JPH06193354A - 複層ルーバー窓 - Google Patents
複層ルーバー窓Info
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- JPH06193354A JPH06193354A JP34370892A JP34370892A JPH06193354A JP H06193354 A JPH06193354 A JP H06193354A JP 34370892 A JP34370892 A JP 34370892A JP 34370892 A JP34370892 A JP 34370892A JP H06193354 A JPH06193354 A JP H06193354A
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- panel
- louver
- panel plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複層ルーバー窓の施工にあたり単層ルーバー窓
用のルーバー枠が供用でき、しかも部品点数減少させて
作業性を向上させると共に、気密性及び水密性を確保し
た複層ルーバー窓を提供する。 【構成】上下に位置をずらした状態で複数枚のパネル板
(2) の左右端部を一部に回動腕(4b)が突出されたパネル
板保持具(3,4) をもって保持してなる複層パネル板(1)
をルーバー枠(7) に回動可能に連設してなる複層ルーバ
ー窓であって、少なくとも最上段に取り付けられる複層
パネル板(1) の室内側及び室外側の両パネル板(2) の全
上端縁を一個のアタッチメント(5) により被覆し、同ア
タッチメント(5) の室内側パネル板(2) の被覆部に当接
する前記ルーバー枠(7) の上枠下端部内面にシール材(7
a)を添設すると共に、同ルーバー枠(7) の左右縦枠の内
面であって、少なくとも室内側の上下パネル板列の複層
ルーバー閉鎖位置にシール材(7c)を添設し、前記パネル
板保持具(3,4) のルーバー枠(7) に対する枢着部(4c)
を、前記回動腕(4b)の突出基端部に形成する。
用のルーバー枠が供用でき、しかも部品点数減少させて
作業性を向上させると共に、気密性及び水密性を確保し
た複層ルーバー窓を提供する。 【構成】上下に位置をずらした状態で複数枚のパネル板
(2) の左右端部を一部に回動腕(4b)が突出されたパネル
板保持具(3,4) をもって保持してなる複層パネル板(1)
をルーバー枠(7) に回動可能に連設してなる複層ルーバ
ー窓であって、少なくとも最上段に取り付けられる複層
パネル板(1) の室内側及び室外側の両パネル板(2) の全
上端縁を一個のアタッチメント(5) により被覆し、同ア
タッチメント(5) の室内側パネル板(2) の被覆部に当接
する前記ルーバー枠(7) の上枠下端部内面にシール材(7
a)を添設すると共に、同ルーバー枠(7) の左右縦枠の内
面であって、少なくとも室内側の上下パネル板列の複層
ルーバー閉鎖位置にシール材(7c)を添設し、前記パネル
板保持具(3,4) のルーバー枠(7) に対する枢着部(4c)
を、前記回動腕(4b)の突出基端部に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複層パネル板からなる可
動ルーバー窓に関し、更に詳しくは従来の単層パネルか
らなる可動ルーバー窓のルーバー枠をそのまま兼用で
き、しかも気密性と水密性にも優れた複層ルーバー窓に
関する。
動ルーバー窓に関し、更に詳しくは従来の単層パネルか
らなる可動ルーバー窓のルーバー枠をそのまま兼用で
き、しかも気密性と水密性にも優れた複層ルーバー窓に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、可動ルーバー窓の断熱基準が強化
され、2枚のパネル板を平行に配設する、いわゆる複層
パネル板が多用されるようになってきている。このよう
な状況下にあって、単層パネル板を保持するための保持
具に代わり、例えば実公平1−39288号公報、実公
平1−39288号公報等に開示されているように複層
パネル板専用の保持具に関する幾つかの提案がなされて
いる。
され、2枚のパネル板を平行に配設する、いわゆる複層
パネル板が多用されるようになってきている。このよう
な状況下にあって、単層パネル板を保持するための保持
具に代わり、例えば実公平1−39288号公報、実公
平1−39288号公報等に開示されているように複層
パネル板専用の保持具に関する幾つかの提案がなされて
いる。
【0003】その構成を簡単に説明すると、上記実公平
1−39288号公報に開示された可動ルーバーの複層
パネル板保持具は、2枚のパネル板を所定の間隔を隔て
て平行に且つ上下方向に所定の寸法ずらした状態で、各
パネル板の左右端部を嵌着保持するための一対のパネル
板保持部がルーバー枠への軸着部を有する連結片を介し
て一体に成型されると共に、一方のパネル板保持部には
連動杆への軸着部を有する回動腕が突設された単一の金
属板材から構成されている。
1−39288号公報に開示された可動ルーバーの複層
パネル板保持具は、2枚のパネル板を所定の間隔を隔て
て平行に且つ上下方向に所定の寸法ずらした状態で、各
パネル板の左右端部を嵌着保持するための一対のパネル
板保持部がルーバー枠への軸着部を有する連結片を介し
て一体に成型されると共に、一方のパネル板保持部には
連動杆への軸着部を有する回動腕が突設された単一の金
属板材から構成されている。
【0004】また、上記実開平1−134189号公報
に開示された複層パネル板保持具は、周縁の所要部分に
立上り片と弾性押圧片とを有する大小2枚の金属板材を
積層状態に組付け一体化し、両板材の立上り片間に平行
に且つ上下方向に所定の寸法ずらして形成されるパネル
板の嵌合空間に、2枚のパネル板のそれぞれ端部を嵌合
させて前記弾性押圧片により弾接状態で嵌着保持するも
ので、保持具の中央にはルーバー枠への軸着部を有し、
外側に配される金属板材からは連動杆への軸着部をもつ
回動腕が突出している。
に開示された複層パネル板保持具は、周縁の所要部分に
立上り片と弾性押圧片とを有する大小2枚の金属板材を
積層状態に組付け一体化し、両板材の立上り片間に平行
に且つ上下方向に所定の寸法ずらして形成されるパネル
板の嵌合空間に、2枚のパネル板のそれぞれ端部を嵌合
させて前記弾性押圧片により弾接状態で嵌着保持するも
ので、保持具の中央にはルーバー枠への軸着部を有し、
外側に配される金属板材からは連動杆への軸着部をもつ
回動腕が突出している。
【0005】そして、上述のようにして組み立てられた
複数の複層パネル板は、上記複層パネル板保持具を介し
てルーバー枠の上下方向に連設されて可動ルーバー窓を
構成する。このとき、各複層パネル板保持具の複層パネ
ル板保持部間の中間部に当たる位置に形成されている軸
着部を、支軸を介してルーバー枠に回動可能に軸着する
と共に、同複層パネル板保持具からパネル面に直交する
ようにして一方向に突出する上記回動腕の先端部に形成
されている軸着部を連動杆に枢着する。
複数の複層パネル板は、上記複層パネル板保持具を介し
てルーバー枠の上下方向に連設されて可動ルーバー窓を
構成する。このとき、各複層パネル板保持具の複層パネ
ル板保持部間の中間部に当たる位置に形成されている軸
着部を、支軸を介してルーバー枠に回動可能に軸着する
と共に、同複層パネル板保持具からパネル面に直交する
ようにして一方向に突出する上記回動腕の先端部に形成
されている軸着部を連動杆に枢着する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかして、複層パネル
板の左右両端部を上述の構成からなる複層パネル板保持
具により保持し、これをルーバー枠に連設して複層ルー
バー窓とする場合、窓閉鎖時の気密性及び水密性を確保
しようとすると、複層パネル同士の当り面にシール材を
添設することは当然として、最上段及び最下段の複層パ
ネルが当接するルーバー枠の上枠及び下枠の室内側端縁
に沿ってもシール材を添設することが要求される。しか
も、複層パネル板の各パネル板間には所定寸法の間隔が
明けられていると共に、各パネル板は上述のごとく上下
に所定の寸法ずらした状態で複層パネル板保持具に保持
されるため、上枠及び下枠に添設される上記シール材も
上下に位置をずらした2段とすることが必要となる。
板の左右両端部を上述の構成からなる複層パネル板保持
具により保持し、これをルーバー枠に連設して複層ルー
バー窓とする場合、窓閉鎖時の気密性及び水密性を確保
しようとすると、複層パネル同士の当り面にシール材を
添設することは当然として、最上段及び最下段の複層パ
ネルが当接するルーバー枠の上枠及び下枠の室内側端縁
に沿ってもシール材を添設することが要求される。しか
も、複層パネル板の各パネル板間には所定寸法の間隔が
明けられていると共に、各パネル板は上述のごとく上下
に所定の寸法ずらした状態で複層パネル板保持具に保持
されるため、上枠及び下枠に添設される上記シール材も
上下に位置をずらした2段とすることが必要となる。
【0007】そのため、前記上下枠の各シール材添設部
を上下2段とした見込み寸法の大きな複層ルーバー窓専
用の構造としなければならず、これに伴い左右の縦枠も
上下枠に合わせた見込み寸法をもたせ、同縦枠にも上下
に連設される複数の複層パネル板の左右側面を同時にシ
ールするために前後2列にシール材を添設することが必
要となる。こうして得られるルーバー枠は複層ルーバー
窓専用のものであり、単層ルーバー窓に兼用することは
不可能であった。
を上下2段とした見込み寸法の大きな複層ルーバー窓専
用の構造としなければならず、これに伴い左右の縦枠も
上下枠に合わせた見込み寸法をもたせ、同縦枠にも上下
に連設される複数の複層パネル板の左右側面を同時にシ
ールするために前後2列にシール材を添設することが必
要となる。こうして得られるルーバー枠は複層ルーバー
窓専用のものであり、単層ルーバー窓に兼用することは
不可能であった。
【0008】更に、上述のごとく構成された複層パネル
板保持具によれば、同保持具のルーバー枠に対する軸着
部が複層パネル板のパネル板間に位置するため、同軸着
部は風雨に晒される機会が多くなるばかりでなく、軸着
部に水滴や塵芥が溜まりやすく、腐食が最も進行しやす
い部分となる。そのため保持具の交換頻度も増えるが、
この交換にあたってルーバー枠に複層パネル板を取付け
或いは取外そうとすると、前記軸着部がパネル板間に存
在するため、取付け、取外し作業のたびに、パネル板を
保持具から取り外したり、保持具に取付けたりしなけれ
ばならないものであった。
板保持具によれば、同保持具のルーバー枠に対する軸着
部が複層パネル板のパネル板間に位置するため、同軸着
部は風雨に晒される機会が多くなるばかりでなく、軸着
部に水滴や塵芥が溜まりやすく、腐食が最も進行しやす
い部分となる。そのため保持具の交換頻度も増えるが、
この交換にあたってルーバー枠に複層パネル板を取付け
或いは取外そうとすると、前記軸着部がパネル板間に存
在するため、取付け、取外し作業のたびに、パネル板を
保持具から取り外したり、保持具に取付けたりしなけれ
ばならないものであった。
【0009】本考案は従来技術が抱える上記課題を解消
すべくなされたものであり、その目的は複層ルーバー窓
の施工にあたり単層ルーバー窓用のルーバー枠が供用で
き、しかも部品点数減少させて作業性を向上させると共
に、気密性及び水密性を確保した複層ルーバー窓を提供
することにある。
すべくなされたものであり、その目的は複層ルーバー窓
の施工にあたり単層ルーバー窓用のルーバー枠が供用で
き、しかも部品点数減少させて作業性を向上させると共
に、気密性及び水密性を確保した複層ルーバー窓を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成すべ
く、本発明は上下の位置をずらした状態で複数枚のパネ
ル板の左右端部を一部に回動腕が突出されたパネル板保
持具をもって保持してなる複層パネル板の複数組を、各
回動腕を介して連杆に回動可能に連結すると共に、前記
パネル板保持具の一部をルーバー枠に枢着することによ
り、上下に連設してなる複層ルーバー窓において、少な
くとも最上段に取り付けられる複層パネル板の室内側及
び室外側の両パネル板の全上端縁を一個のアタッチメン
トにより被覆し、同アタッチメントの室内側パネル板の
被覆部に当接する前記ルーバー枠の上枠下端部内面にシ
ール材を添設すると共に、同ルーバー枠の左右縦枠の内
面であって、少なくとも室内側の上下パネル板列の複層
ルーバー閉鎖位置にシール材を添設してなることを主要
な構成としている。更に本発明では、前記パネル板保持
具のルーバー枠に対する枢着部を、前記回動腕の突出基
端部に形成している。
く、本発明は上下の位置をずらした状態で複数枚のパネ
ル板の左右端部を一部に回動腕が突出されたパネル板保
持具をもって保持してなる複層パネル板の複数組を、各
回動腕を介して連杆に回動可能に連結すると共に、前記
パネル板保持具の一部をルーバー枠に枢着することによ
り、上下に連設してなる複層ルーバー窓において、少な
くとも最上段に取り付けられる複層パネル板の室内側及
び室外側の両パネル板の全上端縁を一個のアタッチメン
トにより被覆し、同アタッチメントの室内側パネル板の
被覆部に当接する前記ルーバー枠の上枠下端部内面にシ
ール材を添設すると共に、同ルーバー枠の左右縦枠の内
面であって、少なくとも室内側の上下パネル板列の複層
ルーバー閉鎖位置にシール材を添設してなることを主要
な構成としている。更に本発明では、前記パネル板保持
具のルーバー枠に対する枢着部を、前記回動腕の突出基
端部に形成している。
【0011】
【作用】例えば、左右対称にそれぞれ製作されたパネル
板保持部材と金属製クリップ材とからなるパネル板保持
具によりパネル板を保持させるには、まず前記パネル板
保持部材の上下パネル板保持部となる2段の枠状空間部
に各パネル板の端部を嵌め込み固定する。こうしてパネ
ル板保持部材にパネル板を保持した状態で、パネル板保
持部材をクリップ材の長手方向の開放端から挿入し、係
着部を介して係着固定する。
板保持部材と金属製クリップ材とからなるパネル板保持
具によりパネル板を保持させるには、まず前記パネル板
保持部材の上下パネル板保持部となる2段の枠状空間部
に各パネル板の端部を嵌め込み固定する。こうしてパネ
ル板保持部材にパネル板を保持した状態で、パネル板保
持部材をクリップ材の長手方向の開放端から挿入し、係
着部を介して係着固定する。
【0012】ここで、ルーバー枠の最上段複層パネル板
を組付けるには、中間部に配設される上記複層パネル板
とは異なり、前記保持具に嵌着する以前に2枚のパネル
板の一端縁に沿って予め上部アタッチメントを係着させ
る。このアタッチメントを装着した状態で最上段用の複
層パネル板保持部材に2枚のパネル板を前記複層パネル
板保持具に嵌着固定させたあとで、中間部の複層パネル
板と同様にクリップ材4を嵌着固定する。
を組付けるには、中間部に配設される上記複層パネル板
とは異なり、前記保持具に嵌着する以前に2枚のパネル
板の一端縁に沿って予め上部アタッチメントを係着させ
る。このアタッチメントを装着した状態で最上段用の複
層パネル板保持部材に2枚のパネル板を前記複層パネル
板保持具に嵌着固定させたあとで、中間部の複層パネル
板と同様にクリップ材4を嵌着固定する。
【0013】こうして組付けられて複数組の複層パネル
板が、最上段用複層パネル板、複数の中間部用複層パネ
ル板、最下段用複層パネル板の順でルーバー枠に上下に
順次連設される。
板が、最上段用複層パネル板、複数の中間部用複層パネ
ル板、最下段用複層パネル板の順でルーバー枠に上下に
順次連設される。
【0014】しかして、本発明に使用されるルーバー枠
は、最上段の室外側のパネル板をシール材を介して気密
的に当接させるための枠部分が省略できるため、その分
だけ見込み幅を小さくすることができ、或いは従来の単
層パネル板用のルーバー枠を兼用することができる。
は、最上段の室外側のパネル板をシール材を介して気密
的に当接させるための枠部分が省略できるため、その分
だけ見込み幅を小さくすることができ、或いは従来の単
層パネル板用のルーバー枠を兼用することができる。
【0015】即ち、従来のルーバー枠には、最上段に配
置された複層パネル板の室外側のパネル板の上端縁を当
接させるためのシール材を内面に配した上枠部分が必要
とされていたが、本発明の最上段の複層パネル板には上
述のごとく前後パネル板の上端縁に段違い状に上部アタ
ッチメントが取り付けられるため、ルーバー枠によって
室外側のパネル板を気密的にシールすることは不要であ
り、その部分の上枠部分が排除できる結果、本発明のル
ーバー枠にとって必要な見込み幅は少なくとも従来の単
層ルーバ窓用ルーバー枠の見込み幅と同一の寸法を有し
ていれば施工が可能となるものである。
置された複層パネル板の室外側のパネル板の上端縁を当
接させるためのシール材を内面に配した上枠部分が必要
とされていたが、本発明の最上段の複層パネル板には上
述のごとく前後パネル板の上端縁に段違い状に上部アタ
ッチメントが取り付けられるため、ルーバー枠によって
室外側のパネル板を気密的にシールすることは不要であ
り、その部分の上枠部分が排除できる結果、本発明のル
ーバー枠にとって必要な見込み幅は少なくとも従来の単
層ルーバ窓用ルーバー枠の見込み幅と同一の寸法を有し
ていれば施工が可能となるものである。
【0016】ルーバー枠の上枠の室外側の下縁部内面と
下枠の室外側の上縁部外面には、ゴム材料等からなるシ
ール材が添設されている。更に下枠の見込み方向の中間
部には、室内側のパネル板の下端を気密的に当接させる
べく同じくシール材を添設した当接片が立設されている
が、本発明では前記当接片にシール材を添設しないで使
用することもあり得るものであり、従って前記当接片を
不要とする場合もある。 また、前記ルーバー枠の左右
縦枠の内面にも、従来と同様にモヘヤ等の起毛材料や弾
性ゴム材料からなるシール材が上下に添設されている。
本発明にあっては、該シール材は一列で十分である。こ
れは従来と同様に、室内側のパネル板列と室外側のパネ
ル板列との双方を気密的にシールしようするものである
が、本発明にあっては室内側のパネル板列を確実にシー
ルするだけでも所期の目的が十分に達成されるばかりで
なく、この場合、上部アタッチメントと上枠との間に形
成される室外側の空間部は水返し部を構成し、同水返し
部を通ってルーバ内に溜まろうとする水滴類が室外に排
出される。
下枠の室外側の上縁部外面には、ゴム材料等からなるシ
ール材が添設されている。更に下枠の見込み方向の中間
部には、室内側のパネル板の下端を気密的に当接させる
べく同じくシール材を添設した当接片が立設されている
が、本発明では前記当接片にシール材を添設しないで使
用することもあり得るものであり、従って前記当接片を
不要とする場合もある。 また、前記ルーバー枠の左右
縦枠の内面にも、従来と同様にモヘヤ等の起毛材料や弾
性ゴム材料からなるシール材が上下に添設されている。
本発明にあっては、該シール材は一列で十分である。こ
れは従来と同様に、室内側のパネル板列と室外側のパネ
ル板列との双方を気密的にシールしようするものである
が、本発明にあっては室内側のパネル板列を確実にシー
ルするだけでも所期の目的が十分に達成されるばかりで
なく、この場合、上部アタッチメントと上枠との間に形
成される室外側の空間部は水返し部を構成し、同水返し
部を通ってルーバ内に溜まろうとする水滴類が室外に排
出される。
【0017】そして、可動ルーバー窓を組立てるとき
は、ルーバー枠の左右縦枠に複層パネル板保持具の各回
動腕の基端枢着部を回動可能に取り付けると共に、各回
動腕の先端部の枢着部を所定の間隔をもって連杆に列設
し、連杆を操作することにより上下に連設された複層パ
ネル板を前記基端枢着部を中心に一斉に回動可能とす
る。 ところで、本発明では上述のごとく複層パネル板
保持部のルーバー枠に対する枢着部を回動腕の基端部に
形成してあるため、複層パネル板のルーバー枠に対する
取付けにあたっては、複層パネル板に組付けた状態のま
までルーバー枠に取り付けることが可能であり、例えば
最も損傷し易いクリップ材の交換作業も極めて簡単に行
える。
は、ルーバー枠の左右縦枠に複層パネル板保持具の各回
動腕の基端枢着部を回動可能に取り付けると共に、各回
動腕の先端部の枢着部を所定の間隔をもって連杆に列設
し、連杆を操作することにより上下に連設された複層パ
ネル板を前記基端枢着部を中心に一斉に回動可能とす
る。 ところで、本発明では上述のごとく複層パネル板
保持部のルーバー枠に対する枢着部を回動腕の基端部に
形成してあるため、複層パネル板のルーバー枠に対する
取付けにあたっては、複層パネル板に組付けた状態のま
までルーバー枠に取り付けることが可能であり、例えば
最も損傷し易いクリップ材の交換作業も極めて簡単に行
える。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図面は本発明の代表的な実施例である複
層ルーバー窓を示し、図1から明らかなごとく本発明に
係る複層ルーバー窓は、複数枚の複層パネル板1がルー
バー枠7に回動可能に連設されてなる。
的に説明する。図面は本発明の代表的な実施例である複
層ルーバー窓を示し、図1から明らかなごとく本発明に
係る複層ルーバー窓は、複数枚の複層パネル板1がルー
バー枠7に回動可能に連設されてなる。
【0019】図3〜図5は、本実施例に係る複層パネル
板1の基本構成部材であるパネル板2、複層パネル板保
持部材3及びクリップ材4を示している。前記パネル板
2は例えば網入りガラス板、アクリル系の硬質樹脂板等
からなり、前記複層パネル板保持部材3はある程度の弾
性をもつ合成樹脂製の成形品であり、前記クリップ材4
は金属製のプレス成形品からなる。前記複層パネル板保
持部材3及びクリップ材4をもってパネル板保持具を構
成するが、複層パネル板保持部材3及びクリップ材4は
別部材である必要はなく、両者が一体とされた単一部材
として構成される場合もある。
板1の基本構成部材であるパネル板2、複層パネル板保
持部材3及びクリップ材4を示している。前記パネル板
2は例えば網入りガラス板、アクリル系の硬質樹脂板等
からなり、前記複層パネル板保持部材3はある程度の弾
性をもつ合成樹脂製の成形品であり、前記クリップ材4
は金属製のプレス成形品からなる。前記複層パネル板保
持部材3及びクリップ材4をもってパネル板保持具を構
成するが、複層パネル板保持部材3及びクリップ材4は
別部材である必要はなく、両者が一体とされた単一部材
として構成される場合もある。
【0020】更に本発明では、上記構成部材に加えてル
ーバー枠7に取り付けられる最上段の複層パネル板10
に、図1に示すごとく前後2枚のパネル板2の全上端縁
同士を連結状態で被包する上部アタッチメント5を備え
ている。また、本実施例では、図1に示すごとく最下段
の複層パネル板11に、図1に示すごとく前後2枚のパ
ネル板2の全下端縁同士を連結状態で被覆する下部アタ
ッチメント6を備えている。
ーバー枠7に取り付けられる最上段の複層パネル板10
に、図1に示すごとく前後2枚のパネル板2の全上端縁
同士を連結状態で被包する上部アタッチメント5を備え
ている。また、本実施例では、図1に示すごとく最下段
の複層パネル板11に、図1に示すごとく前後2枚のパ
ネル板2の全下端縁同士を連結状態で被覆する下部アタ
ッチメント6を備えている。
【0021】図3〜図5に示すごとく本実施例では、パ
ネル板2は2枚が一組とされており、前記複層パネル板
保持部材3は上下方向に所定の寸法だけ位置をずらし且
つ所定の間隔をおいて平行に配置された上下一対の第1
及び第2のパネル板保持部3a,3bを有しており、該
パネル板保持部3a,3b同士はその開放面(以下、前
面という。)を同一方向に向けて連結一体化されてい
る。各パネル板保持部3a,3bは、断面形状が略コ字
状をなしたパネル板2の嵌合空間を有すると共に、パネ
ル板2の幅寸法に略等しい長さを有し、その両端にはパ
ネル板2の側端面位置を規制するための止片3d,3d
を有している。また、各パネル板保持部3a,3bは、
同パネル板保持部3a,3bの重なり部分の隔壁3cを
介して画成されるている。
ネル板2は2枚が一組とされており、前記複層パネル板
保持部材3は上下方向に所定の寸法だけ位置をずらし且
つ所定の間隔をおいて平行に配置された上下一対の第1
及び第2のパネル板保持部3a,3bを有しており、該
パネル板保持部3a,3b同士はその開放面(以下、前
面という。)を同一方向に向けて連結一体化されてい
る。各パネル板保持部3a,3bは、断面形状が略コ字
状をなしたパネル板2の嵌合空間を有すると共に、パネ
ル板2の幅寸法に略等しい長さを有し、その両端にはパ
ネル板2の側端面位置を規制するための止片3d,3d
を有している。また、各パネル板保持部3a,3bは、
同パネル板保持部3a,3bの重なり部分の隔壁3cを
介して画成されるている。
【0022】更に、前記パネル板保持部材3の第1及び
第2の上下パネル板保持部3a,3bには、図1に示す
ように可動ルーバーを閉じたとき隣合う上下の室内側及
び室外側のパネル板2のそれぞれの端部同士が密接すべ
く、その対応部分を切り欠いてパネル板2と面一になる
ようにそれぞれ切欠部3a′,3b′を形成しており、
また各パネル板保持部3a,3bのパネル板挿入内壁面
には、例えばスポンジゴム等からなる帯状の気密材8が
接着剤等により固着されている。
第2の上下パネル板保持部3a,3bには、図1に示す
ように可動ルーバーを閉じたとき隣合う上下の室内側及
び室外側のパネル板2のそれぞれの端部同士が密接すべ
く、その対応部分を切り欠いてパネル板2と面一になる
ようにそれぞれ切欠部3a′,3b′を形成しており、
また各パネル板保持部3a,3bのパネル板挿入内壁面
には、例えばスポンジゴム等からなる帯状の気密材8が
接着剤等により固着されている。
【0023】そして図示実施例では、上記金属製クリッ
プ材4を嵌合させたときの第1及び第2パネル板保持部
3a,3bの嵌合突当り部分には、前記金属製クリップ
材4の厚みに略等しい高さの立上り縁部3eが形成され
ており、また金属製クリップ材4を係着固定させるため
に、第1及び第2のパネル板保持部3a,3bの背壁部
には外側に向けて突出する複数の弾性係着片3fが形成
されている。同弾性係着片3fは、パネル板保持部3
a,3bに外方から嵌め込まれる金属製クリップ材4を
がたつきなく確実に固定する。また同弾性係着片3fは
突出面がテーパ状に形成されており、パネル板2,2に
クリップ材4を嵌合するときスムースに嵌合できるよう
にしている。
プ材4を嵌合させたときの第1及び第2パネル板保持部
3a,3bの嵌合突当り部分には、前記金属製クリップ
材4の厚みに略等しい高さの立上り縁部3eが形成され
ており、また金属製クリップ材4を係着固定させるため
に、第1及び第2のパネル板保持部3a,3bの背壁部
には外側に向けて突出する複数の弾性係着片3fが形成
されている。同弾性係着片3fは、パネル板保持部3
a,3bに外方から嵌め込まれる金属製クリップ材4を
がたつきなく確実に固定する。また同弾性係着片3fは
突出面がテーパ状に形成されており、パネル板2,2に
クリップ材4を嵌合するときスムースに嵌合できるよう
にしている。
【0024】さて、本実施例に使用される複層パネル板
1は以上のようにパネル板2、パネル板保持部材3及び
金属製クリップ材4を基本的な構成部材としているが、
本発明ではこれらの構成に加えて、上述のごとくルーバ
ー枠7に取り付けられる最上段の複層パネル板10に
は、図1に示すごとく更に本発明の最も特徴部をなす構
成部材である上部アタッチメント5を備えている。
1は以上のようにパネル板2、パネル板保持部材3及び
金属製クリップ材4を基本的な構成部材としているが、
本発明ではこれらの構成に加えて、上述のごとくルーバ
ー枠7に取り付けられる最上段の複層パネル板10に
は、図1に示すごとく更に本発明の最も特徴部をなす構
成部材である上部アタッチメント5を備えている。
【0025】該上部アタッチメント5は、図1に示すご
とき断面形状をもち、パネル板2の左右幅にほぼ等しい
寸法をもつ長尺の型材からなる。図2は前記上部アタッ
チメント5を拡大して示しており、室内側端縁が室内側
のパネル板2の上端縁に嵌着するように折り曲げられて
形成されており、その下端部は室外方向に向けて下傾斜
するように曲げられて段部5aが形成されると共に、そ
の傾斜部の下面に断面が略逆凹字状をなす弾性部材9を
介して室外側のパネル板2の上端を前後から挟着する二
股の挟着片5bを有している。
とき断面形状をもち、パネル板2の左右幅にほぼ等しい
寸法をもつ長尺の型材からなる。図2は前記上部アタッ
チメント5を拡大して示しており、室内側端縁が室内側
のパネル板2の上端縁に嵌着するように折り曲げられて
形成されており、その下端部は室外方向に向けて下傾斜
するように曲げられて段部5aが形成されると共に、そ
の傾斜部の下面に断面が略逆凹字状をなす弾性部材9を
介して室外側のパネル板2の上端を前後から挟着する二
股の挟着片5bを有している。
【0026】また本実施例において、ルーバー枠に取り
付けられる最下段の複層パネル板11にも、図1に示す
ごとく下部アタッチメント6が取り付けられる。該下部
アタッチメント6は、前記複層パネル板11の2枚のパ
ネル板2の下端縁を連続的に被包するものであり、室外
側のパネル板2の下端縁を左右方向の全長にわたって嵌
着すると同時に、室内側のパネル板2の下端縁をも左右
の全長にわたって係着する、全体が階段形状をなしてい
る。
付けられる最下段の複層パネル板11にも、図1に示す
ごとく下部アタッチメント6が取り付けられる。該下部
アタッチメント6は、前記複層パネル板11の2枚のパ
ネル板2の下端縁を連続的に被包するものであり、室外
側のパネル板2の下端縁を左右方向の全長にわたって嵌
着すると同時に、室内側のパネル板2の下端縁をも左右
の全長にわたって係着する、全体が階段形状をなしてい
る。
【0027】そして、上述のごとく構成された上下のア
タッチメント5,6が、それぞれ最上段及び最下段のパ
ネル板2に取り付けられた後に、それぞれのパネル板保
持部材3及び金属製クリップ材4に組付けられ、複層パ
ネル板10,11を得る。この組付けのため、ルーバー
枠7に取り付けられる最上段及び最下段の複層パネル板
用のパネル板保持部材30,31は、中間に配される他
の複層パネル板用のパネル板持部材3とその構造が多少
異なっている。即ち、図1において最上段の複層パネル
板10の室外側パネル板2の上端縁が上部アタッチメン
ト5の挟着片5bにより挟着されるため、同パネル板保
持部材30の上端(図1)で、前記挟着片5bが延在す
る部分に形成された止片3dを排除しており、また最下
段の複層パネル板11の室外側パネル板2が嵌合保持す
るパネル板保持部材31の下端部に形成された止片3d
が、下部アタッチメント6の嵌合厚み分だけ薄く形成し
ている。
タッチメント5,6が、それぞれ最上段及び最下段のパ
ネル板2に取り付けられた後に、それぞれのパネル板保
持部材3及び金属製クリップ材4に組付けられ、複層パ
ネル板10,11を得る。この組付けのため、ルーバー
枠7に取り付けられる最上段及び最下段の複層パネル板
用のパネル板保持部材30,31は、中間に配される他
の複層パネル板用のパネル板持部材3とその構造が多少
異なっている。即ち、図1において最上段の複層パネル
板10の室外側パネル板2の上端縁が上部アタッチメン
ト5の挟着片5bにより挟着されるため、同パネル板保
持部材30の上端(図1)で、前記挟着片5bが延在す
る部分に形成された止片3dを排除しており、また最下
段の複層パネル板11の室外側パネル板2が嵌合保持す
るパネル板保持部材31の下端部に形成された止片3d
が、下部アタッチメント6の嵌合厚み分だけ薄く形成し
ている。
【0028】本実施例における金属製クリップ材4は、
図5に示すように例えば一枚の金属板からなり、プレス
加工等による打ち抜き、折り曲げにより得られるもので
ある。そのクリップ本体4aの基本形状は上記パネル板
保持部材3の背面形状とほぼ同一の段違い形状とされ、
同クリップ本体4aの幅方向の一端部から回動腕4bが
突出している。そして、同回動腕4bの突出基端部にル
ーバー枠7に枢着するための第1軸着孔4cが形成さ
れ、同回動腕4bの先端部には全複層パネル板1を一斉
に回動させる作動部材である連杆12に回動可能に連結
するための第2軸着孔4dが形成されている。また、前
記クリップ本体4aの長さ方向の一端部の全面を開放端
とすると共に、他端には段違い状に上下一対の止片4e
を形成しており、またクリップ本体4aの一部には上記
パネル板保持部材3の弾性係着片3fが係着する係着凹
部4fを形成している。
図5に示すように例えば一枚の金属板からなり、プレス
加工等による打ち抜き、折り曲げにより得られるもので
ある。そのクリップ本体4aの基本形状は上記パネル板
保持部材3の背面形状とほぼ同一の段違い形状とされ、
同クリップ本体4aの幅方向の一端部から回動腕4bが
突出している。そして、同回動腕4bの突出基端部にル
ーバー枠7に枢着するための第1軸着孔4cが形成さ
れ、同回動腕4bの先端部には全複層パネル板1を一斉
に回動させる作動部材である連杆12に回動可能に連結
するための第2軸着孔4dが形成されている。また、前
記クリップ本体4aの長さ方向の一端部の全面を開放端
とすると共に、他端には段違い状に上下一対の止片4e
を形成しており、またクリップ本体4aの一部には上記
パネル板保持部材3の弾性係着片3fが係着する係着凹
部4fを形成している。
【0029】なお、上記構成からなり、左右対称にそれ
ぞれ製作されたパネル板保持部材3と金属製クリップ材
4とによりパネル板2を保持するには、まず前記パネル
板保持部材3の上下パネル板保持部3a,3bの枠状空
間部にパネル板2の端部を図示せぬ弾性押圧片の弾力に
抗して嵌め込む。こうしてパネル板保持部材3にパネル
板2を保持した状態で、パネル板保持部材3がクリップ
材4の長手方向の開放端から挿入され、パネル板保持部
材3の挿入端がクリップ材4の前記開放端とは反対側の
止片4eに当接すると同時に、前記パネル板保持部材3
の弾性係着片3fがクリップ材4に形成された係着凹部
4fに係着し、両者が一体化される。
ぞれ製作されたパネル板保持部材3と金属製クリップ材
4とによりパネル板2を保持するには、まず前記パネル
板保持部材3の上下パネル板保持部3a,3bの枠状空
間部にパネル板2の端部を図示せぬ弾性押圧片の弾力に
抗して嵌め込む。こうしてパネル板保持部材3にパネル
板2を保持した状態で、パネル板保持部材3がクリップ
材4の長手方向の開放端から挿入され、パネル板保持部
材3の挿入端がクリップ材4の前記開放端とは反対側の
止片4eに当接すると同時に、前記パネル板保持部材3
の弾性係着片3fがクリップ材4に形成された係着凹部
4fに係着し、両者が一体化される。
【0030】ここで、ルーバー枠7の最上段及び最下段
に取り付けられる複層パネル板10,11を組付けるに
は、中間部に配設される複層パネル板3のごとくパネル
板2をパネル板保持部材3に直接嵌着することをせず、
その嵌着前に2枚のパネル板3の一端縁に沿って予め上
下のアタッチメント5,6をそれぞれ係着しておき、両
アタッチメント5,6を装着した状態で最上段及び最下
段用の複層パネル板保持部材30,31に嵌着させたあ
とで、中間部の複層パネル板と同様にクリップ材4を嵌
着固定し最上段及び最下段に取り付けられる複層パネル
板10,11を得る。
に取り付けられる複層パネル板10,11を組付けるに
は、中間部に配設される複層パネル板3のごとくパネル
板2をパネル板保持部材3に直接嵌着することをせず、
その嵌着前に2枚のパネル板3の一端縁に沿って予め上
下のアタッチメント5,6をそれぞれ係着しておき、両
アタッチメント5,6を装着した状態で最上段及び最下
段用の複層パネル板保持部材30,31に嵌着させたあ
とで、中間部の複層パネル板と同様にクリップ材4を嵌
着固定し最上段及び最下段に取り付けられる複層パネル
板10,11を得る。
【0031】こうして組付けられた複数組の複層パネル
板3,10,11が、最上段用複層パネル板10、複数
の中間部用複層パネル板3、最下段用複層パネル板11
の順でルーバー枠7に上下に順次連設される。
板3,10,11が、最上段用複層パネル板10、複数
の中間部用複層パネル板3、最下段用複層パネル板11
の順でルーバー枠7に上下に順次連設される。
【0032】本発明における前記ルーバー枠7は、必ず
しも複層ルーバ専用に設計されていなくても適用が可能
であるが、図示実施例の場合は上記複層パネル板専用に
設計されている。しかして、いずれにしても本発明に使
用されるルーバー枠7は、最上段の室外側のパネル板2
をシール材を介して気密的に当接させるための枠部分が
省略されるため、その分だけ見込み幅を小さくすること
ができ、或いは従来の単層パネル板用のルーバー枠を兼
用することができる。
しも複層ルーバ専用に設計されていなくても適用が可能
であるが、図示実施例の場合は上記複層パネル板専用に
設計されている。しかして、いずれにしても本発明に使
用されるルーバー枠7は、最上段の室外側のパネル板2
をシール材を介して気密的に当接させるための枠部分が
省略されるため、その分だけ見込み幅を小さくすること
ができ、或いは従来の単層パネル板用のルーバー枠を兼
用することができる。
【0033】即ち、従来のルーバー枠には、最上段に配
置された複層パネル板10の室外側のパネル板2の上端
縁を当接させるためのシール材を内面に配した上枠部分
が必要とされていたが、本発明の最上段の複層パネル板
10には上述のごとく前後パネル板2の上端縁に段違い
状に上部アタッチメント5が取り付けられているため、
図1に示すごとくルーバー枠7の種類によっては室外側
のパネル板2を気密的にシールすることが不要となり、
その部分の上枠部分が排除できる結果、本発明のルーバ
ー枠7にとって必要な見込み幅は少なくとも従来の単層
ルーバ窓用ルーバー枠の見込み幅と同一の寸法を有して
いれば施工が可能となるものである。
置された複層パネル板10の室外側のパネル板2の上端
縁を当接させるためのシール材を内面に配した上枠部分
が必要とされていたが、本発明の最上段の複層パネル板
10には上述のごとく前後パネル板2の上端縁に段違い
状に上部アタッチメント5が取り付けられているため、
図1に示すごとくルーバー枠7の種類によっては室外側
のパネル板2を気密的にシールすることが不要となり、
その部分の上枠部分が排除できる結果、本発明のルーバ
ー枠7にとって必要な見込み幅は少なくとも従来の単層
ルーバ窓用ルーバー枠の見込み幅と同一の寸法を有して
いれば施工が可能となるものである。
【0034】しかして本実施例では、図1に示すごとく
ルーバー枠7の上枠の室外側の下縁部内面と下枠の室外
側の上縁部外面には、ゴム材料等からなるシール材7a
が添設されている。図1においては、更に下枠の見込み
方向の中間部に、室内側のパネル板2の下端を気密的に
当接させるべく同じくシール材7aが添設された当接片
7bが立設されている。
ルーバー枠7の上枠の室外側の下縁部内面と下枠の室外
側の上縁部外面には、ゴム材料等からなるシール材7a
が添設されている。図1においては、更に下枠の見込み
方向の中間部に、室内側のパネル板2の下端を気密的に
当接させるべく同じくシール材7aが添設された当接片
7bが立設されている。
【0035】また、前記ルーバー枠7の左右縦枠の内面
にも、図6に示すごとく従来と同様にモヘヤ等の起毛材
料や弾性ゴム材料からなるシール材7cが上下に添設さ
れている。本発明にあっては、該シール材7cは一列で
十分であるが、図示例では前後二列に配設している。こ
れは従来と同様に、室内側のパネル板列と室外側のパネ
ル板列との双方を気密的にシールしようするものである
が、本発明にあっては室内側のパネル板列を確実にシー
ルするだけでも所期の目的が十分に達成されるばかりで
なく、この場合、上下アタッチメント5,6と上枠及び
下枠との間に形成される室外側の空間部は水返し部が構
成され、同水返し部を通ってルーバ内に溜まろうとする
水滴類等が室外に排出される。
にも、図6に示すごとく従来と同様にモヘヤ等の起毛材
料や弾性ゴム材料からなるシール材7cが上下に添設さ
れている。本発明にあっては、該シール材7cは一列で
十分であるが、図示例では前後二列に配設している。こ
れは従来と同様に、室内側のパネル板列と室外側のパネ
ル板列との双方を気密的にシールしようするものである
が、本発明にあっては室内側のパネル板列を確実にシー
ルするだけでも所期の目的が十分に達成されるばかりで
なく、この場合、上下アタッチメント5,6と上枠及び
下枠との間に形成される室外側の空間部は水返し部が構
成され、同水返し部を通ってルーバ内に溜まろうとする
水滴類等が室外に排出される。
【0036】そして、可動ルーバー窓を組立てるとき
は、ルーバー枠7の左右縦枠に取り付けられている回動
軸13に金属製のクリップ材4の第1軸着孔4cを嵌着
して回動可能に取り付けると共に、各クリップ材4から
室内側に突出する回動腕4bの先端部に形成されている
第2軸着孔4dに、連杆12に所定の間隔をもって列設
された回動軸14を挿入し、相対的に回動可能に係着す
る。
は、ルーバー枠7の左右縦枠に取り付けられている回動
軸13に金属製のクリップ材4の第1軸着孔4cを嵌着
して回動可能に取り付けると共に、各クリップ材4から
室内側に突出する回動腕4bの先端部に形成されている
第2軸着孔4dに、連杆12に所定の間隔をもって列設
された回動軸14を挿入し、相対的に回動可能に係着す
る。
【0037】ところで、前記第1軸着孔4cはクリップ
材4の回動腕4bの突出基端部に形成してあるため、上
述のクリップ材4のルーバー枠7に対する取付けにあた
っては、複層パネル板1に組付けた状態のままでルーバ
ー枠に取り付けることが可能であり、例えば最も損傷し
易いクリップ材4の交換作業が極めて簡単に行える。
材4の回動腕4bの突出基端部に形成してあるため、上
述のクリップ材4のルーバー枠7に対する取付けにあた
っては、複層パネル板1に組付けた状態のままでルーバ
ー枠に取り付けることが可能であり、例えば最も損傷し
易いクリップ材4の交換作業が極めて簡単に行える。
【0038】図7及び図8は、本発明に係る可動ルーバ
ー窓の水密性を更に高めるためのシール機構の変形例を
示している。図7は前記上枠に取り付けられるシール材
7aが単なる角筒状の構造をもつに過ぎないものを、前
記角筒状の下端を室外側に延設すると共に、同延設端か
ら下方に向けてシール材7dの全長にわたって舌片7
d′を垂設している例である。前記舌片7d′は室内側
から室外側に向けて張り出すように湾曲して形成される
と共に、上部基端から下部先端にかけて漸次肉薄に形成
してある。また、図8は上枠に取り付けられたシール材
7aの下部で、且つ左右縦枠の最上段に設置される複層
パネル板保持部材30の上端面にが摺接する部分にモヘ
ヤ等からなるシール片7eを貼着する例を示している。
ー窓の水密性を更に高めるためのシール機構の変形例を
示している。図7は前記上枠に取り付けられるシール材
7aが単なる角筒状の構造をもつに過ぎないものを、前
記角筒状の下端を室外側に延設すると共に、同延設端か
ら下方に向けてシール材7dの全長にわたって舌片7
d′を垂設している例である。前記舌片7d′は室内側
から室外側に向けて張り出すように湾曲して形成される
と共に、上部基端から下部先端にかけて漸次肉薄に形成
してある。また、図8は上枠に取り付けられたシール材
7aの下部で、且つ左右縦枠の最上段に設置される複層
パネル板保持部材30の上端面にが摺接する部分にモヘ
ヤ等からなるシール片7eを貼着する例を示している。
【0039】前記シール材7dを取り付けると、ルーバ
ー窓を閉じたときは図7に実線で示すごとく最上段の複
層パネル板10の上面部に雨風が吹き込まず、ルーバー
窓を開けたときも、図7に仮想線で示すごとくシール材
7dの舌片7d′が上部アタッチメント5の前面をシー
ルするため、最上段からは同じく雨が吹き込まず、室内
を濡らすことが少なくなる。また、前記シール片7eを
取り付けると、ルーバー窓を閉めたとき最上段の複層パ
ネル板10の側面から上枠に設置されるシール材7cと
上部アタッチメント5との間に形成される空間に雨水や
風などが吹き込まず、水密性及び気密性が確保されて
る。前記シール材7dとシール片7eとは単独に取り付
けてもよいが、他のシール材と共に両者を併用すること
が望ましい。
ー窓を閉じたときは図7に実線で示すごとく最上段の複
層パネル板10の上面部に雨風が吹き込まず、ルーバー
窓を開けたときも、図7に仮想線で示すごとくシール材
7dの舌片7d′が上部アタッチメント5の前面をシー
ルするため、最上段からは同じく雨が吹き込まず、室内
を濡らすことが少なくなる。また、前記シール片7eを
取り付けると、ルーバー窓を閉めたとき最上段の複層パ
ネル板10の側面から上枠に設置されるシール材7cと
上部アタッチメント5との間に形成される空間に雨水や
風などが吹き込まず、水密性及び気密性が確保されて
る。前記シール材7dとシール片7eとは単独に取り付
けてもよいが、他のシール材と共に両者を併用すること
が望ましい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
の複層ルーバー窓によれば最上段の複層パネル板の上下
2段からなる上端縁を被覆するごとくアタッチメントが
取り付けられるため、ルーバー枠の内側に設けるシール
部が室内側の一列で十分となり、その分だけ見込み幅を
小さくでき、例えば単層ルーバ用のルーバー枠を兼用す
ることが可能となり、在庫や製品管理が容易となる。ま
た本発明は、上述の構成に加えて複層パネル板のルーバ
ー枠に対するパネル板保持クリップの枢着部を、クリッ
プ本体ではなく連杆に対する枢着部をもつ回動腕の基端
部に形成しているため、前記クリップの交換にあたって
も、従来のごとく複層パネル板の交換の度にパネル板を
前記クリップから取り外したり、取り付け直したりする
必要がなく、交換作業の効率が向上する。
の複層ルーバー窓によれば最上段の複層パネル板の上下
2段からなる上端縁を被覆するごとくアタッチメントが
取り付けられるため、ルーバー枠の内側に設けるシール
部が室内側の一列で十分となり、その分だけ見込み幅を
小さくでき、例えば単層ルーバ用のルーバー枠を兼用す
ることが可能となり、在庫や製品管理が容易となる。ま
た本発明は、上述の構成に加えて複層パネル板のルーバ
ー枠に対するパネル板保持クリップの枢着部を、クリッ
プ本体ではなく連杆に対する枢着部をもつ回動腕の基端
部に形成しているため、前記クリップの交換にあたって
も、従来のごとく複層パネル板の交換の度にパネル板を
前記クリップから取り外したり、取り付け直したりする
必要がなく、交換作業の効率が向上する。
【図1】本発明の代表的な実施例を示す一部を省略した
複層ルーバー窓の縦断面図である。
複層ルーバー窓の縦断面図である。
【図2】本発明の特徴部をなす上部アタッチメントの拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図3】本発明に適用されるパネル板の配置断面図であ
る。
る。
【図4】本発明に適用される複層パネル板保持具の一例
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図5】本発明に適用されるクリップ材の一例を示す正
面図である。
面図である。
【図6】本発明が適用されるルーバー枠の縦枠シール部
と複層パネル板の位置関係を示す拡大斜視図である。
と複層パネル板の位置関係を示す拡大斜視図である。
【図7】本発明が適用されるルーバー枠の上枠シール部
の変形例による機能説明図である。
の変形例による機能説明図である。
【図8】前記縦枠シール部の変形例を示す部分側面図で
ある。
ある。
1 複層パネル板 2 パネル板 3 パネル板保持部材 3a,3b 第1及び第2パネル板保持部 3a′,3b ′ 切欠部 3c 隔壁 3d 止片 3e 立上り縁部 3f 弾性係着片 4 金属製クリップ材 4a 本体 4b 回動腕 4c 第1軸着孔 4d 第2軸着孔 4e 止片 4f 係着凹部 5 上部アタッチメント 5a 段部 5b 挟着片 6 下部アタッチメント 7 ルーバー枠 7a,7c,7d シール材 7d′ 舌片 7b 当接片 7e シール片 8 気密材 10 最上段の複層パネル板 11 最下段の複層パネル板 12 連杆 13,14 回動軸 30 (最上段の)複層パネル板保持部材 31 (最下段の)複層パネル板保持部材
Claims (2)
- 【請求項1】 上下の位置をずらした状態で複数枚のパ
ネル板(2) の左右端部を一部に回動腕(4b)が突出された
パネル板保持具(3,4) をもって保持してなる複層パネル
板(1) の複数組を、各回動腕(4b)を介して連杆(12)に回
動可能に連結すると共に、前記パネル板保持具(3,4) の
一部をルーバー枠(7) に枢着することにより、上下に連
設してなる複層ルーバー窓において、 少なくとも最上段に取り付けられる複層パネル板(1) の
室内側及び室外側の両パネル板(2) の全上端縁を一個の
アタッチメント(5) により被覆し、 同アタッチメント(5) の室内側パネル板(2) の被覆部に
当接する前記ルーバー枠(7) の上枠下端部内面にシール
材(7a)を添設すると共に、同ルーバー枠(7) の左右縦枠
の内面であって、少なくとも室内側の上下パネル板列の
複層ルーバー閉鎖位置にシール材(7c)を添設してなるこ
とを特徴とする複層ルーバー窓。 - 【請求項2】 前記パネル板保持具(3,4) のルーバー枠
(7) に対する枢着部(4c)を、前記回動腕(4b)の突出基端
部に形成してなることを特徴とする請求項1記載の複層
ルーバー窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4343708A JP2731096B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 複層ルーバー窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4343708A JP2731096B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 複層ルーバー窓 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9239415A Division JP2988623B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 複層ルーバー窓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT15524U1 (de) * | 2014-11-17 | 2017-11-15 | Valenta Josef | Lamellensystem mit schwenkbaren Lamellenplatten für eine Fassade eines Gebäudes |
Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPS5691891U (ja) * | 1979-12-15 | 1981-07-22 | ||
JPS6444707U (ja) * | 1987-09-14 | 1989-03-17 | ||
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-
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- 1992-12-24 JP JP4343708A patent/JP2731096B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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JPS5691891U (ja) * | 1979-12-15 | 1981-07-22 | ||
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AT15524U1 (de) * | 2014-11-17 | 2017-11-15 | Valenta Josef | Lamellensystem mit schwenkbaren Lamellenplatten für eine Fassade eines Gebäudes |
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Publication number | Publication date |
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JP2731096B2 (ja) | 1998-03-25 |
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