JPH0619334B2 - 表面欠陥検出方法 - Google Patents
表面欠陥検出方法Info
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- JPH0619334B2 JPH0619334B2 JP61034499A JP3449986A JPH0619334B2 JP H0619334 B2 JPH0619334 B2 JP H0619334B2 JP 61034499 A JP61034499 A JP 61034499A JP 3449986 A JP3449986 A JP 3449986A JP H0619334 B2 JPH0619334 B2 JP H0619334B2
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- Japan
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- defect
- light source
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、半導体ウエハ等の被検査体について、その
表面に存在する微小な凹凸などの欠陥を光学的に検出す
る装置に関する。
表面に存在する微小な凹凸などの欠陥を光学的に検出す
る装置に関する。
(従来の技術とその問題点) 半導体ウエハや、ビデオディスクなどにおいては、その
表面に存在する凹凸や傷などの欠陥によって製品の品質
が大きく左右されるため、これらの欠陥を検出すること
によって製品の品質管理を行なう必要がある。このよう
な表面欠陥検出装置としては種々の方法が提案されてる
が、非破壊検査として代表的なものは光学方式の検出方
法であり、その従来例に用いられる装置を第3図に示
す。
表面に存在する凹凸や傷などの欠陥によって製品の品質
が大きく左右されるため、これらの欠陥を検出すること
によって製品の品質管理を行なう必要がある。このよう
な表面欠陥検出装置としては種々の方法が提案されてる
が、非破壊検査として代表的なものは光学方式の検出方
法であり、その従来例に用いられる装置を第3図に示
す。
この装置は特開昭56−4040号に開示されているも
のであって、同図(a)に示すように、光源51からの光
52を被検査体表面53に照射し、この被検査体表面5
3の上方に配置した顕微鏡54によって、被検査体表面
53を観測する。そして、被検査体表面53上に欠陥が
存在するときには、その欠陥によって生ずる影を検知す
ることによって当該欠陥の検出を行なう。
のであって、同図(a)に示すように、光源51からの光
52を被検査体表面53に照射し、この被検査体表面5
3の上方に配置した顕微鏡54によって、被検査体表面
53を観測する。そして、被検査体表面53上に欠陥が
存在するときには、その欠陥によって生ずる影を検知す
ることによって当該欠陥の検出を行なう。
ところが、この方法では、同図(b)に示すように、光5
2の照射方向と欠陥55のの傾斜方向とが一致した場合
に、この欠陥55による影は発生せず、このために欠陥
55の検出ができないという問題がある。そこで、上記
特開昭56−4040号では、同図(c)に示すように複
数の光源51a〜51dを被検査体表面53の周囲に適
宜配置し、多方向から照射することによって種々の方向
についての欠陥を検出しようとしている。
2の照射方向と欠陥55のの傾斜方向とが一致した場合
に、この欠陥55による影は発生せず、このために欠陥
55の検出ができないという問題がある。そこで、上記
特開昭56−4040号では、同図(c)に示すように複
数の光源51a〜51dを被検査体表面53の周囲に適
宜配置し、多方向から照射することによって種々の方向
についての欠陥を検出しようとしている。
しかしながら、この方法においても、光源の配置は離散
的配置にとどまるため、種々の欠陥を高精度で検出する
ことは実際上困難であるだけでなく、複数の光源を準備
しなければならないことから検査工程におけるコストア
ップを招いてしまう。また、多方向照明のかわりに被検
査体を回転させて実質的に各方向からの光の照射と同等
の効果を得るという方法も考えられるが、この場合にも
検出精度に限界があるほか、回転機構の付加によるコス
トアップや、検査に要する時間の増大などの欠点があ
る。
的配置にとどまるため、種々の欠陥を高精度で検出する
ことは実際上困難であるだけでなく、複数の光源を準備
しなければならないことから検査工程におけるコストア
ップを招いてしまう。また、多方向照明のかわりに被検
査体を回転させて実質的に各方向からの光の照射と同等
の効果を得るという方法も考えられるが、この場合にも
検出精度に限界があるほか、回転機構の付加によるコス
トアップや、検査に要する時間の増大などの欠点があ
る。
(発明の目的) この発明は従来技術における上述の問題の克服を意図し
ており、被検査体表面に存在する欠陥を、その欠陥の傾
斜方向などにかかわらず、比較的低コスト・短時間で精
度良く検出することのできる表面欠陥検出方法を提供す
ることを目的とする。
ており、被検査体表面に存在する欠陥を、その欠陥の傾
斜方向などにかかわらず、比較的低コスト・短時間で精
度良く検出することのできる表面欠陥検出方法を提供す
ることを目的とする。
(目的を達成するための手段) 上述の目的を達成するため、この発明においては、まず
半導体ウエハなどの表面は精密加工されて鏡面に近い平
坦度を有していることに着目する。したがって、上述の
ような欠陥の影を検出する方法よりは、光源からの光を
被検査体表面で反射させ、平坦部からの反射光が入射し
ない位置に画像観測手段を設けて、欠陥からの反射光を
とらえる方法、すなわち「暗視野法」の方がより優れて
いると考えることができる。
半導体ウエハなどの表面は精密加工されて鏡面に近い平
坦度を有していることに着目する。したがって、上述の
ような欠陥の影を検出する方法よりは、光源からの光を
被検査体表面で反射させ、平坦部からの反射光が入射し
ない位置に画像観測手段を設けて、欠陥からの反射光を
とらえる方法、すなわち「暗視野法」の方がより優れて
いると考えることができる。
更に上記目的達成のためには、欠陥の種類によっては、
散乱光の指向性が照射光の入射角に強く依存するものが
あることをも考慮する必要がある。
散乱光の指向性が照射光の入射角に強く依存するものが
あることをも考慮する必要がある。
そこで本発明では、当該暗視野法において、線状又は
面状の光源を被検査体の斜め上方に配置し、あおり光
学系配置とした光学レンズによって光源の実像を被検査
体表面に結像させるとともに、被検査体表面の平坦部
に結像した部分からの光が入射しない位置に画像観測手
段を設けている。
面状の光源を被検査体の斜め上方に配置し、あおり光
学系配置とした光学レンズによって光源の実像を被検査
体表面に結像させるとともに、被検査体表面の平坦部
に結像した部分からの光が入射しない位置に画像観測手
段を設けている。
(作用) 本発明では、広範囲の入射角度で結像する光によって、
被検査体の結像部全体が高照度で且つ同時に照明され
る。従って、欠陥を一度に効率良く照明できる。
被検査体の結像部全体が高照度で且つ同時に照明され
る。従って、欠陥を一度に効率良く照明できる。
(実施例) 第1図はこの発明の一実施例に使用される装置の概略図
である。同図において、被検査体1は図の水平方向に載
置されており、その表面2を延長した方向に存在する仮
想的原点0の垂直上方には、面状放電管などで構成され
た面状光源3が配置されている。この面状光源3は、図
の紙面に垂直な面内に広がった面状の発光面4を有して
いる。この面状光源3からの光はフィルタ5(後述す
る。)を介して結像光学系としてのレンズ6を通り、被
検査体表面2に照射される。
である。同図において、被検査体1は図の水平方向に載
置されており、その表面2を延長した方向に存在する仮
想的原点0の垂直上方には、面状放電管などで構成され
た面状光源3が配置されている。この面状光源3は、図
の紙面に垂直な面内に広がった面状の発光面4を有して
いる。この面状光源3からの光はフィルタ5(後述す
る。)を介して結像光学系としてのレンズ6を通り、被
検査体表面2に照射される。
これらのうち、レンズ6は、その主面7の仮想的延長線
が上記原点0に交わるように配置される。また、この主
面7の仮想的延長線は、被検査体表面2,原点0および
面状光源3を結んでできる角α(この例では90゜)を
2等分する線となっている。さらに、レンズ6は、その
焦点距離f(図示せず)が、レンズ6と被検査体表面2
との中心距離の1/2程度となっているレンズである。
これは「あおり光学系」と呼ばれている光学配置の一態
様である。このような光学系を採用すると、面状光源3
の実像が被検査体表面2上に結像する。
が上記原点0に交わるように配置される。また、この主
面7の仮想的延長線は、被検査体表面2,原点0および
面状光源3を結んでできる角α(この例では90゜)を
2等分する線となっている。さらに、レンズ6は、その
焦点距離f(図示せず)が、レンズ6と被検査体表面2
との中心距離の1/2程度となっているレンズである。
これは「あおり光学系」と呼ばれている光学配置の一態
様である。このような光学系を採用すると、面状光源3
の実像が被検査体表面2上に結像する。
第1図中には面状光源3の上端および下端からの光の光
路幅がそれぞれ一点鎖線および二点鎖線で示されてお
り、この図からわかるように、面状光源3のサイズは、
その実像が被検査体表面2の全体をカバーするように決
定される。また、点線で示す光路幅9は、被検査体表面
2上に存在する欠陥10に結像する光の光路幅を示して
おり、面状光源3からの光は、角度範囲θ内の各方向か
ら欠陥10にに入射する。
路幅がそれぞれ一点鎖線および二点鎖線で示されてお
り、この図からわかるように、面状光源3のサイズは、
その実像が被検査体表面2の全体をカバーするように決
定される。また、点線で示す光路幅9は、被検査体表面
2上に存在する欠陥10に結像する光の光路幅を示して
おり、面状光源3からの光は、角度範囲θ内の各方向か
ら欠陥10にに入射する。
なお、これらによって構成されるこの装置は、暗箱(図
示せず)中に収納されて、外部からの光が入らないよう
にされている。
示せず)中に収納されて、外部からの光が入らないよう
にされている。
第2図はこのようにして被検査体表面2のひとつの点に
入射・結像する光の光路を示したものである。同図(a)
に示すように、被検査体表面2のうち、欠陥のない平坦
部では、角度範囲θを有する入射光11が鏡面反射して
同一の角度範囲θを有する反射光12となる。この入射
光11と反射光12とは、被検査体表面の法線Aに対し
て対称となる。
入射・結像する光の光路を示したものである。同図(a)
に示すように、被検査体表面2のうち、欠陥のない平坦
部では、角度範囲θを有する入射光11が鏡面反射して
同一の角度範囲θを有する反射光12となる。この入射
光11と反射光12とは、被検査体表面の法線Aに対し
て対称となる。
一方、第2図(b)に示すように、欠陥10に角度範囲θ
で入射する光13は、欠陥10を形成する傾斜面16で
反射されて、角度範囲θの反射光14となる。ただし、
図中の領域15は、入射光13と反射光14との重なり
領域を示している。この場合には、傾斜面16が被検査
体表面2の平坦部に対して角度φだけ傾いているため、
反射光14の進行方向は第2図(a)の反射光12とは異
なったものになる。
で入射する光13は、欠陥10を形成する傾斜面16で
反射されて、角度範囲θの反射光14となる。ただし、
図中の領域15は、入射光13と反射光14との重なり
領域を示している。この場合には、傾斜面16が被検査
体表面2の平坦部に対して角度φだけ傾いているため、
反射光14の進行方向は第2図(a)の反射光12とは異
なったものになる。
そこで、第2図(b)における反射光14のみを検出する
ために、第2図(a)の入射光11と反射光12との間の
領域17、換言すれば、上記実像のうち被検査体表面2
の平坦部に結像した部分からの光が入射しない領域内の
位置に第1図の撮像装置20を設ける。この撮像装置2
0は被検査体表面2の全体をカバーする画角を有してい
る。そして、このような配置とすると、第2図(b)の欠
陥10からの反射光14のみが撮像装置20に入射する
ことになり、撮像装置20では、被検査体表面2のうち
欠陥が存在する箇所のみが輝点として観測されることに
なる。
ために、第2図(a)の入射光11と反射光12との間の
領域17、換言すれば、上記実像のうち被検査体表面2
の平坦部に結像した部分からの光が入射しない領域内の
位置に第1図の撮像装置20を設ける。この撮像装置2
0は被検査体表面2の全体をカバーする画角を有してい
る。そして、このような配置とすると、第2図(b)の欠
陥10からの反射光14のみが撮像装置20に入射する
ことになり、撮像装置20では、被検査体表面2のうち
欠陥が存在する箇所のみが輝点として観測されることに
なる。
そして、このような関係が被検査体表面2の全体にわた
って成立するということは、光源として面状光源3を使
用し、かつその実像を被検査体表面2上に結像させてい
ることによって得られる効果である。そこで、以下では
その理由について詳述する。
って成立するということは、光源として面状光源3を使
用し、かつその実像を被検査体表面2上に結像させてい
ることによって得られる効果である。そこで、以下では
その理由について詳述する。
まず、仮に、単なる平行光線を被検査体表面2に照射し
た場合を考える。この場合には、第2図(b)の入射光1
3したがって反射光14の角度範囲θは極めて小さいも
の(実質的に0゜)となってしまうため、特定の傾斜角
を持つ欠陥のみからの光が撮像装置20に入射し、他の
傾斜角を持つ欠陥からの反射光をとらえることは困難と
なる。
た場合を考える。この場合には、第2図(b)の入射光1
3したがって反射光14の角度範囲θは極めて小さいも
の(実質的に0゜)となってしまうため、特定の傾斜角
を持つ欠陥のみからの光が撮像装置20に入射し、他の
傾斜角を持つ欠陥からの反射光をとらえることは困難と
なる。
また、面状光源からの光を結像光学系を介さずに被検査
体表面2に照射した場合には、面状光源のサイズをかな
り大きくしなければ入射光の角度範囲θを大きくするこ
とができない。また、光源からの光を集光しないため
に、被検査体表面2における照度も小さくなって、検出
精度にも限界がある。
体表面2に照射した場合には、面状光源のサイズをかな
り大きくしなければ入射光の角度範囲θを大きくするこ
とができない。また、光源からの光を集光しないため
に、被検査体表面2における照度も小さくなって、検出
精度にも限界がある。
これに対して、この実施例のように、結像光学系を用い
て実像を結像させる場合には、面状光源3としてあまり
大きなサイズのものを用いない場合にも、上記反射光1
4の入射角度範囲θはかなり大きなものとなる。このた
め、傾斜角φが互いに異なる種々の欠陥についても、そ
れぞれの反射光14のいずれかの部分が撮像装置20の
方向(本実施例では上方)に進むため、この撮像装置2
0で各欠陥に対応する輝点をとらえることができる。
て実像を結像させる場合には、面状光源3としてあまり
大きなサイズのものを用いない場合にも、上記反射光1
4の入射角度範囲θはかなり大きなものとなる。このた
め、傾斜角φが互いに異なる種々の欠陥についても、そ
れぞれの反射光14のいずれかの部分が撮像装置20の
方向(本実施例では上方)に進むため、この撮像装置2
0で各欠陥に対応する輝点をとらえることができる。
また、面状光源3からの光を結像させているために被検
査体表面2における照度が向上し、微小な欠陥も検出可
能となる。
査体表面2における照度が向上し、微小な欠陥も検出可
能となる。
次に、結像光学系は使用するが、光源としては面状光源
を用いずに点光源を用いた場合を仮定する。この場合に
は被検査体表面2のうちの一点のみが照射されることに
なるため、かなり長い時間をかけて被検査体表面2の全
体を走査しなければ、被検査体表面2の全体についての
欠陥検出を行なうことができなくなる。
を用いずに点光源を用いた場合を仮定する。この場合に
は被検査体表面2のうちの一点のみが照射されることに
なるため、かなり長い時間をかけて被検査体表面2の全
体を走査しなければ、被検査体表面2の全体についての
欠陥検出を行なうことができなくなる。
これに対して、この実施例では面状光源3を使用して被
検査体表面2の全体を一度に照射しているため、このよ
うな問題は生じない。
検査体表面2の全体を一度に照射しているため、このよ
うな問題は生じない。
なお、光源としては、上述の理由により、被検査体表面
2の全体を一度に照射できる面状光源が最も望ましい
が、被検査体表面2の一部分を照射する面状光源や、
単一または複数の線状光源を使用してもよい。これら
を採用した場合、被検査体表面2の全体についての欠陥
検出を行なうためには走査を必要とするが、上述の点光
源の場合と異なり、その走査時間は比較的短くてすむた
め、実用上は問題はない。
2の全体を一度に照射できる面状光源が最も望ましい
が、被検査体表面2の一部分を照射する面状光源や、
単一または複数の線状光源を使用してもよい。これら
を採用した場合、被検査体表面2の全体についての欠陥
検出を行なうためには走査を必要とするが、上述の点光
源の場合と異なり、その走査時間は比較的短くてすむた
め、実用上は問題はない。
このようにして、第1図の被検査体表面2の上方に位置
する撮像装置20に組込まれた画像情報は、画像処理装
置21に与えられ、欠陥に対応する輝点の強度や数な
ど、欠陥検出の目的に応じた量が取出される。そして、
これらの量を、所定のしきい値と比較して弁別すること
などにより、欠陥の有無その他に関する諸情報が求めら
れる。この情報は表示装置,記憶装置などの任意の出力
機器22与えられて出力されるが、これらの情報をマイ
クロコンピュータなどに与えて種々の処理を行なうこど
ができることは言うまでもない。
する撮像装置20に組込まれた画像情報は、画像処理装
置21に与えられ、欠陥に対応する輝点の強度や数な
ど、欠陥検出の目的に応じた量が取出される。そして、
これらの量を、所定のしきい値と比較して弁別すること
などにより、欠陥の有無その他に関する諸情報が求めら
れる。この情報は表示装置,記憶装置などの任意の出力
機器22与えられて出力されるが、これらの情報をマイ
クロコンピュータなどに与えて種々の処理を行なうこど
ができることは言うまでもない。
次に第1図のフィルタ5の作用を説明する。上記検出系
において、被検査体表面2の各部分における欠陥検出精
度をより均一化させるためには、この被検査体表面2の
全体にわたって均一な照度で光が照射されることが望ま
しい。そこで、この実施例では、面状光源3からの光の
空間的輝度分布を補正する手段として、面光源3の輝度
分布と逆の大小関係で透過率を分布させたフィルタ5を
用いており、これによって被検査体表面での空間的照度
分布を均一化させている。
において、被検査体表面2の各部分における欠陥検出精
度をより均一化させるためには、この被検査体表面2の
全体にわたって均一な照度で光が照射されることが望ま
しい。そこで、この実施例では、面状光源3からの光の
空間的輝度分布を補正する手段として、面光源3の輝度
分布と逆の大小関係で透過率を分布させたフィルタ5を
用いており、これによって被検査体表面での空間的照度
分布を均一化させている。
なお、この透過率分布を具体的に決定するには、フィル
タ5が存在しないときの、被検査体表面2上の照度分布
を求め、このデータに基づいて上記透過率分布を決定す
ればよい。
タ5が存在しないときの、被検査体表面2上の照度分布
を求め、このデータに基づいて上記透過率分布を決定す
ればよい。
以上、この発明の一実施例について説明したが、この発
明は上述の実施例に限定されるものではなく、たとえば
次のような変形も可能である。
明は上述の実施例に限定されるものではなく、たとえば
次のような変形も可能である。
結像光学系は、上記レンズによって構成するだけで
なく、ミラー等を用て構成することもできる。
なく、ミラー等を用て構成することもできる。
また、光源からの光の空間的輝度分布を補正に際して
も、反射率分布ミラーなどの手段を利用してもよい。
も、反射率分布ミラーなどの手段を利用してもよい。
上記実施例では食込み状欠陥10を例にとったが、
さらに細かな凹凸を有する欠陥の場合には、反射光とし
て散乱光が観察されることになる。この場合でもこの発
明は適用可能であり、面状光源や線状光源の実像を結像
させることによって照度が向上・均一化され、散乱光の
検出も容易となる。この発明における「反射光」とはこ
のような散乱光も包含している用語である。
さらに細かな凹凸を有する欠陥の場合には、反射光とし
て散乱光が観察されることになる。この場合でもこの発
明は適用可能であり、面状光源や線状光源の実像を結像
させることによって照度が向上・均一化され、散乱光の
検出も容易となる。この発明における「反射光」とはこ
のような散乱光も包含している用語である。
面状光源としては発光面自体が面状であるものが望
ましいが、複数の線状発光体を近接させて配列し、それ
らによって面状の発光面としたものを用いることもでき
る。これらの場合には、輝度分布の一様性に劣るため、
上記空間的輝度分布補正手段を用いることが望ましい。
ましいが、複数の線状発光体を近接させて配列し、それ
らによって面状の発光面としたものを用いることもでき
る。これらの場合には、輝度分布の一様性に劣るため、
上記空間的輝度分布補正手段を用いることが望ましい。
また、この発明における「面状光源」とは、リボン状光
源等も含んでおり、「線状光源」とは、棒状光源等も含
む。また、平面や直線に限定されない。
源等も含んでおり、「線状光源」とは、棒状光源等も含
む。また、平面や直線に限定されない。
画像観測手段として上記撮像装置や画像処理装置を
用いることによって、欠陥検出の自動化に適したものと
なるが、第3図に示したような顕微鏡を画像観測手段と
して用いて肉眼で欠陥を観測する場合にもこの発明は適
用可能である。
用いることによって、欠陥検出の自動化に適したものと
なるが、第3図に示したような顕微鏡を画像観測手段と
して用いて肉眼で欠陥を観測する場合にもこの発明は適
用可能である。
この発明は、半導体ウエハやビデオデイスクなどに
限らず、光反射を生ずる種々の被検査体の欠陥検出に適
用可能である。
限らず、光反射を生ずる種々の被検査体の欠陥検出に適
用可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、面状又は線状
光源の実像をあおり光学系配置とした光学レンズをもっ
て被検査体表面に結像させているため、広範囲の入射角
度の光で被検査体を照射することができる。そのため、
被検査体表面の欠陥の傾斜方向や欠陥による散乱光の指
向性等に影響を受けることなく、一度に被検査体表面の
実像域全域にわたる欠陥評価を行うことができる。しか
も、その際、散乱光の指向性等に基づいて、画像観測手
段をその都度移動させる必要はなく、画像観測手段はそ
の配置位置において常に反射光を観測することができ
る。この結果、本発明は、従来技術に比較して格段に短
時間・低コストで、しかも高精度で表面欠陥を行うこと
ができる。
光源の実像をあおり光学系配置とした光学レンズをもっ
て被検査体表面に結像させているため、広範囲の入射角
度の光で被検査体を照射することができる。そのため、
被検査体表面の欠陥の傾斜方向や欠陥による散乱光の指
向性等に影響を受けることなく、一度に被検査体表面の
実像域全域にわたる欠陥評価を行うことができる。しか
も、その際、散乱光の指向性等に基づいて、画像観測手
段をその都度移動させる必要はなく、画像観測手段はそ
の配置位置において常に反射光を観測することができ
る。この結果、本発明は、従来技術に比較して格段に短
時間・低コストで、しかも高精度で表面欠陥を行うこと
ができる。
第1図はこの発明の一実施例に使用される装置の概略
図、 第2図は実施例の動作を説明するための光路図、 第3図は従来の欠陥検出方法に使用される装置の概略図
である。 2……被検査体表面、3……面状光源 5……フィルタ、6……レンズ 20……撮像装置
図、 第2図は実施例の動作を説明するための光路図、 第3図は従来の欠陥検出方法に使用される装置の概略図
である。 2……被検査体表面、3……面状光源 5……フィルタ、6……レンズ 20……撮像装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−19647(JP,A) 特公 昭57−461(JP,B2)
Claims (2)
- 【請求項1】被検査体表面に存在する欠陥を光学的に検
出する方法であって、 線状あるいは面状の光源を当該被検査体の斜め上方に配
置し、 あおり光学系配置とした光学レンズをもって、前記光源
の実像を前記被検査体表面に結像させ、 前記実像のうち前記被検査体表面の平坦部に結像した部
分からの光が入射しない位置に設けられた画像観測手段
によって前記欠陥からの反射光を観測し、 前記観測に基づいて前記欠陥を検出することを特徴とす
る表面欠陥検出方法。 - 【請求項2】前記光源からの光の空間的輝度分布を補正
して、前記被検査体表面での空間的照度分布を均一化さ
せた、特許請求の範囲第1項記載の表面欠陥検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61034499A JPH0619334B2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | 表面欠陥検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61034499A JPH0619334B2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | 表面欠陥検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62191741A JPS62191741A (ja) | 1987-08-22 |
JPH0619334B2 true JPH0619334B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=12415944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61034499A Expired - Lifetime JPH0619334B2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | 表面欠陥検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619334B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3078784B2 (ja) * | 1998-07-07 | 2000-08-21 | 株式会社ニデック | 欠陥検査装置 |
JP2000028535A (ja) * | 1999-05-11 | 2000-01-28 | Nidek Co Ltd | 欠陥検査装置 |
JP2001194322A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-19 | Sharp Corp | 外観検査装置及び検査方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57461A (en) * | 1980-06-02 | 1982-01-05 | Tokyo Shibaura Electric Co | Operation of refrigerating machine |
JPS5719647A (en) * | 1980-07-11 | 1982-02-01 | Hitachi Ltd | Inspecting device for sample of face plate |
-
1986
- 1986-02-18 JP JP61034499A patent/JPH0619334B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62191741A (ja) | 1987-08-22 |
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