JPH0619251A - 画像形成装置の原稿種類検知方法 - Google Patents

画像形成装置の原稿種類検知方法

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JPH0619251A
JPH0619251A JP4174053A JP17405392A JPH0619251A JP H0619251 A JPH0619251 A JP H0619251A JP 4174053 A JP4174053 A JP 4174053A JP 17405392 A JP17405392 A JP 17405392A JP H0619251 A JPH0619251 A JP H0619251A
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JP4174053A
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English (en)
Inventor
Shinji Kato
慎司 加藤
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる種類の原稿の境目を検出する。 【構成】 数種類ある原稿のうち、まず原稿をRDH2
の原稿載置部80に1種類セットし、スクロールキー2
11cを押す。RDH2が作動して、原稿を循環させ
る。このとき、セットされた原稿枚数をカウントし、R
AM206にメモリーしておく。カウントされた原稿が
元の位置に戻ると、次の種類の原稿を前の原稿の上にセ
ットする。再度スクロールキー211cを押して、原稿
を循環させてカウントする。以上の動作を繰り返し行
い、最後の原稿をセットしたとき、プリントスイッチ2
11eを押す。最後のカウントが行なわれ、2回目の枚
数から1回目の枚数を減算し、同様に3回目の枚数から
2回目の枚数を減算して、各原稿の枚数を計算する。複
写プロセスが開始され、複写された用紙がフィニッシャ
ー3に到達する。用紙が左右へ1部づつ振り分けられて
排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、循環式原稿搬送装置と
用紙振り分け等の後処理手段とを備えた複写機等の画像
形成装置において、異なる種類の原稿の境目を検出し
て、原稿毎に複写された用紙の後処理を行なう方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】循環式原稿搬送装置(RDH)を備えた
複写機において、数種類の原稿をまとめてRDHにセッ
トして複写する場合、原稿と原稿の境目を検出するため
に、従来では、図10の如く、原稿Aと原稿Bの間に、
バーコード等が描かれた特別な用紙Pを挿入し、それを
センサSが読み取ることにより原稿Aと原稿Bの境目を
判断している。
【0003】そして、複写後に用紙振り分け等の後処理
を行なう場合、原稿の境目を検知することによって、原
稿の種類毎に後処理を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、原稿
と原稿の間に特別な用紙を入れるという作業が必要とな
り、手間がかかる。
【0005】また、特別な用紙も複写されるので、後処
理を行なう場合には、この用紙を除いて行なわなければ
ならず、その制御が複雑になる。
【0006】本発明は、上記に鑑み、異なる種類の原稿
の境目を自動的に検出することができる画像形成装置の
提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1による課
題解決手段は、図1の如く、原稿を搬送して循環させる
原稿搬送手段2と、複写された用紙の後処理を行なう後
処理手段3とを備えた画像形成装置において、原稿がセ
ットされる毎に原稿を循環させて枚数を計数して積算し
ていき、原稿セット毎に今回の積算枚数から前回の積算
枚数を減算することによりセットされた原稿の種類別の
枚数を求めて記憶させ、記憶した原稿枚数から原稿の種
類に応じて複写された用紙の後処理を行わせるものであ
る。
【0008】請求項2による課題解決手段は、図8,9
の如く、原稿がセットされる毎に原稿を循環させて枚数
を計数すると同時に複写を行ないながら積算していき、
原稿セット毎に今回の積算枚数から前回の積算枚数を減
算することによりセットされた原稿の種類別の枚数を求
めて記憶させ、記憶した原稿枚数から原稿の種類に応じ
て複写された用紙の後処理を行わせるものである。
【0009】
【作用】上記請求項1による課題解決手段において、数
種類ある原稿のうち、まず原稿を原稿搬送手段2に1種
類セットし、セットが終わった時点でスクロールキー2
11cを押す。スクロールキー211cが押されると、
原稿搬送手段2が作動して、原稿を循環させる。このと
き、セットされた原稿枚数をカウントしメモリーしてお
く。
【0010】カウントされた原稿が元の位置に戻ると、
次の種類の原稿を前の原稿の上にカットする。セットを
すれば再度スクロールキー211cを押して、同様に原
稿を循環させてカウントし、今回のカウント数から前回
のカウント数を引いて原稿の枚数を求めメモリーする。
【0011】以上の動作を繰り返し行ってから複写が開
始され、複写された用紙が後処理手段3に到達すると、
用紙に対して後処理が行われる。
【0012】したがって、数種類の原稿をセットし一度
に大量に複写をする場合において、各種類の原稿の境目
に特別な用紙を入れたりしなくても、各原稿の枚数を知
ることができ、原稿をセットするだけで後処理作業まで
全て自動的に行われる。
【0013】請求項2の課題解決手段においては、数種
類ある原稿のうち、原稿を原稿搬送手段2に1種類セッ
トし、複写部数を入力してからスクロールキー211c
を押す。すると、原稿搬送手段2が作動して、原稿を循
環させ、セットされた原稿枚数をカウントし、枚数をメ
モリーしておく。これと同時に、原稿が複写される。
【0014】カウントされた原稿が元の位置に戻ると、
次の種類の原稿を前の原稿の上にセットする。2種類目
の原稿の複写部数を入力して、再度スクロールキー21
1cを押して、同様に原稿を循環させてカウントして、
原稿枚数を求め、複写を行う。
【0015】以上の動作を繰り返し行って、複写された
用紙に対して後処理手段3によって後処理を行う。
【0016】このように、原稿枚数をカウントすると同
時に複写も行うことにより、全体の複写時間を短縮する
ことができる。
【0017】
【実施例】本実施例の複写機は、図2の如く、複写機本
体1の上部にRDH2が設置され、排紙側に後処理手段
としてのフィニッシャー3が設置されている。
【0018】複写機本体1の内部中央部には、感光体ド
ラム4が回転自在に設置されており、その外周部には帯
電チャージャ5、現像装置6、転写チャージャ7、剥離
チャージャ8、クリーニング装置9、除電ランプ10と
が配設され、複写プロセス部11を構成している。ま
た、感光体ドラム4よりも排紙側に、用紙の搬送経路の
一部を構成する定着装置12が配設されている。
【0019】複写機本体1の上面の一側部には、RDH
2が配され、RDH2に内装された第一原稿シリンダ2
0と第二原稿シリンダ21の鉛直下方に、RDH2に対
向して第一露光部22と第二露光部23が、複写機本体
1の上端面の略同一平面上に並列に設けられている。
【0020】また、複写機本体1の上面の他側部には、
ブック物原稿に対応した第三露光部24が設けられ、二
系列の露光システムを持つ光学系25を構成している。
【0021】複写機本体1の一方の側面には、複写用紙
Yの給紙カセット30a,30bが、中央下部には同じ
く給紙カセット30c,30dが着脱自在に装着されて
いる。
【0022】各給紙カセット30a,30b,30c,
30dの上部には、給紙ローラ31a,31b,31
c,31dがそれぞれ配置されており、給紙ローラ31
a,31b,31c,31dは、給紙駆動用モータM8
により回転駆動される。給紙カセット30a,30b,
30c,30d内に収容された複写用紙Yは、給紙ロー
ラ31a,31b,31c,31dにより最上部より順
次給送され、搬送経路32に1枚づつ選択的に送り出さ
れる。
【0023】搬送路32および後述する中間トレイ33
からの再搬送路34には、複数の用紙搬送ローラ35が
配設されており、これら搬送ローラ35は駆動用モータ
M9で回転駆動され、感光体ドラム4の手前側には、レ
ジストローラ36が配設されている。
【0024】フィニッシャー3には、オフセットトレイ
40が配設されており、オフセットトレイ40には、ソ
レノイドが取り付けられている。ソレノイドを所定時間
オンすると、図2において紙面の手前の方向にオフセッ
トトレイ40がシフト動作され、また、次にソレノイド
を所定時間オンすると、紙面の裏の方向にシフト動作さ
れ、これによって、オフセットトレイ40を一部の原稿
に対して複数部の複写用紙Yを仕分けされた状態で受け
取ることができるように構成している。
【0025】また、フィニッシャー3に、用紙の積載量
に応じてオフセットトレイ40を昇降させる昇降装置4
1が内装されており、昇降装置41は、オフセットトレ
イ40の一端に取り付けられたローラ42を案内する案
内レール43と、オフセットトレイ40に固定されたベ
ルト44と、ベルト44が掛け渡された一対のローラ4
5と、一方のローラ45を駆動するモータ46とを備え
ている。
【0026】定着装置12とオフセットトレイ40と
は、排出路50を介して連通されており、感光体ドラム
4に給送された複写用紙Yは、複写プロセス部11に給
紙され、定着装置12を通り、更にそれに続く排出路5
0を介して排出される。
【0027】排出路50の途中には、下側に分岐した複
写用紙表裏反転経路(スイッチバック経路)51が設け
られている。複写プロセス部11および定着装置12を
通過し、一面に原稿が複写された複写用紙Yは、オペレ
ータの所望の複写内容に従って、下記の三種類の方法で
オフセットトレイ40へと排出される。
【0028】(i)排出路50をそのまま通過して、オ
フセットトレイ40へ複写用紙Yを排出する。
【0029】(ii)排出路50に向かった後、複写用紙
Yの他面に複写を行なうために、スイッチバック経路5
1にて反転を行い、再度、複写プロセス部11へ搬送す
るために、一時的に中間トレイ33に収納する。
【0030】中間トレイ33に積み重ねられた複写用紙
Yのうち最下部の用紙を、順次モータM14によって回
転駆動される給紙ローラ52により再搬送路34へ給送
し、複写プロセス部11へ給送し、定着装置12を通
り、排出路50を通過してオフセットトレイ40へ排出
する。
【0031】(iii)排出路50に向かった後、スイッ
チバック経路51で複写用紙Yの反転を行った後、排出
路50よりオフセットトレイ40へ排出する。
【0032】上記した三種類の用紙の搬送を可能とする
ため、排出路50とスイッチバック経路51における用
紙搬送路は、以下の通り構成されている。
【0033】すなわち、スイッチバック経路51は、排
出路50の二位置より分岐した経路53,54、これら
経路53,54が合流した経路55、経路55より分岐
して中間トレイ33に向かう経路56より構成される。
【0034】経路53と排出路50との分岐部にはゲー
トフラッパG1、経路53,54の分岐部にはゲートフ
ラッパG2、経路55,56の分岐部にはゲートフラッ
パG3が配され、それぞれ駆動ソレノイドによって作動
され、オペレータの所望の複写内容に応じて、複写用紙
Yの搬送経路を自動選択している。
【0035】経路53,54の分岐部近傍には、3個の
ローラ57が配設され、経路55,56の分岐部近傍に
は3個のローラ58が配設されている。
【0036】経路55の経路53,54の分岐部近傍に
は、反転用ローラ59が配設され、駆動用モータM11
で正逆回転され、複写用紙Yの搬送方向を反転する。ま
た、経路55の経路56との分岐部の下流位置に反転用
ローラ60が配設され、駆動用モータM12で正逆回転
される。
【0037】図中、61は排出路50に沿って配置した
搬送ローラ、62は経路56に配置した搬送ローラであ
る。搬送ローラ61は、感光体ドラム4等の複写プロセ
ス部11および定着装置12とともに同期してモータM
10により駆動される。
【0038】このような構成とすることにより、上記
(i)の場合はゲートフラッパG1で経路53を閉鎖し
て複写用紙Yを排出路50に沿って排出する。
【0039】(ii)の場合は、ゲートフラッパG1で排
出路50を閉鎖して、スイッチバック経路51の経路5
3へ複写用紙Yを導き、ゲートフラッパG2で経路55
を開き、経路55を通って反転用ローラ60で搬送方向
を反転すると共に、ゲートフラッパG3で経路56を開
き、中間トレイ33へと複写用紙Yを導いている。
【0040】(iii)の場合は、複写用紙Yを経路55
へ導いた後、反転用ローラ59で搬送方向を反転し、ゲ
ートフラッパG2で経路54側を開いて、経路54より
排出経路50へと導いている。
【0041】以上説明した通り、複写プロセス部11を
通過した複写用紙Yは、定着装置12を介して排出路5
0、スイッチバック経路51からなる用紙搬送経路を各
ゲートフラッパG1〜G3の選択動作に応じて、反転排
出、反転後に中間トレイ33への搬送、あるいはそのま
ま排出経路50を通って排出されることになる。
【0042】そこで、複写用紙Yの搬送経路中には、用
紙の搬送状態を検出するための用紙検知センサが適所に
配置されている。S10は各給紙カセット30a,30
b,30c,30dから給送されてくる複写用紙を検知
するセンサ、S11はレジストローラ36に用紙が搬送
されてくるのを検知するセンサ、S12は定着後の用紙
検知センサ、S13は排出路50の出口近傍に配置され
排出用紙を検知するセンサ、S14は排出路50より分
岐搬送される用紙を検知するセンサ、S15は用紙反転
搬送における用紙の検知センサ、S16は中間トレイ3
3へと排出される用紙を検知するセンサ、S17は中間
トレイ33内の用紙の有無を検知する検知センサ、S1
8は中間トレイ33より再給送される用紙を検知するセ
ンサである。
【0043】各種センサS10〜S18による用紙検知
により、搬送中等のジャム等を検出できる。この検出は
従来周知の検出手段であってその詳細については省略す
る。
【0044】このジャム検出手段は、用紙検知センサS
10〜S18の用紙の有無検知に応じて停滞ジャム又は
遅延ジャム等を検出する。例えば、センサS11にて用
紙Yを検出している状態において、用紙Yがレジストロ
ーラ36の回転開始時より一定時間経過後も用紙を検知
しておれば、ジャム状況として停滞ジャムを検出し、か
つセンサS11の位置でのジャムであることが合せて出
力される。このジャムは後で説明する記憶手段にその状
況が記憶される。また、センサS10が用紙を検知して
おり、センサS11にて用紙が検知されるまでの時間が
必要以上かかった場合等には、遅延ジャムとして検出さ
れることになる。
【0045】次に、複写機本体1に設けた光学系25に
ついて説明すると、複写機本体1の内部上方に、原稿面
をスリット露光を行うコピーランプ70、複数のミラー
71およびレンズ72を備えた光学系25が走査自在に
配されている。
【0046】光学系25において、コピーランプ70の
光が原稿Xの画像面に照射され、その反射光がミラー7
1およびレンズ72を経て、感光体ドラム4の表面に露
光される。
【0047】また、光学系25では、RDH2のシート
原稿Xの提示に応じて、第一原稿シリンダ20の第一露
光部22および第二原稿シリンダ21の第二露光部23
にて停止状態で露光を行う。あるいは、ブロック原稿な
どが第三露光部24に載置された場合は、光学系25を
走査させつつ露光を行う2つのシステムを採用してお
り、コピーランプ、ミラー系を駆動用モータM13で駆
動している。
【0048】なお、感光体4をベルト感光体として、そ
の上面を第一、第二、第三の露光部が形成する面と平行
に配置し、レンズを自己集束性伝送体アレイなどにより
構成すれば、ミラーを使用しなくても、感光体上に画像
形成が可能である。
【0049】光学系25の各露光部22,23,24に
は、検知センサが配されており、S7は光学系第二露光
位置検知センサ、S8は光学系第一露光位置検知セン
サ、S9はOC部原稿先端位置検知センサである。
【0050】RDH2は、図3の如く、原稿載置部8
0、供給搬送部81、第一,第二原稿シリンダ20,2
1、反転搬送部82および返還搬送部83を備えてい
る。
【0051】原稿載置部80は、搬送ベルト84の上側
面および原稿ホッパ85により形成されており、複数枚
の原稿Xを原稿ホッパ85に端部を受け入れさせた状態
で搬送ベルト84の上側面に載置するようになってい
る。原稿載置部80における出紙側上方には、原稿Xを
所定のタイミングで取り出す給紙ローラ86が設けられ
ている。
【0052】搬送ベルト84は、駆動ローラ87に掛け
渡されており、光走査を経て返還される原稿を原稿ホッ
パ85の下側へ挿入するようになっている。また、搬送
ベルト84による原稿の挿入を容易にするように、挿入
される原稿の後端部が位置する下側に、はね上げローラ
88が配されている。
【0053】原稿ホッパ85は、原稿を受け入れるよう
に昇降駆動されるアクチュエータ89を備えている。ア
クチュエータ89は、受け入れている原稿が給紙ローラ
86により取り出されてなくなるとともに、搬送ベルト
84により搬送されてきた原稿が下側に挿入されるに従
い上昇するようになっている。さらに、原稿ホッパ85
の上方には、一巡検知センサ90が設けられている。一
巡検知センサ90は、原稿載置部80に載置された原稿
Xの光走査が一巡して原稿ホッパ85が最上位に達する
と、これを検知して一巡検知信号を出力するようになっ
ている。
【0054】供給搬送部81は、搬送路91と、分離ロ
ーラ92と、搬送ローラ93と、レジストローラ94と
を有している。搬送路91は、原稿載置部80の出紙側
から外周搬送路95の入紙部95aにかけて配設されて
おり、入紙側開口からやや内方に分離ローラ92が設け
られるとともに、入紙部近傍にレジストローラ94が設
けられている。
【0055】また、搬送路91には、全長にわたり搬送
ローラ93が適当な間隔をおいて設けられている。分離
ローラ92は、上下に配された一対のローラが互いに同
方向に回転駆動されることにより、2枚以上重ねて取り
出された原稿を分離して重送を防止するようになってい
る。搬送ローラ93は、一対のローラで順次原稿を送り
出すことにより搬送を行うようになっている。
【0056】レジストローラ94は、搬送ローラ93に
より搬送されてきた原稿を所定のタイミングで原稿シリ
ンダ20,21へ供給するようになっている。
【0057】原稿シリンダ20,21は、同一方向に回
転駆動されており、それぞれの外周面に外周搬送路9
5,96が形成されている。また、原稿シリンダ20,
21の周囲には、外周搬送路95,96に沿って従動ロ
ーラ97,98が間隔をおいて設けられている。
【0058】従動ローラ97,98は、回転自在に支持
されており、原稿を回転する原稿シリンダ20,21に
押し付けるようにして搬送の補助を行うようになってい
る。また、複写機本体1の上端面における原稿シリンダ
20,21の下端部に対向する部位には、それぞれガラ
スからなる光走査窓22a,23aが設けられており、
この光走査窓22a,23aを介してコピーランプ70
により原稿の光走査が行われるようになっている。さら
に、外周搬送路95,96の出紙部95b、96bに
は、それぞれ原稿の進路を切り換えるゲートフラッパ1
01,102が設けられている。
【0059】ゲートフラッパ101,102は、同じ原
稿の光走査を複数回行う場合に、それぞれ外周搬送路9
5,96を開放して原稿を原稿シリンダ20,21とと
もに回転させるようになっている。そして、所定の光走
査を行わない場合あるいは光走査を行わない場合、ゲー
トフラッパ101は、外周搬送路95を閉鎖して原稿を
反転搬送部82へ導く通路を形成する一方、ゲートフラ
ッパ102は、外周搬送路96を閉鎖して原稿を返還搬
送部83へ導く通路を形成するようになっている。
【0060】反転搬送部82は、搬送路110,111
と、反転搬送路112と、送出ローラ113と、ゲート
フラッパ114と、レジストローラ115と、反転ロー
ラ116とを有している。搬送路110,111は、そ
れぞれ一端が外周搬送路95の出紙部95bと外周搬送
路96の入紙部96aとに接続される一方、他端が合流
して反転搬送路112に接続されている。搬送路11
0,111の合流部には、原稿の反転搬送路112への
送出もしくは原稿シリンダ21への送出を行う送出ロー
ラ113が設けられるとともに、原稿の進路を切り換え
るゲートフラッパ114が設けられている。
【0061】ゲートフラッパ114は、原稿シリンダ2
0から搬送されてきた原稿を反転搬送路112へ導く際
に、搬送路110と反転搬送路112との間を開放する
一方、反転搬送路112から送り出されてきた原稿を原
稿シリンダ21へ導く際に、反転搬送路112と搬送路
111との間を開放するようになっている。
【0062】また、搬送路111における出紙部96b
近傍には、原稿を所定のタイミングで原稿シリンダ21
へ送給するレジストローラ115が設けられている。そ
して、反転搬送路112には、原稿の搬送方向を反転さ
せるように、回転方向が逆転する反転ローラ116が設
けられている。
【0063】返還搬送部83は、搬送路120と、搬送
ローラ121とを有している。搬送路120は、外周搬
送路96の出紙部96bから搬送ベルト84にかけて配
設されており、適当な間隔をおいて原稿を搬送する搬送
ローラ121が設けられている。
【0064】搬送ベルト84は、原稿載置部80の一部
を構成しているが、返還搬送部83としても機能してお
り、搬送路120を介して返還されてきた原稿を原稿載
置部80まで搬送するようになっている。このため、搬
送ベルト84には、搬送路120の出紙側開口近傍に呼
込ローラ122が設けられており、この呼込ローラ12
2により原稿を搬送ベルト84に押し付けて、搬送ベル
ト84の搬送を補助するになっている。
【0065】さらに、図示していないが、RDH2内
に、第一露光部22への原稿送り出し用のクラッチCL
T1、第二露光部23への原稿送り出し用のクラッチC
LT2が設けられており、複写機本体1内に、複写用紙
と原稿先端露光同期用クラッチCLT3が設けられてい
る。また、原稿載置部80に載置された原稿が供給され
たことを検知する原稿検知センサ125が内装されてい
る。
【0066】このようなRDH2を備えた両面複写機に
より、オペレータの所望の複写内容により、 片面原稿から複数部の仕分けした片面複写シート 片面原稿から複数部の仕分けした両面複写シート 両面原稿から複数部の仕分けした片面複写シート 両面原稿から複数部の仕分けした両面複写シート の何れにでも、原稿を複数回循環させることで自在に複
写を行うことが可能である。
【0067】また、オペレータの所望の複写内容によ
り、シート原稿を原稿シリンダに複数回巻き付けたまま
露光を行い、シート原稿の一循環中に複数枚の複写を行
うこともできる。
【0068】本実施例の複写機は、図4に示す制御装置
により複写機本体側とRDH2とを互いに関連して制御
している。
【0069】すなわち、各モータM1〜M14はモータ
ドライバー200に、クラッチCLT1〜CLT3はク
ラッチドライバー201に、各ソレノイドSOL1〜S
OL8はソレノイドドライバー202にそれぞれ接続さ
れている。
【0070】これら各ドライバー200〜202および
直流電源等、原稿搬送制御、用紙搬送制御、複写プロセ
ス部の制御に用いられる制御要素は、インターフェイス
回路(I/O)203に接続されると共に各検知センサ
S1〜S18もインターフェイス回路203に接続され
ている。
【0071】インターフェイス回路203は、マイクロ
コンピュータ204に接続され、検知センサからの検知
信号をマイクロコンピュータ204に出力すると共に、
マイクロコンピュータ204からの制御信号に応じて各
ドライバー200〜203を駆動制御させる。
【0072】マイクロコンピュータ204は、ROM2
05とRAM206に接続しており、ROM205に予
め記憶されている制御用プログラムに従ってマイクロコ
ンピュータ204は制御を行う。
【0073】RAM206は、バッファ用メモリや複写
制御に必要となるフラグ、カウンタ、タイマーその他の
演算用領域として使用される。また、ジャム検出状況も
記憶する。
【0074】また、インターフェイス回路203は、ド
ライバー207を介して調光ユニット208、コピーラ
ンプ70に接続されると共に、操作パネル210のオペ
レータ操作用のキー211および表示ドライバー212
に接続され、表示ドライバー212は表示装置213に
接続されている。さらに、インターフェイス回路203
は、セレクトスイッチSSW1〜SSW4に接続されて
いる。
【0075】操作パネル210は、図5に示すように、
複写枚数設定用の10キー211a、クリアーキー21
1b、スクロールキー211c、インフォメーションキ
ー211d、プリントスイッチ211e、SET表示部
213a、COUNT表示部213b、LCD表示部2
13cを備えている。
【0076】そして、本実施例の制御装置には、複数種
類の原稿がセットされたときに各原稿の枚数を検出する
ために、スクロールキー211cのオンによりRDH2
に載置された原稿が1枚づつ循環されるたびに原稿検知
センサ125からの検出信号をカウントして記憶する機
能と、今回記憶された原稿枚数から前回記憶された原稿
枚数を減算して原稿枚数を求める機能とを備えている。
【0077】上記構成において、図1に示すように、数
種類ある原稿のうち、まず原稿をRDH2の原稿載置部
80に1種類セットし、セットが終わった時点でスクロ
ールキー211cを押す。スクロールキー211cが押
されると、RDH2が作動して、原稿を循環させる。こ
のとき、RDH2にセットされた原稿枚数をカウント
し、RAM206にメモリーしておく。
【0078】カウントされた原稿が元の位置に戻ると、
次の種類の原稿を前の原稿の上にセットする。セットを
すれば再度スクロールキー211cを押して、同様に原
稿をカウントし、2種類の原稿の総枚数をメモリーす
る。
【0079】以上の動作を繰り返し行い、最後の原稿を
セットしたとき、プリントスイッチ211eを押すと、
最後のカウントが行なわれる。カウント終了後、図6に
示すようなメモリーの内容に基づいて、2回目の枚数か
ら1回目の枚数を減算し、同様に3回目の枚数から2回
目の枚数を減算することにより、各原稿の枚数を計算し
コピーを始める。
【0080】例えば、3種類の原稿A,B,Cを一度に
コピーする場合、図7に示すように、 (1)原稿AをRDH2にセットし、スクロールキー2
11cを押すことによりカウントを開始し枚数N1をメ
モリーする。
【0081】(2)原稿BをRDH2の中にある原稿A
の上にセットし、スクロールキー211cを押すことに
よりカウントを開始し、枚数(原稿A+原稿B)N2を
メモリーする。
【0082】(3)原稿CをRDH2の中にある原稿B
の上にセットし、プリントスイッチ211eを押すこと
によりカウントを開始し、枚数(原稿A+原稿B+原稿
C)N3をメモリーする。
【0083】(4)(1)〜(3)のメモリーの内容に
基づいて、N3−N2から原稿C、N2−N1から原稿
Bを計算することによって、原稿A,B,Cそれぞれの
原稿枚数を計算により求める。
【0084】そして、複写プロセスが開始され、複写さ
れた用紙がフィニッシャー3に到達すると、オフセット
トレイ40の左右への移動により1部づつ振り分けられ
て排出される。
【0085】したがって、数種類の原稿をセットし一度
に大量に複写をする場合において、各種類の原稿の境目
に特別な用紙を入れたり、キー入力などしなくても、各
原稿の枚数を知ることができ、用紙の振り分け等の後処
理時に特別な用紙を抜き取る等の作業を行う必要がなく
なり、原稿をセットするだけで後処理作業まで全て自動
的に行え、使い勝手がよくなる。
【0086】ところで、本実施例の場合、一度原稿を予
備循環させてから再び原稿を循環させて、複写プロセス
を実行しているため、原稿枚数を求めるために予備循環
させる時間が余分に必要となる。
【0087】そこで、この予備循環時に複写プロセスも
実行させるよう制御装置に、スクロールキー211cの
オンによりRDH2に載置された原稿が一枚づつ循環さ
れるたびに原稿検知センサ125からの検出信号をカウ
ントして記憶する機能と、このカウント動作と同時に複
写プロセスを実行する機能と、今回記憶された原稿枚数
から前回記憶された原稿枚数を減算して原稿枚数を求め
る機能とを有しめられている。
【0088】すなわち、数種類ある原稿のうち、まず原
稿をRDH2の原稿載置部80に1種類セットし、複写
部数を入力してからスクロールキー211cを押す。ス
クロールキー211cが押されると、RDH2が作動し
て、原稿を循環させる。このとき、RDH2にセットさ
れた原稿枚数をカウントし、RAM206にメモリーし
ておく。
【0089】これと同時に、原稿が1部だけ複写され
る。このとき、指定された複写部数から1を引いてお
き、これが残りの複写部数となる。
【0090】カウントされた原稿が元の位置に戻ると、
次の種類の原稿を前の原稿の上にセットする。2種類目
の原稿の複写部数を入力して、再度スクロールキー21
1cを押して、同様に原稿を循環させてカウントしなが
ら、複写プロセスを実行させる。
【0091】ここで、今回カウントした原稿枚数から前
回カウントした原稿枚数を減算して、2種類目の原稿の
枚数を求め、この値をメモリーしておく。
【0092】以上の動作を繰り返し行い、最後の原稿を
セットしたとき、プリントスイッチ211eを押すと、
最後のカウントが行なわれ、原稿枚数が演算されるとと
もに、複写部数の残り部数分の複写が行われる。
【0093】例えば、Aの原稿を3部、Bの原稿を2
部、Cの原稿を1部複写する場合、原稿枚数をカウント
するときに、各原稿は1部づつ複写される。カウント終
了後、指定された複写部数から1が引かれ、Aの原稿の
残り部数は2部、Bの原稿の残り部数は1部、Cの原稿
の残り部数はない。そして、この残り部数分だけ原稿が
複写される。ただし、Cの原稿はRDH2により循環さ
れるが、複写プロセスは実行されず、空送りされる。
【0094】このように、原稿枚数をカウントすると同
時に複写も行うことにより、全体の複写時間を短縮する
ことができる。
【0095】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0096】後処理手段として、複写された用紙を振り
分ける代わりに、用紙を綴じるステープル装置にしても
よい。
【0097】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1によると、原稿がセットされる毎に原稿を循環さ
せることにより、原稿の枚数を求めることができるの
で、数種類の原稿をセットし一度に大量に複写をする場
合において、各種類の原稿の境目を容易に検知できる。
そのため、後処理時に特別な作業を行う必要がなくな
り、原稿をセットするだけで後処理作業まで全て自動的
に行え、使い勝手がよくなる。
【0098】請求項2によると、原稿がセットされる毎
に原稿を循環させて枚数を計数すると同時に複写を行な
うことにより、原稿の枚数を求めて原稿の境目を検出す
ることができ、しかも全体の複写時間を短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す複写機における原稿種類
分けのフローチャート
【図2】複写機の全体構成図
【図3】循環式原稿搬送装置の構成図
【図4】制御装置のブロック図
【図5】操作パネルの平面図
【図6】制御装置における原稿枚数の記憶内容を示す図
【図7】原稿枚数の記憶手順を示す模式図であって、
(A)は原稿をセットしていく状態を示す図、(B)は
原稿セット毎の記憶手順を示す図
【図8】本発明の他の実施例を示す原稿種類分けのフロ
ーチャート
【図9】本発明の他の実施例を示す原稿種類分けのフロ
ーチャート
【図10】従来の原稿種類分け方法を示す模式図
【符号の説明】
2 循環式原稿搬送装置 3 フィニッシャー 125 原稿検知センサ 203 インターフェイス回路 204 マイクロコンピュータ 211c スクロールキー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を搬送して循環させる原稿搬送手段
    と、複写された用紙の後処理を行なう後処理手段とを備
    えた画像形成装置において、原稿がセットされる毎に原
    稿を循環させて枚数を計数して積算していき、原稿セッ
    ト毎に今回の積算枚数から前回の積算枚数を減算するこ
    とによりセットされた原稿の種類別の枚数を求めて記憶
    させ、記憶した原稿枚数から原稿の種類に応じて複写さ
    れた用紙の後処理を行なわせることを特徴とする画像形
    成装置の原稿種類検知方法。
  2. 【請求項2】 原稿を搬送して循環させる原稿搬送手段
    と、複写された用紙の後処理を行なう後処理手段とを備
    えた画像形成装置において、原稿がセットされる毎に原
    稿を循環させて枚数を計数すると同時に複写を行ないな
    がら積算していき、原稿セット毎に今回の積算枚数から
    前回の積算枚数を減算することによりセットされた原稿
    の種類別の枚数を求めて記憶させ、記憶した原稿枚数か
    ら原稿の種類に応じて複写された用紙の後処理を行なわ
    せることを特徴とする画像形成装置の原稿種類検知方
    法。
JP4174053A 1992-07-01 1992-07-01 画像形成装置の原稿種類検知方法 Pending JPH0619251A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4827447A (en) * 1986-06-13 1989-05-02 International Business Machines Corporation Method for selectively returning to the beginning or the previous revision point in document edition

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4827447A (en) * 1986-06-13 1989-05-02 International Business Machines Corporation Method for selectively returning to the beginning or the previous revision point in document edition

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