JPH0619569A - マイクロコンピュータのクロック発生回路 - Google Patents

マイクロコンピュータのクロック発生回路

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JPH0619569A
JPH0619569A JP4174281A JP17428192A JPH0619569A JP H0619569 A JPH0619569 A JP H0619569A JP 4174281 A JP4174281 A JP 4174281A JP 17428192 A JP17428192 A JP 17428192A JP H0619569 A JPH0619569 A JP H0619569A
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JP
Japan
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clock
circuit
microcomputer
oscillation
signal
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JP4174281A
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Inventor
Sakae Ito
栄 伊藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロコンピュータに動作の開始を命令す
る割込み入力が与えられた時点からマイクロコンピュー
タが実際に動作を開始するまでの期間を任意に設定する
ことが可能なマイクロコンピュータのクロック発生回路
を提供する。 【構成】 マイクロコンピュータの動作開始を命令する
割込み入力INT が与えられることによりクロックの発振
を開始し、マイクロコンピュータの動作の停止を命令す
停止信号STP が与えられることによりクロックの発振を
停止する発振回路50と、発振されたクロックの供給を発
振回路50がクロックの発振を開始した時点から所定期間
にわたって禁じるためのタイマ5及びフリップフロップ
7からなる回路とを備えており、更にタイマ5には発振
回路50が発振するクロックの供給を停止する期間を任意
に設定可能なリロードレジスタ11あるいは分周回路12,
13及びスイッチ14からなるカウントソースの選択回路を
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロコンピュータの
クロック発生回路に関し、更に詳述すれば、マイクロコ
ンピュータを動作させるクロックの発振回路の停止及び
起動の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図4のブロック図に従来のマイクロコン
ピュータのクロック発生回路の一例の構成を示す。
【0003】図4において、参照符号1は2入力のNAND
ゲートであり、その一方の入力端子はマイクロコンピュ
ータの外部端子の一つであるXIN端子に、他方の入力端
子はフリップフロップ2の出力端子Qに、分周回路3及
びマイクロコンピュータの外部端子の他の一つである出
力端子はXOUT 端子にそれぞれ接続されている。なお、
フリップフロップ2のセット端子Sにはこのマイクロコ
ンピュータの起動を命令する割込み入力が発生した場合
に与えられる割込み信号INT が、リセット端子Rにはこ
のマイクロコンピュータの動作を停止させる停止命令が
発生した場合に与えられる停止信号STP がそれぞれ入力
されている。
【0004】XIN端子及びXOUT 端子は共にマイクロコ
ンピュータの外部端子であり、これらのXIN端子及びX
OUT 端子はいずれもコンデンサC1, C2を介して接地され
ている。そして、両端子間には抵抗52及び発振子51が並
列接続されている。
【0005】なお、発振子51はセラミック発振子または
水晶発振子のいずれでもよい。これらの抵抗52, 発振子
51及びコンデンサC1, C2で構成される破線にて囲繞され
た外部回路と上述のNANDゲート1とで発振回路50が構成
されている。
【0006】発振回路50から出力されるクロックは分周
回路3により2分周され、その波形のデューティが50%
に整えられた後、2入力の ANDゲート4の一方の入力端
子及びタイマ5に入力される。タイマ5は分周回路3か
ら出力されるクロック10をカウントし、そのカウント値
が予め定められている値に達するとオーバフロー信号6
を出力する。このオーバフロー信号6はフリップフロッ
プ7のセット端子Sに入力されている。また、タイマ5
は停止命令によって発せられる停止信号STP がそのリセ
ット端子Rに与えられることによりそのカウント値がリ
セットされて”0”になる。
【0007】フリップフロップ7は上述のタイマ5が発
生するオーバフロー信号6がセット端子Sに、停止命令
によって発せられる停止信号STP がリセット端子Rにそ
れぞれ入力され、その出力端子Qは前述の ANDゲート4
の他方の入力端子に接続されている。そして、 ANDゲー
ト4の出力はマイクロコンピュータ全体を動作させる基
準クロックφとしてマイクロコンピュータ全体に供給さ
れる。
【0008】このような従来のマイクロコンピュータの
クロック発生回路の動作は以下の如くである。
【0009】通常の動作時には、フリップフロップ2の
出力端子Qからの出力信号8及びフリップフロップ7の
出力端子Qからの出力信号9は”H”レベルにあり、発
振回路50は通常の発振動作をする。この場合、発振回路
50から出力されるクロックを分周回路3で2分周したク
ロックがそのまま ANDゲート4から出力されて基準クロ
ックφとしてマイクロコンピュータ全体に供給され、こ
の基準クロックφに同期してマイクロコンピュータは動
作する。
【0010】ここで、マイクロコンピュータが停止命令
を実行すると、停止信号STP がフリップフロップ2,フ
リップフロップ7及びタイマ5それぞれのリセット端子
Rに入力される。従って、両フリップフロップ2及び7
がリセットされ、それぞれの出力端子Qからの出力信号
8,9は共に”L”レベルになる。これにより、NANDゲ
ート1の出力信号は”H”に固定されて発振回路50はク
ロックの発振を停止し、また ANDゲート4の出力信号
は”L”に固定されて基準クロックφも停止するので、
マイクロコンピュータは停止状態となる。
【0011】また、タイマ5のリセット端子Rにも停止
信号STP が与えられるため、停止命令の実行と同時にタ
イマ5のカウント値はリセットされて”0”になる。
【0012】このようにしてマイクロコンピュータが停
止している状態において割込み入力が発生して外部から
割込み信号INT がフリップフロップ2のセット端子Sに
入力されると、フリップフロップ2はセットされてその
出力端子Qからの出力信号8が”H”に転じるため発振
回路50は発振動作を開始する。但し、発振回路50から出
力されるクロックの波形はその回路特性上、発振を開始
してから暫くの間、具体的には数μ秒乃至数ミリ秒は不
安定になる。このため、この発振回路50のクロックの出
力波形を分周回路3により2分周したクロック10を AND
ゲート4を介してそのまま基準クロックφとして供給し
た場合にはマイクロコンピュータが誤動作する可能性が
ある。
【0013】このような発振回路50の発振開始直後の不
安定状態に起因するマイクロコンピュータの誤動作を回
避するためにタイマ5が備えられている。即ち、発振回
路50の出力を分周回路3で2分周したクロック10を STP
命令の実行により先にリセットされているタイマ5に入
力してカウントさせる。このタイマ5のカウント値が予
め定められている値に達してオーバフロー信号6が発生
するとこれがフリップフロップ7のセット端子Sに入力
されてフリップフロップ7がセットされる。フリップフ
ロップ7がセットされることによりその出力端子Qから
の出力信号9は”H”レベルになるので、分周回路3か
ら出力されているクロック10がこの時点で初めて ANDゲ
ート4を通過して基準クロックφとしてマイクロコンピ
ュータの各部に供給される。
【0014】なお、タイマ5には発振回路50が発振を開
始してから暫くの間は不安定なクロック10が送られるた
めカウントミスをする可能性があるが、タイマ5がオー
バフロー信号6を発生するカウント値に若干の余裕を持
たせておくことにより、たとえタイマ5がカウントミス
してもオーバフローまでの期間が若干変化するのみで問
題は生じない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のマ
イクロコンピュータのクロック発生回路では、それに備
えられているカウンタはオーバフロー信号を発生するま
でのカウント値が固定された簡単な構成であるため、そ
のカウント値の設定値は発振回路を最高速で動作させた
場合にも発振が安定するまでの充分な時間がとれるよう
に定められている。このため、マイクロコンピュータを
比較的低速で動作させた場合、換言すれば基準クロック
の周波数を比較的低くした場合には、割込み入力が発生
してからマイクロコンピュータが動作を開始するまでに
不必要に長い時間を要するという問題がある。
【0016】また、一般的なマイクロコンピュータで
は、図4に破線で囲繞されているような外部回路を使用
せず、XIN端子に直接外部クロックを入力してマイクロ
コンピュータを動作させることも出来る。この場合、停
止命令の解除時にXIN端子から安定な外部クロックが供
給されているにも拘わらずカウンタがオーバフロー信号
を発生するまでの待機時間が生じてしまうという問題が
ある。
【0017】本発明は上述のような事情に鑑みてなされ
たものであり、第1の発明では、マイクロコンピュータ
に動作の開始を命令する割込み入力が与えられた時点か
らマイクロコンピュータが実際に動作を開始するまでの
待機時間を任意に設定することが可能なマイクロコンピ
ュータのクロック発生回路の提供を目的とする。
【0018】また第2の発明では、マイクロコンピュー
タに外部クロックが基準クロックとして入力されている
場合には、マイクロコンピュータに動作の開始を命令す
る割込み入力が与えられた時点から直ちにマイクロコン
ピュータが動作を開始することが可能なマイクロコンピ
ュータのクロック発生回路の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係るマイクロコ
ンピュータのクロック発生回路の第1の発明は、マイク
ロコンピュータの動作開始を命令する第1の信号である
割込み入力が与えられることによりクロックの発振を開
始し、マイクロコンピュータの動作の停止を命令する第
2の信号である停止信号が与えられることによりクロッ
クの発振を停止する発振回路と、発振回路が発振するク
ロックの供給を発振回路がクロックの発振を開始した時
点から所定期間にわたって禁じるためのタイマ及びフリ
ップフロップからなる回路とを備えており、更にタイマ
には発振回路が発振するクロックの供給を停止する期間
を任意に設定可能な待機時間設定手段を備えている。
【0020】また本発明に係るマイクロコンピュータの
クロック発生回路の第2の発明は、タイマによる待機時
間の設定を無効にするか、有効にするかを設定するため
の1ビットのフラグを備えている。
【0021】
【作用】本発明に係るマイクロコンピュータのクロック
発生回路の第1の発明では、発振回路がクロックの発振
を開始した場合にクロックが実際にマイクロコンピュー
タの各部に供給され始めるまでの期間が予め設定されて
いる任意の長さに設定される。
【0022】また本発明に係るマイクロコンピュータの
クロック発生回路の第2の発明では、外部から基準クロ
ックが入力されているような場合に、動作開始が命令さ
れた場合には直ちにフラグの設定状態に応じて外部から
入力されているクロックが供給される。
【0023】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。
【0024】図1は本発明に係るマイクロコンピュータ
のクロック発生回路の第1の発明の第1の実施例の構成
を示すブロック図である。なお、この図1においては、
前述の従来例の説明で参照した図4と同一の参照符号は
同一又は相当部分を示している。
【0025】図1において、参照符号1は2入力のNAND
ゲートであり、その一方の入力端子はマイクロコンピュ
ータの外部端子の一つであるXIN端子に、他方の入力端
子はフリップフロップ2の出力端子Qに、分周回路3及
びマイクロコンピュータの外部端子の他の一つである出
力端子はXOUT 端子にそれぞれ接続されている。
【0026】なお、フリップフロップ2のセット端子S
にはこのマイクロコンピュータの起動を命令する割込み
入力が発生した場合に与えられる割込み信号INT が、リ
セット端子Rにはこのマイクロコンピュータの動作を停
止させる停止命令が発生した場合に与えられる停止信号
STP がそれぞれ入力されている。
【0027】XIN端子及びXOUT 端子は共にマイクロコ
ンピュータの外部端子であり、これらのXIN端子及びX
OUT 端子はいずれもコンデンサC1, C2を介して接地され
ている。そして、両端子間には抵抗52及び発振子51が並
列接続されている。
【0028】なお、発振子51はセラミック発振子または
水晶発振子のいずれでもよい。これらの抵抗52, 発振子
51及びコンデンサC1, C2で構成される破線にて囲繞され
た外部回路と上述のNANDゲート1とで発振回路50が構成
されている。
【0029】発振回路50から出力されるクロックは分周
回路3により2分周され、その波形のデューティが50%
に整えられた後、2入力の ANDゲート4の一方の入力端
子及びタイマ5に入力される。タイマ5は分周回路3か
ら出力されるクロック10をダウンカウントするが、その
初期値は予めリロードレジスタ11からロードされる。そ
して、タイマ5はそのカウント値が”0”になると”
H”レベルのアンダフロー信号6を出力する。このアン
ダフロー信号6はフリップフロップ7のセット端子Sに
入力される。
【0030】なお、リロードレジスタ11からタイマ5へ
のカウント値のロードは停止命令により発生される停止
信号STP が与えられることにより実行される。
【0031】フリップフロップ7は上述のアンダフロー
信号6がセット端子Sに、停止命令によって発せられる
停止信号STP がリセット端子Rにそれぞれ入力され、そ
の出力端子Qは前述の ANDゲート4の他方の入力端子に
接続されている。そして、 ANDゲート4の出力はマイク
ロコンピュータ全体を動作させる基準クロックφとな
る。
【0032】以上のような構成の本発明のマイクロコン
ピュータのクロック発生回路の動作は以下の如くであ
る。
【0033】通常の動作時には、フリップフロップ2の
出力端子Qからの出力信号8及びフリップフロップ7の
出力端子Qからの出力信号9は”H”レベルにあり、発
振回路50は通常の発振動作をする。この場合、発振回路
50から出力されるクロックを分周回路3で2分周したク
ロックがそのまま ANDゲート4から出力されて基準クロ
ックφとしてマイクロコンピュータ全体に供給され、こ
の基準クロックφに同期してマイクロコンピュータは動
作する。
【0034】ここで、マイクロコンピュータが停止命令
を実行すると、停止信号STP がフリップフロップ2及び
フリップフロップ7それぞれのリセット端子Rに入力さ
れる。従って、両フリップフロップ2及び7がリセット
され、それぞれの出力端子Qからの出力信号8,9は共
に”L”レベルになる。これにより、NANDゲート1の出
力信号は”H”に固定されて発振回路50はクロックの発
振を停止し、また ANDゲート4の出力信号は”L”に固
定されて基準クロックφも停止するので、マイクロコン
ピュータは停止状態となる。
【0035】また、タイマ5には停止信号STP が与えら
れることにより、リロードレジスタ11に予め所定の命令
により設定されている値がタイマ5にそのダウンカウン
トの初期値として与えられる。
【0036】マイクロコンピュータが停止している状態
において割込み入力が発生して外部から割込み信号INT
が入力されると、フリップフロップ2はセットされてそ
の出力端子Qからの出力信号8が”H”に転じるため発
振回路50は発振を開始する。但し、発振回路50の出力波
形はその回路の特性上、発振を開始してから暫くの間、
具体的には数μ秒乃至数ミリ秒は不安定になる。
【0037】しかし、本発明のマイクロコンピュータの
クロック発生回路では、リロードレジスタ11には所定の
命令により任意の値がタイマ5のカウントの初期値とし
て与えられるので、このリロードレジスタ11に設定され
ている値が停止命令が実行された時点で停止信号STP に
よりタイマ5にロードされる。
【0038】従って、割込み入力の発生により発振回路
50からクロックの発振が開始されると、タイマ5ではリ
ロードレジスタ11からロードされた値を初期値としてク
ロック10によるダウンカウントが開始され、カウント値
が”0”になるとアンダフロー信号6が発生する。この
ようにしてアンダフロー信号6が発生するとフリップフ
ロップ7がセットされ、この時点で始めてクロック10が
ANDゲート4を通過して基準クロックφとして送出され
る。
【0039】このように、本発明のマイクロコンピュー
タのクロック発生回路の第1の発明の第1の実施例で
は、リロードレジスタ11に設定する値を変化させること
により、割込み入力が発生した時点から基準クロックφ
がマイクロコンピュータ全体に供給され始めるまでの待
機時間を任意に変化させることが出来る。
【0040】図2は本発明に係るマイクロコンピュータ
のクロック発生回路の第1の発明の第2の実施例の構成
を示すブロック図である。
【0041】この第1の発明の第2の実施例では、タイ
マ5は従来例と同様に、予め定められたカウント値をカ
ウントした時点でオーバフロー信号6を発生する。ここ
では、タイマ5のカウントソース、即ちカウント対象の
クロックをスイッチ14により従来の分周回路3から出力
されるクロック10, このクロック10を分周器12及び13に
より更に8分周あるいは32分周したクロックの内から一
つを選択することが出来るように構成してある。
【0042】このような構成を採ることにより、本発明
のマイクロコンピュータのクロック発生回路の第1の発
明の第2の実施例では、タイマ5がオーバフローするま
での時間を3段階に変化させることが出来る。即ち、発
振回路50が出力したクロックを分周回路3で2分周した
クロック10, このクロック10を分周回路12で更に8分周
したクロック,クロック10を分周回路13で更に32分周し
たクロックにより、32:8:1の割合の時間に変化させ
ることが出来る。
【0043】従って、本第1の発明の第2の実施例では
前述の第1の実施例と比較すると、待機時間の選択の自
由度は低下するが、リロードレジスタ11が不要になるの
で、ハードウェア量の追加は少なくて済む。
【0044】なお、上記実施例では分周回路を参照符号
12及び13の2個備える構成を採っているが、1個のみで
もよく、また3個以上の分周回路を備える構成を採って
もよいことは勿論である。更に、上記実施例では分周回
路12はクロック10を8分周し、分周回路13はクロック10
を32分周するようにしているが、これに限られるもので
はない。
【0045】図3は本発明のマイクロコンピュータのク
ロック発生回路の第2の発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【0046】この本発明の第2の発明では、2入力のOR
ゲート16と1ビットのフラグ15とを設け、ORゲート15の
一方の入力端子にフラグ15の内容を、他方の入力端子に
フリップフロップ7の出力端子Qからの出力信号をそれ
ぞれ接続してある。そして、ORゲート16の出力信号を A
NDゲート4の他方の入力端子に接続されている。
【0047】このような本発明のマイクロコンピュータ
のクロック発生回路の第2の発明の実施例では、フラグ
15の内容が”0”にセットされている場合には、フリッ
プフロップ7の出力端子Qからの出力信号がそのままOR
ゲート7を通過するため従来例と全く等価になるので従
来例と同じ動作をする。
【0048】一方、フラグ15に設定されている内容が”
1”である場合には、ORゲート16の出力は常時”1”に
なる。このため、割込み入力によってフリップフロップ
2がセットされて発振回路50の発振が開始されると、分
周回路3から出力されるクロック10はそのまま ANDゲー
ト4を通過して基準クロックφとしてマイクロコンピュ
ータ全体に供給される。
【0049】このような構成は以下のような場合に有効
である。セラミック発振子あるいは水晶発振子を使用す
る発振回路50の場合は前述したように発振開始直後にそ
の発信動作が不安定になるという問題がある。しかし、
安定な外部クロックをXIN端子から入力して基準クロッ
クφとして使用する場合には発振回路50の発信動作が安
定するまでの待機時間は不要であるので、フラグ15に”
1”を設定しておくことにより停止状態から直ちに動作
を開始することが出来る。
【0050】なお、図1に示されている第1の発明の第
1の実施例と図3に示されている第2の発明との組合
せ、即ちタイマ5にリロードレジスタ11を接続すると共
に、フラグ15及びORゲート16を備える構成を採ること
も、また図2に示されている第1の発明の第2の実施例
と図3に示されている第2の発明との組合せ、即ちスイ
ッチ14, 分周回路12, 13を備えると共に、フラグ15及び
ORゲート16を備える構成を採ることも可能である。
【0051】更に、図1に示されている第1の発明の第
1の実施例と図2に示されている第1の発明の第2の実
施例との組合せ、即ちタイマ5にリロードレジスタ11を
接続すると共に、スイッチ14, 分周回路12, 13を備える
構成を採ることも可能である。
【0052】また更に、図1に示されている第1の発明
の第1の実施例と図2に示されている第1の発明の第2
の実施例と図3に示されている第2の発明との組合せ、
即ちタイマ5にリロードレジスタ11を接続すると共に、
スイッチ14, 分周回路12, 13を備え、更にフラグ15及び
ORゲート16を備える構成を採ることも可能である。
【0053】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明の第1の発
明によれば、ストップ命令により停止状態にあるマイク
ロコンピュータが動作開始を命令する外部からの割込み
入力により動作を開始する際に、発振回路が安定動作す
るまでの待機時間の長さを任意に設定出来るようにした
ので、マイクロコンピュータの動作周波数に合わせて無
駄のない最適な待機時間を設計することが出来る。
【0054】また第2の発明によれば、外部から安定な
クロックが供給されている場合には、待機時間無しで高
速に動作を開始することも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロコンピュータのクロック
発生回路の第1の発明の第1の実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明に係るマイクロコンピュータのクロック
発生回路の第1の発明の第2の実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明のマイクロコンピュータのクロック発生
回路の第2の発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】従来のマイクロコンピュータのクロック発生回
路の一例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
5 タイマ 7 フリップフロップ 11 リロードレジスタ 12 分周回路 13 分周回路 14 スイッチ 15 フラグ 50 発振回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】図1において、参照符号1は2入力のNAND
ゲートであり、その一方の入力端子はマイクロコンピュ
ータの外部端子の一つであるXIN端子に、他方の入力端
子はフリップフロップ2の出力端子Qに、出力端子は分
周回路3及びマイクロコンピュータの外部端子の他の一
つであるOUT 端子にそれぞれ接続されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】このような構成は以下のような場合に有効
である。セラミック発振子あるいは水晶発振子を使用す
る発振回路50の場合は前述したように発振開始直後にそ
発振動作が不安定になるという問題がある。しかし、
安定な外部クロックをXIN端子から入力して基準クロッ
クφとして使用する場合には発振回路50の発振動作が安
定するまでの待機時間は不要であるので、フラグ15に”
1”を設定しておくことにより停止状態から直ちに動作
を開始することが出来る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の信号が与えられることによりクロ
    ックの発振を開始し、第2の信号が与えられることによ
    りクロックの発振を停止する発振回路と、 前記発振回路が発振するクロックの供給を前記発振回路
    がクロックの発振を開始した時点から所定期間にわたっ
    て禁じる禁止手段とを備えたマイクロコンピュータのク
    ロック発生回路において、 前記禁止手段は、前記発振回路が発振するクロックの供
    給を停止する期間を任意に設定可能な待機時間設定手段
    を備えたことを特徴とするマイクロコンピュータのクロ
    ック発生回路。
  2. 【請求項2】 待機時間設定手段は、 発振回路が発振するクロックをダウンカウントするタイ
    マと、 前記発振回路が発振するクロックの供給を第2の信号が
    与えられた場合に停止し、前記タイマのカウント値が予
    め与えられている値になった場合に開始する手段と、 前記第2の信号が与えられた場合に前記タイマのカウン
    ト値として与えられるべき任意の値を外部から設定可能
    なレジスタとを備えたことを特徴とする請求項1に記載
    のマイクロコンピュータのクロック発生回路。
  3. 【請求項3】 待機時間設定手段は、 カウント対象のクロックを固定値からダウンカウントす
    るタイマと、 前記発振回路が発振するクロックの供給を第2の信号が
    与えられた場合に停止し、前記タイマのカウント値が前
    記固定値になった場合に開始する手段と、 前記発振回路が発振するクロックを分周する少なくとも
    一つの分周回路と、 前記発振回路が発振するクロックと前記少なくとも一つ
    の分周回路が出力するクロックとの内から一つを選択し
    て前記タイマにカウント対象のクロックとして与えるス
    イッチ手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載
    のマイクロコンピュータのクロック発生回路。
  4. 【請求項4】 第1の信号が与えられることによりクロ
    ックの発振を開始し、第2の信号が与えられることによ
    りクロックの発振を停止する発振回路と、 前記発振回路が発振するクロックの供給を前記発振回路
    がクロックの発振を開始した時点から所定期間にわたっ
    て禁じる禁止手段とを備えたマイクロコンピュータのク
    ロック発生回路において、 前記禁止手段の動作を禁じる手段を備えたことを特徴と
    するマイクロコンピュータのクロック発生回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0775585A1 (en) * 1995-11-21 1997-05-28 Seiko Epson Corporation Printer having a cutter and protective device for use in a printer

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