JPH1020521A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置Info
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- JPH1020521A JPH1020521A JP17110196A JP17110196A JPH1020521A JP H1020521 A JPH1020521 A JP H1020521A JP 17110196 A JP17110196 A JP 17110196A JP 17110196 A JP17110196 A JP 17110196A JP H1020521 A JPH1020521 A JP H1020521A
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Abstract
度を維持し、かつ耐電気特性が良好であり、フォトメモ
リーの少ない電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 表面層が、式(1)、(2)または
(3)の二価カルボン酸成分と二価フェノール成分から
得られるポリアリレート樹脂を含有する電子写真感光
体、及び該電子写真感光体を有するプロセスカートリッ
ジ及び電子写真装置。 【化14】
Description
び該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び
電子写真装置に関し、詳しくは特定の樹脂を含有する表
面層を有する電子写真感光体、及び該電子写真感光体を
有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置に関す
る。
1号公報に示されるように画像露光の間に受けた照射量
に応じて電気抵抗が変化しかつ暗所では絶縁性の物質を
コーティングした支持体よりなる光導電性材料を用い
る。この光導電性材料を用いた電子写真感光体に要求さ
れる基本的な特性としては(1)暗所で適当な電位に帯
電できること、(2)暗所において電位の散逸が少ない
こと及び(3)光照射によって速やかに電荷を散逸せし
めること等が挙げられる。
酸化亜鉛及び硫化カドミウム等の無機光導電性化合物を
主成分とする感光層を有する無機感光体が広く使用され
てきた。しかし、これらは前記(1)〜(3)の条件は
満足するが熱安定性、耐湿性、耐久性及び生産性におい
て必ずしも満足できるものではなかった。
有機光導電性化合物を主成分とする電子写真感光体の開
発が近年盛んに行われている。例えば、米国特許383
7851号明細書にはトリアリルピラゾリンを含有する
電荷輸送層を有する感光体、米国特許3871880号
明細書にはペリレン顔料の誘導体からなる電荷発生層と
3−プロピレンとホルムアルデヒドの縮合体からなる電
荷輸送層とからなる感光体等が公知である。
よって電子写真感光体の感光波長域を自由に選択するこ
とが可能であり、例えばアゾ顔料では特開昭61−27
2754号公報及び特開昭56−167759号公報に
は可視領域で高感度を示すも物質が開示されており、ま
た特開昭57−19576号公報及び特開昭61−22
8453号公報には赤外領域まで感度を有する化合物が
示されている。
ものは近年進歩の著しいレーザービームプリンター(以
下LBPと略す)やLEDプリンターに使用されその需
要頻度は高くなってきている。
真感光体は電気的、機械的双方の特性を満足させるため
に電荷輸送層と電荷発生層を積層させた機能分離型の感
光体として利用される場合が多い。一方、当然のことな
がら、電子写真感光体には適用される電子写真プロセス
に応じた感度、電気的特性、更には光学的特性を備えて
いることが要求される。
においてはその電子写真感光体表面にはコロナまたは直
接帯電、画像露光、トナー現像、転写工程及び表面クリ
ーニング等の電気的、機械的外力が直接加えられるた
め、それらに対する耐久性も要求される。
による電気的劣化や、帯電時の放電、クリーニング部材
の摺擦によって表面が摩耗したり傷が発生したりする機
械的劣化、電気的に対する耐久性が求められている。
アーが滞留し光が照射していない部分と電位差が生じる
現象が特に問題であり、これはフォトメモリーとして生
じる。
が多い有機感光体には、機械的劣化に対する耐久性が劣
り耐久性向上が特に切望されている。
を満足させるためにいろいろ試みがなされてきた。
に良好な樹脂としてはビスフェノールAを骨格とするポ
リカーボネート樹脂が注目されているが、前述したよう
な問題点全てを解決できるわけでもなく次のような問題
点を有している。
1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化脂肪族炭化水素
類の一部にしか良好な溶解性を示さないうえ、これらの
溶剤は低沸点のため、これらの溶剤で調製した塗工液を
用いて感光体を製造すると塗工面が白化し易い。塗工液
の固形分管理等にも手間がかかる。
溶剤に対しては、テトラヒドラフラン、ジオキサン、シ
クロヘキサノンあるいはそれらの混合溶剤に一部可溶で
あるが、その溶液は数日でゲル化する等経時性が劣り、
感光体製造には不向きである。
善されたとしても、ビスフェノールAを骨格とするポリ
カーボネート樹脂にはソルベントクラックが発生し易
い。
脂では該樹脂で形成された被膜に潤滑性がないため感光
体に傷がつき易く、電子写真感光体の摩耗量を低くする
ようなクリーニング設定ではトナー融着等の画像欠陥に
なったり、クリーニングブレードの早期の劣化によるク
リーニング不良が生じてしまうことがあった。
についてはポリマーの構造単位として嵩高いシクロヘキ
シレン基を有するポリカーボネートZ樹脂を使用する
か、ビスフェノールZやビスフェノールC等と共重合さ
せることによって解決されてきた。
平6−51544号公報及び特開平6−75415号公
報に開示されているように、シロキサン変成ポリカーボ
ネートやエーテル変成ポリカーボネートを用いることに
より解決することが可能である。ところがこれら変成ポ
リカーボネートは従来のポリカーボネート樹脂に比べソ
ルベントクラックを対策とするためにポリマー内の内部
応力に対して柔軟性をもたしている構造をとっているた
め、結果、重合体本体の機械的強度が低下するという欠
点があった。
報及び特開昭58−40566号公報に開示されている
ような帯電部材に直接電圧をかけ電子写真感光体に電荷
を印加する直接帯電方式が主流となりつつある。
状の帯電部材を直接電子写真感光体に当接させ電荷を印
加する方法であり、スコロトロン等に比べ、オゾン発生
量が格段に少ない、スコロトロンは帯電器に流す電流の
80%前後はシールドに流れるため浪費されるのに対し
て、直接帯電はこの浪費分がなく非常に経済的である等
のメリットを持つ。
電による帯電のため帯電安定性が非常に悪いという欠点
を持つ。この対策として直流電圧に交流電圧を重畳させ
た、いわゆるAC/DC帯電方式が考案されている(特
開昭63−149668号公報)。
したが、ACを重畳するために電子写真感光体表面の放
電量は大幅に増大するため電子写真感光体の削れ量が増
加してしまうという欠点を新たに生じてしまい、機械的
強度のみならず電気的強度も要求されるようになってき
た。
のポリカーボネート樹脂を表面層として有する場合の問
題点を解決し、耐ソルベントクラック性、強固な機械的
強度を維持しつつ、かつ直接帯電による耐電気特性が良
好であり、高感度かつフォトメモリーの少ない電子写真
感光体、及び該電子写真感光体を有するプロセスカート
リッジ及び電子写真装置を提供することにある。
支持体上に感光層を有する電子写真感光体において、該
電子写真感光体の表面層が、下記式(1)、(2)また
は(3)で示される二価カルボン酸成分と二価フェノー
ル成分から得られるポリアリレート樹脂を含有すること
を特徴とする電子写真感光体である。
カートリッジ及び電子写真装置である。
は、上記式(1)、(2)または(3)で示されるジカ
ルボン酸またはその塩化物をビスフェノールとアルカリ
下で溶媒/水系中で撹拌することにより界面重合を行う
ことができる。
は(3)のジカルボン酸とテレフタル酸及びイソフタル
酸等の混合物として用いてもよい。
重合体の溶解性を考慮して決定されるもので導入比率定
説はない。ただし、一般的に1つのジカルボン酸成分が
70mol%を越えると合成した重合体の溶解性が極端
に低下するので注意が必要である。
したジカルボン酸は剛直過ぎる重合体を作り易いので溶
解性のみならず膜強度も考慮してジカルボン酸比率を考
える必要がある。
rtブチルイソフタル酸のように置換基を有したものを
用いても重合可能である。
(4)で示される。
されてもよいそれぞれアルキレン基またはシクロアルキ
レン基を示し、R3 乃至R10は水素原子、ハロゲン原
子、置換されてもよいそれぞれアルキル基またはアリー
ル基を示す。) 上記式(4)において、ハロゲン原子としてはフッ素原
子、塩素原子及び臭素原子等が挙げられ、アルキル基と
してはメチル基、エチル基及びプロピル基等が挙げら
れ、アルキレン基としてはメチレン基、エチレン基及び
i−プロピレン基等が挙げられ、シクロアルキレン基と
してはシクロペンチレン基、シクロヘキシレン基等が挙
げられ、アリール基としてはフェニル基、ナフチル基及
びアントリル等が挙げられ、これらが有していてもよい
置換基としては、上述のようなハロゲン原子、アルキル
基及びアリール基等が挙げられる。
ェノール成分が式(4)で示されるような同一のもので
構成される重合体でも、2種類以上の式(4)で示され
る別種の構成単位からなる共重合体でもよい。
ルベントクラック性と機械的強度と低フォトメモリー特
性及びAC帯電における耐電気特性を併せ持ち、良好な
電子写真特性を持っているものである。
性を有するユニットが含有され、電子写真感光体形成時
にそのユニットが部分的にガラス化することによって高
分子被膜全体の耐久性を向上させるものである。
化により分子内密度を上げかつ非晶質部分と結晶質部分
を同一分子内に併せ持つため塗膜形成時に発生する分子
内応力をも緩和することができ、それによりソルベント
クラックの要因となる薬品が侵入しても内部応力を維持
し、クラックが生じないと推定される。
になるものと推測される。
に比較してアリール基のエステル結合であるアリレート
構造はAC帯電による電流に強く耐電気性能が向上して
いると考えられる。この理由は確認されていないが、カ
ーボネート結合はカルボキシ基の両側に酸素原子がある
ためダイポールモーメントが大きく電気エネルギーに対
して弱いためと推測される。
て説明する。
が電荷輸送材料と電荷発生材料を同一の層に含有する単
層型であっても、電荷輸送層と電荷発生層に分離した積
層型でもよいが電子写真特性的には積層型が好ましい。
のであればよく、アルミニウム及びステンレス等の金
属、あるいは導電層を設けた金属、紙及びプラスチック
等が挙げられ、形状はシート状及び円筒状等が挙げられ
る。
乱による干渉縞防止、または支持体の傷を被覆すること
を目的とした導電層を設けてもよい。これは、カーボン
ブラック及び金属粒子等の導電性粉体をバインダー樹脂
に分散させて形成することができる。導電層の膜厚は5
〜40μmが好ましく、より好ましくは10〜30μm
である。
る。中間層の材料としてはポリアミド、ポリビニルアル
コール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、カ
ゼイン、ポリウレタン及びポリエーテルウレタン等が挙
げられる。これらは適当な溶剤に溶解して塗布される。
中間層の膜厚は0.05〜5μmが好ましく、より好ま
しくは0.3〜1μmである。
本発明に用いられる電荷発生物質としてはセレン−テル
ル、ピリリウム、チアピリリウム系染料、フタロシアニ
ン、アントアントロン、ジベンズピレンキノン、トリス
アゾ、シアニン、ジスアゾ、モノアゾ、インジゴ、キナ
クリドン及び非対称キノシアニン系の各顔料が挙げられ
る。機能分離型の場合、電荷発生層は前記電荷発生物質
を0.3〜4倍量のバインダー剤樹脂及び溶剤とともに
ホモジナイザー、超音波分散、ボールミル、振動ボール
ミル、サンドミル、アトライター、ロールミル及び液衝
突型高速分散機等の方法でよく分散し、分散液を塗布、
乾燥させて形成される。電荷発生層の膜厚は5μm以下
が好ましく、より好ましくは0.1〜2μmである。
明に用いる重合体を含むバインダー樹脂とを溶剤中に溶
解させた塗料を塗工・乾燥して形成する。用いられる電
荷輸送材料としてはトリアリールアミン系化合物、ヒド
ラゾン化合物、スチルベン化合物、ピラゾリン系化合
物、オキサゾール系化合物、トリアリルメタン系化合物
及びチアゾール系化合物等が挙げられる。
と組み合わされ塗工、乾燥し電荷輸送層を形成する。電
荷輸送層の膜厚は5〜40μmが好ましく、より好まし
くは15〜30μmである。
ロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成を
示す。
写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速
度で回転駆動される。感光体1は、回転過程において、
一次帯電手段3によりその周面に正または負の所定電位
の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザービ
ーム走査露光等の像露光手段(不図示)からの画像露光
光4を受ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順
次形成されていく。
によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取り出されて給紙された転写材7に、転
写手段6により順次転写されていく。
分離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けるこ
とにより複写物(コピー)として装置外へプリントアウ
トされる。
グ手段9によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面
化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光10
により除電処理された後、繰り返し像形成に使用され
る。尚、一次帯電手段3が帯電ローラー等を用いた接触
帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではな
い。
1、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段
9等の構成要素のうち、複数のものをプロセスカートリ
ッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカート
リッジを複写機やレーザービームプリンター等の電子写
真装置本体に対して着脱可能に構成しても良い。例え
ば、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段
9の少なくとも1つを感光体1と共に一体に支持してカ
ートリッジ化して、装置本体のレール12等の案内手段
を用いて装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ1
1とすることができる。
写機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化
し、この信号に従って行われるレーザービームの走査、
LEDアレイの駆動及び液晶シャッターアレイの駆動等
により照射される光である。
用する場合には、画像露光光4は受信データをプリント
するための露光光になる。図2はこの場合の1例をブロ
ック図で示したものである。
リンター22を制御する。コントローラー14の全体は
CPU20により制御されている。画像読取部13から
の読取データは、送信回路16を通して相手局に送信さ
れる。相手局から受けたデータは受信回路15を通して
プリンター22に送られる。画像メモリには所定の画像
データが記憶される。プリンターコントローラ21はプ
リンター22を制御している。17は電話である。
て接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信回
路15で復調された後、CPU20によって画像情報を
復号処理され順次画像メモリ19に格納される。そし
て、少なくとも1ページの画像がメモリ19に格納され
ると、そのページの画像記録を行う、CPU20は、画
像メモリ19から1ページの画像情報を読み出し、プリ
ンターコントローラー21に復号化された1ページの画
像情報を送出する。プリンターコントローラー21は、
CPU20からの1ページの画像情報を受け取ると、そ
のページの画像情報記録を行うべくプリンター22を制
御する。CPU20は、プリンター22による記録中
に、次のページの受信を行っている。
れる。
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター及
びレーザー製版等電子写真応用分野にも広く用いること
ができる。
は重量部を表わす。
ニウムシリンダーを支持体とし、それに、以下の材料よ
り構成される塗料を支持体上に浸漬コーティング法で塗
布し140℃で30分熱硬化して15μmの導電層を形
成した。
ロン3部及び共重合ナイロン3部をメタノール65部及
びn−ブタノール30部の混合溶媒に溶解した溶液を浸
漬コーティング法で塗布し0.5μmの中間層を形成し
た。
2θ±0.2°が9.0°、14.2°、23.9°及
び27.1°に強いピークを有するオキシチタニウムフ
タロシアニン(TiOPc)4部及びポリビニルブチラ
ール(商品名:エスレックBM2、積水化学製)2部及
びシクロヘキサノン60部をφ1mmガラスビーズを用
いたサンドミル装置で4時間分散した後、エチルアセテ
ート100部を加えて電荷発生層用分散液を調製した。
これを浸漬コーティング法で塗布し0.3μmの電荷発
生層を形成した。
ン30部及びジクロロメタン70部の混合溶媒に溶解し
た。
を用いた。
びビスフェノールC(0.003mol)を、水酸化ナ
トリウム(0.8g)、塩化テトラメチルアンモニウム
(1g)及び水100mlに溶かし1リットルのミキサ
ー中に投入し、これに1,2−ジクロロエタン(30m
l)に前記式(1)の2酸塩化物(0.005mo
l)、テレフタル酸塩化物(0.0025mol)及び
イソフタル酸塩化物(0.0025mol)を溶かした
ものを撹拌しながら投入し10分高速撹拌した。2時間
放置後、1,2−ジクロロエタン液を回収しこれに大量
のヘキサンを投入しポリマーとして回収したものであ
る。なお、回収後水洗浄、メタノール洗浄、クロロホル
ム溶解及びメタノール滴下による精製工程を行ったもの
を用いた。また、最終収率は72%であった。
120℃で2時間乾燥し25μmの電荷輸送層を形成し
た。
「レーザージェット4plus」(プロセススピード7
1mm/sec)を改造して用いた。改造は一次帯電の
制御を定電流制御を定電圧制御とした。作成した電子写
真感光体をこの装置で28℃、90%RH下で通紙耐久
(HH耐久)を行った。シーケンスはプリント1枚毎に
1回停止する間欠モードとした。
題が出るまで耐久した。また、研磨テープを用いたテー
バー摩耗試験機を用い15分摩耗させ、そのときの重量
減少分を測定した。
ux、20分間の白色蛍光灯の光を当て15分間放置
後、明部電位を測定し光を当てる前から明部電位がどれ
だけ下がったかを測定しフォトメモリー値とした。
を付着させ48時間放置し顕微鏡観察によりソルベント
クラックの有無を観察しクラックの認められたものを
×、認められないものを○とした。
ー樹脂に表1の条件2から10のものを用いた以外は、
実施例1と同様に電子写真感光体を作成し評価した。そ
の結果を表2に示す。
樹脂に表3の条件1から5のものを用いた以外は、実施
例1と同様に電子写真感光体を作成し評価した。その結
果を表4に示す。
ミニウムシリンダーを支持体とし、それに、以下の材料
より構成される塗料を支持体上に浸漬コーティング法で
塗布し140℃で30分熱硬化して15μmの導電層を
形成した。
ロン3部及び共重合ナイロン3部をメタノール65部及
びn−ブタノール30部の混合溶媒に溶解した溶液を浸
漬コーティング法で塗布し0.5μmの中間層を形成し
た。
2θ±0.2°が9.0°、14.2°、23.9°及
び27.1°に強いピークを有するTiOPc4部及び
ポリビニルブチラール(商品名:エスレックBM2、積
水化学製)2部及びシクロヘキサノン60部をφ1mm
ガラスビーズを用いたサンドミル装置で4時間分散した
後、エチルアセテート100部を加えて電荷発生層用分
散液を調製した。これを浸漬コーティング法で塗布し
0.3μmの電荷発生層を形成した。
ン30部及びジクロロメタン70部の混合溶媒に溶解し
た。
を用いた。
びビスフェノールC(0.003mol)を、水酸化ナ
トリウム(0.8g)、塩化テトラメチルアンモニウム
(1g)及び水100mlに溶かし1リットルのミキサ
ー中に投入し、これに1,2−ジクロロエタン(30m
l)に前記式(2)の2酸塩化物(0.005mo
l)、テレフタル酸塩化物(0.0025mol)及び
イソフタル酸塩化物(0.0025mol)を溶かした
ものを撹拌しながら投入し10分高速撹拌した。2時間
放置後、1,2−ジクロロエタン液を回収しこれに大量
のヘキサンを投入しポリマーとして回収したものであ
る。なお、回収後水洗浄、メタノール洗浄、クロロホル
ム溶解及びメタノール滴下による精製工程を行ったもの
を用いた。また、最終収率は72%であった。
120℃で2時間乾燥し25μmの電荷輸送層を形成し
た。
「レーザージェット4plus」(プロセススピード7
1mm/sec)を改造して用いた。改造は一次帯電の
制御を定電流制御を定電圧制御とした。作成した電子写
真感光体をこの装置で28℃、90%RH下で通紙耐久
(HH耐久)を行った。シーケンスはプリント1枚毎に
1回停止する間欠モードとした。
題が出るまで耐久した。また、研磨テープを用いたテー
バー摩耗試験機を用い15分摩耗させ、そのときの重量
減少分を測定した。
ux、20分間の白色蛍光灯の光を当て15分間放置
後、明部電位を測定し光を当てる前から明部電位がどれ
だけ下がったかを測定しフォトメモリー値とした。
を付着させ48時間放置し顕微鏡観察によりソルベント
クラックの有無を観察しクラックの認められたものを
×、認められないものを○とした。
ー樹脂に表5の条件2から10のものを用いた以外は、
実施例11と同様に電子写真感光体を作成し評価した。
その結果を表6に示す。
ー樹脂に表7の条件1から5のものを用いた以外は、実
施例11と同様に電子写真感光体を作成し評価した。そ
の結果を表8に示す。
ミニウムシリンダーを支持体とし、それに、以下の材料
より構成される塗料を支持体上に浸漬コーティング法で
塗布し140℃で30分熱硬化して15μmの導電層を
形成した。
ロン3部及び共重合ナイロン3部をメタノール65部及
びn−ブタノール30部の混合溶媒に溶解した溶液を浸
漬コーティング法で塗布し0.5μmの中間層を形成し
た。
2θ±0.2°が9.0°、14.2°、23.9°及
び27.1°に強いピークを有するTiOPc4部及び
ポリビニルブチラール(商品名:エスレックBM2、積
水化学製)2部及びシクロヘキサノン60部をφ1mm
ガラスビーズを用いたサンドミル装置で4時間分散した
後、エチルアセテート100部を加えて電荷発生層用分
散液を調製した。これを浸漬コーティング法で塗布し
0.3μmの電荷発生層を形成した。
ン30部及びジクロロメタン70部の混合溶媒に溶解し
た。
を用いた。
びビスフェノールC(0.003mol)を、水酸化ナ
トリウム(0.8g)、塩化テトラメチルアンモニウム
(1g)及び水100mlに溶かし1リットルのミキサ
ー中に投入し、これに1,2−ジクロロエタン(30m
l)に前記式(3)の2酸塩化物(0.005mo
l)、テレフタル酸塩化物(0.0025mol)及び
イソフタル酸塩化物(0.0025mol)を溶かした
ものを撹拌しながら投入し10分高速撹拌した。2時間
放置後、1,2−ジクロロエタン液を回収しこれに大量
のヘキサンを投入しポリマーとして回収したものであ
る。なお、回収後水洗浄、メタノール洗浄、クロロホル
ム溶解及びメタノール滴下による精製工程を行ったもの
を用いた。また、最終収率は72%であった。
120℃で2時間乾燥し25μmの電荷輸送層を形成し
た。
「レーザージェット4plus」(プロセススピード7
1mm/sec)を改造して用いた。改造は一次帯電の
制御を定電流制御を定電圧制御とした。作成した電子写
真感光体をこの装置で28℃、90%RH下で通紙耐久
(HH耐久)を行った。シーケンスはプリント1枚毎に
1回停止する間欠モードとした。
題が出るまで耐久した。また、研磨テープを用いたテー
バー摩耗試験機を用い15分摩耗させ、そのときの重量
減少分を測定した。
ux、20分間の白色蛍光灯の光を当て15分間放置
後、明部電位を測定し光を当てる前から明部電位がどれ
だけ下がったかを測定しフォトメモリー値とした。
を付着させ48時間放置し顕微鏡観察によりソルベント
クラックの有無を観察しクラックの認められたものを
×、認められないものを○とした。
ダー樹脂に表9の条件2から10のものを用いた以外
は、実施例21と同様に電子写真感光体を作成し評価し
た。その結果を表10に示す。
ダー樹脂に表11の条件1から5のものを用いた以外
は、実施例21と同様に電子写真感光体を作成し評価し
た。その結果を表12に示す。
となく優れた耐ソルベントクラック性を有し、更に機械
的強度が強く、かつ直接帯電による放電に対する耐電気
特性が良好であり、フォトメモリーの低減した電子写真
感光体、及び該電子写真感光体を有するプロセスカート
リッジ及び電子写真装置を提供することが可能となっ
た。
トリッジを有する電子写真装置の概略構成の例を示す図
である。
のブロック図の例を示す図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
真感光体において、該電子写真感光体の表面層が、下記
式(1)で示される二価カルボン酸成分と二価フェノー
ル成分から得られるポリアリレート樹脂を含有すること
を特徴とする電子写真感光体。 【化1】 - 【請求項2】 二価カルボン酸成分が、式(1)で示さ
れる二価カルボン酸成分と他の二価カルボン酸成分との
混合物である請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項3】 他の二価カルボン酸成分が、置換されて
もよいテレフタル酸及び置換されてもよいイソフタル酸
の一方または両方である請求項2記載の電子写真感光
体。 - 【請求項4】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
真感光体において、該電子写真感光体の表面層が、下記
式(2)で示される二価カルボン酸成分と二価フェノー
ル成分から得られるポリアリレート樹脂を含有すること
を特徴とする電子写真感光体。 【化2】 - 【請求項5】 二価カルボン酸成分が、式(2)で示さ
れる二価カルボン酸成分と他の二価カルボン酸成分との
混合物である請求項4記載の電子写真感光体。 - 【請求項6】 他の二価カルボン酸成分が、置換されて
もよいテレフタル酸及び置換されてもよいイソフタル酸
の一方または両方である請求項5記載の電子写真感光
体。 - 【請求項7】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
真感光体において、該電子写真感光体の表面層が、下記
式(3)で示される二価カルボン酸成分と二価フェノー
ル成分から得られるポリアリレート樹脂を含有すること
を特徴とする電子写真感光体。 【化3】 - 【請求項8】 二価カルボン酸成分が、式(3)で示さ
れる二価カルボン酸成分と他の二価カルボン酸成分との
混合物である請求項7記載の電子写真感光体。 - 【請求項9】 他の二価カルボン酸成分が、置換されて
もよいテレフタル酸及び置換されてもよいイソフタル酸
の一方または両方である請求項8記載の電子写真感光
体。 - 【請求項10】 請求項1乃至9記載の電子写真感光
体、及び帯電手段、現像手段及びクリーニング手段から
なる群より選ばれた少なくともひとつの手段を一体に支
持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴と
するプロセスカートリッジ。 - 【請求項11】 請求項1乃至9記載の電子写真感光
体、帯電手段、像露光手段、現像手段及び転写手段を有
することを特徴とする電子写真装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006293391A (ja) * | 2006-06-26 | 2006-10-26 | Mitsubishi Chemicals Corp | 塗布液および電子写真感光体 |
JP2007072277A (ja) * | 2005-09-08 | 2007-03-22 | Canon Inc | 電子写真感光体及びその製造方法、プロセスカートリッジ並びに電子写真装置 |
WO2007078006A1 (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-12 | Mitsubishi Chemical Corporation | 電子写真感光体並びにそれを用いた画像形成装置及び電子写真感光体カートリッジ |
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1996
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