JPH06219597A - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム

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JPH06219597A
JPH06219597A JP5023413A JP2341393A JPH06219597A JP H06219597 A JPH06219597 A JP H06219597A JP 5023413 A JP5023413 A JP 5023413A JP 2341393 A JP2341393 A JP 2341393A JP H06219597 A JPH06219597 A JP H06219597A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet bundle
sheet
image forming
jam
bundle
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Pending
Application number
JP5023413A
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English (en)
Inventor
Kenji Kobayashi
賢二 小林
Mitsushige Murata
光繁 村田
Norifumi Miyake
範書 三宅
Kazuo Onodera
和夫 小野寺
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5023413A priority Critical patent/JPH06219597A/ja
Publication of JPH06219597A publication Critical patent/JPH06219597A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート後処理装置およびシート束積載装置と
間におけるシート束搬送ジャムに対する正確なジャム補
正を自動的に行える。 【構成】 本体100から排出されるシート材を丁合し
ながら仕分けするソータ400とスタッカ500との間
で搬送されるシート束の搬送状態を監視してセンサ51
0がジャム発生を検出すると、要求手段がジャム検出さ
れたシート束に対する再画像形成指令を本体100に要
求し、これに応じてCPU801が本体100によるシ
ート束再形成制御を行う構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置から排出
されるシート材に所定の後処理を行うシート後処理装置
と、このシート後処理装置により後処理されたシート束
を格納するシート束格納装置とを画像形成装置に対して
選択的に接続してシステムを構築可能な画像形成システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成システムには、
画像形成装置から排出されるシート材に所定の後処理を
行うシート後処理装置と、このシート後処理装置により
後処理されたシート束を格納するシート束格納装置とを
画像形成装置に対して選択的に接続可能に構成されてい
る。
【0003】この場合において、シート束格納装置は画
像形成装置からシート材を1枚毎に受け取った後、所定
部数毎にシート束格納するように制御が実行しているた
め、例えば画像形成システム内で紙詰まり(ジャム)が
発生した場合、画像形成装置における給紙ジャムと同等
の扱いでジャム補正制御を実行していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シート後処
理装置に対してシート束格納装置を接続して画像形成シ
ステムを構築する場合に、シート後処理装置からシート
束を画像形成動作終了後に受け取る構成となるので、シ
ート束受け渡し時点で給送ジャムが発生すると、従来の
ジャム補正シーケンスでは対応できなくなり、再度同一
の画像形成処理を実行するための設定操作が必要とな
り、それ以後の画像形成処理が中断して処理効率が低下
する等のシステム特有の問題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、シート後処理装置から排出されるシー
ト束のジャム状態を監視して、シート束毎に再画像形成
実行を制御することにより、シート後処理装置およびシ
ート束積載装置と間におけるシート束搬送ジャムに対す
る正確なジャム補正を自動的に行える画像形成システム
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成シ
ステムは、画像形成手段から排出されるシート材を丁合
しながら仕分けするソータ手段と、このソータ手段に接
続されて排出されるシート束を受け取り積載する積載手
段と、前記ソータ手段と積載手段との間におけるシート
束の搬送状態を監視してジャム発生およびジャム解除を
検出するジャム検出手段と、このジャム検出手段の出力
に基づいてジャム検出されたシート束に対する再画像形
成指令を画像形成手段に要求する要求手段と、この要求
手段からの再画像形成指令の出力状態に基づいて画像形
成手段によるシート束再形成制御を行う制御手段とを有
するものである。
【0007】また、要求手段から再画像形成指令が出力
された際に、再画像形成指令を有効または無効を選択す
る選択手段を設けたものである。
【0008】さらに、制御手段は、ジャム検出手段がシ
ート束ジャム解除を検出した後、未終了のシート束搬送
を優先して実行するように構成したものである。
【0009】また、ソータ手段から排出されるシート束
搬送終了までにジャム検出手段により検出されるシート
束搬送ジャム回数を記憶する記憶手段を設け、制御手段
は、シート束搬送終了後、記憶手段に記憶されるシート
束搬送ジャム回数分連続して画像形成手段によるシート
束再形成制御を行うように構成したものである。
【0010】
【作用】本発明においては、画像形成手段から排出され
るシート材を丁合しながら仕分けするソータ手段と積載
手段との間で搬送されるシート束の搬送状態を監視して
ジャム検出手段がジャム発生を検出すると、要求手段が
ジャム検出されたシート束に対する再画像形成指令を画
像形成手段に要求し、これに応じて制御手段が画像形成
手段によるシート束再形成制御を行うことにより、ソー
タ手段と積載手段との間のシート束搬送ジャムに対する
正確なジャム補正を自動的に実行可能とする。
【0011】また、要求手段から再画像形成指令が出力
された際に、選択手段により再画像形成指令を有効また
は無効を選択可能とすることにより、シート束搬送ジャ
ムに対するジャム補正実行を選択可能とする。
【0012】さらに、制御手段は、ジャム検出手段がシ
ート束ジャム解除を検出した後、未終了のシート束搬送
を優先して実行することにより、未終了のシート束搬送
を先行させることを可能とする。
【0013】また、制御手段は、シート束搬送終了後、
記憶手段に記憶されるシート束搬送ジャム回数分連続し
て画像形成手段によるシート束再形成制御を行うことに
より、正確なジャム補正処理を飲みを連続して実行可能
とする。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す画像形成シス
テムの構成を説明する外観斜視図である。
【0015】図において、100は画像形成装置(本
体)、200はペディスタルで、所定サイズのシート材
(転写紙)をサイズ毎に収納し、選択された用紙サイズ
に応じた転写紙が順次給送されて行く。300は循環式
自動原稿送り装置(RDF)、400はシート後処理装
置(第1の処理装置)、500はシート束積載装置(第
2の処理装置)である。
【0016】以下、図2に示す断面図を参照しながら画
像形成システムの構成について詳述する。
【0017】図2は、図1に示した画像形成システムの
要部詳細を説明する断面構成図である。
【0018】本体100において、101は原稿を積載
するプラテンガラス、103は原稿を照明する照明ラン
プ(露光ランプ)、105,107,109はそれぞれ
原稿の光路を変更する走査用ミラー(走査ミラー)、1
11は合焦および変倍機能を有するレンズ、113は光
路を変更する第4反射ミラー(走査ミラー)である。1
15は光学系を駆動する光学系モータ、117,11
9,121はそれぞれセンサである。
【0019】131は感光ドラム、133は前記感光ド
ラム131を駆動するメインモータ、135は高圧ユニ
ット、137はブランク露光ユニット、139は現像
器、140は現像ローラ、141は転写帯電器、143
は分離帯電器、145はクリーニング装置である。
【0020】151は上段カセット,153は下段カセ
ット、171は手差し給紙口、155,157は給紙ロ
ーラ、159はレジストローラである。161は画像記
録された転写紙を定着側へ搬送する搬送ベルト、163
は搬送されてきた転写紙を熱圧着で定着させる定着器、
167は両面記録の際に用いるセンサである。
【0021】上述の感光ドラム131の表面は光導電体
と導電体を用いたシームレス感光体からなり、この感光
ドラム131は回動可能に軸支されて、後述の画像形成
開始キーの押下に応答して作動するメインモータ133
により、図中の矢印方向に回転を開始する。次いで、感
光ドラム131の所定回転制御および電位制御処理(併
せて前回転処理と呼ぶ)が終了すると、プラテンガラス
101上に置かれた原稿は、第1走査ミラー105と一
体に構成された照明ランプ103により照明され、その
原稿の反射光は第1走査ミラー105,第2走査ミラー
107,第3走査ミラー109,レンズ111および第
4走査ミラー113を経て感光ドラム131上に結像す
る。感光ドラム131は高圧ユニット135によりコロ
ナ帯電される。その後、照明ランプ103により照射さ
れた像(原稿画像)がスリット露光され、公知のカール
ソン方式で感光ドラム131上に静電画像が形成され
る。
【0022】次に、感光ドラム131上の静電潜像は、
現像器139に現像ローラ140により現像され、トナ
ー像として可視化され、そのトナー像が転写帯電器14
1により、後述のように転写紙上に転写される。
【0023】すなわち、上段カセット151若しくは下
段カセット153内の転写紙または手差し給紙口171
にセットされた転写紙は、給紙ローラ155または給紙
ローラ157により本体100内に送られ、レジストロ
ーラ159により正確なタイミングをもって感光ドラム
131の方向に送られ、潜像先端と転写紙の先端とが一
致される。その後、転写帯電器141と感光ドラム13
1との間を転写紙が通過することにより、感光ドラム1
31上のトナー像が転写紙上に転写される。この転写終
了後、転写紙は感光ドラム131から分離帯電器143
により分離され、搬送ベルト161により定着器163
に導かれ、加圧および加熱により定着され、その後、排
出ローラ165により本体100の外に排出される。
【0024】転写後の感光ドラム131は、そのまま回
転を続行して、クリーニングローラおよび弾性ブレード
で構成されたクリーニング装置145により、その表面
が清掃される。
【0025】ペディスタル200は、本体100から切
り離すことができ、2,000枚の転写紙を収納し得る
デッキ201および両面コピー用の中間トレイ203と
を有している。また、その2,000枚収納可能なデッ
キ201のリフタ205は、給紙ローラ207に常に転
写紙が当接するように、転写紙の量に応じて上昇する。
また、211は両面記録側ないし多重記録側の経路と排
出側経路との経路を切り換える排紙フラッパ、213,
215は搬送ベルトの搬送路、217は転写紙押え用の
中間トレイおもりであり、排紙フラッパ211および搬
送路213,215を通った転写紙は裏返しされて両面
コピー用中間トレイ203に収納される。219は両面
記録と多重記録の経路を切り換える多重フラッパであ
り、搬送路213と搬送路215の間に配設され、上方
に回動することにより転写紙を多重記録用搬送路221
に導く。223は多重フラパ219を通る転写紙の末端
を検知する多重排紙センサである。225は経路227
を通じて転写紙を感光ドラム131側へ給紙する給紙ロ
ーラである。229は機外ヘ転写紙を排出する排出ロー
ラである。
【0026】両面記録(両面複写)時や多重記録(多重
複写)時には、先ず、本体100の排紙フラッパ211
を上方に上げて画像形成済の転写紙をペディスタル20
0の搬送路213,215を介して中間トレイ203に
格納する。この時、両面記録時には多重フラッパ219
を下げておき、多重記録時には多重フラッパ219を上
げておく。この中間トレイ203は、例えば99枚まで
の転写紙を格納することができる。中間トレイ203に
格納された転写紙は中間トレイおもり(おもり)217
により押えられる。
【0027】次に行う裏面記録時または多重記録時に
は、中間トレイ203に格納されている転写紙が、下か
ら1枚づつ給紙ローラ225,おもり217との作用に
より、経路227を介して本体100のレジストローラ
159へ導かれる。
【0028】図3は、図1に示した本体100に設けら
れる操作パネルの一例を示す平面図である。
【0029】図において、601はアスタリスク(*)
キーであり、オペレータ(使用者)が綴じ代量の設定と
か、原稿枠消しのサイズ設定等のモード設定のときに用
いる。606はオールリセットキーであり、標準モード
に復帰させる際に押下される。602は予熱キーで、本
体100の状態を予熱状態とする際および当該予熱状態
を解除する際に押下される。また、予熱キー602は、
オートシャットオフ状態から標準モードに復帰させると
きにも押下される。605は画像形成の開始を指示する
スタートキー、604はクリアストップキーで、待機
(スタンバイ)中はクリアキーとして、画像記録中はス
トップキーとして機能する。なお、クリアストップキー
604は、クリアキーとして、例えば設定した画像形成
枚数を解除する際または*(アスタリスクキー)モード
を解除する際に押下される。さらに、クリアストップキ
ー604は、ストップキーとして連続画像形成を中断す
る際に押下される。603はテンキーで、画像形成枚数
を設定する際および*(アスタリスクキー)モードを設
定する際に押下される。619はメモリキー(メモリキ
ーM1〜M4)で、使用者が頻繁に使うモードを登録し
おくことができ、本実施例ではメモリキーM1〜M4に
対応して4通り記憶すことができる。
【0030】611,612は画像形成濃度キーで、画
像形成濃度を手動で調節する時に押下される。613は
AEキーであり、原稿の濃度に応じて画像形成濃度を自
動的に調節する際に、またはAE(自動濃度調節)を解
除して濃度調節をマニュアル(手動)に切り換える際に
押下される。607はカセット選択キーであり、上段カ
セット151,下段カセット153,デッキ201を選
択する際に押下される。また、RDF300に原稿が載
っている時には、当該カセット選択キー607によりA
PS(自動用紙選択)が選択できる。APSが選択され
た時には、原稿と同じ大きさの転写紙のカセットが自動
選択される。
【0031】610は等倍キーであり、等倍(原寸)で
複写をとる時に押下される。616はオート変倍キーで
あり、指定した転写紙のサイズに合せて原稿の画像を自
動的に縮小・拡大する際に押下される。617,618
はズームキーで、64〜142%の間で任意の倍率を指
定する際に押下される。608,609は定形変倍キー
で、定形サイズの縮小/拡大を指定する際に押下され
る。626は両面キーで、片面原稿から両面複写,両面
原稿から両面複写または両面原稿から片面複写をとる際
に押下される。625は綴じ代キーで、転写紙の左側へ
指定された長さの綴じ代を作成することができる。62
4は写真キーであり、写真原稿の複写をする際に押下さ
れる。623は多重キーで、2つの原稿から転写紙の同
じ面に画像を作成(合成)する時に押下される。620
は原稿枠消しキーで、使用者が定形サイズ原稿の枠消し
を使う時に押下し、その際の原稿のサイズはアスタリス
クキー601で設定する。621はシート枠消しキー
で、カセットサイズの大きさに合せて原稿の枠消しをす
る際に押下される。622はページ連写キーであり、原
稿の左右ページを、それぞれ別の用紙に分けて複写する
際に押下される。614は排紙方法(ステイプル,ソー
ト,グループ)選択キーで、記録後の用紙をステイプル
で綴じることのできるステイプラが接続されている場合
は、ステイプルモード,ソートモードの選択または解除
ができ、仕分けトレイ(ソータ)が接続されている場合
には、ソートモード,グループモードの選択または解除
ができる。615は紙折り選択キーで、A3やB4のサ
イズの記録済用紙を断面Z形に折るZ折りと、半分に折
る半折りの選択および解除ができる。627は割込みキ
ーで、画像形成中に押下するとその画像形成動作が中断
され、新たな画像形成(以下、割込み画像形成と称す
る)可能状態となる。また、割込み画像形成のモード設
定中に押下すると、割込み可能状態が解除される。62
8は予約キーで、予約複写の登録・解除ができる。予約
キー628を押下すると、既に設定されている複写モー
ドとは異なる複写モードの設定が可能な状態となる。こ
こで、登録したい複写モードを設定し、設定を終了する
時に予約設定キー629が押下される。これにより、設
定した複写モードがRAM805上に記憶される。63
0は2in1モードキーで、原稿をプラテンガラス上に
複数枚載置し、当該複数枚の原稿画像を1枚の転写紙に
画像形成する2in1モードの選択および解除ができ
る。632は横書き/縦書き原稿選択キーで、2in1
モードキー630により2in1モードが指定された時
の複数原稿の載置順序を選択することができ、省略時
は、縦書き原稿選択状態となる。634は奇/偶入力キ
ーで、原稿束の総枚数が奇数の場合に、このキーを押圧
することで本体100に原稿枚数を通知することができ
る。640はステイプルモード選択キーであり、1カ所
ステイプルから2カ所ステイプルかの選択を指示するこ
とができる。642はスタッカ選択キーであり、スタッ
カの使用/未使用の何れかを選択することができる。
【0032】701は液晶(LCL)タイプのメッセー
ジディスプレイ(表示器)であり、画像形成に関する情
報を表示するため、例えば5×7ドットで1文字をなし
て40文字分のメッセージを表示する。また、表示器7
01は、定形変倍キー608,609または等倍キー6
10,ズームキー617,618が設定した画像形成倍
率を表示することができる。さらに、表示器701は半
透過型液晶であって、バックライトにより2色表示可能
で、通常はグリーンのバックライトが点灯し、異常時ま
たは画像形成不能時にはオレンジのバックライトが点灯
する。
【0033】706は等倍表示器で、等倍を選択した時
に点灯する。703はカラー現像器表示器で、セピア現
像器をセットすると点灯する。702は画像形成枚数表
示器で、画像形成枚数または自己診断コードを表示す
る。705は使用カセット表示器で、上段カセット15
1,下段カセット153,デッキ201のいずれかが選
択されているかを表示する。704はAE表示器であ
り、AEキー613によりAE(自動濃度調節)を選択
した時に点灯する。709はグリーンとオレンジの2色
のLEDを備えた予熱表示器であり、本体100がレデ
ィ状態(画像形成可能な状態)にはグリーン表示され、
ウエイト状態(画像形成不可な状態)にはオレンジが点
灯する。
【0034】708は両面画像形成表示器で、両面原稿
から両面画像形成または片面原稿から両面画像形成のい
ずれかを選択したときに点灯する。
【0035】なお、標準モードでRDF300を使用し
ている時では、画像形成枚数が1枚で、濃度がAEモー
ドで、用紙選択がオート用紙選択で、画像形成倍率が等
倍で、画像形成モードが片面原稿から片面画像形成等の
設定となる。なお、RDF300の使用時と未使用時の
差はRDF300に原稿がセットされているかどうかで
決定される。また、710は電源ランプで、電源スイッ
チをオンすると点灯する。711は割込み表示器で、割
込み画像形成モードを設定している時および割込み画像
形成中に点灯する。712は予約登録表示器で、予約画
像形成が登録されている時に点灯する。
【0036】図4は、図1に示したRDF300の詳細
構成を説明する図である。
【0037】この図に示すように、RDF300には、
原稿束(シート原稿)Sをセットする第1の原稿トレイ
としての積載トレイ310が装備されている。積載トレ
イ310には、原稿給送装置の一方の部分を構成する給
送装置が装備されている。給送装置は、半月ローラ33
1,分離モータSPRMTRにより駆動される分離搬送
ローラ332,レジストローラ335,ベルトモータB
ELTMTRにより駆動される全面ベルト336,搬送
モータFEEDMTRにより駆動される搬送大ローラ3
37,排紙ローラ340,フラッパ341,リサイクル
レバー342,給紙ストッパ343、給紙センサENT
S,反転センサTRNS,排紙センサEJTS等を備え
ている。
【0038】ここで、半月ローラ331と分離搬送ロー
ラ332と分離ベルト333は、分離モータSPRMT
Rにより回転して、積載トレイ310上の原稿束Sの最
下部から原稿を1枚づつ分離する。また、レジストロー
ラ335と全面ベルト336は、ベルトモータBELT
MTRにより回転して分離された原稿をシートパスa,
bを介して原稿台ガラス(プラテン)101上の露光位
置(シートパスc)まで搬送する。また、搬送大ローラ
337は搬送モータFEEDMTRにより回転して原稿
台ガラス101上の原稿をシートパスcからシートパス
eに搬送する。このシートパスeに搬送された原稿は、
排紙ローラ340により原稿を積載トレイ310の原稿
束S上に戻される。
【0039】また、リサイクルレバー342は、原稿の
1循環を検知するもので、原稿給送開始時にリサイクル
レバー342を原稿束Sの上部に載せ、原稿が順次給送
され、最終原稿の後端がリサイクルレバー342を抜け
る時に自重で落下したことで原稿の1循環を検知する。
【0040】上記給送手段330では、両面原稿時に、
原稿を一旦シートパスa,bからシートパスcに導き、
次いで、搬送大ローラ337を回転し、フラッパ341
を切り換えることで原稿の先端をシートパスdに導き、
次いでレジストローラ335によりシートパスbを通
し、この後全面ベルト336で原稿を原稿台ガラス10
1上に搬送して停止することで原稿を反転させている。
すなわち、原稿をシートパスc→シートパスd→シート
パスbの経路で反転させている。なお、原稿束Sの原稿
を1枚づつ→シートパスa→シートパスb→シートパス
c→シートパスd→シートパスeを通してリサイクルレ
バー342により1循環したことが検知されるまで搬送
することによって原稿の枚数をカウントすることができ
る。
【0041】さらに、RDF300の本体右方には、プ
ラテン101の画像読み取り終了後のシート原稿Sをプ
ラテン101への搬入方向とは反対側に搬出し、原稿ト
レイ(積載トレイ)310上の原稿束Sの最上部に排出
する第2の原稿排紙路(シートパスg)が構成されてい
る。シートパスg中には、シート原稿Sを搬送するため
の第1搬送ローラ343,第2搬送ローラ344が配置
され、さらにシートパスgの下流には第2の排紙ローラ
345が設けられており、当該シートパスgを搬送され
てきたシート束Sを原稿トレイ310上の原稿束Sの最
上部に排出する。シートパスg上方には、原稿排紙カバ
ー346が配置されている。シートパスgには、排紙路
中のシート原稿Sの前端および後端を検知するための透
過型の光センサであるところの第2排紙センサLOOP
EJTSが配置されている。
【0042】次に原稿トレイ310の揺動動作について
説明する。
【0043】トレイ揺動モータTRAYMTRのモータ
出力軸はトレイ揺動アーム軸348に結合されている。
原稿トレイ310の下面にはトレイ揺動コロ347が結
合している。トレイ揺動コロ347はトレイ揺動アーム
349の先端に設けられ、トレイ揺動アーム349の反
対側はトレイ揺動アーム軸348に固定されていて、ト
レイ揺動アーム軸348が回転することにより、トレイ
揺動アーム349は図中実線と破線位置の間を揺動し、
原稿トレイ310を揺動中心の回りに図中実線位置と破
線位置間を揺動する。TRAYUPLMTSWは原稿ト
レイ310が上方位置(実線位置)に到達したことを検
知する上部リミットスイッチで、TRAYDOWNLM
TSWは原稿トレイ310が下方位置(破線位置)に到
達したことを検知する下部リミットスイッチであって、
トレイ揺動モータTRAYMTRは上部,下部のリミッ
トスイッチの検知により回転を制御する。
【0044】図5〜図8は、図1に示したシート後処理
装置400の詳細構成を説明する図である。
【0045】これらの図において、ソータ400は、機
体402およびビンユニット403からなり、この機体
402は搬送口404に近傍して搬入ローラ対405を
備えている。搬入ローラ対405の下流には、搬送パス
406あるいは搬送パス407へシート搬送方向を切り
換えるフラッパ409が配設されている。そして、一方
の搬送パス406は略水平方向に延びて、その下流に搬
送ローラ対408が配設されており、また他方の搬送パ
ス406は下方向に延びて、その下流に搬送ローラ対4
11が配設されており、さらに搬送ローラ対411の近
傍位置にステイプラ412a,412bが配設されてい
る。搬入ローラ対405と搬送ローラ対408,411
は、搬送モータ(図示しない)により駆動されている。
上記搬送パス406には、シートの通過を検出するノン
ソートパスセンサS401が、そして搬送パス407に
はソートパスセンサS402が配設されている。また、
搬送ローラ対408および搬送ローラ対411の下流側
には、多数のビンBを備えているビンユニット403が
配置されており、このビンユニット403のフックに一
端が係合し、他端を機体402に固定したばねで重量を
保持することにより、ビンユニット403は昇降自体に
指示されている。
【0046】ビンユニット403の基端側の上下には、
ガイドローラ417,419が回動自在に指示されてお
り、このガイドローラ417,419は前記機体402
に上下方向に延びるように設けられた案内溝420内を
転動して前記ビンユニット403を案内するように構成
されている。また、機体402にはシフトモータ421
が配設されている。機体402に枢支された回転軸42
2にはリードカム423およびスプロケット425が固
定されている。このスプロケット425と前記シフトモ
ータ421の出力軸とにはチェーン426が張設されて
おり、これによりシフトモータ421の回転はチェーン
426を介して回転軸422へ伝達されるようになって
いる。さらに、ビンユニット403は傾斜部および垂直
部からなる底部フレーム427と、この底部フレーム4
27の先端手前側と奥側とに垂直に設けられた対をなす
フレーム429,このフレーム429によって支持され
たカバー430により構成されるユニット本体431を
有している。ユニット本体431の手前側にシート原稿
S(図8参照)に当接して整合することが可能な基準板
455が設けられている。そして、上記底部フレーム4
27の基端奥側には、整合モータ432aにより回動す
る下アーム433aが回動自在に支持されている(図7
参照)。さらに、カバー430の前記下アーム433a
と対向する位置に上アーム435aが、上記カバー43
0に回動自在に支持された軸436aに固定されてお
り、この上アーム435aの回動中心と前記下アーム4
33aの回動中心には軸437aが架設されている。上
記下アーム433aの先端と上記上アーム435aの先
端とには、整合棒439aが架設されており、この整合
棒439aは整合モータ432aにより回動するように
構成されており、ビンB上のシートSを手前側に整合す
るようになっている。
【0047】また、上記底部フレーム427の基端奥側
に、整合モータにより回動する下アーム433bが回動
自在に支持されている(図7参照)。さらに、カバー4
30の前記下アーム433bと対向する位置に上アーム
435bが、上記カバー430に回動自在に支持された
軸436bに固定されている。上記下アーム433bの
先端と上記上アーム435bの先端とには、整合棒43
9bが架設されており、この整合棒439bは整合棒に
より回動するように構成されており、ビンB上のシート
Sを奥側に整合するようなっている。
【0048】上記整合モータはステッピングモータで構
成されており、整合棒439a,439bの位置は、ス
テッピングモータに与えるパルス数で正確に制御するこ
とができる。また、S403a,403bは整合棒43
9a,439bの位置を検知するための整合棒センサ
で、整合棒439a,439bの位置は整合棒ホームセ
ンサと整合モータに与えられるパルス数で制御されてい
る。
【0049】前記ビンBは、図8に示すように、先端手
前および奥にそれぞれ係合板440が形成されている。
この係合板440が、フレーム429の内側に設けられ
た指示板と係合することにより、ビンBは先端側を指示
されるようになっている。また、ビンBの基端手前およ
び奥側にはそれぞれ指示軸441が固定されており、こ
の指示軸441にはローラ442が回動自在に支持され
ている。
【0050】さらには、ビンBには、軸437aから所
定距離に整合棒439aの回転距離より長く、かつ整合
棒439aの幅よりも十分幅広な長孔443aと前記軸
436bから所定距離に前記整合棒439bの回転距離
より長く、かつ前記整合棒439bの幅よりも十分幅広
な長孔443bが開設されている。ビンBの基端部Ba
はシート収納面Bbに対して垂直に立ち上がっている。
ビンBは機体402に対して先端を上に所定角度傾斜し
ており、この傾斜によりシートPは、前記シート収納面
Bbを滑って後端を基端部Baに当接して前後方向を整
合されるようになっている。また、ビンBにはステイプ
ラ412a,412bの進入する部分に切欠きB1、B
2が設けられており、ステイプラ412a,412bと
干渉しないようになっている。そして、ビンB1,B2
…の長孔443aには整合棒439aが嵌挿されてお
り、この整合棒439aは長孔443a内を回動して、
ビンB上のシート原稿Sを手間側に整合するように構成
されている。同様に、ビンB1,B2…の長孔443b
には整合棒439bが嵌挿されており、この整合棒43
9bは長孔443b内を回動して、ビンB上のシートS
を奥側に整合するように構成されている。また、リード
カム423は前記ローラ442よりも若干幅の広い溝4
23aが螺旋状に刻設されてローラ442と係合してお
り、リードカム423の回転によりローラ442は溝4
23aに沿って昇降するように構成されている。なお、
リードカム423の1回転はリードカム423の近傍に
配設されたリードカムセンサS404によって検出され
る。また、ビニュニット403の位置はビンホームポジ
ションS405によって検出される。ビンBの最下部に
は2連ステーが設けられている。この2連ステーは、前
記ビンB同様にローラ442が回動自在に指示されてい
て、さらに2連パスユニットが支持指示可能な構成とな
っている。
【0051】2連パスユニットは2連目のソータ401
にシートPを搬送するものであって、リードカム423
を回転して2連パスユニットを2連目のローラ対と対向
する位置に移動し、図示しない2連パスモータによりシ
ートPを搬送することで、本体100から排出されたシ
ートPを2連目に収納することができる。
【0052】ソートビンB上のシート原稿Sの存在は、
ソートトレイ紙有無検知センサ(シート後処理位置検出
手段)S407によって検出できる。搬送ローラ対41
1の近傍には、ビンBに収納したシートSを綴止めする
2個の電動ステイプラ412a,412bがシート原稿
Sの搬入方向と直交する位置に駆動手段により進退可能
に配設されており、通常ビンBの上下動の際に干渉しな
いように、位置イに退避しており、ビンB上のシート原
稿Sの束を綴止めする際に、位置ロに移動してシート原
稿Sの束を綴止めする。この際、電動ステイプラ412
a,412bは独立に移動可能に構成されている。綴止
め終了後、この電動ステイプラは図示しない駆動手段に
より位置イに復帰する。
【0053】また、電動ステイプラ412a,412b
は図示しないモータの回転によりステイプル動作を行
い、複数のビンBにシートSを綴止めするようになって
いる。また、電動ステイプラ412a,412bは2個
設けられているため、操作者の選択により、何れか一方
(一箇所綴り)または両方(二箇所綴り)を作動させる
ことができるようになっている。ステイプラ412a,
412bの選択については後述する。なお、S406は
マニュアルステイプルキーであって、ソート終了後にマ
ニュアルステイプルキーS406が押下された場合はス
テイプル動作を行う。ソータ400の奥側のビンユニッ
ト403に設けられた垂直軸を中心に回転自在にL字状
のアームが軸支され、このアーム450bの先端に下方
を向いた押し棒が固定されて、押出し部材が構成されて
おり、図示しない駆動手段により回動されるようになっ
ており、所定のビン上のシート束の位置を手前に押し出
す等の動作が可能に構成されている。
【0054】図9は、図1に示したシート束積載装置
(スタッカ)500の詳細構成を説明する断面図であ
る。
【0055】図において、501,502は束搬送ロー
ラで、シート後処理装置400から受け取ったシート束
を搬送する。束搬送ローラ501,502は転接するよ
うに揺動アーム503に支持され、揺動アーム503は
プーリ504,505およびタイミングベルト506を
介してアーム揺動モータ507によって上下に揺動す
る。図中実線で示す揺動アーム503の位置は束搬送を
行うための搬送位置であり、その位置は束搬送センサ5
08によって検知される。また、破線で示す位置はシー
ト束を受け取るための受け取り位置であり、その位置は
束受け取り位置センサ509によって検知される。束搬
送ローラ502は束搬送モータによって駆動されシート
の束搬送を行う。なお、この束搬送モータはエンコーダ
を有しており、移動量の計測が可能である。センサ51
0は束搬送ローラによって搬送されるシート束を検出す
る束検知センサである。511は束積載トレイで、トレ
イ支持台512に支持される。515はトレイ移動モー
タで、タイミングベルト514,プーリ兼ピニオンギア
513,ラック516を介し、束積載トレイ511を移
動させる。トレイ移動モータ515は図示しないエンコ
ーダを有し、その移動量を計測できる。517はトレイ
ホームポジションセンサであり、束積載トレイ511の
ホームポジションを検知する。束積載トレイ511の位
置はトレイホームポジションセンサ517の出力とトレ
イ移動モータ515のエンコーダの出力により検出され
る。トレイ支持台512は止めがね518a,518b
によりワイヤ519に止められている。ワイヤ519は
プーリ520a,520b,520cおよび駆動プーリ
521にかけられている。522は駆動プーリ521の
駆動軸であり、トレイ昇降モータ523によって駆動さ
れ、トレイ支持台512を上下に移動させる。駆動軸5
22は図示されない背面の駆動プーリに接続されてお
り、背面にもワイヤを用いたトレイ昇降機構が設けら
れ、トレイ支持台512は4点で支持される。以下、図
10を参照しながらシート束積載装置500のシート束
積載動作について説明する。
【0056】図10は、図9に示したシート束積載装置
500の要部拡大断面図である。
【0057】この図に示されるように、シート束Aが挿
入されたことを検知器(センサ)510が検知すると、
アーム揺動モータ507が回転を始め、上揺動アーム5
03と下揺動アームの開口部が閉じられて行き、シート
束Aは上搬送ローラ501と下搬送ローラ502に圧接
される。上搬送ローラ501と下搬送ローラ502との
間に適当な圧が加えられると、アーム揺動モータ507
は停止し、次に束搬送モータが起動され、上搬送ローラ
501と下搬送ローラ502が等速で回転することによ
り、シート束Aを搬送する。シート束Aの後端を検知器
510が感知すると、束搬送モータの回転を停止し、続
いてアーム揺動モータ507を回転させ、上搬送ローラ
501と下搬送ローラ502との間の圧を解除する。上
記搬送途中にあるシート束Aの後端部が下搬送ローラ5
02に当接し、先端部が束積載トレイ511に当接して
いる状態で、前記トレイ移動モータ515を起動させる
ことにより、束積載トレイ511の搬送方向への移動を
行い、シート束Aの排出終了後に停止させる。こうする
ことにより、シート束Aの束積載上でのオフセットが可
能となる。また、紙面検知センサからの入力に基づきト
レイ昇降モータ523を駆動させることにより、トレイ
支持台512の高さの制御を行う。
【0058】図11は、図1に示した画像形成システム
の制御構成を説明するブロック図である。
【0059】図において、801は中央処理装置(CP
U)で、例えば日本電気社製のマイクロコンピュータV
50(商品名)で構成され、ROM803に記憶された
制御手順(後述するフローチャートの手順を含む)に従
って本体100,RDF300,ソータ400,シート
束積載装置500を総括的に制御している。805は入
力データの記憶や作業用記憶領域として使用される主記
憶装置であるところのRAMである。807はメインモ
ータ133等の負荷にCPU801からの制御信号を出
力するインタフェース(I/O)、809はセンサ12
1等の入力信号を入力してCPU801に送るインタフ
ェース、811は前記キー群600とディスプレイ群7
00との入出力を制御するインタフェースである。これ
らのインタフェース807,809,811は、例えば
日本電気社製の入力回路ポート(μPD8255(商品
名))等で構成される。さらに、バスを介して公知の通
信IC(例えば日本電気社製の通信IC(μPD825
1))が接続されており、当該通信ICはさらにRDF
300,ソータ400側の通信ICと接続され、本体1
00とRDDF300およびソータ400の相互制御に
必要な制御データを逐次通信によって授受している。本
体100よりRDF300に送信するデータは、RDF
300に積載されている原稿の給紙を促す給紙信号,プ
ラテンガラス101上の原稿の排紙を促す排紙信号およ
び予約原稿も含めた原稿の給排紙の形態を決定する給排
紙モードであり、また、本体よりソータ400に送信す
るデータは、画像形成モード,ソータ400に収納する
モード,収納されるシートサイズ,タイミング信号等で
ある。160はレジストクラッチである。
【0060】このように構成された画像形成システムに
おいて、画像形成手段(本体100)から排出されるシ
ート材を丁合しながら仕分けするソータ手段(ソータ4
00)と積載手段(スタッカ500)との間で搬送され
るシート束の搬送状態を監視してジャム検出手段(セン
サ510等)がジャム発生を検出すると、要求手段(後
述するCPU901)がジャム検出されたシート束に対
する再画像形成指令を画像形成手段(本体100)に要
求し、これに応じて制御手段(CPU801)が画像形
成手段によるシート束再形成制御を行うことにより、ソ
ータ手段と積載手段との間のシート束搬送ジャムに対す
る正確なジャム補正を自動的に実行可能とする。
【0061】また、要求手段から再画像形成指令が出力
された際に、選択手段(キー群600)により再画像形
成指令を有効または無効を選択可能とすることにより、
シート束搬送ジャムに対するジャム補正実行を選択可能
とする。
【0062】さらに、制御手段は、ジャム検出手段がシ
ート束ジャム解除を検出した後、未終了のシート束搬送
を優先して実行することにより、未終了のシート束搬送
を先行させることを可能とする。
【0063】また、制御手段は、シート束搬送終了後、
記憶手段(RAM805)に記憶されるシート束搬送ジ
ャム回数分連続して画像形成手段によるシート束再形成
制御を行うことにより、正確なジャム補正処理を飲みを
連続して実行可能とする。
【0064】図12は、図11に示したRDF300の
制御構成を説明するブロック図である。
【0065】この図に示されるように、CPU901は
ROM902に記憶される制御プログラムに基づいて入
力ポート905に接続される各種のセンサ入力を処理し
て、出力ポート904に接続される各デバイスを制御す
る。903はRAMで、主としてCPU901のワーク
メモリとして機能する。また、RAM903には入力デ
ータや作業用データが記憶される。出力ポート904に
は、前述した分離モータ等の各種のモータやソレノイド
駆動手段が接続されている。
【0066】CPU901はシリアルインタフェース機
能を有し、本体100のCPU801とシリアル通信を
行い、本体100との間で制御データの授受を行ってい
る。RDF300より本体100に送信されるデータ
は、原稿のプラテンガラス上への給紙完了を示す給紙完
了信号等である。
【0067】図13は、図11に示したソータ400の
制御構成を説明するブロック図である。
【0068】この図に示されるように、CPU1001
は、ROM1002に記憶される制御プログラムに基づ
いて入力ポート1005に接続される各種のセンサ入力
を処理して、出力ポート1004に接続される各デバイ
スを制御する。1003はRAMで、主としてCPU1
001のワークメモリとして機能する。また、RAM1
003には入力データや作業用データが記憶される。ま
た、出力ポート1004には、前述したシフトモタータ
416等の各種モータが接続され、入力ポート1005
にはノンソートパスセンサS401を含む各センサS4
02〜S413およびスイッチが接続されている。CP
U1001はシリアルインタフェース機能を備えてお
り、本体100やスタッカ500のCPUとシリアル通
信を行って、本体100からの信号により各部を制御す
るとともに、スタッカへ動作信号を出力する。なお、セ
ンサS403,S410,S413はセンサS403
a,S403b,410a,S410b,S413a,
413bを備える。
【0069】図14は、図11に示したスタッカ500
の制御構成を説明するブロック図である。
【0070】この図に示されるように、CPU1101
は、ROM1102に記憶される制御プログラムに基づ
いて入力ポート1105に接続される各種のセンサ入力
を処理して、出力ポート1104に接続される各デバイ
スを制御する。1103はRAMで、主としてCPU1
101のワークメモリとして機能する。また、RAM1
103には入力データや作業用データが記憶される。ま
た、出力ポート1104には、前述したアーム揺動モー
タ507等の各種モータが接続され、入力ポート110
5には束搬送位置センサ508等の各センサが接続さ
れ、CPU1101がROM1102に格納された制御
プログラムに従ってバスを介して接続された各部を制御
する。また、CPU1101はシリアルインタフェース
機能を備え、ソータ400のCPU1001とシルアル
通信を行ってソータ400からの信号により各部を制御
する。
【0071】以下、図15〜図27に示すフローチャー
トに示す参照しながら本発明に係る画像形成システムに
おける画像形成処理動作について説明する。
【0072】図15は本発明に係る画像形成システムに
おける画像形成モード処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1) 〜(14)は各ステップを示す。
【0073】先ず、本体100からのシート排出が開始
されることを示すソータスタート信号の送出有無を判別
し(1) 、NOならばマニュアルステイプルキーがオン状
態かどうかを判定し(2) 、NOならばステップ(1) に戻
り、YESならば後述するマニュアルステイプル処理ル
ーチンを実行する(3) 。
【0074】一方、ステップ(1) の判定でYESの場合
は、本体100から排出されるシートの収納に関するモ
ード判別として、先ず、ノンソートモードが設定されて
いるかどうかを判定し(4) 、YESならば後述するノン
ソート処理ルーチンを実行し(7) 、NOならばソートモ
ードが設定されているかどうかを判定し(5) 、YESな
らば後述するソート処理ルーチンを実行し(8) 、NOな
らばグループモードが設定されているかどうかを判定し
(6) 、NOならば後述するスタック処理ルーチンを実行
し(10)、YESならば後述するグループ処理ルーチンを
実行する(9) 。
【0075】次いで、ステイプルモードが設定されてい
るかどうかを判定し(11)、NOならばステップ(13)へ進
み、YESならば後述するステイプル処理ルーチンを実
行する(12)。次いで、スタッカ指定がなされているかど
うかを判定し(13)、NOならばステップ(1) に戻り、Y
ESならばスタッカ処理ルーチンを実行して(14)、処理
を終了する。
【0076】図16は、図15に示したノンソート処理
ルーチンの詳細手順を示すフローチャートである。な
お、(1) 〜(7) は各ステップを示す。
【0077】先ず、最上位ビンにシートの収納を行うた
めに、ビンの初期化としてビンユニットをノンソートホ
ームポジションまで下降させる(1) 。そして、ソータ内
部のシート搬送用のパスとして搬送パス406を選択さ
せるためフラッパ409を切り換える(2) 。このフラッ
パ409は、これを切り換えるための駆動ソレノイド
(図示しない)があり、通常オフの場合は搬送パス40
7を選択される位置にあり、オンすることにより搬送パ
ス406が選択されるようになっている(3) 。次いで、
搬送モータをオンし、パスセンサのオン/オフのチェッ
クを行い(4) 、パスセンサがONとなったら、ソータス
タート信号が送出されているかどうかを判定し(5) 、Y
ESならばステップ(4) に戻り、NOならば搬送モータ
をOFFし(6) 、フラッパをオフして(7) 、ノンソート
処理を終了する。
【0078】図17は、図15に示したソート処理ルー
チンの詳細手順を示すフローチャートである。なお、
(1) 〜(12)は各ステップを示す。
【0079】先ず、最上位ビンからシートの収納を行う
ためのビンイニシャル信号が送出されているかどうかを
判定し(1) 、NOならばステップ(3) に進み、YESな
らばビンの初期化としてビンユニット403をノンソー
トホームポジションまで下降させる(2) 。次いで、搬送
モータをオンし(3) 、次にパスセンサがON/OFF状
態をを判定し(4) 、NOならばステップ(11)以降に進
み、YESならば、排出されたシートに対して後程整合
動作を行うため、整合棒を退避威位置に移動する(5) 。
その後、パスセンサがOFF状態となるのを検知したら
(6) 、シートへの整合動作を行う(7) 。そして、シフト
方向反転信号が送出されているかどうかを判定し(8) 、
NOならば1ビンシフト処理を実行し(9) 、YESなら
ば反転処理を行う(10)。ここで、反転処理とは、その後
のビンシフト方向を反転させる処理を行い、ビンシフト
動作は行わない。次いで、ソータスタート信号がON状
態かどうかを判定し(11)、YESならばステップ(4) に
戻り、NOならば搬送モータをOFFして(12)、処理を
終了する。
【0080】図18は、図15に示したグループ処理ル
ーチンの詳細手順を示すフローチャートである。なお、
(1) 〜(11)は各ステップを示す。
【0081】先ず、最上位ビンからシートの収納を行う
ためのビンイニシャル信号が送出されているかどうかを
チェックし(1) 、NOならばステップ(3) 以降に進み、
YESならばビンの初期化としてビニュニットをノンソ
ートホームポジションまで下降させる(2) 。次いで、搬
送モータをONし(3) 、次にパスセンサのON/OFF
状態を判定し(4) 、OFF状態ならばステップ(10)以降
へ進み、ON状態ならば排出されたシートに対して後程
整合動作を行うため、整合棒を退避位置に移動させる
(5) 。その後、パスセンサがOFF状態となったら(6)
、整合棒を整合位置に移動させて(7) 、シートへの整
合動作を行う。次いで、ビンシフト方向反転信号が送出
されているかどうかを判定し(8) 、NOならばステップ
(10)以降へ進み、YESならば1ビンシフト処理を実行
する(9) 。次いで、ソータスタート信号が送出されてい
るかどうかを判定し(10)、YESならばステップ(4) に
戻り、NOならば搬送モータを停止(オフ)させ(11)、
処理を終了する。
【0082】図19は、図15に示したスタック処理ル
ーチンの詳細手順を示すフローチャートである。なお、
(1) 〜(11)は各ステップを示す。
【0083】先ず、最上位ビンからシートの収納を行う
ためのビンイニシャル信号が送出されているかどうかを
判定し(1) 、NOならばステップ(3) 以降に進み、YE
Sならばビンの初期化としてビンユニットをノンソート
ホームポジションまで下降させる(2) 。次いで、搬送モ
ータをONして(3) 、次にパスセンサのON/OFF状
態を判定し(4) 、OFF状態ならばステップ(10)以降へ
進み、ON状態ならば排出されたシートに対して後程整
合動作を行うため、整合棒を退避位置に移動させる(5)
。その後、パスセンサがOFF状態となったら(6) 、
整合棒を整合位置に移動させて(7) 、シートへの整合動
作を行う。次いで、収納中のビンの収納枚数が上限枚数
に到達しているかどうかを判定し(8) 、YESならばス
テップ(10)以降に進み、NOならば1ビンシフト処理を
実行する(9) 。次いで、ソータスタート信号が送出され
ているかどうかを判定し(10)、YESならばステップ
(4) に戻り、NOならば搬送モータを停止(オフ)させ
(11)、処理を終了する。
【0084】図20は、図15に示したステイプル処理
ルーチンの詳細手順を示すフローチャートである。な
お、(1) 〜(6) は各ステップを示す。
【0085】先ず、一連のステイプル処理のためにビン
位置の初期化を行う(1) 。初期化されるビン位置は使用
しているビンの中で最も上または下のビンで現在のビン
位置から最も近い位置である。移動が終了したら上側の
位置の時はシフト方向を下に、下側の位置の時はシフト
方向を上に設定する。次いで、綴じモード(綴じモード
は前述したシリアル通信により本体から送られてくる綴
モードデータにより指定される)が1個所/2個所のい
ずれかを判定し(2) 、1個所ステイプルと判定された場
合には、1個所ステイプル処理ルーチンを実行して(3)
、ステップ(5)以降に進む。
【0086】一方、ステップ(2) の判定で2個所ステイ
プルと判定された場合には、2個所ステイプル処理ルー
チンを実行する(4) 。次いで、ステイプルを終了した束
が一連のステイプル処理の最終束かどうかを判断し(5)
、YESならば処理を終了し、NOならば1ビンシフ
トして(6) 、ステップ(2) に戻る。
【0087】図21は、図20に示した1個所ステイプ
ル処理ルーチンの詳細手順を示すフローチャートであ
る。なお、(1) 〜(5) は各ステップを示す。なお、1個
所綴ではステイプラ412aを使用する。
【0088】先ず、ステイプラに針があるかどうかを検
知センサS410aの出力から判断し(1) 、YESなら
ば束がずれないように整合棒で束を抑える整合処理を行
い(2) 、ステイプルオンし(3) 、整合棒を退避させ(4)
、処理を終了する。
【0089】一方、ステップ(1) の判定でNOの場合
は、本体100に針無しアラームを出力して(5) 、処理
を終了する。
【0090】図22は、図20に示した2個所ステイプ
ル処理ルーチンの詳細手順の一例を示すフローチャート
である。なお、(1) 〜(5) は各ステップを示す。なお、
2個所綴ではステイプラ412a,412bを使用す
る。
【0091】まず、ステイプラ412a,412bのど
ちらかが針無い状態かどうかを判断し(1) 、YESなら
ば束がずれないように整合棒で束を抑える整合処理を実
行し(2) 、ステイプルを行う(3) 。なお、ステイプラ4
12a,412bは同時にステイプル動作を行うが、そ
れぞれのステイプルモータ432a,432bの起動は
ピーク電流が重くならないように若干のタイミングをず
らしても良い。ステイプル終了後、プログラムはステッ
プS(4) に進み、整合棒を退避して(4) 、2個所ステイ
プル処理を終了する。
【0092】一方、ステップS(1) で針無しと判断され
た場合には、本体100に針無しアラームを出力して処
理を終了する。
【0093】図23は、図15に示したスタッカ処理ル
ーチンの詳細手順の一例を示すフローチャートである。
なお、(1) 〜(13)は各ステップを示す。
【0094】先ず、一連のスタック処理のためにビン位
置の初期化を行う(1) 。なお、初期化されるビン位置は
使用しているビンの中で最も上または下のビンで現在の
ビン位置から最も近い位置である。移動が終了したら、
上側の位置の時はシフト方向を下に、下側の位置の時は
シフト方向を上に設定する(2) 。
【0095】次いで、スタッカの使用禁止フラグが立っ
ているかどうかの判断を行い(3) 、スタッカの使用禁止
フラグが立っていない場合は、アーム450bを用いて
シート束を押し出す(4) 。ここで、スタッカはスタック
動作をし、終了後に前述したシリアル通信を介してスタ
ッカ収納完了が通知されたかどうかを判断し(6) 、スタ
ッカが収納を完了したら、束押出し用のアーム450b
を戻し(9) 、スタックした束が最終束であったかどうか
を判断し(10)、NOならば1ビンシフトを実行して (1
1) 、ステップ(2) に戻る。
【0096】一方、ステップ(3) の判定でYESの場合
は、本体100にスタック禁止アラームを出力して(5)
、処理を終了する。
【0097】一方、ステップ(6) の判定でNOの場合
は、スタッカ収納完了信号の送出待機中に、ジャム信号
を検知したかどうかを判定し(7) 、NOならばステップ
(6) に戻り、YESならばスタッカへの束受渡し中にジ
ャムが発生したことを記憶しておくために、ジャムフラ
グをセットして(8) 、ステップ(9) 以降に進む。
【0098】一方、ステップ(10)の判定でYESの場合
は、ジャムが発生したか判断するために、ジャムフラグ
があるかどうかを判定し(12)、NOならば処理を終了
し、YESならば後述するジャムリカバリー処理ルーチ
ンを実行し(13)、ステップ(1)に戻る。
【0099】図24は、図23に示したスタッカ使用禁
止判断処理ルーチンの詳細手順の一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1) 〜(3) は各ステップを示す。
【0100】先ず、スタッカが積載フル状態になってい
るかどうかを判断し(1) 、積載フル状態であれば、これ
以上の積載は不能なので、スタッカ禁止フラグをセット
して(3) 、処理を終了する。
【0101】一方、ステップ(1) の判定でNOの場合は
積載を可能とするため、スタッカ禁止フラグをリセット
して(2) 、処理を終了する。
【0102】図25は、図15に示したマニュアルステ
イプル処理ルーチンの一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1) 〜(6) は各ステップを示す。
【0103】先ず、ステイプラをステイプル位置に移動
する(1) 。この移動が終了したら、ステイプラ412a
の近傍にあるステイプル紙センサaの部分に紙があるか
どうかを判定し(2) 、紙があれば(YES)ステイプラ
412aで針打ちを行い(3)、NOならばステップ(4)
移行に進み、ステイプル紙センサbによりステイプラ4
12bの部分に紙があるかどうかを判断し(4) 、NOな
らばステップ(6) 以降に進み、YESならばステイプラ
412bで針打ちを行い(5) 、ステイプラ412a,4
12bを退避位置へ移動し(6) 、処理を終了する。これ
により、ユーザは、ビン内に差し込んだ紙束を適宜ステ
イプルすることが可能となる。
【0104】図26は、図1に示したスタッカ500の
制御動作の詳細手順を示すフローチャートである。な
お、(1) 〜(17)は各ステップを示す。
【0105】先ず、シート束検知センサがシート束を検
知したかどうかを判定し(1) 、YESならばアーム揺動
モータをオンし(2) 、束搬送センサがアームを検知した
ところで(3) 、アーム揺動モータを停止させる(4) 。次
いで、束搬送モータをオンし(5) 、ジャムを検知するた
めのジャム検知タイマをセットして(6) 、シート束の搬
送を行う。そして、シート束検知センサがシート束の後
端を検知したかどうかを判定し(7) 、NOならばその間
にジャムタイマがタイムアップしたかどうかを判定し(1
4)、NOならばステップ(7) に戻り、シート束検知セン
サがジャムタイアマがタイムアップする前にシート束の
後端を検知したら、束搬送モータを停止させ(8) 、シー
ト束の束積載トレイ上への積載を終え、続くシート束に
対して区別できるように束積載トレイのオフセットを行
う(9) 。そして、再びシート束の収納動作が行えるよう
に、アーム揺動モータをオンし(10)、束受け取り位置セ
ンサがアームを検知するのを待機し(11)、アームを検知
したら、アーム揺動モータをオフする(12)。ここで、ソ
ータに対してシート束の収納動作が完了したことを示す
スタッカ収納完了信号の出力を行い(13)、ステップ(1)
に戻る。
【0106】一方、ステップ(14)の判定でYESの場合
(シート束後端を検出する前にタイマアップしてしまっ
た場合)には、ジャムが発生したと判定し、ソータ40
0に対してジャム信号を出力し(15)、ジャム解除待ちで
あるシート束無しを検知したら(16)、すなわちジャムが
解除されたら、ソータ400に対して出力していたジャ
ム信号をオフして(17)、ステップ(1) に戻る。
【0107】図27は、図23に示したジャムリカバリ
処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。な
お、(1) ,(2) は各ステップを示す。
【0108】ジャムリカバリ処理では、ジャム発生した
シート束と同等のシート束を作るために本体100に再
びコピー要求の出力をする(1) 。本件は、再コピー要求
を受けたら、ジャムした束と同一のシート束を再びコピ
ーする再コピーが終了したら(2) 、ジャムリカバリ処理
を完了する。
【0109】このように、シート紙束格納装置に格納さ
れるシート束にジャムが発生した場合は、シート束の再
コピーを行い、リカバリーを行うことで正確なジャム補
正を実現できる。
【0110】なお、上記実施例ではジャムリカバリ処理
を催促するトリガをコピースタートキーの押下により開
始することを想定するが、図27に示したステップ(1)
において出力された再コピー要求後、操作パネル上のス
トップキーまたはリセットキーが押下されたかどうかを
判定し、ジャム処理の実行開始を制御する構成としても
良い。すなわち、ストップキーまたはリセットキーが押
下されたらジャム処理の意志がないものとして、ジャム
リカバリ処理を中断するように処理を選択できるように
構成してもよい。
【0111】また、上記実施例ではジャム発生状態をジ
ャムフラグにて記憶する場合について説明したが、ジャ
ムフラグではなく、ジャムカウンタでジャム発生を記憶
し、ジャム発生の回数分だけジャムリカバリ処理で再コ
ピーするように制御すれば、さらにジャムリカバリによ
る再コピーを効率よく実行できる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は画像形成
手段から排出されるシート材を丁合しながら仕分けする
ソータ手段と積載手段との間で搬送されるシート束の搬
送状態を監視してジャム検出手段がジャム発生を検出す
ると、要求手段がジャム検出されたシート束に対する再
画像形成指令を画像形成手段に要求し、これに応じて制
御手段が画像形成手段によるシート束再形成制御を行う
ように構成したので、ソータ手段と積載手段との間のシ
ート束搬送ジャムに対する正確なジャム補正を自動的に
実行することができる。
【0113】また、要求手段から再画像形成指令が出力
された際に、選択手段により再画像形成指令を有効また
は無効を選択可能とするように構成したので、シート束
搬送ジャムに対するジャム補正実行を使用者が適宜選択
することができる。
【0114】さらに、制御手段は、ジャム検出手段がシ
ート束ジャム解除を検出した後、未終了のシート束搬送
を優先して実行するように構成したので、未終了のシー
ト束搬送を先行させることができる。
【0115】また、制御手段は、シート束搬送終了後、
記憶手段に記憶されるシート束搬送ジャム回数分連続し
て画像形成手段によるシート束再形成制御を行うように
構成したので、正確なジャム補正処理を飲みを連続して
実行させることができる。
【0116】従って、本体にソータ手段と積載手段とが
接続される画像形成システムにおけるシート束搬送ジャ
ムを正確に検出して、他のシート束搬送を阻害すること
なくシート束単位のジャム補正を効率的に実行できる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像形成システムの構
成を説明する外観斜視図である。
【図2】図1に示した画像形成システムの要部詳細を説
明する断面構成図である。
【図3】図1に示した本体に設けられる操作パネルの一
例を示す平面図である。
【図4】図1に示したRDFの詳細構成を説明する図で
ある。
【図5】図1に示したシート後処理装置の詳細構成を説
明する図である。
【図6】図1に示したシート後処理装置の詳細構成を説
明する図である。
【図7】図1に示したシート後処理装置の詳細構成を説
明する図である。
【図8】図1に示したシート後処理装置の詳細構成を説
明する図である。
【図9】図1に示したシート束積載装置の詳細構成を説
明する断面図である。
【図10】図9に示したシート束積載装置の要部拡大断
面図である。
【図11】図1に示した画像形成システムの制御構成を
説明するブロック図である。
【図12】図11に示したRDFの制御構成を説明する
ブロック図である。
【図13】図11に示したソータの制御構成を説明する
ブロック図である。
【図14】図11に示したスタッカの制御構成を説明す
るブロック図である。
【図15】本発明に係る画像形成システムにおける画像
形成モード処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図16】図15に示したノンソート処理ルーチンの詳
細手順を示すフローチャートである。
【図17】図15に示したソート処理ルーチンの詳細手
順を示すフローチャートである。
【図18】図15に示したグループ処理ルーチンの詳細
手順を示すフローチャートである。
【図19】図15に示したスタック処理ルーチンの詳細
手順を示すフローチャートである。
【図20】図15に示したステイプル処理ルーチンの詳
細手順を示すフローチャートである。
【図21】図20に示した1個所ステイプル処理ルーチ
ンの詳細手順を示すフローチャートである。
【図22】図20に示した2個所ステイプル処理ルーチ
ンの詳細手順の一例を示すフローチャートである。
【図23】図15に示したスタッカ処理ルーチンの詳細
手順の一例を示すフローチャートである。
【図24】図23に示したスタッカ使用禁止判断処理ル
ーチンの詳細手順の一例を示すフローチャートである。
【図25】図15に示したマニュアルステイプル処理ル
ーチンの一例を示すフローチャートである。
【図26】図1に示したスタッカの制御動作の詳細手順
を示すフローチャートである。
【図27】図23に示したジャムリカバリ処理ルーチン
の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 本体 300 RDF 400 ソータ 500 スタッカ 510 センサ 801 CPU 1001 CPU 1101 CPU
フロントページの続き (72)発明者 小野寺 和夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成手段から排出されるシート材を
    丁合しながら仕分けするソータ手段と、このソータ手段
    に接続されて排出されるシート束を受け取り積載する積
    載手段と、前記ソータ手段と前記積載手段との間におけ
    るシート束の搬送状態を監視してジャム発生およびジャ
    ム解除を検出するジャム検出手段と、このジャム検出手
    段の出力に基づいてジャム検出されたシート束に対する
    再画像形成指令を前記画像形成手段に要求する要求手段
    と、この要求手段からの再画像形成指令の出力状態に基
    づいて前記画像形成手段によるシート束再形成制御を行
    う制御手段とを有する画像形成システム。
  2. 【請求項2】 要求手段から再画像形成指令が出力され
    た際に、再画像形成指令の有効または無効を選択する選
    択手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成システム。
  3. 【請求項3】 制御手段は、ジャム検出手段がシート束
    ジャム解除を検出した後、未終了のシート束搬送を優先
    して実行することを特徴とする請求項1記載の画像形成
    システム。
  4. 【請求項4】 ソータ手段から排出されるシート束搬送
    終了までに前記ジャム検出手段により検出されるシート
    束搬送ジャム回数を記憶する記憶手段を設け、制御手段
    は、シート束搬送終了後、前記記憶手段に記憶されるシ
    ート束搬送ジャム回数分連続して画像形成手段によるシ
    ート束再形成制御を行うことを特徴とする請求項1記載
    の画像形成システム。
JP5023413A 1993-01-20 1993-01-20 画像形成システム Pending JPH06219597A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5023413A JPH06219597A (ja) 1993-01-20 1993-01-20 画像形成システム

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JP (1) JPH06219597A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1798601A2 (en) 2005-09-06 2007-06-20 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system and method of controlling image forming system
US7715735B2 (en) 2005-09-06 2010-05-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system and control method for the same

Cited By (5)

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EP1798601A2 (en) 2005-09-06 2007-06-20 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system and method of controlling image forming system
US7715735B2 (en) 2005-09-06 2010-05-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system and control method for the same
US7843584B2 (en) 2005-09-06 2010-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system and method of controlling image forming system
US8102555B2 (en) 2005-09-06 2012-01-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system and method of controlling image forming system
US8284434B2 (en) 2005-09-06 2012-10-09 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system and method of controlling image forming system

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