JP2957809B2 - 自動原稿給送装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に具備され
たシートを自動的に給送する自動原稿給送装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、自動原稿給送装置を用いて、複数
のシートを連続して給送し、画像形成装置の画像形成領
域に同時に複数枚のシートを載置し、同一の用紙に画像
形成する（以下、略して“２in１”と称する）時に、給
送する複数シートの間隔を小さくするために、複数シー
トの給送過程で給送される最初のシートを一定量戻し、
シート間隔を小さくする方法や、１枚目のシートと２枚
目のシートを重ねてシートの間隔を小さくする方法等が
用いられていた。

【０００３】

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、機械毎に負荷バラツキ、シートの種類
（紙厚、サイズ）、周辺環境の変化により、必ずしも同
一の制御でシートの間隔を小さくできず、前記の要因に
依存するシート間隔の変化に対応すべくシート間隔調整
手段を有していたが、該手段は、実際に得られる画像情
報により、シートの間隔を制御する手段であり、調整の
行われた一時的な状況においては有効であるが、この調
整量が一定であるために条件によっては、シートの間隔
が開きすぎたり、逆にシート同士が重なってしまい、画
像形成されたものが、著しく見栄えが悪かったり、必要
な情報が欠落したりするという問題が生じていた。

【０００５】本発明の目的は、２ｉｎ１を行う場合にお
いて、原稿間隔を一定に保つようにして、原稿同士の重
なり、及び離れ過ぎによる情報の欠落を防止した自動原
稿給送装置を提供することを目的とするものである。

【０００６】

【０００７】

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
に鑑みなされたものであって、複数の原稿を連続して給
送する原稿給送手段と、該原稿給送手段より給送される
複数の原稿を受取ると共にこれらの原稿間隔を調整し、
これら原稿をプラテンガラス上に同時に載置する原稿受
取載置手段と、を備えた自動原稿給送装置において、前
記原稿給送手段で給送される原稿の給送方向のサイズを
検知する原稿サイズ検知手段と、機器毎の補正量を記憶
する補正量記憶手段と、前記原稿サイズ検知手段で検知
したサイズと前記補正量記憶手段に記憶された機器毎の
補正量とに基づいて、制御量を補正演算する制御量補正
演算手段と、前記補正演算された制御量に基づいて前記
原稿受取載置手段を制御する原稿間隔制御手段と、を備
え、前記原稿間隔制御手段により制御される前記原稿受
取載置手段が、前記制御量に基づいて前記原稿間隔を、
前記原稿どうしが重ならないように調整する、ことを特
徴とする。また、上記自動原稿給送装置は、原稿サイズ
毎の補正量を記憶するサイズ毎補正量記憶手段を有し、
前記制御量補正演算手段は、前記サイズ毎補正量記憶手
段に記憶された原稿サイズ毎の補正量と、前記原稿サイ
ズ検知手段で検知したサイズと、前記補正量記憶手段に
記憶された機器毎の補正量と、に基づいて、制御量を補
正演算する、ことを特徴とすることも可能である。更
に、このサイズ毎補正量記憶手段がアナログボリューム
であってもよく、或いは書換可能な不揮発性記憶素子で
あってもよい。

【０００９】

【作用】自動原稿給送装置を用いて複数枚の原稿がプラ
テンガラス上に搬送され、この原稿により同一のシート
に画像形成される。この搬送時における原稿間隔の制御
量を原稿のサイズや、あらかじめ記憶しておいた機器毎
の補正量により補正する。

【００１０】

【００１１】

【実施例】＜本発明の実施例１＞ 以下、図面に沿って本発明の実施例について説明する。

【００１２】図１は、画像形成装置１００の上に具備さ
れている自動シート給送装置１の簡略主断面図である。
シートＳはシート積載台３の上に置かれ、半月ローラ５
によって、分離ベルト６、分離搬送ローラ７まで給送さ
れ、そこで、１枚ずつ分離される。その後、レジストロ
ーラ９を通り、駆動ローラ１１と従動ローラ１２により
張設された搬送ベルト１０により、プラテンガラス１６
上の所定の位置の画像形成領域にシートを給送し、停止
させる。画像形成読み取り後、シートはプラテンガラス
右端側に進み、排出ローラ１３により排出される。

【００１３】図２は、２in１のシート流れを示した図で
ある。シートは、１枚ずつ分離されレジストローラ９の
ニップで止まる（図２(a) ）。そしてレジストローラ
９、及び搬送ベルト１０により給送され、シートの後端
がレジストローラ９のニップより、所定量進んだ位置で
シートの給送を停止させる。そして、次のシートが給送
されレジストローラ９のニップに突き当たった位置で停
止する（図２(b) ）。そして１枚目、２枚目のシートを
同時に給送し始め、１枚目の後端がロアガイド１７を抜
けたときに給送を停止させる（図３(a) ）。そして、搬
送ベルト１０を逆回転させる。このとき、１枚目のシー
トは、ロアガイド１７の先端を抜けているため、該搬送
ベルト１０を逆回転させるとロアガイド１７の下を通
る。このときの戻る量を戻り量とする。

【００１４】そして、再び、レジストローラ９、及び搬
送ベルト１０を回転させシートを所定の画像領域まで搬
送し停止させる（図３(d) ）。その後、画像形成が行わ
れる。

【００１５】図４は、ロアガイド周辺の拡大図である。
２in１を行う際に問題となるシート間の距離は、レジス
トローラ９の周速度ｖと搬送ベルトの周速度Ｖとの間に
速度差が生じているためである。

【００１６】一般的にはシートの後押しによる座屈を防
止するために搬送ベルト１０の速度Ｖの方がわずかにレ
ジストローラ９の速度ｖより勝っており、シートの間隔
は開く方に作用している。この速度差による影響は２枚
目のシートの速度がｖからＶに、つまり、レジストロー
ラ９のニップを抜けるまであり、シートの長さが長いほ
ど搬送される時間が長くなりシート間隔も大きくなる。

【００１７】本発明においては、レジストセンサ１５に
よって、１枚目のシートの長さを検知し、そのシートの
長さによって、変化するシートの間隔を戻し量として戻
すことにより、シートの長さにかかわらずシートの間隔
を一定にすることを可能とした自動シート給送装置を提
供する。 （ＡＤＦ制御装置） 図６は、本実施例の原稿自動搬送装置の制御装置の回路
構成を示すブロック図であり、制御回路はＲＯＭ、ＲＡ
Ｍ等を内蔵したワンチャップマイクロコンピュータＥ１
を中心に構成されており、該マイコンＥ１の入力ポート
Ｉ１〜Ｉ５には各種センサの信号が入力される。また、
マイコンＥ１の出力ポートＯ１〜Ｏ６には、ドライバＤ
１〜Ｄ６を介して各負荷が接続されている。

【００１８】それぞれ、分離ローラ６、分離搬送ローラ
７を駆動する分離モータ（ＳＲＭＴＲ）、レジストロー
ラ９、搬送ベルト１０を駆動するベルトモータ（ＢＥＬ
ＴＭＴＲ）３０、該ベルトモータの回転数（＝レジスト
ローラ９、搬送ベルト１０の回転数）をカウントするた
めのベルトクロックインタラプタ（ＢＰＩ）３１、該ベ
ルトモータの駆動軸を停止させるための電磁ブレーキ
（ＢＫ）３２、図示しない原稿ストッパを駆動するため
のストッパ駆動ソレノイド（ＳＴＰＳＬ）３３、排紙ロ
ーラ１３を駆動するための排紙モータ（ＥＪＣＴＭＴ
Ｒ）３５、該排紙モータの回転数（＝排紙ローラ１３の
回転数）をカウントするための排紙クロックインタラプ
タ（ＥＰＩ）３６、シート積載台３に原稿が載置された
ことを検知するための原稿検知センサ３７、レジストロ
ーラの上流に配置されたレジストセンサ１５（Ｓ１）、
排紙ローラ１３の上流に配置された排紙センサ（Ｓ２）
３９である。

【００１９】また、本制御装置内には、後述する原稿サ
イズ毎の戻し制御の補正を行うための補正値等を格納し
ている不揮発性のメモリ素子（ＥＥＰＲＯＭ）が配置さ
れており、外部からそのメモリ内容を書換可能な構成に
なっている。 （ＡＤＦ２枚載置処理）…図７ ＡＤＦによる原稿２枚載置処理の説明を行う。

【００２０】始めに、原稿束Ｓ最下部の原稿より後述す
る分離処理（sepasq）、２in１１枚目給紙処理を行って
（２in１-lentsq ），原稿後端をレジストローラ対９よ
り所定距離下流側になる位置まで搬送する。その後、も
う１枚の原稿を分離処理（sepasq' ）を行って、図２
(b) に示すように原稿２枚の紙間を無くすような位置ま
で搬送し、その後、２in１＿１−２給紙処理を行うこと
で（２in１＿１−２entsq ）、図３(d) に示すように原
稿２枚を隣合わせてで、プラテンガラス１６上の露光位
置に載置する。以下、分離処理、給紙処理、２in１＿１
枚目給紙処理、２in１＿１−２給紙処理、排紙処理につ
いて説明する。 （分離処理）…図８ 分離処理について説明する。

【００２１】分離処理（sepasq）において原稿が１枚目
であれば（sepa１）、原稿束Ｓのさばきを行うべく分離
モータＳＰＲＭＴＲをオンする（sepa２）。しかる後、
原稿束Ｓの最下位の原稿を１枚のみ分離させるように給
紙ストッパを下降させるためにストッパソレノイドＳＴ
ＰＳＬをオンし（sepa３）、シートパスＳＰ１内を進
み、レジストセンサＳ１が原稿先端を検知したら（sepa
４）、分離ループタイマをスタートし（sepa５）、この
設定時間終了後（sepa６）、分離モータＳＰＲＭＴＲを
オフする（sepa７）ことで、所定量のループが形成され
た状態で停止する。これにより、分離時に斜行が発生し
た場合でもこれを矯正する作用をなす。なお、sepa１に
おいて原稿が２枚目以降の場合、分離モータＳＰＲＭＴ
Ｒをオンして（sepa２´）、sepa４に進む。 （給紙処理）…図９ 給紙処理ついて説明する給紙処理（entsq ）において
は、レジストローラ対９、及び搬送ベルト１０を駆動
し、原稿をシートパスＩからシートパスＳＰ２に搬送さ
せるべく、ベルトモータＢＥＬＴＭＲＴを正転オンする
（ent １）と同時にベルトクロックインタラプタＢＰＩ
から入力するクロック信号によってカウントするサイズ
チェックカウンタをスタートさせ、原稿サイズの測定を
開始する（ent ２）。そして、原稿が搬送されてその後
端がレジストセンサＳ１を通過した（ent ３）と同時に
上記サイズチェックカウンタをストップし（ent ４）、
そのデータに基づいて図１３に示すサイズチェックサブ
ルーチンにて原稿サイズを判別しておく（ent ５）。更
に、同時に、原稿をプラテンガラス１６上の所定の位置
に停止させるための、停止カウンタ１をスタートし（en
t ６）、該カウンタ１の終了後（ent ７）、ベルトモー
タＢＥＬＴＭＴＲの駆動をオフし、同時に電磁ブレーキ
ＢＫの駆動をオンすることで（ent ８）、給紙処理を完
了する。 （排紙処理）…図１０。

【００２２】排紙処理について説明する。

【００２３】排紙処理（ejctsq）が起動されたら、排紙
センサＳ２が原稿先端を検知するのを待ち（ejct１）、
原稿先端を排紙センサ３９（Ｓ２）が検知すると同時に
排紙ローラ１３を駆動するために、排紙モータＥＪＣＴ
ＭＴＲを駆動し（ejct２）、原稿Ｓの後端を排紙センサ
３９（Ｓ２）が検知するのを待つ（ejct３）。

【００２４】原稿の後端を検知すると同時に該排紙セン
サ３９（Ｓ２）から排紙ローラ１３のニップ中心より１
０mm分の距離に相当する排紙カウンタ１をスタートさせ
ると共に（ejct４）、該排紙カウンタ１が終了するまで
の間、排紙速度を低速にし（ejct５）、該排紙カウンタ
１が終了したら（ejct６）、排紙モータＥＪＣＴＭＴＲ
の駆動を停止して（ejct７）、排紙処理を終了する。

【００２５】このとき、排紙カウンタ（＝排紙クロック
インタラプタ：ＥＰＩ）による量と、排紙ローラ対１３
による送り量は確実に一致する。 （２in１１枚目給紙処理）…図１１ ２in１１枚目給紙処理について説明する。

【００２６】２in１１枚目給紙処理（２in１＿１entsq
）においては、レジストローラ対９、及び搬送ベルト
１０を駆動し、原稿をシートパスＳＰ１からシートパス
ＳＰ２に搬送させるべく、ベルトモータＢＥＬＴＭＴＲ
を正転オンする（ent １）と同時にベルトクロックイン
タラプタＢＰＩから入力するクロック信号によってカウ
ントするサイズチェックカウンタをスタートさせ、原稿
サイズの測定を開始する（ent ２）。そして、原稿が搬
送されてその後端がレジストセンサＳ１を通過した（en
t ３）と同時に上記サイズチェックカウンタをストップ
し（ent ４）、そのデータに基づいて図１３に示すサイ
ズチェックサブルーチンにて原稿サイズを判別しておく
（ent ５）。更に、同時に、原稿をレジストローラ対９
のニップ中心から所定距離（本実施例では、２０mm）の
下流位置に停止させるための、停止カウンタ１をスター
トし（ent ６）、該カウンタ１の終了後（ent ７）、ベ
ルトモータＢＥＬＴＭＴＲの駆動をオフし、同時に電磁
ブレーキＢＫの駆動をオンすることで（ent ８）、２in
１１枚目の給紙処理を完了する。 （２in１１−２枚目給紙処理）…図１２ ２in１１−２枚目給紙処理について説明する。

【００２７】２in１１−２枚目給紙処理（２in１＿１−
２entsq ）においては、レジストローラ対９、及び搬送
ベルト１０を駆動し、原稿をシートパスＳＰ１，ＳＰ２
からシートパスＳＰ３に搬送させるべく、ベルトモータ
ＢＥＬＴＭＴＲを正転オンする（ent １）と同時に２枚
の原稿をシートパスＳＰ２とＳＰ３にまたがらせた状態
（図３(c) ）で停止させるために、停止カウンタ３をス
タートさせ（ent ２）、該カウンタ３が終了後（ent
３）、ベルトモータＢＥＬＴＭＴＲの駆動をオフし、同
時に電磁ブレーキＢＫの駆動をオンする（ent ４）。更
に、所定時間経過を待って（ent ５）、電磁ブレーキＢ
Ｋをオフ、ベルトモータＢＥＬＴＭＴＲを逆転オンする
（ent ６）と同時に１枚目の原稿を所定量戻し制御する
ための戻しカウンタ設定を呼び出して戻しカウンタをス
タートさせ（ent ７）、該カウンタの終了後（ent
８）、再度ベルトモータＢＥＬＴＭＴＲの駆動をオフ
し、同時に電磁ブレーキＢＫの駆動をオンする（ent
９）。更に、所定時間経過を待って（ent １０）、電磁
ブレーキＢＫをオフ、ベルトモータＢＥＬＴＭＴＲを正
転オンする（ent １１）と同時に１−２枚目の原稿をプ
ラテンガラス１６上の所定位置に停止させるための、停
止カウンタ１をスタートし（ent １２）、該カウンタ１
の終了後（ent １３）、ベルトモータＢＥＬＴＭＴＲの
駆動をオフし、同時に電磁ブレーキＢＫの駆動をオンす
ることで（ent １４）、２in１１枚目給紙処理を完了す
る。

【００２８】このとき、前記戻しカウンタの値は、前述
した通り、原稿サイズによって可変にする必要があるの
で、該戻しカウンタ値のサイズ毎の省略値は、あらかじ
めＲＯＭ上に焼き付けており、更に機械や原稿の給紙方
向のサイズによる補正値を前記省略値に演算することで
より得られる精度の高い紙間制御を可能としている。

【００２９】また、該補正値は、制御装置上の不揮発性
の書き込み可能なメモリ上に格納されており、外部から
書換可能な構成になっている。 （サイズチェック処理）…図１３ サイズチェックサブルーチンについて説明する。

【００３０】このサイズチェックサブルーチンでは原稿
サイズの判定手段として前記サイズチェックカウンタデ
ータにレジストローラ対９のニップ位置からレジストセ
ンサＳ１までの距離分を加えて補正したものが真の原稿
サイズとなる。このとき、原稿はレジストローラ対９と
搬送ベルト１０によって搬送されており、その送り量と
ベルトクロックインタラプタＢＰＩによるカウント値は
確実に一致する。以後、補正されたサイズデータよって
Ａ５、Ｂ５、Ａ４、Ｂ５Ｒ、Ａ４Ｒ、Ｂ４、Ａ３等のサ
イズ判定を行う。 （戻しカウンタセットＳＵＢ）…図１４。

【００３１】戻しカウンタセットサブルーチンについて
説明する。

【００３２】この戻しカウンタセットサブルーチンで
は、前記サイズチェックサブルーチンにて判定されてＣ
ＰＵ内のＲＡＭに保持されているサイズデータを参照し
て、原稿サイズ毎の戻し量を呼び出し、前記不揮発性の
メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）に記憶されている機器毎の戻し
量補正値をそのサイズ別戻し量と演算することで補正を
行い、その補正した後の原稿サイズ別の戻し量をベルト
モータＢＥＬＴＭＴＲの駆動による搬送ベルト１０の移
動量に換算して戻しカウンタとして設定する。その場合
の演算式を下記に示す。 ［戻しカウンタ］＝［機器毎の補正記憶値］×［Ａ５用
の戻しカウンタ省略値］÷［検知した原稿サイズ用の戻
しカウンタ］ 〈他の実施例〜その１〉本実施例においては、不揮発性
の書換可能メモリ素子内に補正記憶値を１種類だけ記憶
して、前記（戻しカウンタセットＳＵＢ）において、原
稿の送り方向の長さによって原稿サイズ毎の演算補正を
行ったが、不揮発性の書換可能メモリの容量に余裕があ
れば、それぞれの原稿サイズ毎の補正値を複数記憶して
おいて補正を加えることも可能である。

【００３３】この実施例の場合の前記（戻しカウンタセ
ットＳＵＢ）は、以下のようになる。 （戻しカウンタセットＳＵＢ）…図１５。

【００３４】他の実施例〜その１における戻しカウンタ
セットサブルーチンについて説明する。

【００３５】この戻しカウンタセットサブルーチンで
は、前記サイズチェックサブルーチンにて判定されてＣ
ＰＵ内のＲＡＭに保持されているサイズデータを参照し
て、原稿サイズ毎の戻し量を呼び出し、前記不揮発性の
メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）に記憶されている機器毎と原稿
サイズ毎の戻し量補正値を呼び出して補正を行い、その
補正した後の原稿サイズ別の戻し量をベルトモータＢＥ
ＬＴＭＴＲの駆動による搬送ベルト１０の移動量に換算
して戻しカウンタとして設定する。その場合の演算式を
下記に示す。 ［戻しカウンタ］＝［機器毎の補正記憶値］＋［原稿サ
イズ毎の補正記憶値］ 〈他の実施例〜その２〉本実施例においては、不揮発性
の書換可能メモリ素子（ＥＥＰＲＯＭ等）をシート戻し
制御時の補正値の記憶手段として使用したが、その他Ｃ
ＰＵのＡ／Ｄ変換機能を利用してアナログＶＲをそのＡ
／Ｄ変換機能ポートに接続し、そのアナログＶＲの設定
値をＡ／Ｄ変換した後、そのデータをシート戻し制御時
の補正値として利用することも可能である。

【００３６】この実施例の回路構成を示すブロック図
は、図１６に示す。

【００３７】図１６は、その他の実施例の原稿自動搬送
装置の制御装置の回路構成を示すブロック図である。制
御回路はＲＯＭ、ＲＡＭ等を内蔵したワンチップマイク
ロコンピュータ（Ｅ１）４０を中心に構成されており、
該マイコンＥ１の入力ポートＩ１〜Ｉ５には各種のセン
サの信号が入力される。また、該マイコンＥ１の出力ポ
ートＯ１〜Ｏ６には、ドライバＤ１〜Ｄ６を介して各負
荷が接続されている。それぞれ、分離ローラ６、分離搬
送ローラ７を駆動する分離モータ（ＳＲＭＴＲ）、レジ
ストローラ９、搬送ベルト１０を駆動するベルトモータ
（ＢＥＬＴＭＴＲ）３０、該ベルトモータの回転数（＝
レジストローラ９、搬送ベルト１０の回転数）をカウン
トするためのベルトクロックインタラプタ（ＢＰＩ）３
１、該ベルトモータの駆動軸を停止させるための電磁ブ
レーキ（ＢＫ）３２、図示しない原稿ストッパを駆動す
るためのストッパ駆動ソレノイド（ＳＴＰＳＬ）３３、
排紙ローラ１３を駆動するための排紙モータ（ＥＪＣＴ
ＭＴＲ）３５、該排紙モータの回転数（＝排紙ローラ１
３の回転数）をカウントするための排紙クロックインタ
ラプタ（ＥＰＩ）３６、シート積載台３に原稿が載置さ
れたことを検知するための原稿検知センサ３７、レジス
トローラ９の上流に配置されたレジストセンサ１５（Ｓ
１）、排紙ローラ１３の上流に配置された排紙センサ
（Ｓ２）３９である。

【００３８】また、本制御装置ＥＩ内には、後述する原
稿サイズ毎の戻し制御の補正を行うための補正値等を格
納している不揮発性のメモリ素子（ＥＥＰＲＯＭ）が配
置されており、外部からそのメモリ内容を書換可能な構
成になっている。 〈他の実施例〜その３〉 次に、他の実施例〜その３を、図１７ないし図１９に沿
って説明する。なお、前記本発明の実施例１に示した装
置の構成及びフローチャートは、本他の実施例〜その３
のそれと同じであるので、その図示及び説明を省略す
る。 （２in１１枚目給紙処理）…図１７ ２in１１枚目給紙処理について説明する。

【００３９】２in１１枚目給紙処理（２in１＿１entsq
）においては、レジストローラ対９、及び搬送ベルト
１０を駆動し、原稿をシートパスＳＰ１からシートパス
ＳＰ２に搬送させるべく、ベルトモータＢＥＬＴＭＴＲ
を正転オンする（ent １）と同時にベルトクロックイン
タラプタＢＰＩから入力するクロック信号によってカウ
ントするサイズチェックカウンタをスタートさせ、原稿
サイズの測定を開始する（ent ２）。そして、原稿が搬
送されてその後端がレジストセンサＳ１を通過した（en
t ３）と同時に上記サイズチェックカウンタをストップ
し（ent ４）、そのデータに基づいてサイズチェックサ
ブルーチンにて原稿サイズを判別しておく（ent ５）。
また、（ent ３）において、リアルタイムであらかじめ
決められた前記原稿搬送最大長と原稿サイズ長とを比較
し（ent ６）、原稿搬送最大長よりも原稿サイズ長のほ
うが長い場合には、ent １０に制御を移し、前記作業続
行防止手段によってこれ以後の原稿搬送を即座に中止す
る。ent ６で、否定判定の場合には、そのまま処理を続
行し、原稿をレジストローラ対９のニップ中心から所定
距離（本実施例では、２０mm）の下流位置に停止させる
ための、停止カウンタ１をスタートし（ent ７）、該カ
ウンタ１の終了後（ent ８）、ベルトモータＢＥＬＴＭ
ＴＲの駆動をオフし、同時に電磁ブレーキＢＫの駆動を
オンすることで（ent ９）、２in１１枚目の給紙処理を
完了する。 （２in１１−２枚目給紙処理）…図１８ ２in１１−２枚目給紙処理について説明する。

【００４０】２in１１−２枚目給紙処理（２in１＿１−
２entsq ）においては、レジストローラ対９、及び搬送
ベルト１０を駆動し、原稿をシートパスＳＰ１，ＳＰ２
からシートパスＳＰ３に搬送させるべく、ベルトモータ
ＢＥＬＴＭＴＲを正転オンすると同時に、原稿サイズを
検知するためのサイズチェックカウンタをスタートさせ
て（ent １）、２枚の原稿をシートパスＳＰ２とＳＰ３
にまたがらせた状態（図２(c) ）で停止させるために、
停止カウンタ３をスタートさせ（ent ２）、該カウンタ
３が終了後（ent ３）、ベルトモータＢＥＬＴＭＴＲの
駆動をオフし、同時に電磁ブレーキＢＫの駆動をオンす
る（ent ４）。更に、所定時間経過を待って（ent
５）、電磁ブレーキＢＫをオフ、ベルトモータＢＥＬＴ
ＭＴＲを逆転オンする（ent ６）と同時に１枚目の原稿
を所定量戻し制御するための戻しカウンタ設定を呼び出
して戻しカウンタをスタートさせ（ent ７）、該カウン
タの終了後（ent ８）、再度ベルトモータＢＥＬＴＭＴ
Ｒの駆動をオフし、同時に電磁ブレーキＢＫの駆動をオ
ンする（ent ９）。更に、所定時間経過を待って（ent
１０）、電磁ブレーキＢＫをオフ、ベルトモータＢＥＬ
ＴＭＴＲを正転オンし（ent １１）、レジストセンサＳ
１によって、原稿の後端を検知したら（ent １２）、前
記サイズチェックカウンタを停止し、サイズチェックサ
ブルーチンにて原稿サイズを判別しておく（ent １
３）。（ent １２）において、実時間であらかじめ決め
られた前記原稿搬送最大長と［判別した原稿サイズ長＋
前原稿サイズ長＋紙間サイズ］を比較し（ent １４）、
原稿搬送最大長よりも原稿サイズ長のほうが長い場合に
は、ent １８に制御を移し、前記作業続行防止手段によ
ってこれ以後の原稿搬送を即座に中止する。ent １４
で、否定判定の場合には、同時に、１−２枚目の原稿を
プラテンガラス１６上の所定位置に停止させるための、
停止カウンタ１をスタートし（ent １５）、該カウンタ
１の終了後（ent １６）、ベルトモータＢＥＬＴＭＴＲ
の駆動をオフし、同時に電磁ブレーキＢＫの駆動をオン
することで（ent １７）、２in１１枚目給紙処理を完了
する。

【００４１】このとき、前記戻しカウンタの値は、前述
した通り、原稿サイズによって可変にする必要があるの
で、該戻しカウンタ値のサイズ毎の省略値は、あらかじ
めＲＯＭ上に焼き付けており、更に機械や原稿の給紙方
向のサイズによる補正値を前記省略値に演算することで
より得られる精度の高い紙間制御を可能としている。

【００４２】また、該補正値は、制御装置上の不揮発性
の書き込み可能なメモリ上に格納されており、外部から
書換可能な構成になっている。 （戻しカウンタセットＳＵＢ）…図１９。

【００４３】戻しカウンタセットサブルーチンについて
説明する。

【００４４】この戻しカウンタセットサブルーチンで
は、前記サイズチェックサブルーチンにて判定されてＣ
ＰＵ内のＲＡＭに保持されているサイズデータを参照し
て、原稿サイズ毎の戻し量を呼び出し、前記不揮発性の
メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）に記憶されている機器毎の戻し
量補正値をそのサイズ別戻し量と演算することで補正を
行い、その補正した後の原稿サイズ別の戻し量をベルト
モータＢＥＬＴＭＴＲの駆動による搬送ベルト１０の移
動量に換算して戻しカウンタとして設定する。 〈参考実施例１〉 次に、参考実施例１について説明する。 Ａ．本体（１００） 図２０の本体１００において、１０１は原稿を載置する
プラテンガラス、１０３は原稿を照明する照明ランプ
（露光ランプ）、１０５，１０７，１０９はそれぞれ原
稿の光路を変更する走査用ミラー（走査ミラー）、１１
１は合焦及び変倍機能を有するレンズ、１１３は光路を
変更する第４の反射ミラー（走査ミラー）である。１１
５は光学系を駆動する光学系モータ、１１７，１１９，
１２１はそれぞれセンサである。

【００４５】１３１は感光ドラム、１３３は感光ドラム
１３１を駆動するメインモータ、１３５は高圧ユニッ
ト、１３７はブランク露光ユニット、１３９は現像器、
１４０は現像ローラ、１４１は転写帯電器、１４３は分
離帯電器、及び１４５はクリーニング装置である。

【００４６】１５１は上段カセット、１５３は下段カセ
ット、１７１は手差し給紙口、１５５及び１５７は給紙
ローラ、１５９はレジストローラである。また、１６１
は画像記録された給紙を定着側へ搬送する搬送ベルト、
１６３は搬送されてきた記録紙を熱圧着で定着させる定
着器、１６７は両面記録の際に用いるセンサである。

【００４７】上述の感光ドラム１３１の表面は光導電体
と導電体を用いたシームレス感光体からなり、このドラ
ム１３１は回動可能に軸支されて、後述の複写開始キー
の押下に応答して作動するメインモータ１３３により、
本図の矢印の方向に回転を開始する。ついで、ドラム１
３１の所定回転制御及び電位制御処理（前記処理）が終
了すると、プラテンガラス１０１上に置かれた原稿は、
第１走査ミラー１０５と一体に構成された照明ランプ１
０３により照明され、その原稿の反射光は第１走査ミラ
ー１０５、第２走査ミラー１０７、第３走査ミラー１０
９、レンズ１１１、及び第４走査ミラー１１３を経てド
ラム１３１上に結像する。

【００４８】ドラム１３１は高圧ユニット１３５により
コロナ帯電される。その後、照明ランプ１０３により照
射された像（原稿画像）がスリット露光され、公知のカ
ールソン方式でドラム１３１上位静電画像が形成され
る。

【００４９】次に、感光ドラム１３１上の静電画像は、
現像器１３９の現像ローラ１４０により現像され、トナ
ー像として可視化され、そのトナー像が転写帯電器１４
１により、後述のように転写紙上に転写される。

【００５０】すなわち、上段カセット１５１もしくは下
段カセット１５３内の転写紙または手差し給紙口１７１
にセットされた転写紙は、給紙ローラ１５５もしくは１
５７により本体装置内に送られ、レジストローラ１５９
により正確なタイミングをもって感光ドラム１３１の方
向に送られ、潜像先端と転写紙の先端とが一致される。
その後、転写帯電器１４１とドラム１３１との間を転写
紙が通過することにより、ドラム１３１上のトナー像が
転写紙上に転写される。

【００５１】この転写終了後、転写紙はドラム１３１か
ら分離帯電器１４３により分離され、搬送ベルト１６１
により定着器１６３に導かれ、加圧および加熱により定
着され、その後、排出ローラ１６５により本体１００の
外に排出され、図示された排紙トレイ４３０上に積載さ
れる。

【００５２】転写後のドラム１３１は、そのまま回転を
続行して、クリーニングローラ及び弾性ブレードで構成
されたクリーニング装置１４５により、その表面が清掃
される。 Ｂ．ペディスタル（２００） 図２０のペディスタル２００は、本体１００から切り離
すことができ、２、０００枚の転写紙を収納し得るデッ
キ２０１及び両面コピー用の中間トレイ２０３とを有し
ている。また、その２、０００枚収納可能なデッキ２０
１のリフタ２０５は、給紙ローラ２０７に常に転写紙が
当接するように、転写紙の量に応じて上昇する。また、
２１１は両面記録側ないし多重記録側の経路と排出側経
路との経路を切り換える排紙フラッパ、２１３，２１５
は搬送ベルトの搬送路、２１７は転写紙押え用の中間ト
レイおもりであり、排紙フラッパ２１１、及び搬送路２
１３，２１５を通った転写紙は裏返しされて両面コピー
用中間トレイ２０３に収納される。

【００５３】２１９は両面記録と多重記録の経路との多
重フラッパであり、搬送路２１３と２１５の間に配設さ
れ、上方に回動することにより転写紙を多重記録用搬送
路２２１に導く。２２３は多重フラッパ２１９を通る転
写紙の末端を検知する多重排紙センサである。２２５は
経路２２７を通じて転写紙をドラム１３１側へ給紙する
給紙ローラである。２２９は機外へ転写紙を排出する排
出ローラである。

【００５４】両面記録（両面複写）時や多重記録（多重
複写）には、まず、本体１００の排紙フラッパ２１１を
情報に上げて複写済の転写紙をペディスタル２００の搬
送路２１３，２１５をして中間トレイ２０３に格納す
る。このとき、両面記録時には多重フラッパ２１９を下
げておき、多重記録時には多重フラッパ２１９を上げて
おく。この中間トレイ２０３は、例えば９９枚までの複
写紙を格納することができる。中間トレイ２０３に格納
された転写紙は中間トレイおもり２１７により押えられ
る。

【００５５】次に行う裏面記録時、または多重記録時に
は中間トレイ２０３に格納されている転写紙が、下から
１枚ずつ給紙ローラ２２５、おもり２１７との作用によ
り、経路２２７を介して本体１００のレジストローラ１
５９へ導かれる。 Ｃ．ＲＤＦ（循環式自動原稿送り装置）（３００） 図２２に詳細に示すように、ＲＤＦ３００には原稿束Ｓ
をセットする第１の原稿トレイとしての積載トレイ３１
０と、原稿束ＳＳをセットする第２の原稿トレイとして
の積載トレイ３５０が装備されている。

【００５６】また、積載トレイ３１０側には、原稿給送
手段の一方の部分を構成する給送紙が装備されている。
この給送手段は、半月ローラ３３１と、分離搬送ローラ
３３２と、分離ベルト３３３と、分離モータＳＰＲＭＴ
Ｒと、レジスト・ローラ３３５と、全面ベルト３３６
と、ベルト・モータＢＥＬＴＭＴＲと、搬送大ローラ３
３８と、搬送モータＦＥＥＤＭＴＥと、排紙ローラ３４
０と、フラッパ３４１と、リサイクルレバー３４２と、
給紙ストッパ３４３と、給紙センサＥＮＴＳ、反転セン
サＴＲＮＳ、排紙センサＥＪＴＳ等から構成されてい
る。

【００５７】ここで、半月ローラ３３１と分離搬送ロー
ラ３３２と分離ベルト３３３は、分離モータＳＰＲＭＴ
Ｒににより回転して、積載トレイ３１０上の原稿束Ｓの
最下部から原稿を１枚ずつ分離する。

【００５８】また、レジスト・ローラ３３５と全面ベル
ト３３６は、ベルト・モータＢＥＴＭＴＲにより回転し
て分離された原稿をシートパスａ，ｂを介して原稿台ガ
ラス１０１上の露光位置（シートパスｃ）まで搬送す
る。また、搬送大ローラ３３８は搬送モータＦＥＥＤＭ
ＴＲにより回転して原稿台ガラス１０１上の原稿をシー
トパスｃからシートパスｅに搬送する。このシートパス
ｅに搬送された原稿は、排紙ローラ３４０により原稿を
積載トレイ３１０の原稿束Ｓ上に戻される。

【００５９】また、リサイクルレバー３４２は、原稿の
一循環を検知するもので、原稿給送開始時にリサイクル
レバー３４２を原稿束Ｓの上部に載せ、原稿が順次給送
され、最終原稿の後端がリサイクルレバー３４２を抜け
る時に自重で落下したことで原稿の一循環を検知する。

【００６０】上記給送手段３３０では、両面原稿時に、
原稿を一旦シートパスａ，ｂからｃに導き、次いで搬送
大ローラ３３８を回転し、フラッパ３４１を図３に示す
点線位置に切り換えることで原稿の先端をシートパスｄ
に導き、次いでレジストローラ３３５によりシートパス
ｂを通し、この後全面ベルト３３６で原稿を原稿台ガラ
ス１０１上に搬送して停止することで原稿を反転させて
いる。すなわち、原稿をシートパスｃ〜ｄ〜ｂの経路で
反転させている。

【００６１】なお、原稿束Ｓの原稿を１枚ずつシートパ
スａ〜ｂ〜ｃ〜ｄ〜ｅを通して、リサイクルレバー３４
２により一循環したことが検知されるまで搬送すること
によって、原稿の枚数をカウントすることができる。

【００６２】更に、該ＲＤＦ３００の本体右方には、プ
ラテン１０１上の画像読み取り終了後のシート原稿Ｓを
プラテン１０１への搬入方向とは反対側に排出し、原稿
トレイ３１０上の原稿束Ｓの最上部に搬出する第２の原
稿排紙路（シートパスｇ）が構成されている。シートパ
スｇ中には、シート原稿Ｓを搬送するための第１搬送ロ
ーラ３４３、第２搬送ローラ３４４が配置され、更にシ
ートパスｇの下流には第２の排紙ローラ３４５が設けら
れており、該シートパスｇを搬送されてきたシート束Ｓ
を原稿トレイ３１０上の原稿束Ｓの最上部に排出する。

【００６３】シートパスｇ上方には、原稿排紙カバー３
４６が配置されていて、全面ベルト３３６下流近傍から
シートパスｎに分岐する第３の原稿排紙路（シートパス
ｎ）が構成される。シートパスｃとシートパスｎの分岐
部には搬送路の切り換えを行うための排紙フラッパ３５
５が配置されていて、排紙フラッパソレノイドＲＦＬＡ
ＰＳＬのＯＮ／ＯＦＦにより図中実線位置と破線位置の
間を揺動することによりパスの切り換えを行っている、
シートパスｎの下流には第３の排紙ローラ３６２が設け
られており、シートパスｎを搬送されてきたシート原稿
Ｓを原稿排紙カバー３４６上に排出する。

【００６４】シートパスｇには排紙路中のシート原稿Ｓ
の前端及び後端を検知するための透過型の光センサであ
る第２排紙センサＬＯＯＰＥＪＴＳが配置されている。

【００６５】該ＲＤＦ３００本体右側面には、本体外部
からＲＤＦ本体内にシート原稿を受け入れる原稿搬入パ
ス（シートパス１）が開口していて、シートパス１から
前記シートパスｇに合流する原稿搬入路が構成されてい
る。

【００６６】次に原稿トレイ３１０の揺動動作について
説明する。トレイ揺動モータＴＲＡＹＭＴＲのモータ出
力軸はトレイ揺動アーム軸３４８に結合されている。原
稿トレイ３１０の下面にはトレイ揺動コロ３４７が結合
している。トレイ揺動コロ３４７はトレイ揺動アーム３
４９の先端に設けられ、トレイ揺動アーム３４９の反対
側はトレイ揺動アーム軸３４８に固定されていて、トレ
イ揺動アーム軸３４８が回転することによりトレイ揺動
アーム３４９は図中実線と破線位置の間を揺動し、原稿
トレイ３１０を揺動中心の回りに図中実線位置と破線位
置間を揺動する。

【００６７】ＴＲＡＹＵＰＬＭＴＳＷは原稿トレイ３１
０が上方位置（実線位置）に到達したことを検知する上
部リミットスイッチで、ＴＲＡＹＤＯＷＮＬＭＴＳＷは
原稿トレイ３１０が下方位置（破線位置）に到達したこ
とを検知する下部リミットスイッチであって、トレイ揺
動モータＴＲＡＹＭＴＲは上部、下部リミットスイッチ
の検知より回転を制御する。

【００６８】また、積載トレイ３５０側にも原稿給送手
段の他方の部分を構成する給送手段が装備されている。
この給送手段は、半月ローラ３５１と、分離搬送ローラ
３５２と、分離ベルト３５３と、レジストローラ３５４
と、搬送モータＲＦＥＥＤＭＴＲと、給紙ストッパ３５
９と、予約給紙センサＲＥＮＴＳと、原稿検知センサＲ
ＥＭＰＳと、排紙ローラ３６２等から構成されている。

【００６９】ここで、搬送モータＲＦＥＥＤＭＴＲをオ
ンすると、半月ローラ３５１と、分離搬送ローラ３５２
と、分離ベルト３５３が回転して、積載トレイ３５０上
の原稿束ＳＳの最下部から原稿を１枚ずつ分離する。

【００７０】また、搬送モータＲＦＥＥＤＭＴＲをオン
してレジストローラ３５４を回転し、またベルトモータ
ＢＥＬＴＭＴＲを逆転オンして全面ベルト３３６を逆転
させると、原稿束ＳＳから分離された原稿をシートパス
ｋ，ｃに搬送することができる。

【００７１】なお、ベルトモータＢＥＬＴＭＴＲを正転
オンして全面ベルト３３６を正転し、また、予約搬送モ
ータＲＦＥＥＤＭＴＲを逆転オンして排紙ローラ３６２
を逆転すると、原稿台ガラス１０１上の原稿をシートパ
スｃからシートパスｎを通って上カバー３４６上に排紙
することができる。

【００７２】図２１は上述の本体１００に設けた操作パ
ネルの配置構成例を示す。操作パネルは、後に述べるよ
うなキー群６００とディスプレイ群７００とを有する。 Ｄ．シート後処理装置（４００） 図２４、図２５、図２６によりソータについて説明す
る。同図において、ソータ４００，４０１は機体４０２
及びビンユニットからなり、この機体４０２は搬入口４
０４に近傍して搬入ローラ対４０５を備えている。搬入
ローラ対４０５の下流には、搬送パス４０６あるいは４
０７へシート搬送方向を切り換えるフラッパ４０９が配
設されている。そして、一方の搬送パス４０６はほぼ水
平方向に延びて、その下流に搬送ローラ対４１０が配設
されており、また他方の搬送パス４０６は下方向に延び
て、その下流に搬送ローラ対４１１が配設されており、
更に該ローラ対４１１の近傍位置でステイプラ４１２が
配設されている。

【００７３】搬入ローラ対４０５と搬送ローラ対４１
０，４１１は、搬送モータ４１３（図２７参照）により
駆動されている。上記搬送パス４０６には、シートの通
過を検出するノンソートパスセンサＳ４０１が、そして
搬送パス４０７にはソートパスセンサＳ４０２が配設さ
れている。また、搬送ローラ対４１０及び４１１の下流
側には、多数のビンＢを備えているビンユニットが配置
されており、このビンユニット４０３のフック４１６に
一端を係合し、他端を機体４０２に固定したばね４１５
で重畳を保持することにより、ビンユニット４０３は昇
降自在に支持さえている。

【００７４】ビンユニットの基端側の上下部には、ガイ
ドローラ４１７，４１９が回動自在に支持されており、
このガイドローラ４１７，４１９は前記機体４０２に上
下方向に延びるように設けらた案内溝４２０内を転動し
て前記ビンユニットを案内するように構成されている。
また、機体４０２にはシフトモータ４２１が配設されて
いる。機体４０２に枢支された回転軸４２２にはリード
カム４２３及びスプロケット４２５が固定されている。
このスプロケット４２５と前記シフトモータ４２１の出
力軸とにはチェーン４２６が張設されており、これによ
ってモータ４２１の回転がチェーン４２６を介して回転
軸４２２へ伝達されるようになっている。

【００７５】更に、前記ビンユニットは傾斜部及び垂直
部からなる底部フレーム４２７と、この底部フレーム４
２７の先端手前側と奥側とに垂直に設けられた対をなす
フレーム４２９、フレーム４２９によって支持されたカ
バー４３０により構成されるユニット本体４３１を有し
ている。このユニット本体４３１の手前側にはシートＰ
（図２５参照）に当接して整合する基準板４５５が設け
られている。そして、上記底部フレーム４２７の基端奥
側には、整合モータ４３２により回動する下アーム４３
３が回動自在に支持されている（図２６参照）。更にカ
バー４３０の前記下アーム４３３と対向する位置に上ア
ーム４３５が、上記カバー４３０に回動自在に支持され
た軸４３６に固定されており、この上アーム４３５の回
動中心と前記下アーム４３３の回動中心には軸４３７が
架設されている。

【００７６】また、上記下アーム４３３の先端と上記上
アーム４３５の先端とには、整合棒４３９が架設されて
おり、この整合棒４３９は整合モータ４３２により回動
するように構成されている。上記整合モータ４３２はス
テッピングモータであって、整合棒４３９の位置は、ス
テッピングモータに与えるパルス数で正確に制御でき
る。また、符号Ｓ４０３は、整合棒４３９の位置を検知
するための整合棒ホームセンサであって、整合棒４３９
の位置は整合棒ホームセンサと整合モータ４３２に与え
られるパルス数で制御できる。

【００７７】前記ビンＢは、図２５に示すように、先端
手前及び奥にそれぞれ係合板４４０が形成されている。
この係合板４４０が、前記フレーム４２９の内側に設け
られた支持板（図示略）と係合することにより、ビンＢ
は先端側を支持されるようになっている。また、ビンＢ
の基端手前及び奥側にはそれぞれ支持軸４４１が固定さ
れており、この支持軸４４１にはローラ４４２が回動自
在に支持されている。

【００７８】更にビンＢには、前記軸４３７から所定距
離に前記整合棒４３９の回転距離より長くかつ前記整合
棒４３９の幅よりも十分幅広な長孔４４３が開設されて
いる。ビンＢの基端部Ｂａはシート収納面Ｂｂに対して
垂直に立ち上がっている。ビンＢは機体４０２に対して
先端を上に所定角度傾斜しており、この傾斜によりシー
トＰは、前記シート収納面Ｂｂを滑って後端を基端部Ｂ
ａに当接して前後方向を整合されるようになっている。

【００７９】そして、ビンＢ１，Ｂ２…の長孔４４３に
は前記整合棒４３９が嵌挿されており、この整合棒４３
９は長孔４４３内を回動してシートＰを前記整合基準板
４５５へ当接・整合するように構成されている。また、
前記リードカム４２３は前記ローラ４４２よりも若干幅
の広い溝４２３ａが螺旋状に刻設されてローラ４４２と
係合しており、リードカム４２３の回転によりローラ４
４２は溝４２３ａに沿って昇降するように構成されてい
る。なお、リードカム４２３の１回転はリードカム４２
３の近傍に配設されたリードカムセンサＳ４０４によっ
て検出される。また、ビンユニット４０３の位置はビン
ホームポジションセンサＳ４０５によって検出される。

【００８０】前記ビンＢの最下部には２連ステー４４５
が設けられている。この２連ステー４４５は、前記ビン
Ｂ同様に前記ローラ４４２が回動自在に支持されてい
て、更に２連パスユニット４４６が支持可能な構成とな
っている。２連パスユニット４４６は２連目のソータ４
０１にシートＰを搬送するものであって、リードカム４
２３を回転して２連パスユニット４４６を２連目のロー
ラ対４１１と対向する位置に移動し、図示しない２連パ
スモータ４４７によりシートＰを搬送することで、複写
機本体１００から排出されたシートＰを２連目に収納す
ることができる。なお、ノンソートモードの場合、前記
ビンＢの最下部に位置するノンソートトレイ４３０に排
出される。そして、ノンソートトレイ４３０のシートＰ
の存在有無は、ノンソートトレイ紙有無検知センサＳ４
０９によって検出できる。

【００８１】ソートビンＢ上のシートＰの存在は、ソー
トトレイ紙有無検知センサ（シート後処理位置選択手
段）Ｓ４０７によって検出できる。

【００８２】また、ステイプラ４１２，４８０は電動ス
テイプラである。これらのステイプラは、図示しない揺
動モータ４５０，４８１により、図２５の片矢印方向に
揺動されて実線で示す位置へ移動し、図示しないソレノ
イド４４０，４８２により針打ちが行われ、再び揺動モ
ータ４５０，４８１によって揺動されてビンＢから退避
して図２５に示す点線の位置に移動する。

【００８３】なお、ステイプラ４８０は、排紙される紙
サイズに応じて、矢印の両方向に移動可能であり、転写
紙の端にステイプル可能である。

【００８４】ステイプラ４１２，４８０の選択について
は、後述する。

【００８５】ステイプラ４１２，４８０はこのようにし
てビンＢ内のシートＰを綴じ、その後シフトモータ４２
１によりビンＢを１ビン移動させ、次のビンＢに積載さ
れたシートＰを綴じていく。なお、Ｓ４０６はマニュア
ルステイプルキーであって、ソート終了後にマニュアル
ステイプルキーＳ４０６を押下された場合はステイプル
動作を行う。 Ｅ．キー群（６００） 図２１において６０１はアスタリスク（＊）キーであ
り、オペレータ（使用者）が綴じ代の量の設定とか、原
稿枠消しのサイズ設定等のモード設定のときに用いる。
６０６はオールリセットキーであり、標準モードに戻す
ときに押す。６０２は予熱キーであり、本体１００の機
械を予熱状態にするときと、予熱状態を解除するときに
押す。また、オートシャフトオフ状態から標準モードに
復帰させるときにもこのキー６０２を押す。

【００８６】６０５は複写開始キー（コピースタートキ
ー）であり、複写を開始するときに押す。

【００８７】６０４はクリア・ストップキーであり、待
機（スタンバイ）中はクリアキー、複写記録中はストッ
プキーの機能を有する。このクリアキーは、設定した複
写枚数を解除するときに押す。また＊（アスタリスク）
モードを解除するときにも使用する。またストップキー
は連続複写を中断するときに押す。この押した時点での
複写が終了した後に、複写動作が停止する。

【００８８】６０３はテンキーであり、複写枚数を設定
するときに押す。また、＊（アスタリスク）モードを設
定するときのも使う。６１９はメモリキーであり、使用
者が頻繁に使うモードを登録しておくことができる。こ
こではＭ１〜Ｍ４の４通りの登録ができる。

【００８９】６１１及び６１２は複写濃度キーであり、
複写濃度を手動で調節するときに押す。６１３はＡＥキ
ーであり、原稿の濃度に応じて、複写濃度を自動的に調
節するときに、またはＡＥ（自動濃度調節）を解除して
濃度調節をマニュアル（手動）に切り換えるときに押
す。６０７はカセット選択キーであり、上段カセット１
５１、中断カセット１５３、下段ペーパーデッキ２０１
を選択するときに押す。また、３００に原稿が載ってい
るときには、このキー６０７によりＡＰＳ（自動用紙選
択）が選択できる。ＡＰＳが選択されたときには、原稿
と同じ大きさの転写紙のカセットが自動選択される。

【００９０】６１０は等倍キーであり、等倍（原寸）の
複写をとるときに押す。６１６はオート変倍キーであ
り、指定した転写紙のサイズに合わせて原稿の画像を自
動的に縮小・拡大するときに押す。６１７及び６１８は
ズームキーであり、６４〜１４２％の間で任意の倍率を
指定するときに押す。６０８及び６０９は定形変倍キー
であり、定形サイズの縮小・拡大を指定するときに押
す。

【００９１】６２６は両面キーであり、片面原稿から両
面複写、両面原稿から両面複写、また両面原稿から片面
複写をとるときに押す。６２５は綴じ代キーであり、転
写紙の左側へ指定された長さの綴じ代を作成することが
できる。６２４は写真キーであり、写真原稿を複写する
ときに押す。６２３は多重キーであり、２つの原稿から
転写紙の同じ面に画像を作成（合成）するときに押す。

【００９２】６２０は原稿枠消しキーであり、使用者が
定形サイズ原稿の枠消しを使うときに押し、その際の原
稿のサイズはアスタリスクキー６０１で設定する。

【００９３】６２１はシート枠消しキーであり、カセッ
トサイズの大きさに合わせて原稿の枠消しをするときに
押す。

【００９４】６２２はページ連写キーであり、原稿の左
右ページをそれぞれ別の用紙に分けて複写するときに押
す。

【００９５】６１４は排紙方法（ステイプル、ソート、
グループ）選択キーであり、記録後の用紙をステイプル
で綴じることのできるステイプラが接続されている場合
は、ステイプルモード、ソートモードの選択または解除
ができ、仕分けトレイ（ソータ）が接続されている場合
は、ソートモード、グループモードの選択または解除が
できる。

【００９６】６１５は紙折り選択キーで、Ａ３やＢ４の
サイズの記録済用紙を断面Ｚ形に折るＺ折りと、半分に
折る半折りの選択及び解除ができる。

【００９７】６２７は割り込みキーであり、複写中に押
すとその複写が中断され、新たな複写（以下、割り込み
複写と称する）可能状態となる。また、割込み複写のモ
ード設定中に押すと、割り込み可能状態が解除される。

【００９８】６２８は予約キーであり、予約複写の登録
・解除ができる。予約キー６２８を押すとすでに設定さ
れている複写モードとは異なる複写モードの設定が可能
な状態となる。ここで、登録したい複写モードを設定
し、設定を終了するときに６２９の予約設定キーを押
す。これにより、設定した複写モードが８０５ＲＡＭ上
に記憶される。

【００９９】６３０は２in１モードキーで、原稿をプラ
テンガラス上に複数枚載置し、該複数枚の原稿画像を１
枚の転写紙に画像形成する２in１モードの選択及び解除
ができる。

【０１００】６３２は本発明に関わる横書き縦書き原稿
選択キーで、前記２in１モードキーで２in１モードが指
定されたときの複数原稿の載置順序を選択することがで
き、省略時は、縦書き原稿選択となる。

【０１０１】６３４は奇偶入力キーで、原稿束の総枚数
が奇数の場合にこのキーを押圧することで複写機に原稿
枚数を知らせることができる。 Ｆ．ディスプレイ群（７００） 図２１において、７０１はＬＣＤ（液晶）タイプのメッ
セージディスプレイであり、複写に関する情報を表示す
るもので例えば５×７ドットで１文字分をなし、４０文
字分メッセージと、定形変倍キー６０８，６０９、等倍
キー６１０、ズームキー６１７，６１８で設定した複写
倍率を表示できる。このディスプレイ７０１は半透過型
液晶であって、バックライトに２色用いてあり、通常は
グリーンのバックライトが点灯し、異常時とか複写不能
状態時にはオレンジのバックライトが点灯する。

【０１０２】７０６は等倍表示器であり、等倍を選択し
たときに点灯する。７０３はカラー現像器表示器であ
り、セピア現像器をセットすると点灯する。７０２は複
写枚数表示器であり、複写枚数または自己診断コードを
表示する。７０５は使用カセット表示器であり、上段カ
セット１５１、中断カセット１５３、下段デッキ２０１
のいずれかが選択されているかを表示する。７０４はＡ
Ｅ表示器であり、ＡＥキー６１３によりＡＥ（自動濃度
調節）を選択したときに点灯する。７０９は予熱表示器
であり、グリーンとオレンジの２色ＬＥＤであって、レ
ディ時（コピー可能時）にはグリーンが点灯し、ウェイ
ト時（コピー不可時）にはオレンジが点灯する。

【０１０３】７０８は両面複写表示器であり、両面原稿
から両面複写、片面原稿から両面複写のいずれかを選択
したときに点灯する。

【０１０４】なお、標準モードでＲＤＦ３００を使用し
ているときでは、複写枚数１枚、濃度ＡＥモード、オー
ト用紙選択、等倍、片面原稿から片面複写の設定にな
る。ＲＤＦ３００を未使用時の標準モードでは複写枚数
１枚、濃度マニュアルモード、等倍、片面原稿から片面
複写の設定となっている。ＲＤＦ３００の使用時と未使
用時の差はＲＤＦ３００に原稿がセットされているかど
うかかで決まる。

【０１０５】また、７１０は電源ランプで、電源スイッ
チをオンすると点灯する。

【０１０６】７１１は割り込み表示器で割り込み複写の
モード設定しているとき、及び割り込み複写中に点灯す
る。

【０１０７】７１２は予約登録表示器で、予約複写が登
録されているときに点灯する。 Ｇ．本体制御装置（８００） 図２３は図１の実施例の制御装置８００の回路構成例を
示す。図２３において８０１は本発明を実行するための
演算制御を行う中央処理装置（ＣＰＵ）であり、例えば
ＮＥＣ（日本電気（株））製のマイクロコンピュータＶ
５０を使用する。８０３は図２８以降に示すような制御
手順（制御プログラム）をあらかじめ格納した読み取り
専用メモリ（ＲＯＭ）であり、ＣＰＵ８０１はこのＲＯ
Ｍに格納された制御手順に従ってバスを介して接続され
た各構成装置を制御する。８０５は入力データの記憶や
作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるところ
のランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）である。

【０１０８】８０７はメインモータ１３３等の負荷にＣ
ＰＵ８０１からの制御信号を出力するインターフェース
（Ｉ／Ｏ）、８０９は画先センサ１２１等の入力信号を
入力してＣＰＵ８０１に送るインターフェース、８１１
はキー群６００とディスプレイ群７００とを入出力制御
するインターフェースである。こかれらのインターフェ
ース８０７，８０９，８１１は例えばＮＥＣの入出力回
路ポートｕＰＤ８２５５を使用する。

【０１０９】更に、バスを介して公知の通信ＩＣ（例え
ば、ｕＰＤ８２５１）が接続されており、該通信ＩＣ
は、更に、ＲＤＦ、及びソータ側の通信ＩＣと接続さ
れ、複写機本体とＲＤＦ、及びソータの相互制御に必要
な制御データを逐次通信によって授受している。

【０１１０】複写機本体よりＲＤＦに送信するデータ
は、ＲＤＦに積載されている原稿の給紙を促す給紙信
号、プラテンガラス１０１上の原稿の排紙を促す排紙信
号、及び予約原稿も含めた原稿の給排紙の形態を決める
給排紙モードであり、また複写機本体よりソータに送信
するデータは、画像形成モード、ソータに収納するモー
ド、収納されるシートサイズ、タイミング信号等であ
る。 Ｈ．ＲＤＦ制御装置（９００） 図２３は本実施例の循環型原稿自動搬送装置の制御装置
（９００）の回路構成を示すブロック図であり、制御回
路はＲＯＭ，ＲＡＭ等を内蔵したワンチップマイクロコ
ンピュータ（ＣＰＵ）９０１を中心に構成されており、
該マイコン９０１の入力ポートには各種センサの信号が
入力される。また該マイコン９０１の出力ポート１に
は、ドライバを介して各負荷が接続されており、更に通
信ＩＣ９０３を介して複写機本体との間で制御データの
授受を行っている。ＲＤＦより複写機本体に送信される
データは、原稿のプラテンガラス上への給紙完了を示す
給紙完了信号等である。 Ｉ．ソータ制御装置（１０００） また、ソータ１は、図２７に示すように、中央演算処理
装置（ＣＰＵ）１００１、読み出し専用メモリ（ＲＯ
Ｍ）１００２、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）１０
０３、出力ポート１００４、入ポート１００５等からな
る制御装置１０００を備えており、ＲＯＭ１００２には
制御プログラムが格納され、ＲＡＭ１００３には入力デ
ータや作業用データが記憶されている。また出力ポート
１００４には前述したシフトモータ４１６等の各種モー
タやソレノイド駆動手段が接続され、入力ポート１００
５にはノンソートパスセンサＳ４０１等のＳ４０１から
Ｓ４０６までの各センサ及びスイッチが接続され、ＣＰ
Ｕ１００１がＲＯＭ００２に格納された制御プログラム
に従ってバスを介して接続された各部を制御する。ま
た、ＣＰＵ１００１はシリアルインターフェース機能を
備えており、複写機本体のＣＰＵとシリアル通信を行っ
て、複写機本体からの信号により各部を制御すると共に
次ソータへ動作信号を出力する。

【０１１１】そして、ビンＢ１，Ｂ２…の長孔４４３に
は前記整合棒４３９が嵌挿されており、この整合棒４３
９は長孔４４３内を回動してシートＰを前記整合基準板
４５５へ当接・整合するように構成されている。また、
前記リードカム４２３は前記ローラ４４２よりも若干幅
の広い溝４２３ａが螺旋状に刻設されてローラ４４２と
係合しており、リードカム４２３の回転によりローラ４
４２は溝４２３ａに沿って昇降するように構成されてい
る。なお、リードカム４２３の１回転はリードカム４２
３の近傍に配設されたリードカムセンサＳ４０４によっ
て検出される。また、ビンユニット４０３の位置はビン
ホームポジションセンサＳ４０５によって検出される。

【０１１２】前記ビンＢの最下部には２連ステー４４５
が設けられている。この２連ステー４４５は、前記ビン
Ｂ同様に前記ローラ４４２が回動自在に支持されてい
て、更に２連パスユニット４４６が支持可能な構成とな
っている。２連パスユニット４４６は２連目のソータ４
０１にシートＰを搬送するものであって、リードカム４
２３を回転して２連パスユニット４４６を２連目のロー
ラ対４１１と対向する位置に移動し、図示しない２連パ
スモータ４４７によりシートＰを搬送することで、複写
機本体１００から排出されたシートＰを２連目に収納す
ることができる。

【０１１３】なお、ノンソートモードの場合、前記ビン
Ｂの最上部に位置するノンソートトレイ４３０に排出さ
れる。そして、ノンソートトレイ４３０のシートＰの存
在有無は、ノンソートトレイ紙有無検知センサＳ４０９
によって検出できる。

【０１１４】ソートビンＢ上のシートＰの存在は、ソー
トトレイ紙有無検知センサ（シート後処理位置選択手
段）Ｓ４０７によって検出できる。

【０１１５】また、ステイプラ４１２は電動ステイプラ
である。このステイプラ４１２は、図示しない揺動モー
タ４５０により図２５の矢印方向に揺動されて実線で示
す位置へ移動し、図示市内ソレノイド４４０により針打
ちが行われ、再び揺動モータ４５０によって揺動されて
ビンＢから退避して図２５に示す点線の位置に移動す
る。

【０１１６】ステイプラ４１２はこのようにしてビンＢ
内のシートＰを綴じ、その後シフトモータ４２１により
ビンＢを１ビン移動させ、次のビンＢに積載されたシー
トＰを綴じていく。なお、Ｓ４０６はマニュアルステイ
プルキーであって、ソート終了後にマニュアルステイプ
ルキーＳ４０６を押下された場合はステイプル動作を行
う。

【０１１７】本発明の実施例における制御の流れを図２
８から図３３のフローチャートを用いて説明する。まず
図２８、図３２により自動原稿搬送装置及び画像形成装
置での画像形成動作について説明をする。ＳＴＥＰ１で
原稿セットし、ＳＴＥＰ２で操作部から、モードキー６
０６により片面複写モードを選択し、２in１モードキー
６３０により２in１モードを選択し、ＳＴＥＰ３でコピ
ースタートキー６０５を押して複写処理をスタートす
る。

【０１１８】ＳＴＥＰ５において、原稿縦書き／横書き
選択手段の選択の結果、ＲＤＦ３００の原稿トレイ上の
原稿を最下部より１枚ずつ順番に給紙する正順給紙指令
をＲＤＦ３００に送信し（ＳＴＥＰ６）、図２９のＡの
位置（以降、左載置位置と称する）、Ｂの位置（以降、
右載置位置と称する）の両方に原稿を載置すべく、ＲＤ
Ｆ３００に２in１原稿左右載置指令を送信し（ＳＴＥＰ
８）、給紙完了を待ち（ＳＴＥＰ９）、その後、ＲＤＦ
３００からの原稿左右載置応答（ＳＴＥＰ９）が肯定で
あれば、後述するコピー処理１を行う（ＳＴＥＰ１
０）。

【０１１９】コピー処理１の終了後、最終原稿か否かの
判別を行い（ＳＴＥＰ１１）、否定判定であった場合に
は、ＳＴＥＰ１２に進み、プラテンガラス上に２枚載置
されている原稿の順番を入れ換えて排紙する逆順排紙指
令と、次原稿を給紙するための正順給紙指令を送信し
（ＳＴＥＰ１２）、その排給紙処理の完了を待って（Ｓ
ＴＥＰ１３）、ＳＴＥＰ１０に戻り処理を繰り返す。

【０１２０】ＳＴＥＰ１１において、肯定判定であった
場合、ＳＴＥＰ１４に進み、原稿を順番を入れ換えて排
紙する逆順排紙指令を送信し、原稿の排紙完了を待って
（ＳＴＥＰ１５）、複写全処理を終了する。

【０１２１】ＳＴＥＰ９において、否定判定であった場
合、ＳＴＥＰ１０に進み、後述するコピー処理２を実行
する（ＳＴＥＰ１０′） コピー処理２の終了後、最終原稿か、否かの判別を行い
（ＳＴＥＰ１１´）、否定判定であった場合には、ＳＴ
ＥＰ１２に進み、プラテンガラス上に１枚載置されてい
る原稿を排紙する正順排紙指令と、次原稿を給紙するた
めの正順給紙指令を送信し（ＳＴＥＰ１２´）、その排
給紙処理の完了を待って（ＳＴＥＰ１３）、ＳＴＥＰ１
０に戻り処理を繰り返す。

【０１２２】ＳＴＥＰ１１′において、肯定判定であっ
た場合、ＳＴＥＰ１４′に進み、原稿を順番に排紙する
正順排紙指令を送信し、原稿の排紙完了を待って（ＳＴ
ＥＰ１５´）、複写全処理を終了する。 （コピー処理１）このコピー処理１は、公知の画像形成
処理であり、図３０に示すフローチャートに基づいて説
明する。

【０１２３】ＳＴＥＰ１で光学系がフォワードスキャン
を開始し、画先センサにより画先を検知したら（ＳＴＥ
Ｐ２）、Ａ原稿の露光と共に原稿画像の形成をＡ原稿長
分行い（ＳＴＥＰ３，４）、所定の紙間分のスキャンを
終えた後（ＳＴＥＰ５）、Ａ原稿と同様にＢ原稿の露光
と共に原稿画像の形成をＢ原稿長分行う（ＳＴＥＰ６，
７）。

【０１２４】その後、光学系のモータをオフし（ＳＴＥ
Ｐ８）、バックスキャンを開始して（ＳＴＥＰ９）、所
定のバックスキャン制御を実行して光学系を所定のホー
ム位置に戻すことで（ＳＴＥＰ１０，１１，１２，１
３）、コピー処理を終了する。 （コピー処理２）コピー処理２は、公知の画像形成処理
であり、図３１に示すフローチャートに基づいて説明す
る。

【０１２５】ＳＴＥＰ１で光学系がフォワードスキャン
を開始し、画先センサにより画先を検知したら（ＳＴＥ
Ｐ２）、Ａ原稿の露光と共に原稿画像の形成をＡ原稿長
分行い（ＳＴＥＰ３，４）、その後、光学系のモータを
オフし（ＳＴＥＰ８）、バックスキャンを開始して（Ｓ
ＴＥＰ９）、所定のバックスキャン制御を実行して光学
系を所定のホーム位置に戻すことで（ＳＴＥＰ１０，１
１，２，１３）、コピー処理を終了する。 （コピー処理３）このコピー処理３は、公知の画像形成
処理であり、図３２に示すフローチャートに基づいて説
明する。

【０１２６】ＳＴＥＰ１で光学系がフォワードスキャン
を開始し、画先センサにより画先を検知したら（ＳＴＥ
Ｐ２）、Ａ原稿長分空スキャンを行い（ＳＴＥＰ４）、
更に所定の紙間分のスキャンを終えた後（ＳＴＥＰ
５）、Ｂ原稿の露光と共に原稿画像の形成をＢ原稿長文
行い（ＳＴＥＰ６，７）、その後、光学系のモータをオ
フし（ＳＴＥＰ８）、バックスキャンを開始して（ＳＴ
ＥＰ９）、所定のバックスキャン制御を実行して光学系
を所定のホーム位置に戻すことで（ＳＴＥＰ１０，１
１，１２，１３）、コピー処理を終了する。

【０１２７】次に図３３を用いてモード設定に関する処
理の説明を行う。

【０１２８】図３３のモード処理において、モードのチ
ェックを行っている。

【０１２９】まず、ＳＴＥＰ１、ＳＴＥＰ２でオートス
テイプルモードか、２in１モードかをそれぞれチェック
し、どちらもＹＥＳの場合はＳＴＥＰ３で両モードの解
除を行う。これでオートステイプルモードと２in１モー
ドの同時設定は禁止され、丁合い位置が所望の位置と異
なるという誤操作を未然に防ぐことが可能となってい
る。 〈参考実施例２〉 参考実施例１では、図３３において強制的にオートステ
イプルモードと２in１モードの同時設定の際に両モード
を解除していたが、同時に設定された場合に片方のモー
ドを解除することにより同様の効果を得ることができ
る。

【０１３０】図２８、図３０、図３４〜図３６の処理を
行うことで実現できる。

【０１３１】図２８、図３０に関しては実施例１で説明
済のため説明を省略し、図３４〜図３６より説明を行
う。

【０１３２】図３４〜図３６を用いてシート後処理装置
に関する動作の説明を行う。

【０１３３】上記の説明で処理された画像形成シートは
画像形成装置より排出されシート後処理装置において収
納、分類、丁合いされる。

【０１３４】図３４でソータ処理のフローを示す。

【０１３５】まずＳＴＥＰ１においてシート収納動作の
開始を待ち、開始した場合ＳＴＥＰ２のシート収納処理
（後述）を行う。そしてシート収納動作の後ＳＴＥＰ３
に進み、オートステイプルモードである場合はＳＴＥＰ
４に進み、オートステイプルモードでない場合はＳＴＥ
Ｐ１に戻る。ＳＴＥＰ４では２in１モードの判別を行い
２in１モードでない場合はＳＴＥＰ５のオートステイプ
ル処理（後述）を行い、２in１モードである場合はＳＴ
ＥＰ１に戻る。

【０１３６】図３５にシート収納処理を示す。

【０１３７】ＳＴＥＰ１でシート収納動作の完了を監視
し、完了した場合はシート収納処理を終了する。ＳＴＥ
Ｐ１でシート収納動作が完了していない場合は、ＳＴＥ
Ｐ２、ＳＴＥＰ３、ＳＴＥＰ４でそれぞれシート検知用
のパスセンサのオン、オフそして収納用のビンへの排出
動作の完了を待つ。ＳＴＥＰ４でシートの排出動作が完
了した後、ＳＴＥＰ５でソートモードでない場合処理を
ＳＴＥＰ１に戻す。ＳＴＥＰ５でソートモードである場
合はソート方向の反転動作が必要かを判断する（ＳＴＥ
Ｐ６）。反転動作が必要である場合はシフト動作をを反
転させ、必要でない場合はシフト動作に１ビンシフト動
作を行う（ＳＴＥＰ７、ＳＴＥＰ８）。

【０１３８】図３６でオートステイプル処理に関して説
明する。

【０１３９】ＳＴＥＰ１でシートが収納されている全て
のビンに関してステイプル動作が完了しているかを判断
し、完了している場合はオートステイプル処理を終了さ
せる。ＳＴＥＰ１で完了してない場合はビン内に収納さ
れているシートに関してステイプル動作を行い、ステイ
プルビンを切り換えるためビンシフト動作を行う（ＳＴ
ＥＰ２、ＳＴＥＰ３）。

【０１４０】２in１モードを設定した場合の排出時の画
像は、原稿搬送装置の積載トレイ上に積載する原稿の種
類（縦書き、横書き）、画像形成装置のプラテンガラス
上への載置位置により、図３７、図３８に示すとおり４
通りになる（(a) 〜(d) ）。このとき、決められたステ
イプル位置でステイプルを行い不具合でないのは(a)の
１通りだけであり、残り３通りではステイプルが不適で
ある。このため、２in１モード時にオートステイプル動
作を行うと使用者の予測位置と異なる位置へステイプル
されるという誤操作が起こることが少なくない。更に、
この場合プラテンガラス上に載置される原稿は２枚であ
るが、３枚以上の多数枚原稿を同時にプラテンガラス上
に載置し画像形成する場合は更に画像形成後のシート状
態の予測が困難になる。

【０１４１】以上説明したように、シート収納後自動的
にステイプルするオートステイプルモードにおいて、２
in１モード等の複数枚原稿より同時に画像形成を行うモ
ードを同時に設定された場合自動ステイプル動作を禁止
することによって、丁合い位置が所望の位置と異なると
いう誤操作を未然に防ぐことが可能となっている。

【０１４２】また、この場合ステイプルしても差し支え
ない場合は、排紙されたシート上の画像よりステイプル
するか否かを判断し、ステイプルする場合はステイプル
開始スイッチ等により別途ステイプル動作を実行すれば
よい。 〈参考実施例３〉 参考実施例２では、図３４〜図３６においてステイプル
動作が可能な場合であっても強制的にステイプル動作を
禁止していたが、ステイプル動作が可能な動作モード
か、不可能な動作モードかを判別できる場合は、動作モ
ードによりたとえ２in１モードかつオートステイプルモ
ードである場合でもオートステイプル動作の許可が行え
る。

【０１４３】以下、その実施例を述べる。

【０１４４】図２１に示す画像形成装置の操作部で６３
２は縦書き横書き原稿選択キーであり、このキーを使用
することにより、ステイプル動作が可能な動作モード
か、不可能な動作モードかの判別が可能となる。そして
可能な場合、オートステイプル動作を行うよう制御が可
能となる。

【０１４５】図３９〜図４１にフローを示す。

【０１４６】まず図１７により自動原稿搬送装置及び画
像形成装置での画像形成動作について説明をする。な
お、コピー処理１，２，３ではそれぞれ実施例１と同様
である。

【０１４７】まずＳＴＥＰ１で原稿セットし、ＳＴＥＰ
２で操作部から、モードキー６１６により片面複写モー
ドを選択し、２in１モードキー６３０により２in１モー
ドを選択し、ＳＴＥＰ３でコピースタートキー７０７を
押して複写処理をスタートする。

【０１４８】ＳＴＥＰ５において、原稿縦書き／横書き
選択手段の選択の結果、指定が縦書きの場合、ＲＤＦ３
００の原稿トレイ上の原稿を最下部より１枚ずつ順番に
給紙する正順給紙指令をＲＤＦ３００に送信し（ＳＴＥ
Ｐ６）、図２９のＡの位置（以降、左載置位置と称す
る）、Ｂの位置（以降、右載置位置と称する）の両方に
原稿を載置すべく、ＲＤＦ３００に２in１原稿左右載置
指令を送信し（ＳＴＥＰ８）、給紙完了を待ち（ＳＴＥ
Ｐ９）、その後、ＲＤＦ３００からの原稿左右載置応答
（ＳＴＥＰ９´）が肯定応答であれば、コピー処理１を
行う（ＳＴＥＰ１０）。

【０１４９】コピー処理１の終了後、最終原稿か否かの
判別を行う（ＳＴＥＰ１１）、否定判定であった場合に
は、ＳＴＥＰ１２に進み、プラテンガラス上に２枚載置
されている原稿の順番を入れ換えて排紙する逆順排紙指
令と、次原稿を給紙するための正順給紙指令を送信し
（ＳＴＥＰ１２）、その排給紙処理の完了を待って（Ｓ
ＴＥＰ１３）、ＳＴＥＰ１０に戻り処理を繰り返す。

【０１５０】ＳＴＥＰ１１において、肯定判定であった
場合、ＳＴＥＰ１４に進み、原稿を順番を入れ換えて排
紙する逆順排紙指令を送信し、原稿の排紙完了を待って
（ＳＴＥＰ１５）、複写全処理を終了する。

【０１５１】ＳＴＥＰ９において、否定判定であった場
合、ＳＴＥＰ１０に進み、コピー処理２を実行する（Ｓ
ＴＥＰ１０´）。

【０１５２】コピー処理２の終了後、最終原稿か、否か
の判別を行い（ＳＴＥＰ１１´）、否定判定であった場
合には、ＳＴＥＰ１２に進み、プラテンガラス上に１枚
載置されている原稿を排紙する正順排紙指令と、次原稿
を給紙するための正順給紙指令を送信し（ＳＴＥＰ１２
´）、その排給紙処理の完了を待って（ＳＴＥＰ１
３）、ＳＴＥＰ１０に戻り処理を繰り返す。

【０１５３】ＳＴＥＰ１１´において、肯定判定であっ
た場合、ＳＴＥＰ１４´に進み、原稿を順番に排紙する
正順排紙指令を送信し、原稿の排紙完了を待って（ＳＴ
ＥＰ１５´）、複写全処理を終了する。

【０１５４】ＳＴＥＰ５において否定判定であった場合
には、ＳＴＥＰ２０に進み、ＲＤＦ３００の原稿トレイ
上の原稿を最下部より１枚ずつ逆順に給紙する逆順給紙
指令をＲＤＦ３００に送信し、原稿を左右載置すべく、
ＲＤＦ３００に２in１原稿左右載置指令を送信し（ＳＴ
ＥＰ２２）、給紙完了を待ち（ＳＴＥＰ２３）、その後
ＲＤＦ３００からの原稿左右載置応答（ＳＴＥＰ２３
´）が肯定判定であればコピー処理１を行う（ＳＴＥＰ
２４）。

【０１５５】コピー処理１の終了後、最終原稿か否かの
判別を行い（ＳＴＥＰ２５）、否定判定であった場合に
は、ＳＴＥＰ２６に進みプラテンガラス上に２枚載置さ
れている原稿を順番に排紙する正順排紙指令と、次原稿
を順番を入れ換えて給紙するための逆順給紙指令を送信
し、その排紙給紙処理の完了を待って（ＳＴＥＰ２
７）、ＳＴＥＰ２４に戻り処理を繰り返す。

【０１５６】ＳＴＥＰ２３´において、否定判定であっ
た場合、ＳＴＥＰ２４´に進み、コピー処理３を実行し
（ＳＴＥＰ２４´）、ＳＴＥＰ２５に進む。

【０１５７】ＳＴＥＰ２５において、肯定判定であった
場合、ＳＴＥＰ２８に進み、原稿を順番に排紙する正順
排紙指令を送信し（ＳＴＥＰ２８）、原稿の排紙完了を
待って（ＳＴＥＰ２９）、複写全処理を終了する。

【０１５８】次に、図４１を用いてシート後処理装置に
関する動作の説明を行う。

【０１５９】上記の説明で処理された画像形成シートは
画像形成装置より排出されシート後処理装置において収
納、分類、丁合いされる。

【０１６０】図４１でソータ処理のフローを示す。

【０１６１】まずＳＴＥＰ１においてシート収納動作の
開始を待ち、開始した場合ＳＴＥＰ２のシート収納処理
を行う。そしてシート収納動作の後ＳＴＥＰ３に進み、
オートステイプルモードである場合はＳＴＥＰ４に進
み、オートステイプルモードでない場合はＳＴＥＰ１に
戻る。ＳＴＥＰ４では２in１モードの判別を行い２in１
モードでない場合はＳＴＥＰ５のオートステイプル処理
を行い、２in１モードである場合はステイプル６の処理
を行う。ＳＴＥＰ６は２in１モードかつオートステイプ
ルモード時での場合分けであり、図３７、図３８の場合
の内どのケースかを判別するものである。本実施例の場
合、上述のように、横書き原稿モード選択時は自動原稿
搬送装置の制御により図３７の(a) のようにプラテンガ
ラス上に載置されるよう制御されており、縦書き原稿モ
ード選択時は自動原稿搬送装置の制御により図３８(d)
のようにプラテンガラス上に載置されるよう制御されて
いる。そしてこの場合(a) ではステイプル可能だが、
(d) では不具合を生じる。このため、ステイプルの可能
か不可能かの判断に原稿の記述方向が利用できる。つま
りＳＴＥＰ６で縦書き原稿モードの場合はＳＴＥＰ１に
処理を戻し、ステイプル動作を禁止する。そして、ＳＴ
ＥＰ６で横書き原稿モードであると判別された場合は、
ステイプル動作を許可し、ＳＴＥＰ５のオートステイプ
ル処理の実行を行い処理を終了させる。

【０１６２】なお、シート収納処理、オートステイプル
処理はそれぞれ実施例１と同様である。

【０１６３】このように、ステイプル動作が可能な動作
モードか、不可能な動作モードかを判別できる場合は、
動作モードによりたとえ２in１モードかつオートステイ
プルモードである場合でもオートステイプル動作の許可
が行えるという利点がある。

【０１６４】

【発明の効果】以上説明したように本発明によると、搬
送時の原稿間隔を、原稿のサイズや機器毎の補正量に基
づいて制御するので、原稿間隔は、原稿の種類やその他
の諸条件にかかわらず一定に保つことができ、原稿同士
の重なり、及び離れすぎによる情報の欠落がなくなるば
かりではなく、原稿の接触等による原稿の傷みを防止す
ることが可能となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明である自動シート給送装置の簡略断面
図。

【図２】同じく(a) 、(b) は自動シート給送装置を用い
て２in１２行うときのシートの流れを示した図。

【図３】同じく(a) 、(b) は自動シート給送装置を用い
て２in１２行うときのシートの流れを示した図。

【図４】同じくロアガイド付近の拡大図。

【図５】同じく実施例２の簡略断面図。

【図６】同じく自動シート給送装置の制御装置のブロッ
ク図。

【図７】同じく自動シート給送装置を使用した２in１動
作時のメインフローチャート。

【図８】同じく分離処理時のフローチャート。

【図９】同じく給紙処理時のフローチャート。

【図１０】同じく排紙処理時のフローチャート。

【図１１】同じく２in１、１枚目給紙処理時のフローチ
ャート。

【図１２】同じく２in１、１−２枚目給紙処理時のフロ
ーチャート。

【図１３】同じく原稿サイズチェックルーチンのフロー
チャート。

【図１４】同じく戻しカウンタ設定ルーチンのフローチ
ャート。

【図１５】同じく他の実施例その１の戻しカウンタセッ
トルーチンのフローチャート。

【図１６】同じく自動シート給送装置の制御装置のブロ
ック図。

【図１７】同じく他の実施例その３の２in１、１−２枚
目給紙処理時のフローチャート。

【図１８】同じく２in１、１−２枚目給紙処理時のフロ
ーチャート。

【図１９】同じく戻しカウンタセットルーチンのフロー
チャート。

【図２０】参考実施例の全体を表すシステム図。

【図２１】実施例の操作部、表示部。

【図２２】実施例の自動原稿搬送装置。

【図２３】実施例のシステムを表すブロック図。

【図２４】実施例のシート後処理装置。

【図２５】実施例のシート後処理装置。

【図２６】実施例のシート後処理装置。

【図２７】実施例のシート後処理装置のブロック図。

【図２８】実施例１の制御を表すフローチャート。

【図２９】実施例の原稿載置の様子を示す略図。

【図３０】実施例１の制御を表すフローチャート。

【図３１】実施例１の制御を表すフローチャート。

【図３２】実施例１の制御を表すフローチャート。

【図３３】実施例１の制御を表すフローチャート。

【図３４】実施例２の制御を表すフローチャート。

【図３５】実施例２の制御を表すフローチャート。

【図３６】実施例２の制御を表すフローチャート。

【図３７】実施例の原稿トレイ排出紙の関係を示す概略
図。

【図３８】実施例の原稿トレイ排出紙の関係を示す概略
図。

【図３９】実施例３の制御を表すフローチャート。

【図４０】実施例３の制御を表すフローチャート。

【図４１】実施例３の制御を表すフローチャート。

【符号の説明】

１ 画像形成装置 ２ 自動シート給送装置 ３（Ｓ） シート束 ４ シート積載台 ５ 半月ローラ ６ 分離ローラ ７ 分離搬送ローラ ９ レジストローラ １０ 搬送ベルト １１ ベルト駆動ローラ １２ ベルト従動ローラ １３ 排紙ローラ １５（Ｓ１） レジストセンサ １６ プラテンガラス １７ ロアガイド ２０ シート厚さ検知手段 ３９（Ｓ２） 排紙センサ ＳＰＲＭＴＲ 分離モータ ＳＴＰＳＬ ストッパ駆動ソレノイド ＢＥＬＴＭＲＴ ベルトモータ ＢＰＩ ベルトクロックインタラプタ ＢＫ 電磁ブレーキ ＥＪＣＴＭＴＲ 排紙モータ ＥＰＩ 排紙クロックインタラプタ ＳＰ１，ＳＰ２，ＳＰ３ それぞれシートの通過する
シートパスの名称 １００ 画像形成装置 １０１ プラテンガラス ３００ 自動原稿搬送装置 Ｓ 原稿 ４００ シート後処理装置 ６１４ 自動丁合いモード選択手段 ６３０ 複数原複写モード選択手段

フロントページの続き (72)発明者 長宝 哲 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平４−32859（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−118640（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−44657（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−144344（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−77601（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−44728（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−285564（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−146069（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−226263（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−199475（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−229278（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−120963（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) G03G 15/00 107 G03G 21/00 370 - 520 G03G 21/14 B65H 5/02 B65H 7/00 - 7/20

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の原稿を連続して給送する原稿給送
   手段と、該原稿給送手段より給送される複数の原稿を受
   取ると共にこれらの原稿間隔を調整し、これら原稿をプ
   ラテンガラス上に同時に載置する原稿受取載置手段と、
   を備えた自動原稿給送装置において、 前記原稿給送手段で給送される原稿の給送方向のサイズ
   を検知する原稿サイズ検知手段と、 機器毎の補正量を記憶する補正量記憶手段と、 前記原稿サイズ検知手段で検知したサイズと前記補正量
   記憶手段に記憶された機器毎の補正量とに基づいて、制
   御量を補正演算する制御量補正演算手段と、 前記補正演算された制御量に基づいて前記原稿受取載置
   手段を制御する原稿間隔制御手段と、を備え、 前記原稿間隔制御手段により制御される前記原稿受取載
   置手段が、前記制御量に基づいて前記原稿間隔を、前記
   原稿どうしが重ならないように調整する、 ことを特徴とする自動原稿給送装置。
2. 【請求項２】 原稿サイズ毎の補正量を記憶するサイズ
   毎補正量記憶手段を有し、前記制御量補正演算手段は、前記サイズ毎補正量記憶手
   段に記憶された原稿サイズ毎の補正量と、前記原稿サイ
   ズ検知手段で検知したサイズと 、前記補正量記憶手段に
   記憶された機器毎の補正量と、に基づいて、制御量を補
   正演算する、 ことを特徴とする請求項１記載の自動原稿給送装置。
3. 【請求項３】 前記サイズ毎補正量記憶手段がアナログ
   ボリュームであることを特徴とする請求項２記載の自動
   原稿給送装置。
4. 【請求項４】 前記サイズ毎補正量記憶手段が書換可能
   な不揮発性記憶素子であることを特徴とする請求項２記
   載の自動原稿給送装置。