JPH0616153U - 車両用キャリア装置 - Google Patents

車両用キャリア装置

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JPH0616153U
JPH0616153U JP6053092U JP6053092U JPH0616153U JP H0616153 U JPH0616153 U JP H0616153U JP 6053092 U JP6053092 U JP 6053092U JP 6053092 U JP6053092 U JP 6053092U JP H0616153 U JPH0616153 U JP H0616153U
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back door
carrier
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vehicle
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勝仁 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックドアの開閉作業に邪魔にならないキャ
リア装置を提供する。 【構成】 跳上式バックドアを備えた車両において、キ
ャリア4をルーフ後端部の外面形状とバックドア2の外
面形状に沿うような形状のサイドメンバ5を主要部材と
して構成する。そして、このサイドメンバ5の前端部に
は、ルーフ1に設けた前後方向に延在する左右一対のル
ーフレール3内を転動するフロントローラ8を、後端部
にはバックドア2の外面上を転動するリヤローラ9をそ
れぞれ設ける。また、バックドア2にはバックドア2の
閉鎖状態でサイドメンバ5の下動を規制するストッパ1
0を設け、これによりキャリア4を初期位置に保持す
る。かくして、バックドア2の開閉動作にキャリア4が
追従する構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車体後部の跳ね上げタイプのバックドアに設けられ、スペアタイヤ 等の荷物を保持するための車両用キャリア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のレジャービークル車においては、バックドアの外側にスペアタイヤを保 持するためのタイヤキャリアを装備することが行われている。図6は従来のこの 種のタイヤキャリアを示している。 このタイヤキャリア31は横長のフレーム状に形成され、その基端部がクォー タピラー32にヒンジ33を介して鉛直軸(縦軸)回りに水平回動可能に取付け られ、自由端部にてスペアタイヤ34が保持されるようになっている。そして、 バックドア35の閉じた状態では、図6の(イ)に示すように該バックドア35 の外面に重合した状態でロックされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来のタイヤキャリア31は、バックドア35がルーフの 後端縁にヒンジを介して上下に回動可能に装着された跳上式の場合、バックドア 35の開閉を邪魔することになる。従って、バックドア35の開閉に際しては、 図6の(ロ)に示すようにタイヤキャリア31をその都度ドア開閉の邪魔になら ない位置まで退避させ、また元へ戻すという余分な作業が必要であった。 また、タイヤキャリア31が左右いずれか一方のクォータピラー32に装着さ れる関係で、キャリア装着側のクォータピラー32は、非装着側のクォータピラ ーよりも高い剛性が必要となり、その結果、構造が複雑化してピラーに関する設 計上の自由度あるいは製造上の作業性が低下するという問題があった。
【0004】 そこで本考案は、上述の問題に鑑み、バックドアの開閉作業を邪魔しないキャ リア装置を提供することを、解決すべき技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は次のように構成したものである。すなわ ち、ルーフの後端縁にヒンジを介して上下に開閉可能に装着されるバッグドアの 外側に設けられ、スペアタイヤ等の荷物を保持する車両用キャリア装置であって 、前記ルーフには、前後方向に延在されるスライドガイドが設けられ、荷物保持 用のキャリアは、前記ルーフ後端部外面形状及び閉鎖状態のバックドア外面形状 に沿うような形状に形成されるとともに、その前端部側が前記スライドガイドに 移動可能に装着され、また後端部側が前記バックドアの外面に転動可能又は摺動 可能に当接されており、さらに前記バックドア又は前記スライドガイドには該バ ックドア閉鎖時に前記キャリアの下動を規制するストッパが設けられていること を特徴としている。
【0006】
【作用】
上述のように構成された車両用キャリア装置においては、バックドアの閉鎖状 態では、荷物保持用のキャリアはストッパにて規制される初期位置に保持されて いる。この状態でバックドアを開放すべく上方へ回動させると、キャリアは該バ ックドアに設けられたストッパにて支持されたままの状態で押し上げられる。そ して、バックドアが大きく開放された状態、つまり後上がりの姿勢まで回動され ると、キャリアは自重によりルーフ側へ移動される。その結果、荷物を含むキャ リアの重量によるバックドア閉鎖方向の荷重が軽減され、バックドアは開放位置 に保持されて保持される。 一方、バックドアの閉鎖時には、バックドアが下方へ回動されるに伴いキャリ アは、自重により後方、つまりバックドア側へ移動し、ストッパにて規制される 初期位置に復帰される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1〜図5に基づいて具体的に説明する。本実施例に 係るキャリア装置は、バックドア閉止時を示す図1及びバックドア開放時を示す 図2に示されるように、ルーフ1の後端縁に図示省略のヒンジを介して上下に開 閉可能に装着された跳上式バックドア2を備えた車両に適用されるものであり、 ルーフ1の外面(上面)には、前後方向に延びる左右一対のルーフレール3が固 着されている。このルーフレール3はキャリア4の移動を案内するためのスライ ドガイドを構成するものであり、図3に示すように、断面略C形(又はコ字形) の中空部材から構成されている。
【0008】 スペアタイヤ11を保持するためのキャリア4は、断面略矩形の中空材からな る左右一対のサイドメンバ5を主要部材とするものにして、該サイドメンバ5は バックドア2の閉じ状態において、ルーフ1の後部側外面及びバックドア2の外 面形状に沿うような弓状に湾曲されて前後方向に延在されている。そして、左右 の両サイドメンバ5はその後端部において複数本、例えば2本の棒状のクロスメ ンバ6により相互に結合され、さらにこのクロスメンバ6にはタイヤ保持具7( 台座に数本のスタッドボルトを備えたもの)が固着されている。
【0009】 しかして、前記キャリア4の左右のサイドメンバ5は、前記左右のルーフレー ル3の内側に平行に配置され、その前端部には図3に示すようにルーフレール3 内を転動するフロントローラ8を備え、また後端部には図4に示すようにバック ドア2の外面上を転動するリヤローラ9を備えている。なお、ルーフレール3は 少なくとも一端が開口端とされ、その開口端からフロントローラ8を嵌入後は開 口端を塞ぐことが望ましい。 また、バックドア2の外面下部側には、その閉じ状態で前記キャリア4を予め 設定された初期位置に保持するためのストッパ10が固着されており、このスト ッパ10は具体的には左右のリヤローラ9に下から当接することによりスペアタ イヤ11を含むキャリア4の重量を受承する。
【0010】 上述のように構成された本実施例のキャリア装置は、バックドア2の開閉に伴 い追従する。すなわち、図5の動作図に示すように、バックドア2の閉鎖時に実 線で示す初期位置にストッパ10にて保持されているキャリア4は、バックドア 2を開放すべく上方へ回動したとき、該バックドア2が略水平姿勢となる一点鎖 線で示す位置まではリヤローラ9をストッパ10により支持された状態のままで 上方へ跳ね上げられる。結果として、キャリア4のフロントローラ8はルーフレ ール3内を後方へ転動される。 しかして、バックドア2がさらに上方へ大きく回動されると、二点鎖線で示す 最大開放状態に達するまでの間において、バックドア2が後上がりの姿勢となる ことで、キャリア4にはスペアタイヤ11を含めた重量の前向き成分が作用する 。そのため、キャリア4はフロントローラ8及びリヤローラ9を介して前方へ転 動され、前記前向き成分が消滅する位置、つまりリフトローラ9がルーフ1とバ ックドア2との境界付近に達した位置で停止される。
【0011】 そして、この位置では、リヤローラ9がバックドア2の回動支点付近となるこ とで、バックドア2に作用するスペアタイヤ11を含むキャリア4の重量による 閉じ方向の荷重は、大幅に軽減される。そのため、バックドア2は、跳上式バッ クドアに使用されているダンパステー(図示省略)等の開閉操作力軽減手段の現 状の能力をもって開放位置に保持することが可能となり、必ずしも大型ダンパス テーを設置する必要はない。かくして、バックドア2及びキャリア4は二点鎖線 で示す位置では共に安定状態に保持されることになる。
【0012】 一方、バックドア2を閉鎖すべく下方へ回動したときは、キャリア4は上記と 逆順で元位置に戻る。すなわち、キャリア4はバックドア2が水平姿勢から下向 きの姿勢に転じると、重量の後向き成分でフロントローラ8及びリヤローラ9を 介して、リヤローラ9がストッパ10に当接する位置まで後方へ移動され、その 後は該ストッパ10に支持された状態で初期位置に復帰される。
【0013】 なお、本考案は必ずしも上述した実施例に限定するものではなく、その要旨を 逸脱しない範囲内で種々の変更が可能であって、例えばストッパ10をバックド ア2に変えてルーフレール3側に設定すること、キャリア4の移動方式を転動方 式から摺動式に変更すること、キャリア4にスペアタイヤ11のほか、別の荷物 をも保持できる荷物保持具又はスペアタイヤ11に変わる荷物を保持できる荷物 保持具を設定すること等が可能である。 また、キャリヤ装置の構成部材の材料については、特に限定するものではない が、転動面又は摺動面のような相対移動を伴う部位については耐摩耗性が高く、 また騒音を発生し難い材料で構成することが望ましい。
【0014】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のキャリヤ装置によれば、キャリアを跳上式バッ クドアの開閉動作に追従して同方向に移動できるため、キャリアの存在がバック ドアの開閉を何ら妨げることにならず、従来に比較してバックドアの開閉操作性 が向上される。 また、バックドアが後上がりの姿勢となる最大開放状態では、キャリアが前方 へ移動されてバックドアの閉じ方向に作用するキャリアの荷重を軽減できるため 、キャリアは勿論のことバックドアを開き位置に安定した姿勢に保持することが 可能となる。 さらに、左右いずれか一方のクォータピラーでキャリアを支持していた従来で は、剛性の関係で左右でピラー構造を変える必要があったが、本考案によれば、 左右のクォータピラーを左右対称に設定可能となって、設計上の自由度が得られ とともに、製造上の作業性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るキャリア装置を備えた跳
上式バックドア付き車両の後方斜視図であり、バックド
ア閉鎖状態を示す。
【図2】同じくバックドア開放時を示す後方斜視図であ
る。
【図3】図1のA部詳細図である。
【図4】図1のB部詳細図である。
【図5】バックドア開閉時のキャリヤ装置の動作説明図
である。
【図6】従来のキャリア装置を示す車両後方斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…ルーフ 2…バックドア 3…ルーフレール 4…キャリア 7…タイヤ保持具 10…ストッパ 11…スペアタイヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフの後端縁にヒンジを介して上下に
    開閉可能に装着されるバックドアの外側に設けられ、ス
    ペアタイヤ等の荷物を保持する車両用キャリア装置であ
    って、 前記ルーフには、前後方向に延在されるスライドガイド
    が設けられ、荷物保持用のキャリアは、前記ルーフ後端
    部外面形状及び閉鎖状態のバックドア外面形状に沿うよ
    うな形状に形成されるとともに、その前端部側が前記ス
    ライドガイドに移動可能に装着され、また後端部側が前
    記バックドアの外面に転動可能又は摺動可能に当接され
    ており、さらに前記バックドア又は前記スライドガイド
    には該バックドア閉鎖時に前記キャリアの下動を規制す
    るストッパが設けられていることを特徴とする車両用キ
    ャリア装置。
JP1992060530U 1992-08-04 1992-08-04 車両用キャリア装置 Expired - Lifetime JP2604188Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08260860A (ja) * 1995-03-27 1996-10-08 Showa Alum Corp 梯子用横桟
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JP2019131028A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 シク ユン,イル ルーフバーを用いたキャリア支持装置

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