JPH06192566A - 柔軟性の優れた樹脂組成物 - Google Patents

柔軟性の優れた樹脂組成物

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JPH06192566A
JPH06192566A JP6241191A JP6241191A JPH06192566A JP H06192566 A JPH06192566 A JP H06192566A JP 6241191 A JP6241191 A JP 6241191A JP 6241191 A JP6241191 A JP 6241191A JP H06192566 A JPH06192566 A JP H06192566A
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methacrylate
acrylate
copolymer
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JP6241191A
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English (en)
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Hideaki Kodera
秀章 小寺
Yoshitomo Ueda
致知 植田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L75/00Compositions of polyureas or polyurethanes; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L75/04Polyurethanes

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柔軟性に優れ、シート成形性の改良された樹
脂組成物を提供することを目的とする。 【構成】 (A) 熱可塑性ポリウレタン10〜90重
量部、(B) ゴム状重合体を形成するα、β−不飽和
カルボン酸アルキルエステル及びこれらと共重合可能な
不飽和単量体の群の中から選ばれた単量体の1種以上か
らなる共重合体90〜10重量部とからなる柔軟性の優
れた樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柔軟性の優れた熱可塑
性ポリウレタン系樹脂組成物であり、さらに詳しくは、
シート成形性に優れた樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、柔軟性に優れ、シートとして用い
られる材料には、生産性や着色性から、軟質塩化ビニル
樹脂やポリウレタン樹脂が広く利用されている。これら
の材料は、シート成形され、基体に接着またはプレス圧
着するなどの方法で一体化して用いられる。特に塩化ビ
ニル系樹脂組成物では、シート成形性や物性を改良した
り、高度を調整するために、可塑剤、物性補強剤、充填
剤や熱安定剤等の添加剤を多量に用いたり、ゴム成分を
配合することが一般的に行われている。
【0003】可塑剤などの添加剤を多量に利用する場合
には、経時変化によって、可塑剤の移行による汚染や物
性の低下の問題点があり、その用途が限定されるもので
あった。また、ゴム成分を配合して物性を改良すること
は、例えば、加工性、耐久性を改良するために、アクリ
ロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(特開昭51−66
336号公報)、共役ジエン−不飽和ニトリル−不飽和
カルボン酸エステル共重合ゴム(特公昭60−1721
9号公報)および共役ジエン−不飽和ニトリル−オレフ
ィン共重合ゴム(特公昭60−17300号公報)を利
用することなどが開示されている。
【0004】さらに、特開昭62−243636号公報
には、耐熱老化性、耐光性の改良のため、アクリルゴム
を利用している。しかし、これらの方法では、塩化ビニ
ル系樹脂を主体とする材料であるため、耐候性や耐熱老
化性の向上は見られるものの、依然として経時劣化が有
り、耐熱変形性や耐熱クリープ性が劣るものであった。
【0005】また、熱可塑性ポリウレタンでは、ゴム弾
性やシート物性(流動性や離型性)を改良するために、
熱可塑性ポリウレタンにゴム状重合体から得られるグラ
フト共重合体を配合することが行われており、例えば、
ABS樹脂とジエン系ゴム(特公昭53−7187号公
報)、MBS樹脂(特公昭54−42385号公報)及
びAES樹脂(特開昭57−8245号公報、特公昭6
2−34265号公報)を配合することが開示されてい
る。
【0006】しかし、これらの組成物をシート成形に用
いた場合には、ABS樹脂やジエン系ゴムでは、シート
成形加工時のロール温度を高温にしなければグラフト共
重合体が溶融しないこと、ロール粘着性が高いこと及び
加工時に劣化を生じ易いことなどの問題点が残り、また
ABS樹脂やMBS樹脂では共役ジエン系を主体とする
ゴム状重合体のために、耐熱老化性や耐候性に充分満足
できるものではなかった。
【0007】また、シアン化ビニル化合物をグラフトす
るグラフト共重合体であるAES樹脂では、耐熱老化性
や耐候性は優れている。しかし、シアン化ビニル化合物
をグラフト共重合すると、柔軟性が失われて硬度が高く
なり、シートとしての性能を満足しなくなってしまう欠
点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】熱可塑性ポリウレタン
とゴム状重合体を形成するα、β−不飽和カルボン酸ア
ルキルエステル系共重合体を配合してなる樹脂組成物に
おいて、柔軟性に優れ、シート成形性の改良された樹脂
組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【発明が解決しようとする手段】本発明者らは、上記課
題を解決するために鋭意検討した結果、ゴム状重合体を
形成するα、β−不飽和カルボン酸アルキルエステル系
共重合体を配合することにより、柔軟性や成形加工性の
優れた組成物が得られることを見出し、本発明に至っ
た。すなわち、本発明は; (A) 熱可塑性ポリウレタン10〜90重量部、
(B) ゴム状重合体を形成するα、β−不飽和カルボ
ン酸アルキルエステル及びこれらと共重合可能な不飽和
単量体の群の中から選ばれた単量体の1種以上からなる
共重合体90〜10重量部、とからなる柔軟性の優れた
樹脂組成物に関する。
【0010】以下、本発明についてさらに詳細に説明す
る。本発明の成分(A)の熱可塑性ポリウレタンとして
は、ジイソシアネート化合物とヒドロキシル基を2個以
上含む化合物の中から選ばれた1種以上とイソシアネー
ト基と反応する官能基をもつ化合物とを反応させて得る
ことができる。
【0011】例えば、ジイソシアネートとしては、芳香
族、脂肪族及び脂環式のジイソシアネート化合物が用い
られる。例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、
2,6−トリレンジイソシアネート、フェニレンジイソ
シアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、4,4’−ジフェニルジイソシアネート、1,5
−ナフチレンジイソシアネート、3,3’−ジメチルビ
フェニル−4,4’−ジイソシアネート、o−、m−ま
たはp−キシレンジイソシアネート、テトラメチレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ト
リメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカンメ
チレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネ
ート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートなどの
ジイソシアネート類が用いられる。
【0012】ヒドロキシル基を2個以上含む化合物とし
ては、分子量300〜10,000、好ましくは500
〜5,000であり、ジイソシアネートと反応する量を
含有するものである。これらは、炭素数2〜8のグリコ
ールである、例えば、エチレン、トリメチレン、テトラ
メチレン、ヘキセン及びプロピレングリコールなどと炭
素数4〜10の飽和脂肪族ジカルボン酸であるアジピン
酸、コハク酸、グルタル酸、スペリン酸、セバチン酸な
ど、もしくは芳香族ジカルボン酸であるフタル酸、イソ
フタル酸、テレフタル酸等とから得られる縮合体、アル
キレングリコールとラクトン基との共重合によって得ら
れるポリエステルグリコール類、例えばポリラクトンジ
オール、ポリカプロラクトンジオール、ポリエナントラ
クトンジオール等、また炭素数2〜4のアルキレンオキ
サイドの縮合体、炭素数2〜4のアルキレンオキサイド
とアルキレングリコールとの縮合体、炭素数2〜4のポ
リアルキレングリコール類、テトラヒドロフランの開環
重合などによって得られるポリアルキレンエーテルグリ
コール類、さらにジヒドロキシポリエステルアミド類、
ジヒドロキシポリアセタール類、ジヒドロキシポリアル
キレン類、ジヒドロキシポリカーボネート類なども同様
に用いることができる。
【0013】これらの中で、ポリテトラメチレンエーテ
ルグリコール、ジヒドロキシポリエチレンアジペート、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールな
どが適している。
【0014】さらに、前記ジオールの他に、分子鎖長の
調節剤として、イソシアネート基と反応する官能基をも
つ化合物である、例えば、炭素数2〜6の飽和脂肪族の
グリコール類であるエチレングリコール、1,2−プロ
ピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、ブ
タン1,2−ジオール、ブタン1,3−ジオール、ブタ
ン1,4−ジオール、ブタン2,3−ジオール及びブタ
ン2,4−ジオール、ヘキサンジオール等、または例え
ば、芳香族グリコールの1,4−キシリレングリコー
ル、フェニレンビス−(β−ヒドロキシエチルエーテ
ル)等である。
【0015】その他に、例えば、少量の3官能性以上の
アルコール類、トリメチロールプロパン、グリセリン、
ヘキサントリオール等も同時に利用しても良い。熱可塑
性ポリウレタンは、上記の化合物を用いて、公知の方法
によって製造される。
【0016】本発明に用いる(B)成分は、ゴム状重合
体を形成するα、β−不飽和カルボン酸アルキルエステ
ル及びこれらと共重合可能な不飽和単量体の群の中から
選ばれた単量体の1種以上からなる共重合体であり、本
発明の樹脂組成物の柔軟性とロール加工性を改良するた
めの共重合体である。
【0017】このゴム状重合体を形成するα、β−不飽
和カルボン酸アルキルエステルとしては、柔軟性を発揮
するために、ガラス転移点が25℃以下、好ましくは0
℃以下であるα、β−不飽和アルキルアクリレートもし
くはα、β−不飽和アルキルメタクリレートの単量体の
成分を持つ共重合体であることが必要である。
【0018】α、β−不飽和アルキルアクリレートの単
量体としては、アルキル基の炭素数が2〜13のアルキ
ルアクリレートが用いられ、例えば、エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、プロピルアクリレート、アミ
ルアクリレート、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート、ドデシルアクリレート、オクタデ
シルアクリレートなどが挙げられる。
【0019】また、α、β−不飽和アルキルメタクリレ
ートとしては、アルキル基の炭素数4〜13のアルキル
メチルメタクリレートが用いられ、例えば、ブチルメタ
クリレート、アミルメタクリレート、ヘキシルメタクリ
レート、オクチルメタクリレート、2−エチルヘキシル
メタクリレート、ドデシルメタクリレート、オクタデシ
ルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレートなどが
用いられる。これらの中では、ブチルアクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレートが好ましい。
【0020】さらに、共重合体の柔軟性を損なわない範
囲において、エチレングリコールジアクリレート、ジシ
クロペンタジエンアクリレート、エチレングリコールジ
メタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレー
ト、プロピレングリコールジメタクリレート、ジシクロ
ペンタジエンメタクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタ
レート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシア
ヌレート、ジアリルフタレートなどの多官能性化合物を
用いて架橋した共重合体としてもよい。
【0021】さらに、これらと共重合可能な不飽和単量
体の群の中から選ばれた1種以上の単量体が共重合され
てもよい。これらの単量体としては、例えば、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ハロゲン化スチレン、アルキ
ル化スチレンなどの芳香族ビニル化合物;シクロヘキシ
ルアクリレート、ベンジルアクリレート、グリシジルア
クリレート、メトキシエチルアクリレート、エトキシエ
チルアクリレートなどのアクリレート類;メチルメタク
リレート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレ
ート、シクロヘキシルメタクリレート、フェニルメタク
リレート、ベンジルメタクリレート、グリシジルメタク
リレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ジエチ
ルアミノエチルメタクリレートなどのメタクリレート
類;アリルグリシジルエーテル、アクリル酸、メタクリ
ル酸、ヒドロキシエチルメタクリレート、イタコン酸及
びフマル酸などの不飽和カルボン酸から得られるエステ
ル類等が挙げられる。
【0022】これらの中では、スチレン、メチルメタク
リレート、エチルメタクリレートが好ましい。これらの
単量体は、混合して用いてもよい。これらの単量体の共
重合化は、上記単量体を組合せて得られたランダム共重
合、ブロック共重合、グラフト共重合、コアシェル型の
多相複合共重合などによって行われる。これらの中で
は、グラフト共重合、コアシェル型共重合が好ましい。
【0023】これらの共重合化での単量体の割合は、ゴ
ム状重合体を形成するα、β−不飽和カルボン酸アルキ
ルエステル10〜95重量部、好ましくは20〜80重
量部とこれらと共重合可能な不飽和単量体の群の中から
選ばれた単量体5〜90重量部、好ましくは20〜80
重量部となる割合である。ゴム状重合体を形成するα、
β−不飽和カルボン酸アルキルエステルが10重量部未
満であると組成物の柔軟性が劣り、95重量部を越える
とロール粘着性が高くなり、ロール加工性が劣る、これ
らと共重合可能な不飽和単量体の群の中から選ばれた単
量体の割合は、5重量部未満であるとロール粘着性が高
くなり、ロール加工性が劣り、90重量部を越えると柔
軟性に劣る。
【0024】これらの共重合体は、既知の塊状重合、溶
液重合、乳化重合、懸濁重合で製造される。本発明の組
成物を構成する成分の割合は、熱可塑性ポリウレタン
(A)を10〜90重量部、好ましくは10〜70重量
部、成分(B)を10〜90重量部好ましくは30〜9
0重量部となる組成物である。熱可塑性ポリウレエタン
(A)が、10重量部未満であると柔軟性と耐衝撃性に
劣り、90重量部を越えるとシート成形性に劣る。ま
た、成分(B)は、柔軟性と成形加工性を制御するため
のものであり、10重量部未満であるとシート成形性が
劣り、90重量部を越えると柔軟性が低下する。
【0025】本発明の組成物の配合方法は、特に限定さ
れるものではなく、公知の技術例えば、ヘンシェルミキ
サー、タンブラー、ブレンダー等で粉体及び粒状物を混
合し、これを押出機、ニーダー、ミキサー、ロール等で
溶融混合する方法で製造し、次いで、該樹脂組成物をロ
ール加工やカレンダー加工する方法、又は各成分の粉体
又は粒状物を直接、ロール加工、カレンダー加工する方
法が取られる。
【0026】また、本発明のシート加工にあたっては、
必要に応じてその物性を損なわない範囲において、酸化
防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、難燃助剤、可塑剤、滑
剤、光安定剤、帯電防止剤、染料、顔料等を予め配合し
てもよい。
【0027】
【実施例】本発明を実施例により具体的に説明するが、
これらは、本発明を制限するものではない。 参考例1:共重合体(B−1) 脱イオン水750重量部、乳化剤(ドデシルベンゼンス
ルフォン酸ナトリウム)3重量部を重合槽に仕込み、攪
拌しながら、窒素気流中で70℃に昇温し、これに、第
1段目の重合として、ブチルアクリレート500重量
部、トリアリルイソシアヌレート4重量部、過硫酸アン
モニウム0.09重量部、乳化剤(ドデシルベンゼンス
ルフォン酸ナトリウム)0.7重量部の混合液を2時間
にわたって添加することにより重合を行った。
【0028】添加終了後、さらに第2段目の重合とし
て、メチルメタクリレート250重量部、スチレン25
0重量部、過硫酸アンモニウム0.1重量部、t−ドデ
シルメルカプタン0.1重量部の混合液を6時間にわた
って添加することにより重合を行った。1時間攪拌を継
続し、重合を終えた。重合率は、94%であった。得ら
れた共重合体ラテックスは、希硫酸水溶液で塩析した
後、洗浄、乾燥して白色固体を得た。
【0029】参考例2;共重合体(B−2) 第2段目の重合の単量体の割合をメチルメタクリレート
400重量部、スチレン100重量部とした以外は、参
考例1と同様にして、重合を行った。重合率は、95%
であった。 参考例3;共重合体(B−3) 第2段目の重合としてメチルメタクリレート490重量
部、メチルアクリレート10重量部とした以外は、参考
例1と同様にして重合を行った。重合率は、98%であ
った。
【0030】参考例4:共重合体(B−4) 第2段目の重合としてメチルメタクリレート480重量
部、メチルアクリレート10重量部、グリシジルメタク
リレート10重量部とした以外は、参考例1と同様にし
て重合を行った。重合率は、93%であった。 参考例5;共重合体(B−5) 第2段目の重合としてスチレン350重量部、アクリロ
ニトリル150重量部とした以外は、参考例1と同様に
して重合を行った。重合率は、95%であった。
【0031】参考例6;共重合体(B−6) 重量平均粒子径0.3μmのブタジエンゴムラテックス
(固形分換算40重量%)1000重量部、乳化剤〔ア
ルケニルコハク酸カリウム(アルケニル基はC13〜C15
である)〕2重量部を重合槽に仕込み、攪拌しながら窒
素気流中で70℃に昇温し、これに、メチルメタクリレ
ート250重量部、スチレン250重量部、クメンハイ
ドロパーオキサイド2重量部、t−ドデシルメルカプタ
ン0.7重量部の混合液と蒸留水500重量部にソジウ
ムホルムアルデヒドスルホキシレート1.0重量部、硫
酸第1鉄(FeSO4 ・7H2 O)0.01重量部、エ
チレンジアミン4酢酸・2NA塩0.4重量部を溶解さ
せた水溶液を6時間にわたって添加することにより重合
を行った。添加終了後、さらに1時間攪拌を継続し、重
合を終えた。重合率は、96%であった。得られた共重
合体ラテックスは、希硫酸水溶液で塩析した後、洗浄、
乾燥して、白色固体を得た。
【0032】参考例7;共重合体(B−7) 重量平均粒子径0.3μmのブタジエンゴムラテックス
(固形分換算40重量%)1000重量部、乳化剤(不
均化ロジン酸カリウム)2重量部を重合槽に仕込み、攪
拌しながら、窒素気流中で70℃に昇温し、これに、ア
クリロニトリル150重量部、スチレン350重量部、
クメンハイドロパーオキサイド2重量部、t−ドデシル
メルカプタン0.5重量部の混合液と蒸留水500重量
部にソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート1.0
重量部、硫酸第1鉄(FeSO4・7H2 O)0.01
重量部、エチレンジアミン4酢酸・2NA塩0.3重量
部を溶解させた水溶液を、6時間にわたって添加するこ
とにより重合を行った。添加終了後、さらに1時間攪拌
を継続し、重合を終えた。重合率は、95%であった。
得られた共重合体ラテックスは、希硫酸水溶液で塩析し
た後、洗浄、乾燥して、白色固体を得た。
【0033】参考例8;共重合体(B−8) ムーニー粘度55、プロピレン含有率43%、ジエン成
分として5−エチリデン−2−ノルボルネンを含むエチ
レン−プロピレンゴム共重合体300重量部をn−ヘキ
サン2700重量部に溶解し、アクリロニトリル210
重量部、スチレン490重量部、過酸化ベンゾイル3重
量部を重合槽に仕込み、攪拌しながら窒素気流中で70
℃に昇温し、10時間攪拌を継続しながら重合を終え
た。重合率は95%であった。得られた重合体溶液を、
アルコール中に滴下して共重合体を析出した後、洗浄、
乾燥して、白色固体を得た。
【0034】実施例1 熱可塑性ポリウレタン デスモパン385(バイエル社
製)(A−1)400重量部と参考例1で得たグラフト
共重合体(B−1)500重量部とを配合し、ヘンシェ
ルミキサーで予備混合した。次に押出機を用いて溶融混
合し、ペレット化した。このペレットを180℃に加熱
した混練用2本ロールで混練し、シートとした。このシ
ートを170℃のプレス機で加圧し、1mm厚みのシー
トとし、シート物性を測定した。
【0035】なお、以下の実施例及び比較例で示した特
性は、次の方法によって測定した。 ロール加工性;ロール間隙にペレットを投入し、厚
み1.0mmシートを取り出した。その様子を観察し
て、シート表面の平滑状態を観察し、次の判定基準で判
定した。 ○: ロールに巻き付く時間が短くて加工が容易なも
の。また、シートの厚みむらがなく、肉厚が均一であ
る。 △: ロールに巻き付き、加工はできるが、シートに厚
みむらがあり、不均一なものになる。 ×: ロールに粘着してしまい加工が困難なもの、シー
トを取出し難い。
【0036】 引張強さ及び伸び;シートからJIS
1号ダンベルを作成し、JISK6301に準じて測定
した。 引裂き強度;シートからJIS B試験片を作成
し、JISK7311に準じて測定した。 硬度;JIS K6301(JIS A)に準じて
測定した。
【0037】 耐光性;シートからJIS 1号ダン
ベルを作成し、60℃、30時間フェドメーターで暴露
し、伸びを測定した。暴露前後での伸びの変化を保持率
で示した。 耐熱老化性;シートからJIS 1号ダンベルを作
成し、120℃のギヤーオーブンに100時間保持し、
伸びを測定した。テスト前後での伸びの変化を保持率で
示した。 実施例2〜7 表1に示した組成比としたものをペレットとして、以下
の操作を実施例1と同様に行い、各物性を評価し、表1
に示した。
【0038】なお、ブレンド用樹脂としては、下記に示
した樹脂を利用した。 (A)熱可塑性ポリウレタン A−1 デスモパン 385(バイエル社製) A−2 ミラクトラン E580(日本ミラクトラン社
製) A−3 レザミン P−8765(大日精化社製) 比較例1〜6 各成分を表2に示した組成比としたものをペレットとし
て、以下の操作を実施例1と同様に行い、各物性を評価
し、表2に示した。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】表3の総合表から、本発明の組成物は、ロ
ール加工性が優れかつ硬度(JISA)、耐光性、耐熱
老化性の物性が優れていることが分かる。
【表3】
【0042】1)ロール加工性の評価 ○: ロールに巻き付く時間が短くて加工の容易なも
の。(シート肉厚みが均一) △: ロールに巻き付き、加工はできるが、シートに厚
みむらがあり、不均一。 ×: ロールに粘着してしまい加工が困難なもの。シー
トを取出し難い。 2)硬度の評価 ○: 95未満のもの。 ×: 95以上のもの。 3)耐光性の評価 ○: 伸びの保持率が高く、75%以上を保持するも
の。 ×: 伸びの保持率が低く、75%未満であるもの。 4)耐熱老化性の評価 ○: 伸びの保持率が高く、75%以上を保持するも
の。 ×: 伸びの保持率が低く、75%未満であるもの。
【0043】
【発明の効果】本発明により柔軟性に優れ、シート成形
性の改良された樹脂組成物を得ることができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年5月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来、柔軟性に優れ、シートとして用い
られる材料には、生産性や着色性から、軟質塩化ビニル
樹脂やポリウレタン樹脂が広く利用されている。これら
の材料は、シート成形され、基体に接着またはプレス圧
着するなどの方法で一体化して用いられる。特に塩化ビ
ニル系樹脂組成物では、シート成形性や物性を改良した
り、硬度を調整するために、可塑剤、物性補強剤、充填
剤や熱安定剤等の添加剤を多量に用いたり、ゴム成分を
配合することが一般的に行われている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また、熱可塑性ポリウレタンでは、ゴム弾
性やシート物性(流動性や離型性)を改良するために、
熱可塑性ポリウレタンにゴム状重合体から得られるグラ
フト共重合体を配合することが行われており、例えば、
ABS樹脂とジエン系ゴム(特公昭53−7187号公
報)、MBS樹脂(特公昭54−42385号公報)及
びAES樹脂(特公昭60−17281号公報、特公昭
62−34265号公報)を配合することが開示されて
いる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】α、β−不飽和アルキルアクリレートの単
量体としては、アルキル基の炭素数が2〜13のアルキ
ルアクリレートが用いられ、例えば、エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、プロピルアクリレート、アミ
ルアクリレート、ヘキシルアクリレート、シクロヘキシ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ド
デシルアクリレート、オクタデシルアクリレートなどが
挙げられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また、α、β−不飽和アルキルメタクリレ
ートとしては、アルキル基の炭素数4〜13のアルキル
メチルメタクリレートが用いられ、例えば、ブチルメタ
クリレート、アミルメタクリレート、ヘキシルメタクリ
レート、シクロヘキシルメタクリレート、オクチルメタ
クリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ドデ
シルメタクリレート、オクタデシルメタクリレートなど
が用いられる。これらの中では、ブチルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレートが好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】さらに、共重合体の柔軟性を損なわない範
囲において、エチレングリコールジアクリレート、ジシ
クロペンタジエンアクリレート、エチレングリコールジ
メタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレー
ト、プロピレングリコールジメタクリレート、ジシクロ
ペンタジエンメタクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタ
レート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシア
ヌレートなどの多官能性化合物を用いて架橋した共重合
体としてもよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】さらに、これらと共重合可能な不飽和単量
体の群の中から選ばれた1種以上の単量体が共重合され
てもよい。これらの単量体としては、例えば、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ハロゲン化スチレン、アルキ
ル化スチレンなどの芳香族ビニル化合物;メチルアクリ
レート、シクロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリ
レート、グリシジルアクリレート、メトキシエチルアク
リレート、エトキシエチルアクリレートなどのアクリレ
ート類;メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、プロピルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリ
レート、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレ
ート、グリシジルメタクリレート、ヒドロキシプロピル
メタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート
などのメタクリレート類;アリルグリシジルエーテル、
アクリル酸、メタクリル酸、ヒドロキシエチルメタクリ
レート、イタコン酸及びフマル酸などの不飽和カルボン
酸から得られるエステル類等が挙げられる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】これらの中では、スチレン、メチルアクリ
レート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート
が好ましい。これらの単量体は、混合して用いてもよ
い。これらの単量体の共重合化は、上記単量体を組合せ
て得られたランダム共重合、ブロック共重合、グラフト
共重合、コアシェル型の多相複合共重合などによって行
われる。これらの中では、グラフト共重合、コアシェル
型共重合が好ましい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】参考例6;共重合体(B−6) 重量平均粒子径0.3μmのブタジエンゴムラテックス
(固形分換算40重量%)1000重量部、乳化剤〔ア
ルケニルコハク酸カリウム(アルケニル基はC13〜C15
である)〕2重量部を重合槽に仕込み、攪拌しながら窒
素気流中で70℃に昇温し、これに、メチルメタクリレ
ート250重量部、スチレン250重量部、クメンハイ
ドロパーオキサイド2重量部、t−ドデシルメルカプタ
ン0.7重量部の混合液と蒸留水500重量部にソジウ
ムホルムアルデヒドスルホキシレート1.0重量部、硫
酸第1鉄(FeSO4 ・7H2 O)0.01重量部、エ
チレンジアミン4酢酸・2Na塩0.4重量部を溶解さ
せた水溶液を6時間にわたって添加することにより重合
を行った。添加終了後、さらに1時間攪拌を継続し、重
合を終えた。重合率は、96%であった。得られた共重
合体ラテックスは、希硫酸水溶液で塩析した後、洗浄、
乾燥して、白色固体を得た。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】
【表1】
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来、柔軟性に優れ、シートとして用い
られる材料には、生産性や着色性から、軟質塩化ビニル
樹脂やポリウレタン樹脂が広く利用されている。これら
の材料は、シート成形され、基体に接着またはプレス圧
着するなどの方法で一体化して用いられる。特に塩化ビ
ニル系樹脂組成物では、シート成形性や物性を改良した
り、硬度を調整するために、可塑剤、物性補強剤、充填
剤や熱安定剤等の添加剤を多量に用いたり、ゴム成分を
配合することが一般的に行われている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また、熱可塑性ポリウレタンでは、ゴム弾
性やシート物性(流動性や離型性)を改良するために、
熱可塑性ポリウレタンにゴム状重合体から得られるグラ
フト共重合体を配合することが行われており、例えば、
ABS樹脂とジエン系ゴム(特公昭53−7187号公
報)、MBS樹脂(特公昭54−42385号公報)及
びAES樹脂(特公昭60−17281号公報、特公昭
62−34265号公報)を配合することが開示されて
いる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】α、β−不飽和アルキルアクリレートの単
量体としては、アルキル基の炭素数が2〜13のアルキ
ルアクリレートが用いられ、例えば、エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、プロピルアクリレート、アミ
ルアクリレート、ヘキシルアクリレート、シクロヘキシ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ド
デシルアクリレート、オクタデシルアクリレートなどが
挙げられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また、α、β−不飽和アルキルメタクリレ
ートとしては、アルキル基の炭素数4〜13のアルキル
メチルメタクリレートが用いられ、例えば、ブチルメタ
クリレート、アミルメタクリレート、ヘキシルメタクリ
レート、シクロヘキシルメタクリレート、オクチルメタ
クリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ドデ
シルメタクリレート、オクタデシルメタクリレートなど
が用いられる。これらの中では、ブチルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレートが好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】さらに、共重合体の柔軟性を損なわない範
囲において、エチレングリコールジアクリレート、ジシ
クロペンタジエンアクリレート、エチレングリコールジ
メタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレー
ト、プロピレングリコールジメタクリレート、ジシクロ
ペンタジエンメタクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタ
レート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシア
ヌレートなどの多官能性化合物を用いて架橋した共重合
体としてもよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】さらに、これらと共重合可能な不飽和単量
体の群の中から選ばれた1種以上の単量体が共重合され
てもよい。これらの単量体としては、例えば、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ハロゲン化スチレン、アルキ
ル化スチレンなどの芳香族ビニル化合物;メチルアクリ
レート、シクロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリ
レート、グリシジルアクリレート、メトキシエチルアク
リレート、エトキシエチルアクリレートなどのアクリレ
ート類;メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、プロピルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリ
レート、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレ
ート、グリシジルメタクリレート、ヒドロキシプロピル
メタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート
などのメタクリレート類;アリルグリシジルエーテル、
アクリル酸、メタクリル酸、ヒドロキシエチルメタクリ
レート、イタコン酸及びフマル酸などの不飽和カルボン
酸から得られるエステル類等が挙げられる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】これらの中では、スチレン、メチルアクリ
レート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート
が好ましい。これらの単量体は、混合して用いてもよ
い。これらの単量体の共重合化は、上記単量体を組合せ
て得られたランダム共重合、ブロック共重合、グラフト
共重合、コアシェル型の多相複合共重合などによって行
われる。これらの中では、グラフト共重合、コアシェル
型共重合が好ましい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】参考例6;共重合体(B−6) 重量平均粒子径0.3μmのブタジエンゴムラテックス
(固形分換算40重量%)1000重量部、乳化剤〔ア
ルケニルコハク酸カリウム(アルケニル基はC13〜C
15である)〕2重量部を重合槽に仕込み、攪拌しなが
ら窒素気流中で70℃に昇温し、これに、メチルメタク
リレート250重量部、スチレン250重量部、クメン
ハイドロパーオキサイド2重量部、t−ドデシルメルカ
プタン0.7重量部の混合液と蒸留水500重量部にソ
ジウムホルムアルデヒドスルホキシレート1.0重量
部、硫酸第1鉄(FeSO・7HO)0.01重量
部、エチレンジアミン4酢酸・2Na塩0.4重量部を
溶解させた水溶液を6時間にわたって添加することによ
り重合を行った。添加終了後、さらに1時間攪拌を継続
し、重合を終えた。重合率は、96%であった。得られ
た共重合体ラテックスは、希硫酸水溶液で塩析した後、
洗浄、乾燥して、白色固体を得た。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) 熱可塑性ポリウレタン10〜9
    0重量部、 (B) ゴム状重合体を形成するα、β−不飽和カルボ
    ン酸アルキルエステル及びこれらと共重合可能な不飽和
    単量体の群の中から選ばれた単量体の1種以上からなる
    共重合体90〜10重量部、 とからなる柔軟性の優れた樹脂組成物。
JP6241191A 1991-03-05 1991-03-05 柔軟性の優れた樹脂組成物 Withdrawn JPH06192566A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001048106A1 (en) * 1999-12-23 2001-07-05 Akzo Nobel N.V. Aqueous coating composition comprising an addition polymer and a polyurethane
JP2003238796A (ja) * 2002-02-15 2003-08-27 Okamoto Ind Inc シート状成形材料
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WO2015156295A1 (ja) * 2014-04-07 2015-10-15 株式会社カネカ 熱可塑性ポリウレタン系樹脂組成物、導体被覆材及びこれらの製造方法

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JPWO2015156295A1 (ja) * 2014-04-07 2017-04-13 株式会社カネカ 熱可塑性ポリウレタン系樹脂組成物、導体被覆材及びこれらの製造方法
US10311995B2 (en) 2014-04-07 2019-06-04 Kaneka Corporation Thermoplastic polyurethane resin composition, conductor covering material, and manufacturing method of these

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