JPH0619167A - 電子写真感光体、およびそれを用いた電子写真装置およびファクシミリ - Google Patents
電子写真感光体、およびそれを用いた電子写真装置およびファクシミリInfo
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- JPH0619167A JPH0619167A JP4196136A JP19613692A JPH0619167A JP H0619167 A JPH0619167 A JP H0619167A JP 4196136 A JP4196136 A JP 4196136A JP 19613692 A JP19613692 A JP 19613692A JP H0619167 A JPH0619167 A JP H0619167A
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Abstract
少くとも2層を設けた電子写真感光体において、電荷発
生層にオキソチタニウムフタロシアニンを含有し、かつ
電荷輸送層に下記一般式[1]で示されるポリカーボネ
ートのランダム共重合体を含有する 【化1】 (式中、Aは酸素原子またはイオウ原子、R1〜R8は水
素原子、メチル基、エチル基、水酸基、又はハロゲン原
子を表わし、Bは芳香族から誘導される2官能基を表わ
す。X,Yは共重合比を表わす。) 【効果】 良好な感度特性を有し、高温高湿下において
も、黒ポチの少ない良好な画像が得られ、かつ耐久使用
時の電位変動量も極めて小さい。
Description
ービームプリンター、CRTプリンター、電子写真式製
版システムなどの電子写真応用分野に広く用いることが
できる電子写真感光体に関し、詳しくはオキソチタニウ
ムフタロシアニンを用いた電子写真感光体に関する。
ン、硫化カドミウム、酸化亜鉛などの無機光導電材料が
従来より用いられている。一方ポリビニルカルバゾー
ル、オキサジアゾール、アゾ顔料フタロシアニンなどの
有機光導電材料は無機光導電材料に比べてその無公害
性、高生産性等の利点があるが感度が低くその実用化は
困難であった。そのため、いくつかの増感方法が提案さ
れているがその効果的な方法としては電荷発生層と電荷
輸送層を積層した機能分離型の感光体を用いることが主
流となり実用化されるようになってきた。
のインパクト型のプリンターにかわり、電子写真技術を
応用したノンインパクト型のプリンターが広く普及して
きている。これらは主としてレーザー光を光源とするレ
ーザービームプリンターであり、その光源としては、コ
スト、装置の大きさ等の点から半導体レーザーが用いら
れる。
ザーはその発振波長が790±20nmと長波長のた
め、これらの長波長の光に十分な感度を有する電子写真
感光体の開発が進められてきた。
領域まで感度を有する電荷発生材料として極めて有効で
あり、特にオキソチタニウムフタロシアニンは、従来の
フタロシアニン化合物に比べ優れた感度特性を有してお
りこれまでに特開昭61−239248号公報、同61
−217050号公報、同62−67094号公報、同
63−218768号公報、同64−17066号公報
などに高感度な様々な結晶形のオキソチタニウムフタロ
シアニンが報告されている。
ロシアニンを用いた電子写真感光体はこのようにすぐれ
た感度特性を有している反面、反転現象系で特に高温高
湿下において電荷の局部的な注入によって画像白地部に
黒色の斑点状のカブリ(以下黒ポチと称す)を生じやす
いという欠点を有しており、また繰り返し使用した際に
明部電位が変動するという欠点を有している。
ので、その目的は、高感度、特に半導体レーザー波長領
域で高感度特性を有し、繰り返し使用時の電位安定性、
特に高温高湿下における明部電位の変動が少なく、加え
て画像欠陥、特に反転現象系における黒ポチの少ない電
子写真感光体を提供する事にある。
導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送層の少くとも2
層を設けた電子写真感光体において、電荷発生層にオキ
ソチタニウムフタロシアニンを含有し、かつ電荷輸送層
に下記一般式[1]で示されるポリカーボネートのラン
ダム共重合体を含有する事を特徴とする電子写真感光体
によって達成される。
素原子、メチル基、エチル基、水酸基、又はハロゲン原
子を表わし、Bは芳香族から誘導される2官能基を表わ
す。X,Yは共重合比を表わす。)また本発明によれ
ば、導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送層の少くと
も2層を設けた電子写真感光体において、電荷発生層に
オキシチタニウムフタロシアニンを含有し、かつ電荷輸
送層に対称性ジオールよりなるポリカーボネート及び非
対称性ジオールよりなるポリカーボネートを含有するこ
とを特徴とする電子写真感光体が提供される。
細に説明する。
に電荷発生層と電荷輸送層の少くとも2層を積層した構
成である。導電性支持体は導電性を有するものであれば
良く、アルミニウム、ステンレスなどの金属、あるいは
導電層を設けた金属、プラスチック、紙などがあげら
れ、形状としては円筒状又はフィルム状等があげられ
る。
ヤー機能と接着機能を持つ下引層を設けることもでき
る。
ール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、メチ
ルセルロース、カゼイン、ポリアミド、ニカワ、ゼラチ
ンなどが用いられる。
体上に塗布される。その膜厚は0.2〜3.0μmであ
る。
ムラや欠陥の被覆、干渉縞防止を目的とした導電層を設
けることが好適である。これは、カーボンブラック、金
属粒子、金属酸化物等の導電性粉体を、結着樹脂中に分
散して形成することができる。導電層の膜厚は5〜40
ミクロン、好ましくは10〜30ミクロンが適当であ
る。
ニンを適当なバインダー樹脂溶液とともに分散し塗布・
乾燥する事によって形成されるが、蒸着することによっ
て層形成することもできる。
構造は
Brを表わし、n,m,l,kは0〜4の整数である。
なる結晶形あるいはこれらの混合物を用いてもかまわな
いが、特開昭62−67094号公報などに記載される
A型結晶、特開昭61−239248号公報などに記載
されるB型結晶、特開昭64−17066号公報などに
記載されるY型結晶、特願平1−189200号に記載
されるI型結晶などが感度特性上好ましい。特願平1−
189200号に記載されるI型結晶は感度特性上特に
好ましい。図1〜図4にこれらの結晶形のX線回折図の
例をあげる。
例えば、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリビニル
カルバゾール樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルベンザー
ル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート樹
脂、ポリスルホン樹脂、ポリアリレート樹脂、塩化ビニ
リデン・アクリロニトリル共重合体樹脂などが主として
用いられる。
の比率は20〜80重量%、好ましくは30〜60重量
%である。
好ましくは0.05〜5μmである。
ンダー樹脂とを溶剤中に溶解させた塗料を塗工乾燥して
形成する。
リアリールアミン系化合物、ヒドラゾン系化合物、スチ
ルベン系化合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾール系
化合物、チアゾール系化合物、トリアリルメタン系化合
物などが挙げられる。
下記一般式[3]で示されるポリカーボネートのランダ
ム共重合体である。
原子、メチル基、エチル基、水酸基、又はフッ素、塩
素、臭素等のハロゲン原子を示し、X,Yは共重合体を
表わす。Bは芳香族から誘導される2官能基を示し、好
ましい例としては下記一般式[4]で示される基が挙げ
られる。
表わしR17,R18は、水素原子、メチル、エチル、プロ
ピル等のアルキル基、フェニル、ナフチル等のアリール
基を表わし、アリール基は更に置換基を有していても良
く、その例としてはメチルエチル等のアルキル基、フッ
素、塩素、臭素等のハロゲン原子等が挙げられる。また
R17とR18は共同でシクロヘキシル環などの環を形成し
ていても良い。
はこれらに限定されるものではない。
ー樹脂として、対称性ジオールよりなるポリカーボネー
ト及び非対称性ジオールよりなるポリカーボネートを使
用することができる。対称性ジオールとはビスフェノー
ルの主鎖に対して180°回転したときに同じ形になる
ジオールのことである。
置換基、または側鎖として有機の基を有しており、且つ
ビスフェノールの主鎖に対して180°回転したときに
同じ形にならないようなジオールのことである。
ルを用いてホスゲン法等の一般的なポリカーボネート合
成法により得ることができる。
としては、耐久性、すなわち耐摩耗性、耐ギス性および
製造時の粘度、即ち生産性などの点を考慮すれば、粘度
平均分子量(Mv)が10,000から150,000
の範囲であることが好ましく、特には15,000〜1
00,000の範囲であることが好ましい。
リカーボネートと非対称性ジオールよりなるポリカーボ
ネートの割合は総ポリカーボネートに対して対称性ジオ
ールよりなるポリカーボネートが10重量%〜80重量
%であって、特に30重量%〜60重量%が好ましい。
の比率は20〜80重量%、好ましくは30〜60重量
%である。
くは10〜30μmである。
ッピング法、スプレーコーティング法、スピンナーコー
ティング法、ビードコーティング法、ブレードコーティ
ング法、ビームコーティング法などを用いることができ
る。
層の表面に薄い保護層を設けても良い。
ムプリンター、LEDプリンター、CRTプリンターな
どのプリンターのみならず、通常の電子写真複写機やそ
の他電子写真応用分野に広く適用することができる。
般的な転写式電子写真装置の概略構成例を示す。
型感光体であり、軸1aを中心に矢印方向に所定の周速
度で回転駆動される。該感光体1はその回転過程で帯電
手段2によりその周面に正または負の所定電位の均一帯
電を受け、次いで露光部3にて不図示の像露光手段によ
り光像露光L(スリット露光・レーザービーム走査露光
など)を受ける。これにより感光体周面に露光像に対応
した静電潜像が順次形成されていく。
現像され、そのトナー現像像が転写手段5により不図示
の給紙部から感光体1と転写手段5との間に感光体1の
回転と周期取りされて急送された転写材Pの面に樹に転
写されていく。
離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けて複写
物(コピー)として機外へプリントアウトされる。
手段6にて転写残りトナーの除去を受けて清浄面化さ
れ、更に前露光手段7により除電処理されて繰り返して
像形成に使用される。
帯電装置が一般に広く使用されている。また転写装置5
もコロナ転写手段が一般に広く使用されている。電子写
真装置として、上述の感光体や現像手段、クリーニング
手段などの構成要素のうち、複数のものを装置ユニット
として一体に結合して構成し、このユニットを装置本体
に対して着脱自在に構成しても良い。例えば、帯電手
段、現像手段およびクリーニング手段の少なくとも1つ
を感光体とともに一体に支持してユニットを形成し、装
置本体に着脱自在の単一ユニットとし、装置本体のレー
ルなどの案内手段を用いて着脱自在の構成にしても良
い。このとき、上記の装置ユニットのほうに帯電手段お
よび/または現像手段を伴って構成しても良い。
リンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは原稿を読取り信号化し、この信号によ
りレーザービームの走査、LEDアレイの駆動、または
液晶シャッターアレイの駆動などにより行われる。
場合には、光像露光Lは受信データをプリンタするため
の露光になる。図6はこの場合の一例をブロック図で示
したものである。
ンター19を制御する。コントローラー11の全体はC
PU17により制御されている。画像読取部からの読取
りデータは、送信回路13を通して相手局に送信され
る。相手局から受けたデータは受信回路12を通してプ
リンター19に送られる。画像メモリには所定の画像デ
ータが記憶される。プリンタコントローラ18はプリン
ター19を制御している。14は電話である。
て接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信回
路12で復調された後、CPU17は画像情報の復号処
理を行い、順次画像メモリ16に格納される。そして、
少なくとも1ページの画像がメモリ16に格納される
と、そのページの画像記録を行う。CPU17は、メモ
リ16より1ページの画像情報を読み出しプリンターコ
ントローラ18に復号化された1ページの画像情報を送
出する。プリンタコントローラ18は、CPU17から
の1ページの画像情報を受取るとそのページの画像情報
記録を行うべく、プリンタ19を制御する。
録中に、次のページの受信を行っている。
る。
説明する。
ズで被覆した酸化チタン粉体50部、レゾール型フェノ
ール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、メタノール
5部およびシリコーンオイル(ポリジメチルシロキサン
ポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量3000)
0.002部をφ1mmガラスビーズを用いたサンドミ
ル装置で2時間分散して導電層用塗料を調製した。
60mm)上に、上記塗料を浸漬塗布し、140℃で3
0分間乾燥させ、膜厚20μmの導電層を形成した。
リアミド共重合体樹脂5部をメタノール70部とブタノ
ール25部の混合溶媒に溶解した溶液をディッピング法
で塗布乾燥して1μm厚の下引き層を設けた。
ロシアニン4部とポリビニルブチラール樹脂2部をシク
ロヘキサノン100部に添加し1mmφのガラスビーズ
を用いたサンドミルで1時間分散し、これに100部の
メチルエチルケトンを加えて希釈し、これを下引き層上
に塗布した後、80℃で10分間乾燥して、膜厚0.2
5μmの電荷発生層を形成した。
の樹脂10部をモノクロルベンゼン60部に溶解した溶
液を作成し、電荷発生層上にディッピング法により塗布
した。これを110℃の温度で1時間乾燥して20μm
厚の電荷輸送層を形成し電子写真感光体を作成した。
シアニンをB型結晶、Y型結晶、I型結晶に代えた他は
実施例1と全く同様にして実施例2〜4の感光体を作成
した。
4に用いた電荷輸送層のバインダー樹脂(例示化合物P
−1)をポリカーボネートZに代えた他は全く同様にし
て比較例1〜4の感光体を作成した。
輸送層のバインダー樹脂を例示化合物P−2〜P−8に
代えた他は全く同様にして実施例5〜11の感光体を作
成した。
バインダー樹脂(P−2)をポリカーボネートAに代え
た他は全く同様に比較例5の感光体を作成した。
リンター(商品名:LBP−SX:キャノン製)に設置
し、暗部電位が−700(V)になるように帯電設定
し、これに波長802nmのレーザー光を照射して−7
00(V)の電位を−150(V)まで下げるのに必要
な光量を測定し感度Eとした。
80%の高温高湿下で暗部電位−700(V)、明部電
位−150(V)に設定した状態で連続10000枚の
通紙耐久試験を行って耐久後の明部の電位の変動量、Δ
Vlの測定及び画像の評価を行った。
は初期画像における評価であり、○,△,×は黒ポチの
発生量を表わし○はほとんど黒ポチのない状態を意味す
る。また、ΔVlにおける正記号は電位の上昇を表わ
す。
料を下記構造式
し、同様な評価を行った。その結果を表19に示す。
スズで被覆した酸化チタン粉体50部、レゾール型フェ
ノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、メタノー
ル5部およびシリコーンオイル(ポリジメチルシロキサ
ンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量300
0)0.002部をφ1mmガラスビーズを用いたサン
ドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を調製した。
60mm)上に、上記塗料を浸漬塗布し、140℃で3
0分間乾燥させ、膜厚20μmの導電層を形成した。
リアミド共重合体樹脂5部をメタノール70部とブタノ
ール25部の混合溶媒に溶解した溶液をディッピング法
で塗布乾燥して1μm厚の下引き層を設けた。
ロシアニン4部とポリビニルブチラール樹脂2部をシク
ロヘキサノン100部に添加し1mmφのガラスビーズ
を用いたサンドミルで1時間分散し、これに100部の
メチルエチルケトンを加えて希釈し、これを下引き層上
に塗布した後、80℃で10分間乾燥して、膜厚0.3
μmの電荷発生層を形成した。
1の樹脂10部をモノクロルベンゼン60部に溶解した
溶液を作成し、電荷発生層上にディッピング法により塗
布した。これを110℃の温度で1時間乾燥して20μ
m厚の電荷輸送層を形成し電子写真感光体を作成した。
タロシアニンをB型結晶、Y型結晶、I型結晶に代えた
他は実施例16と全く同様にして実施例17〜19の感
光体を作成した。
〜19に用いた電荷輸送層のバインダー樹脂(例示化合
物P−11)をポリカーボネートZに代えた他は全く同
様にして比較例6〜9の感光体を作成した。
電荷輸送層のバインダー樹脂を例示化合物P−12〜P
−18に代えた他は全く同様にして実施例20〜26の
感光体を作成した。
送のバインダー樹脂(P−12)をポリカーボネートA
に代えた他は全く同様に比較例10の感光体を作成し
た。
リンター(商品名:LBP−SX:キャノン製)に設置
し、暗部電位が−700(V)になるように帯電設定
し、これに波長802nmのレーザー光を照射して−7
00(V)の電位を−150(V)まで下げるのに必要
な光量を測定し感度Eとした。
同じ条件で連続10000枚の通紙耐久試験を行って耐
久後の明部の電位の変動量、ΔVlの測定及び画像の評
価を行った。
生材料を下記構造式
し、同様な評価を行った。その結果を表21に示す。
スズで被覆した酸化チタン粉体50部、レゾール型フェ
ノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、メタノー
ル5部およびシリコーンオイル(ポリジメチルシロキサ
ンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量300
0)0.002部をφ1mmガラスビーズを用いたサン
ドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を調製した。
60mm)上に、上記塗料を浸漬塗布し、140℃で3
0分間乾燥させ、膜厚20μmの導電層を形成した。
リアミド共重合体樹脂5部をメタノール70部とブタノ
ール25部の混合溶媒に溶解した溶液をディッピング法
で塗布乾燥して1μm厚の下引き層を設けた。
ロシアニン4部とポリビニルブチラール樹脂2部をシク
ロヘキサノン100部に添加し1mmφのガラスビーズ
を用いたサンドミルで1時間分散し、これに100部の
メチルエチルケトンを加えて希釈し、これを下引き層上
に塗布した後、80℃で10分間乾燥して、膜厚0.3
μmの電荷発生層を形成した。
5部
5部
荷発生層上にディッピング法により塗布した。これを1
10℃の温度で1時間乾燥して20μm厚の電荷輸送層
を形成し電子写真感光体を作成した。
タロシアニンをB型結晶、Y型結晶、I型結晶に代えた
他は実施例31と全く同様にして実施例32〜34の感
光体を作成した。
31〜34に用いた電荷輸送層のバインダー樹脂をポリ
カーボネートZ(ユーピロンZ−200、三菱ガス化学
製)に代えた他は全く同様にして比較例11〜14の感
光体を作成した。
送層のバインダー樹脂を下記対称性ジオールよりなるポ
リカーボネート 6部及び
送層のバインダー樹脂を下記対称性ジオールよりなるポ
リカーボネート 6部及び
送層のバインダー樹脂を下記対称性ジオールよりなるポ
リカーボネート 3部及び
送層のバインダー樹脂を下記対称性ジオールよりなるポ
リカーボネート 2部及び
送層のバインダー樹脂を下記対称性ジオールよりなるポ
リカーボネート 2部及び
送層のバインダー樹脂を下記対称性ジオールよりなるポ
リカーボネート 2部及び
送層のバインダー樹脂を下記対称性ジオールよりなるポ
リカーボネート 6部及び
送層のバインダー樹脂を下記対称性ジオールよりなるポ
リカーボネート 6部及び
送のバインダー樹脂をポリカーボネートA(テイジンパ
ンライトL−1250、帝人化成製) 10部 に代えた他は実施例34と同様に感光体を作製した。
リンター(商品名:LBP−SX:キャノン製)に設置
し、暗部電位が−700(V)になるように帯電設定
し、これに波長802nmのレーザー光を照射して−7
00(V)の電位を−150(V)まで下げるのに必要
な光量を測定し感度Eとした。
同じ条件で連続10000枚の通紙耐久試験を行って耐
久後の明部の電位の変動量、ΔVlの測定及び画像の評
価を行った。
は初期画像における評価であり、○,△,×は黒ポチの
発生量を表わし○はほとんど黒ポチのない状態を意味す
る。また、ΔVlにおける正記号は電位の上昇を表わ
す。
生材料を下記構造式
し、同様な評価を行った。その結果を表23に示す。
電荷発生層にオキシチタニウムフタロシアニンを、また
電荷輸送層に特定のポリカーボネートをそれぞれ含有さ
せることにより、良好な感度特性を有し、高温高湿下に
おいても、黒ポチの少ない良好な画像が得られ、かつ耐
久使用時の電位変動量も極めて小さいという特有の効果
を奏する。
X線回折図。
X線回折図。
X線回折図。
X線回折図。
式電子写真装置の概略構成例を示す縦断面図。
リの構成を示すブロック図。
Claims (10)
- 【請求項1】 導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送
層の少くとも2層を設けた電子写真感光体において、電
荷発生層にオキソチタニウムフタロシアニンを含有し、
かつ電荷輸送層に下記一般式[1]で示される構造のラ
ンダム共重合体であるポリカーボネート樹脂を含有する
事を特徴とする電子写真感光体。 【化1】 (式中、Aは酸素原子またはイオウ原子、R1〜R8は水
素原子、メチル基、エチル基、水酸基、又はハロゲン原
子を表わし、Bは芳香族から誘導される2官能基を表わ
す。X,Yは共重合比を表わす。) - 【請求項2】 オキソチタニウムフタロシアニンがCu
KαのX線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°が
9.0°,14.2°,23.9°および27.1°に
強いピークを有する結晶形のオキソチタニウムフタロシ
アニンである請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項3】 請求項1,2の電子写真感光体と帯電手
段、現像手段およびクリーニング手段の少くともひとつ
を一体に支持してユニットを形成し、装置本体に着脱自
在なユニットである事を特徴とする装置ユニット。 - 【請求項4】 請求項1,2の電子写真感光体、静電潜
像形成手段、形成した静電潜像を現像する手段および現
像した像を転写材に転写する手段を有する事を特徴とす
る電子写真装置。 - 【請求項5】 請求項1,2の電子写真感光体を有する
電子写真装置およびリモート端末からの画像情報を受信
する受信手段を有する事を特徴とするファクシミリ。 - 【請求項6】 導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送
層の少くとも2層を設けた電子写真感光体において、電
荷発生層にオキシチタニウムフタロシアニンを含有し、
かつ電荷輸送層に対称性ジオールよりなるポリカーボネ
ート及び非対称性ジオールよりなるポリカーボネートを
含有する事を特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項7】 オキシチタニウムフタロシアニンがCu
KαのX線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°が
9.0°,14.2°,23.9°および27.1°に
強いピークを有する結晶形のオキシチタニウムフタロシ
アニン。である請求項6記載の電子写真感光体。 - 【請求項8】 請求項6,7の電子写真感光体と帯電手
段、現像手段およびクリーニング手段の少くともひとつ
を一体に支持してユニットを形成し、装置本体に着脱自
在なユニットである事を特徴とする装置ユニット。 - 【請求項9】 請求項6,7の電子写真感光体、静電潜
像形成手段、形成した静電潜像を現像する手段および現
像した像を転写材に転写する手段を有する事を特徴とす
る電子写真装置。 - 【請求項10】 請求項6,7の電子写真感光体を有す
る電子写真装置およびリモート端末からの画像情報を受
信する受信手段を有する事を特徴とするファクシミリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04196136A JP3077855B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 電子写真感光体、およびそれを用いた電子写真装置およびファクシミリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04196136A JP3077855B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 電子写真感光体、およびそれを用いた電子写真装置およびファクシミリ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0619167A true JPH0619167A (ja) | 1994-01-28 |
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ID=16352838
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