JPH0724264Y2 - 自動車用スライド式ドア案内装置 - Google Patents

自動車用スライド式ドア案内装置

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JPH0724264Y2
JPH0724264Y2 JP1848189U JP1848189U JPH0724264Y2 JP H0724264 Y2 JPH0724264 Y2 JP H0724264Y2 JP 1848189 U JP1848189 U JP 1848189U JP 1848189 U JP1848189 U JP 1848189U JP H0724264 Y2 JPH0724264 Y2 JP H0724264Y2
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JP
Japan
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door
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guide
rail
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徹 稲山
健造 川口
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Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 従来、ワゴン形車両におけるスライド式ドアの開閉案内
機構は、第8,9図に示すように構成されており、第8図
の側面図に示すように、スライドドア1′は、前方上・
下部および後方中間部の3点で車体に案内機構を介して
支持されており、これら3点はスライドドア1′の左右
方向への振れを規制するとともに、前方下部および後方
中間部の支持点(以下、これらをそれぞれロアアームポ
イントP1およびセンタアームポイントP2という。)でス
ライドドア1′の上下方向の荷重を支持する機能を果た
している。
これら支持点のうちのドアの高さの中央部付近に設けら
れるセンタアームポイントP2は、車体2′の側部に設け
られたセンタレール3′に支持されて案内される構造と
なっており、また、ドアの前縁の下端部に設けられるロ
アアームポイントP1は、第9図(第8図のIX−IX矢視断
面図)に示すように、車体2′のロアレール部4′に支
持される構造となっている。
第9図に示すように、この下部案内機構には、スライド
ドア1′の内面側に取付けられたロアアーム5′に支持
されて、水平および垂直軸回りに回転する案内ローラ
6′,7′が設けられており、水平軸回りに回転する案内
ローラ6′は、車体2′のロアレール4′に支持され、
垂直軸回りに回転する案内ローラ7′は、ロアレール
4′の下面に取付けられたガイド8′に嵌合して支持さ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述のような従来の自動車用スライド式ドア
案内装置では、スライドドア1′のセンタアームポイン
トP2を案内するセンタレール3′が車体2′外側に露出
しており、デザイン的な見栄えの上で良好なものでな
い。
そこで、最近このセンタレール3′をスライドドア1′
内面側に設けるようにして、センタアームポイントP2
車体2′側に設け、ドア閉鎖時でも車体2′外側にセン
タレール3′が露出しないようにした形式のいわゆるイ
ンナレール方式のスライドドア機構が考案されている。
ところが、第6図と第8図とにおける各アームポイント
位置の比較から明らかなように、従来のものでは、各ア
ームポイントP1,P2,P3により構成される三角形の形状
は、スライドドア1′の開閉にかからわず一定であるの
に対して、第6図に示すように、インナレール方式のも
のでは、スライドドア閉鎖時には従来のものと同様な形
状をしている三角形が、スライドドアの開放につれて偏
平な形に変形する。
このように三角形の形状が偏平になると、スライドドア
はその重心Gよりはるかに前方の2点で支持されること
となり、スライドドアに回転モーメントがかかるため、
第6図に1点鎖線で示すように、センタアームポイント
P2を中心としてスライドドアが傾斜してしまい、ドアの
開閉が円滑に行なえなくなるという問題点が生じる。
このような問題点は、従来例を示す第9図のローラ支持
機構に見られるように、案内ローラ7′の上部とガイド
8′との間に隙間が設定されていることにより生じる。
しかしながら、この隙間は、ローラ6′をレール4′の
内面側で案内する限り不可避なものである。
本考案は、このような問題点の解決をはかろうとするも
ので、案内ローラとレールとの間の隙間を無くして、案
内ローラの上下方向の遊びを除去し、インナレール方式
のスライド式ドアの開放時におけるセンタアームポイン
ト回りの傾斜によるドア後側部の垂下の除去をはかれる
ようにした自動車用スライド式ドア案内装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案の自動車用スライド
式ドア案内装置は、車体の側部開口を開閉しうるスライ
ド式ドアのガイド機構として、上記ドアの前縁の上端部
を上記開口の上部内周縁に沿って案内する上部案内機構
と、上記ドアの前縁の下端部を上記開口の下部内周縁に
沿って案内する下部案内機構と、上記ドアの高さの中央
付近を前後に案内する中央部案内機構とをそなえ、上記
中央部案内機構が上記ドアの高さのほぼ中央部で同ドア
のアウタパネルの内側に水平に配設されたインナレール
と、同インナレールに係合するように上記開口の後側内
周縁に設けられた案内ローラとで構成されて、ドア開放
時に上記案内ローラにより上記インナレールを介して後
方へ案内される上記ドアの後側部の垂下を防止すべく、
上記下部案内機構が、上記開口の下部内周縁に沿うよう
に車体に固定された下部レールと、同下部レールを上下
から挟持するように対をなして上記ドアに装着された挟
持ローラとで構成されたことを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の自動車用スライド式ドア案内装置では、
対をなしてドアに装着された挟持ローラがドアの側部開
口の下部内周縁に沿うように車体に固定された下部レー
ルを上下から挟持するので、ドアの前縁の下端部を開口
の下部内周縁に沿って案内する下部案内機構の上下方向
の遊びを除去し、ドア開放時のドアの後側部の垂下を防
止するよう作用する。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例について説明すると、第1〜7図
は本考案の一実施例としての自動車用スライド式ドア案
内装置を示すもので、第1図はそのロアアームポイント
の縦断面図、第2図は第1図のII−II矢視断面図、第3
図は第2図のIII−III矢視断面図、第4図はそのローラ
部分の平面図、第5図は第4図のV−V矢視図、第6図
はその各アームポイントの配置を示す車体全体の側面
図、第7図はそのセンタアームポイントの平面図であ
る。
第6図に示すように、この自動車用スライド式ドア案内
装置は、車体2の側部開口4を開閉しうるスライド式ド
ア1のガイド機構として、ドア1の前縁の上端部のアッ
パアームポイントP3を開口4の上部内周縁に沿って案内
する上部案内機構と、ドア1の前縁の下端部のロアアー
ムポイントP1を開口4の下部内周縁に沿って案内する下
部案内機構と、ドア1の高さの中央部付近のセンタアー
ムポイントP2を前後に案内する中央部案内機構3とをそ
なえている。
中央部案内機構3は、ドア1の高さのほぼ中央部でドア
1のアウタパネルの内側に水平に配設されたインナレー
ル17と、このインナレール17に係合するように開口4の
後側内周縁に設けられた案内ローラとで構成されてい
る。
第7図に示すように、案内ローラは、水平軸回りに回転
する支持ローラ34と垂直軸回りに回転する振れ止めロー
ラ33とで構成されており、これらローラ33,34は車体側
ブラケット36に支持されて、ドア1の開放に伴ってコイ
ルスプリング35の引張力に抗して旋回可能なセンタアー
ム31に揺動可能に取付けられたローラブロック32に支承
されている。
一方、ドア開放時にこれらのローラ33,34によりインナ
レール17を介して後方へ案内されるドア1の後側部の垂
下を防止する下部案内機構は、第1,2図に示すように、
開口4の下部内周縁に沿うように車体2に固定された下
部レール21と、下部レール21を上下から挟持するように
対をなしてドア1に装着された挟持ローラ14,15とで構
成されている。
さらに詳述すると、下部レール21は上下方向の支持案内
面を構成する水平フランジ部22と左右方向の振れ止め案
内面を構成する一対の垂直フランジ部23をそなえてお
り、この水平フランジ部22を上下から挟持する挟持ロー
ラ14,15は、ドア1に取付けられたメインロアアーム11
に垂直ピンにより回動自在に支持された上側および下側
のガイドアーム12,13にそれぞれ軸支されている。ガイ
ドアーム13にはさらに一対の振れ止め用の案内ローラ16
も軸支されている。これらのメインロアアーム11、ガイ
ドアーム12,13は第3〜5図に示すように別部品として
構成されている。
ガイドアーム12および13は相互に挟持力調整用ボルト18
で締付けられており、これらの締付けの際に上側挟持ロ
ーラ14および下側挟持ローラ15は、その間に水平フラン
ジ部22を挟んで、一定の圧接力を保持するように組付け
られている。このような圧接力を保つために、ローラ1
4,15については他の案内ローラと異なって鋼製のローラ
ベアリングが用いられる。
なお、上部案内機構については、従来のものと同様に、
ドア1の内方に張出したアーム先端に軸支された振れ止
め用の案内ローラをガイドレールに沿って案内する構成
とされている。
このように構成された本考案の一実施例としての自動車
用スライド式ドア案内装置では、対をなしてガイドアー
ム12,13に装着された挟持用ローラ14,15が、ドア1の側
部開口4の下部内周縁に沿うように車体2に固定された
下部レール21の水平フランジ部22を挟持力調整用ボルト
の締付けにより、上下から一定の圧接力を加えられた状
態で挟持するので、ドア1の前縁の下端部を開口4の下
部内周縁に沿って案内する下部案内機構の上下方向の遊
びを除去し、第6図に示すように、センタアームポイン
トP2がドア1の開放に伴ってドア1の重心を越えて前方
に移動しても、ドア1のセンタアームポイントP2回りの
回転を拘束して、その後側部の垂下を確実に防止する。
そして、このようなレール21のフランジ部22を一対の挟
持ローラ13,14で挟持する構成によると、フランジ部22
の寸法精度が格別の寸法管理を行なわなくても良好であ
るため、ドア1の開閉案内の際のテンションが容易に一
定に保たれて、その開閉が極めて円滑に行なわれる効果
がある。
以上、本考案をその一実施例に基づき詳述したが、本考
案は上述の実施例のみに限定されるものではなく、実用
新案登録請求の範囲に記載の事項の範囲内で種々変更し
て実施可能なものであり、特に各アーム類の具体的構成
や各レールの断面形状等は図示のものに限られるもので
はない。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の自動車用スライド式ドア
案内装置によれば、対をなしてドアに装着された挟持ロ
ーラによりドアの側部開口の下部内周縁に沿うように車
体に固定された下部レールが上下から挟持されるので、
ドア前縁の下端部を開口の下部内周縁に沿って案内する
下部案内機構の上下方向の遊びが完全に除去され、ドア
開放時のドアの後方への傾斜が挟持ローラの円滑な回転
を妨げることなく阻止されるので、ドア後側部の垂下が
防止される効果が得られるばかりでなく、ドアの開閉操
作が極めて円滑になるという利点も得られるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本考案の一実施例としての自動車用スライ
ド式ドア案内装置を示すもので、第1図はそのロアアー
ムポイントの縦断面図、第2図は第1図のII−II矢視断
面図、第3図は第2図のIII−III矢視断面図、第4図は
そのローラ部分の平面図、第5図は第4図のV−V矢視
図、第6図はその各アームポイントの配置を示す車体全
体の側面図、第7図はそのセンタアームポイントの平面
図であり、第8,9図は従来の自動車用スライド式ドア案
内装置を示すもので、第8図はその各アームポイントを
示す車体全体側面図、第9図は第8図のIX−IX矢視断面
図である。 1…スライド式ドア、2…車体、4…側部開口、11…メ
インロアアーム、12…上側のガイドアーム、13…下側の
ガイドアーム、14…上側挟持ローラ、15…下側挟持ロー
ラ、16…振れ止めローラ、17…インナレール、18…挟持
力調整用ボルト、21…下部レール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の側部開口を開閉しうるスライド式ド
    アのガイド機構として、上記ドアの前縁の上端部を上記
    開口の上部内周縁に沿って案内する上部案内機構と、上
    記ドアの前縁の下端部を上記開口の下部内周縁に沿って
    案内する下部案内機構と、上記ドアの高さの中央付近を
    前後に案内する中央部案内機構とをそなえ、上記中央部
    案内機構が上記ドアの高さのほぼ中央部で同ドアのアウ
    タパネルの内側に水平に配設されたインナレールと、同
    インナレールに係合するように上記開口の後側内周縁に
    設けられた案内ローラとで構成されて、ドア開放時に上
    記案内ローラにより上記インナレールを介して後方へ案
    内される上記ドアの後側部の垂下を防止すべく、上記下
    部案内機構が、上記開口の下部内周縁に沿うように車体
    に固定された下部レールと、同下部レールを上下から挟
    持するように対をなして上記ドアに装着された挟持ロー
    ラとで構成されたことを特徴とする、自動車用スライド
    式ドア案内装置。
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