JPH0619376Y2 - 車両のスライドドア - Google Patents

車両のスライドドア

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Publication number
JPH0619376Y2
JPH0619376Y2 JP9960986U JP9960986U JPH0619376Y2 JP H0619376 Y2 JPH0619376 Y2 JP H0619376Y2 JP 9960986 U JP9960986 U JP 9960986U JP 9960986 U JP9960986 U JP 9960986U JP H0619376 Y2 JPH0619376 Y2 JP H0619376Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
stopper member
vehicle
sliding door
tip
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9960986U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS634721U (ja
Inventor
敏朗 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS634721U publication Critical patent/JPS634721U/ja
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両のスライドドアに関し、特にその突走防止
構造に関する。
[従来の技術] 第5図にはスライドドアの一例を示す。バン型車両の側
面開口Dを開閉するスライドドアSには、前縁の上下端
および後端の中央に車両ボデー側面に向けてステーS1
1、S12、S13が突設され、各ステーS11、S1
2、S13の先端にはローラ1が設けてある。各ローラ
1は上記開口Dの上下の開口縁と車両ボデーの後半部中
央に設けたガイドレール21、22、23にそれぞれ嵌
装されて転動し、スライドドアSが車両前後方向にスラ
イド開閉操作される。
なお、ガイドレール21の後端にはキャッチスプリング
211が設けられ、スライドドアSの開放時にはローラ
1が上記スプリング211に弾接して、車両停止中のス
ライドドアSの開放状態を維持している。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記構造のスライドドアにおいて、ドア開放
状態で誤って発進し、それに気が付いて急停車した場合
等には重量の大きいスライドドアに慣性力が作用し、ロ
ーラ1がキャッチスプリング211より外れてスライド
ドアSは前方へ突走する。この時、ローラ1およびガイ
ドレール21、22、23には過大な荷重が作用し、変
形等を生じることがある。
これを防止するために上記ローラ1等を強化することが
考えられるが、これはコストアップを招来する点で好ま
しくなく、まかキャッチスプリング211のバネ力を大
きくすることは通常の開閉操作がスムーズになし得な
い。
本考案はかかる問題点に鑑み、重量増やコストアップを
招来することなく、かつ通常の開閉操作には全く支障が
ない簡単な構造の突走防止構造を有する車両のスライド
ドアを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案の構成を第1図、第4図で説明すると、ローラ1
の支軸11にはこれに回転自在にストッパ部材3が設け
てあり、該ストッパ部材3はローラ1の上半面に沿って
設けられるとともにその重心をローラ1直上よりも後方
に位置せしめてある。そして、ストッパ部材3の前端3
11はくさび状に先端に向けて幅を小さくしてある。
[作用] スライドドアを開放した状態で車両が急停止すると慣性
力によりローラ1は前方へ移動する。この際、慣性力は
上記ストッパ部材3にも作用し、これは前方へ回転して
その先端311がローラ1の周面とガイドレール23間
に食い込む(第4図鎖線)。かくして、ローラ1の転動
が阻止され、スライドドアの突走が防止される。
[効果] 本考案によれば、簡単な構造でスライドドアの突走を確
実に防止できるから、重量増やコストアップの問題は生
じない。
ストッパ部材3は通常は自重によりローラ1の上半面に
沿って位置しているから、ローラ1の転動には何等支障
なく、スムーズな開閉操作が可能である。
[実施例] 第1図ないし第4図にはステーS13に突走防止構造を
設けた例を示す。ステーS13の先端にはバネを付設し
た軸41に支持せしめてコ字状のブラケット42が設け
てあり、該ブラケット42の端面中心に立設した支軸1
1にはローラ1が回転自在に設けてある。支軸11は基
端部と先端部を小径として(第2図)、上記基端部をブ
ラケット端面の取付穴に嵌着するとともに先端部には上
記ローラ1が取り付けてある。
ローラ1はC字断面のガイドレール23内にその底面と
接して位置し、スライドドアSの自重を支持している。
上記支軸11の大径の中間部12とローラ1間には一段
低い段付部が形成され、この段付部にストッパ部材3が
設けてある。ストッパ部材3は中心部を略円形に薄肉と
なして、その中心を上記支軸11に回転自在に嵌装し、
外周部31はローラ1の上半部に沿って弧状に厚肉とし
てある。(第3図、第4図)。そして、上記外周部31
は後端312より前端311に向けて漸次その幅を小さ
くなして前端311をくさび状としてある。かかる外周
部31の重心は支軸11の直上よりも後方にあり、スト
ッパ部材3は通常は図示の状態で安定に位置している。
ローラ1の前後には、ブラケット42の一部を折り曲げ
成形した支持板421上に補助ローラ5が設けられ、該
補助ローラ5はガイトレール23の側面に当接してスラ
イトドアS移動時のブレを防止している。
スライドドアSを開けた状態で走行した車両が急停止し
た場合、上記ドアSには慣性力が作用し前方(第4図の
右方)へ移動する。この時、上記ストッパ部材3にも慣
性力が作用することによりこれは支軸11回りに前方へ
回転し、くさび状の先端が主ローラ1の周面とガイドレ
ール23の底面間に食い込む(同図鎖線)。これによ
り、ローラ1の転動は阻止され、スライドドアSの突走
が防止される。
本実施例では、上記ストッパ部材3の先端311が食い
込んだ状態でストッパ部材3の後端312がガイドレー
ル23の頂面に当接し、これによつてより確実にローラ
1の転動が阻止される。
ストッパ部材3を原位置へ戻すには、スライドドアSを
後方へ移動せしめて上記食い込み状態を解消する。スト
ッパ部材3は自重により後方へ回転して原位置へ戻る。
【図面の簡単な説明】
第1図はステー先端部を車両内方より見た斜視図、第2
図はその横断面図で、第1図のII−II線断面図、第3図
は下方より見た部分断面平面図で、断面部は第1図のII
I−III線に沿うもの、第4図は部分断面正面図で、断面
部は第3図のIV−IV線に沿うもの、第5図はバン型車両
の側面斜視図である。 1……ローラ 11……支軸 21、22、23……ガイドレール 3……ストッパ部材 311……前端 5……補助ローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両前後方向に配したガードレール内を転
    動するローラにより支持されて車両側面開口を開閉する
    スライドドアにおいて、上記ローラの支軸にはこれに回
    転自在にストッパ部材を設け、該ストッパ部材はローラ
    の上半面に沿って設けるとともにその重心をローラ直上
    よりも後方に位置せしめ、かつストッパ部材の前端はく
    さび状に先端に向けて幅を小さくなして、車両急制動時
    の慣性力により上記ストッパ部材が前方へ回転してその
    先端が上記ローラの周面とガイドレール間に食い込んで
    ローラの転動を阻止するようになした車両のスライドド
    ア。
JP9960986U 1986-06-27 1986-06-27 車両のスライドドア Expired - Lifetime JPH0619376Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS634721U JPS634721U (ja) 1988-01-13
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH084333Y2 (ja) * 1992-01-11 1996-02-07 株式会社オーテックジャパン バン型車両のスライドドア取付構造

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JPS634721U (ja) 1988-01-13

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