JPH0618992A - カ−トリッジロ−ダー - Google Patents

カ−トリッジロ−ダー

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JPH0618992A
JPH0618992A JP20037592A JP20037592A JPH0618992A JP H0618992 A JPH0618992 A JP H0618992A JP 20037592 A JP20037592 A JP 20037592A JP 20037592 A JP20037592 A JP 20037592A JP H0618992 A JPH0618992 A JP H0618992A
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JP
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cartridge
microfilm
film carrier
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JP20037592A
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English (en)
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Yoshinori Maruyama
吉紀 丸山
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1に、カートリッジの交換時間が短縮化さ
れ、迅速な検索等が実現されると共に、第2に、装填中
のカートリッジの振動が抑えられ、フィルムキャリアの
諸性能が向上するようになる、カートリッジローダーを
提案する。 【構成】 リーダープリンター等に取り付けられるこの
カートリッジローダー21では、装填機構にてロールフ
ィルムキャリア1に装填されたマイクロフィルムFのリ
ワインドが終了し、カートリッジAを取り出し可能とな
る前に、排出機構23のホルダー部50がカートリッジ
Aを保持するように制御される。そこで第1に、検索,
リワインドの終了と同時に直ちに、既にカートリッジA
を保持し待機していた排出機構23にてカートリッジA
を取り出せると共に、装填機構にて新たなカートリッジ
Aの装填が行われる。第2に、ロールフィルムキャリア
1に装填中のカートリッジAは、この保持により以降の
振動が抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカートリッジローダーに
関する。すなわち、マイクロフィルムの画像を、スクリ
ーンに投影して閲覧するマイクロリーダー、更に複写す
るリーダープリンター、又、固体撮像素子たるCCDに
読み取らせるマイクロスキャナー、その他の画像投影装
置に補助装置として取り付けられる、カートリッジロー
ダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロフィルムは、一般に大量に保管
され使用されており、その使用に際しては、迅速な検
索,複写等が要請されている。ところで従来、リーダー
プリンター等によるマイクロフィルムの検索,複写等
は、そのロールフィルムキャリアに対しマイクロフィル
ムのカートリッジを、順次、手作業で装填すると共に使
用済となったものを排出することにより行われていた。
つまり、各々の検索,複写等が終了する毎に人が手作業
で、カートリッジの排出と新たな装填、すなわちカート
リッジの交換を行っていた。そこで、カートリッジの交
換に手間取り、迅速な検索,複写等が困難であるという
問題が指摘されていた。
【0003】さて、このような問題に対処すべく最近、
カートリッジローダーつまりマイクロフィルムのカート
リッジの自動装填装置が開発されている。このカートリ
ッジローダーは、リーダープリンター等に補助装置とし
て取り付けられ、そのロールフィルムキャリアに対し自
動的に順次、使用されるマイクロフィルムのカートリッ
ジを取り出して装填すると共に、検索,複写等の終了後
に使用済となったカートリッジを取り出して返却するよ
うになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち、この従来のカートリッジローダーでは、ロールフィ
ルムキャリアに装填されたマイクロフィルムの検索そし
てリワインドが完全に終了し、そのカートリッジが取り
出し可能となった後に排出動作を開始し、係る使用済と
なったカートリッジを保持してから取り出すと共に、次
の新たなカートリッジの装填を行っていた。つまり、ロ
ールフィルムキャリアに順次装填される各カートリッジ
毎に、各々使用済となって取り出し可能となるのを待
ち、それから、排出動作そして装填動作を行っていたの
で、カートリッジ交換に依然として時間がかかるという
指摘があった。そこで、従来のカートリッジローダーで
は、マイクロフィルムの迅速な検索,複写等のため、交
換時間のより一層の短縮化が望まれていた。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、マイ
クロフィルムのリワインドが終了し取り出し可能となる
前に、排出機構がカートリッジを保持して待機するよう
にしたことにより、第1に、カートリッジの交換時間が
短縮化されると共に、第2に、装填中のカートリッジの
振動も抑えられる、カートリッジローダーを提案するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このカートリッジローダ
ーは、マイクロフィルムの画像を投影する画像投影装置
に取り付けられる。そして、該マイクロフィルムのカー
トリッジを順次そのカートリッジ収納部から取り出し上
記画像投影装置のフィルムキャリアへ導く装填機構と、
該カートリッジを順次該フィルムキャリアから取り出し
該カートリッジ収納部へ返却する排出機構と、該装填機
構にて該フィルムキャリアに装填された該カートリッジ
について、該マイクロフィルムのリワインドが終了し取
り出し可能となる前に、該排出機構が該カートリッジを
保持するように制御する制御手段と、を有してなる。
【0007】
【作用】このカートリッジローダーでは、マイクロフィ
ルムのカートリッジが順次、装填機構によりカートリッ
ジ収納部からロールフィルムキャリアへ装填され、事
後、排出機構によりロールフィルムキャリアからカート
リッジ収納部へ返却される。さてこの排出機構は、マイ
クロフィルムの検索そしてリワインドが終了する前、つ
まり取り出し可能となる前に、装填中のカートリッジを
保持して待機するように、制御手段にて制御されてい
る。そこで第1に、検索そしてリワインドが終了すると
同時に直ちに、既にカートリッジを保持し待機していた
排出機構が、使用済となったそのカートリッジを取り出
す排出動作を行えると共に、装填機構が新たなカートリ
ッジの装填動作を行うことができる。このように、カー
トリッジの交換が直ちに行え、その交換時間が短縮化さ
れる。第2に、フィルムキャリアに装填中のカートリッ
ジは、排出機構にて保持されると、以降の振動が抑えら
れる。
【0008】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて詳細に説明する。図6はロールフィルムキャリア等
の正面説明図であり、まず同図により、マイクロフィル
ムの画像を投影する画像投影装置の1例であるリーダー
プリンターの概要、およびロールフィルムキャリアにつ
いて説明する。このリーダープリンターには、着脱式又
は一体組み込み式にロールフィルムキャリア1が設けら
れており、中央の圧着ガラス2,3の左右に、マイクロ
フィルムFの巻戻し用のリール4と巻取り用のリール5
とが配されている。巻戻し用のリール4はカートリッジ
A内に回動自在に保持され、カートリッジAはハウジン
グ状のサプライ部6内に装填されており、巻戻し用のリ
ール4に巻き付けられたマイクロフィルムFは、長尺の
ロールフィルムよりなり、その各コマに画像情報が写し
込まれている。そしてこのロールフィルムキャリア1に
おいて、巻戻し用のリール4と巻取り用のリール5間に
は、巻戻し用のリール4側から順に、マイクロフィルム
Fの最初の送り出し時、つまりローディング時のみ回転
駆動される駆動ローラ7とその補助ローラ8、1対の送
り出し側のフィルムガイド9、エンコーダローラ10と
その補助ローラ11、上下1対の圧着ガラス2,3、ガ
イドローラ12、1対の巻き取り側のフィルムガイド1
3等が配され、これらにより、マイクロフィルムFの搬
送路が形成されている。
【0009】そしてこのロールフィルムキャリア1にお
いて、巻戻し用のリール4および巻取り用のリール5
は、それぞれ駆動軸14,15を介しモータ(図示せ
ず)に連結されており、マイクロフィルムFは、巻戻し
用のリール4および巻取り用のリール5が適宜正逆に回
転駆動されることにより、圧着ガラス2,3を介し両リ
ール4,5間で、巻き取り巻き戻されつつ搬送される。
16は光源であるランプであり、このランプ16からの
光は、反射ミラー17で反射され、コンデンサーレンズ
群18で集光され、圧着ガラス2,3間に挟まれて位置
するマイクロフィルムFを、下から照射して通過する。
このような光束により、マイクロフィルムFの画像情報
が投影レンズ19を介し、リーダーモードではスクリー
ン20に拡大投影されて閲覧に供され、プリントモード
では感光体(図示せず)に投影露光されて複写される。
そして、これらがすべて終了するとマイクロフィルムF
はリワインドされ、巻戻し用のリール4にすべて巻き戻
される。
【0010】次に、図1,図2,図3は、本発明の実施
例の概略斜視図である。そして図1は、カートリッジ
A,カートリッジローダー21の装填機構22,ロール
フィルムキャリア1のサプライ部6等を示し、図2は、
カートリッジローダー21の排出機構23を示し、図3
は、カートリッジローダー21のカートリッジ収納部2
4を示す。このカートリッジローダー21は、画像投影
装置の1例であるリーダープリンターに取り付けられ、
カートリッジ収納部24と装填機構22と排出機構23
と、を有してなる。まず、図3に示したカートリッジ収
納部24は、複数個のマイクロフィルムFのカートリッ
ジAを並べて収納し、又、図1に示した装填機構22
は、装填経路Bを形成し、使用されるマイクロフィルム
FのカートリッジAを順次カートリッジ収納部24から
取り出し、ロールフィルムキャリア1のサプライ部6へ
導き、更に、図2に示した排出機構23は、排出経路C
を形成し、使用済となったカートリッジAを順次サプラ
イ部6から取り出しカートリッジ収納部24へ返却す
る。
【0011】このようなカートリッジローダー21にお
いて、まず、図3のカートリッジ収納部24はスタッカ
ーとも称され、長箱状をなしカートリッジAが10個か
ら20個程度横に並んで収納され、カートリッジローダ
ー21に前方側から矢示のごとく組み込まれる。カート
リッジ収納部24の前面の左右両端部にはそれぞれ扉2
5,26が設けられ、この扉25,26は、それぞれ軸
27,28を中心に開閉可能であると共に、ねじりコイ
ルバネ(図示せず)にて図示のごとくカートリッジ収納
部24の前面に沿った閉状態に付勢されている。まず、
扉25はカートリッジAの装填側に位置し、カートリッ
ジ収納部24内から取り出されるカートリッジAにて押
動され、装填の都度、図示の閉状態から開状態に回動す
る。他方、扉26はカートリッジAの返却側に位置し、
カートリッジ収納部24のカートリッジローダー21へ
の組み込みに際し、その突出部29がストッパ(図示せ
ず)にて押動され、図示の閉状態から開状態に回動す
る。そしてこの扉26は、事後、カートリッジ収納部2
4がカートリッジローダー21に組み込まれている間、
この開状態を保持し、カートリッジ収納部24に返却さ
れるカートリッジAの返却口が形成されるようになって
いる。図中30は、カートリッジ収納部24の下面の長
手方向に形成された切欠き溝であり、この切欠き溝30
は、次に述べる移動爪部31の通路用として機能する。
又図中32は、カートリッジ収納部24における装填側
の側面に形成された長開口であり、この長開口32は、
次に述べるセット棒33の通路用として機能する。カー
トリッジローダー21のカートリッジ収納部24は、こ
のようになっている。
【0012】次に、このカートリッジローダー21にお
いて、図1の装填機構22は移動爪部31とセット棒3
3を備え、カートリッジAを、順次カートリッジ収納部
24内からその扉25(図3参照)を押動して取り出
し、ロールフィルムキャリア1のサプライ部6へと導
く。まず移動爪部31は、略L字状をなしベルト34に
取り付けられ、ベルト34は、プーリー35を介し第1
モータ36にて、カートリッジ収納部24の長手方向に
沿い走行可能となっている。そこで移動爪部31は、第
1モータ36を正逆に回転駆動することにより、カート
リッジ収納部24の切欠き溝30(図3参照)から内部
に突出して、図示D,E方向つまりカートリッジ収納部
24の左右長手方向に水平にスライドして移動し、E方
向への移動により、収納されたカートリッジA群を引っ
掛けてE方向に移動させ、もって次に装填されることに
なるカートリッジAを、セット棒33にセットさせる。
37は第1スイッチであり、この第1スイッチ37は、
上述によりカートリッジAがセット棒33にセットされ
たことを検知する。又、セット棒33は、長目の略L字
状をなし、カートリッジ収納部24の長開口32(図3
参照)から内部に突出し、次に装填されることになるカ
ートリッジAがセットされる。そしてセット棒33は後
述により、図示F,G方向つまりカートリッジ収納部2
4の前後短手方向に、水平にスライドして移動可能とな
っている。
【0013】さて図1に示したごとく、このロールフィ
ルムキャリア1にあっては、カートリッジAのサプライ
部6は、カートリッジAの装填経路Bに対応するその前
面部38が、全面的に前方に回動して開閉可能とされ、
前面部38の開閉により、カートリッジAをサプライ部
6に装填位置決めするようになっている。すなわち、前
面部38は、前述の装填機構22に組み込まれ、軸39
を中心に回動可能であると共に、ベルト40を介し連結
され正逆に回転駆動可能な第2モータ41により回動さ
れる。そして前面部38は、図示H,I方向に水平に9
0度回動され、まずI方向に沿った開状態において、カ
ートリッジAを保持可能であり、次に90度回動し、H
方向に沿った閉状態において、カートリッジAをサプラ
イ部6にローディング可能に装填位置決めする。42は
第2スイッチであり、この第2スイッチ42は、上述に
より前面部38が閉状態にあることを検知する。
【0014】又、図1に示すごとく、このようなサプラ
イ部6の前面部38と、前述のセット棒33の基部間
は、プーリー43を介し線材44にて連結され、両者は
所定のごとく連動するようになっている。まずセット棒
33は基部にロック爪45を備え、前面部38が閉状態
の場合、図示のごとくセット棒33は、介裝された引張
りバネ47にてG方向に付勢されると共に、ロック爪4
5がガイド板46の先端に係止されてロックされる。
又、第2モータ41を逆回転にて駆動させ前面部38を
I方向に回動させて開状態とすると、前面部38の前方
への折曲縁48がセット棒33を押動する位置関係とな
っている。そしてこのような押動により、前述のロック
爪45とガイド板46との係止が解放され、セット棒3
3のロックが解除されるようになっている。ロックが解
除されたセット棒33は、引張りバネ47にてG方向に
ガイド板46の一面に沿って案内されつつ、セットされ
たカートリッジAを引っ掛けて共に移動せしめ、開状態
でガイド板46の他面に当接している前面部38に、カ
ートリッジAを保持せしめるようになっている。それか
ら、第2モータ41を正回転にて駆動させると、前面部
38は、カートリッジAを保持してH方向に回動し閉状
態となり、カートリッジAがローディング可能にサプラ
イ部6に装填位置決めされる。なお図4は、このような
サプライ部6の前面部38を背後から見た斜視図であ
り、同図に示すように、前面部38の背面側には、カー
トリッジAを保持するための保持片49が複数個突設さ
れている。カートリッジローダー21の装填機構22
は、このようになっている。
【0015】次に、このカートリッジローダー21にお
いて、図2の排出機構23はホルダー部50と取出し板
51を備え、使用済となったカートリッジAを順次、前
述のサプライ部6からカートリッジ収納部24へ、開状
態の扉26(図3参照)にて形成された返却口を介し返
却させる。まずホルダー部50は、縦の軸52と、この
軸52の上下にそれぞれ取り付け固定された天板53お
よびブロック54とを有してなる。天板53は、図示
J,K方向(前述の図1のD,E方向と平行な左右方
向)に配された縦のフレーム55のガイド溝55´に
て、同方向に水平に案内される。又、ブロック54はベ
ルト56に取り付けられ、ベルト56はプーリー(図示
せず)を介しJ,K方向に沿い、正逆に回転駆動可能な
第3モータ57にて走行される。そして、このようなホ
ルダー部50の軸52の中央部には、アーム保持板58
が、図示L,M方向(前述の図1のH,I方向と対向す
る方向)に水平に90度回動可能に取り付けられ、又、
アーム保持板58の上端に横に形成されたギア部59
が、第4モータ60に取り付けられたピニオン61と噛
み合っている。もってアーム保持板58は、第4モータ
60が正逆に回転駆動されることにより、軸52を中心
にL,M方向に90度回動されるようになっている。
【0016】又、アーム保持板58には、水平の軸6
2,63により上下方向に回動可能に上アーム64と下
アーム65が取り付けられている。図5は、このような
排出機構23の要部であるホルダー部50の上アーム6
4,下アーム65等を示す、拡大図である。同図にも示
すように、この上アーム64と下アーム65は、アーム
保持板58に付設されたソレノイド66のオンオフによ
り開閉され、カートリッジAの保持と保持解除を行う。
図5の状態は、上アーム64と下アーム65が閉で、カ
ートリッジAを保持した状態を示している。
【0017】図2の排出機構23のホルダー部50は、
このような軸52,天板53,ブロック54,アーム保
持板58,第4モータ60,上アーム64,下アーム6
5等よりなる。そして、このようなホルダー部50は、
ロールフィルムキャリア1のサプライ部6に対応するK
方向側の端と、カートリッジ収納部24の扉26が開放
された返却口に対応するJ方向の端との間を、スライド
して移動可能となっている。これと共に、ホルダー部5
0のアーム保持板58,上アーム64,下アーム65等
は、L,M方向に90度回動可能で、L方向つまり手前
側を向いた場合はカートリッジ収納部24に対応し、M
方向を向いた場合はロールフィルムキャリア1のサプラ
イ部6に対応する。そして更に上アーム64と下アーム
65は、前述により上下に開閉可能となっている。67
は第3スイッチであり、この第3スイッチ67は、上述
によりホルダー部50がJ方向の端の位置まで移動した
ことを検知する。又、68は第4スイッチであり、この
第4スイッチ68は、このJ方向の端でホルダー部50
の上アーム64,下アーム65等がL方向を向いている
ことを、アーム保持板58の突起69にてスイッチオン
されて、検知する。
【0018】次に、排出機構23の取出し板51は、図
2に示したように縦に配された折曲板よりなり、横のフ
レーム70上をそのガイド溝に沿い、図示N,P方向
(図1のF,G方向と平行な前後方向)に水平にスライ
ドして移動可能となっている。そしてこの取出し板51
は、直角に折曲された取出し爪71を先端に備えてお
り、N方向の端に位置した場合この取出し爪71が、前
述によりJ方向の端でL方向を向いたホルダー部50の
上アーム64,下アーム65等と対応位置し、他方、P
方向の端に位置した場合この取出し爪71は、前述した
カートリッジ収納部24の扉26が開放された返却口に
対応位置するようになっている。そして、このような取
出し板51は、プーリー72を介し線材73により上述
したホルダー部50のアーム保持板58と連結され、次
のごとく連動するようになっている。まず、ホルダー部
50がK方向の端に移動し待機状態にある場合には、後
述によりホルダー部50の上アーム64,下アーム65
がカートリッジAを保持した場合をも含め、取出し板5
1は、N方向の端に位置しており、介裝された引張りバ
ネ75にてP方向に付勢されているが、形成されたロッ
ク爪74がガイド板76の折曲片に係止されることによ
り、N方向の端にロックされている(図2の状態)。
【0019】次に、カートリッジAを保持して待機状態
にあったホルダー部50の上アーム64,下アーム65
が、使用済となったカートリッジAを保持しつつJ方向
に移動してL方向に回動し、かつ、ソレノイド66がオ
フしてカートリッジAの保持を解除すると、取出し板5
1は次のようになる。すなわちこの場合、ホルダー部5
0のアーム保持板58の突起69が、取出し板51を押
動する位置関係となっているので、このような押動によ
りロック爪74とガイド板76の折曲片との係止が解除
され、もって、ロックが解除された取出し板51は、そ
の取出し爪71にてカートリッジAを保持しつつ、引張
りバネ75にてP方向にガイド板76に沿って移動す
る。そしてカートリッジAは、カートリッジ収納部24
に、扉26が開放された返却口から返却される。カート
リッジローダー21の排出機構23は、このようになっ
ている。
【0020】又、このカートリッジローダー21では、
その装填機構22にて取り出される以前にカートリッジ
収納部24に当初セットされたカートリッジAの向き
と、排出機構23にて事後、カートリッジ収納部24に
返却されたカートリッジAの向きとが、相違している。
図7はカートリッジAからリール4を取り出した状態の
斜視図であり、(1)図はANSI規格タイプのもの
を、(2)図は3Mタイプのものを示し、勿論このカー
トリッジローダー21は、この両タイプのものに適用可
能である。そして各カートリッジAは、当初、カートリ
ッジ収納部24にセットされた場合においては、背ラベ
ル側77を手前側に、開口側78をロールフィルムキャ
リア1のサプライ部6側に向けて収納されているが(図
1の状態)、事後に使用済となって返却されたカートリ
ッジAは、逆向きに、つまり背ラベル側77をサプライ
部6側に、開口側78を手前側に向けて収納される。
【0021】なお、図1中79は第5スイッチであり、
この第5スイッチ79は、次に装填される予定のカート
リッジAの向きを検知するため、カートリッジ収納部2
4の扉25に対向する図示の位置に配され、カートリッ
ジAの背ラベル側77でオフ、開口側78でオンするよ
うになっている。そこで、第5スイッチ79がオンする
ことにより、現在カートリッジ収納部24内に収納され
ているカートリッジAはすべて使用済となったものであ
ることが、検知される。なお、このようにカートリッジ
収納部24内におけるカートリッジAの向きが逆向きと
なるのは、図示例では、排出機構23のホルダー部50
の上アーム64と下アーム65が(図2参照)、カート
リッジAをその背ラベル側77から保持し、もって使用
済となったカートリッジAをM方向からL方向に回動す
ると共に、J方向の端で取出し板51の取出し爪71
が、これをそのまま背ラベル側77を後とし開口側78
を手前側に向けてカートリッジ収納部24内に移動さ
せ、返却するようになっているからである。
【0022】又、このカートリッジローダー21では、
装填機構22による装填経路Bと、排出機構23による
排出経路Cとが、個別に形成されている(図1,図2参
照)。つまり、このロールフィルムキャリア1にあって
は、マイクロフィルムFのカートリッジAを新たに装填
する装填経路Bと、使用済となったカートリッジAを排
出する排出経路Cとが、個別に形成されている。このよ
うに、カートリッジ収納部24からロールフィルムキャ
リア1のサプライ部6への装填経路Bと、サプライ部6
からカートリッジ収納部24への排出経路Cとは、一部
が重複するようなこともなく別の経路を辿るようになっ
ている。例えば図1上では、カートリッジAは、手前側
から装填され、事後、側方から排出されるので、その経
路は重ならない。
【0023】さて図17は、このようなカートリッジロ
ーダー21の制御手段のブロック図である。そして第1
スイッチ37,第2スイッチ42,第3スイッチ67,
第4スイッチ68,第5スイッチ79等からの信号が、
制御手段であるマイクロコンピュータMCにポートTを
介し入力されると共に、マイクロコンピュータMCから
は、ポートTを介し第1モータ36,第2モータ41,
第3モータ57,第4モータ60,ソレノイド66等に
対し、上述した入力信号に対応した信号がそれぞれ出力
される。このようなマイクロコンピュータMCによる制
御により、前述したカートリッジローダー21の各動作
が行われ、装填機構22の移動爪部31とセット棒3
3、ロールフィルムキャリア1のサプライ部6の前面部
38、排出機構23のホルダー部50と取出し板51等
が、それぞれ前述のごとく動作する。
【0024】ところで本発明にあっては、このような制
御手段つまりマイクロコンピュータMCにより、カート
リッジローダー21について次の制御が行われるように
なっている。すなわち、装填機構22にてロールフィル
ムキャリア1のサプライ部6に装填されたカートリッジ
Aについて、そのマイクロフィルムFの検索そしてリワ
インドが終了し取り出し可能となる前に、予め排出機構
23のホルダー部50にて、その保持が行われる。つま
り、例えばカートリッジAがロールフィルムキャリア1
のサプライ部6に装填された直後、最初にそのマイクロ
フィルムFを送り出すローディング中、ローディングが
終了した時点、更には、最終的にそのマイクロフィルム
Fを巻き戻すリワインド開始時、リワインド中等々の適
宜タイミング、つまり、装填からリワインド終了に至る
前までの間の適宜タイミングにおいて、排出機構23の
第4モータ60に正回転信号、第3モータ57に逆回転
信号、ソレノイド66にオン信号等が、順次出力され
る。もって排出機構23のホルダー部50が、M方向に
向けられK方向の端に移動し、装填中のカートリッジA
を、その上アーム64,下アーム65を閉じて保持する
ようになっている。
【0025】本発明は以上のようになっている。そこで
以下のように動作する。図8,図9,図10は、各々、
カートリッジローダー21等による装填動作等,装填動
作と排出動作,排出動作等の説明に供する、概略平面図
であり、それぞれ(1)図はその初期段階を、(2)図
は移動段階を、(3)図は終了段階を示す。更に図1
1,図12,図13,図14,図15,図16は、この
実施例の制御のフローチャートであり、図11は基本的
制御を示し、図12から図16はその各ルーチンを示
す。以下これらの図面をも参照して、実施例の動作を説
明する。
【0026】まず図11により、動作の概要について述
べる。図11のステップ1でスタートスイッチがオンさ
れると、ステップ2で初期設定が行われる。この初期設
定ルーチンについては、図12に基づき後述する。初期
設定後、フローはステップ3に進み、最初のカートリッ
ジA1 のロールフィルムキャリア1への装填が行われ
る。この最初のカートリッジA1 の装填ルーチンについ
ては、図13および図8に基づき後述する。このように
して最初のカートリッジA1 の装填が終了すると、次の
ステップ4で、そのカートリッジA1 のマイクロフィル
ムFの検索等が行われる。この検索ルーチンについて
は、図14および図8,図9に基づき後述する。さて、
カートリッジA1 のマイクロフィルムFの検索等が終了
すると、フローはステップ5へと進む。
【0027】ステップ5においては、まず最初のカート
リッジA1 の排出と2番目のカートリッジA2 の装填、
つまりカートリッジA交換が行われるが、その詳細につ
いては、図15および図9に基づき後述する。次にフロ
ーはステップ6へと進み、第5スイッチ79がオンか否
か、つまり、カートリッジローダー21のカートリッジ
収納部24に現在収納されている各カートリッジAのす
べてについて、検索等が終了したか否かが判定される。
そして否の場合には、ステップ4にリターンし再びステ
ップ4,5,6を繰り返すことにより、2番目のカート
リッジA2 以下の各カートリッジAについて、検索,排
出,装填等が順次実施される。他方、ステップ6で第5
スイッチ79がオンと判定されると、次のステップ7へ
と進み、ロールフィルムキャリア1に装填中の最後のカ
ートリッジAn について、排出とカートリッジ収納部2
4への返却が行われるが、これについては図16,図1
0により後述する。カートリッジローダー21等は概略
このように動作する。
【0028】以下その詳細について述べる。まず、図1
1のステップ2つまり図12の初期設定ルーチンについ
て説明する。すなわち、この初期設定ルーチンではまず
最初に、図12のステップ8で第2スイッチ42がオン
か否か、つまり、ロールフィルムキャリア1のサプライ
部6の前面部38が、H方向に沿った閉状態である初期
位置にあるか否かが判定される(図1参照)。このステ
ップ8で否つまり初期位置にないと判定された場合に
は、ステップ9で第2モータ41が正回転にて駆動され
るが、ステップ8で第2スイッチ42がオンで前面部3
8が閉状態の初期位置にあると判定されると、ステップ
10で第2モータ41は停止する。又、ステップ11で
第3スイッチ67がオンか否か、つまり、カートリッジ
ローダー21の排出機構23のホルダー部50(図2参
照)が、J方向の端の初期位置にあるか否かが判定され
る。そして、ステップ11で否と判定された場合には、
ステップ12で第3モータ57が正回転にて駆動される
が、ステップ11で第3スイッチ67がオンでホルダー
部50が初期位置にあると判定されると、ステップ13
で第3モータ57は停止する。
【0029】更に、次のステップ14で第4スイッチ6
8がオンか否か、つまり、ホルダー部50がL方向を向
いているか否かが判定される。そして、ステップ14で
否と判定された場合には、ステップ15で第4モータ6
0が逆回転にて駆動されるが、ステップ14で第4スイ
ッチ68がオンでホルダー部50がL方向を向いている
と判定されると、ステップ16で第4モータ60は停止
する。このように初期設定ルーチンでは、前面部38お
よびホルダー部50が初期位置,初期方向に設定され
る。そしてフローは、図11のステップ3にリターンす
る。
【0030】次に図11のステップ3、つまり装填機構
22による図13の最初のカートリッジA1 の装填ルー
チンについて、図8をも参照しつつ説明する。まず、上
述の初期設定された状態(図8の(1)図参照)から、
図13のステップ17で、ロールフィルムキャリア1の
サプライ部6の前面部38が、第2モータ41が逆回転
にて駆動されることにより、閉状態の初期位置から90
度前方に回動され、I方向に沿った開状態となる。そし
てステップ18で、カートリッジA1 がセットされたセ
ット棒33のロックが解除され、セット棒33がカート
リッジ収納部24側からこの前面部38側に移動して、
カートリッジA1 が前面部38に保持される。しかる後
ステップ19で、第2モータ41が正回転にて駆動さ
れ、前面部38はカートリッジA1 を保持してH方向に
回動し(図8の(2)図参照)、次のステップ20で第
2スイッチ42がオンすると、ステップ21で第2モー
タ41が停止し、もって、カートリッジA1 がロールフ
ィルムキャリア1のサプライ部6に装填位置決めされ
る。なお事後、セット棒33はカートリッジ収納部24
側に移動して、再びロックされる。そして次のステップ
22で、ロールフィルムキャリア1により(図6参
照)、このように装填された最初のカートリッジA1
マイクロフィルムFを、巻戻し用のリール4から巻取り
用のリール5に向け送り出すローディングが行われる。
このようにカートリッジA1 の装填ルーチンでは、最初
のカートリッジA1 が装填機構22により装填されると
共に、そのマイクロフィルムFのローディングが行われ
る。そしてフローは、図11のステップ4にリターンす
る。
【0031】次に図11のステップ4、つまり、図14
の検索ルーチンについて、図8そして図9をも参照しつ
つ説明する。このようにロールフィルムキャリア1にお
いて、最初のカートリッジA1 のマイクロフィルムFの
ローディングが終了した時点で、次のステップ23へと
進む。そして、カートリッジローダー21の排出機構2
3のホルダー部50が、まずステップ23で、第4モー
タ60が正回転で駆動されることによりM方向を向くと
共に、ステップ24で、第3モータ57が逆回転で駆動
されることによりK方向の端まで移動し、かつステップ
25で、ソレノイド66がオンしてホルダー部50の上
アーム64と下アーム65が、前述により既にロールフ
ィルムキャリア1のサプライ部6に装填されているカー
トリッジA1 を保持して、事後しばらく待機する。なお
その際、排出機構23の取出し板51は、このようなホ
ルダー部50の移動に伴いN方向の端まで移動されロッ
クされる(図8の(3)図参照)。
【0032】そして、ロールフィルムキャリア1では
(図6参照)、巻戻し用のリール4と巻取り用のリール
5間で、マイクロフィルムFが搬送されつつ、目的のコ
マの所望画像情報がマニュアルで又は自動的に検索され
る。すなわち、ロールフィルムキャリア1において搬送
されるマイクロフィルムFは、目的のコマの所望画像情
報が圧着ガラス2,3間に検索されると、停止されスク
リーン20にて閲覧され必要に応じ複写が行われる。
【0033】さて、このようにロールフィルムキャリア
1において検索が行われている間に、カートリッジロー
ダー21においては、ステップ26で、装填機構22の
移動爪部31が、第1モータ36の正回転での駆動によ
りE方向に移動され、カートリッジ収納部24内の各カ
ートリッジAをE方向に移動すると共に、ステップ27
で、この移動爪部31のE方向への移動量が、マイクロ
コンピュータMCのCPU若しくはカウンターによって
計測され、RAMに一時記憶される。そしてスッテプ2
8で、次に装填されることになるカートリッジA2 がセ
ット棒33にセットされたか否かが判定される。否の場
合には先のステップ26にリターンするが、セットされ
た場合つまり第1スイッチ37がオンすると、次のステ
ップ29へ進み、移動爪部31は先のE方向への移動量
分だけ、逆のD方向に復帰すべく移動されるが、このD
方向への移動は、上述により記憶したところに基づき、
第1モータ36を対応量逆駆動させることにより行われ
る(図9の(1)図参照)。このように検索ルーチンで
は、マイクロフィルムFについて検索,複写等が行われ
ると共に、排出機構23のホルダー部50がカートリッ
ジA1 を保持し、又、装填機構22の移動爪部31が所
定のごとく移動される。そしてフローは、図11のステ
ップ5にリターンする。
【0034】次に図11のステップ5、つまり図15の
カートリッジA交換ルーチンについて、図9をも参照し
つつ説明する。まず前述したところにより、ロールフィ
ルムキャリア1において、最初のカートリッジA1 のマ
イクロフィルムFの検索等が終了すると、ステップ30
でリワインドが行われ、マイクロフィルムFが巻戻し用
のリール4にすべて巻き戻される。これと共に次のステ
ップ31で、サプライ部6の前面部38が、閉状態から
開状態にI方向に90度回動され、ステップ32で、セ
ット棒33のロックが解除されて次のカートリッジA2
を前面部38が保持する(図9の(2)図参照)。さて
ここでフローは、ステップ33以下の流れとステップ3
4以下の流れとに分かれ、この2つの併列的処理が共に
終了するのを待って、図11のステップ6へリターンす
ることになる。
【0035】まず、ステップ33以下の処理について説
明すると、先のステップ25でカートリッジA1 を保持
して待機していた排出機構23のホルダー部50は、ス
テップ33で、第3モータ57が正回転にて駆動されて
J方向の端まで移動し、ステップ35で第3スイッチ6
7がオンすると、ステップ36で第3モータ57が停止
されホルダー部50は移動を停止する(図9の(2)図
参照)。そして次のステップ37で、ホルダー部50は
第4モータ60の逆回転での駆動によりL方向に向き、
ステップ38で第4スイッチ68がオンすると、ステッ
プ39で第4モータ60が停止する。しかる後ステップ
40へと進み、まず、ソレノイド66がオフしてカート
リッジA1 の保持を解除すると共に、排出機構23の取
出し板51のロックが解除され、取出し板51がカート
リッジA1 を保持しつつP方向に移動し、カートリッジ
1 をカートリッジ収納部24に返却する。そしてカー
トリッジA1 は、カートリッジ収納部24内において収
納されている各カートリッジAの最後尾側に返却される
と共に、未だ検索されず未使用のカートリッジAとは逆
向きに返却される(図9の(3)図参照)。なお取出し
板51は事後、N方向の端まで移動されてロックされ
る。
【0036】次に、このような排出機構23のホルダー
部50の処理と併列的に行われるステップ34以下の処
理について説明する。まず、先のステップ32でカート
リッジA2 を保持し開状態にあったサプライ部6の前面
部38は、ステップ34で、第2モータ41が正回転で
駆動されることによりH方向に回動し、ステップ41で
第2スイッチ42がオンすると、ステップ42で第2モ
ータ41が停止し、もって、次のカートリッジA2 がロ
ールフィルムキャリア1のサプライ部6に装填位置決め
される(図9の(3)図参照)。なおこれと共に、セッ
ト棒33はカートリッジ収納部24側に移動して、再び
ロックされる。そして次のステップ43で、ロールフィ
ルムキャリア1のサプライ部6にこのように装填された
カートリッジA2 のマイクロフィルムFを、巻戻し用の
リール4から送り出すローディングが行われる。
【0037】さてこのように、前述したステップ33以
下の流れとステップ34以下の流れとが、併列的に処理
され、これらが共に終了するのを待ちフローはリターン
する。このように、この交換ルーチンでは、まず最初の
カートリッジA1 の排出・返却と次のカートリッジA2
の装填等が、同時併行的に行われる。そしてフローは、
図11のステップ6にリターンし、事後は以上述べたと
ころに準じ各カートリッジAについて、順次このような
ステップ4,5,6を繰り返し、各々の検索,カートリ
ッジA交換が行われ、使用済のものがカートリッジ収納
部24に返却された後、ステップ6で第5スイッチがオ
ンするとステップ7へと進む。
【0038】ところで、このような次のカートリッジA
2 から最後のカートリッジAn に至る各カートリッジA
については、それぞれ装填後に、上述したステップ43
でロールフィルムキャリア1によるローディングが終了
すると共に、ステップ40でその1つ前のカートリッジ
Aをホルダー部50がカートリッジ収納部24に返却し
た後、上述したステップ23,24,25でホルダー部
50に保持されるようになっている。つまり、ホルダー
部50がM方向を向きK方向の端まで移動し、その上ア
ーム64と下アーム65が、ロールフィルムキャリア1
に装填されローディングが終了して検索中のマイクロフ
ィルムFのカートリッジAを保持する。そして、検索が
終了しステップ30のリワインド終了まで、ホルダー部
50はそのカートリッジAを保持したまま、待機するよ
うになっている。
【0039】さて最後に、ステップ7、つまり図16の
カートリッジAn の排出ルーチンについて、図10をも
参照しつつ説明する。このカートリッジAn の排出ルー
チンでは、最後にカートリッジ収納部24から取り出さ
れて装填されたカートリッジAn について、ロールフィ
ルムキャリア1のサプライ部6からカートリッジ収納部
24への排出・返却が実施されるが、図15のカートリ
ッジA交換ルーチンの場合とは異なり、この場合はサプ
ライ部6の前面部38の開閉は行われない。
【0040】このカートリッジAn の排出ルーチンで
は、まず図16のステップ44で、サプライ部6にある
最後のカートリッジAn を保持して待機状態にあった排
出機構23のホルダー部50の上アーム64と下アーム
65が、第3モータ57が正回転にて駆動されることに
よりJ方向の端まで移動し、ステップ45で第3スイッ
チ67がオンして、ステップ46で第3モータ57が停
止することにより、移動を停止する(図10の(1)図
参照)。しかる後ステップ47で、ホルダー部50は第
4モータ60の逆回転での駆動によりL方向を向き、ス
テップ48で第4スイッチ68がオンして、ステップ4
9で第4モータ60は停止する(図10の(2)図参
照)。そして次のステップ50へと進み、まず、ソレノ
イド66がオフしてカートリッジAn の保持を解除する
と共に、排出機構23の取出し板51のロックが解除さ
れ、取出し板51がカートリッジAn を保持しつつP方
向に移動し、カートリッジAn をカートリッジ収納部2
4に返却する。そしてカートリッジAn は、カートリッ
ジ収納部24内において、既に使用済となって返却され
ている各カートリッジAの最後尾に返却されると共に、
以前未使用状態で収納されていた時の各カートリッジA
の向きとは逆向きに返却される(10図の(3)図参
照)。
【0041】以上のようにして、カートリッジローダー
21のカートリッジ収納部24に収納されていたすべて
のカートリッジAについて、ロールフィルムキャリア1
による検索等が完了する。さてここで、このカートリッ
ジローダー21の排出機構23のホルダー部50は、ロ
ールフィルムキャリア1に装填されたカートリッジAの
マイクロフィルムFの検索そしてリワインドが終了する
前、つまり、そのカートリッジAが使用済として取り出
し可能となる前から、ロールフィルムキャリア1のサプ
ライ部6に装填中のカートリッジAを保持して待機する
ように、制御手段たるマイクロコンピュータMCにて制
御されている。すなわち、前述した各タイミングで、排
出機構23の第4モータ60,第3モータ57,ソレノ
イド66等に対し所定の駆動信号が出力されるようにな
っており、最初のカートリッジA1 についてはローディ
ングが終了した時点で、又、その後のカートリッジAに
ついては、その1つ前のもののカートリッジ収納部24
への返却が終了した直後の検索中に、それぞれこのよう
な保持が実施されるようになっている。そこで、次の第
1,第2のようになる。
【0042】まず第1に、マイクロフィルムFの検索そ
してリワインドが終了すると、同時に、既にカートリッ
ジAを保持し待機していた排出機構23のホルダー部5
0にて、使用済となったそのカートリッジAを取り出す
排出動作が直ちに行えると共に、装填機構22にて次の
カートリッジAの装填動作が直ちに行われる。このよう
に、検索,リワインド終了と同時にカートリッジAの交
換が行え、カートリッジAの交換時間が短縮化される。
第2に、ロールフィルムキャリア1に装填中のカートリ
ッジAは、ホルダー部50にて保持されると、以降は取
り出されるまでの待機中において、ロールフィルムキャ
リア1内での振動が抑えられる。このようにカートリッ
ジAは、ホルダー部50にて保持されている間は振動が
防止されるが、この第2の点は、装填されたカートリッ
ジAをローディング直後等なるべく早目に保持するよう
にした場合、特に顕著となる。
【0043】なお、図示例のカートリッジローダー21
およびロールフィルムキャリア1は、更に次の利点も有
している。すなわち、マイクロフィルムFのカートリッ
ジAの装填経路Bと排出経路Cが、個別に重複せず形成
されるので、検索,複写等が終了して使用済となったカ
ートリッジAの排出と、次に検索,複写等が行われる新
たなカートリッジAの装填とが、ほぼ同時併行的に行わ
れる。従って、カートリッジAの交換時間がこの面から
も短縮される。又、マイクロフィルムFのジャムが発生
した場合、ロールフィルムキャリア1のサプライ部6の
回動可能な前面部38を開放することによって、容易に
ジャム処理が行われる。更に、カートリッジローダー2
1のカートリッジ収納部24に収納された各カートリッ
ジAについては、まだ検索,複写等の処理が行われてお
らず、これからサプライ部6に装填されることになるカ
ートリッジAの向きと、検索,複写等の処理が既に終了
して返却されたカートリッジAの向きとが、相違してい
るので、このようなカートリッジAの向きだけで、各カ
ートリッジAについて検索,複写等が既になされたもの
か否か、つまり使用済か否かが容易に区別・判別でき
る。
【0044】なお図示例においては、最初のカートリッ
ジA1 については、そのマイクロフィルムFのローディ
ングが終了した時点で、又、以降のカートリッジA2
らカートリッジAn については、そのマイクロフィルム
Fの検索中に、それぞれカートリッジローダー21の排
出機構23のホルダー部50が、これらを保持するよう
になっていたが、前述したようにこの保持のタイミング
はこれに限定されない。つまり、装填されたカートリッ
ジAについて、そのマイクロフィルムFのローディング
から検索そしてリワインド中に至る間の適宜タイミング
で、保持すればよく、保持はリワインド終了前に行われ
ればよい。
【0045】
【発明の効果】本発明に係るカートリッジローダーは、
以上説明したように、マイクロフィルムのリワインドが
終了し取り出し可能となる前に、排出機構がカートリッ
ジを保持して待機するようにしたことにより、次の効果
を発揮する。
【0046】第1に、マイクロフィルムの迅速な検索等
が実現される。すなわち、カートリッジ交換がすばやく
行われ、交換時間が短縮化されるので、マイクロフィル
ムの検索,複写等が著しくスピードアップされる。第2
に、フィルムキャリアの諸性能が向上する。すなわち、
フィルムキャリアに装填中のカートリッジの振動が保持
により抑えられるので、フィルムキャリアの諸性能に有
利に作用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、カートリッジ、カート
リッジローダーの装填機構、およびロールフィルムキャ
リアのサプライ部等の概略斜視図である。
【図2】同カートリッジローダーの排出機構の概略斜視
図である。
【図3】同カートリッジローダーのカートリッジ収納部
の概略斜視図である。
【図4】同ロールフィルムキャリアのサプライ部の前面
部を背後から見た斜視図である。
【図5】同カートリッジローダーの排出機構の要部の拡
大図である。
【図6】ロールフィルムキャリア等の正面説明図であ
る。
【図7】カートリッジからリールを取り出した状態の斜
視図であり、(1)図はANSI規格タイプのものを、
(2)図は3Mタイプのものを示す。
【図8】カートリッジローダー等による装填動作等の説
明に供する、概略平面図である。そして(1)図はその
初期段階を、(2)図は移動段階を、(3)図は終了段
階をそれぞれ示す。
【図9】カートリッジローダー等による装填動作と排出
動作の説明に供する、概略平面図である。そして(1)
図はその初期段階を、(2)図は移動段階を、(3)図
は終了段階をそれぞれ示す。
【図10】カートリッジローダー等による排出動作の説
明に供する、概略平面図である。そして(1)図はその
初期段階を、(2)図は移動段階を、(3)図は終了段
階をそれぞれ示す。
【図11】この実施例の基本的制御のフローチャートで
ある。
【図12】同初期設定ルーチンのフローチャートであ
る。
【図13】同カートリッジ装填ルーチンのフローチャー
トである。
【図14】同検索ルーチンのフローチャートである。
【図15】同カートリッジ交換ルーチンのフローチャー
トである。
【図16】同カートリッジ排出ルーチンのフローチャー
トである。
【図17】この実施例の制御手段のブロック図である。
【符号の説明】
1 ロールフィルムキャリア(フィルムキャリア) 21 カートリッジローダー 22 装填機構 23 排出機構 24 カートリッジ収納部 A カートリッジ A1 カートリッジ A2 カートリッジ An カートリッジ F マイクロフィルム MC マイクロコンピュータ(制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフィルムの画像を投影する画像
    投影装置に取り付けられるカートリッジローダーであっ
    て、該マイクロフィルムのカートリッジを順次そのカー
    トリッジ収納部から取り出し上記画像投影装置のフィル
    ムキャリアへ導く装填機構と、該カートリッジを順次該
    フィルムキャリアから取り出し該カートリッジ収納部へ
    返却する排出機構と、該装填機構にて該フィルムキャリ
    アに装填された該カートリッジについて、該マイクロフ
    ィルムのリワインドが終了し取り出し可能となる前に、
    該排出機構が該カートリッジを保持するように制御する
    制御手段と、有してなることを特徴とするカートリッジ
    ローダー。
JP20037592A 1991-09-25 1992-07-03 カ−トリッジロ−ダー Pending JPH0618992A (ja)

Priority Applications (2)

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