JP3459665B2 - 綴じ装置を備えるシート後処理装置 - Google Patents

綴じ装置を備えるシート後処理装置

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JP3459665B2
JP3459665B2 JP18089293A JP18089293A JP3459665B2 JP 3459665 B2 JP3459665 B2 JP 3459665B2 JP 18089293 A JP18089293 A JP 18089293A JP 18089293 A JP18089293 A JP 18089293A JP 3459665 B2 JP3459665 B2 JP 3459665B2
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stacker
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は綴じ装置を備えるシート
後処理装置、詳細には、例えば、トレイ上で綴じられた
シート束をスタッカ装置へ排出して積載するようにした
シート後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置で画像形成されたシ
ートはトレイ上に排出されて積載される。このシート束
は、非綴じの状態又は必要に応じてシート束を綴じた後
に、スタッカ装置へ受け渡されて格納されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記のようなシ
ート後処理装置は知られていたが、従来装置であると、
綴じられたシート束は勿論のこと、綴じられなかったシ
ート束も一括してスタッカ装置へ排出されてしまってい
たので、スタッカ内においてシート束の見分けがつかな
くなってしまう恐れがあった。
【0004】また、綴じ済みのシート束は、綴じ部の厚
みが増加する傾向にあるため、それが多数部積載収納さ
れるシート束収納装置においては、未綴じのシート束に
対して、シート束の厚みが厚くなる、もしくは積載時の
シート束の表面の水平性等違いがでてくる。このため、
綴じ済みか否かで、シート束収納装置の制御を同一にし
た場合、どちらかのモードで積載性が劣るという不具合
が生じる。
【0005】本発明は、綴じられたシート束、又は非綴
じのシート束をスタックに格納する場合に、スタック内
でのシート束の積載性が優れたシート後処理装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、搬送されてくるシートを積載
して収納するトレイ手段と、前記トレイ手段に積載され
るシート束を綴じる綴じ手段と、前記トレイ手段に積載
されたシート束を受けとってスタックするスタック手段
と、を備えるシート後処理装置において、前記綴じ手段
が作動する綴じモードか非作動の非綴じモードかを判断
して、前記スタック手段へのシート束の積載方法を変え
る制御手段を備え、前記制御手段は、綴じモードのとき
に前記スタック手段に積載されるシート枚数許容数が非
綴じモードのときの許容数よりも少なくなるようにする
ことを特徴とする。
【0007】本発明は、上述事情に鑑みなされたもので
あって、搬送されてくるシートを積載して収納するトレ
イ手段と、前記トレイ手段に積載されるシート束を綴じ
る綴じ手段と、前記トレイ手段に積載されたシート束を
受けとってスタックするスタック手段と、を備えるシー
ト後処理装置において、前記綴じ手段が作動する綴じモ
ードか非作動の非綴じモードかを判断して、前記スタッ
ク手段へのシート束の積載方法を変える制御手段を備
え、前記制御手段は、綴じモードのシート束と非綴じモ
ードのシート束が前記スタック手段上で区分けされるよ
うにオフセットさせるオフセット手段を有することを特
徴とする。
【0008】また、前記オフセット手段は、綴じモード
のシート束と非綴じモードのシート束が前記スタック手
段上でシート束搬送方向に区分けされるようにオフセッ
トさせることを特徴とする。
【0009】本発明は、上述事情に鑑みなされたもので
あって、搬送されてくるシートを積載して収納するトレ
イ手段と、前記トレイ手段に積載されるシート束を綴じ
る綴じ手段と、前記トレイ手段に積載されたシート束を
受けとってスタックするスタック手段と、を備えるシー
ト後処理装置において、前記綴じ手段が作動する綴じモ
ードか非作動の非綴じモードかを判断して、前記スタッ
ク手段へのシート束の積載方法を変える制御手段を備
え、前記制御手段は、非綴じモード時の方が綴じモード
時よりも長いジャムタイマを形成するジャム検知手段を
有することを特徴とする。
【0010】
【0011】
【作用】画像処理されて搬送されてくるシートはトレイ
手段上に積載されて、綴じモードの時は綴じ手段により
綴じられる。トレイ手段からスタック手段へ搬送される
シート束は、綴じ手段が綴じモードであるか、又は非綴
じモードであるかに応じてスタックへの積載方法が制御
手段により制御される。
【0012】すなわち、綴じられたシート束と綴じられ
ない未綴じシート束との取扱いを異ならせたことに特徴
がある。
【0013】具体的には、例えば、綴じ後のシート束の
みを選択してスタッカへ積載するようにしたり、格納制
限枚数を綴じシート束と未綴じシート束とで異ならせた
り、綴じシート束と未綴じシート束との積載位置を異な
らせたりする。
【0014】これにより、スタック内におけるシート束
の見分けが容易になり、積載性も向上させることができ
る。
【0015】
【実施例】本実施例の全体の斜視図を図1、構成図を図
2に示す。図1、2において、本体(100)、ペディ
スタル(200)、循環式自動原稿送り装置(30
0)、シート後処理装置(400)、シート束積載装置
(500)である。 A.本体(100) 図2の本体100において、101は原稿を載置するプ
ラテンガラス、103は原稿を照明する照明ランプ(露
光ランプ)、105,107,109はそれぞれ原稿の
光路を変更する走査用ミラー(走査ミラー)、111は
合焦及び変倍機能を有するレンズ、113は光路を変更
する第4の反射ミラー(走査ミラー)である。115は
光学系を駆動する光学系モータ、117,119,12
1はそれぞれセンサである。
【0016】131は感光ドラム、133は感光ドラム
131を駆動するメインモータ、135は高圧ユニッ
ト、137はブランク露光ユニット、139は現像器、
140は現像ローラ、141は転写帯電器、143は分
離帯電器、及び145はクリーニング装置である。
【0017】151は上段カセット、153は下段カセ
ット、171は手差し給紙口、155及び157は給紙
ローラ、159はレジストローラである。また、161
は画像記録された給紙を定着側へ搬送する搬送ベルト、
163は搬送されてきた記録紙を熱圧着で定着させる定
着器、167は両面記録の際に用いるセンサである。 B.ペディスタル(200) 図2のペディスタル200は、本体100から切り離す
ことができ、2000枚の転写紙を収納し得るデッキ2
01及び両面コピー用の中間トレイ203とを有してい
る。また、その2000枚収納可能なデッキ201のリ
フタ205は、給紙ローラ207に常に転写紙が当接す
るように、転写紙の量に応じて上昇する。また、211
は両面記録側ないし多重記録側の経路と排出側経路との
経路を切り換える排紙フラッパ、213,215は搬送
ベルトの搬送路、217は転写紙押え用の中間トレイお
もりであり、排紙フラッパ211、及び搬送路213,
215を通った転写紙は裏返しされて両面コピー用中間
トレイ203に収納される。
【0018】219は両面記録と多重記録の経路との多
重フラッパであり、搬送路213と215の間に配設さ
れ、上方に回動することにより転写紙を多重記録用搬送
路221に導く。223は多重フラッパ219を通る転
写紙の末端を検知する多重排紙センサである。225は
経路227を通じて転写紙をドラム131側へ給紙する
給紙ローラである。229は機外へ転写紙を排出する排
出ローラである。
【0019】両面記録(両面複写)時や多重記録(多重
複写)には、まず、本体100の排紙フラッパ211を
情報に上げて複写済の転写紙をペディスタル200の搬
送路213,215をして中間トレイ203に格納す
る。このとき、両面記録時には多重フラッパ219を下
げておき、多重記録時には多重フラッパ219を上げて
おく。この中間トレイ203は、例えば99枚までの複
写紙を格納することができる。中間トレイ203に格納
された転写紙は中間トレイおもり217により押えられ
る。
【0020】次に行う裏面記録時、または多重記録時に
は中間トレイ203に格納されている転写紙が、下から
1枚ずつ給紙ローラ225、おもり217との作用によ
り、経路227を介して本体100のレジストローラ1
59へ導かれる。
【0021】図3は上述の本体100に設けた操作パネ
ルの配置構成例を示す。操作パネルは、後に述べるよう
なキー群600とでディスプレイ群700とを有する。 C.RDF(循環式自動原稿送り装置)(300) 図4に詳細に示すように、RDF300には原稿束Sを
セットする第1の原稿トレイとしての積載トレイ310
と、原稿束SSをセットする第2の原稿トレイとしての
積載トレイ350が装備されている。
【0022】また、積載トレイ310側には、原稿給送
手段の一方の部分を構成する給送手段が装備されてい
る。この給送手段は、半月ローラ331と、分離搬送ロ
ーラ332と、分離ベルト333と、分離モータ371
と、レジスト・ローラ335と、全面ベルト336と、
ベルト・モータ372と、搬送大ローラ337と、搬送
モータ380と、排紙ローラ340と、フラッパ341
と、リサイクルレバー342と、給紙ストッパ343
と、給紙センサ、反転センサ374、排紙センサ375
等から構成されている。
【0023】ここで、半月ローラ331と分離搬送ロー
ラ332と分離ベルト333は、分離モータ371によ
り回転して、積載トレイ310上の原稿束Sの最下部か
ら原稿を1枚ずつ分離する。
【0024】また、レジスト・ローラ335と全面ベル
ト336は、ベルト・モータ372により回転して分離
された原稿をシートパスa,bを介して原稿台ガラス1
01上の露光位置(シートパスc)まで搬送する。ま
た、搬送大ローラ337は搬送モータ380により回転
して原稿台ガラス101上の原稿をシートパスcからシ
ートパスeに搬送する。このシートパスeに搬送された
原稿は、排紙ローラ340により原稿を積載トレイ31
0の原稿束S上に戻される。
【0025】また、リサイクルレバー342は、原稿の
一循環を検知するもので、原稿給送開始時にリサイクル
レバー342を原稿束Sの上部に載せ、原稿が順次給送
され、最終原稿の後端がリサイクルレバー342を抜け
る時に自重で落下したことで原稿の一循環を検知する。
【0026】給送手段330では、両面原稿時に、原稿
を一旦シートパスa,bからcに導き、次いで搬送大ロ
ーラ338を回転し、フラッパ341を図4に示す点線
位置に切り換えることで原稿の先端をシートパスdに導
き、次いでレジストローラ335によりシートパスbを
通し、この後全面ベルト336で原稿を原稿台ガラス1
01上に搬送して停止することで原稿を反転させてい
る。すなわち、原稿をシートパスc〜d〜bの経路で反
転させている。
【0027】なお、原稿束Sの原稿を1枚ずつシートパ
スa〜b〜c〜d〜eを通して、リサイクルレバー34
2により一循環したことが検知されるまで搬送すること
によって、原稿の枚数をカウントすることができる。
【0028】更に、該RDF300の本体右方には、プ
ラテン101上の画像読み取り終了後のシート原稿Sを
プラテン101への搬入方向とは反対側に排出し、原稿
トレイ310上の原稿束Sの最上部に搬出する第2の原
稿排紙路(シートパスg)が構成されている。シートパ
スg中には、シート原稿Sを搬送するための第1搬送ロ
ーラ343、第2搬送ローラ344が配置され、更にシ
ートパスgの下流には第2の排紙ローラ345が設けら
れており、該シートパスgを搬送されてきたシート束S
を原稿トレイ310上の原稿束Sの最上部に排出する。
【0029】シートパスg上方には、原稿排出カバー3
46が配置されている。
【0030】シートパスgには、排出路中のシート原稿
Sの前端及び後端を検知するための透過型の光センサで
ある第2排紙センサ376が配置されている。
【0031】次に原稿トレイ310の揺動動作について
説明する。トレイ揺動モータ387のモータ出力軸はト
レイ揺動アーム軸348に結合されている。原稿トレイ
310の下面にはトレイ揺動コロ347が結合してい
る。トレイ揺動コロ347はトレイ揺動アーム349の
先端に設けられ、トレイ揺動アーム349の反対側はト
レイ揺動アーム軸348に固定されていて、トレイ揺動
アーム軸348が回転することによりトレイ揺動アーム
349は図中実線と破線位置の間を揺動し、原稿トレイ
310を揺動中心の回りに図中実線位置と破線位置間を
揺動する。
【0032】377は原稿トレイ310が上方位置(実
線位置)に到達したことを検知する上部リミットスイッ
チで、379は原稿トレイ310が下方位置(破線位
置)に到達したことを検知する下部リミットスイッチで
あって、トレイ揺動モータ387は上部、下部リミット
スイッチの検知より回転を制御する。 D.シート後処理装置(400) 図5、図6、図7によりソータについて説明する。同図
において、ソータ400は機体402及びビンユニット
403からなり、この機体402は搬入口404に近傍
して搬入ローラ対405を備えている。搬入ローラ対4
05の下流には、搬送パス406あるいは407へシー
ト搬送方向を切り換えるフラッパ409が配設されてい
る。そして、一方の搬送パス406はほぼ水平方向に延
びて、その下流に搬送ローラ対408が配設されてお
り、また他方の搬送パス407は下方向に延びて、その
下流に搬送ローラ対411が配設されており、更に該ロ
ーラ対411の近傍位置でステイプラ412が配設され
ている。
【0033】搬入ローラ対405と搬送ローラ対40
8,411は、搬送モータ413(図示しない)により
駆動されている。上記搬送パス406には、シートの通
過を検出するノンソートパスセンサS401が、そして
搬送パス407にはソートパスセンサS402が配設さ
れている。また、搬送ローラ対408及び411の下流
側には、多数のビンBを備えているビンユニット403
が配置されており、このビンユニット403のフックに
一端を係合し、他端を機体402に固定したばねで重畳
を保持することにより、ビンユニット403は昇降自在
に支持さている。
【0034】ビンユニット403の基端側の上下部に
は、ガイドローラ417,419が回動自在に支持され
ており、このガイドローラ417,419は前記機体4
02に上下方向に延びるように設けらた案内溝420
内を転動して前記ビンユニットを案内するように構成さ
れている。また、機体402にはシフトモータ421が
配設されている。機体402に枢支された回転軸422
にはリードカム423及びスプロケットが固定されてい
る。このスプロケットと前記シフトモータ421の出力
軸とにはチェーン426が張設されており、これによっ
てモータ421の回転がチェーン426を介して回転軸
422へ伝達されるようになっている。
【0035】更に、前記ビンユニット403は、傾斜部
及び垂直部からなる底部フレーム427と、この底部フ
レーム427の先端手前側と奥側とに垂直に設けられた
対をなすフレーム429、フレーム429によって支持
されたカバー430により構成されるユニット本体43
1を有している。このユニット本体431の手前側には
シートS(図8参照)に当接して整合することが可能な
基準板455が設けられている
【0036】そして、上記底部フレーム427の基準奥
側には、整合モータ432aにより回動する下アーム4
33aが回動自在に支持されている(図7参照)。更に
カバー430の前記下アーム433aと対向する位置に
上アーム435aが、上記カバー430に回動自在に支
持された軸436aに固定されており、この上アーム4
35aの回動中心と前記下アーム433aの回動中心に
は軸437aが架設されている。上記下アーム433a
の先端と上記上アーム435aの先端とには、整合棒4
39aが架設されており、この整合棒439aは第1の
整合モータ31により回動するように構成されており、
ビンB上のシートSを手前側に整合するようになってい
る。
【0037】また同様に、上記底部フレーム427の基
端奥側に、第2の整合モータにより回動する下アーム4
33bが回動自在に支持されている(図7参照)。更
に、カバー430の前記下アーム433bと対向する位
置に上アーム435bが、上記カバー430に回動自在
に支持された軸436bに固定されている。上記下アー
ム433bの先端と上記上アーム435bの先端とに
は、整合棒439bが架設されており、この整合棒43
9bは第2の整合モータにより回動するように構成され
ておりビンB上のシートSを奥側に整合するようになっ
ている。
【0038】上記第1,第2の整合モータはステッピン
グモータであって、整合棒439a,439bの位置
は、ステッピングモータに与えるパルス数で正確に制御
できる。また、整合棒439a,439bの位置を検知
するための整合棒ホームセンサを有し、整合棒439
a,439bの位置は整合棒ホームセンサと第1、第2
の整合モータに与えるパルス数で制御できる。
【0039】前記ビンBは、図8に示すように、先端手
前及び奥にそれぞれ係合板440が形成されている。こ
の係合板440が、前記フレーム420の内側に設けら
れた支持板(図示略)と係合することにより、ビンBは
先端側を支持されるようになっている。また、ビンBの
先端手前及び奥側にはそれぞれ支持軸441が固定され
ており、この支持軸441にはトラニオン442が回動
自在に支持されている。
【0040】更にビンBには、前記軸437aからの所
定距離に前記整合棒439aの回転距離より長くかつ前
記整合棒439aの幅よりも十分幅広な長孔443a
と、前記軸436bから所定距離に前記整合棒439b
の回転距離より長くかつ前記整合棒439bの幅よりも
十分幅広な長孔443bが開設されている。
【0041】ビンBの基端部Baはシート収納面Bbに
対して垂直に立ち上がっている。ビンBは機体402に
対して先端を上に所定角度傾斜しており、この傾斜によ
りシートPは、前記シート収納面Bbを滑って後端を基
端部Baに当接して前後方向を整合されるようになって
いる。
【0042】また、ビンBにはステイプラ412a,4
12bの進入する部分に切欠きBC1,BC2が設けら
れており、ステイプラ412a,412bと干渉しない
ようになっている。
【0043】そして、ビンB1,B2…の長孔443a
には前記整合棒439aが嵌挿されており、この整合棒
439aは長孔443a内を回動して、ビンB上のシー
トPを手前側に整合するよう構成されている。
【0044】同様に、ビンB1,B2…の長孔443b
には前記整合棒439bが嵌挿されており、この整合棒
439bは長孔443b内を回動して、ビンB上のシー
トPを奥側に整合するよう構成されている。
【0045】また、前記リードカム423は前記トラニ
オン442よりも若干幅の広い溝423aが螺旋状に刻
設されてトラニオン442と係合ており、リードカム4
23の回転によりトラニオン442は溝423aに沿っ
て昇降するように構成されている。なお、リードカム4
23の1回転はリードカム423の近傍に配設されたリ
ードカムセンサS404によって検出される。またビン
ユニット402の位置はビンホームポジションセンサS
403によって検出される。
【0046】ソートビンB上のシートSの存在は、ソー
トトレイ紙有無検知センサ(シート後処理位置選択手
段)S407によって検出できる。
【0047】下部排紙ローラ対411の近傍には、ビン
Bに収納したシートSを綴じ止めする2個の電動ステイ
プラ412a,412bがシートSの搬入方向に直交す
る位置に駆動手段により進退可能に配設されており、通
常ビンBの上下動の際に干渉しないように退避してお
り、ビンB上のシートSの束を綴じ止めする際に、実線
位置に移動してシートSの束を綴じ止めする。この際、
電動ステイプラ412a,412bは独立に移動可能に
構成されている。綴じ止め終了後、この電動ステイプラ
は図示しない駆動手段により、退避位置に復帰する。
【0048】また、電動ステイプラ412a,412b
は図示しないモータの回転によりステイプル動作を行
い、複数のビンB…のシートSを綴じ止めするときに、
1つのビンBのシートSのステイプル動作終了後に、ビ
ンユニット403が所定のビン位置に移動して、他のビ
ンBに収納したシートSを綴じ止めするようになってい
る。
【0049】また、電動ステイプラ412a,412b
が2個設けられているため、操作者の選択により、いず
れか一方(一箇所綴)また、両方(二箇所綴)作動させ
ることができるようになっている。ステイプラ412
a,412bの選択については、後述する。
【0050】なお、S406はマニュアルステイプルキ
ーであって、ソート終了後にマニュアルステイプルキー
S406を押下された場合はステイプル動作を行う。
【0051】ソータ400の奥側のビンユニット403
に設けられた垂直軸450aを中心に回転自在にL字状
のアーム450bが軸支されている。このアーム450
bの先端に下方を向いた押し棒450cが固定されて、
押し出し部材450が構成されている。この押し出し部
材は、図示しない駆動手段により回動されるようになっ
ており、所定のビン上のシート束の位置を手前に押し出
す。 E.スタッカ(500) 次に図9を用いてシート束積載装置(スタッカ)500
について説明する。シート後処理装置400(ソータ)
から押し出されたシート束は束搬送ローラ501及び5
02によって搬送される。束搬送ローラ501は束搬送
ローラ502に転接するように揺動アーム503に支持
され、揺動アーム503はプーリ504,505及びタ
イミングベルト506を介してアーム揺動モータ507
によって上下に揺動する。図中実線で示す揺動アーム5
03の位置は束搬送を行うための搬送位置であり、その
位置は束搬送センサ508によって検知される。また、
破線で示す位置はシート束を受け取るための受け取り位
置であり、その位置は束受け取り位置センサ509によ
って検知される。束搬送ローラ502は図示しない束搬
送モータによって駆動されシートの束搬送を行う。な
お、この束搬送モータはエンコーダを有しており、移動
量の計測が可能である。センサ510は束搬送ローラ5
02によって搬送されるシート束を検出する束検知セン
サである。511は束積載トレイであり、トレイ支持台
512に支持される。513はトレイ移動モータであ
り、タイミングベルト514、プーリ兼ピニオンギヤ5
15、ラック516を介し、束積載トレイ511を移動
させる。トレイ移動モータ513は図示しないエンコー
ダを有し、その移動量を計測できる。517はトレイホ
ームポジションセンサであり、束積載トレイ511のホ
ームポジションを検知する。束積載トレイの位置はトレ
イホームポジションセンサ517の出力とトレイ移動モ
ータ513のエンコーダの出力により検出される。トレ
イ支持台512は止め金518a,518bによりワイ
ヤ519に止められている。ワイヤ519はプーリ52
0a,520b,520c及び駆動プーリ521にかけ
られている。522は駆動の駆動軸であり、トレイ昇降
モータ523によって駆動され、トレイ支持台512を
上下に移動させる。駆動軸は図示されない背面の駆動プ
ーリに接続されており、背面にもワイヤを用いたトレイ
昇降機構が設けられ、トレイ支持台512は4点で支持
される。524は紙面検知センサであり、センサアーム
525によって入力される紙面の高さをアナログ信号と
して出力するポテンションメータである。トレイ昇降モ
ータ523は紙面検知センサ524の出力に応じてトレ
イ支持台512の高さを制御する。
【0052】なお、このスタッカ500は、ソータに内
蔵されてもいいし、ソータの外部に並置されて設けられ
てもいい。何れの場合もソータとスタッカを含めてシー
ト後処理装置と呼ぶ。
【0053】図9、図10を用いて、シート束積載装置
(スタッカ)500の動きについて説明する。シート束
Aが挿入されたことを検知器510が感知する。アーム
揺動モータ507が回転を始め、上揺動アーム503が
下降していき、シート束Sは上搬送ローラ501と下搬
送ローラ502に圧接される。上搬送ローラ501と下
搬送ローラ502との間に適当な圧が加えられると、ア
ーム揺動モータ507は停止する。次に束搬送モータが
起動され、上搬送ローラ501と下搬送ローラ502が
等速で回転することにより、シート束Sを搬送する。シ
ート束Sの後端を検知器510が感知すると、束搬送モ
ータの回転を停止し、続いてアーム揺動モータ507を
回転させ、上搬送ローラ501と下搬送ローラ502と
の間の圧を解除する。上記搬送途中にあるシート束Sの
後端部が下搬送ローラ502に当接し、先端部が束積載
トレイ511に当接している状態で、前記トレイ移動モ
ータ513を起動させることにより、束積載トレイ51
1の搬送方向への移動を行い、シート束の排出終了後に
停止させる。こうすることにより、すでに積載されてい
るシート束の上での次のシート束の滑り動作が防止可能
となる。従って、シート束のズレが発生しない。その
上、トレイ511のスタート位置をホームポジションに
対して予めずらしておくことによって、ジョブ毎のシー
ト束の格納位置の切換え(オフセット)動作が可能とな
る。
【0054】また、紙面検知センサ524からの入力に
基づき、トレイ昇降モータ523を駆動させることによ
り、トレイ支持台512の高さの制御を行う。 F.キー群(600) 図3において、606はオールリセットキーであり、標
準モードに戻すときに押す。605は複写開始キー(コ
ピースタートキー)であり、複写を開始するときに押
す。
【0055】604はクリア・ストップキーであり、待
機(スタンバイ)中はクリアキー、複写記録中はストッ
プキーの機能を有する。このクリアキーは、設定した複
写枚数を解除するときに押す。また*(アスタリスク)
モードを解除するときにも使用する。またストップキー
は連続複写を中断するときに押す。この押した時点での
複写が終了した後に、複写動作が停止する。
【0056】603はテンキーであり、複写枚数を設定
するときに押す。また、*(アスタリスク)モードを設
定するときにも使う。
【0057】614は排紙方法(ステイプル、ソート、
グループ)選択キーであり、記録後の用紙をステイプル
で綴じることのできるステイプラが接続されている場合
は、ステイプルモード、ソートモードの選択または解除
ができ、仕分けトレイ(ソータ)が接続されている場合
は、ソートモード、グループモードの選択または解除が
できる。
【0058】614によりステイプルモードが選択され
た場合には、1箇所ステイプルか2箇所ステイプルかが
選択される。
【0059】また、不図示のスタッカ選択キーの操作に
より、スタッカの使用/未使用を選択することができ
る。
【0060】図3において、701はLCD(液晶)タ
イプのメッセージディスプレイであり、複写に関する情
報を表示するもので例えば5×7ドットで1文字分をな
し、40文字分メッセージと、定形変倍キー、等倍キ
ー、ズームキーで設定した複写倍率を表示できる。この
ディスプレイ701は半透過型液晶であって、バックラ
イトに2色用いてあり、通常はグリーンのバックライト
が点灯し、異常時とか複写不能状態時にはオレンジのバ
ックライトが点灯する。
【0061】702は複写枚数表示器であり、複写枚数
または自己診断コードを表示する。使用カセット表示器
(不図示)は、上段カセット151、中断カセット15
3、下段デッキ201のいずれかが選択されているかを
表示する。 H.本体制御装置(800) 図11は図1の実施例の制御装置800の回路構成例を
示す。図11において801は本発明を実行するための
演算制御を行う中央処理装置(CPU)であり、例えば
NEC(日本電気(株))製のマイクロコンピュータV
50を使用する。803は図15以降に示すような制御
手順(制御プログラム)をあらかじめ格納した読み取り
専用メモリ(ROM)であり、CPU801はこのRO
Mに格納された制御手順に従ってバスを介して接続され
た各構成装置を制御する。805は入力データの記憶や
作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるところ
のランダムアクセスメモリ(RAM)である。
【0062】807はメインモータ133等の負荷にC
PU801からの制御信号を出力するインターフェース
(I/O)、809は画先センサ121等の入力信号を
入力してCPU801に送るインターフェース、811
はキー群600とディスプレイ群700とを入出力制御
するインターフェースである。こかれらのインターフェ
ース807,809,811は例えばNECの入出力回
路ポートuPD8255を使用する。
【0063】更に、バスを介して公知の通信IC(例え
ば、uPD8251)が接続されており、該通信IC
は、更に、RDF、スタッカ、及びソータ側の通信IC
と接続され、複写機本体とRDF、スタッカ、及びソー
タの相互制御に必要な制御データを逐次通信によって授
受している。
【0064】複写機本体よりRDFに送信するデータ
は、RDFに積載されている原稿の給紙を促す給紙信
号、プラテンガラス101上の原稿の排紙を促す排紙信
号、及び予約原稿も含めた原稿の給排紙の形態を決める
給排紙モードであり、また複写機本体よりソータに送信
するデータは、画像形成モード、ソータに収納するモー
ド、収納されるシートサイズ、タイミング信号等であ
る。 I.RDF制御装置(900) 図12は、本実施例の循環型原稿自動搬送装置の制御装
置(900)の回路構成を示すブロック図であり、制御
回路はROM,RAM等を内蔵したワンチップマイクロ
コンピュータ(CPU)901を中心に構成されてお
り、該マイコン901の入力ポートには各種センサの信
号が入力される。また該マイコン901の出力ポート1
には、ドライバを介して各負荷が接続されており、更に
通信IC903を介して複写機本体との間で制御データ
の授受を行っている。RDFより複写機本体に送信され
るデータは、原稿のプラテンガラス上への給紙完了を示
す給紙完了信号等である。 J.ソータ制御装置(1000) 図13は、本実施例のシート後処理装置(ソータ)の制
御装置(1000)の回路構成を示すブロック図であ
り、中央演算処理装置(CPU)1001、読み出し専
用メモリ(ROM)1002、ランダムアクセスメモリ
(RAM)1003、出力ポート1004、入ポート1
005等からなる制御装置1000を備えており、RO
M1002には制御プログラムが格納され、RAM10
03には入力データや作業用データが記憶されている。
また出力ポート1004には前述したシフトモータ42
1等の各種モータやソレノイド駆動手段が接続され、入
力ポート1005にはノンソートパスセンサS401等
のS401からS406までの各センサ及びスイッチが
接続され、CPU1001がROM1002に格納され
た制御プログラムに従ってバスを介して接続された各部
を制御する。また、CPU1001はシリアルインター
フェース機能を備えており、複写機本体のCPU801
とシリアル通信を行って、複写機本体からの信号により
各部を制御すると共に次スタッカへ動作信号を出力す
る。 K.スタッカ制御装置(1100) 図14は本実施例のスタッカの制御装置(1100)の
回路構成を示すブロック図である、中央演算処理装置
(CPU)1101、読み出し専用メモリ(ROM)1
102、ランダムアクセスメモリ(RAM)1103、
出力ポート1104、入力ポート1105等からなる制
御装置1100を備えており、ROM1102には制御
プログラムが格納され、RAM1103には入力データ
や作業用データが記憶されている。また、出力ポート1
104には前述したアーム揺動モータ507等の各種モ
ータが接続され、入力ポンプポート1105には束搬送
位置センサ508等の各センサが接続され、CPU11
01がROM1102に格納された制御プログラムに従
ってバスを介して接続された各部を制御する。また、C
PU1101はシリアルインターフェース機能を備えて
おり、ソータのCPU1001とシリアル通信を行っ
て、ソータからの信号により各部を制御する。
【0065】本発明の実施例における制御の流れを図1
5から図26のフローチャートを用いて説明する。
【0066】まず、図15において、本実施例の全体の
処理であるモード処理について述べる。step101
において、複写機本体からのシート排出が開始させるこ
とを示す“ソータスタート信号”の有無を判別し、「有
り」の場合はstep103に進む。step101で
“ソータスタート信号”が無い場合はstep125で
マニュアルステイプルキーのオンをチェックし、「オ
ン」の場合は後述すマニュアルステイプル処理(ste
p127)を行い、「オフ」の場合はstep101に
処理を戻す。
【0067】step103〜step107では複写
機から排出されるシートの収納に関するモードの判別を
行い、後述するそれぞれの処理に進む。つまり、ノンソ
ートモードの場合は後述するノンソート処理(step
103、step109)、ソートモードの場合は後述
するソート処理(step105、step111)、
グループモードの場合は後述するグループ処理(ste
p107、step113)、上記以外の場合は後述す
るスタック処理(step115)に進む。そして、そ
れぞれ上記の処理後、ステイプルモードである場合は
(step117)後述のステイプル処理(ステイプル
119)を行い、その後スタッカ使用モードである場合
は(step121)後述のスタッカ処理(step1
23)を行い、step101に処理を戻す。
【0068】次に、図16で前述のノンソートモードの
動作について説明を行う。まず、最上位ビンにシートの
収納を行うためにビンの初期化としてビンユニットをノ
ンソートホームポジションまで下降させる(step2
01)。そして、ソータ内部のシート搬送用のパスとし
て搬送パス406を選択させるためフラッパ409を切
り換える(step203)。このフラッパ409はこ
れを切り換えるための駆動ソレノイド(図示しない)が
あり、通常「オフ」の場合は搬送パス407を選択され
る位置にあり、「オン」することにより搬送パスの40
6が選択されるようになっている。step203の
後、step205で搬送モータを「オン」し、パスセ
ンサの「オン」、「オフ」のチェック(step20
7)、及び“ソータスタート信号”の有無のチェック
(step209)を行う。step207、step
209でパスセンサがオフ、かつ、“ソータスタート信
号”が「オフ」の場合のみstep211に進み、st
ep211で搬送モータを停止させ、step213で
前記フラグを「オフ」し、ノンソート処理を終了させ
る。
【0069】次に、図17で前述のソートモードの動作
について説明を行う。まず、最上位ビンからシートの収
納を行うための“ビンイニシャル信号”の「有無」をチ
ェックし(step301)、“ビンイニシャル信号”
がない場合はstep305、ある場合はstep30
3に進む。step303では、ビンの初期化としてビ
ンユニットをノンソートホームポジションまで下降させ
る。step305では搬送モータを「オン」し、次に
パスセンサの「オン」、「オフ」のチェック(step
307)を行う。step307でパスセンサが「オ
ン」でない場合はstep323に進み、「オン」した
場合にはstep309に進んで、排出されたシートに
対して後ほど整合動作を行うため、整合部の退避を行
う。その後、パスセンサの「オフ」を検知した際に(s
tep311)、シートへの整合動作を行う(step
313)。そして、step315でシフト方向反転信
号の有無により、それぞれ1ビンシフト(step31
9)と反転処理(step321)を行う。ここで反転
処理とはその後のビンシフト方向を反転させる処理を行
い、ビンシフト動作は行わない。そして、step32
3で“ソータスタート信号”が「オン」している場合は
step307に処理を戻し、また“ソータスタート信
号”が「オフ」した場合はstep325で搬送モータ
を停止させ、ソート処理を終了させる。
【0070】次に、図18で前述のグループモードの動
作について説明を行う。まず、最上位ビンからシートの
収納を行うための“ビンイニシャル信号”の有無をチェ
ックし(step401)、“ビンイニシャル信号”が
ない場合はstep405、ある場合はstep403
に進む。step403では、ビンの初期化としてビン
ユニットをノンソートホームポジションまで下降させ
る。step405では搬送モータを「オン」し、次に
パスセンサの「オン」、「オフ」のチェック(step
407)を行う。step407でパスセンサが「オ
ン」でもない場合はstep421に進む。「オン」し
た場合はstep409において、排出されたシートに
対して後ほど整合動作を行うため、整合部の退避を行
う。その後、パスセンサの「オフ」を検知した際に(s
tep411)シートへの整合動作行う(step4
13)。そして、step415でビンシフト信号の有
無により「有る」場合は整合部の退避(step41
7)と1ビンシフト(step419)を行い「無い」
場合はstep421に進む。そして、step421
で“ソータスタート信号”が「オン」している場合はs
tep407に処理を戻し、また“ソータスタート信
号”が「オフ」した場合はstep423で搬送モータ
を停止させ、ソート処理を終了させる。
【0071】次に、図19に前述のスタックモードの動
作について説明を行う。まず、最上位ビンから収納を行
うための“ビンイニシャル信号”の有無をチェックし
(step501)、“ビンイニシャル信号”が「無
い」場合はstep505、「有る」場合はstep5
03に進む。step503では、ビンの初期化として
ビンユニットをノンソートホームポジションまで下降さ
せる。step505では搬送モータを「オン」し、次
にパスセンサの「オン」、「オフ」のチェック(ste
p507)を行う。step507でパスセンサが「オ
ン」でない場合はstep521に進む。「オン」した
場合はstep509において、排出されたシートに対
して後ほど整合動作を行うため、整合部の退避を行う。
その後、パスセンサの「オフ」を検知した際に(ste
p511)、シートへの整合動作を行う(step51
3)。そして、step515で収納中のビンの収納枚
数が上限枚数に達していない場合はstep521、達
している場合は整合部の退避(step517)と1ビ
ンシフト(step519)を行う。そして、step
521で“ソータスタート信号”が「オン」している場
合はstep507に処理を戻し、また、“ソータスタ
ート信号”が「オフ」した場合はstep523で搬送
モータを停止させ、スタック処理を終了させる。
【0072】次に、図20を用いてステイプル処理の説
明をする。図20はステイプル処理の流れを示すフロー
チャートである。まずstep601では一連のステイ
プル処理のためにビン位置の初期化を行う。初期化され
るビン位置は使用しているビンの中で最も上又は下のビ
ンで現在のビン位置から最も近い位置である。移動が終
了したら上側の位置の時はシフト方向を下に、下側の位
置の時はシフト方向を上に設定する。次にstep60
3で綴じモードが1箇所綴じか2箇所綴じかの判断を行
う。綴じモードは前述したシリアル通信により本体から
送られてくる綴じモードデータにより指定される。st
ep603で1箇所ステイプルと判断された場合は、プ
ログラムはstep605に進行し1箇所ステイプル処
理を行う。また、step603で2箇所ステイプルと
判断された場合はプログラムは2箇所ステイプル処理s
tep607に進行する。1箇所ステイプル処理ステイ
プル605及び2箇所ステイプル処理step607の
詳細は後述する(図21、図22)。step605又
はstep607でステイプル処理を終了したら、プロ
グラムはstep609に進行し、ステイプルを終了し
た束が一連のステイプル処理の最終束か否かを判断す
る。最終束であればステイプル処理を終了するが、最終
束でなければ1ビンシフトをしてからstep603に
戻り、処理を続行する。
【0073】図23は一連のスタッカ処理のフローチャ
ートである。スタッカ処理では、step701で一連
のスタック処理のためにビン位置の初期化を行う。初期
化されるビン位置は使用しているビンの中で最も上又は
下のビンで、現在のビン位置から最も近い位置である。
移動が終了したら上側の位置の時はシフト方向を下に、
下側の位置の時はシフト方向を上に設定する。次いでス
タッカの使用禁止判断を行い(step703)、st
ep705で使用禁止か否かをstep703で設定さ
れたスタッカ禁止フラグによって判断する。スタッカ禁
止フラグがなければプログラムはstep707に進行
し、アーム450bを用いてシート束を押し出す。ここ
で、スタッカはスタック動作をし、終了後に前述したシ
リアル通信を介してスタック収納完了を知らせてくる。
ソータはこの信号を待ち(step709)、スタック
が収納を完了したら束押し出し用のアーム450bを戻
す(step711)。プログラムはstep713に
進行し、スタックした束が最終束であったかどうかを判
断し、最終束であったらスタッカ処理を終了する。st
ep713で最終束でないと判断された場合にはプログ
ラムはstep715に進行し、1ビンシフトをしてs
tep703に戻り、処理を続行する。また、step
705でスタッカ禁止フラグがあり、スタック動作を禁
止されている場合はプログラムはstep717に進行
し、複写機本体にスタック禁止アラームを出力して処理
を終了する。
【0074】図24はスタッカ使用禁止判断のフローチ
ャートである。まず、step1101でスタッカが積
載フルの状態になっているかどうかを判断し、積載フル
の状態であればこれ以上の積載は不可能なのでプログラ
ムはstep1103に進行しスタッカ禁止フラグをセ
ットして処理を終了する。step1101でスタッカ
が積載フルの状態でないと判断されたときは以降の積載
も可能なのでスタッカ禁止フラグをリセットして処理を
終了する。
【0075】次に、図25を用いてマニュアルステイプ
ル動作の説明を行う。マニュアルステイプルはユーザが
ビン内に差し込んだ紙束をステイプルするモードであ
り、1ビンのみのステイプルを行う。まず、step8
01でステイプラをステイプル位置に移動する。移動が
終了したら、ステイプラa(図13参照)の近傍にある
ステイプル紙センサaによりステイプラaの部分に紙が
あるか否かの判断を行う(step803)。紙があれ
ばプログラムはstep805に進行しステイプラaで
針打ちを行う。step803でステイプラaの部分に
は紙がないと判断された場合、もしくはstep805
でステイプラaでの針打ちが終了した後、プログラムは
step807に進行する。step807ではステイ
プル紙センサbによりステイプラbの部分に紙があるか
否かの判断を行う。紙があればプログラムはstep8
09に進行しステイプラbで針打ちを行う。step8
07でステイプラbの部分には紙がないと判断された場
合、もしくはstep809でステイプラbでの針打ち
が終了した後、プログラムはstep811に進行し、
ステイプラを退避位置に移動して処理を終了する。
【0076】図26を用いてスタッカ動作について説明
する。まず、step2001でシート束検知センサが
シート束を検知した場合に、step2003に進みア
ーム揺動モータをオンし、束搬送センサがアームを検知
したところでアーム揺動モータを停止させる(step
2005、step2007)。次に、束搬送モータを
オンし(step2009)、前記シート束検知センサ
がシート束の後端を検知するまでシート束の搬送を行
う。そして、シート束検知センサがシート束の後端を検
知した際に、束搬送モータを停止させ(step201
1、step2013)、シート束の束積載トレイ上へ
の積載を終え、続くシート束に対して区別できるように
束積載トレイのオフセットを行う(step201
5)。そして、再びシート束の収納動作が行えるよう
に、アーム揺動モータをオンし、束受取位置センサがア
ームを検知したところで、アーム揺動モータをオフする
(step2017、step2019、step20
21)。ここで、ソータに対してシート束の収納動作が
完了したことを示すスタッカ収納完了信号の出力をし
(step2023)、step2001に処理を戻
す。
【0077】次に、本実施例の詳細について説明する。
図21は前述したステイプル処理のうち、1箇所ステイ
プルの詳細を示すフローチャートである。まず、ste
p901でステイプラに針があるかないかを判断する。
1箇所綴じ動作ではステイプラは412aを使用するの
で、ここでの針の有無の判断は針なし検知センサS41
0a(図13参照)を使用する。針があればプログラム
はstep903に進行し、束がずれないように整合棒
で束を抑える。次いで、step905に進行し、ステ
イプルを行い、step907で整合棒を退避して1箇
所ステイプル処理を終了する。しかし、step901
で「針なし」と判断された場合はstep913進行
し、本体に「針なしアラーム」を出力して処理を終了す
る。ここで「針なし」の場合にステイプル処理を行わず
に処理を終了することによってステイプル処理を行わな
いモードに切り換えることができる。
【0078】同様に2箇所ステイプルの詳細は図22に
示すフローチャートのようになり、まずstep100
1でステイプラに針があるかないかを判断する。2箇所
綴じではステイプラは412aと412bを使用するの
で、ここでの針の有無の判断はどちらか一方のステイプ
ラに針がなければ「針なし」扱いとする。針が有ればプ
ログラムはstep1003に進行し、束がずれないよ
うに整合棒で束を抑える。次いで、step1005に
進行し、ステイプルを行う。ステイプラ412aと41
2bは同時にステイプル動作を行うが、それぞれのステ
イプルモータ432a及び432bの起動はピーク電流
が重ならないように若干タイミングをずらしてもよい。
ステイプル終了後、プログラムはstep1007に進
行して整合棒を退避して2箇所ステイプル処理を終了す
る。また、step1001で「針なし」と判断された
場合はstep1009に進行し、本体に「針なしアラ
ーム」を出力して処理を終了する。
【0079】以上が、本発明の適用されるシート後処理
装置の基本動作の説明である。
【0080】次に本発明のシート後処理装置の特徴部分
について、図27〜図30を使用して説明する。
【0081】先ず、図27は、先に述べたステイプル処
理のフローチャートにstep3001を付け加えた
ローチャートである。step3001ではシート束後
処理装置内によるステイプル処理されたシート束の数を
計測するためのステイプルカウンタのリセットを行う。
【0082】そして図28は先に述べた1箇所ステイプ
ル処理のフローチャートにstep3002を加えた
ローチャートでstep3002ではステイプラが「針
なし」にならずにステイプル動作を行った部数をカウン
トする。 〈特徴部分の第1の実施例〉 次に、図29のスタッカ処理のフローチャートにおい
て、前記ステイプル処理においてカウントされたステイ
プルカウンタによって、スタッカへ移送されたシート束
数が計測される(step3004´、step300
4)。このカウンタにより、ステイプルされたシート束
の移送が行われた後は、スタッカ上のスタックトレイの
オフセットを行うことによって、ステイプルされている
シート束と、ステイプルされていないシート束を区別し
てスタックすることができる。 〈特徴部分の第2の実施例〉 また、図30のスタッカ処理のフローチャートに示すよ
うに、step3003においてスタック処理をしよう
としているシート束がステイプルされていないシート束
の場合に、スタッカへの移送処理を終了することによっ
て、ステイプルされたシート束だけをスタックする制御
を行うこともできる。
【0083】次に、ジョブ毎のオフセットについて図3
1〜図32を使用して詳細に説明する。
【0084】先ず、図31おいて、全体の処理であるモ
ード処理について述べる。step101において、複
写機本体からのシート材排出が開始されることを示す
“ソータスタート”の信号を判別し、「有り」の場合は
step129にすすむ。step101で“ソータス
タート信号”がない場合は、step125でマニュア
ルステイプルのONをチェックし、オンの場合は後述す
るマニュアルステイプル処理(step127)を行
い、オフの場合はstep101に処理を戻す。
【0085】step129において、新たなジョブが
開始されたかのチェックを行い、開始されていない場合
は、step103にすすむ。step129で新たに
ジョブが開始された場合は、束積載トレイオフセットフ
ラグをセットし、束積載トレイのオフセット終了後(s
tep133)にstep103に処理を進める。ここ
で束積載トレイのオフセットを行うことにより、スタッ
カ上でのジョブ毎のシート束の仕分けが完了する。st
ep103〜step107では複写機から排出される
シートの収納に開始する判別を行い後述するそれぞれの
処理に進む。つまり、ノンソートモードの場合はノンソ
ート処理(step103,step109),ソート
モードの場合はグループ処理(step107,ste
p113),上記以外の場合はスタック処理に進む。そ
して、それぞれ上記の処理後、ステイプルモードである
場合は(step117)、ステイプル処理(step
119)を行い、その後スタッカ使用モードである場合
は(step121)、スタック処理(step12
3)を行い、step101に処理を戻す。
【0086】次に、図32を用いてスタッカ動作につい
て詳細に説明する。まず、step2025で束積載ト
レイオフセットフラグがセットされたかをチェックし、
セットされていない場合はstep2001に進み、セ
ットされている場合は束積載トレイオフセットを行い、
束積載トレイオフセットフラグをリセットし、step
2001に処理を進める。step2001ではシート
束検知センサがシート束を検知した場合に、step2
003に進み、アーム揺動モータをオンし、束搬送セン
サがアームを検知したところでアーム揺動モータを停止
させる(step2005、step2007)。次
に、束搬送モータをオンし(step2009)、前記
シート束検知センサがシート束の後端を検知するまでシ
ート束の搬送を行う。そして、シート束検知センサがシ
ート束の後端を検知した際に、束搬送モータを停止させ
(step2011、step2013)、シート束の
束積載トレイ上への積載を終え、続くシート束に対して
区別できるように束積載トレイのオフセットを行う(s
tep2015)。そして、再びシート束の収納動作が
行えるように、アーム揺動モータをオンし、束受取位置
センサがアームを検知したところで、アーム揺動モータ
をオフする(step2017、step2019、s
tep2021)。ここで、ソータに対してシート束の
収納動作が完了したことを示すスタッカ収納完了信号の
出力をし(step2023)、step2001に処
理を戻す。
【0087】次に、本発明の特徴部分の第3の実施例
よび第4の実施例について、図33〜図35を使用して
説明する。
【0088】本特徴において、図31、図15〜図24
におけるフローチャートの各動作と同様の動作を行なう
ので、その説明は省略する。そのほか、マニュアルステ
イプル動作についても同様である。
【0089】先ず、図34を用いて一般のスタッカ動作
について説明する。まず、step2001でシート束
検知センサがシート束を検知した場合に、step20
03に進む、step2001で検知していない場合
は、スタッカ上のシート束の有無をチェックし(ste
p2025)、検知している場合はstep2001に
戻り、検知していない場合は(つまりスタッカ上のシー
ト束が取り除かれた場合等)、スタック収納枚数をクリ
アする(step2027;Nt=0)。step20
03ではアーム揺動モータをオンし、束搬送センサがア
ームを検知したところでアーム揺動モータを停止させる
(step2005、step2007)。次に、束搬
送モータをオンし(step2009)、前記シート束
検知センサがシート束の後端を検知するまでシート束の
搬送を行う。そして、シート束検知センサがシート束の
後端を検知した際に、束搬送モータを停止させ(ste
p2011、step2013)、シート束の束積載ト
レイ上への積載を終え、続くシート束に対して区別でき
るように束積載トレイのオフセットを行う(step2
015)。そして、再びシート束の収納動作が行えるよ
うに、アーム揺動モータをオンし、束受取位置センサが
アームを検知したところで、アーム揺動モータをオフす
る(step2017、step2019、step2
021)。
【0090】ここで、スタッカが収納している枚数とし
て新たに収納した枚数を加算する(S2022;Nt=
Nt+n)。そして、ソータに対してシート束の収納動
作が完了したことを示すスタッカ収納完了信号を出力し
(step2023)、step2001に処理を戻
す。 〈第3の実施例〉 図33はスタッカ使用禁止判断のフローチャートであ
る。まず、step1101でステイプルモードかどう
かを判別し、ステイプルモードでない場合はstep1
103に、ステイプルモードの場合はstep1105
に処理を進める。step1103、step1105
ではそれぞれスタッカが積載フルの状態になっているか
どうかの判断を行う。つまり、step1103ではス
テイプルモードでない場合のスタッカ収納上限枚数:N
unとスタッカに収納されている枚数:Ntとを比較
し、step1105ではステイプルモードでのスタッ
カ収納上限枚数:Nusとスタッカに収納されている枚
数:Ntとを比較する。そして、積載フルの状態であれ
ばこれ以上の積載は不可能なのでプログラムはstep
1107、step111に進行してスタッカ禁止フラ
グをセットして処理を終了する。step1103、s
tep1105でスタッカが積載フルの状態でないと判
断されたときは以降の積載も可能なのでスタッカ禁止フ
ラグをリセットして処理を終了する(step110
9)。このように、ステイプルモードか否かでスタッカ
収納可能枚数を切り換えることで、実際の収納状態に即
したスタッカへの収納動作が可能となる。
【0091】尚、スタッカへの収納枚数は、シート束毎
の枚数をカウントしてシート束毎の枚数の合計によって
検知する。従って、ステイプルしているシート束の積載
時には、スタッカへの収納枚数はステイプルによって突
出する分だけ少なくなる。
【0092】上記図33の例では、綴じモードか否かで
シート束収納装置における収納可能枚数だけを切り換え
たが、あわせてシート束収納装置における収納方法の制
御を切り換えることも可能である。このように収納方法
の制御を切り換えることにより、枚数のみならず収納さ
れた状態を目的に応じて変えることができる。以下、詳
細を示す。
【0093】図35を用いて実施例2のスタッカ動作に
ついて説明する。前述図34のスタッカ動作とは異なっ
て、収納されたシート束が綴じ済みか否かを判断して
(step2114)、綴じ済みでない場合はstep
2115に処理を進めて、続くシート束に対して区別で
きるように束積載トレイのオフセットを行う(step
2115)。また、step2114で綴じ済みである
場合はstep2117に進む。
【0094】〈第4の実施例〉 上記図34、図35の例に対して更に、綴じモードか否
かでシート束収納装置における制御方法の切り分けが可
能である。つまり、シート後処理装置よりシート収納装
置へシート束の転送を行う際のジャムタイマを切り換え
ることが可能である。綴じ処理されていないシート束の
場合、綴じ処理されているシート束に比べて束としての
整合性が不完全であるため、綴じ処理されているシート
束に比べて転送に時間がかかる傾向にある。このため、
同一のジャムタイマを設定した場合、ジャム検知が遅れ
る、もしくはジャム誤検知が起こる不具合が起こる。こ
のような場合に、シート後処理装置よりシート収納装置
へシート束の転送を行う際のジャムタイマを切り換える
ことで、上記不具合が解消でき、的確なシート束処理が
実現する。
【0095】次に、本発明に係るシート後処理装置のそ
のほかの制御の第1、第2の例を図36〜図38を使用
して説明する。
【0096】先ず、図36のスタッカ使用禁止判断のフ
ローチャートに沿って説明する。まず、Step110
5において任意の値であるスタック制限置数とスタック
した置数をカウントしている置数カウンタとを比較し、
置数カウンタがスタック制限置数よりも大きい場合はス
タッカ使用禁止と判断しStep1103に移行する。
置数カウンタがスタッカ制限置数より大きくない場合は
Step1106に移行し、任意の値であるスタック制
限原稿枚数とジョブの原稿枚数を比較する。原稿枚数が
スタック制限原稿枚数より大きい場合はスタッカ使用禁
止と判断しStep1103に移行する。原稿枚数がス
タッカ制限原稿枚数より大きくない場合はStep11
07に移行し、スタック制限収納枚数と収納枚数をカウ
ントしている収納枚数カウンタとで比較を行う。収納枚
数カウンタがスタック制限収納枚数より大きい場合はス
タッカ使用禁止と判断しStep1103に移行する。
大きくない場合はStep1101でスタッカが積載フ
ルの状態になっているかどうかを判断し、積載フルの状
態であればこれ以上の積載は不可能なのでプログラムは
Step1103に進行しスタッカ禁止フラグをセット
して処理を終了する。Step1101でスタッカが積
載フルの状態でないと判断されたときは以降の積載も可
能なのでスタッカ禁止フラグをリセットして処理を終了
する。
【0097】次に、その他の第2の実施例の詳細につい
て図37のスタッカ使用禁止判断のフローチャートに沿
って説明する。まず、Step1108において混載モ
ードか、否かの判断を行う。混載モードの場合はスタッ
カ使用禁止と判断しStep1111に移行する。混載
モードでなかった場合はStep1109に移行し、ジ
ャムリカバリーモードか、否かを判断する。ジャムリカ
バリーモードだった場合はスタッカ使用禁止と判断しS
tep1111に移行する。ジャムリカバリーモードで
なかった場合はStep1113でスタッカが積載フル
の状態になっているかどうかを判断し、積載フルの状態
であれば、これ以上の積載は不可能なのでプログラムは
Step1111に進行しスタッカ禁止フラグをセット
して処理を終了する。Step1113でスタッカが積
載フルの状態でないと判断されたときは以降の積載も可
能なのでスタッカ禁止フラグをリセットして処理を終了
する。
【0098】次にその他の実施例の詳細について図38
のスタッカ使用禁止判断のフローチャートに沿って説明
する。まず、Step1116においてスタッカの使
用、未使用を任意に設定できるスタッカ使用禁止スイッ
チによりスタッカ使用禁止が設定されている場合はスタ
ッカ使用禁止と判断しStep1119に移行する。ス
タッカ使用禁止が設定されていなければStep111
7に移行し、スタッカが積載フルの状態になっているか
どうかを判断し、積載フルの状態であればこれ以上の積
載は不可能なのでプログラムはStep1119に進行
しスタッカ禁止フラグをセットした後スタッカ使用禁止
を表示して処理を終了する。Step1118でスタッ
カが積載フルの状態でないと判断されたときは以降の積
載も可能なのでスタッカ禁止フラグをリセットしてスタ
ッカ使用禁止表示をクリアし処理を終了する。
【0099】次に、そのほかの制御の第3の例を図39
を用いて説明する。
【0100】先ず、図39を用いてスタッカ動作につい
て説明する。まず、Step2001でシート束検知セ
ンサがシート束を検知した場合に、Step2003に
進みアーム揺動モータをオンし、束搬送センサがアーム
を検知したところでアーム揺動モータを停止させる(S
2005,S2007)。次に、束搬送モータをオンし
(S2009)ジャムを検知するためのジャム検知タイ
マをセットして(S2010)、シート束の搬送を行
う。そして、シート束検知センサがシート束の後端を待
つが、(S2011)、シート束後端が検知できる前に
ジャムタイマがアップしないかどうかチェックし(S2
012)、タイマアップする前にシート束後端が検出で
きれば束搬送モータを停止させ(S2013)、正常に
スタッカにシート束が積載されているので、カウントを
有効にするカウント有効信号を出力し(S2014)、
シート束の束積載トレイ上への積載を終え、続くシート
束に対して区別できるように束積載トレイのオフセット
を行う(S2015)。そして、再びシート束の収納動
作が行えるように、アーム揺動モータをオンし、束受取
位置センサがアームを検知したところで、アーム揺動モ
ータをオフする(S2017,S2019,S202
1)。ここで、ソータに対してシート束の収納動作が完
了したことを示すスタッカ収納完了信号の出力をし(S
2023)、Step2001に処理を戻す。Step
2012でシート束後端を検出する前にタイマアップし
てしまったら、ジャムが発生したと検知してプログラム
はStep2025に進行して束搬送モータをオフし、
Step2027でカウントを無効にするカウント無効
信号を出力し、次いで、Step2029でソータに対
してジャム信号を出力し、ジャム解除待ちであるシート
束無し検知をし(Step2031)ジャム解除された
らソータに対して出力していたジャム信号をオフする
(Step2033)。その後プログラムはStep2
001に戻る。
【0101】画像形成装置は予め排紙枚数をカウントし
ておき、カウント有効信号かカウント無効信号のどちら
がくるかによってトータルカウンタに計数しておいたカ
ウント値を加えるか加えないかを制御することで画像形
成システム全体のカウントを行うことが可能となる。
【0102】次に、そのほかの制御の第4の例を図40
〜図41を参照して説明する。
【0103】図40は、スタッカ使用禁止判断のフロー
チャートである。まず、Step1101でスタッカが
積載フルの状態になっているかどうかを判断し、積載フ
ルの状態であればこれ以上の積載は不可能なのでプログ
ラムはStep1105に進行しスタッカ禁止フラグを
セットして処理を終了する。Step1101でスタッ
カが積載フルの状態でないと判断されたときはプログラ
ムはStep1102に進行し、ジャム信号があるか否
かの判断を行う。ジャム信号があるときは以降のスタッ
カ動作を禁止するのでStep1105に進行しスタッ
カ禁止フラグをセットする。Step1102でジャム
信号が無いと判断された場合のみスタッカ禁止フラグを
リセットして処理を許可し、スタッカ使用禁止判断処理
を終了する。
【0104】図41を用いてスタッカ動作について説明
する。まず、Step2001でシート束検知センサが
シート束を検知した場合、Step2003に進みアー
ム揺動モータをオンし、束搬送センサがアームを検知し
たところでアーム揺動モータを停止させる(S200
5,S2007)。次に、束搬送モータをオンし(S2
009)ジャムを検知するためのジャム検知タイマをセ
ットして(S2010)、シート束の搬送を行う。そし
て、シート束検知センサがシート束の後端を待つが(S
2011)、シート束後端が検知できる前にジャムタイ
ムがアップしないかどうかチェックし(S2012)、
タイマアップする前にシート束後端が検出できれば束搬
送モータを停止させ(S2013)、シート束の束積載
トレイ上への積載を終え、続くシート束に対して区別で
きるように束積載トレイのオフセットを行う(S201
5)。そして、再びシート束の収納動作が行えるよう
に、アーム揺動モータをオンし、束受取位置センサがア
ームを検知したところで、アーム揺動モータをオフする
(S2017,S2019,S2021)。ここで、ソ
ータに対してシート束の収納動作が完了したことを示す
スタッカ収納完了信号の出力をし(S2023)、St
ep2001に処理を戻す。Step2012でシート
束後端を検出する前にタイムアップしてしまったら、ジ
ャムが発生したと検知してプログラムはStep202
5に進行してジャム信号を出力し、束搬送モータをオフ
し(S2027)、次いでジャム解除待ちであるシート
束無し検知をし(S2029)、ジャム解除されたらプ
ログラムはStep2001に戻る。
【0105】前記実施例ではスタッカの禁止手段につい
て説明してあるが、スタッカ使用禁止状態がオペレータ
に判らないと非常に使用しにくい画像形成システムにな
ってしまう。従って、禁止状態を表示する禁止状態表示
手段を設けることにより、より使いやすいシステムを提
供することが可能である。例えば前述の実施例におい
て、スタッカの使用を選択されたときにメッセージディ
スプレイにスタッカが使用禁止状態であることを表示す
ることで実現できる。
【0106】次に、そのほかの制御の第5の例を図42
を用いて説明する。
【0107】図42は、スタッカ使用禁止判断のフロー
チャートである。まず、Step1110においてシー
ト紙後処理装置のトレイ上にあるシート紙束が混載載置
されているか、否かを判断し混載載置しているシート紙
束ならばStep1103に進行する。混載載置してい
ない場合はStep1101でスタッカが積載フルの状
態になっているかどうかを判断し、積載フルの状態であ
ればこれ以上の積載は不可能なのでプログラムはSte
p1103に進行しスタッカ禁止フラグをセットして処
理を終了する。Step1101でスタッカが積載フル
の状態でないと判断されたときは以降の積載も可能なの
でスタッカ禁止フラグをリセットして処理を終了する。
【0108】次に、そのほかの制御の第6の例を図43
〜図47を使用して説明する。
【0109】先ず、図43で、ソートモードの動作につ
いて説明する。
【0110】前述図17のソートモードの動作とは異な
って、整合部の退避の後、パスセンサのオフを検知した
際に(S311)排紙カウンタに1を加え(S31
2)、シートへの整合動作を行う(S313)。
【0111】次に、図44で、グループモードの動作に
ついて説明を行なう。
【0112】前述図18のグループモードの動作とは異
なって、整合部の退避の後、パスセンサのオフを検知し
た際に(S411)排紙カウンタに1を加え(S41
2)、シートへの整合動作を行う(S413)。
【0113】次に、図45で、スタックモードの動作に
ついて説明を行なう。
【0114】前述図19のスタックモードとは異なっ
て、整合部の退避後、パスセンサのオフを検知した際に
(S511)排紙カウンタに1を加え(S512)、シ
ートへの整合動作を行う(S513)。
【0115】次に、図46で、スタッカ処理のフローチ
ャートについて説明を行なう。
【0116】前述図23のスタッカ処理とは異なって、
ソータはスタッカ収納完了の信号を待ち(S709)、
スタッカが収納を完了したら、排紙カウンタをクリアし
(S710;n=0)束押し出し用のアーム450bを
戻す(S711)。
【0117】図47は、スタッカ使用禁止判断のフロー
チャートである。まず、Step1101でスタッカが
積載フルの状態になっているかどうかを判断し、具体的
にはそれまでスタッカに収納されている枚数:Ntとス
タッカ収納上限枚数:Nuとを比較する。そして、積載
フルの状態であればこれ以上の積載は不可能なのでプロ
グラムはStep1105に進行しスタッカ禁止フラグ
をセットして処理を終了する。Step1101でスタ
ッカが積載フルの状態でないと判断されたときは以降の
積載も可能なのでスタッカ禁止フラグをリセットして処
理を終了する(Step1103)。次に、そのほかの
制御の第7の例を図48〜図49を用いて説明する。
【0118】前述第6の例では、積載オーバを検出した
時点でシステムの停止を行ったが、その際、積載オーバ
の状態になったのがシート後処理装置であるかシート束
収納装置であるかが不明確である。このような場合のた
めに、表示部に積載オーバの状態になった装置の表示を
行う部分をもたすことができる。
【0119】図48フローチャートを用いて説明する。
まず、積載オーバを表す信号が出力されているかを判断
し(S2101)、無い場合はStep2109で各積
載オーバ表示のリセットを行う。Step2101で有
りの場合はStep2103に進み、積載オーバの信号
がソータからのものかをチェックしソータからであった
場合は、ソータ積載オーバの表示を行う(S210
5)。また、ソータからの信号でなかった場合は、シー
ト束収納装置であるスタッカからのものであるから、ス
タッカ積載オーバの表示を行う(S2107)。
【0120】また、同様の判断を行うことで、シート束
収納装置及びシート後処理装置が複数ある場合でも、そ
の各々に対応する表示部を設けることにより、どの装置
において積載オーバの状態になっているかを明確にする
ことが可能となる。
【0121】前述第6の例では、積載オーバを検出した
時点でシステムの停止を行ったが、その後、積載オーバ
の状態でなくなったことを検知した場合に停止されてい
た画像形成の継続動作を行うことも可能である。
【0122】図49は、スタッカ使用禁止判断2のフロ
ーチャートである。まず、Step2201でスタッカ
が積載フルの状態になっているかどうかを判断し、具体
的にはそれまでスタッカに収納されている枚数;Ntと
スタッカ収納上限枚数;Nuとを比較する。そして、積
載フルの状態であればこれ以上の積載は不可能なのでプ
ログラムはStep2203に進行しスタッカ禁止フラ
グをセットして処理を終了する。Step2201でス
タッカが積載フルの状態でないと判断されたときは以降
の積載も可能なのでスタッカ禁止フラグをリセットし
(S2205)、更に本体に出力するスタッカ禁止アラ
ームの解除を行い(S2207)、処理を終了する。こ
こで、本体へのアラームを解除することにより、本体は
継続動作が可能となり、不必要な画像形成成功率の低
下、の回避が可能となる。
【0123】
【発明の効果】上述した本発明の特徴によれば、未綴じ
シート束が混載してしまって、その区分けがつかなくな
るといった不都合が解消できる。また、綴じシート束の
ときは、格納制限枚数を少なくして積載性を良好に保
ち、未綴じシート束のときは、格納制限枚数を多くし
て、積載性を有効に活用することができる。
【0124】以上説明したように、本発明の特徴によれ
ば、トレイ手段に積載されるシート束を、スタック手段
に移す場合に、綴じられたシート束と綴じられない未綴
じシート束との取扱いを異ならせ(例えば、綴じ後のシ
ート束のみを選択してスタッカへ積載するようにした
り、格納制限枚数を綴じシート束と未綴じシート束とで
異ならせたりする)たので、未綴じシート束が混載して
しまって、その区分けがつかなくなるといった不都合が
解消できる。
【0125】
【図面の簡単な説明】
【図1】発明が適用されている画像形成装置全体の斜視
図。
【図2】同じく画像形成装置の縦断側面図。
【図3】同じくキーボードの平面図。
【図4】同じく循環式自動原稿送り装置の縦断側面図。
【図5】同じくスタッカの縦断側面図。
【図6】同じくスタッカの斜視図。
【図7】同じくビンユニットの斜視図。
【図8】同じくビンユニットの平面図。
【図9】同じくシート束積載装置の正面図。
【図10】同じくシート束積載装置の動作を示す側面
図。
【図11】同じく画像形成装置のシステムを表すブロッ
ク図。
【図12】同じく自動原稿送り装置制御装置のブロック
図。
【図13】同じくソータ制御装置のブロック図。
【図14】同じくスタッカ制御装置のブロック図
【図15】同じくモード処理のフローチャート。
【図16】同じくノンソートモードのフローチャート。
【図17】同じくソートモードのフローチャート。
【図18】同じくグループモードのフローチャート。
【図19】同じくスタック動作のフローチャート。
【図20】同じくステイプル処理のフローチャート。
【図21】同じく1か所ステイプル処理のフローチャー
ト。
【図22】同じく2か所ステイプル処理のフローチャー
ト。
【図23】同じくスタッカ処理のフローチャート。
【図24】同じくスタッカ使用禁止処理のフローチャー
ト。
【図25】同じくマニュアルステイプル処理のフローチ
ャート。
【図26】同じくスタッカ動作のフローチャート。
【図27】本発明の特徴部分に係るステイプル処理のフ
ローチャート。
【図28】同じく1か所ステイプル処理のフローチャー
ト。
【図29】同じく特徴部分の第1の実施例を示すスタッ
ク動作のフローチャート。
【図30】同じく特徴部分の第2の実施例を示すスタッ
ク動作のフローチャート。
【図31】オフセットモード処理のフローチャート。
【図32】同じくスタッカ動作のフローチャート。
【図33】本体の特徴部分の第3の実施例を示すスタッ
カ使用禁止判断処理のフローチャート。
【図34】スタッカ動作のフローチャート。
【図35】スタッカ動作のフローチャート。
【図36】本発明のそのほかの制御の第1の例に係るス
テイプル処理のフローチャート。
【図37】同じくそのほかの制御の第2の例の一か所ス
テイプル処理のフローチャート。
【図38】そのほかの制御の第3の例の使用禁止判断処
理のフローチャート。
【図39】同じくスタック動作のフローチャート。
【図40】そのほかの制御の第4の例の使用禁止判断処
理のフローチャート。
【図41】同じくスタッカ動作のフローチャート。
【図42】そのほかの制御の第5の例のスタッカ使用禁
止判断処理のフローチャート。
【図43】そのほかの制御の第6の例のソート処理のフ
ローチャート。
【図44】同じくグループ処理のフローチャート。
【図45】同じくスタックのフローチャート。
【図46】同じくスタックのフローチャート。
【図47】同じくスタッカ使用禁止判断処理のフローチ
ャート。
【図48】そのほかの制御の第7の例の積載オーバー表
示制御のフローチャート。
【図49】同じくスタッカ使用禁止判断処理のフローチ
ャート。
【符号の説明】
100 画像形成装置(本体) 300 循環式自動原稿送り装置 400 ソータ(丁合い手段) 500 スタッカ(シート束載置手段) 600 キー群 800 本体制御装置 900 RDF制御装置 1001 制御部(CPU) M1 丁合い終了記憶手段 M2 制御切換手段 M3 格納位置切換手段 M4 移動切換手段 M5 退避手段 M6 ジャム検知切換手段 M7 載置選択切換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 範書 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 小林 賢二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−138291(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42C 1/12 B42B 4/00 B65H 31/00 - 31/40 B65H 39/00 - 39/16 G03G 15/00 107

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されてくるシートを積載して収納す
    るトレイ手段と、 前記トレイ手段に積載されるシート束を綴じる綴じ手段
    と、 前記トレイ手段に積載されたシート束を受けとってスタ
    ックするスタック手段と、を備えるシート後処理装置に
    おいて、 前記綴じ手段が作動する綴じモードか非作動の非綴じモ
    ードかを判断して、前記スタック手段へのシート束の積
    載方法を変える制御手段を備え、 前記制御手段は、綴じモードのときに前記スタック手段
    に積載されるシート枚数許容数が非綴じモードのときの
    許容数よりも少なくなるようにすることを 特徴とするシ
    ート後処理装置。
  2. 【請求項2】 搬送されてくるシートを積載して収納す
    るトレイ手段と、 前記トレイ手段に積載されるシート束を綴じる綴じ手段
    と、 前記トレイ手段に積載されたシート束を受けとってスタ
    ックするスタック手段と、を備えるシート後処理装置に
    おいて、 前記綴じ手段が作動する綴じモードか非作動の非綴じモ
    ードかを判断して、前記スタック手段へのシート束の積
    載方法を変える制御手段を備え、 前記制御手段は、綴じモードのシート束と非綴じモード
    のシート束が前記スタック手段上で区分けされるように
    オフセットさせるオフセット手段を有することを特徴と
    する シート後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記オフセット手段は、綴じモードのシ
    ート束と非綴じモードのシート束が前記スタック手段上
    でシート束搬送方向に区分けされるようにオフセットさ
    せることを特徴とする請求項2に記載のシート後処理装
    置。
  4. 【請求項4】 搬送されてくるシートを積載して収納す
    るトレイ手段と、 前記トレイ手段に積載されるシート束を綴じる綴じ手段
    と、 前記トレイ手段に積載されたシート束を受けとってスタ
    ックするスタック手段と、を備えるシート後処理装置に
    おいて、 前記綴じ手段が作動する綴じモードか非作動の非綴じモ
    ードかを判断して、前記スタック手段へのシート束の積
    載方法を変える制御手段を備え、 前記制御手段は、非綴じモード時の方が綴じモード時よ
    りも長いジャムタイマ を形成するジャム検知手段を有す
    ることを特徴とする シート後処理装置。
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