JPH06193095A - 建設機械の運転キャビン - Google Patents

建設機械の運転キャビン

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JPH06193095A
JPH06193095A JP34951292A JP34951292A JPH06193095A JP H06193095 A JPH06193095 A JP H06193095A JP 34951292 A JP34951292 A JP 34951292A JP 34951292 A JP34951292 A JP 34951292A JP H06193095 A JPH06193095 A JP H06193095A
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JP
Japan
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cabin
door
construction machine
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rear side
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JP34951292A
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Saizo Kondo
才三 近藤
Kiyoshi Yonekura
澄 米倉
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Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転キャビンの側面に設けたリンク機構によ
って、扉を後方に移動させて、その開閉を行うことによ
り、バケットによって掘削した土が運転キャビン上に落
下しても、扉の開閉を容易に行うことができる。 【構成】 建設機械上に設けた運転キャビンにおいて、
同運転キャビン(6) の側面に、上下側リンク(20)(20)を
介して扉(18)の前側上下部を連結するともに、同運転キ
ャビン(6) の側壁の後側中途位置に、同リンク(20)と略
同一長さとした後側リンク(21)を介して扉(18)の後側部
を連結して、同扉(18)を前後方向に開閉自在に構成して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械の運転キャビ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バックホー等の建設機械には、運
転キャビンを設けており、同キャビンの一形態として、
運転キャビンの側面に、蝶番を介して扉を開閉させてい
たが、建設機械が旋回した際に、扉が開閉し、しかも、
開放した扉が他の機械と接触し、事故の原因となること
から、実開平4-37656 号に開示されているように、運転
キャビンの側面には、前後方向に伸延した上下レールを
配設して、同レールに、ローラを具備した扉がスライド
自在に取付けられて、同レールに沿って扉をスライドさ
せて、開閉することによって、特に、扉が建設機械より
突出しないようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の建設機
械は、以下のような課題を有していた。即ち、運転キャ
ビンの側面に上下レールを配設しており、建設機械に具
備したバケットで土を掘削した際に、その土が運転キャ
ビン上に落下し、同レールに、土が溜まったり、落下す
る石等によってレールが変形して、扉が円滑に開閉でき
なくなると不具合が生じていた。
【0004】また、運転キャビンに設けたレールとロー
ラとの間に、ある程度の隙間を設けて扉を容易に開閉可
能としているが、作業中において、ローラとの隙間によ
って扉にガタツキが生じていた。
【0005】本発明は、上記の課題を解決することがで
きる建設機械の運転キャビンを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、建設機械上
に設けた運転キャビンにおいて、同運転キャビンの側面
に、上下側リンクを介して扉の前側上下部を連結すると
もに、同運転キャビンの側壁の後側中途位置に、同リン
クと略同一長さとした後側リンクを介して扉の後側部を
連結して、同扉を前後方向に開閉自在に構成したことを
特徴とする建設機械の運転キャビンを提供するものであ
る。
【0007】また、本発明では、上記の運転キャビンに
おいて、運転キャビンの側面に、上下側リンクを介して
扉の前側上下部を取付けるとともに、同運転キャビンの
側壁の後側部にスライドレールを設け、同レールに、扉
の後側部をスライド自在に連結して、同扉を前後方向に
開閉自在に構成したことを特徴とする建設機械の運転キ
ャビンをも提供するものである。
【0008】また、本発明は、上記の運転キャビンにお
いて、運転キャビンの側面と、扉の前側上下部とに、略
L字状としたリンク杆の両端部を枢着するとともに、同
運転キャビンの側面の後側部にスライドレールを配設
し、同レールに、扉の後側部をスライド自在に連結して
同扉を前後方向に開閉自在に構成したことを特徴として
いる。
【0009】また、本発明は、運転キャビンの天井前側
部に、ガラス窓を設けるとともに、同天井後側部に、空
調ユニットを設けたことを特徴としている。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれ
ば、図1の側面図において、1は本発明に係る建設機械
のバックホーを示し、同バックホー1は、左右一対のク
ローラ2を装備した走行フレーム3の略中央部に、旋回
基台4を立設し、さらに、同旋回基台4上に、略円形状
の旋回台5を旋回自在に載置して、同旋回台5上の左側
部に、運転部を有する運転キャビン6、その右側部に原
動機等を収納したボンネット7を配設している。
【0011】また、旋回台5の前端部には、掘削装置8
の基端部を上下回動自在に枢着している。かかる掘削装
置8は、図1に示すように、旋回台5にブームブラケッ
ト9を介してブーム10の基端部を上下回動自在に取付
け、さらに、同ブーム10の先端部に、アーム11を枢着す
るとともに、同アーム11の先端部にバケット12を取付け
ている。そして、掘削装置8の各部に油圧シリンダ13を
配設して、掘削作業を行うようにしている。なお、14は
走行フレーム3に設けた排土板を示す。
【0012】本発明では、旋回台5上に設けた運転キャ
ビン6に、その特徴を有するものであり、以下、同運転
キャビン6の構成について図面を参照して詳説する。即
ち、運転キャビン6の前面には、図1及び図2示すよう
に、フロントガラス15を取付けるとともに、同キャビン
6中に、座席16及びその両側に操作ボックス17を介して
操作レバー等を配設している。さらに、運転キャビン6
の側壁6aの前部に設けた出入口Sには、扉18を開閉自在
に設けて、同扉18を開閉することにより、作業者が出入
りするようにしている。
【0013】本実施例では、図1に示すように、運転キ
ャビン6の出入口Sに、リンク機構19を介して扉18を前
後方向に移動させており、同リンク機構19は、運転キャ
ビン6と扉18との上下部において、略L字状の上下側リ
ンク20,20 の両端部を枢着するとともに、扉18の後側中
央部において、後側リンク21の両端部をそれぞれ枢着し
ている。
【0014】また、運転キャビン6の出入口Sの略中央
部で、その上下部には、前側枢支部22,22 をそれぞれ設
け、各枢支部22,22 に、各リンク20,20 の基端部を前後
方向に回動自在に枢着するとともに、同キャビン6の側
壁6aに、後側枢支部23を設けて、同後側枢支部23に後側
リンク21の他端部を枢着している。
【0015】本実施例では、図2に示すように、座席16
の側方に設けた操作ボックス17上に前側枢支部22を設け
て、同座席16から出入口Sまでのスペースが確保でき、
作業者の出入りを円滑に行うようにしている。
【0016】さらに、運転キャビン6の側壁6aには、後
側方確認用の後側用窓6bを有しており、その窓の下部
に、前後方向に伸延した溝部24を設けて、その側壁6a
に、リンク収納空間24a を形成し、同空間24a の中途部
に、後側枢支部23を設けており、同空間24a 中に後側リ
ンク21が収納されるようにしている。
【0017】かかる構成によって、運転キャビン6の扉
18を開閉する場合、扉18を外方に押して、それに連動し
て、リンク機構19の各リンク20,20,21を作動して、同扉
18を運転キャビン6の後方に平行に移動して、その開閉
を行い、しかも、後側リンク21を側壁6aに設けた溝部24
内に収納し、同壁面6aからの突出を防止している。さら
に、運転キャビン6の後側用窓6bによって、後方の視界
が広くなり、安全性を確保することかできる。
【0018】また、本発明の他の実施例として、図3及
び図4に示すように、運転キャビン6の側壁6aに、前後
方向に伸延したスライドレール25を取付け、同レール25
に、扉18の後側部をスライド自在に連結している。本実
施例では、図3に示すように、扉18の後側部に、短尺の
後部リンク26の基端部を枢着し、同リンク26の先端部
に、スライドレール25を摺動するローラ27を取付けてい
る。さらに、スライドレール25には、後部リンク26が収
納されるようにしている。
【0019】上記の構成では、運転キャビン6の側面中
途部に、スライドレール25に設けている為に、同レール
25上に土が落下してないように防止して、その破損を回
避している。
【0020】また、図1及び図2に示すように、上記の
運転キャビン6の天井部6cにおいて、その前側部に、そ
の上方を確認する為のガラス窓28を設けるとともに、同
天井部6cの後側部に空調ユニット29を配設するようにし
ている。さらに、運転キャビン6の天井部6cには、排風
ダクトを有する収納スペース30を設け、同スペース30に
空調ユニット29を内蔵している。
【0021】かかる構成によって、座席16に着座した状
態において、作業者が運転キャビン6の上方部を視認す
ることができるとともに、同天井部6cの後側部に、空調
ユニット29を配設したことによって、運転キャビン6内
を広くして、その居住空間を確保するようにしている。
【0022】また、本実施例では、図5及び図6に示す
ように、運転キャビン6のフロントガラス15に、ワイパ
ー32を設けており、同ガラス15の上側左部にモータ33を
取付け、同モータ33の出力軸に、長手状とした左右のワ
イパーアーム34の基端部を回動自在に連結し、同アーム
34の先端部に、ワイパーブレード35を取付けて、同モー
タ33の駆動によって同ガラス上のワイパーブレード35を
移動させて、同フロントガラス15の雨水を拭き取るよう
ににしている。しかも、ワイパーアーム34の先端部に取
付けるワイパーブレード35の取付位置を下方に偏心させ
て、同ブレード35を作動させた際に、同ブレード35のフ
ロントガラス15の拭き取り量を増大させている。
【0023】また、本実施例では、図2に示すように、
運転キャビン6の後部を湾曲させるとともに、その後側
右部に、空調ユニット29に接続されたコンデンサ36を配
設している。かかる構成によって、座席16に着座した状
態において、コンデンサ36を支障とせずに、作業者が運
転キャビン6の側部及び後方部を容易に視認することが
できる。
【0024】
【発明の効果】本発明では、運転キャビンの出入口に設
けた扉をあける際に、上下側リンク及び後側リンクによ
って、扉を運転キャビンの後方に略平行状態に移動させ
て、その開閉を行うことができる。また、上下側リンク
を介して扉をあける際に、扉の後側部を運転キャビンの
後側部に設けたスライドレールに沿ってスライドさせ
て、扉を運転キャビンの後方に略平行状態に移動させる
ことにより、同扉の開閉を行うことができる。
【0025】従って、本発明によれば、扉を後方に平行
移動させて、扉を開閉することにより、バケットからの
掘削した土が運転キャビン上に落下しても、扉の開閉を
容易に行うことができる。しかも、リンク機構によっ
て、扉を開閉することにより、扉とのガタツキがなく、
その為に、円滑な開閉作業を行うことができる。
【0026】さらに、本発明では、運転キヤビンの天井
前側部に、ガラス窓を設けているのでね座席に着座した
状態において、作業者が運転キャビンの上方部を視認す
ることができるとともに、同天井後側部に、空調ユニッ
トを配設したことによって、運転キャビン6内を広くし
て、その居住空間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバックホーの全体側面図である。
【図2】同バックホーの平面図である。
【図3】運転キャビンの他の実施例を示す説明図であ
る。
【図4】同運転キャビンの断面図である。
【図4】フロントガラスに設けたワイパーの正面図であ
る。
【図6】同ワイパーの断面側面図である。
【符号の説明】 1 バックホー 2 クローラ 6 運転キャビン 18 扉 19 リンク機構 20 上下側リンク 21 後側リンク 25 スライドレール 28 ガラス窓 29 空調ユニット
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバックホーの全体側面図である。
【図2】同バックホーの平面図である。
【図3】運転キャビンの他の実施例を示す説明図であ
る。
【図4】同運転キャビンの側面図である。
【図5】フロントガラスに設けたワイパーの正面図であ
る。
【図6】同ワイパーの断面側面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械上に設けた運転キャビンにおい
    て、同運転キャビン(6) の側面に、上下側リンク(20)(2
    0)を介して扉(18)の前側上下部を連結するともに、同運
    転キャビン(6) の側壁の後側中途位置に、同リンク(20)
    と略同一長さとした後側リンク(21)を介して扉(18)の後
    側部を連結して、同扉(18)を前後方向に開閉自在に構成
    したことを特徴とする建設機械の運転キャビン。
  2. 【請求項2】 上記の運転キャビンにおいて、運転キャ
    ビン(6) の側面に、上下側リンク(20)(20)を介して扉(1
    8)の前側上下部を取付けるとともに、同運転キャビン
    (6) の側壁の後側部にスライドレール(25)を設け、同レ
    ール(25)に、扉(18)の後側部をスライド自在に連結し
    て、同扉(18)を前後方向に開閉自在に構成したことを特
    徴とする建設機械の運転キャビン。
  3. 【請求項3】 運転キャビン(6) の天井前側部に、その
    上方を確認する為のガラス窓(28)を設けるとともに、同
    天井後側部に、空調ユニット(29)を設けたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の建設機械の運転キャビン。
JP34951292A 1992-12-28 1992-12-28 建設機械の運転キャビン Expired - Fee Related JP3156944B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1277607A1 (fr) 2001-07-18 2003-01-22 Groupe Mecalac Dispositif d'ouverture et de fermeture d'une porte, porte et véhicule à moteur equipé d'une telle porte

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1277607A1 (fr) 2001-07-18 2003-01-22 Groupe Mecalac Dispositif d'ouverture et de fermeture d'une porte, porte et véhicule à moteur equipé d'une telle porte

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