JPH06196160A - アルカリ亜鉛蓄電池用亜鉛極板の製造方法とその装置 - Google Patents

アルカリ亜鉛蓄電池用亜鉛極板の製造方法とその装置

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JPH06196160A
JPH06196160A JP43A JP35683592A JPH06196160A JP H06196160 A JPH06196160 A JP H06196160A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 35683592 A JP35683592 A JP 35683592A JP H06196160 A JPH06196160 A JP H06196160A
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一弥 岡部
Naoki Obata
尚基 小畑
Sakuhiro Moriwaki
策弘 森脇
Takeo Ishii
武男 石井
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Yuasa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な工程により集電体の両面にペーストを
均一にかつ剥離が生じないように塗布形成することがで
きるアルカリ亜鉛蓄電池用亜鉛極板の製造方法を提供す
る。 【構成】 アルカリ亜鉛蓄電池用亜鉛極板の製造方法に
おいて、酸化亜鉛及び金属亜鉛を主成分とする亜鉛負極
活物質と結着剤として繊維状の耐アルカリ性樹脂に混合
溶媒を加えたペースト3を透孔5を持つ集電体4に塗布
形成する際に、該集電体4を挾んで配置された2つの混
合溶媒を吸収するペーストガイド2によりペースト3を
保持し、このペースト3を集電体4の両面から塗布する
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルカリ亜鉛蓄電池
の亜鉛極板の製造方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のニッケル亜鉛蓄電池の亜鉛極板の
製造方法は、図4に示すようなテフロン(ポリテトラフ
ルオロエチレンの商品名、以下同じ)を結着剤としたシ
ート方式が主流であった。この方法は、結着剤を混合し
た亜鉛極活物質10を2本のロール11により厚みを規
制し、これを繰り返すことによりシート状にし、このシ
ート状亜鉛極活物質12を、集電体14の両面からロー
ル13により圧着して貼り合わせて亜鉛極板15を得る
ものである。しかしながら、このシート方式は生産性が
悪く、生産性の高いペースト方式が望ましいとされてい
る。
【0003】ペースト方式の極板の製造方法としては、
従来、結着剤にCMC等を用いて図5のような塗布方式
を用いていた。即ち、亜鉛極活物質とCMC等の結着剤
と溶剤とからなるペースト16に、透孔部を有する集電
体4を連続的に通して、スリッター17から引き上げ
て、集電体の両面にペースト16を塗着させるものであ
る。しかしながらアルカリ亜鉛蓄電池、特に亜鉛極にお
いて、CMC等の結着剤は電解液粘度を上げ放電特性が
劣化するといった欠点があった。
【0004】又、このペースト方式では繊維化された耐
アルカリ性樹脂を結着剤として用いて塗布する場合、繊
維化した耐アルカリ性樹脂がペーストの均一流動性を保
持せず不均一に塗布されてしまう欠点があった。
【0005】この欠点を解決するために、図6のような
ペーストを保持する紙を用いて片面ずつ塗布する方式が
提案されてきた。まず、2本のロール18間にペースト
保持紙19と透孔部を有する集電体4と、更にこのペー
スト保持紙18と集電体4の間にペースト16を供給し
て、集電体4の片面及び透孔部内部にペースト16を塗
布成形し、次いで、ロール20間で同様にペースト保持
紙21と集電体4の間にペースト16を供給し、集電体
4のもう一方の面にペースト16を塗布形成する。その
後、両側のペースト保持紙19,21は巻き取られ、亜
鉛極板が得られる。しかし、このペースト保持紙を使用
する方法においても、ペーストの厚みがバラついたり、
塗布した活物質が剥離しやすいといった重大な欠点があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のアルカリ亜鉛蓄電池用亜鉛極板のペースト式製造法
は、得られた電池の放電性能が悪く、或は、ペーストが
均一塗布しにくく剥離し易いといった欠点がある。そこ
で本発明は、簡単な工程により集電体の両面にペースト
を均一にかつ剥離が生じないように塗布形成することが
できるアルカリ亜鉛蓄電池用亜鉛極板の製造方法とその
装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、亜鉛極の結着剤として繊維化された耐ア
ルカリ性樹脂を用い、混合溶媒を吸収可能なペーストガ
イドを用いることによって繊維化された耐アルカリ性樹
脂を用いたペーストを均一塗布可能にせしめたことを特
徴とするものである。
【0008】即ち、酸化亜鉛及び金属亜鉛を主成分とす
る亜鉛負極活物質と結着剤として繊維状の耐アルカリ性
樹脂とに混合溶媒を加えたペーストを、透孔を持つ集電
体を挾むように配置された2つの混合溶媒を吸収するペ
ーストガイドを用いて保持し、該ペーストを前記集電体
の両面から塗布するようにしたアルカリ亜鉛蓄電池用亜
鉛極板の製造方法とその装置である。尚、本発明に用い
るペースト中の結着剤の割合としては、亜鉛負極活物質
100重量部に対して1重量部以上が望ましい。
【0009】
【作用】酸化亜鉛と金属亜鉛を主成分とし結着剤として
繊維化された耐アルカリ性樹脂を用いた本ペーストの流
動性は混合溶媒の量によって大きく変化する。即ち、混
合溶媒の量が多いと流動性が高く、逆に少ないと流動性
が低くなる。
【0010】このペーストを図1に示すように透孔せし
めた集電体4を中心として両面に配置し、ペースト3は
ペーストガイド2に保持させる。この時、ペーストガイ
ド2が混合溶媒を吸収するために、ペーストガイド2に
接触した面のペースト3aは混合溶媒を吸収され流動性
を大幅に失う。
【0011】流動性を失ったペースト3aは透孔を有す
る集電体4に塗り付けられる。この時、集電体近傍のペ
ースト3は混合溶媒をペーストガイド2に吸収されるこ
となく、流動性を保持している。この流動性を保持した
ペースト3はロール1で厚み規制されたときに集電体4
の透孔部5を通して両面のペースト3が接触する。
【0012】ペースト3中に配置した繊維化された耐ア
ルカリ性樹脂6はこの時集電体4の透孔部5を通して図
2のようにお互いに入り込み、集電体4に塗布された両
面の活物質を絡み合わすことになり保持せしめることが
できる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図3又
は図1に基づいて説明する。
【0014】金属亜鉛と酸化亜鉛とからなる活物質に繊
維化された耐アルカリ性樹脂としてテフロンを結着剤と
して混合し、混合溶媒としてエタノールを用いて混練し
繊維化する。
【0015】この時、混合溶媒はエタノール以外にもテ
フロンとなじみがよいアルコール等の有機溶媒を用いる
ことができる。又、テフロン等のポリテトラフルオロエ
チレンの代わりに繊維化されたポリプロピレン繊維等を
用いてもこの手法であれば塗布可能である。
【0016】このペースト3を、図3に示すように、厚
み調整作用を持つ2本のロール1に各々別々に保持され
た混合溶媒の吸収が可能な2つのペーストガイド2上に
配置する。
【0017】ペーストガイド2は連続使用をするためベ
ルト状に成形する。実施した材質は木綿であるが、溶媒
に溶けず、溶媒を吸収可能な材質であれば何でもよい。
【0018】ロール1を図1に示すように回転させる
と、上述した機構で流動性を失ったペースト3は集電体
4に供給され塗布される。更に、この時ロール1は厚み
を規制し、ペースト3をペーストガイド2とともに抑え
る作用があるため、余剰の混合溶媒は絞り出され、ロー
ル1に沿って排出される。この後、ヒーター7により若
干の乾燥を行い、ペーストガイド2と流動性を大幅に失
ったペースト3が剥がれ易くする。ペーストガイド2は
完全乾燥し、付着活物質をブラシ8により掻き取り連続
使用する。
【0019】ペースト3の塗布が完了した集電体4は、
更に必要であればヒーター9を用いた完全乾燥装置を経
てから厚み調整が行なわれ、アルカリ亜鉛蓄電池用亜鉛
極板として用いられる。
【0020】
【発明の効果】上述した如く、本発明の製造方法を用い
ることによって、集電体に塗布される活物質結着剤とし
て繊維状の耐アルカリ性樹脂を用いたペーストの外層部
分が流動性を失っており、又、ペーストの内部は流動性
を有して集電体の透孔へ入り込んでいるので、製造工程
を簡略化しつつ、ペーストの均一塗布が可能となり、更
に、活物質の剥離が生じることがないアルカリ亜鉛蓄電
池用亜鉛極板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面塗布方式においてペーストガイド
が分散溶媒を吸収した流動性の低くなったペーストと流
動性のあるペーストの位置関係を示した図である。
【図2】集電体に塗布されたペースト中の繊維化された
耐アルカリ性樹脂の位置関係を示した図である。
【図3】実施例に係るアルカリ亜鉛蓄電池用亜鉛極板製
造工程の概略を示した図である。
【図4】従来のシート方式のアルカリ亜鉛蓄電池用亜鉛
極板の製造法を示した図である。
【図5】従来のCMC等を活物質結着剤として用いたア
ルカリ亜鉛蓄電池用亜鉛極板の製造法を示した図であ
る。
【図6】従来の片面塗布方式を用いたアルカリ亜鉛蓄電
池用亜鉛極板の製造法を示した図である。
【符号の説明】
1 ロール 2 ペーストガイド 3,3a 亜鉛極活物質ペースト 4 透孔部を有する集電体 5 透孔 6 耐アルカリ性樹脂 7,9 ヒーター 8 活物質掻き取りブラシ 10 亜鉛極活物質 11,13,18,20 ロール 12 シート状亜鉛極活物質 14 集電体 15 シート状亜鉛極板 16 ペースト 17 スリッター 19,21 ペーストを保持する紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 武男 大阪府高槻市城西町6番6号 株式会社ユ アサコーポレーション内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ亜鉛蓄電池用亜鉛極板の製造方
    法において、酸化亜鉛及び金属亜鉛を主成分とする亜鉛
    負極活物質100重量部と結着剤として繊維状の耐アル
    カリ性樹脂1重量部以上に混合溶媒を加えたペーストを
    透孔を持つ集電体に塗布形成する際に、該集電体を挾ん
    で配置された2つの混合溶媒を吸収するペーストガイド
    によってペーストを保持し、このペーストを前記集電体
    の両面から塗布することを特徴とするアルカリ亜鉛蓄電
    池用亜鉛極板の製造方法。
  2. 【請求項2】 アルカリ亜鉛蓄電池用亜鉛極板の製造装
    置において、混合溶媒を吸収する2つのペーストガイド
    と、このペーストガイド間へ混合溶媒を含んだペースト
    及び集電体を供給する機構とを備え、前記ペーストガイ
    ドの挾み込みにより集電体の両面にペーストを塗布形成
    できるようにしたことを特徴とするアルカリ亜鉛蓄電池
    用亜鉛極板の製造装置。
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