JPH06192684A

JPH06192684A - 洗浄剤組成物

Info

Publication number: JPH06192684A
Application number: JP35761192A
Authority: JP
Inventors: Shigemi Tagaki; 成実太垣; Yuji Kodaira; 勇次小平; Eiji Nishimura; 英司西村
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1992-12-24
Filing date: 1992-12-24
Publication date: 1994-07-12

Abstract

(57)【要約】【目的】起泡性、クリーミィ性、すすぎ性に優れ、し
かも皮膚に対して温和な作用を有し、特にボディシャン
プーとして優れた、洗浄剤組成物を提供する。【構成】下記（ａ）〜（ｄ）成分を含有することを特
徴とする洗浄剤組成物。（ａ）糖系非イオン性界面活性剤１〜３０重量％（ｂ）ポリオキシエチレン基含有系アニオン界面活性
剤、Ｎ−アシルアミノカルボン酸塩系アニオン界面活性
剤、Ｎ−アシルアミノスルホン酸塩系アニオン界面活性
剤、アルキルリン酸塩系アニオン界面活性剤及び脂肪酸
エチルエステルスルホン酸塩系界面アニオン活性剤から
なる群より選ばれた１種又は２種以上のアニオン界面活
性剤１〜２０重量％（ｃ）炭素数６〜２２の脂肪酸の水溶性塩１〜４０重
量％（ｄ）金属イオン封鎖剤０．１〜５重量％但し、〔（ａ）＋（ｂ）＋（ｃ）〕が１０〜５０重量
％。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、糖系非イオン界面活性
剤、特定のアニオン界面活性剤、脂肪酸の水溶性塩及び
金属イオン封鎖剤を含有する、クリーミィ性、起泡力に
優れ、すすぎ時のぬるつきもなく、しかも皮膚に対して
温和な作用を有する洗浄剤組成物に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、シャンプー、ボディシャンプー等
皮膚に触れる機会の多い洗浄剤においては、スキンケア
意識の高まりとともに皮膚に対する作用を温和にする目
的で、洗浄基剤にはなるべく低刺激性のものを用いる傾
向が強くなって来ている。低刺激性活性剤としてはアミ
ノ酸系の界面活性剤が使用されている。しかしながら、
これらの界面活性剤は起泡力、すすぎ時のぬるつき等の
点で欠点を有しており、又、皮膚に対する作用は温和で
はあるものの、充分満足できる水準に達しているとはい
えない。

【０００３】一方、糖系非イオン性界面活性剤は皮膚に
対する作用が極めて温和であり、しかも非イオン性界面
活性与でありながら、それ自身良好な起泡性を示し、さ
らに、アニオン性界面活性剤や両性活性剤等と組み合わ
せることによって、より起泡性が高まることが知られて
いる。例えば、特開平３−１５１０３５号公報、同３−
１５１０３６号公報には泡立ちの良好な糖系非イオン性
界面活性剤であるグルコース脂肪酸エステルが、また特
開昭５８−１０４６２５号公報にはアルキルグルコシド
とアニオン性界面活性剤を含有する起泡性界面活性剤組
成物が記載されている。しかしながら、これら洗浄剤組
成物の起泡性は優れているものの皮膚洗浄剤として使用
した場合、洗浄時のすすぎ性が劣っているという問題を
有しており、この問題を解決するために種々の工夫がな
されている。例えば、特開平３−２２３３９８号公報に
はアルキル脂肪酸エステルと特定の陰イオン性界面活性
剤を含有する洗浄剤組成物が記載されている。しかしな
がら、これら洗浄剤組成物の洗浄時のすすぎ性は比較的
良好であるものの、充分満足できる水準に達していると
はいえない。しかも、これら洗浄剤組成物は起泡性は優
れているものの泡のクリーミィ性が著しく劣っていると
いう欠点を有している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、糖系非イオ
ン性界面活性剤と特定のアニオン性界面活性剤を含有す
る組成物であって、良好な起泡性を損なうことなく、洗
浄時のすすぎ性及び泡のクリーミィ性に優れ、かつ皮膚
に温和な作用を有する洗浄剤組成物を提供することを目
的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記
（ａ）〜（ｄ）成分を含有し、かつ（ａ）、（ｂ）及び
（ｃ）成分の合計含有量が１０〜５０重量％であること
を特徴とする洗浄剤組成物が提供される。（ａ）糖系非イオン性界面活性剤１〜３０重量％（ｂ）ポリオキシエチレン基含有系アニオン界面活性
剤、Ｎ−アシルアミノカルボン酸塩系アニオン界面活性
剤、Ｎ−アシルアミノスルホン酸塩系アニオン界面活性
剤、アルキルリン酸塩系アニオン界面活性剤及び脂肪酸
エチルエステルスルホン酸塩系界面アニオン活性剤から
なる群より選ばれた１種又は２種以上のアニオン界面活
性剤１〜２０重量％（ｃ）炭素数６〜２２の脂肪酸の水溶性塩１〜４０重
量％（ｄ）金属イオン封鎖剤０．１〜５重量％

【０００６】本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意
研究した結果、糖系非イオン性界面活性剤と特定のアニ
オン性界面活性剤に脂肪酸の水溶性塩と金属イオン封鎖
剤を併用すれば起泡性を維持しつつ、洗浄時のすすぎ性
は画期的に改良され、泡のクリーミィ性も大幅に増強さ
れることを見い出し、本発明を完成するに至った。

【０００７】本発明の洗浄剤組成物の（ａ）成分である
糖系非イオン性界面活性剤としては、アルキルグルコシ
ド、アルキルポリグルコシド、アルキルグルコシド脂肪
酸エステル、グルコース脂肪酸エステルより選ばれる１
種又は２種以上の糖系非イオン性界面活性剤の何れでも
使用できる。この中でも、起泡性、皮膚温和性の点でア
ルキルグルコシド脂肪酸エステルもしくはグルコース脂
肪酸エステル、特に次の一般式（Ｉ）

【化１】（式中Ｒ₁は炭素数５〜１９のアルキル基又はアルケニ
ル基、Ｒ₂は水素原子又は炭素数１〜４のアルキル基を
示す）で表わされるグルコース誘導体が好ましい。一般
式（Ｉ）中、Ｒ₁は炭素数５〜１９のアルキル基又はア
ルケニル基、Ｒ₂は水素原子又は炭素数１〜４のアルキ
ル基であるが、起泡性等の洗浄特性の面より、Ｒ₁は炭
素数８〜１２のアルキル基又はアルケニル基、Ｒ₂は水
素原子または炭素数１〜２のアルキル基、殊にメチル基
が好ましい。

【０００８】このグルコース誘導体は、グルコースまた
は炭素数１〜４のアルキルを有するグルコースと炭素数
６〜２０の脂肪酸（Ｒ₁ＣＯＯＨ）、その低級アルキル
エステル、または該脂肪酸のハロゲン化物とをエステル
化することにより得られる。グルコース誘導体の原料グ
ルコースとしては、とうもろこし、じゃがいもなどの澱
粉を酸や酵素で加水分解し、これを脱色、精製したもの
を用いることができる。このようなものとしては、ＪＡ
Ｓで規定されている結晶ブドウ糖、粉末ブドウ糖、粒状
ブドウ糖などが例示される。また、原料のアルキル基の
炭素数１〜４のアルキルグルコシドとしては、上記グル
コースに炭素数１〜４の脂肪酸アルコールを付加したも
ので、１−メチルグルコシド、１−エチルグルコシド、
１−ブチルグルコシドなどが例示され、ステーリー社か
ら市販されているものなどが代表的に挙げられる。

【０００９】一方、脂肪酸としては、炭素数６〜２０の
ものであれば天然、合成、飽和、不飽和、直鎖、分岐、
単一、混合などの別なく好適に用いることができ、１個
〜２個の水酸基を有していてもよい。具体的には天然系
の脂肪酸としてヤシ油、パーム油、牛脂油、ナタネ油、
大豆油などの植模油、動物油から加水分解して得られる
カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、
カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、リノール酸、オレイ
ン酸等の飽和、不飽和の直鎖脂肪酸が例示される。ま
た、合成系の脂肪酸としては、オレフィン類の重合体を
酸化して得られる直鎖状、分岐状脂肪酸の混合物等を用
いることができ、γ−リノレン酸などの微生物由来の脂
肪酸を使用することもできる。更に、脂肪酸の低級エス
テルとしては、上記脂肪酸のメチル、エチル、プロピ
ル、などの炭素数１〜８を有するアルキルエステルを用
いることができ、また脂肪酸のハロゲン化物を原料とす
ることもできる。

【００１０】本発明で好ましく用いられるグルコース誘
導体の具体例としては、例えば、６−０−ヘキサノイル
グルコース、６−０−オクタノイルグルコース、６−０
−デカノイルグルコース、６−０−ラウロイルグルコー
ス、メチル６−０−ヘキサノイルグルコシド、メチル６
−０−オクタノイルグルコシド、メチル６−０−デカノ
イルグリコシド、メチル６−０−ラウロイルグルコシ
ド、エチル６−０−ヘキサノイルグルコシド、エチル６
−０−オクタノイルグルコシド、エチル６−０−デカノ
イルグルコシド、エチル６−０−ラウロイルグルコシ
ド、プロピル６−０−ヘキサノイルグルコシド、プロピ
ル６−０−オクタノイルグルコシド、プロピル６−０−
デカノイルグルコシド、プロピル６−０−ラウロイルグ
ルコシド、ブチル６−０−ヘキサノイルグルコシド、ブ
チル６−０−オクタノイルグルコシド、ブチル６−０−
デカノイルグルコシド、ブチル６−０−ラウロイルグル
コシドなどが挙げられる。

【００１１】（ａ）成分の含有量は、本発明組成物中に
１〜３０重量％の範囲である。含有量が１重量％未満で
は起泡力、洗浄力が不一分であり、また３０重量％を越
えると泡のクリーミィ性が得られない。特に好ましい含
有量は５〜２０重量％の範囲である。

【００１２】本発明で用いる（ｂ）成分は、ポリオキシ
エチレン基含有系アニオン界面活性剤、Ｎ−アシルアミ
ノカルボン酸塩系アニオン界面活性剤、Ｎ−アシルアミ
ノスルホン酸塩系アニオン界面活性剤、アルキルリン酸
塩系アニオン界面活性剤及び脂肪酸エチルエステルスル
ホン酸塩系界面アニオン活性剤からなる群より選ばれた
１種又は２種以上のアニオン界面活性剤である。ここ
で、ポリオキシエチレン基含有系アニオン界面活性剤と
しては、たとえば、ポリオキシエチレンアルキルスルホ
コハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカル
ボン酸塩あるいはポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸塩が挙げられる。

【００１３】この中でも、泡のクリーミィ性の点でポリ
オキシエチレンアルキルスルホコハク酸塩、特に下記一
般式（II）（化２）

【化２】（式中Ｒ₃は炭素数６〜２２のアルキル基又はアルケニ
ル基を示し、ｎは平均１〜２０の数を示し、Ｍはアルカ
リ金属、アンモニウム又はアルカノールアミンを示す）
で表わされるポリオキシエチレンアルキルスルホコハク
酸塩が好ましい。

【００１４】また、皮膚への温和性の点からはポリオキ
シエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、特に下記一
般式（III)（化３）

【化３】Ｒ₃Ｏ−（ＣＨ₂ＣＨ₂Ｏ)n ＣＨ₂ＣＯＯＭ（III）（式中、Ｒ₃、ｎ、Ｍは前記と同じものを示す）で表わ
されるポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸
塩が好ましい。

【００１５】さらに、起泡力、価格の両面からはポリオ
キシエチレンアルキル硫酸塩、特に下記一般式（IＶ)
（化４）

【化４】Ｒ₄Ｏ−（ＣＨ₂ＣＨ₂Ｏ)n ＳＯ₃Ｍ（IＶ）（式中、Ｒ₄は炭素数１０〜１８のアルキル基又はアル
ケニル基を示し、ｎは平均１〜７の数を示し、Ｍは前記
と同じものを示す）で表わされるポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸塩が好ましい。

【００１６】また、Ｎ−アシルアミノカルボン酸塩とし
ては、Ｎ−ラウロイルサルコシンナトリウム、Ｎ−ミリ
ストイルサルコシンカリウム、Ｎ−ラウロイルグルタミ
ン酸ナトリウム、Ｎ−ラウロイルアラニンナトリウムな
どが挙げられる。

【００１７】Ｎ−アシルアミノスルホン酸塩としては、
Ｎ−ココイルメチルタウリンナトリウム、Ｎ−ラウロイ
ルメチルタウリンナトリウム、Ｎ−ミリストイルメチル
タウリントリエタノールアミン、Ｎ−パルミトイルメチ
ルタウリンナトリウムなどが挙げられる。

【００１８】アルキルリン酸塩としては、モノラウリル
リン酸トリエタノールアミン、ジラウリルリン酸ナトリ
ウム、モノミリスチルリン酸トリエタノールアミン、ジ
ミリスチルリン酸トリエタノールアミンなどが挙げられ
る。

【００１９】更に脂肪酸エチルエステルスルホン酸塩
（別名、イセチオン酸エステル塩）としては、たとえば
下記一般式（Ｖ）（化５）で示される化合物が挙げられ
る。

【化５】ＲＣＯＯＣＨ₂ＣＨ₂−ＳＯ₃Ｍ（式中、Ｒは、炭素数５〜２１のアルキル基又はアルケ
ニル基を示し、Ｍはアルカリ金属、アンモニウム又はア
ルカノールアミンを示す）

【００２０】（ｂ）成分の含有量は本発明の洗浄剤組成
物中に１〜２０重量％の範囲である。この含有量が１重
量％未満では起泡力が不一分であり、また２０重量％を
越えると洗浄時のすすぎ性、組成物の低温安定性が極端
に悪化する。特に好ましい含有量は５〜１５重量％の範
囲である。

【００２１】本発明で用いる（ｃ）成分は、炭素数６〜
２２脂肪酸の水溶性塩である。水溶性塩を構成する脂肪
酸としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、パルミトオレイン酸、ステ
アリン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸、エルカ
酸などのほか、これらの混合物であるヤシ油脂肪酸、硬
化ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、硬化パーム油脂肪
酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂肪酸などが挙げられる。これ
らは単独でまた２種以上の混合物の形で使用される。ま
た、前記脂肪酸の水溶性塩を構成する塩としては、ナト
リウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、又はアルカノ
ールアミン塩等が挙げられ、特に好ましくは、弱塩基の
塩であるアンモニウム塩、アルカノールアミン塩等であ
る。

【００２２】（ｃ）成分の含有量は本発明組成物中に１
〜４０重量％の範囲である。含有量が１重量％未満では
洗浄時のすすぎ性、泡のクリーミィ性が不十分であり、
また４０重量％を越えると組成物の低温安定性が極端に
悪化する。特に好ましい含有量は５〜３０重量％の範囲
である。

【００２３】本発明においては、前記（ａ）成分、
（ｂ）成分及び（ｃ）成分とともに、さらに、（ｄ）成
分として、金属イオン封鎖剤を用いる。金属イオン封鎖
剤としては洗浄剤組成物に通常使用されている金属イオ
ン封鎖剤の何れのものも用いることができる。特にエチ
レンジアミンテトラ酢酸（ＥＤＴＡ）又はそのアルカリ
金属塩、エタン−１−ヒドロキシ−１，１−ジホスホン
酸（ＥＨＤＰ）又はそのアルカリ金属塩等の１種又は２
種以上を使用することが好ましい。

【００２４】（ｄ）成分の含有量は本発明の洗浄剤組成
物中に０．１〜５重量％であり、特に好ましい含有量は
０．５〜３重量％の範囲である。０．１重量％より少な
いと洗浄時のすすぎ性、泡のクリーミィ性、気泡性が不
十分であり、５重量％を越えると低温安定性が悪化す
る。

【００２５】また、本発明の洗浄剤組成物における、
（ａ）成分、（ｂ）成分及び（ｃ）成分の総量は、洗浄
剤組成物中１０〜５０重量％、好ましくは１５〜４５重
量％である。この総量が１０重量％より少ないと十分な
起泡力、洗浄力が得られず、５０重量％を越えると低温
安定性が極めて悪化する。

【００２６】本発明の洗浄剤組成物は、前記必須成分の
ほかに、本発明の効果を阻害しない範囲で、例えばプロ
ピレングリコール、１，３−ブチレングリコール、グリ
セリン、ポリエチレングリコール等の保湿剤、脂肪酸ア
ルカロールアマイド、ホリオキシエチレンアルキルエー
テル、アルキルアミンオキシド等の非イオン界面活性
剤、水溶性高分子（アニオン性、非イオン性、カチオン
性のものを含む）、防腐剤、殺菌剤、ｐＨ調整剤、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、色素、及び香料等を含むことが
できる。本発明の洗浄剤組成物は、全身用、洗顔用、頭
皮用等の身体洗浄剤の他、台所用洗浄剤等として好適で
ある。

【００２７】

【実施例】次に、実施例によって本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。なお、実施例における起泡性、洗浄時の
すすぎ性、泡のクリーミィ性、低温安定性は次の試験に
より評価した。

【００２８】（起泡性試験）ＣａＣｌ₂を用い、ドイツ
硬度３ＤＨに調整した人工硬水を使用して、試料濃度３
重量％溶液２０ｍｌを作成し、１００ｍｌ栓付き試験管
を用い、温度２５℃の条件で１０秒間に２０回振とうさ
せ、その１分後の泡量を測定して、次の判定基準にした
がって起泡性を評価した。 ◎：泡立ちが非常に良好泡量７０ｍｌ以上 ○：泡立ちが良好泡量５０ｍｌ以上、７０ｍ
ｌ未満 △：泡立ちが普通泡量３０ｍｌ以上、５０ｍ
ｌ未満 ×：泡立ちが不良泡量３０ｍｌ未満（すすぎ性試験）男女各５名、合計１０名のパネルを用
い、各試料につき１ｍｌを手のひらにとり、約４０℃の
温水で軽く泡立てた後、水道水でぬめり感がなくなるま
ですすいだときの回数を基準にして評価した。 ○：すすぎ性良好１０名のすすぎ回数の平均が５回以下 △：すすぎ性普通１０名のすすぎ回数の平均が６〜７回 ×：すすぎ性不良１０名のすすぎ回数の平均が８回以上

【００２９】（泡のクリーミィ性試験）各試料につき、
合計１０名のパネラーを用い、各試料につき５ｇを市販
のナイロンタオルにとり、約４０℃の水道水で泡立て、
官能にて泡のクリーミィ性を評価した。 ◎：非常に良好１０名中８名以上が良いと答えた場合 ○：良好１０名中５〜７名が良いと答えは場合 △：普通１０人中２〜４名が良いと答えた場合 ×：不良１０人中０〜１名が良いと答えた場合（低温安定性試
験）各組成物を−５℃の恒温室に１ヶ月保存し次の基準
で評価した。 ○：外観変化なし △：やや白濁 ×：白濁又は分離、沈殿

【００３０】実施例１表１に示す組成物を調整し、各組成物の起泡性、すすぎ
性、泡のクリーミィ性、低温安定性を調べた。その結果
を表１に示す。

【表１】

【００３１】実施例２下記組成のボディシャンプーを調製し、前記の方法にて
評価した。起泡性、すすぎ性、泡のクリーミィ性、低温
安定性のいずれもが良好であった。〔ボディシャンプー組成〕メチル６−０−オクタノイルグルコシド５重量％メチル６−０−デカノイルグルコシド５重量％Ｐ．Ｏ．Ｅ（１）スルホコハク酸ラウリル２ナトリウム１０重量％ラウリン酸トリエタノールアミン５重量％ミリスチン酸トリエタノールアミン１０重量％ＥＤＴＡ１重量％トリエタノールアミン５重量％プロピレングリコール１０重量％エタノール３重量％マーコート５５０１重量％アクリル樹脂１重量％香料１重量％精製水残部／１００重量％

【００３２】実施例３下記組成のボディシャンプーを調製し、前記の方法にて
評価した。実施例２のシャンプーと同様、起泡性、すす
ぎ性等いずれも良好であった。〔ボディシャンプー組成〕６−０−オクタノイルグルコシド６重量％６−０−デカノイルグルコシド４重量％Ｐ．Ｏ．Ｅ（４．５）ラウリルエーテル酢酸トリエタノールアミン８重量％ラウリン酸トリエタノールアミン６重量％ミリスチン酸トリエタノールアミン８重量％パルミチン酸トリエタノールアミン１重量％ＥＤＴＡ２重量％ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド３重量％トリエタノールアミン３重量％プロピレングリコール１０重量％ソルビトール３重量％メチルセルロース１重量％香料１重量％精製水残部／１００重量％

【００３３】

【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、クリーミィ
性、起泡力に優れ、すすぎ時のぬるつきもなく、しかも
皮膚に対して温和な作用を有する。また、クリーミィ性
及びすすぎ性に優れているのでボディシャンプーとして
好適に用いられる。

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【手続補正書】

【提出日】平成５年４月１４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項３

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】下記（ａ）〜（ｄ）成分を含有し、かつ
（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）成分の合計含有量が１０〜５
０重量％であることを特徴とする洗浄剤組成物。（ａ）糖系非イオン性界面活性剤１〜３０重量％（ｂ）ポリオキシエチレン基含有系アニオン界面活性
剤、Ｎ−アシルアミノカルボン酸塩系アニオン界面活性
剤、Ｎ−アシルアミノスルホン酸塩系アニオン界面活性
剤、アルキルリン酸塩系アニオン界面活性剤及び脂肪酸
エチルエステルスルホン酸塩系界面アニオン活性剤から
なる群より選ばれた１種又は２種以上のアニオン界面活
性剤１〜２０重量％（ｃ）炭素数６〜２２の脂肪酸の水溶性塩１〜４０重
量％（ｄ）金属イオン封鎖剤０．１〜５重量％
【請求項２】前記（ａ）成分が下記一般式（Ｉ）（化
１）【化１】（式中、Ｒ₁は炭素数５〜１９のアルキル基又はアルケ
ニル基、Ｒ₂は水素原子又は炭素数１〜４のアルキル基
を示す）で表わされる糖系非イオン界面活性剤である請
求項１記載の洗浄剤組成物。
【請求項３】前記（ｂ）成分であるポリオキシエチレ
ン基含有アニオン界面活性剤が、ポリオキシエチレンア
ルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキル
エーテルカルボン酸塩及びポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸塩より選ばれた１種又は２種以上であるこ
とを特徴とする請求項１記載の洗浄剤組成物。ポリオキ
シエチレンアルキルスルホコハク酸塩界面活性剤、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩界面活性
剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩界面活
性剤。
【請求項４】前記（ｂ）成分が下記一般式（II）（化
２）【化２】（式中、Ｒ₃は炭素数６〜２２のアルキル基又はアルケ
ニル基を示し、ｎは平均１〜２０の数を示し、Ｍはアル
カリ金属、アンモニウム又はアルカノールアミンを示
す）で表わされるポリオキシエチレンアルキルスルホコ
ハク酸塩であることを特徴とする請求項３記載の洗浄剤
組成物。
【請求項５】前記（ｂ）成分が下記一般式（III)（化
３）【化３】Ｒ₃Ｏ−（ＣＨ₂ＣＨ₂Ｏ)n ＣＨ₂ＣＯＯＭ（III）（式中、Ｒ₃は炭素数６〜２２のアルキル基又はアルケ
ニル基を示し、ｎは平均１〜２０の数を示し、Ｍはアル
カリ金属、アンモニウム又はアルカノールアミンを示
す）で表わされるポリオキシエチレンアルキルエーテル
カルボン酸塩であることを特徴とする請求項３記載の洗
浄剤組成物。
【請求項６】前記（ｂ）成分が下記一般式（IＶ)（化
４）【化４】Ｒ₄Ｏ−（ＣＨ₂ＣＨ₂Ｏ)n ＳＯ₃Ｍ（IＶ）（式中、Ｒ₄は炭素数１０〜１８のアルキル基又はアル
ケニル基を示し、ｎは平均１〜７の数を示し、Ｍはアル
カリ金属、アンモニウム又はアルカノールアミンを示
す）で表わされるポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸塩であることを特徴とする請求項３記載の洗浄剤組
成物。