JPH06192284A - アルコール中のアルキルポリグリコシドの酸性溶液の後処理法 - Google Patents
アルコール中のアルキルポリグリコシドの酸性溶液の後処理法Info
- Publication number
- JPH06192284A JPH06192284A JP5250425A JP25042593A JPH06192284A JP H06192284 A JPH06192284 A JP H06192284A JP 5250425 A JP5250425 A JP 5250425A JP 25042593 A JP25042593 A JP 25042593A JP H06192284 A JPH06192284 A JP H06192284A
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- Japan
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- alcohol
- solution
- alkyl
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H15/00—Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
- C07H15/02—Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures
- C07H15/04—Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures attached to an oxygen atom of the saccharide radical
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- Biotechnology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Biochemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
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- Saccharide Compounds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アルコール中のアルキルポリグリコシドの酸
性溶液を、アルカリ処理及び蒸留により後処理する改良
された方法を提供する。 【構成】 該方法は、溶液をpH値10〜14に調整
し、60〜120℃で2時間以上調温し、次いでアルコ
ールをpH値7〜9で真空蒸留することよりなる。
性溶液を、アルカリ処理及び蒸留により後処理する改良
された方法を提供する。 【構成】 該方法は、溶液をpH値10〜14に調整
し、60〜120℃で2時間以上調温し、次いでアルコ
ールをpH値7〜9で真空蒸留することよりなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルキルポリグリコシ
ド及びアルコールのアルキル基が8〜24個の炭素原子
を有する脂肪族アルコールのアルキルポリグリコシド溶
液を、アルカリ処理及び蒸留により後処理する方法に関
する。
ド及びアルコールのアルキル基が8〜24個の炭素原子
を有する脂肪族アルコールのアルキルポリグリコシド溶
液を、アルカリ処理及び蒸留により後処理する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】アルキルポリグリコシドは、無害でかつ
容易に分解可能な表面活性剤である。従って、洗濯剤及
び洗浄剤として及び乳化剤及び分散剤として使用され
る。しかしながら、アルキル基が8個以上の炭素原子を
有する際に、該表面活性剤は所望の界面特性を有するに
すぎない。
容易に分解可能な表面活性剤である。従って、洗濯剤及
び洗浄剤として及び乳化剤及び分散剤として使用され
る。しかしながら、アルキル基が8個以上の炭素原子を
有する際に、該表面活性剤は所望の界面特性を有するに
すぎない。
【0003】長鎖状のアルキル基を有するアルキルポリ
グリコシドは、一般的には一工程式又は多工程式合成で
製造される。
グリコシドは、一般的には一工程式又は多工程式合成で
製造される。
【0004】一工程式製造方法は、特にドイツ国特許出
願公開第4101252号明細書に記載されている。
願公開第4101252号明細書に記載されている。
【0005】二工程式方法は、例えばヨーロッパ特許出
願公開第0306652号明細書に記載されており、該
明細書によれば、n−ブタノールでグリコシド化するこ
とによりn−ブチルグリコシドを製造し、次いで、長鎖
状のアルコールでグリコシド交換することにより、所望
の長鎖状のアルキルポリグリコシドが製造される。
願公開第0306652号明細書に記載されており、該
明細書によれば、n−ブタノールでグリコシド化するこ
とによりn−ブチルグリコシドを製造し、次いで、長鎖
状のアルコールでグリコシド交換することにより、所望
の長鎖状のアルキルポリグリコシドが製造される。
【0006】反応終了後、アルキルポリグリコシドは長
鎖状のアルコールに溶解して存在する。水中に清澄に溶
解する生成物を得たい場合には、引続き、該アルコール
を分離しなければならない。
鎖状のアルコールに溶解して存在する。水中に清澄に溶
解する生成物を得たい場合には、引続き、該アルコール
を分離しなければならない。
【0007】ヨーロッパ特許出願公開第0387912
号明細書には、一工程式製造方法が記載されており、該
方法では、長鎖状のアルコールを糖と酸性触媒反応させ
る前に、まずアルカリを用いて洗浄する。過剰の脂肪族
アルコールを中和し、蒸留した後、改良された色を有す
るアルキルグリコシドが得られる。脂肪族アルコールの
アルキルグリコシド溶液のアルカリ処理は、ここでは行
われていない。
号明細書には、一工程式製造方法が記載されており、該
方法では、長鎖状のアルコールを糖と酸性触媒反応させ
る前に、まずアルカリを用いて洗浄する。過剰の脂肪族
アルコールを中和し、蒸留した後、改良された色を有す
るアルキルグリコシドが得られる。脂肪族アルコールの
アルキルグリコシド溶液のアルカリ処理は、ここでは行
われていない。
【0008】ヨーロッパ特許出願公開第0132046
号明細書によれば、水性のアルキル水酸化物の代わり
に、有機塩基、例えばナトリウムエチラートで中和し、
その際、pH値を6.6〜7に調整する。蒸留後、色的
に改良された生成物が得られる。アルカリ処理は、ここ
では行われない。
号明細書によれば、水性のアルキル水酸化物の代わり
に、有機塩基、例えばナトリウムエチラートで中和し、
その際、pH値を6.6〜7に調整する。蒸留後、色的
に改良された生成物が得られる。アルカリ処理は、ここ
では行われない。
【0009】ヨーロッパ特許出願公開第0362671
号明細書でも、長鎖状のアルキル基を有するアルキルグ
リコシドは、一工程式方法で製造される。反応後、ここ
では脂肪族アルコールのアルキルグリコシド溶液を90
℃に冷却し、更にアルカリでpH値8以上、有利にはp
H値8〜10に調節する。引続き又は30分後(実施
例)、アルコールをアルカリ性溶液から蒸留する。漂白
完了後、淡色及び色安定性のアルキルグリコシドが得ら
れる。
号明細書でも、長鎖状のアルキル基を有するアルキルグ
リコシドは、一工程式方法で製造される。反応後、ここ
では脂肪族アルコールのアルキルグリコシド溶液を90
℃に冷却し、更にアルカリでpH値8以上、有利にはp
H値8〜10に調節する。引続き又は30分後(実施
例)、アルコールをアルカリ性溶液から蒸留する。漂白
完了後、淡色及び色安定性のアルキルグリコシドが得ら
れる。
【0010】該方法によれば、特にアルカリ金属水酸化
物でアルカリ性に調整する場合、色的になお完全に満足
のいくアルキルポリグリコシドは得られない。
物でアルカリ性に調整する場合、色的になお完全に満足
のいくアルキルポリグリコシドは得られない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、アリキルポリグリコシドの色及び色安定性を更に改
良することであった。
は、アリキルポリグリコシドの色及び色安定性を更に改
良することであった。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、脂肪族アル
コールのアルキルポリグリコシド溶液を、反応終了後ま
ずpH値10〜14に調整し、次いで、脂肪族アルコー
ルをより低いpH値7〜9で真空状で留去する前に2時
間以上60〜120℃で調温する。
コールのアルキルポリグリコシド溶液を、反応終了後ま
ずpH値10〜14に調整し、次いで、脂肪族アルコー
ルをより低いpH値7〜9で真空状で留去する前に2時
間以上60〜120℃で調温する。
【0013】本発明で使用したアルキルポリグリコシド
は、連続的又は不連続的に、一工程又は多工程反応によ
り得られる。本発明による方法は、一工程式方法で製造
したアルキルポリグリコシドを使用するのが有利であ
る。
は、連続的又は不連続的に、一工程又は多工程反応によ
り得られる。本発明による方法は、一工程式方法で製造
したアルキルポリグリコシドを使用するのが有利であ
る。
【0014】アルキルポリグリコシドを製造する際に、
糖として例えばグルコース、マンノース、ガラクトース
又はタロースを使用することができる。その際、グルコ
ースを使用するのが有利である。脂肪族アルコールとし
ても示される適当な長鎖状のアルコールは、例えばオク
タノール、デカノール、ドデカノール、テトラデカノー
ル及びヘキサデカノールである。アリキルポリグリコシ
ド及びアルコールのアルキル基は、有利には10〜18
個の炭素原子、特に有利には12〜16個の炭素原子を
有する。
糖として例えばグルコース、マンノース、ガラクトース
又はタロースを使用することができる。その際、グルコ
ースを使用するのが有利である。脂肪族アルコールとし
ても示される適当な長鎖状のアルコールは、例えばオク
タノール、デカノール、ドデカノール、テトラデカノー
ル及びヘキサデカノールである。アリキルポリグリコシ
ド及びアルコールのアルキル基は、有利には10〜18
個の炭素原子、特に有利には12〜16個の炭素原子を
有する。
【0015】アルキルポリグリコシドの製造は、酸性触
媒、例えば鉱酸、脂肪族又は芳香族のスルホン酸によ
り、又は酸性イオン交換体により触媒してよい。
媒、例えば鉱酸、脂肪族又は芳香族のスルホン酸によ
り、又は酸性イオン交換体により触媒してよい。
【0016】アルキルポリグリコシドは、一般的には1
〜5までの重合度を有し、その際、1.1〜1.4の重
合度を有する生成物が有利である。
〜5までの重合度を有し、その際、1.1〜1.4の重
合度を有する生成物が有利である。
【0017】脂肪族アルコールのアルキルポリグリコシ
ド溶液をアルカリ性のpH値に調整するために、アルコ
ール中のアルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水
酸化物又はアルカリ金属アルコラートの水性又はアルコ
ールの溶液を使用してよい。その際、アルカリ金属の添
加は、有利にはアルキルポリグリコシドが製造される温
度で、ないしは溶液が調温されるべき温度で、又はこれ
らの間の温度で行うのが有利である。
ド溶液をアルカリ性のpH値に調整するために、アルコ
ール中のアルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水
酸化物又はアルカリ金属アルコラートの水性又はアルコ
ールの溶液を使用してよい。その際、アルカリ金属の添
加は、有利にはアルキルポリグリコシドが製造される温
度で、ないしは溶液が調温されるべき温度で、又はこれ
らの間の温度で行うのが有利である。
【0018】有利には、水性のアルカリ金属水酸化物で
アルカリ性に調整する。非水溶液を使用する場合には、
水で希釈した試料のpH値を測定する。
アルカリ性に調整する。非水溶液を使用する場合には、
水で希釈した試料のpH値を測定する。
【0019】著しく高いpH値の場合には、アルカリ金
属の添加中に、溶液のポンプ輸送性に悪影響を及ぼす沈
殿が生じる。pH値が低すぎる場合には、生成物の色に
対する効果が低下する。10〜12のpH値に調整する
のが有利である。
属の添加中に、溶液のポンプ輸送性に悪影響を及ぼす沈
殿が生じる。pH値が低すぎる場合には、生成物の色に
対する効果が低下する。10〜12のpH値に調整する
のが有利である。
【0020】調温は大抵3〜48時間で行う。5〜30
時間後に終了させるのが有利である。その際、60〜8
0℃の温度に調整するのが有利である。調温の際に、溶
液を撹拌し、振盪するか又は単に放置しておいてよい。
時間後に終了させるのが有利である。その際、60〜8
0℃の温度に調整するのが有利である。調温の際に、溶
液を撹拌し、振盪するか又は単に放置しておいてよい。
【0021】調温終了後、アルコールを有利にはフロー
フィルム(Fallfilm)−又は薄膜蒸発器中で、又は両方
の装置を組み合わせて留去する。
フィルム(Fallfilm)−又は薄膜蒸発器中で、又は両方
の装置を組み合わせて留去する。
【0022】次の後処理のために、アルキルポリグリコ
シドを公知の方法で水中に溶解させ、引続き漂白する。
シドを公知の方法で水中に溶解させ、引続き漂白する。
【0023】生じる生成物は、非常に良好な色及び色安
定性に優れている。該アリキルポリグリコシドの水溶液
のpH値は安定である。
定性に優れている。該アリキルポリグリコシドの水溶液
のpH値は安定である。
【0024】
【実施例】次に、本発明を以下の実施例につき詳細に説
明する。
明する。
【0025】比較例A 250リットルのVA−撹拌容器中で、 脂肪族アルコール(n−ドデカノール67%、n−テトラデカノール27%、 n−ヘキサデカノール6%) 169kg(860モル) 水不含のデキストロース 31kg(172モル)、及び p−トルエンスルホン酸−一水化物 1.57kg(8.26モル)を、 100℃/15hPaで6時間反応させた。更に、まず
p−トルエンスルホン酸−一水化物を脂肪族アルコール
中に溶解させ、引続き水不含のデキストロースを加え
た。反応水を冷却トラップ中で捕集した。得られた脂肪
族アルコールのアルキルポリグリコシド溶液を、60℃
に冷却して25%の水性のNaOHでpH値11に調整
した。その際、pH値をガラス電極を用いて測定するた
めに、試料をイソプロパノールと水で1:3:2の重量
比で希釈した。
p−トルエンスルホン酸−一水化物を脂肪族アルコール
中に溶解させ、引続き水不含のデキストロースを加え
た。反応水を冷却トラップ中で捕集した。得られた脂肪
族アルコールのアルキルポリグリコシド溶液を、60℃
に冷却して25%の水性のNaOHでpH値11に調整
した。その際、pH値をガラス電極を用いて測定するた
めに、試料をイソプロパノールと水で1:3:2の重量
比で希釈した。
【0026】濾過後、該溶液を3つの薄膜蒸留器のカス
ケードを介して誘導した(計量供給:5 l/h、DS
V1:100℃/100hPa、DSV2及び3:18
0℃/1hPa)。短時間後、激しい負荷及び分解を生
じたので、脂肪族アルコールの蒸留を中断せざるを得な
かった。
ケードを介して誘導した(計量供給:5 l/h、DS
V1:100℃/100hPa、DSV2及び3:18
0℃/1hPa)。短時間後、激しい負荷及び分解を生
じたので、脂肪族アルコールの蒸留を中断せざるを得な
かった。
【0027】比較例B 比較例Aの容器に、 脂肪族アルコール(n−ドデカノール67%、n−テトラデカノール27%、 n−ヘキサデカノール6%) 147.4kg(750モル) 水不含のグルコース 18kg(100モル)、 濃硫酸 520g(5.1モル)及び 次亜燐酸ナトリウム 450g(4.25モル)を 反応させ、次いで後処理した。その際、比較例Aと同様
に行った。ここでも、薄膜蒸発器カスケード中で脂肪族
アルコールの分離が達成されなかった、それというのも
大量の分解生成物が生じたからである。
に行った。ここでも、薄膜蒸発器カスケード中で脂肪族
アルコールの分離が達成されなかった、それというのも
大量の分解生成物が生じたからである。
【0028】例1 比較例Aの容器に、 脂肪族アルコール(n−ドデカノール67%、n−テトラデカノール27%、 n−ヘキサデカノール6%) 147.4kg(750モル) 水不含のグルコース 18kg(100モル)、及び p−トルエンスルホン酸−一水化物 1.29kg(6.8モル)を、 比較例Aの条件下で反応させた。反応混合物を70℃に
冷却し、25%の水性のNaOHでpH値11にした。
冷却し、25%の水性のNaOHでpH値11にした。
【0029】該溶液を70℃で24時間調温した。その
後、弱酸性反応する溶液を、25%の水性のNaOHで
pH値9に調整した。該脂肪族アルコールのアルキルポ
リグリコシド溶液の試料を60℃で貯蔵した。12時間
後もpH値は変化せずに9であった。
後、弱酸性反応する溶液を、25%の水性のNaOHで
pH値9に調整した。該脂肪族アルコールのアルキルポ
リグリコシド溶液の試料を60℃で貯蔵した。12時間
後もpH値は変化せずに9であった。
【0030】濾過後、脂肪族アルコールを薄膜蒸留器カ
スケードで問題なく留去した。残留するアルキルポリグ
リコシドは、2%のアルコール残留含量を有していた。
該生成物を水に溶解させ、80℃及びpH値7で、過酸
化水素3.5%(アルキルポリグリコシドに対して)と
反応させた。該溶液を80℃で6時間撹拌した。その
際、該水量を、漂白工程が終了した後に50%の水溶液
が生じるように選択した。該溶液のヨウ素色指数は7で
あった。
スケードで問題なく留去した。残留するアルキルポリグ
リコシドは、2%のアルコール残留含量を有していた。
該生成物を水に溶解させ、80℃及びpH値7で、過酸
化水素3.5%(アルキルポリグリコシドに対して)と
反応させた。該溶液を80℃で6時間撹拌した。その
際、該水量を、漂白工程が終了した後に50%の水溶液
が生じるように選択した。該溶液のヨウ素色指数は7で
あった。
【0031】比較例C(ヨーロッパ特許出願公開第03
62671号明細書による) 4リットルの撹拌容器中で、 脂肪族アルコール(n−ドデカノール67%、テトラデカノール27%、n− ヘキサデカノール6%) 2364g(12モル) 水不含のデキストロース 720g(4モル)、及び p−トルエンスルホン酸−一水化物 4.96g(26ミリモル)を、 互いに100℃/20hPaで4時間反応させた。その
際、本来の反応の前に、デキストロースを加える前に、
まず脂肪族アルコール中のp−トルエンスルホン酸−一
水化物の溶液を製造した。反応終了後、70℃で25%
の水性のNaOHでpH値11に調整した(比較例Aの
ようにpH制御)。引続き、脂肪族アルコールを直ちに
回転蒸発器で180℃/1hPaで、脂肪族アルコール
含量2%未満を有する固体が生じるまで留去した。
62671号明細書による) 4リットルの撹拌容器中で、 脂肪族アルコール(n−ドデカノール67%、テトラデカノール27%、n− ヘキサデカノール6%) 2364g(12モル) 水不含のデキストロース 720g(4モル)、及び p−トルエンスルホン酸−一水化物 4.96g(26ミリモル)を、 互いに100℃/20hPaで4時間反応させた。その
際、本来の反応の前に、デキストロースを加える前に、
まず脂肪族アルコール中のp−トルエンスルホン酸−一
水化物の溶液を製造した。反応終了後、70℃で25%
の水性のNaOHでpH値11に調整した(比較例Aの
ようにpH制御)。引続き、脂肪族アルコールを直ちに
回転蒸発器で180℃/1hPaで、脂肪族アルコール
含量2%未満を有する固体が生じるまで留去した。
【0032】生成物を例1に記載のように漂白した。そ
の際、ヨウ素色指数110を有する50%の溶液が得ら
れた。
の際、ヨウ素色指数110を有する50%の溶液が得ら
れた。
【0033】例2 4リットルの撹拌容器中で、 脂肪族アルコール(n−ドデカノール67%、テトラデカノール27%、n− ヘキサデカノール6%) 1970g(10モル) 水不含のデキストロース 240g(1.3モル)、及び p−トルエンスルホン酸−一水化物 17.2g(90ミリモル)を、 互いに100℃/20hPaで4時間反応させた。ここ
でも本来の反応の前に、デキストロースを加える前に、
まず脂肪族アルコール中のp−トルエンスルホン酸−一
水化物の溶液を製造した。反応終了後、70℃で25%
の水性のNaOHでpH値11に調整した。引続き、例
1と同様に行ったが、その際、回転蒸発器中で180℃
/1hPaで留去した。漂白後、ヨウ素色指数15が得
られた。
でも本来の反応の前に、デキストロースを加える前に、
まず脂肪族アルコール中のp−トルエンスルホン酸−一
水化物の溶液を製造した。反応終了後、70℃で25%
の水性のNaOHでpH値11に調整した。引続き、例
1と同様に行ったが、その際、回転蒸発器中で180℃
/1hPaで留去した。漂白後、ヨウ素色指数15が得
られた。
Claims (6)
- 【請求項1】 アルキルポリグリコシド及びアルコール
のアルキル基が8〜24個の炭素原子を有する、アルコ
ール中のアルキルポリグリコシドの酸性溶液を、アルカ
リ処理及び蒸留により後処理する方法において、該溶液
をpH値10〜14に調整し、60〜120℃で2時間
以上調温し、次いでアルコールをpH値7〜9で真空蒸
留することを特徴とする、アルコール中のアルキルポリ
グリコシドの酸性溶液の後処理法。 - 【請求項2】 アルキル基が10〜18個の炭素原子を
有する、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 アルキル基が12〜16個の炭素原子を
含有する、請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 上記溶液を10〜12のpH値に調整す
る、請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 3〜48時間調温する、請求項1記載の
方法。 - 【請求項6】 上記溶液を60〜80℃で調温する、請求項
1記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4234241A DE4234241A1 (de) | 1992-10-10 | 1992-10-10 | Verfahren zur Aufarbeitung von fettalkoholischen Alkylpolyglycosid-Lösungen |
DE4234241.4 | 1992-10-10 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06192284A true JPH06192284A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=6470187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5250425A Pending JPH06192284A (ja) | 1992-10-10 | 1993-10-06 | アルコール中のアルキルポリグリコシドの酸性溶液の後処理法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5420262A (ja) |
EP (1) | EP0592784A1 (ja) |
JP (1) | JPH06192284A (ja) |
CA (1) | CA2108091A1 (ja) |
DE (1) | DE4234241A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4431853A1 (de) * | 1994-09-07 | 1996-03-14 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur Herstellung von Alkyloligoglycosiden |
DE4431854A1 (de) * | 1994-09-07 | 1996-03-14 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur Herstellung von Alkylglycosiden mit niedrigem Glycosidierungsgrad |
DE4431852A1 (de) * | 1994-09-07 | 1996-03-14 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur Bleichung von Alkylpolyglycosiden |
DE4432623A1 (de) * | 1994-09-14 | 1996-03-21 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur Bleichung von wäßrigen Tensidlösungen |
DE4432621A1 (de) * | 1994-09-14 | 1996-03-21 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur Bleichung von Tensidlösungen |
GB9500886D0 (en) * | 1995-01-18 | 1995-03-08 | Cerester Holding B V | Alkylpolyglycosides with a high degree of polymerisation and a process for the preparation thereof |
US5696247A (en) * | 1995-02-01 | 1997-12-09 | Kao Corporation | Method for producing alkylglycoside |
GB201008364D0 (en) | 2010-05-20 | 2010-07-07 | Geneve De | Composition and method |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3450690A (en) * | 1966-12-23 | 1969-06-17 | Corn Products Co | Preparation of alkali-stable alkyl glucosides |
US4866156A (en) * | 1985-12-12 | 1989-09-12 | Hughes Aircraft Copmany | Poly(arylether) or poly(arylthioether) from 2,2-bis(fluorophenyl)-hexafluoropropane |
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