JPH06194835A - カラーフィルター用レジスト組成物 - Google Patents
カラーフィルター用レジスト組成物Info
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- JPH06194835A JPH06194835A JP34433892A JP34433892A JPH06194835A JP H06194835 A JPH06194835 A JP H06194835A JP 34433892 A JP34433892 A JP 34433892A JP 34433892 A JP34433892 A JP 34433892A JP H06194835 A JPH06194835 A JP H06194835A
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Abstract
フィルター用レジスト組成物を提供する。 【構成】 アルカリ可溶性ノボラック樹脂及び少なくと
も1つのアルカリ可溶性ビニル重合体、溶剤並びに染料
を含むことを特徴とするカラーフィルター用レジスト組
成物
Description
スト組成物、より詳しくはカラーフィルター用ポジ型及
びネガ型レジスト組成物に関する。
(CCD )もしくは液晶表示素子(LCD )等の固体撮像素
子用カラーフィルターは透明又は不透明基体上に三原色
要素(赤、緑、青)又は三補色要素(イエロー、マゼン
タ、シアン)のパターンを形成するものである。カラー
フィルター用レジスト組成物として例えば特開平4−17
5753及び特開平4−175754号公報には、ノボラック樹
脂、光変性溶解抑制剤及び染料又は顔料を含むポジ型フ
ォトレジスト組成物が記載されている。しかしながら、
該ポジ型フォトレジスト組成物を用いると、パターン形
成後に高温・長時間の加熱を要するため、ノボラック樹
脂等の耐熱性に基づくパターン形状の変形及びカラーフ
ィルターの変色等の問題がある。
術の問題点を解決して、解像度及び耐熱性等の諸性能に
優れたカラーフィルター用レジスト組成物を提供する。
性ノボラック樹脂及び少なくとも1つのアルカリ可溶性
ビニル重合体、溶剤並びに染料を含むことを特徴とする
カラーフィルター用レジスト組成物である。
例えばフェノール類とアルデヒド類とを酸触媒の存在下
に縮合して得られるものが挙げられる。フェノール類と
しては、例えばフェノール、クレゾール(m−クレゾー
ル、p−クレゾール等)、エチルフェノール、2−t−
ブチル−5−メチル−フェノール、ブチルフェノール、
キシレノール、フェニルフェノール、カテコール、レゾ
ルシノール、ピロガロール、ナフトール、ビスフェノー
ルCもしくはビスフェノールA等が挙げられる。これら
のフェノール類は単独で、又は2種以上組合わせて用い
られる。アルデヒド類としては、例えばホルムアルデヒ
ド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピ
オンアルデヒドもしくはベンズアルデヒド等の脂肪族又
は芳香族アルデヒドが挙げられる。アルカリ可溶性ノボ
ラック樹脂は必要により、分別等の手段を用いて分子量
分布を調節してもよい。又、ビスフェノールAもしくは
ビスフェノールC等のフェノール類を熱又は酸により硬
化しうる樹脂に添加してもよい。アルカリ可溶性ビニル
重合体としては、例えばスチレンとp−ヒドロキシスチ
レンとの共重合体(丸善石油製のMARUKALYNCUR-CST
等)、スチレン−無水マレイン酸共重合体(アトケミ社
製のSMA-2625もしくはSMA-17352 等)、特公平3−3952
8 号公報に記載のアクリル系モノマーとp−ビニルフェ
ノールとの共重合体(丸善石油製のMARUKALYNCUR-CMM
等)、ビニルアルコールとp−ビニルフェノールとの共
重合体(丸善石油製のMARUKALYNCUR-CHM等)、メチルメ
タクリレート(もしくはメチルアクリレート)−無水マ
レイン酸共重合体、これらの共重合体と炭素数1〜10の
アルキル又はシクロアルキル基を有するアルコールとの
部分エステル体又は下式
原子又はアルキル基を表わし、Q3 はアルキル、アリ−
ル、アルコキシ、ヒドロキシアルキルもしくはアルキル
カルボニルオキシ基を表わす。X1 〜X5 は少なくとも
1つは水酸基であるという条件付きで各々水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基又は水酸基を表わす。)で示さ
れる構造を含む共重合体等のビニルフェノール共重合
体、ポリビニルフェノールを水素添加した樹脂(丸善石
油製のMARUKALYNCUR-PHS-C等)或いはポリビニルフェノ
ール(丸善石油製のMARUKALYNCUR-M等)等が挙げられ
る。 これらのアルカリ可溶性ビニル重合体は単独で、
又は2種以上組合わせて用いられる。又、アルカリ可溶
性ビニル重合体は必要に応じて分子量500 〜10000 程度
のものを選択することができる。アルカリ可溶性ノボラ
ック樹脂とアルカリ可溶性ビニル重合体との混合はレジ
ストの要求される感度もしくは解像度又は透明度に応じ
て、ノボラック樹脂100重量部に対してビニル重合体10
重量部程度から任意の割合で行なわれる。例えば高い解
像度が要求される場合には、ノボラック樹脂100 重量部
に対してビニル重合体は約10〜約300 重量部の割合で混
合される。
は1〜4の整数を表わす。)で示される基を有する化合
物及びメラミンが挙げられる。上式で示される基を有す
る化合物としては、例えば下式
を表わす。R1 〜R6 はこれらの中、少なくとも1つが
−(CH2 )s OH又は−(CH2 )s OR7 を表わす
という条件付きで各々、水素原子、−(CH2 )s OH
又は−(CH2 )s OR7 を表わす。R7 は低級アルキ
ル基を表わす。sは1〜4の整数を表わす。〕で示され
る化合物、或いは下式
R7 で表わされる低級アルキル基としてはメチル、エチ
ル、n−プロピル又はn−ブチル基が挙げられ、好まし
いアルキル基としてはメチル又はエチル基が挙げられ
る。式(i) 〜(ii)で示される化合物は各々、p−クレゾ
ール又はt−ブチルフェノールを塩基性条件下でホルム
アルデヒドと縮合させることにより製造することができ
る。又、式(iii) 〜(vi)で示される化合物は特開平1−
293339号公報に記載された公知化合物である。式−(C
H2 )s ORで示される基を有する、好ましい化合物と
しては、例えばヘキサメトキシメチロール化メラミン、
ヘキサメトキシエチロール化メラミン又はヘキサメトキ
シプロピロール化メラミン等が挙げられる。
間接的に酸を発生するものであれば特に限定されない
が、例えば特開平4−163552号公報に記載されているト
リハロメチルトリアジン系化合物、特開平1−57777 号
公報に記載されているジスルホン化合物、下式、 R8 −SO2 −SO2 −R9 −SO2 −SO2 −R10 (式中、R8 及びR10は各々独立して置換されていても
よいアリール、アラルキル、アルキル、シクロアルキル
又は複素環基を表わし、R9 は置換されていてもよいア
リールを表わす。)で示される化合物、特開平1−2933
39号公報に記載されているスルホン酸エステル基を含む
光酸発生剤、下式 CF3 −SO2 O−(CH2 )n −Y (式中、Yは置換されていてもよいアリール基をnは0
又は1を表わす。)で示される化合物、下式 CF3 −SO2 O−〔C(Y1 )(Y2 )〕m −C
(O)−Y3 (式中、Y1 及びY2 は各々独立して置換されていても
よいアルキル、アルコキシもしくはアリール基を、Y3
は置換されていてもよいアリール基を、mは1又は2
を、各々表わす。)で示される化合物、下式 CF3 −SO2 O−N(Y4 )−C(O)−Y5 (式中、Y4 は置換されていてもよいアルキル基を、Y
5 は置換されていてもよいアリール基を、各々表わ
す。)で示される化合物、下式 CF3 −SO2 O−N=C(Y6 )(Y7 ) (式中、Y6 は水素原子又は置換されていてもよいアル
キルもしくはアリール基を、Y7 は置換されていてもよ
いアリール基を、各々表わす。)で示される化合物、下
式
−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステル又は
スルホン酸アミド、或いはo−ナフトキノンジアジド−
4−スルホン酸エステル又はスルホン酸アミド等が挙げ
られる。これらのエステル又はアミドは、例えば特開平
2−84650 及び特開平3−49437 号公報に一般式(I)
で記載されているフェノール化合物等を用いて公知の方
法により製造することができる。
れたC.I.Solvent Colour等を適宜選択して用いることが
できる。溶剤としては、例えばメチルセロソルブ、エチ
ルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、エチルセ
ロソルブアセテート、ジエチレングリコールジメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、N,N
−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、γ−
ブチロラクトン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、酢酸
n−ブチル、酢酸プロピレングリコールモノエチルエー
テル、乳酸メチル、乳酸エチル、ピルビン酸エチルもし
くはジメチルホルムアミド等が挙げられる。これらの溶
剤は単独で、或いは2種以上組合わせて用いられる。
ビニル重合体)並びに架橋剤は通常、溶剤中に各々2〜
50及び2〜30重量%程度の割合で溶解させる。キノンジ
アジド化合物、光酸発生剤及び染料の使用量は通常、上
記のアルカリ可溶性樹脂及び架橋剤の溶液に対して各
々、2〜30、2〜30及び2〜50重量%程度の割合で添加
する。又、カラーフィルター用レジスト組成物には、例
えば均一な塗布性を付与するための平滑剤等の当該技術
分野で慣用されている各種の添加剤を加えることもでき
る。
液に対する溶解度に差が生ずることを利用して、露光部
が除去され、未露光部がポジ型着色パターンとして残存
するものである。即ち、上記キノンジアジド化合物は露
光により分解してアルカリ現像液に可溶となるが、一
方、未露光部では上記樹脂のアルカリ現像液に対する溶
解を抑制するように作用する。そして、未露光部を全面
露光することにより、残存したキノンジアジド化合物は
分解されるのである。一方、ネガ型レジストにはキノン
ジアジド化合物が含まれず、光酸発生剤が含まれている
ので、ポジ型レジストの場合とは逆に露光部がネガ型着
色パターンとして残存し、酸を発生してアルカリ可溶性
樹脂を硬化させる作用を有する。露光には、例えば水銀
ランプ等の紫外線、遠紫外線、電子線もしくはX線等が
用いられる。
明する。実施例中、部は重量部を表わす。尚、以下の実
施例における共通の条件は次のとおりである。カラーフ
ィルターを製造する際、シリコンウエハーにレジスト組
成物をスピンコートし、加熱により溶剤を蒸発させた
後、マスクを通して露光を行った。次いで、現像後、着
色パターンを得た。ポジ型着色パターンの場合には、こ
れをさらに全面露光してカラーフィルターを得た。露光
は日立製作所(株)製i線露光ステッパーHITACHI LD-5
010-i(NA=0.40) により行った。又、現像液は住友化学
工業(株)製SOPDを用いた。
(反応モル比=5/5/7.5 )混合物から得られたクレ
ゾールノボラック樹脂(ポリスチレン換算重量平均分子
量4300)0.47部、丸善石油製MARUKALYNCUR-CST-70 (分
子量約2300)0.6部、下式
されたo−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エス
テル(平均2個の水酸基がエステル化されている)0.6
部、ヘキサメトキシメチロール化メラミン0.3 部、乳酸
エチル9部及び田岡化学製染料OLEOSOL FAST BLUE RL
0.75 部を混合後、メンブランフィルターを用いて加圧
濾過してシアン色ポジ型レジスト組成物を得た。
-CMM(分子量約5300)を用いる以外は実施例1と同様に
してシアン色ポジ型レジスト組成物を得た。
-PHS-C(分子量約5000)を用いる以外は、実施例1と同
様にしてシアン色ポジ型レジスト組成物を得た。
ンウエハーにスピンコートし、露光後、アルカリ現像液
SOPDで現像して0.8 μmの解像度を有する着色パターン
を得た。この着色パターンを全面露光後、150 ℃・10分
加熱硬化してシアン色カラーフィルターを得た。このカ
ラーフィルターは200 ℃・40分加熱してもパターン崩れ
を示さず、400nm における透過率が変化しなかった。
実施例2で得たシアン色ポジ型レジスト組成物を用いる
以外は実施例1と同様にしてシアン色カラーフィルター
を得た。このカラーフィルターは200 ℃・40分加熱して
もパターン崩れを示さず、400nm における透過率が変化
しなかった。
実施例3で得たシアン色ポジ型レジスト組成物を用いる
以外は実施例1と同様にしてシアン色カラーフィルター
を得た。このカラーフィルターは200 ℃・40分加熱して
もパターン崩れを示さず、400nm における透過率が変化
しなかった。
チルホルムアミド(1/1)を用い、しかもo−ナフト
キノンジアジド−5−スルホン酸エステルを用いず、且
つ下式
る以外は実施例1と同様にしてシアン色ネガ型レジスト
組成物を得た。このシアン色ネガ型レジスト組成物をシ
リコンウエハーにスピンコートし、露光後120 ℃・2分
加熱し、アルカリ現像液SOPDで現像することにより未露
光部を除去して0.8 μmの解像度を有するシアン色カラ
ーフィルターを得た。このカラーフィルターは200 ℃・
40分加熱してもパターン崩れを示さず、400nm における
透過率が変化しなかった。
を用いる以外は実施例1と同様にして得たシアン色ポジ
型レジスト組成物を、実施例4と同様に操作して0.8 μ
mの解像度を有するシアン色カラーフィルターを得た。
このカラーフィルターを200 ℃・40分加熱したところ、
400nm における透過率が20%低下した。
成物は解像度及び耐熱性等の諸性能に優れている。又、
400 〜500nm における透過率に優れたカラーフィルター
が得られる。
Claims (8)
- 【請求項1】アルカリ可溶性ノボラック樹脂及び少なく
とも1つのアルカリ可溶性ビニル重合体、溶剤並びに染
料を含むことを特徴とするカラーフィルター用レジスト
組成物。 - 【請求項2】アルカリ可溶性ビニル重合体がポリビニル
フェノール又はビニルフェノール共重合体を含むもので
ある請求項1に記載のカラーフィルター用レジスト組成
物。 - 【請求項3】アルカリ可溶性ビニル重合体が水素添加さ
れた樹脂を含むものである請求項1に記載のカラーフィ
ルター用レジスト組成物。 - 【請求項4】架橋剤を含む請求項1〜3のいずれかに記
載のカラーフィルター用レジスト組成物。 - 【請求項5】光酸発生剤を含有する請求項4に記載のカ
ラーフィルター用レジスト組成物。 - 【請求項6】キノンジアジド化合物及び架橋剤を含む請
求項1〜3のいずれかに記載のカラーフィルター用レジ
スト組成物。 - 【請求項7】キノンジアジド化合物がo−ナフトキノン
ジアジド化合物である請求項6に記載のカラーフィルタ
ー用レジスト組成物。 - 【請求項8】架橋剤が下式 −(CH2 )s OR (式中、Rは水素原子又は低級アルキル基を表わし、s
は1〜4の整数を表わす。)で示される基を有する化合
物を含むものである請求項4〜7のいずれかに記載のカ
ラーフィルター用レジスト組成物。
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- 1992-12-24 JP JP34433892A patent/JP3203843B2/ja not_active Expired - Fee Related
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