JPH06193733A - ピストン - Google Patents
ピストンInfo
- Publication number
- JPH06193733A JPH06193733A JP35772592A JP35772592A JPH06193733A JP H06193733 A JPH06193733 A JP H06193733A JP 35772592 A JP35772592 A JP 35772592A JP 35772592 A JP35772592 A JP 35772592A JP H06193733 A JPH06193733 A JP H06193733A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- skirt
- crown
- inner peripheral
- ring groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 鋳鉄製ピストンの軽量化を可能にし、且つ往
復動中のピストンの姿勢を安定にさせる。 【構成】 ピストン６のスカート部の中間部１２を削除
し、スカート部の上部９と下部１０とを離間させ且つピ
ンボス部１１にて結合させる。
復動中のピストンの姿勢を安定にさせる。 【構成】 ピストン６のスカート部の中間部１２を削除
し、スカート部の上部９と下部１０とを離間させ且つピ
ンボス部１１にて結合させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、薄肉軽量にして鋳鉄製
の内燃機関用のピストンに関する。
の内燃機関用のピストンに関する。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関は、シリンダ内の燃焼室にて混
合気を爆発させ、ピストンを往復動させながらコンロッ
ドを介して外部に機械的出力を取出すが、この内燃機関
のピストンは一般に、図３の如き構成を有す。
合気を爆発させ、ピストンを往復動させながらコンロッ
ドを介して外部に機械的出力を取出すが、この内燃機関
のピストンは一般に、図３の如き構成を有す。
【０００３】ピストン１は、鋳鉄製にて円筒状をなし、
外周にピストンリング溝２を有するクラウン部３と、ク
ラウン部３より一体に垂下するスカート部４と、および
クラウン部３とスカート部４と一体であってその内周側
に向い合うよう位置する対のピンボス部５とを有す。軽
量なピストンはその往復動に有利であるから、鋳鉄製ピ
ストンの薄肉化が試みられる。しかし、必要強度を確保
することから、薄肉化にも限界があり、より軽量なピス
トンの提供のための新しい提案が望れている。
外周にピストンリング溝２を有するクラウン部３と、ク
ラウン部３より一体に垂下するスカート部４と、および
クラウン部３とスカート部４と一体であってその内周側
に向い合うよう位置する対のピンボス部５とを有す。軽
量なピストンはその往復動に有利であるから、鋳鉄製ピ
ストンの薄肉化が試みられる。しかし、必要強度を確保
することから、薄肉化にも限界があり、より軽量なピス
トンの提供のための新しい提案が望れている。
【０００４】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した
如く、従来手法では、内燃機関用のピストンの軽量化に
限界があることから、別な手法により、ピストンをより
軽量化させることを解決すべき課題とする。
如く、従来手法では、内燃機関用のピストンの軽量化に
限界があることから、別な手法により、ピストンをより
軽量化させることを解決すべき課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、基本的には、スカート部の中間部を
削除する手段を用いる。本発明は、具体的には、外周に
ピストンリング溝を有するクラウン部と、クラウン部よ
り下方のスカート部と、クラウン部とスカート部との内
周側に一体に設けられ且つ向い合う対のピンボス部とを
有し、スカート部の中間部が削除される内燃機関用鋳鉄
製のピストンを提供する。
を解決するために、基本的には、スカート部の中間部を
削除する手段を用いる。本発明は、具体的には、外周に
ピストンリング溝を有するクラウン部と、クラウン部よ
り下方のスカート部と、クラウン部とスカート部との内
周側に一体に設けられ且つ向い合う対のピンボス部とを
有し、スカート部の中間部が削除される内燃機関用鋳鉄
製のピストンを提供する。
【０００６】好ましくは、ピンボス部下側周囲のスカー
ト部を削除する。
ト部を削除する。
【０００７】
【作用】スカート部の中間部を削除することは、シリン
ダ内周面とスカート部外周面との摺動抵抗を小さくし、
軽量且つ摺動抵抗を低減したピストンの提供を可能にす
る。
ダ内周面とスカート部外周面との摺動抵抗を小さくし、
軽量且つ摺動抵抗を低減したピストンの提供を可能にす
る。
【０００８】
【実施例】図１と図２に本発明の一実施例を示す。鋳鉄
製の内燃機関用ピストン６は、外周にリング溝７を有す
るクラウン部８を備える。クラウン部８に上部スカート
部９を連設し、上部スカート部９と該上部スカート部９
から離間して配される下部スカート部１０とをピンボス
部１１で連結させる。即ち、スカート部の中間部１２を
環状に削除し、中間部１２を介して、ピストン６の内外
を開放させる。中間部１２の削除は、スカート部のシリ
ンダ内周面との摺接をなくし、ピストンのシリンダ内周
面に対する摺動抵抗を低減させる。
製の内燃機関用ピストン６は、外周にリング溝７を有す
るクラウン部８を備える。クラウン部８に上部スカート
部９を連設し、上部スカート部９と該上部スカート部９
から離間して配される下部スカート部１０とをピンボス
部１１で連結させる。即ち、スカート部の中間部１２を
環状に削除し、中間部１２を介して、ピストン６の内外
を開放させる。中間部１２の削除は、スカート部のシリ
ンダ内周面との摺接をなくし、ピストンのシリンダ内周
面に対する摺動抵抗を低減させる。
【０００９】下部スカート部１０は、その外周面１３を
上下に延在させ、シリンダ内周面に対する摺接面を最小
限確保する。
上下に延在させ、シリンダ内周面に対する摺接面を最小
限確保する。
【００１０】図２に示す如く、ピンボス部１１の軸心に
対して直交する方向に下部スカート部１０を削除する。
この削除はピストン往復動の安定性を保ちつつ、ピスト
ン６の重量を低減させる。
対して直交する方向に下部スカート部１０を削除する。
この削除はピストン往復動の安定性を保ちつつ、ピスト
ン６の重量を低減させる。
【００１１】
【効果】本発明によるピストンは、軽量にして摺動抵抗
が小さいので、機関ロスが少ない。又、往復動中のピス
トンの姿勢も安定させ得ると共に、製作コストも従前と
変らずとすることができる。
が小さいので、機関ロスが少ない。又、往復動中のピス
トンの姿勢も安定させ得ると共に、製作コストも従前と
変らずとすることができる。
【図１】本発明の一例のピストンの断面図である。
【図２】図１に示すピストンの底面の半分を示す図であ
る。
る。
【図３】従来のピストンの断面図である。
６ ピストン ７ リング溝 ８ クラウン部 ９ 上部スカート部 １０ 下部スカート部 １１ ピンボス部 １２ 中間部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年４月９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】
Claims (2)
- 【請求項１】 外周にピストンリング溝を有するクラウ
ン部と、クラウン部より下方のスカート部と、クラウン
部とスカート部との内周側に一体に設けられ且つ向い合
う対のピンボス部とを有し、スカート部の中間部が削除
される内燃機関用鋳鉄製のピストン。 - 【請求項２】 ピンボス部下側周囲のスカート部を削除
する請求項１のピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35772592A JPH06193733A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35772592A JPH06193733A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ピストン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06193733A true JPH06193733A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18455605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35772592A Pending JPH06193733A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | ピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06193733A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013138261A1 (en) * | 2012-03-12 | 2013-09-19 | Federal-Mogul Corporation | Engine piston |
| JP2015529779A (ja) * | 2012-09-18 | 2015-10-08 | フェデラル−モーグル コーポレイション | カウンターボアのデザインを有するスチール製ピストン |
| DE102014210875A1 (de) * | 2014-06-06 | 2015-12-17 | Federal-Mogul Nürnberg GmbH | Kolben und Verfahren zu dessen Herstellung |
| DE102014210876A1 (de) * | 2014-06-06 | 2015-12-17 | Federal-Mogul Nürnberg GmbH | Kolben und Verfahren zu dessen Herstellung |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP35772592A patent/JPH06193733A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013138261A1 (en) * | 2012-03-12 | 2013-09-19 | Federal-Mogul Corporation | Engine piston |
| JP2015511676A (ja) * | 2012-03-12 | 2015-04-20 | フェデラル−モーグル コーポレイション | エンジンピストン |
| US10184421B2 (en) | 2012-03-12 | 2019-01-22 | Tenneco Inc. | Engine piston |
| EP2825756B1 (en) | 2012-03-12 | 2019-10-16 | Tenneco Inc. | Engine piston |
| JP2015529779A (ja) * | 2012-09-18 | 2015-10-08 | フェデラル−モーグル コーポレイション | カウンターボアのデザインを有するスチール製ピストン |
| JP2018200050A (ja) * | 2012-09-18 | 2018-12-20 | フェデラル−モーグル・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーＦｅｄｅｒａｌ−Ｍｏｇｕｌ Ｌｌｃ | カウンターボアのデザインを有するスチール製ピストン |
| DE102014210875A1 (de) * | 2014-06-06 | 2015-12-17 | Federal-Mogul Nürnberg GmbH | Kolben und Verfahren zu dessen Herstellung |
| DE102014210876A1 (de) * | 2014-06-06 | 2015-12-17 | Federal-Mogul Nürnberg GmbH | Kolben und Verfahren zu dessen Herstellung |
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