JPH06191658A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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Publication number
JPH06191658A
JPH06191658A JP4344620A JP34462092A JPH06191658A JP H06191658 A JPH06191658 A JP H06191658A JP 4344620 A JP4344620 A JP 4344620A JP 34462092 A JP34462092 A JP 34462092A JP H06191658 A JPH06191658 A JP H06191658A
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JP
Japan
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sheet
paper
back fence
pack
packaging
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Application number
JP4344620A
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English (en)
Inventor
Tomohito Shimizu
智人 清水
Yoshinobu Kagami
宜伸 加賀美
Kenji Yamakawa
健志 山川
Hiroshi Mori
弘 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 後面をバックフェンス10の前面に接触させ
て載置した用紙パックの包装紙20の一端をバックフェ
ンス下端縁と用紙束載置面81との間隙83から後方に
引出し、牽引ローラ90で牽引し、包装紙を自動的に開
封し引出して除去する給紙装置で過大な力を要せず円滑
に引出すことができるようにする。 【構成】 バックフェンス10の両側端縁と下端縁のい
ずれか又は両方の前面との隅角部に丸み100をつける
かガイドローラ101を設ける。さらに、Rをつけたバ
ックフェンスの端又はガイドローラの端と載置面の間隙
83を塞いでバックフェンス下端に可撓性薄板部材10
3を設けることにより、給紙時用紙の後端を規制するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置の給紙装
置、特に給紙装置の用紙載置部に包装された用紙パック
を載置し、その包装シートを剥離する手段を備えた給紙
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ等の画像形成装置の給
紙装置への用紙の補給は、一般に包装された用紙パック
の包装シートを人手で破り剥離して除去し、裸になった
用紙束を給紙カセットや給紙トレイの用紙束載置面上の
所定の位置に載置して行なわれる。通常、用紙束載置位
置は、用紙サイズに応じた位置に設置された一対のサイ
ドフェンス、フロントフェンス、バックフェンスにより
限定されている。用紙を給紙装置に補給した後装置の扉
を閉じ、あるいはレバー等を操作することにより、用紙
束が載置された可動底板は駆動モータ又はスプリングに
より給紙方向前端側が上昇し、その上に載置された用紙
束の前端部が装置本体に設けられた給紙ローラに圧接
し、給紙信号により給紙ローラが一定量回転することに
より、用紙束の上から順次給紙される。
【0003】さて、上記の給紙カセット(トレイ)への
用紙補給動作に際しては、 1) カセット(トレイ)の装置本体からの引出し(抜
取り) 2) カセットの上カバーの離脱 3) 用紙パックの包装の開封、包装シートの除去 4) カセット内の用紙押え部材(コーナ爪)の持上げ 5) 用紙束の揃え 6) カセット可動底板上への用紙束の載置 7) 用紙押え部材を用紙束上に載置 8) カセット(トレイ)の装置本体への装着 等の諸工程よりなっている。
【0004】したがって、大量に用紙を使用する複写機
等のユーザにとっては用紙補給作業は極めて煩らわし
く、しかも時間を要し、作業能率を阻害するものとなっ
ていた。
【0005】そのため、包装された用紙パックをそのま
ゝ装置本体の所定の位置に装入すれば、装置内機構によ
り包装を開封し、所定の給紙部の載置位置に載置され給
紙可能となる給紙装置が、例えば特開昭63−2035
34号公報や、特開昭60−97145号公報等により
提案されている。
【0006】しかしながら、既に提案され公知の装置で
は、包装シートの切断にカッタが使用されているもので
は、カッタにより用紙迄切れてしまったり、切断後の包
装シートの開封に吸引機構を用いるものでは、装置が大
型化し、また騒音の面でも問題がある。
【0007】又、開封された用紙束を挾持手段で挾持し
て搬送台に乗載し、所定の載置位置迄搬送して積重ねる
構成のものでは、挾持搬送時、用紙束の積載状態を乱
し、場合によっては用紙束の整列をくずす恐れがある。
【0008】その他用紙の包装材料としてボール紙やプ
ラスチックで作った箱状部材を用い、封を切るだけでそ
のまゝ給紙カセットとして使用できるようにした考案も
提案されているが、数百枚程度の包装に、給紙カセット
に使えるような箱を使い捨てに使用することはコスト的
に極めて高くつく。
【0009】そこで、本発明者らは、簡単な構成で、用
紙パックを包装したまゝ画像形成装置の給紙部への挿入
口に挿入すれば自動的に用紙パックが給紙部の用紙束載
置面の所定の載置位置に搬送され、用紙パックをその位
置に保持したまゝ、用紙パックの包装シートが開封さ
れ、剥離されて、剥離された包装シートが給紙部から除
去される画像形成装置の給紙装置を別途提案した。
【0010】図18は、その給紙装置の一例の全体構成
を示す図である。複写機の操作側には用紙パック挿入口
が設けられ、その符号11、12、13で示す部分毎に
独立に開閉可能なフラップ式扉31、32、33が上端
縁をケーシングに枢着され、バネの力に抗して内側にの
み開くように取付けられている。
【0011】用紙パックの前端を用紙パック挿入口の前
端(図において右端)に合せて、用紙パックを押し込む
と、用紙サイズに応じて、扉31、32、33の1枚、
2枚又は3枚が上端縁をヒンジにして内側に開き、用紙
パックの上面に駆動モータ4により回転駆動される搬送
ローラ8が圧接し、用紙パックは給紙トレイ6の用紙束
載置面上を搬送され、用紙サイズに応じた位置に設定さ
れた奥側のサイドフェンス7に当接して停止する。手前
側のサイドフェンス7は、用紙載置面よりやゝ下方を軸
として手前側に倒れる位置と直立した位置との間に変位
可能となっており、用紙パックの挿入、搬送過程では、
用紙載置面から上方に出ない位置に倒れ、用紙パックが
所定の載置位置に落ち着いた後直立して用紙パックの手
前側の側面をガイドする。
【0012】給紙トレイ6の所定の位置に載置された用
紙束の後端面中央付近に当接し、用紙束の後端位置を規
制するバックフェンス10は駆動モータ14bにより回
転する送りねじ15により給紙方向前後方向に移動可能
となっており、用紙パックが給紙トレイ6の所定の位置
に載置された後、その後端面に接する位置迄移動して停
止する。給紙トレイの載置面の給紙方向前部には、図示
しない押上げ手段により前端部が上昇可能な可動底板6
aが設けられており、底板6aを上昇させることによ
り、前部をその上に載置された用紙束の上面前端付近に
圧接するように給紙ローラ9が設けられている。
【0013】又、バックフェンス10の後方には、パッ
ク開封装置2が、駆動モータ14aにより駆動される送
りねじ15により用紙サイズに応じて変位可能に設けら
れている。
【0014】開封装置2は、図19に詳細に示すよう
に、開封装置フレームに、給紙方向に対して直角方向の
軸の回りに回転自在に軸支されたマグネットローラ90
と、このマグネットローラ90に圧接し、駆動モータ9
2によるウォームギヤ93、ウォームホィール等を介し
て回転駆動される駆動軸91と、用紙パックの包装シー
トを開封するため包装シートに設けられた舌片と用紙パ
ックより剥離され引出された包装シートをマグネットロ
ーラ90とその下の鉄板との間に円滑に案内するガイド
板3より構成されている。
【0015】この給紙装置に使用される用紙パックは、
上記の装置で自動開封、包装紙の除去が可能となるよう
に通常の複写機等に使用される用紙パックの包装とは異
る特別の方法で包装されている。
【0016】包装シート20は図20に示すように、形
状の異る2枚のシート20Aと20Bとを図示のように
重ねて互いに接着して構成されている。シート20Aは
シート20Bよりも強度が大きく、シート20Aの長手
方向の一端には一体的に舌片(タブ)21が連接されて
いる。この舌片21は折れ曲がったり、千切れたりする
ことのないようにポリエチレンテレフタレート板等で補
強されている。
【0017】シート20Bは給紙方向に直交する方向の
長さは略用紙の幅とその両側に夫々用紙束の高さを加え
た長さとされ、給紙方向の長さは、用紙束を一巻した長
さとされている。
【0018】シート20Aの幅は用紙の幅と略等しく、
給紙方向の長さはシート20Bの長さに、用紙1枚の長
さと用紙束の高さと、図に20c、20dで示す部分の
狭い幅を加えた長さとなっている。
【0019】すなわち、シート20Aは、用紙束の下面
と同寸法の20a、用紙束の前面と同寸法の20b、狭
い幅の部分20c、20d、用紙束の前面と同寸法の1
0e、用紙束の下面と同寸法の20f、用紙束の後面と
同寸法の20g、用紙束の上面と同寸法の20hの部分
が連続して形成されている。
【0020】又シート20Bは、上記の20e、20
f、20g及び20hが連続した部分の両側に夫々用紙
束の高さを加えたものとなっている。
【0021】用紙パックを包装するに当っては、まず包
装シートの20c、20dの境界線を折目として20
a、20b、20cを下にし、20d、20e〜20h
の部分を上にして折り重ねる。そして図21及び図22
の(a)に示すように、20aと20fの重ねられた部
分の上に用紙束を載置し、20g及び20hの部分を夫
々用紙束の後側面及び上面に沿うように折り曲げ、20
bと20eとが重なった部分を用紙束前面に沿うように
折り曲げ、さらに図23(a)に拡大して示すように2
0c、20dの重なった部分を包装シート20hの上面
の前端部に重なるように折り曲げ、かつ20dと20h
の重なった部分を接着剤で接着する。又、包装シート2
0の20aの部分の舌片21を設けた紙端部と20fの
部分の20gに接続する側の端部も図23(b)に示す
如く接着剤で接着する。これにより、用紙束は上下面及
び前後面が包装紙でくるまれ、両側には用紙束の高さだ
け一様に突出した角筒部が形成される。この部分を図2
4(a)、(b)、(c)に示すように折り畳んで用紙
束の側面に沿わせて、上下の折り曲げ部どうしを接着剤
で接着することにより、用紙束は6面を包装シートによ
り隙間なく包装され、後側面の下端部から後方へ舌片2
1が突出した状態になり包装が完了する。
【0022】前述の如く、用紙パックを挿入口より挿入
すると、用紙パックは搬送ローラ8により所定の載置位
置に搬送され、奥側のサイドフェンスに一側面が当接し
て停止し、手前側のサイドフェンス7が直立して用紙束
の側面をガイドし、後方よりバックフェンス10が前進
してきて、用紙パックの後面の中央部に当接する。その
際、用紙パック下端縁より後方に突出した舌片21が円
滑に通過し、かつ、後述する手順で用紙パックから剥離
された包装シートが引出されるように、バックフェンス
10の下端縁と給紙トレイの載置面との間には隙間83
が設けられている。しかし、給紙時底板6aを上昇させ
用紙束上面が後下りに傾斜し重送を分離されて後方に戻
される用紙に連行されて給紙トレイに載置された用紙が
この隙間から後方に飛出すことを防止するために図2
5、図26に示す如く、バックフェンス10の前面下端
部には隙間83を塞ぎ、包装シートをマグネットローラ
90で引出す場合には支障なく押し曲げられるポリエチ
レンテレフタレートの薄板82等が取付けられている。
【0023】次に、図21及び図22を用いて、パック
開封装置2によるパック開封作用を説明する。両方の図
面の(a)、(b)、(c)、(d)はパック開封動作
を順を追って示すもので、両方の図面の(a)どうし、
(b)どうし、(c)どうし、(d)どうしは同じ状態
の斜視図と断面図とを示すものである。
【0024】(a) 用紙パックの後端面に前面を当接
させたバックフェンス10の下端縁から後方に舌片21
が突出し、その上にパック開封装置2のマグネットロー
ラ90が乗っている。マグネットローラ90は鉄板で作
られた給紙トレイ6の原稿載置板に磁力で吸着され、駆
動モータ92により回転駆動されることによりマグネッ
トローラ90との摩擦力により舌片21は包装シート2
0を連行して後方へ牽引される。
【0025】(b) 用紙パックは後端面をバックフェ
ンスにより押えられているので、舌片21を牽引するこ
とにより、用紙パックの下面後端部の包装シート部分2
0aと20fとの接着及び用紙パックの上面前端部の2
0dと20hとの接着が剥れ、20a、20eが20f
の下面と用紙載置面との間を後方に摺動しながら、包装
シートの20aの部分がバックフェンス10の下端縁と
載置面との間の隙間より引出される。
【0026】(c) 牽引を続けることにより、包装シ
ート20の20b、20c、20dがバックフェンス1
0の下から引出される。その際、包装シート20は20
e、20fの部分と側面を包む部分との境界線がシート
の強度の差により破断される。その結果包装シート20
の20fの部分がバックェンス10から引出された状態
では、用紙束は上面と両側面とバックフェンスに当接す
る後面のみで覆われた状態になる。
【0027】(d) この状態から更にシートをマグネ
ットローラで後方に牽引すれば包装シート20は20g
の部分の両側部と側面を包む部分との接続線で破断し、
20gの部分は用紙載置面に対して傾斜した状態となっ
て牽引され、包装シート20の20h及び用紙束の両側
を包んでいた部分が一体となってバックシート10の下
端縁と用紙載置面との隙間から引出され、用紙束から包
装紙は剥離され除去される。除去された包装紙は、図1
8に符号1で示すゴミ箱あるいは機外に排出され、捨て
られる。
【0028】さて、上記の構成の用紙パック開封装置2
により、用紙パックを開封する場合、図21、図22に
示す(c)の工程が完了し(d)の工程に掛ると、包装
シート20の20g、20hの部分は、用紙パックの後
端面からマクネットローラ90による挾持部に亘って傾
斜した状態で牽引されようとする。しかし、用紙パック
の後端面の中央部は概ね全高に亘ってバックフェンス1
0により押えられているので、その範囲では包装シート
は傾斜状態になりえず、「L」字状に曲げられて搬送さ
れる。
【0029】したがって、バックフェンスの各端縁隅角
部が直角に形成されている場合は、バックフェンスの前
面の下端縁と両側端縁に包装シートが強く摺接し、大き
な摩擦力が作用し、用紙パックの迅速、円滑な開封のた
めには、牽引手段の包装シート牽引力を大きくする必要
があり、そのため部材の強度及び駆動装置の駆動力が大
きくなり、装置の大型化及びコストアップを余儀なくさ
れる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、本発明者等
が別途提案している上述の給紙装置の用紙パックの包装
紙の開封、除去に関する上記の問題点にかんがみ、剥離
されて除去される包装紙とバックフェンスの隅角部との
間の摩擦力を減少させ、円滑に摺接させることにより、
開封、除去のための機構の所要強度、駆動力を減少さ
せ、装置の大型化及びコストの増大を防止し、迅速、円
滑な開封を可能とする給紙装置を提供することを課題と
する。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、上述の構成の用紙パックの自動化開封、
除去機構を有する画像形成装置の給紙装置において、バ
ックフェンスの両側の側端面と前面とが交わる隅角部に
適当な丸みをつけるか、これらの端面にガイドローラを
設けたことを特徴としている。さらに、バックフェンス
の下端部前面には上部がバックフェンス前面に固定さ
れ、下端が用紙束載置面に達する可撓性薄板部材を設け
たことを特徴としている。
【0032】
【作用】以上の如く、バックフェンスの両側の側端面又
は下端面と前面とが交わる隅角部に適度の丸みを付け、
又は両側端面又は下端面にガイドローラを設けたことに
より、用紙パック開封、除去時にこの部分に強く接触し
ながら移動する包装紙とバックフェンスの端部との間の
摩擦力を著しく減少させることができ、その結果、開
封、除去のための部材の所要強度、駆動部材の所要駆動
力を低減させることができる。
【0033】さらに、バックフェンス前面下端部に上端
部が固定され、下端部が用紙束載置面に達する可撓性薄
板部材を設けたことにより、給紙時用紙束前部を載置す
る底板を上昇させて用紙束上面を後下りに傾斜させ、重
送を分離されて戻された用紙に連行されて用紙がバック
フェンス下端と載置面との間の隙間から後方に抜けるこ
とによる、用紙ずれが起ることが防止される。
【0034】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0035】図1は本発明を前述の給紙装置のバックフ
ェンスに適用した実施例を示す図である。この実施例で
は、バックフェンス10の左右両側の端部は適当な円率
半径で後方に曲げられバックフェンス前面の両端部には
丸み(いわゆるR)100が付けられている。
【0036】このようにしたことにより、用紙パックの
包装紙20のパック後側面及び上面をくるんでいた部分
が牽引ローラ90により剥離されて矢印Aの方向に引出
されるとき、パックの後面はバックフェンス10により
押えられ、その両側部では包装紙20は用紙束載置面に
対して傾斜した状態で引出されるので、包装紙20には
バックフェンスの下側両端の角部と用紙パックの後端の
上の角との間に折れ線aができ、包装紙はバックフェン
スの両側の側端面と前面とのなす隅角部に摺接しながら
移動する。しかし、この実施例では、バックフェンス1
0の両側の側端面と前面とが交わる隅角部には適度の丸
み100が付けられているので、包装紙20は低い摩擦
力のもとで剥離し、包装紙が破れることなく、円滑に引
出すことができる。
【0037】バックフェンス10の両側の側端縁に丸み
を付ける代りに、図2に示す如く、バックフェンス10
の両側端部に概ねその全長に沿ってガイドローラ101
を設けてもよい。これによりバックフェンス10の両側
に摺接して移用する包装紙との間の摩擦をさらに減少さ
せることができる。
【0038】なお、図3に示すように、バックフェンス
10の左右両側端面及び下端面の前側の隅角部全体に連
続した丸みをつけると更に効果的である。
【0039】又、図4に示すように、バックフェンス1
0の形状を上の方が下の方よりも拡がった台形とし、包
装紙除去時に出来る図1にa線で示す折れ線に沿うよう
にすれば、除去時の包装紙への応力集中を分散させるこ
とができる。
【0040】図5は、図4の形状のバックフェンス10
の両側から下端縁まで連続して丸みをつけた例を示し、
この構成により図3と図4に示す実施例の効果の相乗効
果を得ることができる。
【0041】また、図6に示す如く、バックフェンス1
0の形状を、図4と同様下方が下方より狭くなった台形
としその両側端面にガイドローラ101を付けても、図
4の実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0042】図7に示す他の実施例では、バックフェン
ス10の下端面と前面とのなす隅角部にR部100を設
けた例である。このようにしたことにより、用紙パック
の後端面、上面及び両側面を包む部分が剥離されて引出
される時、図8に示す如く、包装紙20は、バックフェ
ンス10の前面を経て、R部100に沿って低い摩擦で
円滑に矢印Aの方向に引出される。なお、R部100
は、図9に示す如く、円弧部がバックフェンス10の前
面より僅かに突出するように形成してもよい。このよう
にすることにより、包装紙20とバックフェンス10前
面との摺接部が減少するため、少い力で包装紙を剥離し
引出すことが可能となる。
【0043】図10に示す更に他の実施例では、下端縁
が用紙束載置面81と遊離したバックフェンス10の前
面の下部に上端部を固定して、下端が用紙束載置面81
に接する如く、ポリエチレンテレフタート(商品名マイ
ラー)の薄板部材103が取付けられている。
【0044】このようにしたことにより、バックフェン
スの本来の役目である用紙後端位置規制手段として、給
紙時底板を上昇させて用紙束上面が図12に示す如く、
後下りに傾斜した場合や、重送分離されて戻される用紙
に連行されて用紙がバックフェンス下端縁と用紙載置面
との間の隙間から後方にはみ出すことが図11に示す如
く可撓性薄板部材103により阻止されて用紙後端位置
が確実に規制される。
【0045】しかし、用紙パックの開封時には図10に
示す如く、開封された包装紙20は、可撓性薄板部材1
03をその弾力に抗して押し上げて容易に引出すことが
できる。
【0046】図13に示す更に他の実施例では、図7で
説明した実施例のバックフェンスの下端部を湾曲させて
R部を形成しているのに代えて、バックフェンス10の
下端に、下部を用紙載置面から間隙83を隔てゝ遊離さ
せてガイドローラ101が設けられている。
【0047】図14は用紙パック開封時包装シート20
がガイドローラ101により摩擦抵抗なく円滑に引出さ
れる状態を示している。
【0048】図15に示す更に他の実施例では、バック
フェンス10の下端に用紙載置面81と間隙83を隔て
ゝ複数個の短いガイドローラ10を互いに間隔を置いて
一軸上に設け、それらの間の間隔の範囲に、上端部がバ
ックフェンス10の前面下端部に固定され、下端が用紙
載置面81に達する可撓性薄板部材103が設けられて
いる。
【0049】図15は用紙パックの開封時パック後面及
び上面の包装紙20の除去時の状態を示す図である。図
16は用紙の包装紙を除去して用紙束がその後端をバッ
クフェンス10の前面に当接させて載置された状態を示
しており、図17は給紙のため給紙トレイの底板の前端
を押上げて後下りに傾斜させた状態を示している。その
場合のガイドローラ10、可撓性薄板部材103の作用
は、図10、11、12で説明したところと変るところ
はない。
【0050】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、複写機等
の画像形成装置の給紙部に包装された用紙パックを挿入
口から挿入すれば自動的に給紙のための載置部に自動的
に載置されてバックフェンスで用紙パックの後面を押え
ながら開封され、包装紙を引出して除去するようにした
給紙装置の開封、除去装置において、包装紙を引出す過
程で、この包装紙とバックフェンスの縁とが擦れ合うこ
とによる抵抗が減少し、開封装置構成部品の構造強度を
低減することができ、又包装紙を引出すための駆動手段
の駆動力を小さくすることができ、装置の大型化、コス
ト上昇を防止することができる。
【0051】さらにバックフェンスの下端部に、用紙束
載置面に達する可撓性薄板部材を設けることにより、用
紙パックから剥離された包装紙の円滑な通過を妨ること
なく、給紙時に用紙の後端がバックフェンスの下端と用
紙束載置面との隙間を後方に抜けることにより起る用紙
ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のバックフェンス近傍の構成を
示す斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例のバックフェンスの構成を
示す斜視図である。
【図3】本発明の更に他の実施例のバックフェンスの形
状を示す斜視図である。
【図4】本発明の更に他の実施例のバックフェンスの形
状を示す斜視図である。
【図5】本発明の更に他の実施例のバックフェンスの形
状を示す斜視図である。
【図6】本発明の更に他の実施例のバックフェンスの形
状と構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の更に他の実施例のバックフェンスの形
状を近傍の構成とともに示す斜視図である。
【図8】その実施例の作用を説明する断面図である。
【図9】その実施例の一部変形実施例の断面図である。
【図10】本発明の他の実施例のバックフェンスの構成
を示す断面図である。
【図11】その実施例の作用を説明する断面図である。
【図12】その実施例の給紙時の作用を説明する断面図
である。
【図13】本発明の更に他の実施例のバックフェンスと
その近傍の構成を示す斜視図である。
【図14】その実施例の作用を説明する断面図である。
【図15】本発明の更に他の実施例のバックフェンスの
構成を示す断面図である。
【図16】その作用を図17とともに説明する断面図で
ある。
【図17】その作用を図16とともに説明する断面図で
ある。
【図18】本発明が適用される給紙装置の一例の全体概
略構成を示す斜視図である。
【図19】その給紙装置の用紙パック開封装置の構成を
示す斜視図である。
【図20】上記開封装置で開封される用紙パックの包装
紙の形状、構成を示す展開図である。
【図21】(a)、(b)、(c)、(d)はその包装
紙で包装された用紙パックの包装状態と開封手順を順を
追って示す斜視図である。
【図22】(a)、(b)、(c)、(d)は図21と
同様の断面図である。
【図23】(a)、(b)は夫々上記の用紙パック包装
時接着剤で接着する部分の断面図である。
【図24】(a)、(b)、(c)は上記の用紙パック
の包装紙の両側部の処理方法を順を追って示す斜視図で
ある。
【図25】その給紙装置のバックフェンスの断面図であ
る。
【図26】そのバックフェンスの前面図である。
【符号の説明】
6 開封装置 9 給紙ローラ 10 バックフェンス 11、12、13 用紙パック挿入口 20 包装紙(包装シート) 21 舌片 81 用紙束載置面 83 間隙 90 マグネットローラ(牽引手段) 100 隅角部の丸み(R) 101 ガイドローラ 103 可撓性薄板部材
フロントページの続き (72)発明者 森 弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装シートの一端縁に連続して舌片が設
    けられた包装シートで包装された用紙パックを、給紙装
    置の用紙束載置面上の所定の位置に、上記舌片が突出す
    る側面を該舌片が下になるようにして、下端縁が用紙束
    載置面と遊離したバックフェンス前面に当接させ、上記
    舌片をバックフェンス下端縁と用紙束載置面との間隙よ
    り後方向に突出させて載置し、 上記舌片を牽引手段により後方に牽引することにより、
    上記用紙パックの包装シートのパック前側面及び下面を
    順次用紙束より剥離して連続的にバックフェンスの下端
    縁と用紙束載置面との間の間隙から引出し、さらに牽引
    することにより、包装シートのパックの後側面、上面及
    び両側面を続いて連続的に上記間隙から引出して包装シ
    ートを用紙パックより除去するようにした画像形成装置
    の給紙装置において、 上記バックフェンスの両側端面と前面との隅角部に丸み
    をつけたことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 包装シートの一端縁に連続して舌片が設
    けられた包装シートで包装された用紙パックを、給紙装
    置の用紙束載置面上の所定の位置に、上記舌片が突出す
    る側面を該舌片が下になるようにして、下端縁及び用紙
    束載置面と遊離したパックフェンス前面に当接させ、上
    記舌片をバックフェンス下端縁と用紙束載置面との間の
    間隙より後方向に突出させて載置し、 上記舌片を牽引手段により後方に牽引することにより、
    上記用紙パックの包装シートのパック前側面及び下面を
    順次用紙束より剥離して連続的にバックフェンスの下端
    縁と用紙載置面との間の間隙から引出し、さらに牽引す
    ることにより、包装シートのパックの後側面、上面及び
    両側面を続いて連続的に上記間隙から引出して包装シー
    トを用紙パックより除去するようにした画像形成装置の
    給紙装置において、 上記バックフェンスの両側端面に回転自在にガイドロー
    ラを配設したことを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 包装シートの一端縁に連続して舌片が設
    けられた包装シートで包装された用紙パックを、給紙装
    置の用紙束載置面上の所定の位置に、上記舌片が突出す
    る側面を該舌片が下になるようにして、下端縁及び用紙
    束載置面と遊離したバックフェンス前面に当接させ、上
    記舌片をバックフェンス下端縁と用紙束載置面との間の
    間隙より突出させて載置し、 上記舌片を牽引手段により後方に牽引することにより、
    上記用紙パックの包装シートのパック前側面及び下面を
    順次用紙束より剥離して連続的にバックフェンスの下端
    縁と用紙束載置面との間の間隙から引出し、さらに牽引
    することにより、包装シートのパックの後側面、上面及
    び両側面を続いて連続的に上記間隙から引出して包装シ
    ートを用紙パックより除去するようにした画像形成装置
    の給紙装置において、 上記バックフェンスの下端縁と前面との隅角部に丸みを
    つけたことを特徴とする給紙装置。
  4. 【請求項4】 上記バックフェンス前面下端部に、上記
    丸みの上方に上端部が固定され下端が用紙束載置面に達
    する可撓性薄板部材を設けたことを特徴とする請求項3
    に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 包装シートの一端縁に連続して舌片が設
    けられた包装シートで包装された用紙パックを、給紙装
    置の用紙束載置面上の所定の位置に、上記舌片が突出す
    る側面を該舌片が下になるようにして、下端縁及び用紙
    束載置面と遊離したバックフェンス前面に当接させ、上
    記舌片をバックフェンス下端縁と用紙束載置面との間の
    間隙より突出させて載置し、 上記舌片を牽引手段により後方に牽引することにより、
    上記用紙パックの包装シートのパック前側面及び下面を
    順次用紙束より剥離して連続的にバックフェンスの下端
    縁と用紙束載置面との間の間隙から引出し、さらに牽引
    することにより、包装シートのパックの後側面、上面及
    び両側面を続いて連続的に上記間隙から引出して包装シ
    ートを用紙パックより除去するようにした画像形成装置
    の給紙装置において、 上記バックフェンスの下端面に概ね全幅にわたって、回
    転自在にガイドローラを用紙束載置面と間隙ができるよ
    うに設けたことを特徴とする給紙装置。
  6. 【請求項6】 上記バックフェンスの下端面に設けるガ
    イドローラは複数個の短いローラを軸方向に互いに間隔
    を置いて設け、上記間隔の範囲に上端がバックフェンス
    前面下端部に固定され、下端が用紙束載置面に達する可
    撓性薄板部材を設けたことを特徴とする請求項5に記載
    の給紙装置。
JP4344620A 1992-12-24 1992-12-24 給紙装置 Pending JPH06191658A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000046108A3 (en) * 1999-02-05 2000-11-30 Stepper Inc Universal metering hopper and method for handling thick or thin newspaper products

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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