう
すると、登録回路246は、信号線246aに表面のペ
ージカウンタ値に対応して登録されているメモリ回路2
16に格納した先頭アドレス(例えば、100000
H)、スペース、白紙であるか否かの情報(例えば、
0)を出力する。
【0203】登録回路248は、裏面のページカウンタ
に対応してメモリ回路216に格納した先頭アドレス、
白紙であるか否かの情報を登録する回路である。この登
録回路248に、登録する時には、信号線248aに、
裏面のページカウンタ値(例えば、10)、スペース、
メモリ回路216に格納した先頭アドレス(例えば、2
34000H)、スペース、白紙であるか否かの情報
(白紙でないなら0、白紙であれば1)を出力後、信号
線250oにライトパルスを出力する。また、登録回路
248に記憶されているデータを読み出す時には、信号
線248aに裏面のページカウンタ値(例えば、10)
を出力後、信号線250pにリードパルスを発生する。
そうすると、登録回路248は、信号線248aに、裏
面のページカウンタ値に対応して登録されているメモリ
回路216に格納した先頭アドレス(例えば、2340
00H)、スペース、白紙であるか否かの情報(例え
ば、1)を出力する。
【0204】制御回路250は、この実施例の片面情報
のみ読取り可能なファクシミリ装置において、主に以下
のような制御を行う。
【0205】まず、両面原稿ランプ234の点灯によ
り、両面原稿の読取りを指示(例えば、ワンタッチキー
等の押下により発呼を選択すると、表示部238に「原
稿の表面の情報を最初のページからセットして下さい」
と表示する。オペレータは、原稿の表面の原稿台へのセ
ット終了後、スタートキー240を押下する。このスタ
ートキー240の押下により、原稿の表面の情報の読取
りを開始し、カウンタ242で、ページ数をカウント
し、また、登録回路246に、表面のページカウンタ値
に対応してメモリ回路216に格納した先頭アドレス、
白紙検出回路212により、チェックした結果を記憶し
ていく。
【0206】そして、全ての原稿の表面の読取りが終了
すると、表示部238に「原稿の裏面の情報を最後のペ
ージからセットして下さい。」と表示する。オペレータ
は、原稿の裏面の原稿台へのセット終了後、スタートキ
ー240を押下する。このスタートキー240の押下に
より、原稿の裏面の情報の読取りを開始し、カウンタ2
44で、ページ数をカウントし、また、登録回路248
に裏面のページカウンタ値に対応してメモリ回路216
に格納した先頭アドレス、白紙検出回路212によりチ
ェックした結果を記憶していく。
【0207】そして、全ての原稿の裏面の読取りが終了
すると、指定された相手先に、両面原稿のページ順に、
表面、裏面とを送信していき、発信元情報に含まれるペ
ージ数は、読取り情報のページ数と無関係に送信ページ
数として付加する。
【0208】図22〜図25は、この第3実施例の動作
を示すフローチャートである。
【0209】まず、S662においては、信号線250
aに信号レベル「0」の信号を出力し、CMLをオフ
し、S664においては、信号線250eに信号レベル
「0」の信号を出力し、復号化回路228は、信号線2
26aの信号を入力する設定とする。また、S666に
おいては、信号線250fにクリアパルスを発生し、両
面原稿ランプ234を消灯する。
【0210】次に、S668では、ファクシミリ送信が
選択されたか否かを判断する。そして、ファクシミリ送
信が選択されるとS672に進み、ファクシミリ送信が
選択されていないとS670に進み、その他の処理を行
う。
【0211】また、S672においては、信号線234
aの信号を入力し、両面原稿ランプ234が点灯してい
るか否かを判断し、点灯しているとS682に進み、消
灯しているとS674に進み、S674以降で片面のみ
のダイレクト送信を行う。
【0212】まず、S674においては、信号線250
aに信号レベル「1」の信号を出力してCMLをオン
し、S676で、前手順を実行する。そして、S678
では、片面のみの読取りと、ダイレクト送信を行い、S
680では、後手順を行う。
【0213】また、S682においては、信号線250
hに、「原稿の表面の情報を最初のページ数からセット
して下さい」のデータを出力して表示部238に表示す
る。そして、S684においては、信号線240aの信
号を入力し、スタートキー240が押下されたか否かを
判断し、スタートキー240が押下されると、S686
に進む。
【0214】S686においては、信号線250iにク
リアパルスを発生し、表面ページカウンタ242のカウ
ンタ値をクリアし、S688においては、信号線250
jにインクリメントパルスを発生し、表面のページカウ
ンタ242の値を1つインクリメントする。
【0215】さらに、S690においては、表面のペー
ジカウンタに対応してメモリ回路216に格納した当該
ページ情報の先頭アドレスを登録回路246に記憶す
る。S692においては、信号線250cにクリアパル
スを発生し、白紙検出回路212のクリアを行う。
【0216】そして、S694において、1ページの読
取りを行う。ここで、信号線250dの制御に従い、メ
モリ回路216へ符号化データを格納する。
【0217】次に、S696においては、1ページの読
取りが終了したか否かを判断する。そして、1ページの
読取りが終了すると、S698に進み、1ページの読取
りが終了していないと、S694にもどる。
【0218】S698においては、信号線212aの値
が100を越えたか、すなわち、白紙でなかったかを判
断し、100ドットを越えた時には、S700に進み、
100ドットを越えていない時には、S702に進む。
【0219】S700においては、表面のページカウン
タに対応して、白紙でないことを登録回路246に記憶
する。一方、S702においては、表面のページカウン
タに対応して、白紙であることを登録回路246に記憶
する。
【0220】次に、S704においては、次ページがあ
るか否かを判断し、次ページがある場合はS688にも
どり、次ページがない場合はS706に進む。
【0221】S706においては、信号線250hに、
「原稿の裏面の情報を最後のページからセットして下さ
い」のデータを出力し、表示部238に表示する。
【0222】次に、S708においては、信号線240
aの信号を入力し、スタートキー240が押下されたか
否かを判断し、スタートキー240が押下されるとS7
10に進む。
【0223】また、S710においては、信号線250
kにクリアパルスを発生し、裏面のページカウンタ24
4をクリアし、S712においては、信号線250lに
インクリメントパルスを発生し、裏面のページカウンタ
244の値を1つインクリメントする。
【0224】さらに、S714においては、裏面のペー
ジカウンタ244に対応してメモリ回路216に格納し
た当該ページ情報の先頭アドレスを登録回路246に記
憶し、S716においては、信号線250cに、クリア
パルスを発生し、白紙検出回路212のクリアを行う。
【0225】そして、S718では、1ページの読取り
を行う。ここで、信号線250dの制御に従い、メモリ
回路216に符号化データを格納する。
【0226】次に、S720においては、1ページの読
取りが終了したか否かを判断する。そして、1ページの
読取りが終了するとS722に進み、1ページの読取り
が終了していないとS718に進む。
【0227】S722においては、信号線212aの値
が100を越えたか、すなわち、白紙でなかったかを判
断し、100ドットを越えた場合はS724に進み、1
00ドットを越えていない場合はS726に進む。
【0228】S724においては、裏面ページカウンタ
に対応して、白紙でないことを登録回路248に記憶す
る。一方、S726においては、裏面ページカウンタに
対応して、白紙であることを登録回路248に記憶す
る。
【0229】次に、S728においては、次ページがあ
るか否かを判断し、次ページがある場合はS712にも
どり、次ページがない場合はS730に進む。
【0230】S730においては、指定された相手先へ
の発呼を行い、S732においては、信号線250aに
信号レベル「1」の信号を出力してCMLをオンする。
そして、S734においては、信号線242aの値を入
力し、表面ページカウンタ242にセットし、S736
においては、信号線244aの値を入力し、裏面ページ
カウンタ244にセットする。また、S738において
は、発信元情報のページ数、あるいは、送信ページ数を
カウントするのに使用するページカウンタに1をセット
する。
【0231】次に、S740では、前手順を実行し、S
742、S744においては、表面は、先頭ページから
読み取っているので最初のページカウンタの値から、裏
面は、最後のページから読み取っているので最後のペー
ジカウンタの値から交互に送信していくため、それぞ
れ、送信表面カウンタに1をセットし、送信裏面カウン
タに裏面カウンタ244の値をセットする。
【0232】S746においては、信号線250dの制
御により、送信表面カウンタのページ情報をメモリ回路
216から送信する。ここで、発信元情報のページ数
は、ページカウンタの値とする。また、信号線250q
の制御により、受信機のモードに合わせる。
【0233】S747においては、1ページの送信が終
了したか否かを判断し、1ページの送信が終了すると、
S748に進み、1ページの送信が終了していないとS
746にもどる。
【0234】次に、S748においては、送信表面カウ
ンタの値を1つインクリメントし、S750において
は、ページカウンタの値を1つインクリメントする。そ
して、S752では、中間手順を行い、S754におい
ては、信号線250dの制御により、送信裏面カウンタ
のページ情報をメモり回路216から送信する。ここ
で、発信元情報のページ数は、ページカウンタの値とす
る。また、信号線250qの制御により、受信機のモー
ドに合わせる。
【0235】S756においては、1ページの送信が終
了したか否かを判断し、1ページの送信が終了するとS
758に進み、1ページの送信が終了していないとS7
54に進む。
【0236】S758においては、送信裏面カウンタの
値を1つデクリメントし、S760においては、送信裏
面カウンタが0であるか否かを判断する。そして、送信
裏面カウンタが0であるとS762に進み、送信裏面カ
ウンタが0でないとS764に進む。
【0237】S762では、後手順を実行し、S662
にもどる。また。S764においては、ページカウンタ
の値を1つインクリメントして、S766で中間手順を
行い、S746にもどって処理を繰り返す。
【0238】なお、以上の第3実施例においては、発信
元情報に含ませるページ数として、送信枚数と同じもの
を考えた。しかし、変形例として、ページ数に加え、表
面か裏面かを示す情報を送信してもよい。
【0239】図26は、この場合の動作のうち、図22
〜図25と異なる部分のみを示すフローチャートであ
る。
【0240】すなわち、この変形例は、上記S746の
代わりに図26に示すS770の処理を実行し、上記S
754の代わりに図26に示すS772の処理を実行す
るものである。
【0241】まず、S770においては、送信表面カウ
ンタのページ情報をメモリ回路216から送信する。こ
こで、発信元情報のページ数には、送信表面カウンタの
値に続き表面という情報を付加する。
【0242】S772においては、送信裏面カウンタの
ページ情報をメモリ回路216から送信する。ここで、
発信元情報のページ数には、送信表面カウンタの値に続
き裏面という情報を付加する。
【0243】また、表面のページ数と裏面のページ数の
異なる場合は、どちらかで重送が発生したと判断し、そ
の旨を通知し、送信動作へ移行しないようにしてもよ
い。
【0244】図27は、この場合の動作のうち、図22
〜図25と異なる部分のみを示すフローチャートであ
る。
【0245】図27において、S773は、上記S72
8のNOを表わしている。この後、S774では、信号
線242aの値(表面のページ数)と信号線244aの
値(裏面のページ数)とが一致しているか否かを判断す
る。そして、一致しているとS775(上記S730)
に進み、送信を続行し、一致していないと、S776に
進む。
【0246】S776においては、信号線250gに信
号レベル「1」の信号を出力し、両面と裏面のページ数
が異なることを表示し、また、アラームを発生する。次
に、S777においては、20秒間ウェイトする。そし
て、この間に、ストップキー240が押下されると、上
記S662へもどる。
【0247】また、20秒間ウェイト後、S778にお
いては、信号線250gに、信号レベル「0」の信号を
出力し、表面と裏面のページ数が異なる旨の表示を消去
し、また、アラームをとめる。この後、S779で上記
S662にもどる。
【0248】また、白紙情報のページがあれば、これは
送信しないようにしてもよい。
【0249】図28は、この場合の動作のうち、図22
〜図25と異なる部分のみを示すフローチャートであ
る。
【0250】S780は、上記S744を表しており、
S744の処理を実行後、S782に移行する。また、
上記766において中間手順を実行した後も、このS7
82に移行する。
【0251】S782においては、送信裏面カウンタと
表面カウンタの値が一致か、すなわち表面の情報は全て
送信終了したか否かを判断する。そして、送信表面カウ
ンタの値と表面カウンタの値が一致するとS792に進
み、一致していないとS784に進む。
【0252】S784においては、登録回路246の情
報を入力して、送信表面カウンタのページ情報は、白紙
であるか否かを判断し、白紙である時にはS788に進
み、白紙でない時にはS786(上記S746)に進
む。
【0253】S788においては、送信表面カウンタを
1つインクリメントし、S792に進む。また、S79
0において、上記S752の処理を実行した後にも、S
792に進む。
【0254】S792においては、送信裏面カウンタが
0であるか、すなわち、裏面の情報は、全て送信終了し
たか否かを判断する。そして、送信裏面カウンタが0で
あればS794に進み、送信裏面カウンタが0でなけれ
ばS798に進む。
【0255】S794においては、送信裏面カウンタと
表面カウンタの値が一致しているか否かを判断し、一致
しているとS796(上記S762)に進み、一致して
いないとS782にもどる。
【0256】S798においては、登録回路248の情
報を入力して、送信裏面カウンタのページ情報は白紙で
あるか否かを判断し、白紙である時にはS802に進
み、送信裏面カウンタの値を1つデクリメントし、S7
82にもどる。また、白紙でない時にはS800(上記
S754)に進む。
【0257】次に、S804は、上記S758を表わし
ている。この後、S806においては、送信裏面カウン
タが0であるか否かを判断する。そして、0である場合
はS810に進み、0でない場合はS808(上記S7
64)に進む。
【0258】S810においては、送信表面カウンタの
値が表面カウンタの値が、一致したか否かを判断し、一
致するとS814(上記S762)に進み、一致してい
ないとS812(上記S764)に進む。
【0259】また、S816は、上記S747のYES
を表わしている。この後、S818では、送信表面カウ
ンタと表面カウンタの値が一致したか否かを判断し、一
致するとS822に進み、一致していないとS820
(上記S748)に進む。
【0260】S822においては、送信裏面カウンタの
値が0であるか否かを判断する。そして、0であればS
824(上記S762)に進み、0でなければS826
(S750)に進む。
【0261】なお、以上においては、メモリ内でソート
した情報を送信することを考えた。しかし、同様の処理
により、メモリ内でソートした情報を、両面情報の表
面、裏面とページ順に記録するコピー処理に適用するこ
とも可能である。
【0262】図29は、この場合の動作のうち、図22
〜図25と異なる部分のみを示すフローチャートであ
る。
【0263】まず、S830は、上記S728のNOを
表わしている。この後、S832においては、信号線2
50eに信号レベル「1」の信号を出力し、復号化回路
228が信号線216aの信号を入力する設定とする。
そして、S834において、上記S734からS738
の動作により、表面ページカウンタ242、裏面ページ
カウンタ244およびページカウンタのセットを行う。
次に、S836では、上記S742、S744の動作に
より、送信表面カウンタに1をセットし、送信裏面カウ
ンタに裏面カウンタ244の値をセットする。
【0264】そして、S838においては、送信表面カ
ウンタのページ情報をメモリ回路216から出力し、記
録する。ここで、発信元情報のページ数をページカウン
タの値とする。この後、S840においては、1ページ
の記録が終了したか否かを判断し、1ページの記録が終
了するとS842に進み、1ページの記録が終了してい
ないと、S838にもどる。
【0265】S842は、上記S748およびS750
を表わしている。そして、S844においては、送信裏
面カウンタのページ情報をメモリ回路216から出力
し、記録する。ここで、発信元情報のページ数は、ペー
ジカウンタの値とする。
【0266】S846においては、1ページの記録が終
了したか否かを判断し、1ページの記録が終了するとS
848に進み、1ページの記録が終了していないとS8
44にもどる。
【0267】S848では、上記S758の動作によ
り、送信裏面カウンタの値を1つデクリメントし、S8
50においては、送信裏面カウンタが0であるか否かを
判断する。そして、送信裏面カウンタが0であるとS8
52(上記S662)に進み、0でないとS854に進
む。
【0268】S854は、上記S764を表わしてお
り、ページカウンタの値を1つインクリメントする。ま
た、S856は、上記S746を表わしており、次ペー
ジの処理に移行する。
【0269】なお、以上説明した変形例は、上記図22
〜図25に示す動作に対する変形だけでなく、各変形例
を任意に組み合わせて実施することも可能である。ま
た、以上の実施例においては、白紙情報もメモリ回路2
16に格納して、この情報を送信しないようにしたが、
白紙情報については、メモリ回路216に格納しないで
排除するようにしてもよい。
【0270】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。
【0271】従来より、定型サイズの記録紙に記録を行
うファクシミリ装置において、受信情報が記録紙サイズ
より大きい時に、主走査方向、副走査方向に対して独立
した倍率で表面、裏面ともに定型紙サイズに収まるよう
に縮小して記録するものが提案されている。
【0272】しかしながら、上記従来例においては、表
面、裏面ともに記録紙サイズより大きい受信情報を主走
査方向、副走査方向に対して独立した倍率で縮小して記
録を行うと、受信情報は、記録紙全体に記録されるた
め、記録紙に空白の部分がなくなり、ファイリング等が
できなくなるという欠点があった。
【0273】特に、定型紙サイズの記録紙は、レーザ記
録に代表される普通紙記録のため、保存性が最も重要な
ポイントであり、感熱記録をした時のように、再度コピ
ーを行うことなくファイリングすることができるもので
ある。しかし、定型紙サイズの記録紙に記録を行った記
録情報をそのままファイリングできないのは、カット紙
(定型紙)である普通紙の最大の特徴を活かせないこと
になる。
【0274】これに対して、片面記録においては、ファ
イリング用の余白を設けることにより、問題解決できる
が、両面記録においては、表面、裏面に対して記録紙の
左端に余白を設けると、表裏で余白の位置が異なるた
め、そのままファイリングに用いることができない。
【0275】そこで、この第4実施例では、両面記録に
おいてファイリング用の余白を適正に設けることができ
るファクシミリ装置を提供するものである。
【0276】図30は、この第4実施例を示すブロック
図である。
【0277】NCU(網制御装置)302は、電話網を
データ通信等に使用するために、その回線の端末に接続
し、電話交換網の接続制御を行なったり、データ通信路
への切換えを行なったり、ループの保持を行なうもので
ある。また、NCU302は、制御回路344からの信
号レベル(信号線344a)が「0」であれば、電話回
線302aを電話機304側に接続し、信号レベルが
「1」であれば、電話回線302aをファクシミリ装置
側に接続するものである。なお、通常状態では、電話回
線302aは電話機304側に接続されている。
【0278】ハイブリッド回路306は、送信系の信号
と受信系の信号とを分離し、加算回路16からの送信信
号をNCU302経由で電話回線302aに送出し、相
手側からの信号をNCU302経由で受取り、信号線3
06a経由でV29復調器320およびV21復調器3
18に送るものである。
【0279】V21変調器308は、公知のCCITT
勧告V21に基づいた変調を行なう変調器であり、制御
回路344からの手順信号(信号線344b)を変調
し、信号線308aを通して加算回路316に送出する
ものである。
【0280】読取回路310は、送信原稿から主走査方
向1ライン分の画像信号を順次読み取り、白、黒の2値
を表す信号列を作成し、このデータを信号線310aか
ら符号化回路312に送るものであり、CCD(電荷結
合素子)等の撮像素子と光学系とで構成されている。
【0281】符号化回路312は、信号線310aに出
力されている読取データを入力して、符号化(MH符号
化あるいはMR符号化)を行い、信号線312aより出
力するものである。
【0282】V27ter またはV29変調器314は、
信号線312aからの符号化データを入力し、公知のC
CITT勧告V27ter (差動位相変調)またはV29
(直交変調)に基づいた変調を行ない、この変調データ
を信号線314aを通して加算回路316に出力する。
【0283】加算回路316は、変調器208、314
の出力を加算する回路である。加算回路316の出力
は、ハイブリッド回路306に送られる。
【0284】V21復調器318は、公知のCCITT
勧告V21に基づいた復調を行なうものである。この復
調器318は、信号線306aによりハイブリッド回路
306からの手順信号を入力し、V21復調を行い、復
調データを信号線318aを通して制御回路344に送
る。
【0285】V27ter またはV29復調器320は、
公知のCCITT勧告V27ter またはV29に基づい
た復調を行なうものである。この復調器320は、ハイ
ブリッド回路306からの変調画像信号を入力し、復調
を行って復調データを信号線320aよりメモリ回路3
22および復号化回路330に送出する。
【0286】メモリ回路322は、制御回路344から
の信号線344cによる制御に基づいて、信号線320
aに出力されている復調データを格納するとともに、こ
の格納したデータを信号線322aより復号化回路32
4に送出するものである。
【0287】復号化回路324は、信号線322aから
のデータの復号化(MH復号化あるいはMR復号化)を
行う回路であり、その復号化したデータを、信号線32
4aを介して倍率変換記録位置指定回路326に出力す
る。
【0288】倍率変換記録位置指定回路326は、信号
線324aの信号を入力し、主走査方向に対しては信号
線344dに出力されている倍率で、副走査方向に対し
ては信号線344eに出力されている倍率に変換して、
信号線326aに出力する。また、信号線344nに
は、左上隅の情報を記録紙上に対して主走査方向のどの
位置に記録するかの指定、信号線344oには、左上隅
の情報を記録紙上に対して副走査方向のどの位置に記録
するかの指定を行う。
【0289】記録回路328は、信号線326aに出力
されている信号を順次入力し、1ライン毎に記録を行う
回路であり、信号線344fに信号レベル「0」の信号
が出力されている時には、A4カット紙に記録を行い、
信号線344fに信号レベル「1」の信号が出力されて
いる時には、B4カット紙に記録を行う。
【0290】復号化回路330は、信号線320aに出
力されている信号を入力し、復号化(MH復号化、ある
いはMR復号化)したデータを信号線330aに出力す
る回路である。
【0291】受信長検出回路332は、受信情報の副走
査方向の長さを計測する回路であり、制御回路344よ
り信号線344gに副走査線密度(例えば3.85l/
mm、7.7l/mm、15.4l/mm)を出力後、
信号線344pにカウンタ開始パルスを発生すると、以
後に信号線330aに出力されている復号化データを入
力し、受信情報の副走査長を順次求め、この情報を信号
線332aにmm単位で出力するものである。
【0292】有効情報エリア検出回路334は、受信情
報の有効エリアを検出する回路であり、信号線344h
に主走査線密度(例えば、8pel/mm)、信号線3
44iに副走査線密度(例えば、3.85l/mm、
7.7l/mm、15.4l/mm)を出力後、信号線
344jにカウント開始パルスを発生すると、以後に信
号線330aに出力されている復号化データを入力し、
有効情報の主走査長、及び、副走査長を順次求め、この
情報を信号線334a、信号線334bにmm単位で出
力する。ここで、有効情報としては、2値情報において
は、最も上側にある黒ドット、最も下側にある黒ドット
の長さにて、副走査方向の有効情報の長さとし、最も左
側にある黒ドット、最も右側にある黒ドットの長さにて
主走査方向の有効情報の長さとする。
【0293】ファイリング選択ボタン336は、受信情
報をファイリングするか否かを選択するためのボタンで
ある。このボタン336が押下されると、信号線336
aに押下パルスが発生する。
【0294】ファイリング選択ランプ338は、これか
ら受信する受信情報をファイルするか否かを表わすラン
プである。このランプ338は、信号線344kにクリ
アパルスが発生すると消灯し、信号線336aに押下パ
ルスが発生する毎に、点灯→消灯→点灯を繰り返す。そ
して、このランプ338が点灯している時には、受信情
報、あるいは受信した有効情報を任意の倍率変換した
後、ファイリングに使用する空白部分を設けて記録す
る。また、このランプ338が消灯している時には、受
信情報、あるいは、受信した有効情報を任意の倍率変換
した後、ファイリングに使用する空白部分を設けないで
記録する。なお、このランプ338が消灯中は、信号線
338aに信号レベル「0」の信号を出力し、点灯中
は、信号線338aに信号レベル「1」の信号を出力す
る。
【0295】オペレーション部340は、ワンタッチダ
イヤルキー、短縮ダイヤルキー、テンキー、*、#キ
ー、「、キー」、ファイリング位置指定キー、ファイリ
ング長指定キー、ファイリングサイズ指定キー、ファイ
リング表面、裏面指定キー、ファイリング登録キー等を
有しており、各キーが押下されると、その押下情報が信
号線340aに出力される。
【0296】登録回路342は、記録紙サイズに対応
し、表面、裏面のファイリング位置、ファイリング長さ
を登録する回路である。この登録回路342に登録する
時には、信号線342aに、記録紙サイズ(例えばA
4)、面の指定(例えば裏面)、ファイリング位置(例
えば右端)、ファイリング長さ(例えば1cm)の情報
を出力後、信号線344lにライトパルスを発生する。
一方、登録回路342に登録されている情報を読み出す
時には、信号線342aに記録紙サイズ(例えばA
4)、面の指定(例えば裏面)を出力後、信号線344
mにリードパルスを発生する。そうすると、指定した記
録紙サイズ、指定した面に対応して登録されているファ
イリング位置の情報(例えば右端)、ファイリング長さ
(例えば1cm)の情報が信号線342aに出力され
る。
【0297】制御回路344は、この第4実施例におい
て、主に以下のような制御を行う。まず、ファイリング
機能が選択されていない時には、副走査方向の情報をカ
ット紙の副走査長になるように縮小し(ここで、副走査
方向の情報長がカット紙の副走査長より短い時には等倍
とする)、両面に記録する。また、ファイリングする位
置(左端、右端、上端、あるいは下端)、その長さを記
録紙サイズ(A4、あるいはB4)、表面あるいは裏面
に対応して独立して登録できる。
【0298】そして、ファイリング機能が選択されてい
る時には、この登録に従い、ファイリング用の余白を表
面、裏面に設けて記録する。例えば、表面には、左端に
1cmの余白を設けて、副走査方向のみリニア変倍して
記録し、裏面には、右端に1cmの余白を設けて、副走
査方向のみリニア変倍して記録する。
【0299】図31〜図35は、この第4実施例の動作
を示すフローチャートである。
【0300】まず、S952においては、信号線344
aに信号レベル「0」の信号を出力してCMLをオフ
し、S954においては、信号線344kにクリアパル
スを発生し、ファイリング選択ランプ338を消灯す
る。
【0301】S956においては、信号線340aの信
号を入力し、ファイリングに関する登録が記録されたか
否かが判断され、ファイリングに関する登録が選択され
るとS958に進み、ファイリングに関する登録が選択
されていないとS960に進む。
【0302】S958は、記録紙サイズ(A4、あるい
はB4)、そして、記録面(表面、あるいは裏面)に対
応し、ファイリングの場所(上端、下端、左端、あるい
は右端)、ファイリングの長さを登録回路342に登録
する。
【0303】S960においては、受信が選択されたか
否かを判断し、受信が選択されるとS964に進み、受
信が選択されていないとS962に進み、その他の処理
を行う。
【0304】S964においては、信号線344aに信
号レベル「1」の信号を出力してCMLをオンし、S9
66では、前手順を実行する。そして、S968におい
ては、信号線344gに、副走査線密度を出力し、信号
線344pにカウンタ開始パルスを発生する。また、S
970においては、信号線344hに、主走査線密度、
信号線344iに副走査線密度を出力し、信号線344
jにカウント開始パルスを発生する。
【0305】次に、S972においては、ページカウン
タに1をセットし、S974では、信号線344cを介
して、受信情報をメモリ回路322に格納する。
【0306】そして、S976においては、1ページの
受信が終了したか否かを判断し、終了しているとS97
8に進み、終了していないとS974にもどる。
【0307】S978においては、ページカウンタに対
応し、信号線332aに出力されている受信長と信号線
334a、334bに出力されている有効情報エリアの
情報を記録する。そして、S980では、中間手順を実
行する。
【0308】次に、S982においては、次ページがあ
るか否かを判断し、次ページがある時にはS984に進
み、次ページがない時にはS990に進む。
【0309】S984においては、ページカウンタの値
を1つインクリメントし、S986においては、S96
8と同様に、受信長検出回路332のモードセットとク
リアを行う。さらに、S988では、S970と同様
に、有効情報エリア検出回路334のモードセットとク
リアを行う。
【0310】一方、S990では、後手順を実行し、S
992においては、信号線344aに信号レベル「0」
の信号を出力し、CMLをオフする。
【0311】そして、S994においては、信号線33
8aの信号を入力し、ファイリング選択ランプ338が
点灯しているか否かを判断し、点灯している時にはS9
96に進み、点灯していない時にはS1030に進む。
【0312】S996においては、ページカウンタに1
をセットする。そして、S998においては、受信情報
の主走査長は、A4サイズであるか否かを判断しる。A
4サイズの時にはS1000に進み、B4サイズの時に
はS1004に進む。
【0313】S1000においては、信号線344fに
信号レベル「0」の信号を出力し、記録回路328はA
4カット紙への記録を指定する。
【0314】S1002においては、A4、表面に対応
して、登録回路342に登録されているファイリングの
位置(上端、下端、左端、あるいは右端)、ファイリン
グ長さ分の余白を設け、受信情報を1ページに格納でき
るように設定する。例えば左端1cmが登録されている
時には、信号線344nに10(mm)、信号線344
oに0(mm)を出力し、また、信号線344dに20
0/210(倍)を出力する。また、(297/ページ
カウンタ)に対応した受信長を求め、これが1以下の場
合は、この値を、1を超える場合は1として、この値を
信号線344eに出力する。
【0315】また、S1004においては、信号線34
4fに信号レベル「1」の信号を出力し、記録回路32
8はB4カット紙への記録を指定する。S1006にお
いては、B4、表面に対応して、登録回路342に登録
されているファイリングの位置(上端、下端、左端、あ
るいは右端)、ファイリング長さ分の余白を設け、受信
情報を1ページに格納できるように設定する。例えば、
左端1cmが登録されている時には信号線344nに1
0(mm)、信号線344oに0(mm)を出力し、ま
た、信号線344dに、246/256(倍)を出力す
る。また、(364/ページカウンタ)に対応した受信
長を求め、これが1以下の場合は、その値を、1を超え
る場合は1として、この値を信号線344eに出力す
る。
【0316】次に、S1008においては、信号線34
4cを介して、メモリ回路322の情報を倍率変換記録
位置指定回路326の記録位置、縮小率に従い、表面に
記録する。
【0317】S1010においては、次ページがあるか
否かを判断する。次ページがある場合にはS1012に
進み、次ページがない場合にはS956にもどる。
【0318】S1012においては、ページカウンタの
値を1つインクリメントする。そして、S1014にお
いては、受信情報の主走査長がA4サイズであるか否か
を判断する。そして、A4サイズの時にはS1016に
進み、B4サイズの時にはS1020に進む。
【0319】S1016においては、信号線344fに
信号レベル「0」の信号を出力し、記録回路328には
A4カット紙への記録を指定する。そして、S1018
においては、A4、裏面に対応して、登録回路342に
登録されているファイリングの位置(上端、下端、左
端、あるいは右端)、ファイリング長さ分、余白を設
け、受信情報を1ページに格納できるように設定する。
例えば、右端1cmが登録されているときには、信号線
344n、信号線344oに0(mm)を出力し、信号
線344dに、200/210(倍)を出力する。ま
た、297/ページカウンタに対応した受信長を求め、
これが、1以下の場合はこの値を、1を超える場合は1
として、この値を信号線344eに出力する。
【0320】S1020においては、信号線344fに
信号レベル「1」の信号を出力し、記録回路328はB
4カット紙への記録を指定する。そして、S1022に
おいては、B4裏面に対応して、登録回路342に登録
されているファイリングの位置(上端、下端、左端、あ
るいは右端)、ファイリング長さ分、余白を設け、受信
情報を1ページに格納できるように設定する。例えば、
右端1cmが登録されている時には、信号線344n、
信号線344oに0(mm)を出力し、また、信号線3
44dに、246/256(倍)を出力する。また、3
64/ページカウンタに対応した受信長を求め、これが
1以下の場合は、その値を、1を超える場合は1とし
て、この値を信号線344eに出力する。
【0321】次に、S1024においては、信号線34
4cを介して、メモリ回路322の情報を倍率変換記録
位置指定回路326の読取位置、縮小率に従い裏面に記
録する。そして、S1026においては、次ページがあ
るか否かを判断し、次ページがある場合はS1028に
進み、次ページがない場合はS956に進む。
【0322】S1028においては、ページカウンタの
値を1つインクリメントし、S998にもどる。
【0323】また、S1030においては、ページカウ
ンタに1をセットする。そして、S1032において
は、受信情報の主走査長は、A4サイズであるか否かを
判断する。そして、A4サイズの時にはS1034に進
み、B4サイズの時にはS1038に進む。
【0324】S1034においては、信号線344fに
信号レベル「0」の信号を出力し、記録回路328はA
4カット紙への記録を指定する。
【0325】S1036においては、受信情報をカット
紙いっぱいに余白を設けないで記録する。すなわち、信
号線344n、信号線344oに0(mm)、信号線3
44dに1(倍)を出力し、(297/ページカウン
タ)に対応した受信長を求め、これが1以下の場合はそ
の値を、1をこえる場合は1として、この値を信号線3
44eに出力する。
【0326】また、S1038においては、信号線34
4fに信号レベル「1」の信号を出力し、記録回路32
8はB4カット紙への記録を指定する。そして、S10
40においては、受信情報をカット紙いっぱいに余白を
設けないで記録する。すなわち、信号線344nに0
(mm)、信号線344dに1(倍)を出力し、(36
4/ページカウンタ)に対応した受信長を求め、これが
1以下の場合はその値を、1を超える場合は1として、
この値を信号線344eに出力する。
【0327】次に、S1042では、信号線344cを
介して、メモリ回路322の情報を倍率変換記録位置指
定回路326の記録位置、縮小率に従い、奇数ページは
表面に、偶数ページは裏面に記録する。
【0328】次に、S1044においては、次ページが
あるか否かを判断する。次ページがある時にはS104
6に進み、次ページがない時にはS956にもどる。ま
た、S1046においては、ページカウンタの値を1つ
インクリメントして、S1032にもどる。
【0329】なお、以上の第4実施例においては、ファ
イリングが選択された時に、表面は左端に1cm、裏面
は右端に1cmに余白を設けるようにしたが、表面、裏
面ともに、上端に1cmの余白を設けてもよい。具体的
には、上記S1002、S1018で、ともに上端に1
cmの余白とする。そしてまた、S1002、S101
8で、ともに信号線344nに0(mm)、信号線34
4oに10(mm)を出力し、また、信号線344dに
1(倍)を出力する。また、(287/ページカウン
タ)に対応した受信長を求め、これが1以下の場合はそ
の値を、1を超える場合は1として、この値を信号線3
44eに出力する。
【0330】また、上記S1006、S1022でとも
に上端に1cmの余白とする。そしてまた、S100
6、S1022で、ともに信号線344nに0(m
m)、信号線344oに10(mm)を出力し、また、
信号線344dに1(倍)を出力する。また、(354
/ページカウンタ)に対応した受信長を求め、これが1
以下の場合はその値を、1を超える場合は1として、こ
の値を信号線344eに出力する。
【0331】また、上記第4実施例においては、受信情
報エリアに対してカット紙のサイズからバインド用の余
白を除いたエリアに対して、リニア変倍するようにした
が、受信情報エリアでなく、有効受信エリアに対して同
様の処理を行うようにしても良い。
【0332】すなわち、1ページ受信毎に、検出回路3
34から主走査方向の有効エリアと副走査方向の有効エ
リアを求める。そして、このエリアとカット紙のサイズ
からバインド用の余白を除いたエリアに対して、リニア
変倍して記録してもよい。
【0333】また、バインド用の余白にしているエリア
が全白情報であれば、受信情報を加工しないで、そのま
ま記録してもよい。また、余白の位置、余白の長さは、
A4サイズ、B4サイズの記録紙サイズにより変えても
よい。
【0334】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。図36は、この第5実施例における操作パネルを示
す平面図である。図示のように、この操作パネルには、
両面原稿ボタン1401と、表示部1402と、テンキ
ー1403と、スタートキー1404を有し、両面原稿
の送信時に両面原稿ボタン1401を押下することによ
り、両面原稿の画像データをメモリに格納し、ページ順
に送信を行うようにしたものである。
【0335】図37は、この第5実施例における送信動
作を示すフローチャートである。なお、以下の説明で
は、両面原稿のみの原稿3枚(すなわち6ページ)を送
信する場合について説明する。
【0336】まず、オペレータが操作パネル上の上記両
面原稿ボタン1401を押下すると(S1)、「奇数ペ
ージをセットして下さい」と上記表示部1402に表示
する(S2)。これにより、オペレータは原稿の奇数ペ
ージ側をセットして、テンキー1403より相手の電話
番号を入力し、上記スタートボタン1404を押下する
(S3)。
【0337】これにより、奇数ページの読取りが開始さ
れ、1、3、5ページの画像データがメモリに読み込ま
れる(S4)。
【0338】そして、この読取りが終了すると、次に
「偶数ページをセットして下さい」と上記表示部140
2に表示する(S6)。これにより、オペレータは原稿
の偶数ページ側をセットして、上記スタートボタン14
04を押下する(S7)。
【0339】これにより、偶数ページの読取りが開始さ
れ、2、4、6ページの画像データがメモリに読み込ま
れる(S8)。
【0340】以上のようにして、メモリに読み込まれた
画像データは、図39に示すように蓄積されている。そ
して、両面の読取りが終了すると(S9)、S3で入力
された相手電話番号に基づいて発呼を行い(S10)、
画像データを送信する(S11)。ここで画像データ
は、1ページ目から順にメモリから読み出されるので、
受信側では、ページ順に記録される。
【0341】図38は、上記S11における送信動作を
示すフローチャートである。
【0342】まず、ページカウンタNに1をセットし
(S21)、メモリよりNページ目を読み出して(S2
2)、送信を行う(S23)。そして、全ページの送信
が終了していなければ(S24)、ページカウンタNを
1インクリメントし(S25)、S22に戻って次ペー
ジの送信を行う。
【0343】また、両面原稿と片面原稿とが混在する場
合には、白紙ページを排除するようにしても良い。図4
0は、この場合の送信動作を示すフローチャートであ
る。図示のように、ページカウンタNに1をセットし
(S31)、メモリよりNページ目を読み出して(S3
2)、これが全白データである場合には(S33)、送
信を行うことなく、S36でページカウンタNを1イン
クリメントし、S32に戻って次ページの送信を行う。
また、S33で全白データでなければ、送信を行う(S
34)。そして、全ページの送信が終了していなければ
(S35)、ページカウンタNを1インクリメントし
(S36)、S32に戻って次ページの送信を行う。
【0344】なお、以上の第5実施例において、偶数ペ
ージの読み込み中に空きメモリがなくなったときは、メ
モリに読み込まれていない原稿をダイレクト送信に切り
替えるようにしても良い。また、奇数ページのみメモリ
に読み込ませて、偶数ページはダイレクト送信とするよ
うにしても良い。
【0345】
【発明の効果】請求項1〜8記載の発明によれば、原稿
の読取りと記録についての片面モードと両面モードとの
組み合わせに応じて、原稿の読取り位置をずらすことに
より、記録出力した原稿にファイリング用の余白を設け
ることができるので、全ての片面/両面の組み合わせに
おいて、原稿情報を欠落なしにファイリングできるとい
う効果を奏する。
【0346】また、請求項9〜16、請求項25〜27
記載の発明によれば、片面原稿のみ読取り可能なファク
シミリ装置において、両面原稿をページ順に記録、ある
いは送信することが可能になり、使い勝手を向上できる
効果がある。
【0347】さらに、請求項17〜24記載の発明によ
れば、両面記録を行うファクシミリ装置において、表裏
両面の同一位置にファイリング用の余白を設けるように
画像の縮小を行って記録する機能を設けたことにより、
全ての受信情報を情報欠落なしに必ずファイリングする
ことが可能になり、特に保存性に優れた普通紙記録を有
効に活用することができるという効果を奏する。
【0348】そして、請求項28〜30記載の発明によ
れば、原稿の片面を読み取る原稿読取装置において、両
面原稿用の原稿給送装置を設けなくとも、簡単な操作で
原稿の両面を読み取った後に、読み取った原稿画像を頁
順に出力することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】上記第1実施例の記録動作を示す説明図であ
る。
【図10】上記第1実施例における第1変形例の動作を
示すフローチャートである。
【図11】上記第1実施例における第2変形例の動作を
示すフローチャートである。
【図12】上記第2変形例の動作を示すフローチャート
である。
【図13】上記第1実施例の第3変形例の動作を示すフ
ローチャートである。
【図14】上記第1実施例の第4変形例の動作を示すフ
ローチャートである。
【図15】本発明の第2実施例を示すブロック図であ
る。
【図16】上記第2実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図17】上記第2実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図18】上記第2実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図19】上記第2実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図20】上記第2実施例の第1変形例の動作を示すフ
ローチャートである。
【図21】本発明の第3実施例を示すブロック図であ
る。
【図22】上記第3実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図23】上記第3実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図24】上記第3実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図25】上記第3実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図26】上記第3実施例の第1変形例の動作を示すフ
ローチャートである。
【図27】上記第3実施例の第2変形例の動作を示すフ
ローチャートである。
【図28】上記第3実施例の第3変形例の動作を示すフ
ローチャートである。
【図29】上記第3実施例の第4変形例の動作を示すフ
ローチャートである。
【図30】本発明の第4実施例を示すブロック図であ
る。
【図31】上記第4実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図32】上記第4実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図33】上記第4実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図34】上記第4実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図35】上記第4実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図36】本発明の第5実施例における操作パネルを示
す平面図である。
【図37】上記第5実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図38】上記第5実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図39】上記第5実施例における送信データのメモリ
格納状態を示す説明図である。
【図40】上記第5実施例の第1変形例の動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
2…NCU、 4…電話機、 6…ハイブリッド回路、 8、14…変調器、 10…読取回路、 12……符号化回路、 16…加算回路、 18、20…復調器、 24、30…復号化回路、 22…メモリ回路、 26…受信情報移動回路、 28…記録回路、 64…制御回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月20日(2002.2.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 片面情報のみ読取り可能なファクシミリ
装置において、オペレータが両面原稿の読取りを指示す
るための指示手段と、両面原稿の読取りが指示された際
に、表面ページは最初から読取り、裏面ページは最後か
ら読取り、それらのページ情報を両面情報のページ順に
ソートするソート手段とを有することを特徴とするファ
クシミリ装置。
【請求項】 請求項において、 上記ソート手段によってソートした各ページ情報を記録
することを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項】 請求項において、 上記ソート手段によってソートした各ページ情報を送信
することを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項】 請求項1〜3のいずれか1項において、 表面ページ数と裏面ページ数とが異なる場合に、その旨
を通知する通知手段を有することを特徴とするファクシ
ミリ装置。
【請求項】 請求項において、 表面ページ数と裏面ページ数とが異なる場合に、記録動
作および送信動作へ移行しないことを特徴とするファク
シミリ装置。
【請求項】 請求項1〜5のいずれか1項において、 白ページ情報は、ソート時に削除し、記録または送信し
ないことを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項】 請求項1〜6のいずれか1項において、 発信元情報に含ませるページ情報は、実際に送信するペ
ージ数をカウントし、1ページ目から1ページずつ昇順
にすることを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項】 請求項1〜6のいずれか1項において、 発信元情報に含ませるページ情報は、読み取った両面情
報のページ数と、その表面であるか裏面であるかの情報
とすることを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項】 画像データを蓄積するためのメモリを有
するファクシミリ装置において、 両面原稿をメモリに蓄積するとき、まず奇数ページを全
て蓄積し、その後で偶数ページを全て蓄積する蓄積制御
手段と、前記メモリに蓄積された画像データをページ順
に読み出す読出手段とを有することを特徴とするファク
シミリ装置。
【請求項10】 請求項において、 上記メモリから読み出した画像データが全白ページであ
るときは、上記画像データを廃棄し、次ページの画像デ
ータを読み出すことを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項11】 請求項において、 両面原稿をメモリに蓄積する際に、片面以上蓄積したと
ころでメモリフルになった場合に、残った原稿はダイレ
クト送信モードで送信することを特徴とするファクシミ
リ装置。
【請求項12】 原稿の片面を読み取る読取手段と;両
面原稿の一方の面を複数頁分連続して上記読取手段によ
り読み取らせた後に、上記両面原稿の他方の面を複数頁
分連続して上記読取手段により読み取らせるよう制御す
る第1の制御手段と;上記制御手段の制御により上記読
取手段で読み取った原稿の画像を記憶する記憶手段と;
上記記憶手段に記憶された原稿の画像を頁順が整列され
た状態で読み出すよう制御する第2の制御手段と;を有
することを特徴とする原稿読取装置。
【請求項13】 原稿の片面を読み取る読取手段と;複
数の両面原稿の読み取りを開始する前に、上記読取手段
に対して両面原稿の一方の面をセットするようオペレー
タに案内し、上記両面原稿の一方の面を複数頁分連続し
て読み取った後に、上記読取手段に対して両面原稿の他
方の面をセットするようオペレータに案内する案内手段
と;上記読取手段で読み取った両面原稿の両面の画像を
記憶する記憶手段と;上記記憶手段に記憶された原稿の
画像を頁順が整列された状態で読み出すよう制御する制
御手段と;を有することを特徴とする原稿読取装置。
【請求項14】 原稿の片面を読み取る読取手段と;両
面原稿を第1頁、第3頁、第5頁…の順で上記読取手段
により読み取らせた後に、上記両面原稿を第N(偶数)
頁、第N−2頁、第N−4頁…の順で上記読取手段によ
り読み取らせるよう制御する第1の制御手段と;上記制
御手段の制御により上記読取手段で読み取った原稿の画
像を記憶する記憶手段と;上記記憶手段に記憶された原
稿の画像を第1頁、第2頁、第3頁、…、第N−1頁、
第N頁の順で読み出すよう制御する第2の制御手段と;
を有することを特徴とする原稿読取装置。
【請求項15】 原稿の両面情報読取り、伝送、記録可
能なファクシミリ装置において、 受信機側から送信機側に、両面記録可能である旨を通知
する通知手段と、送信機側から受信機側に、原稿の読取
り位置を任意長ずらして伝送する伝送手段を有し、原稿
の読取モードが片面情報か両面情報か、ならびに記録モ
ードが片面記録か両面記録かの組み合わせに従って、原
稿の読取り位置をずらして伝送することを特徴とするフ
ァクシミリ装置。
【請求項16】 請求項15において、 両面情報の読取り、両面記録の場合は、原稿の読取り位
置をずらさないことを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項17】 請求項15において、 片面情報の読取り、片面記録の場合は、原稿の読取り位
置をずらさないことを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項18】 請求項15において、 片面情報の読取り、両面記録の場合は、奇数ページの原
稿の読取り位置はずらさず、偶数ページの原稿の読取り
位置は、右端側に所定長ずらすことを特徴とするファク
シミリ装置。
【請求項19】 請求項15において、 両面情報の読取り、片面記録の場合は、表面の原稿の読
取り位置はずらさず、裏面の原稿の読取り位置は左端側
に所定長ずらすことを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項20】 請求項15〜19のいずれか1項にお
いて、 バインドされていた用紙の情報の送信が選択されている
か否かを検出する検出手段を有し、バインド用紙の情報
の送信が選択されている時は、原稿の読取モードが片面
情報か両面情報か、ならびに記録モードが片面記録か両
面記録かの組み合わせに従って、原稿の読取り位置をず
らし、バインド用紙の情報の送信が選択されていない時
は、上記組み合わせにかかわらず、原稿の読取り位置を
ずらさないことを特徴とするファクシミリ装置。
【請求項21】 請求項20において、 上記検出手段は、バインド用紙の情報送信ボタンの押下
により、バインド用紙の情報の送信を検出ることを特
徴とするファクシミリ装置。
【請求項22】 請求項20において、 上記検出手段は、バインド用紙の穴を検出する手段を有
し、バインド用紙の穴を検出することにより、バインド
用紙の情報の送信を検出することを特徴とするファクシ
ミリ装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、片面情報のみ
読取り可能なファクシミリ装置において、オペレータが
両面原稿の読取りを指示するための指示手段と、両面原
稿の読取りが指示された際に、表面ページは最初から読
取り、裏面ページは最後から読取り、それらのページ情
報を両面情報のページ順にソートするソート手段とを有
することを特徴とする。また、本発明は、画像データを
蓄積するためのメモリを有するファクシミリ装置におい
て、両面原稿をメモリに蓄積するとき、まず奇数ページ
を全て蓄積し、その後で偶数ページを全て蓄積する蓄積
制御手段と、前記メモリに蓄積された画像データをペー
ジ順に読み出す読出手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、原稿の片面を読み取る読取手段と、両
面原稿の一方の面を複数頁分連続して上記読取手段によ
り読み取らせた後に、上記両面原稿の他方の面を複数頁
分連続して上記読取手段により読み取らせるよう制御す
る第1の制御手段と、上記制御手段の制御により上記読
取手段で読み取った原稿の画像を記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された原稿の画像を頁順が整列され
た状態で読み出すよう制御する第2の制御手段とを有す
ることを特徴とする。また、本発明は、原稿の片面を読
み取る読取手段と、複数の両面原稿の読み取りを開始す
る前に、上記読取手段に対して両面原稿の一方の面をセ
ットするようオペレータに案内し、上記両面原稿の一方
の面を複数頁分連続して読み取った後に、上記読取手段
に対して両面原稿の他方の面をセットするようオペレー
タに案内する案内手段と、上記読取手段で読み取った両
面原稿の両面の画像を記憶する記憶手段と、上記記憶手
段に記憶された原稿の画像を頁順が整列された状態で読
み出すよう制御する制御手段とを有することを特徴とす
る。また、本発明は、原稿の片面を読み取る読取手段
と、両面原稿を第1頁、第3頁、第5頁…の順で上記読
取手段により読み取らせた後に、上記両面原稿を第N
(偶数)頁、第N−2頁、第N−4頁…の順で上記読取
手段により読み取らせるよう制御する第1の制御手段
と、上記制御手段の制御により上記読取手段で読み取っ
た原稿の画像を記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記
憶された原稿の画像を第1頁、第2頁、第3頁、…、第
N−1頁、第N頁の順で読み出すよう制御する第2の制
御手段とを有することを特徴とする。また、本発明は、
原稿の両面情報読取り、伝送、記録可能なファクシミリ
装置において、受信機側から送信機側に、両面記録可能
である旨を通知する通知手段と、送信機側から受信機側
に、原稿の読取り位置を任意長ずらして伝送する伝送手
段を有し、原稿の読取モードが片面情報か両面情報か、
ならびに記録モードが片面記録か両面記録かの組み合わ
せに従って、原稿の読取り位置をずらして伝送すること
を特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0345
【補正方法】変更
【補正内容】
【0345】
【発明の効果】請求項1〜8、請求項9〜11記載の発
明によれば、片面原稿のみ読取り可能なファクシミリ装
置において、両面原稿をページ順に記録、あるいは送信
することが可能になり、使い勝手を向上できる効果があ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0346
【補正方法】変更
【補正内容】
【0346】また、請求項12〜14記載の発明によれ
ば、原稿の片面を読み取る原稿読取装置において、両面
原稿用の原稿給送装置を設けなくとも、簡単な操作で原
稿の両面を読み取った後に、読み取った原稿画像を頁順
に出力することができるという効果を奏する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0347
【補正方法】変更
【補正内容】
【0347】そして、請求項15〜22記載の発明によ
れば、原稿の読取りと記録についての片面モードと両面
モードとの組み合わせに応じて、原稿の読取り位置をず
らすことにより、記録出力した原稿にファイリング用の
余白を設けることができるので、全ての片面/両面の組
み合わせにおいて、原稿情報を欠落なしにファイリング
できるという効果を奏する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0348
【補正方法】削除
フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA02 AB02 AB22 AB30 AB32 AC04 AC09 AC18 AC22 AC42 AC60 AC66 AC71 AF07 AF11 BA00 5C072 AA05 BA09 BA20 LA18 MB09 UA11 UA14 WA02 5C073 AA05 BB01 BC01 CC04 5C075 BA08 CA03 CA05 CF04 FF90

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の両面情報読取り、伝送、記録可能
    なファクシミリ装置において、 受信機側から送信機側に、両面記録可能である旨を通知
    する通知手段と、送信機側から受信機側に、原稿の読取
    り位置を任意長ずらして伝送する伝送手段を有し、原稿
    の読取モードが片面情報か両面情報か、ならびに記録モ
    ードが片面記録か両面記録かの組み合わせに従って、原
    稿の読取り位置をずらして伝送することを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 両面情報の読取り、両面記録の場合は、原稿の読取り位
    置をずらさないことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 片面情報の読取り、片面記録の場合は、原稿の読取り位
    置をずらさないことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 片面情報の読取り、両面記録の場合は、奇数ページの原
    稿の読取り位置はずらさず、偶数ページの原稿の読取り
    位置は、右端側に所定長ずらすことを特徴とするファク
    シミリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 両面情報の読取り、片面記録の場合は、表面の原稿の読
    取り位置はずらさず、裏面の原稿の読取り位置は左端側
    に所定長ずらすことを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において、 バインドされていた用紙の情報の送信が選択されている
    か否かを検出する検出手段を有し、バインド用紙の情報
    の送信が選択されている時は、原稿の読取モードが片面
    情報か両面情報か、ならびに記録モードが片面記録か両
    面記録かの組み合わせに従って、原稿の読取り位置をず
    らし、バインド用紙の情報の送信が選択されていない時
    は、上記組み合わせにかかわらず、原稿の読取り位置を
    ずらさないことを特徴とするファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 上記検出手段は、バインド用紙の情報送信ボタンの押下
    により、バインド用紙の情報の送信を検出ることを特徴
    とするファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 上記検出手段は、バインド用紙の穴を検出する手段を有
    し、バインド用紙の穴を検出することにより、バインド
    用紙の情報の送信を検出することを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  9. 【請求項9】 片面情報のみ読取り可能なファクシミリ
    装置において、 オペレータが両面原稿の読取りを指示するための指示手
    段と、両面原稿の読取りが指示された際に、表面ページ
    は最初から読取り、裏面ページは最後から読取り、それ
    らのページ情報を両面情報のページ順にソートするソー
    ト手段とを有することを特徴とするファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 上記ソート手段によってソートした各ページ情報を記録
    することを特徴とするファクシミリ装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 上記ソート手段によってソートした各ページ情報を送信
    することを特徴とするファクシミリ装置。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11のいずれか1項におい
    て、 表面ページ数と裏面ページ数とが異なる場合に、その旨
    を通知する通知手段を有することを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 表面ページ数と裏面ページ数とが異なる場合に、記録動
    作および送信動作へ移行しないことを特徴とするファク
    シミリ装置。
  14. 【請求項14】 請求項9〜13のいずれか1項におい
    て、 白ページ情報は、ソート時に削除し、記録または送信し
    ないことを特徴とするファクシミリ装置。
  15. 【請求項15】 請求項9〜14のいずれか1項におい
    て、 発信元情報に含ませるページ情報は、実際に送信するペ
    ージ数をカウントし、1ページ目から1ページずつ昇順
    にすることを特徴とするファクシミリ装置。
  16. 【請求項16】 請求項9〜14のいずれか1項におい
    て、 発信元情報に含ませるページ情報は、読み取った両面情
    報のページ数と、その表面であるか裏面であるかの情報
    とすることを特徴とするファクシミリ装置。
  17. 【請求項17】 定型紙サイズの記録紙に両面記録可能
    なファクシミリ装置において、 受信情報を主走査方向、副走査方向に独立して任意の倍
    率で変換する変換手段と、オペレータがファイリング機
    能を選択するためのファイリング機能選択手段とを有
    し、ファイリング機能が選択された時に、記録紙の表裏
    両面の同一箇所にファイリング用の空白エリアを設ける
    ようにして、主走査方向、副走査方向の記録倍率を変更
    して記録することを特徴とするファクシミリ装置。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 表面への記録時には、上記空白エリアを左端とし、裏面
    への記録時には、上記空白エリアを右端とすることを特
    徴とするファクシミリ装置。
  19. 【請求項19】 請求項17において、 表面への記録時と裏面への記録時とで、ともに上記空白
    エリアを上端とすることを特徴とするファクシミリ装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項18または19において、 上記空白エリアは、ユーザが選択可能とすることを特徴
    とするファクシミリ装置。
  21. 【請求項21】 請求項17〜20のいずれか1項にお
    いて、 上記空白エリアのサイズは、記録紙サイズにより独立し
    て、設定可能とすることを特徴とするファクシミリ装
    置。
  22. 【請求項22】 請求項17〜21のいずれか1項にお
    いて、 上記空白エリアのサイズは、ユーザが入力可能とするこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  23. 【請求項23】 請求項17〜22のいずれか1項にお
    いて、 受信情報の空白としようといるエリアが全白の時には、
    等倍にて記録することを特徴とするファクシミリ装置。
  24. 【請求項24】 請求項17〜22のいずれか1項にお
    いて、 上記受信情報として、受信有効情報エリアを想定するこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  25. 【請求項25】 画像データを蓄積するためのメモリを
    有するファクシミリ装置において、 両面原稿をメモリに蓄積するとき、まず奇数ページを全
    て蓄積し、その後で偶数ページを全て蓄積する蓄積制御
    手段と、前記メモリに蓄積された画像データをページ順
    に読み出す読出手段とを有することを特徴とするファク
    シミリ装置。
  26. 【請求項26】 請求項25において、 上記メモリから読み出した画像データが全白ページであ
    るときは、上記画像データを廃棄し、次ページの画像デ
    ータを読み出すことを特徴とするファクシミリ装置。
  27. 【請求項27】 請求項25において、 両面原稿をメモリに蓄積する際に、片面以上蓄積したと
    ころでメモリフルになった場合に、残った原稿はダイレ
    クト送信モードで送信することを特徴とするファクシミ
    リ装置。
  28. 【請求項28】 原稿の片面を読み取る読取手段と;両
    面原稿の一方の面を複数頁分連続して上記読取手段によ
    り読み取らせた後に、上記両面原稿の他方の面を複数頁
    分連続して上記読取手段により読み取らせるよう制御す
    る第1の制御手段と;上記制御手段の制御により上記読
    取手段で読み取った原稿の画像を記憶する記憶手段と;
    上記記憶手段に記憶された原稿の画像を頁順が整列され
    た状態で読み出すよう制御する第2の制御手段と;を有
    することを特徴とする原稿読取装置。
  29. 【請求項29】 原稿の片面を読み取る読取手段と;複
    数の両面原稿の読み取りを開始する前に、上記読取手段
    に対して両面原稿の一方の面をセットするようオペレー
    タに案内し、上記両面原稿の一方の面を複数頁分連続し
    て読み取った後に、上記読取手段に対して両面原稿の他
    方の面をセットするようオペレータに案内する案内手段
    と;上記読取手段で読み取った両面原稿の両面の画像を
    記憶する記憶手段と;上記記憶手段に記憶された原稿の
    画像を頁順が整列された状態で読み出すよう制御する制
    御手段と;を有することを特徴とする原稿読取装置。
  30. 【請求項30】 原稿の片面を読み取る読取手段と;両
    面原稿を第1頁、第3頁、第5頁…の順で上記読取手段
    により読み取らせた後に、上記両面原稿を第N(偶数)
    頁、第N−2頁、第N-4頁…の順で上記読取手段によ
    り読み取らせるよう制御する第1の制御手段と;上記制
    御手段の制御により上記読取手段で読み取った原稿の画
    像を記憶する記憶手段と;上記記憶手段に記憶された原
    稿の画像を第1頁、第2頁、第3頁、…、第N-1頁、
    第N頁の順で読み出すよう制御する第2の制御手段と;
    を有することを特徴とする原稿読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005354591A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Fuji Xerox Co Ltd 印刷制御装置および方法

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JP2005354591A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Fuji Xerox Co Ltd 印刷制御装置および方法

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