JPH061906Y2 - 前後輪操舵車の後輪操舵装置 - Google Patents

前後輪操舵車の後輪操舵装置

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JPH061906Y2
JPH061906Y2 JP18014087U JP18014087U JPH061906Y2 JP H061906 Y2 JPH061906 Y2 JP H061906Y2 JP 18014087 U JP18014087 U JP 18014087U JP 18014087 U JP18014087 U JP 18014087U JP H061906 Y2 JPH061906 Y2 JP H061906Y2
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steering
hydraulic
oil
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は前輪の操舵に連動して後輪を操舵する後輪操舵
装置に係り、特に操舵ハンドルの回動量を油圧力に変換
するとともに該油圧力を利用して後輪を操舵する前後輪
操舵車の後輪操舵装置に関する。
(従来技術) 従来、この種の装置は、例えば実開昭60−45266
号公報に示されるように、左右前輪を操舵するラックバ
ーに連結されたピストンロッドを有する第1油圧シリン
ダと、該第1油圧シリンダの左右油室に一対の導管を介
してそれぞれ接続された左右油室を有する第2油圧シリ
ンダと、該第2油圧シリンダのピストンロッドによって
駆動され左右後輪を操舵する油圧サーボ機構を有する後
輪操舵機構とを備え、前輪の操舵に伴うラックバーの変
位により第1油圧シリンダのピストンロッドを変位さ
せ、このピストンロッドの変位に応じて第1油圧シリン
ダの一方の油室内の作動油を導管を介して第2油圧シリ
ンダの一方の油室に向けて送り出し、かつ第2油圧シリ
ンダの他方の油室内の作動油を導管を介して第1油圧シ
リンダの他方の油室に導き入れるようにし、この作動油
の移動により第2油圧シリンダのピストンロッドを変位
させて後輪操舵機構を介して後輪を前輪の操舵に連動し
て操舵するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、前記従来の装置においては、第1油圧シリン
ダのピストンロッドの変位を第2油圧シリンダのピスト
ンロッドの変位に正確に変換するためには、第1及び第
2油圧シリンダの各一方及び各他方の油室内の作動油を
導管内の作動油をも含めて密閉状態にする必要がある
が、かかる作動油の密閉状態を完全に維持することは極
めて難しい。すなわち、前記油室内又は導管内の空気抜
きが完全でなかったり、該油室内又は該導管内に後に空
気が入ったりすると、前記作動油の完全密閉状態が実現
できなくなる。そして、かかる場合には、該空気の混入
した作動油の体積弾性率が減少し、前輪の操舵信号が後
輪側に正確に伝達されなくなって後輪の操舵が正確に行
われないという問題がある。
本考案は上記問題に鑑み案出されたものであり、その目
的とするところは、前記作動油の密閉状態を必要としな
い油圧手段を用いることにより後輪を前輪の操舵に連動
して常に正確に操舵する後輪操舵装置を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 前記問題を解決して本考案の目的を達成するために、本
考案の構成上の特徴は、操舵ハンドルの回動量を該回動
量に対応した油圧に変換する油圧変換機構と、前端にて
前記油圧変換機構に接続されて前記変換油圧を伝達する
一対の導管と、前記一対の導管の後端に接続され該一対
の導管を介して入力した油圧に基づき後輪を該入力油圧
に対応した操舵角に操舵する後輪操舵機構とを備えた前
後輪操舵車の後輪操舵装置において、前記油圧変換機構
を、作動油の入出力ポートを有するとともに車体に対し
て変位可能に組付けられたバルブスリーブ及び前記バル
ブスリーブ内に摺動可能に組込まれて該バルブスリーブ
との相対的な変位に応じて作動油の給排を制御するバル
ブスプールからなる倣いバルブと、前記バルブスリーブ
又は前記バルブスプールのどちらか一方を操舵ハンドル
の回動に応じて駆動する駆動機構と、中立付勢装置を内
蔵し前記倣いバルブによる作動油の給排により該中立付
勢装置に抗して前記バルブスリーブと前記バルブスプー
ルとの相対的な変位をなくすように前記バルブスリーブ
又は前記バルブスプールのいずれか他方を変位させる倣
い機構とにより構成するとともに、前記倣い機構に対し
て給排される作動油を前記変換油圧として前記一対の導
管を介して後輪操舵機構に伝達するようにしたことにあ
る。
(考案の作用) 上記のように構成した本考案においては、操舵ハンドル
が回動されると、駆動機構によりバルブスリーブ又はバ
ルブスプールのいずれか一方が該回動に応じて変位し、
倣いバルブを構成するバルブスリーブとバルブスプール
との間に相対的な変位が生じる。これにより、倣いバル
ブは入力ポートにおける作動油の入力及び出力ポートに
おける作動油の出力を伴いながら、前記相対的な変位に
応じて倣い機構に対する作動油の給排を制御する。倣い
機構は、該作動油の給排により、中立付勢装置に抗して
バルブスリーブ又はバルブスプールのいずれか他方を変
位させて、バルブスリーブとバルブスプールとの相対的
な変位をなくす。かかる場合、倣い機構に対して給排さ
れる作動油の油圧は中立付勢装置による中立付勢力に対
応したもの、すなわちバルブスリーブ又はバルブスプー
ルの変位量に相当する操舵ハンドルの回動量に対応した
ものとなる。そして、この差動油圧が一対の導管を介し
て後輪操舵機構に伝達され、該操舵機構が前記油圧に基
づき後輪を同油圧に対応した操舵角に操舵するので、後
輪は操舵ハンドルの回動すなわち前輪の操舵に応じて操
舵される。
(考案の効果) このような作用説明からも理解できる通り、本考案によ
れば、倣いバルブを構成するバルブスリーブとバルブス
プールとを利用するとともに、倣い機構の中立付勢力を
利用して前輪の操舵量に比例する油圧立を発生させるよ
うにしたので、前記従来装置のように作動油の密閉状態
を維持する必要がなくなり、該密閉の不完全さに起因す
る前記問題が解消されて常に後輪を前輪の操舵に連動し
て正確に操舵できる。
また、本考案によれば、構造上、バルブスリーブ及びバ
ルブスプールの変位量を大きくすることができるため
に、該スリーブ及びスプールにより構成される倣いバル
ブの精度、倣い機構の精度等が多少悪くても、前輪の操
舵に対する変換油圧の精度を向上させることができるの
で、この点においても後輪の操舵における精度を良好に
できる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明すると、第
1図は本考案に係る前後輪操舵車を概略的に示してい
る。この前後輪操舵車は左右前輪FW1,FW2を操舵
する前輪操舵装置Aと、同前輪FW1,FW2の操舵に
連動して左右後輪RW1,RW2を操舵する後輪操舵装
置Bとを備えている。
前輪操舵装置Aはステアリングリンク機構としてのラッ
クバー11を有し、同バー11はピニオン12及び操舵
軸13を介して操舵ハンドル14に接続されるととも
に、その両端にて左右タイロッド15a,15b及び左
右ナックルアーム16a,16bを介して左右前輪FW
1,FW2を接続している。
後輪操舵装置Bは操舵ハンドル14の回動量を油圧に変
換する油圧変換機構B1と、同変換機構B1により変換
された油圧を伝達する導管P1,P2,P3,P4と、
該導管P1,P2と導管P3,P4との間に介装されて
伝達油圧を変更制御する油圧変更制御機構B2と、同制
御機構B2により変更制御された油圧に基づき左右後輪
RW1,RW2を操舵する後輪操舵機構B3とからな
る。
油圧変換機構B1は倣いバルブを構成するバルブスリー
ブ21及びバルブスプール22を有する。バルブスリー
ブ21は車体BDに固定された円筒状の固定部材23
a,23bの外周上に軸方向に液密的に変位可能に組付
けられている。バルブスリーブ21には一体的にラック
部21aが形成されており、同ラック部21aが駆動機
構としてのギヤ24及びウォーム25を介して操舵ハン
ドル14の回動に応じて駆動されるようになっている。
ギヤ24はラック部21aに噛合するとともにウォーム
25に噛合しており、同ウォーム25は操舵軸13の下
端に固定されている。
バルブスプール22はバルブスリーブ21内に摺動可能
に組込まれ、その左右両側にて固定部材23a,23b
との各間に左右油室26a,26bを形成するととも
に、その外周面とバルブスリーブ21の内周面との間に
四方弁を構成する。そして、バルブスリーブ21が第1
図の右方向に変位して同スリーブ21とバルブスプール
22との間に相対的な変位が生じると、前記四方弁は油
圧ポンプ27からの作動油をバルブスプール22内に形
成した細い管路22aを介して左油室26aに供給し、
かつ右油室26bからの作動油を同スプール22内に形
成した細い管路22bを介してリザーバ28に排出す
る。また、バルブスリーブ21が第1図の左方向に変位
して同スリーブ21とバルブスプール22との間に相対
的な変位が生じると、前記四方弁は油圧ポンプ27から
の作動油を管路22bを介して右油室26bに供給し、
かつ左油室26aからの作動油を管路22aを介してリ
ザーバ28に排出する。このように、前記四方弁はバル
ブスリーブ21とバルブスプール22との相対的な変位
をなくすように左右油室26a,26bに対する作動油
の給排を制御し、左右油室26a,26bに対して給排
された作動油が前記相対的な変位をなくすようにバルブ
スプール22を押圧するので、同油室26a,26b及
びバルブスプール22が倣い機構として機能する。ま
た、左右油室26a,26b内にはスプリング29a,
29bがそれぞれ収容されていて、バルブスプール22
を固定部材24a,24bすなわち車体BDに対する中
立位置に付勢している。また、左右油室26a,26b
には導管P1,P2の各前端が接続されている。
油圧変更制御機構B2はガバナ機構31と4個のバルブ
32a,32b,32c,32dをブリッジ接続したバ
ルブアセンブリ32とを主要構成部材としている。ガバ
ナ機構31は変速機(図示しない)の出力軸に接続さ
れ、第2図に示すように、前記出力軸の回転数すなわち
車速の増加に従ってバルブ32a,32dの開度が小さ
くなるとともにバルブ32b,32cの開度が大きくな
るようにバルブアセンブリ32を制御する。バルブアセ
ンブリ32はバルブ32a,32cの接続点にて導管P
1の後端に接続されるとともにバルブ32b,32dの
接続点にて導管P2の後端に接続され、バルブ32c,
32dの接続点にて導管P3の前端を接続するとともに
バルブ32a,32bの接続点にて導管P4の前端を接
続して、導管P1,P2を介して伝達される油圧をガバ
ナ機構31による制御に応じて変更して導管P3,P4
を介して後輪操舵機構B3に伝達する。これらの導管P
3,P4の中間にはアキュムレータ33a,33bが接
続されており、同アキュムレータ33a,33bは油圧
の伝達に遅れをもたせるように機能する。
なお、本件実施例においては、バルブアセンブリ32と
して4個の独立したバルブ32a〜32dをブリッジ接
続したものを用いたが、同アセンブリをガバナ機構31
により回転の制御される一組のロータリバルブで構成し
てもよい。また、ガバナ機構31に換えて、車速セン
サ、電気制御回路、電磁ソレノイド(又はパルスモー
タ)等の電気的制御手段を設け、車速センサにより検出
した車速に応じてバルブアセンブリ32の各バルブ32
a〜32d又は前述のロータリバルブを電気的に制御す
るようにしてもよい。
後輪操舵機構B3は左右後輪RW1,RW2のステアリ
ングリンク機構としてのリレーロッド41と、同ロッド
41を駆動するパワーシリンダ42と、同シリンダ42
に対する作動油の給排を制御するとともに倣いバルブを
構成するバルブスリーブ43及びバルブスプール44と
を有する。リレーロッド41はその両端にて左右タイロ
ッド45a,45b及び左右ナックルアーム46a,4
6bを介して左右後輪RW1,RW2を接続しており、
軸方向の変位に応じて同後輪RW1,RW2を操舵す
る。
パワーシリンダ42はリレーロッド41に固定されたピ
ストン42aと同ピストン42aにより区画された左右
油室42b,42cを有し、同油室42b,42cに対
する作動油の給排に応じてリレーロッド41を駆動す
る。左右油室42b,42cにはスプリング47a,4
7bがそれぞれ収容されており、同スプリング47a,
47bはピストン42aを中立位置に付勢している。
倣いバルブを構成するバルブスリーブ43は車速BDに
同軸的に固定された円筒状の固定部材48a,48bの
外周上に軸方向に液密的に変位可能に組付けられるとと
もに、連結部材43aを介してリレーロッド41に一体
的に変位可能に連結されており、同ロッド41の変位に
応じて変位する。バルブスプール44はバルブスリーブ
43内に摺動可能に組込まれ、その左右両側にて固定部
材48a,48bとの各間に左右油室51a,51bを
形成するとともに、その外周面とバルブスリーブ43の
内周面との間に四方弁を構成する。そして、バルブスプ
ール44がバルブスリーブ43に対し第1図の右方向に
変位して同スプール44と同スリーブ43との間に相対
的な変位が生じると、前記四方弁は油圧ポンプ52から
の作動油をパワーシリンダ42の左油室42bに供給
し、かつ同シリンダ42の右油室42cの作動油をリザ
ーバ53に排出する。また、バルブスプール44がバル
ブスリーブ43に対し第1図の左方向に変位して同スプ
ール44と同スリーブとの間に相対的な変位が生じる
と、前記四方弁は油圧ポンプ52からの作動油をパワー
シリンダ42の右油室42cに供給し、かつ同シリンダ
42の左油室42bの作動油をリザーバ53に排出す
る。左右油室51a,51bには導管P3,P4の後端
が接続されるとともに、スプリング54a,54bが収
容されている。スプリング54a,54bはバルブスプ
ール44を固定部材48a,48bすなわち車体BDに
対する中立位置に付勢している。
次に、上記のように構成した実施例の動作を説明する。
最初に、操舵ハンドル14が右方向に回動された場合に
ついて説明すると、かかる場合、この操舵ハンドル14
の回動に伴うピニオン12の回転によってラックバー1
1は左方向に変位し、左右前輪FW1,FW2は同ハン
ドル14の回動量に応じた操舵角だけ右方向に操舵され
る。
一方、前記操舵ハンドル14の回動に伴うウォーム25
の回転はギヤ24及びラック部21aを介してバルブス
リーブ21に伝達され、同スリーブ21は第1図の左方
向に操舵ハンドル14の回動量に応じた量だけ変位す
る。かかるスリーブ21の変位により、油圧ポンプ27
からの作動油は管路22bを介して右油室26bに供給
され、かつ油室26aの作動油は管路22aを介してリ
ザーバ28に排出される。これにより、バルブスプール
22は第1図の左方向に変位し、バルブスプール21の
前記変位量に対応した位置まで変位する。このとき、バ
ルブスプール22の前記変位によりスプリング29aが
圧編され同スプリング29aは同スプール22を前記変
位量に比例したばね力で第1図右方向に押圧する。かか
る場合、このばね力に対抗するために前述のように作動
油の供給される右油室26bの油圧が作動油の排出され
る左油室26aの油圧より高くなっており、これらの油
室26a,26b間の油圧差がばね力に釣合っている。
その結果、左右油室26a,26b間の油圧差はバルブ
スリーブ21及びバルブスプール22の変位量すなわち
操舵ハンドル14の回動量に比例したものとなる。
かかる左右油室26a,26bの油圧は導管P1,P2
を介して油圧変更制御機構B2に伝達される。油圧変更
制御機構B2においては、ガバナ機構31が上述したよ
うにバルブアセンブリ32の各バルブ32a〜32Bの
開度を制御(第2図参照)するので、当該車両が低速走
行していれば導管P3の油圧が導管P4の油圧より高
く、かつその油圧差は車速が大きくなるに従って小さく
なる。また、当該車両が高速走行していれば導管P4の
油圧が導管P3の油圧より高く、かつその油圧差は車速
が大きくなるに従って大きくなる。このような導管P
3,P4の各油圧は左右油室51a,51bに伝達さ
れ、該油圧力がバルブスプール44をスプリング54
a,54bの付勢力に抗して押圧するので、同スプール
44は前記油圧差に比例した位置まで変位する。
今、当該車両が低速走行中であって導管P3の油圧が導
管Pの油圧より高くバルブスプール44が第1図の右方
向に変位したとすると、同スプール44とバルブスリー
ブ43とで構成される四方弁は油圧ポンプ52からの作
動油をパワーシリンダ42の左油室42bに供給すると
ともに同シリンダ42の右油圧42cの作動油をリザー
バ53に排出するので、パワーシリンダ42はリレーロ
ッド41を第1図の右方向に駆動する。これにより、リ
レーロッド41は第1図の右方向に変位して、左右後輪
RW1,RW2は左方向すなわち左右前輪FW1,FW
2に対し逆相に操舵される。また、リレーロッド41の
変位は連結部材43aを介してバルブスリーブ43にも
伝達されるので、同スリーブ43も第1図右方向に変位
し、同スリーブ43とバルブスプール44との相対的な
変位がなくなった状態で、バルブスリーブ43とバルブ
スプール44とにより構成される四方弁はパワーシリン
ダ42に対する作動油の給排を停止する。その結果、リ
レーロッド41はバルブスプール44の前記変位に応じ
た量すなわち導管P3,P4間の油圧差に対応した量だ
け第1図の右方向に変位することにより、左右後輪RW
1,RW2は左方向すなわち左右前輪FW1,FW2に
対して逆相に前記油圧差に対応した量だけ操舵される。
かかる場合、前記油圧差は、上述したように、油圧変換
機構B1にて操舵ハンドル14の回動量に比例する値に
変換され、かつ油圧変更制御機構B2にて車速の増加に
従って減少するように変更制御されたものであるので、
左右後輪RW1,RW2は、第3図のグラフの負領域に
示すように、車速の増加に従って所定の負の値(左右後
輪RW1,RW2の左右前輪FW1,FW2に対する所
定の逆相操舵比を表す)から零に向かって徐々に変化す
る舵角比特性に従って操舵制御される。
また、当該車両が高速走行中であれば、導管P4の油圧
が導管P3の油圧より高く、バルブスプール44は第1
図の左方向に導間P3,P4間の油圧差に応じた量だけ
変位するので、リレーロッド41は前述の場合とは逆に
第1図の左方向にバルブスプール44の変位量だけ変位
する。その結果、かかる場合には、左右後輪RW1,R
W2は右方向すなわち左右前輪FW1,FW2に対して
同相に前記油圧差に対応した量だけ操舵される。かかる
場合、前記油圧差は、上述したように、油圧変換機構B
1にて操舵ハンドル14の回動量に比例する値に変換さ
れ、かつ油圧変更制御機構B2にて車速の増加に従って
増加するように変更制御されたものであるので、左右後
輪RW1,RW2は、第2図のグラフの正領域に示すよ
うに、車速の増加に従って零から所定の正の値(左右後
輪RW1,RW2の左右前輪FW1,FW2に対する所
定の同相操舵比を示す)に向かって徐々に変化する舵角
比特性に従って制御される。
一方、操舵ハンドル14が左方向に回動された場合に
は、前述の場合とは逆に左右前輪FW1,FW2は左方
向に操舵されるとともに、バルブスリーブ21は第1図
の右方向に操舵ハンドル14の回動量に応じて変位して
左油室26aの油圧が右油室26bの油圧が高くなる。
その結果、油圧変更制御機構B2及び後輪操舵機構B3
は前述の場合とは左右方向に対称に左右後輪RW1,R
W2の操舵制御を行うので、同後輪RW1,RW2は低
速時に右方向すなわち左右前輪FW1,FW2と逆相
に、高速時に左方向すなわち左右前輪FW1,FW2と
同相に、上述の第3図の舵角比特性に従って操舵制御さ
れる。
このように、油圧変換機構B1により操舵ハンドル14
の回動量を同回動量に比例した油圧に変換し、油圧変更
制御機構B2により前記油圧を車速に応じて変更制御
し、かつ後輪操舵機構B3により前記変更制御した油圧
に比例して左右後輪RW1,RW2を操舵するようにし
て、作動油の密閉状態を必要とする油圧装置を用いなく
ても左右前輪FW1,FW2に連動して左右後輪RW
1,RW2を操舵制御できるようにしたので、上記実施
例によれば前記密閉の不完全さに伴う問題が解消されて
同後輪RW1,RW2の操舵制御が正確になる。また、
上記実施例の場合、操舵ハンドル14の回動に伴うバル
ブスリーブ21及びバルブスプール22の変位量を充分
大きくとることができるので、該スリーブ21及びスプ
ール22により構成される倣いバルブの精度、スプリン
グ29a,29bの精度が多少悪くても、油圧変換機構
B1における変換油圧の精度を良好にでき、左右後輪R
W1,RW2の操舵制御が正確になる。
また、上記実施例によれば、アキュムレータ33a,3
3bを用いることにより油圧変更制御機構B2から後輪
操舵機構B3に伝達される油圧に遅れをもたせるように
したので、左右後輪RW1,RW2が左右前輪FW1,
FW2に連動して急激に操舵されることがなくなり、当
該車両の走行安定性が良好となる。
さらに、上記実施例においては、油圧ポンプ27に関す
る油圧系統に故障が発生して導管P1〜P4を介した左
右油室51a,51bに対する作動油の給排が停止する
と、スプリング54a,54bによりバルブスプール4
4が中立位置に付勢され、同スプール44及びバルブス
リーブ43からなる倣いバルブがパワーシリンダ42に
対する作動油の給排を制御してリレーロッド41すなわ
ち左右後輪RW1,RW2を中立状態に後帰させる。ま
た、油圧ポンプ52に関する油圧系統に故障が発生して
パワーシリンダ42に対する作動油の供給が停止する
と、スプリング47a,47bがリレーロッド41すな
わち左右後輪RW1,RW2を中立状態に後帰させる。
このように、上記実施例によれば、油圧系統の故障時に
は左右後輪RW1,RW2が中立状態に維持され、当該
車両の走行安全性が確保される。
次に、本発明の他の実施例について、第4図を用いて説
明する。この他の実施例に係る前後輪操舵車において
は、油圧変換機構B1が上記実施例と同様に倣いバルブ
を構成するバルブスリーブ61及びバルブスプール62
を備えているが、該バルブスリーブ61は駆動機構を構
成するボールねじ63及びねじ歯車機構64を介して操
舵軸13の回動に応じて車体に対して軸方向に変位する
ようになっている。バルブスプール62はバルブスリー
ブ61と別体に構成されかつ車体に固定した倣い機構と
しての油圧シリンダ65のピストンロッド65aに接続
され、同ロッド65aに固定したピストン65bにより
区画された左右油室65c,65dには導管P5,P6
を介して前記倣いバルブによる作動油が給排されるよう
になっている。導管P5,P6には導管P1,P2の前
端が接続されている。また、これらの左右油室65c,
65dにはピストン65b及びバルブスプール62を車
体に対して中立位置に付勢するスプリング66a,66
bが収容されている。
また、後輪操舵機構B3は、上記実施例と同様に、パワ
ーシリンダ42に対して作動油の給排を制御するための
倣いバルブを構成するバルブスリーブ71とバルブスプ
ール72とを備えている。バルブスリーブ71は連結部
材71aを介してリレーロッド41に接続されている
が、バルブスプール72はバルブスリーブ71と別体に
構成されかつ車体に固定した油圧シリンダ73のピスト
ンロッド73aに接続され、同ロッド73aに固定した
ピストン73bにより区画された左右油室73c,73
dには導管P3,P4の後端が接続されている。また、
これらの左右油室73c,73dにはピストン73b及
びバルブスプール72を車体に対して中立位置に付勢す
るスプリング74a,74bが収容されている。残りの
部分は上記実施例と同様に構成されている。
かかる構成により、左右前輪FW1,FW2を左右方向
に操舵するために操舵ハンドル14を左右方向に回動す
ると、該回動はねじ歯車機構64及びボールねじ63を
介してバルブスリーブ61に伝達され、同スリーブ61
は左右方向に操舵ハンドル14の回動量に応じた量だけ
変位する。この変位により、バルブスリーブ61及びバ
ルブスプール62からなる倣いバルブは上記実施例の場
合と同様に動作して、導管P5,P6を介して油圧シリ
ンダ65の左右油室65c,65dに対する作動油の給
排を制御する。これにより、ピストン65b、ピストン
ロッド65a及びバルブスプール62が前記バルブスリ
ーブ61の変位方向に変位して、バルブスリーブ61と
バルブスプール62との相対的な変位がなくなる。この
とき、スプリング66a,66bは前記ピストン65b
の変位方向と反対方向に同ピストン65bを付勢してい
るので、上記実施例の場合と同様に導管P1,P2間に
は操舵ハンドル14の回動量に応じた油圧差が生じる。
そして、この油圧差が、上記実施例の場合と同様に、油
圧変更制御機構B2及び導管P3,P4を介して、油圧
シリンダ73の左右油室73c,73dに伝達される。
この油圧差により、油圧シリンダ73はスプリング74
a,74bの付勢力に抗してピストンロッド73aを介
してバルブスプール72を変位させる。この変位によ
り、バルブスリーブ71及びバルブスプール72からな
る倣いバルブとパワーシリンダ42は、上記実施例の場
合と同様に、リレーロッド41を前記油圧差に応じた量
だけ変位させて左右後輪RW1,RW2を操舵する。そ
の結果、左右後輪RW1,RW2は上記実施例と同様に
左右前輪FW1,FW2の操舵量及び車速に応じて操舵
される。
上記のような説明からも理解できるように、この他の実
施例は上記実施例とほぼ同様に構成されかつ動作するの
で、上記実施例とほぼ同様な効果が達成される。
また、上記両実施例の油圧変換機構B1においては、操
舵ハンドル14の回動に応じて倣いバルブのバルブスリ
ーブ21,61を変位させ、かつ倣い機構によりバルブ
スプール22,62を変位させるようにしたが、これら
のバルブスリーブ21,61及びバルブスプール22,
62の変位は相対的なものであるので、逆に操舵ハンド
ル14の回動に応じてバルブスリーブ21,61を変位
させ、かつ倣い機構によりバルブスプール22,62を
変位させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る後輪操舵装置を備えた
前後輪操舵車の全体概略図、第2図は第1図のバルブの
特性を示す特性図、第3図は第1図の前後輪操舵車の操
舵特性図、及び第4図は本考案の他の実施例に係る後輪
操舵装置を備えた前後輪操舵車の全体概略図である。 符号の説明 A・・・前輪操舵装置、B・・・後輪操舵装置、B1・
・・油圧変換機構、B2・・・油圧変更制御機構、B3
・・・後輪操舵機構、FW1,FW2・・・前輪、RW
1,RW2・・・後輪、BD・・・車体、P1〜P6・
・・導管、14・・・操舵ハンドル、21,43,6
1,71・・・バルブスリーブ、22,44,62,7
2・・・バルブスプール、29a,29b,47a,4
7b,54a,54b,66a,66b,74a,74
b・・・スプリング、26a,26b,51a,51b
・・・油室、32・・・バルブアセンブリ、33a,3
3b・・・アキュムレータ、41・・・リレーロッド、
42・・・パワーシリンダ、65,73・・・油圧シリ
ンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操舵ハンドルの回動量を該回動量に対応し
    た油圧に変換する油圧変換機構と、前端にて前記油圧変
    換機構に接続されて前記変換油圧を伝達する一対の導管
    と、前記一対の導管の後端に接続され該一対の導管を介
    して入力した油圧に基づき後輪を該入力油圧に対応した
    操舵角に操舵する後輪操舵機構とを備えた前後輪操舵車
    の後輪操舵装置において、 前記油圧変換機構を、 作動油の入出力ポートを有するとともに車体に対して変
    位可能に組付けられたバルブスリーブ及び前記バルブス
    リーブ内に摺動可能に組込まれて該バルブスリーブとの
    相対的な変位に応じて作動油の給排を制御するバルブス
    プールからなる倣いバルブと、 前記バルブスリーブ又は前記バルブスプールのどちらか
    一方を操舵ハンドルの回動に応じて駆動する駆動機構
    と、 中立付勢装置を内蔵し前記倣いバルブによる作動油の給
    排により該中立付勢装置に抗して前記バルブスリーブと
    前記バルブスプールとの相対的な変位をなくすように前
    記バルブスリーブ又は前記バルブスプールのいずれか他
    方を変位させる倣い機構と により構成するとともに、 前記倣い機構に対して給排される作動油を前記変換油圧
    として前記一対の導管を介して後輪操舵機構に伝達する
    ようにしたことを特徴とする前後輪操舵車の後輪操舵装
    置。
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