JPH0619332B2 - カムシャフトのポンプカム面検査装置 - Google Patents

カムシャフトのポンプカム面検査装置

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JPH0619332B2
JPH0619332B2 JP12787988A JP12787988A JPH0619332B2 JP H0619332 B2 JPH0619332 B2 JP H0619332B2 JP 12787988 A JP12787988 A JP 12787988A JP 12787988 A JP12787988 A JP 12787988A JP H0619332 B2 JPH0619332 B2 JP H0619332B2
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文昭 福永
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/9515Objects of complex shape, e.g. examined with use of a surface follower device

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カムシャフトのポンプカム面検査装置に関
し、更に詳しくは、TIG焼入れ処理を行ったカムシャ
フトに対しても好適にポンプカム面の検査を行うことが
できる検査装置に関する。
〔従来の技術〕
カムシャフトのポンプカム面検査装置の一般的構成は、
第1図に示すように、カムシャフトSを所定の位置,角
度に保持するシャフト保持手段2と、カムシャフトSの
画像を得るカメラ手段3と、前記シャフト保持手段2及
びカメラ手段3を制御してカムシャフトSのポンプカム
面の検査を行う処理手段4とからなっている。
従来装置では、シャフト保持手段2でカムシャフトSを
移動し、ポンプカムPをカメラ手段3の視野に入れる。
なお、Vはスラスト受、Iはインテークカム、Eはエキ
ゾーストカムである。
カメラ手段3で得られる画像は第8図に示すようにな
り、そのX軸における明暗は第9図に示すようになる。
つまり、ポンプカム面Pの部分が明るく、軸Aの部分
が暗くなる。そこで、適当な閾値Lを定めれば、ポン
プカム面Pの端縁の位置X,Xを検出できる。
そして、第10図に示すように、検出した位置X,X
間の領域を含むようにウインドウWを設定し、カムシャ
フトSを回転しつつ、前記ウインドウW内に欠陥部分が
あるか否かを検査している。
〔発明が解決しようとする課題〕
近年、カムシャフトにTIG焼入れ処理が行われるよう
になったが、そのTIG焼入れ処理によってカムの端縁
に「だれ」が発生する場合がある。第11図に斜線を施し
た部分は「だれ」を表している。
ところが、第12図および第13図に示すように、「だれ」
によってポンプカムPの端縁Pに対応する画像部分は
暗部になるので、実際の端縁Pの位置X,Xより
も内側の位置X+δ,X−δに端縁があるかのよ
うに誤って検出されることになる。
この場合、第14図に示すように、ウインドウWがポンプ
カムPの実際の幅より小さくなり、「だれ」の部分がウ
インドウW外へ出るので、欠陥の一つである「だれ」を
発見できない問題を生じる。
従って、本発明の目的とするところは、TIG焼入れ処
理によって「だれ」が発生しても好適にポンプカム面の
検査を行うことが出来るカムシャフトのポンプカム面検
査装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のカムシャフトのポンプカム面検査装置は、TI
G焼入れ処理を行ったカムシャフトのポンプカム面の欠
陥を検査するための装置であって、ポンプカムおよびポ
ンプカムに近接するインテークカムまたはエキゾースト
カムのベースサークル部分を含む第1の画像を得る撮像
手段と、第1の画像の前記ベースサークル部分からポン
プカム位置を算出してウインドウ位置を決定するウイン
ドウ位置決定手段と、第1の画像に前記ウインドウを設
定するウインドウ設定手段と、カムシャフトを回転させ
てポンプカム面の画像を得つつウインドウ内について欠
陥の検査を行う検査手段とを具備してなることを構成上
の特徴とするものである。
〔作用〕
TIG焼入れ処理はカム面に対して行われるが、それは
ポンプカムの全周面およびインテークカム,エキゾース
トカムのカム部であり、インテークカム,エキゾースト
カムのベースサークル部(第2図のI)には行われな
い。従って、インテークカム,エキゾーストカムのベー
スサークル部には「だれ」が発生することはない。
そこで、インテークカムまたはエキゾーストカムのベー
スサークル部の画像に基づいてカムの位置を検出すれ
ば、「だれ」よる影響を受けないで実際のインテークカ
ムまたはエキゾーストカムの位置が分かる。他方、イン
テークカムまたはエキゾーストカムとポンプカムの距離
は精度高く製作されているから、前記インテークカムま
たはエキゾーストカムの位置からポンプカムの位置を精
度高く算出できる。従って、実際のポンプカムの位置に
対応させて適正にウインドウ位置を決められる。
すなわち、画像の前記ウインドウ位置にウインドウを設
定すれば、そのウインドウ内にポンプカムの端縁も必ず
含まれ、「だれ」が発生しておれば欠陥として発見され
ることになる。
〔実施例〕
以下、図に示す実施例に基づいて本発明を更に詳しく説
明する。ここに第1図は本発明の一実施例のカムシャフ
トのポンプカム面検査装置の構成模式図、第2図は第1
の画像を得る状態のカム位置説明図、第3図は第1の画
像の例示図、第4図は第1の画像における明暗分布図、
第5図はカムシャフトを回転させてポンプカム面の画像
を得る一つの状態のカム位置説明図、第6図は第5図に
示す位置で得られる画像とウインドウの例示図である。
なお、以下の実施例により本発明が限定されるものでは
ない。
第1図に示すように、カムシャフトのポンプカム面検査
装置1は、シャフト保持手段2と、カメラ手段3と、処
理手段4とからなっている。
処理手段4は、シャフト保持手段2を駆動して、ポンプ
カムPおよび隣接するインテークカムIが同時にカメラ
手段3の視野に入るようにし、次いで、第2図に示すよ
うに、インテークカムIのベースサークル部Iが撮像
方向(矢印)に向くようにする。
ここで得られる画像すなわち第1の画像は、第3図に示
すように、インテークカムIのベースサークル部I
部分を含む画像となるが、ベースサークル部IにはT
IG焼入れ処理がなされていないから、その端縁I
は「だれ」が発生していない。
処理手段4は、第4図に示すように、第1の画像のX軸
上の明暗と所定の閾値Lとを比較し、インテークカム
Iの位置Xを検出する。上述したように、インテーク
カムIのベースサークル部Iの端縁Iには「だれ」
が発生していないから、正確にインテークカムIの位置
を得ることができる。
次に、処理手段4は、予め設定されていたポンプカムP
とインテークカムIの距離定数a,bと前記位置X
に基づいて、ウインドウ位置を算出する。すなわち、X
−aからX−bまでの領域を含むようにウインドウ
位置を決定する。
そして、処理手段4は、その決定した位置にウインドウ
Wを設定する。
次ぎに、処理手段4は、シャフト保持手段2によりカム
シャフトSを回転し、ポンプカム面Pの各部を順にカ
メラ手段3で画像化しつつ、ウインドウW内について欠
陥の検査を行う。その一つの状態を第5図および第6図
に示すが、第6図から理解されるように、ウインドウW
はポンプカムPを正しく含んでおり、従って、欠陥の一
種である端縁Pの「だれ」をも好適に発見し得ること
となる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、TIG焼入れ処理を行ったカムシャフ
トのポンプカム面の欠陥を検査するための装置であっ
て、ポンプカムおよびポンプカムに近接するインテーク
カムまたはエキゾーストカムのベースサークル部分を含
む第1の画像を得る撮像手段と、第1の画像の前記ベー
スサークル部分からポンプカム位置を算出してウインド
ウ位置を決定するウインドウ位置決定手段と、第1の画
像に前記ウインドウを設定するウインドウ設定手段と、
カムシャフトを回転させてポンプカム面の画像を得つつ
ウインドウ内について欠陥の検査を行う検査手段とを具
備してなることを特徴とするカムシャフトのポンプカム
面検査装置が提供され、これによりTIG焼入れ処理を
行ったカムシャフトの場合でも好適にポンプカム面の検
査を行うことが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のカムシャフトのポンプカム
面検査装置の構成模式図、第2図は第1の画像を得る状
態のカム位置説明図、第3図は第1の画像の例示図、第
4図は第1の画像における明暗分布図、第5図はカムシ
ャフトを回転させてポンプカム面の画像を得る一つの状
態のカム位置説明図、第6図は第5図に示す位置で得ら
れる画像とウインドウの例示図、第7図は従来装置にお
ける検査時のカム位置説明図、第8図は第7図に示す状
態で得られる画像の例示図、第9図は第8図のX軸上の
明暗分布図、第10図は第8図に示す画像とウインドウの
関係を示す例示図、第11図はTIG焼入れ処理により
「だれ」の発生したカムに対しての第7図相当図、第12
図は同第8図相当図、第13図は同第9図相当図、第14図
は同第10図相当図である。 〔符号の説明〕 1……カムシャフトのポンプカム面検査装置 2……シャフト保持手段 3……カメラ手段 4……処理手段 S……カムシャフト I……インテークカム I……ベースサークル部 I……ベースサークル部の端縁 P……ポンプカム P……ポンプカム面 P……ポンプカム面の端縁 W……ウインドウ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TIG焼入れ処理を行ったカムシャフトの
    ポンプカム面の欠陥を検査するための装置であって、ポ
    ンプカムおよびポンプカムに近接するインテークカムま
    たはエキゾーストカムのベースサークル部分を含む第1
    の画像を得る撮像手段と、第1の画像の前記ベースサー
    クル部分からポンプカム位置を算出してウインドウ位置
    を決定するウインドウ位置決定手段と、第1の画像に前
    記ウインドウを設定するウインドウ設定手段と、カムシ
    ャフトを回転させてポンプカム面の画像を得つつウイン
    ドウ内について欠陥の検査を行う検査手段とを具備して
    なることを特徴とするカムシャフトのポンプカム面検査
    装置。
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