JPH06196480A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH06196480A JPH06196480A JP4342092A JP34209292A JPH06196480A JP H06196480 A JPH06196480 A JP H06196480A JP 4342092 A JP4342092 A JP 4342092A JP 34209292 A JP34209292 A JP 34209292A JP H06196480 A JPH06196480 A JP H06196480A
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- film
- etching stopper
- etching
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 セルフアラインコンタクト構造を有する半導
体装置において基板表面の平坦性を向上させる。 【構成】 ゲート電極3aおよび3b上にエッチングス
トッパ層10aおよび10bを形成する。
体装置において基板表面の平坦性を向上させる。 【構成】 ゲート電極3aおよび3b上にエッチングス
トッパ層10aおよび10bを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特に、自己整合的に形成されたコン
タクトホールを有する半導体装置およびその製造方法に
関する。
の製造方法に関し、特に、自己整合的に形成されたコン
タクトホールを有する半導体装置およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自己整合的に形成されたセルフア
ラインコンタクト構造を有する半導体装置が知られてい
る。図12は、従来のセルフアラインコンタクト構造を
有する半導体装置を示した断面構造図である。図12を
参照して、従来のセルフアラインコンタクト構造を有す
る半導体装置は、半導体基板内に形成されたPウェル
(またはP型半導体基板)101と、Pウェル101の
主表面上の所定領域にチャネル領域120aを挟むよう
に形成された1対のソース/ドレイン領域105aおよ
び105bと、ソース/ドレイン領域105bからチャ
ネル領域120bを挟むように所定の間隔を隔てて形成
されたソース/ドレイン領域105cと、チャネル領域
120a上にゲート酸化膜102aを介して形成された
ゲート電極103aと、ゲート電極103aの上部表面
上に形成された上部絶縁膜104aと、ゲート電極10
3aおよび上部絶縁膜104aの両側壁部分に形成され
たサイドウォール絶縁膜106aと、チャネル領域12
0b上にゲート酸化膜102bを介して形成されたゲー
ト電極103bと、ゲート電極103bの上部表面上に
形成された上部絶縁膜104bと、ゲート電極103b
および上部絶縁膜104bの両側壁部分に形成されたサ
イドウォール絶縁膜106bと、全面を覆うように形成
され、ソース/ドレイン領域105b上にセルファライ
ンコンタクトホール108を形成するように開口された
層間絶縁膜107aと、ソース/ドレイン領域105b
側のサイドウォール絶縁膜106aおよび106bの表
面上に形成された層間絶縁膜107bと、自己整合的に
形成されたセルフアラインコンタクトホール108内で
ソース/ドレイン領域105bに電気的に接続するとと
もに層間絶縁膜107b、サイドウォール絶縁膜106
a、106b、上部絶縁膜104a、104b、および
層間絶縁膜107a上に沿って延びるように形成された
導電層109とを備えている。
ラインコンタクト構造を有する半導体装置が知られてい
る。図12は、従来のセルフアラインコンタクト構造を
有する半導体装置を示した断面構造図である。図12を
参照して、従来のセルフアラインコンタクト構造を有す
る半導体装置は、半導体基板内に形成されたPウェル
(またはP型半導体基板)101と、Pウェル101の
主表面上の所定領域にチャネル領域120aを挟むよう
に形成された1対のソース/ドレイン領域105aおよ
び105bと、ソース/ドレイン領域105bからチャ
ネル領域120bを挟むように所定の間隔を隔てて形成
されたソース/ドレイン領域105cと、チャネル領域
120a上にゲート酸化膜102aを介して形成された
ゲート電極103aと、ゲート電極103aの上部表面
上に形成された上部絶縁膜104aと、ゲート電極10
3aおよび上部絶縁膜104aの両側壁部分に形成され
たサイドウォール絶縁膜106aと、チャネル領域12
0b上にゲート酸化膜102bを介して形成されたゲー
ト電極103bと、ゲート電極103bの上部表面上に
形成された上部絶縁膜104bと、ゲート電極103b
および上部絶縁膜104bの両側壁部分に形成されたサ
イドウォール絶縁膜106bと、全面を覆うように形成
され、ソース/ドレイン領域105b上にセルファライ
ンコンタクトホール108を形成するように開口された
層間絶縁膜107aと、ソース/ドレイン領域105b
側のサイドウォール絶縁膜106aおよび106bの表
面上に形成された層間絶縁膜107bと、自己整合的に
形成されたセルフアラインコンタクトホール108内で
ソース/ドレイン領域105bに電気的に接続するとと
もに層間絶縁膜107b、サイドウォール絶縁膜106
a、106b、上部絶縁膜104a、104b、および
層間絶縁膜107a上に沿って延びるように形成された
導電層109とを備えている。
【0003】ソース/ドレイン領域105aおよび10
5bと、ゲート酸化膜102aと、ゲート電極103a
とによって一方のMISFET(Metal Insu
lator Semiconductor Field
Effect Transistor)が構成されて
いる。また、ソース/ドレイン領域105bおよび10
5cと、ゲート酸化膜102bと、ゲート電極103b
とによって、他方のMISFETが構成されている。ゲ
ート電極103aおよび103bは、たとえばn型の導
電型をもった多結晶シリコン膜によって形成されてい
る。ゲート電極103aおよび103bと導電層109
との間には、層間絶縁膜107a、上部絶縁膜104
a、104b、サイドウォール絶縁膜106a、106
b、層間絶縁膜107bが介在されている。これによ
り、ゲート電極103aおよび103bと、導電層10
9との間で絶縁が図られている。
5bと、ゲート酸化膜102aと、ゲート電極103a
とによって一方のMISFET(Metal Insu
lator Semiconductor Field
Effect Transistor)が構成されて
いる。また、ソース/ドレイン領域105bおよび10
5cと、ゲート酸化膜102bと、ゲート電極103b
とによって、他方のMISFETが構成されている。ゲ
ート電極103aおよび103bは、たとえばn型の導
電型をもった多結晶シリコン膜によって形成されてい
る。ゲート電極103aおよび103bと導電層109
との間には、層間絶縁膜107a、上部絶縁膜104
a、104b、サイドウォール絶縁膜106a、106
b、層間絶縁膜107bが介在されている。これによ
り、ゲート電極103aおよび103bと、導電層10
9との間で絶縁が図られている。
【0004】図13〜図16は、図12に示した従来の
セルフアラインコンタクト構造を有する半導体装置の製
造プロセスを説明するための断面構造図である。図12
および図13〜図16を参照して、次に従来の半導体装
置の製造プロセスについて説明する。
セルフアラインコンタクト構造を有する半導体装置の製
造プロセスを説明するための断面構造図である。図12
および図13〜図16を参照して、次に従来の半導体装
置の製造プロセスについて説明する。
【0005】まず、図13に示すように、P型半導体基
板(またはPウェル)101上に熱酸化法を用いてゲー
ト酸化膜層102を20nm程度の膜厚で形成する。ゲ
ート酸化膜層102上に減圧CVD(Chemical
Vapor Deposition)法を用いて20
0nm程度の膜厚を有する多結晶シリコン膜(図示せ
ず)を形成する。この多結晶シリコン膜の形成時に同時
に多結晶シリコン膜にn型の導電性を与える。すなわ
ち、リンを含んだPH3 (フォスフィン)ガスをSi
(シリコン)半導体の原料ガスであるSiH4 (シラ
ン)ガスと同時に流して反応させる。これにより、多結
晶シリコン膜にn型の導電性を持たせる。このような多
結晶シリコン膜を形成した後、その多結晶シリコン膜上
に減圧CVD法を用いて250nm程度の膜厚を有する
酸化膜(図示せず)を形成する。そして、フォトリソグ
ラフィー法とドライエッチング技術とを用いてその酸化
膜と多結晶シリコン膜をパターニングすることによっ
て、ゲート電極103aおよび103bと上部絶縁膜1
04aおよび104bとを形成する。
板(またはPウェル)101上に熱酸化法を用いてゲー
ト酸化膜層102を20nm程度の膜厚で形成する。ゲ
ート酸化膜層102上に減圧CVD(Chemical
Vapor Deposition)法を用いて20
0nm程度の膜厚を有する多結晶シリコン膜(図示せ
ず)を形成する。この多結晶シリコン膜の形成時に同時
に多結晶シリコン膜にn型の導電性を与える。すなわ
ち、リンを含んだPH3 (フォスフィン)ガスをSi
(シリコン)半導体の原料ガスであるSiH4 (シラ
ン)ガスと同時に流して反応させる。これにより、多結
晶シリコン膜にn型の導電性を持たせる。このような多
結晶シリコン膜を形成した後、その多結晶シリコン膜上
に減圧CVD法を用いて250nm程度の膜厚を有する
酸化膜(図示せず)を形成する。そして、フォトリソグ
ラフィー法とドライエッチング技術とを用いてその酸化
膜と多結晶シリコン膜をパターニングすることによっ
て、ゲート電極103aおよび103bと上部絶縁膜1
04aおよび104bとを形成する。
【0006】次に、図14に示すように、ゲート電極1
03a、103bおよび上部絶縁膜104a、104b
をマスクとしてゲート酸化膜層102(図13参照)越
しに砒素をイオン注入する。その後、熱処理を施すこと
によって注入された砒素を活性化させることにより、N
型のソース/ドレイン領域105a、105bおよび1
05cを形成する。続いて、減圧CVD法を用いて酸化
膜を150nm程度の膜厚で形成した後全面を異方性エ
ッチングすることによってサイドウォール絶縁膜106
aおよび106bを自己整合的に形成する。
03a、103bおよび上部絶縁膜104a、104b
をマスクとしてゲート酸化膜層102(図13参照)越
しに砒素をイオン注入する。その後、熱処理を施すこと
によって注入された砒素を活性化させることにより、N
型のソース/ドレイン領域105a、105bおよび1
05cを形成する。続いて、減圧CVD法を用いて酸化
膜を150nm程度の膜厚で形成した後全面を異方性エ
ッチングすることによってサイドウォール絶縁膜106
aおよび106bを自己整合的に形成する。
【0007】次に、図15に示すように、減圧CVD法
を用いて、全面を覆うように酸化膜からなる層間絶縁膜
107を150nm程度の厚みで形成する。層間絶縁膜
107上の所定領域にフォトリソグラフィー技術を用い
て後述するセルフアラインコンタクトホールを開口する
ためのフォトレジスト110を形成する。フォトレジス
ト110をマスクとして層間絶縁膜107を異方性エッ
チングすることによって図16に示すようなセルフアラ
インコンタクトホール108が自己整合的に形成され
る。ここで、この異方性エッチングのエッチング時間
は、層間絶縁膜107の膜厚のばらつきやドライエッチ
ング装置のエッチングレートのばらつきなどから、層間
絶縁膜107の膜厚分だけをエッチングするだけの時間
ではなくその膜厚分よりも多めのエッチング時間で処理
される。このような処理をオーバエッチングという。こ
のオーバエッチングを行なうことにより図16に示すよ
うなセルフアラインコンタクトホール108を確実に自
己整合的に開口することによって、ソース/ドレイン領
域105b表面を露出させることができる。なお、オー
バエッチングを行なう場合には、以下の事項に注意する
必要がある。すなわち、ソース/ドレイン領域105b
上に形成された層間絶縁膜107の厚みがたとえば予定
の150nmより薄い120nmであった場合には、1
50−120=30nm分だけソース/ドレイン領域1
05bがエッチングガスに長めに晒される。さらに、そ
の後もオーバエッチングによってソース/ドレイン領域
105bは相当長くエッチングガスに晒される。したが
って、層間絶縁膜107をエッチングする際のエッチン
グガスは、シリコン半導体基板に対するエッチングレー
トを非常に小さくする必要がある。上記点に注意しない
と、露出したソース/ドレイン領域105bの一部また
は全部が失われてしまう恐れがある。なお、上記のよう
なオーバエッチングによって、図16のA部分に示すよ
うに上部絶縁膜104bの一部もエッチングされる。し
たがって、上部絶縁膜104aおよび104bの上部表
面は段差形状を有することになる。また、ソース/ドレ
イン領域105b上に位置するサイドウォール絶縁膜1
06aおよび106bの表面上には層間絶縁膜107b
が所定量残存している。
を用いて、全面を覆うように酸化膜からなる層間絶縁膜
107を150nm程度の厚みで形成する。層間絶縁膜
107上の所定領域にフォトリソグラフィー技術を用い
て後述するセルフアラインコンタクトホールを開口する
ためのフォトレジスト110を形成する。フォトレジス
ト110をマスクとして層間絶縁膜107を異方性エッ
チングすることによって図16に示すようなセルフアラ
インコンタクトホール108が自己整合的に形成され
る。ここで、この異方性エッチングのエッチング時間
は、層間絶縁膜107の膜厚のばらつきやドライエッチ
ング装置のエッチングレートのばらつきなどから、層間
絶縁膜107の膜厚分だけをエッチングするだけの時間
ではなくその膜厚分よりも多めのエッチング時間で処理
される。このような処理をオーバエッチングという。こ
のオーバエッチングを行なうことにより図16に示すよ
うなセルフアラインコンタクトホール108を確実に自
己整合的に開口することによって、ソース/ドレイン領
域105b表面を露出させることができる。なお、オー
バエッチングを行なう場合には、以下の事項に注意する
必要がある。すなわち、ソース/ドレイン領域105b
上に形成された層間絶縁膜107の厚みがたとえば予定
の150nmより薄い120nmであった場合には、1
50−120=30nm分だけソース/ドレイン領域1
05bがエッチングガスに長めに晒される。さらに、そ
の後もオーバエッチングによってソース/ドレイン領域
105bは相当長くエッチングガスに晒される。したが
って、層間絶縁膜107をエッチングする際のエッチン
グガスは、シリコン半導体基板に対するエッチングレー
トを非常に小さくする必要がある。上記点に注意しない
と、露出したソース/ドレイン領域105bの一部また
は全部が失われてしまう恐れがある。なお、上記のよう
なオーバエッチングによって、図16のA部分に示すよ
うに上部絶縁膜104bの一部もエッチングされる。し
たがって、上部絶縁膜104aおよび104bの上部表
面は段差形状を有することになる。また、ソース/ドレ
イン領域105b上に位置するサイドウォール絶縁膜1
06aおよび106bの表面上には層間絶縁膜107b
が所定量残存している。
【0008】最後に、図12に示したように、減圧CV
D法を用いて200nm程度の厚みを有する多結晶シリ
コン膜(図示せず)を形成した後、n型の不純物(砒
素)をその多結晶シリコン膜に注入する。そして、熱処
理を施すことによってその多結晶シリコン膜に注入され
た砒素を活性化させる。これにより、n型の多結晶シリ
コン膜が形成される。その後、フォトリソグラフィー法
とドライエッチング技術とを用いてその多結晶シリコン
膜をパターニングすることによって、導電層109を形
成する。これにより、図12に示したセルフアラインコ
ンタクト構造を有する半導体装置が形成される。
D法を用いて200nm程度の厚みを有する多結晶シリ
コン膜(図示せず)を形成した後、n型の不純物(砒
素)をその多結晶シリコン膜に注入する。そして、熱処
理を施すことによってその多結晶シリコン膜に注入され
た砒素を活性化させる。これにより、n型の多結晶シリ
コン膜が形成される。その後、フォトリソグラフィー法
とドライエッチング技術とを用いてその多結晶シリコン
膜をパターニングすることによって、導電層109を形
成する。これにより、図12に示したセルフアラインコ
ンタクト構造を有する半導体装置が形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図12に示した従来の
セルフアラインコンタクト構造を有する半導体装置で
は、層間絶縁膜107aの形成時のオーバエッチングに
よってもゲート電極103aおよび103bの表面が露
出しないように、上部絶縁膜104aおよび104bの
膜厚を250nm程度と厚く形成していた。したがっ
て、ゲート電極103aおよび103b上に位置する絶
縁膜の膜厚は、上部絶縁膜104aおよび104bの膜
厚である250nmと、層間絶縁膜107aの膜厚であ
る150nmとを加えた約400nmとなり、かなり厚
くなる。このようにゲート電極103aおよび103b
上に位置する絶縁膜の膜厚が厚くなると、基板表面の凹
凸が激しくなり平坦性が悪くなる。これにより、後の工
程において所定の膜をパターニングするためにその膜の
上にフォトレジストを形成すると、そのフォトレジスト
の膜厚のばらつきが大きくなってしまうという不都合が
生じていた。このようにフォトレジストの膜厚のばらつ
きが大きくなると、フォトレジストを露光する際の焦点
位置の許容幅が減少してしまうという問題点があった。
すなわち、フォトレジストの所定の膜厚の部分に焦点を
合わせて露光を行なうと、その膜との膜厚の差が大きい
部分では希望する通りの形状のフォトレジストパターン
が形成できないという問題点があった。この結果、希望
する通りのパターン形状の膜が得られないという問題点
があった。また、上記のように基板表面の凹凸が激しく
なると、後工程のドライエッチング時にオーバエッチン
グ量を増加させなければならないという問題点もあっ
た。
セルフアラインコンタクト構造を有する半導体装置で
は、層間絶縁膜107aの形成時のオーバエッチングに
よってもゲート電極103aおよび103bの表面が露
出しないように、上部絶縁膜104aおよび104bの
膜厚を250nm程度と厚く形成していた。したがっ
て、ゲート電極103aおよび103b上に位置する絶
縁膜の膜厚は、上部絶縁膜104aおよび104bの膜
厚である250nmと、層間絶縁膜107aの膜厚であ
る150nmとを加えた約400nmとなり、かなり厚
くなる。このようにゲート電極103aおよび103b
上に位置する絶縁膜の膜厚が厚くなると、基板表面の凹
凸が激しくなり平坦性が悪くなる。これにより、後の工
程において所定の膜をパターニングするためにその膜の
上にフォトレジストを形成すると、そのフォトレジスト
の膜厚のばらつきが大きくなってしまうという不都合が
生じていた。このようにフォトレジストの膜厚のばらつ
きが大きくなると、フォトレジストを露光する際の焦点
位置の許容幅が減少してしまうという問題点があった。
すなわち、フォトレジストの所定の膜厚の部分に焦点を
合わせて露光を行なうと、その膜との膜厚の差が大きい
部分では希望する通りの形状のフォトレジストパターン
が形成できないという問題点があった。この結果、希望
する通りのパターン形状の膜が得られないという問題点
があった。また、上記のように基板表面の凹凸が激しく
なると、後工程のドライエッチング時にオーバエッチン
グ量を増加させなければならないという問題点もあっ
た。
【0010】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、請求項1および2に記載の発明
の目的は、基板表面の平坦性を向上させながら、導電層
間の短絡が生じないセルフアラインコンタクト構造を有
する半導体装置およびその製造方法を提供することであ
る。
ためになされたもので、請求項1および2に記載の発明
の目的は、基板表面の平坦性を向上させながら、導電層
間の短絡が生じないセルフアラインコンタクト構造を有
する半導体装置およびその製造方法を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1における半導体
装置は、主表面を有する半導体基板と、その半導体基板
の主表面上の所定領域に第1の絶縁膜を介して形成され
た第1の導電層と、第1の導電層の上部表面上に形成さ
れたエッチングストッパ層と、半導体基板とエッチング
ストッパ層の一部とを覆うように形成され半導体基板の
所定領域上に開口を有する第2の絶縁膜と、開口内で半
導体基板表面と電気的に接続されるとともにエッチング
ストッパ層上に沿って延びるように形成された第2の導
電層とを備えている。
装置は、主表面を有する半導体基板と、その半導体基板
の主表面上の所定領域に第1の絶縁膜を介して形成され
た第1の導電層と、第1の導電層の上部表面上に形成さ
れたエッチングストッパ層と、半導体基板とエッチング
ストッパ層の一部とを覆うように形成され半導体基板の
所定領域上に開口を有する第2の絶縁膜と、開口内で半
導体基板表面と電気的に接続されるとともにエッチング
ストッパ層上に沿って延びるように形成された第2の導
電層とを備えている。
【0012】請求項2における半導体装置の製造方法
は、半導体基板の主表面上の所定領域に第1の絶縁膜を
介して第1の導電層を形成する工程と、第1の導電層の
上部表面上にエッチングストッパ層を形成する工程と、
半導体基板とエッチングストッパ層とを覆うように第2
の絶縁膜を形成する工程と、第2の絶縁膜の所定領域を
異方的にエッチングすることによって半導体基板の主表
面の所定領域上に開口を形成することにより半導体基板
表面を露出させる工程と、露出された半導体基板表面に
電気的に接続するとともにエッチングストッパ層の上部
表面上に沿って延びる第2の導電層を形成する工程とを
備えている。
は、半導体基板の主表面上の所定領域に第1の絶縁膜を
介して第1の導電層を形成する工程と、第1の導電層の
上部表面上にエッチングストッパ層を形成する工程と、
半導体基板とエッチングストッパ層とを覆うように第2
の絶縁膜を形成する工程と、第2の絶縁膜の所定領域を
異方的にエッチングすることによって半導体基板の主表
面の所定領域上に開口を形成することにより半導体基板
表面を露出させる工程と、露出された半導体基板表面に
電気的に接続するとともにエッチングストッパ層の上部
表面上に沿って延びる第2の導電層を形成する工程とを
備えている。
【0013】
【作用】請求項1に係る半導体装置では、第1の導電層
の上部表面上にエッチングストッパ層が形成され、その
エッチングストッパ層の一部と半導体基板とを覆うよう
に半導体基板の所定領域上に開口を有する第2の絶縁膜
が形成されるので、第2の絶縁膜に開口を形成する際に
オーバエッチングを行なった場合にも第1の導電層の上
部ではエッチングストッパ層によってエッチングが防止
される。これにより、第1の導電層上に従来のようなオ
ーバエッチング分を見込んだ厚い絶縁膜を形成する必要
がなく、基板表面の平坦性が改善される。
の上部表面上にエッチングストッパ層が形成され、その
エッチングストッパ層の一部と半導体基板とを覆うよう
に半導体基板の所定領域上に開口を有する第2の絶縁膜
が形成されるので、第2の絶縁膜に開口を形成する際に
オーバエッチングを行なった場合にも第1の導電層の上
部ではエッチングストッパ層によってエッチングが防止
される。これにより、第1の導電層上に従来のようなオ
ーバエッチング分を見込んだ厚い絶縁膜を形成する必要
がなく、基板表面の平坦性が改善される。
【0014】請求項2に係る半導体装置の製造方法で
は、第1の導電層の上部表面にエッチングストッパ層が
形成され、半導体基板とエッチングストッパ層とを覆う
ように第2の絶縁膜が形成され、その第2の絶縁膜の所
定領域を異方的にエッチングすることによって半導体基
板の主表面の所定領域上に開口を形成することにより半
導体基板表面が露出されるので、第2の絶縁膜に開口を
形成するためのオーバエッチングを行なった場合に第1
の導電層の上部ではエッチングストッパ層によってエッ
チングが防止され、従来のように第1の導電層の上部に
オーバエッチング分を見込んだ厚みの厚い絶縁膜を形成
する必要がなく、平坦性が改善される。これにより、後
工程において所定の膜のパターニングのためにフォトレ
ジストを形成する際にそのフォトレジストの膜厚のばら
つきが従来に比べて低減されるので、そのフォトレジス
トを露光することにより希望通りの形状のフォトレジス
トパターンが形成される。これとともに、平坦性が改善
されるため、後の工程でのドライエッチングの際にオー
バエッチングを行なう量が従来に比べて減少される。
は、第1の導電層の上部表面にエッチングストッパ層が
形成され、半導体基板とエッチングストッパ層とを覆う
ように第2の絶縁膜が形成され、その第2の絶縁膜の所
定領域を異方的にエッチングすることによって半導体基
板の主表面の所定領域上に開口を形成することにより半
導体基板表面が露出されるので、第2の絶縁膜に開口を
形成するためのオーバエッチングを行なった場合に第1
の導電層の上部ではエッチングストッパ層によってエッ
チングが防止され、従来のように第1の導電層の上部に
オーバエッチング分を見込んだ厚みの厚い絶縁膜を形成
する必要がなく、平坦性が改善される。これにより、後
工程において所定の膜のパターニングのためにフォトレ
ジストを形成する際にそのフォトレジストの膜厚のばら
つきが従来に比べて低減されるので、そのフォトレジス
トを露光することにより希望通りの形状のフォトレジス
トパターンが形成される。これとともに、平坦性が改善
されるため、後の工程でのドライエッチングの際にオー
バエッチングを行なう量が従来に比べて減少される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0016】図1は、本発明の第1実施例によるセルフ
アラインコンタクト構造を有する半導体装置を示した断
面構造図である。図1を参照して、この第1実施例のセ
ルフアラインコンタクト構造を有する半導体装置は、半
導体基板に形成されたPウェル(またはP型半導体基
板)1と、Pウェル1の主表面上の所定領域にチャネル
領域11aを挟むように所定の間隔を隔てて形成された
ソース/ドレイン領域5aおよび5bと、ソース/ドレ
イン領域5bから所定の間隔を隔ててチャネル領域11
bを挟むように形成されたソース/ドレイン領域5c
と、チャネル領域11a上にゲート酸化膜2aを介して
形成されたゲート電極3aと、ゲート電極3a上に形成
された50nm程度の膜厚を有する酸化膜からなる上部
絶縁膜4aと、上部絶縁膜4a上に形成された50nm
程度の厚みを有するエッチングストッパ層10aと、ゲ
ート電極3a、上部絶縁膜4a、エッチングストッパ層
10aの両側壁部分に形成されたサイドウォール絶縁膜
6aと、チャネル領域11b上にゲート酸化膜2bを介
して形成されたゲート電極3bと、ゲート電極3b上に
形成された50nm程度の厚みを有する酸化膜からなる
上部絶縁4bと、上部絶縁膜4b上に形成された50n
m程度の厚みを有するエッチングストッパ層10bと、
ゲート電極3b、上部絶縁膜4bおよびエッチングスト
ッパ層10bの両側壁部分を覆うように形成されたサイ
ドウォール絶縁膜6bと、ソース/ドレイン領域5b側
のサイドウォール絶縁膜6aおよび6bの表面上に形成
された層間絶縁膜7bと、全面を覆うように形成され、
ソース/ドレイン領域5b上にセルフアラインコンタク
トホール8を形成するように開口された150nm程度
の厚みを有する層間絶縁膜7aと、ソース/ドレイン領
域5b側のサイドウォール絶縁膜6aおよび6bの表面
上に形成された層間絶縁膜7bと、ソース/ドレイン領
域5bに電気的に接続されるとともに層間絶縁膜7b、
サイドウォール絶縁膜6a、6b、エッチングストッパ
層10a、10b、および層間絶縁膜7a上に沿って延
びるように形成された導電層9とを備えている。
アラインコンタクト構造を有する半導体装置を示した断
面構造図である。図1を参照して、この第1実施例のセ
ルフアラインコンタクト構造を有する半導体装置は、半
導体基板に形成されたPウェル(またはP型半導体基
板)1と、Pウェル1の主表面上の所定領域にチャネル
領域11aを挟むように所定の間隔を隔てて形成された
ソース/ドレイン領域5aおよび5bと、ソース/ドレ
イン領域5bから所定の間隔を隔ててチャネル領域11
bを挟むように形成されたソース/ドレイン領域5c
と、チャネル領域11a上にゲート酸化膜2aを介して
形成されたゲート電極3aと、ゲート電極3a上に形成
された50nm程度の膜厚を有する酸化膜からなる上部
絶縁膜4aと、上部絶縁膜4a上に形成された50nm
程度の厚みを有するエッチングストッパ層10aと、ゲ
ート電極3a、上部絶縁膜4a、エッチングストッパ層
10aの両側壁部分に形成されたサイドウォール絶縁膜
6aと、チャネル領域11b上にゲート酸化膜2bを介
して形成されたゲート電極3bと、ゲート電極3b上に
形成された50nm程度の厚みを有する酸化膜からなる
上部絶縁4bと、上部絶縁膜4b上に形成された50n
m程度の厚みを有するエッチングストッパ層10bと、
ゲート電極3b、上部絶縁膜4bおよびエッチングスト
ッパ層10bの両側壁部分を覆うように形成されたサイ
ドウォール絶縁膜6bと、ソース/ドレイン領域5b側
のサイドウォール絶縁膜6aおよび6bの表面上に形成
された層間絶縁膜7bと、全面を覆うように形成され、
ソース/ドレイン領域5b上にセルフアラインコンタク
トホール8を形成するように開口された150nm程度
の厚みを有する層間絶縁膜7aと、ソース/ドレイン領
域5b側のサイドウォール絶縁膜6aおよび6bの表面
上に形成された層間絶縁膜7bと、ソース/ドレイン領
域5bに電気的に接続されるとともに層間絶縁膜7b、
サイドウォール絶縁膜6a、6b、エッチングストッパ
層10a、10b、および層間絶縁膜7a上に沿って延
びるように形成された導電層9とを備えている。
【0017】また、ソース/ドレイン領域5aおよび5
bと、ゲート酸化膜2aと、ゲート電極3aとによって
一方のMISFETが構成されており、ソース/ドレイ
ン領域5bおよび5cと、ゲート酸化膜2bと、ゲート
電極3bとによって他方のMISFETが構成されてい
る。ゲート酸化膜2aおよび2bは、ともに20nm程
度の厚みを有しており、ゲート電極3aおよび3bはと
もに200nm程度の厚みを有している。導電層9は2
00nm程度の厚みを有している。エッチングストッパ
層10aおよび10bは、層間絶縁膜7aのエッチング
ガスに対しては非常にエッチング速度が小さくなるよう
な材料で形成されており、層間絶縁膜7aのオーバエッ
チング時にもゲート電極3aおよび3bの表面が露出さ
れないようになっている。このエッチングストッパ層1
0aおよび10bとしては、TiN、W、WSi、Si
N、p−SiN、多結晶シリコン、アモルファスシリコ
ンなどが用いられ、多結晶シリコンおよびアモルファス
シリコンについては導電性の有無は問わない。
bと、ゲート酸化膜2aと、ゲート電極3aとによって
一方のMISFETが構成されており、ソース/ドレイ
ン領域5bおよび5cと、ゲート酸化膜2bと、ゲート
電極3bとによって他方のMISFETが構成されてい
る。ゲート酸化膜2aおよび2bは、ともに20nm程
度の厚みを有しており、ゲート電極3aおよび3bはと
もに200nm程度の厚みを有している。導電層9は2
00nm程度の厚みを有している。エッチングストッパ
層10aおよび10bは、層間絶縁膜7aのエッチング
ガスに対しては非常にエッチング速度が小さくなるよう
な材料で形成されており、層間絶縁膜7aのオーバエッ
チング時にもゲート電極3aおよび3bの表面が露出さ
れないようになっている。このエッチングストッパ層1
0aおよび10bとしては、TiN、W、WSi、Si
N、p−SiN、多結晶シリコン、アモルファスシリコ
ンなどが用いられ、多結晶シリコンおよびアモルファス
シリコンについては導電性の有無は問わない。
【0018】上記のように、この第1実施例では、ゲー
ト電極3aおよび3bの上方にエッチングストッパ層1
0aおよび10bを形成することによって、層間絶縁膜
7aを異方的にエッチングしてセルフアラインコンタク
トホール8を形成する際に、オーバエッチングを行なっ
たとしてもゲート電極3aおよび3bの上方ではエッチ
ングストッパ層10aおよび10bによってそのオーバ
エッチングが防止される。これにより、ゲート電極3a
および3bの上部表面がオーバエッチングによって露出
することがないのでゲート電極3aおよび3b上の上部
絶縁膜4aおよび4bの厚みを従来のように厚くする必
要はない。すなわち、図12に示した従来の半導体装置
ではオーバエッチング分を見込んでゲート電極103a
および103b上の上部絶縁膜104aおよび104b
の膜厚をともに250nm程度にしているのに対して、
本実施例では上部絶縁膜4aおよび4bの膜厚を50n
m程度にすることができる。したがって、本実施例では
従来に比べて基板表面の段差を低減することができ平坦
性を向上させることができる。これにより、後の工程で
所定の膜のパターニングのためにフォトレジストを形成
した場合にフォトレジストの膜厚のばらつきを従来に比
べて低減することができる。この結果、そのようなフォ
トレジストを露光した場合に希望通りの形状のフォトレ
ジストパターンを形成することができる。また、平坦性
が向上するため、後の工程でドライエッチングを行なう
際のオーバエッチング量を従来に比べて低減することが
できる。さらに、この第1実施例ではエッチングストッ
パ層10aおよび10bによってゲート電極3aおよび
3bが露出することがないので確実なセルフアラインコ
ンタクト構造を形成することができる。すなわち、ゲー
ト電極3aおよび3bと導電層9とは、薄い上部絶縁膜
4aおよび4b、エッチングストッパ層10aおよび1
0b、サイドウォール絶縁膜6aおよび6b、層間絶縁
膜7aおよび7bによって絶縁されている。ここで、セ
ルフアラインコンタクト構造とは、このセルフアライン
コンタクト構造を構成する膜の材質や膜厚を工夫するこ
とによって導電層9とソース/ドレイン領域5bとを電
気的に接続しながら、導電層9とゲート電極3aおよび
3bとを接触しないようにした構造をいう。
ト電極3aおよび3bの上方にエッチングストッパ層1
0aおよび10bを形成することによって、層間絶縁膜
7aを異方的にエッチングしてセルフアラインコンタク
トホール8を形成する際に、オーバエッチングを行なっ
たとしてもゲート電極3aおよび3bの上方ではエッチ
ングストッパ層10aおよび10bによってそのオーバ
エッチングが防止される。これにより、ゲート電極3a
および3bの上部表面がオーバエッチングによって露出
することがないのでゲート電極3aおよび3b上の上部
絶縁膜4aおよび4bの厚みを従来のように厚くする必
要はない。すなわち、図12に示した従来の半導体装置
ではオーバエッチング分を見込んでゲート電極103a
および103b上の上部絶縁膜104aおよび104b
の膜厚をともに250nm程度にしているのに対して、
本実施例では上部絶縁膜4aおよび4bの膜厚を50n
m程度にすることができる。したがって、本実施例では
従来に比べて基板表面の段差を低減することができ平坦
性を向上させることができる。これにより、後の工程で
所定の膜のパターニングのためにフォトレジストを形成
した場合にフォトレジストの膜厚のばらつきを従来に比
べて低減することができる。この結果、そのようなフォ
トレジストを露光した場合に希望通りの形状のフォトレ
ジストパターンを形成することができる。また、平坦性
が向上するため、後の工程でドライエッチングを行なう
際のオーバエッチング量を従来に比べて低減することが
できる。さらに、この第1実施例ではエッチングストッ
パ層10aおよび10bによってゲート電極3aおよび
3bが露出することがないので確実なセルフアラインコ
ンタクト構造を形成することができる。すなわち、ゲー
ト電極3aおよび3bと導電層9とは、薄い上部絶縁膜
4aおよび4b、エッチングストッパ層10aおよび1
0b、サイドウォール絶縁膜6aおよび6b、層間絶縁
膜7aおよび7bによって絶縁されている。ここで、セ
ルフアラインコンタクト構造とは、このセルフアライン
コンタクト構造を構成する膜の材質や膜厚を工夫するこ
とによって導電層9とソース/ドレイン領域5bとを電
気的に接続しながら、導電層9とゲート電極3aおよび
3bとを接触しないようにした構造をいう。
【0019】図2〜図5は、図1に示した第1実施例の
半導体装置の製造プロセスを説明するための断面構造図
である。図1および図2〜図5を参照して、次に第1実
施例の半導体装置の製造プロセスについて説明する。
半導体装置の製造プロセスを説明するための断面構造図
である。図1および図2〜図5を参照して、次に第1実
施例の半導体装置の製造プロセスについて説明する。
【0020】まず、図2に示すように、Pウェル(また
はP型半導体基板)1上にたとえば熱酸化法を用いてゲ
ート酸化膜層2を20nm程度の厚みで形成する。ゲー
ト酸化膜層2上に減圧CVD法を用いて200nm程度
の膜厚を有する多結晶シリコン膜(図示せず)を形成す
る。この多結晶シリコン膜の形成時に多結晶シリコン膜
に導電性を持たせるためにSiH4 ガスとPH3 (フォ
スフィン)ガスとを同時に供給する。これにより、多結
晶シリコン膜にn型の導電性を与える。続いて、多結晶
シリコン膜上に減圧CVD法を用いて酸化膜(図示せ
ず)を50nm程度の厚みで形成する。その酸化膜上に
エッチングストッパ層となる材質の膜(図示せず)を5
0nm程度の膜厚で形成する。エッチングストッパ層を
TiN、WまたはWSiで形成する場合にはスパッタリ
ング法やCVD法を用い、SiN、多結晶シリコン、ア
モルファスシリコンで形成する場合には減圧CVD法を
用い、p−SiNで形成する場合にはプラズマCVD法
を用いる。その後、周知のフォトリソグラフィー法とド
ライエッチング技術とを用いて、上記したエッチングス
トッパ層となる膜、酸化膜および多結晶シリコン膜をエ
ッチングすることによって、エッチングストッパ層10
a、10b、上部絶縁膜4a、4b、およびゲート電極
3a、3bを形成する。なお、エッチングストッパ層1
0aは、後述する層間絶縁膜7のエッチングに対しては
エッチングレートが非常に小さいが、エッチングストッ
パ層10a自体のパターニングの際のエッチングでは別
なエッチングを用いるので容易にエッチングできる。こ
の後、エッチングストッパ層10a、10b、上部絶縁
膜4a、4bおよびゲート電極3a、3bをマスクとし
てゲート酸化膜層2越しに砒素をイオン注入する。その
後、熱処理を施して注入された砒素を活性化させること
によって図3に示すようなソース/ドレイン領域5a、
5bおよび5cを形成する。次に、減圧CVD法を用い
て全面に酸化膜を150nm程度の厚みで堆積した後全
面を異方性エッチングすることによって、サイドウォー
ル絶縁膜6aおよび6bを自己整合的に形成する。
はP型半導体基板)1上にたとえば熱酸化法を用いてゲ
ート酸化膜層2を20nm程度の厚みで形成する。ゲー
ト酸化膜層2上に減圧CVD法を用いて200nm程度
の膜厚を有する多結晶シリコン膜(図示せず)を形成す
る。この多結晶シリコン膜の形成時に多結晶シリコン膜
に導電性を持たせるためにSiH4 ガスとPH3 (フォ
スフィン)ガスとを同時に供給する。これにより、多結
晶シリコン膜にn型の導電性を与える。続いて、多結晶
シリコン膜上に減圧CVD法を用いて酸化膜(図示せ
ず)を50nm程度の厚みで形成する。その酸化膜上に
エッチングストッパ層となる材質の膜(図示せず)を5
0nm程度の膜厚で形成する。エッチングストッパ層を
TiN、WまたはWSiで形成する場合にはスパッタリ
ング法やCVD法を用い、SiN、多結晶シリコン、ア
モルファスシリコンで形成する場合には減圧CVD法を
用い、p−SiNで形成する場合にはプラズマCVD法
を用いる。その後、周知のフォトリソグラフィー法とド
ライエッチング技術とを用いて、上記したエッチングス
トッパ層となる膜、酸化膜および多結晶シリコン膜をエ
ッチングすることによって、エッチングストッパ層10
a、10b、上部絶縁膜4a、4b、およびゲート電極
3a、3bを形成する。なお、エッチングストッパ層1
0aは、後述する層間絶縁膜7のエッチングに対しては
エッチングレートが非常に小さいが、エッチングストッ
パ層10a自体のパターニングの際のエッチングでは別
なエッチングを用いるので容易にエッチングできる。こ
の後、エッチングストッパ層10a、10b、上部絶縁
膜4a、4bおよびゲート電極3a、3bをマスクとし
てゲート酸化膜層2越しに砒素をイオン注入する。その
後、熱処理を施して注入された砒素を活性化させること
によって図3に示すようなソース/ドレイン領域5a、
5bおよび5cを形成する。次に、減圧CVD法を用い
て全面に酸化膜を150nm程度の厚みで堆積した後全
面を異方性エッチングすることによって、サイドウォー
ル絶縁膜6aおよび6bを自己整合的に形成する。
【0021】次に、図4に示すように、全面を覆うよう
に、減圧CVD法を用いて酸化膜からなる層間絶縁膜7
を150nm程度の厚みで形成する。層間絶縁膜7上の
所定領域に後述するセルフアラインコンタクトホール8
を開口するためのフォトレジスト12を形成する。フォ
トレジスト12をマスクとしてドライエッチング法を用
いて層間絶縁膜7を異方的にエッチングする。このとき
のエッチング時間は、層間絶縁膜7の膜厚のばらつきや
ドライエッチング装置のエッチングレートのばらつきな
どを考慮して層間絶縁膜7の膜厚分よりも多めのエッチ
ング時間で処理する。すなわち、オーバエッチング法を
とる。このオーバエッチング法を行なうことによって、
図5に示すように、セルフアラインコンタクトホール8
を確実に開口してソース/ドレイン領域5bの表面を露
出させることができる。また、オーバエッチング法をと
ると、層間絶縁膜7がなくなってソース/ドレイン領域
5bが露出された後もソース/ドレイン領域5bの表面
がエッチングガスに晒されるため、層間絶縁膜7をエッ
チングするためのエッチングガスはシリコン半導体基板
に対するエッチングレートの非常に小さいものを選択す
る必要がある。このようにしてセルフアラインコンタク
トホール8を形成した後フォトレジスト12を除去す
る。なお、この第1実施例の製造方法では、層間絶縁膜
7aの形成時のオーバエッチングによってもエッチング
ストッパ層10aおよび10bはほとんどエッチングさ
れないため、そのエッチングストッパ層10aおよび1
0b下に位置する上部絶縁膜4aおよび4bに従来のよ
うな段差部分(図16のA部分参照)が発生することも
ない。また、図16に示した従来の半導体装置ではゲー
ト電極103aおよび103b上の絶縁膜の膜厚が約4
00nm程度であるのに対して、図5に示した本発明の
第1実施例のゲート電極3aおよび3b上の膜の厚みは
上部絶縁膜4aおよび4b(50nm)と、エッチング
ストッパ層10aおよび10b(50nm)と、層間絶
縁膜7a(150nm)との合計の250nmである。
したがって、この第1実施例の半導体装置では、従来よ
りも150nm程度段差が低減されていることがわか
る。
に、減圧CVD法を用いて酸化膜からなる層間絶縁膜7
を150nm程度の厚みで形成する。層間絶縁膜7上の
所定領域に後述するセルフアラインコンタクトホール8
を開口するためのフォトレジスト12を形成する。フォ
トレジスト12をマスクとしてドライエッチング法を用
いて層間絶縁膜7を異方的にエッチングする。このとき
のエッチング時間は、層間絶縁膜7の膜厚のばらつきや
ドライエッチング装置のエッチングレートのばらつきな
どを考慮して層間絶縁膜7の膜厚分よりも多めのエッチ
ング時間で処理する。すなわち、オーバエッチング法を
とる。このオーバエッチング法を行なうことによって、
図5に示すように、セルフアラインコンタクトホール8
を確実に開口してソース/ドレイン領域5bの表面を露
出させることができる。また、オーバエッチング法をと
ると、層間絶縁膜7がなくなってソース/ドレイン領域
5bが露出された後もソース/ドレイン領域5bの表面
がエッチングガスに晒されるため、層間絶縁膜7をエッ
チングするためのエッチングガスはシリコン半導体基板
に対するエッチングレートの非常に小さいものを選択す
る必要がある。このようにしてセルフアラインコンタク
トホール8を形成した後フォトレジスト12を除去す
る。なお、この第1実施例の製造方法では、層間絶縁膜
7aの形成時のオーバエッチングによってもエッチング
ストッパ層10aおよび10bはほとんどエッチングさ
れないため、そのエッチングストッパ層10aおよび1
0b下に位置する上部絶縁膜4aおよび4bに従来のよ
うな段差部分(図16のA部分参照)が発生することも
ない。また、図16に示した従来の半導体装置ではゲー
ト電極103aおよび103b上の絶縁膜の膜厚が約4
00nm程度であるのに対して、図5に示した本発明の
第1実施例のゲート電極3aおよび3b上の膜の厚みは
上部絶縁膜4aおよび4b(50nm)と、エッチング
ストッパ層10aおよび10b(50nm)と、層間絶
縁膜7a(150nm)との合計の250nmである。
したがって、この第1実施例の半導体装置では、従来よ
りも150nm程度段差が低減されていることがわか
る。
【0022】このような工程の後、最後に図1に示した
ように、減圧CVD法を用いて200nm程度の膜厚を
有する多結晶シリコン膜(図示せず)を全面に形成す
る。そしてその多結晶シリコン膜にn型の導電性を与え
るために砒素をイオン注入した後熱処理を施してその注
入した砒素を活性化させる。その後、フォトリソグラフ
ィー法とドライエッチング技術とを用いてその多結晶シ
リコン膜をパターニングすることによって、2つのMI
SFETに共通なソース/ドレイン領域5bに電気的に
接続される導電層9を形成する。これにより、第1実施
例のセルフアラインコンタクト構造を有する半導体装置
が完成される。
ように、減圧CVD法を用いて200nm程度の膜厚を
有する多結晶シリコン膜(図示せず)を全面に形成す
る。そしてその多結晶シリコン膜にn型の導電性を与え
るために砒素をイオン注入した後熱処理を施してその注
入した砒素を活性化させる。その後、フォトリソグラフ
ィー法とドライエッチング技術とを用いてその多結晶シ
リコン膜をパターニングすることによって、2つのMI
SFETに共通なソース/ドレイン領域5bに電気的に
接続される導電層9を形成する。これにより、第1実施
例のセルフアラインコンタクト構造を有する半導体装置
が完成される。
【0023】図6は、本発明の第2実施例によるセルフ
アラインコンタクト構造を有する半導体装置を示した断
面構造図である。図6を参照して、この第2実施例の半
導体装置では、図1に示した第1実施例と異なり、サイ
ドウォール絶縁膜16aおよび16bがエッチングスト
ッパ層10aおよび10bと同じ材質によって形成され
ている。すなわち、前述したエッチングストッパ層10
aおよび10bとなり得る材料のうち、絶縁性の材料で
あるたとえばSiN(シリコン窒化膜)やp−SiN
(プラズマシリコン窒化膜)でサイドウォール絶縁膜1
6aおよび16bを形成する。このように構成すること
によっても、前述した第1実施例と同様の効果を得るこ
とができる。
アラインコンタクト構造を有する半導体装置を示した断
面構造図である。図6を参照して、この第2実施例の半
導体装置では、図1に示した第1実施例と異なり、サイ
ドウォール絶縁膜16aおよび16bがエッチングスト
ッパ層10aおよび10bと同じ材質によって形成され
ている。すなわち、前述したエッチングストッパ層10
aおよび10bとなり得る材料のうち、絶縁性の材料で
あるたとえばSiN(シリコン窒化膜)やp−SiN
(プラズマシリコン窒化膜)でサイドウォール絶縁膜1
6aおよび16bを形成する。このように構成すること
によっても、前述した第1実施例と同様の効果を得るこ
とができる。
【0024】図7は、本発明の第3実施例によるセルフ
アラインコンタクト構造を有する半導体装置を示した断
面構造図である。図7を参照して、この第3実施例の半
導体装置では、第1および第2実施例と異なり、ゲート
電極3aおよび3bの上部表面上に直接エッチングスト
ッパ層10aおよび10bを形成している。つまり、エ
ッチングストッパ層10aおよび10bとなり得る材料
のうち、絶縁性のもの(SiNやp−SiNなど)によ
ってエッチングストッパ層10aおよび10bを形成す
れば、第1実施例および第2実施例の上部絶縁膜4aお
よび4bを除いたとしても問題はない。そして、このよ
うにゲート電極3aおよび3b上に直接エッチングスト
ッパ層10aおよび10bを形成するように構成すれ
ば、第1実施例および第2実施例よりもさらに基板表面
の凹凸を低減することができ平坦性を向上させることが
できる。
アラインコンタクト構造を有する半導体装置を示した断
面構造図である。図7を参照して、この第3実施例の半
導体装置では、第1および第2実施例と異なり、ゲート
電極3aおよび3bの上部表面上に直接エッチングスト
ッパ層10aおよび10bを形成している。つまり、エ
ッチングストッパ層10aおよび10bとなり得る材料
のうち、絶縁性のもの(SiNやp−SiNなど)によ
ってエッチングストッパ層10aおよび10bを形成す
れば、第1実施例および第2実施例の上部絶縁膜4aお
よび4bを除いたとしても問題はない。そして、このよ
うにゲート電極3aおよび3b上に直接エッチングスト
ッパ層10aおよび10bを形成するように構成すれ
ば、第1実施例および第2実施例よりもさらに基板表面
の凹凸を低減することができ平坦性を向上させることが
できる。
【0025】なお、上記した第1実施例〜第3実施例で
は、ウェル領域または半導体基板をP型とし、ソース/
ドレイン領域5a、5bおよび5cなどをn型とした
が、本発明はこれに限らずウェル領域または半導体基板
をn型としソース/ドレイン領域5a、5bおよび5c
などをP型にしても同様の効果が得られる。
は、ウェル領域または半導体基板をP型とし、ソース/
ドレイン領域5a、5bおよび5cなどをn型とした
が、本発明はこれに限らずウェル領域または半導体基板
をn型としソース/ドレイン領域5a、5bおよび5c
などをP型にしても同様の効果が得られる。
【0026】また、図2に示した第1実施例の半導体装
置の製造プロセスではゲート電極3aおよび3bとなる
多結晶シリコン膜にn型の導電性を持たせる方法として
多結晶シリコン膜の形成時に同時にリンを導入する方法
を用いたが、本発明はこれに限らず、多結晶シリコン膜
を形成した後にリンや砒素をイオン注入して熱処理する
ことによって多結晶シリコン膜内に注入した不純物を活
性することにより多結晶シリコン膜にn型の導電性を持
たすようにしてもよい。
置の製造プロセスではゲート電極3aおよび3bとなる
多結晶シリコン膜にn型の導電性を持たせる方法として
多結晶シリコン膜の形成時に同時にリンを導入する方法
を用いたが、本発明はこれに限らず、多結晶シリコン膜
を形成した後にリンや砒素をイオン注入して熱処理する
ことによって多結晶シリコン膜内に注入した不純物を活
性することにより多結晶シリコン膜にn型の導電性を持
たすようにしてもよい。
【0027】図8は、本発明の第4実施例によるセルフ
アラインコンタクト構造を有する半導体装置を示した断
面構造図である。図8を参照して、この第4実施例によ
る半導体装置では、前述した第1実施例〜第3実施例と
異なり、ゲート電極23をn型多結晶シリコン膜23a
と高融点金属シリサイド膜23bからなる2層のいわゆ
るポリサイド膜によって構成している。高融点金属シリ
サイド膜23bとしては、WSi(タングステンシリサ
イド)やTiSi(チタンシリサイド)などがあるが、
以下の理由によって主にWSiが用いられている。すな
わち、熱処理に対する耐性つまりその膜に熱処理を加え
ることでその膜の持つ物理的性質が変化するかどうかま
たは物理的性質が変化したとしてもその膜の機能を果た
すかどうかの点を考慮すると、熱処理に対する耐性に優
れたWSiが用いられる。このようにこの第4実施例で
は、ゲート電極23をn型多結晶シリコン膜23aと高
融点金属シリサイド膜23bとからなるポリサイド膜に
よって構成することにより、ゲート電極23の抵抗値を
前述した第1実施例〜第3実施例よりも低くすることが
できる。これにより、第1実施例〜第3実施例に比べて
信号伝搬の遅延を低減することができるという効果を奏
する。特に最近では半導体集積回路(IC)の高速化が
要求されているためにゲート電極23としてポリサイド
膜を用いることは非常に有効である。また、この第4実
施例ではゲート電極23の上方にエッチングストッパ層
10aおよび10bが形成されているため、前述した第
1実施例〜第3実施例と同様の効果を有する。
アラインコンタクト構造を有する半導体装置を示した断
面構造図である。図8を参照して、この第4実施例によ
る半導体装置では、前述した第1実施例〜第3実施例と
異なり、ゲート電極23をn型多結晶シリコン膜23a
と高融点金属シリサイド膜23bからなる2層のいわゆ
るポリサイド膜によって構成している。高融点金属シリ
サイド膜23bとしては、WSi(タングステンシリサ
イド)やTiSi(チタンシリサイド)などがあるが、
以下の理由によって主にWSiが用いられている。すな
わち、熱処理に対する耐性つまりその膜に熱処理を加え
ることでその膜の持つ物理的性質が変化するかどうかま
たは物理的性質が変化したとしてもその膜の機能を果た
すかどうかの点を考慮すると、熱処理に対する耐性に優
れたWSiが用いられる。このようにこの第4実施例で
は、ゲート電極23をn型多結晶シリコン膜23aと高
融点金属シリサイド膜23bとからなるポリサイド膜に
よって構成することにより、ゲート電極23の抵抗値を
前述した第1実施例〜第3実施例よりも低くすることが
できる。これにより、第1実施例〜第3実施例に比べて
信号伝搬の遅延を低減することができるという効果を奏
する。特に最近では半導体集積回路(IC)の高速化が
要求されているためにゲート電極23としてポリサイド
膜を用いることは非常に有効である。また、この第4実
施例ではゲート電極23の上方にエッチングストッパ層
10aおよび10bが形成されているため、前述した第
1実施例〜第3実施例と同様の効果を有する。
【0028】なお、この第4実施例のようにゲート電極
23をポリサイド膜で形成すれば、高融点金属シリサイ
ド膜23bの反射率が高くゲート電極23をエッチング
するときにマスクとなるフォトレジストが適切に形成で
きないという問題点が考えられる。すなわち、高融点金
属シリサイド膜23bは露光光に対する反射率が高く、
フォトレジストは露光時に上から照射される光と下から
反射してくる光との両方に感光してしまうからである。
しかし、エッチングストッパ層10aおよび10bのう
ち、反射率の低いTiN(チタンナイトライド)、p−
SiN(プラズマシリコン窒化膜)、多結晶シリコンま
たはアモルファスシリコンを用いれば、エッチングスト
ッパ層10aおよび10bが反射防止膜となりフォトリ
ソグラフィー時にフォトレジストが下から受ける反射光
が非常に低減される。この結果、ゲート電極23をエッ
チングするためのマスクとなるフォトレジストを適切に
形成することができる。これにより、ゲート電極23を
所望の形状にエッチングすることができる。
23をポリサイド膜で形成すれば、高融点金属シリサイ
ド膜23bの反射率が高くゲート電極23をエッチング
するときにマスクとなるフォトレジストが適切に形成で
きないという問題点が考えられる。すなわち、高融点金
属シリサイド膜23bは露光光に対する反射率が高く、
フォトレジストは露光時に上から照射される光と下から
反射してくる光との両方に感光してしまうからである。
しかし、エッチングストッパ層10aおよび10bのう
ち、反射率の低いTiN(チタンナイトライド)、p−
SiN(プラズマシリコン窒化膜)、多結晶シリコンま
たはアモルファスシリコンを用いれば、エッチングスト
ッパ層10aおよび10bが反射防止膜となりフォトリ
ソグラフィー時にフォトレジストが下から受ける反射光
が非常に低減される。この結果、ゲート電極23をエッ
チングするためのマスクとなるフォトレジストを適切に
形成することができる。これにより、ゲート電極23を
所望の形状にエッチングすることができる。
【0029】図9は、本発明の第5実施例によるセルフ
アラインコンタクト構造を有する半導体装置を示した平
面図であり、図10は図9に示した第5実施例の半導体
装置のX1 −X1 (X2 −X2 )に沿った断面図であ
り、図11はY−Yに沿った断面図である。図9〜図1
1を参照して、この第5実施例の半導体装置では、ゲー
ト電極3aおよび3bが所定の間隔を隔てて所定の方向
に延びるように形成されている(図9参照)。そして、
そのゲート電極3aおよび3bとほぼ直交する方向に所
定の間隔を隔ててソース/ドレイン領域5a、5bおよ
び5cが形成されている。また、ソース/ドレイン領域
5a、5bおよび5cから所定の間隔を隔ててほぼ平行
にソース/ドレイン領域5d、5eおよび5fが形成さ
れており、そのソース/ドレイン領域5d、5eおよび
5fから所定の間隔を隔ててほぼ平行にソース/ドレイ
ン領域5g、5hおよび5iが形成されている。ゲート
電極3aの両端部分(両側壁部分)に沿ってサイドウォ
ール絶縁膜6aが形成されており、ゲート電極3bの両
端部分(両側壁部分)に沿ってサイドウォール絶縁膜6
bが形成されている。ゲート電極3aおよび3bの上部
表面上にはそれぞれ50nm程度の厚みを有する薄い上
部絶縁膜4aおよび4bが形成されている。
アラインコンタクト構造を有する半導体装置を示した平
面図であり、図10は図9に示した第5実施例の半導体
装置のX1 −X1 (X2 −X2 )に沿った断面図であ
り、図11はY−Yに沿った断面図である。図9〜図1
1を参照して、この第5実施例の半導体装置では、ゲー
ト電極3aおよび3bが所定の間隔を隔てて所定の方向
に延びるように形成されている(図9参照)。そして、
そのゲート電極3aおよび3bとほぼ直交する方向に所
定の間隔を隔ててソース/ドレイン領域5a、5bおよ
び5cが形成されている。また、ソース/ドレイン領域
5a、5bおよび5cから所定の間隔を隔ててほぼ平行
にソース/ドレイン領域5d、5eおよび5fが形成さ
れており、そのソース/ドレイン領域5d、5eおよび
5fから所定の間隔を隔ててほぼ平行にソース/ドレイ
ン領域5g、5hおよび5iが形成されている。ゲート
電極3aの両端部分(両側壁部分)に沿ってサイドウォ
ール絶縁膜6aが形成されており、ゲート電極3bの両
端部分(両側壁部分)に沿ってサイドウォール絶縁膜6
bが形成されている。ゲート電極3aおよび3bの上部
表面上にはそれぞれ50nm程度の厚みを有する薄い上
部絶縁膜4aおよび4bが形成されている。
【0030】ゲート電極3aとソース/ドレイン領域5
aおよび5bとによってMISFET14a、ゲート電
極3bとソース/ドレイン領域5bおよび5cとによっ
てMISFET14b、ゲート電極3aとソース/ドレ
イン領域5dおよび5eとによってMISFET14
c、ゲート電極3bとソース/ドレイン領域5eおよび
5fとによってMISFET14d、ゲート電極3aと
ソース/ドレイン領域5gおよび5hとによってMIS
FET14e、ゲート電極3bとソース/ドレイン領域
5hおよび5iとによってMISFET14fが構成さ
れている。すなわち、MISFET14aおよび14b
は共通のソース/ドレイン領域5bを有し、MISFE
T14cおよび14dは共通のソース/ドレイン領域5
eを有し、MISFET14eおよび14fは共通のソ
ース/ドレイン領域5hを有するように形成されてい
る。MISFET14a、14b、14c、14d、1
4eおよび14fを形成する領域が活性領域12の領域
である。ゲート電極3aおよび3b上に位置する上部絶
縁膜4aおよび4b上の所定領域にはそれぞれエッチン
グストッパ層41aと41bとが所定の間隔を隔てて形
成されている。セルフアラインコンタクトホール8a、
8bおよび8c内でソース/ドレイン領域5b、5eお
よび5hにそれぞれ電気的に接続するように導電層9
a、9bおよび9cが形成されている。ここで、この第
5実施例では、エッチングストッパ層41aおよび41
bがTiN、W、WSi、導電性が高い多結晶シリコン
(たとえばn型導電性多結晶シリコン膜)、導電性の高
いアモルファスシリコン(たとえばn型導電性アモルフ
ァスシリコン膜)などの導電性を有する材料によって形
成されている。また、エッチングストッパ層41aは導
電層9aと導電層9cとを電気的に接続するように配置
されており、エッチングストッパ層41bは導電層9b
に電気的に接続されている。エッチングストッパ層41
aとエッチングストッパ層41bとは所定の間隔を隔て
て形成されており電気的に絶縁されている。また、ゲー
ト電極3aおよび3bと、エッチングストッパ層41a
および41bとは、それぞれ上部絶縁膜4aおよび4b
によって電気的に絶縁されている。
aおよび5bとによってMISFET14a、ゲート電
極3bとソース/ドレイン領域5bおよび5cとによっ
てMISFET14b、ゲート電極3aとソース/ドレ
イン領域5dおよび5eとによってMISFET14
c、ゲート電極3bとソース/ドレイン領域5eおよび
5fとによってMISFET14d、ゲート電極3aと
ソース/ドレイン領域5gおよび5hとによってMIS
FET14e、ゲート電極3bとソース/ドレイン領域
5hおよび5iとによってMISFET14fが構成さ
れている。すなわち、MISFET14aおよび14b
は共通のソース/ドレイン領域5bを有し、MISFE
T14cおよび14dは共通のソース/ドレイン領域5
eを有し、MISFET14eおよび14fは共通のソ
ース/ドレイン領域5hを有するように形成されてい
る。MISFET14a、14b、14c、14d、1
4eおよび14fを形成する領域が活性領域12の領域
である。ゲート電極3aおよび3b上に位置する上部絶
縁膜4aおよび4b上の所定領域にはそれぞれエッチン
グストッパ層41aと41bとが所定の間隔を隔てて形
成されている。セルフアラインコンタクトホール8a、
8bおよび8c内でソース/ドレイン領域5b、5eお
よび5hにそれぞれ電気的に接続するように導電層9
a、9bおよび9cが形成されている。ここで、この第
5実施例では、エッチングストッパ層41aおよび41
bがTiN、W、WSi、導電性が高い多結晶シリコン
(たとえばn型導電性多結晶シリコン膜)、導電性の高
いアモルファスシリコン(たとえばn型導電性アモルフ
ァスシリコン膜)などの導電性を有する材料によって形
成されている。また、エッチングストッパ層41aは導
電層9aと導電層9cとを電気的に接続するように配置
されており、エッチングストッパ層41bは導電層9b
に電気的に接続されている。エッチングストッパ層41
aとエッチングストッパ層41bとは所定の間隔を隔て
て形成されており電気的に絶縁されている。また、ゲー
ト電極3aおよび3bと、エッチングストッパ層41a
および41bとは、それぞれ上部絶縁膜4aおよび4b
によって電気的に絶縁されている。
【0031】また、セルフアラインコンタクトホール8
a、8bおよび8cを形成するときにエッチングされる
領域13a、13bおよび13cと、ゲート電極3aお
よび3bとが重なる部分上にもエッチングストッパ層4
1aおよび41bが形成されている。これにより、セル
フアラインコンタクトホール8a、8bおよび8cを形
成するためのエッチング時にオーバエッチングを行なっ
たとしてもエッチングストッパ層41aおよび41bに
よってゲート電極3aおよび3bの上部表面が露出する
のが有効に防止される。この結果、この第5実施例にお
いても、前述した第1実施例〜第4実施例と同様にゲー
ト電極3aおよび3b上に位置する上部絶縁膜4aおよ
び4bの膜厚を50nm程度と薄く形成でき、従来に比
べて平坦性が向上する。
a、8bおよび8cを形成するときにエッチングされる
領域13a、13bおよび13cと、ゲート電極3aお
よび3bとが重なる部分上にもエッチングストッパ層4
1aおよび41bが形成されている。これにより、セル
フアラインコンタクトホール8a、8bおよび8cを形
成するためのエッチング時にオーバエッチングを行なっ
たとしてもエッチングストッパ層41aおよび41bに
よってゲート電極3aおよび3bの上部表面が露出する
のが有効に防止される。この結果、この第5実施例にお
いても、前述した第1実施例〜第4実施例と同様にゲー
ト電極3aおよび3b上に位置する上部絶縁膜4aおよ
び4bの膜厚を50nm程度と薄く形成でき、従来に比
べて平坦性が向上する。
【0032】また、この第5実施例では、上記したよう
に導電層9aと導電層9cとはエッチングストッパ層4
1aによって電気的に導通しており、導電層9bに電気
的に接続されるエッチングストッパ層41bとエッチン
グストッパ層41aとは電気的に絶縁されている。この
ように構成することによって、たとえば平面的に導電層
9bを挟んで存在する導電層9aと導電層9cとを電気
的に接続しなければならないような電気回路が必要なと
きには導電層9aと導電層9cとを電気的に接続するよ
うな別の配線層を形成する必要がないという効果を奏す
る。この結果、上記のような回路を実現させる製造工程
を簡略化することができる。なお、図9には示していな
いが図10および図11からも明らかなようにこの第5
実施例においては第1実施例〜第4実施例と同様に層間
絶縁膜7aおよび7bが形成されている。
に導電層9aと導電層9cとはエッチングストッパ層4
1aによって電気的に導通しており、導電層9bに電気
的に接続されるエッチングストッパ層41bとエッチン
グストッパ層41aとは電気的に絶縁されている。この
ように構成することによって、たとえば平面的に導電層
9bを挟んで存在する導電層9aと導電層9cとを電気
的に接続しなければならないような電気回路が必要なと
きには導電層9aと導電層9cとを電気的に接続するよ
うな別の配線層を形成する必要がないという効果を奏す
る。この結果、上記のような回路を実現させる製造工程
を簡略化することができる。なお、図9には示していな
いが図10および図11からも明らかなようにこの第5
実施例においては第1実施例〜第4実施例と同様に層間
絶縁膜7aおよび7bが形成されている。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明によ
れば、第1の導電層の上部表面上にエッチングストッパ
層を形成し、半導体基板とそのエッチングストッパ層の
一部とを覆うように半導体基板の所定領域上に開口を有
する第2の絶縁膜を形成し、開口内で半導体基板表面と
電気的に接続するとともにエッチングストッパ層上に沿
って延びるように第2の導電層を形成することによっ
て、第2の絶縁膜に開口を形成するためのドライエッチ
ング時にオーバエッチングを行なったとしてもエッチン
グストッパ層の存在によって第1の導電層の上部表面が
露出するのが有効に防止されるので、従来のようにオー
バエッチング分を見込んだ余分な厚みを有する絶縁膜を
第1の導電層上に形成する必要がない。この結果、従来
に比べて半導体基板表面の凹凸を低減することができ、
平坦性を向上させることができる。これにより、たとえ
ば後工程で所定の膜をパターニングするためのフォトレ
ジストを形成したときにそのフォトレジストの膜厚のば
らつきが大きくなるのを有効に防止することができ、こ
の結果良好な露光が行え、希望通りのフォトレジストパ
ターンを形成することができる。また、基板表面の絶対
段差が小さいために後工程で行なうドライエッチング時
のオーバエッチング量も大幅に低減することができドラ
イエッチングプロセスの短時間化を図ることができる。
れば、第1の導電層の上部表面上にエッチングストッパ
層を形成し、半導体基板とそのエッチングストッパ層の
一部とを覆うように半導体基板の所定領域上に開口を有
する第2の絶縁膜を形成し、開口内で半導体基板表面と
電気的に接続するとともにエッチングストッパ層上に沿
って延びるように第2の導電層を形成することによっ
て、第2の絶縁膜に開口を形成するためのドライエッチ
ング時にオーバエッチングを行なったとしてもエッチン
グストッパ層の存在によって第1の導電層の上部表面が
露出するのが有効に防止されるので、従来のようにオー
バエッチング分を見込んだ余分な厚みを有する絶縁膜を
第1の導電層上に形成する必要がない。この結果、従来
に比べて半導体基板表面の凹凸を低減することができ、
平坦性を向上させることができる。これにより、たとえ
ば後工程で所定の膜をパターニングするためのフォトレ
ジストを形成したときにそのフォトレジストの膜厚のば
らつきが大きくなるのを有効に防止することができ、こ
の結果良好な露光が行え、希望通りのフォトレジストパ
ターンを形成することができる。また、基板表面の絶対
段差が小さいために後工程で行なうドライエッチング時
のオーバエッチング量も大幅に低減することができドラ
イエッチングプロセスの短時間化を図ることができる。
【0034】請求項2に係る半導体装置の製造方法によ
れば、半導体基板の主表面上の所定領域に第1の絶縁膜
を介して第1の導電層を形成し、その第1の導電層の上
部表面上にエッチングストッパ層を形成し、半導体基板
とそのエッチングストッパ層とを覆うように第2の絶縁
膜を形成し、第2の絶縁膜の所定領域を異方的にエッチ
ングすることによって半導体基板の主表面の所定領域上
に開口を形成することにより半導体基板表面を露出さ
せ、その露出された半導体基板表面に電気的に接続する
とともにエッチングストッパ層の上部表面上に沿って延
びる第2の導電層を形成することによって、上記第2の
絶縁膜を異方的にエッチングする際にオーバエッチング
を行なったとしても、エッチングストッパ層の存在によ
り第1の導電層の上部表面が露出されることがない。こ
れにより、第1の導電層上に従来のようなオーバエッチ
ング量を見込んだ余分な厚みを有する絶縁膜を形成する
必要がなく半導体基板表面の凹凸を低減することがで
き、平坦性を向上させることができる。これにより、後
の工程で所定の膜をパターニングするためのフォトレジ
ストを形成した場合にそのフォトレジストの膜厚のばら
つきを有効に低減することができ希望通りのパターン形
状を有するフォトレジストパターンを形成することがで
きる。また、上記のように平坦性が向上されるため、後
の工程のドライエッチング時のオーバエッチング量を有
効に低減することができドライエッチングプロセスの短
時間化を図ることができる。
れば、半導体基板の主表面上の所定領域に第1の絶縁膜
を介して第1の導電層を形成し、その第1の導電層の上
部表面上にエッチングストッパ層を形成し、半導体基板
とそのエッチングストッパ層とを覆うように第2の絶縁
膜を形成し、第2の絶縁膜の所定領域を異方的にエッチ
ングすることによって半導体基板の主表面の所定領域上
に開口を形成することにより半導体基板表面を露出さ
せ、その露出された半導体基板表面に電気的に接続する
とともにエッチングストッパ層の上部表面上に沿って延
びる第2の導電層を形成することによって、上記第2の
絶縁膜を異方的にエッチングする際にオーバエッチング
を行なったとしても、エッチングストッパ層の存在によ
り第1の導電層の上部表面が露出されることがない。こ
れにより、第1の導電層上に従来のようなオーバエッチ
ング量を見込んだ余分な厚みを有する絶縁膜を形成する
必要がなく半導体基板表面の凹凸を低減することがで
き、平坦性を向上させることができる。これにより、後
の工程で所定の膜をパターニングするためのフォトレジ
ストを形成した場合にそのフォトレジストの膜厚のばら
つきを有効に低減することができ希望通りのパターン形
状を有するフォトレジストパターンを形成することがで
きる。また、上記のように平坦性が向上されるため、後
の工程のドライエッチング時のオーバエッチング量を有
効に低減することができドライエッチングプロセスの短
時間化を図ることができる。
【図1】本発明の第1実施例によるセルフアラインコン
タクト構造を有する半導体装置を示した断面構造図であ
る。
タクト構造を有する半導体装置を示した断面構造図であ
る。
【図2】図1に示した第1実施例の半導体装置の製造プ
ロセスの第1工程を説明するための断面構造図である。
ロセスの第1工程を説明するための断面構造図である。
【図3】図1に示した第1実施例の半導体装置の製造プ
ロセスの第2工程を説明するための断面構造図である。
ロセスの第2工程を説明するための断面構造図である。
【図4】図1に示した第1実施例の半導体装置の製造プ
ロセスの第3工程を説明するための断面構造図である。
ロセスの第3工程を説明するための断面構造図である。
【図5】図1に示した第1実施例の半導体装置の製造プ
ロセスの第4工程を説明するための断面構造図である。
ロセスの第4工程を説明するための断面構造図である。
【図6】本発明の第2実施例によるセルフアラインコン
タクト構造を有する半導体装置を示した断面構造図であ
る。
タクト構造を有する半導体装置を示した断面構造図であ
る。
【図7】本発明の第3実施例によるセルフアラインコン
タクト構造を有する半導体装置を示した断面構造図であ
る。
タクト構造を有する半導体装置を示した断面構造図であ
る。
【図8】本発明の第4実施例によるセルフアラインコン
タクト構造を有する半導体装置を示した断面構造図であ
る。
タクト構造を有する半導体装置を示した断面構造図であ
る。
【図9】本発明の第5実施例によるセルフアラインコン
タクト構造を有する半導体装置を示した平面図である。
タクト構造を有する半導体装置を示した平面図である。
【図10】図9に示した第5実施例の半導体装置のX1
−X1 (X2 −X2 )に沿った断面図である。
−X1 (X2 −X2 )に沿った断面図である。
【図11】図9に示した第5実施例の半導体装置のY−
Yに沿った断面図である。
Yに沿った断面図である。
【図12】従来のセルフアラインコンタクト構造を有す
る半導体装置を示した断面構造図である。
る半導体装置を示した断面構造図である。
【図13】図12に示した従来の半導体装置の製造プロ
セスの第1工程を説明するための断面構造図である。
セスの第1工程を説明するための断面構造図である。
【図14】図12に示した従来の半導体装置の製造プロ
セスの第2工程を説明するための断面構造図である。
セスの第2工程を説明するための断面構造図である。
【図15】図12に示した従来の半導体装置の製造プロ
セスの第3工程を説明するための断面構造図である。
セスの第3工程を説明するための断面構造図である。
【図16】図12に示した従来の半導体装置の製造プロ
セスの第4工程を説明するための断面構造図である。
セスの第4工程を説明するための断面構造図である。
1:Pウェル(またはP型半導体基板) 3a、3b:ゲート電極 4a、4b:上部絶縁膜 7a、7b:層間絶縁膜 8:セルフアラインコンタクトホール 9:導電層 10a、10b:エッチングストッパ層 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/336 29/784
Claims (2)
- 【請求項1】 主表面を有する半導体基板と、 前記半導体基板の主表面上の所定領域に第1の絶縁膜を
介して形成された第1の導電層と、 前記第1の導電層の上部表面上に形成されたエッチング
ストッパ層と、 前記半導体基板と前記エッチングストッパ層の一部とを
覆うように形成され、前記半導体基板の所定領域上に開
口を有する第2の絶縁膜と、 前記開口内で前記半導体基板表面と電気的に接続される
とともに、前記エッチングストッパ層上に沿って延びる
ように形成された第2の導電層とを備えた、半導体装
置。 - 【請求項2】 半導体基板の主表面上の所定領域に第1
の絶縁膜を介して第1の導電層を形成する工程と、 前記第1の導電層の上部表面上にエッチングストッパ層
を形成する工程と、 前記半導体基板と前記エッチングストッパ層とを覆うよ
うに第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜の所定領域を異方的にエッチングする
ことによって前記半導体基板の主表面の所定領域上に開
口を形成することにより、前記半導体基板表面を露出さ
せる工程と、 前記露出された半導体基板表面に電気的に接続するとと
もに前記エッチングストッパ層の上部表面上に沿って延
びる第2の導電層を形成する工程とを備えた、半導体装
置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4342092A JPH06196480A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4342092A JPH06196480A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06196480A true JPH06196480A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18351100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4342092A Withdrawn JPH06196480A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06196480A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08236713A (ja) * | 1994-12-22 | 1996-09-13 | Lg Semicon Co Ltd | 半導体素子の製造方法 |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP4342092A patent/JPH06196480A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08236713A (ja) * | 1994-12-22 | 1996-09-13 | Lg Semicon Co Ltd | 半導体素子の製造方法 |
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